JP2000020247A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

Info

Publication number
JP2000020247A
JP2000020247A JP10185220A JP18522098A JP2000020247A JP 2000020247 A JP2000020247 A JP 2000020247A JP 10185220 A JP10185220 A JP 10185220A JP 18522098 A JP18522098 A JP 18522098A JP 2000020247 A JP2000020247 A JP 2000020247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
virtual
volume
tape volume
virtual tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10185220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3618552B2 (ja
Inventor
Hiroshi Fujiwara
広嗣 藤原
Hajime Sugiura
一 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP18522098A priority Critical patent/JP3618552B2/ja
Priority to US09/241,889 priority patent/US6557073B1/en
Publication of JP2000020247A publication Critical patent/JP2000020247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3618552B2 publication Critical patent/JP3618552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F2003/0697Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers device management, e.g. handlers, drivers, I/O schedulers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想テープボリュームを属性に応じてグルー
プ化して取り扱い、ホストコンピュータのアクセス効率
を向上させることを課題とする。 【解決手段】 仮想テープボリューム51を記憶する仮
想記憶領域50、仮想記憶領域50とホストコンピュー
タ1と実テープボリューム21との間のデータ転送を制
御するデータ転送制御プログラム41、および仮想テー
プボリューム51の属性情報を格納する仮想テープ情報
データベース61を具備する。データ転送制御プログラ
ム41は、同一の属性を有する仮想テープボリューム5
1をグループ化し、そのグループ内のいずれかに対する
ホストコンピュータ1からの要求に対して、そのグルー
プに含まれる全ての仮想テープボリューム51を、実テ
ープボリューム21から仮想記憶領域50に転送して展
開しておき、そのグループに対してホストコンピュータ
1から要求が発せられた場合に、その要求に対して高速
に応答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばメインフレ
ーム等のコンピュータ装置に接続される記憶装置に関
し、特にハードディスク等を磁気テープの代用に用いる
仮想テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンピュータシステムでは、ホ
ストコンピュータのハードディスクに記憶された情報を
バックアップするために、主として、記憶媒体として複
数の磁気テープを搭載することによりギガビットやテラ
ビットオーダーの記憶容量を有するテープライブラリ装
置が用いられている。しかし従来の磁気テープは、磁気
テープ1巻につき一つのファイルを記憶させるようなフ
ォーマット形式を採用しているため、バックアップされ
るファイルの容量が磁気テープ1巻の記憶可能な容量よ
りも小さい場合には、磁気テープの一部しかデータの記
憶に使用されず、従って媒体コストが割高になってしま
う。また、磁気テープ1巻に一つのファイルを記憶させ
ると、バックアップする必要のあるファイルの増加数だ
け磁気テープの本数を増やさなければならず、テープラ
イブラリ装置の増設頻度が高くなってしまう。
【0003】そこで磁気テープの媒体コストを低減する
ために、1巻の磁気テープに複数のファイルを記憶させ
ることができるマルチファイル機能を有するテープ装置
も開発されている。しかしマルチファイル化すると、ホ
ストコンピュータ側で履歴管理やカタログ管理などの面
倒な管理を行う必要が生じたり、同時に使用されるファ
イルをマルチファイル化することができないなどの運用
面での問題が生じる。
【0004】また、磁気テープへのアクセスは、ハード
ディスク等に比べて低速であるため、データ量が飛躍的
に増大している現状では、バックアップ業務に要する時
間も著しく長くなってしまい、通常の業務に支障をきた
すおそれがある。
【0005】このような事情を踏まえて、近時、磁気テ
ープよりも高速にアクセス可能なハードディスクを磁気
テープの代わりに用いる仮想テープ装置が開発されてい
る。この仮想テープ装置では、ホストコンピュータに接
続されたディスクサブシステム内のハードディスク上で
仮想的にテープ装置をエミュレーションすることによ
り、従来のテープ装置の技術をそのまま利用して実際の
テープ装置よりも高速に記憶媒体にアクセスすることが
可能になっている。
【0006】そして、ディスクサブシステム内のハード
ディスクに記憶された仮想テープボリュームを実際の物
理的なテープ(本明細書では物理的なテープを「実テー
プ」とする)にステージアウトする、すなわち書き込む
際に、ディスクサブシステムがハードディスク上の複数
の仮想テープボリュームをまとめて単一の実テープにス
テージアウトすることによって、実テープの必要数をで
きるだけ削減し、それによってテープライブラリ装置の
小型化を図るとともに、媒体コストの低減を実現してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の仮想テ
ープ装置では、同時に使用したい複数のテープボリュー
ムが同一の実テープにステージアウトされていることも
あり、このような場合には、その実テープの内容を全て
読み込まなければならないことがあり、仮想テープ装置
を設けずに実テープボリュームから直接データを読み込
む場合と同程度かそれよりも性能が劣ってしまうおそれ
がある。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
ホストコンピュータが効率よくアクセスすることができ
る仮想テープ装置よりなる記憶装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは従来の仮想
テープ装置における欠点を解消すべく、鋭意検討を重ね
た結果、テープボリュームには運用形態による属性が存
在することに着目し、仮想テープボリュームをその属性
に応じてグループ化して取り扱うことがよいとの結論を
得た。すなわち本発明者らの研究によれば、テープボリ
ュームには、定期的に使用されるものや、不定期に使用
されるものがあったり、複数のテープボリュームを同時
にマウントして使用する必要があるものや、単独で使用
されるものもある。しかしながら従来の仮想テープ装置
では、そのような属性による区別をして仮想テープボリ
ュームを取り扱うようにはなっていない。
【0010】上記の目的を達成するために、請求項1に
係る記憶装置は、複数のテープ記憶媒体およびその駆動
機構を有するテープ記憶装置と、ホストコンピュータと
の間に介設され、かつホストコンピュータとテープ記憶
装置との間で授受されるデータを仮想的なテープボリュ
ームとして記憶可能な記憶装置であって、仮想的なテー
プボリュームを記憶する仮想記憶領域と、該仮想記憶領
域とホストコンピュータとテープ記憶装置との間のデー
タ転送を制御するデータ転送制御手段と、仮想的なテー
プボリュームの属性に関する情報を格納するデータベー
スと、を具備し、前記データ転送制御手段は、同一の属
性を有する仮想的なテープボリュームをグループ化し、
そのグループ化された仮想的なテープボリューム群の内
のいずれかに対してホストコンピュータから要求が発せ
られたときに、そのグループ化された仮想的なテープボ
リューム群に含まれる他の仮想的なテープボリューム
を、確定することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、グループ化された仮想
的なテープボリューム群が予め仮想記憶領域に展開され
るため、そのグループ内の仮想的なテープボリュームに
対してホストコンピュータから要求が発せられた場合
に、その要求に対する応答速度が向上する。
【0012】また、請求項2に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、グ
ループ化された前記仮想的なテープボリューム群の内の
いずれかに対してホストコンピュータから書き込み要求
が発せられたときには、そのグループ化された仮想的な
テープボリューム群に含まれるいずれの仮想的なテープ
ボリュームに対しても、実際のテープボリュームからの
展開を行わないことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、書き込み要求が発せら
れた仮想的なテープボリュームが属するグループ内の他
の仮想的なテープボリュームに対しても続いて書き込み
要求が発せられる可能性が高く、実際にグループ内の他
の仮想的なテープボリュームに対して続いて書き込み要
求が発せられた場合、その書き込み対象であるテープボ
リュームは、実際のテープボリュームから仮想記憶領域
に展開されていても、書き込みによって再び実際のテー
プボリュームに戻されるため、書き込み対象であるテー
プボリュームが展開される仮想記憶領域が無駄に使われ
るだけであるが、そのグループに対して仮想記憶領域で
の展開を行わないことによりそのような仮想記憶領域の
無駄使いを防ぐことができる。
【0014】また、請求項3に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、グ
ループ化された前記仮想的なテープボリューム群を実際
のテープボリュームに書き出す際に、仮想的なテープボ
リュームの属性に基づいて、一つの実際のテープボリュ
ームに複数の仮想的なテープボリュームをまとめて書き
出すか、または一つの実際のテープボリュームに一つの
仮想的なテープボリュームのみを書き出すことを特徴と
する。
【0015】この発明によれば、一つの実際のテープボ
リュームに複数の仮想的なテープボリュームをまとめて
書き出すようにすれば、実際のテープボリュームの数が
減り、また、一つの実際のテープボリュームに一つの仮
想的なテープボリュームのみを書き出すようにすれば、
同時に複数のテープボリュームにアクセスすることがで
きる。
【0016】また、請求項4に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、仮
想的なテープボリュームの属性に基づいて、仮想記憶領
域に展開されている複数の仮想的なテープボリュームの
うち、最後にデータが書き込まれてから所定時間が経過
しているものを自動的に実際のテープボリュームに書き
出すことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、最後にデータが書き込
まれてから所定時間が経過している仮想的なテープボリ
ュームを自動的に実際のテープボリュームに書き出すこ
とにより、ホストコンピュータに負荷をかけずに仮想記
憶領域の空き領域を確保することができる。
【0018】また、請求項5に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、仮
想的なテープボリュームの属性に基づいて、仮想記憶領
域に展開されている複数の仮想的なテープボリュームの
うち、今までに全く実際のテープボリュームに書き出さ
れていないものを自動的に実際のテープボリュームに書
き出すことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、今までに全く実際のテ
ープボリュームに書き出されていない仮想的なテープボ
リュームを自動的に実際のテープボリュームに書き出す
ことにより、ホストコンピュータに負荷をかけずに仮想
記憶領域の空き領域を確保することができるだけでな
く、万一仮想記憶領域の物理的障害により仮想記憶領域
からデータが消失してしまっても、そのデータが実際の
テープボリュームにバックアップされているため、その
データを実際のテープボリュームから復元することがで
きる。
【0020】また、請求項6に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、仮
想的なテープボリュームの属性に基づいて、仮想記憶領
域に展開されている複数の仮想的なテープボリュームの
うち、ホストコンピュータからの要求頻度が相対的に低
いものを自動的に実際のテープボリュームに書き出すこ
とを特徴とする。
【0021】この発明によれば、ホストコンピュータか
らの要求頻度が相対的に低い仮想的なテープボリューム
を自動的に実際のテープボリュームに書き出すことによ
り、ホストコンピュータに負荷をかけずに仮想記憶領域
の無駄をなくして仮想記憶領域の空き領域を確保するこ
とができる。
【0022】また、請求項7に係る記憶装置は、請求項
4、5または6記載の発明において、前記データ転送制
御手段は、仮想的なテープボリュームを自動的に実際の
テープボリュームに書き出している最中に、書き出し中
の当該仮想的なテープボリュームに対してホストコンピ
ュータから要求が発せられた場合には、その書き出し処
理を中断することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、仮想的なテープボリュ
ームの自動的な書き出し処理中にその仮想的なテープボ
リュームに対してホストコンピュータから要求があった
場合に、その自動的な書き出し処理を中断することによ
って、書き出し処理が完了するのを待たずに、ホストコ
ンピュータの要求に応答することができるので、ホスト
コンピュータのアクセス効率が向上する。
【0024】また、請求項8に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、同
一時刻近辺で使用されたことのある少なくとも2つのテ
ープボリュームの内、いずれか一方のボリュームの展開
をする場合は、他のボリュームも展開することを特徴と
する。
【0025】この発明によれば、同一時刻近辺で使用さ
れたことのあるテープボリューム群は再び一緒に使用さ
れる可能性が高いため、予め仮想記憶領域に展開してお
くことにより、ホストコンピュータの要求に対して即座
に応答することができるので、ホストコンピュータのア
クセス効率が向上する。
【0026】また、請求項9に係る記憶装置は、請求項
1記載の発明において、前記データ転送制御手段は、同
一時刻近辺で使用されたことのある少なくとも2つの仮
想的なテープボリュームの内、いずれか一方のボリュー
ムを実際のテープに書き出す場合は、他のボリュームも
実際のテープに書き出すことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、同一時刻近辺で使用さ
れたことのあるテープボリューム群は、その内のいずれ
かが不要となって実際のテープに書き出された後には使
用される可能性が低いため、それらを一緒に実際のテー
プに書き出すことにより、仮想記憶領域の無駄をなくし
て仮想記憶領域の空き領域を確保することができる。
【0028】また、請求項10に係る記憶装置は、複数
のテープ記憶媒体およびその駆動機構を有するテープ記
憶装置と、ホストコンピュータとの間に介設され、かつ
ホストコンピュータとテープ記憶装置との間で授受され
るデータを仮想的なテープボリュームとして記憶可能な
記憶装置であって、仮想的なテープボリュームを記憶す
る仮想記憶領域と、該仮想記憶領域とホストコンピュー
タとテープ記憶装置との間のデータ転送を制御するデー
タ転送制御手段と、仮想的なテープボリュームの属性に
関する情報を格納するデータベースと、全ての仮想的な
テープボリュームの属性に関する情報を収集して記録し
た仮想的な特殊テープボリュームと、ホストコンピュー
タにより前記仮想的な特殊テープボリュームが編集さ
れ、その編集による特殊テープボリュームの変更内容
を、前記データベースに格納された各仮想的なテープボ
リュームの属性に関する情報に反映する手段と、を具備
することを特徴とする。
【0029】この発明によれば、ホストコンピュータが
仮想的な特殊テープボリュームを編集し、その編集によ
る特殊テープボリュームの変更内容を、データベースに
格納された各仮想的なテープボリュームの属性に関する
情報に反映することにより、ホストコンピュータにより
自動的に各仮想的なテープボリュームの属性を編集する
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る記憶装置の
実施の形態について図1〜図16を参照しつつ詳細に説
明する。
【0031】図1は、本発明に係る記憶装置を仮想テー
プ装置に適用したコンピュータシステムの一例を示すブ
ロック構成図である。このコンピュータシステムでは、
仮想テープ装置3を接続するためのホスト接続チャネル
11を備えた上位装置であるホストコンピュータ1と、
複数の実テープ(図示省略)およびその駆動機構である
ドライブ(図示省略)を備えたテープライブラリ装置2
との間に、仮想テープ装置3が接続されている。
【0032】仮想テープ装置3は、上位インタフェース
31、メインプロセッサ4、ディスクアレイ装置5、管
理データベース6、サービスプロセッサ35、キャッシ
ュメモリ36、ROM(読出し専用メモリ)37、RA
M(ランダムアクセスメモリ)38、およびそれらを相
互に接続する内部バス39を備えている。上位インタフ
ェース31は、ホストコンピュータ1のホスト接続チャ
ネル11に接続されるチャネルポート32、およびその
チャネルポート32から受け取ったデータに対する制御
を行う仮想テープドライブコントローラ33を有してい
る。
【0033】メインプロセッサ4は、仮想テープ装置3
におけるデータ転送の制御、および仮想テープボリュー
ムに関する情報の管理を行う。また、メインプロセッサ
32は、テープライブラリ装置2が接続されているとき
にそのテープライブラリ装置2における磁気テープの着
脱および磁気テープの送りや戻し等の駆動制御も行う。
このメインプロセッサ32で実行されるデータ転送制御
プログラムおよびライブラリ装置制御プログラムは、例
えばROM37またはディスクアレイ装置5に記憶され
ている。メインプロセッサ4には、キーボードやマウス
等の仮想テープ装置操作端末7を介してオペレータから
制御命令等が入力される。
【0034】ディスクアレイ装置5は、例えばハードデ
ィスク装置からなり、仮想テープボリュームを格納する
仮想記憶領域である。また、ディスクアレイ装置5は、
仮想テープ装置3の動作を制御するプログラム等を記憶
する。
【0035】管理データベース6は、仮想テープボリュ
ームや実テープボリュームに記録された情報等を管理す
るためのデータベースである。
【0036】サービスプロセッサ35は、仮想テープ装
置3に接続された表示装置8を制御するためのもので、
仮想テープ装置3の状態や仮想テープボリュームに関す
る情報の表示制御を行う。
【0037】キャッシュメモリ36は、仮想テープボリ
ュームや実テープボリュームから読み出されたデータや
仮想テープボリュームや実テープボリュームに書き込ま
れるデータを、つぎのアクセス効率を高めるために一時
的に記憶する。
【0038】ROM37は、固定データや仮想テープ装
置3の動作を制御するプログラム等を記憶する。
【0039】RAM38は、メインプロセッサ4やサー
ビスプロセッサ35の作業領域として使用される。
【0040】図2は、本発明に係る記憶装置を適用した
仮想テープ装置の機能を説明するためのブロック図であ
る。この仮想テープ装置3は、図1のメインプロセッサ
4に相当する制御部40、図1のディスクアレイ装置5
内に設けられた仮想記憶領域50、図1の管理データベ
ース6内に設けられた仮想テープ情報データベース61
と仮想記憶領域スペースマップ62と実テープ情報デー
タベース63、およびキャッシュメモリ36を備えてい
る。なお、図1に示された構成要素と同じ機能を有する
ものには図1と同じ符号が付されている。
【0041】制御部40は、データ転送制御プログラム
41およびライブラリ装置制御プログラム42を実行す
る。データ転送制御プログラム41は、ホストコンピュ
ータ1からのライト(書き込み)要求に対して、ホスト
接続チャネル11を介してホストコンピュータ1から転
送されたデータを、キャッシュメモリ36を介して仮想
記憶領域50の仮想テープボリュームに記録するか、ま
たはライブラリ装置制御プログラム42を起動し、テー
プライブラリ装置2を駆動させて実テープボリュームに
記録するための制御プログラムである。その際、制御部
40は、仮想テープ情報データベース61や仮想記憶領
域スペースマップ62や実テープ情報データベース63
を参照したり、あるいは更新したりする。
【0042】また、データ転送制御プログラム41は、
ホストコンピュータ1からのリード(読出)要求に対し
て、仮想テープボリューム、キャッシュメモリ36また
は実テープボリュームからデータを読み出してホストコ
ンピュータ1へ転送する。
【0043】ライブラリ装置制御プログラム42は、テ
ープライブラリ装置2において磁気テープカートリッジ
を着脱するロボットの駆動制御や、装着された磁気テー
プの送り機構を駆動させてテープを送ったり戻したりす
る制御を行うプログラムである。
【0044】仮想テープ情報データベース61は、例え
ば図3に示すようなフォーマットのテープボリューム情
報レコードからなる仮想テープボリューム情報テーブル
を格納している。図3では2つのレコードしか示されて
いないが、仮想記憶領域50(図2参照)に設けられた
仮想テープボリューム一つにつきテープボリューム情報
レコードが一つずつ作成される。
【0045】図3に示す仮想テープボリューム情報テー
ブルの各レコードは、例えば仮想テープボリュームの名
前を表す「テープボリューム名」フィールド、実テープ
に記録されるヘッダ情報と同じ情報である「ヘッダ情
報」フィールド、仮想テープボリュームのブロックサイ
ズを表す「全ブロックサイズ」フィールド、仮想テープ
ボリュームが使用中であるか否かを表す「テープ状態」
フィールド、書き込み禁止であるか否かを表す「プロテ
クト状態」フィールド、仮想テープボリュームを作成し
た時刻を表す「テープ作成時刻」フィールド、仮想テー
プボリュームが最後にアクセスされた時刻を表す「最終
アクセス時刻」フィールド、仮想テープボリュームが最
後に書き込みでアクセスされた時刻を表す「最終書き込
み時刻」フィールド、仮想テープボリュームが最後にマ
ウントされた時刻を表す「最終マウント時刻」フィール
ド、仮想テープボリュームがステージアウトされた時刻
を表す「ステージアウト時刻」フィールド、ステージア
ウトの可否を表す「ステージアウト許可」フィールド、
仮想テープボリュームのマウント回数を表す「マウント
回数」フィールド、および仕切りマークに相当するアド
レスポインタの位置情報を表す複数(図示例では(1)
〜(n))の「テープマーク情報」フィールドを有して
いる。
【0046】「全ブロックサイズ」フィールドに格納さ
れた値は、仮想記憶領域50の残りの容量を知るため
に、全仮想テープボリュームに対して合計され、仮想記
憶領域50の容量と比較される。つまり全仮想テープボ
リュームの「全ブロックサイズ」フィールドの値を足
し、それを仮想記憶領域50の容量から引くことによっ
て、仮想記憶領域50の残りの容量が分かる。
【0047】また、仮想テープ情報データベース61
は、例えば図4に示すようなフォーマットの仮想テープ
ボリューム・グループレコードからなる仮想テープボリ
ューム・グループ情報テーブルを格納している。図4で
は2つのレコードしか示されていないが、設定された各
グループに対して仮想テープボリューム・グループレコ
ードが一つずつ作成される。
【0048】図4に示す仮想テープボリューム・グルー
プ情報テーブルの各レコードは、例えばグループの名前
を表す「グループ名」フィールド、このグループに属す
る仮想テープボリュームの名前を一つずつ表す複数(図
示例では(1)〜(n))の「テープボリューム名」フ
ィールド、このグループに属する仮想テープボリューム
のいずれかが最後にアクセスされた時刻を表す「最終ア
クセス時刻」フィールド、このグループに属する仮想テ
ープボリュームが実テープボリュームに書き込まれる際
の書き出し先を指定する「書き出し先」フィールド、お
よび実テープボリュームに書き込む際に集中書き込みを
するか分散書き込みをするか、すなわちマルチファイル
化するか否かということを表す「書き出しモード」フィ
ールドを有している。
【0049】図5および図6には、それぞれ実テープボ
リュームに対する2つの書き出しモードである集中書き
込みモードと分散書き込みモードにおける仮想テープボ
リュームの書き出しの概念図が示されている。図5に示
す集中書き込みモードでは、1巻の実テープボリューム
21に複数の仮想テープボリューム51がマルチファイ
ル化されて格納される。従って集中書き込みモードで
は、実テープボリューム20の数を少なくでき、テープ
ライブラリ装置2を小型化できる。また、集中書き込み
モードは、バックアップに使用される仮想テープボリュ
ームの書き出しに適している。
【0050】一方、図6に示す分散書き込みモードで
は、1巻の実テープボリューム21には1巻の仮想テー
プボリューム51だけが格納される。従って分散書き込
みモードでは、テープライブラリ装置に実装されたドラ
イブ数の分だけ同時に実テープボリュームにアクセスす
ることができるので、同時に読み出される可能性のある
複数の仮想テープボリュームを実テープボリュームに格
納するのに適している。また、分散書き込みモードを採
用していれば、本発明を適用していない例えば既存のテ
ープライブラリ装置においても実テープボリューム21
からデータを読み出すことができる。
【0051】前記実テープ情報データベース63は、例
えば図7に示すようなフォーマットの実テープボリュー
ム・グループレコードからなる実テープボリューム・グ
ループ情報テーブルを格納している。図7では2つのレ
コードしか示されていないが、設定された各グループに
対して実テープボリューム・グループレコードが一つず
つ作成される。
【0052】図7に示す実テープボリューム・グループ
情報テーブルの各レコードは、例えばグループの名前を
表す「グループ名」フィールド、このグループに属する
実テープボリュームの名前を一つずつ表す複数(図示例
では(1)〜(n))の「実テープボリューム名」フィ
ールド、実テープボリュームに書き込む際に例えば圧縮
して書き込むか、あるいは非圧縮で書き込むかというこ
とを表す「書き込みモード」フィールド、およびこのグ
ループに対して最後にアクセスされた時刻を表す「最終
アクセス時刻」フィールドを有している。この実テープ
ボリューム・グループ情報テーブルの「グループ名」フ
ィールドに格納されたグループ名が、仮想テープボリュ
ーム・グループ情報テーブルの「書き出し先」フィール
ドに格納される。
【0053】ここで、仮に実テープをグループ化せず
に、複数の仮想テープボリュームを単純に例えば書き込
み要求の発生順にマルチファイル化して適当に複数の実
テープボリュームに格納した場合には、つぎのような不
都合が生じる場合がある。すなわち単純にマルチファイ
ル化されている複数の仮想テープボリュームに対して、
同時に上位ホストコンピュータからデータの読み出し要
求が発生した場合、読み出し対象である複数の仮想テー
プボリュームがマルチファイル化されているため、それ
らを一旦実テープから仮想記憶領域に展開してからでな
いとそれら仮想テープボリュームにアクセスすることが
できず、従ってアクセスに要する時間が長くなり効率が
悪くなってしまう。本実施の形態では、上述したように
仮想テープボリュームおよび実テープボリュームのそれ
ぞれにグループを定義し、かつ仮想テープボリュームを
実テープボリュームに集中書き込みするか、または分散
書き込みするかを選択することによって、その不都合を
解消している。
【0054】ところで、バックアップ処理業務などで使
用されるテープ群は、通常共通の属性を有している。バ
ックアップ業務の開始と同時に、これらのテープボリュ
ームは頻繁にマウントされ、大量のデータの書き込みが
行われる。また、バックアップ業務で使用されるテープ
群は、データ紛失によるリカバリー処理が行われるとき
以外は常に例えば毎日1回や毎週1回や毎月1回、書き
込みのみが行われるという性質を有する。
【0055】このような性質を考慮してバックアップ業
務時間をできるだけ短縮するために、本実施の形態で
は、テープボリュームの属性に基づいて上述したように
仮想テープボリュームをグループ化している。そして、
そのグループ化された仮想テープボリューム中のいずれ
か一つに対してホストコンピュータ1から書き込み要求
が発生した場合には、仮想テープ装置3は、使用頻度の
低い仮想テープボリュームを実テープボリュームへ書き
出し(ステージアウト)、仮想記憶領域50の空き容量
をできるだけ確保してその空き容量に書き込む。それに
よってホストコンピュータ1からの書き込みが高速に行
われる。
【0056】一方、グループ化された仮想テープボリュ
ーム中のいずれか一つに対してホストコンピュータ1か
ら読み込みの要求があった場合には、仮想テープ装置3
は、そのグループの残りの仮想テープボリュームに対し
ても同様の読み込み要求が発生するものとみなして、実
際に読み込み要求が来る前に残りの仮想テープボリュー
ムを実テープボリュームから仮想記憶領域50に先読み
し、準備しておく(これをプレ・ステージインと呼
ぶ)。
【0057】また、仮想テープボリュームの属性の一つ
としてステージアウト期日を設定してもよい。仮想テー
プボリュームをバックアップ用媒体として使用する場合
には、ステージアウト期日を短く設定し(例えば「0」
に設定)、バックアップ業務の遂行中は仮想記憶領域5
0に高速で書き込み、バックアップ終了後はバックアッ
プした仮想テープボリュームを速やかに実テープボリュ
ームに書き出すようにするとよい。そうすることによっ
て資源に限りのある高速記憶媒体であるディスクアレイ
装置5の記憶領域の無駄使いをなくすことができる。
【0058】また、仮想テープボリュームを一時的なバ
ッチ業務における記憶媒体として使用する場合には、ス
テージアウト期日を長めに設定するとよい。バッチ業務
に使用されている仮想テープボリューム群は、頻繁にア
クセスされる可能性が高いため、仮想記憶領域50に格
納されている時間が長いとアクセス効率が向上する可能
性がある。つまりバッチ業務に使用されている仮想テー
プボリュームがステージアウトされてしまうと、ホスト
コンピュータからの読み出し要求に対して、実テープボ
リュームからデータを読み出し、それを仮想テープボリ
ュームへ展開し、それからホストコンピュータへ転送す
るという段階を経なければならず、処理に時間がかかっ
てしまう。
【0059】また、仮想テープボリュームを一時的なデ
ータ、すなわちテンポラリデータを格納するための記憶
媒体として使用する場合には、仮想テープボリュームの
属性の一つとして廃棄(Purge)期限を設定しても
よい。テンポラリデータは、作業の途中で一時的に作成
されて使用されるデータであり、データ保証の必要がな
い。従ってテンポラリデータを仮想記憶領域50に何時
までも記憶させておいても仮想記憶領域の無駄使いとな
るため、廃棄期限を設定し、その期限を過ぎたデータを
自動的に削除するようにするとよい。
【0060】また、所定の日時や時刻、例えば「毎週月
曜日の朝8時」というように決められたときに必ず読み
込まれる仮想テープボリュームに対して、ステージアウ
トされている場合に、その所定の日時や時刻になる少し
前に先読みを行い(プレ・ステージイン)、それを仮想
記憶領域50に展開しておく機能を有効にするように属
性を設定してもよい。そうすればアクセス効率が向上す
る。
【0061】つぎに、本実施の形態の仮想テープ装置3
を適用したコンピュータシステムにおける仮想テープ装
置3の作用について説明する。図8は、仮想テープ装置
3におけるデータの書き込み処理の概念を示す模式図で
ある。なお、図8の仮想記憶領域50において破線で囲
まれた3つの仮想テープボリューム51よりなる群は、
同一のグループに属していることを表している。また、
図9は、データ書き込み処理の動作を説明するための動
作説明図である。
【0062】ホストコンピュータ1内のバックアップボ
リューム12をテープライブラリ装置2にバックアップ
する処理が開始されると、まずホストコンピュータ1か
らあるグループ化された仮想テープボリューム51の一
つに対してマウント要求が発行され、仮想テープ装置3
のデータ転送制御プログラム41はそのマウント要求を
受け付ける(図9、ステップW1)。そして、データ転
送制御プログラム41は、仮想テープ情報データベース
61に、要求された仮想テープボリューム51のマウン
ト処理に必要なテープヘッダー情報等を獲得するために
テープヘッダー情報の獲得要求を出し(図9、ステップ
W2)、そのテープヘッダー情報等を仮想テープ情報デ
ータベース61から獲得する(図9、ステップW3)。
それによってデータ転送制御プログラム41は、仮想的
なマウントを即座に完了させ、ホストコンピュータ1に
マウント完了通知を送る(図9、ステップW4)。
【0063】マウント直後にこの仮想テープボリューム
51に対して書き込み要求があった場合には、データ転
送制御プログラム41は、仮想記憶領域50にデータを
次々に書き込み(図9、ステップW5)、データの書き
込みを完了する(図9、ステップW9)。そのデータ書
き込みの進行中に並行して、データ転送制御プログラム
41は、この仮想テープボリューム51上に存在した以
前のデータを抹消するため、仮想テープ情報データベー
ス61上の該当する以前のデータに関する情報を削除し
て仮想テープ情報データベース61を更新する(図9、
ステップW6)。データ転送制御プログラム41は、仮
想テープ情報データベース61からデータベースの更新
終了通知を受け取ると(図9、ステップW7)、実テー
プ上のデータ占有領域の解放要求を実テープ情報データ
ベース63に出力する(図9、ステップW8)。マウン
ト直後に書き込みが行われた場合は、以前書き込まれた
全てのデータが破棄されたことになる。
【0064】上記ステップW5〜W9の期間が、ホスト
コンピュータ1から見たときのデータ転送区間となる。
【0065】データの書き込みが完了すると、ホストコ
ンピュータ1は、データ転送制御プログラム41にデマ
ウント要求を出力する(図9、ステップW10)。デー
タ転送制御プログラム41は、デマウント要求を受け取
ると仮想テープ情報データベース61の関連のあるフィ
ールドを更新し(図9、ステップW11)、そして、仮
想テープ情報データベース61からデータベースの更新
終了通知を受け取ると(図9、ステップW12)、ホス
トコンピュータ1にデマウント完了通知を送る(図9、
ステップW13)。
【0066】その後、仮想テープボリューム51の属性
の一つであるステージアウト期日の設定時間が経過した
ら、データ転送制御プログラム41は、仮想テープボリ
ューム51のデータを実テープへステージアウトするた
めに、実テープ情報データベース63を検索する(図
9、ステップW14)。そして、データ転送制御プログ
ラム41は、実テープ情報データベース63から検索結
果を受け取ると(図9、ステップW15)、仮想テープ
ボリューム51に対してステージアウト要求を出力する
(図9、ステップW16)。仮想テープボリューム51
は、そのステージアウト要求に基づいて実テープにステ
ージアウトされる(図9、ステップW17)。
【0067】ステージアウト処理が完了すると(図9、
ステップW18)、仮想テープボリューム51は、デー
タ転送制御プログラム41にステージアウト処理の完了
通知を送る(図9、ステップW19)。データ転送制御
プログラム41は、ステージアウト処理完了通知を受け
取ると、仮想テープ情報データベース61および実テー
プ情報データベース63のそれぞれの関連のあるフィー
ルドを更新し(図9、ステップW20,21)、一連の
処理を終了する。
【0068】上記ステップW17〜W18の期間が、実
際の実テープへのデータ転送区間となる。
【0069】ここで書き込みを行っている仮想テープボ
リューム51と同じグループに属する他の仮想テープボ
リューム51については、その後に同様に書き込みが行
われる可能性が高いため、実テープボリューム21から
仮想記憶領域50に先読み(プレ・ステージイン)を行
っても無駄となるため、データ転送制御プログラム41
は、これを判断して同じグループの他の仮想テープボリ
ューム51のステージインを抑制する。
【0070】また、高速記憶媒体である仮想記憶領域5
0の資源は有限であるため、バックアップ中に仮想記憶
領域50の空き容量がなくなると、一時的にバックアッ
プ処理を中断して現在不要な仮想テープボリュームのデ
ータを実テープ領域へ書き出す(ステージアウト)必要
が生じる。本実施の形態ではこのようなバックアップ処
理の中断を回避するため、あるグループ内の一つの仮想
テープボリューム51に対して書き込み要求が発生した
時点で、仮想記憶領域50内の不要な仮想テープボリュ
ーム51a,51b(図8参照)のデータをステージア
ウトする処理が、ホストコンピュータ1の書き込み処理
に影響が発生しない範囲でバックグラウンドで同時に稼
動される。
【0071】図10は、仮想テープ装置3におけるデー
タ読み込み処理の動作を説明するための動作説明図であ
る。実テープボリューム21にステージアウトされたデ
ータの読み込み処理が開始されると、まずホストコンピ
ュータ1からある仮想テープボリューム51に対してマ
ウント要求が発行され、データ転送制御プログラム41
はそのマウント要求を受け付ける(ステップR1)。そ
して、データ転送制御プログラム41は、仮想テープ情
報データベース61に、要求された仮想テープボリュー
ム51のマウント処理に必要なテープヘッダー情報等を
獲得するためにテープヘッダー情報の獲得要求を出し
(ステップR2)、そのテープヘッダー情報等を仮想テ
ープ情報データベース61から獲得する(ステップR
3)。それによってデータ転送制御プログラム41は、
仮想的なマウントを即座に完了させ、ホストコンピュー
タ1にマウント完了通知を送る(ステップR4)。
【0072】その後、ホストコンピュータ1からデータ
転送制御プログラム41にデータ読み込み要求が発せら
れると(ステップR5)、データ転送制御プログラム4
1はこのデータ読み込み要求を受け取り、仮想テープ情
報データベース61および実テープ情報データベース6
3のそれぞれの関連のあるフィールドを更新する(ステ
ップR6,7)。そして、データ転送制御プログラム4
1は、実テープから仮想テープボリューム51へデータ
をステージインするための要求を実テープボリューム2
1に出力する(ステップR8)。
【0073】実テープボリューム21は、そのステージ
イン要求を受け取ると、仮想テープボリューム51に対
してステージイン処理を開始し(ステップR9)、その
ステージイン処理を終了する(ステップR11)。この
ステージイン処理と並行して仮想テープボリューム51
は、仮想テープボリューム51からホストコンピュータ
1へ要求データを転送し(ステップR10)、そのデー
タ転送を終了する(ステップR12)。
【0074】データの読み込みが完了すると、ホストコ
ンピュータ1は、データ転送制御プログラム41にデマ
ウント要求を出力する(ステップR13)。データ転送
制御プログラム41は、デマウント要求を受け取ると仮
想テープ情報データベース61の関連のあるフィールド
を更新し(ステップR14)、そして、仮想テープ情報
データベース61からデータベースの更新終了通知を受
け取ると(ステップR15)、ホストコンピュータ1に
デマウント完了通知を送り(ステップR16)、一連の
処理を終了する。
【0075】また、ホストコンピュータ1から要求され
たデータに対して、実テープボリューム21から仮想テ
ープボリューム51へステージイン処理が行われたら、
その処理と並行して、あるいはその処理の直後に、要求
データと同じグループに属する他の実テープボリューム
21に対しても仮想記憶領域50への先読み(プレ・ス
テージイン)を行い、仮想記憶領域50上で展開してお
く(ステップR21〜R22)。
【0076】上述したバックアップ業務やリストア業務
以外においても、ある時刻に定期的に使用されているテ
ープボリュームが存在する場合、そのテープボリューム
の使用時刻と同一時刻近辺で使用されていた他のテープ
ボリュームは、互いに対となって使用される可能性が極
めて高い。従ってアクセス効率を向上させるためには、
このように一緒に使用される可能性の高いテープボリュ
ームを予め実テープボリューム21から仮想テープボリ
ューム51(高速記憶媒体)に先読み(プレ・ステージ
イン)しておくとよい。そのためには仮想記憶領域50
の空き領域を確保する必要がある。そこで本実施の形態
では、仮想テープ装置3は、ステージアウトを行う対象
とする仮想テープボリューム51の条件を設定し、その
条件を満たすものを自動的にステージアウトする機能を
有している。
【0077】なお、あるテープボリュームと同一時刻近
辺で使用されていた別のテープボリュームがある場合、
それらの内一方のテープボリュームに対する仮想テープ
ボリューム51がステージアウトの対象となったら、他
方のテープボリュームに対する仮想テープボリューム5
1もステージアウトの対象となる。
【0078】自動的にステージアウトを実施する条件
は、例えば最も古い仮想テープボリューム51であっ
て、最後に書き込みでアクセスされたものという条件で
あってもよい。これは、最後のアクセスが書き込みであ
り、且つ長時間仮想記憶領域50に存在していたデータ
は、実テープボリューム21にも同一データが記録され
ていない可能性が非常に高いため、ディスクアレイ装置
5のクラッシュ(破壊)等の不測の事態によりデータが
消失する虞があるので、最優先でステージアウトさせる
必要があるからである。
【0079】図11は、上述した自動ステージアウト処
理の流れを示すフローチャートである。自動ステージア
ウト処理が開始されると、まずデータ転送制御プログラ
ム41は、仮想テープ情報データベース61に格納され
た仮想テープボリューム情報テーブル内の各レコードの
「ステージアウト許可」フィールド(図3参照)を参照
し、現在仮想記憶領域50に存在する仮想テープボリュ
ーム51において、ステージアウトを行うことが許され
ている仮想テープボリューム51をリストアップする
(ステップS1)。
【0080】リストアップされた仮想テープボリューム
51の内、以下の(1)、(2)、(3)の条件を満た
す仮想テープボリュームを抽出する(ステップS2)。 (1)今までステージアウトされたことが全くないも
の、すなわち図3の「ステージアウト時刻」フィールド
が設定されていないもの。 (2)最後に書き込みされてから、予めユーザ等により
設定された規定時間を既に経過しているもの、すなわち
図3の「最終書き込み時刻」フィールドに格納された時
刻から現在までの時間が規定時間(例えば48時間な
ど)を超えているもの。 (3)読み出しのため、仮想記憶領域50にステージイ
ンされたが、アクセス頻度が極端に低いもの、すなわち
図3の「最終マウント時刻」フィールドに格納された時
刻が最近の時刻ではなく、且つ「マウント回数」フィー
ルドに格納された値が極端に低いもの。
【0081】上記(1)〜(3)の全ての条件を満たす
仮想テープボリューム51がある場合(ステップS
3)、ホストコンピュータ1からその仮想テープボリュ
ーム51に対してアクセス要求がなければ(ステップS
4)、その仮想テープボリューム51を実テープボリュ
ーム21へステージアウトする(ステップS5)。ステ
ップS2でリストアップされた仮想テープボリューム5
1の残りがある場合には(ステップS6)、ステップS
4へ戻り、以後リストアップされた全ての仮想テープボ
リューム51についてステップS4〜S6の処理を繰り
返す。ステップS6で全ての仮想テープボリューム51
についてステージアウトが終了したら、自動ステージア
ウト処理を終了する。
【0082】ただしステップS4で、ステージアウトし
ようとしている仮想テープボリューム51に対してホス
トコンピュータ1からアクセス要求がある場合には、そ
の仮想テープボリューム51に対するステージアウト処
理を中断する(ステップS7)。
【0083】以上のステップS1〜S7の処理を行って
も仮想記憶領域50に十分な空き領域を確保できない場
合、またはステップS3で上記(1)〜(3)の全ての
条件を満たす仮想テープボリューム51がない場合に
は、(1)〜(3)の条件の内少なくとも一つを満たす
仮想テープボリューム51をリストアップする(ステッ
プS8)。そして、リストアップされた仮想テープボリ
ューム51についてステップS4〜S7までの処理を行
い、自動ステージアウト処理を終了する。
【0084】ステップS8で上記(1)〜(3)の条件
の内のどれかを満たす仮想テープボリューム51が全く
ない場合には、その旨をホストコンピュータ1に通知し
(ステップS9)、自動ステージアウト処理を終了す
る。この場合には、例えば仮想テープ装置3に接続され
た表示装置8や、ホストコンピュータ1の図示しない表
示装置に、例えば仮想記憶領域50内の仮想テープボリ
ューム51のリストを表示させ、そのリストを参考にし
ながらユーザが仮想テープ装置操作端末7またはホスト
コンピュータ1の図示ない操作端末を操作して、ステー
ジアウトさせる仮想テープボリューム51を選択するよ
うにしてもよい。
【0085】つぎに、仮想テープボリューム51の属性
について説明する。上述したように本実施の形態では、
仮想テープ装置3のデータ転送制御プログラム41は、
仮想テープボリューム51の属性に基づいて仮想テープ
ボリューム51をグループ化する。図12は、仮想テー
プボリューム51の属性情報について説明するための模
式図である。本実施の形態では、仮想テープ装置3の仮
想記憶領域50には特殊な仮想テープボリューム55
(以下、特殊テープボリューム55とする)が記録され
ており、その特殊テープボリューム55に、仮想記憶領
域50内の全ての仮想テープボリューム51の属性情報
が一括して記録されている。
【0086】仮想テープボリューム51の属性情報を設
定したり変更したりする場合の概略を説明する(詳細に
ついては後述する)と、まずホストコンピュータ1は仮
想テープ装置3に、特殊テープボリューム55のマウン
ト要求を出力して特殊テープボリューム55をマウント
させる(ステップT1)。続いてホストコンピュータ1
は、特殊テープボリューム55に記述されている各仮想
テープボリューム51に関する属性情報を書き換える
(ステップT2)。
【0087】その後、ホストコンピュータ1は仮想テー
プ装置3に、特殊テープボリューム55のデマウント要
求を出力して特殊テープボリューム55をデマウント
(アンロード)させる(ステップT3)。特殊テープボ
リューム55のマウント処理およびデマウント処理は、
それぞれ通常の仮想テープボリューム51をマウントお
よびデマウントする場合と同じである。しかる後、仮想
テープ装置3は、特殊テープボリューム55を参照し
て、仮想テープ情報データベース61に格納された仮想
テープボリューム情報テーブル(図3参照)内の、各仮
想テープボリューム51に関するレコードに対して、更
新された属性情報を反映させる。
【0088】または仮想テープ装置3にネットワーク接
続されている仮想テープ装置操作端末7を介してユーザ
(オペレータ)がコマンド入力を行うことによって、仮
想テープボリューム情報テーブル(図3参照)内の、各
仮想テープボリューム51に関するレコードの属性情報
を直接変更してもよい。なお、仮想テープ装置3から仮
想テープボリューム51をステージアウトするために使
用される実テープボリューム21については、全て仮想
テープ装置3が管理する。
【0089】本実施の形態では、例えば特殊テープボリ
ューム55として仮想テープボリュームリスト参照用と
仮想テープボリューム情報更新用の2つの特殊テープボ
リューム(それぞれ特殊テープボリューム#1、特殊テ
ープボリューム#2とする)を用いる。図13および図
14に、それぞれ特殊テープボリューム#1および特殊
テープボリューム#2のデータフォーマットの一例を示
す。
【0090】特殊テープボリューム#1のデータフォー
マットは、例えば図13に示すように、従来のテープと
同様にテープボリューム名等を記録するヘッダー部分で
ある「特殊テープボリューム#1先頭」フィールド、こ
のデータが何を示すものであるかを表す「レコードタイ
プ」フィールド、このデータ情報(データベース)のバ
ージョンを表す「レコードバージョン」フィールド、仮
想テープ装置3に登録されているテープボリューム名を
表す「テープボリューム名」フィールド、その「テープ
ボリューム名」フィールドで示されたテープボリューム
が属するグループの名前を表す「グループ名」フィール
ド、現在のテープボリュームの状態を表す「テープボリ
ューム状態」フィールド、テープボリュームの書込み禁
止情報を表す「プロテクト状態」フィールド、テープボ
リュームに書き込まれているデータ量を表す「使用スペ
ース」フィールド、テープボリュームがマウントされた
回数を表す「マウント回数」フィールド、テープボリュ
ームが作成された時刻を表す「テープ作成時刻」フィー
ルド、テープボリュームが最後にアクセスされた時刻を
表す「最終アクセス時刻」フィールド、およびテープボ
リュームの終端を示す「特殊テープボリューム#1末
尾」フィールドで構成されている。
【0091】「レコードタイプ」、「レコードバージョ
ン」、「テープボリューム名」、「グループ名」、「テ
ープボリューム状態」、「プロテクト状態」、「使用ス
ペース」、「マウント回数」、「テープ作成時刻」およ
び「最終アクセス時刻」の10個のフィールドで一つの
仮想テープボリューム情報が構成されている。「特殊テ
ープボリューム#1先頭」フィールドと「特殊テープボ
リューム#1末尾」フィールドとの間に、仮想テープ装
置3に登録されている仮想テープボリューム51の数だ
け仮想テープボリューム情報が挿入される。
【0092】特殊テープボリューム#2のデータフォー
マットは、特殊テープボリューム#1のデータフォーマ
ットと基本的には同じであるが、ボリュームの追加や更
新や削除などの作業によって書き込むデータが異なる。
特殊テープボリューム#2のデータフォーマットは、例
えば図14に示すように、従来のテープと同様にテープ
ボリューム名等を記録するヘッダー部分である「特殊テ
ープボリューム#2先頭」フィールド、このデータが何
を示すものであるかを表す「レコードタイプ」フィール
ド、更新や削除等の作業の対象となるテープボリューム
名(追加作業の場合には新規ボリューム名)を表す「テ
ープボリューム名」フィールド、その「テープボリュー
ム名」フィールドで示されたテープボリュームが属する
グループの名前を表す「グループ名」フィールド、テー
プボリュームの状態を表す「テープボリューム状態」フ
ィールド、テープボリュームの書込み禁止情報を設定す
る「プロテクト状態」フィールド、およびテープボリュ
ームの終端を示す「特殊テープボリューム#2末尾」フ
ィールドを備えている。そして、「レコードバージョ
ン」フィールド、「使用スペース」フィールド、「マウ
ント回数」フィールド、「テープ作成時刻」フィールド
および「最終アクセス時刻」フィールドはいずれも無効
になっている。「テープボリューム状態」フィールドに
は、例えば新規ボリュームの追加時には「0x80」が
設定され、更新時には不要であり例えば「0x00」が
設定され、削除時には例えば廃棄状態を表す「0x0
2」が設定される。
【0093】「レコードタイプ」、「レコードバージョ
ン」、「テープボリューム名」、「グループ名」、「テ
ープボリューム状態」、「プロテクト状態」、「使用ス
ペース」、「マウント回数」、「テープ作成時刻」およ
び「最終アクセス時刻」の10個のフィールドで一つの
対象テープボリューム情報が構成されている。「特殊テ
ープボリューム#2先頭」フィールドと「特殊テープボ
リューム#2末尾」フィールドとの間に、作業対象とな
る仮想テープボリューム51の数だけ対象テープボリュ
ーム情報が挿入される。
【0094】図15は、ホストコンピュータ1が仮想テ
ープ装置3に登録されているテープボリュームリストを
獲得する処理を説明するための動作説明図である。ホス
トコンピュータ1では、仮想テープ装置3に登録されて
いる仮想テープを管理するためのソフトウェアである仮
想テープ管理ソフトウェア15が動作しており、一方、
仮想テープ装置3では仮想テープ管理プログラム45が
動作している。
【0095】テープボリュームリストの獲得処理が開始
されると、まずホストコンピュータ1の仮想テープ管理
ソフトウェア15は、仮想テープボリュームリスト参照
用の特殊テープボリューム#1をマウントするための要
求を出力する(ステップA1)。仮想テープ装置3の仮
想テープ管理プログラム45はそのマウント要求を受け
付け、仮想テープ情報データベース61にアクセスして
全仮想テープボリューム情報を要求する(ステップA
2)。続いて仮想テープ管理プログラム45は、仮想テ
ープ情報データベース61から獲得した仮想テープボリ
ューム情報65に基づいて特殊テープボリューム上にリ
ストを作成し、そのリストの作成完了後に特殊テープボ
リューム#1のマウントが完了した旨をホストコンピュ
ータ1へ通知する(ステップA3)。
【0096】仮想テープ管理ソフトウェア15は、特殊
テープボリューム#1のマウント完了通知を受け取ると
(ステップA4)、マウントした特殊テープボリューム
#1のデータ(図13参照)を読み込んでリストを作成
する(ステップA5)。そして、仮想テープ管理プログ
ラム45は、ホストコンピュータ1から出力されたリー
ド要求を受け付け、ステップA3で作成したリストをデ
ータとしてホストコンピュータ1へ返す(ステップA
6)。仮想テープ管理ソフトウェア15は、先に出力し
たリード要求に対して仮想テープ管理プログラム45か
ら返されたデータを「仮想テープ装置3に登録されてい
るテープボリュームリスト」として管理する(ステップ
A7)。
【0097】つぎに、ホストコンピュータ1および仮想
テープ装置3でそれぞれ仮想テープ管理ソフトウェア1
5および仮想テープ管理プログラム45が動作している
状態で、仮想テープボリュームを追加、更新または削除
する場合について説明する。図16は、仮想テープボリ
ュームを追加、更新または削除する処理を説明するため
の動作説明図である。
【0098】仮想テープボリュームの追加、更新または
削除処理が開始されると、まずホストコンピュータ1の
仮想テープ管理ソフトウェア15は、仮想テープボリュ
ーム情報更新用の特殊テープボリューム#2をマウント
するための要求を出力する(ステップB1)。仮想テー
プ装置3の仮想テープ管理プログラム45はそのマウン
ト要求を受け付け、特殊テープボリューム#2のマウン
トが完了した旨をホストコンピュータ1へ通知する(ス
テップB2)。仮想テープ管理ソフトウェア15は、特
殊テープボリューム#2のマウント完了通知を受け取る
と(ステップB3)、追加、状態変更または削除したい
仮想テープボリュームの情報を規定のフォーマットにし
てがって特殊テープボリューム#2に書き込む(ステッ
プB4)。
【0099】そして、仮想テープ管理ソフトウェア15
は特殊テープボリューム#2をデマウント(アンロー
ド)する(ステップB5)。続いて仮想テープ管理プロ
グラム45は、特殊テープボリューム#2に書き込まれ
た情報に基づいて仮想テープ情報データベース61を更
新する(ステップB6)。その際、特殊テープボリュー
ム#2に書き込まれた情報に問題がある場合には、ホス
トコンピュータ1からのアンロード要求に対してエラー
で応答し、一方、その情報に問題がない場合には、アン
ロードを正常に終了する(ステップB7)。
【0100】上記実施の形態によれば、同一の属性を有
する仮想テープボリューム51のグループが予め仮想記
憶領域50に展開されるため、そのグループ内の仮想テ
ープボリューム51に対してホストコンピュータ1から
要求が発せられた場合に、その要求に対する応答速度が
向上するので、ホストコンピュータ1のアクセス効率が
向上する。
【0101】また、グループ内の仮想テープボリューム
51に書き込み要求が発せられた場合、同じグループ内
の他の仮想テープボリューム51に対しても続いて書き
込み要求が発せられる可能性が高い。実際にグループ内
の他の仮想テープボリューム51に対して続いて書き込
み要求が発せられた場合には、その書き込み対象である
テープボリュームは、実テープボリューム21から仮想
記憶領域50に展開されても、書き込み処理後に再び実
テープボリューム21に戻されるため、仮想記憶領域5
0を無駄に使っているに過ぎない。従って上記実施の形
態によれば、そのような仮想テープボリューム51に対
して仮想記憶領域50を無駄に使わずに済み、仮想記憶
領域50の無駄使いを防いで仮想記憶領域50の空き領
域を確保することができる。
【0102】また、上記実施の形態によれば、一つの実
テープボリューム21に複数の仮想テープボリューム5
1をまとめて書き出すようにすれば、実テープボリュー
ム21の数が減って装置の小型化が図れるとともに、記
憶媒体コストを軽減できる。また、一つの実テープボリ
ューム21に一つの仮想テープボリューム51のみを書
き出すようにすれば、同時に複数のテープボリュームに
アクセスすることができるので、ホストコンピュータ1
のアクセス効率が向上する。
【0103】また、上記実施の形態によれば、最後にデ
ータが書き込まれてから所定時間が経過している仮想テ
ープボリューム51や、今までに全く実テープボリュー
ム21に書き出されていない仮想テープボリューム51
や、ホストコンピュータ1からの要求頻度が相対的に低
い仮想テープボリューム51などを自動的に実テープボ
リューム21に書き出すことにより、ホストコンピュー
タ1に負荷をかけずに仮想記憶領域50の空き領域を確
保することができる。
【0104】また、上記実施の形態によれば、今までに
全く実テープボリューム21に書き出されていない、す
なわちバックアップされていない仮想テープボリューム
51を自動的に実テープボリューム21に書き出すこと
により、万一仮想記憶領域50がクラッシュして仮想記
憶領域50からデータが消失してしまっても、そのデー
タが実テープボリューム21にバックアップされている
ため、そのデータを実テープボリューム21から復元す
ることができるので、データの信頼性が高まる。
【0105】また、上記実施の形態によれば、ホストコ
ンピュータ1が特殊テープボリューム55を編集し、そ
の編集による特殊テープボリューム55の変更内容を、
仮想テープ情報データベース61に格納された各仮想テ
ープボリューム51の属性に関する情報に反映すること
により、ホストコンピュータ1により自動的に各仮想テ
ープボリューム51の属性を編集することができる。
【0106】以上において本発明は、上記実施の形態に
おける説明および図示例に限らず、種々設計変更可能で
あることはいうまでもない。例えば仮想記憶領域50を
確保する高速記憶媒体として、テープ記憶媒体よりも高
速アクセスが可能で、且つアクセス時間が本質的にデー
タのロケーションに影響されないようなランダムアクセ
スが可能な記憶媒体であれば、ハードディスク以外の記
憶媒体を用いてもよい。
【0107】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、グループ化された仮想的なテープボリューム群が予
め仮想記憶領域に展開されるため、そのグループ内の仮
想的なテープボリュームに対してホストコンピュータか
ら要求が発せられた場合に、その要求に対する応答速度
が向上するので、ホストコンピュータのアクセス効率が
向上する。
【0108】また、本発明によれば、書き込み要求が発
せられた仮想的なテープボリュームが属するグループ内
の他の仮想的なテープボリュームに対しても続いて書き
込み要求が発せられる可能性が高く、実際にグループ内
の他の仮想的なテープボリュームに対して続いて書き込
み要求が発せられた場合、その書き込み対象であるテー
プボリュームは、実際のテープボリュームから仮想記憶
領域に展開されていても、書き込みによって再び実際の
テープボリュームに戻されるため、書き込み対象である
テープボリュームが展開される仮想記憶領域が無駄に使
われるだけであるが、そのグループに対して仮想記憶領
域での展開を行わないことによりそのような仮想記憶領
域の無駄使いを防ぐことができ、仮想記憶領域の空き領
域を確保することができる。
【0109】また、本発明によれば、一つの実際のテー
プボリュームに複数の仮想的なテープボリュームをまと
めて書き出すようにすれば、実際のテープボリュームの
数が減って装置の小型化が図れるとともに、記憶媒体コ
ストを軽減でき、また、一つの実際のテープボリューム
に一つの仮想的なテープボリュームのみを書き出すよう
にすれば、同時に複数のテープボリュームにアクセスす
ることができるので、ホストコンピュータのアクセス効
率が向上する。
【0110】また、本発明によれば、最後にデータが書
き込まれてから所定時間が経過している仮想的なテープ
ボリュームや、今までに全く実際のテープボリュームに
書き出されていない仮想的なテープボリュームや、ホス
トコンピュータからの要求頻度が相対的に低い仮想的な
テープボリュームなどを自動的に実際のテープボリュー
ムに書き出すことにより、ホストコンピュータに負荷を
かけずに仮想記憶領域の空き領域を確保することができ
る。
【0111】また、本発明によれば、今までに全く実際
のテープボリュームに書き出されていない仮想的なテー
プボリュームを自動的に実際のテープボリュームに書き
出すことにより、万一仮想記憶領域の物理的障害により
仮想記憶領域からデータが消失してしまっても、そのデ
ータが実際のテープボリュームにバックアップされてい
るため、そのデータを実際のテープボリュームから復元
することができるので、データの信頼性が高まる。
【0112】また、本発明によれば、ホストコンピュー
タが仮想的な特殊テープボリュームを編集し、その編集
による特殊テープボリュームの変更内容を、データベー
スに格納された各仮想的なテープボリュームの属性に関
する情報に反映することにより、ホストコンピュータに
より自動的に各仮想的なテープボリュームの属性を編集
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶装置を仮想テープ装置に適用
したコンピュータシステムの一例を示すブロック構成図
である。
【図2】本発明に係る記憶装置を適用した仮想テープ装
置の機能を説明するためのブロック図である。
【図3】その仮想テープ装置に格納された仮想テープボ
リューム情報テーブルのテープボリューム情報レコード
フォーマットの一例を示す模式図である。
【図4】その仮想テープ装置に格納された仮想テープボ
リューム・グループ情報テーブルの仮想テープボリュー
ム・グループレコードフォーマットの一例を示す模式図
である。
【図5】その仮想テープ装置の集中書き込みモードによ
る仮想テープボリュームの書き出しを説明するための概
念図である。
【図6】その仮想テープ装置の分散書き込みモードによ
る仮想テープボリュームの書き出しを説明するための概
念図である。
【図7】その仮想テープ装置に格納された実テープボリ
ューム・グループ情報テーブルの実テープボリューム・
グループレコードフォーマットの一例を示す模式図であ
る。
【図8】その仮想テープ装置におけるデータの書き込み
処理の概念を示す模式図である。
【図9】その仮想テープ装置におけるデータ書き込み処
理の動作を説明するための動作説明図である。
【図10】その仮想テープ装置におけるデータ読み込み
処理の動作を説明するための動作説明図である。
【図11】その仮想テープ装置における自動ステージア
ウト処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】その仮想テープ装置における仮想テープボリ
ュームの属性情報について説明するための模式図であ
る。
【図13】その仮想テープ装置における特殊テープボリ
ューム#1のデータフォーマットの一例を示す模式図で
ある。
【図14】その仮想テープ装置における特殊テープボリ
ューム#2のデータフォーマットの一例を示す模式図で
ある。
【図15】ホストコンピュータが仮想テープ装置に登録
されているテープボリュームリストを獲得する処理を説
明するための動作説明図である。
【図16】仮想テープボリュームを追加、更新、削除す
る処理を説明するための動作説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 テープライブラリ装置(テープ記憶装置) 21 実テープボリューム(テープ記憶媒体) 3 仮想テープ装置(記憶装置) 41 データ転送制御プログラム(データ転送制御手
段) 45 仮想テープ管理プログラム 50 仮想記憶領域 51 仮想テープボリューム(仮想的なテープボリュー
ム) 55 特殊テープボリューム 61 仮想テープ情報データベース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のテープ記憶媒体およびその駆動機
    構を有するテープ記憶装置と、ホストコンピュータとの
    間に介設され、かつホストコンピュータとテープ記憶装
    置との間で授受されるデータを仮想的なテープボリュー
    ムとして記憶可能な記憶装置であって、 仮想的なテープボリュームを記憶する仮想記憶領域と、 該仮想記憶領域とホストコンピュータとテープ記憶装置
    との間のデータ転送を制御するデータ転送制御手段と、 仮想的なテープボリュームの属性に関する情報を格納す
    るデータベースと、 を具備し、 前記データ転送制御手段は、同一の属性を有する仮想的
    なテープボリュームをグループ化し、そのグループ化さ
    れた仮想的なテープボリューム群の内のいずれかに対し
    てホストコンピュータから要求が発せられたときに、そ
    のグループ化された仮想的なテープボリューム群に含ま
    れる他の仮想的なテープボリュームを、確定することを
    特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記データ転送制御手段は、グループ化
    された前記仮想的なテープボリューム群の内のいずれか
    に対してホストコンピュータから書き込み要求が発せら
    れたときには、そのグループ化された仮想的なテープボ
    リューム群に含まれるいずれの仮想的なテープボリュー
    ムに対しても、実際のテープボリュームからの展開を行
    わないことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記データ転送制御手段は、グループ化
    された前記仮想的なテープボリューム群を実際のテープ
    ボリュームに書き出す際に、仮想的なテープボリューム
    の属性に基づいて、一つの実際のテープボリュームに複
    数の仮想的なテープボリュームをまとめて書き出すか、
    または一つの実際のテープボリュームに一つの仮想的な
    テープボリュームのみを書き出すことを特徴とする請求
    項1に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記データ転送制御手段は、仮想的なテ
    ープボリュームの属性に基づいて、仮想記憶領域に展開
    されている複数の仮想的なテープボリュームのうち、最
    後にデータが書き込まれてから所定時間が経過している
    ものを自動的に実際のテープボリュームに書き出すこと
    を特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記データ転送制御手段は、仮想的なテ
    ープボリュームの属性に基づいて、仮想記憶領域に展開
    されている複数の仮想的なテープボリュームのうち、今
    までに全く実際のテープボリュームに書き出されていな
    いものを自動的に実際のテープボリュームに書き出すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記データ転送制御手段は、仮想的なテ
    ープボリュームの属性に基づいて、仮想記憶領域に展開
    されている複数の仮想的なテープボリュームのうち、ホ
    ストコンピュータからの要求頻度が相対的に低いものを
    自動的に実際のテープボリュームに書き出すことを特徴
    とする請求項1に記載の記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記データ転送制御手段は、仮想的なテ
    ープボリュームを自動的に実際のテープボリュームに書
    き出している最中に、書き出し中の当該仮想的なテープ
    ボリュームに対してホストコンピュータから要求が発せ
    られた場合には、その書き出し処理を中断することを特
    徴とする請求項4、5または6に記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記データ転送制御手段は、同一時刻近
    辺で使用されたことのある少なくとも2つのテープボリ
    ュームの内、いずれか一方のボリュームの展開をする場
    合は、他のボリュームも展開することを特徴とする請求
    項1に記載の記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記データ転送制御手段は、同一時刻近
    辺で使用されたことのある少なくとも2つの仮想的なテ
    ープボリュームの内、いずれか一方のボリュームを実際
    のテープに書き出す場合は、他のボリュームも実際のテ
    ープに書き出すことを特徴とする請求項1に記載の記憶
    装置。
  10. 【請求項10】 複数のテープ記憶媒体およびその駆動
    機構を有するテープ記憶装置と、ホストコンピュータと
    の間に介設され、かつホストコンピュータとテープ記憶
    装置との間で授受されるデータを仮想的なテープボリュ
    ームとして記憶可能な記憶装置であって、 仮想的なテープボリュームを記憶する仮想記憶領域と、 該仮想記憶領域とホストコンピュータとテープ記憶装置
    との間のデータ転送を制御するデータ転送制御手段と、 仮想的なテープボリュームの属性に関する情報を格納す
    るデータベースと、 全ての仮想的なテープボリュームの属性に関する情報を
    収集して記録した仮想的な特殊テープボリュームと、 ホストコンピュータにより前記仮想的な特殊テープボリ
    ュームが編集され、その編集による特殊テープボリュー
    ムの変更内容を、前記データベースに格納された各仮想
    的なテープボリュームの属性に関する情報に反映する手
    段と、 を具備することを特徴とする記憶装置。
JP18522098A 1998-06-30 1998-06-30 記憶装置 Expired - Fee Related JP3618552B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18522098A JP3618552B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 記憶装置
US09/241,889 US6557073B1 (en) 1998-06-30 1999-02-01 Storage apparatus having a virtual storage area

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18522098A JP3618552B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000020247A true JP2000020247A (ja) 2000-01-21
JP3618552B2 JP3618552B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=16166989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18522098A Expired - Fee Related JP3618552B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6557073B1 (ja)
JP (1) JP3618552B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002182952A (ja) * 2000-10-23 2002-06-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ・フラグメントを利用して、移動可能な格納ボリュームを効率的にインポート/エクスポートする方法およびシステム
JP2003532219A (ja) * 2000-04-28 2003-10-28 ニアテック・インコーポレイテッド 異種の動作環境において複数のホスト機器からもたらされるデータの自動バックアップおよび復元システム
JP2005055945A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Hitachi Ltd 仮想テープライブラリ装置
JP2005285086A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Hitachi Ltd マルチステージのボリュームロッキングに対する方法と装置
JP2006059110A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Fujitsu Ltd ライブラリ制御方法、ライブラリ制御装置、及びライブラリ制御プログラム
JP2006139635A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Hitachi Ltd 仮想テープボリュームの運用方法
JP2006518517A (ja) * 2003-02-05 2006-08-10 ディリジェント テクノロジーズ オープン・システム環境用のテープ・ストレージ・エミュレーション
JP2007066313A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報を記憶する方法および装置
JP2007095060A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 方法、装置、コンピュータ・プログラム(テープ・ストレージ・システムでマルチボリューム・データセットを処理する方法および装置)
JP2007305076A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hitachi Ltd バックアップ及び/又はリストアを行う記憶制御方法及びシステム
JP2007305075A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hitachi Ltd 複数のテープ装置を備えるストレージシステム
JP2008077515A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Fujitsu Ltd 仮想テープライブラリ装置の共用方法、仮想テープライブラリ装置、およびプログラム
JP2008077423A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Nec Corp 仮想ライブラリ装置、仮想ライブラリ装置の制御方法、仮想ライブラリ装置の制御プログラム
JP2008134682A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Fujitsu Ltd 仮想ライブラリ装置
WO2008126298A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Fujitsu Limited 仮想ライブラリ制御プログラム、仮想ライブラリ装置および仮想ライブラリ制御方法
JP2009069965A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Hitachi Ltd ストレージ装置、データ回復方法及び計算機システム
WO2009101681A1 (ja) * 2008-02-13 2009-08-20 Fujitsu Limited 仮想テープ装置、仮想テープ装置の制御部および仮想テープ装置の制御方法
JP2009230212A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Fujitsu Ltd 仮想テープ装置および仮想テープ装置の制御方法
JP2009245293A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 仮想テープ装置、仮想テープライブラリシステム、電力供給制御方法
JP2010055369A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Hitachi Ltd ストレージシステム、論理記憶領域割り当て方法及び計算機システム
JP2010170295A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Fujitsu Ltd 記憶装置、記憶装置のデータ転送方法
JP2010282324A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Fujitsu Ltd ストレージ制御装置、ストレージシステムおよびストレージ制御方法
JP2011123834A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 仮想テープ記録装置およびそのテープマウント制御方法
JP2011170822A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Fujitsu Ltd 仮想テープ装置
JP4918940B2 (ja) * 2007-09-28 2012-04-18 富士通株式会社 正センタの仮想テープ装置、副センタの仮想テープ装置、仮想ライブラリシステムおよび仮想テープ制御方法
US9632949B2 (en) 2014-10-28 2017-04-25 International Business Machines Corporation Storage management method, storage management system, computer system, and program
JPWO2021054243A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6834324B1 (en) * 2000-04-10 2004-12-21 Storage Technology Corporation System and method for virtual tape volumes
FR2812736B1 (fr) * 2000-08-04 2003-12-19 Near Technologies Systeme de stockage virtuel
US6766418B1 (en) * 2001-04-30 2004-07-20 Emc Corporation Methods and apparatus for accessing data using a cache
TW595012B (en) * 2001-09-03 2004-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Semiconductor light-emitting device, light-emitting apparatus and manufacturing method of semiconductor light-emitting device
JP4180291B2 (ja) * 2002-03-27 2008-11-12 株式会社日立製作所 記憶装置システムの制御方法および記憶装置、管理装置、およびプログラム
US7340489B2 (en) * 2002-04-10 2008-03-04 Emc Corporation Virtual storage devices
US7454529B2 (en) * 2002-08-02 2008-11-18 Netapp, Inc. Protectable data storage system and a method of protecting and/or managing a data storage system
US6851031B2 (en) * 2002-08-30 2005-02-01 Alacritus, Inc. Method of importing data from a physical data storage device into a virtual tape library
US6862656B2 (en) * 2002-08-30 2005-03-01 Alacritus, Inc. System and method for exporting a virtual tape
US7437387B2 (en) * 2002-08-30 2008-10-14 Netapp, Inc. Method and system for providing a file system overlay
US7882081B2 (en) * 2002-08-30 2011-02-01 Netapp, Inc. Optimized disk repository for the storage and retrieval of mostly sequential data
US8024172B2 (en) * 2002-12-09 2011-09-20 Netapp, Inc. Method and system for emulating tape libraries
US7567993B2 (en) * 2002-12-09 2009-07-28 Netapp, Inc. Method and system for creating and using removable disk based copies of backup data
JP2004227448A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Hitachi Ltd テープ管理方法及びシステム
JP4226350B2 (ja) * 2003-02-17 2009-02-18 株式会社日立製作所 データ移行方法
JP4387116B2 (ja) * 2003-02-28 2009-12-16 株式会社日立製作所 ストレージシステムの制御方法、及びストレージシステム
US6973369B2 (en) * 2003-03-12 2005-12-06 Alacritus, Inc. System and method for virtual vaulting
US7747816B1 (en) * 2003-03-31 2010-06-29 Ultera Systems, Inc. Virtual tape stacker
GB2401237A (en) * 2003-04-28 2004-11-03 Hewlett Packard Development Co Data transfer arrangement for disaster recovery
US7437492B2 (en) * 2003-05-14 2008-10-14 Netapp, Inc Method and system for data compression and compression estimation in a virtual tape library environment
US7146462B2 (en) * 2003-05-20 2006-12-05 Hitachi, Ltd. Storage management method
US7010387B2 (en) * 2003-08-28 2006-03-07 Spectra Logic Corporation Robotic data storage library comprising a virtual port
US7406488B2 (en) * 2004-02-04 2008-07-29 Netapp Method and system for maintaining data in a continuous data protection system
US7426617B2 (en) * 2004-02-04 2008-09-16 Network Appliance, Inc. Method and system for synchronizing volumes in a continuous data protection system
US7783606B2 (en) * 2004-02-04 2010-08-24 Netapp, Inc. Method and system for remote data recovery
US7325159B2 (en) * 2004-02-04 2008-01-29 Network Appliance, Inc. Method and system for data recovery in a continuous data protection system
US7490103B2 (en) * 2004-02-04 2009-02-10 Netapp, Inc. Method and system for backing up data
US7559088B2 (en) * 2004-02-04 2009-07-07 Netapp, Inc. Method and apparatus for deleting data upon expiration
US20050182910A1 (en) * 2004-02-04 2005-08-18 Alacritus, Inc. Method and system for adding redundancy to a continuous data protection system
US7720817B2 (en) * 2004-02-04 2010-05-18 Netapp, Inc. Method and system for browsing objects on a protected volume in a continuous data protection system
US7315965B2 (en) 2004-02-04 2008-01-01 Network Appliance, Inc. Method and system for storing data using a continuous data protection system
US7904679B2 (en) * 2004-02-04 2011-03-08 Netapp, Inc. Method and apparatus for managing backup data
JP2005222404A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Hitachi Ltd 仮想記憶ユニットを備えた記憶制御サブシステム
CA2558892A1 (en) * 2004-03-13 2005-09-29 Cluster Resources, Inc. System and method for a self-optimizing reservation in time of compute resources
US8028135B1 (en) 2004-09-01 2011-09-27 Netapp, Inc. Method and apparatus for maintaining compliant storage
US7526620B1 (en) 2004-12-14 2009-04-28 Netapp, Inc. Disk sanitization in an active file system
US7774610B2 (en) * 2004-12-14 2010-08-10 Netapp, Inc. Method and apparatus for verifiably migrating WORM data
US7581118B2 (en) * 2004-12-14 2009-08-25 Netapp, Inc. Disk sanitization using encryption
US7558839B1 (en) 2004-12-14 2009-07-07 Netapp, Inc. Read-after-write verification for improved write-once-read-many data storage
US8291160B2 (en) 2005-02-17 2012-10-16 Overland Storage, Inc. Tape library emulation with automatic configuration and data retention
US7711876B2 (en) * 2005-03-23 2010-05-04 International Business Machines Corporation Dynamic category compression in a data storage library
JP4461089B2 (ja) * 2005-10-04 2010-05-12 富士通株式会社 ストレージ制御装置およびストレージ制御方法
US7401198B2 (en) * 2005-10-06 2008-07-15 Netapp Maximizing storage system throughput by measuring system performance metrics
US7386667B2 (en) * 2005-11-09 2008-06-10 International Business Machines Corporation Storing information regarding operation of an automated data storage library to memory and to a reserved cartridge
JP4728402B2 (ja) * 2005-11-23 2011-07-20 エフエスアイ インターナショナル インコーポレーテッド 支持体から物質を除去する方法
US7752401B2 (en) 2006-01-25 2010-07-06 Netapp, Inc. Method and apparatus to automatically commit files to WORM status
US7650533B1 (en) 2006-04-20 2010-01-19 Netapp, Inc. Method and system for performing a restoration in a continuous data protection system
US8140788B2 (en) * 2007-06-14 2012-03-20 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method for selecting an input/output tape volume cache
JP2009129261A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Hitachi Ltd ストレージシステム及びストレージシステムの外部ボリューム接続経路探索方法
US8099497B2 (en) * 2008-02-19 2012-01-17 Netapp, Inc. Utilizing removable virtual volumes for sharing data on a storage area network
JP2009230239A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Hitachi Ltd テープ装置のデータ移行方法およびテープ管理システム
US8392754B2 (en) * 2010-10-11 2013-03-05 International Business Machines Corporation Disaster recovery production takeover
JP6142608B2 (ja) * 2013-03-22 2017-06-07 富士通株式会社 ストレージシステム、制御装置および制御方法
US9940062B1 (en) * 2013-05-07 2018-04-10 EMC IP Holding Company LLC Technique for creating a history of tape movement in a virtual tape library
EP3018581B1 (en) * 2014-11-06 2017-03-08 Fujitsu Limited Data staging management system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6451522A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Nec Corp System for controlling recycling of storage medium
JPH0370047A (ja) * 1989-08-08 1991-03-26 Nec Corp 電子計算機システムのカタログ情報を用いたフアイル管理方式
JPH03223941A (ja) * 1990-01-29 1991-10-02 Hitachi Ltd ファイル記憶媒体の最適処理方式
JPH04262431A (ja) * 1991-02-15 1992-09-17 Mitsubishi Electric Corp ファイル管理装置
JPH05274760A (ja) * 1992-03-24 1993-10-22 Nec Corp ライブラリー型磁気カートリッジテープ装置
JPH06324813A (ja) * 1993-05-14 1994-11-25 Hitachi Ltd 記憶装置
JPH09114712A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子ファイリングシステム
JPH09160727A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Fujitsu Ltd 情報記憶装置、及び、ライブラリ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4310883A (en) * 1978-02-13 1982-01-12 International Business Machines Corporation Method and apparatus for assigning data sets to virtual volumes in a mass store
US5991775A (en) * 1992-09-23 1999-11-23 International Business Machines Corporation Method and system for dynamic cache allocation between record and track entries
US5963963A (en) * 1997-07-11 1999-10-05 International Business Machines Corporation Parallel file system and buffer management arbitration

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6451522A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Nec Corp System for controlling recycling of storage medium
JPH0370047A (ja) * 1989-08-08 1991-03-26 Nec Corp 電子計算機システムのカタログ情報を用いたフアイル管理方式
JPH03223941A (ja) * 1990-01-29 1991-10-02 Hitachi Ltd ファイル記憶媒体の最適処理方式
JPH04262431A (ja) * 1991-02-15 1992-09-17 Mitsubishi Electric Corp ファイル管理装置
JPH05274760A (ja) * 1992-03-24 1993-10-22 Nec Corp ライブラリー型磁気カートリッジテープ装置
JPH06324813A (ja) * 1993-05-14 1994-11-25 Hitachi Ltd 記憶装置
JPH09114712A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子ファイリングシステム
JPH09160727A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Fujitsu Ltd 情報記憶装置、及び、ライブラリ装置

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003532219A (ja) * 2000-04-28 2003-10-28 ニアテック・インコーポレイテッド 異種の動作環境において複数のホスト機器からもたらされるデータの自動バックアップおよび復元システム
JP2002182952A (ja) * 2000-10-23 2002-06-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ・フラグメントを利用して、移動可能な格納ボリュームを効率的にインポート/エクスポートする方法およびシステム
JP2006518517A (ja) * 2003-02-05 2006-08-10 ディリジェント テクノロジーズ オープン・システム環境用のテープ・ストレージ・エミュレーション
US7853764B2 (en) 2003-02-05 2010-12-14 International Business Machines Corporation Tape storage emulation for open systems environments
US8055870B2 (en) 2003-02-05 2011-11-08 International Business Machines Corporation Tape storage emulation for open systems environments
JP2005055945A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Hitachi Ltd 仮想テープライブラリ装置
JP4559046B2 (ja) * 2003-08-04 2010-10-06 株式会社日立製作所 仮想テープライブラリ装置
JP2005285086A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Hitachi Ltd マルチステージのボリュームロッキングに対する方法と装置
JP4615284B2 (ja) * 2004-03-29 2011-01-19 株式会社日立製作所 ストレージサブシステム及びその管理方法並びに記録媒体及びコンピュータプログラム
JP2006059110A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Fujitsu Ltd ライブラリ制御方法、ライブラリ制御装置、及びライブラリ制御プログラム
JP4604669B2 (ja) * 2004-11-15 2011-01-05 株式会社日立製作所 仮想テープボリュームの運用方法
JP2006139635A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Hitachi Ltd 仮想テープボリュームの運用方法
JP2007066313A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報を記憶する方法および装置
US8311663B2 (en) 2005-08-31 2012-11-13 International Business Machines Corporation Apparatus and method to store information
US8781620B2 (en) 2005-08-31 2014-07-15 International Business Machines Corporation Apparatus and method to store information
JP2007095060A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 方法、装置、コンピュータ・プログラム(テープ・ストレージ・システムでマルチボリューム・データセットを処理する方法および装置)
JP2007305075A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hitachi Ltd 複数のテープ装置を備えるストレージシステム
JP2007305076A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hitachi Ltd バックアップ及び/又はリストアを行う記憶制御方法及びシステム
JP4535049B2 (ja) * 2006-09-21 2010-09-01 日本電気株式会社 仮想ライブラリ装置、仮想ライブラリ装置の制御方法、仮想ライブラリ装置の制御プログラム
JP2008077423A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Nec Corp 仮想ライブラリ装置、仮想ライブラリ装置の制御方法、仮想ライブラリ装置の制御プログラム
JP2008077515A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Fujitsu Ltd 仮想テープライブラリ装置の共用方法、仮想テープライブラリ装置、およびプログラム
JP2008134682A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Fujitsu Ltd 仮想ライブラリ装置
WO2008126298A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Fujitsu Limited 仮想ライブラリ制御プログラム、仮想ライブラリ装置および仮想ライブラリ制御方法
JP2009069965A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Hitachi Ltd ストレージ装置、データ回復方法及び計算機システム
JP4918940B2 (ja) * 2007-09-28 2012-04-18 富士通株式会社 正センタの仮想テープ装置、副センタの仮想テープ装置、仮想ライブラリシステムおよび仮想テープ制御方法
WO2009101681A1 (ja) * 2008-02-13 2009-08-20 Fujitsu Limited 仮想テープ装置、仮想テープ装置の制御部および仮想テープ装置の制御方法
JP2009230212A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Fujitsu Ltd 仮想テープ装置および仮想テープ装置の制御方法
JP2009245293A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 仮想テープ装置、仮想テープライブラリシステム、電力供給制御方法
JP2010055369A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Hitachi Ltd ストレージシステム、論理記憶領域割り当て方法及び計算機システム
JP2010170295A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Fujitsu Ltd 記憶装置、記憶装置のデータ転送方法
US8327041B2 (en) 2009-01-22 2012-12-04 Fujitsu Limited Storage device and data transfer method for the same
JP2010282324A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Fujitsu Ltd ストレージ制御装置、ストレージシステムおよびストレージ制御方法
US8321628B2 (en) 2009-06-03 2012-11-27 Fujitsu Limited Storage system, storage control device, and method
JP2011123834A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 仮想テープ記録装置およびそのテープマウント制御方法
JP2011170822A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Fujitsu Ltd 仮想テープ装置
US9632949B2 (en) 2014-10-28 2017-04-25 International Business Machines Corporation Storage management method, storage management system, computer system, and program
JPWO2021054243A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25

Also Published As

Publication number Publication date
US6557073B1 (en) 2003-04-29
JP3618552B2 (ja) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3618552B2 (ja) 記憶装置
JP5296664B2 (ja) 仮想テープ記録装置およびそのテープマウント制御方法
EP1160654B1 (en) Method for on-line, real time, data migration
US7243256B2 (en) External storage and data recovery method for external storage as well as program
US7334083B2 (en) Library system, virtual library apparatus, cache restoring method, and computer readable recording medium recorded thereon a cache restoring program
CN100356296C (zh) 抑制驱动器工作时间的磁盘阵列
US20080065853A1 (en) Storage control system and control method for the same
US20070266203A1 (en) Storage control method and system for performing backup and/or restoration
JP2002278819A (ja) スナップショットイメージの世代管理方法、記憶媒体、及び世代管理装置
JPH09101912A (ja) 差分バックアップ方式
US7191251B2 (en) Storage control sub-system comprising virtual storage units
US6453396B1 (en) System, method and computer program product for hardware assisted backup for a computer mass storage system
US9244849B2 (en) Storage control apparatus, storage system and method
JPH08241174A (ja) ディスク制御装置の制御方法
JPH11102262A (ja) ディスクサブシステムと磁気テープライブラリ装置によるリモートバックアップシステム
JP2001125815A (ja) バックアップデータ管理システム
US7451279B2 (en) Storage system comprising a shared memory to access exclusively managed data
JP3043662B2 (ja) データバックアップ方式
JP3725375B2 (ja) 記憶媒体ライブラリにおけるデータ再編成方法
JP2000305719A (ja) 情報処理システムにおけるデータのバックアップ方法
JP2004506259A (ja) 仮想記憶システム
US8037268B2 (en) Storage system and operation method thereof
JP2005332043A (ja) 情報記録装置および情報記録方法並びにプログラム
JPH07328072A (ja) キャッシュ制御方法および情報処理装置
JP3376316B2 (ja) ディスクアレイ装置及びそれに用いる高速通信方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees