JPH0510419Y2 - - Google Patents

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JPH0510419Y2
JPH0510419Y2 JP1988155788U JP15578888U JPH0510419Y2 JP H0510419 Y2 JPH0510419 Y2 JP H0510419Y2 JP 1988155788 U JP1988155788 U JP 1988155788U JP 15578888 U JP15578888 U JP 15578888U JP H0510419 Y2 JPH0510419 Y2 JP H0510419Y2
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pin diode
signal
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circuit
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はFMチユーナの複同調回路に係り、特
に自動車等に搭載されるFMラジオに好適に用い
られるFMチユーナの複同調回路に関する。
従来の技術 第3図は従来より知られたFMチユーナの複同
調回路を示す。同図においてコイルL1、コンデ
ンサC1及びバラクタダイオードBD1,BD2は前段
の同調回路を構成し、コイルL2、コンデンサC2
及びバラクタダイオードBD3,BD4は後段の同調
回路を構成する。またコイルL1とL2は離して描
かれているが、実際にはこれらは互いに近接して
設けられ磁気的に結合(誘導結合)されている。
コイルL1,L2を離して設ける場合にはこれらを
コンデンサを介して接続(容量結合)すれば同様
の効果が得られる。従つて前段の同調回路と後段
の同調回路より複同調回路が構成され、複同調回
路の特長である選択度の向上が計れる。
バラクタダイオードBD1とBD2及びBD3とBD4
は互いにカソードが接続されたツインタイプのも
のが用いられ、これにより単一のバラクタダイオ
ードを用いた場合に比べて容量のばらつきを半分
に抑えることができる。このBD1とBD2の接続点
及びBD3とBD4の接続点には抵抗R1,R2を介し
て入力端子5よりの共通の同調電圧VTが得られ
る。この同調電圧VTを変化させることによつて
バラクタダイオードBD1〜BD4の容量が変化し、
前段及び後段の同調回路の同調周波数を制御する
ことができる。
入力端子1にはアンテナ(ANT)より被周波
数変調信号(FM信号)が供給され、複同調回路
において特定周波数範囲信号が選択された後、受
信高周波信号を増幅するためのデユアルゲート
MOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)2の
ゲートG1に供給され高周波数増幅が行なわれる
(MOSFETのドレイン及びゲートに接続される
回路は省略する)。このとき受信信号のレベルが
高くなり過ぎる(強入力)とMOSFETが飽和
し、高調波の発生等の原因となる。
MOSFET2のゲートG2には抵抗R3を介して端
子3が接続されている。この端子3には例えば中
間周波増幅段より得られたAGC信号が供給され、
受信信号のレベルが大きくなつたときには
MOSFET2のゲートG1に供給される信号に対す
るゲインを下げ、受信信号のレベルが小さくなつ
たときはゲインを上げるようMOSFET2のゲイ
ンを連続的に変化させて飽和による高調波の発生
等を防止する。また場合により受信信号が所定レ
ベル以上となつたときにはMOSFET2のゲート
G2を強制的にシヤントして一律にゲートG1への
信号のゲインを下げ、所定レベル以下のときはゲ
インを上げるようにする2値信号を供給して
MOSFETの増幅度をコントロールすることもあ
り、これは特に遠くの放送を受信をする場合と近
くの放送を受信する場合とで信号の強弱が大きい
時に切換えて用いることもできる。
考案が解決しようとする課題 第3図に示す回路はMOSFET2のゲートG2
印加する電圧を変化させてゲートG1に供給され
る信号に対するゲインを変化させているため、受
信信号が強入力となつた場合にはこの高いレベル
の信号はそのままMOSFET2のゲートG2にその
まま加わる。このためMOSFET2の飽和による
高調波の発生の防止が十分とはいえなかつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
り、飽和による高調波の発生等を有効に防止し得
るFMチユーナの複同調回路を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本考案になるFMチユーナの複同調回路は、受
信高周波信号が入力される前段の同調回路と前段
の同調回路に結合して設けられた後段の同調回路
とを有し、前段及び後段の同調回路は、外部より
の同調電圧に応じて夫々略同一の所定周波数範囲
に同調する構成とされたFMチユーナの複同調回
路において、同調周波数範囲に対して低インピー
ダンスとされる第1のコンデンサと、第1のコン
デンサを介してアノードを前段の同調回路に接続
されカソードを接地された第1のPinダイオード
と、カソードを第1のPinダイオードのアノード
に接続された第2のPinダイオードと、一端を第
2のPinダイオードのアノードに接続され他端を
接地された第2のコンデンサと、一端を第2の
Pinダイオードのアノードに接続され他端にレベ
ル検出手段によつて検出された受信信号のレベル
検出信号が入来する抵抗とからなるAGC回路を
具備してなる。
レベル検出信号は例えば中間周波増幅段におけ
る信号を整流し直流として得られるもので、受信
信号レベルが大きくなるとこのレベル検出信号の
電圧は上昇し、受信信号レベルが小さくなるとレ
ベル検出信号の電圧は低下する。
第1及び第2のPinダイオードはレベル検出信
号の電圧が変化するのに伴つてそのオン抵抗が変
化し、レベル検出信号の電圧が上昇するとそのオ
ン抵抗が小さくなつて電流が流れやすくなる。従
つて前段の同調回路に供給される受信高周波信号
は、当該信号に対してインピーダンスの低い第1
のコンデンサが第1のPinダイオードを通して接
地されるため、レベルは下げられる。
尚この減衰量とオンレベルは、夫々第1のコン
デンサの値やレベル検出手段によつて検出された
受信信号のレベル検出信号の電圧により設定でき
る。
実施例 第1図は本考案になるFMチユーナの複同調回
路の一実施例の回路図を示す。同図において第3
図と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。第1図の回路では第3図の回路に加
え、コイルL1の一端に第1のコンデンサである
コンデンサC3を介して第2のPinダイオードであ
るpinダイオードD1のカソード及び第1のPinダ
イオードであるpinダイオードD2のアノードが接
続され、更にpinダイオードD1のアノードは第2
のコンデンサであるバイパスコンデンサC4を介
して、pinダイオードD2のカソードは直接接地さ
れている。またpinダイオードD1のアノードには
抵抗R5を介して端子6が接続されている。また
コンデンサC3は受信高周波信号に対するインピ
ーダンスが十分低くなる値のものを選ぶ。
pinダイオードは、p領域とn領域との間に真
性半導体領域、即ちi領域をはさんだ接合構造を
もつダイオードであり、スイツチング素子とし
て、または可変抵抗減衰器としても用いることが
できる。pinダイオードの電圧−電流特性は通常
のダイオードに比べてその傾斜が緩やかであるた
め、加える電圧を変化させることによりこれを流
れる電流に対する抵抗値を変化させることができ
る。
端子6にば例えば中間周波増幅段より得られた
AGC信号を供給する。受信信号のレベルが高く
なるとAGC電圧も高くなり、pinダイオードD1
D2をより強くオンする。このためpinダイオード
D2の抵抗は小さくなり入力端子に入来した受信
高周波信号はより多くがコンデンサC3、pinダイ
オードD2を通つて流れる。このため前段の同調
回路に供給される受信高周波信号のレベルは、
MOSFET2の動作が飽和しない程度に下げられ
る。
本実施例ではpinダイオードとして2つのpinダ
イオードD1,D2が1パツケージに封中されて市
販されているツインタイプのものを用いている。
これを第1図のように接続することにより例えば
端子6は通常、レベル検出後平滑回路を通つて平
滑されたDC電圧が伝達されてくるが、リツプル
電圧分及びPF分を除去するためにC4なるバイパ
スコンデンサが入る。従つてD1がないとC3が接
地状態となる。逆にD1があるとON状態の時C3
接地と共にC4も接地されることになるため、減
衰量がとりやすいこと、及びD1,D2のON抵抗が
直列に入るため、ON抵抗レベル電圧を高くでき
る。更に強入力時にC3を通してRF分がD1,D2
中点に飛びこんできても、D1によりレベル信号
との干渉を防ぐことができる。但し場合によつて
はD1のかわりに高抵抗を入れて行なう回路もあ
るが、この場合はpinダイオードの減衰量と応答
性への考慮が必要となる。
第2図は第1図の回路の複同調回路の出力レベ
ルの周波数特性を示すもので、同図Aはpinダイ
オードがオフの状態のときの場合、同図Bはpin
ダイオードにある電圧のAGC信号が加わつてオ
ンとされている場合に夫々対応する。通常前段の
同調回路の入力側を完全にシヤントしてしまうと
受信高周波信号のレベルを下げることはできても
周波数特性は大きく広がつて非同調回路的とな
り、選択特性も著しく低下する。しかし、本実施
例の場合には、前段の同調回路に接続された同調
周波数に対し低インピーダンスとされたコンデン
サC3がPinダイオードD2を通して接地されること
により、入来高周波信号がコンデンサC3とPinダ
イオードD2を介してより多くグランドに流れ込
むため、第2図Bに示すように受信高周波信号の
レベルを下げることができると同時に希望信号以
外の不要周波数の入来を抑えることができて複同
調回路の特長である良好な周波数選択特性を維持
することができ、また強入力時の妨害特性も良好
となり、総合的な特性は大きく向上する。
考案の効果 上述の如く本考案によれば、受信信号レベルの
変化に応じて前段同調回路に第1のコンデンサを
介して接続される第1のPinダイオードのオン抵
抗を変化させて受信高周波信号のレベルを下げる
ようにしたので、高周波増幅器が飽和することに
よつて高周波等の不要な信号を発生することを有
効に防止できると同時に周波数選択特性をも維持
することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図は
第1図の回路の動作を示す周波数特性図、第3図
は従来回路の回路図である。 L1,L2……コイル、C1,C2,C3,C4……コン
デンサ、BD1,BD2……バラクタダイオード、
D1,D2……pinダイオード、R1〜R4……抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受信高周波信号が入力される前段の同調回路と
    該前段の同調回路に結合して設けられた後段の同
    調回路とを有し、該前段及び後段の同調回路は、
    外部よりの同調電圧に応じて夫々略同一の所定周
    波数範囲に同調する構成とされたFMチユーナの
    複同調回路において、 前記同調周波数範囲に対して低インピーダンス
    とされる第1のコンデンサと、 該第1のコンデンサを介してアノードを前記前
    段の同調回路に接続されカソードを接地された第
    1のPinダイオードと、 カソードを該第1のPinダイオードのアノード
    に接続された第2のPinダイオードと、 一端を該第2のPinダイオードのアノードに接
    続され他端を接地された第2のコンデンサと、 一端を該第2のPinダイオードのアノードに接
    続され他端にレベル検出手段によつて検出された
    受信信号のレベル検出信号が入来する抵抗と からなるAGC回路を具備し、 該レベル検出信号に応じて該第1及び第2の
    Pinダイオードのオン抵抗を変化させることによ
    り、前記前段の同調回路に入力される受信高周波
    信号のレベルを変化させる構成とされてなるFM
    チユーナの複同調回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57200918U (ja) * 1981-06-18 1982-12-21
JPS61149420U (ja) * 1985-03-05 1986-09-16

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