JPH09160727A - 情報記憶装置、及び、ライブラリ装置 - Google Patents

情報記憶装置、及び、ライブラリ装置

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JPH09160727A
JPH09160727A JP7320908A JP32090895A JPH09160727A JP H09160727 A JPH09160727 A JP H09160727A JP 7320908 A JP7320908 A JP 7320908A JP 32090895 A JP32090895 A JP 32090895A JP H09160727 A JPH09160727 A JP H09160727A
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magnetic tape
staging
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JP7320908A
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English (en)
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Susumu Koyama
進 小山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープ等にデータを記録する情報記憶装
置、及び、ライブラリ装置に関し、1巻の磁気テープを
複数のユーザや複数の業務で共用して使用できる情報記
録装置、及び、ライブラリ装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 1巻の磁気テープカートリッジ13に複
数の論理ボリュームが設定可能なフォーマットとし、磁
気テープ13に情報を記録再生する磁気テープ装置15
と磁気テープ装置15にアクセスするホストコンピュー
タ12との間にステージング用ハードディスク装置17
を配置し、磁気テープ装置15に入出力する情報をハー
ドディスク装置17にステージングさせ、ホストコンピ
ュータ12に入出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶装置、及
び、ライブラリ装置に係り、特に、磁気テープ等にデー
タを記録する情報記憶装置、及び、ライブラリ装置に関
する。近年、磁気テープは記録密度の増加やトラック数
の増加等により大容量化されてきている。例えば、大型
計算機システムに用いられているカートリッジ磁気テー
プでは1巻のカートリッジに記録できる容量は当初18
トラックで200MB程度の記録容量であったが現在で
は36トラック(18トラックサーペンタイン(往
復))化と2倍長テープによって容量が4倍の800M
Bになっている。また、データの圧縮機能を使えば、容
量を平均して3倍にできるため、1巻のカートリッジテ
ープに記録できるデータ容量は2.4GB程度まで記録
できることになる。
【0002】しかしながら、磁気テープは記憶容量が増
加しているにもかかわらず、ユーザは磁気テープの最初
の部分しか使用しておらず、実際に使用している1巻当
たりの使用率は増えてはいないのが現状である。1巻当
たりのデータ量が少ない原因としては個人のデータセッ
ト(プライベートボリューム)が多いことや、大量のバ
ックアップ・リストア以外のデータ量が少ない業務に使
用している場合などが考えられる。すなわち、一個人、
又は、取り扱うデータ量の少ない一業務毎に1巻の磁気
テープを設定しているためである。
【0003】したがって、磁気テープをより効率的に使
用してもらうためには、1巻の磁気テープに複数のファ
イルが設定できるようにする、いわゆる、マルチファイ
ル化して、複数の人や複数の業務で1巻の磁気テープを
共用できるようにすることが必要である。
【0004】
【従来の技術】図21に従来の一例のブロック構成図を
示す。磁気テープ記憶装置51は、磁気テープが装着さ
れ、磁気テープにデータを記録再生する磁気テープ装置
52、磁気テープ装置52とホストコンピュータ54と
の接続を制御する磁気テープコントローラ55より構成
される。
【0005】磁気テープコントローラ55は、ホストコ
ンピュータ54のチャネルとの接続を行うチャネルアダ
プタ56、磁気テープ装置52との接続を行うデバイス
アダプタ57、磁気テープ装置52に入出力するデータ
を一時的に保持するバッファメモリ58、磁気テープ装
置52とホストコンピュータ54との論理ボリュームの
関係を保持したコントロールメモリ59より構成され
る。
【0006】従来の磁気テープ装置51では大容量のフ
ァイルを作成することを前提として1巻の磁気テープに
1つのファイルが記録されるように磁気テープのフォー
マットが設定されていた。図22に従来の磁気テープで
のシングルファイルのテープフォーマットを示す。
【0007】従来のテープフォーマットは1巻のテープ
に1つの論理ボリュームが設定され、テープの始まりか
ら磁気テープに設定された論理ボリュームを識別するた
めの論理ボリューム名記憶領域VOL1、ファイルの内
容、容量などの情報を格納するヘッダHDR1、HDR
2、ファイルを格納するファイル格納領域FILE、フ
ァイルの終了を示す情報を格納する領域EOF1、2、
テープの終端を示す領域TWAより構成される。
【0008】上記のテープフォーマットでは1巻の磁気
テープカートリッジに1つのファイルしか記憶できず、
したがって、小さいデータ容量の業務や個人で管理する
ファイルなどを作成することが多いシステムなどでは磁
気テープの最初の部分のみが使用され後の部分は使用さ
れなくなり1巻当たりの磁気テープの使用率が低くなっ
てしまう。
【0009】このため、図21に示す装置で1巻当たり
の使用効率を上げるために1巻の磁気テープに複数のフ
ァイルを格納するマルチファイル機能を付加した装置が
提供されている。図23に従来のマルチファイルのテー
プフォーマットを示す。
【0010】従来のマルチファイル機能を有する装置で
は、図23に示すように1巻のテープを1つの論理ボリ
ュームとして考え、1つの論理ボリュームに複数のファ
イルFAIL0〜FAILNを設定し、ホストコンピュ
ータ側のOSに記述されるJCL(Job Contr
ol Langage)のDD文でVOL(ボリューム
順序番号)/SEL(ボリューム通し番号)及びLAB
EL(データセット順序番号)を設定することによりア
クセスを可能としている。マルチファイル機能を用いる
ことにより1つの磁気テープカートリッジに複数のファ
イルを設定するもので、現在の仕様では最大10000
ファイル程度を作成できる。
【0011】しかしながら、このような装置では必要な
ファイルにアクセスするためにはホストコンピュータ側
のOSでVOL(ボリューム順序番号)/SEL(ボリ
ューム通し番号)及びLABEL(データセット順序番
号)を設定する必要があり、操作性が悪いため、あまり
使用されていないのが現状であった。
【0012】これは、ファイルを論理ボリュームで設定
できないことに起因しており、これを解決するために、
従来、特開平6−324813号により1巻の磁気テー
プに複数の論理ボリュームを設定できる構成が提案され
ていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の特開
平6−324813号に示す磁気テープ装置システムで
は、1度アクセスした論理ボリュームに再びアクセスす
る場合には、磁気テープを元の位置に戻す必要があるた
め、アクセスに時間がかかり、複数のユーザや複数の業
務で使用するには効率が良くなかった。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、1個の磁気テープを複数のユーザや複数の業務で共
用して使用できる情報記録装置、及び、ライブラリ装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、1
個に複数の論理ボリュームが設定され、該複数の論理ボ
リュームそれぞれが単一の物理ボリュームとして認識さ
れた情報記録媒体と、該情報記録媒体を記録/再生する
記録再生装置とを有する情報記録装置であって、前記情
報記録媒体に入出力される情報をステージングさせるス
テージングデバイスと、前記情報記録媒体に入出力され
る情報を前記情報記録媒体の前記記録再生装置への挿着
/排出に応じて前記ステージングデバイスにステージン
グ/デスステージングさせるステージングデバイス制御
手段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項1によれば、1個の情報記録媒体に
複数の論理ボリュームが設定できるため、マルチボリュ
ム化しても容易に必要とするファイルにアクセス可能で
あり、このとき、情報記録媒体に入出力される情報をス
テージングデバイスにステージングさせることにより、
ホストコンピュータが情報記憶媒体にアクセスすると
き、情報を一旦ステージングデバイスにステージングし
た後、情報記憶媒体にアクセスするので、直接情報記録
媒体にアクセスする必要がないため、アクセスの度に情
報記録媒体を巻き戻したり、早送りしたりする必要がな
く、したがって、ホストコンピュータとのアクセス時間
を短縮できる。
【0017】したがって、複数のユーザ、複数の業務で
1巻の情報記録媒体を共用でき、1巻当たりの情報記録
媒体の使用率を向上させることができる。請求項2は、
複数の情報記録媒体が収容され、設定された論理ボリュ
ームに応じて該複数の情報記録媒体から該設定された論
理ボリュームを含む情報記録媒体を選択して、前記記録
再生装置に挿着する装着脱手段を有することを特徴とす
る。
【0018】請求項2によれば、複数の情報記録媒体が
記録再生装置に装着脱可能な構成にでき、ライブラリ装
置を構成できるため、複数の情報記録媒体を効率よく管
理できる。請求項3は、ステージングデバイス制御手段
を論理ボリュームに関連づけてデータをステージングデ
バイスに記録する構成としたことを特徴とする。
【0019】請求項3によれば、ステージングデバイス
に論理ボリュームに関連づけて情報を記録することによ
り、ホスト側は論理ボリュウムを設定するだけで自動的
にステージングデバイスにアクセスできるため、ホスト
側からのアクセスを容易に行える。
【0020】請求項4は、ステージングデバイスは、ハ
ードディスク装置より構成されることを特徴とする。請
求項4によれば、ステージングデバイスをハードディス
ク装置で構成することによりハードディスク装置は安価
に大容量、高速アクセスを実現できるため、ホスト側か
らのアクセスを高速に行える。
【0021】請求項5は、ハードディスク装置がミラー
ディスクを構成することを特徴とする。請求項5によれ
ば、ハードディスク装置によりミラーディスクを構成す
ることによりステージングデバイスにステージングされ
る情報の信頼性を向上させることができる。
【0022】請求項6は、ハードディスク装置がRAI
Dを構成することを特徴とする。請求項6によれば、ハ
ードディスク装置によりRAIDを構成することにより
安価にステージングデバイスにステージングされる情報
の信頼性を向上させることができる。
【0023】請求項7は、1個の情報記録媒体に単一の
物理ボリュームを記録する他の記録再生装置を有するこ
とを特徴とする。請求項7によれば、1個の情報記録媒
体に単一の物理ボリュームを記録する他の記録再生装置
を設けることにより、大容量の情報も扱うことができ
る。
【0024】請求項8は、記録媒体を格納する格納棚
と、前記記録媒体に情報を記録/再生する記録/再生装
置と、前記記録媒体を前記格納棚と記録再生装置との間
で搬送する搬送機構と、前記記録/再生装置で記録/再
生された情報をステージングさせるステージングデバイ
スと、前記記録媒体に入出力される情報を前記情報記録
媒体の前記記録再生装置への挿着/排出に応じて前記ス
テージングデバイスにステージング/デスステージング
させるステージングデバイス制御手段とを有することを
特徴とする。
【0025】請求項8によれば、1個の記録媒体に複数
の論理ボリュームが設定できるため、マルチボリュム化
しても容易に必要とするファイルにアクセス可能であ
り、このとき、記録媒体に入出力される情報をステージ
ングデバイスにステージングさせることにより、ホスト
コンピュータが記憶媒体にアクセスするとき、情報を一
旦ステージングデバイスにステージングした後、記憶媒
体にアクセスするので、直接記録媒体にアクセスする必
要がないため、アクセスの度に記録媒体を巻き戻した
り、早送りしたりする必要がなく、したがって、ホスト
コンピュータとのアクセス時間を短縮できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図2に本発明の第1実施例のブロ
ック構成図を示す。図2は本実施例の磁気テープ装置シ
ステムを適用した情報処理システムのブロック構成図を
示している。本実施例の情報処理システム11はデータ
を処理するホストコンピュータ12、複数の磁気テープ
カートリッジ13が格納され、ホストコンピュータ12
からの指示に応じて複数の磁気テープカートリッジ13
から必要とする磁気テープカートリッジ13を選択し
て、記録/再生するライブラリ装置14より構成され
る。
【0027】ライブラリ装置14は磁気テープカートリ
ッジ13を記録/再生する磁気テープ装置(MTU;M
agnetic Tape Unit)15、磁気テー
プ装置15に磁気テープカートリッジ13を供給するア
クセッサユニット16、データステージング用ハードデ
ィスク装置17、ホストコンピュータ12と磁気テープ
装置15、アクセッサユニット16、データステージン
グ用ハードディスク装置17との間に設けられ、磁気テ
ープカートリッジ13へのデータの記録/再生を制御す
る磁気テープ制御装置(MTC;Magnetic T
ape Controller)18より構成される。
【0028】磁気テープ装置15は磁気テープカートリ
ッジ13が装着され、磁気テープカートリッジ13に収
容された磁気テープにホストコンピュータ12からの指
示に応じてデータの記録再生を行う。アクセッサユニッ
ト16は磁気テープカートリッジ13を格納するセル部
19、セル部19から磁気テープカートリッジ13を取
り出し、磁気テープ装置15に搬送する搬送装置20よ
り構成される。
【0029】データステージング用ハードディスク装置
17は複数のハードディスクドライブを冗長配列した、
いわゆる、RAID(Redundant Array
of Inexpensive Discs)を構成
し、記憶されるデータの信頼性を高めている。データス
テージング用ハードディスク装置17にはアクセッサユ
ニット16を制御するためのデータセットであるCDS
(Cell Data Set)が格納される。
【0030】図2に本発明の第1実施例のCDSのデー
タ構成図を示す。CDSは図2に示されるようにアクセ
ッサユニット16のセル部19の磁気テープカートリッ
ジ13が格納される棚(セル)の位置を示すアドレスで
あるセルアドレスと、システムに設定された物理ボリュ
ーム及び論理ボリューム情報との関係を示すデータセッ
トである。ホストコンピュータ12から供給される論理
ボリュームはCDSにより物理ボリューム、セルアドレ
スと順に変換される。変換されたセルアドレスに基づい
てアクセッサユニット16が制御され、必要とする情報
が格納された磁気テープカートリッジ13が磁気テープ
装置15に装着されることになる。このため、ホストコ
ンピュータ12からは論理ボリュームを指示するだけで
必要とする磁気テープカートリッジ13が自動的に磁気
テープ装置15に装着されることになる。
【0031】ライブラリ装置14はホストコンピュータ
12のチャネル12aとの接続を制御するチャネルアダ
プタ21、磁気テープ装置15との接続を制御する磁気
テープ装置接続用デバイスアダプタ22、ライブラリ装
置16との接続を制御するライブラリ装置接続用デバイ
スアダプタ23、データステージ用ハードディスク装置
17との接続を制御するハードディスク装置接続用デバ
イスアダプタ24、ホストコンピュータ12と磁気テー
プ装置15とでやり取りされるデータを一時的に保持す
るデータバッファ25、磁気テープ装置15のマウント
状況、マウントボリューム、使用論理ボリューム名、処
理中か否かを識別するためのフラグが格納されたMTU
テーブル26、論理ボリュームの容量にあわせて割り当
てられたデータステージング用ハードディスク装置17
のRAIDの区画、各区画にアクセスするためのLBA
(Logical Block Address;論理
ブロックアドレス)、割り当て状況を示すフラグ、割り
当てられた論理ボリューム名が格納されたステージング
テーブル27、チャネルアダプタ21とハードディスク
装置接続用デバイスアダプタ24との間のコマンドの実
行を制御するための情報が格納されたCA・RAID間
用コマンド制御テーブル28、デバイスアダプタ22、
24間のコマンドの実行を制御する情報が格納されたデ
バイスアダプタ間用コマンド制御テーブル29より構成
される。
【0032】図3に本発明の第1実施例のMTUテーブ
ルのデータ構成図を示す。MTUテーブル26には図3
に示すようにライブラリ装置14の磁気テープ装置15
を搭載する位置を識別するためのMTU#が#0、#
1、#2というように設定される。MTU#毎に磁気テ
ープ装置15が搭載されているか否かを識別するための
マウント情報がオン(on)、オフ(off)で設定さ
れるとともに、マウントされた磁気テープ装置15を識
別するためのマウントボリュームがVOL#1111、
VOL#1112というように、また、磁気テープ装置
15に設定された論理ボリュームLVがLV#AAA
A、LV#BBBBというように、さらに、磁気テープ
装置15に設定された論理ボリュームLV#AAAA、
LV#BBBBの情報が処理中か否かを識別する情報が
オン(on)、オフ(off)というように格納されて
いる。例えば、MTUテーブル26を参照することによ
りMTU#0のマウント位置にはマウントボリュームV
OL#1111に設定された磁気テープ装置15が搭載
されており、マウントボリュームVOL#1111に搭
載された磁気テープ装置15には使用できる論理ボリュ
ームとしてLV#AAAA、LV#BBBBという論理
ボリュームが設定され、設定された論理ボリュームLV
#AAAA、LV#BBBBは共に使用中であることが
認識できる。
【0033】図4に本発明の第1実施例のステージング
テーブルのデータ構成図を示す。ステージングテーブル
27には図4に示すようにデータステージング用ハード
ディスク装置17に設定されたRAID区画毎にRAI
D区画にアクセスするためのアドレス(LBA)x1
2 3 4 〜y1 2 3 4 、及び、設定された論理
ボリュームが存在するか否かをon、offで示すAs
sign情報、RAID区画に設定されている論理ボリ
ューム名LV#AAAA、LV#BBBBが設定されて
いる。例えば、ステージングテーブル27を参照するこ
とによりRAID区画0にはLBAx1 2 3 4
1 2 3 4 が設定され、論理ボリューム名LV#
AAAAが設定されていることが認識できる。
【0034】図5に本発明の第1実施例のCA・RAI
D間用コマンド制御テーブルのデータ構成図を示す。C
A・RAID間用コマンド制御テーブル28にはコマン
ドの入力順を識別するIDが設定され、IDにはコマン
ドCMD、磁気テープ上での必要とする情報が記録され
た位置を規定する位置情報BID(Block I
D)、データバッファ25のアドレスを規定するデータ
バッファアドレス、記録又は再生を行うデータのデータ
量、記録又は再生を行うときに使用される磁気テープ装
置を規定するMTU機番が格納される。また、CA・R
AID間用コマンド制御テーブル28にはチャネルアダ
プタ21が実行した最新のIDを示すCA−IDポイン
タ、ハードディスク装置用デバイスアダプタ24が実行
した最新のIDを示すDA−IDポインタが設定されて
いる。
【0035】CA・RAID間用コマンド制御テーブル
28を参照することにより、磁気テープ装置毎に次に実
行すべきコマンド、実行しようとするコマンドで使用す
るバッファアドレスの領域を認識できる。図6に本発明
の第1実施例のDA間用コマンド制御テーブルのデータ
構成図を示す。
【0036】DA間用コマンド制御テーブル29は磁気
テープ装置15の機番毎にテーブルが設定され、各機番
の磁気テープ装置15に指示されたコマンド、指示され
たコマンドの実行時に用いられるデータが格納された磁
気テープ上での位置を規定するBID(Block I
D)、コマンド実行時に使用されるデータバッファ25
のアドレスを規定するデータバッファアドレス、コマン
ドの実行時に扱われるデータ量が格納される。また、D
A間用コマンド制御テーブル29にはデバイスアダプタ
24が実行した最新のコマンドを示すDA(RAID)
IDポインタ及びデバイスアダプタ22が実行した最新
のコマンドを示すDA(MTU)IDポインタが設定さ
れている。
【0037】DA間用コマンド制御テーブル29を参照
することにより、各磁気テープ装置15毎に次に実行す
べきコマンド、実行しようとするコマンドで使用するバ
ッファアドレスの領域を認識できる。CA21、DA2
2、23、24はそれぞれにMPU30、31、32、
33を有し、上記のMTUテーブル26、ステージング
テーブル27、CA−DA間用コマンド制御テーブル2
8、DA間用コマンド制御テーブル29を参照すること
により必要とする磁気テープにアクセスする。このと
き、本実施例の磁気テープカートリッジ13では1巻の
磁気テープカートリッジに複数の論理ボリュームが設定
されている。
【0038】図7に本発明の第1実施例の磁気テープカ
ートリッジの記録フォーマットを示す。本実施例では図
7(A)に示すように1巻の磁気テープカートリッジ1
3では磁気テープ上に144トラックで10GBのデー
タが記録可能とされており、1ラップを18トラックと
すると、144トラックで8ラップが形成できることに
なる。ここで、1論理ボリュームを50MB程度に設定
すると、1ラップには24LV(論理ボリューム)が記
録できることになり、全体で24(LV)×8(ラッ
プ)で192LVの記録が可能である。
【0039】また、図7(B)に示すように1LVは論
理ボリュームを識別するための論理ボリューム名が記録
される領域VOL1、論理ボリュームに記録されるデー
タ全体の見出し(ファイルヘッダーラベル)が格納され
る領域HDR1,論理ボリュームに記録されるファイル
の見出しが格納される領域HDR2、ファイルが記録さ
れる領域FILE、ファイル領域FILEの終了を示す
データが記録される領域EOF1、1論理ボリュームの
終了を示すデータが記録される領域EOF2、論理ボリ
ューム間の間隔を保持するための領域LTWA(Log
icalTape Warning Area)より構
成される。
【0040】さらに、磁気テープのはじめには磁気テー
プカートリッジに格納される論理ボリュームの概要を把
握するための領域LVOL1が設けられている。領域L
VOL1は図7(C)に示すように磁気テープカートリ
ッジの内容を格納する領域lvol1、磁気テープのシ
リーズ番号を識別するVOLSER、論理ボリュームの
イネーブルの状態を識別するLVenable、論理ボ
リュームLV0〜LV191のシリーズ番号及び格納位
置を格納する領域LVOLSERより構成される。
【0041】領域LVOL1は磁気テープカートリッジ
の初期化時に書き込まれる。本実施例ではこの1論理ボ
リュームを1つの物理ボリューム(1つの磁気テープカ
ートリッジ)として扱うことによりホストコンピュータ
12は論理ボリュームを設定することにより、磁気テー
プカートリッジを交換することなく必要とするファイル
にアクセスできるようにしている。
【0042】したがって、ホストコンピュータ12は通
常の記憶装置へのアクセスと同様に論理ボリュームを設
定するだけで必要とするファイルにアクセスできる。次
に、本実施例の情報処理システム1の動作について説明
する。図8に本発明の第1実施例のチャネルアダプタの
動作フローチャートを示す。
【0043】チャネルアダプタ21ではホストコンピュ
ータ12からコマンドが供給されると、後述するコマン
ドを実行するためためのCAコマンド処理を実施する
(ステップS1−1、S1−2)。CAコマンド処理が
終了すると、次にデータステージング用ハードディスク
装置17に空き領域ができたか否かを判断する(ステッ
プS1−3)。
【0044】ステップS1−3でデータステージング用
ハードディスク装置17に空き領域ができたときにはコ
マンド再起動を要求して、ステップS1−2のCAコマ
ンド処理を実行し、データステージング用ハードディス
ク装置17の空き領域にデータを格納する(ステップS
1−4)。このように、データステージング用ハードデ
ィスク装置17は空き領域がないように制御されるた
め、次のホストコンピュータ12へのデータの出力をス
ムーズに行える。
【0045】また、ステップS1−3でデータステージ
ング用ハードディスク装置17に空き領域がなければ、
次に磁気テープカートリッジ13が終端にあるか否かが
判断される(ステップS1−5)。ステップS1ー5で
磁気テープカートリッジ13が終端と判断されなけれ
ば、ステップS1−1に戻る。
【0046】また、ステップS1ー5で磁気テープカー
トリッジ13が終端に達しているときには、データがデ
ータステージング用ハードディスク装置17のステージ
ングテーブル27で設定された領域に格納されたか否か
が判断される(ステップS1−6)。
【0047】ステップS1−6でデータのデータステー
ジング用ハードディスク装置17のステージングテーブ
ル27で設定された領域への格納が終了していなけれ
ば、ステップS1−1に戻って、データがデータステー
ジング用ハードディスク装置17のステージングテーブ
ル27で設定された領域に格納されるように再び処理を
行う。また、データのデータステージング用ハードディ
スク装置17のステージングテーブル27で設定された
領域への格納が終了していれば、ホストコンピュータ1
2に終了割り込みを行い磁気テープカートリッジが終端
にあることを認識させ、次のコマンドにしたがった処理
を行うためステップS1−1に戻る(ステップS1−
7)。
【0048】図9に本発明の第1実施例のCAコマンド
処理の動作フローチャートを示す。CAコマンド処理で
はまずホストコンピュータ12から供給されたコマンド
として磁気テープカートリッジにデータを記録するライ
トコマンドを認識した場合、データステージング用ハー
ドディスク装置17に空き領域があるか否かを判断する
(ステップS2−2)。ステップS2−2でデータステ
ージング用ハードディスク装置17に空き領域がある場
合には、次にデータバッファ25に空き領域があるか否
かを判断する(ステップS2−3)。
【0049】ステップS2−3でデータバッファ25に
空き領域がある場合は、ホストコンピュータ12からデ
ータを入力し、データバッファ25上に書き込む(ステ
ップS2−4)。ステップS2−4でホストコンピュー
タ12からデータをデータバッファ25上に書き込むと
次に各論理ボリュームの最後に設けられたLTWAが検
出されたか否かが判断される(ステップS2−5)。
【0050】ステップS2−5でLTWAが検出された
場合には、ホストコンピュータ12にチャネルエンドス
テータス(CHE Status)を供給し、チャネル
アダプタ21をホストコンピュータ12と切り離し、チ
ャネルアダプタ21をデバイスアダプタ24と同期させ
て動作させると共に、CA−DA間のコマンドを制御す
るコマンド制御テーブル28にコマンドの内容を登録し
て、CAコマンド処理を終了する(ステップS2−
6)。また、ステップS2−5でLTWAが検出されて
いないときには、ホストコンピュータ12に終了ステー
タス(チャネルエンドステータスCHE Status
+デバイスエンドステータスDEV Status)を
供給し、データバッファ25上にデータがあることを報
告して、CAコマンド処理を終了する(ステップS2−
7)。
【0051】また、ステップS2−2、S2−3でデー
タステージング用ハードディスク装置17又はデータバ
ッファ25に空き領域がない場合には、データステージ
ング用ハードディスク装置17又はデータバッファ25
に空き領域が発生するまでチャネルアダプタ21とホス
トコンピュータ12とを切り離して、切り離しステータ
ス(システムマネージングファンクションSFM+チャ
ネルエンドステータスCHE Status+UCK)
をホストコンピュータ12に供給し、CAコマンド処理
を終了する(ステップS2−8、S2−9)。
【0052】以上で、ライトコマンド時のチャネルアダ
プタ21での処理が終了する。また、ステップS2−1
でホストコンピュータから12から供給されたコマンド
がライトコマンドでない場合には次に磁気テープからデ
ータを読み出すリードコマンドか否かを判断する(ステ
ップS2−10)。
【0053】ステップS2−10でホストコンピュータ
12から供給されたコマンドがリードコマンドでない場
合には、ホストコンピュータ12に終了ステータス(チ
ャネルエンドステータスCHE Status+デバイ
スエンドステータスDEVStatus)を供給してC
Aコマンド処理を終了する(ステップS2−11)。
【0054】また、ステップS2−10でホストコンピ
ュータ12から供給されたコマンドがリードコマンドの
場合には、次にデータバッファ25上に読み出すべきデ
ータが格納されているか否かを判断する(ステップS2
−12)。ステップS2−12でデータバッファ25上
に読み出すべきデータがあれば、データバッファ25よ
り必要とするデータを読み出しホストコンピュータ12
に供給するとともに、終了ステータスをホストコンピュ
ータ12に供給し、CAコマンド処理を終了する(ステ
ップS2−13)。
【0055】また、ステップS2−12でデータバッフ
ァ25上に必要とするデータがない場合には、必要とす
るデータが磁気テープ13あるいはデータステージング
用ハードディスク装置17からデータバッファ25上に
読み出されるまでホストコンピュータ12との接続を切
り離し、ホストコンピュータ12に切り離しステータス
を供給し、CAコマンド処理を終了する(ステップS2
−14、S2−9)。
【0056】チャネルアダプタ21では上記図8、図9
の処理が実行され、ライブラリ装置14とホストコンピ
ュータ12との接続が制御される。図10に本発明の第
1実施例の磁気テープ装置のDAの処理フローチャート
を示す。
【0057】磁気テープ装置15のデバイスアダプタ2
2ではまずコマンド制御テーブル29を参照して、磁気
テープ装置15へのコマンドの有無を判断する(ステッ
プS3−1、S3−2)。コマンドテーブル29に未処
理コマンドあれば、後述するMTU−DAコマンド処理
を実行した後、データステージング用ハードディスク装
置17又はデータバッファ25へのデータの格納などの
他の処理を実行し、ステップS3−1に戻って再びコマ
ンド制御テーブル29を参照する(ステップS3−4、
S3−5)。
【0058】また、ステップS3−2で、コマンド制御
テーブル29に未処理コマンドがない場合には、ステッ
プS3−4を実行して、ステップS3−1に戻る。次
に、MTU−DAコマンド処理について説明する。図1
1に本発明の第1実施例のMTU−DAコマンド処理の
動作フローチャートを示す。
【0059】MTU−DAコマンド処理ではまずコマン
ド制御テーブル29に格納されてた磁気テープ装置15
に対する未処理のコマンドがデータバッファ25から磁
気テープ装置15にデータを書き込むためのライトコマ
ンドか否かを判断する(ステップS4−1)。
【0060】ステップS4−1でライトコマンドを認識
した場合には、ライトコマンドにしたがって必要とする
データをデータバッファ25から磁気テープ装置15に
転送する(ステップS4−2)。また、ステップS4−
1でライトコマンドを認識できなければ、次に、データ
を磁気テープ装置15からホストコンピュータ12に読
み出すリードコマンドか否かがは、判断される(ステッ
プS4−3)。
【0061】ステップS4−3でリードコマンドである
と認識された場合には、磁気テープ装置15を制御し
て、リードコマンドで指示されたデータを磁気テープ1
3から読み出しデータバッファ25に格納する(ステッ
プS4−4)。ステップS4−3でリードコマンドを認
識できなければ、次に、UNL(Unload)コマン
ドであるか否かを判断する(ステップS4−5)。ステ
ップS4−5でUNLコマンドと認識された場合には、
磁気テープ装置15を制御して磁気テープ13を排出す
る(ステップS4−6)。
【0062】以上のようにコマンド制御テーブル29を
参照して、コマンドに応じた処理を実行する。次に、ス
テージング用ハードディスク装置17を制御するデバイ
スアダプタ24の動作を説明する。
【0063】図12に本発明の第1実施例のステージン
グ用ハードディスク装置のデバイスアダプタの動作フロ
ーチャートを示す。デバイスアダプタ24は、まず、コ
マンドテーブル28、29を参照する(ステップS5−
1)。
【0064】ステップS5−1でコマンド制御テーブル
28、29を参照して、コマンド制御テーブル28、2
9にステージング用ハードディスク装置17に対する未
処理のコマンドがあるか否かを判断する(ステップS5
−2)。ステップS5−2で、ステージング用ハードデ
ィスク装置17に対するコマンドがある場合には、後述
するRAID−DAコマンド処理を実行する(ステップ
S5−3)。
【0065】また、ステップS5−2で、未処理コマン
ドがない場合には、磁気テープ13の終端に達したとき
に同期モードでデータを処理するLEOT(Logic
alEnd Of Tape)処理が実行されているか
否かを判断する(ステップS5−4)。
【0066】ステップS5−4で、磁気テープのデータ
をステージング用ハードディスク装置17上の該当する
論理ボリューム上に書き出し、コマンド制御テーブル2
8に登録し、コマンド制御テーブル28のDAポインタ
を+1する(ステップS5−5)。
【0067】次に、ステップS5−3のRAID−DA
コマンド処理の動作について説明する。図13に本発明
の第1実施例のRAID−DAコマンド処理の動作フロ
ーチャートを示す。
【0068】RAID−DAコマンド処理では、未処理
のコマンドとしてデータバッファ25からステージング
用ハードディスク装置17にデータを書き込むライトコ
マンドを認識した場合(ステップS6−1)、ライトコ
マンドにより指示されたデータをデータバッファ25か
らステージング用ハードディスク装置17に転送する
(ステップS6−2)。
【0069】また、未処理コマンドがステージング用ハ
ードディスク装置17からデータバッファ25にデータ
を書き込むリードコマンドを認識した場合(ステップS
6−3)、デバイスアダプタ22に磁気テープ装置15
からデータバッファ25にリードコマンドで指示された
データを読み出させるコマンドを発行し、指示されたデ
ータがデータバッファ25に読み出されたら、データバ
ッファ25からステージング用ハードディスク装置17
にデータを転送する。
【0070】ステージング用ハードディスク装置17に
データが転送され、ホストコンピュータ12により指示
された論理ボリュームのデータがすべてステージング用
ハードディスク装置17にステージングされたら、該当
するデータが保持されたブロックをデータバッファ25
に転送して、ホストコンピュータ12に読み出し可能な
状態にする(ステップS6−4)。
【0071】また、未処理コマンドとして磁気テープ1
3を磁気テープ装置15より排出するUNLコマンドが
認識された場合には、ステージング用ハードディスク装
置17上に格納されたデータをデータバッファ25上に
書き出し、コマンド制御テーブル29に登録する(ステ
ップS6−6)。
【0072】以上の手順によりステージング用ハードデ
ィスク装置17は制御される。次に、アクセッサユニッ
ト16を接続するデバイスアダプタ23の動作についい
て説明する。図14に本発明の第1実施例のアクセッサ
ユニットのデバイスアダプタの動作フローチャートを示
す。
【0073】アクセッサユニット16を接続するデバイ
スアダプタ23では、コマンド制御テーブル29を参照
して、アクセッサユニット16に対する未処理のコマン
ドがあるかどうか判断する(ステップS7−1、S7−
2)。ステップS7−2で、アクセッサユニット16に
対する未処理コマンドがある場合には、ACC−DAコ
マンド処理を実行する(ステップS7−3)。また、ア
クセッサユニット16では、未処理コマンドがない場合
には、他の処理を実行してステップS7−1に戻る(ス
テップS7−4)。
【0074】次に、ステップS7−3のACC−DAコ
マンド処理について説明する。図15に本発明の第1実
施例のACC−DAコマンド処理の動作フローチャート
を示す。ACC−DAコマンド処理では、未処理コマン
ドとしてMV(Move)コマンドを認識すると、MV
コマンドが磁気テープ13をセル19から磁気テープ装
置15に移動させるコマンドか、磁気テープ装置15か
らセル19に移動させるコマンドかを判断する(ステッ
プS8−1、S8−2)。
【0075】ステップS8−2で、磁気テープ13をセ
ル19から磁気テープ装置15に移動させるコマンドで
あれば、磁気テープ13をMVコマンドで指示されたセ
ル19からMVコマンドで指示された磁気テープ装置1
5に移動させ、処理を終了させる(ステップS8−
3)。
【0076】また、ステップS8−2で、磁気テープ1
3を磁気テープ装置15からセル19に移動させるコマ
ンドであれば、磁気テープ13をMVコマンドで指示さ
れた磁気テープ装置15からMVコマンドで指示された
セル19に移動し、処理を終了させる(ステップS8−
4)。
【0077】以上の手順により、アクセッサユニット1
6は制御される。次に、ホストコンピュータ12から磁
気テープ13にデータを書き込むライトコマンド時のシ
ステムの動作を説明する。ホストコンピュータ12で処
理されたデータを磁気テープ13に記憶させる場合に
は、まず、ホストコンピュータ12はライトコマンドを
発行する。ホストコンピュータ12で発行されたライト
コマンドはライトデータと共にチャネル12aからライ
ブラリ装置14のチャネルアダプタ21に供給される。
【0078】チャネルアダプタ21ではライトコマンド
を認識すると、ホストコンピュータ12から供給された
ライトデータをデータバッファ25に格納し、図5に示
すコマンド制御テーブル28にライトコマンドを登録
し、CA−IDポインタを+1し、次のコマンドを実行
する。
【0079】ステージング用ハードディスク装置17を
接続するデバイスアダプタ24では、図5のコマンド制
御テーブル28を参照して、チャネルアダプタ21が登
録したライトコマンドを未処理のコマンドとして認識す
る。デバイスアダプタ24はライトコマンドを認識する
と、ライトデータのデータバッファ25上での格納位置
をコマンド制御テーブル28のデータバッファアドレス
から認識して、データバッファ25より読み出し、ステ
ージング用ハードディスク装置17にステージングす
る。
【0080】デバイスアダプタ24は、ライトデータの
ステージング用ハードディスク装置17へのステージン
グが終了すると、コマンド制御テーブル28のDAID
ポインタを+1し、次のコマンドを実行する。デバイス
アダプタ24は、磁気テープ装置15から磁気テープ1
3を排出するUNLコマンドを認識すると、ステージン
グ用ハードディスク装置17にステージングされたデー
タをデータバッファ25に格納し、ライトコマンドを図
6に示すコマンド制御テーブル29に登録してRAID
IDポインタを+1する。
【0081】磁気テープ装置15を接続するデバイスア
ダプタ22は図6に示すコマンド制御テーブル29にポ
インタを持っていて、未処理のコマンドを認識すると、
コマンドを実行する。デバイスアダプタ24により登録
されたライトコマンドを認識すると、コマンド制御テー
ブル29に登録されたバッファアドレスを認識して、デ
ータバッファ25に格納されたデータを読み出し、磁気
テープ13の指示された論理ボリュームの位置に記録
し、磁気テープ装置のデバイスアダプタ22のポインタ
を+1して、次のコマンドを実行する。
【0082】以上で、ライトコマンドが終了する。次
に、磁気テープ13からホストコンピュータ12にデー
タを読み出すリードコマンドの動作について説明する。
ホストコンピュータ12で磁気テープ13にすでに記録
されているデータを必要とする場合には、ホストコンピ
ュータ12はリードコマンドを発行する。ホストコンピ
ュータ12で発行されたリードコマンドはチャネル12
aからチャネルアダプタ21に供給される。チャネルア
ダプタ21はリードコマンドをコマンド制御テーブル2
8に登録し、コマンド制御テーブル28のCA−IDポ
インタを+1する。
【0083】ステージング用ハードディスク装置17の
デバイスアダプタ24は未処理コマンドとして、リード
コマンドを認識すると、コマンド制御テーブル29にリ
ードコマンドを登録し、DA−IDを+1して、次のコ
マンドを実行する。磁気テープ装置15のデバイスアダ
プタ22はコマンド制御テーブル29を参照して、リー
ドコマンドを未処理コマンドとして認識すると、磁気テ
ープ装置15を制御して、磁気テープ13から図6に示
すコマンド制御テーブル19に設定されたブロックID
(BID)に応じた論理ボリュームのデータを読み出
し、図6に示すコマンド制御テーブル19に設定された
データバッファ25のデータバッファアドレスに格納
し、コマンド制御テーブル29にリードコマンドを設定
し、DA−IDポインタを+1し、次のコマンドを処理
する。
【0084】ステージング用ハードディスク装置17の
デバイスアダプタ24はコマンド制御テーブル29に未
処理コマンドとして、リードコマンドを認識すると、デ
ータバッファ25のコマンド制御テーブル29に設定さ
れたバッファアドレスからデータを読み出し、ステージ
ング用ハードディスク装置17にステージングし、コマ
ンド制御テーブル28にリードコマンドを登録し、DA
−IDポインタを+1し、次のコマンドを処理する。
【0085】デバイスアダプタ24はコマンド制御テー
ブル28に未処理のリードコマンドを認識すると、ステ
ージング用ハードディスク装置17に格納されたリード
データをデータバッファ25に転送し、コマンド制御テ
ーブル28にデータを格納したデータバッファ25のデ
ータバッファアドレスととともに、リードコマンドを登
録する。
【0086】チャネルアダプタ21はコマンド制御テー
ブル28を参照して、未処理のリードコマンドを認識し
たら、データバッファ25のコマンド制御テーブル28
に登録されたデータバッファアドレスからデータを読み
出し、ホストコンピュータ12に供給し、コマンド制御
テーブル28のCA−IDを+1し、リードコマンド処
理を終了し、次のコマンドを実行する。
【0087】このとき、デバイスアダプタ24が2回以
上のリードコマンドを実行すれば(DA−IDポインタ
>CA−IDポインタ)、必要とするデータがデータバ
ッファ25に格納されたことになるので、チャネルアダ
プタ21はデータをデータバッファ25からホストコン
ピュータ12に転送する。
【0088】以上のようにして、磁気テープ13への情
報の書き込み読み出しが行われる。本実施例によれば、
1巻の磁気テープカートリッジに複数の論理ボリューム
が設定されており、磁気テープカートリッジにはステー
ジング用ハードディスク装置を介して情報の入出力を行
うことによりアクセスの度に磁気テープを必要な情報が
格納された位置に移動させる必要がないため、アクセス
時間を短縮でき、また、ホストコンピュータからはアク
セス時には論理ボリュームを指示するだけで良いため、
操作性が良好である。
【0089】また、論理ボリューム毎にユーザや業務を
割り振ることにより1巻の磁気テープカートリッジで複
数のユーザやデータ量の比較的小さい複数の業務を共用
できる。なお、本実施例ではステージング用ハードディ
スク装置17をRAIDで構成して、情報の信頼性を向
上させているが、これに限ることはなく、例えば、同じ
データを2つのハードディスクに書き込むミラーディス
クで構成しても良い。
【0090】また、本実施例では磁気テープ装置15と
ステージング用ハードディスク装置17とを別々のデバ
イスアダプタを介して接続する構成としたが、これに限
ることはなく、磁気テープ装置15とステージング用ハ
ードディスク装置17とを同一のデバイスアダプタで接
続する構成とし、ステージング用ハードディスク装置を
同一のデバイスアダプタに接続された磁気テープ装置で
専用に用いる構成としてもよい。
【0091】また、本実施例では、ステージング用ハー
ドディスク装置17のステージング及びデステージング
を磁気テープカートリッジの装着(LOAD)、離脱
(UNLOAD)により行っているが、これに限ること
はなく、ライブラリ装置14のJOBの負荷に応じてス
テージング/デステージングを行っても良い。すなわ
ち、ライブラリ装置14がJOBの負荷量を検出してお
き、JOBの負荷が所定量より低下したときにステージ
ング/デステージングを実行する、いわゆる、マイグレ
ーション管理を行うことにより、ライブラリ装置14を
効率よく運用できる。 マイグレーション管理を行う際
に、使用頻度を統計的な手法と時間管理を行い、1日の
運用でJOBの流れる順番によって特定のファイルが使
用される確率が高い特定の時間に特定のファイルを予め
ステージング用ハードディスク装置17にステージング
しておくことにより、より効率的な運用を可能にでき
る。
【0092】また、本実施例では、磁気テープカートリ
ッジを自動的に交換するライブラリ装置について説明し
たが、これに限ることはなく、磁気テープカートリッジ
をユーザが交換する構成の磁気テープ記録装置にも適応
は可能である。このような構成の場合、ステージング用
ハードディスク装置17に設定されたCDSを用いてホ
ストコンピュータからの論理ボリュームの指示に応じて
ユーザにディスプレイ等を用いて必要な磁気テープを指
示するようにすれば、磁気テープの交換を迅速に実施で
きる。
【0093】図16に本発明の第1実施例の変形例のブ
ロック構成図を示す。図16の情報記憶装置33は、複
数のホストコンピュータが複数のチャネルアダプタ34
を介して磁気テープ制御装置35に接続されており、磁
気テープ制御装置35には複数対の磁気テープ記録部3
6がデバイスアダプタ37を介して接続された構成とさ
れている。磁気テープ記録部36は磁気テープ装置3
8、ステージング用ハードディスク装置39より構成さ
れる。ステージング用ハードディスク装置39はデバイ
スアダプタ37により制御され、デバイスアダプタ37
に接続された磁気テープ装置38に入出力される情報を
専用にステージングする。
【0094】図17に本発明の第2実施例のブロック構
成図を示す。本実施例はDASD(Diect Acc
ess Strage Device;直接アクセス記
憶装置)を用いて磁気テープカートリッジに入出力する
情報をストレージングするものである。
【0095】本実施例の情報処理システム40は、ホス
トコンピュータ41、ホストコンピュータ41で処理さ
れたデータを格納する磁気テープ記憶装置42、磁気テ
ープ記憶装置42に格納するデータのストレージングを
行うDASD43より構成される。
【0096】磁気テープ記憶装置42とDASD43と
はホストコンピュータ41のチャネル41a、41bに
接続され、ホストコンピュータ41を介してデータのや
り取りが行われる。ホストコンピュータ41には論理ボ
リューム管理部41cが設けられていて、ホストコンピ
ュータ41のOS(Operating Syste
m;オペレーティング・システム)41dからの指示に
応じて磁気テープ記憶部42へのアクセスを管理・制御
する。
【0097】磁気テープ記憶部42は磁気テープに対し
て図7に示すように1巻の磁気テープカートリッジ対し
て複数の論理ボリュームを設定し、情報を格納する構成
とされている。次に本実施例のデータ書き込み時の動作
について説明する。
【0098】図18に本発明の第2実施例のデータ書き
込み時の動作説明図を示す。ホストコンピュータ41の
OS41dに磁気テープ記憶装置42の磁気テープに情
報を記憶させるライトコマンドが発生すると、ライトコ
マンド及び論理ボリュームがホストコンピュータ41の
論理ボリューム管理部41cに供給される。論理ボリュ
ーム管理部41cは指示されたライトコマンド及び論理
ボリュームをDASD43のライトコマンド及び論理ボ
リュームに変換して、DASD43を制御して、DAS
D43にデータを格納する(1)。
【0099】DASD43は1論理ボリューム分のデー
タが格納されると、論理ボリューム管理部41cにリー
ドコマンドを供給する。論理ボリューム管理部41c
は、DASD43からのリードコマンドを受けて、DA
SD43に格納された磁気テープ記憶装置42に記憶さ
せるべきデータをホストコンピュータ41のメモリ41
eに格納する(2)。
【0100】論理ボリューム管理部41cは、DASD
43に格納されたデータがメモリ41eに転送される
と、次に磁気テープ記憶部42にライトコマンドおよび
論理ボリュームを供給し、磁気テープのホストコンピュ
ータ41で指示された論理ボリュームにライトデータを
格納する(3)。
【0101】次に本実施例のデータ読み出し時の動作に
ついて説明する。図19に本発明の第2実施例のデータ
読み出し時の動作説明図を示す。ホストコンピュータ4
1のOS41dが磁気テープ記憶装置42のデータを必
要とすると、磁気テープ記録部42にリードコマンドを
供給する。磁気テープ記憶装置42ではホストコンピュ
ータ41のOS41dからのリードコマンドに応じて指
示された論理ボリュームのデータを読み出し、ホストコ
ンピュータ41のメモリ41eに転送する(11)。
【0102】論理ボリューム管理部41cは、ホストコ
ンピュータ41のメモリ41eにデータが転送される
と、DASD43にライトコマンドを発行し、DASD
43にホストコンピュータ41のメモリ41eに格納さ
れたデータを記憶させる(12)。
【0103】論理ボリューム管理部41cは、DASD
43にホストコンピュータ41のメモリ41eに格納さ
れたデータが記憶されると、DASD43にリードコマ
ンドを発行し、必要とする論理ボリュームのデータをO
S41dに供給する(13)。
【0104】本実施例によれば、ホストコンピュータ4
1は磁気テープに設定された論理ボリュームにアクセス
するだけで、論理ボリューム管理部41cによりDAS
D43を介してステージングしながら情報を読み出すこ
とができる。図20に本発明の第2実施例の変形例のブ
ロック構成図を示す。同図中、図17と同一構成部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0105】本実施例は、DASD43と磁気テープ記
憶装置42とを専用バス44で接続し、DASD43と
磁気テープ記憶装置42との間のデータの転送を専用バ
ス44を介して行う構成としてなる。本実施例ではDA
SD43及び磁気テープ記憶装置42にはホストコンピ
ュータ41からコピーコマンドが供給され、コピーコマ
ンドにより専用バス46を介してデータが転送される。
なお、データはDASD43、専用バス46を介してホ
ストコンピュータ41と磁気テープ記憶装置42との間
でやり取りされる。
【0106】本実施例によれば、DASD43と磁気テ
ープ記憶装置42とのデータの転送を専用バス44を介
して行うことができるため、ホストコンピュータ41の
チャネルの使用率を低減できる。
【0107】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、1巻の情報記録媒体に複数の論理ボリュームが設定
できるため、マルチボリュム化しても容易に必要とする
ファイルにアクセス可能であり、このとき、情報記録媒
体に入出力される情報をステージングデバイスにステー
ジングさせることにより、ホストコンピュータが情報記
憶媒体にアクセスするとき、情報を一旦ステージングデ
バイスにステージングした後、情報記憶媒体にアクセス
するので、直接情報記録媒体にアクセスする必要がない
ため、アクセスの度に情報記録媒体を巻き戻したり、早
送りしたりする必要がなく、したがって、ホストコンピ
ュータとのアクセス時間を短縮でき、したがって、複数
のユーザ、複数の業務で1巻の情報記録媒体を共用で
き、1巻当たりの情報記録媒体の使用率を向上させるこ
とができる等の特長を有する。
【0108】請求項2によれば、複数巻の情報記録媒体
が記録再生装置に装着脱可能な構成にでき、ライブラリ
装置を構成できるため、複数の情報記録媒体を効率よく
管理できる等の特長を有する。請求項3によれば、ステ
ージングデバイスに論理ボリュームに関連づけて情報を
記録することにより、ホスト側は論理ボリュウムを設定
するだけで自動的にステージングデバイスにアクセスで
きるため、ホスト側からのアクセスを容易に行える等の
特長を有する。
【0109】請求項4によれば、ステージングデバイス
をハードディスク装置で構成することによりハードディ
スク装置は安価に大容量、高速アクセスを実現できるた
め、ホスト側からのアクセスを高速に行える等の特長を
有する。請求項5によれば、ハードディスク装置により
ミラーディスクを構成することによりステージングデバ
イスにステージングされる情報の信頼性を向上させるこ
とができる等の特長を有する。
【0110】請求項6によれば、ハードディスク装置に
よりRAIDを構成することにより安価にステージング
デバイスにステージングされる情報の信頼性を向上させ
ることができる等の特長を有する。請求項7によれば、
1巻の情報記録媒体に単一の物理ボリュームを記録する
他の記録再生装置を設けることにより、大容量の情報も
扱うことができる等の特長を有する。
【0111】請求項8によれば、1個の記録媒体に複数
の論理ボリュームが設定できるため、マルチボリュム化
しても容易に必要とするファイルにアクセス可能であ
り、このとき、記録媒体に入出力される情報をステージ
ングデバイスにステージングさせることにより、ホスト
コンピュータが記憶媒体にアクセスするとき、情報を一
旦ステージングデバイスにステージングした後、記憶媒
体にアクセスするので、直接記録媒体にアクセスする必
要がないため、アクセスの度に記録媒体を巻き戻した
り、早送りしたりする必要がなく、したがって、ホスト
コンピュータとのアクセス時間を短縮できる等の特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のCDSのデータ構成図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例のMTUテーブルのデータ
構成図である。
【図4】本発明の第1実施例のステージングテーブルの
データ構成図である。
【図5】本発明の第1実施例のデータステージング用コ
マンド制御テーブルのデータ構成図である。
【図6】本発明の第1実施例のデバイスアダプタ用コマ
ンド制御テーブルのデータ構成図である。
【図7】本発明の第1実施例の磁気テープの記録フォー
マットである。
【図8】本発明の第1実施例のチャネルアダプタの動作
フローチャートである。
【図9】本発明の第1実施例のチャネルアダプタのCA
コマンド処理の動作フローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例の磁気テープ装置のDA
の処理フローチャートである。
【図11】本発明の第1実施例のMTU−DAコマンド
処理の動作フローチャートである。
【図12】本発明の第1実施例のステージング用ハード
ディスク装置のDAの動作フローチャートである。
【図13】本発明の第1実施例のRAID−DAコマン
ド処理の動作フローチャートである。
【図14】本発明の第1実施例のアクセッサユニットの
DAの動作フローチャートである。
【図15】本発明の第1実施例のACC−DAコマンド
処理の動作フローチャートである。
【図16】本発明の第1実施例の変形例のブロック構成
図である。
【図17】本発明の第2実施例のブロック構成図であ
る。
【図18】本発明の第2実施例のデータ書き込み時の動
作説明図である。
【図19】本発明の第2実施例のデータ読み出し時の動
作説明図である。
【図20】本発明の第2実施例の変形例のブロック構成
図である。
【図21】従来の一例のブロック構成図である。
【図22】従来の一例のシングルファイルのテープフォ
ーマットである。
【図23】従来の一例のマルチファイルのテープフォー
マットである。
【符号の説明】
11 情報処理システム 12 ホストコンピュータ 13 磁気テープカートリッジ 14 ライブラリ装置 15 磁気テープ装置 16 アクセッサユニット 17 ステージング用ハードディスク装置 18 磁気テープ装置コントローラ 19 セル 20 搬送装置 21 チャネルアダプタ 22、23、24 デバイスアダプタ 25 データバッファ 26 MTUテーブル 27 ステージングテーブル 28 CA−DA用コマンド制御テーブル 29 DA間用コマンド制御テーブル 30、31、32、33 MPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個に複数の論理ボリュームが設定さ
    れ、該複数の論理ボリュームそれぞれが単一の物理ボリ
    ュームとして認識された情報記録媒体と、該情報記録媒
    体を記録/再生する記録再生装置とを有する情報記録装
    置であって、 前記情報記録媒体に入出力される情報をステージングさ
    せるステージングデバイスと、 前記情報記録媒体に入出力される情報を前記情報記録媒
    体の前記記録再生装置への挿着/排出に応じて前記ステ
    ージングデバイスにステージング/デスステージングさ
    せるステージングデバイス制御手段とを有することを特
    徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数の情報記録媒体が収容され、設定さ
    れた論理ボリュームに応じて該複数の情報記録媒体から
    該設定された論理ボリュームを含む情報記録媒体を選択
    して、前記記録再生装置に挿着する装着脱手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ステージングデバイス制御手段は、
    前記設定された論理ボリュームに関連づけてデータをス
    テージングデバイスに記録することを特徴とする請求項
    1又は2記載の情報記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記ステージングデバイスは、ハードデ
    ィスク装置より構成されることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一項記載の情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ハードディスク装置は、ミラーディ
    スクを構成することを特徴とする請求項4記載の情報記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ハードディスク装置は、RAIDを
    構成することを特徴とする請求項5記載の情報記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 1個の情報記録媒体に単一の物理ボリュ
    ームを記録する第2の記録再生装置を有することを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の情報記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 記録媒体を格納する格納棚と、 前記記録媒体に情報を記録/再生する記録/再生装置
    と、 前記記録媒体を前記格納棚と記録再生装置との間で搬送
    する搬送機構と、 前記記録/再生装置で記録/再生された情報をステージ
    ングさせるステージングデバイスと、 前記記録媒体に入出力される情報を前記情報記録媒体の
    前記記録再生装置への挿着/排出に応じて前記ステージ
    ングデバイスにステージング/デスステージングさせる
    ステージングデバイス制御手段とを有することを特徴と
    するライブラリ装置。
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