JPH09258586A - 誘導加熱定着装置 - Google Patents

誘導加熱定着装置

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JPH09258586A
JPH09258586A JP21880796A JP21880796A JPH09258586A JP H09258586 A JPH09258586 A JP H09258586A JP 21880796 A JP21880796 A JP 21880796A JP 21880796 A JP21880796 A JP 21880796A JP H09258586 A JPH09258586 A JP H09258586A
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induction heating
fixing roller
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祐介 森上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱定着装置の定着ローラの過昇温を防
止する。 【解決手段】 定着ローラ1の回転軸に沿って設けられ
たコア10に回巻きされるコイルが、最下層の巻数に対
し上層のコイルの巻数を徐々に減らすように回巻きする
ことを特徴とする誘導加熱定着装置。 【効果】 定着ローラ内の空間を有効利用することがで
きるので、コイルの太さを太くして、銅損を減らしコイ
ルからの発熱を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリなどに用いられる定着
装置に関し、さらに詳しくは、誘導加熱を利用してトナ
ー像を記録媒体に定着する誘導加熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機などには、記録媒体
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる定着装置が設けられてい
る。
【0003】定着装置は、例えば、シート上のトナーを
熱溶融させる定着ローラと、当該定着ローラに圧接して
シートを挟持する加圧ローラとを有している。定着ロー
ラは円筒状に形成され、この定着ローラの中心軸上に
は、発熱体が保持手段により保持されている。この発熱
体は定着ローラの中心軸に位置し、発熱体から発せられ
た熱は定着ローラ内壁に均一に輻射され、定着ローラの
外壁の温度分布は円周方向において均一となる。定着ロ
ーラの外壁は、その温度が定着に適した温度(例えば、
150〜200℃)になるまで加熱される。この状態で
定着ローラと加圧ローラは摺接しながら互いに逆方向へ
回転し、トナーが付着したシートを挟持する。定着ロー
ラと加圧ローラとの摺接部(以下、ニップ部という)に
おいて、シート上のトナーは定着ローラの熱により溶解
し、両ローラから作用する圧力によりシートに定着され
る。トナーが定着した後、定着ローラおよび加圧ローラ
の回転に伴い、シートは、排紙ローラによって搬送さ
れ、排紙トレイ上に排出される。
【0004】このような定着装置において、発熱体とし
ては、一般的にハロゲンランプが用いられており、その
ため電源を投入した後、定着ローラの温度が定着に適し
た所定温度に達するまでには比較的長時間を要してい
た。その間、使用者は複写機を使用することができず、
長時間の待機を強いられるという問題があった。
【0005】このため、複写機などの商品の価値を高め
るためには、定着装置の省エネルギ化(低消費電力化)
と、ユーザの操作性向上(クイックプリント)との両立
を図ることが一層注目され重視されてきている。これに
伴い、従来から行われてきたトナーの定着温度、定着ロ
ーラの熱容量の低減だけでなく、電気−熱変換効率の向
上を図ることが必要となってきた。
【0006】かかる要請を満足する装置として、誘導加
熱方式の定着装置が提案されている。例えば特開昭54
−39645号公報には、金属導体からなる定着ローラ
の内部に、螺旋状にコイルを巻装した開磁路鉄芯が配置
されている。そして、定着ローラの内面に近接した前記
コイルに高周波電流を流し、これによって生じた高周波
磁界で定着ローラに誘導渦電流を発生させ、定着ローラ
自体の表皮抵抗によって定着ローラそのものをジュール
発熱させるようになっている。
【0007】この誘導加熱は、他の加熱方式と比較して
次のような利点がある。まず第1に、ハロゲンランプの
近赤外加熱のような間接加熱よりも、速く昇温し、定着
ローラ以外の部分の発熱や伝熱が少ない。また、ハロゲ
ンランプの光漏れに相当するロスがない。第2に、定着
ローラ表面に固体抵抗発熱体を持つ表面加熱よりも、電
磁誘導特有の表皮効果があるために発熱効率が良く、ま
た摺動接点がないため定着装置の信頼性も長期にわたっ
て高い。第3に、フィルムベルトと固体抵抗発熱体を持
つ加熱よりも、接触抵抗による熱伝達ロスが少なく、ま
た発熱面の温度検出が容易であるので温度制御性が優れ
ている。
【0008】一方、この誘導加熱においても欠点があ
り、その一つにコイル自体の発熱よる定着ローラ内部の
温度が過度に上昇する点がある。これは、コイルに電流
を流すことによってコイル自体の抵抗による発熱が定着
ローラ内部の狭い空間では、十分な放熱することができ
ないために生じるものである。かかる欠点を回避するた
めには、コイルの太さを太くしてその抵抗をさげたり、
また、定着ローラを含む周辺の部材を耐熱性の高い材料
によって形成するなどの工夫が必要である。また、上記
公報においては、この過昇温を回避するために、定着ロ
ーラに螺旋状にコイルを巻くことによって形成されてい
る空心部分に空気を流すことによって温度上昇を抑制し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように誘導加熱定
着装置にあっては、定着ローラの過昇温という欠点克服
が重要であるが、上記のような従来の技術にはそれぞれ
以下のような問題点がある。
【0010】まず、コイルの太さを太くして銅損を減ら
すことにより過昇温を防止する場合であるが、単純に
は、コイル外径を太くすればするほど抵抗が低くなり、
自己発熱による損失を減らせ、その結果、コイルの発熱
を減少させ得ると共に、定着ローラの誘導加熱に使われ
るエネルギーの割合が増える。しかし、高周波では表皮
効果により、コイル外径を太くすればするほど、銅損の
低減効果は薄れ、その効果は期待されるほど大きなもの
とはならい。また、コイルが定着ローラ内部に配設され
るため、必然的にコイルを巻くことができる空間には制
限があり、太いコイルを使用すると、その巻数が少なく
なって必要なアンペアターンが得られなくなってしまう
という問題がある。また、部材に耐熱性の高い材料を用
いる場合には、使用する部材のコストアップになり経済
的に好ましいものとはいえない。
【0011】次に、上記公報記載のように、螺旋状に巻
いたコイルの空心に空気を送り込むことは、そのための
送風手段が必要となり、送風手段が必要とする電力のた
めに上述した省エネルギーの要望に反することとなり、
また、送風手段を設けることによるコストアップをさけ
ることができないという問題もある。
【0012】そこで本発明は、誘導加熱定着装置に用い
られる定着ローラの過昇温を、経済的にかつ効率よく防
止することができる誘導加熱定着装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の本発明は、記録媒体上に形成されたト
ナー像を前記記録媒体へ定着する定着装置であって、導
電性部材で形成された円筒形の被加熱体と、該被加熱体
の内部に、該被加熱体の回転軸方向に直交する向きに設
けられたコアと、該コアに、前記被加熱体の回転軸方向
に沿って巻き回されたコイルと、を有し、該コイルが、
前記コアの最も近い最下層の巻数より、上層の巻数が徐
々に少なくなるように巻き回されていることを特徴とす
る誘導加熱定着装置である。
【0014】また、請求項2記載の本発明は、前記請求
項1記載の誘導加熱定着装置において、前記コイルが、
外径0.2〜0.8mmの絶縁被覆銅線よりなることを
特徴とする。
【0015】また、上記目的を達成するための請求項3
記載の本発明は、記録媒体上に形成されたトナー像を前
記記録媒体へ定着する定着装置であって、導電性部材で
形成された円筒形の被加熱体と、該被加熱体の内部に、
該被加熱体の回転軸方向に直交する向きに設けられたコ
アと、該コアに、前記被加熱体の回転軸方向に沿って巻
き回されたコイルと、を有し、該コイルが、外径0.2
〜0.8mmの絶縁被覆銅線よりなることを特徴とする
誘導加熱定着装置。
【0016】また、上記目的を達成するための請求項4
記載の本発明は、記録媒体上に形成されたトナー像を前
記記録媒体へ定着する定着装置であって、導電性部材で
形成された円筒形の被加熱体と、該被加熱体の内部に、
該被加熱体の回転軸方向に直交する向きに設けられたコ
アと、該コアに、前記被加熱体の回転軸方向に沿って巻
き回されたコイルと、を有し、該コイルが、外径0.2
〜0.8mmの絶縁被覆銅線を複数束ねたリッツ線であ
ることを特徴とする誘導加熱定着装置。
【0017】また、請求項5記載の本発明は、前記請求
項1〜4のいずれか一つに記載の誘導加熱定着装置にお
いて、前記コアには、前記コイルが巻き回されるボビン
が設けられており、該ボビンの前記被加熱体の回転軸方
向に直交する方向の幅が前記コアの幅と等しいことを特
徴とする。
【0018】また、請求項6記載の本発明は、前記請求
項1〜5のいずれか一つに記載の誘導加熱定着装置にお
いては、前記コアおよびコイルが、前記被加熱体の内部
に挿入される円筒形の絶縁体によって支持され、前記コ
イルと前記被加熱体が直接接触することのないようにさ
れていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る誘導加熱定着装置を図面に基づいて説明する。なお、
同一機能を有する部材には同一の符号を付し、その説明
を省略した。
【0020】実施の形態1 図1は本発明を適用した誘導加熱定着装置を示す断面図
であり、図2はコイル・アセンブリを説明するための透
視図であり、図3は定着ローラの斜視図である。
【0021】図1に示すように、プリンタなどに組み込
まれた誘導加熱定着装置は、矢印a方向に回転駆動可能
に設けられた被加熱体である定着ローラ1と、当該定着
ローラ1に圧接して設けられ定着ローラ1の回転に伴っ
て従動回転する加圧ローラ2とを有する。定着ローラ1
は、導電体の円筒形中空パイプであり、その内部には、
当該定着ローラ1に誘導電流を発生させるためのコイル
・アセンブリ3が回転軸方向(円筒軸方向)に沿って配
設されている。
【0022】コイル・アセンブリ3は、コア10と、該
コア10を取り囲むようにボビン8が設けられており、
このボビン8の周りに銅線を巻いてコイル9を形成して
あり、これらが図2に示すように、円筒形のホルダ11
内に納められている。
【0023】コア10は、例えば、フェライトコアまた
は積層コアからなり、ボビン8は、例えば、セラミック
や耐熱絶縁性エンジニアリング・プラスチックで形成さ
れ、少なくともコイルの最下層部分を押えてその形状を
整える役割を果たす。このボビン8はコア10の幅とほ
ぼ同じ幅とし、コア10近くの最下層でできるだけ多く
コイルを巻くことができるようにしてある。
【0024】コイル9は表面に融着層と絶縁層を持つ直
径0.8mmの単一またはリッツ銅線を用いて、ボビン
8の回りに定着ローラ1の回転軸に沿った方向に巻き回
され、最下層部分がボビン8によって規制されることで
形状が整えられて、上層に行くほどその巻数を少なく、
ホルダ11の円周に沿って、その内部空間のほとんどを
埋めている。
【0025】すなわち、定着ローラ1の内周壁に近くな
るにつれて、その巻数を減らすようにしたことで、定着
ローラ1の内周壁に沿ってコイルを配設することができ
るようになり、定着ローラ1内部の限られた空間が効率
よく利用でき、コイル9の太さを太くしても必要なアン
ペアターンを確保することが可能となる。したがって、
コイル9の太さを太くし銅損を減らしてコイルの抵抗を
下げ、定着ローラの過昇温を防止することができる。
【0026】なお、銅損とコイルの太さとの関係は、下
記(1)式および(2)式によって表すことができる。 P=I2 R …(1) R=ρ・L/S …(2) (ただし、各式中、Pは銅損、Iはコイルに流す電流、
Rは銅損の抵抗、ρはコイルとなる同線の抵抗率、Lは
コイルとなる銅線の長さ、Sはコイルとなる銅線の断面
積である。) 各式から分かるように、コイル(コイルを形成する銅
線)の太さ(断面積)が太くなるほど銅損が減少して、
コイルの発熱が減少する。
【0027】このように最下層から上層に向けてその巻
数を減らすことにより、全ての層が同じ巻数で巻た場合
と比較して、より太いコイル9を用いることができる。
例えば本実施の形態1と同じ巻数を全ての層が同じ巻数
で巻た場合には、コイル9の太さを約0.5mmにする
必要がある。したがって、本発明を適用したことで、よ
り太いコイルを用い、かつ必要なアンペアターンを得る
こととができ、コイルの銅損を減らして通電時における
コイルの発熱量を減少させ、定着ローラ1の過昇温を防
止することが可能となる。
【0028】ボビン8は、このコイルをコアに巻き回す
際に、その形状がくずれないように、コイル9の形状を
整えて巻くために設けられているものであるが、ボビン
8の幅をコア10の幅と等しくすることで、コイル9の
巻数をできるだけ多くするようにした。
【0029】ホルダ11は、耐熱絶縁性の材料、例えば
PPS(ポリフェニレンサルファイド)や液晶ポリマー
などで形成されている。そして、このコイル・アセンブ
リ3が、図3に示すように、定着ローラ1内部に収納さ
れている。これにより、導電性の被加熱体である定着ロ
ーラ1とコイル9との間の絶縁性が保たれる。
【0030】定着ローラ1は、炭素鋼管、ステンレス合
金管あるいはアルミニウム合金管などの導電性部材から
形成され、その外周面にフッ素樹脂をコーティングし
て、表面に耐熱離型性層が形成されている。定着ローラ
1は、導電性磁性部材から形成することがさらに好まし
い。加圧ローラ2は、軸芯18の周囲に、表面離型性耐
熱ゴム層であるシリコンゴム層19が形成されている。
【0031】なお、定着ローラ1は、その両端に図示し
ないスベリ軸受部が形成され、定着ユニットフレームに
回転自在に取り付けられている。さらに、定着ローラ1
は、その片端に図示しない駆動ギアが固定され、この駆
動ギアに接続されたモータなどの図示しない駆動源によ
って回転駆動される。また、ホルダ11は、定着ローラ
1の内周面との間に所定寸法の最小限ギャップを保っ
て、定着ローラ1の内部に収納され、定着ユニットフレ
ームに固定されて非回転となっている。スベリ軸受や分
離爪15は、耐熱摺動性エンジニアリング・プラスチッ
クなどから形成されている。
【0032】さらに、定着ローラ1の上方には、当該定
着ローラ1の温度を検出する温度センサ16が設けられ
ている。この温度センサ16は、定着ローラ1を隔てて
コイル9の側面に向かい合うように、定着ローラ1の表
面に圧接している。温度センサ16は、例えばサーミス
タより構成される。この温度センサ16で定着ローラ1
の温度を検出しつつ、定着ローラ1の温度が最適温度と
なるように、コイル9への通電が制御される。また、温
度の異常上昇時の安全機構として、温度センサ16のほ
かに、異常な高温を検知した場合に、コイル9への通電
を切断するサーモスタットなどを設けてもよい。
【0033】このように構成された誘導加熱定着装置は
以下のように動作する。まず、未定着のトナー像が転写
されているシート14は、図1中左方向から搬送され、
定着ローラ1と加圧ローラ2との間のニップ部に向けて
送り込まれる。シート14は、後述する原理により熱せ
られた定着ローラ1の熱と、両ローラ1、2から作用す
る圧力とが加えられながら、ニップ部を搬送される。こ
れにより、未定着トナーが定着されて、シート14上に
は定着トナー像が形成される。ニップ部を通過したシー
ト14は、定着ローラ1から自然に分離し、あるいは図
1に示すように、先端部が定着ローラ1の表面に摺接す
るように設けられた分離爪15ないし分離ガイドによっ
て定着ローラ1から強制的に分離され、図1中右方向に
搬送される。このシート14は、図示しない排紙ローラ
によって搬送されて、排紙トレイ上に排出される。
【0034】図4は、本発明を適用した誘導加熱定着装
置における定着ローラ1の加熱原理を説明する説明図で
ある。コイル9に高周波(数kHz〜数十kHz)の電
流が流されると、「アンペアの右ネジの法則」に従っ
て、図示するように、コア10から定着ローラ1の長手
軸方向に対し直交する磁束31aが発生する。この磁束
31aもまた高周波磁束である。
【0035】導電体の定着ローラ1に到達した磁束31
bは、定着ローラ1に沿って曲り、導電体の比透磁率に
依存した比率で定着ローラ1の円周面内を通る磁束31
cとなる。定着ローラ1の周面に集中した磁束31c
は、コイル9に対向する部分で密度が最大となる。
【0036】この構成にあっては、定着ローラ1のP,
R点で円周面内の磁束密度が極大になり、逆に、Q、S
点で極小になる。よって、誘導電流密度も同様の傾向に
なるので、定着ローラ1の発熱は、円周面内において均
一ではなく、2点鎖線で囲んだ部分32a、32bが局
所的に発熱する。この局所的に発熱する部分32a、3
2bは、図1において示せば、定着ローラ1の上部領域
と下部領域に相当する。したがって、ニップ部と一方の
発熱箇所(領域)とは、少なくとも一部で重複してい
る。また、他方の発熱箇所(領域)には、サーミスタ1
6が接触するように配置される。なお、サーミスタ16
の取り付け箇所は、定着ローラ1の上部か下部のどちら
かにすれば良いが、本実施の形態では図示するように、
上部の外側に取り付けてある。また、サーミスタ16が
小型であれば、定着ローラ1上部の内側または下部の内
側に取り付けても良い。
【0037】そして、このように集中した磁束31cの
作用により、定着ローラ1には「レンツの法則」に従っ
て、前記磁束31cを妨げる前記磁束31cと逆方向の
磁束を生じるような渦状の誘導電流が壁面内部で発生す
る。この誘導電流は、定着ローラ1の表皮抵抗によりジ
ュール熱に変換されるので、定着ローラ1が発熱して、
前述のように、シート14にトナー像の定着が行われ
る。このとき、コイル9は、本発明を適用したことによ
り、ホルダ11の内周に沿って配置されているので、定
着ローラ1との距離が近く、磁気的な結合が強くなるた
め熱変換効率が良くなる。したがって、相対的にコイル
電流を減らすことができる。
【0038】実施の形態2 図5は本発明を適用した誘導加熱定着装置を示す断面図
である。図5に示すように、本実施の形態2におけるコ
イル・アセンブリ3は、コア10と、該コア10を取り
囲むように設けられたボビン8に巻き回されるコイル
が、前記実施の形態1と異なり全てほぼ同一回数巻き回
されており、かつ、その外径を0.2〜0.8mmとし
て、複数の銅線を束ねたリッツ線としている。なお、そ
の他の構成は前記実施の形態1と同様であるのでその説
明は省略する。
【0039】このように、コイル9の外径を0.2〜
0.8mmとすることで、10〜100kHz程度の高
周波が印加される誘導加熱定着装置におけるコイルの実
効抵抗値を最小にすることができ、コイルの発熱を極力
少なくして定着ローラの過昇温を防止する。また、リッ
ツ線を用いることで、0.2〜0.8mmと細いコイル
をボビンに巻装する際の製造を容易にすることができる
ものである。
【0040】以下、このようにコイルに用いる銅線の外
径を0.2〜0.8mmに限定し、かつリッツ線を用い
た理由について説明する。
【0041】一本の被覆銅線でコイルを形成する場合、
本発明においてはコイルに高周波(10kHz〜100
KHz)の交流を与えるため、銅線の断面積が増える割
には、表皮効果により銅線の実効抵抗があまり増えない
という逆効果がある。これは、銅線が太いほど太くした
分の効果が薄れることを意味している。従って、一本の
被覆銅線より細い複数の被覆銅線を束ねリッツ線でコイ
ルを形成する方が損失を低減するには有利である。
【0042】また、コイル9の銅線の外径が太くなれば
なるほど、図6のように銅線を反対方向にターンさせて
いるコイル端部での巻き太りが大きくなり、所定の大き
さのホルダ8に収まりにくいという問題もある。しか
し、極めて細い被覆銅線を多く束ね、所定のホルダに納
めようとすると、束ね太りや銅線の被覆や融着層(必ず
しも必要ない)によって、銅線部(電流が流れる断面
積)がリッツ線の断面積に占める割合が増え、やはり損
失低減の逆効果となる。これは、コスト的にも製造上の
効率も良くない(通常回転体内部のホルダの大きさは、
外径10〜60mmの範囲である)。
【0043】本発明のように定着装置における回転体内
部の限られた容積にコイルを形成する場合、最適な銅線
外径の範囲がある。実験によれば銅線外径は0.2mm
以上0.8mm以下のリッツ線であることが効率的に、
コスト的に、また製造上も適していることが判った。
【0044】銅線の外径に対するコイル損失の関係を図
7に示す。図示するように、銅線外径が0.2mmより
小さいか、0.8mmより大きい場合は、コイル損失が
大きくなる。従って、コイルの自己発熱する割合が大き
くなり、コイルの温度上昇が大きくなるため、コイルが
耐熱限界を超えたり、或いはコイルを耐熱グレードの高
い高価なものにしなければならなくなる。また、この自
己発熱は加熱効率を悪くし、ボビン等の周囲の部品の耐
熱性にも影響する。
【0045】例えば外径30mmのホルダにコイルを納
めようとする場合は、銅線外径は0.3mmから0.5
mmの範囲にすることが望ましい。被覆銅線が細い場合
は、束ね太り等で効率がそれほど良くないほか、多くの
被覆銅線を束ねるため、リッツ線の製造が大変になる。
これより外径が小さいホルダの場合は、束ね本数が少な
いため、銅線外径の範囲はより細い方へシフトする。
【0046】この様に銅線外径が0.2mm〜0.8m
mの間にコイル損失の最小値があり、この範囲でコイル
を形成すればエネルギー効率の良い加熱が実現できる。
また、リッツ線の束ね本数は、コスト、製造の観点から
も100本以下が望ましい。複数の被覆銅線を束ねてリ
ッツ線にする場合、撚りながら束ねる必要がある。撚る
らないでボビンに巻くと、被覆銅線に流れる電流が銅線
間で偏るためである。実験により、この撚りピッチにつ
いても200mm以下にする必要があることが判った。
所定の周波数における撚りピッチとコイル損失の関係を
図8に示す。撚りピッチが大きいと、電流の偏りにより
コイル損失は増大し、200mmより大きくなると前記
銅線外径の場合と同様に誘導コイルの耐熱限界(一般の
コイルの耐熱限界は220℃くらいが最高)を超えるこ
とになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明した本発明は請求項ごと以下の
ような効果を奏する。請求項1記載の本発明の誘導加熱
定着装置によれば、導電性部材で形成された被加熱体の
内部に回転軸方向に沿って配置され、該被加熱体に誘導
電流を生じさせるコイルをコアの最下層より上層の方の
巻数を徐々に減らして巻き回することとしたので、被加
熱体内部の空間利用率がよくなり、より太いコイルを用
いて必要なアンペアターンを稼ぐことができ、これによ
り、通電時のコイルの発熱量を減らすことができて、被
加熱体の過昇温が防止できる。また、コイルと被加熱体
との距離が少なくなるので、熱変換率が向上して消費電
力が少なくなる。
【0048】請求項2記載の本発明によれば、前記請求
項1記載の構成において、コイルの外径を0.2〜0.
8mmとすることで、より太いコイルを用いて必要なア
ンペアターンを稼ぐことができると共に、高周波が印加
される誘導加熱定着装置におけるコイルの実効抵抗値を
最小にすることができ、コイルに流れる電流のエネルギ
ー効率がよくなり、コイルの発熱を極力少なくして被加
熱体の過昇温を防止することができる。
【0049】請求項3記載の本発明によれば、コイルの
銅線の外径を0.2〜0.8mmとすることで、高周波
が印加される誘導加熱定着装置におけるコイルの実効抵
抗値を最小にすることができ、コイルに流れる電流のエ
ネルギー効率がよくなり、コイルの発熱を極力少なくし
て被加熱体の過昇温を防止することができる。
【0050】請求項4記載の本発明によれば、コイルの
銅線の外径を0.2〜0.8mmとし、かつ、リッツ線
を用いたことで、高周波が印加される誘導加熱定着装置
におけるコイルの実効抵抗値を最小にすることができ、
コイルに流れる電流のエネルギー効率がよくなり、コイ
ルの発熱を極力少なくして被加熱体の過昇温を防止する
ことができる。そして、銅線を巻き回す作業が容易にな
り製造コストの低減がかはれる。
【0051】請求項5記載の本発明では、コアにコイル
を巻き回すボビンの幅をコアの幅と等しくすることで、
コイルの巻数をできるだけ多くすることができ、また、
このボビンによってコイルを回巻きする際の工程が容易
になる。
【0052】請求項6記載の本発明によれば、コイルを
絶縁性のホルダにより覆うことで、万が一コイルの被覆
が損傷したような場合であっても被加熱体との間で短絡
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施の形態1の誘導加熱定
着装置を示す断面図である。
【図2】 図1に示される定着ローラ内のコイルアセン
ブリを示す透視図である。
【図3】 図1に示される定着ローラの斜視図である。
【図4】 定着ローラの加熱原理を説明する図面であ
る。
【図5】 本発明を適用した実施の形態2の誘導加熱定
着装置を示す断面図である。
【図6】 コイルの巻装端部を示す断面図である。
【図7】 コイルの被覆銅線外径とコイル損失の関係を
示す図面である。
【図8】 コイルの撚ピッチとコイル損失の関係を示す
図面である。
【符号の説明】
1…定着ローラ 2…加圧ローラ 3…コイル・アセンブリ 8…ボビン 9…コイル 10…コア 11…ホルダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 導電性部材で形成された円筒形の被加熱体と、 該被加熱体の内部に、該被加熱体の回転軸方向に直交す
    る向きに設けられたコアと、 該コアに、前記被加熱体の回転軸方向に沿って巻き回さ
    れたコイルと、を有し、 該コイルが、前記コアの最も近い最下層の巻数より、上
    層の巻数が徐々に少なくなるように巻き回されているこ
    とを特徴とする誘導加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルが、外径0.2〜0.8mm
    の絶縁被覆銅線よりなることを特徴とする請求項1記載
    の誘導加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 導電性部材で形成された円筒形の被加熱体と、 該被加熱体の内部に、該被加熱体の回転軸方向に直交す
    る向きに設けられたコアと、 該コアに、前記被加熱体の回転軸方向に沿って巻き回さ
    れたコイルと、を有し、 該コイルが、外径0.2〜0.8mmの絶縁被覆銅線よ
    りなることを特徴とする誘導加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 導電性部材で形成された円筒形の被加熱体と、 該被加熱体の内部に、該被加熱体の回転軸方向に直交す
    る向きに設けられたコアと、 該コアに、前記被加熱体の回転軸方向に沿って巻き回さ
    れたコイルと、を有し、 該コイルが、外径0.2〜0.8mmの絶縁被覆銅線を
    複数束ねたリッツ線であることを特徴とする誘導加熱定
    着装置。
  5. 【請求項5】 前記コアには、前記コイルが巻き回され
    るボビンが設けられており、該ボビンの前記被加熱体の
    回転軸方向に直交する方向の幅が前記コアの幅と等しい
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の
    誘導加熱定着装置。
  6. 【請求項6】 前記コアおよびコイルが、前記被加熱体
    の内部に挿入される円筒形の絶縁体によって支持され、
    前記コイルと前記被加熱体が直接接触することのないよ
    うにされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か一つに記載の誘導加熱定着装置。
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