JP2000012959A - 半導体発光装置 - Google Patents
半導体発光装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザダイオードチップの劣化が抑制される
半導体発光装置を提供する。 【解決手段】 レーザダイオードチップ1は、サブマウ
ント2の上面上にはんだにより接合されている。サブマ
ウント2はブロック3上に接合されている。サブマウン
ト2の前端面Cは、レーザダイオードチップ1の発光端
面Aよりも、レーザダイオードチップ側に、レーザダイ
オードチップの共振器長の長さL1の15%以下の長さ
分だけ後退して配置されている。
半導体発光装置を提供する。 【解決手段】 レーザダイオードチップ1は、サブマウ
ント2の上面上にはんだにより接合されている。サブマ
ウント2はブロック3上に接合されている。サブマウン
ト2の前端面Cは、レーザダイオードチップ1の発光端
面Aよりも、レーザダイオードチップ側に、レーザダイ
オードチップの共振器長の長さL1の15%以下の長さ
分だけ後退して配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光装置に
関し、特に、組み立て時に発光部に発生する応力が緩和
されて劣化が抑制される半導体発光装置に関するもので
ある。
関し、特に、組み立て時に発光部に発生する応力が緩和
されて劣化が抑制される半導体発光装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体発光装置の第1の例とし
て、たとえば、光通信などの光源などに用いられる短波
長用の半導体レーザ装置について図を用いて説明する。
図10を参照して、半導体レーザ装置には、所定の波長
のレーザ光を発する発光端面A、Bを有するGaAs系
結晶からなるレーザダイオードチップ101を有してい
る。レーザダイオードチップ101では、誘導放出によ
って光の増幅作用を持つ活性層(図示せず)が形成され
ている。その活性層の上面および下面には所定の半導体
層が接合されている。
て、たとえば、光通信などの光源などに用いられる短波
長用の半導体レーザ装置について図を用いて説明する。
図10を参照して、半導体レーザ装置には、所定の波長
のレーザ光を発する発光端面A、Bを有するGaAs系
結晶からなるレーザダイオードチップ101を有してい
る。レーザダイオードチップ101では、誘導放出によ
って光の増幅作用を持つ活性層(図示せず)が形成され
ている。その活性層の上面および下面には所定の半導体
層が接合されている。
【0003】そのレーザダイオードチップ101は、シ
リコンからなるサブマウント102上に接合され、さら
にサブマウント102は、鉄からなるブロック103上
に接合されている。そして、レーザダイオードチップ1
01の電極(図示せず)に電圧を印加することによっ
て、活性層において光が増幅されて、発光端面A、B
(活性層端)よりレーザ光が発せられる。
リコンからなるサブマウント102上に接合され、さら
にサブマウント102は、鉄からなるブロック103上
に接合されている。そして、レーザダイオードチップ1
01の電極(図示せず)に電圧を印加することによっ
て、活性層において光が増幅されて、発光端面A、B
(活性層端)よりレーザ光が発せられる。
【0004】次に、従来の半導体発光装置の第2の例に
ついて、特開平5−183239号公報に記載された半
導体レーザ装置について図を用いて説明する。図11を
参照して、活性層209を有するレーザダイオードチッ
プ201がサブマウント202上にはんだ層211を介
在させて接合されている。
ついて、特開平5−183239号公報に記載された半
導体レーザ装置について図を用いて説明する。図11を
参照して、活性層209を有するレーザダイオードチッ
プ201がサブマウント202上にはんだ層211を介
在させて接合されている。
【0005】特に、この半導体レーザ装置では、レーザ
ダイオードチップの下方に設けられたフォトダイオード
(図示せず)にレーザ光の一部を入射させて、レーザダ
イオードチップから発せられるレーザ光の出力を制御し
ている。このため、レーザ光の出力制御を安定して行な
うことを目的として、活性層209から発せられたレー
ザ光が、サブマウント202とレーザダイオードチップ
201とを接合するはんだ層211において反射するの
を防止するために、サブマウント202の端面202a
が、レーザダイオードチップ201の共振器の端面20
1aより後退するように配置されている。したがって、
サブマウント202の共振器長方向の寸法L202 が、レ
ーザダイオードチップ201の共振器長L201 より短く
なっている。
ダイオードチップの下方に設けられたフォトダイオード
(図示せず)にレーザ光の一部を入射させて、レーザダ
イオードチップから発せられるレーザ光の出力を制御し
ている。このため、レーザ光の出力制御を安定して行な
うことを目的として、活性層209から発せられたレー
ザ光が、サブマウント202とレーザダイオードチップ
201とを接合するはんだ層211において反射するの
を防止するために、サブマウント202の端面202a
が、レーザダイオードチップ201の共振器の端面20
1aより後退するように配置されている。したがって、
サブマウント202の共振器長方向の寸法L202 が、レ
ーザダイオードチップ201の共振器長L201 より短く
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の例における半導
体レーザ装置では、レーザダイオードチップ101、サ
ブマウント102およびブロック103を含んで構成さ
れる。これら、レーザダイオードチップ101、サブマ
ウント102およびブロック103は、組み立て時にお
いて、おもに、はんだ(金と錫とを含むロウ剤)によっ
てそれぞれ接合される。このとき、各部材は、はんだの
融点の温度から室温(25℃)に至るまでの間に、その
温度差、各部材の熱膨張係数の差および各部材のヤング
率に比例した応力を受けることになる。特に、レーザダ
イオードチップ101には、レーザダイオードチップ1
01とサブマウント102との熱膨張係数の差、温度差
およびレーザダイオードチップのヤング率に依存した応
力を受ける。
体レーザ装置では、レーザダイオードチップ101、サ
ブマウント102およびブロック103を含んで構成さ
れる。これら、レーザダイオードチップ101、サブマ
ウント102およびブロック103は、組み立て時にお
いて、おもに、はんだ(金と錫とを含むロウ剤)によっ
てそれぞれ接合される。このとき、各部材は、はんだの
融点の温度から室温(25℃)に至るまでの間に、その
温度差、各部材の熱膨張係数の差および各部材のヤング
率に比例した応力を受けることになる。特に、レーザダ
イオードチップ101には、レーザダイオードチップ1
01とサブマウント102との熱膨張係数の差、温度差
およびレーザダイオードチップのヤング率に依存した応
力を受ける。
【0007】そこで、レーザダイオードチップに発生す
る応力を、有限要素法に基づく3次元応力シミュレーシ
ョンにより求めた。この計算にあたり、半導体レーザ装
置の各部材の寸法として、図10、12および13に示
すように、レーザダイオードチップ(L1×W1×H1)、サ
ブマウント(L2×W2×H2)、ブロック(L3×W3×H3)の
寸法をそれぞれ、300×300×100μm、500
×1000×300μm、2000×2000×100
0μmとした。なお、図12は、半導体レーザ装置を上
から見た図であり、図13は発光端面A側から見た図で
ある。また、各部材の熱膨張係数として、レーザダイオ
ードチップ101にはGaAs結晶、サブマウント10
2にはシリコン、ブロック103には鉄の値を用いた。
さらに、各部材を接合するロウ剤の融点を280℃と
し、室温を25℃とした。
る応力を、有限要素法に基づく3次元応力シミュレーシ
ョンにより求めた。この計算にあたり、半導体レーザ装
置の各部材の寸法として、図10、12および13に示
すように、レーザダイオードチップ(L1×W1×H1)、サ
ブマウント(L2×W2×H2)、ブロック(L3×W3×H3)の
寸法をそれぞれ、300×300×100μm、500
×1000×300μm、2000×2000×100
0μmとした。なお、図12は、半導体レーザ装置を上
から見た図であり、図13は発光端面A側から見た図で
ある。また、各部材の熱膨張係数として、レーザダイオ
ードチップ101にはGaAs結晶、サブマウント10
2にはシリコン、ブロック103には鉄の値を用いた。
さらに、各部材を接合するロウ剤の融点を280℃と
し、室温を25℃とした。
【0008】図15は、そのシミュレーションによる結
果であり、レーザダイオードチップ102の活性層に平
行な方向に発生する応力の相対的な大きさを、一方の発
光端面Aから他方の発光端面Bにわたって示すものであ
る。この場合の応力としては、図14に示すように、レ
ーザダイオードチップ101の幅W1方向中央部のレー
ザダイオードチップ101とサブマウント102との接
合近傍に発生する応力を、発光端面A側から発光端面B
側(SA−SC−SB)にわたって計算したものであ
る。
果であり、レーザダイオードチップ102の活性層に平
行な方向に発生する応力の相対的な大きさを、一方の発
光端面Aから他方の発光端面Bにわたって示すものであ
る。この場合の応力としては、図14に示すように、レ
ーザダイオードチップ101の幅W1方向中央部のレー
ザダイオードチップ101とサブマウント102との接
合近傍に発生する応力を、発光端面A側から発光端面B
側(SA−SC−SB)にわたって計算したものであ
る。
【0009】図15に示されるように、レーザダイオー
ドチップ101において発生する応力は、発光端面A側
における応力が相対的に最も小さいことがわかった。そ
して、発光端面A側から発光端面B側の位置にかけて徐
々に応力が大きくなり、発光端面B側における応力が相
対的に最も大きいことがわかった。
ドチップ101において発生する応力は、発光端面A側
における応力が相対的に最も小さいことがわかった。そ
して、発光端面A側から発光端面B側の位置にかけて徐
々に応力が大きくなり、発光端面B側における応力が相
対的に最も大きいことがわかった。
【0010】次に、特にレーザダイオードチップ101
の発光端面B側において発生する応力について、サブマ
ウント102の長さL2の値を変えて、同様の手法によ
り評価した。図16にその結果を示す。図16におい
て、横軸はレーザダイオードチップ101の共振器長に
相当する長さL1に対するサブマウントの長さL2の比
を示す。図16に示されているように、サブマウントの
長さL2がレーザダイオードチップ101の長さL1よ
り長くなるに従い、レーザダイオードチップ101の発
光端面B側において発生する応力が高くなっていること
が判明した。
の発光端面B側において発生する応力について、サブマ
ウント102の長さL2の値を変えて、同様の手法によ
り評価した。図16にその結果を示す。図16におい
て、横軸はレーザダイオードチップ101の共振器長に
相当する長さL1に対するサブマウントの長さL2の比
を示す。図16に示されているように、サブマウントの
長さL2がレーザダイオードチップ101の長さL1よ
り長くなるに従い、レーザダイオードチップ101の発
光端面B側において発生する応力が高くなっていること
が判明した。
【0011】このシミュレーションによる結果が示す応
力が相対的に高い部分は、実際のレーザダイオードチッ
プにおいて劣化が生じる部位とほぼ対応していることが
判明した。このように、組み立て時にレーザダイオード
チップに発生した応力によって、レーザダイオードチッ
プが劣化すると考えられ、このために、所定の強度およ
び波長のレーザ光を安定して発することが困難になるこ
とがあった。
力が相対的に高い部分は、実際のレーザダイオードチッ
プにおいて劣化が生じる部位とほぼ対応していることが
判明した。このように、組み立て時にレーザダイオード
チップに発生した応力によって、レーザダイオードチッ
プが劣化すると考えられ、このために、所定の強度およ
び波長のレーザ光を安定して発することが困難になるこ
とがあった。
【0012】第2の例における半導体レーザ装置では、
特に、レーザダイオードチップ201の発光端面201
aの近傍のはんだ層211におけるレーザ光の反射をな
くすことを目的として、サブマウント202の端面20
2aが、レーザダイオードチップ201の発光端面20
1aよりも後退するように配置されている。つまり、レ
ーザダイオードチップ201の端面201aがサブマウ
ント202の端面202aより飛び出すように配置され
ている。
特に、レーザダイオードチップ201の発光端面201
aの近傍のはんだ層211におけるレーザ光の反射をな
くすことを目的として、サブマウント202の端面20
2aが、レーザダイオードチップ201の発光端面20
1aよりも後退するように配置されている。つまり、レ
ーザダイオードチップ201の端面201aがサブマウ
ント202の端面202aより飛び出すように配置され
ている。
【0013】このレーザダイオードチップ201とサブ
マウント202とは、はんだ層211にて接合されるた
め、第1の例の場合と同様に、その組み立て時において
レーザダイオードチップ201には応力が発生する。と
ころが、レーザダイオードチップ201の端面201a
の飛び出す長さが比較的長い場合には、レーザダイオー
ドチップ201のうちサブマウント202に接合されて
いる部分の影響により、レーザダイオードチップ201
の発光端面201a近傍において発生する応力が相対的
に大きくなることがあった。このため、第1の例の半導
体レーザ装置の場合と同様に、レーザダイオードチップ
が劣化することがあった。
マウント202とは、はんだ層211にて接合されるた
め、第1の例の場合と同様に、その組み立て時において
レーザダイオードチップ201には応力が発生する。と
ころが、レーザダイオードチップ201の端面201a
の飛び出す長さが比較的長い場合には、レーザダイオー
ドチップ201のうちサブマウント202に接合されて
いる部分の影響により、レーザダイオードチップ201
の発光端面201a近傍において発生する応力が相対的
に大きくなることがあった。このため、第1の例の半導
体レーザ装置の場合と同様に、レーザダイオードチップ
が劣化することがあった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、発光部の劣化が抑制される半導体発
光装置を得ることを目的とする。
されたものであり、発光部の劣化が抑制される半導体発
光装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの局面にお
ける半導体発光装置は、基材部と、補助基材部と、発光
部とを備えている。補助基材部は、基材部上に接合さ
れ、前端面、後端面および上面を有している。発光部
は、補助基材部の上面上に接合され、前後に向かい合っ
た、光を発する1対の発光端面を有している。前端面
は、1対の発光端面の一方の発光端面と実質的に同一平
面内に位置し、後端面は他方の発光端面と実質的に同一
平面内に位置している。
ける半導体発光装置は、基材部と、補助基材部と、発光
部とを備えている。補助基材部は、基材部上に接合さ
れ、前端面、後端面および上面を有している。発光部
は、補助基材部の上面上に接合され、前後に向かい合っ
た、光を発する1対の発光端面を有している。前端面
は、1対の発光端面の一方の発光端面と実質的に同一平
面内に位置し、後端面は他方の発光端面と実質的に同一
平面内に位置している。
【0016】この構成によれば、補助基材部の前端面お
よび後端面は、発光部の一方の発光端面および他方の発
光端面とそれぞれ同一平面内にある。これにより、発光
部と補助基材部との接合近傍のそれぞれの発光端面側の
発光部の内部において、組立時に発生する応力が緩和さ
れて、ほぼ同じレベルとなる。その結果、半導体装置の
発光部の劣化を抑えることができる。
よび後端面は、発光部の一方の発光端面および他方の発
光端面とそれぞれ同一平面内にある。これにより、発光
部と補助基材部との接合近傍のそれぞれの発光端面側の
発光部の内部において、組立時に発生する応力が緩和さ
れて、ほぼ同じレベルとなる。その結果、半導体装置の
発光部の劣化を抑えることができる。
【0017】本発明の他の局面における半導体発光装置
は、基材部と、補助基材部と、発光部とを備えている。
補助基材部は、基材部上に接合され、前端面、後端面お
よび上面を有している。発光部は、補助基材部の上面上
に接合され、前後に向かい合った、光を発する1対の発
光端面を有している。補助基材部の前端面は、1対の前
記発光端面のうちの一方の発光端面よりも発光部の内部
側へ第1の長さ分だけ後退している。その第1の長さ
は、1対の発光端面間の長さの15%以下である。
は、基材部と、補助基材部と、発光部とを備えている。
補助基材部は、基材部上に接合され、前端面、後端面お
よび上面を有している。発光部は、補助基材部の上面上
に接合され、前後に向かい合った、光を発する1対の発
光端面を有している。補助基材部の前端面は、1対の前
記発光端面のうちの一方の発光端面よりも発光部の内部
側へ第1の長さ分だけ後退している。その第1の長さ
は、1対の発光端面間の長さの15%以下である。
【0018】この構成によれば、補助基材部の前端面
が、1対の発光端面間の長さの15%以下の長さをもっ
て、一方の発光端面よりも発光部の内部側へ後退してい
る。これにより、一方の発光端面側の発光部と補助基材
部との接合近傍の発光部の内部において発生する応力
が、一方の発光端面と前端面とが同一平面内に位置して
いる場合における応力よりも緩和される。その結果、半
導体装置の発光部の劣化を効果的に抑えることができ
る。
が、1対の発光端面間の長さの15%以下の長さをもっ
て、一方の発光端面よりも発光部の内部側へ後退してい
る。これにより、一方の発光端面側の発光部と補助基材
部との接合近傍の発光部の内部において発生する応力
が、一方の発光端面と前端面とが同一平面内に位置して
いる場合における応力よりも緩和される。その結果、半
導体装置の発光部の劣化を効果的に抑えることができ
る。
【0019】好ましくは、補助基材部の後端面は、1対
の発光端面のうちの他方の発光端面よりも発光部の内部
側へ第2の長さ分だけ後退している。その第2の長さ
は、1対の発光端面間の長さの15%以下である。
の発光端面のうちの他方の発光端面よりも発光部の内部
側へ第2の長さ分だけ後退している。その第2の長さ
は、1対の発光端面間の長さの15%以下である。
【0020】この場合には、他方の発光端面側に発生す
る応力も一方の発光端面側に発生する応力の場合と同様
に緩和される。その結果、半導体装置の発光部の劣化を
さらに効果的に抑えることができる。
る応力も一方の発光端面側に発生する応力の場合と同様
に緩和される。その結果、半導体装置の発光部の劣化を
さらに効果的に抑えることができる。
【0021】さらに好ましくは、第1および第2の長さ
は、それぞれ1対の発光端面間の長さの3%以上7%以
下である。
は、それぞれ1対の発光端面間の長さの3%以上7%以
下である。
【0022】この場合には、一方の発光端面側または他
方の発光端面側の、発光部と補助基材部との接合近傍の
発光部の内部において、組立時に発生する応力が最も緩
和される。その結果、半導体発光装置の発光部の劣化を
最も効果的に抑えることができる。
方の発光端面側の、発光部と補助基材部との接合近傍の
発光部の内部において、組立時に発生する応力が最も緩
和される。その結果、半導体発光装置の発光部の劣化を
最も効果的に抑えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置について
図を用いて説明する。図1を参照して、本実施の形態に
係る半導体レーザ装置では、発光端面A、Bを有し、G
aAs系結晶からなるレーザダイオードチップ1を有し
ている。このレーザダイオードチップ1は、誘導放出に
よって光の増幅作用を持つ共振器としての活性層(図示
せず)が形成されている。その活性層の上面および下面
には所定の半導体層が形成されている。レーザダイオー
ドチップ1に設けられた電極(図示せず)に電圧を印加
することにより、活性層によって増幅されたレーザ光は
発光端面A、Bより発せられる。そのレーザダイオード
チップ1は、組み立て時にシリコンからなるサブマウン
ト2の上面上にロウ剤により接合され、さらに、サブマ
ウント2は鉄からなるブロック3上にロウ剤によって接
合される。
図を用いて説明する。図1を参照して、本実施の形態に
係る半導体レーザ装置では、発光端面A、Bを有し、G
aAs系結晶からなるレーザダイオードチップ1を有し
ている。このレーザダイオードチップ1は、誘導放出に
よって光の増幅作用を持つ共振器としての活性層(図示
せず)が形成されている。その活性層の上面および下面
には所定の半導体層が形成されている。レーザダイオー
ドチップ1に設けられた電極(図示せず)に電圧を印加
することにより、活性層によって増幅されたレーザ光は
発光端面A、Bより発せられる。そのレーザダイオード
チップ1は、組み立て時にシリコンからなるサブマウン
ト2の上面上にロウ剤により接合され、さらに、サブマ
ウント2は鉄からなるブロック3上にロウ剤によって接
合される。
【0024】この半導体レーザ装置の場合、特に、レー
ザダイオードチップ1の共振器長方向の長さL1が、サ
ブマウント2の共振器長方向の長さL2と実質的に同じ
であり、サブマウント2の前端面Cがレーザダイオード
チップ1の発光端面Aと実質的に同一平面内に位置し、
後端面Dが発光端面Bと実質的に同一平面内に位置して
いる。以上のように半導体レーザ装置を構成することに
よって、組み立て時にレーザダイオードチップ1に発生
する応力が緩和されて、レーザダイオードチップの劣化
を防止することができる。このことについて説明する。
ザダイオードチップ1の共振器長方向の長さL1が、サ
ブマウント2の共振器長方向の長さL2と実質的に同じ
であり、サブマウント2の前端面Cがレーザダイオード
チップ1の発光端面Aと実質的に同一平面内に位置し、
後端面Dが発光端面Bと実質的に同一平面内に位置して
いる。以上のように半導体レーザ装置を構成することに
よって、組み立て時にレーザダイオードチップ1に発生
する応力が緩和されて、レーザダイオードチップの劣化
を防止することができる。このことについて説明する。
【0025】図2は、従来の技術の項において説明した
有限要素法による3次元応力シミュレーションによって
得られた、レーザダイオードチップ1に発生する相対的
な応力の強度を示したものである。特に、この応力は、
図14に示されているのと同様に、レーザダイオードチ
ップ1の幅方向W1の中央部のサブマウント2との接合
近傍において発生する応力を、レーザダイオードチップ
1の発光端面Aから発光端面B(SA−SC−SB)に
わたって計算したものである。このとき、、レーザダイ
オードチップ1(L1×W1×H1)の寸法範囲として、50
×50×20μmから5000×5000×1000μ
mの範囲の値を用いた。そして、サブマウント2(L2×
W2×H2)、ブロック3(L3×W3×H3)の寸法としては、
レーザダイオードチップ1の寸法に対応した適当な寸法
を選択した。
有限要素法による3次元応力シミュレーションによって
得られた、レーザダイオードチップ1に発生する相対的
な応力の強度を示したものである。特に、この応力は、
図14に示されているのと同様に、レーザダイオードチ
ップ1の幅方向W1の中央部のサブマウント2との接合
近傍において発生する応力を、レーザダイオードチップ
1の発光端面Aから発光端面B(SA−SC−SB)に
わたって計算したものである。このとき、、レーザダイ
オードチップ1(L1×W1×H1)の寸法範囲として、50
×50×20μmから5000×5000×1000μ
mの範囲の値を用いた。そして、サブマウント2(L2×
W2×H2)、ブロック3(L3×W3×H3)の寸法としては、
レーザダイオードチップ1の寸法に対応した適当な寸法
を選択した。
【0026】また、GaAs系結晶からなるレーザダイ
オードチップ1、シリコンからなるサブマウント2、鉄
からなるブロック3および金と錫とを含むロウ剤のそれ
ぞれのヤング率、ポアソン比、線膨張係数として、図9
に示された値をそれぞれ用いた。さらに、ロウ剤(Au
0.8Sn0.2:重量比率)の融点である280℃か
ら室温25℃までを温度の範囲とした。
オードチップ1、シリコンからなるサブマウント2、鉄
からなるブロック3および金と錫とを含むロウ剤のそれ
ぞれのヤング率、ポアソン比、線膨張係数として、図9
に示された値をそれぞれ用いた。さらに、ロウ剤(Au
0.8Sn0.2:重量比率)の融点である280℃か
ら室温25℃までを温度の範囲とした。
【0027】図2では、レーザダイオードチップ1の共
振器長方向の長さL1が300μmの場合の結果が示さ
れている。特に、サブマウント2の共振器長方向の長さ
L2について、レーザダイオードチップ1のL1と同じ
長さ(L=300μm)の場合においてレーザダイオー
ドチップ1に発生する応力(S1)と、比較のために、
L1より長い(L=500μm)従来の半導体レーザ装
置の場合においてレーザダイオードチップに発生する応
力(S2)とが示されている。
振器長方向の長さL1が300μmの場合の結果が示さ
れている。特に、サブマウント2の共振器長方向の長さ
L2について、レーザダイオードチップ1のL1と同じ
長さ(L=300μm)の場合においてレーザダイオー
ドチップ1に発生する応力(S1)と、比較のために、
L1より長い(L=500μm)従来の半導体レーザ装
置の場合においてレーザダイオードチップに発生する応
力(S2)とが示されている。
【0028】図2の応力S2に示されているように、従
来の半導体レーザ装置では、レーザダイオードチップの
発光端面B側に発生する応力が相対的に最も高いのに対
して、本実施の形態に係る半導体レーザ装置では、応力
S1に示されているように、発光端面B側において発生
する応力は緩和されて、発光端面A側の応力とほぼ同レ
ベルとなっていることがわかる。
来の半導体レーザ装置では、レーザダイオードチップの
発光端面B側に発生する応力が相対的に最も高いのに対
して、本実施の形態に係る半導体レーザ装置では、応力
S1に示されているように、発光端面B側において発生
する応力は緩和されて、発光端面A側の応力とほぼ同レ
ベルとなっていることがわかる。
【0029】また、応力S1に示されているように、本
実施の形態に係る半導体レーザ装置では、レーザダイオ
ードチップ1の共振器長L1方向の中央付近において発
生する応力が相対的に最も大きくなるが、従来の半導体
レーザ装置において対応する部分と比較すると、その応
力は緩和されていることがわかる。
実施の形態に係る半導体レーザ装置では、レーザダイオ
ードチップ1の共振器長L1方向の中央付近において発
生する応力が相対的に最も大きくなるが、従来の半導体
レーザ装置において対応する部分と比較すると、その応
力は緩和されていることがわかる。
【0030】このことを示すシミュレーションによる他
の結果を図3に示す。図3は、レーザダイオードチップ
1の発光端面B側において発生する応力(SB:図14
中のSBに対応)およびレーザダイオードチップ1の共
振器長L1方向の中央付近において発生する応力(S
C:図14中のSCに対応)のサブマウントの長さ(L
2)依存性を示したものである。なお、横軸は、レーザ
ダイオードチップの共振器長L1を1とした。
の結果を図3に示す。図3は、レーザダイオードチップ
1の発光端面B側において発生する応力(SB:図14
中のSBに対応)およびレーザダイオードチップ1の共
振器長L1方向の中央付近において発生する応力(S
C:図14中のSCに対応)のサブマウントの長さ(L
2)依存性を示したものである。なお、横軸は、レーザ
ダイオードチップの共振器長L1を1とした。
【0031】図3に示されているように、応力SCで
は、サブマウントの長さL2が短くなるに従い、徐々に
相対的に小さくなっていることがわかる。また、応力S
Bでも、その傾向が同じであるが、サブマウントの長さ
L2がある長さよりも短くなると、応力SCよりも相対
的に小さくなっていることがわかる。すなわち、レーザ
ダイオードチップ1の共振器長L1方向の中央付近にお
いて発生する応力が相対的に最も大きいが、従来の半導
体レーザ装置と比較すると相対的に小さくなっている。
は、サブマウントの長さL2が短くなるに従い、徐々に
相対的に小さくなっていることがわかる。また、応力S
Bでも、その傾向が同じであるが、サブマウントの長さ
L2がある長さよりも短くなると、応力SCよりも相対
的に小さくなっていることがわかる。すなわち、レーザ
ダイオードチップ1の共振器長L1方向の中央付近にお
いて発生する応力が相対的に最も大きいが、従来の半導
体レーザ装置と比較すると相対的に小さくなっている。
【0032】以上説明したように、本実施の形態に係る
半導体レーザ装置では、サブマウントの長さL2を、レ
ーザダイオードチップ1の共振器長方向の長さL1と実
質的に同じ長さとし、しかも、サブマウント2の前端面
Cおよび後端面Dをレーザダイオードチップ1の発光端
面AおよびBと同一平面内にそれぞれ配置させることに
よって、従来の半導体レーザ装置の場合よりも、レーザ
ダイオードチップ内に発生する応力として、特に発光端
面B側に発生する応力が緩和させて、発光端面A側にお
いて発生する応力と相対的に同レベルにすることができ
る。これは、サブマウント2によってレーザダイオード
チップ1が引張られる力が減少するためと考えられる。
その結果、レーザダイオードチップ1の劣化を防止する
ことができ、ひいては、半導体レーザ装置の寿命を延ば
すことができる。
半導体レーザ装置では、サブマウントの長さL2を、レ
ーザダイオードチップ1の共振器長方向の長さL1と実
質的に同じ長さとし、しかも、サブマウント2の前端面
Cおよび後端面Dをレーザダイオードチップ1の発光端
面AおよびBと同一平面内にそれぞれ配置させることに
よって、従来の半導体レーザ装置の場合よりも、レーザ
ダイオードチップ内に発生する応力として、特に発光端
面B側に発生する応力が緩和させて、発光端面A側にお
いて発生する応力と相対的に同レベルにすることができ
る。これは、サブマウント2によってレーザダイオード
チップ1が引張られる力が減少するためと考えられる。
その結果、レーザダイオードチップ1の劣化を防止する
ことができ、ひいては、半導体レーザ装置の寿命を延ば
すことができる。
【0033】実施の形態2 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ装置について
図を用いて説明する。図4を参照して、本実施の形態に
係る半導体レーザ装置では、レーザダイオードチップ1
はサブマウント2の上面上にはんだにより接合されてい
る。そのサブマウント2は、ブロック3上にロウ剤によ
り接合されている。特に、本実施の形態に係る半導体レ
ーザ装置では、レーザダイオードチップ1の発光端面A
がサブマウント2の前端面Cより所定の長さT1だけ飛
び出して配置されている。このことにより、本実施の形
態に係る半導体レーザ装置では、発光端面A側に発生す
る応力をより緩和することができる。このことについて
説明する。
図を用いて説明する。図4を参照して、本実施の形態に
係る半導体レーザ装置では、レーザダイオードチップ1
はサブマウント2の上面上にはんだにより接合されてい
る。そのサブマウント2は、ブロック3上にロウ剤によ
り接合されている。特に、本実施の形態に係る半導体レ
ーザ装置では、レーザダイオードチップ1の発光端面A
がサブマウント2の前端面Cより所定の長さT1だけ飛
び出して配置されている。このことにより、本実施の形
態に係る半導体レーザ装置では、発光端面A側に発生す
る応力をより緩和することができる。このことについて
説明する。
【0034】まず、シミュレーションにより、発光端面
Aがサブマウント2の前端面Cより飛び出す長さT1と
発光端面A側に発生する応力(図14中SAに発生する
応力)との関係について評価した結果を図5に示す。な
お、シミュレーションに用いたヤング率などの物性定数
などは、実施の形態1において用いた条件と同様の条件
を適用するとともに、各部材の寸法として本実施の形態
の構造に適合した寸法を選択して用いた。
Aがサブマウント2の前端面Cより飛び出す長さT1と
発光端面A側に発生する応力(図14中SAに発生する
応力)との関係について評価した結果を図5に示す。な
お、シミュレーションに用いたヤング率などの物性定数
などは、実施の形態1において用いた条件と同様の条件
を適用するとともに、各部材の寸法として本実施の形態
の構造に適合した寸法を選択して用いた。
【0035】図5において、横軸は飛び出しの長さT1
のレーザダイオードチップ1の共振器長L1に対する割
合を示している。縦軸は応力の相対的な強度を示し、特
に、飛び出しの長さT1が0μmの場合における応力を
1とした。
のレーザダイオードチップ1の共振器長L1に対する割
合を示している。縦軸は応力の相対的な強度を示し、特
に、飛び出しの長さT1が0μmの場合における応力を
1とした。
【0036】図5に示されているように、発光端面A側
において発生する応力は、発光端面Aがサブマウント2
の前端面Cより飛び出すに従い、その大きさが相対的に
小さくなっていることがわかる。そして、その飛び出す
長さT1が長くなると、相対的に応力は大きくなり、飛
び出す長さT1に対するレーザダイオードチップの共振
器長L1に対する割合が約0.15のときに、応力は飛
び出し長さT1が0μmの場合における応力の大きさと
相対的に同レベルになっていることがわかった。そし
て、飛び出しの長さT1がさらに長くなると、応力は相
対的にさらに大きくなることが判明した。これは、レー
ザダイオードチップ1がサブマウントと接合されている
部分が接合されていない部分(発光端面部分)を引張る
ためであると考えられる。しかし、さらに飛び出しの長
さT1が長くなると発光端面部分は開放されるために応
力は緩和すると考えられる。
において発生する応力は、発光端面Aがサブマウント2
の前端面Cより飛び出すに従い、その大きさが相対的に
小さくなっていることがわかる。そして、その飛び出す
長さT1が長くなると、相対的に応力は大きくなり、飛
び出す長さT1に対するレーザダイオードチップの共振
器長L1に対する割合が約0.15のときに、応力は飛
び出し長さT1が0μmの場合における応力の大きさと
相対的に同レベルになっていることがわかった。そし
て、飛び出しの長さT1がさらに長くなると、応力は相
対的にさらに大きくなることが判明した。これは、レー
ザダイオードチップ1がサブマウントと接合されている
部分が接合されていない部分(発光端面部分)を引張る
ためであると考えられる。しかし、さらに飛び出しの長
さT1が長くなると発光端面部分は開放されるために応
力は緩和すると考えられる。
【0037】以上より、発光端面A側に発生する応力を
緩和するには、発光端面Aがサブマウント2の前端面C
より飛び出す長さT1として、レーザダイオードチップ
1の共振器長L1の約15%以下に抑えなければならな
いことがわかった。そして、図5に示された結果から、
応力を効果的に緩和するには、その長さT1は、共振器
長L1の3%以上7%以下であることが望ましいことが
わかった。
緩和するには、発光端面Aがサブマウント2の前端面C
より飛び出す長さT1として、レーザダイオードチップ
1の共振器長L1の約15%以下に抑えなければならな
いことがわかった。そして、図5に示された結果から、
応力を効果的に緩和するには、その長さT1は、共振器
長L1の3%以上7%以下であることが望ましいことが
わかった。
【0038】たとえば、本実施の形態に係る半導体レー
ザ装置のレーザダイオードチップ1として、共振器長L
1を300μmと設定した場合には、飛び出しの長さT
1は45μm以下に抑えることが望ましく、約10〜2
0μmに設定することがレーザダイオードチップ1に発
生する応力を最も効果的に緩和する上で好ましい。
ザ装置のレーザダイオードチップ1として、共振器長L
1を300μmと設定した場合には、飛び出しの長さT
1は45μm以下に抑えることが望ましく、約10〜2
0μmに設定することがレーザダイオードチップ1に発
生する応力を最も効果的に緩和する上で好ましい。
【0039】実施の形態3 本発明の実施の形態3に係る半導体レーザ装置について
図を用いて説明する。実施の形態2に係る半導体レーザ
装置では、レーザダイオードチップ1の発光端面Aがサ
ブマウント2の前端面Cより所定の長さ分だけ飛び出し
ていた。
図を用いて説明する。実施の形態2に係る半導体レーザ
装置では、レーザダイオードチップ1の発光端面Aがサ
ブマウント2の前端面Cより所定の長さ分だけ飛び出し
ていた。
【0040】本実施の形態では、図6に示されているよ
うに、発光端面Aに加えて、発光端面Bもサブマウント
2の後端面Dより飛び出して構成されている。これ以外
の構成については、図4に示す半導体レーザ装置と同様
である。このように構成された半導体発光装置では、発
光端面A側に発生する応力に加えて、発光端面B側に発
生する応力をも緩和することができる。
うに、発光端面Aに加えて、発光端面Bもサブマウント
2の後端面Dより飛び出して構成されている。これ以外
の構成については、図4に示す半導体レーザ装置と同様
である。このように構成された半導体発光装置では、発
光端面A側に発生する応力に加えて、発光端面B側に発
生する応力をも緩和することができる。
【0041】このことについて説明する。シミュレーシ
ョンにより、発光端面Bがサブマウント2の後端面Dよ
り飛び出す長さT2と発光端面B側に発生する応力(図
14中SBに発生する応力)との関係について評価した
結果を図7に示す。なお、シミュレーションに用いたヤ
ング率などの物性定数などは、実施の形態1において用
いた条件と同様の条件を適用するとともに、各部材の寸
法として本実施の形態の構造に適合した寸法を選択して
用いた。
ョンにより、発光端面Bがサブマウント2の後端面Dよ
り飛び出す長さT2と発光端面B側に発生する応力(図
14中SBに発生する応力)との関係について評価した
結果を図7に示す。なお、シミュレーションに用いたヤ
ング率などの物性定数などは、実施の形態1において用
いた条件と同様の条件を適用するとともに、各部材の寸
法として本実施の形態の構造に適合した寸法を選択して
用いた。
【0042】図7において、横軸は飛び出しの長さT2
のレーザダイオードチップ1の共振器長L1に対する割
合を示している。縦軸は応力の相対的な強度を示し、特
に、飛び出しの長さT2が0μmの場合における発光端
面B側に発生する応力を1とした。
のレーザダイオードチップ1の共振器長L1に対する割
合を示している。縦軸は応力の相対的な強度を示し、特
に、飛び出しの長さT2が0μmの場合における発光端
面B側に発生する応力を1とした。
【0043】図7に示されているように、発光端面B側
において発生する応力の飛び出しの長さT2に対する依
存性の傾向は、実施の形態2において説明した図5に示
す傾向と同様の傾向を示した。すなわち、発光端面Aが
サブマウント2の後端面Dより飛び出すに従い、その大
きさが相対的に一旦小さくなり、その後大きくなる傾向
を示した。その飛び出しの長さT2に対するレーザダイ
オードチップ1の共振器長L1に対する割合が約0.1
5のときに、応力は、飛び出しの長さT2が0μmの場
合における応力の大きさと同レベルになっていることが
わかった。そして、飛び出しの長さT2がさらに長くな
ると、応力は相対的にさらに大きくなっていることがわ
かった。なお、発光端面Aがサブマウント2の前端面C
より飛び出す長さT1によっては、発光端面B側に発生
する応力に大きな差は認められなかった。
において発生する応力の飛び出しの長さT2に対する依
存性の傾向は、実施の形態2において説明した図5に示
す傾向と同様の傾向を示した。すなわち、発光端面Aが
サブマウント2の後端面Dより飛び出すに従い、その大
きさが相対的に一旦小さくなり、その後大きくなる傾向
を示した。その飛び出しの長さT2に対するレーザダイ
オードチップ1の共振器長L1に対する割合が約0.1
5のときに、応力は、飛び出しの長さT2が0μmの場
合における応力の大きさと同レベルになっていることが
わかった。そして、飛び出しの長さT2がさらに長くな
ると、応力は相対的にさらに大きくなっていることがわ
かった。なお、発光端面Aがサブマウント2の前端面C
より飛び出す長さT1によっては、発光端面B側に発生
する応力に大きな差は認められなかった。
【0044】図7の結果に加えて、さらに、レーザダイ
オードチップ1の中央部に発生する応力SC(図14中
のSCに対応)を評価した結果を図8に示す。図8に示
されているように、中央部において発生する応力は、発
光端面Bの飛び出しの長さT2が長くなるに従い、徐々
に減少する。そして、発光端面Bの飛び出しの長さT2
のレーザダイオードチップ1の共振器長の長さL1に対
する割合が約0.15より大きくなると、応力SCは発
光端面B側に発生する応力SBよりも相対的に小さくな
ることがわかった。
オードチップ1の中央部に発生する応力SC(図14中
のSCに対応)を評価した結果を図8に示す。図8に示
されているように、中央部において発生する応力は、発
光端面Bの飛び出しの長さT2が長くなるに従い、徐々
に減少する。そして、発光端面Bの飛び出しの長さT2
のレーザダイオードチップ1の共振器長の長さL1に対
する割合が約0.15より大きくなると、応力SCは発
光端面B側に発生する応力SBよりも相対的に小さくな
ることがわかった。
【0045】以上より、発光端面B側に発生する応力を
緩和するためには、発光端面Bがサブマウント2の後端
面Dより飛び出す飛び出しの長さT2として、レーザダ
イオードチップ1の共振器長L1の約15%以下に抑え
なければならないことがわかった。そして、その応力を
効果的に緩和するには、その長さT2を共振器長L1の
3%以上7%以下に設定するのが望ましいことがわかっ
た。
緩和するためには、発光端面Bがサブマウント2の後端
面Dより飛び出す飛び出しの長さT2として、レーザダ
イオードチップ1の共振器長L1の約15%以下に抑え
なければならないことがわかった。そして、その応力を
効果的に緩和するには、その長さT2を共振器長L1の
3%以上7%以下に設定するのが望ましいことがわかっ
た。
【0046】たとえば、本実施の形態に係る半導体レー
ザ装置のレーザダイオードチップ1として、共振器長L
1を300μmと設定した場合には、実施の形態2の結
果と合わせて、レーザダイオードチップ1の発光端面
A、Bを、それぞれサブマウント2の前端面C、後端面
Dより飛び出させる飛び出しの長さT1、T2として、
それぞれ約45μm以下に抑えることが望ましい。そし
て、応力を最も効果的に緩和するには、それぞれの飛び
出しの長さを約10〜20μmに設定することが望まし
い。上述した半導体レーザ装置では、レーザダイオード
チップの劣化が抑えられ、ひいては、半導体レーザ装置
の寿命を延ばすことができる。
ザ装置のレーザダイオードチップ1として、共振器長L
1を300μmと設定した場合には、実施の形態2の結
果と合わせて、レーザダイオードチップ1の発光端面
A、Bを、それぞれサブマウント2の前端面C、後端面
Dより飛び出させる飛び出しの長さT1、T2として、
それぞれ約45μm以下に抑えることが望ましい。そし
て、応力を最も効果的に緩和するには、それぞれの飛び
出しの長さを約10〜20μmに設定することが望まし
い。上述した半導体レーザ装置では、レーザダイオード
チップの劣化が抑えられ、ひいては、半導体レーザ装置
の寿命を延ばすことができる。
【0047】なお、上述各実施例では、サブマウントと
してシリコンを例に挙げ、ブロックとして鉄を例に挙
げ、ロウ剤(Au0.8Sn0.2:重量比率)を例に
挙げたが、この他に、サブマウントしてSiC、AlN
などを用いてもよい。ブロックとして銅、銀、モリブデ
ンなどを用いてもよい。ロウ剤のほかにはんだを用いて
もよい。
してシリコンを例に挙げ、ブロックとして鉄を例に挙
げ、ロウ剤(Au0.8Sn0.2:重量比率)を例に
挙げたが、この他に、サブマウントしてSiC、AlN
などを用いてもよい。ブロックとして銅、銀、モリブデ
ンなどを用いてもよい。ロウ剤のほかにはんだを用いて
もよい。
【0048】これらの材料を用いた場合でも、図9に示
された物性定数を適用することにより、実施の形態1 か
ら3においてそれぞれ説明した応力の結果と同様の傾向
が得られた。また、その応力の傾向は、レーザダイオー
ドチップの寸法が50×50×20μmから5000×
5000×1000μmの範囲の値であり、そして、サ
ブマウントおよびブロックの寸法が、レーザダイオード
チップの寸法と各実施の形態に示された半導体レーザ装
置の形状に対応した適当な寸法であれば、同様の傾向を
示すことが判明した。
された物性定数を適用することにより、実施の形態1 か
ら3においてそれぞれ説明した応力の結果と同様の傾向
が得られた。また、その応力の傾向は、レーザダイオー
ドチップの寸法が50×50×20μmから5000×
5000×1000μmの範囲の値であり、そして、サ
ブマウントおよびブロックの寸法が、レーザダイオード
チップの寸法と各実施の形態に示された半導体レーザ装
置の形状に対応した適当な寸法であれば、同様の傾向を
示すことが判明した。
【0049】さらに、レーザダイオードチップとして、
GaAs系の短波長用のレーザダイオードチップを例に
挙げたが、この他に、AlGaInP系の赤色のレーザ
ダイオードチップやInP系の長波長用のレーザダイオ
ードチップについても本実施の形態1から3において説
明した応力の結果と同様の傾向を示した。
GaAs系の短波長用のレーザダイオードチップを例に
挙げたが、この他に、AlGaInP系の赤色のレーザ
ダイオードチップやInP系の長波長用のレーザダイオ
ードチップについても本実施の形態1から3において説
明した応力の結果と同様の傾向を示した。
【0050】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0051】
【発明の効果】本発明の1つの局面における半導体発光
装置によれば、補助基材部の前端面および後端面は、発
光部の一方の発光端面および他方の発光端面とそれぞれ
同一平面内にある。これにより、発光部と補助基材部と
の接合近傍のそれぞれの発光端面側の発光部の内部にお
いて、組立時に発生する応力が緩和されて、ほぼ同じレ
ベルとなる。その結果、半導体装置の発光部の劣化を抑
えることができる。
装置によれば、補助基材部の前端面および後端面は、発
光部の一方の発光端面および他方の発光端面とそれぞれ
同一平面内にある。これにより、発光部と補助基材部と
の接合近傍のそれぞれの発光端面側の発光部の内部にお
いて、組立時に発生する応力が緩和されて、ほぼ同じレ
ベルとなる。その結果、半導体装置の発光部の劣化を抑
えることができる。
【0052】本発明の他の局面における半導体発光装置
によれば、補助基材部の前端面が、1対の発光端面間の
長さの15%以下の長さをもって、一方の発光端面より
も発光部の内部側へ後退している。これにより、一方の
発光端面側の発光部と補助基材部との接合近傍の発光部
の内部において発生する応力が、一方の発光端面と前端
面とが同一平面内に位置している場合における応力より
も緩和される。その結果、半導体装置の発光部の劣化を
効果的に抑えることができる。
によれば、補助基材部の前端面が、1対の発光端面間の
長さの15%以下の長さをもって、一方の発光端面より
も発光部の内部側へ後退している。これにより、一方の
発光端面側の発光部と補助基材部との接合近傍の発光部
の内部において発生する応力が、一方の発光端面と前端
面とが同一平面内に位置している場合における応力より
も緩和される。その結果、半導体装置の発光部の劣化を
効果的に抑えることができる。
【0053】好ましくは、補助基材部の後端面は、1対
の発光端面のうちの他方の発光端面よりも発光部の内部
側へ第2の長さ分だけ後退している。その第2の長さ
は、1対の発光端面間の長さの15%以下であることに
より、他方の発光端面側に発生する応力も一方の発光端
面側に発生する応力の場合と同様に緩和される。その結
果、半導体装置の発光部の劣化をさらに効果的に抑える
ことができる。
の発光端面のうちの他方の発光端面よりも発光部の内部
側へ第2の長さ分だけ後退している。その第2の長さ
は、1対の発光端面間の長さの15%以下であることに
より、他方の発光端面側に発生する応力も一方の発光端
面側に発生する応力の場合と同様に緩和される。その結
果、半導体装置の発光部の劣化をさらに効果的に抑える
ことができる。
【0054】さらに好ましくは、第1および第2の長さ
は、それぞれ1対の発光端面間の長さの3%以上7%以
下であることにより、一方の発光端面側または他方の発
光端面側の、発光部と補助基材部との接合近傍の発光部
の内部において、組立時に発生する応力が最も緩和され
る。その結果、半導体発光装置の発光部の劣化を最も効
果的に抑えることができる。
は、それぞれ1対の発光端面間の長さの3%以上7%以
下であることにより、一方の発光端面側または他方の発
光端面側の、発光部と補助基材部との接合近傍の発光部
の内部において、組立時に発生する応力が最も緩和され
る。その結果、半導体発光装置の発光部の劣化を最も効
果的に抑えることができる。
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装
置の一側面図である。
置の一側面図である。
【図2】 同実施の形態において、レーザダイオードチ
ップ内において発生する応力の分布を示す図である。
ップ内において発生する応力の分布を示す図である。
【図3】 同実施の形態において、レーザダイオードチ
ップ内の中央部および発光端面側において発生する応力
のサブマウント長依存性を示す図である。
ップ内の中央部および発光端面側において発生する応力
のサブマウント長依存性を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ装
置の一側面図である。
置の一側面図である。
【図5】 同実施の形態において、レーザダイオードチ
ップの発光端面A側において発生する応力の発光端面の
飛び出しの長さT1に対する依存性を示す図である。
ップの発光端面A側において発生する応力の発光端面の
飛び出しの長さT1に対する依存性を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る半導体レーザ装
置の一側面図である。
置の一側面図である。
【図7】 同実施の形態において、発光端面B側におい
て発生する応力の発光端面Bの飛び出しの長さに対する
依存性を示す図である。
て発生する応力の発光端面Bの飛び出しの長さに対する
依存性を示す図である。
【図8】 同実施の形態において、レーザダイオードチ
ップの中央部および発光端面B側において発生する応力
の発光端面Bの飛び出しの長さに対する依存性を示す図
である。
ップの中央部および発光端面B側において発生する応力
の発光端面Bの飛び出しの長さに対する依存性を示す図
である。
【図9】 シミュレーションに用いる各物性定数を示す
図である。
図である。
【図10】 従来の第1の例に係る半導体発光装置の一
側面図である。
側面図である。
【図11】 従来の第2の例に係る半導体発光装置の一
側面図である。
側面図である。
【図12】 従来の第1の例に係る半導体発光装置の上
面図である。
面図である。
【図13】 従来の第1の半導体発光装置の正面図であ
る。
る。
【図14】 レーザダイオードチップにおける応力を評
価する部分を示す図である。
価する部分を示す図である。
【図15】 従来の問題点を説明するための、応力のレ
ーザダイオードチップ内の分布を示す図である。
ーザダイオードチップ内の分布を示す図である。
【図16】 従来の問題点を説明するための、応力のサ
ブマウント長依存性を示す図である。
ブマウント長依存性を示す図である。
1 レーザダイオードチップ、2 サブマウント、3
ブロック。
ブロック。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材部と、 前記基材部上に接合され、前端面、後端面および上面を
有する補助基材部と、 前記補助基材部の前記上面上に接合され、前後に向かい
合った、光を発する1対の発光端面を有する発光部とを
備え、 前記前端面は、1対の前記発光端面の一方の発光端面と
実質的に同一平面内に位置し、前記後端面は他方の発光
端面と実質的に同一平面内に位置している、半導体発光
装置。 - 【請求項2】 基材部と、 前記基材部上に接合され、前端面、後端面および上面を
有する補助基材部と、 前記補助基材部の前記上面上に接合され、前後に向かい
合った、光を発する1対の発光端面を有する発光部とを
備え、 前記補助基材部の前記前端面は、1対の前記発光端面の
うちの一方の発光端面よりも前記発光部の内部側へ第1
の長さ分だけ後退し、 前記第1の長さは、1対の前記発光端面間の長さの15
%以下である、半導体発光装置。 - 【請求項3】 前記補助基材部の前記後端面は、1対の
前記発光端面のうちの一方の発光端面よりも前記発光部
の内部側へ第2の長さ分だけ後退し、 前記第2の長さは、1対の前記発光端面間の長さの15
%以下である、請求項2記載の半導体発光装置。 - 【請求項4】 前記第1および第2の長さは、それぞれ
1対の前記発光端面間の長さの3%以上7%以下であ
る、請求項2または3に記載の半導体発光装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10174713A JP2000012959A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 半導体発光装置 |
DE19900335A DE19900335A1 (de) | 1998-06-22 | 1999-01-07 | Lichtaussendende Halbleitervorrichtung |
KR1019990005891A KR20000005598A (ko) | 1998-06-22 | 1999-02-23 | 반도체발광장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10174713A JP2000012959A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 半導体発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000012959A true JP2000012959A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15983357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10174713A Withdrawn JP2000012959A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 半導体発光装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000012959A (ja) |
KR (1) | KR20000005598A (ja) |
DE (1) | DE19900335A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001237481A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Citizen Electronics Co Ltd | レーザダイオード用マウント構造及びその実装方法 |
WO2010131498A1 (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-18 | 三菱電機株式会社 | レーザダイオード素子 |
JP2015228401A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 日亜化学工業株式会社 | 半導体レーザ装置 |
WO2017141347A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ光源 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10117889A1 (de) | 2001-04-10 | 2002-10-24 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Leiterrahmen und Gehäuse für ein strahlungsemittierendes Bauelement, strahlungsemittierendes Bauelement sowie Verfahren zu dessen Herstellung |
DE10117890B4 (de) * | 2001-04-10 | 2007-06-28 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Verfahren zum Herstellen eines strahlungsempfangenden und/oder -emittierenden Halbleiterbauelements und strahlungsempfangendes und/oder -emittierendes Halbleiterbauelement |
DE102006033502A1 (de) | 2006-05-03 | 2007-11-15 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Strahlungsemittierender Halbleiterkörper mit Trägersubstrat und Verfahren zur Herstellung eines solchen |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP10174713A patent/JP2000012959A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-01-07 DE DE19900335A patent/DE19900335A1/de not_active Ceased
- 1999-02-23 KR KR1019990005891A patent/KR20000005598A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001237481A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Citizen Electronics Co Ltd | レーザダイオード用マウント構造及びその実装方法 |
JP4547063B2 (ja) * | 2000-02-24 | 2010-09-22 | シチズン電子株式会社 | レーザダイオード用マウント構造及びその実装方法 |
WO2010131498A1 (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-18 | 三菱電機株式会社 | レーザダイオード素子 |
JPWO2010131498A1 (ja) * | 2009-05-12 | 2012-11-01 | 三菱電機株式会社 | レーザダイオード素子 |
JP2015228401A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 日亜化学工業株式会社 | 半導体レーザ装置 |
WO2017141347A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ光源 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19900335A1 (de) | 1999-12-23 |
KR20000005598A (ko) | 2000-01-25 |
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