JP2000016467A - 湯切り孔付き蓋材 - Google Patents

湯切り孔付き蓋材

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JP2000016467A JP10185857A JP18585798A JP2000016467A JP 2000016467 A JP2000016467 A JP 2000016467A JP 10185857 A JP10185857 A JP 10185857A JP 18585798 A JP18585798 A JP 18585798A JP 2000016467 A JP2000016467 A JP 2000016467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器を傾けるだけで湯切り用の孔を開けて簡
単に湯切りができるとともに、密封性に優れ匂いの漏れ
だすことがない湯切り孔付き蓋材を提供することであ
る。 【解決手段】 円形状であり一端縁に突出した蓋材摘み
部が形成されるとともに蓋材摘み部と対向する端縁側に
複数個の孔が形成された蓋本体の外面に、透明な被覆材
が孔を覆うように水溶性接着剤にて接着された構成の湯
切り孔付き蓋材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ入り焼きそ
ば等のように、麺に熱湯を注いで一定時間放置した後、
湯切りを行う容器に使用する湯切り孔付き蓋材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カップ入り焼きそばは、発泡ポリ
スチレン等からなる容器に焼きそばを収納し、湯切り孔
となる切込が形成されたプラスチック成形蓋が被せら
れ、全体をシュリンクフィルムにて収縮包装した包装形
態のもの、ないしは発泡ポリスチレン等からなる容器に
焼きそばを収納し、箸等により突き刺すことにより湯切
り孔を形成できるようにした紙とアルミニウム箔の積層
体からなる蓋材を容器に熱接着して取り付け、全体をシ
ュリンクフィルムにて収縮包装した包装形態のもの等が
知られている。しかしながら、上記前者の包装形態の容
器を使用した場合には、プラスチック成形蓋に湯切り孔
となる切込が形成されているのでガスバリヤー性がない
上に完全密封されていないために、保管中に内容物の匂
いが外部に漏れ出すという欠点があった。また、後者の
包装形態の容器を使用した場合には、湯切りする際に蓋
材の所定箇所を箸等で突き刺して孔を開ける必要があ
り、孔を開けるのが煩雑である上に熱湯が入った容器の
上から蓋材を突き刺す際に火傷をするおそれがある等の
欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、容器
を傾けるだけで湯切り用の孔を開けて簡単に湯切りでき
るとともに、密封性に優れ匂いの漏れだすことがない湯
切り孔付き蓋材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】円形状であり一端縁に突
出した蓋材摘み部が形成されるとともに蓋材摘み部と対
向する端縁側に複数個の孔が形成された蓋本体の外面
に、被覆材が孔を覆うように水溶性接着剤層にて接着さ
れた構成の湯切り孔付き蓋材であるので、湯切り孔付き
蓋材を容器から一部剥離させて容器の内部に熱湯を注入
し一定時間放置することにより、放置中に熱湯の湯気で
水溶性接着剤が溶けるため、容器を傾けるだけで湯の圧
力で被覆材が蓋本体の表面から剥離して孔が開き、簡単
に湯切りを行うことができるものである。
【0005】上記の湯切り孔付き蓋材において、水溶性
接着剤層を孔の周縁部を含み蓋材摘み部と対向する端縁
側において部分的に塗布されるとともに蓋材摘み部側で
は全面塗布された構成とすることにより、孔の周縁部を
含み蓋材摘み部と対向する端縁側では水溶性接着剤が湯
気により容易に溶けるので容器を傾けるだけで簡単に湯
切りすることができる。また、孔より蓋材摘み部側では
水溶性接着剤層が溶けにくいので湯切り時に被覆材が脱
落してしまうことがない。
【0006】上記の湯切り孔付き蓋材において、被覆材
を蓋本体と同一の大きさとすることにより、蓋材を製造
する際に、蓋本体となるロール状の積層体と被覆材とな
るロール状のフィルムとを水溶性接着剤層にて接着した
後に、打ち抜きを行う方法で製造できるので、製造工程
を効率化することが可能となる。また、蓋材の全体が均
一な厚さとなるために、蓋材を積み重ねた際に傾くこと
なく安定した積み重ねができる。
【0007】上記の湯切り孔つき蓋材において、被覆材
を透明にすることにより、印刷層が形成された蓋本体の
外面に被覆材を接着しても印刷層が覆い隠されることが
ないので意匠性を損なうことがない。
【0008】上記の湯切り孔つき蓋材において、蓋本体
を印刷層と紙層と接着層とアルミニウム箔層と易剥離性
樹脂層とからなる積層体とし、被覆材を2軸延伸プラス
チック層として、蓋本体の表面の紙層面に被覆材を水溶
性接着剤層にて接着した構成とすることにより、蓋本体
の表面の紙層面と被覆材とを水溶性接着剤にて蓋本体に
接着するのが容易となる。この構成の場合、蓋材のガス
バリヤー性が優れるとともに容器に熱接着により取り付
けて密封できるので内容物の匂いが外部にもれだすのを
防止することができる。また、アルミニウム箔層により
カールが発生しない充填適性の優れた蓋材とすることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の蓋材の第1実施形
態を示す平面図、図2は図1におけるI−I断面図、図
3は第1実施形態の蓋材を使用して湯切りする状態を示
す断面図、図4は蓋材の第2実施形態を示す平面図、図
5は図4におけるI−I断面図、図6は第2実施形態の
蓋材を使用して湯切りする状態を示す断面図、図7は蓋
材の第3実施形態を示す平面図、図8は図7におけるI
−I断面図、図9は第3実施形態の蓋材を使用して湯切
りする状態を示す断面図であって、1は蓋本体、1aは蓋
材摘み部、2,2',2"は被覆材、2aは部分接着部、2bは
ベタ接着部、2cは非接着部、3は孔、4は容器、5は熱
接着部、11は紙層、12は接着層、13はアルミニウム箔
層、14は易剥離性樹脂層、15は印刷層、21は2軸延伸プ
ラスチック層、22は水溶性接着剤層をそれぞれ表す。
【0010】本発明の蓋材の第1実施形態は図1、図2
に示すとおりである。平面形状は図1に示すように、蓋
本体1は略円形状であり一端縁に突出した蓋材摘み部1a
が形成されており、蓋材摘み部1aと対向する端縁側の位
置に複数の孔3が形成されており、蓋本体1に形成され
た複数の孔3を覆うように、略扇形状の被覆材2が円弧
部が蓋本体1の円弧状の周縁よりも所定距離内側の位置
にくるように水溶性接着剤層22にて接着された形状であ
る。水溶性接着剤層22は孔3の周縁部を含み蓋材摘み部
1aと対向する端縁側では格子状、網状、交差万線状等に
部分的に塗布された部分接着部2aとされ、被覆材2の蓋
材摘み部1a側ではベタ接着部2bとされている。第1実施
形態では、略扇形状の被覆材2が蓋材を容器に熱接着す
る際の熱接着部にかからないように蓋本体1の端縁から
所定距離だけ内側の位置に接着されているので、容器4
に対して安定した状態で熱接着を行うことができる。本
実施形態においては湯切り孔付き蓋材の形状を略円形と
したが、使用する容器の形状に応じて任意に変形させる
ことができるものである。孔3の形成する数、大きさ、
形状、位置は任意であって湯切りに適したものであれば
よい。
【0011】第1実施形態の積層構成は、図2に示すと
おりであり、蓋本体1は外面から順に印刷層15と紙層11
と接着層12とアルミニウム箔層13と易剥離性樹脂層14と
からなる積層体により、被覆材2は2軸延伸プラスチッ
ク層21と水溶性接着剤層22とからなる積層体によりそれ
ぞれ構成されており、被覆材2は、蓋本体1に形成され
た複数の孔3の全体を覆うように、被覆材2の水溶性接
着剤層22にて蓋本体1の紙層11面に接着された構成であ
る。被覆材2の水溶性接着剤層22は孔3の周縁部を含み
蓋材摘み部1aと対向する端縁側は部分接着部2aとされ、
蓋材摘み部1a側ではベタ接着部2bとされている。この構
成とすることにより、水溶性接着剤層22の部分接着部2a
は、容器に注入された熱湯の湯気により容易に溶解して
部分接着部2aの被覆材2は蓋本体1の表面から容易に剥
離する。
【0012】本発明の湯切り孔付き蓋材は円形の開口部
を有する発泡ポリスチレン等からなる容器のフランジ部
に熱接着にて取り付けられた状態で用いられるものであ
り、湯切りする状態の断面形状は図3に示すとおりであ
る。第1実施形態の湯切り孔付き蓋材が取り付けられた
容器4を使用する場合には、先ず、蓋本体1の蓋材摘み
部1aを掴んで蓋材を容器4から一定の距離だけ引き剥が
して部分的に容器4の口部を開け、内部に収納されてい
る小袋に包装された具や調味料を取り出し開封して容器
4内に移した後に、開口された部分から容器4内に熱湯
を所定の水位まで注入して蓋材で容器4の開口部を塞ぎ
一定時間放置する。放置している間に湯気により孔3の
周縁部を含み蓋材摘み部1aと対向する端縁側の部分接着
部2aが溶解して、被覆材2の部分接着部2aが蓋本体1の
表面から容易に剥離する状態となる。この状態で容器4
を傾けると湯の圧力により被覆材2の部分接着部2aが剥
離して孔3が開き、その孔3から容器4内の湯を簡単に
排出させることができるものである。水溶性接着剤層22
の蓋材摘み部1a側のベタ接着部2bは湯気で簡単に溶解し
ないために、容器4内の湯を排出させる際に被覆材2が
脱落してしまうことはない。
【0013】本発明の湯切り孔付き蓋材の第2実施形態
は図4、図5に示すとおりである。第2実施形態の蓋本
体1および被覆材2'の構成は第1実施形態と基本的には
同じである。平面形状は図4に示すように、被覆材2'は
略扇形状であるのは第1実施形態と同じであるが、略扇
形状の要の部分が蓋本体1の外面に接着されない非接着
部2cとされている点で異なっている。被覆材2'は孔3の
周縁部を含み蓋材摘み部1aと対向する端縁側では格子
状、網状、交差万線状等に部分的に塗布された部分接着
部2aとされ、部分接着部2aおよび非接着部2c以外ではベ
タ接着部2bとされている。第2実施形態の断面形状は、
図5に示すように、被覆材2'の水溶性接着剤層22は孔3
の周縁部を含み蓋材摘み部1aと対向する端縁側では部分
接着部2aとされ、部分接着部2aおよび非接着部2c以外で
は接着力の小さいベタ接着部2bとされ、略扇形状の要の
部分が水溶性接着剤層22が形成されない非接着部2cとさ
れている。したがって、非接着部2cを摘んで被覆材2'を
剥離することにより、孔3を露出させることもできる構
成となっている。
【0014】第2実施形態の湯切り孔付き蓋材を取り付
けた容器を使用する場合には、第1実施形態の湯切り孔
付き蓋材と同様にして、容器4内に熱湯を注入して一定
時間放置した後に容器4を傾けるだけで湯切りすること
ができるし、また、湯切りを行う際に、被覆材2'の非接
着部2cを摘んで被覆材2'を剥離し、図6に示すように、
孔3を露出させて湯切りを行うこともできる。被覆材2'
を剥離する場合、水溶性接着剤層22のベタ接着部2bにお
いても湯気である程度溶解しているとともに接着力を弱
く設定しているので容易に剥離することができる。
【0015】本発明の湯切り孔付き蓋材の第3実施形態
は図7、図8に示すとおりである。平面形状は図7に示
すように、蓋本体1は略円形状であり一端縁に突出した
蓋材摘み部1aが形成されており、蓋材摘み部1aと対向す
る端縁側の位置に複数の孔3が形成されており、蓋本体
1に形成された複数の孔3を覆い、蓋本体1と同一形状
の被覆材2"が蓋本体1の外面に水溶性接着剤層22にて接
着された形状である。図8に示すように、水溶性接着剤
層22は孔3の周縁部を含み孔3より蓋材摘み部1aと対向
する端縁側では格子状、網状、交差万線状等に部分的に
塗布された部分接着部2aとされ、孔3より蓋材摘み部1a
の側では全面がベタ接着部2bとされている構成である。
第3実施形態では、被覆材2"が蓋本体1の全面に接着さ
れているので、この蓋材を容器4に熱接着する際に熱接
着部に段差が生じることなく安定した熱接着を行うこと
ができる。
【0016】第3実施形態の湯切り孔付き蓋材が取り付
けられた容器を使用する場合には、蓋本体1の蓋材摘み
部1aを掴んで蓋材を容器4から一定の距離だけ引き剥が
して部分的に容器4の口部を開けて、内部に収納されて
いる小袋に包装された具や調味料を取り出し開封後容器
4内に移した後に、開口された部分から容器4内に熱湯
を所定の水位まで注入して蓋材で開口部を塞ぎ一定時間
放置する。放置している間に湯気により孔3の周縁部を
含み孔3よりも蓋材摘み部1aと対向する側端側の部分接
着部2aが溶解して被覆材2の部分接着部2aが蓋本体1の
表面から容易に剥離する状態となる。この状態で容器4
を傾けると、図9に示すように、湯の圧力により被覆材
2の部分接着部2aが剥離して孔3が開き、その孔3から
容器4内の湯を簡単に排出させることができるものであ
る。水溶性接着剤層22のベタ接着部2bは湯気で簡単に溶
解しないので、容器4内の湯を排出させる際に被覆材2
が脱落してしまうことはない。また、密封性を完全なも
のとするため、孔3の周縁部に2mm程度の幅のベタ接
着部を設けるようにしてもよい。
【0017】本発明の湯切り孔付き蓋材における蓋本体
の積層構成は、外面を紙層を有し内面に易剥離性樹脂層
を有する構成であれば、中間層は任意であるが、中間層
をアルミニウム箔層とするのがカール防止効果も優れる
ので好ましい。被覆材の構成は、蓋本体1の表面の紙層
に設けられた印刷層を隠蔽してしまうことのないよう
に、2軸延伸プラスチックのように透明なフィルムにて
構成するのが好ましい。被覆材を構成する2軸延伸プラ
スチック層としては、耐熱性および強度の優れた2軸延
伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピレ
ン等の2軸延伸プラスチックフィルムが好ましい。水溶
性接着剤としては、デンプン、デキストリン、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコール等が好適に使用できる。
【0018】本発明の湯切り孔付き蓋材を製造する方法
は下記のとおりである。第1、第2実施形態の場合、蓋
本体を構成する積層体は、印刷層を設けた紙層の印刷の
ない面に押出ポリエチレンないしはウレタン系接着剤か
らなる接着層を介してアルミニウム箔層を積層し、アル
ミニウム箔層面に易剥離性樹脂を溶融押出しすることに
より易剥離性樹脂層を形成して作製して、所定位置に湯
切り用の孔をダイロール、ダイプレス等の方法で穿設し
て作製する。被覆材は、2軸延伸プラスチック層面にデ
ンプン、デキストリン、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル等の水溶性接着剤を全面あるいは部分的に塗布し、直
ちにダイロール、ダイプレス等の方法で所定の形状で打
ち抜き、蓋本体を構成する積層体の所定位置に密着させ
ることで接着させて、略円形状に打ち抜くことによって
作製することができる。また、被覆材の別の接着方法と
して、あらかじめ2軸延伸プラスチック層面に水溶性接
着剤を全面あるいは部分的に塗布した後に乾燥させ、別
工程で水により水溶性接着剤を溶解させた後、ダイロー
ル、ダイプレス等の方法で所定の形状で打ち抜き、蓋本
体を構成する積層体の所定位置に密着させて接着するこ
とができる。
【0019】第3実施形態の場合、蓋本体を構成する積
層体を第1実施形態の場合と同様にして作製する。被覆
材は、2軸延伸プラスチック層面にデンプン、デキスト
リン、ゼラチン、ポリビニルアルコール等の水溶性接着
剤を全面あるいは部分的に塗布して、蓋本体を構成する
積層体の紙層面の所定位置に接着積層し、略円形状に打
ち抜くことによって作製することができる。
【0020】
【発明の効果】円形状であり一端縁に突出した蓋材摘み
部が形成されるとともに蓋材摘み部と対向する端縁側に
複数個の孔が形成された蓋本体の外面に、被覆材が孔を
覆うように水溶性接着剤層にて接着された構成の湯切り
孔付き蓋材であるので、湯切り孔付き蓋材を容器から一
部剥離させて容器の内部に熱湯を注入し一定時間放置す
ることにより、水溶性接着剤層が湯気で溶けるため、湯
の圧力により容器を傾けるだけで被覆材が蓋本体の表面
から剥離して孔が開き、簡単に湯切りを行うことができ
るものである。上記の湯切り孔付き蓋材において、水溶
性接着剤層を孔の周縁部を含み蓋材摘み部と対向する端
縁側において部分的に塗布されるとともに蓋材摘み部側
では全面塗布された構成とすることにより、孔の周縁部
を含み蓋材摘み部と対向する端縁側では水溶性接着剤が
湯気により容易に溶けるので容器を傾けるだけで簡単に
湯切りすることができる。また、孔より蓋材摘み部側で
は水溶性接着剤層が溶けにくいので湯切り時に被覆材が
脱落するのを防止できる。上記の湯切り孔付き蓋材にお
いて、被覆材を蓋本体と同一の大きさとすることによ
り、蓋材を製造する際に、蓋本体となるロール状の積層
体と被覆材となるロール状の積層体とを水溶性接着剤層
にて接着した後に、裁断し打抜きを行う方法で製造でき
るので製造工程を効率化することができる。上記の湯切
り孔つき蓋材において、被覆材を透明にすることによ
り、印刷層が形成された蓋本体の外面に被覆材を接着し
ても印刷層が覆い隠されることがないので意匠性を損な
うことがない。上記の湯切り孔つき蓋材において、蓋本
体が印刷層と紙層と接着層とアルミニウム箔層と易剥離
性樹脂層からなる積層体とし、被覆材を2軸延伸プラス
チックフィルムとして、蓋本体の紙層面に被覆材を水溶
性接着剤にて接着した構成とすることにより、蓋本体の
表面が紙層となるので被覆材を水溶性接着剤にて蓋本体
に接着するのが容易となる。また、アルミニウム箔層に
より蓋材のガスバリヤー性が優れたものとなるので、容
器に熱接着により取り付けて密封すると内容物の匂いが
外部にもれだすのを防止できるとともに、アルミニウム
箔層により蓋材のカールの発生が防止できるので充填適
性の優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋材の第1実施形態を示す平面図。
【図2】図1におけるI−I断面図。
【図3】第1実施形態の蓋材を使用して湯切りする状態
を示す断面図。
【図4】蓋材の第2実施形態を示す平面図。
【図5】図4におけるI−I断面図。
【図6】第2実施形態の蓋材を使用して湯切りする状態
を示す断面図。
【図7】蓋材の第3実施形態を示す平面図。
【図8】図7におけるI−I断面図。
【図9】第3実施形態の蓋材を使用して湯切りする状態
を示す断面図。
【符号の説明】
1 蓋本体 11 紙層 1a 蓋材摘み部 12 接着層 2,2',2" 被覆材 13 アルミニウ
ム箔層 2a 部分接着部 14 易剥離性樹
脂層 2b ベタ接着部 15 印刷層 2c 非接着部 21 2軸延伸プ
ラスチック層 3 孔 22 水溶性接着
剤層 4 容器 5 熱接着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 反保 雅博 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA03 AA18 AB01 BA07A BB14A BC03A BC07A CA17 EA04 EA36 EA37 EB11 EB27 EE02 FA01 FC01 GB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形状であり一端縁に突出した蓋材摘み
    部が形成されるとともに前記蓋材摘み部と対向する端縁
    側に複数個の孔が形成された蓋本体の外面に、被覆材が
    前記孔を覆うように水溶性接着剤層にて接着された構成
    からなることを特徴とする湯切り孔付き蓋材。
  2. 【請求項2】 前記水溶性接着剤層が、前記孔の周縁部
    を含み前記蓋材摘み部と対向する端縁側において部分的
    に塗布されているとともに前記蓋材摘み部側では全面塗
    布された構成からなることを特徴とする請求項1記載の
    湯切り孔付き蓋材。
  3. 【請求項3】 前記被覆材が、前記孔が形成された領域
    のみを覆う大きさであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の湯切り孔付き蓋材。
  4. 【請求項4】 前記被覆材が、前記蓋本体と同一の大き
    さであることを特徴とする請求項1または2に記載の湯
    切り孔付き蓋材。
  5. 【請求項5】 前記被覆材が透明であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の湯切り孔付き蓋材。
  6. 【請求項6】 前記蓋本体を印刷層と紙層と接着層とア
    ルミニウム箔層と易剥離性樹脂層との積層体とし、前記
    被覆材を2軸延伸プラスチックとして、前記蓋本体の前
    記紙層面に前記被覆材を前記水溶性接着剤層にて接着し
    た構成からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の湯切り孔付き蓋材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107017729A (zh) * 2017-06-09 2017-08-04 山东凌众动力科技有限公司 电机
CN107985804A (zh) * 2017-12-07 2018-05-04 厦门鑫新光塑料包装有限公司 一种便于使用的包装盖
EP3964454A1 (en) * 2020-09-03 2022-03-09 Tsu-Hsi Chien Composite sealing film and beverage cup using the same

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