JP2004244134A - 電磁振動式フィーダおよび組合せ計量装置 - Google Patents

電磁振動式フィーダおよび組合せ計量装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動特性のよい放射フィーダとこれを用いた組合せ計量装置を提供する。
【解決手段】組合せ計量装置の放射フィーダ3の可動部Mに、永久磁石39を備え、かつ、その磁極を電磁石38の磁極と対向配置させる。可動部Mの振動に、電磁石38と永久磁石39との間に生ずる吸引力および反発力を利用することにより、従来と同等のエネルギーで、振動のレスポンスと振幅を向上させることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、菓子や果物、野菜など個々の重量にばらつきのある品物を計量するための組合せ計量装置、およびその電磁振動式フィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜などのように、個々の重量にばらつきのある各種の物品を、所定量ずつ計量するための装置である。かかる組合せ計量装置においては、上流から供給される物品を、分散させつつ順次計量部へと投入するために、電磁石の励磁のon/offを利用して振動する電磁振動式フィーダが設けられている。電磁振動式フィーダの振幅や振動回数(振動時間)を制御することにより、計量部への物品の投入が調整されている。こうした組み合わせ計量装置および電磁振動式フィーダはすでに公知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−131129号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の組合せ計量装置および電磁振動式フィーダにおいては、たとえば、特許文献1に開示されているように、断続的に励磁された電磁石が、電磁振動式フィーダの可動部に備わる磁性体を断続的に引きつけることにより、磁性体を含む電磁振動式フィーダの可動部を振動させるものであった。
【0005】
しかしながら、この態様では、可動部に十分な振幅を与えられない、あるいは、励磁タイミングに対する可動部の振動の応答が悪い、などの問題があった。
【0006】
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、可動部が大きく振幅可能で、応答特性がよい電磁振動式フィーダ、およびこれを備える組合せ計量装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、励磁手段にて電磁石から磁力を発生させ、電磁石に対向して配置された可動部を、該磁力によって振動させる電磁振動式フィーダであって、前記可動部に永久磁石を備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電磁振動式フィーダであって、前記永久磁石の磁極を前記電磁石に対向させたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の電磁振動式フィーダであって、前記励磁手段が発生させる磁力の向きを反転可能であることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の電磁振動式フィーダであって、前記励磁手段は交流電源を用いることにより、前記磁力の向きの反転を行うことを特徴とする。
【0011】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電磁振動式フィーダであって、前記電磁石が磁芯を複数備え、該複数の磁芯に対応して前記永久磁石を複数備えることを特徴とする。
【0012】
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の電磁振動式フィーダであって、前記複数の磁芯と前記複数の永久磁石とを単一ループ上に配置することで、前記発生させる磁力の磁力線を閉ループにしたことを特徴とする。
【0013】
また、請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電磁振動式フィーダと、前記電磁振動式フィーダのそれぞれの下方に配置され、前記電磁振動式フィーダから供給された物品を計量する計量手段と、を含む計量部を複数備え、前記計量部のそれぞれにおける計量値に基づいて組合せ計量を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
<組合せ計量装置の概要>
図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1を模式的に示す図である。組合せ計量装置1は、分散フィーダ2と、放射フィーダ3と、プールホッパ4と、計量ホッパ6と、重量検出器7と、集合排出シュート9とを主として備える。このうち、分散フィーダ2と集合排出シュート9を除いては、それぞれが同数ずつ等方的に、分散フィーダ2の下方に各構成要素が1つずつほぼ連続するように配置されている。
【0015】
図1に示すように、計量対象である物品は、上流に備わる供給装置の搬送コンベア100から矢印AR1のように搬送されてくると、分散フィーダ2の中央部へ矢印AR2のように順次落下する。分散フィーダ2の周縁には、放射フィーダ3が複数設けられている。分散フィーダ2および放射フィーダ3は、いずれも電磁振動式のフィーダである。フィーダ2および分散フィーダ2は、図示しない加振装置の駆動により振動を与えられており、分散フィーダ2上の物品は、矢印AR3のように各放射フィーダ3へと分散供給される。
【0016】
放射フィーダ3は、後述するようにそのトラフ37が振動を与えられているので、この振動によって、放射フィーダ3に供給された物品は、下流に設けたプールホッパ4へと供給される。
【0017】
プールホッパ4の下部には、ゲート5が設けられている。ゲート5を閉扉したままに保つことで、放射フィーダ3から供給された物品を、プールホッパ4に一時的に貯留することができる。
【0018】
プールホッパ4の下流には計量ホッパ6が設けられている。計量ホッパ6には、計量ホッパ6内に供給された物品の重量を検出する重量検出器7が付随するほか、下部にはゲート8が設けられている。
【0019】
それぞれの計量ホッパ6においては、その中の物品について重量検出器7で検出した重量値が、組合せ計量の対象となる。すなわち、いくつかの重量値を組み合わせて得られる総和のうち、所望の重量値に最も近い組合せに該当する物品が、選択され、排出されることになる。ある計量ホッパ6内の物品が組合せ選択の対象となると、対応するゲート8が開き、その下方に備わる、排出された物品を受け取るための集合排出シュート9へと物品が排出される。また、空になった計量ホッパ6には、その上部のプールホッパ4からゲート5を経て次の物品が供給され、計量されることになる。
【0020】
<放射フィーダの構造>
次に、本実施の形態に係る、放射フィーダ3の構造について説明する。図2は、放射フィーダ3の構造を模式的に示す図である。本実施の形態に係る組合せ計量装置1に備わる放射フィーダ3は、全て同一の構造をとる。
【0021】
図2に示すように、放射フィーダ3は、複数のコイルスプリング32を介して支持部31の上に設置されるフィーダベース33と、フィーダベース33に取り付けられた複数枚の板バネ34と、これら板バネ34の上端部を連結する連結部材35と、連結部材35上に支持されて揺動可能(振動可能)に構成されたトラフ37と、フィーダベース33上に例えば鉄などの磁性体からなる保持部材40を介して設置された複数(図示例では2個)の電磁石38(38L、38R)と、連結部材35に例えば鉄などの磁性体からなる保持部材41を介して取り付けられた(図示例では2個)の永久磁石39(39L、39R)とを主として備えている。なお、磁芯38aと保持部材40とは一体のものとして設けられていてもよい。ここで、連結部材35と、トラフ37と、永久磁石39とを、以下、可動部Mと称することとする。
【0022】
図3は、図2における放射フィーダ3の部分拡大図である。図3に示すように、それぞれの電磁石38は、磁芯38aに導線38bが券回されてなるものである。磁芯38aには、例えば鉄などの磁性体が用いられる。導線38bは、励磁制御部36(図2)と接続されている。励磁制御部36には、交流電源ACも接続されている。交流電源ACは、好ましくは、商用周波数を有する商用電源である。励磁制御部36は、電磁石38の導線38bへの印加電圧あるいは通電電流を制御することにより、電磁石38に発生する電磁力を制御するために備わる。
【0023】
また、電磁石38と永久磁石39とは、電磁石38が励磁されることにより磁極となる磁芯38aの端部と、永久磁石39の磁極とが、近接かつ対向するように配置されている。ここで、2つの永久磁石39は、互いに異なる磁極が電磁石38と対向するように配置されている。また、2つの電磁石38においては、励磁された際に常に異なる磁極が永久磁石39と対向するように、配置されている。図3においては、永久磁石39Lの下部がS極、上部がN極、永久磁石39Rの下部がN極、上部がS極、となるように2個の永久磁石39が固定されている。これに対応して、それぞれの電磁石38Lおよび電磁石38Rにおいては、通電時に一方の上部がN極のときは他方の上部がS極となるように、導線38bが配線されている。交流電圧の印加の向きが反転するたびに、電流の向きが逆になり、電磁石38の磁極が反転するので、電磁石38と永久磁石39との間には反転前とは逆方向の磁束が発生することになる。板バネ34の固有振動数は、交流電源ACの周波数に近い値に調整されている。
【0024】
電磁石38は、交流電源ACにて発生する交流電圧が、励磁制御部36により制御され、印加されることにより励磁する。その磁極(N極、S極)は正弦波として与えられる交流電圧に応じて反転する。図3においては、永久磁石39LのN極に対向した電磁石38Lの上部がS極に、永久磁石39RのS極に対向した電磁石38Rの上部がN極になるように通電した状態を示している。この状態では、両者の磁極間で吸引力が作用する。また前述したように、電磁石38と永久磁石39のそれぞれの端部は磁性体である保持部材40および41により固定されているので、電磁石に電圧を印加した際に生じる磁束は、単一の閉ループLPになる。これにより、吸引の際に磁束が有効に活用されるので、より大きな吸引力を得ることができる。
【0025】
永久磁石39と電磁石38との間では、このような吸引力と反発力とが鉛直方向に作用するが、可動部Mは、連結部材35を介して板バネ34にも拘束されており、板バネ34からの弾性力の作用も受けるので、可動部Mの全体としては、矢印AR7のようにa−b方向に振動することとなる。この振動によって、矢印AR8のように分散フィーダ2から放射フィーダ3へと供給される物品は、搬送されつつプールホッパ4へと矢印AR9のように供給されることとなる。
【0026】
<放射フィーダにおける振動制御>
次に、本実施の形態に係る放射フィーダ3における振動の制御について説明する。図4は、これを説明するための図であり、(a)は交流電源ACにおいて発生する交流電圧Vを、(b)は電磁石38の導線38bを流れる電流Iを、(c)は電流Iにより電磁石38に生ずる吸引力Fを示している。なお、(c)においては、電磁石38が永久磁石39を吸引する方向に吸引力Fが作用する場合を正とする。横軸は、いずれも時間である。また、図5は、図4との対比のために示す、従来の放射フィーダにおける半波制御について説明する図である。(a)〜(c)は、それぞれ図4と対応する要素を示している。
【0027】
図4(a)および図5(a)にて点線で示すように、交流電源ACが周期Tの正弦波として交流電圧Vを発生させているとする。従来の放射フィーダにおいては、図5(a)に実線にて示すように、この周期Tごとに電圧Vが値V1からゼロ値へと達するまでの一定時間ΔTだけ印加(通電)されていたが、本実施の形態に係る励磁制御部36は、T/2周期ごとに、電圧Vが絶対値V1(電圧値V1または−V1)からゼロ値へと達するまでの一定時間ΔTだけ印加する点で相違している。
【0028】
電磁石38へと電圧Vが印加されると、電圧の印加に対応して、図4(b)に示すように導線38bには電流Iが流れる。電流Iが流れていないとき、永久磁石39と電磁石38との間には、図4(c)に示すように、永久磁石39と磁芯39との間にはF=F0なる一定の力が吸引力として作用する。そして、この吸引力と板バネ34の弾性力との釣り合いを保った状態で、可動部Mは停止している。電流Iが流れると、これに応じて発生する電磁力によって、吸引力Fには増減が交互に生じる。図4(c)においては、増加した場合、および減少した場合の吸引力FをそれぞれF1、F2としている。この吸引力の増減と、板バネ34の弾性力の変化によって、可動部Mは振動する。図6(a)は、定常状態における可動部Mの変位Zの変化を示している。Z軸は、可動部Mが電磁石38から離れる方向を正としている。定常状態において、可動部Mが電磁石38から離れる向きの最大変位をZ1、電磁石38に近づく向きの最大変位をZ2とすると、可動部Mが電磁石38から離れていき、Z=Z1に達した時点で、板バネ34の弾性力は下向きに最大となる。このとき吸引力Fは最小になっているが、可動部Mの向きが反転すると、吸引力Fは増加に転じる。そして、可動部MがZ=Z2に達した時点で、板バネ34の弾性力は上向きに最大となる。このとき吸引力Fは最大になっているが、可動部Mの向きが反転すると、吸引力Fは減少に転じる。定常状態では、電流IのON/OFFに伴って、この動作が繰り返されることになる。すなわち、定常状態においては、可動部Mの振動をより促すように、吸引力Fが変化することとなる。
【0029】
従来の放射フィーダにおいては、通電されていないときには吸引力は発生しておらず、通電された場合も、印加される電圧V、および電流Iの極性が一定であるので、電磁力は、図5(c)に示すように一定間隔で吸引力F3を発生せしめるのみであった。図6(b)は、定常状態における可動部の変位Zの変化を示す図であるが、可動部Mが電磁石38から離れるときには、電磁力は作用しないので、最大変位Z3は、図6(a)の場合の最大変位Z1よりも小さかった。
【0030】
本実施の形態に係る放射フィーダ3においては、可動部Mが電磁石38に近づこうとする際にも電磁力が作用して吸引力Fを変化させるので、印加された電圧Vに対する応答が、従来よりも向上しているといえる。さらに、本実施の形態に係る放射フィーダ3における最大変位差はZ1+Z2であるのに対し、従来の放射フィーダの最大変位差Z3+Z2であり、Z1>Z3であるので、印加された電圧Vが同じであっても、本実施の形態に係る放射フィーダ3の方が、大きな振動が得られることとなる。これは、本実施形態に係る放射フィーダ3では、小さな電圧Vであっても、従来と同程度の振動を得ることができることを意味している。
【0031】
以上、説明したように、本実施の形態に係る放射フィーダ3は、交互反転する電磁力の変化に起因する吸引力の変化を可動部Mの振動に利用することができるので、従来の放射フィーダに比べ、印加電圧Vに対するレスポンスが向上し、より大きな振動振幅が得られるいえる。また、消費エネルギーを低減させることができる。また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1は、この放射フィーダ3を備えることにより、組合せ計量の処理能力が向上するといえる。
【0032】
<変形例>
電磁石38と永久磁石39との磁極の配置関係は、上述の例に限定されない。例えば、図7に示すように、2つの永久磁石39が、同じ磁極を電磁石38に対向させる配置であってもよい。この場合、2つの電磁石38においては、交流電圧に応じて発生する磁極は、常に同じ種類の磁極であるとする。図7においては、電磁石38の磁極がいずれもN極である場合を示している。このように磁極が配置されていた場合、吸引もしくは反発の際に、それぞれの磁極間で磁束が1つの閉ループを形成することはないが、上述の場合と同様に、吸引力と反発力とを利用して、放射フィーダ3の振動特性を向上させることができる。
【0033】
また、図2の放射フィーダ3においては、電磁石38と永久磁石39とがそれぞれ複数個ずつ備わっているが、それぞれの個数は単数であってもよい。図8は、永久磁石39が1個だけ備わる場合の構成例を示す図である。この場合、磁束の閉ループLPは永久磁石39内を通ることになるので、保持部材41を必ずしも必要とはしない。
【0034】
交流電源に代えて、直流電源を用いることも可能である。この場合は、例えば、励磁制御部36に、電磁石38の導線38bへ通電する際の極性を絶えず反転可能な極性反転回路を備える態様となる。
【0035】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、永久磁石が発生させる磁力を利用することができるので、電磁石単体での磁力による吸引力を効率よく利用できる。そのため、フィーダの振幅を従来よりも大きくすることができるとともに、導線への通電による制御に対応するフィーダの実際の振動のレスポンスを向上させることができる。
【0036】
さらに請求項2の発明によれば、磁束の向きを互いに合わせることにより、永久磁石により生ずる磁束を効率よく利用することができるので、フィーダの振幅を従来よりも大きくすることができるとともに、フィーダの振動のレスポンスがさらに向上する。
【0037】
特に、請求項3の発明によれば、電磁石と永久磁石との間に生ずる電磁力の変化に起因する吸引力の増減をフィーダの振動に利用でき、従来よりも、フィーダの振幅を大きくすることができる。これにより、フィーダのレスポンスをより向上することができる。
【0038】
特に、請求項4の発明によれば、特段の手段を設けることなく、電磁石の極性の反転が容易に行えるので、電磁石と永久磁石との間に生ずる電磁力の変化をフィーダの振動に利用でき、コストの低下が図れる。
【0039】
特に、請求項5の発明によれば、従来よりも通電する電流の電流値を小さくしてもフィーダを振動させることができるので、消費エネルギーが低減でき、あるいはより小さな電磁石においてもフィーダを振動させることができるので、容積効率が向上する。
【0040】
また、請求項6の発明によれば、発生する磁束を有効に利用できるので、エネルギー利用率を向上させ、少ない供給エネルギーで振動させることができる。もしくは、同じ大きさのエネルギーを供給した場合であっても、吸引力および反発力が大きくなる。
【0041】
また、請求項7の発明によれば、物品をより早く計量に供することができるので、組合せ計量装置の処理能力の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組合せ計量装置1を模式的に示す図である。
【図2】放射フィーダ3の構造を模式的に示す図である。
【図3】放射フィーダ3の部分拡大図である。
【図4】放射フィーダ3における振動の制御について説明する図である。
【図5】従来の放射フィーダにおける振動について説明する図である。
【図6】定常状態における放射フィーダの可動部の変位を示す図である。
【図7】電磁石38と永久磁石39との磁極の配置の変形例を示す図である。
【図8】永久磁石39が1つの場合の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置
2 分散フィーダ
3 放射フィーダ
4 プールホッパ
6 計量ホッパ
7 重量検出器
9 集合排出シュート
34 板バネ
35 連結部材
36 励磁制御部
37 本体部
38(38L、38R) 電磁石
38a 磁芯
38b 導線
39(39L、39R) 永久磁石
40、41 保持部材
AC 交流電源

Claims (7)

  1. 励磁手段にて電磁石から磁力を発生させ、電磁石に対向して配置された可動部を、該磁力によって振動させる電磁振動式フィーダであって、
    前記可動部に永久磁石を備えることを特徴とする電磁振動式フィーダ。
  2. 請求項1に記載の電磁振動式フィーダであって、
    前記永久磁石の磁極を前記電磁石に対向させたことを特徴とする電磁振動式フィーダ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電磁振動式フィーダであって、
    前記励磁手段が発生させる磁力の向きを反転可能であることを特徴とする電磁振動式フィーダ。
  4. 請求項3に記載の電磁振動式フィーダであって、
    前記励磁手段は交流電源を用いることにより、前記磁力の向きの反転を行うことを特徴とする電磁振動式フィーダ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電磁振動式フィーダであって、
    前記電磁石が磁芯を複数備え、該複数の磁芯に対応して前記永久磁石を複数備えることを特徴とする電磁振動式フィーダ。
  6. 請求項5に記載の電磁振動式フィーダであって、
    前記複数の磁芯と前記複数の永久磁石とを単一ループ上に配置することで、前記発生させる磁力の磁力線を閉ループにしたことを特徴とする電磁振動式フィーダ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電磁振動式フィーダと、
    前記電磁振動式フィーダのそれぞれの下方に配置され、前記電磁振動式フィーダから供給された物品を計量する計量手段と、
    を含む計量部を複数備え、
    前記計量部のそれぞれにおける計量値に基づいて組合せ計量を行う組合せ計量装置。
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