JP2000006484A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000006484A
JP2000006484A JP18006898A JP18006898A JP2000006484A JP 2000006484 A JP2000006484 A JP 2000006484A JP 18006898 A JP18006898 A JP 18006898A JP 18006898 A JP18006898 A JP 18006898A JP 2000006484 A JP2000006484 A JP 2000006484A
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roller
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paper feed
rotation
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JP18006898A
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Hiroyuki Kato
浩幸 加藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙に対する負荷変動による影響を受ける
ことなく、記録紙を安定して搬送することができる画像
記録装置を提供し、併せて印字動作時における騒音を低
減する。 【解決手段】 搬送ローラ36を、記録紙Pへの印字の
際に、紙送り方向への回転とそれとは逆方向への回転と
を一定のタイミングで繰り返すことで記録紙Pを搬送す
る。搬送ローラ36を回転駆動する駆動モータ53に供
給する駆動電流の電流値を、印字部5による印字の際
に、紙送り方向とは逆方向への回転時には紙送り方向へ
の回転時よりも小さくする。駆動モータ53が駆動され
る印字中において、駆動モータ53による騒音(駆動
音)の小さい時間の占める割合が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
などの画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、給紙部に積層状態で収納されて
いる記録紙を、給紙ローラにて上側から順に一枚ずつ取
り出し、取り出された記録紙を、給紙ローラの紙送り方
向下流側の搬送ローラにて搬送しつつ、印字部において
インクジェット方式などの印字ヘッドにて一定のタイミ
ングで印字し、印字された記録紙を排出部に排紙する画
像記録装置は知られている。このような画像記録装置に
おいては、通常、給紙ローラ及び搬送ローラを駆動モー
タの駆動力によって回転せしめ、記録紙の給紙・搬送を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像記録装置によれば、記録紙の搬送状況によって
搬送ローラに挙動変化が生じることもあり、例えば、記
録紙の後端が給紙ローラから離脱した瞬間に、給紙ロー
ラより記録紙に作用する負荷が解除されるので、このと
き搬送ローラに負荷変動が生ずることによって、搬送ロ
ーラがわずかながら所定の回転量を超過したりあるいは
空転したりするような事態が生ずることがある。このよ
うな場合、搬送ローラによって搬送される記録紙の搬送
量も瞬間的に微変動し、記録紙の搬送量にばらつきが生
じるおそれがある。
【0004】その結果、例えば、画像記録装置におい
て、記録紙上に形成される印字画像がその記録紙の搬送
量のばらつきによる影響を受け、印字画像の画質劣化を
招いていた。
【0005】また、前述した搬送ローラや給紙ローラ
は、所定のギヤ比に設定されたギヤ列を介して駆動モー
タにて回転駆動されるようにしているので、駆動モータ
の駆動音やギヤ列の各ギヤの歯打ち音などが、印字動作
の際に生ずる騒音の原因となっている。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、記録紙に対する負荷変動による影響を受ける
ことなく、記録紙を安定して搬送することができる画像
記録装置を提供することを目的とし、併せて印字動作時
における騒音を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、給紙
部に積層状態で収納されている記録紙を給紙ローラにて
上側から順に一枚ずつ取り出し、取り出された記録紙
を、給紙ローラの紙送り方向下流側の搬送ローラにて搬
送しつつ印字部にて印字する画像記録装置において、前
記搬送ローラが、記録紙への印字の際に、紙送り方向へ
の回転とそれとは逆方向への回転とを一定のタイミング
で繰り返すことで記録紙を搬送するように構成されてい
るものである。
【0008】請求項1の発明によれば、記録紙の後端が
給紙ローラから離脱した瞬間に、給紙ローラより記録紙
に対する負荷がなくなり、それを原因として記録紙に対
する負荷変動が生じ、搬送ローラがわずかながら所定の
回転量を超過したり空転したりするようなことがあって
も、搬送ローラが、記録紙への印字の際に、紙送り方向
への回転とそれとは逆方向への回転とを一定のタイミン
グで繰り返すことで記録紙が搬送されることから、前記
負荷変動による記録紙に対する印字の影響が緩和され、
印字品質が損なわれることがない。つまり、搬送ローラ
が、記録紙への印字の際に、紙送り方向への回転とそれ
とは逆方向への回転とを一定のタイミングで繰り返すこ
とで、そのような繰り返しの動きの中に、前述した負荷
変動を原因とする回転量の超過や空転による影響が吸収
緩和され、印字動作への影響が緩和される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の画像記録装
置において、さらに、前記搬送ローラを回転駆動する正
逆回転可能な駆動モータと、前記駆動モータを駆動する
駆動回路と、該駆動回路に連係され、記録紙への印字の
際に、前記駆動回路を制御して、前記駆動モータの回転
方向を一定のタイミングで繰り返し変更させる制御回路
とを有するものである。
【0010】請求項2の発明によれば、制御回路にて、
駆動モータを駆動する駆動回路が制御され、駆動モータ
の回転方向が一定のタイミングで繰り返し変更され、そ
れによって、搬送ローラが、記録紙への印字の際に、紙
送り方向への回転とそれとは逆方向への回転とを一定の
タイミングで繰り返えすことになる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
記録装置において、前記制御回路が、前記印字部による
印字の際に、さらに、前記駆動回路から駆動モータに供
給する駆動電流の電流値を、前記搬送ローラの紙送り方
向とは逆方向への回転時には紙送り方向への回転時より
も小さくするものである。これは、駆動モータへの駆動
電流が小さいと駆動モータの駆動音が小さくなること及
び搬送ローラの紙送り方向とは逆方向への回転時には、
紙送り方向への回転時のように大きなトルクを必要とし
ないことを利用したものである。
【0012】請求項3の発明によれば、印字部による印
字の際には、制御回路にて、トルクをあまり必要としな
い紙送り方向とは逆方向への回転時に、搬送ローラを回
転駆動する駆動モータへの駆動電流の電流値が紙送り方
向への回転時よりも小さくなるように制御され、それに
よって、駆動モータが駆動される印字中において、駆動
モータによる騒音(駆動音)の小さい時間の占める割合
が増大せしめられ、印字の際における騒音が低減され
る。
【0013】請求項4の発明は、請求項2又は3の画像
記録装置において、前記駆動モータが、第1のギヤ列を
介して給紙ローラに連係されると共に、第2のギヤ列を
介して搬送ローラに連係されているものである。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項2の画像
記録装置において、1つの駆動モータにより第1及び第
2のギヤ列を介して給紙ローラ及び搬送ローラの双方を
回転駆動する構成となるので、記録紙後端が給紙ローラ
から離脱する際の駆動モータへの負荷変動が同一の駆動
モータで駆動されている搬送ローラへの回転駆動力の変
動を引き起こすことによる用紙搬送量変動を緩和するこ
とができるので、記録紙後端が給紙ローラから離脱する
際に発生しやすい局所的バンディングを防止し良好な印
字品質を得ることができる。また、請求項3の画像記録
装置において、搬送ローラの紙送り方向への回転とそれ
とは逆方向への回転とを一定のタイミングで繰り返すこ
とによる記録紙搬送における前記逆方向への回転の際
に、ギヤ列の各ギヤがバックラッシを有することによる
ギヤの歯部同士の衝突力が緩和され、歯部同士が衝突す
る際に生ずるいわゆる歯打ち音が低減される。特に、1
つの駆動モータにより第1及び第2のギヤ列を介して給
紙・搬送の両ローラを回転駆動するのでギヤ枚数が多く
なりがちであるところ、請求項4の発明によれば、この
ようなギヤ枚数が多い場合であっても効果的に歯打ち音
が低減できる。よって、駆動モータによる駆動音の低減
と相俟って、印字の際において、一層の騒音の低減が図
られる。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の画像記録装
置において、前記第1のギヤ列が、揺動自在に支承され
た軸部材に設けられた第1及び第2の遊星ギヤを有し、
給紙ローラ側に回転力を伝達する太陽ギヤに対し、前記
搬送ローラの紙送り方向への回転時には第1の遊星ギヤ
が、前記搬送ローラの紙送り方向とは逆方向への回転時
には第2の遊星ギヤが連係するように構成されており、
前記制御回路は、前記印字部による印字の際に、前記駆
動回路を制御して、前記太陽ギヤに第2の遊星ギヤが連
係されるのを禁止するものである。
【0016】請求項5の発明によれば、駆動モータの正
逆回転の切り換えにより搬送ローラは回転駆動方向が切
り換わる一方、給紙ローラについては、遊星ギヤと太陽
ギヤとの連係が上述のように変化することにより常に一
定方向に回転駆動されるように構成されているところ、
搬送ローラが正方向から逆方向に回転が切り換わる際
に、遊星ギヤと太陽ギヤとの連係が切り換わることが防
止されるので、太陽ギヤと遊星ギヤとの歯部の衝突音に
よる騒音が低減される。
【0017】すなわち、印字部による印字の際、搬送ロ
ーラの紙送り方向回動時には太陽ギヤに第1の遊星ギヤ
が連係されていたところ、搬送ローラの回動方向が切り
換わった時に、太陽ギヤとの連係が第1の遊星ギヤから
第2の遊星ギヤに切り換えられるのが禁止されるので、
搬送ローラが紙送り方向回動時から逆転する際に太陽ギ
ヤと第2の遊星ギヤとの歯部の衝突による騒音が起こら
ず、かつ搬送ローラが紙送り方向への回動に戻る際の太
陽ギヤと第1の遊星ギヤとの歯部の衝突音が低減され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0019】図1は画像記録装置の実施の形態の一例で
ある多機能装置の外観図である。この多機能装置1は、
ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、スキャ
ナ機能等の各種機能を備えている。
【0020】この多機能装置1の装置本体は箱体状に形
成され、その左右両側面は、化粧ケースであるサイドカ
バー2,3により覆われている。サイドカバー2,3
は、図示しない本体フレームに取り付けられる。サイド
カバー2,3の間には、図示しない原稿の画像を読み取
る画像読み取りユニット4が装置本体に対して支持軸2
2(図2参照)の回りに回転自在に設けられている。ま
た、装置本体内には、画像を記録紙Pに記録するための
印字部5(図2参照)が内蔵され、画像読み取りユニッ
ト4は印字部5の一部に覆い被さるにように上下に重な
り合って配置されており、これにより省スペース化を図
っている。装置本体の後部には、多数枚の記録紙Pを積
層収納するための給紙部としての記録紙カセット6が着
脱可能に装着されている。
【0021】画像読み取りユニット4の上面には、キー
操作部やLCDディスプレイからなる表示部を有する操
作パネル7が配置されている。この画像読み取りユニッ
ト4の後部には、ファクシミリとして機能させるときに
相手側のファクシミリ装置に送信するファクシミリ原稿
や、コピー機として機能させるときに複写されるコピー
原稿を積層状態で載置することができる原稿載置部9が
設けられている。装置本体の前面側には原稿排出部10
が設けられ、この原稿排出部10の装着部11には原稿
排紙トレー12が装着されている。原稿排紙トレー12
の装着部11への取り付けは、原稿排紙トレー12に設
けられている突出片43を、装着部11に設けられてい
る上方に開いた凹部41にその上方から嵌め込むことに
よって行われる。また、原稿排出部10の下方には記録
紙排出部13が設けられ、この記録紙排出部13には記
録紙排紙トレー14が装着されている。
【0022】図2は前記多機能装置1の概略構成を示す
断面図であり、以下、構成要素の各部を説明する。原稿
読み取りユニット4はイメージスキャナ15を備え、こ
のイメージスキャナ15が、原稿載置部9に載置された
読み取り原稿を搬送する搬送通路16に臨んだ、CC
D,CIS等でからなるイメージセンサ17を有する。
搬送通路16には、読み取り原稿を分離して給紙する分
離ローラ18、読み取り原稿を搬送する搬送ローラ1
9、読み取り終了後の読み取り原稿を原稿排出部10に
排出する排紙ローラ20が紙送り方向上流側から順に配
置されている。画像読み取りユニット4は、金属材等で
なる本体フレーム側板(図示せず)に支持軸22により
軸支されることで、前傾姿勢に回転可能とされており、
これにより必要に応じて印字部5の上方を開放すること
が可能である。
【0023】印字部5は、インク液滴を噴射するインク
ジェット式の印字ヘッド25を備え、この印字ヘッド2
5は、キャリッジ26上に、印字ヘッド25に供給する
ためのインクを収容したインクカートリッジ27と共に
搭載され、前記キャリッジ26は、キャリッジ軸28に
沿って往復移動可能に設けられている。尚、前記キャリ
ッジ26は、例えばタイミングベルトを介してキャリッ
ジモータ(図示せず)にて駆動されるようになってい
る。
【0024】記録紙カセット6は、カセットケース3
1、前蓋32、記録紙Pがセットされスプリング33a
により付勢される圧板33、給紙ローラ34等から構成
されている。給紙ローラ34は、記録紙Pに接する円弧
面を有する断面ほぼ扇形状の給紙ローラ部34Aと、記
録紙Pに接しない平面を有する断面ほぼ三角形状の非給
紙部34Bとを有し、該給紙ローラ部34Aが記録紙P
の上面に接触して記録紙Pを1枚ずつ搬送ローラ36に
向けて給紙するように構成されている。尚、前記給紙ロ
ーラ部34Aの円弧面の円弧長さは、記録紙Pを記録紙
カセット6から搬送ローラ36まで到達させるのに十分
な長さに形成されている。
【0025】この記録紙カセット6にセットされた記録
紙Pが、給紙ローラ34により、1枚ずつ分離されて、
搬送通路35に給紙される。搬送通路35に臨んで、搬
送ローラ36、印字ヘッド25に対向するプラテン3
7、記録終了後の記録紙Pを記録紙排出部13に排出す
る排紙ローラ38が紙送り方向上流側から順に配置され
ている。
【0026】前記搬送ローラ36及び排紙ローラ38に
対応して、その上側に位置するように従動ローラ39
a,40aが回転可能に設けられ、該従動ローラ39
a,40aが支持部材39,40の先端部に回転可能に
軸支されている。尚、前記支持部材39,40は、図示
しない付勢部材によって、従動ローラ39a,40aが
搬送ローラ36および排紙ローラ38側に常時押し付け
られるように付勢されている。
【0027】前記給紙ローラ34及び搬送ローラ36の
駆動は、図3及び図4に示すように、それぞれ、第1及
び第2のギヤ列51,52を介して、駆動モータ53
(例えばパルスモータ)によってなされるように構成さ
れている。尚、前記駆動モータ53は、正逆回転可能な
ものであり、正回転方向又は逆回転方向のいずれの回転
方向の駆動力をも発生する駆動源となっている。また、
第1のギヤ列51は、給紙時においては、前記駆動モー
タ53が正逆いずれの方向に回転しても、給紙ローラ3
4を正回転(紙送り方向に回転)し、記録紙Pを所定の
紙送り方向に給紙するように構成されている。尚、以
下、給紙ローラ34及び搬送ローラ36の回転方向につ
いては、用紙Pを紙送り方向に搬送するような回転方向
を「正回転」とし、搬送ローラ36を正回転させるよう
な駆動モータ53の回転方向を駆動モータ53の正回転
と称する。
【0028】すなわち、駆動モータ53の第1の駆動ギ
ヤ61は、図3に示すように、給紙アイドルギヤ62に
噛み合い、該給紙アイドルギヤ62と同軸の回転軸63
について軸部材64が揺動可能に設けられ、該軸部材6
4の両端部に第1及び第2の遊星ギヤ65A,65Bが
支持されている。第1の遊星ギヤ65Aは、第1のアイ
ドルギヤ66を介して太陽ギヤ67の大径ギヤ部67a
に噛み合い可能に、第2の遊星ギヤ65Bは、直接に太
陽ギヤ67の大径ギヤ部67aに噛み合い可能に構成さ
れ、いずれか一方の遊星ギヤ65A,65Bのみが太陽
ギヤ67の大径ギヤ部67aに連係するように構成され
ている。また、太陽ギヤ67の小径ギヤ部67bは、切
換ギヤ68の大径ギヤ部68aに噛み合い、該切換ギヤ
68の小径ギヤ部68bが第2のアイドルギヤ69に噛
み合っている。
【0029】第2のアイドルギヤ69は、給紙ローラギ
ヤ70(給紙ローラ34)に噛み合い可能に配置されて
いる。すなわち、給紙ローラギヤ70が、一部の歯部を
取り除いてなる欠歯部70aを有し、該欠歯部70aが
第2のアイドルギヤ69と対向する位置関係となるよう
に係止部材71によって係止され、その係止状態では、
第2のアイドルギヤ69が給紙ローラギヤ70と噛み合
っていないので、記録紙Pの搬送などのために駆動モー
タ53が回転駆動されても、給紙ローラ34が回転しな
いようになっている。一方、後述する制御回路92によ
って、ソレノイド72が励磁されて可動部材73が回転
されると、該可動部材73が係止部材71による係止を
解除するので、例えば図示しないバネ部材の付勢力によ
って給紙ローラギヤ70が回転して、第2のアイドルギ
ヤ69と噛み合うこととなり、給紙ローラ34が1回転
するようになっている。ここで、給紙ローラギヤ70
は、第2のアイドルギヤ69が給紙ローラギヤ70の欠
歯部70aに対向する状態を初期状態としているので、
前記バネ部材の付勢力による回転で第2のアイドルギヤ
69が給紙ローラギヤ70といかなる位置から噛み合い
をはじめても、給紙ローラギヤ70つまり給紙ローラ3
4は常に一定の初期状態において停止し、係止部材71
にて係止される。
【0030】このようにして、記録紙カセット6から、
記録紙Pが給紙ローラ34によって1枚ずつ連続的に給
紙され、それから、その給紙された各記録紙Pが、搬送
ローラ36によって、印字のために、後述するように所
定のピッチで搬送される。
【0031】また、前記駆動モータ53によって回転駆
動されるもう一つの駆動ギヤである第2の駆動ギヤ81
は、図4に示すように、第3のアイドルギヤ82の大径
ギヤ部82aに噛み合い、第3のアイドルギヤ82の小
径ギヤ部82bが搬送ローラ36(搬送ローラ軸36
a)の搬送ローラギヤ83に噛み合っている。また、搬
送ローラギヤ83には、第4のアイドルギヤ84の大径
ギヤ部84aに噛み合い、該第4のアイドルギヤ84の
小径ギヤ部84bが排紙ローラ38(排紙ローラ軸38
a)の排紙ローラギヤ85に噛み合っている。これによ
って、搬送ローラ36及び排紙ローラ38が、給紙ロー
ラ34を回転駆動する駆動モータ53によって、回転駆
動される。
【0032】なお、原稿排紙トレー12には補助アーム
12aが設けられており、読み取る原稿のサイズが原稿
排紙トレー12よりも大きなサイズであっても、この補
助アーム12aを広げることによって原稿排紙トレー1
2上に載置できるようにされている。
【0033】ところで、前記給紙ローラ34及び搬送ロ
ーラ36を回転駆動する駆動モータ53は、図4に示す
ように、駆動回路91を介して制御回路92にて、駆動
制御されるようになっている。前記制御回路92は、記
録紙Pが搬送ローラ36まで給紙された後、駆動回路9
1を制御して、記録紙Pへの印字の際に、搬送ローラ3
6の正回転と逆回転とを一定のタイミングで繰り返えす
ことで、記録紙Pを一定の割合で搬送するように構成さ
れている。それと共に、前記印字部5による印字の際に
は、駆動回路91から駆動モータ53に供給される駆動
電流の電流値を、逆回転時には、正回転時よりも小さく
するようになっており、給紙時におけるソレノイド72
の励磁も制御するようになっている。
【0034】続いて、上記装置の動作について、具体的
に説明する。
【0035】印字のために記録紙Pを搬送するのは、駆
動モータ53を、制御回路92によって駆動回路91を
介して駆動制御することにより行われる。
【0036】具体的には、例えば、まず、駆動モータ5
3によって第2の駆動ギヤ81が逆回転され、それによ
ってアイドルギヤ82を介して搬送ローラギヤ83が回
転駆動され、搬送ローラ36が逆回転(記録紙Pを印字
ヘッド25へ向けて搬送する紙送り方向とは逆方向に回
転)される。
【0037】一方、制御回路92による制御にてソレノ
イド72が励磁され、可動部材73を介して係止部材7
1が動作せしめられ、給紙ローラギヤ70の係止が解除
されるので、例えば図示しない付勢部材にて給紙ローラ
ギヤ70が紙送り方向に回転せしめられて、給紙ローラ
ギヤ70がアイドルギヤ69に噛み合わされることとな
り、給紙ローラギヤ70つまり給紙ローラ34が正回転
(紙送り方向に回転)せしめられ、記録紙Pが搬送ロー
ラ36に向けて送り出される。このとき、駆動モータ5
3が最初逆回転しているときは、第1の遊星ギヤ65A
がアイドルギヤ66を介して太陽ギヤ67の大径ギヤ6
7aと連係し、その後、紙送り方向の回転に移行したと
きは、第2の遊星ギヤ65Bが太陽ギヤ67の大径ギヤ
67aと直接噛み合い、給紙ローラ34は常時紙送り方
向に回転される。
【0038】このように、給紙ローラ34は、第1及び
第2の遊星ギヤ65A,65Bを介して、駆動モータ5
3の回転方向によらず、一定方向に回転駆動されるが、
搬送ローラ36は、駆動モータ53の回転方向の切り換
えと同期して回転駆動の方向が切り換わるようになって
いる。
【0039】前記給紙ローラ34が所定角度回転する
と、記録紙Pは、その先端が搬送ローラ36と従動ロー
ラ39aの接触部に突き当てられて給紙ローラ34と搬
送ローラ36の間で湾曲し、周知のように先端が位置決
めされると共に斜行が防止される。その後、駆動モータ
53が逆回転から正回転に変更されて、搬送ローラ36
が正回転(記録紙Pを搬送する紙送り方向に回転)さ
れ、印字部5において、記録紙Pへの印字が開始され
る。
【0040】印字が開始すると、搬送ローラ36は、正
回転と逆回転とを一定のタイミングで繰り返すことで、
記録紙Pを搬送する。すなわち、紙送り方向に大きく搬
送した後、紙送り方向とは逆方向に少しだけ搬送すると
いうことを繰り返すことにより、正逆の搬送量の差分だ
け記録紙Pを実質的に紙送り方向に搬送する。具体的に
は、記録紙Pを、例えば4.4mmだけ紙送り方向に搬
送し、それから0.2mmだけ紙送り方向とは逆方向に
搬送し、この4.4mmの正方向の搬送および0.2m
mの逆搬送のサイクルを繰り返すことで、結果として、
記録紙Pを4.2mmずつ搬送する。そして、この逆搬
送のときには、後述するように、微小送りであること
や、記録紙Pを紙送り方向へ搬送する場合よりも記録紙
Pの搬送に対する抵抗が小さいことから、駆動モータ5
3の逆回転時は正回転時のように大きなトルクを必要と
しないので、前記駆動回路91から駆動モータ53に供
給される逆回転時の駆動電流の電流値が、正回転時より
も小さくなるように制御回路92にて制御され、駆動モ
ータ53の駆動音の低減が図られる。
【0041】そして、給紙ローラ34が、最終的に一回
転されて、アイドルギヤ69が給紙ローラギヤ70の欠
歯部70aに対向して停止し、係止部材71にて係止さ
れ、次の記録紙Pを給紙可能な初期状態に戻される。
【0042】また、前記駆動モータ53は、第1のギヤ
列51を介して給紙ローラ34に連係されると共に、第
2のギヤ列52を介して搬送ローラ36に連係されてい
ることから、駆動モータ53の回転方向の変更により、
各ギヤ列51,52のギヤがバックラッシを有すること
を原因として歯部同士が衝突することにより騒音を生ず
るが、前述した如く、搬送ローラ36を紙送り方向と逆
方向へ回転させるために逆回転駆動されるときには駆動
電流の電流値を小さくするようにしているので、搬送ロ
ーラ36が紙送り方向からそれとは逆方向に回転方向が
変更されるときには、紙送り方向とは逆方向から紙送り
方向に回転方向が変更されるときよりも、各歯部が衝突
する歯打ち音が小さくなり、駆動電流の電流値を一定と
した場合よりも、歯部の衝突に起因する騒音が低減され
る。すなわち、駆動モータ53が駆動される印字中にお
いて、駆動モータ53による騒音(駆動音)の小さい時
間の割合を大きくし、騒音の低減が図られている。
【0043】次いで、搬送ローラ36の正回転(紙送り
方向への回転)と逆回転とを一定のタイミングで繰り返
えすことによる第1のギヤ列51における遊星ギヤ65
A,65Bの挙動について説明する。
【0044】まず、駆動回路91からの駆動信号に基づ
き駆動モータ53が正回転されている時には、図5
(a)に示すように、第1の遊星ギヤ65Aが第1のア
イドルギヤ66を介して太陽ギヤ67の大径ギヤ67a
に連係されている。このとき、太陽ギヤ67は回転駆動
されるが、前述したように第2のアイドルギヤ69が給
紙ローラギヤ70の欠歯部70aに対向した位置関係に
あるので、給紙ローラ34は回転しない。
【0045】それから、駆動回路91からの駆動信号の
切り換えにより駆動モータ53が逆回転に変更される
と、軸部材64が揺動して両遊星ギヤ65A,65Bが
遊星回転(公転)して、第1の遊星ギヤ65Aと第1の
アイドルギヤ66の噛み合いが解除されるが、このと
き、逆回転の量を少なくすれば、図5(b)に示すよう
に、第2の遊星ギヤ65Bも太陽ギヤ67の大径ギヤ6
7aと噛み合わず、このときギヤの歯部同士の衝突によ
る騒音は生じない。これは、前記逆回転時の駆動信号の
パルス数を12パルスとすれば、図5(d)に示すよう
に第2の遊星ギヤ65Bが太陽ギヤ67の大径ギヤ67
aに当たって噛み合うことになり、駆動信号のパルス数
を8パルスとすれば、図5(c)に示すように、第2の
遊星ギヤ65Bは太陽ギヤ67の大径ギヤ67aと噛み
合わないようになるが、駆動信号のパルス数をさらに少
なく6パルスとして、図5(b)に示すように、第2の
遊星ギヤ65Bが太陽ギヤ67の大径ギヤ67aと噛み
合うのを確実に禁止するようにしているからである。
尚、このような逆回転時の駆動パルス数は6パルスと極
めて微小送りであるため、ステッピングモータである駆
動モータ53の自起動の領域に留まり連続運転の領域ま
で加速されないので運転速度は低くてすむので、起動ト
ルクが小さくてすみ、駆動電流も小さくてすむのであ
る。
【0046】そして、駆動回路91からの駆動信号の切
り換えにより駆動モータ53の回転方向が、再び紙送り
方向に変更されると、軸部材64の揺動により遊星ギヤ
65A,65Bが逆方向に遊星回転して、第1の遊星ギ
ヤ65Aがアイドルギヤ66と噛み合い、太陽ギヤ67
に連係される。
【0047】このような動作が繰り返されて記録紙Pの
搬送が行われるのであるが、逆回転の条件を上述のよう
な図5(b)の場合のようにすれば、逆回転から正回転
への転換時においては、図5(b)の状態から図5
(a)の状態に戻る際に、遊星ギヤ65Aとアイドルギ
ヤ66との歯部が衝突するものの、遊星ギヤ65Aの移
動距離が短いので、ギヤ同士の衝突音が非常に小さくな
り、かつ正回転から逆回転への転換のときは、上述の如
く、ギヤ同士が衝突しないようにしているので、軸部材
64が揺動するとしても、遊星ギヤ65A,65Bと太
陽ギヤ67との衝突音は大幅に低減され、騒音の低減を
図る上で有利となるようにされている。これは、一旦搬
送ローラ36まで記録紙Pが給紙された後は、搬送ロー
ラ36にて記録紙Pが搬送され、給紙ローラギヤ70を
回転駆動して給紙ローラ34を回転する必要はないか
ら、第2の遊星ギヤ65Bを太陽ギヤ67の大径ギヤ6
7aに噛み合わせる必要がないことを利用したものであ
る。尚、印字の際には、搬送ローラ36を紙送り方向に
回転駆動して記録紙Pを搬送する必要があるので、駆動
モータ53の回転量が大きく、第1のギヤ列51の機構
上、第1の遊星ギヤ65Aとアイドルギヤ66との噛み
合いを回避することはできない。
【0048】このように、駆動モータ53の駆動音、給
紙部及び搬送部における第1及び第2のギヤ列51,5
2の駆動音(歯打ち音、衝突音)が低減され、結果とし
て、印字部5による印字の際における騒音が低減され
る。
【0049】上記のように構成すれば、記録紙Pの後端
が給紙ローラ34から離脱した瞬間に、記録紙Pに対す
る負荷変動によって搬送ローラ36がわずかながら所定
の回転量を超過したり空転するようなことがあっても、
搬送ローラ36が、記録紙Pへの印字の際に、紙送り方
向への回転とそれとは逆方向への回転とを一定のタイミ
ングで繰り返すことで記録紙Pが搬送されていることか
ら、前記負荷変動による影響が緩和され、印字品質が損
なわれることがない。
【0050】また、印字部5による印字の際には、制御
回路92による制御にて、記録紙Pを搬送する場合のよ
うに大きなトルクを必要としない紙送り方向とは逆方向
への回転時に、搬送ローラ36を回転駆動する駆動モー
タ53への駆動電流の電流値を、紙送り方向への回転時
よりも小さくされ、それによって、印字時間中全体とし
て、駆動モータ53による騒音(駆動音)が低減され
る。
【0051】それに加えて、印字部5による印字の際
に、搬送ローラ36が、紙送り方向への回転とそれとは
逆方向への回転とを一定のタイミングで繰り返すことで
記録紙Pを搬送する際の逆方向への回転するとき、駆動
モータ53による駆動電流の電流値が小さくされるの
で、第2のギヤ列52の各ギヤがバックラッシを有する
ことによるギヤの歯部同士の衝突力が緩和され、歯部の
衝突による、いわゆる歯打ち音が低減される。よって、
印字部5による印字の際において、駆動モータ53によ
る駆動音の低減と相俟って、一層の騒音の低減が図られ
る。
【0052】さらに、印字部5による印字の際に、回転
方向の変更により、給紙ローラ34側に回転力を伝達す
る太陽ギヤ67に、第1の遊星ギヤ65Aは第1のアイ
ドルギヤ66を介して噛み合うが、第2の遊星ギヤ65
Bが噛み合うのは禁止されるようにしているので、太陽
ギヤ67と第2の遊星ギヤ65Bとの衝突が回避され、
それらの衝突による騒音が低減される。よって、第2の
ギヤ列52だけでなく、第1のギヤ列51側において
も、騒音の低減が図られる。
【0053】前記実施の形態においては、給紙ローラ及
び搬送ローラの回転を共通の1つの駆動モータによって
行うようにしているが、本発明はそれに限られず、2つ
の駆動モータによって給紙ローラ及び搬送ローラをそれ
ぞれ駆動するような構成のものにも適用できるのは勿論
である。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0055】請求項1の発明は、搬送ローラが、記録紙
への印字の際に、紙送り方向への回転とそれとは逆方向
への回転とを一定のタイミングで繰り返すことで記録紙
を搬送するようにしているので、前述したような負荷変
動による搬送ローラの挙動変化を緩和することができ、
印字品質が損なわれることがない。
【0056】請求項2の発明は、制御回路にて、駆動モ
ータを駆動する駆動回路を制御して、駆動モータの回転
方向を一定のタイミングで繰り返し変更するようにして
いるので、駆動モータに対する簡単な制御で、搬送ロー
ラが、記録紙への印字の際に、紙送り方向への回転とそ
れとは逆方向への回転とを一定のタイミングで繰り返し
て記録紙を搬送することができる。
【0057】請求項3の発明は、印字部による印字の際
には、制御回路による制御にて、記録紙を搬送する場合
のように大きなトルクを必要としない紙送り方向とは逆
方向への回転時に、搬送ローラを回転駆動する駆動モー
タへの駆動電流の電流値を、紙送り方向への回転時より
も小さくしているので、駆動モータによる騒音(駆動
音)を低減することができる。
【0058】請求項4の発明は、請求項2の画像記録装
置において、1つの駆動モータにより第1及び第2のギ
ヤ列を介して給紙ローラ及び搬送ローラの双方を回転駆
動する構成となるので、記録紙後端が給紙ローラから離
脱する際の駆動モータへの負荷変動が同一の駆動モータ
で駆動されている搬送ローラへの回転駆動力の変動を引
き起こすことによる用紙搬送量変動を緩和することが可
能となり、記録紙後端が給紙ローラから離脱する際に発
生しやすい局所的バンディングを防止し、良好な印字品
質を得ることができる。また、請求項3の画像記録装置
において、搬送ローラの紙送り方向への回転とそれとは
逆方向への回転とを一定のタイミングで繰り返すことに
よる記録紙搬送における前記逆方向への回転の際に、ギ
ヤ列の各ギヤがバックラッシを有することによるギヤの
歯部同士の衝突力を緩和し、歯部同士が衝突する際に生
ずるいわゆる歯打ち音を低減することができる。特に、
1つの駆動モータにより第1及び第2のギヤ列を介して
給紙・搬送の両ローラを回転駆動するので、ギヤ枚数が
多くなりがちであるが、このようなギヤ枚数が多い場合
であっても効果的に歯打ち音を低減することが可能であ
る。よって、駆動モータによる駆動音の低減と相俟っ
て、印字の際において、一層の騒音が低減を図ることが
できる。
【0059】請求項5の発明は、駆動モータの正逆回転
の切り換えにより搬送ローラの回転駆動方向を切り換え
る一方、給紙ローラの回転駆動方向を常に一定方向と
し、搬送ローラの回転が正方向から逆方向に切り換わる
際に、遊星ギヤと太陽ギヤとの連係が切り換わることを
防止するので、太陽ギヤと遊星ギヤとの歯部の衝突音に
よる騒音を低減することができる。すなわち、印字部に
よる印字の際、搬送ローラの紙送り方向回転時には太陽
ギヤに第1の遊星ギヤが連係しており、搬送ローラの回
転方向が切り換わった時に、太陽ギヤとの連係を第1の
遊星ギヤから第2の遊星ギヤに切り換えるのを禁止する
ので、搬送ローラが紙送り方向回転時から逆転する際に
太陽ギヤと第2の遊星ギヤとの歯部の衝突による騒音が
起こらず、かつ搬送ローラが紙送り方向への回動に戻る
際の太陽ギヤと第1の遊星ギヤとの歯部の衝突音を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の実施の形態の一例
である多機能装置の外観図である。
【図2】同装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】搬送ローラを駆動するギヤ列の説明図である。
【図4】給紙ローラを駆動するギヤ列の説明図である。
【図5】(a)(b)(c)(d)はそれぞれ通常状
態、紙送り方向と逆方向に6パルス戻した状態、同方向
の逆方向に8パルス戻した状態、同方向の逆方向に12
パルス戻した状態における第1及び第2の遊星ギヤの噛
み合いを示す説明図である。
【符号の説明】
1 多機能装置 5 印字部 6 記録紙カセット 34 給紙ローラ 36 搬送ローラ 38 排紙ローラ 51 第1のギヤ列 52 第2のギヤ列 53 駆動モータ 64 軸部材 65A 第1の遊星ギヤ 65B 第2の遊星ギヤ 67 太陽ギヤ 91 駆動回路 92 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部に積層状態で収納されている記録
    紙を給紙ローラにて上側から順に一枚ずつ取り出し、取
    り出された記録紙を、給紙ローラの紙送り方向下流側の
    搬送ローラにて搬送しつつ印字部にて印字する画像記録
    装置において、 前記搬送ローラは、記録紙への印字の際に、紙送り方向
    への回転とそれとは逆方向への回転とを一定のタイミン
    グで繰り返すことで記録紙を搬送するように構成されて
    いることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記搬送ローラを回転駆動する
    正逆回転可能な駆動モータと、 前記駆動モータを駆動する駆動回路と、 該駆動回路に連係され、記録紙への印字の際に、前記駆
    動回路を制御して、前記駆動モータの回転方向を一定の
    タイミングで繰り返し変更させる制御回路とを有すると
    ころの請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記印字部による印字
    の際に、さらに、前記駆動回路から駆動モータに供給す
    る駆動電流の電流値を、前記搬送ローラの紙送り方向と
    は逆方向への回転時には紙送り方向への回転時よりも小
    さくするものであるところの請求項1又は2記載の画像
    記録装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動モータは、第1のギヤ列を介し
    て給紙ローラに連係されると共に、第2のギヤ列を介し
    て搬送ローラに連係されているところの請求項2又は3
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のギヤ列は、揺動自在に支承さ
    れた軸部材に設けられた第1及び第2の遊星ギヤを有
    し、給紙ローラ側に回転力を伝達する太陽ギヤに対し、
    前記搬送ローラの紙送り方向への回転時には第1の遊星
    ギヤが、前記搬送ローラの紙送り方向とは逆方向への回
    転時には第2の遊星ギヤが連係するように構成されてお
    り、 前記制御回路は、前記印字部による印字の際に、前記駆
    動回路を制御して、前記太陽ギヤに第2の遊星ギヤが連
    係されるのを禁止するものであるところの請求項4記載
    の画像記録装置。
JP18006898A 1998-06-26 1998-06-26 画像記録装置 Pending JP2000006484A (ja)

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