JP2017121941A - 水切り機能付き蓋材、およびその蓋材を融着した容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】水や調味液に浸した豆腐やこんにゃく、ゼリーなどの食品を充填する包装容器において、容量を最小限度の大きさに保ちながら、安価で、容器開封が容易で、水切り機能が簡便で、かつ、手を濡らさず、拙速で、確実に水切りができる水切り機能付き蓋材を提供する。【解決手段】少なくとも、シーラント層を含む内側フィルム層(4)と、外側にあって、剥離可能な外側フィルム層(3)と、からなる蓋材であって、融着する容器の1角部近傍に、内側フィルム層にハーフカットで島状に切断された複数の水切り開口部(13)を有し、かつ、前記孔の周囲に容器の上記1角部先端に向けて伸びたエンボス(14)を有することを特徴とする水切り機能付き蓋材。【選択図】図2
Description
本発明は、豆腐やこんにゃく、ところてん、ゼリーのように、水や調味液などの液体と一緒に包装容器中に充填した状態で流通させる製品を収納する容器であって、製品を容器から取り出す際に、前記液体の排除が必要な製品を収納する容器の水切り機能付き蓋材に関するものである。
豆腐のような内容物を液体と共に充填される容器においては、開放した上面周囲に蓋材を融着させる為のフランジを有するほぼ直方体状のプラスチック成形容器本体と、容器本体のフランジを含む上面全体を覆う蓋材と、からなる容器を用いていた。
このような容器は、内容物を取り出す時に、単に蓋材の一端を起点にプラスチック成形容器本体から蓋材を剥離し、あるいは、蓋材の周囲に刃物を入れて蓋材を切断し、上面を開放して内容物を取り出していた。
このような蓋材では、内容物を取り出す時に、共に充填されている液体が周囲に漏れてしまうと共に、手も液体が付着するなどの問題があった。
このような容器は、内容物を取り出す時に、単に蓋材の一端を起点にプラスチック成形容器本体から蓋材を剥離し、あるいは、蓋材の周囲に刃物を入れて蓋材を切断し、上面を開放して内容物を取り出していた。
このような蓋材では、内容物を取り出す時に、共に充填されている液体が周囲に漏れてしまうと共に、手も液体が付着するなどの問題があった。
このような問題に対し、特許文献1では、上面を開放した角を丸めた偏平直方体状などの、成型プラスチック製の容器本体の上周部のフランジに、隅部などに開蓋タブを有する長方形状などの、剥離可能なプラスチックフィルム製の蓋材を、熱融着するなどして閉蓋する豆腐容器において、蓋材の開蓋タブに対応する容器本体の一方の側面を、上面が大きく開いた傾斜面に形成して、この一方の側面の傾斜面に、内面が平状又は凹状に反転可能な凸状の水切り凸部を設けたことを特徴とする豆腐容器を提案している。
このような豆腐容器は、容器の嵩が大きくなり、容器を成形する樹脂の量も増える。その為、容器代も、運送料も高価になる問題と共に、蓋材を剥離させる量を消費者が加減して開けなければならないので、大きく剥離しすぎてしまい、水切りの時に、内容物が漏れ出てしまう恐れもあった。
さらに、特許文献2では、一部の層を剥離することによって、孔を露出させる蓋材であって、少なくとも 外側より、紙基材層、ポリオレフィン系樹脂層、プラスチックフィルム層、シーラント層、の順序で積層され、プラスチックフィルム層とポリオレフィン系樹脂層との間で界面剥離が可能であり、剥離後に紙基材層とポリオレフィン系樹脂層よりなる上材と、プラスチックフィルム層とシーラント層よりなる下材とを剥離する時、ハーフカットに囲まれた液体排出口形成部が上材に追従して孔が形成される湯切り蓋材であり、前記プラスチックフィルム層と前記ポリオレフィン系樹脂層間の剥離強度が0.1N/15mm以上、1.0N/15mm以下であって、前記上材の腰強度を3.0N/15mm以上20N/15mm以下、かつ前記下材の腰強度を0.30N/15mm以上3.0N/15mm以下であり、孔が辺A、B、Cの3辺と、辺B、辺Cとで挟まれる角にRを設け、辺Aと辺Bとの間の角度α、辺Aと辺Cとの間の角度βを持った形状であり、該形状の辺A、B、Cと、R、角度α、βがそれぞれ、2mm≦A≦10mm、4mm≦B+C≦20mm、1mm≦R≦8mm、また、角度αと角度βは、鋭角または直角とし、蓋を開け始める方向に、上記孔の辺B、辺Cとに挟まれる角に設けたRが向くように、方向を合わせたことを特徴とする湯切り蓋材を提案している。
しかし、この蓋材は、境界剥離を使用してハーフカットで水切り孔を形成するものであるが、水や調味液を水切りするのに時間が掛かり、急ぐと、完全には液と内容物を完全に分離できない問題があった。特に、豆腐のように上面が平らな内容物では、湯切りの孔を
塞いでしまい、簡単に湯を排出できにくい問題がある。
塞いでしまい、簡単に湯を排出できにくい問題がある。
そこで、水や調味液に浸した豆腐やこんにゃく、ゼリーなどの食品を充填する包装容器において、容量を最小限度の大きさに保ちながら、安価で、容器開封が容易で、水切り機能が簡便で、かつ、手を濡らさず、拙速で、確実に水切りができる水切り機能付き蓋材を提供することが、本発明の課題である。
本発明は、少なくとも、シーラント層を含む内側フィルム層と、外側にあって、剥離可能な外側フィルム層と、からなる蓋材であって、
融着する容器の1角部近傍に、内側フィルム層にハーフカットで島状に切断された複数の水切り開口部を有し、
かつ、前記孔の周囲に容器の上記1角部先端に向けて伸びたエンボスを有することを特徴とする水切り機能付き蓋材である。
融着する容器の1角部近傍に、内側フィルム層にハーフカットで島状に切断された複数の水切り開口部を有し、
かつ、前記孔の周囲に容器の上記1角部先端に向けて伸びたエンボスを有することを特徴とする水切り機能付き蓋材である。
また、本発明の請求項2に係る発明は、ハーフカットで切断された複数の水切り開口部が、剥離させる容器の1角部先端に向けて伸びるエンボスに掛かっていることを特徴とする請求項1に記載の水切り機能付き蓋材である。
さらに、本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に記載の水切り機能付き蓋材が融着されていることを特徴とする水切り容器である。
本発明による水切り機能付き蓋材は、特殊な形状にする必要が無いので、容量を最小限の大きさで、かつ、単純な形状にすることが出来るので、安価に製造できる。かつ、容量も最小の大きさにすることができる。また、水切り機能が簡便で、拙速で、確実に水切りができると共に、手を濡らせずに、開封、および浸漬液の排出が可能である。
以下、本発明の水切り機能付き蓋材の形態例について、図を用いて詳細に説明する。
本発明の水切り機能付き蓋材を融着したプラスチック製容器を図1−1に示す。
周囲にフランジ2を設けたプラスチック製容器1に、蓋材5が融着されている。
融着する容器の1角部近傍には、フランジ2から飛び出した把手6が設けられていて、そ
の一角に向って伸びるエンボス14が蓋に加工されている。
本発明の水切り機能付き蓋材を融着したプラスチック製容器を図1−1に示す。
周囲にフランジ2を設けたプラスチック製容器1に、蓋材5が融着されている。
融着する容器の1角部近傍には、フランジ2から飛び出した把手6が設けられていて、そ
の一角に向って伸びるエンボス14が蓋に加工されている。
図1−2は、蓋材5の構成で、把手近傍の断面図である。
蓋材5は、外側フィルム層3と内側フィルム層4とからなり、外側フィルム層3は、外側に基材フィルム7を配し、その内側にポリオレフィン系樹脂層8を設けている。
また、内側フィルム層4は、最内層にシーラント層10、その外側にオレフィン系樹脂層8と剥離可能なプラスチックフィルム層9を設けている。
さらに、内側フィルム層にはハーフカット11の切込みがあり、ハーフカットの島12が形成されている。
蓋材5は、外側フィルム層3と内側フィルム層4とからなり、外側フィルム層3は、外側に基材フィルム7を配し、その内側にポリオレフィン系樹脂層8を設けている。
また、内側フィルム層4は、最内層にシーラント層10、その外側にオレフィン系樹脂層8と剥離可能なプラスチックフィルム層9を設けている。
さらに、内側フィルム層にはハーフカット11の切込みがあり、ハーフカットの島12が形成されている。
図2−1は、蓋の水切り孔近傍の外側フィルム層3を剥離した状態を示す斜視図である。
フランジから飛び出した把手の内、外側フィルム層3の把手をつかんで引き上げると、蓋の外側フィルム層3が内側フィルム層4から剥離する。
外側フィルム層3が内側フィルム層4から剥離した状態の1角部近傍を、断面で模式的に表わしたのが、図2−2である。
外側フィルム層3を引き剥がすと、ハーフカットで囲まれた内側フィルム層4のハーフカットの島12は、外側フィルム層3から剥離せず、そのまま外側フィルム層3に密着したまま内側フィルム層4から外れるので、そこに水切り開口部13が形成される。
この水切り開口部13は、内容物の大きさよりも充分に小さな面積で、かつ、水や空気が容易に通過可能な大きさにする。更には、水切り開口部の周囲の内側フィルム層4が、内容物によって押されても、破れることの無い強度を有するだけの残りシロを持たせておく。
把手の所は、予め、剥離し易いインキを内側フィルム層外側に印刷しておくと、容易に内側フィルム層4から外側フィルム層3を剥離することが出来る。
もちろん、この部分をハーフカットしておき、内側フィルム層4とプラスチック製容器1との融着力が、内側フィルム層4と外側フィルム層3との融着力よりも充分に大きく製造しておく方法であってもかまわない。
フランジから飛び出した把手の内、外側フィルム層3の把手をつかんで引き上げると、蓋の外側フィルム層3が内側フィルム層4から剥離する。
外側フィルム層3が内側フィルム層4から剥離した状態の1角部近傍を、断面で模式的に表わしたのが、図2−2である。
外側フィルム層3を引き剥がすと、ハーフカットで囲まれた内側フィルム層4のハーフカットの島12は、外側フィルム層3から剥離せず、そのまま外側フィルム層3に密着したまま内側フィルム層4から外れるので、そこに水切り開口部13が形成される。
この水切り開口部13は、内容物の大きさよりも充分に小さな面積で、かつ、水や空気が容易に通過可能な大きさにする。更には、水切り開口部の周囲の内側フィルム層4が、内容物によって押されても、破れることの無い強度を有するだけの残りシロを持たせておく。
把手の所は、予め、剥離し易いインキを内側フィルム層外側に印刷しておくと、容易に内側フィルム層4から外側フィルム層3を剥離することが出来る。
もちろん、この部分をハーフカットしておき、内側フィルム層4とプラスチック製容器1との融着力が、内側フィルム層4と外側フィルム層3との融着力よりも充分に大きく製造しておく方法であってもかまわない。
図3−1は、そのように、把手6先端部分をハーフカットしておき、内側フィルム層4とプラスチック製容器1との融着力が、内側フィルム層4と外側フィルム層3との融着力よりも充分に大きくしておいた蓋材5で、外側フィルム層3を剥離した状態の断面図である。
剥離された外側フィルム層3には、ハーフカットされた内側フィルム層4の一部であるハーフカットの島12が融着した状態で残っており、そのハーフカットされた内側フィルム層4には、水切り開口部13が形成されている。
この図3−1のように、把手を設けた一角部を下側にして、把手を引き上げれば、手を汚さずに開口し、その水切り開口部13から内部の水17(浸漬液)を排出することができる。
この時、水切り開口部13のある1角部先端に向けて伸びた、エンボス14が設けられているので、排出する水切り開口部13が内容物によって塞がることも無い。エンボス14の長さは、容器本体の長辺となる辺の長さに対して、その10パーセント以上とした。また、排出された内部の水17に応じて、エンボス14から内部に外気18が入るように、複数の水切り開口部がエンボスに掛かるようにしているので、気道を確保でき、かつ、容器内部が必要以上に陰圧になってしまい、排水できないことがない。
さらに、内側フィルム層4が残っており、内容物16が容器から出てしまうことを防いでいるので、安心して、大きく容器を傾け、内部の水を抜くことができる。
剥離された外側フィルム層3には、ハーフカットされた内側フィルム層4の一部であるハーフカットの島12が融着した状態で残っており、そのハーフカットされた内側フィルム層4には、水切り開口部13が形成されている。
この図3−1のように、把手を設けた一角部を下側にして、把手を引き上げれば、手を汚さずに開口し、その水切り開口部13から内部の水17(浸漬液)を排出することができる。
この時、水切り開口部13のある1角部先端に向けて伸びた、エンボス14が設けられているので、排出する水切り開口部13が内容物によって塞がることも無い。エンボス14の長さは、容器本体の長辺となる辺の長さに対して、その10パーセント以上とした。また、排出された内部の水17に応じて、エンボス14から内部に外気18が入るように、複数の水切り開口部がエンボスに掛かるようにしているので、気道を確保でき、かつ、容器内部が必要以上に陰圧になってしまい、排水できないことがない。
さらに、内側フィルム層4が残っており、内容物16が容器から出てしまうことを防いでいるので、安心して、大きく容器を傾け、内部の水を抜くことができる。
図3−2は、内部の水を排出し終わった後で、内側フィルム4の把手をつかんで、プラスチック製容器から内側フィルム層4を剥離して開封し、内容物を取り出すことが出来る
ようにした状態を示した断面図である。このように、容器から内容物を取り出す時には、内容物16の周囲にあった水を予め排出しておけるので、調理する時などに、非常に便利である。
ようにした状態を示した断面図である。このように、容器から内容物を取り出す時には、内容物16の周囲にあった水を予め排出しておけるので、調理する時などに、非常に便利である。
本発明の蓋材に用いる最外層の基材フィルムは、2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂類のフィルム、2軸延伸された6−ナイロン、6,6−ナイロンや11−ナイロン等のポリアミド樹脂フィルム、ポリプロピレン樹脂フィルム等が使用できる。
厚みについて特に規定はないが、9〜100μmのものが好ましく、9〜25μmがより望ましい。また、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤などの添加剤を加えることができ、必要に応じて適宜添加される。なお、これらのプラスチックフィルムに遮光性を付与する印刷、若しくは遮光性材質のフィルムや金属箔をラミネートしたり、金属蒸着を施したフィルムを用いても良いし、更には、バリア性を有するものでも良い。
厚みについて特に規定はないが、9〜100μmのものが好ましく、9〜25μmがより望ましい。また、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤などの添加剤を加えることができ、必要に応じて適宜添加される。なお、これらのプラスチックフィルムに遮光性を付与する印刷、若しくは遮光性材質のフィルムや金属箔をラミネートしたり、金属蒸着を施したフィルムを用いても良いし、更には、バリア性を有するものでも良い。
外側フィルム層の内側に来るポリオレフィン系樹脂層としては、無水フタル酸変性低密度ポリエチレン、無水フタル酸変性中密度ポリエチレン、無水フタル酸変性高密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン系アイオノマー樹脂などのフィルムが考えられる。また、オレフィン系樹脂層と剥離可能なプラスチックとオレフィンをブレンドした樹脂フィルムでも使用できる。
内側フィルム層の外側にオレフィンとの弱融着性を有するものが使用される場合には、基材とは接着剤を介して、一般的な低密度ポリエチレン、あるいは中密度ポリエチレンなどのフィルムを貼り合せてもかまわない。
内側フィルム層の外側にオレフィンとの弱融着性を有するものが使用される場合には、基材とは接着剤を介して、一般的な低密度ポリエチレン、あるいは中密度ポリエチレンなどのフィルムを貼り合せてもかまわない。
蓋材に用いる内側フィルム層の外側に用いるオレフィン系樹脂層と剥離可能なプラスチックフィルム層であるが、6−ナイロン、6,6−ナイロン、11−ナイロンや12−ナイロン等のポリアミド系樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物などが考えられる。
シーラント層としては、低温シール性に優れたものが望ましく、シール温度の変化によらず、シール強度に変化のないものが望ましい。低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体などや、それらとポリオレフィンとの混合材料を使用したフィルムなどが使用できる。シーラント層は、充填時後、容器フランジ部とシールされるが、蓋材への抜き加工自体は、充填時、充填後のいずれでもよく、限定されない。
シーラント層40の厚さは、シール強度、加工性を考慮すると、15〜100μmの範囲内であることが好ましく、30〜70μmの範囲内がより好ましい。
シーラント層40の厚さは、シール強度、加工性を考慮すると、15〜100μmの範囲内であることが好ましく、30〜70μmの範囲内がより好ましい。
蓋材は、以上のようなフィルムを貼り合せたもの、あるいは、共押し出ししたフィルムであるが、通常のウエットラミネーション機、ドライラミネーション機、ノンソルベントドライラミネーション機、エクストルージョンラミネーション機、及び該エクストルージョンラミネーションを利用したサンドイッチラミネーション機などの機械を組み合わせて使用することができる。
エンボスは、プレス加工機を使用し、基材フィルム素材のガラス転移点以上で、シーラントの融点以下の温度に加温した金型を使用し、プレス加工機でプレスして、エンボス形状を作る。エンボスは、数本設けることが望ましい。
また、ハーフカットの加工は、エンボスを掛ける前にビク刃を使用しても加工しても良いし、エンボス加工の前後に、プレス金型を使用して加工してもかまわない。
エンボスは、プレス加工機を使用し、基材フィルム素材のガラス転移点以上で、シーラントの融点以下の温度に加温した金型を使用し、プレス加工機でプレスして、エンボス形状を作る。エンボスは、数本設けることが望ましい。
また、ハーフカットの加工は、エンボスを掛ける前にビク刃を使用しても加工しても良いし、エンボス加工の前後に、プレス金型を使用して加工してもかまわない。
容器本体の材料としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、などが考えられ、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、射出成形などによって製造できる。もちろん、内部にガスバリア性樹脂を用いて、多層シートを使用した多層容器にすることも可能であるし、多層射出成形による多層容器も使用できる。
また、孔13を露出させる為のハーフカット線はポリオレフィン系樹脂層の内側で止まることが好ましいが、深くても、基材層に食い込まないようにする。
本発明の水切り機能付き蓋材は、以上のようなもので、容器本体を特殊な形状にする必要が無く、容量を小さく、単純な形状にすることが出来ると共に、単に蓋素材にエンボス加工し、そのエンボス近傍にハーフカットで水切り開口部を設けるだけで、一般的な加工機を使用できるので、高速加工が可能であり、安価に製造できる。
また、水切り機能が簡便で、拙速で、確実に水切りができると共に、手を濡らせずに、開封、および浸漬液の排出が可能である。特に、外側フィルム層を部分的に剥離し、容器を傾けておけば、容器内部の浸漬液を排出できるので、浸漬液排出中、ずっと消費者が本発明の蓋付き容器を持った状態でいなくても、その間、他の作業を行うことも可能であるなど、本発明の水切り機能付き蓋材、およびその蓋材を融着した容器は、メリットが大きい。
また、水切り機能が簡便で、拙速で、確実に水切りができると共に、手を濡らせずに、開封、および浸漬液の排出が可能である。特に、外側フィルム層を部分的に剥離し、容器を傾けておけば、容器内部の浸漬液を排出できるので、浸漬液排出中、ずっと消費者が本発明の蓋付き容器を持った状態でいなくても、その間、他の作業を行うことも可能であるなど、本発明の水切り機能付き蓋材、およびその蓋材を融着した容器は、メリットが大きい。
1・・・・・・・・・プラスチック製容器
2・・・・・・・・・フランジ
3・・・・・・・・・外側フィルム層
4・・・・・・・・・内側フィルム層
5・・・・・・・・・蓋材
6,63,64・・・把手
7・・・・・・・・・基材フィルム
8・・・・・・・・・ポリオレフィン系樹脂層
9・・・・・・・・・剥離可能なプラスチックフィルム層
10・・・・・・・・シーラント層
11・・・・・・・・ハーフカット
12・・・・・・・・ハーフカットの島
13・・・・・・・・水切り開口部
14・・・・・・・・エンボス
15・・・・・・・・ハーフカット
16・・・・・・・・内容物
17・・・・・・・・水(浸漬液)
18・・・・・・・・外気
2・・・・・・・・・フランジ
3・・・・・・・・・外側フィルム層
4・・・・・・・・・内側フィルム層
5・・・・・・・・・蓋材
6,63,64・・・把手
7・・・・・・・・・基材フィルム
8・・・・・・・・・ポリオレフィン系樹脂層
9・・・・・・・・・剥離可能なプラスチックフィルム層
10・・・・・・・・シーラント層
11・・・・・・・・ハーフカット
12・・・・・・・・ハーフカットの島
13・・・・・・・・水切り開口部
14・・・・・・・・エンボス
15・・・・・・・・ハーフカット
16・・・・・・・・内容物
17・・・・・・・・水(浸漬液)
18・・・・・・・・外気
Claims (3)
- 少なくとも、シーラント層を含む内側フィルム層と、外側にあって、剥離可能な外側フィルム層と、からなる蓋材であって、
融着する容器の1角部近傍に、内側フィルム層にハーフカットで島状に切断された複数の水切り開口部を有し、
かつ、前記孔の周囲に容器の上記1角部先端に向けて伸びたエンボスを有することを特徴とする水切り機能付き蓋材。 - ハーフカットで切断された複数の水切り開口部が、剥離させる容器の1角部先端に向けて伸びるエンボスに掛かっていることを特徴とする請求項1に記載の水切り機能付き蓋材。
- 請求項1又は2に記載の水切り機能付き蓋材が融着されていることを特徴とする水切り容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000462A JP2017121941A (ja) | 2016-01-05 | 2016-01-05 | 水切り機能付き蓋材、およびその蓋材を融着した容器 |
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---|---|
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ID=59309078
Family Applications (1)
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JP2016000462A Pending JP2017121941A (ja) | 2016-01-05 | 2016-01-05 | 水切り機能付き蓋材、およびその蓋材を融着した容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017121941A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019077470A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 凸版印刷株式会社 | 蓋材および包装容器 |
CN110074425A (zh) * | 2019-04-22 | 2019-08-02 | 郑丽娟 | 一种半刨半切式魔芋茎端凹坑的弧轨平摆去泥去皮装置 |
-
2016
- 2016-01-05 JP JP2016000462A patent/JP2017121941A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019077470A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 凸版印刷株式会社 | 蓋材および包装容器 |
CN110074425A (zh) * | 2019-04-22 | 2019-08-02 | 郑丽娟 | 一种半刨半切式魔芋茎端凹坑的弧轨平摆去泥去皮装置 |
CN110074425B (zh) * | 2019-04-22 | 2020-10-02 | 漯河市卫龙生物技术有限公司 | 一种半刨半切式魔芋茎端凹坑的弧轨平摆去泥去皮装置 |
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