JPH09204362A - ファイルのバックアップシステム - Google Patents

ファイルのバックアップシステム

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Publication number
JPH09204362A
JPH09204362A JP8032836A JP3283696A JPH09204362A JP H09204362 A JPH09204362 A JP H09204362A JP 8032836 A JP8032836 A JP 8032836A JP 3283696 A JP3283696 A JP 3283696A JP H09204362 A JPH09204362 A JP H09204362A
Authority
JP
Japan
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backup
drive
file
time
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP8032836A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Miyamoto
徹 宮本
Takeo Takashima
武夫 高嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F I T KK
FIT Co Ltd Japan
Original Assignee
F I T KK
FIT Co Ltd Japan
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Filing date
Publication date
Application filed by F I T KK, FIT Co Ltd Japan filed Critical F I T KK
Priority to JP8032836A priority Critical patent/JPH09204362A/ja
Publication of JPH09204362A publication Critical patent/JPH09204362A/ja
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設定した日時に各ファイルのバックアップを
自動的かつ確実に取ることができ、記憶媒体の不具合に
よる危険性を有効に分散できるシステムの提供。 【解決手段】 複数のMOディスク58、ドライブ66、ア
クセッサ64を備えたバックアップ装置48と、ファイルを
格納したHDD68と、複数の日時及びファイル名を登録
しておくRAM24と、タイマ26と、CPU20とを備え、
複数の日時には異なったMOディスク58が予め割り当て
られ、CPU20はタイマ26から出力される現在時刻と各
日時とを比較し、ある日時が到来した場合にはアクセッ
サ64を駆動させて当該日時に対応したMOディスク58を
ドライブ66内に装填させ、RAM24を参照して該当する
ファイル名を特定し、外部記憶装置68内の当該ファイル
を読み出してバックアップ装置48に転送し、MOディス
ク58にファイルを複写するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データのバック
アップ技術に係り、特に、外部記憶装置内に格納された
特定のファイルを、特定の日時に当該日時用の記憶媒体
に複写させるファイルのバックアップシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いて大量の情報処理を
行う状況下においては、人為的なミスによるデータ消去
やマシントラブルによるデータの破損に備え、安全且つ
確実に処理済みデータのバックアップを取ることが不可
欠であり、特に図5に示すように、LANによってネッ
トワーク化された多数の情報処理端末(以下「クライア
ント12」と称する)を用いて分散処理を行う場合には、
一日の業務が終了した時点でサーバ14のハードディスク
装置(以下「HDD68」と称する)内に蓄積された最終
データを毎日バックアップすることが望ましい。このた
め従来は、クライアント12側から指令を発して、サーバ
14のHDD68内のデータをテープストリーマやHDD等
よりなるバックアップ装置70に毎日退避させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のバックアップ体制では、1台のバックアップ装
置70に毎日のデータを退避させていくものであり、当該
バックアップ装置70には通常一つの記憶媒体が備えられ
ているに過ぎないため、例え日毎に異なったディレクト
リを割当てていたとしても、当該バックアップ装置70の
記憶媒体に何らかの障害が発生した場合には、過去何日
分もの貴重なデータが消失してしまう危険性があった。
また、多数のファイルの中には、毎日決まった時間にい
わゆるデイリー・バックアップを取る必要があるもの
と、特定の日時にのみバックアップを取ればよいもの、
あるいは一月に一回バックアップを取ればよいもの等が
混在しており、決められた日時に決められたファイルに
対して間違いなくバックアップ処理を施すことを人間が
管理するのは極めて困難であり、ともすればバックアッ
プ・ミス、すなわちバックアップすることを失念した
り、不必要なファイルのバックアップを取ってしまうこ
とが生じる虞があった。
【0004】この発明は、従来の上記問題点を解決する
ために案出されたものであり、各ファイルに対して決め
られた日時に自動的かつ確実にバックアップ処理を施す
ことができ、しかも記憶媒体の不具合による危険性を有
効に分散できるファイルのバックアップ技術を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るファイルのバックアップシステムは、
着脱自在に配列された複数の記憶媒体、該記憶媒体にデ
ータを書き込むためのドライブ、上記複数の記憶媒体の
中から特定の記憶媒体を選択・運搬して上記ドライブ内
に装填させると共に、データ書込後に該記憶媒体を元の
場所に戻すアクセッサとを備えたバックアップ装置と、
バックアップの対象となるファイルを格納した外部記憶
装置と、バックアップ処理を実行する複数の日時、及び
当該日時にバックアップすべきファイル名を登録してお
く記憶部と、現在時刻を出力するタイマ手段と、少なく
とも上記バックアップ装置、外部記憶装置、記憶部、及
びタイマ手段と接続され、これらを制御する制御手段と
を備えており、上記記憶部に登録された複数の日時に
は、それぞれ対応する記憶媒体が予め割り当てられてお
り、上記制御手段は、上記タイマ手段から出力される現
在時刻と上記記憶部に登録された各日時とを比較し、あ
る日時が到来したものと判断した場合には、上記アクセ
ッサを駆動させて当該日時に対応した特定の記憶媒体を
上記ドライブ内に装填させると共に、上記記憶部を参照
して当該日時にバックアップ処理を実行すべきファイル
名を特定し、上記外部記憶装置内に格納された当該ファ
イルを読み出して上記バックアップ装置に転送し、上記
ドライブ内に装填された記憶媒体に当該ファイルを複写
するように制御することを特徴とする。
【0006】上記バックアップ装置は少なくとも31枚
の記憶媒体を備えると共に、上記バックアップ処理を実
行する複数の日時として少なくとも毎月の1日〜31日
が上記記憶部に登録され、各記憶媒体が毎月の1日〜3
1日に一対一で対応していることが望ましい。上記記憶
媒体は、例えば光磁気ディスクより構成される。また、
外部記憶装置としては、例えばハードディスク装置(以
下「HDD」と称する)が該当する。また、記憶部とし
てはRAM等の半導体メモリやHDD等が該当し、制御
手段としては中央処理装置(以下「CPU」と称する)
が該当する。
【0007】上記のように、複数の記憶媒体を備えたバ
ックアップ装置を用いると共に、バックアップ処理を実
行する日時毎に対応する記憶媒体を割り当てることによ
り、ある記憶媒体に何らかの障害が発生しても、最悪当
該記憶媒体に複写された日時分のファイルが失われるだ
けで済み、他の日時に対応したバックアップ・データは
別の記憶媒体に無傷のまま保持されることとなり、記憶
媒体の不具合による危険を有効に分散することができ
る。また、このようなバックアップ処理は、記憶部、タ
イマ手段、及び制御手段の協動により、予め登録された
日時に必要なファイルに対して自動的に実行されるた
め、人為的なバックアップ・ミスが生じることを有効に
回避できる。
【0008】
【発明の実施の態様】図1は、本発明に係るデータのバ
ックアップシステム10の一例を示す構成図である。この
バックアップシステム10は、パーソナルコンピュータ
(以下「パソコン」と称する)等よりなる第1のクライ
アント12a〜第4のクライアント12dとサーバ14とを備
えており、サーバ14と各クライアント12a〜12bとは、
ハブ16を介して信号ケーブル18で接続されている。
【0009】第1のクライアント12aの内部には、制御
手段としてのCPU20と、システムバス(アドレスバ
ス、制御バス、データバス)22を介して該CPU20と接
続されたRAM24と、タイマ26と、通信用インタフェー
ス28と、入力インタフェース30と、HDDコントローラ
32と、CRTコントローラ34と、プリンタインタフェー
ス36と、SCSI-2インタフェース38等が設けられている。
【0010】通信用インタフェース28には上記した信号
ケーブ18が接続されており、該通信用インタフェース28
を介して、第1のクライアント12aとサーバ14との信号
の交換が行われる。また、HDDコントローラ32には、
外部記憶装置としてのHDD40が接続されており、該H
DD40内にはMS-DOSやWindowsといった基本プログラム
(OS)や、本バックアップシステムを制御するための
応用プログラムがインストールされている。さらに、入
力インタフェース30にはキーボード42やマウス等の入力
装置が、CRTコントローラ34にはディスプレイ44が、
プリンタインタフェース36にはプリンタ46がそれぞれ接
続されている。
【0011】SCSI-2インタフェース38には、バックアッ
プ装置48が接続されている。このバックアップ装置48
は、図2に示すように、筺体50と、該筺体50の前面に形
成された開口52に対して挿入自在に取り付けられた引出
し54と、該引出し54のボックス部56内に着脱自在に収納
された36枚の3.5インチ型光磁気ディスク(以下
「MOディスク58」と称する)を備えている。MOディ
スク58は、それぞれ12枚単位で3個のマガジン60内に
分割収納されている。そして、各マガジン60を引出し54
のボックス部56内に配置させ、引出し54を筺体50内に押
し入れることで、各MOディスク58が筺体50内に収納さ
れると共に、筺体50の開口52が引出し先端に取り付けら
れた蓋部材62によって閉塞される。
【0012】上記筺体50内には、図3に示すように、整
然と配列されたMOディスク58の他に、アクセッサ64と
MOドライブ66とが収納されている。上記アクセッサ64
は、ステッピングモータやボールネジ等より構成される
駆動系(図示省略)を介して、図中の矢印方向に往復移
動自在に配置されており、CPU20からの指令に基づい
て任意のMOディスク58に対応した位置に停止すること
が可能となされている。また、アクセッサ64内には、1
枚のMOディスク58を収納可能な空間とピックアップ・
アーム(図示省略)が設けられており、該ピックアップ
・アームを介して、CPU20によって選択された特定の
MOディスク58を空間内に取り込むと共に、アクセッサ
64がMOドライブ66の位置まで移動した時点で、該MO
ディスク58をMOドライブ66の挿入口66a内に装填する
ことができる。アクセッサ64は、MOドライブ66におけ
るデータの書き込み中はMOドライブ66近傍にそのまま
待機しており、書き込み動作が終了した時点で上記ピッ
クアップ・アームを駆動させてMOドライブ66内のMO
ディスク58を抜き取って再度空間内に取り込み、アクセ
ッサ64が当該MOディスク58の元の位置に移動した時点
で該MOディスク58を戻す役割を果たす。
【0013】上記サーバ14は、図示は省略したが、CP
Uや通信用インタフェース等を内蔵しており、外部記憶
装置としてのHDD68が接続されている。また、このH
DD68内には、複数のクライアント12a〜12d間で処理
されたデータがファイルの形式で蓄積されている。
【0014】なお、第2のクライアント12b〜第4のク
ライアント12dは、バックアップ装置48が接続されてい
ない点、及び制御プログラムがインストールされていな
い点を除き、第1のクライアント12aと異ならないた
め、詳細な説明は省略する。
【0015】つぎに、第1のクライアント12aのHDD
40内にインストールされているOSや制御プログラムが
既に起動されているとの前提に立ち、図4のフローチャ
ートに沿って本発明に係るバックアップ・システム10の
処理手順について説明する。まず、利用者は第1のクラ
イアント12aのキーボード42を操作して、以下の事項を
入力し、RAM24あるいはHDD40の領域に展開されて
いる制御プログラム内に登録する。 「日次処理用ファイル」及び「日付変更時間」・・・Step1 「特定処理用ファイル」及び「特定処理日」 ・・・Step2 「月次処理用ファイル」及び「月次処理日」 ・・・Step3
【0016】上記のは、いわゆるデイリー・バックア
ップの設定に係るものであり、「日次処理用ファイル」
を登録することにより、サーバ14のHDD68内に格納さ
れた多数のファイルの中、業務終了後に毎日バックアッ
プを取る必要のある1または複数のファイルを選択する
ことができる。この場合、具体的には「A:\JSDOC\P96FI
T00」のように、サーバ14のHDD68のドライブ番号及
びディレクトリと共に、当該ファイル名を指定すること
となる。また、「A:\JSDOC\*.*」のように指定すれば、
Aドライブ(サーバ14のHDD68)の「JSDOC」という
ディレクトリに含まれる全てのファイルを日次処理用フ
ァイルとして指定したこととなる。もちろん、サーバ14
側に格納された全ファイルのバックアップを毎日取るよ
う設定することもできる。「日付変更時間」とは、デイ
リーバックアップを実行する時間のことであり、通常は
午前0時(24時)に設定しておき、暦通り日付が変わ
る時点でデイリー・バックアップを行えばよいが、利用
者によっては午後5時、あるいは午前3時といった他の
時間に日付が変わる方が都合がよい場合もあるので、任
意に設定できることとしている。
【0017】は上記デイリー・バックアップと併せ
て、毎月のある特定の日(例えば15日)に特定のファ
イルについてバックアップを取りたい場合に設定するも
のである。もちろん、デイリー・バックアップを全ての
ファイルについて実行するのであれば、特定日に重ねて
バックアップを取る必要はないといえる。ところが、日
常的に書き換えられるファイルと、月に一度程度のごく
稀にしか書き換えられないファイルとが混在しているの
が普通であるため、全ファイルについてデイリー・バッ
クアップを取るのは現実的ではなく、無駄な作業とな
る。そこで、ある特定の日にのみ書き換えられる1また
は複数のファイルについてはデイリー・バックアップの
対象から外すと共に、「特定処理日」と共に「特定処理
用ファイル」として設定しておく方が好都合である。
【0018】同様の理由により、ファイルによっては月
末(例えば30日)、あるいは月初(例えば1日)にのみ
書き換えられるものが存在するため、これらについても
デイリー・バックアップの対象から外すと共に、の
「月次処理用ファイル」として当該「月次処理日」と共
に設定しておけばよい。
【0019】つぎに、対象となるファイルのバックアッ
プ・コピーが作成される「退避先ドライブ」を設定する
(Step4)。具体的には、第1のクライアント12aに接
続された上記バックアップ装置48のドライブ番号(例え
ば「E:」)を指定する。このドライブ番号は、システ
ム全体の構成によって決定される。
【0020】以上の設定を完了すると、CPU20によっ
て制御されたバックアップ動作が開始される。すなわ
ち、CPU20はタイマ26からの現在時刻を示す出力信号
を逐次監視しており、で登録された「日付変更時間」
が到来した旨を認識すると(Step5)、上記バックアッ
プ装置48を駆動するための信号を出力する。バックアッ
プ装置48内に収納されたMOディスク58には、予め1〜
36のアドレス番号(図3において白抜き数字で示す)が
それぞれ割り振られており、且つ、このアドレス番号の
大部分は制御プログラム内において日付と対応させられ
ている。すなわち、「1番のMOディスク」は毎月の
「1日」に、「15番のMOディスク」は毎月の「15日」
に、「31番のMOディスク」は隔月の「31日」に、とい
った対応関係が形成されている。そして、上記CPU20
からは、例えば12月9日であれば「9番のMOディス
ク」というように、当日に対応したアドレス番号を特定
した駆動信号が出力される。この結果、アクセッサ64は
「9番のMOディスク」の前に移動し、ピックアップ・
アームを介して当該MOディスク58を引き抜いて内部に
収納した後、MOドライブ66の前に移動する。そして、
ピックアップ・アームを用いて「9番のMOディスク」
をMOドライブ66内に装填させる。
【0021】MOドライブ66内にMOディスク58が装填
されると、内部のセンサ(図示省略)がこれを感知して
CPU20に信号を出力する。該信号を受けてMOディス
ク58がMOドライブ66に装填されたことを確認すると、
CPU20からの指令に基づき、サーバ14からHDD68内
に蓄積されていた「日次処理用ファイル」のデータが第
1のクライアント12a側に送信される。このデータは、
CPU20の指令に基づき、バックアップ装置48に転送さ
れ、MOドライブ66内に装填された「9番のMOディス
ク」に上書きされる(Step6)。この書き込み動作が終
了すると、MOドライブ66近傍に待機していたアクセッ
サ64が再び駆動され、MOドライブ66内のMOディスク
58を抜き取って元の位置に戻す。
【0022】上記のデイリー・バックアップが完了する
と、続けてCPU20において当日が「特定処理日」に該
当するか否かが検討され(Step7)、特定処理日に該当
するとの判断がなされた場合には、上記バックアップ装
置48を駆動するための信号が再度出力される。バックア
ップ装置48内に収納された残りのMOディスクの何れか
1枚、例えば「32番のMOディスク」は、制御プログラ
ム内において予め特定処理専用のMOディスクとして割
り当てられている。したがって、上記CPU20からの駆
動指令も当該アドレスを指定した形で出力される。この
結果、アクセッサ64は「32番のMOディスク」の前に移
動し、ピックアップ・アームを介して当該MOディスク
58を引き抜いて内部に収納した後、MOドライブ66の前
に移動する。そして、ピックアップ・アームを用いて
「32番のMOディスク」をMOドライブ66内に収納させ
る。
【0023】MOドライブ66内にMOディスク58が充填
されると、上記と同様に内部のセンサがこれを感知して
CPU20に信号を出力する。該信号を受けてMOディス
ク58がMOドライブ66に装填されたことを確認すると、
CPU20からの指令に基づき、サーバ14側から「特定処
理用ファイル」のデータが第1のクライアント12a側に
送信される。このデータは、CPU20の指令に基づき、
バックアップ装置48に転送され、MOドライブ66内に装
填された「32番のMOディスク」に上書きされる(Step
8)。この書き込み動作が終了すると、MOドライブ66
近傍に待機していたアクセッサ64が再び駆動され、MO
ドライブ66内のMOディスク58を抜き取って元の位置に
戻す。
【0024】上記特定処理が完了した後、あるいは当日
が特定処理日ではないと判断された場合には、CPU20
において当日が「月次処理日」に該当するか否かが検討
され(Step9)、月次処理日に該当するとの判断がなさ
れた場合には、上記バックアップ装置48を駆動するため
の信号が出力される。バックアップ装置48内に収納され
た残りのMOディスク58の何れか1枚、例えば「33番の
MOディスク」は、制御プログラム内において予め月次
処理専用のMOディスク58として割り当てられている。
したがって、上記CPU20からの駆動指令も当該アドレ
スを指定した形で出力される。この結果、アクセッサ64
は「33番のMOディスク」の前に移動し、ピックアップ
・アームを介して当該MOディスク58を引き抜いて内部
に収納した後、MOドライブ66の前に移動する。そし
て、ピックアップ・アームを用いて「33番のMOディス
ク」をMOドライブ66内に収納させる。
【0025】MOドライブ66内にMOディスク58が充填
されると、内部のセンサがこれを感知してCPU20に信
号を出力する。該信号を受けてMOディスク58がMOド
ライブ66に装填されたことを確認すると、CPU20から
の指令に基づき、サーバ14側から「月次処理用ファイ
ル」のデータが、第1のクライアント12a側に送信され
る。このデータは、CPU20の指令に基づき、バックア
ップ装置48に転送され、MOドライブ66内に装填された
「33番のMOディスク」に上書きされる(Step10)。こ
の書き込み動作が終了すると、MOドライブ66近傍に待
機していたアクセッサ64が再び駆動され、MOドライブ
66内のMOディスク58を抜き取って元の位置に戻す。
【0026】なお、Step9において「月次処理日」に該
当しないと判断されると、そのまま翌日の「日付変更時
間」の到来を待ち、再びStep5〜Step10の処理が繰り返
される。
【0027】以上のバックアップ処理においては、第1
のクライアント12a及びサーバ14の電源がONされ、O
S及び制御プログラムが立ち上げられている限り、毎日
「日付変更時間」が到来する度に、その日に対応したM
Oディスク58に当日分のデータが自動的に上書きされて
いくこととなる。したがって、ある月のある日のデータ
は、次の月の該当日が到来して新たなデータで上書きさ
れるまでは、そのままデータを保持し続けることとな
る。もちろん、1ヶ月毎に未使用のMOディスク58と入
れ替えれば、バックアップ・データを永久に保存するこ
とができる。
【0028】MOディスク58自体は100万回以上のリ
ライトが保証されている非常に信頼性の高い記録媒体で
あり、しかも1枚当たりの記憶容量が230MB(メガ
バイト)〜640MBと大きいため、このバックアップ
・システムに適している。ところで、230MBのMO
ディスクを36枚内蔵させた場合、バックアップ装置48
全体で8GB以上の大容量が確保されることとなるが、
本バックアップシステム10の特徴点は、独立した多数枚
のMOディスク58を集合させて上記の容量を実現してい
ることにある。すなわち、一つの記憶媒体によって8G
B以上の大容量を実現することも勿論可能であるが、こ
の場合には何らかの原因によって当該記憶媒体に障害が
発生した場合には、そこに格納されていた過去何日分も
の貴重なデータが全て消失する危険性がある。これに対
し、本バックアップシステム10のように、多数枚のMO
ディスク58に過去のデータを分散退避させれば、例え1
枚のMOディスク58に障害が発生しても、他のMOディ
スク58に書き込まれたデータまで一緒に失われることは
ない。
【0029】なお、記憶媒体として通常のフロッピーデ
ィスクや100MB以上の大容量タイプのフロッピーデ
ィスク(ZIP等)、ディジタル・ビデオ・ディスク
(DVD)、あるいはリムーバブルなハードディスク等
を用いてもよい。これらの場合には、上記MOドライブ
66の代わりに、それぞれの記憶媒体に対応したドライブ
を用いる必要があることは言うまでもない。
【0030】上記のように「日」とMO番号とを一致さ
せておくことにより、後にある日のバックアップ・デー
タが必要となった際の検索が容易になる利点があるが、
必ずしも「日」とMO番号を一致させる必要はなく、何
れかのMOディスク58と1日〜31日とが一対一で対応し
ていればよい。
【0031】上記においては、36枚のMOディスク
中、33枚に対して何らかの「日」が割り当てられた
が、残り3枚にはまだ何も割り当てられていない。そこ
で、例えば第2の特定処理日を設定し、これに「34番の
MOディスク」を割り当てると共に、第2の月次処理日
を設定し、これに「35番のMOディスク」を割り当てる
ことができる。残りの1枚分は通常のMOディスク58に
代えて、クリーニング用ディスクを装填すると共に、あ
る特定の日時を洗浄日として制御プログラム内に登録し
ておけば、自動的にクリーニングを実行することができ
る。
【0032】このファイルのバックアップシステム10
は、上記のように複数のパソコンをLANによってネッ
トワーク化させた環境においてこそ、その真価が最も発
揮され得るものといえるが、これに限定されるものでは
なく、1台の独立したパソコンにおいても適用可能であ
る。具体的には、図1の第1のクライアント12aとサー
バ14間のケーブル18が存在しないと仮定し、上記Step1
〜Step3でサーバ14のHDD68内に格納されたファイル
を登録する代わりに、自機に接続されたHDD40内に格
納されたファイル名を登録しておけば、当該ファイルに
対してデイリー・バックアップや特定日バックアップ、
月次バックアップを施すことが可能となる。
【0033】なお、各「日時」と記憶媒体とは、必ずし
も一対一で対応している必要はなく、一定の対応関係が
予め形成されていればよい。例えば、1枚のMOディス
クに3日分のバックアップファイルを格納するように割
り当ててもよい。また、バックアップ処理を実行する
「日時」は必ずしも異なった「日」である必要はなく、
同じ日の異なった複数の時間を「日時」として設定して
おいてもよい。このようにすれば、特定のファイルに対
して、1日に何回ものバックアップ処理を施すことがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るファイルのバックアップシ
ステムにあっては、複数の記憶媒体を備えたバックアッ
プ装置を用いると共に、バックアップ処理を実行する日
時毎に対応する記憶媒体を割り当ているため、ある記憶
媒体に何らかの障害が発生しても、最悪当該記憶媒体に
複写された日時分のファイルが失われるだけで済み、他
の日時に対応したバックアップ・データは別の記憶媒体
に無傷のまま保持されることとなり、記憶媒体の不具合
による危険を有効に分散することができる。また、この
ようなバックアップ処理は、記憶部、タイマ手段、及び
制御手段の協動により、予め登録された日時に必要なフ
ァイルに対して自動的に実行されるため、人為的なバッ
クアップ・ミスが生じることを有効に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファイルのバックアップシステム
の全体構成を示す概念図である。
【図2】上記バックアップシステムに用いるバックアッ
プ装置の外観を示す斜視図である。
【図3】上記バックアップ装置の内部構造を示す模式図
である。
【図4】上記バックアップシステムの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】従来のバックアップ体制を示す概念図である。
【符号の説明】
10 ファイルのバックアップシステム 12a 第1のクライアント 20 CPU 24 RAM 26 タイマ 40 クライアントのHDD 48 バックアップ装置 58 MOディスク 64 アクセッサ 66 MOドライブ 68 サーバのHDD

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在に配列された複数の記憶媒体、
    該記憶媒体にデータを書き込むためのドライブ、上記複
    数の記憶媒体の中から特定の記憶媒体を選択・運搬して
    上記ドライブ内に装填させると共に、データ書込後に該
    記憶媒体を元の場所に戻すアクセッサとを備えたバック
    アップ装置と、バックアップの対象となるファイルを格
    納した外部記憶装置と、バックアップ処理を実行する複
    数の日時、及び当該日時にバックアップすべきファイル
    名を登録しておく記憶部と、現在時刻を出力するタイマ
    手段と、少なくとも上記バックアップ装置、外部記憶装
    置、記憶部、及びタイマ手段と接続され、これらを制御
    する制御手段とを備えており、上記記憶部に登録された
    複数の日時には、それぞれ対応する記憶媒体が予め割り
    当てられており、上記制御手段は、上記タイマ手段から
    出力される現在時刻と上記記憶部に登録された各日時と
    を比較し、ある日時が到来したものと判断した場合に
    は、上記アクセッサを駆動させて当該日時に対応した特
    定の記憶媒体を上記ドライブ内に装填させると共に、上
    記記憶部を参照して当該日時にバックアップ処理を実行
    すべきファイル名を特定し、上記外部記憶装置内に格納
    された当該ファイルを読み出して上記バックアップ装置
    に転送し、上記ドライブ内に装填された記憶媒体に当該
    ファイルを複写するように制御することを特徴とするフ
    ァイルのバックアップシステム。
  2. 【請求項2】 上記バックアップ装置は少なくとも31
    枚の記憶媒体を備えると共に、上記バックアップ処理を
    実行する複数の日時として少なくとも毎月の1日〜31
    日が上記記憶部に登録され、各記憶媒体が毎月の1日〜
    31日に一対一で対応していることを特徴とする請求項
    1に記載したファイルのバックアップシステム。
  3. 【請求項3】 上記記憶媒体が光磁気ディスクよりなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載したファイル
    のバックアップシステム。
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