JPH11268812A - 振動コンベア及びその駆動制御方法 - Google Patents

振動コンベア及びその駆動制御方法

Info

Publication number
JPH11268812A
JPH11268812A JP9280398A JP9280398A JPH11268812A JP H11268812 A JPH11268812 A JP H11268812A JP 9280398 A JP9280398 A JP 9280398A JP 9280398 A JP9280398 A JP 9280398A JP H11268812 A JPH11268812 A JP H11268812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
trough
primary
vibration
vibrating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9280398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4288716B2 (ja
Inventor
Kazumichi Kato
一路 加藤
Kyoji Murakishi
恭次 村岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP09280398A priority Critical patent/JP4288716B2/ja
Publication of JPH11268812A publication Critical patent/JPH11268812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4288716B2 publication Critical patent/JP4288716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigging Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱などの影響があっても、常に、所定の振
動でリニアモータにより加振され、またリニアモータの
騒音や損傷を防止することのできる振動コンベヤ及びそ
の駆動制御方法を提供すること。 【解決手段】 リンク機構を有した複数の支持体11に
よって水平方向に振動可能に支持されたトラフ7に、こ
のトラフ7を振動させるためのリニアモータ16を設け
た振動コンベヤ1とする。このリニアモータ16におい
て、トラフ7に取り付けられた2次側部材17と、この
2次側部材17の水平部17a上に空隙を有して配設
されている1次側部材18とを、移送方向fで連結し、
かつ移送方向fに伸縮するばね83、84を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動によって物品
を移送する振動コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】物品を直線状に移送する振動コンベアは
移送面を備えたトラフを下流側へ向かって若干上向き傾
斜の方向に直線振動させるものが多く、この場合、移送
面上の物品は与えられるジャンプ運動を繰り返しながら
下流側へ移送される。しかし、金属類の物品を移送する
場合にはジャンプ運動をしてトラフの移送面へ落下する
時に騒音を発したり、脆い物品を移送する場合には「割
れ」や「欠け」を生じたりする。そこで、トラフを水平
方向に往復させ、物品をすべり運動によって移送するレ
シプロコンベアがあるが、この場合、水平方向のみの振
動を容易に得るために、加振源としてリニアモータを用
いることが特公昭54−35395公報に開示されてい
る。このリニアモータを加振源として用いた振動コンベ
アは、例えば図21乃至図22に振動コンベア1’とし
て示されている。
【0003】この振動コンベア1’は、リンク機構を有
した複数(図においては2つ示されている)の支持体1
1と、これによって水平方向に振動し得るように支持さ
れたトラフ7と、このトラフ7(このトラフは、一点鎖
線で示されている)に取り付けられて、トラフ7を振動
させるための加振源であるリニアモータ16’とから構
成されている。そして、トラフ7内には複数の図示しな
い物品が点在しており、これら図22において矢印fに
示すように、左方から右方へ移送される。
【0004】なお、トラフ7を支持している支持体11
は、2つの支持部12、12’と、トラフ7の底面に上
端部13aが固定されている可動部13と、2つの連接
部14とから構成されている。支持部12、12’は、
逆L字形状をしており、その底部12b、12b’が設
置面Gに設置されている。支持部12、12’の水平端
部12a、12a’は、連接部14の一方の端部14
a、14a’と整合し、ここにピンPを挿通して、ヒン
ジ部H、H’を構成している。他方、可動部13は、逆
T字形状をしており、その水平端部13b、13b’
は、連接部14の他方の端部14b、14b’と整合
し、ヒンジ部I、I’を形成している。すなわち、ヒン
ジ部H、H’、I、I’が回動することにより、可動部
13が一点鎖線及び二点鎖線で示すように揺動する。こ
れにより、可動部13の上端部13aが固定されている
トラフ7は、物品の移送方向f、すなわち水平方向に振
動可能に支持されている。
【0005】振動コンベア1’を加振しているリニアモ
ータ16’は、その拡大斜視図を図23に示すが、トラ
フ7の底面に固着されている2次側部材17と、この2
次側部材17上に、車輪18aによって支持されている
1次側部材18とから構成されている。2次側部材17
は、水平部17aとこの両端を支持している支持部17
b、17b’とから構成され、上に開口を向けたコの字
形状をしている。この水平部17aの上面には、図23
に示されるように、その両側部にトラフ7の長手方向に
延びている溝17aaが形成され、その中央には、磁性
体でなる複数の歯17abが、物品の移送方向に直角に
並んで配設されている。1次側部材18には、溝17a
aを回動する車輪18aが軸に固定され、これにより1
次側部材18は、所定の空隙t’を有して2次側部材1
7上をガイドされて摺動する。更に、1次側部材18
は、コイル19a、19b、19cを巻回した3つの極
U、V、Wを有し、この極U、V、Wには、図24に示
すように、薄板状の永久磁石Mが3枚ずつ、同極を向け
るように配設されている。なお、このコイル19a、1
9b、19cは、それぞれ120度ずつ、異なる3相交
流が供給されている。更に、1次側部材18には、ブロ
ック形状をした慣性体30が取付部材20を介して固着
されている。すなわち、1次側部材18は、設置面Gか
ら離れた空中に配設されている。なお、リニアモータ1
6’には、速度を検出するために公知のリニアエンコー
ダEが配設されている。なお、この従来例では、このリ
ニアエンコーダEから求められた移動距離を時間微分す
ることにより後述する速度Vs ”を求めている。
【0006】次に、この振動コンベア1’の作用につい
て説明するが、加振しているリニアモータ16’は、神
鋼電機技報告の128号vol.36,No2(199
1)の第86〜93頁に詳しい原理が記載されている、
いわば高力密度リニアモータと呼ばれているものであ
る。このリニアモータ16’は、例えば1次側部材18
のコイル19aに、図24に示す方向に電流を流すと、
この電流によって下向きの磁極が発生する。そのため極
Uにおいて、永久磁石Mによって発生している下向きの
磁極は強められ、それと逆向きの磁極は打ち消される。
このとき、極V、Wは、極Uに対してそれぞれ120
度、240度位相がずれているため、コイル19b、1
9cは図24に示される方向に電流が流れる。そのた
め、極V、Wにおいては永久磁石Mによって発生してい
る上向きの磁極は強められ、それと逆向きの磁極は打ち
消されることになる。従って、極U、V、Wにおいて、
図24に示すような磁力線が発生し、すなわち磁気吸引
力が2次側部材17の歯17abと1次側部材18の極
U、V、Wとの間で発生し、1次側部材18が左方に移
動する。
【0007】すなわち、リニアモータ16’のコイル1
9a、19b、19cに、それぞれ位相差が120度ず
つずれた交流を流すと、上述した作用により、極U、
V、Wの順番で、代わる代わるに磁気吸引力が、歯17
abと極U、V、Wとの間で発生し、これにより1次側
部材18が左方に移動する。このとき、1次側部材18
は車輪18aを介して2次側部材17上を摺動するた
め、この1次側部材18の反力を2次側部材17の水平
部17aが受ける。従って、2次側部材17は、1次側
部材18の移動方向と反対側の右方に移動する。すなわ
ち、2次側部材17が取り付けられているトラフ7も、
右方へと移動する。なお、このときには、トラフ7がゆ
っくりと移動するように、すなわちこれに反力を与える
1次側部材18がゆっくり移動するように、コイル19
a、19b、19cの電流値を調節する。なお、このと
き、すべての支持体11は、図22において2点鎖線で
示されるように揺動して、トラフ7を支えている。
【0008】次に、極U、V、Wに与えるコイル19
a、19b、19cに、逆向きに電流を与える。すなわ
ち、極W、V、Uの順番で、代わる代わるに磁気吸引力
が、2次側部材17の歯17abと1次側部材18の極
U、V、Wとの間で発生する。この磁気吸引力により1
次側部材18は右方に移動する。このときも、2次側部
材17の水平部17aが1次側部材18の反力を受ける
ため、2次側部材17が取り付けられているトラフ7
は、1次側部材18の移動方向と反対側の左方に移動す
る。このときには、トラフ7を物品の静止摩擦力に打ち
勝つ力で左方に移動する(物品に対してトラフ7のみが
後退する)よう、1次側部材18を素早く移動できるよ
うに、コイル19a、19b、19cの電流値を調節す
る。
【0009】以上の一連の動作を繰り返すことで、すな
わち、トラフ7が物品の移送方向と同じ方向に移動する
際には、ゆっくりと、移動方向と反対側に移動する際に
は、トラフ7のみが後退するようにして、振動コンベア
1’は振動し、トラフ7上の物品を右方へと移送する。
【0010】このように、リニアモータ16’のコイル
19a、19b、19cに供給される電流値を調節する
ことにより、振動コンベア1’の振動が制御されて、ト
ラフ7上の物品が移送されている。振動コンベア1’の
上述した一連の動作は、例えば図25にブロック図とし
て示される制御で行われている。このブロック図では、
速度指令値V0 ”が供給されており、すなわち速度(こ
れは2次側部材17に対する相対速度である)を与える
ことにより制御するものである。この速度指令値V0
にリニアモータ16’の1次側部材18の速度Vs ”に
相当する信号をフィードバックし、この速度指令値V
0 ”とリニアモータ16’の1次側部材18の速度V
s ”との速度偏差ΔV”が求められる。そして、この速
度偏差ΔV”をゲインKd で増幅して、伝達関数KM
有するリニアモータ16’に与える電流値を定める。す
なわち、ゲインKd で増幅された速度偏差ΔV”に応じ
た電流値を、リニアモータ16’のコイル19a、19
b、19cに供給する。リニアモータ16’は、伝達関
数KM を有し、これによって、リニアモータ16’の1
次側部材18を加振し、すなわちトラフ7を加振する。
【0011】しかしながら、トラフ7を加振するリニア
モータ16’を駆動すると、実際には、その制御回路上
で発生するオフセットノイズや外乱や積分不定項などの
影響により、1次側部材18の位置が、振動コンベア
1’の振動開始時の位置から徐々にずれてしまう。なお
また、これらの影響は、図25において、オフセットノ
イズNとして示している。
【0012】この図25に示されるブロック図におい
て、1次側部材18の質量mを1、1次側部材18の減
衰率C=0、定数Kd を1、リニアモータ16’の伝達
関数KM を1、オフセットノイズNを0.1し、図26
に示すように変化する速度(これは、図25のオシロス
コープ50に表れた波形であり、上述したトラフ7の運
動をするために、一方向にはゆっくりと、これと反対方
向には素早く設定されている。すなわち、すなわち緩や
かな下向き傾斜の直線と急な上向きの傾斜の直線とで示
される周期(この波形を明示するため図26の1周期を
一点鎖線で囲んでいる)が繰り返されている。)を速度
指令値V0 ”として与えてシミュレーションを行ったと
きの、1次側部材18の2次側部材17に対する位置の
時間的変化を図27に示す。図27には、1次側部材1
8の位置は時間が増すにつれて累積できに増大してお
り、すなわち1次側部材18が初期位置0から徐々に一
方向にずれていくことが示されている。
【0013】ところで、図21及び図22に示されてい
るように、トラフ7を加振しているリニアモータ16’
の1次側部材18は、2次側部材17の水平部17a上
を可動するように配設されている。しかしながら、2次
側部材17の推力を発生する部分における移送方向fの
長さL1 は有限である。このため、1次側部材18は、
この長さL1 の範囲でしか可動できない。しかしなが
ら、上述したように外乱などにより1次側部材18は段
々と一方向に位置がずれていくので、振動コンベア1’
を長時間、稼働させると、この長さL1 を越えて1次側
部材18が駆動される。このとき、1次側部材18は2
次側部材17の支持部17b、17b’に衝突し、所定
の振動を得ることができなくなる。そのため、振動コン
ベア1が物品を安定して移送できなくなる。加えて、こ
の衝突により、騒音を発生したり、あるいは、1次側部
材18及び支持部17b、17b’が損傷を受けたりす
る。
【0014】また、図28にもリニアモータ36によっ
て加振される振動コンベア3’が示されているが、これ
はリニアガイドである複数の支持体31と、これに水平
方向に振動可能に支持されているトラフ7と、このトラ
フ7を加振するするリニアモータ36から構成されてい
る。この振動コンベア3’においては、そのリニアモー
タ36の1次側部材38がトラフ7に取り付けられ、そ
の2次側部材37が弾性体40を介して設置面Gに取り
付けられている。この場合においても、1次側部材38
が可動する範囲、すなわち2次側部材37の推力を発生
させる部分における移送方向fの長さL3 が有限であ
り、上述したような制御を行うと、リニアモータ36の
1次側部材38が、初期位置から徐々にずれるため、結
局、振動コンベア1’と同様に、安定して振動コンベア
3’を駆動することができなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、前記リニアモータにより加振する振動コ
ンベアにおいて1次側又は2次側が、常に所定の範囲で
のみ可動でき、常に、所定の振動を安定して発生させる
ことができ、トラフ上の物品を確実に移送できる振動コ
ンベア及びその駆動制御方法を提供することを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、少なくと
も水平方向に振動して物品を移送するトラフ(例えば、
本実施例の7;以下、同様)と、該トラフ(7)の底部
にその1次側(28)又はその2次側(17、37)が
取り付けられ、前記トラフ(7)を加振するリニアモー
タ(16、26、36)と、前記トラフ(7)を前記水
平方向に振動し得るように支持する支持部(11、2
1、31)とから構成される振動コンベア(1、2、
3)において、前記リニアモータ(16、26、36)
の1次側及び2次側のうち推力を発生する部分におけ
る、前記物品を移送させる移送方向(f)の長さ(L
1 、L2 、L3 、L4 、L5 )が大きい長尺側(17、
27、37、47、58)と、前記リニアモータの1次
側及び2次側のうち前記推力を発する部分における前記
移送方向(f)の長さ(l1 、l2 、l3 、l4 、l
5 )が小さく、前記長尺側の前記推力を発生する部分の
前記移送方向(f)の両端部間に配置されている短尺側
(18、28、38、48、57)とを、前記移送方向
で連結し、前記移送方向に伸縮するばね(83、8
3’、83”、84、84’、84”、85、85’、
86、86’)を配設し、該ばね(83、83’、8
3”、84、84’、84”、85、85’、86、8
6’)の復元力により、前記短尺側(18、28、3
8、48、57)が所定位置に戻されるようにしたこと
を特徴とする振動コンベアによって解決される。
【0017】又は、以上の課題は、少なくとも水平方向
に振動して物品を移送するトラフ(7)と、該トラフ
(7)の底部にその1次側(18)又はその2次側(1
7)が取り付けられ、前記トラフ(7)を加振するリニ
アモータ(16’)と、前記トラフ(7)を前記水平方
向に振動し得るように支持する支持部(11)とから構
成される振動コンベア(1”)の駆動制御方法におい
て、前記リニアモータの1次側及び2次側のうち推力を
発生する部分における、前記物品を移送させる移送方向
(f)の長さ(L1 )が大きい長尺側(18)の前記移
送方向の両端部間で可動し、前記リニアモータの1次側
及び2次側のうち前記推力を発する部分における前記移
送方向の長さ(l1 )が小さい短尺側(17)の位置
(P、XS )を検出し、該位置(P、XS )と位置指令
値(P0 、X0 )との偏差(ΔP、ΔX)を求め、該偏
差(ΔP、ΔX)を所定の第1ゲイン(KP 、K3 )で
増幅した後、フィードバックして、前記1次側(18)
のコイル(19a、19b、19c)に供給される電流
値を、前記位置(P、XS )に基づいて定めることによ
り制御することを特徴とする振動コンベア(1”)の駆
動制御方法によって解決される。
【0018】このような構成にすることにより、振動コ
ンベアを加振するリニアモータの1次側及び2次側のう
ち移送方向の長さが小さい短尺側は、常に、ある範囲を
有する所定の位置で振動するので、リニアモータの1次
側と2次側が衝突することなく、常に安定して振動を行
うことができる。また、1次側と2次側が衝突すること
がないので、騒音の発生及び損傷を防止することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明では、少なくとも水平方向
に振動できるように支持され、リニアモータによって加
振されるトラフを有した振動コンベアにおいて、リニア
モータの1次側及び2次側のうち推力を発生する部分に
おける、物品の移送方向の長さが大きい長尺側と、この
長尺側の移送方向の両端部間に配設される短尺側とを、
移送方向で連結し、かつ移送方向に伸縮するばねを配設
し、このばねの復元力により、前記短尺側が所定位置に
戻されるようにする。すなわち、図15のA、Bに記載
されているように、少なくとも水平方向に振動できるよ
うに支持部61、61’に支持されたトラフ60、6
0’の底部に、リニアモータ62、62’の1次側又は
2次側を取り付け、その1次側と2次側のうち、推力を
発生させる部分における移送方向の長さが大きい長尺側
63、63’と、この長尺側63、63’の両端部間に
配設される短尺側64、64’とを、その移送方向で連
結し、その方向に伸縮するばね65’を配設する。これ
によって、リニアモータ62、62’を駆動した場合
に、短尺側の位置が大きくずれようとしても、ばね65
の復元力によって、短尺側64、64’は、長尺側の所
定の位置に戻される。すなわち、リニアモータの短尺側
は、常に、所定の位置を中心として振動する。そのた
め、短尺側が長尺側の長さを越えて駆動されることがな
いので、すなわち短尺側と長尺側が衝突することないの
で、常に、安定して振動コンベアはリニアモータにより
加振される。従って、常に、所望の振動により振動コン
ベアが振動されるので、トラフ上の物品を確実に移送方
向に移送することができる。また、短尺側と長尺側が衝
突することなくいので、従来、衝突によって発生してい
た騒音や損傷を未然に防ぐことができる。
【0020】なお、図15のBは、トラフ60’を加振
するリニアモータ62’の1次側及びこれと空隙
’をおいて対向している2次側の一方62’をトラフ
60’に取り付け、他方63’を設置面Gに配設した振
動コンベア69’を示し、図15のAはトラフ60に取
り付けられている1次側及び2次側の一方63に、他方
62を係合させて、この他方62を中空に配設した振動
コンベア69を示している。この図15のAで、他方6
2を中空に配設することにより、トラフ60を加振する
際に発生するリニアモータ62の反力を低減させてい
る。なお、図15のBにおいても、リニアモータ62の
反力を低減させるには、リニアモータ62’の他方6
3’を、防振材又は弾性材料を介して設置面Gに配設す
ることよい。
【0021】更に、図15のAに示すように、1次側及
び2次側の他方63を中空に配設した場合には、他方に
慣性質量が固着されており、他方が一方に吊り下げられ
ているように配設するとよい。これにより、短尺側の質
量が増大するので、短尺側の可動範囲を小さくすること
ができる。また、この所定の位置は、長尺側の移送方向
の両端部の中央とするのが好ましい。
【0022】更に、ばねが自然状態のときに、短尺側が
所定の位置となるように配設するのが好ましい。このよ
うにすれば、図9乃至図11に示すように配設するばね
は1つだけでよく、この場合、複数のばねを配設する場
合よりも、取り付けが容易である。
【0023】又、本発明は、図16に示すように、少な
くとも水平方向に振動できるように支持され、リニアモ
ータで加振される振動コンベアにおいて、リニアモータ
の1次側及び2次側のうち推力を発生する部分におけ
る、物品の移送方向の長さが大きい長尺側の移送方向の
両端部間で可動し、推力を発生する部分の1次側と2次
側との相対位置XS を検出し、この位置XS と位置指令
値X0 との偏差ΔXを求め、この値ΔXを所定の第1ゲ
インK1 で増幅してた後、フィードバックし、これによ
り1次側のコイルに供給される電流値e1 を定めて、こ
れを出力e0 としてリニアモータを制御する。これは、
いわば、振動コンベアの制御系に、いわば、図16に一
点鎖線で示すようなばね定数kが加わった状態と同じに
なる。そのため、リニアモータを駆動した場合には、短
尺側の位置が大きくずれようとしても、短尺側は所定の
位置に戻される。すなわち、リニアモータの短尺側は、
長尺側のある範囲のみ振動することになる。そのため、
短尺側が長尺側の長さを越えて駆動されることがなく、
1次側と2次側が衝突することがない。そのため、振動
コンベアは、常に、安定して所定の振動でリニアモータ
により加振される。従って、トラフ上の物品を確実に移
送方向に移送することができる。また、短尺側が長尺側
の長さを越えて駆動されることがないので、1次側と2
次側が衝突することなく、そのため、衝突によって発生
していた騒音や損傷を未然に防ぐことができる。
【0024】なお、リニアモータの構造上、1次側及び
2次側は、所定の空隙(後述する実施例ではt’
s’s”で示されている)をおいて配設されており、
この空隙を保つために、例えば図1乃至図4においては
車輪18aが短尺側である1次側部材18に設けられて
いる。このため、短尺側は、車輪18aの摩擦力や空気
抵抗などにより、厳密には、短尺側は、図16に示すよ
うに、減衰率Cを有している。しかしながら、この値
は、ごく小さいものであり、通常、無視し得るものであ
る。そのため、例えば指令信号に混入される外乱の種類
によっては、図16に示す制御系、すなわち位置フィー
ドバックにより制御される制御だけでは、振動が発散す
る恐れがある。そこで、これをも防止するには、図17
及び図18に示すような振動コンベアに大きな減衰率C
を加えたような構造となるように制御とすることが好ま
しい。すなわち、図17で示すように、短尺側の速度V
S ’を検出し、この速度VS ’と速度指令値V0 ’とを
比較して、速度偏差ΔV’を求め、この速度偏差ΔV’
を所定の第2ゲインK2 で増幅した値e2 を、位置XS
から求められた値e1 と同様にフィードバックして、前
記リニアモータが発生するコイルに供給される電流値e
0 を定めて、リニアモータを制御するか、又は図18で
示すように、短尺側の加速度αを検出し、この加速度α
と、加速度指令値α0 とを比較して、加速度偏差Δαを
求め、この加速度偏差Δαを所定の第2ゲインK2 ’で
増幅した値e2 ’として、位置Xs から求められた値e
1 と同様にフィードバックして、前記リニアモータが発
生するコイルに供給される電流値e0”を定めて、リニ
アモータを制御する。
【0025】また、例えば、回路上に発生するオフセッ
トノイズの影響などにより、図14のように定常状態に
おいて、位置指令値を中心とせずに、位置指令値からず
れ量ΔXf ずれた位置XA を中心として振動することが
ある。この場合には、図17及び図18に一点鎖線で示
すように、偏差ΔXを積分した値を所定の第3ゲインK
3 で増幅して値e13とし、これをフィードバックして、
前記リニアモータに供給される電流値を定めるようにす
ると、そのずれ量ΔXf をごく小さいものとすることが
できるので、好ましい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て説明するが、上記従来例と同様な部分については、同
一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0027】図1には、第1実施例の振動コンベア1の
斜視図が示されており、図2は、その正面図である。本
実施例の振動コンベア1は、図21及び図22に示した
振動コンベア1’とほぼ同様な構造をしており、リンク
機構を有した複数(図においては2つ示されている)の
支持体11によって支持されたトラフ7と、このトラフ
7に取り付けられて、トラフ7を振動させるための加振
源であるリニアモータ16とから構成されている。そし
て、トラフ7内には複数の図示しない物品が点在してお
り、これら図1、図2において矢印fに示すように、左
方から右方へ移送される。なお、図1のトラフ7は、リ
ンク機構を有した支持体11及びリニアモータ16の構
造が明示されるように、一点鎖線で示している。
【0028】本実施例のリニアモータ16は、その拡大
斜視図が図3に、拡大正面図が図4に示されているが、
図21に示される従来の振動コンベア1’のリニアモー
タ16の構成に、ばね83、84を配設したものであ
る。その詳細は、図4に示されているが、2次側部材1
7の支持部17b、17b’に対向する1次側部材18
の側面18cに、孔81aを有する止め金81が設けら
れている。同様に、1次側部材18の側面18cに対向
する支持部17b、17b’の側面17ba、17b
a’にも、孔82aを有する止め金82が設けられてい
る。更に、この止め金81、82の間に、ばね83、8
4がそれぞれ掛着されている。すなわち、ばね83、8
4は、移送方向fに伸縮可能に設けられており、1次側
部材18に力が何ら作用しない場合には、これらの付勢
力が釣り合うことによって、図4に示すように、1次側
部材18が支持部17b、17b’の中間位置となるよ
うに設定されている。なお、本実施例では、1次側部材
18のリニアモータ16の推力を発生させる部分におけ
る移送方向fの長さl1 が、2次側部材17のリニアモ
ータ16の推力を発生させる部分における移送方向fの
長さL1 より小さくなっている。
【0029】本実施例では、上述した従来例と全く同様
にリニアモータ16が駆動されて、トラフ7が振動する
のであるが、従来例のように、1次側部材18が、振動
の1周期が終了した際にとる位置が、この振動開始時の
位置よりもずれる場合には、例えば、その位置が支持部
17b、17b’の中間地位から支持部17b’の方向
にずれた場合(すなわち図2に示される場合)には、ば
ね83、84が釣り合っている状態から、ばね83は伸
ばされ、ばね84は圧縮される。そのため、1次側部材
18には、このばね83、84の復元力が加わり、上述
した所定の位置に戻される。本実施例では、結局、1次
側部材18は、常に、支持部17b、17b’の中間位
置を中心とし、そこから所定の範囲内で振動する。従っ
て、所定の振動によりトラフ7を加振することができ、
安定して、トラフ7上の物品を移送することができる。
【0030】次に、本発明の第2実施例の振動コンベア
2について説明するが、上記実施例と同様な部分につい
ては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0031】本実施例の振動コンベア2では、図5にそ
の斜視図が、図6にその正面図が示されている。本実施
例の振動コンベア2は、上記実施例の支持体11の代わ
りに、図5示すような複数の支持体21が、リニアモー
タ16の代わりにリニアモータ26が設けられているも
のである。なお、図5においても、支持体21及びリニ
アモータ26を明示するため、トラフ7を一点鎖線で示
している。
【0032】支持体21は振子機構を有しており、トラ
フ7の左右に対で、複数対、配設されている。この支持
体21は、底部22aを有した逆V字形状の支持部22
と、トラフ7にピンP”によって固定され、支持部22
の頂点にピンP’を挿通することにより揺動可能に吊下
されている揺動板23とから構成されている。
【0033】他方、図6に示すように、リニアモータ2
6は、トラフ7の底面に固着されている1次側部材28
と、この1次側部材28に挿通している2次側部材27
とから構成されている。リニアモータ26は、図7にそ
の拡大正面図が示されており、図8には図7における
[8]−[8]線方向の断面図が示されているが、1次
側部材28は、その水平部28aと、この両端を支持し
ている支持部28b、28b’とから構成され、上に開
口を向けたコの字形状をしている。なお、支持部28
b、28b’の上面は、トラフ7に固着されているが、
これらは、移動方向に対して平行に配設されている。ま
た、支持部28b、28b’の内部に、それぞれ、コイ
ル19a、19b、19cを巻回した3つの極U、V、
Wが形成されている。1次側部材28の水平部28aに
は、非磁性体でなるローラ29aが、図8に示すよう
に、その上部が水平部28aから突出するように埋設さ
れ、2次側部材27を摺動可能に支持している。すなわ
ち、本実施例においては、2次側部材27が設置面Gか
ら離れた空中に配設されている。2次側部材27は、ト
ラフ7の長手方向に延びたほぼ直方体形状をしており、
トラフ7上の物品の移送方向と平行な2つの側面27a
には、その上部及び下部に、車輪29bが嵌合する溝2
7aaが設けられている。なお、この車輪29bは、取
付部8に上端部を保持している軸9によって軸支されて
いる。そして、その中央には、磁性体でなる複数の歯2
7abが、極U、V、Wに対向するように形成されてい
る。なお、歯27abと極U、V、Wとの間は、車輪2
9bが溝27bに嵌合することにより、空隙s’が設け
られている。なおまた、本実施例では、1次側部材28
のリニアモータ26の推力を発生させる部分における移
送方向fの長さl2 が、2次側部材27のリニアモータ
26の推力を発生させる部分における移送方向fの長さ
2 より小さくなっている。
【0034】更に、2次側部材27には、その両側部に
取付部材20’、20”が設けられ、これには、更に、
例えば金属のブロックでなる慣性体30’が固定されて
いる。また、1次側部材28の水平部28aの、取付部
材20’、20”に対向する面28baには、図7で示
すように、止め金81がそれぞれ2つ並設されている。
また、取付部材20’、20”の面28aaと対向する
面20a’、20a”にも止め金82が、それぞれ2つ
並設されている。更に、これら止め金81、82にばね
83’、84’がそれぞれ2つ並設されている。すなわ
ち、このばね83’、84’は、上記第1実施例のばね
83、84と同様に、トラフ7上にある物品の移送方向
fにのみ伸縮し、推力が発生している場合には、釣り合
って、1次側部材28を、長さL2 の2次側部材27の
中間位置に保っている。
【0035】本実施例の作用は、リニアモータ26に発
生する推力によって2次側部材27が振動し、これと同
時にトラフ7が振動され、その反力により1次側部材2
8が可動するが、移送方向にはゆっくりと、その方向と
は反対方向には素早く振動させることによりトラフ上の
物品を移送することは上記第1実施例と同様である。加
えて、1周期の振動が終了して、1次側部材28が、そ
の振動が開始される前の位置からずれるような位置に停
止しようとすると、例えば、取付部20’の方向に1次
側部材28が、その位置を変えようとするときには、ば
ね83’が2つとも伸ばされ、かつばね84’が2つと
も圧縮される。このばね83’及びばね84’の復元力
により、リニアモータ26は、振動を開始する前の位置
に戻される。従って、本実施例では、1次側部材28
は、取付部29’、29”の中間位置を中心として振動
することになる。従って、1次側部材28が取付部2
0’、20”に衝突することはなく、常に、リニアモー
タ26により所定の振動を発生することができる。その
ため、トラフ7は所定の振動で加振されるので、確実
に、トラフ7上の物品を移送することができる。
【0036】次に、本発明の第3実施例について、図9
乃至図11を参照して説明するが、上記実施例と同一の
部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0037】本実施例の振動コンベア3では、図9にそ
の斜視図が、図10にその正面図が示されている。本実
施例の振動コンベア3は、上記実施例の支持体11、2
1の代わりに、図9及び図10に示すような複数の支持
体31が、リニアモータ16、26の代わりにリニアモ
ータ36が設けられているものである。なお、図9にお
いても、支持体31及びリニアモータ36を明示するた
め、トラフ7を一点鎖線で示している。
【0038】本実施例の支持体31は、リニアガイドで
あり、これは、地面に配設された固定部32と、保持部
35によって囲まれて回動可能な複数のボール34と、
この上方に、図示しない直動機構を介して摺動可能に配
設されている可動部33とから構成されている。可動部
33の底面にはこのために例えば凵字形状の直線的な凹
所が形成されており、ボール34はこれにより左右に姿
勢保持され転動自在となっており、例えば回転しやすい
ようにグリース等を供給するようにしてもよい。
【0039】本実施例のリニアモータ36は、その拡大
正面図を図11に示すが、トラフ7に固定されている1
次側部材38と、弾性材料である防振ゴム40を介して
設置面に固定されている2次側部材37とから構成され
ている。1次側部材38は、導体でなるほぼ直方体形状
をしており、その上面38aはトラフ7に取り付けられ
ている。その下部には、上記第1実施例の1次側部材1
8と同様に、それぞれ、コイル19a、19b、19c
を巻回した3つの極U、V、Wが形成されている。他
方、2次側部材37は、その中央に1次側部材38を摺
動可能に遊嵌している断面が長方形の孔37aが設けら
れている。すなわち、孔37aは、側壁部37sと、前
壁部37c、後壁部37dによって囲まれている。この
孔37aの底部37bには、移送方向fに直角に並んで
複数の歯37abが、1次側部材38に対向するように
設けられている。なお、この歯37abと1次側部材3
8との間には、非磁性体でなる車輪38aによって、空
s”が設けられている。
【0040】更に、2次側部材37の前壁部37cの孔
37a側の面37caには、孔82a’を有した止め金
82’が固着されている。そして、この面37caと対
向する1次側部材38の面38cには、孔81a’を有
した止め金81’が固着されている。この孔82a、8
1aにそのフック部84a”が嵌着するように、ばね8
4”が配設されている。このばね84”は、トラフ7の
振動方向、すなわち移送方向fに伸縮可能であり、その
自然状態のときに、図11に示されるように、1次側部
材38が前壁部37c、後壁部37dの中間位置を取
る。なお、本実施例では、1次側部材38のリニアモー
タ36の推力を発生させる部分における移送方向fの長
さl3 が、2次側部材37のリニアモータ36の推力を
発生させる部分における移送方向fの長さL3 より小さ
くなっている。
【0041】本実施例の振動コンベア3は、以上のよう
に構成されるが、本実施例は、上記第1実施例と同様な
作用を行う。すなわち、1周期の振動が終了して、2次
側部材37が、振動が開始される前の位置からずれるよ
うな場合に、例えば、図10に示すような後壁部37d
の方向にずれた位置となろうとする場合には、ばね8
4”は図11に示される自然状態から伸ばされた状態と
なる。また、これと反対方向にずれた位置になろうとす
る場合には、ばね84”は自然状態から圧縮された状態
となる。このばね84”の復元力により、1次側部材3
8は図11に示すような前壁部37c、後壁部37dの
中間位置に戻される。従って、本実施例では、1次側部
材38は、この前壁部37c、後壁部37dのほぼ中間
位置を中心として振動することになる。すなわち、常
に、所定の範囲内で、1次側部材38は振動するので、
2次側部材37の長さL3 を越えて駆動されることがな
い。従って、1次側部材38が2次側部材37の前壁部
37c、後壁部37dに衝突することなく、常に、リニ
アモータ26によりトラフ7が、安定して所定の振動を
行うことができる。従ってトラフ7上の物品を、確実に
移送することができる。また、1次側38と2次側37
とが衝突することにより発生していた騒音や損傷を防止
することもできる。
【0042】次に、本発明の第4実施例について、図1
2又は図13を参照して説明するが、上記実施例と同一
な部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0043】本実施例の振動コンベアは、全体として
1”として示されており、この振動コンベア1”は従来
例の振動コンベア1’とほぼ同じ構成を有しているが、
その制御は、振動コンベア1’と異なっている。なお、
図13は、図12のリニアモータ16’を運動方程式で
示したブロック図である。この制御系は、リニアエンコ
ーダEにより、リニアモータ16’の1次側部材18の
2次側部材17に対する位置(すなわち変位)Pを検出
し、これを時間積分することにより(2次側部材17に
対する相対的な)速度VS を検出している。検出された
速度VS は、速度指令値V0 (これも2次側部材17の
相対速度として与えられる)と比較されて、その速度偏
差ΔVが求められる。これがゲインKc で増幅された値
V がフィードバックされる。一方、検出された位置P
(これは2次側部材17に対する相対位置)は位置指令
値P。(これも2次側部材17に対する相対位置として
与えられる)と比較して、その偏差ΔP’が求められた
後、この偏差ΔP’をゲインKP で増幅し値eP がフィ
ードバックされる。そして、これら値eV 、eP を加算
して、リニアモータ16’のコイル19a、19b、1
9cにそれぞれ与える電流値を定めるための指令信号値
eが求められる。理想的には、これがリニアモータ1
6’のコイル19a、19b、19cに伝達されるので
あるが、実際には、この指令信号値eに、例えば制御回
路上のノイズなどのオフセット外乱Dが加わったもの
が、リニアモータ16’に入力される。リニアモータ1
6’は、伝達関数KM を有しており、これにより、リニ
アモータ16’の1次側部材18が可動する。
【0044】図13に示す制御系を用いて、シミュレー
ションを行った結果を、図14に示す。このシミュレー
ションでは、図13に示されるブロック図において、リ
ニアモータ16’の伝達関数KM =1、リニアモータ1
6’の1次側部材18の質量を1、位置指令値を0、速
度指令値を図26に示す波形とし、更に、オフセット外
乱Dを0.1と設定した。図14に示しされているよう
に、リニアモータ16’の1次側部材18の位置は、位
置0から正の方向にずれ量ΔXf ずれたXA を中心とし
て、約±0.8の範囲で可動する。
【0045】このように、本実施例によれば、従来の振
動コンベア1’の制御方法を変えるだけで、1次側部材
18を所定(範囲)の位置で可動することができる。従
って、リニアモータ16’の推力を発生する部分の移送
方向fにおける長さl1 が小さい1次側部材18が、2
次側部材17の長さL1 を越えて可動することはなく、
1次側部材18と2次側部材17とが衝突することがな
い。そのため、リニアモータ16’は、常に所定の振動
を発生することができ、確実にトラフ7を加振すること
ができる。従って、トラフ7上の物品は、確実に安定し
て移送方向fへと搬送することができる。
【0046】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0047】例えば、以上の実施例では、リニアモータ
として、高力密度リニアモータの駆動原理を有するリニ
アモータ16、26、36を使用したが、勿論、他のリ
ニアモータ、例えば公知のリニアインダクションモータ
やリニアパルスモータなどを用いてもよい。また、上記
実施例では、リニアモータ16、26、36の1次側部
材18、28、38と2次側部材17、27、37との
間に、所定の空隙t’s’s”を設けるように、そ
の間に、例えば車輪18a、29bを配設したが、例え
ば図19に示すように、トラフ7に設けられた歯47a
bを有する2次側部材47の側部の上面に溝47bを設
け、ここに、コイル19a、19b、19cを有した1
次側部材48の逆L次形状を有したアーム部48dを係
合させることによって、所定の空隙g”を保つようにし
たリニアモータ48としてもよい。なお、このリニアモ
ータ46にばね88を設ける場合には、2次側部材47
の移送方向fの端部にストッパ部材49を設け、これ
と、1次側部材48とに掛着するようにすればよい。
【0048】また、上記第1実施例乃至上記第3実施例
では、コイル19a、19b、19cを有する1次側部
材18、28、38が短尺側であったが、必ずしも1次
側部材が短尺側であると限定される必要はない。例え
ば、図20に示すように、位相差が120度ずつずれた
コイル19a、19b、19cを巻回しているU極、V
極、W極の対を、複数対(図20においては3対)配設
した1次側部材58を長さL5 を有する長尺側として、
これに対向するように、移送方向fに直角に並んだ導体
でなる歯57abを複数、形成した長さl5 を有する2
次側部材57を短尺側としたリニアモータ56としても
よい。この場合でも、1次側部材58と2次側部材57
とを移送方向fに連結するばね89を設ける。
【0049】また、上記第1実施例及び上記第2実施例
のリニアモータ16、26では、トラフ7に固定されて
いない1次側部材18又は2次側部材27に、取付部材
20、20’、20”と慣性体30、30’とを設け
た。上記実施例では、この取付部材20、20’と慣性
体30、30’を設けることにより、リニアモータ1
6、26の発生する推力によって1次側部材18又は2
次側部材27に生じる加速度αを小さくして(運動の第
2法則より)、1次側部材18又は2次側部材27が、
2次側部材17又は1次側部材28に対してほとんど動
かないようにしている。しかしながら、1次側部材18
又は2次側部材27の質量が充分に大きい場合には、取
付部材20、20’、20”及び慣性体30、30’を
設けずともよい。
【0050】また、上記第1実施例乃至第3実施例で
は、ばね83、83’、84、84’、84”を止め金
81、81’、82、82’を用いて、すなわち掛着し
て配設したが、ばねは移送方向で短尺側と長尺側、すな
わち1次側と2次側とを連結し、移送方向も伸縮できる
のであれば、どのように配設してもよい。例えば、図2
0に示すように、1次側部材58に孔58hを設け、2
次側部材57に孔57bを設け、ここに介在するように
ばね89を設けるようにしてもよい。
【0051】更に、上記第4実施例では、構造的には従
来例の振動コンベア1’と全く同じ構造の振動のコンベ
ア1”を用いて説明したが、他の振動コンベアについて
も、例えば、図28に示される振動コンベア3’や上記
第1実施例乃至第3実施例で説明した振動コンベア1、
2、3についても、上記第4実施例で説明した制御を用
いるようにしてもよい。短尺側と長尺側とを移送方向に
連結し、この方向に伸縮するばね83、83’、8
3”、84、84’、84”を配設した振動コンベアに
上記第4実施例で説明した制御を用いる際には、いわば
このばね83、83’、83”、84、84’、84”
により、制御系の位置フィードバックゲインである第1
ゲインが大きくなった状態と同じとなるので、そのフィ
ードバッックされるゲインは、この制御を行わない場合
より小さくてよい。
【0052】また、上記第4実施例では、短尺側である
1次側18の位置P及び速度VS を検出するために、公
知の磁気センサを具備したリニアエンコーダを用いた。
短尺側の位置や速度(又は加速度)は、他の方法、例え
ば光センサを具備したリニアエンコーダで検出してもよ
いし、また、車輪の回転数から位置や速度を検出しても
よいし、また超音波を用いて検出してもよい。
【0053】また、上記第1実施例ではトラフ7を支持
する支持体11としてリンク機構を持つもの、上記第2
実施例では、トラフ7を支持する支持体21として振子
機構を持つもの、上記第3実施例ではトラフ7を支持す
る支持体31としてリニアガイドを用いたが、上記実施
例の支持体11、21、31は例示であり、その他、ト
ラフ7が水平方向に振動可能で、垂直方向にはほとんど
振動しないように支持できる支持体であればどのような
ものでもよく、例えば、本願出願人が先に出願した特願
平8−15607号に記載されている支持機構であって
もよい。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による振動コ
ンベアによれば、常に、トラフを加振するリニアモータ
の1次側又は2次側のうち、推力を発生する部分におけ
る、物品の移送方向の長さが大きい長尺側の移送方向の
両端部間に配設される短尺側が、その長尺側の長さを越
えて駆動されることはないので、短尺側が長尺側に衝突
することはない。そのため、リニアモータは確実にトラ
フを所定の振動で加振することができ、確実に、物品を
移送することができる。また、衝突しないので、従来、
衝突のために生じていた騒音や、リニアモータの損傷な
どを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による振動コンベアの斜視
図である。
【図2】本発明の第1実施例による振動コンベアの正面
図である。
【図3】本発明の第1実施例による振動コンベアに用い
たリニアモータの拡大斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例による振動コンベアに用い
たリニアモータの拡大正面図である。
【図5】本発明の第2実施例による振動コンベアの斜視
図である。
【図6】本発明の第2実施例による振動コンベアの正面
図である。
【図7】本発明の第2実施例による振動コンベアに用い
たリニアモータの拡大正面図である。
【図8】図7における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】本発明の第3実施例による振動コンベアの斜視
図である。
【図10】本発明の第3実施例による振動コンベアの正
面図である。
【図11】本発明の第3実施例による振動コンベアに用
いたリニアモータの拡大正面図である。
【図12】本発明の第4実施例による振動コンベアのブ
ロック図である。
【図13】本発明の第4実施例においてシミュレーショ
ンを行ったモデルのブロック図である。
【図14】図13に示すブロック図において、位置フィ
ードバックループのゲインを1とし、0.1の外乱が入
力されたときの、リニアモータの短尺側の位置の時間的
変化を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態による振動コンベアの模
式図であり、Aは、リニアモータの1次側及び2次側の
一方をトラフに取り付け、この一方に他方を釣り下げた
状態を示し、Bは、リニアモータの1次側及び2次側の
一方をトラフに取り付け、他方を設置面に配設した状態
を示す。
【図16】本発明の実施の形態による振動コンベアの第
1の駆動制御を示すブロック図であり、短尺側の位置を
フィードバックして、指令信号を発生している状態を示
している。
【図17】本発明の実施の形態による振動コンベアの第
2の駆動制御を示すブロック図であり、短尺側の位置と
短尺側の速度をフィードバックして、指令信号を発生し
ている状態を示している。
【図18】本発明の実施の形態による振動コンベアの第
3の駆動制御を示すブロック図であり、短尺側の位置と
短尺側の加速度をフィードバックして、指令信号を発生
している状態を示している。
【図19】本発明の振動コンベアに用いられるリニアモ
ータの第1の変形例である。
【図20】本発明の振動コンベアに用いられるリニアモ
ータの第2の変形例である。
【図21】従来例の振動コンベアの斜視図である。
【図22】従来例の振動コンベアの正面図である。
【図23】従来例の振動コンベアに用いたリニアモータ
の拡大斜視図である。
【図24】従来例の振動コンベアに用いたリニアモータ
の拡大正面図である。
【図25】従来例の振動コンベアのブロック図である。
【図26】図25に示されるブロック図において与えら
れる速度指令値の時間的変化を示す図である。
【図27】図25に示されるブロック図においてノイズ
を0.1として与えたときの短尺側の位置の変化を示す
図である。
【図28】他従来例の振動コンベアの斜視図である。
【符号の説明】
1 振動コンベア 1” 振動コンベア 2 振動コンベア 3 振動コンベア 7 トラフ 11 支持体 16 リニアモータ 16’ リニアモータ 17 2次側部材 17ab 歯 18 1次側部材 19a コイル 19b コイル 19c コイル 20 取付部材 20’ 取付部材 20” 取付部材 21 支持体 26 リニアモータ 27 2次側部材 27ab 歯 28 1次側部材 30 慣性体 30’ 慣性体 31 支持体 36 リニアモータ 37 2次側部材 37ab 歯 38 1次側部材 40 防振ゴム 60 トラフ 60’ トラフ 61 支持部 61’ 支持部 62 短尺側 62’ 短尺側 63 長尺側 63’ 長尺側 65 ばね 65’ ばね 69 振動コンベア 69’ 振動コンベア 83 ばね 83’ ばね 83” ばね 84 ばね 84’ ばね 84” ばね 88 ばね 89 ばね e 指令信号値 e0 出力 e0 ’ 電流値 e0 ” 電流値 e1 値 e13 値 e2 値 e2 ’ 値 e13 値 eP 値 eV 値 f 物品の移送方向 空隙g’ 空隙g” 空隙 K1 第1ゲイン K2 第2ゲイン K2 ’ 第2ゲイン K3 第3ゲイン KC ゲイン KP ゲイン L1 長尺側の長さ L2 長尺側の長さ L3 長尺側の長さ L4 長尺側の長さ L5 長尺側の長さ l1 長尺側の長さ l2 長尺側の長さ l3 長尺側の長さ l4 長尺側の長さ l5 長尺側の長さ P 短尺側の位置 P0 位置指令値 ’ 空隙 ” 空隙 ’ 空隙 XS 短尺側の位置 X0 位置指令値 VS 短尺側の速度 VS ’ 短尺側の速度 V0 速度指令値 V0 ’ 速度指令値 α 短尺側の加速度 α0 加速度指令値 ΔP 偏差 ΔX 偏差 ΔV 速度偏差 ΔV’ 速度偏差 Δα 加速度偏差

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも水平方向に振動して物品を移
    送するトラフと、該トラフの底部にその1次側又はその
    2次側が取り付けられ、前記トラフを加振するリニアモ
    ータと、前記トラフを前記水平方向に振動し得るように
    支持する支持部とから構成される振動コンベアにおい
    て、前記リニアモータの1次側と2次側とを、前記トラ
    フの振動方向で連結し、該振動方向に伸縮するばねを配
    設し、該ばねの復元力により、前記トラフが所定位置に
    戻されるようにしたことを特徴とする振動コンベア。
  2. 【請求項2】 少なくとも水平方向に振動して物品を移
    送するトラフと、該トラフの底部にその1次側又はその
    2次側が取り付けられ、前記トラフを加振するリニアモ
    ータと、前記トラフを前記水平方向に振動し得るように
    支持する支持部とから構成される振動コンベアにおい
    て、前記リニアモータの1次側及び2次側のうち推力を
    発生する部分における、前記物品を移送させる移送方向
    の長さが大きい長尺側と、前記リニアモータの1次側及
    び2次側のうち前記推力を発する部分における前記移送
    方向の長さが小さく、前記長尺側の前記推力を発生する
    部分の前記移送方向の両端部間に配置されている短尺側
    とを、前記移送方向で連結し、前記移送方向に伸縮する
    ばねを配設し、該ばねの復元力により、前記短尺側が所
    定位置に戻されるようにしたことを特徴とする振動コン
    ベア。
  3. 【請求項3】 前記トラフに固定された前記リニアモー
    タの1次側及び2次側の一方と所定の空隙をおいて対向
    している前記リニアモータの1次側及び2次側の他方
    が、設置面に配設されている請求項1又は請求項2に記
    載の振動コンベア。
  4. 【請求項4】 前記リニアモータの1次側及び2次側の
    他方が、防振材又は弾性体を介して、前記設置面に配設
    されている請求項3に記載の振動コンベア。
  5. 【請求項5】 前記トラフに固定された前記リニアモー
    タの1次側及び2次側の一方又は前記トラフにのみ係合
    して、前記リニアモータの1次側及び2次側の他方が空
    中に配設されており、前記他方を前記トラフの振動と反
    対方向に可動し得るようにした請求項1又は請求項2に
    記載の振動コンベア。
  6. 【請求項6】 前記他方には、慣性質量が固着されてお
    り、前記他方が前記一方に吊り下げられているように配
    設されている請求項5に記載の振動コンベア。
  7. 【請求項7】 前記ばねが自然状態にあるときに、前記
    トラフが前記所定位置にある請求項1乃至請求項6の何
    れかに記載の振動コンベア。
  8. 【請求項8】 前記所定位置が、前記振動の変位の中央
    である請求項1乃至請求項7の何れかに記載の振動コン
    ベア。
  9. 【請求項9】 少なくとも水平方向に振動して物品を移
    送するトラフと、該トラフの底部にその1次側又はその
    2次側が取り付けられ、前記トラフを加振するリニアモ
    ータと、前記トラフを前記水平方向に振動し得るように
    支持する支持部とから構成される振動コンベアの駆動制
    御方法において、移送させる前記リニアモータの1次側
    と2次側との相対的位置を検出し、該位置と位置指令値
    との偏差を求め、該偏差を所定の第1ゲインで増幅した
    後、フィードバックして、前記リニアモータの前記1次
    側のコイルに供給される電流値を、前記位置に基づいて
    定めることにより制御することを特徴とする振動コンベ
    アの駆動制御方法。
  10. 【請求項10】 前記1次側又は2次側の速度又は加速
    度を検出し、該検出された速度又は加速度と、速度指令
    値又は加速度指令値とを比較して、速度偏差又は加速度
    偏差を求め、該速度偏差又は前記加速度偏差を所定の第
    2ゲインで増幅した後、フィードバックして、前記リニ
    アモータの前記1次側のコイルに供給される電流値を、
    前記速度又は前記加速度に基づいても定めるようにした
    請求項9に記載の振動コンベアの駆動制御方法。
  11. 【請求項11】 前記偏差を積分した値を所定の第3ゲ
    インで増幅した後、フィードバックして、前記1次側の
    コイルに供給される電流値を、前記位置を積分した値に
    基づいても定めるようにした請求項9又は請求項10に
    記載の振動コンベアの駆動制御方法。
  12. 【請求項12】 前記リニアモータに供給される電流値
    が、位置と速度に基づいて求められており、前記速度指
    令値の時間的変化が鋸形状になっている請求項10又は
    請求項11に記載の振動コンベアの駆動制御方法。
  13. 【請求項13】 前記長尺側が前記リニアモータの前記
    2次側である請求項1乃至請求項12の何れかに記載の
    振動コンベア及びその駆動制御方法。
JP09280398A 1998-03-19 1998-03-19 振動コンベア Expired - Fee Related JP4288716B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09280398A JP4288716B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 振動コンベア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09280398A JP4288716B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 振動コンベア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11268812A true JPH11268812A (ja) 1999-10-05
JP4288716B2 JP4288716B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=14064582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09280398A Expired - Fee Related JP4288716B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 振動コンベア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4288716B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1914070A1 (en) 2002-02-08 2008-04-23 FUJIFILM Corporation Image recording material and lithographic printing plate precursor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1914070A1 (en) 2002-02-08 2008-04-23 FUJIFILM Corporation Image recording material and lithographic printing plate precursor

Also Published As

Publication number Publication date
JP4288716B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100547392B1 (ko) 진동컨베이어
KR101311025B1 (ko) 진동식 반송장치
KR101913450B1 (ko) 물품 분별 반송 장치
KR20070043610A (ko) 진동식 반송장치
US20070193858A1 (en) Reciprocating conveyor system and method
JP7220232B2 (ja) 振動コンベア
JP4288716B2 (ja) 振動コンベア
JP2018523817A (ja) 駆動モードにおける干渉運動が最小化された回転速度センサ
CN101821587B (zh) 具有驱动框架的微机械装置
US20090107733A1 (en) Method and device for weighing products
JP2003192119A (ja) 部品供給装置
JPH11334841A (ja) 振動コンベヤの駆動方法
JP4590763B2 (ja) リニアフィーダ
JP4288724B2 (ja) 長尺振動コンベヤ
JP2000025926A (ja) 振動コンベヤ
KR100351522B1 (ko) 자려 진동형 진동장치
RU2091183C1 (ru) Способ реализации электромагнитным приводом асимметричного вибрационного движения колебательной механической системы
JP2004244134A (ja) 電磁振動式フィーダおよび組合せ計量装置
JPH11301831A (ja) 振動コンベヤ
JPH0520473Y2 (ja)
JP2000025927A (ja) 振動フィーダ
JP2022178497A (ja) 振動式部品搬送装置
JP4244400B2 (ja) 振動コンベヤ
JPH11322045A (ja) 振動コンベヤの駆動方法
JPH0977231A (ja) 振動直進搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070928

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090114

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees