JP2000025926A - 振動コンベヤ - Google Patents
振動コンベヤInfo
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Abstract
従来より大幅に向上させること。 【解決手段】 直線的なトラフを水平方向に振動可能に
支持し、該トラフの加振源に、該トラフの往動と復動と
で加速度差があるような速度指令を与えて前記トラフを
復動では比較的大なる加速度で水平方向に移動させて、
記トラフ上の物品を所定方向に搬送させるようにした振
動コンベヤにおいて、前記トラフの底壁面に高周波振動
体を取り付けた。
Description
る。
振動コンベヤを開示した(特願平10−57441
号)。
した複数(図においては2つ示されている)の支持体1
1と、これによって水平方向に振動し得るように支持さ
れたトラフ7と、このトラフ7(このトラフは、一点鎖
線で示されている)に取り付けられて、トラフ7を振動
させるための加振源であるリニアモータ16’とから構
成されている。そして、トラフ7内には複数の図示しな
い物品が点在しており、これら図4において矢印fに示
すように、左方から右方へ移送される。
は、2つの支持部12、12’と、トラフ7の底面に上
端部13aが固定されている可動部13と、2つの連接
部14とから構成されている。支持部12、12’は、
逆L字形状をしており、その底部12b、12b’が設
置面Gに設置されている。支持部12、12’の水平端
部12a、12a’は、連接部14の一方の端部14
a、14a’と整合し、ここにピンPを挿通して、ヒン
ジ部H、H’を構成している。他方、可動部13は、逆
T字形状をしており、その水平端部13b、13b’
は、連接部14の他方の端部14b、14b’と整合
し、ヒンジ部I、I’を形成している。すなわち、ヒン
ジ部H、H’、I、I’が回動することにより、可動部
13が一点鎖線及び二点鎖線で示すように揺動する。こ
れにより、可動部13の上端部13aが固定されている
トラフ7は、物品の移送方向f、すなわち水平方向に振
動可能に支持されている。
ータ16’は、その拡大斜視図を図5に示すが、トラフ
7の底面に固着されている2次側部材17と、この2次
側部材17上に、車輪18aによって支持されている1
次側部材18とから構成されている。2次側部材17
は、水平部17aとこの両端を支持している支持部17
b、17b’とから構成され、上に開口を向けたコの字
形状をしている。この水平部17aの上面には、図5に
示されるように、その両側部にトラフ7の長手方向に延
びている溝17aaが形成され、その中央には、磁性体
でなる複数の歯17abが、物品の移送方向に直角に並
んで配設されている。1次側部材18には、溝17aa
を回動する車輪18aが軸に固定され、これにより1次
側部材18は、所定の空隙t’を有して2次側部材17
上をガイドされて摺動する。更に、1次側部材18は、
コイル19a、19b、19cを巻回した3つの極U、
V、Wを有し、この極U、V、Wには、図6に示すよう
に、薄板状の永久磁石Mが3枚ずつ、同極を向けるよう
に配設されている。なお、このコイル19a、19b、
19cは、それぞれ120度ずつ、異なる3相交流が供
給されている。更に、1次側部材18には、ブロック形
状をした慣性体30が取付部材20を介して固着されて
いる。すなわち、1次側部材18は、設置面Gから離れ
た空中に配設されている。なお、リニアモータ16’に
は、速度を検出するために公知のリニアエンコーダEが
配設されている。なお、この従来例では、このリニアエ
ンコーダEから求められた移動距離を時間微分すること
により後述する速度Vs ”を求めている。
て説明するが、加振しているリニアモータ16’は、神
鋼電機技報告の128号vol.36,No2(199
1)の第86〜93頁に詳しい原理が記載されている、
いわば高力密度リニアモータと呼ばれているものであ
る。このリニアモータ16’は、例えば1次側部材18
のコイル19aに、図6に示す方向に電流を流すと、こ
の電流によって下向きの磁極が発生する。そのため極U
において、永久磁石Mによって発生している下向きの磁
極は強められ、それと逆向きの磁極は打ち消される。こ
のとき、極V、Wは、極Uに対してそれぞれ120度、
240度位相がずれているため、コイル19b、19c
は図6に示される方向に電流が流れる。そのため、極
V、Wにおいては永久磁石Mによって発生している上向
きの磁極は強められ、それと逆向きの磁極は打ち消され
ることになる。従って、極U、V、Wにおいて、図6に
示すような磁力線が発生し、すなわち磁気吸引力が2次
側部材17の歯17abと1次側部材18の極U、V、
Wとの間で発生し、1次側部材18が左方に移動する。
9a、19b、19cに、それぞれ位相差が120度ず
つずれた交流を流すと、上述した作用により、極U、
V、Wの順番で、代わる代わるに磁気吸引力が、歯17
abと極U、V、Wとの間で発生し、これにより1次側
部材18が左方に力が作用する。このとき、1次側部材
18は車輪18aを介して2次側部材17上を摺動する
ため、この1次側部材18の反力を2次側部材17の水
平部17aが受ける。従って、2次側部材17は、1次
側部材18の移動方向と反対側の右方に力が作用する。
すなわち、2次側部材17が取り付けられているトラフ
7にも、右方へと力が作用する。なお、このときには、
トラフ7がゆっくりと加速するように、すなわちこれに
反力を与える1次側部材18がゆっくり加速するよう
に、コイル19a、19b、19cの電流値を調節す
る。なお、このとき、すべての支持体11は、図22に
おいて2点鎖線で示されるように揺動して、トラフ7を
支えている。
a、19b、19cに、逆向きに電流を与える。すなわ
ち、極W、V、Uの順番で、代わる代わるに磁気吸引力
が、2次側部材17の歯17abと1次側部材18の極
U、V、Wとの間で発生する。この磁気吸引力により1
次側部材18は右方に力が作用する。このときも、2次
側部材17の水平部17aが1次側部材18の反力を受
けるため、2次側部材17が取り付けられているトラフ
7は、1次側部材18の移動方向と反対側の左方に力が
作用する。このときには、トラフ7を物品の静止摩擦力
に打ち勝つ力で左方に加速する(物品に対してトラフ7
のみが後退する)よう、1次側部材18を大きく加速で
きるように、コイル19a、19b、19cの電流値を
調節する。
わち、トラフ7が物品の移送方向と同じ方向には、ゆっ
くりと加速し、移動方向と反対側には、トラフ7のみが
後退するように大きく加速して、振動コンベア1’は振
動し、トラフ7上の物品を右方へと移送する。
7上を図示しない物品が移送されるのであるが、トラフ
7の面と物品の下面間との間の摩擦係数が大きく移送速
度に寄与していることは明らかである。更にこの摩擦係
数を小さくする方が大きな移送速度を与えることも明ら
かである。
鑑みてなされ、この種の振動コンベヤの物品の搬送速度
を更に向上させることのできる振動コンベヤを提供する
ことを課題とする。
トラフを水平方向に振動可能に支持し、該トラフの加振
源に、該トラフの往動と復動とで加速度差があるような
速度指令を与えて前記トラフを復動では比較的大なる加
速度で水平方向に移動させて、記トラフ上の物品を所定
方向に搬送させるようにした振動コンベヤにおいて、前
記トラフの底壁面に高周波振動体を取り付けたことを特
徴とする振動コンベヤ、によって解決される。
動コンベヤに適用される。従って、図1及び図2は本発
明の実施の形態を示すが、図示しない他の構成は、図4
乃至図6と全く同様である。
1 、m2 が貼着される。これに高周波電圧が加えられ、
トラフ7に小さな高周波振動をさせる。トラフ7は全体
としては、図4乃至図6を参照して説明したように、大
きな振巾で前後で加速度差をもって振動するのである
が、このトラフ7の底壁に微小な高周波振動を加えるこ
とにより、トラフ7と物品間との摩擦係数は従来は静止
摩擦係数であったのが、動的摩擦係数に近づき、また、
さらに動的摩擦係数よりも小さくできる。これにより水
平方向に同じ振動力を与えるとしても、物品の搬送速度
はより大きくなる。
可聴周波数以上とされ、また図示の例では、トラフ7の
移送面に対し垂直方向に微小振動させるが、この振巾は
物品をトラフ7の面から跳躍させない程度の大きさとし
ている。
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
体としては圧電素子が用いられたが、これに変えて磁歪
素子、電磁石、ボイスコイルモータ(Voice Co
ilMoter)を用いてもよい。或いはこれらの複数
を組み合わせてトラフ7の底壁を振動させるようにして
もよい。
で示すような振動コンベヤに適用したが、勿論これに限
ることなく、いわゆるリニアモータを用いて前後で加速
度差を起こさせて物品を移送させる振動コンベヤ全てに
適用可能である。
によれば、従来と同じ駆動力に対して物品の搬送速度を
大幅に向上させることができる。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 直線的なトラフを水平方向に振動可能に
支持し、該トラフの加振源に、該トラフの往動と復動と
で加速度差があるような速度指令を与えて前記トラフを
復動では比較的大なる加速度で水平方向に移動させて、
記トラフ上の物品を所定方向に搬送させるようにした振
動コンベヤにおいて、前記トラフの底壁面に高周波振動
体を取り付けたことを特徴とする振動コンベヤ。 - 【請求項2】 前記高周波振動体は圧電素子、磁歪素子
及びボイスコイルモータ、電磁石のいずれか一つ又は複
数であることを特徴とする請求項1に記載の振動コンベ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10214786A JP2000025926A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 振動コンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10214786A JP2000025926A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 振動コンベヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000025926A true JP2000025926A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16661520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10214786A Pending JP2000025926A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 振動コンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000025926A (ja) |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP10214786A patent/JP2000025926A/ja active Pending
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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