JP2000022466A - 可変減衰回路 - Google Patents

可変減衰回路

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JP2000022466A
JP2000022466A JP10182464A JP18246498A JP2000022466A JP 2000022466 A JP2000022466 A JP 2000022466A JP 10182464 A JP10182464 A JP 10182464A JP 18246498 A JP18246498 A JP 18246498A JP 2000022466 A JP2000022466 A JP 2000022466A
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pin diode
diode
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cathode
pin
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JP10182464A
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Michihiko Hashimoto
道彦 橋本
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/24Frequency- independent attenuators
    • H03H7/25Frequency- independent attenuators comprising an element controlled by an electric or magnetic variable
    • H03H7/253Frequency- independent attenuators comprising an element controlled by an electric or magnetic variable the element being a diode
    • H03H7/255Frequency- independent attenuators comprising an element controlled by an electric or magnetic variable the element being a diode the element being a PIN diode

Abstract

(57)【要約】 【課題】強入力に対しても、歪みの発生が少なく、相互
変調歪み特性に優れた可変減衰回路を提供。 【解決手段】入出力端子(A) (B) 間にカソード側を出力
端子側にして接続されたダイオード(D1)と、ダイオード
(D1)のカソードとアースとの間にカソード側をアース側
にしてコンデンサ(C4)を介して接続されたダイオード(D
2)と、ダイオード(D1,D2) のオン抵抗を変化させること
により、出力端子(B) の信号レベルを可変減衰させる如
く制御電圧(Vc)を印加する手段とを備えた可変減衰回路
において、ダイオード(D1)に対し、高周波コンデンサ(C
2)を介して抵抗素子(R1)を並列に接続し、ダイオード(D
2)と共にL型減衰器を形成するようにした。又、ダイオ
ード(D2)と直列に抵抗素子(R2)を介して汎用シリコンダ
イオード(D3)を接続し、強入力時においてダイオード(D
1)の逆バイアスを深くかけるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車載用アン
テナ装置のアンテナ回路に介挿されるAGC(自動利得
調整)付き増幅装置等にとって好適な可変減衰回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】強電界地域ではアンテナからチューナへ
過大な受信信号が入力される為、チューナに歪み(特に
三次相互変調歪み)が発生し、受信性能を悪化させてし
まう。この対策の一つとして、アンテナとチューナとの
間にAGC回路付き増幅装置を介挿することにより、一
定レベル以上の受信信号がチューナに入力するのを阻止
する手段がある。この手段によれば、チューナには一定
レベル以上の受信信号が入力しないため、受信性能はあ
る程度改善される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のA
GC回路付き増幅装置にあっては、AGC回路の構成要
素の一つである可変減衰回路自体が、強入力に対し、大
きな歪みを発生させるという問題がある。このため受信
性能を格段に改善するには至っていない。本発明の目的
は、強入力に対しても、歪みの発生が少なく、相互変調
歪み特性に優れた可変減衰回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の可変減衰回路は下記の如く構
成されている。 (1)本発明の可変減衰回路は、入力端子と出力端子と
の間に、カソード側を上記出力端子側にして接続された
第1のPINダイオードと、この第1のPINダイオー
ドのカソードとアースとの間に、カソード側を上記アー
ス側にしてコンデンサを介して接続された第2のPIN
ダイオードと、前記第1,第2のPINダイオードのオ
ン抵抗を変化させることにより、前記出力端子の信号レ
ベルを可変減衰させる如く制御電圧を印加する手段と、
を備えた可変減衰回路において、前記第1のPINダイ
オードに対し、高周波コンデンサを介して抵抗素子を並
列に接続し、前記第2のPINダイオードと共にL型減
衰器を形成したことを特徴としている。 (2)本発明の可変減衰回路は、入力端子と出力端子と
の間に、カソード側を上記出力端子側にして接続された
第1のPINダイオードと、この第1のPINダイオー
ドのカソードとアースとの間に、カソード側を上記アー
ス側にしてコンデンサを介して接続された第2のPIN
ダイオードと、前記第1,第2のPINダイオードのオ
ン抵抗を変化させることにより、前記出力端子の信号レ
ベルを可変減衰させる如く制御電圧を印加する手段と、
を備えた可変減衰回路において、前記第2のPINダイ
オードと直列に、抵抗素子を介して汎用シリコンダイオ
ードを接続し、強入力時において前記第1のPINダイ
オードに逆バイアスを深くかけるようにしたことを特徴
としている。 (3)本発明の可変減衰回路は、入力端子と出力端子と
の間に、カソード側を上記出力端子側にして接続された
第1のPINダイオードと、この第1のPINダイオー
ドのカソードとアースとの間に、カソード側を上記アー
ス側にしてコンデンサを介して接続された第2のPIN
ダイオードと、前記第1,第2のPINダイオードのオ
ン抵抗を変化させることにより、前記出力端子の信号レ
ベルを可変減衰させる如く制御電圧を印加する手段と、
を備えた可変減衰回路において、前記第1のPINダイ
オードに対し、高周波コンデンサを介して第1の抵抗素
子を並列に接続し、前記第2のPINダイオードと共に
L型減衰器を形成すると共に、前記第2のPINダイオ
ードと直列に、第2の抵抗素子を介して汎用シリコンダ
イオードを接続し、強入力時において前記第1のPIN
ダイオードに逆バイアスを深くかけるようにしたことを
特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 「構成」図1の(a)は、本発明の第1実施形態に係る
可変減衰回路を備えた車載用AGC付き増幅装置の構成
を示す図である。アンテナ1とチューナ2との間には車
載用AGC付き増幅装置10が介在している。この車載
用AGC付き増幅装置10は、アンテナ1からの入力を
取込む入力フィルタ11と、低歪み可変減衰回路12
と、チューナ2へ出力する出力増幅器13と、検波回路
14と、誤差増幅器15とからなっている。
【0006】上記増幅器13の出力は、検波回路14に
て検波され、誤差増幅器15において比較基準電圧Eと
比較され且つその差を増幅され、制御電圧Vc として低
歪み可変減衰回路12へフィードバックされる。
【0007】図1の(b)は,前記低歪み可変減衰回路
12の具体的な構成を示す回路図である。図1の(b)
に示す如く、この可変減衰回路12は、入力端子Aと出
力端子Bとの間に、カソード側を上記出力端子側にして
接続された第1のPINダイオードD1 と、この第1の
PINダイオードD1 のカソードとアースとの間に、カ
ソード側を上記アース側にしてコンデンサC4 を介して
接続された第2のPINダイオードD2 と、前記第1,
第2のPINダイオードD1,D2 のオン抵抗を変化させ
ることにより、前記出力端子Bの信号レベルを可変減衰
させる如く制御電圧Vc を印加する手段とを備えてい
る。
【0008】前記第1のPINダイオードD1 には、高
周波コンデンサC2 を介して第1の抵抗素子R1 が並列
に接続されており、前記第2のPINダイオードD2 と
共にL型減衰器を形成している。また前記第2のPIN
ダイオードD2 と直列に、第2の抵抗素子R2 を介して
汎用シリコンダイオードD3 が接続されており、強入力
時において前記第1のPINダイオードD1 に逆バイア
スを深くかけるようになっている。
【0009】なお図1の(b)において、C1 ,C3 は
結合コンデンサ、C4 ,C5 はバイパスコンデンサ、L
1 ,L2 は高周波チョークコイルである。R3 ,R4 は
分圧抵抗素子、Vb は直流電圧、Vd は分電圧である。
【0010】「動作及び作用」図1の(a)(b)に示
す第1実施形態について具体的動作を説明する。弱電界
地域では、アンテナ1から車載用AGC付増幅装置10
に入力する信号レベルは小さい。そこで誤差増幅器15
は、低歪可変減衰回路12に対して入力信号を減衰させ
る事なく通過させるように、制御電圧Vc をコントロー
ルする。即ち、制御電圧Vc が分電圧Vdより高くな
り、 Vc >(Vd +約0.7〔V〕) となった状熊では、低歪可変減衰回路12のPINダイ
オードD1 はオン状態となり、入力端子Aに印加された
信号は、ほとんど減衰せずに出力端子Bに出力される。
PINダイオードD1 には高周波的に抵抗素子R1 が並
列に接続されているが、抵抗素子R1 の値がPINダイ
オードD1 のオン抵抗の値より極めて大であること、即
ち (抵抗素子R1 の抵抗値)>>(D1 のオン抵抗値) を満足するような抵抗素子R1 を選べば、抵抗素子R1
の影響は無視できる。
【0011】一方、PINダイオードD2 、D3 は逆バ
イアスされているので、オフ状態になり、ハイインピー
ダンスを呈している。このため回路動作には何ら影響を
与えない。
【0012】次に、電界強度が強くなり、検波回路14
の出力が比較基準電圧Eを越え始めると、誤差増幅器1
5は低歪可変減衰器12の減衰量を増大させ、増幅器1
3の出力レベルを設定値に保つように制御電圧Vc をコ
ントロールする。
【0013】今、仮に抵抗素子R1 が無いと仮定する。
上記の如く電界強度が強くなった時に増幅器13の出力
レベルを一定値に保つ為に、制御電圧Vc は分電圧Vd
に近づき、PINダイオードD1 に流れる電流は減少
し、PINダイオードD1 のオン抵抗値は大きくなる。
この時、PINダイオードD2 、D3 はバイアスがかか
らずオフであり、ハイインピーダンスのままである。従
って、減衰量は、ほぼPINダイオードD1 の抵抗値と
増幅器13の入カインピーダンス(通常50Ωもしくは
75Ωに設計)の比で決定される。
【0014】一方、PINダイオードD1 は、そのアノ
ードに加える制御電圧Vc を下記の範囲で変化させ、流
れる電流を可変制御すると、その抵抗値は数Ωから数k
Ωの広い範囲で変化する。
【0015】Vd ≦Vc ≦(Vd +約0.7〔V〕) ここで、PINダイオードD1 の抵抗値と増幅器13の
入カインビーダンスで構成される減衰器の減衰範囲は約
20〜30dB得られ、可変減衰回路として機能する。
【0016】即ち、電界が強くなった時、AGCの動作
開始レベルより約20〜30dBの入力レベルの増加に
対しては、PINダイオードD1 の広い抵抗値の変化範
囲を利用して増幅器13の出力レベルを一定値に保つA
GC動作が実現できる。
【0017】しかし上記の如く抵抗素子R1 が無い回路
では、制御電圧Vc が分電圧Vd に近付くにつれ、PI
NダイオードD1 に流れる電流が減少するため、PIN
ダイオードD1 から発生する歪みが急激に大きくなって
しまう欠点がある。しかし、歪みの発生量は印加される
入力レベルに大きく依存するので、歪みの発生量の少な
い入力レベルが低い時に制御電圧Vc が分電圧Vd に近
づくような回路構成にすれば上記欠点は改善できる事が
解る。
【0018】そこで本実施形態においては、(D1 のオ
ン抵抗値)<<(抵抗素子R1 の抵抗値)<(D1 のオ
フ抵抗値)なる関係を満足するような抵抗素子R1 を選
び、結合コンデンサC2 を介してPINダイオードD1
に並列に接続している。抵抗素子R1 が存在すると、P
INダイオードD1 のアノ一ドに加える制御電圧Vc を
前述と同様に Vd ≦Vc ≦(Vd +約0.7〔V〕) の範囲で変化させた時、入力端子Aと出力端予Bとの間
の抵抗値は、PINダイオードD1 の抵抗値と抵抗素子
R1 の抵抗値との並列合成抵抗値で計算される。
【0019】次に制御電圧Vc を分電圧Vd より低く下
げていくと、PINダイオードD2とD3 は順方向にバ
イアスされオン状熊となり、PINダイオードD1 のカ
ソ一ド側はバイパスコンデンサC4 により高周波的にア
ースされる。この状態ではPINダイオードD1 は逆バ
イアスとなり、抵抗素子R1 の抵抗値とPINダイオー
ドD2 のオン抵抗値とで可変減衰回路が構成される。即
ち、出力レベルを所要の値にする動作は、抵抗素子R1
とPINダイオードD2 のオン抵抗値とで形成されるL
型減衰器に移る。即ち、 (D1 のオフ抵抗値)>>(抵抗素子R1 の抵抗値) の状態になり、PINダイオードD1 のオフ抵抗は回路
動作には殆ど影響を与えない。しかし、PINダイオー
ドD1 は強入力信号による自己整流を起し、バイアス変
動歪みを発生し始める。
【0020】しかるに本実施形態では、入力信号レベル
として0dBm程度の強入力時にPINダイオードD1
の逆バイアスを深くかけるために、汎用シリコンダイオ
ードD3 を抵抗素子R2 を介してPINダイオードD2
と直列に接続する構成にし、PINダイオードD1 の自
己整流によるバイアス変動歪みの量を減少させて低歪み
を実現している。すなわち、ダイオードD2 とD3 のア
ノ一ド・カソード間の順方向電庄降下(両方で約1.4
〔V〕)を利用して、PINダイオードD1 に約1.4
〔V〕の逆バイアスをかけている。
【0021】以上のように、入力レベルがAGCの動作
開始レベルから0dBm程度の強入力まで広い範囲に渡
って低歪みを実現している。 (他の実施形態)図2の(a)〜(c)は、他の実施形
態に係る可変減衰器の回路構成例を示す図である。図2
の(a)は汎用シリコンダイオードD3 の代わりに、二
つのダイオードD31,D32を直列に接続した例である。
図2の(b)は上記汎用シリコンダイオードD3 の代わ
りに、ツェナーダイオードZDを接続した例である。図
2の(c)はPINダイオードD1 の代わりに、二つの
ダイオードD11,D12を直列に接続した例である。
【0022】図2の(a)〜(c)のように回路構成す
ることによって、前記実施形態における作用効果が更に
顕著なものとなる。 (実験例)図3の(a)(b)は下記に示す「試料M」
及び「試料N」に対して、2信号f1 =89MHz,f2
=90MHzを入力した時に、「試料M」及び「試料N」
でそれぞれ発生する三次歪みを実測した結果を示す図で
ある。但し、実際に発生する三次歪みは、88MHzと9
1MHzの二つの周波数においてであるが、上記図3の
(a)(b)には91MHzの周波数において発生する三
次歪みのみを示している。
【0023】「試料M」…本発明の実施形態に係る可変
減衰器を適用したAGC回路付き増幅装置(利得10d
B) 「試料N」…本発明の特徴点をもたない可変減衰器を適
用したAGC回路付き増幅装置(利得5dB) 図3の(a)(b)の対比から明らかなように、本発明
の特徴点をもった「試料M」においては、本発明の特徴
点をもたない「試料N」に比べて三次歪みが大幅に減少
していることが分かる。
【0024】(実施形態における特徴点)実施形態(変
形例を含む)についての特徴点をまとめると次の通りで
ある。 [1]実施形態に示された可変減衰回路は、入力端子
(A) と出力端子(B) との間に、カソード側を上記出力端
子側にして接続された第1のPINダイオード(D1)と、
この第1のPINダイオード(D1)のカソードとアースと
の間に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサ(C
4)を介して接続された第2のPINダイオード(D2)と、
前記第1,第2のPINダイオード(D1,D2) のオン抵抗
を変化させることにより、前記出力端子(B) の信号レベ
ルを可変減衰させる如く制御電圧(Vc)を印加する手段と
を備えた可変減衰回路において、前記第1のPINダイ
オード(D1)に対し、高周波コンデンサ(C2)を介して抵抗
素子(R1)を並列に接続し、前記第2のPINダイオード
(D2)と共にL型減衰器を形成したことを特徴としてい
る。 [2]実施形態に示された可変減衰回路は、入力端子
(A) と出力端子(B) との間に、カソード側を上記出力端
子側にして接続された第1のPINダイオード(D1)と、
この第1のPINダイオード(D1)のカソードとアースと
の間に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサ(C
4)を介して接続された第2のPINダイオード(D2)と、
前記第1,第2のPINダイオード(D1,D2) のオン抵抗
を変化させることにより、前記出力端子(B) の信号レベ
ルを可変減衰させる如く制御電圧(Vc)を印加する手段と
を備えた可変減衰回路において、前記第2のPINダイ
オード(D2)と直列に、抵抗素子(R2)を介して汎用シリコ
ンダイオード(D3)を接続し、強入力時において前記第1
のPINダイオード(D1)に逆バイアスを深くかけるよう
にしたことを特徴としている。 [3]実施形態に示された可変減衰回路は、入力端子
(A) と出力端子(B) との間に、カソード側を上記出力端
子側にして接続された第1のPINダイオード(D1)と、
この第1のPINダイオード(D1)のカソードとアースと
の間に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサ(C
4)を介して接続された第2のPINダイオード(D2)と、
前記第1,第2のPINダイオード(D1,D2) のオン抵抗
を変化させることにより、前記出力端子(B) の信号レベ
ルを可変減衰させる如く制御電圧(Vc)を印加する手段と
を備えた可変減衰回路において、前記第1のPINダイ
オード(D1)に対し、高周波コンデンサ(C2)を介して第1
の抵抗素子(R1)を並列に接続し、前記第2のPINダイ
オード(D2)と共にL型減衰器を形成すると共に、前記第
2のPINダイオード(D2)と直列に、第2の抵抗素子(R
2)を介して汎用シリコンダイオード(D3)を接続し、強入
力時において前記第1のPINダイオード(D1)に逆バイ
アスを深くかけるようにしたことを特徴としている。 [4]実施形態に示された可変減衰回路は、入力端子
(A) と出力端子(B) との間に、カソード側を上記出力端
子側にして接続された第1のPINダイオード(D1)と、
この第1のPINダイオード(D1)のカソードとアースと
の間に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサ(C
4)を介して接続された第2のPINダイオード(D2)と、
前記第1,第2のPINダイオード(D1,D2) のオン抵抗
を変化させることにより、前記出力端子(B) の信号レベ
ルを可変減衰させる如く制御電圧(Vc)を印加する手段と
を備えた可変減衰回路において、前記第2のPINダイ
オード(D2)と抵抗素子(R2)を介して直列に第3のダイオ
ード(D3)等を直列に接続し、前記第1のPINダイオー
ド(D1)に逆バイアスをかけられるように構成したことを
特徴としている。
【0025】
【発明の効果】本発明においては、第1のPINダイオ
ードに対し、高周波コンデンサを介して第1の抵抗素子
を並列に接続し、第2のPINダイオードと共にL型減
衰器を形成することにより、第2のPINダイオードの
アノードに加わる信号の振幅が低下するようにしてい
る。また本発明においては、第2のPINダイオードと
直列に、第2の抵抗素子を介して汎用シリコンダイオー
ドを接続し、強入力時において前記第1のPINダイオ
ードの逆バイアスを深くかけることにより、強入力時に
おける第1のPINダイオードの自己整流を抑制し、バ
イアス変動歪みの量が減少するようにしている。したが
って本発明によれば、強入力に対しても、歪みの発生が
少なく、相互変調歪み特性に優れた可変減衰回路を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る可変減衰回路を示
す図で、(a)は上記可変減衰回路を備えた車載用AG
C付き増幅装置の概略的構成を示すブロック図、(b)
は上記可変減衰回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る可変減衰回路を示
す図で、(a)〜(c)は夫々第2実施形態〜第4実施
形態に係る可変減衰回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施形態に係る可変減衰回路の実験例
を示す図で、(a)は本発明の特徴点をもった「試料
M」について三次歪みを実測した結果を示す図、(b)
は本発明の特徴点をもたない「試料N」について三次歪
みを実測した結果を示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…チューナ 10…車載用AGC付き増幅装置 11…入力フィルタ 12…低歪み可変減衰回路 13…増幅器 14…検波回路 15…誤差増幅器 A…入力端子 B…出力端子 C1 ,C3 …結合コンデンサ C2 …高周波コンデンサ C4 ,C5 …バイパスコンデンサ L1 ,L2 …高周波チョークコイル R1 ,R2 …第1,第2の抵抗素子 R3 ,R4 …分圧抵抗素子 D1 ,D2 …第1,第2のPINダイオード D3 …汎用シリコンダイオード Vb …直流電圧 Vc …制御電圧 Vd …分電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と出力端子との間に、カソード側
    を上記出力端子側にして接続された第1のPINダイオ
    ードと、 この第1のPINダイオードのカソードとアースとの間
    に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサを介し
    て接続された第2のPINダイオードと、 前記第1,第2のPINダイオードのオン抵抗を変化さ
    せることにより、前記出力端子の信号レベルを可変減衰
    させる如く制御電圧を印加する手段と、 を備えた可変減衰回路において、 前記第1のPINダイオードに対し、高周波コンデンサ
    を介して抵抗素子を並列に接続し、前記第2のPINダ
    イオードと共にL型減衰器を形成したことを特徴とする
    可変減衰回路。
  2. 【請求項2】入力端子と出力端子との間に、カソード側
    を上記出力端子側にして接続された第1のPINダイオ
    ードと、 この第1のPINダイオードのカソードとアースとの間
    に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサを介し
    て接続された第2のPINダイオードと、 前記第1,第2のPINダイオードのオン抵抗を変化さ
    せることにより、前記出力端子の信号レベルを可変減衰
    させる如く制御電圧を印加する手段と、 を備えた可変減衰回路において、 前記第2のPINダイオードと直列に、抵抗素子を介し
    て汎用シリコンダイオードを接続し、強入力時において
    前記第1のPINダイオードに逆バイアスを深くかける
    ようにしたことを特徴とする可変減衰回路。
  3. 【請求項3】入力端子と出力端子との間に、カソード側
    を上記出力端子側にして接続された第1のPINダイオ
    ードと、 この第1のPINダイオードのカソードとアースとの間
    に、カソード側を上記アース側にしてコンデンサを介し
    て接続された第2のPINダイオードと、 前記第1,第2のPINダイオードのオン抵抗を変化さ
    せることにより、前記出力端子の信号レベルを可変減衰
    させる如く制御電圧を印加する手段と、 を備えた可変減衰回路において、 前記第1のPINダイオードに対し、高周波コンデンサ
    を介して第1の抵抗素子を並列に接続し、前記第2のP
    INダイオードと共にL型減衰器を形成すると共に、 前記第2のPINダイオードと直列に、第2の抵抗素子
    を介して汎用シリコンダイオードを接続し、強入力時に
    おいて前記第1のPINダイオードに逆バイアスを深く
    かけるようにしたことを特徴とする可変減衰回路。
JP10182464A 1998-06-29 1998-06-29 可変減衰回路 Pending JP2000022466A (ja)

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