JP2000023912A - 動体視力検査装置 - Google Patents

動体視力検査装置

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JP2000023912A
JP2000023912A JP10191966A JP19196698A JP2000023912A JP 2000023912 A JP2000023912 A JP 2000023912A JP 10191966 A JP10191966 A JP 10191966A JP 19196698 A JP19196698 A JP 19196698A JP 2000023912 A JP2000023912 A JP 2000023912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答反応が遅れがちな被検者であってもより
正確な測定結果を得ることができる装置を提供する。ま
た、被検者自身で検査を行うための補助ユニットを別途
設けることなく、検者が装置を操作する手動検査と検者
無しの自動検査の両方を容易に切替えることができ、取
り扱いに便利な装置を提供する。 【解決手段】 被検眼に呈示する検査視標を遠方から被
検眼に向かって移動し、被検者が判読できたときの視標
位置に基づいて動体視力を測定する動体視力検査装置に
おいて、前記検査視標を判読できたことを応答入力する
被検者用の第1入力手段と、判読した視標の種類を入力
する被検者用の第2入力手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の動体視力
を検査する動体視力検査装置に関する。
【0002】
【従来技術】車の運転時などにおける動くものの見え方
(動体視力)を検査する装置として動体視力検査装置が
知られている。この種の装置は、ランドルト環等の検査
視標を遠方から所定の速度で被検眼に向かって移動し、
視標を判読できたところで被検者がスイッチ等を押すこ
とにより、そのときの視標位置に基づいて動体視力を測
定している。
【0003】また、この種の装置は、被検者の視標の判
別応答に対する正誤を検査者が判断して入力する手動式
のものが一般的であったが、被検者が判別できた視標の
種類(ランドルト環の切れ目方向)に対してジョイステ
ィックを倒す操作により応答させるようにして、自動化
を図ったものも提案されている。この装置は被検者に検
査の仕方を指示する音声ガイドの機能やジョイスティッ
クを有する補助ユニットを、手動式で構成された検査装
置に接続することにより自動式の装置としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように視標が判別できたところとその種類を同時にジョ
イスティック操作により応答させる場合、視標の判別が
できたにも関わらず被検者のジョイスティック操作の反
応が遅れたりすると、その分検査視標が移動するので、
正確な測定結果が得られなくなる。この傾向は、特に高
齢者に強い。また、自動化を図るために別に用意された
補助ユニットを接続することは手間であり、取り扱いも
不便である。装置本体とは別筐体の補助ユニットを設置
することはスペースの問題もある。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み、応
答反応が遅れがちな被検者であってもより正確な測定結
果を得ることができる装置を提供することを技術課題と
する。
【0006】また、被検者自身で検査を行うための補助
ユニットを別途設けることなく、検者が装置を操作する
手動検査と検者無しの自動検査の両方を容易に切替える
ことができ、取り扱いに便利な装置を提供することを技
術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0008】(1) 被検眼に呈示する検査視標を遠方
から被検眼に向かって移動し、被検者が判読できたとき
の視標位置に基づいて動体視力を測定する動体視力検査
装置において、前記検査視標を判読できたことを応答入
力する被検者用の第1入力手段と、判読した視標の種類
を入力する被検者用の第2入力手段と、を備えることを
特徴とする。
【0009】(2) (1)の動体視力検査装置は、前
記第1入力手段と前記第2手段のいずれかによる入力信
号により前記検査視標の位置(視力)を得る入力位置検
知手段を備えることを特徴とする。
【0010】(3) (1)の動体視力検査装置におい
て、前記第1入力手段は被検者の右手用と左手用を設け
たことを特徴とする。
【0011】(4) (1)の動体視力検査装置は、被
検眼に呈示する検査視標を光学的に移動することを特徴
とする。
【0012】(5) 被検眼に呈示する検査視標を遠方
方向から被検眼に向かって移動し、被検者が判読できた
ときの視標位置に基づいて動体視力を測定する動体視力
検査装置において、呈示される視標を判読してその種類
を被検者が応答入力するための入力手段と、該入力手段
による被検者の入力によって検査を進める自動モードと
被検者が判読した視標の種類を検者が入力することによ
って検査を進める手動モードとを選択するモード選択手
段を備え、前記入力手段及びモード選択手段は装置本体
に一体的に配置されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は実施形態の装置の外観を示した図
である。
【0014】1は装置本体であり、2は被検者が装置内
を覗き込み、後述する光学系により筐体内に呈示される
検査視標を観察するための検査窓である。装置本体1の
側面には、検査の種類(動体視力検査、静止視力検
査)、検査方法、条件設定や誤解答入力などを行う操作
パネル3が配置されている。
【0015】装置本体1の下部の前側には被検者が操作
する操作部が装置本体1の筐体と一体的に設けられてい
る。4は動体視力検査時に呈示される検査視標(実施形
態ではランドルト環視標を使用している)が判別できた
ときに押すための応答ボタンであり、応答ボタン4を押
すとその時点で視標が停止し、消えるようになってい
る。また、静止視力検査時には視標の判別ができないと
きに使用される。応答ボタン4はジョイスティック5を
挟んで左右に同じものが設けてあり、右利き、左利き等
により検者が操作しやすい方で応答できるようになって
いる。
【0016】ジョイスティック5は被検者自身で検査を
行う自動検査モード時に使用する。被検者が判別したラ
ンドルト環視標の切れ目方向と同じ方向にジョイスティ
ック5を倒す(前後左右方向に倒す)ことで、応答を入
力することができる。6は自動検査モード時に被検者自
身で検査を始めるときに使用するスタートボタンであ、
7は音声ガイドの音量を調節するための音量ツマミであ
る。音声ガイドの声は装置本体1内部に配置されている
スピーカ9によって発生する。
【0017】8は検査結果を打ち出すプリンタである。
10は開閉扉であり、その内部には視標の見かけ上の速
度を変更することのできる速度切替スイッチが内蔵され
ており、20〜60km/hの間で10km/h毎に変更でき
るようになっている。普段は30km/hに設定されてい
る。
【0018】図2は装置の光学系と制御系の要部を示す
図である。10は視標板11に設けられた視標を照明す
るための照明光源である。視標板11には4種類(上下
左右に切れ目を持つ)のランドルト環視標が同心円上に
配置されており、回転装置21の回転により視標を選択
する。
【0019】照明光源10の点灯により視標板11上の
視標は照明され、視標板11からの視標光束はプリズム
12によって反射し、レンズ群13を通りミラー14を
反射してレンズ群15に向かう。レンズ群13、15は
アフォーカル系にするために配置されており、レンズ群
13からレンズ群15間の距離はレンズ群13の焦点距
離とレンズ群15の焦点距離との和となっている。
【0020】レンズ群15を通過した光束はプリズム1
6へ入射する。プリズム16は入射された光束を左右に
分け、ミラー17Rとミラー17L(紙面の裏側方向に
あり、図では省略している)により視標光束をそれぞれ
反射させて被検者の左右の被検眼へ入射させる。
【0021】この光学系において被検眼Eは、被検眼か
ら視標までの実際の距離より遠くにある視標の虚像を見
ている。
【0022】また、プリズム12は移動装置22によっ
て移動され、光学的に被検眼と視標との距離を見かけ上
50m〜3mまで変更することが可能である。視標板1
1上の視標は、被検眼と視標との距離が50mのときに
視力値1.6、30mのときに視力値1.0、3mのと
きに視力値0.1となるように設計されている。
【0023】18は検査窓2に配置された保護ガラスで
あり、ミラー17R、17Lに合せて左右に1ずつあ
る。また、片眼検査を行う際には、保護ガラス18の手
前の光路上に図示無きシャッタが挿入されるようになっ
ている。
【0024】20は装置の制御部であり、パネル部3、
検者用の操作部に設けられた応答ボタン4、ジョイステ
ィック5が接続されている。制御部20はこれらから入
力される信号により、照明光源10の点灯、回転装置2
1、移動装置22、音声ガイド発生部23の作動を制御
する。
【0025】図3は操作パネル3のスイッチ構成を示す
図である。30は検査方法切替スイッチである。検査方
法には、音声ガイドにより被検者が操作を行うことで検
者(操作者)を必要とせず検査を行うことができる自動
検査モードと、検者が指示を行い、条件設定、誤解答入
力等を行う手動検査モードと、検査手順の指示や条件設
定は装置が行い、被検者の応答のみを検者が入力する半
自動検査モードの3種類がある。半自動検査モードは、
被検者が高齢者で音声ガイドに従った操作が困難であ
り、検者も操作に不慣れな場合に効果的である。
【0026】31は検査する対象の被検眼(左、右、両
眼)の選択を行う選択スイッチ、32は静止視力検査を
選択及び開始するためのスイッチである。33は静止視
力を検査する際に視力値の選択を行うための視力値スイ
ッチであり、視力値0.1から1.6まで16段階に選
択可能となっている。選択した視力値は表示器33aに
表示される。35は静止視力検査時に呈示するランドル
ト環視標の種類を選択するための視標選択スイッチ部
で、視標の切れ目方向を上下左右の4方向で選択する4
つのスイッチが用意されている。また、選択した視標の
種類は4つのスイッチに対応して設けられたランプ35
aの点灯により知ることができるようになっている。3
6は誤回答用の入力スイッチである。34は動体視力検
査を選択、開始するスイッチである。37は動体視力検
査時における検査回数を表示するためのランプ37a
と、その視力値が表示される表示器37b等を持つ表示
部である。38は印刷スイッチである。40は動体視力
検査において検査視標を予め所定の視力値(所定の距
離)にしたところで視標を消して検査するモードとする
ための視標停止モードスイッチであり(後述する)、こ
のモードを選択したときにはランプ41が点灯する。
【0027】以上のような構成を持つ装置において、そ
の動作を説明する。まず、視標停止モードスイッチを使
用しなときの動作を、各検査モード毎に説明する。
【0028】<手動検査モード>検査方法切替用のスイ
ッチ30を使用して手動検査モードを設定する。このモ
ードでは装置の操作を検者が行い、静止視力検査と動体
視力検査を個別に選択する。
【0029】(a)静止視力検査 被検者には測定窓2から装置内部を覗き込むように指示
し、検査する眼をスイッチ31で選択する。静止視力ス
イッチ32で静止視力の検査を選択したら、視力値スイ
ッチ33の操作により視力値を選び、また、視標選択ス
イッチ部35の4つの視標スイッチにより視標の方向
(種類)を選択する。制御部20は視標板11を回転さ
せて選択された視標を光路上に置くとともに、照明光源
10により照明される視標の光学的距離が指示された視
力値に相当するようにプリズム12を移動させる。
【0030】検者は、この状態で被検者に視標の切れ目
方向が判別できるか尋ねながら検査を進める。視力値と
視標の種類を変えながら検査を行い、同一視力値視標で
3個中2個以上の正答が得られれば、その視力があるも
のとする。
【0031】(b)動体視力検査 動体視力スイッチ34が押されると、制御部20は視標
距離を50m(視力1.6)になるようにプリズム12
を動かした後、見かけ上30km/hの速度で被検眼に向
かって視標が近づいてくるようにプリズム12の移動制
御を行う。視標種類は制御部20によりランダムに決定
されており、その種類はランプ35aの点灯により確認
できる。
【0032】被検者は向かってくる視標を観察しながら
視標の判別ができたところで、応答ボタン4を押す。応
答ボタン4が押されると制御部20は直ちにプリズム1
2の移動を止めると共に、照明光源10を消灯して視標
を見えなくする。被検者には応答ボタン4を押した後、
口頭にてランドルト環視標の切れ目方向を答えてもら
う。被検者が答えた視標方向と選択ランプ35aが点灯
している視標方向とが違っていた場合には誤解答である
ので、誤解答入力スイッチ36を押して誤解答をチェッ
クする。誤解答入力スイッチ36が押されるとその時の
測定結果は記録されずもう一度、同回目の検査を行う。
このようにして正答したものだけの集計を取り、合計5
回の検査が終了すると平均の視力が表示部37に表示さ
れ、動体視力検査を終了する。検査結果は印刷スイッチ
38を押すことによりプリンタ8よりプリントアウトさ
れる。
【0033】<自動検査モード>検査方法切替スイッチ
30を使用して自動検査モードに設定しておく。このモ
ードでは、静止視力検査と動体視力検査が順に行われよ
うにプログラムされている。
【0034】自動検査モードが選択されると制御部20
は視力0.1の視標を呈示するようにプリズム12を移
動しておく。被検者は検査窓2に眼を位置させ、スター
トボタン6を押して検査を開始する。制御部20は音声
ガイド発生部23を使用してスピーカ9から被検者に対
して音声による検査手順を指示する。装置は被検者の検
査準備ができたかを確認するため、音声ガイドにより視
標(視力0.1)が見えたらジョイスティック5を倒す
よう指示する。被検者がジョイスティック5を倒すと、
制御部20はまず静止視力検査のプログラムを実行す
る。
【0035】制御部20は視標視力が0.5になるよう
にプリズム12を移動させ、音声ガイドにより、視標方
向が判別できたらジョイスティック5をその方向に倒す
ように指示する。また視標方向が判別できないときには
応答ボタン4を押すように指示する。
【0036】被検者は視標の判別についてジョイスティ
ック5若しくは応答ボタン4で応答する。ジョイスティ
ック5を倒した方向が正しければ、制御部20は視標視
力を一段階上げる(0.6)。また、判別できない場
合、若しくは間違っていた場合には視標視力を一段階下
げる(0.4)。また、一段階上げて判別できなくなっ
た場合には視力を見えていた段階まで戻し、さらに視標
方向を変えて検査を続ける。制御部20は、同一視力視
標で2回以上正答があれば、その視力があるものとす
る。
【0037】静止視力検査が終了すると動体視力検査へ
と移る。動体視力検査は被検者に操作を慣れてもらうた
めの練習の検査を2回行った後、本検査に移る。制御部
20は音声ガイドにて本検査を5回正答するまで行うこ
とを被検者に伝えると共に、視標の方向が判別できたら
応答ボタン4を押すように指示する。
【0038】音声ガイドによる指示後、制御部20は手
動検査時と同様にプリズム12を移動させ、被検眼に視
標を近づけていく。被検者が視標方向を判別し、応答ボ
タン4を押すと、制御部20は視標を止める(プリズム
の移動を止める)と同時に照明光源10を消し、視標を
見えなくする。その後、音声ガイドにて視標の方向へジ
ョイスティック5を倒すよう被検者に指示する。被検者
はまず視標が判別できたことを応答ボタン4にて応答し
た後、次に余裕を持ってジョイスティック5でその判別
した視標の方向(種類)を応答できる。視標の移動は初
めの応答ボタン4の入力信号により既に停止しているの
で、被検者によるジョイスティック5の操作反応が遅れ
たり、操作に手間取っても検査結果への影響がない。ま
た、視標の方向については後で答えれば良いので、被検
者への精神的な負担も少ない。このため、ジョイスティ
ック5の操作で視標の判別と方向の応答を同時に行う場
合に比べて、より正確な検査結果が得られることにな
る。
【0039】検査は正答が合計5回になると音声ガイド
により終了が伝えられ、プリンタ8から検査データが自
動的にプリントアウトされる。
【0040】<半自動検査>検査方法切替スイッチ30
を使用して半自動検査モードに設定する。このモードで
は音声ガイドにしたがって被検者が応答することによ
り、静止視力検査、動体視力検査共に自動検査モードと
同様な手順で自動的に行われていくが、視標方向の判別
の応答についてはジョイスティック5で行わず、被検者
の口頭により検者が入力する。この入力は視標選択スイ
ッチ部35により行う(解らないという解答には誤解答
入力スイッチ36を使用する)。制御部20はスイッチ
の入力信号により正誤を判定する。
【0041】以上説明した動体視力検査では、被検者が
視標の判別ができたことを応答ボタン4により応答する
ようにしたが、反応の早い被検者には従来通りジョイス
ティックのみにて操作することも可能である。
【0042】また、この操作自体の反応が遅れがちな被
検者の場合には、スイッチ40により動体視力検査を視
標停止モードで行うと、さらに精度の良い検査を行うこ
とができる。以下、このモードにおける検査動作につい
て、前述した検査との相違点を中心にして説明する。
【0043】スイッチ40をONにし、視標停止モード
にして手動検査を選択した場合、まず、静止視力検査と
同様に、視力値スイッチ33の操作により視力値を選
び、視標選択スイッチ部35の4つの視標スイッチによ
り視標の方向(種類)を選択する。その後、動体視力ス
イッチ34を押して視標を初期位置から移動させる。制
御部20は、視力値スイッチ33により指定された所定
の視力値(所定の距離)まで視標を移動すると、照明光
源10を消灯する。被検者には静止視力検査と同様に、
視標の判別を口頭で応答してもらう。そしてその応答の
正誤により、検者は視力値と視標の種類を変えながら最
高視力が得られるときの動体視力を検査する。
【0044】また、自動検査モードの場合、視標の停止
位置(視標が消灯する視力値)及び視標の種類は制御部
20が持つプログラムにより制御される。初期視力値は
例えば0.5からスタートする。被検者は移動してくる
視標が消えてからその判読結果をジョイスティック5を
倒して応答する。判読できなかったときは応答スイッチ
4により判読不能の旨を入力する(音声ガイドで予め指
示しておく)。制御部20は入力される応答信号により
正誤を判断し、その結果により次に呈示する視標の視力
値を決定する。同一視力値で正当が所定の数だけ得られ
れば、その視力があるものと検査を終了する(前述した
自動検査モードでの静止視力検査と同様な進め方にすれ
ば良い)。
【0045】さらに、半自動検査モードでは上記の自動
検査モード同様な手順で視標の呈示位置が自動的に決定
されて検査が進められるが、視標の判別の応答について
はジョイスティック5等で行わず、被検者の口頭により
検者が入力する。
【0046】このように視標停止モードによる動体視力
検査では、被検者の応答操作の入力信号により視標の移
動位置(視力値)を決定するのではなく、視標を所定の
視力値(所定の距離)になるところまで移動させたとこ
ろで視標光束を消して検査するので、被検の反応能力に
関係なく精度の良い結果が得られる。また、反応の早い
被検者には従来通りジョイスティックのみにて操作し検
査を行えば良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
応答操作が遅れがちな被検者であってもより正確な測定
結果を得ることができる。また、検者が装置を操作する
手動検査用の機構と検者無しの自動検査用の機構が一体
的に構成されているので、手動検査と自動検査を容易に
切替えることができ、取り扱いも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の外観を示す図である。
【図2】光学系と制御系を示す図である。
【図3】操作パネルの詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 3 操作パネル 4 応答ボタン 5 ジョイスティック 6 スタートボタン 8 プリンタ 9 スピーカ 11 視標板 12 プリズム 20 制御部 22 移動装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に呈示する検査視標を遠方から被
    検眼に向かって移動し、被検者が判読できたときの視標
    位置に基づいて動体視力を測定する動体視力検査装置に
    おいて、前記検査視標を判読できたことを応答入力する
    被検者用の第1入力手段と、判読した視標の種類を入力
    する被検者用の第2入力手段と、を備えることを特徴と
    する動体視力検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の動体視力検査装置は、前記第
    1入力手段と前記第2手段のいずれかによる入力信号に
    より前記検査視標の位置(視力)を得る入力位置検知手
    段を備えることを特徴とする動体視力検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の動体視力検査装置において、
    前記第1入力手段は被検者の右手用と左手用を設けたこ
    とを特徴とする動体視力検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の動体視力検査装置は、被検眼
    に呈示する検査視標を光学的に移動することを特徴とす
    る動体視力検査装置。
  5. 【請求項5】 被検眼に呈示する検査視標を遠方方向か
    ら被検眼に向かって移動し、被検者が判読できたときの
    視標位置に基づいて動体視力を測定する動体視力検査装
    置において、呈示される視標を判読してその種類を被検
    者が応答入力するための入力手段と、該入力手段による
    被検者の入力によって検査を進める自動モードと被検者
    が判読した視標の種類を検者が入力することによって検
    査を進める手動モードとを選択するモード選択手段を備
    え、前記入力手段及びモード選択手段は装置本体に一体
    的に配置されていることを特徴とする動体視力検査装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158434A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Railway Technical Res Inst 携帯型遠近知覚測定装置
EP3586722B1 (en) 2005-11-15 2020-07-15 Carl Zeiss Vision Australia Holdings Ltd. Vision testing system and method

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JP2006158434A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Railway Technical Res Inst 携帯型遠近知覚測定装置
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