JP2000025933A - 連続ベルトコンベヤ支持機構 - Google Patents
連続ベルトコンベヤ支持機構Info
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Abstract
係なく、適切な支持状態を確保できる連続ベルトコンベ
ヤ支持機構を提供する。 【解決手段】 トンネル台車3からトンネル横断方向で
ブラケット6を張り出し、このブラケット6上において
ジャッキ(ジャーナルジャッキ7)を介してトンネル延
長方向でレール(サポートレール8)を昇降自在に固定
し、このレール(サポートレール8)上においてトンネ
ル延長方向で連続ベルトコンベヤ4を可動自在に支持し
てなる連続ベルトコンベヤ支持機構である。
Description
ヤを用いたトンネル掘削において、シート台車、セント
ル、風管台車、その他の作業台車(以下「トンネル台
車」という)の自由な移動を確保しつつ連続ベルトコン
ベヤの支持ができる連続ベルトコンベヤ支持機構の改良
に関する。
機構としては、例えば、トンネル台車からトンネル横断
方向で張り出したブラケット上において、トンネル延長
方向で配設されたレール及びトンネル横断方向で軸支さ
れたローラを介して連続ベルトコンベヤを支持するよう
にしたものが提案されている(特願平10−16001
号)。
ネル台車がトンネル横断領域を略占有してしまい、ブラ
ケット等を用いて地山によって連続ベルトコンベヤを支
持することが事実上不可能とされる、トンネル台車が通
過する区間において、トンネル台車によって連続ベルト
コンベヤを支持することとし、しかも、トンネル台車の
自由な移動をも確保するものである。
連続ベルトコンベヤ支持機構特有の問題として、トンネ
ル台車が走行する施工基面の不陸が挙げられる。
が、購入材たる砕石を用い、かつ、敷均し、整形、転圧
というプロセスを段階的に踏んで可能な限り平坦に仕上
げられるにも拘わらず、不陸を完全には除去できないこ
と、また、車両の通行などにより後発的に平坦性が損な
われる場合も生ずることから、走行時におけるトンネル
台車が不陸に従って上下してしまい、トンネル台車の高
さが相対的に確定しないために適切な支持状態を確保す
ることができない。
走行する施工基面の不陸に関係なく、適切な支持状態を
確保できる連続ベルトコンベヤ支持機構を提供すること
にある。
に、本発明に係る連続ベルトコンベヤ支持機構は、トン
ネル台車からトンネル横断方向でブラケットを張り出
し、このブラケット上においてジャッキを介してトンネ
ル延長方向でレールを昇降自在に固定し、このレール上
においてトンネル延長方向で連続ベルトコンベヤを可動
自在に支持してなることを特徴としている。
成したブラケット等によって連続ベルトコンベヤを昇降
自在かつ可動自在に支持することにより、トンネル台車
が走行する施工基面の不陸に関係なく、適切な支持状態
を確保することを可能にするものである。
に基づいてこの発明を詳細に説明する。
ヤ支持機構の概略を示す正面図、図2は、当該連続ベル
トコンベヤ支持機構の概略を示す側面図、である。
建込み及び吹付コンクリートの施工が終了しているトン
ネル、符号2は、トンネル1内の施工基面K上に敷設さ
れているレール、符号3は、トンネル1内を走行するト
ンネル台車であって、本体架台3a、及び当該本体架台
3aをレール2上で走行させる車輪3bからなるもの、
符号4は、切羽で発生した掘削ズリを坑口まで連続的に
搬送する連続ベルトコンベヤであって、ベルトコンベヤ
枠11a、並びにこれに軸支された一組のキャリアロー
ラ11b及びリターンローラ11cが一体に構成された
ベルトコンベヤ枠ユニット11と、先端部及び後端部の
プーリー(図示外)との間でゴムベルト12を張架して
なるもの、を示している。
クリートに打設されたアンカー5aに対し矢印A方向で
回転自在にピン接合されて適宜間隔で連続ベルトコンベ
ヤ4を支持しているH形鋼、符号6は、トンネル台車3
からトンネル横断方向で張り出したブラケット、符号7
は、ブラケット6上に支圧板7aを介して固着されたジ
ャッキたるジャーナルジャッキであって、遠隔操作によ
る伸縮動作ができるもの、符号8は、ジャーナルジャッ
キ7のジャッキ頭部7bに固着されてトンネル延長方向
で架設されたレールたるサポートレール、符号9は、H
形鋼5にトンネル横断方向で軸支され、かつ、サポート
レール8上に載置されたローラ、を示している。
キャリアローラ11b及びリターンローラ11cは、ベ
ルトコンベヤ枠11aの下面より上側に係る領域に配設
されていると共に、ゴムベルト12も、キャリアローラ
11bの上側及びリターンローラ11cの上側に配設さ
れているから、ベルトコンベヤ枠11aの下面より下側
に係る領域にこれらの配設部材が突出しない構成になっ
ている。
コンベヤ支持機構は、トンネル台車3からトンネル横断
方向でブラケット6を張り出し、このブラケット6上に
おいてジャーナルジャッキ7を介してトンネル延長方向
でサポートレール8を昇降自在に固定し、このサポート
レール8上においてトンネル延長方向で連続ベルトコン
ベヤ4を可動自在に支持してなるものである。
ル8上における連続ベルトコンベヤ4の支持は、連続ベ
ルトコンベヤ4を支持しているH形鋼5に軸支されたロ
ーラ9をサポートレール8上に載置して、サポートレー
ル8上において連続ベルトコンベヤ4を可動自在に支持
するようにしたものであり、サポートレール8、即ち、
これと一体になっているトンネル台車3の自由な移動を
確保しつつ連続ベルトコンベヤ4の支持ができるように
構成されている。
コンベヤ支持機構の作用を図1及び図2を用いて説明す
る。
H形鋼5は、基端部が吹付コンクリートに打設されてい
るアンカー5aにピン接合されていると共に、自由端部
がチェーン(図示破線参照)によって吊り下げられた状
態にある。
トンネル台車3が矢印B方向に走行すると、吹付コンク
リートと一体であるH形鋼5は、当該走行しているトン
ネル台車3と一体であるサポートレール8の先端に係る
部位に差しかかる。即ち、H形鋼5に軸支されたローラ
9がサポートレール8上に位置することになり、この時
点でトンネル台車3の走行は一旦停止される。
端部を吊り下げているチェーンが撤去され、H形鋼5の
自由端部の支持は、チェーンからサポートレール8へと
盛り替えられる。これにより、チェーンがトンネル台車
3の走行の邪魔になる事態が回避される。
損なわれたときには、作業者の遠隔操作によって、ジャ
ーナルジャッキ7の伸縮動作が行われ、H形鋼5の自由
端部を上下させてH形鋼5の水平性が適切に調整され
る。これにより、連続ベルトコンベヤ4の安定した支持
状態が確保されるのである。
ネル台車3が走行し、H形鋼5がトンネル台車3からみ
てサポートレール8上を矢印C方向へと移動すると、当
該H形鋼5に軸支されていると同時に当該サポートレー
ル8上に載置されているローラ9は、H形鋼5の移動に
追従して回転する。これにより、当該サポートレール8
上におけるH形鋼5の移動は円滑に行われる。
は、施工基面Kの不陸によって上下することとなる結
果、トンネル台車3の高さが相対的に確定しないために
H形鋼5の水平性が損なわれる場合も生ずる。
隔操作によって、ジャーナルジャッキ7の伸縮動作が行
われ、H形鋼5の自由端部を上下させてH形鋼5の水平
性が適切に調整される。これにより、連続ベルトコンベ
ヤ4の安定した支持状態が確保されるのである。
トコンベヤ支持機構によれば、トンネル台車3と一体に
構成したブラケット6、ジャーナルジャッキ7、及びサ
ポートレール8を用いて連続ベルトコンベヤ4を昇降自
在かつ可動自在に支持することとしたので、トンネル台
車3が走行する施工基面Kの不陸の有無に関係なく、連
続ベルトコンベヤ4の適切な支持状態を確保することが
できることとなった。
ヤ支持機構の概略を示す正面図、である。尚、実施の形
態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な
符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
ヤ支持機構は、実施の形態1と略同様であるが、実施の
形態1と異なり、ジャッキとしてブラケット6上に支圧
板21aを介して固着された一対のジャーナルジャッキ
21(遠隔操作が可能)を用い、また、レールとしてジ
ャーナルジャッキ21のジャッキ頭部21bに固着され
てトンネル延長方向で架設された一対のサポートレール
22を用い、更に、当該一対のサポートレール22に軸
支されたローラ23を用いていると共に、当該ローラ2
3上に直接連続ベルトコンベヤ4を載置している。
トコンベヤ4は、トンネル1側から張り出したブラケッ
ト(図示外)によって適宜間隔で支持されているため、
トンネル台車3の走行は、一方では、前方に現に存する
ブラケットを撤去して当該走行スペースを確保し、他方
では、後方にブラケットを新設することにより行われ
る。
トコンベヤ支持機構によれば、トンネル台車3と一体に
構成したブラケット6、一対のジャーナルジャッキ2
1、及び一対のサポートレール22を用いることによ
り、実施の形態1と同様、連続ベルトコンベヤ4を昇降
自在かつ可動自在に支持することとしたので、実施の形
態1と同様の作用、効果を得ることが可能になる。
ベルトコンベヤ支持機構によれば、トンネル台車からト
ンネル横断方向でブラケットを張り出し、このブラケッ
ト上においてジャッキを介してトンネル延長方向でレー
ルを昇降自在に固定し、このレール上においてトンネル
延長方向で連続ベルトコンベヤを可動自在に支持してな
ることとしたので、トンネル台車が走行する施工基面の
不陸に関係なく、適切な支持状態を確保することが可能
になる。
ヤ支持機構の概略を示す正面図である。
ヤ支持機構の概略を示す側面図である。
ヤ支持機構の概略を示す正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 トンネル台車からトンネル横断方向でブ
ラケットを張り出し、 このブラケット上においてジャッキを介してトンネル延
長方向でレールを昇降自在に固定し、 このレール上においてトンネル延長方向で連続ベルトコ
ンベヤを可動自在に支持してなることを特徴とする、連
続ベルトコンベヤ支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19889698A JP3586858B2 (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 連続ベルトコンベヤ支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19889698A JP3586858B2 (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 連続ベルトコンベヤ支持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000025933A true JP2000025933A (ja) | 2000-01-25 |
JP3586858B2 JP3586858B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=16398750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19889698A Expired - Lifetime JP3586858B2 (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 連続ベルトコンベヤ支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3586858B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065000A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Ohbayashi Corp | 連続ベルトコンベアの移動装置 |
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JP2016169554A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 大成建設株式会社 | 連続ベルトコンベヤの高さ調整機構 |
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JP2018043829A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 鹿島建設株式会社 | 連続ベルトコンベア装置及び連続ベルトコンベアの延伸方法 |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP19889698A patent/JP3586858B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3586858B2 (ja) | 2004-11-10 |
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