JP3548590B2 - 記憶装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は可搬形媒体を利用した、コンピュ−タシステムの記憶装置に関し、特に、従来の可搬形媒体の使用法を変更すること無く、一つの可搬形媒体を複数の可搬型媒体として利用できるようにした記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からコンピュ−タシステムの外部記憶装置で使用されている代表的な可搬形媒体として磁気テ−プがある。磁気テ−プは媒体一巻に一つのファイルを記録するのが一般的である。しかしファイルの容量が小さい場合、一ファイルのみの記録では媒体一巻の容量を使いきれず未記録領域を多く残すこととなり、無駄が生じやすい。そこで従来より磁気テ−プ装置では媒体一巻に複数のファイルを記録するマルチファイル形式をとることにより媒体の記憶スペ−スの有効活用を図ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によりマルチファイル形式で磁気テ−プを利用しようとした場合、利用者には様々な煩雑な作業が必要となる。例えばデ−タを記録する際、媒体一巻に記録可能なファイルの種類、数の見積が必要となる。ただしデ−タ圧縮を併用する場合、デ−タの圧縮後の容量を予測することが難しく、この見積は非常に困難である。またデ−タを再生するために、各媒体に記録されているファイルを全て把握していなければならない。大形汎用コンピュ−タの利用者の中には数万巻以上の媒体を保有している場合も少なく無く、こうした媒体管理には莫大な労力を要する。
【0004】
また媒体一巻=1ファイルで使用する場合、記憶装置が複数存在すれば記憶装置の台数に応じ複数ファイルの同時入出力が可能である。しかし媒体一巻=複数ファイルの場合、同一媒体内のファイルは同時に入出力することができないという問題もある。
【0005】
以上述べたような理由から現在は媒体一巻に一ファイルのみ記録する場合が多い。
【0006】
一方近年、光ディスク、ヘリカルスキャン磁気テ−プなどの開発により媒体1巻当りの容量は飛躍的に増大しており、特にヘリカルスキャン磁気テ−プは従来方式の磁気テ−プの数100倍程度の容量を持つ。こうした光ディスク、磁気テ−プ等の大容量可搬形媒体は画像処理等大量デ−タを扱う一部の用途では有効である。しかし従来の媒体を使用していた一般的な用途に使用し、かつ容量を有効活用しようとする場合、媒体一巻に複数のファイルを記録することが不可欠となる。
【0007】
この際に、従来からの一媒体一ファイルという条件はユーザの便(新たな運用方法を教えるための教育が不要である)を考えると変更すべきではないので、媒体一巻が複数の媒体に見えることが必要である。
【0008】
本発明の目的は、大容量可搬形媒体を従来の可搬形媒体と同様の記憶容量の用途にも使用でき、かつ容量を有効活用できる記憶装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、可搬である記憶媒体を駆動して、上記記憶媒体にデ−タを記録または再生する記憶媒体駆動手段と、上位装置からのデ−タの記録または再生要求を、上記記憶媒体駆動手段へのデ−タの記録または再生要求に変換後出力することにより、上記記憶媒体駆動手段を制御する記憶媒体制御装置とを有し、上位装置から記憶媒体を見たときに、一つの記憶媒体が一つの物理ボリュームである記憶装置において、一つの上記記憶媒体は、複数の論理ボリュ−ムに分割され、上記記憶媒体制御装置は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデ−タの記録または再生要求を受付ける受付手段と、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデータの記録または再生要求を、一つの上記記録媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力する要求変換手段とを有し、上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶または再生を行うこととしたものである。
【0010】
【作用】
受付手段は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデ−タの記録または再生要求を受付ける。要求変換手段は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデータの記録または再生要求を、一つの上記記録媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力する。上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶または再生を行う。上記により、上位装置には複数の媒体にデ−タを記録するようにみせかけ、実際は記録できる領域が無くなるまで単一媒体上に複数媒体(ボリュ−ム)分のデ−タが書き込まれる。
【0011】
【実施例】
以下、添付の図面により本発明の1実施例を詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明を記憶装置であるヘリカルスキャン形磁気テ−プ装置サブシステムに適用した場合の情報処理システムのブロック図である。図2は媒体上の記録フォ−マットの1例を示す。図3は媒体上に記録される論理ボリュ−ムの情報テ−ブルの1例を示す。
【0013】
図4はデ−タを磁気テ−プに出力する際の制御の流れを示す。図5はデ−タ入力時の処理の流れを示す。図6は複数の出力要求の同時受け付けを可能とする場合の処理の流れを示す。
【0014】
初めに全体の構成について説明する。図1において、本情報処理システムは、上位装置1と、磁気テープサブシステム21とを有する。磁気テープサブシステム21は、磁気テ−プ装置8を制御する、記憶媒体制御装置である磁気テ−プ制御装置(MTC)2と、実際に媒体を走行させデ−タの記録/再生を行う、記憶媒体駆動手段である磁気テ−プ装置8と、磁気テ−プ制御装置とやり取りを行う制御情報を一時的に記憶するドライブ制御メモリ(論理ボリュームの位置情報の記憶手段)9とを有する。磁気テープ制御装置2は、上位装置とのデ−タのやり取りを制御する上位インタフェ−ス制御部(受付手段)3と、上位装置側及び磁気テ−プ装置側から転送されたデ−タを一時的に格納するデ−タバッファ(物理ボリュームへ記録するデータの記憶手段)4と、磁気テ−プ装置とのデ−タのやり取りを制御するドライブインタフェ−ス制御部5と、磁気テ−プ制御装置2全体を制御するマイクロプロセッサ(要求変換手段、判断手段)6と、媒体上に記録される論理ボリュ−ムの情報等を記録する制御メモリ7とを有する。
【0015】
磁気テ−プ制御装置2は複数の上位装置1と接続することも可能である。またバッファメモリ4はメモリ内に格納したデ−タの容量を認識することができる。また磁気テ−プ装置8には磁気テ−プ制御装置から磁気テ−プのマウント指示があった場合、利用者に対してマウントを促すメッセ−ジを表示するメッセ−ジ表示部を備えている。
【0016】
次に、図2、図3により媒体上の記録フォ−マットについて説明する。本発明では媒体一巻に従来の媒体が一又は複数巻分記録される。従来の媒体は一巻を1ボリュ−ムとしそれぞれにボリュ−ム番号(VSN)を付け、これを媒体上に記録し管理していた。本発明ではこれをそのまま利用し従来の1ボリュ−ム分のデ−タを1論理ボリュ−ムとする。容量的に媒体一巻に2個以上の論理ボリュ−ムが記録可能な場合は、媒体一巻に複数の論理ボリュ−ムを存在させることができる。各論理ボリュ−ムには従来同様番号をつけこれを媒体上には各論理ボリュ−ムのデ−タの先頭に記録する。この番号を論理ボリュ−ム番号(LVSN)と呼ぶ。また媒体の先頭には論理ボリュ−ム情報テ−ブルが記録される。論理ボリュ−ム情報テ−ブルには図3に示すように当該媒体内に記録されている論理ボリュ−ムのLVSN、各論理ボリュ−ムの先頭の物理的なアドレス(通常ブロック番号:テ−プ先端から論理ボリュ−ム先頭迄のデ−タブロック数)、各論理ボリュ−ムの容量が記録され、主にデ−タ入力(読みだし)時の媒体位置付けに使用される。LVSNは媒体の初期化(イニシャライズ)時に一括して複数登録する。この際に論理ボリュ−ム情報テ−ブルも自動的に作成される。初期化時作成される論理ボリュ−ム情報テ−ブルには先頭アドレス、容量は書き込まれない。これらは各論理ボリュ−ムに実際にデ−タが記録される毎に書き込まれる。また利用者が媒体を管理するために媒体一巻に対して一つのボリュ−ム番号(物理ボリュ−ム番号)を決める必要がある。本物理ボリュ−ム番号は本発明の磁気テ−プサブシステム内では特に使用しないため利用者が任意に決めて良い。先頭の論理ボリュ−ム番号を物理ボリュ−ム番号とする等の案が考えられる。
【0017】
図2中のBOTはテ−プの先端を示す物理的な標識であり、PEOT(phisical EOT)は終端を示す。LEOT(logical EOT)は、記録が可能な領域が残っているかどうかを示す情報であり、テ−プの終端が近いことを示す。磁気テ−プサブシステムがデ−タ出力(書き込み)中にLEOTを認識した場合は現在出力中の論理ボリュ−ムを最後とし、以降の新しい論理ボリュ−ムへのデ−タの出力は行わない。LEOTとPEOTの間隔には1論理ボリュ−ム分のデ−タを記録するのに十分なだけの長さをもたせる。BOT、LEOT、PEOTは媒体に予め表示させておく(例えば媒体の製造時)。
【0018】
次にデ−タの出力/入力に伴う具体的な処理の流れを図4、5、6、7、8により説明する。
【0019】
初めにデ−タ出力時の処理の流れを図4、7を用いて説明する。
【0020】
上位装置1から不特定ボリュ−ムへのマウント要求(ボリュ−ム番号の指定のないテ−プマウント要求)が磁気テ−プ制御装置(MTC)2に対して発行される(411)。MTC2内のマイクロプロセッサ6は上位インタフェ−ス制御部3を介しこの要求を受け取ると、ドライブインタフェ−ス制御部5を介し、磁気テ−プ装置(MTU)8に対してマウント指示を出す(412)。このように上位装置1−MTC2間のデ−タや制御情報(コマンド)のやり取り、及びMTC2−MTU8間のデ−タや制御情報のやり取りは全て上位インタフェ−ス制御部3とドライブインタフェ−ス制御部5を介して行われる。以降は説明の簡単の為、上位インタフェ−ス制御部3とドライブインタフェ−ス制御部5の記述は省略する。
【0021】
マウント指示を受けたMTU8はこれによりメッセ−ジ表示部に利用者に対するマウント要求メッセ−ジを表示する(413)。利用者から磁気テ−プがマウントされるとMTU8は当該テ−プをロ−ディング(テ−プを磁気テ−プ装置内に引込み、デ−タの読みだし/書き込みが可能な状態にする動作)し(414)、完了次第MTC2に対しロ−ディング完了報告を行う(415)。MTC2のマイクロセッサ6はこの完了報告を受けた後、MTU8に対して当該テ−プの論理ボリュ−ム情報テ−ブルの読みだしを指示する(416)。MTU8はこれを受け論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2に転送する(417)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8から転送された論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7内に格納する(418)。格納が完了すると、MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1に対してマウント完了を報告する(419)。
【0022】
マウント完了報告を受け取った上位装置1はMTC2に対してデ−タの書き込みを指示し、デ−タを転送する(420)。上位装置1より転送されたデ−タはMTC2内のバッファメモリに一旦格納される(421)。マイクロプロセッサ6は制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルより実際にデ−タが記録されていない(論理ボリュ−ム先頭アドレス、容量が記録されていない)論理ボリュ−ムの中で最上位のLVSNを検索する。そして検索したLVSNをバッファに格納されているデ−タの先頭に付加し、MTU8に転送する(422)。MTU8は転送されたデ−タを媒体に記録する。またこの際MTU8は、当該デ−タを記録した先頭のアドレスを認識し、ドライブ制御メモリ9に記憶する(423)。MTC2から転送されたデ−タをすべて媒体に記録完了後、MTU8はMTC2に対し書き込み完了を報告し、ドライブ制御メモリに記憶していた先頭アドレスを送付する(424)。MTC2のマイクロプロセッサ6は送付された先頭アドレスを、制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルの内、書き込みに使用した論理ボリュ−ムの部分に記録する(425)。その後上位装置1に対しデ−タ書き込み完了を報告する(426)。
【0023】
上位装置1は当該論理ボリュ−ムを従来の物理的なボリュ−ムと認識しているため、MTC2より書き込み完了報告を受け取ると、テ−プの巻戻しとアンロ−ド(引き込まれていた磁気テ−プを利用者がデマウント可能な位置まで引き出す動作)の要求をMTC2に発行する(427)。これに対しMTC2のマイクロプロセッサ6は直ちに巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(428)。ただし実際はMTU8に対し特に動作指示は出さない。MTU8はデ−タ書き込みが終了した場所でそのままテ−プの走行を停止したまま待機する。この状態で上位装置1よりMTC2に対し、新たな不特定ボリュ−ムマウント要求が発行された場合(429)、MTC2のマイクロプロセッサ6は直ちにマウント完了を報告する(430)。テ−プは前回の書き込み終了地点で停止中なので、デ−タの書き込みはテ−プ後続の領域続けて行われる。この後の処理の流れは図中の処理Aと同様である。
【0024】
以上の処理がテ−プに書き込み領域が無くなるテ−プ終端付近までまで繰返し行われる。
【0025】
なおMTC2がテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告後、上位装置1より特定ボリュ−ムへのマウント要求(入力を行いたいボリュ−ムのLVSNを指定したマウント要求)があった場合、MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し現在マウントされているテ−プをデマウントし、メッセ−ジ表示部に要求ボリュ−ムのマウント要求メッセ−ジを表示するよう指示する。その後の処理は図5に示すデ−タ入力時の処理となる。これについては後で説明する。
【0026】
テ−プの終端付近での処理を図7により説明する。上位装置1はMTC2に対してデ−タの書き込みを指示し、デ−タを転送する(711)。前記と同様に上位装置1から転送されたデ−タは一旦バッファメモリ4に格納され(712)、ここでデ−タ先頭に論理ボリュ−ム情報テ−ブル内の未使用LVSNの最上位のものを付加され、MTU8に転送される(713)。MTU8はデ−タ記録中に(714)媒体上のLEOTを検出すると、このむねを直ちにMTC2に報告する(715)。MTC2のマイクロプロセッサ6はLEOT検出を制御メモリ7に記憶しておく(716)。デ−タ書き込み完了後MTU8はMTC2に対し書き込み完了を報告し、先頭アドレスを送付する(717)。MTC2のマイクロプロセッサ6は論理ボリュ−ム情報テ−ブルに先頭アドレスを記録し(718)、上位装置1に対し書き込み完了を報告する(719)。
【0027】
上位装置1よりMTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド要求が発行されると(720)、LEOT検出を記憶していたMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ先端(論理ボリュ−ム情報テ−ブルが記録されている場所)への位置付けを指示する(721)。MTU8はテ−プを巻戻し、テ−プ先端に位置付けを行う(722)。位置付け完了後MTU8はMTC2に対し位置付け完了報告を行う(723)。MTC2のマイクロプロセッサ6は報告を受けると、MTU8に対し論理ボリュ−ム情報テ−ブルの更新を指示し、制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルを転送する(724)。MTU8は転送された論理ボリュ−ム情報を位置付けした位置より書き込む(725)。書き込み完了後MTC2に対し更新完了を報告する(726)。報告を受けたMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ドを指示する(727)。MTU8はテ−プを巻戻し、アンロ−ドを行う(728)。アンロ−ド完了後MTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告する(729)。MTC2のマイクロプロセッサ6はこれを受けて上位装置1に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了を報告する(730)。アンロ−ドされたテ−プは利用者がデマウントする。
【0028】
次にデ−タ入力(読みだし)時の処理の流れについて図5を用いて説明する。
【0029】
上位装置1は特定ボリュ−ムへのマウント要求(入力を行いたいボリュ−ムのLVSNを指定したマウント要求)をMTC2に対し発行する(511)。MTC2のマイクロプロセッサ6は指定されたLVSNを制御メモリに記憶し、MTU8に対しマウント指示を出す(512)。MTU8はメッセ−ジ表示部にマウント要求メッセ−ジを表示する(513)。利用者から磁気テ−プがマウントされるとMTU8は当該テ−プをロ−ディングする(514)。ロ−ディングが完了するとMTC2に対しロ−ディング完了を報告する(515)。これを受けるとMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報テ−ブル読みだしを指示する(516)。MTU8は媒体上の論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2へ転送する(517)。MTC2のマイクロプロセッサ6は転送された論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7に格納する(518)。次にマイクロプロセッサ6は制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルより、同じく制御メモリ7に格納されているLVSNを検索しその先頭アドレスを認識する(519)。次にマイクロプロセッサ6はMTU8に対し認識したLVSN先頭アドレスへのテ−プ位置付けを指示する(520)。MTU8はこれを受けてテ−プの位置付け動作を行う(521)。MTU8は位置付け完了後MTC2に対し完了報告を行う(522)。これを受けMTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1に対しマウント完了報告を行う(523)。
【0030】
上位装置1は同報告を受け、MTC2に対し当該LVSNのデ−タ読のみだし指示を行う(524)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しデ−タ読みだし指示を行う(525)。MTU8はデ−タを媒体より読みだしMTC2へ転送する(526)。MTC2のマイクロプロセッサ6は転送されたデ−タをバッファメモリ4に格納しながら順次上位装置1へ転送する(527)。上位装置1はデ−タを受領する(528)。MTU8は当該LVSNのデ−タ読みだしを全て完了すると、MTC2に対し読みだし完了を報告する(529)。MTC2のマイクロプロセッサ6はこれを受け、上位装置1に対し読みだし完了報告を行う(530)。上位装置1はこれを受けテ−プの巻戻しとアンロ−ド指示を行う(531)。これによりMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示を出す(532)。MTU8はテ−プの巻戻し動作を行い、巻戻しが終わるとテ−プのアンロ−ドを行う(533)。テ−プ巻戻し・アンロ−ドが終了すると、テ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(534)。MTC2のマイクロプロセッサ6はこれを受け制御メモリ7内に格納されていた論理ボリュ−ム情報テ−ブルを消去する(535)。そして上位装置1に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(536)。アンロ−ドされたテ−プは利用者がデマウントする。
【0031】
以上説明した図4、5、7の処理は上位装置1からのデ−タ出力要求を一要求づつ受け付け処理する例であった。しかし本発明ではMTC2が複数の上位装置に接続される場合など、媒体上の複数の論理ボリュ−ムへ論理的に同時にデ−タを出力することも可能である。この場合MTU8は物理的には1台ながら複数の装置アドレス(上位装置はこのアドレスに対し出力要求を出す。)を持ち上位装置からはMTC2の配下に複数のMTUが接続されているように見える。以下に図6、8を用い複数出力要求を同時に受け付ける場合の処理の流れを説明する。
【0032】
図6、8はMTC2が2台の上位装置に接続され、MTU8は2個の装置アドレスを持っている例を示す。2台の上位装置をそれぞれ上位装置1−▲1▼、上位装置1−▲2▼と呼ぶ。まず上位装置1−▲1▼より不特定ボリュ−ムのマウント要求が発行される(611)。これとほぼ同時に上位装置1−▲2▼からも不特定ボリュ−ムマウント要求が発行される(612)。MTC2のマイクロプロセッサ6は両マウント要求のうち先に到着した要求(本例では上位装置1−▲2▼のマウント要求が先に到着したと仮定)によりMTU8に対しマウント指示を出す(613)。MTU8はメッセ−ジ表示部にマウント要求メッセ−ジを表示する(614)。利用者がテ−プをマウントするとMTU8はテ−プをロ−ディングする(615)。ロ−ディングが終了するとMTC2に対しロ−ディング完了報告を行う(616)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報の読みだしを指示する(617)。MTU8は論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2へ転送する(618)。MTC2のマイクロプロセッサ6は論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7に格納する(619)。情報格納が終了すると、上位装置1−▲1▼、1−▲2▼に対しマウント完了を報告する(620,621)。上位装置1−▲1▼、1−▲2▼はMTC2に対しデ−タの書き込み指示を行いデ−タを転送する(622,623)。MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼、1−▲2▼それぞれより転送されたデ−タを一旦バッファメモリ4に格納し、格納が完了した順にそれぞれのデ−タの容量を認識する(624,625)。認識した容量はそのまま制御メモリ7に記憶する。論理ボリュ−ム情報テ−ブルより現在媒体上に記録済のデ−タの容量の合計を算出し、これに上位装置1−▲1▼、1−▲2▼より転送されたデ−タの容量をバッファへの格納完了順(本例では1−▲1▼、1−▲2▼の順)に加算し、加算する毎にテ−プ一巻分の容量(本例では20GB)をオ−バしないかチェックする(626,627)。本処理により容量オ−バが確認された場合は図8に示す処理が行われるがこれについては後で説明する。
【0033】
前記容量チェックにより容量オ−バ無しが確認されるとMTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼、1−▲2▼に対してデ−タ書き込み完了を報告する(628,629)。この後上位装置1−▲1▼、1−▲2▼よりMTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示が出される(630,631)。これに対しMTC2のマイクロプロセッサ6は直ちにテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を返す(632,633)。書き込み完了報告からテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告までの処理に並行して、MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼のデ−タの先頭に論理ボリュ−ム情報テ−ブル中の未使用LVSNの最上位のものを付加しMTU8に転送する(634)。MTU8は転送されたLVSNとデ−タを媒体上に書き込む。この際当該論理ボリュ−ムの先頭アドレス(LVSNを書き込んだアドレス)をドライブ制御メモリ9に記憶しておく(635)。デ−タの書き込みが完了するとMTU8はMTC2に対し書き込み完了報告をし、論理ボリュ−ム先頭アドレスを通知する(636)。MTC2のマイクロプロセッサ6は通知された先頭アドレスと制御メモリ7に記憶していたデ−タの容量を論理ボリュ−ム情報テ−ブルに記録する(637)。続いて上位装置1−▲2▼のデ−タについて同様の書き込み処理を行う(638,639,640,641)。
【0034】
この様にデ−タの書き込み処理はバッファメモリ4にデ−タの格納を終了した時点で上位装置1に対しては書き込み完了報告をし、後続のテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示に対しても直ちに完了報告を返す。MTU8の装置アドレスはここで開放される。実際の媒体へのデ−タ書き込みは上位装置とは非同期に行い、上位装置1には見えない。従って上位装置1はテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を受けた時点で次の不特定ボリュ−ムマウント要求を発行できる。次のマウント要求が上位装置1−▲1▼、1−▲2▼のいずれか、又は両方よりMTC2に対し発行されると、MTC2は直ちにマウント完了報告を返す。以降は前記と同様の処理(図6中の処理B)が行われる。以上の処理が前記容量のチェックで容量オ−バが確認されるで繰り返される。
【0035】
なおテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告後上位装置1より特定ボリュ−ムマウント要求(入力処理)が発行された場合、MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し現在マウントされているテ−プを直ちにデマウントし、メッセ−ジ表示部に要求のあったボリュ−ムのマウント要求メッセ−ジを表示するように指示する。後は図5と同様の処理となる。
【0036】
次に前記容量のチェックで容量オ−バが確認された場合(d)の処理の流れを図8を用いて説明する。本図では上位装置1−▲1▼のデ−タが先にバッファメモリに格納され、この際の容量チェックで容量オ−バが確認された場合の例を示す。
【0037】
MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼のデ−タの先頭に論理ボリュ−ム情報内の未使用LVSNを付加しMTU8に転送する(811)。MTU8は転送デ−タを書き込みその先頭アドレスをドライブ制御メモリ9に記憶する(812)。MTU8はデ−タ書き込み中にLEOTを検出すると直ちにMTC2へ報告する(813)。MTC2のマイクロプロセッサ6はLEOT検出を制御メモリ7に記憶する(814)。デ−タの書き込みが終了するとMTC2に対し書き込み完了を報告し、記憶していた先頭アドレスを送付する(815)。MTC2のマイクロプロセッサ6は論理ボリュ−ム情報テ−ブルに先頭アドレスと記憶していた当該論理ボリュ−ムのデ−タ容量を記録する(816)。そして上位装置1−▲1▼に対し書き込み完了報告を行う(817)。続いて上位装置1−▲1▼よりテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示が発行される(818)と、MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報の記録場所であるテ−プ先端への位置付けを指示する(819)。MTU8はテ−プ先端への位置付けを行い(820)、MTC2に対し完了報告を行う(821)。MTC2のマイクロプロセッッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報書き込みを指示し、当該情報を転送する(822)。MTU8は転送された情報を書き込み(823)、終了後MTC2に対し情報書き込み完了報告を行う(824)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示を出す(825)。MTU8はテ−プを巻戻し、アンロ−ドを行う(826)。アンロ−ドが完了するとMTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了を報告する(827)。これによりMTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(828)。続いてMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し追加の不特定ボリュ−ムマウント指示を行う(829)。MTU8はメッセ−ジ表示部にマウント要求メッセ−ジを表示する(830)。利用者よりテ−プがマウントされると、テ−プのロ−ディングを行い(831)、MTC2に対しロ−ディング完了を報告する(832)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報の読みだしを指示する(833)。MTU8は論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2へ転送する(834)。MTC2のマイクロプロセッサ6は転送された論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7に格納する(835)。次にバッファメモリ4に格納されている上位装置1−▲2▼のデ−タの先頭に未使用LVSNを付加しMTU8へ転送する(836)。MTU8は転送デ−タを媒体上に記録しこの際デ−タの先頭のアドレスをドライブ制御メモリ9に記憶する(837)。デ−タ書き込み終了後MTC2に対し書き込み完了を報告しデ−タの先頭アドレスを通知する(838)。MTC2のマイクロプロセッサ6は通知された先頭アドレスと記憶していたデ−タの容量を論理ボリュ−ム情報テ−ブルに記録し(839)、上位装置1−▲2▼に対し書き込み完了を報告する(840)。これを受け上位装置1−▲2▼よりテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示が出される(841)と、MTC2のマイクロプロセッサ6は直ちに完了報告を返す(842)。この後は図6−1と同様の処理の流れがテ−プにデ−タを書き込む容量が無くなるまで繰り返される。
【0038】
なお本図の例では上位装置1−▲1▼のデ−タの書き込みが完了しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了が報告された以降はMTU8の装置アドレスの一方は開放されるため、上位装置1−▲2▼のデ−タを書き込み中でも他の出力要求を受け付けることができる。
【0039】
このように本実施例によれば、大容量可搬形媒体を従来の可搬形媒体と同様の用途に使用し、かつ容量を有効活用できる記憶装置を提供できる。
【0040】
さらに、利用者は媒体一巻に一ファイルのみ記録する従来の可搬形媒体と同様の運用方法使用でき、かつ大容量可搬形媒体に複数のファイルを記録/再生可能な装置サブシステムを提供できる。
【0041】
さらに、大容量可搬形媒体に対し、大容量のファイルを記録する際は媒体一巻に一ファイルを記録する大容量媒体として使用でき、小容量のファイルを記録する際は従来の可搬形媒体と同様の運用方法で複数のファイルを記録/再生可能な装置サブシステムを提供できる。
【0042】
さらに、上位装置とのインタフェ−スは媒体一巻に一ファイルのみ記録する従来の可搬形媒体と同様であり、かつ大容量可搬形媒体に複数のファイルを記録/再生可能な装置サブシステムを提供できる。
【0043】
さらに、同一媒体内の複数ファイルにデ−タを同時出力可能な記憶装置を提供できる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、一巻の媒体を上位装置には論理的に複数ボリュ−ムに見せることができるため、上位装置と記憶装置サブシステム間のソフトウェアインタフェ−スを変更すること無く、一巻の大容量可搬形媒体を従来の可搬形媒体複数巻と同様に使用することができる。従って利用者は特に大容量可搬形媒体を使用しているという意識をもつ必要は無く、従来の可搬形媒体の運用をそのまま継続できる。
【0045】
また、複数のMTUへ出力要求を1台のMTUへの要求に変換することにより、一台のMTUを論理的に複数台に見せることができ、複数ボリュ−ムへ同時に出力処理を行うことができ、出力時の処理性能を向上できる。
【0046】
さらに本発明によれば大容量可搬形媒体の記憶スペ−スを有効に使用できる。すなわち、媒体一巻に格納される論理ボリュ−ムの数、各論理ボリュ−ムの容量は上位装置より転送されるデ−タの容量に応じ任意である。従って小容量ファイルの格納には多数の小容量論理ボリュ−ムとし小容量媒体として、大容量ファイルの格納には媒体一巻=1又は少数の論理ボリュ−ムとし大容量媒体として柔軟に使用することができる。例えば20GBの大容量媒体1巻を本発明の技術で利用する場合と200MBの従来媒体100巻を使用する場合では、1500MBのファイルを記録すると、大容量媒体では残り18.5GBは全て別論理ボリュ−ムとして使用可能であるが、従来媒体では媒体8巻(1600MB分)を使用し8巻目の100MBは無駄となる。このように本発明を利用することにより媒体の記憶スペ−スの無駄が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムのブロック図
【図2】記録フォ−マットの説明図
【図3】論理ボリュ−ム情報テ−ブルの説明図
【図4】デ−タ出力時の処理の流れを示すフローチャート
【図5】デ−タ入力時の処理の流れを示すフローチャート
【図6】複数出力要求同時受け付け時の処理の流れを示すフローチャート
【図7】デ−タ出力時の処理の流れを示すフローチャート
【図8】複数出力要求同時受け付け時の処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
1…上位装置、
2…磁気テ−プ制御装置(MTC)
3…上位インタフェ−ス制御部
4…バッファメモリ
5…ドライブインタフェ−ス制御部
6…マイクロプロセッサ
7…制御メモリ
8…磁気テ−プ装置
9…ドライブ制御メモリ
【産業上の利用分野】
本発明は可搬形媒体を利用した、コンピュ−タシステムの記憶装置に関し、特に、従来の可搬形媒体の使用法を変更すること無く、一つの可搬形媒体を複数の可搬型媒体として利用できるようにした記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からコンピュ−タシステムの外部記憶装置で使用されている代表的な可搬形媒体として磁気テ−プがある。磁気テ−プは媒体一巻に一つのファイルを記録するのが一般的である。しかしファイルの容量が小さい場合、一ファイルのみの記録では媒体一巻の容量を使いきれず未記録領域を多く残すこととなり、無駄が生じやすい。そこで従来より磁気テ−プ装置では媒体一巻に複数のファイルを記録するマルチファイル形式をとることにより媒体の記憶スペ−スの有効活用を図ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によりマルチファイル形式で磁気テ−プを利用しようとした場合、利用者には様々な煩雑な作業が必要となる。例えばデ−タを記録する際、媒体一巻に記録可能なファイルの種類、数の見積が必要となる。ただしデ−タ圧縮を併用する場合、デ−タの圧縮後の容量を予測することが難しく、この見積は非常に困難である。またデ−タを再生するために、各媒体に記録されているファイルを全て把握していなければならない。大形汎用コンピュ−タの利用者の中には数万巻以上の媒体を保有している場合も少なく無く、こうした媒体管理には莫大な労力を要する。
【0004】
また媒体一巻=1ファイルで使用する場合、記憶装置が複数存在すれば記憶装置の台数に応じ複数ファイルの同時入出力が可能である。しかし媒体一巻=複数ファイルの場合、同一媒体内のファイルは同時に入出力することができないという問題もある。
【0005】
以上述べたような理由から現在は媒体一巻に一ファイルのみ記録する場合が多い。
【0006】
一方近年、光ディスク、ヘリカルスキャン磁気テ−プなどの開発により媒体1巻当りの容量は飛躍的に増大しており、特にヘリカルスキャン磁気テ−プは従来方式の磁気テ−プの数100倍程度の容量を持つ。こうした光ディスク、磁気テ−プ等の大容量可搬形媒体は画像処理等大量デ−タを扱う一部の用途では有効である。しかし従来の媒体を使用していた一般的な用途に使用し、かつ容量を有効活用しようとする場合、媒体一巻に複数のファイルを記録することが不可欠となる。
【0007】
この際に、従来からの一媒体一ファイルという条件はユーザの便(新たな運用方法を教えるための教育が不要である)を考えると変更すべきではないので、媒体一巻が複数の媒体に見えることが必要である。
【0008】
本発明の目的は、大容量可搬形媒体を従来の可搬形媒体と同様の記憶容量の用途にも使用でき、かつ容量を有効活用できる記憶装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、可搬である記憶媒体を駆動して、上記記憶媒体にデ−タを記録または再生する記憶媒体駆動手段と、上位装置からのデ−タの記録または再生要求を、上記記憶媒体駆動手段へのデ−タの記録または再生要求に変換後出力することにより、上記記憶媒体駆動手段を制御する記憶媒体制御装置とを有し、上位装置から記憶媒体を見たときに、一つの記憶媒体が一つの物理ボリュームである記憶装置において、一つの上記記憶媒体は、複数の論理ボリュ−ムに分割され、上記記憶媒体制御装置は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデ−タの記録または再生要求を受付ける受付手段と、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデータの記録または再生要求を、一つの上記記録媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力する要求変換手段とを有し、上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶または再生を行うこととしたものである。
【0010】
【作用】
受付手段は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデ−タの記録または再生要求を受付ける。要求変換手段は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデータの記録または再生要求を、一つの上記記録媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力する。上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶または再生を行う。上記により、上位装置には複数の媒体にデ−タを記録するようにみせかけ、実際は記録できる領域が無くなるまで単一媒体上に複数媒体(ボリュ−ム)分のデ−タが書き込まれる。
【0011】
【実施例】
以下、添付の図面により本発明の1実施例を詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明を記憶装置であるヘリカルスキャン形磁気テ−プ装置サブシステムに適用した場合の情報処理システムのブロック図である。図2は媒体上の記録フォ−マットの1例を示す。図3は媒体上に記録される論理ボリュ−ムの情報テ−ブルの1例を示す。
【0013】
図4はデ−タを磁気テ−プに出力する際の制御の流れを示す。図5はデ−タ入力時の処理の流れを示す。図6は複数の出力要求の同時受け付けを可能とする場合の処理の流れを示す。
【0014】
初めに全体の構成について説明する。図1において、本情報処理システムは、上位装置1と、磁気テープサブシステム21とを有する。磁気テープサブシステム21は、磁気テ−プ装置8を制御する、記憶媒体制御装置である磁気テ−プ制御装置(MTC)2と、実際に媒体を走行させデ−タの記録/再生を行う、記憶媒体駆動手段である磁気テ−プ装置8と、磁気テ−プ制御装置とやり取りを行う制御情報を一時的に記憶するドライブ制御メモリ(論理ボリュームの位置情報の記憶手段)9とを有する。磁気テープ制御装置2は、上位装置とのデ−タのやり取りを制御する上位インタフェ−ス制御部(受付手段)3と、上位装置側及び磁気テ−プ装置側から転送されたデ−タを一時的に格納するデ−タバッファ(物理ボリュームへ記録するデータの記憶手段)4と、磁気テ−プ装置とのデ−タのやり取りを制御するドライブインタフェ−ス制御部5と、磁気テ−プ制御装置2全体を制御するマイクロプロセッサ(要求変換手段、判断手段)6と、媒体上に記録される論理ボリュ−ムの情報等を記録する制御メモリ7とを有する。
【0015】
磁気テ−プ制御装置2は複数の上位装置1と接続することも可能である。またバッファメモリ4はメモリ内に格納したデ−タの容量を認識することができる。また磁気テ−プ装置8には磁気テ−プ制御装置から磁気テ−プのマウント指示があった場合、利用者に対してマウントを促すメッセ−ジを表示するメッセ−ジ表示部を備えている。
【0016】
次に、図2、図3により媒体上の記録フォ−マットについて説明する。本発明では媒体一巻に従来の媒体が一又は複数巻分記録される。従来の媒体は一巻を1ボリュ−ムとしそれぞれにボリュ−ム番号(VSN)を付け、これを媒体上に記録し管理していた。本発明ではこれをそのまま利用し従来の1ボリュ−ム分のデ−タを1論理ボリュ−ムとする。容量的に媒体一巻に2個以上の論理ボリュ−ムが記録可能な場合は、媒体一巻に複数の論理ボリュ−ムを存在させることができる。各論理ボリュ−ムには従来同様番号をつけこれを媒体上には各論理ボリュ−ムのデ−タの先頭に記録する。この番号を論理ボリュ−ム番号(LVSN)と呼ぶ。また媒体の先頭には論理ボリュ−ム情報テ−ブルが記録される。論理ボリュ−ム情報テ−ブルには図3に示すように当該媒体内に記録されている論理ボリュ−ムのLVSN、各論理ボリュ−ムの先頭の物理的なアドレス(通常ブロック番号:テ−プ先端から論理ボリュ−ム先頭迄のデ−タブロック数)、各論理ボリュ−ムの容量が記録され、主にデ−タ入力(読みだし)時の媒体位置付けに使用される。LVSNは媒体の初期化(イニシャライズ)時に一括して複数登録する。この際に論理ボリュ−ム情報テ−ブルも自動的に作成される。初期化時作成される論理ボリュ−ム情報テ−ブルには先頭アドレス、容量は書き込まれない。これらは各論理ボリュ−ムに実際にデ−タが記録される毎に書き込まれる。また利用者が媒体を管理するために媒体一巻に対して一つのボリュ−ム番号(物理ボリュ−ム番号)を決める必要がある。本物理ボリュ−ム番号は本発明の磁気テ−プサブシステム内では特に使用しないため利用者が任意に決めて良い。先頭の論理ボリュ−ム番号を物理ボリュ−ム番号とする等の案が考えられる。
【0017】
図2中のBOTはテ−プの先端を示す物理的な標識であり、PEOT(phisical EOT)は終端を示す。LEOT(logical EOT)は、記録が可能な領域が残っているかどうかを示す情報であり、テ−プの終端が近いことを示す。磁気テ−プサブシステムがデ−タ出力(書き込み)中にLEOTを認識した場合は現在出力中の論理ボリュ−ムを最後とし、以降の新しい論理ボリュ−ムへのデ−タの出力は行わない。LEOTとPEOTの間隔には1論理ボリュ−ム分のデ−タを記録するのに十分なだけの長さをもたせる。BOT、LEOT、PEOTは媒体に予め表示させておく(例えば媒体の製造時)。
【0018】
次にデ−タの出力/入力に伴う具体的な処理の流れを図4、5、6、7、8により説明する。
【0019】
初めにデ−タ出力時の処理の流れを図4、7を用いて説明する。
【0020】
上位装置1から不特定ボリュ−ムへのマウント要求(ボリュ−ム番号の指定のないテ−プマウント要求)が磁気テ−プ制御装置(MTC)2に対して発行される(411)。MTC2内のマイクロプロセッサ6は上位インタフェ−ス制御部3を介しこの要求を受け取ると、ドライブインタフェ−ス制御部5を介し、磁気テ−プ装置(MTU)8に対してマウント指示を出す(412)。このように上位装置1−MTC2間のデ−タや制御情報(コマンド)のやり取り、及びMTC2−MTU8間のデ−タや制御情報のやり取りは全て上位インタフェ−ス制御部3とドライブインタフェ−ス制御部5を介して行われる。以降は説明の簡単の為、上位インタフェ−ス制御部3とドライブインタフェ−ス制御部5の記述は省略する。
【0021】
マウント指示を受けたMTU8はこれによりメッセ−ジ表示部に利用者に対するマウント要求メッセ−ジを表示する(413)。利用者から磁気テ−プがマウントされるとMTU8は当該テ−プをロ−ディング(テ−プを磁気テ−プ装置内に引込み、デ−タの読みだし/書き込みが可能な状態にする動作)し(414)、完了次第MTC2に対しロ−ディング完了報告を行う(415)。MTC2のマイクロセッサ6はこの完了報告を受けた後、MTU8に対して当該テ−プの論理ボリュ−ム情報テ−ブルの読みだしを指示する(416)。MTU8はこれを受け論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2に転送する(417)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8から転送された論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7内に格納する(418)。格納が完了すると、MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1に対してマウント完了を報告する(419)。
【0022】
マウント完了報告を受け取った上位装置1はMTC2に対してデ−タの書き込みを指示し、デ−タを転送する(420)。上位装置1より転送されたデ−タはMTC2内のバッファメモリに一旦格納される(421)。マイクロプロセッサ6は制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルより実際にデ−タが記録されていない(論理ボリュ−ム先頭アドレス、容量が記録されていない)論理ボリュ−ムの中で最上位のLVSNを検索する。そして検索したLVSNをバッファに格納されているデ−タの先頭に付加し、MTU8に転送する(422)。MTU8は転送されたデ−タを媒体に記録する。またこの際MTU8は、当該デ−タを記録した先頭のアドレスを認識し、ドライブ制御メモリ9に記憶する(423)。MTC2から転送されたデ−タをすべて媒体に記録完了後、MTU8はMTC2に対し書き込み完了を報告し、ドライブ制御メモリに記憶していた先頭アドレスを送付する(424)。MTC2のマイクロプロセッサ6は送付された先頭アドレスを、制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルの内、書き込みに使用した論理ボリュ−ムの部分に記録する(425)。その後上位装置1に対しデ−タ書き込み完了を報告する(426)。
【0023】
上位装置1は当該論理ボリュ−ムを従来の物理的なボリュ−ムと認識しているため、MTC2より書き込み完了報告を受け取ると、テ−プの巻戻しとアンロ−ド(引き込まれていた磁気テ−プを利用者がデマウント可能な位置まで引き出す動作)の要求をMTC2に発行する(427)。これに対しMTC2のマイクロプロセッサ6は直ちに巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(428)。ただし実際はMTU8に対し特に動作指示は出さない。MTU8はデ−タ書き込みが終了した場所でそのままテ−プの走行を停止したまま待機する。この状態で上位装置1よりMTC2に対し、新たな不特定ボリュ−ムマウント要求が発行された場合(429)、MTC2のマイクロプロセッサ6は直ちにマウント完了を報告する(430)。テ−プは前回の書き込み終了地点で停止中なので、デ−タの書き込みはテ−プ後続の領域続けて行われる。この後の処理の流れは図中の処理Aと同様である。
【0024】
以上の処理がテ−プに書き込み領域が無くなるテ−プ終端付近までまで繰返し行われる。
【0025】
なおMTC2がテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告後、上位装置1より特定ボリュ−ムへのマウント要求(入力を行いたいボリュ−ムのLVSNを指定したマウント要求)があった場合、MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し現在マウントされているテ−プをデマウントし、メッセ−ジ表示部に要求ボリュ−ムのマウント要求メッセ−ジを表示するよう指示する。その後の処理は図5に示すデ−タ入力時の処理となる。これについては後で説明する。
【0026】
テ−プの終端付近での処理を図7により説明する。上位装置1はMTC2に対してデ−タの書き込みを指示し、デ−タを転送する(711)。前記と同様に上位装置1から転送されたデ−タは一旦バッファメモリ4に格納され(712)、ここでデ−タ先頭に論理ボリュ−ム情報テ−ブル内の未使用LVSNの最上位のものを付加され、MTU8に転送される(713)。MTU8はデ−タ記録中に(714)媒体上のLEOTを検出すると、このむねを直ちにMTC2に報告する(715)。MTC2のマイクロプロセッサ6はLEOT検出を制御メモリ7に記憶しておく(716)。デ−タ書き込み完了後MTU8はMTC2に対し書き込み完了を報告し、先頭アドレスを送付する(717)。MTC2のマイクロプロセッサ6は論理ボリュ−ム情報テ−ブルに先頭アドレスを記録し(718)、上位装置1に対し書き込み完了を報告する(719)。
【0027】
上位装置1よりMTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド要求が発行されると(720)、LEOT検出を記憶していたMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ先端(論理ボリュ−ム情報テ−ブルが記録されている場所)への位置付けを指示する(721)。MTU8はテ−プを巻戻し、テ−プ先端に位置付けを行う(722)。位置付け完了後MTU8はMTC2に対し位置付け完了報告を行う(723)。MTC2のマイクロプロセッサ6は報告を受けると、MTU8に対し論理ボリュ−ム情報テ−ブルの更新を指示し、制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルを転送する(724)。MTU8は転送された論理ボリュ−ム情報を位置付けした位置より書き込む(725)。書き込み完了後MTC2に対し更新完了を報告する(726)。報告を受けたMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ドを指示する(727)。MTU8はテ−プを巻戻し、アンロ−ドを行う(728)。アンロ−ド完了後MTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告する(729)。MTC2のマイクロプロセッサ6はこれを受けて上位装置1に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了を報告する(730)。アンロ−ドされたテ−プは利用者がデマウントする。
【0028】
次にデ−タ入力(読みだし)時の処理の流れについて図5を用いて説明する。
【0029】
上位装置1は特定ボリュ−ムへのマウント要求(入力を行いたいボリュ−ムのLVSNを指定したマウント要求)をMTC2に対し発行する(511)。MTC2のマイクロプロセッサ6は指定されたLVSNを制御メモリに記憶し、MTU8に対しマウント指示を出す(512)。MTU8はメッセ−ジ表示部にマウント要求メッセ−ジを表示する(513)。利用者から磁気テ−プがマウントされるとMTU8は当該テ−プをロ−ディングする(514)。ロ−ディングが完了するとMTC2に対しロ−ディング完了を報告する(515)。これを受けるとMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報テ−ブル読みだしを指示する(516)。MTU8は媒体上の論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2へ転送する(517)。MTC2のマイクロプロセッサ6は転送された論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7に格納する(518)。次にマイクロプロセッサ6は制御メモリ7に格納されている論理ボリュ−ム情報テ−ブルより、同じく制御メモリ7に格納されているLVSNを検索しその先頭アドレスを認識する(519)。次にマイクロプロセッサ6はMTU8に対し認識したLVSN先頭アドレスへのテ−プ位置付けを指示する(520)。MTU8はこれを受けてテ−プの位置付け動作を行う(521)。MTU8は位置付け完了後MTC2に対し完了報告を行う(522)。これを受けMTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1に対しマウント完了報告を行う(523)。
【0030】
上位装置1は同報告を受け、MTC2に対し当該LVSNのデ−タ読のみだし指示を行う(524)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しデ−タ読みだし指示を行う(525)。MTU8はデ−タを媒体より読みだしMTC2へ転送する(526)。MTC2のマイクロプロセッサ6は転送されたデ−タをバッファメモリ4に格納しながら順次上位装置1へ転送する(527)。上位装置1はデ−タを受領する(528)。MTU8は当該LVSNのデ−タ読みだしを全て完了すると、MTC2に対し読みだし完了を報告する(529)。MTC2のマイクロプロセッサ6はこれを受け、上位装置1に対し読みだし完了報告を行う(530)。上位装置1はこれを受けテ−プの巻戻しとアンロ−ド指示を行う(531)。これによりMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示を出す(532)。MTU8はテ−プの巻戻し動作を行い、巻戻しが終わるとテ−プのアンロ−ドを行う(533)。テ−プ巻戻し・アンロ−ドが終了すると、テ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(534)。MTC2のマイクロプロセッサ6はこれを受け制御メモリ7内に格納されていた論理ボリュ−ム情報テ−ブルを消去する(535)。そして上位装置1に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(536)。アンロ−ドされたテ−プは利用者がデマウントする。
【0031】
以上説明した図4、5、7の処理は上位装置1からのデ−タ出力要求を一要求づつ受け付け処理する例であった。しかし本発明ではMTC2が複数の上位装置に接続される場合など、媒体上の複数の論理ボリュ−ムへ論理的に同時にデ−タを出力することも可能である。この場合MTU8は物理的には1台ながら複数の装置アドレス(上位装置はこのアドレスに対し出力要求を出す。)を持ち上位装置からはMTC2の配下に複数のMTUが接続されているように見える。以下に図6、8を用い複数出力要求を同時に受け付ける場合の処理の流れを説明する。
【0032】
図6、8はMTC2が2台の上位装置に接続され、MTU8は2個の装置アドレスを持っている例を示す。2台の上位装置をそれぞれ上位装置1−▲1▼、上位装置1−▲2▼と呼ぶ。まず上位装置1−▲1▼より不特定ボリュ−ムのマウント要求が発行される(611)。これとほぼ同時に上位装置1−▲2▼からも不特定ボリュ−ムマウント要求が発行される(612)。MTC2のマイクロプロセッサ6は両マウント要求のうち先に到着した要求(本例では上位装置1−▲2▼のマウント要求が先に到着したと仮定)によりMTU8に対しマウント指示を出す(613)。MTU8はメッセ−ジ表示部にマウント要求メッセ−ジを表示する(614)。利用者がテ−プをマウントするとMTU8はテ−プをロ−ディングする(615)。ロ−ディングが終了するとMTC2に対しロ−ディング完了報告を行う(616)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報の読みだしを指示する(617)。MTU8は論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2へ転送する(618)。MTC2のマイクロプロセッサ6は論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7に格納する(619)。情報格納が終了すると、上位装置1−▲1▼、1−▲2▼に対しマウント完了を報告する(620,621)。上位装置1−▲1▼、1−▲2▼はMTC2に対しデ−タの書き込み指示を行いデ−タを転送する(622,623)。MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼、1−▲2▼それぞれより転送されたデ−タを一旦バッファメモリ4に格納し、格納が完了した順にそれぞれのデ−タの容量を認識する(624,625)。認識した容量はそのまま制御メモリ7に記憶する。論理ボリュ−ム情報テ−ブルより現在媒体上に記録済のデ−タの容量の合計を算出し、これに上位装置1−▲1▼、1−▲2▼より転送されたデ−タの容量をバッファへの格納完了順(本例では1−▲1▼、1−▲2▼の順)に加算し、加算する毎にテ−プ一巻分の容量(本例では20GB)をオ−バしないかチェックする(626,627)。本処理により容量オ−バが確認された場合は図8に示す処理が行われるがこれについては後で説明する。
【0033】
前記容量チェックにより容量オ−バ無しが確認されるとMTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼、1−▲2▼に対してデ−タ書き込み完了を報告する(628,629)。この後上位装置1−▲1▼、1−▲2▼よりMTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示が出される(630,631)。これに対しMTC2のマイクロプロセッサ6は直ちにテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を返す(632,633)。書き込み完了報告からテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告までの処理に並行して、MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼のデ−タの先頭に論理ボリュ−ム情報テ−ブル中の未使用LVSNの最上位のものを付加しMTU8に転送する(634)。MTU8は転送されたLVSNとデ−タを媒体上に書き込む。この際当該論理ボリュ−ムの先頭アドレス(LVSNを書き込んだアドレス)をドライブ制御メモリ9に記憶しておく(635)。デ−タの書き込みが完了するとMTU8はMTC2に対し書き込み完了報告をし、論理ボリュ−ム先頭アドレスを通知する(636)。MTC2のマイクロプロセッサ6は通知された先頭アドレスと制御メモリ7に記憶していたデ−タの容量を論理ボリュ−ム情報テ−ブルに記録する(637)。続いて上位装置1−▲2▼のデ−タについて同様の書き込み処理を行う(638,639,640,641)。
【0034】
この様にデ−タの書き込み処理はバッファメモリ4にデ−タの格納を終了した時点で上位装置1に対しては書き込み完了報告をし、後続のテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示に対しても直ちに完了報告を返す。MTU8の装置アドレスはここで開放される。実際の媒体へのデ−タ書き込みは上位装置とは非同期に行い、上位装置1には見えない。従って上位装置1はテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を受けた時点で次の不特定ボリュ−ムマウント要求を発行できる。次のマウント要求が上位装置1−▲1▼、1−▲2▼のいずれか、又は両方よりMTC2に対し発行されると、MTC2は直ちにマウント完了報告を返す。以降は前記と同様の処理(図6中の処理B)が行われる。以上の処理が前記容量のチェックで容量オ−バが確認されるで繰り返される。
【0035】
なおテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告後上位装置1より特定ボリュ−ムマウント要求(入力処理)が発行された場合、MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し現在マウントされているテ−プを直ちにデマウントし、メッセ−ジ表示部に要求のあったボリュ−ムのマウント要求メッセ−ジを表示するように指示する。後は図5と同様の処理となる。
【0036】
次に前記容量のチェックで容量オ−バが確認された場合(d)の処理の流れを図8を用いて説明する。本図では上位装置1−▲1▼のデ−タが先にバッファメモリに格納され、この際の容量チェックで容量オ−バが確認された場合の例を示す。
【0037】
MTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼のデ−タの先頭に論理ボリュ−ム情報内の未使用LVSNを付加しMTU8に転送する(811)。MTU8は転送デ−タを書き込みその先頭アドレスをドライブ制御メモリ9に記憶する(812)。MTU8はデ−タ書き込み中にLEOTを検出すると直ちにMTC2へ報告する(813)。MTC2のマイクロプロセッサ6はLEOT検出を制御メモリ7に記憶する(814)。デ−タの書き込みが終了するとMTC2に対し書き込み完了を報告し、記憶していた先頭アドレスを送付する(815)。MTC2のマイクロプロセッサ6は論理ボリュ−ム情報テ−ブルに先頭アドレスと記憶していた当該論理ボリュ−ムのデ−タ容量を記録する(816)。そして上位装置1−▲1▼に対し書き込み完了報告を行う(817)。続いて上位装置1−▲1▼よりテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示が発行される(818)と、MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報の記録場所であるテ−プ先端への位置付けを指示する(819)。MTU8はテ−プ先端への位置付けを行い(820)、MTC2に対し完了報告を行う(821)。MTC2のマイクロプロセッッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報書き込みを指示し、当該情報を転送する(822)。MTU8は転送された情報を書き込み(823)、終了後MTC2に対し情報書き込み完了報告を行う(824)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示を出す(825)。MTU8はテ−プを巻戻し、アンロ−ドを行う(826)。アンロ−ドが完了するとMTC2に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了を報告する(827)。これによりMTC2のマイクロプロセッサ6は上位装置1−▲1▼に対しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了報告を行う(828)。続いてMTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し追加の不特定ボリュ−ムマウント指示を行う(829)。MTU8はメッセ−ジ表示部にマウント要求メッセ−ジを表示する(830)。利用者よりテ−プがマウントされると、テ−プのロ−ディングを行い(831)、MTC2に対しロ−ディング完了を報告する(832)。MTC2のマイクロプロセッサ6はMTU8に対し論理ボリュ−ム情報の読みだしを指示する(833)。MTU8は論理ボリュ−ム情報を読みだしMTC2へ転送する(834)。MTC2のマイクロプロセッサ6は転送された論理ボリュ−ム情報を制御メモリ7に格納する(835)。次にバッファメモリ4に格納されている上位装置1−▲2▼のデ−タの先頭に未使用LVSNを付加しMTU8へ転送する(836)。MTU8は転送デ−タを媒体上に記録しこの際デ−タの先頭のアドレスをドライブ制御メモリ9に記憶する(837)。デ−タ書き込み終了後MTC2に対し書き込み完了を報告しデ−タの先頭アドレスを通知する(838)。MTC2のマイクロプロセッサ6は通知された先頭アドレスと記憶していたデ−タの容量を論理ボリュ−ム情報テ−ブルに記録し(839)、上位装置1−▲2▼に対し書き込み完了を報告する(840)。これを受け上位装置1−▲2▼よりテ−プ巻戻し・アンロ−ド指示が出される(841)と、MTC2のマイクロプロセッサ6は直ちに完了報告を返す(842)。この後は図6−1と同様の処理の流れがテ−プにデ−タを書き込む容量が無くなるまで繰り返される。
【0038】
なお本図の例では上位装置1−▲1▼のデ−タの書き込みが完了しテ−プ巻戻し・アンロ−ド完了が報告された以降はMTU8の装置アドレスの一方は開放されるため、上位装置1−▲2▼のデ−タを書き込み中でも他の出力要求を受け付けることができる。
【0039】
このように本実施例によれば、大容量可搬形媒体を従来の可搬形媒体と同様の用途に使用し、かつ容量を有効活用できる記憶装置を提供できる。
【0040】
さらに、利用者は媒体一巻に一ファイルのみ記録する従来の可搬形媒体と同様の運用方法使用でき、かつ大容量可搬形媒体に複数のファイルを記録/再生可能な装置サブシステムを提供できる。
【0041】
さらに、大容量可搬形媒体に対し、大容量のファイルを記録する際は媒体一巻に一ファイルを記録する大容量媒体として使用でき、小容量のファイルを記録する際は従来の可搬形媒体と同様の運用方法で複数のファイルを記録/再生可能な装置サブシステムを提供できる。
【0042】
さらに、上位装置とのインタフェ−スは媒体一巻に一ファイルのみ記録する従来の可搬形媒体と同様であり、かつ大容量可搬形媒体に複数のファイルを記録/再生可能な装置サブシステムを提供できる。
【0043】
さらに、同一媒体内の複数ファイルにデ−タを同時出力可能な記憶装置を提供できる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、一巻の媒体を上位装置には論理的に複数ボリュ−ムに見せることができるため、上位装置と記憶装置サブシステム間のソフトウェアインタフェ−スを変更すること無く、一巻の大容量可搬形媒体を従来の可搬形媒体複数巻と同様に使用することができる。従って利用者は特に大容量可搬形媒体を使用しているという意識をもつ必要は無く、従来の可搬形媒体の運用をそのまま継続できる。
【0045】
また、複数のMTUへ出力要求を1台のMTUへの要求に変換することにより、一台のMTUを論理的に複数台に見せることができ、複数ボリュ−ムへ同時に出力処理を行うことができ、出力時の処理性能を向上できる。
【0046】
さらに本発明によれば大容量可搬形媒体の記憶スペ−スを有効に使用できる。すなわち、媒体一巻に格納される論理ボリュ−ムの数、各論理ボリュ−ムの容量は上位装置より転送されるデ−タの容量に応じ任意である。従って小容量ファイルの格納には多数の小容量論理ボリュ−ムとし小容量媒体として、大容量ファイルの格納には媒体一巻=1又は少数の論理ボリュ−ムとし大容量媒体として柔軟に使用することができる。例えば20GBの大容量媒体1巻を本発明の技術で利用する場合と200MBの従来媒体100巻を使用する場合では、1500MBのファイルを記録すると、大容量媒体では残り18.5GBは全て別論理ボリュ−ムとして使用可能であるが、従来媒体では媒体8巻(1600MB分)を使用し8巻目の100MBは無駄となる。このように本発明を利用することにより媒体の記憶スペ−スの無駄が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムのブロック図
【図2】記録フォ−マットの説明図
【図3】論理ボリュ−ム情報テ−ブルの説明図
【図4】デ−タ出力時の処理の流れを示すフローチャート
【図5】デ−タ入力時の処理の流れを示すフローチャート
【図6】複数出力要求同時受け付け時の処理の流れを示すフローチャート
【図7】デ−タ出力時の処理の流れを示すフローチャート
【図8】複数出力要求同時受け付け時の処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
1…上位装置、
2…磁気テ−プ制御装置(MTC)
3…上位インタフェ−ス制御部
4…バッファメモリ
5…ドライブインタフェ−ス制御部
6…マイクロプロセッサ
7…制御メモリ
8…磁気テ−プ装置
9…ドライブ制御メモリ
Claims (12)
- 可搬である記憶媒体を駆動して、上記記憶媒体にデ−タを記録または再生する記憶媒体駆動手段と、上位装置からのデ−タの記録または再生要求を、上記記憶媒体駆動手段へのデ−タの記録または再生要求に変換後出力することにより、上記記憶媒体駆動手段を制御する記憶媒体制御装置とを有し、上位装置から記憶媒体を見たときに、一つの記憶媒体が一つの物理ボリュームである記憶装置において、
一つの上記記憶媒体は、複数の論理ボリュ−ムに分割され、
上記記憶媒体制御装置は、上位装置からの異なる物理ボリュームへのデ−タの記録または再生要求を受付ける受付手段と、
上位装置からの異なる物理ボリュームへのデータの記録または再生要求を、一つの上記記憶媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力する要求変換手段とを有し、
上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶または再生を行い、
上記要求変換手段は、デ−タの記録完了後の、上位装置からの、記憶媒体の巻戻し・アンロード要求を受けた場合、当該要求を上記記憶媒体駆動手段に出力せず、上位装置には巻戻し・アンロード完了報告を出力し、次に新たなボリュ−ムへの書き込み要求が上位装置からあった場合、取付け要求を上記記憶媒体駆動手段に出力せず、上位装置には取付け完了を出力すること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項1記載の記憶装置において、
一つの記憶媒体中に記録される論理ボリュ−ムの数、および各論理ボリュ−ムの容量は可変であることを特徴とする記憶装置。 - 請求項1または2記載の記憶装置において、
上記記憶媒体上に、記録が可能な領域が残っているかどうかを判断する判断手段を有し、
上位装置から新たなボリュームへのデータの記録要求があった時、上記要求変換手段は、上記判断により、記録が可能な領域が残っている場合、上記領域を新たな論理ボリュ−ムとしてデ−タの記録要求を出力すること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項1、2または3記載の記憶装置において、
上記記憶媒体制御装置は、上記記憶媒体からデ−タを再生する際、上位装置から要求のあった物理ボリュームへの位置付け要求を、上記物理ボリュームに対応する論理ボリュ−ムへの位置付け要求に変換して、上記媒体駆動装置に出力し、
上記媒体駆動装置は、上記要求を受けて、上記記憶媒体を位置付けること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項1、2、3または4記載の記憶装置において、
上記記憶媒体制御装置は、
記録終了後上記記憶媒体内の論理ボリュ−ムの位置情報を上記記憶媒体上に記録する要求を上記記憶媒体駆動手段に出力し、
上記記憶媒体駆動手段は、上記要求を受けて、上記記憶媒体に論理ボリュ−ムの位置情報を記録すること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項5記載の記憶装置において、
上記記憶媒体制御装置は、上記記憶媒体からデ−タを再生する際、上位装置から要求のあった物理ボリュームへの位置付け要求を、上記論理ボリュ−ムの位置情報により、上記物理ボリュームに対応する論理ボリュ−ムへの位置付け要求に変換して、上記媒体駆動装置に出力し、
上記媒体駆動装置は、上記要求を受けて、上記記憶媒体を位置付けること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項6記載の記憶装置において、
上記記憶媒体から読んだ、上記論理ボリュ−ムの位置情報を記憶しておく記憶手段を有し、
上記記憶媒体制御装置は、上記記憶された論理ボリュ−ムの位置情報により、上記物理ボリュームへの位置付け要求に対応する、論理ボリュ−ムへの位置付け要求に変換すること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の記憶装置において、
上記受付手段は、上位装置からの記憶媒体駆動手段が駆動する記憶媒体へのデータの記録または再生要求を複数受付け、
上記要求変換手段は、上記受付手段で複数受付けた上記データの記録または再生要求を、一つの上記記憶媒体駆動手段が駆動する上記記憶媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力すること
を特徴とする記憶装置。 - 記憶媒体を駆動して、上記記憶媒体にデ−タを記録または再生する記憶媒体駆動手段と、上位装置からのデ−タの記録または再生要求を、上記記憶媒体駆動手段へのデ−タの記録または再生要求に変換後出力することにより、上記記憶媒体駆動手段を制御する記憶媒体制御装置とを有し、上位装置から記憶媒体を見たときに、一つの記憶媒体が一つの物理ボリュームである記憶装置において、
一つの上記記憶媒体は、複数の論理ボリュ−ムに分割され、
上記記憶媒体制御装置は、上位装置からの記憶媒体駆動手段が駆動する記憶媒体へのデータの記録または再生要求を複数受付ける受付手段と、
上記受付け手段で複数受付けた上記データの記録または再生要求を、一つの上記記憶媒体駆動手段が駆動する上記記憶媒体上の異なる論理ボリュ−ムへのデ−タの記録または再生要求に変換し、出力する要求変換手段とを有し、
上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶または再生を行い、
上記要求変換手段は、デ−タの記録完了後の、上位装置からの、記憶媒体の巻戻し・アンロード要求を受けた場合、当該要求を上記記憶媒体駆動手段に出力せず、上位装置には巻戻し・アンロード完了報告を出力し、次に新たなボリュ−ムへの書き込み要求が上位装置からあった場合、取付け要求を上記記憶媒体駆動手段に出力せず、上位装置には取付け完了を出力すること
を特徴とする記憶装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、8または9記載の記憶装置において、
上位装置からの、複数の物理ボリュ−ムへ記録するデ−タを記憶する記憶手段を有し、
上記受付手段は、複数の異なる物理ボリュームへの記録要求を受付け、
上記記憶媒体制御手段は、複数の物理ボリュームへのデ−タを上記記憶手段へ記憶する指示を出力後、上位装置に書き込み完了を報告し、
上記記憶手段は、上記指示に従って、複数の物理ボリュームへの上記デ−タを記憶し、
上記記憶媒体制御手段は、上記記憶されたデータを、一つの上記記憶媒体上の異なる論理ボリュ−ムへ記録する要求に変換して出力し、上記記憶媒体駆動手段は、上記変換された要求を受けて、上記記憶媒体にデータの記憶を行うことを特徴とする記憶装置。 - 請求項3記載の記憶装置において、
上記記憶媒体は、記録可能な領域が残っているかどうかを示す情報を有し、
上記判断手段は、上記媒体駆動手段から上記情報を読み取ったという情報を受けるかどうかにより、記録が可能な領域が残っているかどうかを判断することを特徴とする記憶装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の記憶装置において、上記記憶媒体は、ヘリカルスキャン磁気テープであることを特徴とする記憶装置。
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