JP3223112U - 食品容器 - Google Patents
食品容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3223112U JP3223112U JP2019002611U JP2019002611U JP3223112U JP 3223112 U JP3223112 U JP 3223112U JP 2019002611 U JP2019002611 U JP 2019002611U JP 2019002611 U JP2019002611 U JP 2019002611U JP 3223112 U JP3223112 U JP 3223112U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- flange
- draining
- food container
- draining groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
Landscapes
- Packages (AREA)
Abstract
【課題】従来よりも速い速度で液体を排出することを可能にする食品容器を提供する。【解決手段】容器本体1とフィルムの蓋とからなり、容器本体1はこれの開口上縁4全周からフランジ3を外向きに張出し形成し、このフランジ3の一部分にフランジ3より低い内側膨出部12を設け、当該内側膨出部12の上面と内側面に亘る水切り溝5をフランジ3周方向に所定間隔をおいて少なくとも1個設けている。【選択図】図1
Description
本考案は、水切り機能を備えた食品容器に関する。
もずくやあんみつ等の液体を多く含む食品は、食す前にフィルムの蓋を一度開封して容器本体に形成されている水切り溝から液体を排出し、内容物の固形物と液体を分離した後に食用に供される。この水切り溝の形状は、容器本体のフランジより内側から容器底面方向に一定の長さで形成されている。
上記の容器では、水切りの機能を持つ溝部が主にフランジ部のみに有ったため、一定時間あたりに液体を排出できる量が十分ではなく、液体の排出が終わるまでに時間がかかることがあった。
本考案の目的は、このような問題を解決するためになされたものであり、従来よりも速い速度で液体を排出し、且つ液体と内容物を分離することを可能にする食品容器を提供することにある。
請求項1に記載の食品容器は、容器本体とフィルムの蓋とからなり、容器本体はこれの開口上縁全周からフランジを外向きに張出し形成し、このフランジの一部分にフランジより低い内側膨出部を設け、当該内側膨出部の上面と内側面に亘る水切り溝をフランジ周方向に所定間隔をおいて少なくとも1個設けていることに特徴を有する食品容器である。
また、請求項2記載の考案は、前記内側膨出部の内側面に形成された水切り溝と、前記内側膨出部の上面に形成された水切り溝とは連接され、前記内側膨出部の内側面に形成された、前記内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さは、容器高さに対して50%以上の長さであることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の考案は、前記水切り溝は、前記内側膨出部の上面から内側面にかけてR形状を形成していることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の考案は、前記容器の底面部は、全周にわたり水切り水路を形成していることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の考案は、前記蓋は前記フランジの上面全周に亘って、前記内側膨出部の上面に形成された水切り溝の上方を塞ぐように接着されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る考案の食品容器によれば、従来の容器と比較すると、収容食品を流出させることなく水切りを迅速かつ確実に行うことができ、喫食時の利便性が向上する。また、水切り溝は容器本体の成形と同時に形成することができ、別の成形品等を用いる必要が無い。
さらに、水切り溝はフランジより低い内側膨出部に設けていることにより、フランジが容器全周にわたり一定の幅で形成されており、容器をヒートシールした際にシール強度が特定の箇所に隔たる事が少ない。また、フランジが容器全周にわたり同じ幅で形成されていることで、従来のシールバケットを流用しやすい。
本考案の排水機能を有する食品容器は、容器本体1とフィルムの蓋〔シール蓋6〕とからなり、容器本体はこれの開口上縁全周からフランジ3を外向きに張出し形成し、このフランジの一部分にフランジより低い内側膨出部12を設け、当該内側膨出部の上面と内側面に亘る水切り溝5を形成すること、該水切り溝を被覆した蓋材を内側膨出部端まで剥離して、排水に必要な大きさの開口をすることによって、密封性、排水の際の安全性及び迅速性、排水口形成の際の容易性(易開封性)、そして易廃棄性を有する食品容器とすることができるものである。
本考案の排水機能を有する食品容器は、図4に示すように、容器本体に内容物を収納してシール蓋6により密封した包装であり、内容物である液体を排出して可食状態にするために、図5に示すように、排水機能を有する食品容器の一角を剥離することによって、喫食前に容器本体1に設けた水切り溝5を露出して排水口として液体を排出するものである。
本考案の排水機能を有する食品容器における容器本体1は、図2に示すように、内容物を収納する凹部2と該凹部2の上部外縁に設けたフランジ3とからなる。図4の凹部2の断面形状は正方形の例を示したが、凹部2は、正方形または矩形、円や楕円、また、その他の形状であってもよい。また、凹部の底面の全周に内容物の水分を固形物と分離するための水切り水路13が形成されていてもよい。水切り水路を形成すると、凹部底面の中央部は底面凸部14が形成されることになり、凹部底面の強度をアップさせる効果もある。
そして、凹部2の周縁にはフランジ部が形成される。該フランジ部は、内容物を凹部2に収納した後、シール蓋6をヒートシールする部位となり、且つ容器の横方向の強度を増す、いわゆるリブ効果を示すものである。
そして、凹部2の周縁にはフランジ部が形成される。該フランジ部は、内容物を凹部2に収納した後、シール蓋6をヒートシールする部位となり、且つ容器の横方向の強度を増す、いわゆるリブ効果を示すものである。
本考案の排水機能を有する食品容器の容器本体1においては、前記フランジ部3の一角に容器本体1の中心から外部に向かう方向および底面から上面に向かう方向に、フランジ部3の内縁からフランジ部3の外縁に達しない長さの水切り溝5を少なくとも1本以上設けることを特徴とするものである。
前記内側膨出部の内側面に形成された、前記内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さは、容器高さに対して50%以上の長さであることが望ましく、70%以上が好適に使用される。
前記水切り溝5は、図3(a)及び(c)に示すように、容器内側面からフランジ部にかけて滑らかに設けることが望ましい。
前記水切り溝は、図3(d)に示すように、フランジ面に対して傾斜させた形状であってもよい。
前記水切り溝は幅2〜8mm、容器内側面での深さ1〜10mm、フランジ面における長さ5〜15mmの範囲が適当であり、その数は、容器本体1の形状、溝の大きさ(幅、深さ等)により設定できるが、1〜10の範囲が適当である。
前記内側膨出部の内側面に形成された、前記内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さは、容器高さに対して50%以上の長さであることが望ましく、70%以上が好適に使用される。
前記水切り溝5は、図3(a)及び(c)に示すように、容器内側面からフランジ部にかけて滑らかに設けることが望ましい。
前記水切り溝は、図3(d)に示すように、フランジ面に対して傾斜させた形状であってもよい。
前記水切り溝は幅2〜8mm、容器内側面での深さ1〜10mm、フランジ面における長さ5〜15mmの範囲が適当であり、その数は、容器本体1の形状、溝の大きさ(幅、深さ等)により設定できるが、1〜10の範囲が適当である。
本考案の容器本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、バイオマス由来等の樹脂を用いて通常の容器成形法であるビーズ発泡成形法、インジェクション成形法、真空成形法等により成形することができる。
次に、本考案の排水機能を有する食品容器のシール蓋6は、容器本体1の外縁よりも5〜10%大きい外形を有し、前記容器本体1のフランジ部3にヒートシールすることによって、容器として密封されるものである。
また、前記ヒートシールされたシール部は易剥離性とする。
前記水切り溝5と略直角に交差する剥離停止線7を設定して、印刷し、該剥離停止線7の両端部に切り込みスリット8を設けることが好ましい。
さらに、図4に示すように、前記剥離停止線7を含む幅のヒートシールからなる停止シール部9と非シール部10を施すことが好ましい。
該停止シール部9により、シール蓋を剥離する際に、剥離に要する力が大きくなり(剥離抵抗が増大する)、剥離停止位置である事が確認できる。
また、前記ヒートシールされたシール部は易剥離性とする。
前記水切り溝5と略直角に交差する剥離停止線7を設定して、印刷し、該剥離停止線7の両端部に切り込みスリット8を設けることが好ましい。
さらに、図4に示すように、前記剥離停止線7を含む幅のヒートシールからなる停止シール部9と非シール部10を施すことが好ましい。
該停止シール部9により、シール蓋を剥離する際に、剥離に要する力が大きくなり(剥離抵抗が増大する)、剥離停止位置である事が確認できる。
前記シール蓋6は、容器本体1に易剥離性にヒートシール可能であり、内容物の保護機能(防湿性、耐突刺し性等)を有し、また、容器本体へのヒートシール時に平坦である材質であればよく、ポリエチレンテレフタレートおよびナイロンを含む積層体が好ましく使用できる。
その構成は、例えば、表面からポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ヒートシール剤とし、特にヒートシール剤は容器本体1の材質に対してヒートシールした時に易剥離性を示す材質とする。また、容器本体1にヒートシールしたシール蓋6を易剥離とするための前記ヒートシール剤としては、例えば、容器本体1がポリプロピレンの場合はオレフィン系樹脂などからなるシーラント剤をポリエチレンテレフタレートに熱によりラミネートすることにより作製したものを使用することができる。
また、シール蓋6には、ポリエチレンテレフタレートの表面に印刷層を設けることができる。また、ナイロンの両面にラミネート強度を向上するための接着層を設けてもよい。
その構成は、例えば、表面からポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ヒートシール剤とし、特にヒートシール剤は容器本体1の材質に対してヒートシールした時に易剥離性を示す材質とする。また、容器本体1にヒートシールしたシール蓋6を易剥離とするための前記ヒートシール剤としては、例えば、容器本体1がポリプロピレンの場合はオレフィン系樹脂などからなるシーラント剤をポリエチレンテレフタレートに熱によりラミネートすることにより作製したものを使用することができる。
また、シール蓋6には、ポリエチレンテレフタレートの表面に印刷層を設けることができる。また、ナイロンの両面にラミネート強度を向上するための接着層を設けてもよい。
シール蓋6を容器本体1のフランジ部3にシールすることで本考案の排水機能を有する食品容器が得られる。そのシール部のシール幅としては、1mm乃至10mmが一般的である。
本考案の排水機能を有する食品容器に収納した食品を喫食する方法について説明する。排水口開口用つまみ11を上方に持ち上げ、さらに容器本体1の中心方向に引っ張ると水切り溝5が現れ、剥離停止線7に至ったら剥離を停止する。次に、排水口開口用つまみ11と対角側のシール蓋6を空気が容器内に十分に通るまで剥離する。さらに、容器を持って露出した水切り溝を下方になるように傾けて水切りをする。商品によっては、添付ソース等をからめて喫食状態とする。
また、本考案の排水機能を有する食品容器は、使用後は、前述のように、容器本体とシール蓋とが、完全に分離するので、容器本体が単一樹脂物であれば、再生資源として利用することができて環境対応型の包装材料となる。
以下に本考案の排水機能を有する食品用容器の実施例を、もずくを内容物とした例を上げて、さらに具体的に説明する。
容器本体は、ポリプロピレンシートの真空成形法により、図2に示す形状の容器本体Aを成形した。その形状、寸法は以下の通りである。容器本体の凹部の口径が76.1mm×76.1mm、深さが22mm、フランジ部の幅が5.3mmとした。また、内側膨出部はフランジより0.5mm低くし、内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さは、17mmとした。
そして、フランジ部の一角に、図3(a)図3(b)図3(c)に示すように、4a、4b、4c、4dの4本の水切り溝を設けた。水切り溝の形状は、容器本体の凹部からフランジ部に向けてRの付いた溝で形成され、各寸法は以下の通りとした。(ただしd及びwはフランジ部内縁での寸法)
容器本体の底面部は、全周にわたり水切り水路を深さ4mm<、底面の幅6mmに形成した。
また、シール蓋は、図4に示すように、その外形は、容器本体1の外縁よりも5〜10%大きい外形を有し、排水口開口用つまみ11を内側膨出部側に設けた。シール蓋を構成する積層体の構成は、表面からポリエチレンテレフタレート12μm、ナイロン15μm、ヒートシール剤50μmとし、特にヒートシール剤は容器本体1の材質に対してヒートシールした時に易剥離性を示す材質とする。
シール蓋の製造は、巻取状のポリエチレンテレフタレートに12μmにグラビア印刷法にて表面側にインキによる印刷層を設けた後、非印刷面と15μmのナイロン、及び50μmのヒートシール剤をドライラミネートにより製膜した巻取とした。
そして、フランジ部の一角に、図3(a)図3(b)図3(c)に示すように、4a、4b、4c、4dの4本の水切り溝を設けた。水切り溝の形状は、容器本体の凹部からフランジ部に向けてRの付いた溝で形成され、各寸法は以下の通りとした。(ただしd及びwはフランジ部内縁での寸法)
容器本体の底面部は、全周にわたり水切り水路を深さ4mm<、底面の幅6mmに形成した。
また、シール蓋は、図4に示すように、その外形は、容器本体1の外縁よりも5〜10%大きい外形を有し、排水口開口用つまみ11を内側膨出部側に設けた。シール蓋を構成する積層体の構成は、表面からポリエチレンテレフタレート12μm、ナイロン15μm、ヒートシール剤50μmとし、特にヒートシール剤は容器本体1の材質に対してヒートシールした時に易剥離性を示す材質とする。
シール蓋の製造は、巻取状のポリエチレンテレフタレートに12μmにグラビア印刷法にて表面側にインキによる印刷層を設けた後、非印刷面と15μmのナイロン、及び50μmのヒートシール剤をドライラミネートにより製膜した巻取とした。
続いて、このシール蓋を枚葉状に大断ちした後、小断ち・抜き加工を行い実施例1のシール蓋を作製した。
次に、前記容器本体にもずくを充填し前記シール蓋を載置して容器本体のフランジ部において密封シールして検体を得た。この際、シール幅を4mmとなるようにシールした。
<比較例1>
上記実施例1における図3(a)図3(b)図3(c)の4a、4b、4c、4dの4本の水切り溝の形状を、内側膨出部の上面に形成した以外は実施例1と同様にして容器本体Bを得た。
<比較例2>
上記実施例1における図3(a)図3(b)図3(c)の4a、4b、4c、4dの4本の水切り溝の形状を無くし、内側膨出部の上面は平面形状とし、内側膨出部の内側面に水切り溝を形成した以外は実施例1と同様にして容器本体Cを得た。
上記実施例1における図3(a)図3(b)図3(c)の4a、4b、4c、4dの4本の水切り溝の形状を、内側膨出部の上面に形成した以外は実施例1と同様にして容器本体Bを得た。
<比較例2>
上記実施例1における図3(a)図3(b)図3(c)の4a、4b、4c、4dの4本の水切り溝の形状を無くし、内側膨出部の上面は平面形状とし、内側膨出部の内側面に水切り溝を形成した以外は実施例1と同様にして容器本体Cを得た。
<試験例1>
得られた検体の排水機能を確認するために、まず、シール蓋6の排水口開口用つまみ11をつまんで、上方に引っ張りさらに容器中心部方向へ引いていき、剥離停止線7に至ったら剥離を停止した。次に排水口開口用つまみ11と対角側のシール蓋端部を容器内に空気が通るまで剥離し、容器を持って露出した水切り溝を下方になるように傾けた。容器を傾け始めてから水分の排出が完了するまでにかかった量と時間を測定し、1秒あたりの水分排出量の平均値を算出した。また、水分の排出が完了するまでに排出された固形物の重量を測定した。結果を表1に示す。
得られた検体の排水機能を確認するために、まず、シール蓋6の排水口開口用つまみ11をつまんで、上方に引っ張りさらに容器中心部方向へ引いていき、剥離停止線7に至ったら剥離を停止した。次に排水口開口用つまみ11と対角側のシール蓋端部を容器内に空気が通るまで剥離し、容器を持って露出した水切り溝を下方になるように傾けた。容器を傾け始めてから水分の排出が完了するまでにかかった量と時間を測定し、1秒あたりの水分排出量の平均値を算出した。また、水分の排出が完了するまでに排出された固形物の重量を測定した。結果を表1に示す。
試験の結果、本考案の容器本体Aは容器本体Bや容器本体Cと比べて水切り量が多く、固形物の排出も無かった。この結果より、水切り溝の形状は容器本体Bのように内側膨出部の上面のみに形成されているよりも、また、容器本体Cのように内側膨出部の内側面のみに形成されているよりも、容器本体Aのように内側膨出部の上面と内側面に亘る水切り溝が形成されている方が、より水切り量が多く、且つ固形物との分離も可能な事が分かった。
次に、容器本体1からシール蓋6を完全に剥離して、容器本体1の上面を開口し、液体の切られた内容物を食した。以上の説明により明らかなように、容器本体1とシール蓋6とは、完全に分離しているので分別回収が容易である。
本考案の排水機能を有する食品容器においては、蓋材をシール蓋としたため、包装までの前工程はもちろん、包装後の流通、保管においても嵩ばらず、また、また容器本体との剥離も完全に行えるため、容器本体は、汚物の混入がない樹脂物として再資源化が容易である。
以上、説明したとおり、本考案の排水機能を有する食品容器においては、容器本体の水切り溝部のシール蓋を該溝部と交差する剥離停止線の位置まで剥がし、水切り溝を露出することによって排水口を容易に開口することが可能となり、排水口の形成が迅速にできるものである。
また、本考案の排水機能を有する食品容器においては、蓋材はシール蓋としたため、成形蓋を使用する場合と比較して、輸送または保管の際に嵩張ることがなく、可燃物として一般のゴミとともに廃棄処理することができ、生産効率にも優れた排水機能を有する食品用蓋材を提供することができる。
加えて、本考案の排水機能を有する食品容器においては、上記のように構成された該容器本体とシール蓋との組み合わせによりヒートシールするなどしてシールすることで食品容器が作製されるため、密封性を有し内容物保存性に優れ、かつ内容物である食品を可食状態にした後、排水を行う場合、内容物により水切り溝が塞がれることがなく、迅速に排水を行うことができ、取り扱いが簡便な排水機能を有する食品容器を提供することができる。
1 容器本体
2 凹部
3 フランジ
4 開口上縁
5 水切り溝
6 シール蓋
7 剥離停止線
8 切り込みスリット
9 停止シール部
10 非シール部
11 排水口開口用つまみ
12 内側膨出部
13 水切り水路
14 底面凸部
L1 容器本体の高さ
L2 内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さ
4a、4b、4c、4d 各水切り溝
W1、W2、W3、W4 各水切り溝の幅
d1、d2、d3、d4 各水切り溝の深さ
11、12、13、14 各水切り溝の長さ
2 凹部
3 フランジ
4 開口上縁
5 水切り溝
6 シール蓋
7 剥離停止線
8 切り込みスリット
9 停止シール部
10 非シール部
11 排水口開口用つまみ
12 内側膨出部
13 水切り水路
14 底面凸部
L1 容器本体の高さ
L2 内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さ
4a、4b、4c、4d 各水切り溝
W1、W2、W3、W4 各水切り溝の幅
d1、d2、d3、d4 各水切り溝の深さ
11、12、13、14 各水切り溝の長さ
Claims (5)
- 容器本体とフィルムの蓋とからなり、
容器本体はこれの開口上縁全周からフランジを外向きに張出し形成し、
このフランジの一部分にフランジより低い内側膨出部を設け、
当該内側膨出部の上面と内側面に亘る水切り溝をフランジ周方向に所定間隔をおいて少なくとも1個設けていることを特徴とする食品容器。 - 前記内側膨出部の内側面に形成された、前記内側膨出部の上面の最上部を起点とした水切り溝の長さは、容器高さに対して50%以上の長さであることを特徴とする請求項1に記載の食品容器。
- 前記水切り溝は、前記内側膨出部の上面から内側面にかけてR形状を形成していることを特徴とする請求項1、または、請求項2に記載の食品容器。
- 前記容器の底面部は、全周にわたり水切り水路を形成していることを特徴とする請求項1、2、または、請求項3に記載の食品容器。
- 前記蓋は前記フランジの上面全周に亘って、前記内側膨出部の上面に形成された水切り溝の上方を塞ぐように接着されていることを特徴とする請求項1、2、3、または請求項4に記載の食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002611U JP3223112U (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002611U JP3223112U (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 食品容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223112U true JP3223112U (ja) | 2019-09-19 |
Family
ID=67982716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002611U Expired - Fee Related JP3223112U (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223112U (ja) |
-
2019
- 2019-06-28 JP JP2019002611U patent/JP3223112U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10000314B2 (en) | Container and method for making the same | |
RU2507141C2 (ru) | Многофункциональный контейнер | |
US4072233A (en) | Container with frangible piercing point | |
EP1340693A1 (en) | Easy open package | |
JPH02219744A (ja) | 包装容器の開孔装置 | |
JP4138123B2 (ja) | 湯切り孔付き蓋材 | |
WO1997048610A1 (fr) | Couvercle | |
JP4853154B2 (ja) | 湯切り機能を備えた蓋体 | |
JP3223112U (ja) | 食品容器 | |
JP6891605B2 (ja) | 紙容器 | |
JP4893217B2 (ja) | 湯切り機能を備えた蓋体 | |
JP4168652B2 (ja) | 湯切り機能付き蓋材 | |
JPH08295367A (ja) | 易開封性包装体およびその製造方法 | |
JP2017121941A (ja) | 水切り機能付き蓋材、およびその蓋材を融着した容器 | |
JP2002225955A (ja) | 電子レンジ加熱用パウチ | |
JP4703472B2 (ja) | 包装容器 | |
JP6436766B2 (ja) | 袋体 | |
JPH11278555A (ja) | 湯切り孔付き蓋材 | |
JP4882169B2 (ja) | 易開封性密封紙容器 | |
JP7478489B1 (ja) | 容器用蓋材 | |
JPH0248376Y2 (ja) | ||
CN216510285U (zh) | 盖子 | |
JP2002160777A (ja) | 排湯機能を有する即席食品用容器 | |
JPH0232615Y2 (ja) | ||
JP5974468B2 (ja) | 部分開封蓋材およびそれを用いた粉粒体収納用包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3223112 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |