JP2000004699A - 水耕苗の自動定植方法及びその自動定植装置 - Google Patents

水耕苗の自動定植方法及びその自動定植装置

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JP2000004699A JP10175485A JP17548598A JP2000004699A JP 2000004699 A JP2000004699 A JP 2000004699A JP 10175485 A JP10175485 A JP 10175485A JP 17548598 A JP17548598 A JP 17548598A JP 2000004699 A JP2000004699 A JP 2000004699A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水耕苗の定植パネルへの定植作業の人手を節減
して時間を短縮し、苗定植の精度を高めて作業性を向上
する。 【構成】間欠回転及び左右往復移動をする苗床搬送コン
ベヤと、間欠回転する定植パネル搬送コンベヤとを上下
に並設し、その両搬送コンベヤの停止中に、上記苗床搬
送コンベヤ上の水耕苗床の前端列の数個置きの床片をそ
れぞれ移送開閉挟み具により挟持して切離し前方へ移送
して挿入開閉挟み具に供給し、次いで、上記供給床片を
上記挿入開閉挟み具により挟持して下方へ移送し上記定
植パネル搬送コンベヤ上の定植パネルの穴内に挿入して
植付けると共に、上記苗床搬送コンベヤが上記水耕苗床
の床片の幅だけ左方または右方へ移動して上記作用を行
い、上記苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前端列の床片
の植付けが終ると上記苗床搬送コンベヤにより上記水耕
苗床をその床片の長さだけ前方へ移送し、自動的に順
次、上記作用を繰返して上記苗床搬送コンベヤ上の水耕
苗床の床片を上記定植パネル搬送コンベヤ上の定植パネ
ルの穴内にそれぞれ植付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタン等より成る弾
性発泡合成樹脂マットの播種床に三つ葉,ねぎ等の種子
を播き水耕栽培により発芽させて育苗した水耕苗床を、
機械的に一株の床片づつ切離して定植パネルの穴内に定
植する水耕苗の自動定植方法及びその自動定植装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】水耕栽培による育苗は、先ず、図11及
び図12に示すように、ウレタン等より成る弾性発泡合
成樹脂マットに多数の縦横の切目を入れると共に、互い
に連結片によって前後左右に連結させ多数の床片の連結
体となして播種床を形成する。
【0003】そして、上記播種床の各床片上に播種し発
芽させて水耕苗の苗床を形成する。
【0004】而して、従来のこの種の水耕苗の定植方法
は、作業者が手作業で上記水耕苗の苗床の床片を一個づ
つ引きちぎり、図13に示すような発泡合成樹脂製の定
植パネルの多数の穴内に順次押込んで一株づつ手植えで
定植している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水耕苗の定
植方法においては、水耕苗の苗床の床片を、人手により
一個づつ引きちぎって定植パネルの穴内に手植えで定植
する。従って、
【0006】(1) 多くの作業者が必要である。
【0007】(2) 作業能率が悪く、手間が掛って経
費が高くなる。
【0008】(3) 定植パネルの穴内への床片の定植
に熟練を要する。
【0009】(4) 床片が定植パネルの穴内で斜めに
なることがあり、苗の生育揃いに問題を生じるおそれが
ある。
【0010】(5) 定植作業はハウス内で行うから、
特に、ハウス内が高温になる夏期等には作業が極めて過
酷で、作業者の疲労は大である点である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械的に水耕
苗床を一株の床片づつ切離し定植パネルの穴内に挿入し
て定植し、定植パネルの穴内への水耕苗の定植を自動的
に連続して行い、人手を節減して少人数で作業し得る上
に、作業時間を短縮して経費の軽減ができ、且つ、苗定
植の精度を高めて作業性を向上する水耕苗の自動定植方
法及びその自動定植装置を提供することを目的とする。
【0012】すなわち、間欠回転及び左右往復移動をす
る苗床搬送コンベヤと、間欠回転する定植パネル搬送コ
ンベヤとを上下に並設してその苗床搬送コンベヤにより
水耕苗床を、定植パネル搬送コンベヤにより定植パネル
をそれぞれ前方へ移送し、上記苗床搬送コンベヤ及び上
記定植パネル搬送コンベヤの停止中に、上記苗床搬送コ
ンベヤ上の水耕苗床の前端列の数個置きの床片をそれぞ
れ移送開閉挟み具により挟持して切離し前方へ移送して
挿入開閉挟み具に供給し、次いで、上記供給床片を上記
挿入開閉挟み具により挟持して下方へ移送し上記定植パ
ネル搬送コンベヤ上の定植パネルの穴内に挿入して植付
けると共に、上記苗床搬送コンベヤが上記水耕苗床の床
片の幅だけ左方または右方へ移動して上記作用を行い、
上記苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前端列の床片の植
付けが終ると上記苗床搬送コンベヤにより上記水耕苗床
をその床片の長さだけ前方へ移送し、自動的に順次、上
記作用を繰返し上記苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の床
片を上記定植パネル搬送コンベヤ上の定植パネルの穴内
にそれぞれ植付けて水耕苗の定植を行い、水耕苗の定植
の人手を節減して少人数で作業し得る上に、作業時間を
短縮して経費の軽減ができ、且つ、苗定植の精度を高め
て作業性を向上する目的を、水耕苗の定植を機械的に連
続して行うことにより実現した。
【0013】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構
成を図面について説明すれば、(a)は水耕苗床を示
し、(1)は水耕苗床(a)の播種床で、ウレタン等よ
り成る弾性発泡合成樹脂マットに多数の縦切目(2)と
横切目(3)を適当間隔に入れ、互いに上下の四隅部に
おいてのみ連結片(4)によって前後左右に連結され多
数の床片(5)の連結体となして播種床(1)を構成す
る。そして、その播種床(1)上に播種し発芽(6)さ
せて水耕苗床(a)を形成する。
【0014】(b)は定植パネルで、発泡合成樹脂板
(7)に多数の穴(8)を前後左右に適当間隔で並設し
て定植パネル(b)を形成する。
【0015】(9)は水耕苗の自動定植機の機枠で、下
端にはキャスタ(10)を取付ける。(11)は機枠
(9)の中間部に並架した左右方向の前後の案内杆であ
る。
【0016】(c)は苗床搬送コンベヤを示し、(1
2)は苗床搬送コンベヤ(c)のコンベヤ台で、前後の
案内杆(11)に左右往復移動可能に嵌着する。そし
て、コンベヤ台(12)の前後端部の支持ロール(1
3),中間下部の駆動ロール(14)及び該駆動ロール
(14)の上方前後の案内ロール(15)にわたし搬送
ベルト(16)を掛けわたして苗床搬送コンベヤ(c)
を構成し、その駆動ロール(14)のロール軸(17)
の右端部を、小ピッチで間欠駆動する減速第1モータ
(18)の回転軸に連結する。(19),(20)は前
案内杆(11)の前後において機枠(9)の左側枠に取
付けた左右方向の前後の位置決めシリンダで、それらの
位置決めシリンダ(19),(20)のピストンロッド
(21)をコンベヤ台(12)の左側面に固定し、前位
置決めシリンダ(19)の中間部及び後ろ位置決めシリ
ンダ(20)の両側部に磁石センサ(22),(2
3),(24)をそれぞれ取付ける。
【0017】(25)はコンベヤ台(12)の両側部上
に設けた案内片、(26)は前後方向になして搬送ベル
ト(16)の中央部上方に近接させて配設した仕切板、
(27)は苗床搬送コンベヤ(c)の前端に接近して機
枠(9)に取付けた当て板で、該当て板(27)には水
耕苗床(a)の床片(5)の三個目毎の位置に床片
(5)が通過できる上方開放の開口(28)を形成す
る。
【0018】(d)は苗床搬送コンベヤ(c)の下方に
おいて機枠(9)に設けた定植パネル搬送コンベヤで、
前後の回転軸(29)の鎖車に掛けわたした両側の羽根
付きチエンコンベヤ(30)より成り、その前回転軸
(29)の右端部を、機枠(9)に取付けて苗床搬送コ
ンベヤ(c)の間欠駆動の小ピッチの数倍の大ピッチで
間欠駆動をする減速第2モータ(31)の回転軸に連結
する。(32)は定植パネル搬送コンベヤ(d)の上方
両側に並設した定植パネル案内杆で、丸パイプより成
る。(33)は定植パネル(b)の規制スイッチで、定
植パネル搬送コンベヤ(d)の前部において、その両側
チエンコンベヤ(30)の間の中央部に一乃至二個設け
る。(34)は規制スイッチ(33)に設けて定植パネ
ル(b)の穴(8)内に出入する昇降杆である。
【0019】(e)は苗床搬送コンベヤ(c)のコンベ
ヤ台(12)の前端部に取付けた苗床押え具を示し、
(35)は苗床押え具(e)の両側の上下方向の側シリ
ンダで、コンベヤ台(12)の両側面にそれぞれ固定す
る。(36)は両側の側シリンダ(35)の上下に突出
するピストンロッドで、該ピストンロッド(36)の上
下端部に上下のストッパー(37),(38)をそれぞ
れ設ける。(39)は両側の側シリンダ(35)の両側
の上ストッパ(37)上にわたして上下調節可能に横架
した台板で、該台板(39)の前部には、下方先端部が
前方へ屈曲して苗床搬送コンベヤ(c)上の水耕苗床
(a)の前端列の各床片(5)の中央部に対応するL形
押え杆(40)と、上記水耕苗床(a)の前方から二列
目の各床片(5)の両側部上に対応する左右一対の止め
杆(41)とを前後になしてそれぞれ左右方向に並設す
る。
【0020】(f)は苗床押え具(e)の上方において
機枠(9)に設けた床片移送具を示し、(42)は床片
移送具(f)の上下方向の上シリンダで、機枠(9)上
の後方中央部に固定する。(43)は機枠(9)の上端
後部に昇降可能に取付けた枠状の上案内体,(44)は
上シリンダ(42)のピストンロッド(45)及び上案
内体(43)の下端に両側へ張出させて固定した後ろ昇
降台で、機枠(9)の上端後部の中間両側部には後ろ昇
降台(44)の上下のストッパ(46),(47)をそ
れぞれ設ける。
【0021】(48)は後ろ昇降台(44)の下面中央
部に取付けた下シリンダ、(49)は後ろ昇降台(4
4)の下面両側部に取付けた軸受で、その両側軸受(4
9)に枠状の下案内体(50)を前後動可能に嵌合す
る。(51)は下シリンダ(48)のピストンロッド
(52)及び下案内体(50)の前端に両側へ張出させ
て固定した横杆で、該横杆(51)の前面には両側挟み
片(53)がほぼ平行で電磁式の八個の移送開閉挟み具
(g)を左右方向に水耕苗床(a)の床片(5)の三個
分の間隔で並設する。そして、後ろ昇降台(44)の下
面の中間両側部の前後には横杆(51)の前後のストッ
パ(54),(55)をそれぞれ設ける。
【0022】(h)は床片移送具(f)の前方において
機枠(9)に設けた床片挿入具を示し、(56)は床片
挿入具(h)の上下方向の前シリンダで、機枠(9)上
の前方中央部に固定する。(57)は機枠(9)の上端
前部に昇降可能に取付けた枠状の前案内体、(58)は
前シリンダ(56)のピストンロッド(59)及び前案
内体(57)の下端に両側へ張出させて固定した前昇降
台で、該前昇降台(58)の後面には両側挟み片(6
0)がハ字形に拡開した電磁式の八個の挿入開閉挟み具
(i)をそれぞれ横杆(51)の移送開閉挟み具(g)
と対応させて左右方向に並設する。そして、機枠(9)
の上端前部の中間両側部には前昇降台(58)の上下の
ストッパ(61),(62)をそれぞれ設ける。
【0023】(63)は機枠(9)の前端部に出し入れ
可能に設けて前方に突設した受台、(64)は機枠
(9)の前面上部に取付けたセンサ、(65)はセンサ
(64)に対向させて受台(63)の前端部上に設けた
鏡、(66)は受台(63)の後部上方に該受台(6
3)の全幅にわたして横設した左右方向の給水管で、図
示してないが下面には多数の給水口を適当間隔に並設
し、給水管(66)の右方突出部にはコック(67)を
設けて該給水管(66)の右端を送水ホースに連結す
る。(68)は定植パネル搬送コンベヤ(d)の後部上
方に設けた定植パネル自動供給機、(69)は機枠
(9)の下部上に設けた電気制御箱、(70)は地上の
適当箇所に載置したコンプレッサ、(71)はコンプレ
ッサ(70)の空気制御箱で、機枠(9)の下部上に取
付ける。
【0024】而して、図示してないが、当て片(2
7)、規制スイッチ(33)、ストッパ(37),(3
8)、ストッパ(46),(47)、ストッパ(5
4),(55)、ストッパ(61),(62)部等には
それぞれセンサを設ける。
【0025】また、位置決めシリンダ(19),(2
0)、側シリンダ(35)、上シリンダ(42)、下シ
リンダ(48)、前シリンダ(56)の上下をそれぞれ
電磁切替弁を介装したホースによってコンプレッサ(7
0)に連結する。
【0026】第1モータ(18)、第2モータ(3
1)、磁石センサ(22),(23),(24)、移送
開閉挟み具(g)、挿入開閉挟み具(i)、上記の位置
決めシリンダ(19),(20)、側シリンダ(3
5)、上シリンダ(42)、下シリンダ(48)、前シ
リンダ(56)の電磁切替弁、及び当て片(27)、規
制スイッチ(33)、ストッパ(37),(38)、ス
トッパ(46),(47)、ストッパ(54),(5
5)、ストッパ(61),(62)部等のセンサ、セン
サ(64)、空気制御箱(71)内の自動空気制御機構
と電気制御箱(69)内の自動電気制御機構に電気回路
を形成する。
【0027】その作用を説明する。苗床搬送コンベヤ
(c)の搬送ベルト(16)の前部上の両側部に、図6
に示すように両側の苗床(a)をそれぞれ案内片(2
5)と仕切板(26)の間に嵌合させて載置し、また、
図1に示すように上記苗床(a)に当接させて搬送ベル
ト(16)の後部上の両側部にも苗床(a)を載置す
る。
【0028】一方、定植パネル(b)を、図8及び図1
0に示すように両側の定植パネル案内杆(32)の間に
嵌合し定植パネル搬送コンベヤ(d)の両側チエンコン
ベヤ(30)上にわたして載置し、また、図1に示すよ
うに前後方向に互いに当接させて並置する。一方、図1
に示すように定植パネル自動供給機(68)内に供給の
定植パネル(b)を重積する。
【0029】そこで、機械の運転を開始すれば、第1モ
ータ(18)の回転軸よりロール軸(17),駆動ロー
ル(14)を経て搬送ベルト(16)が図4の矢印方向
に回転して該搬送ベルト(16)上の苗床(a)を前方
へ移送する。
【0030】そして、図2に示すように上記苗床(a)
の前端が当て片(27)に当ると、センサによって第1
モータ(18)への通電が止まり、該第1モータ(1
8)及びその回転軸に連結した搬送ベルト(16)の回
転が停止し搬送ベルト(16)上の苗床(a)は上記位
置に静止して苗床(a)の位置決めがなされる。そのと
き、苗床(a)の前端列の各床片(5)は苗床押え具
(e)の各押え杆(40)及び床片移送具(f)の各移
送開閉挟み具(g)の挟み片(53)の下方に、前方か
ら二列目の各床片(5)は苗床押え具(e)の各止め杆
(41)の下方にそれぞれ対応する。
【0031】一方、第2モータ(31)の回転軸より前
回転軸(29)を経て両側チエンコンベヤ(30)が図
2の矢印方向に回転して該両側チエンコンベヤ(30)
上の定植パネル(b)を前方へ搬送する。
【0032】而して、図2に示すように定植パネル
(b)の前端列の穴(8)が両側の規制スイッチ(3
3)の昇降杆(34)に対応すれば、センサにより両側
の規制スイッチ(33)の昇降杆(34)が上昇し定植
パネル(b)の前端列の穴(8)内に突入して定植パネ
ル(b)の位置決めをなすと同時に、第2モータ(3
1)への通電が止まって該第2モータ(31)及びその
回転軸に連結したチエンコンベヤ(30)の回転が停止
し、チエンコンベヤ(30)上の定植パネル(b)は上
記定位置に静止して定植パネル(b)の位置決めがなさ
れる。一方、規制スイッチ(33)の昇降杆(34)は
下降し定植パネル(b)の穴(8)内より抜け出て復帰
する。そのとき、定植パネル(b)の前端列の各穴
(8)は床片挿入具(h)の各挿入開閉挟み具(i)の
下方にそれぞれ対応する。
【0033】次いで、センサにより苗床押え具(e)の
両側の側シリンダ(35)へのホースの電磁切替弁が一
方に切替わってその上ホースより両側の側シリンダ(3
5)の上部内に圧縮空気を供給し、図14に示すように
側シリンダ(35)のピストンロッド(36)及び台板
(39)が下降してその各押え杆(40)により苗床
(a)の前端列の各床片(5)の上面中央部を、各止め
杆(41)により苗床(a)の前方から二列目の各床片
(5)の上面両側部をそれぞれ下圧する。それと同時
に、ピストンロッド(36)の上ストッパ(37)が側
シリンダ(35)の上面に当ると共に、センサによって
両側の側シリンダ(35)へのホースの電磁切替弁が中
立位置に切替わり、両側の側シリンダ(35)の上部内
への圧縮空気の供給が止まって台板(39)は上記下降
位置に停止する。
【0034】次いで、センサにより床片移送具(f)の
上シリンダ(42)へのホースの電磁切替弁が一方に切
替わってその上ホースより上シリンダ(42)の上部内
に圧縮空気を供給し、図15に示すように上シリンダ
(42)のピストンロッド(45),後ろ昇降台(4
4),下案内体(50),横杆(51),移送開閉挟み
具(g)が一体で下降してその各移送開閉挟み具(g)
の両側挟み片(53)が苗床(a)の前端列の床片
(5)における三個目毎の床片(5)の両側の縦切目
(2)内にそれぞれ突入する。それと同時に、上案内体
(43)の上片が上ストッパ(46)に当ると共に、セ
ンサによって上シリンダ(42)へのホースの電磁切替
弁が中立位置に切替わり、上シリンダ(42)の上部内
への圧縮空気の供給が止まって移送開閉挟み具(g)は
上記下降位置に停止する。
【0035】次いで、センサによってすべての移送開閉
挟み具(g)に通電しその移送開閉挟み具(g)の両側
挟み片(53)が閉じて各移送開閉挟み具(g)の両側
挟み片(53)により苗床(a)の前端列の三個目毎の
床片(5)をそれぞれ挟持する。
【0036】次いで、センサにより床片移送具(f)の
下シリンダ(48)へのホースの電磁切替弁が一方に切
替わってその後ろホースより下シリンダ(48)の後部
内に圧縮空気を供給し、図16に示すように下シリンダ
(48)のピストンロッド(52),下案内体(5
0),横杆(51),移送開閉挟み具(g)が一体で前
進する。従って、苗床押え具(e)の各押え杆(40)
によって苗床(a)の前端列の各床片(5)を、各止め
杆(41)によって苗床(a)の前方から二列目の各床
片(5)をそれぞれ下圧保持したまま、苗床(a)の前
端列の三個目毎の床片(5)をそれぞれ移送開閉挟み具
(g)の両側挟み片(53)により挟持したまま前方へ
移送するから、上記床片(5)の上下四隅部の連結片
(4)が引きちぎられてその床片(5)のみが押え杆
(40)の先端屈曲片に摺動して前方へ移送され、当て
片(27)の開口(28)を通過して前進し、図10に
示すように床片挿入具(h)の各挿入開閉挟み具(i)
の両側挟み片(60)間にそれぞれ供給される。それと
同時に、下案内体(50)の後片が後ろストッパ(5
5)に当ると共に、センサによって下シリンダ(48)
へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、下シリ
ンダ(48)の後部内への圧縮空気の供給が止まって移
送開閉挟み具(g)は上記前進位置に停止する。
【0037】次いで、センサにより各挿入開閉挟み具
(i)に通電しその両側挟み片(60)が閉じて該両側
挟み片(60)により上記床片(5)を挟持すると共
に、各移送開閉挟み具(g)に通電しその両側挟み片
(53)が開いて該両側挟み片(53)は上記床片
(5)の両側に離隔する。
【0038】次いで、センサにより床片挿入具(h)の
前シリンダ(56)へのホースの電磁切替弁が一方に切
替わってその前シリンダ(56)の上部内に圧縮空気を
供給し、図17に示すように各挿入開閉挟み具(i)の
両側挟み片(60)で床片(5)をそれぞれ挟持したま
ま前シリンダ(56)のピストンロッド(59),前昇
降台(58),挿入開閉挟み具(i)が一体で下降し、
その各挿入開閉挟み具(i)の両側挟み片(60)が定
植パネル(b)の前端列のすべての穴(8)内にそれぞ
れ突入し、該両側挟み片(60)により挟持している床
片(5)を定植パネル(b)の穴(8)内に挿入して定
植パネル(b)の前端列のすべての穴(8)内への床片
(5)の定植を行う。それと同時に、前案内体(57)
の上片が上ストッパ(61)に当ると共に、センサによ
って前シリンダ(56)へのホースの電磁切替弁が中立
位置に切替わり、前シリンダ(56)の上部内への圧縮
空気の供給が止まって挿入開閉挟み具(i)は上記下降
位置に停止する。
【0039】次いで、センサにより床片挿入具(h)の
挿入開閉挟み具(i)に通電し、その挿入開閉挟み具
(i)の両側挟み具(60)が開いて該両側挟み片(6
0)により挟持していた床片(5)を離放する。
【0040】次いで、センサにより床片挿入具(h)の
前シリンダ(56)へのホースの電磁切替弁が上記と反
対に他方へ切替わって前シリンダ(56)の下部内に圧
縮空気を供給し、床片(5)を定植パネル(b)の穴
(8)内に残置したまま挿入開閉挟み具(i)の両側挟
み片(60)が定植パネル(b)の穴(8)内から抜け
出して前シリンダ(56)のピストンロッド(59),
前昇降台(58),挿入開閉挟み具(i)は一体で上昇
し、前昇降台(58)が下ストッパ(62)に当って図
15に示す元の上昇位置に復帰する。それと同時に、セ
ンサによって前シリンダ(56)へのホースの電磁切替
弁が中立位置に切替わり、前シリンダ(56)の下部内
への圧縮空気の供給が止まって挿入開閉挟み具(i)は
上記元の上昇位置に停止する。
【0041】一方、上記床片挿入具(h)の挿入開閉挟
み具(i)が下降して上昇する間に、センサにより苗床
押え具(e)の両側の側シリンダ(35)へのホースの
電磁切替弁が上記と反対に他方へ切替わって側シリンダ
(35)の下部内に圧縮空気を供給し、図17に示すよ
うに側シリンダ(35)のピストンロッド(36),上
下のストッパ(37),(38),台板(39),押え
杆(40),止め杆(41)は一体で上昇し、その下ス
トッパ(38)が側シリンダ(35)の下面に当ると共
に、センサによって両側の側シリンダ(35)へのホー
スの電磁切替弁が中立位置に切替わり、両側の側シリン
ダ(35)の下部内への圧縮空気の供給が止まって台板
(39)は上記上昇位置に停止する。
【0042】また、床片移送具(f)の上シリンダ(4
2)へのホースの電磁切替弁が上記と反対に他方へ切替
わって上シリンダ(42)の下部内に圧縮空気を供給
し、図17に示すように上シリンダ(42)のピストン
ロッド(45),後ろ昇降台(44),下案内体(5
0),横杆(51),移送開閉挟み具(g)は一体で上
昇し、後ろ昇降台(44)が下ストッパ(47)に当っ
て元の上昇位置に復帰する。それと同時に、センサによ
って上シリンダ(42)へのホースの電磁切替弁が中立
位置に切替わり、上シリンダ(42)の下部内への圧縮
空気の供給が止まって移送開閉挟み具(g)は上記元の
上昇位置に停止する。
【0043】センサにより床片移送具(f)の下シリン
ダ(48)へのホースの電磁切替弁が上記と反対に他方
へ切替わって下シリンダ(48)の前部内に圧縮空気を
供給し、下シリンダ(48)のピストンロッド(5
2),下案内体(50),横杆(51),移送開閉挟み
具(g)が一体で後進し、その横杆(51)が前ストッ
パ(54)に当って図2に示す元の後方位置に復帰す
る。それと同時に、センサによって下シリンダ(48)
へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、下シリ
ンダ(48)の前部内への圧縮空気の供給が止まり移送
開閉挟み具(g)は上記元の後方位置に停止して床片移
送具(f)は図2に示す元の状態に復帰する。
【0044】一方、センサによって第2モータ(31)
に通電し、定植パネル搬送コンベヤ(d)のチエンコン
ベヤ(30)が回転して定植パネル(b)を前方へ移送
する。そして、その定植パネル(b)の前方から二列目
の穴(8)が規制スイッチ(33)の昇降杆(34)に
対応すると、上記と同様に規制スイッチ(33)の昇降
杆(34)が上昇し定植パネル(b)の上記前方から二
列目の穴(8)内に突入して定植パネル(b)の位置決
めをなし、その後、規制スイッチ(33)の昇降杆(3
4)が下降すると共に、定植パネル搬送コンベヤ(d)
は停止する。
【0045】次いで、センサによって前後の位置決めシ
リンダ(19),(20)へのホースの電磁切替弁が一
方へ切替わり、該位置決めシリンダ(19),(20)
の基部内に圧縮空気を供給し、それらのピストンロッド
(21)を経て苗床押え具(e)付き苗床搬送コンベヤ
(c)は前後の案内杆(11)に沿って左方へ移動す
る。そして、その苗床搬送コンベヤ(c)が床片(5)
の幅だけ移動すると、前位置決めシリンダ(19)の磁
石センサ(22)によって位置決めシリンダ(19),
(20)へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わ
り、位置決めシリンダ(19),(20)の基部内への
圧縮空気の供給が止まって苗床搬送コンベヤ(c)は上
記移動位置に停止し、苗床(a)の前端列の上記の引き
ちぎって定植した床片(5)の右側に位置する床片
(5)が床片移送具(f)の移送開閉挟み具(g)の下
方にそれぞれ対応する。
【0046】その後は順次、センサ及び位置決めシリン
ダ(19),(20)の磁石センサ(22),(23)
によって上記と同様に作動し、苗床搬送コンベヤ(c)
上の苗床(a)の前端列の床片(5)を間欠的で順次、
左方より図6の苗床(a)に記載した1に続いて2、3
の順で引きちぎってその床片(5)を定植パネル(b)
の前方から二列目の穴(8)内、三列目の穴(8)内へ
と定植する。
【0047】上記苗床(a)の前端列の床片(5)が定
植パネル(b)の穴(8)内に定植されると、センサに
よって第1モータ(18)に通電し苗床搬送コンベヤ
(c)の搬送ベルト(16)が回転して上記苗床(a)
を前方へ移送し、その苗床(a)の前方から二列目の床
片(5)群の前端が当て片(27)に当ると、センサに
より上記と同様に第1モータ(18)への通電が止まっ
て搬送ベルト(16)による苗床(a)の移送は停止す
る。
【0048】その苗床(a)の移送が停止すると、セン
サによって上記と同様に作動し、苗床(a)の前方から
二列目に位置して現在は前端列になっている床片(5)
を順次定植パネル(b)の穴(8)内に定植する。但
し、このときは、苗床(a)の上記前端列の床片(5)
の定植作業におけると反対に、苗床搬送コンベヤ(c)
が左方に位置する状態から間欠的に順次右方へ床片
(5)の幅づつ移動し、苗床(a)の前端列の床片
(5)を順次右方より図6の苗床(a)に記載した3、
2、1の順で引きちぎってその床片(5)を定植パネル
(b)の穴(8)内に定植する。
【0049】そして、床片(5)の定植が終った定植パ
ネル(b)は順次、定植パネル搬送コンベヤ(d)の前
端から受台(63)上に送り出される。
【0050】一方、床片(5)が移送開閉挟み具(g)
の両側挟み片(53)及び挿入開閉挟み具(i)の両側
挟み片(60)によって挟持されたときに、その挟み片
(53),(60)の圧縮作用によって床片(5)内の
含み水が押出され落下して床片(5)内の含み水は不足
状態になり、その水の不足した床片(5)が定植パネル
(b)の穴(8)内に定植されている。
【0051】そこで、給水管(66)のコック(67)
を開き、水を給水管(66)の多数の給水口から落下さ
せておけば、定植パネル(b)が定植パネル搬送コンベ
ヤ(d)により送り出されて受台(63)上を前進する
に伴い、定植パネル(b)に定植した床片(5)に順次
給水管(66)の給水口から水を補給し、定植パネル
(b)のすべての床片(5)は充分に水を含んだ状態に
仕上げられる。
【0052】従って、苗床搬送コンベヤ(c)の搬送ベ
ルト(16)の後部上に一定の空間ができる毎に、順次
その空間部に苗床(a)を載置してゆけば、定植パネル
(b)は定植パネル自動供給機(68)により自動的に
順次定植パネル搬送コンベヤ(d)上に供給されて苗床
(a)の床片(5)の定植パネル(b)の穴(8)内へ
の定植作業、及び受台(63)上に送り出された定植パ
ネル(b)の床片(5)への水の補給が機械的に連続し
て行われる。
【0053】また、受台(63)上に送り出された定植
パネル(b)の取除きが万一遅れた場合には、定植パネ
ル(b)が受台(63)の前端まで至ると、その定植パ
ネル(b)による鏡(65)の遮蔽によってセンサ(6
4)が作用し、自動的に第1モータ(18)及び第2モ
ータ(31)への通電が止まって機械の運転は停止す
る。
【0054】その後、受台(63)上の定植パネル
(b)を取除けば、鏡(65)の作用が相俟ってセンサ
(64)が作用し、自動的に第1モータ(18)及び第
2モータ(31)に通電して機械の運転は再開される。
【0055】なお、苗床搬送コンベヤ(c)の左右往復
移動をさせるのに、上記磁石センサ(22)付き前位置
決めシリンダ(19)及び磁石センサ(23),(2
4)付き後ろ位置決めシリンダ(20)に代えて、他の
左右往復移動の作動機構を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明の水耕苗の自動定植方法及びその
自動定植装置は、下記のような利点がある。
【0057】(1) 間欠回転及び左右往復移動をする
苗床搬送コンベヤと、間欠回転する定植パネル搬送コン
ベヤとを上下に並設し、その両搬送コンベヤの停止中
に、上記苗床搬送コンベヤが左方または右方へ移動しな
がらその苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の床片を移送開
閉挟み具により挟持して切離し前方へ移送して挿入開閉
挟み具に供給し、該挿入開閉挟み具により挟持して下方
へ移送し上記定植パネル搬送コンベヤ上の搬送パネルの
穴内に挿入して定植し、順次上記作用を繰返して水耕苗
床の床片の定植パネルの穴内への定植を機械的に連続し
て行う。従って、
【0058】(イ) 少人数で作業し得て人手を節減す
ることができる。
【0059】(ロ) 作業時間を短縮して作業能率を向
上する。。
【0060】(ハ) 一度に数個の床片を定植できて作
業能率を向上する。
【0061】(ニ) 人件費等の経費を軽減できて収益
の向上が計れる。
【0062】(ホ) 野菜等の大,中規模経営に対応で
きて実用上有益である。
【0063】(ヘ) 定植パネルのの穴内への床片の定
植を機械的に挿入して行うから、床片の定植作業を終始
確実均等になし得てその床片定植の精度が出、苗の生育
は揃って良好である。
【0064】(ト) 定植作業を機械で自動的に行うか
ら、作業者の労力を軽減して長時間作業にも作業者の疲
労は少なく、作業上有益である。
【0065】(チ) ハウス内が高温になる夏期等にお
いても、ハウス内での床片の定植作業を容易に行うこと
ができる。
【0066】(2) 床片を移送開閉挟み具によって挟
持し前方へ移送して引きちぎり、その床片を挿入開閉挟
み具により挟持して下方へ移送し定植パネルの穴内に挿
入して定植するから、床片の苗を損傷することなく床片
を確実に切離して定植することができ、苗の生育に支障
を生じるおそれは無い。
【0067】(3) 苗床搬送コンベヤの前端部上方
に、上下作動して該苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前
端部を下圧する苗床押え具を設ければ、その苗床搬送コ
ンベヤ上の水耕苗床の前端部の床片を上記苗床押え具に
より下圧して固定し、上記水耕苗床の床片をそれぞれ移
送開閉挟み具によって確実良好に一個づつ挟持し引きち
ぎって前方へ移送することができる。
【0068】(4) 定植パネル搬送コンベヤの前方の
受台の後部上方に給水管を設けると、床片を定植して定
植パネル搬送コンベヤにより上記受台上に送り出される
定植パネルに上記給水管から給水し、上記定植パネルの
床片に順次水を補給して該床片が充分に水を含み、床片
の含み水の不足を防いで床片の苗の損傷や生育不良を防
止し、苗の生育を良好になすことができる。
【0069】(5) 定植パネル搬送コンベヤの前方の
受台の前端に鏡を設けると共に、その鏡に対向して機械
の運転の停止及び再開の作用をなすセンサを設ければ、
定植パネル搬送コンベヤによって上記受台上に送り出さ
れた定植パネルの取除きが万一遅れるようなことがあっ
ても、その定植パネルによる鏡の遮蔽により自動的にセ
ンサが作用して機械の運転は停止し、床片を定植した定
植パネルが作業者の不注意により受台上から落下して定
植パネルに定植した苗を損傷することは無い。一方、そ
の受台上の定植パネルを取除くと、自動的に上記センサ
の作用により機械は運転が再開されて作業上有益であ
る。
【0070】(3) 簡単に構成して円滑適切に作用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す水耕苗の自動定植機
の側断面図である。
【図2】同上要部の拡大側断面図である。
【図3】その水耕苗床及び定植パネルの搬送部の正断面
図である。
【図4】その苗床搬送コンベヤ部の側面図である。
【図5】同上平面図である。
【図6】同上正面図である。
【図7】その水耕苗床押え部の一部の分解斜視図であ
る。
【図8】床片移送部の正面図で、一部を切欠して示す。
【図9】その床片移送具の底面図である。
【図10】床片挿入部の正面図である。
【図11】水耕苗床の一部の平面図で、一部を切断して
示す。
【図12】同上側断面図である。
【図13】定植パネルの平面図である。
【図14】苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前端部を苗
床押え具によって下圧した状態の要部の側断面図であ
る。
【図15】次いで、苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前
端列の床片を移送開閉挟み具によって挟持した状態の要
部の側断面図である。
【図16】次いで、上記床片を前方へ移送して挿入開閉
挟み具に供給した状態の要部の側断面図である。
【図17】次いで、上記床片を下方へ移送して定植パネ
ルの穴内に挿入した状態の要部の側断面図である。
【符号の説明】
a 水耕苗床 b 定植パネル c 苗床搬送コンベヤ d 定植パネル搬送コンベヤ e 苗床押え具 f 床片移送具 g 移送開閉挟み具 h 床片挿入具 i 挿入開閉挟み具 1 播種床 2 縦切目 3 横切目 4 連結片 5 床片 6 発芽 7 発泡合成樹脂板 8 穴 9 機枠 10 キャスタ 11 案内杆 12 コンベヤ台 13 支持ロール 14 駆動ロール 15 案内ロール 16 搬送ベルト 17 ロール軸 18 減速第1モータ 19 前位置決めシリンダ 20 後ろ位置決めシリンダ 21 ピストンロッド 22 磁石センサ 23 磁石センサ 24 磁石センサ 25 案内片 26 仕切板 27 当て片 28 開口 29 回転軸 30 羽根付きチエンコンベヤ 31 減速第2モータ 32 定植パネル案内杆 33 規制スイッチ 34 昇降杆 35 側シリンダ 36 ピストンロッド 37 上ストッパ 38 下ストッパ 39 台板 40 L形押え杆 41 止め杆 42 上シリンダ 43 上案内体 44 後ろ昇降台 45 ピストンロッド 46 上ストッパ 47 下ストッパ 48 下シリンダ 49 軸受 50 下案内体 51 横杆 52 ピストンロッド 53 挟み片 54 前ストッパ 55 後ろストッパ 56 前シリンダ 57 前案内体 58 前昇降台 59 ピストンロッド 60 挟み片 61 上ストッパ 62 下ストッパ 63 受台 64 センサ 65 鏡 66 給水管 67 コック 68 定植パネル自動供給機 69 電気制御箱 70 コンプレッサ 71 空気制御箱
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月18日(1999.3.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 水耕苗の自動定植方法及びその自
動定植装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタン等より成る弾
性発泡合成樹脂マットの播種床に三つ葉,ねぎ等の種子
を播き水耕栽培により発芽させて育苗した水耕苗床を、
機械的に一株の床片づつ切離して定植パネルの穴内に定
植する水耕苗の自動定植方法及びその自動定植装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】水耕栽培による育苗は、先ず、図11及
び図12に示すように、ウレタン等より成る弾性発泡合
成樹脂マットに多数の縦横の切目を入れると共に、互い
に連結片によって前後左右に連結させ多数の床片の連結
体となして播種床を形成する。
【0003】そして、上記播種床の各床片上に播種し発
芽させて水耕苗の苗床を形成する。
【0004】而して、従来のこの種の水耕苗の定植方法
は、作業者が手作業で上記水耕苗の苗床の床片を一個づ
つ引きちぎり、図13に示すような発泡合成樹脂製の定
植パネルの多数の穴内に順次押込んで一株づつ手植えで
定植している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水耕苗の定
植方法においては、水耕苗の苗床の床片を、人手により
一個づつ引きちぎって定植パネルの穴内に手植えで定植
する。従って、
【0006】(1) 多くの作業者が必要である。
【0007】(2) 作業能率が悪く、手間が掛って経
費が高くなる。
【0008】(3) 定植パネルの穴内への床片の定植
に熟練を要する。
【0009】(4) 床片が定植パネルの穴内で斜めに
なることがあり、苗の生育揃いに問題を生じるおそれが
ある。
【0010】(5) 定植作業はハウス内で行うから、
特に、ハウス内が高温になる夏期等には作業が極めて過
酷で、作業者の疲労は大である点である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械的に水耕
苗床を一株の床片づつ切離し定植パネルの穴内に挿入し
て定植し、定植パネルの穴内への水耕苗の定植を自動的
に連続して行い、人手を節減して少人数で作業し得る上
に、作業時間を短縮して経費の軽減ができ、且つ、苗定
植の精度を高めて作業性を向上する水耕苗の自動定植方
法及びその自動定植装置を提供することを目的とする。
【0012】すなわち、間欠回転及び左右往復移動をす
る苗床搬送コンベヤと、間欠回転する定植パネル搬送コ
ンベヤとを上下に並設してその苗床搬送コンベヤにより
水耕苗床を、定植パネル搬送コンベヤにより定植パネル
をそれぞれ前方へ移送し、上記苗床搬送コンベヤ及び上
記定植パネル搬送コンベヤの停止中に、上記苗床搬送コ
ンベヤ上の水耕苗床の前端部を上下作動する苗床押え具
により下圧し該水耕苗床の前端列の数個置きの床片をそ
れぞれ移送開閉挟み具により挟持して切離し前方へ移送
して挿入開閉挟み具に供給し、次いで、上記供給床片を
上記挿入開閉挟み具により挟持して下方へ移送し上記定
植パネル搬送コンベヤ上の定植パネルの穴内に挿入して
植付けると共に、上記苗床搬送コンベヤが上記水耕苗床
の床片の幅だけ左方または右方へ移動して上記定植パネ
ル搬送コンベヤが上記定植パネルの穴の前後間隔だけ回
転し、順次、上記と同様に上記苗床搬送コンベヤ上の水
耕苗床の前端列の切離した床片の隣りの床片をそれぞれ
切離して定植パネル搬送コンベヤ上の定植パネルの穴内
に植付けると共に、苗床搬送コンベヤが左方または右方
へ移動して定植パネル搬送コンベヤが回転し、上記苗床
搬送コンベヤ上の水耕苗床の前端列の床片の植付けが終
ると上記苗床押え具が上昇して上記苗床搬送コンベヤに
より上記水耕苗床をその床片の長さだけ前方へ移送し、
自動的に順次、上記の苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の
前端列における床片の植付け作用を繰返し上記苗床搬送
コンベヤ上の水耕苗床の床片を上記定植パネル搬送コン
ベヤ上の定植パネルの穴内にそれぞれ植付けて水耕苗の
定植を行い、水耕苗の定植の人手を節減して少人数で作
業し得る上に、作業時間を短縮して経費の軽減ができ、
且つ、苗定植の精度を高めて作業性を向上する目的を、
水耕苗の定植を機械的に連続して行うことにより実現し
た。
【0013】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構
成を図面について説明すれば、(a)は水耕苗床を示
し、(1)は水耕苗床(a)の播種床で、ウレタン等よ
り成る弾性発泡合成樹脂マットに多数の縦切目(2)と
横切目(3)を適当間隔に入れ、互いに上下の四隅部に
おいてのみ連結片(4)によって前後左右に連結され多
数の床片(5)の連結体となして播種床(1)を構成す
る。そして、その播種床(1)上に播種し発芽(6)さ
せて水耕苗床(a)を形成する。
【0014】(b)は定植パネルで、発泡合成樹脂板
(7)に多数の穴(8)を前後左右に適当間隔で並設し
て定植パネル(b)を形成する。
【0015】(9)は水耕苗の自動定植機の機枠で、下
端にはキャスタ(10)を取付ける。(11)は機枠
(9)の中間部に並架した左右方向の前後の案内杆であ
る。
【0016】(c)は苗床搬送コンベヤを示し、(1
2)は苗床搬送コンベヤ(c)のコンベヤ台で、前後の
案内杆(11)に左右往復移動可能に嵌着する。そし
て、コンベヤ台(12)の前後端部の支持ロール(1
3),中間下部の駆動ロール(14)及び該駆動ロール
(14)の上方前後の案内ロール(15)にわたし搬送
ベルト(16)を掛けわたして苗床搬送コンベヤ(c)
を構成し、その駆動ロール(14)のロール軸(17)
の右端部を、小ピッチで間欠駆動する減速第1モータ
(18)の回転軸に連結する。(19),(20)は前
案内杆(11)の前後において機枠(9)の左側枠に取
付けた左右方向の前後の位置決めシリンダで、それらの
位置決めシリンダ(19),(20)のピストンロッド
(21)をコンベヤ台(12)の左側面に固定し、前位
置決めシリンダ(19)の中間部及び後ろ位置決めシリ
ンダ(20)の両側部に磁石センサ(22),(2
3),(24)をそれぞれ取付ける。
【0017】(25)はコンベヤ台(12)の両側部上
に設けた案内片、(26)は前後方向になして搬送ベル
ト(16)の中央部上方に近接させて配設した仕切板、
(27)は苗床搬送コンベヤ(c)の前端に接近して機
枠(9)に取付けた当て板で、該当て板(27)には水
耕苗床(a)の床片(5)の三個目毎の位置に床片
(5)が通過できる上方開放の開口(28)を形成す
る。
【0018】(d)は苗床搬送コンベヤ(c)の下方に
おいて機枠(9)に設けた定植パネル搬送コンベヤで、
前後の回転軸(29)の鎖車に掛けわたした両側の羽根
付きチエンコンベヤ(30)より成り、その前回転軸
(29)の右端部を、機枠(9)に取付けて苗床搬送コ
ンベヤ(c)の間欠駆動の小ピッチの数倍の大ピッチで
間欠駆動をする減速第2モータ(31)の回転軸に連結
する。(32)は定植パネル搬送コンベヤ(d)の上方
両側に並設した定植パネル案内杆で、丸パイプより成
る。(33)は定植パネル(b)の規制スイッチで、定
植パネル搬送コンベヤ(d)の前部において、その両側
チエンコンベヤ(30)の間の中央部に一乃至二個設け
る。(34)は規制スイッチ(33)に設けて定植パネ
ル(b)の穴(8)内に出入する昇降杆である。
【0019】(e)は苗床搬送コンベヤ(c)のコンベ
ヤ台(12)の前端部に取付けた苗床押え具を示し、
(35)は苗床押え具(e)の両側の上下方向の側シリ
ンダで、コンベヤ台(12)の両側面にそれぞれ固定す
る。(36)は両側の側シリンダ(35)の上下に突出
するピストンロッドで、該ピストンロッド(36)の上
下端部に上下のストッパ(37),(38)をそれぞれ
設ける。(39)は両側の側シリンダ(35)の上スト
ッパ(37)上にわたして上下調節可能に横架した台板
で、該台板(39)の前部には、下方先端部が前方へ屈
曲して苗床搬送コンベヤ(c)上の水耕苗床(a)の前
端列の各床片(5)の中央部に対応するL形押え杆(4
0)と、上記水耕苗床(a)の前方から二列目の各床片
(5)の両側部上に対応する左右一対の止め杆(41)
とを前後になしてそれぞれ左右方向に並設する。
【0020】(f)は苗床押え具(e)の上方において
機枠(9)に設けた床片移送具を示し、(42)は床片
移送具(f)の上下方向の上シリンダで、機枠(9)上
の後方中央部に固定する。(43)は機枠(9)の上端
後部に昇降可能に取付けた枠状の上案内体,(44)は
上シリンダ(42)のピストンロッド(45)及び上案
内体(43)の下端に両側へ張出させて固定した後ろ昇
降台で、機枠(9)の上端後部の中間両側部には後ろ昇
降台(44)の上下のストッパ(46),(47)をそ
れぞれ設ける。
【0021】(48)は後ろ昇降台(44)の下面中央
部に取付けた下シリンダ、(49)は後ろ昇降台(4
4)の下面両側部に取付けた軸受で、その両側軸受(4
9)に枠状の下案内体(50)を前後動可能に嵌合す
る。(51)は下シリンダ(48)のピストンロッド
(52)及び下案内体(50)の前端に両側へ張出させ
て固定した横杆で、該横杆(51)の前面には両側挟み
片(53)がほぼ平行で電磁式の八個の移送開閉挟み具
(g)を左右方向に水耕苗床(a)の床片(5)の三個
分の間隔で並設する。そして、後ろ昇降台(44)の下
面の中間両側部の前後には横杆(51)の前後のストッ
パ(54),(55)をそれぞれ設ける。
【0022】(h)は床片移送具(f)の前方において
機枠(9)に設けた床片挿入具を示し、(56)は床片
挿入具(h)の上下方向の前シリンダで、機枠(9)上
の前方中央部に固定する。(57)は機枠(9)の上端
前部に昇降可能に取付けた枠状の前案内体、(58)は
前シリンダ(56)のピストンロッド(59)及び前案
内体(57)の下端に両側へ張出させて固定した前昇降
台で、該前昇降台(58)の後面には両側挟み片(6
0)がハ字形に拡開した電磁式の八個の挿入開閉挟み具
(i)をそれぞれ横杆(51)の移送開閉挟み具(g)
と対応させて左右方向に並設する。そして、機枠(9)
の上端前部の中間両側部には前昇降台(58)の上下の
ストッパ(61),(62)をそれぞれ設ける。
【0023】(63)は機枠(9)の前端部に出し入れ
可能に設けて前方に突設した受台、(64)は機枠
(9)の前面上部に取付けたセンサ、(65)はセンサ
(64)に対向させて受台(63)の前端部上に設けた
鏡、(66)は受台(63)の後部上方に該受台(6
3)の全幅にわたして横設した左右方向の給水管で、図
示してないが下面には多数の給水口を適当間隔に並設
し、給水管(66)の右方突出部にはコック(67)を
設けて該給水管(66)の右端を送水ホースに連結す
る。(68)は定植パネル搬送コンベヤ(d)の後部上
方に設けた定植パネル自動供給機、(69)は機枠
(9)の下部上に設けた電気制御箱、(70)は地上の
適当箇所に載置したコンプレッサ、(71)はコンプレ
ッサ(70)の空気制御箱で、機枠(9)の下部上に取
付ける。
【0024】而して、図示してないが、当て片(2
7)、規制スイッチ(33)、ストッパ(37),(3
8)、ストッパ(46),(47)、ストッパ(5
4),(55)、ストッパ(61),(62)部等には
それぞれセンサを設ける。
【0025】また、位置決めシリンダ(19),(2
0)、側シリンダ(35)、上シリンダ(42)、下シ
リンダ(48)、前シリンダ(56)の上下をそれぞれ
電磁切替弁を介装したホースによってコンプレッサ(7
0)に連結する。
【0026】第1モータ(18)、第2モータ(3
1)、磁石センサ(22),(23),(24)、移送
開閉挟み具(g)、挿入開閉挟み具(i)、上記の位置
決めシリンダ(19),(20)、側シリンダ(3
5)、上シリンダ(42)、下シリンダ(48)、前シ
リンダ(56)の電磁切替弁、及び当て片(27)、規
制スイッチ(33)、ストッパ(37),(38)、ス
トッパ(46),(47)、ストッパ(54),(5
5)、ストッパ(61),(62)部等のセンサ、セン
サ(64)、空気制御箱(71)内の自動空気制御機構
と電気制御箱(69)内の自動電気制御機構に電気回路
を形成する。
【0027】その作用を説明する。苗床搬送コンベヤ
(c)の搬送ベルト(16)の前部上の両側部に、図6
に示すように両側の苗床(a)をそれぞれ案内片(2
5)と仕切板(26)の間に嵌合させて載置し、また、
図1に示すように上記苗床(a)に当接させて搬送ベル
ト(16)の後部上の両側部にも苗床(a)を載置す
る。
【0028】一方、定植パネル(b)を、図8及び図1
0に示すように両側の定植パネル案内杆(32)の間に
嵌合し定植パネル搬送コンベヤ(d)の両側チエンコン
ベヤ(30)上にわたして載置し、また、図1に示すよ
うに前後方向に互いに当接させて並置する。一方、図1
に示すように定植パネル自動供給機(68)内に供給の
定植パネル(b)を重積する。
【0029】そこで、機械の運転を開始すれば、第1モ
ータ(18)の回転軸よりロール軸(17),駆動ロー
ル(14)を経て搬送ベルト(16)が図4の矢印方向
に回転して該搬送ベルト(16)上の苗床(a)を前方
へ移送する。
【0030】そして、図2に示すように上記苗床(a)
の前端が当て片(27)に当ると、センサによって第1
モータ(18)への通電が止まり、該第1モータ(1
8)及びその回転軸に連結した搬送ベルト(16)の回
転が停止し搬送ベルト(16)上の苗床(a)は上記位
置に静止して苗床(a)の位置決めがなされる。そのと
き、苗床(a)の前端列の各床片(5)は苗床押え具
(e)の各押え杆(40)及び床片移送具(f)の各移
送開閉挟み具(g)の挟み片(53)の下方に、前方か
ら二列目の各床片(5)は苗床押え具(e)の各止め杆
(41)の下方にそれぞれ対応する。
【0031】一方、第2モータ(31)の回転軸より前
回転軸(29)を経て両側チエンコンベヤ(30)が図
2の矢印方向に回転して該両側チエンコンベヤ(30)
上の定植パネル(b)を前方へ搬送する。
【0032】而して、図2に示すように定植パネル
(b)の前端列の穴(8)が両側の規制スイッチ(3
3)の昇降杆(34)に対応すれば、センサにより両側
の規制スイッチ(33)の昇降杆(34)が上昇し定植
パネル(b)の前端列の穴(8)内に突入して定植パネ
ル(b)の位置決めをなすと同時に、第2モータ(3
1)への通電が止まって該第2モータ(31)及びその
回転軸に連結したチエンコンベヤ(30)の回転が停止
し、チエンコンベヤ(30)上の定植パネル(b)は上
記定位置に静止して定植パネル(b)の位置決めがなさ
れる。一方、規制スイッチ(33)の昇降杆(34)は
下降し定植パネル(b)の穴(8)内より抜け出て復帰
する。そのとき、定植パネル(b)の前端列の各穴
(8)は床片挿入具(h)の各挿入開閉挟み具(i)の
下方にそれぞれ対応する。
【0033】次いで、センサにより苗床押え具(e)の
両側の側シリンダ(35)へのホースの電磁切替弁が一
方に切替わってその上ホースより両側の側シリンダ(3
5)の上部内に圧縮空気を供給し、図14に示すように
側シリンダ(35)のピストンロッド(36)及び台板
(39)が下降してその各押え杆(40)により苗床
(a)の前端列の各床片(5)の上面中央部を、各止め
杆(41)により苗床(a)の前方から二列目の各床片
(5)の上面両側部をそれぞれ下圧する。それと同時
に、ピストンロッド(36)の上ストッパ(37)が側
シリンダ(35)の上面に当ると共に、センサによって
両側の側シリンダ(35)へのホースの電磁切替弁が中
立位置に切替わり、両側の側シリンダ(35)の上部内
への圧縮空気の供給が止まって台板(39)は上記下降
位置に停止する。
【0034】次いで、センサにより床片移送具(f)の
上シリンダ(42)へのホースの電磁切替弁が一方に切
替わってその上ホースより上シリンダ(42)の上部内
に圧縮空気を供給し、図15に示すように上シリンダ
(42)のピストンロッド(45),上案内体(4
3),後ろ昇降台(44),下案内体(50),横杆
(51),移送開閉挟み具(g)が一体で下降してその
各移送開閉挟み具(g)の両側挟み片(53)が苗床
(a)の前端列の床片(5)における三個目毎の床片
(5)の両側の縦切目(2)内にそれぞれ突入する。そ
れと同時に、上案内体(43)の上片が上ストッパ(4
6)に当ると共に、センサによって上シリンダ(42)
へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、上シリ
ンダ(42)の上部内への圧縮空気の供給が止まって移
送開閉挟み具(g)は上記下降位置に停止する。
【0035】次いで、センサによってすべての移送開閉
挟み具(g)に通電しその移送開閉挟み具(g)の両側
挟み片(53)が閉じて各移送開閉挟み具(g)の両側
挟み片(53)により苗床(a)の前端列の三個目毎の
床片(5)をそれぞれ挟持する。
【0036】次いで、センサにより床片移送具(f)の
下シリンダ(48)へのホースの電磁切替弁が一方に切
替わってその後ろホースより下シリンダ(48)の後部
内に圧縮空気を供給し、図16に示すように下シリンダ
(48)のピストンロッド(52),下案内体(5
0),横杆(51),移送開閉挟み具(g)が一体で前
進する。従って、苗床押え具(e)の各押え杆(40)
によって苗床(a)の前端列の各床片(5)を、各止め
杆(41)によって苗床(a)の前方から二列目の各床
片(5)をそれぞれ下圧保持したまま、苗床(a)の前
端列の三個目毎の床片(5)をそれぞれ移送開閉挟み具
(g)の両側挟み片(53)により挟持したまま前方へ
移送するから、上記床片(5)の上下四隅部の連結片
(4)が引きちぎられてその床片(5)のみが押え杆
(40)の先端屈曲片に摺動して前方へ移送され、当て
片(27)の開口(28)を通過して前進し、図10に
示すように床片挿入具(h)の各挿入開閉挟み具(i)
の両側挟み片(60)間にそれぞれ供給される。それと
同時に、下案内体(50)の後片が後ろストッパ(5
5)に当ると共に、センサによって下シリンダ(48)
へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、下シリ
ンダ(48)の後部内への圧縮空気の供給が止まって移
送開閉挟み具(g)は上記前進位置に停止する。
【0037】次いで、センサにより各挿入開閉挟み具
(i)に通電しその両側挟み片(60)が閉じて該両側
挟み片(60)により上記床片(5)を挟持すると共
に、各移送開閉挟み具(g)に通電しその両側挟み片
(53)が開いて該両側挟み片(53)は上記床片
(5)の両側に離隔する。
【0038】次いで、センサにより床片挿入具(h)の
前シリンダ(56)へのホースの電磁切替弁が一方に切
替わってその前シリンダ(56)の上部内に圧縮空気を
供給し、図17に示すように各挿入開閉挟み具(i)の
両側挟み片(60)で床片(5)をそれぞれ挟持したま
ま前シリンダ(56)のピストンロッド(59),前案
内体(57),前昇降台(58),挿入開閉挟み具
(i)が一体で下降し、その各挿入開閉挟み具(i)の
両側挟み片(60)が定植パネル(b)の前端列のすべ
ての穴(8)内にそれぞれ突入し、該両側挟み片(6
0)により挟持している床片(5)を定植パネル(b)
の穴(8)内に挿入して定植パネル(b)の前端列のす
べての穴(8)内への床片(5)の定植を行う。それと
同時に、前案内体(57)の上片が上ストッパ(61)
に当ると共に、センサによって前シリンダ(56)への
ホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、前シリンダ
(56)の上部内への圧縮空気の供給が止まって挿入開
閉挟み具(i)は上記下降位置に停止する。
【0039】次いで、センサにより床片挿入具(h)の
挿入開閉挟み具(i)に通電し、その挿入開閉挟み具
(i)の両側挟み具(60)が開いて該両側挟み片(6
0)により挟持していた床片(5)を離放する。
【0040】次いで、センサにより床片挿入具(h)の
前シリンダ(56)へのホースの電磁切替弁が上記と反
対に他方へ切替わって前シリンダ(56)の下部内に圧
縮空気を供給し、床片(5)を定植パネル(b)の穴
(8)内に残置したまま挿入開閉挟み具(i)の両側挟
み片(60)が定植パネル(b)の穴(8)内から抜け
出して前シリンダ(56)のピストンロッド(59),
前案内体(57),前昇降台(58),挿入開閉挟み具
(i)は一体で上昇し、前昇降台(58)が下ストッパ
(62)に当って図15に示す元の上昇位置に復帰す
る。それと同時に、センサによって前シリンダ(56)
へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、前シリ
ンダ(56)の下部内への圧縮空気の供給が止まって挿
入開閉挟み具(i)は上記元の上昇位置に停止する。
【004一方、床片移送具(f)の上シリンダ(4
2)へのホースの電磁切替弁が上記と反対に他方へ切替
わって上シリンダ(42)の下部内に圧縮空気を供給
し、図17に示すように上シリンダ(42)のピストン
ロッド(45),上案内体(43),後ろ昇降台(4
4),下案内体(50),横杆(51),移送開閉挟み
具(g)は一体で上昇し、後ろ昇降台(44)が下スト
ッパ(47)に当って元の上昇位置に復帰する。それと
同時に、センサによって上シリンダ(42)へのホース
の電磁切替弁が中立位置に切替わり、上シリンダ(4
2)の下部内への圧縮空気の供給が止まって移送開閉挟
み具(g)は上記元の上昇位置に停止する。
【004】センサにより床片移送具(f)の下シリン
ダ(48)へのホースの電磁切替弁が上記と反対に他方
へ切替わって下シリンダ(48)の前部内に圧縮空気を
供給し、下シリンダ(48)のピストンロッド(5
2),下案内体(50),横杆(51),移送開閉挟み
具(g)が一体で後進し、その横杆(51)が前ストッ
パ(54)に当って図2に示す元の後方位置に復帰す
る。それと同時に、センサによって下シリンダ(48)
へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、下シリ
ンダ(48)の前部内への圧縮空気の供給が止まり移送
開閉挟み具(g)は上記元の後方位置に停止して床片移
送具(f)は図2に示す元の状態に復帰する。
【004】一方、センサによって第2モータ(31)
に通電し、定植パネル搬送コンベヤ(d)のチエンコン
ベヤ(30)が回転して定植パネル(b)を前方へ移送
する。そして、その定植パネル(b)の前方から二列目
の穴(8)が規制スイッチ(33)の昇降杆(34)に
対応すると、上記と同様に規制スイッチ(33)の昇降
杆(34)が上昇し定植パネル(b)の上記前方から二
列目の穴(8)内に突入して定植パネル(b)の位置決
めをなすと同時に、定植パネル搬送コンベヤ(d)は停
止する。その後、規制スイッチ(33)の昇降杆(3
4)は下降して復帰する。
【004】次いで、センサによって前後の位置決めシ
リンダ(19),(20)へのホースの電磁切替弁が一
方へ切替わり、該位置決めシリンダ(19),(20)
の基部内に圧縮空気を供給し、それらのピストンロッド
(21)を経て苗床押え具(e)付き苗床搬送コンベヤ
(c)は前後の案内杆(11)に沿って左方へ移動す
る。そして、その苗床搬送コンベヤ(c)が床片(5)
の幅だけ移動すると、前位置決めシリンダ(19)の磁
石センサ(22)によって位置決めシリンダ(19),
(20)へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わ
り、位置決めシリンダ(19),(20)の基部内への
圧縮空気の供給が止まって苗床搬送コンベヤ(c)は上
記移動位置に停止し、苗床(a)の前端列の上記の引き
ちぎって定植した床片(5)の右側に位置する床片
(5)が床片移送具(f)の移送開閉挟み具(g)の下
方にそれぞれ対応する。
【004】その後は順次、センサ及び位置決めシリン
ダ(19),(20)の磁石センサ(22),(23)
によって上記と同様に作動し、苗床搬送コンベヤ(c)
上の苗床(a)の前端列の床片(5)を間欠的で順次、
左方より図6の苗床(a)に記載した1に続いて2、3
の順で引きちぎってその床片(5)を定植パネル(b)
の前方から二列目の穴(8)内、三列目の穴(8)内へ
と定植する。
0046】上記苗床(a)の前端列の床片(5)が定
植パネル(b)の穴(8)内に定植されると、センサに
より苗床押え具(e)の両側の側シリンダ(35)への
ホースの電磁切替弁が上記と反対に他方へ切替わって側
シリンダ(35)の下部内に圧縮空気を供給し、図17
に示すように側シリンダ(35)のピストンロッド(3
6),上下のストッパ(37),(38),台板(3
9),押え杆(40),止め杆(41)は一体で上昇
し、その下ストッパ(38)が側シリンダ(35)の下
面に当ると共に、センサによって両側の側シリンダ(3
5)へのホースの電磁切替弁が中立位置に切替わり、両
側の側シリンダ(35)の下部内への圧縮空気の供給が
止まって台板(39)は上記上昇位置に停止する。
【0047】次いで、センサによって第1モータ(1
8)に通電し苗床搬送コンベヤ(c)の搬送ベルト(1
6)が回転して上記苗床(a)を前方へ移送し、その苗
床(a)の前方から二列目の床片(5)群の前端が当て
片(27)に当ると、センサにより上記と同様に第1モ
ータ(18)への通電が止まって搬送ベルト(16)に
よる苗床(a)の移送は停止する。
【0048】その苗床(a)の移送が停止すると、セン
サによって上記と同様に作動し、苗床(a)の前方から
二列目に位置して現在は前端列になっている床片(5)
を順次定植パネル(b)の穴(8)内に定植する。但
し、このときは、苗床(a)の上記前端列の床片(5)
の定植作業におけると反対に、苗床搬送コンベヤ(c)
が左方に位置する状態から間欠的に順次右方へ床片
(5)の幅づつ移動し、苗床(a)の前端列の床片
(5)を順次右方より図6の苗床(a)に記載した3、
2、1の順で引きちぎってその床片(5)を定植パネル
(b)の穴(8)内に定植する。
【0049】そして、床片(5)の定植が終った定植パ
ネル(b)は順次、定植パネル搬送コンベヤ(d)の前
端から受台(63)上に送り出される。
【0050】一方、床片(5)が移送開閉挟み具(g)
の両側挟み片(53)及び挿入開閉挟み具(i)の両側
挟み片(60)によって挟持されたときに、その挟み片
(53),(60)の圧縮作用によって床片(5)内の
含み水が押出され落下して床片(5)内の含み水は不足
状態になり、その水の不足した床片(5)が定植パネル
(b)の穴(8)内に定植されている。
【0051】そこで、給水管(66)のコック(67)
を開き、水を給水管(66)の多数の給水口から落下さ
せておけば、定植パネル(b)が定植パネル搬送コンベ
ヤ(d)により送り出されて受台(63)上を前進する
に伴い、定植パネル(b)に定植した床片(5)に順次
給水管(66)の給水口から水を補給し、定植パネル
(b)のすべての床片(5)は充分に水を含んだ状態に
仕上げられる。
【0052】従って、苗床搬送コンベヤ(c)の搬送ベ
ルト(16)の後部上に一定の空間ができる毎に、順次
その空間部に苗床(a)を載置してゆけば、定植パネル
(b)は定植パネル自動供給機(68)により自動的に
順次定植パネル搬送コンベヤ(d)上に供給されて苗床
(a)の床片(5)の定植パネル(b)の穴(8)内へ
の定植作業、及び受台(63)上に送り出された定植パ
ネル(b)の床片(5)への水の補給が機械的に連続し
て行われる。
【0053】また、受台(63)上に送り出された定植
パネル(b)の取除きが万一遅れた場合には、定植パネ
ル(b)が受台(63)の前端まで至ると、その定植パ
ネル(b)による鏡(65)の遮蔽によってセンサ(6
4)が作用し、自動的に第1モータ(18)及び第2モ
ータ(31)への通電が止まって機械の運転は停止す
る。
【0054】その後、受台(63)上の定植パネル
(b)を取除けば、鏡(65)の作用が相俟ってセンサ
(64)が作用し、自動的に第1モータ(18)及び第
2モータ(31)に通電して機械の運転は再開される。
【0055】なお、苗床搬送コンベヤ(c)の左右往復
移動をさせるのに、上記磁石センサ(22)付き前位置
決めシリンダ(19)及び磁石センサ(23),(2
4)付き後ろ位置決めシリンダ(20)に代えて、他の
左右往復移動の作動機構を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明の水耕苗の自動定植方法及びその
自動定植装置は、下記のような利点がある。
【0057】(1) 間欠回転及び左右往復移動をする
苗床搬送コンベヤと、間欠回転する定植パネル搬送コン
ベヤとを上下に並設し、その両搬送コンベヤの停止中
に、上記苗床搬送コンベヤが左方または右方へ移動しな
がらその苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の床片を移送開
閉挟み具により挟持して切離し前方へ移送して挿入開閉
挟み具に供給し、該挿入開閉挟み具により挟持して下方
へ移送し上記定植パネル搬送コンベヤ上の搬送パネルの
穴内に挿入して定植し、順次上記作用を繰返して水耕苗
床の床片の定植パネルの穴内への定植を機械的に連続し
て行う。従って、
【0058】(イ) 少人数で作業し得て人手を節減す
ることができる。
【0059】(ロ) 作業時間を短縮して作業能率を向
上する。。
【0060】(ハ) 一度に数個の床片を定植できて作
業能率を向上する。
【0061】(ニ) 人件費等の経費を軽減できて収益
の向上が計れる。
【0062】(ホ) 野菜等の大,中規模経営に対応で
きて実用上有益である。
【0063】(ヘ) 定植パネル穴内への床片の定植
を機械的に挿入して行うから、床片の定植作業を終始確
実均等になし得てその床片定植の精度が出、苗の生育は
揃って良好である。
【0064】(ト) 定植作業を機械で自動的に行うか
ら、作業者の労力を軽減して長時間作業にも作業者の疲
労は少なく、作業上有益である。
【0065】(チ) ハウス内が高温になる夏期等にお
いても、ハウス内での床片の定植作業を容易に行うこと
ができる。
【0066】(2) 床片を移送開閉挟み具によって挟
持し前方へ移送して引きちぎり、その床片を挿入開閉挟
み具により挟持して下方へ移送し定植パネルの穴内に挿
入して定植するから、床片の苗を損傷することなく床片
を確実に切離して定植することができ、苗の生育に支障
を生じるおそれは無い。
【0067】(3) 苗床搬送コンベヤの前端部上方
に、上下作動して該苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前
端部を下圧する苗床押え具を設けたから、その苗床搬送
コンベヤ上の水耕苗床の前端部の床片を上記苗床押え具
により下圧して固定し、上記水耕苗床の床片をそれぞれ
移送開閉挟み具によって確実良好に一個づつ挟持し引き
ちぎって前方へ移送することができる。
【0068】(4) 定植パネル搬送コンベヤの前方の
受台の後部上方に給水管を設けると、床片を定植して定
植パネル搬送コンベヤにより上記受台上に送り出される
定植パネルに上記給水管から給水し、上記定植パネルの
床片に順次水を補給して該床片が充分に水を含み、床片
の含み水の不足を防いで床片の苗の損傷や生育不良を防
止し、苗の生育を良好になすことができる。
【0069】(5) 定植パネル搬送コンベヤの前方の
受台の前端に鏡を設けると共に、その鏡に対向して機械
の運転の停止及び再開の作用をなすセンサを設ければ、
定植パネル搬送コンベヤによって上記受台上に送り出さ
れた定植パネルの取除きが万一遅れるようなことがあっ
ても、その定植パネルによる鏡の遮蔽により自動的にセ
ンサが作用して機械の運転は停止し、床片を定植した定
植パネルが作業者の不注意により受台上から落下して定
植パネルに定植した苗を損傷することは無い。一方、そ
の受台上の定植パネルを取除くと、自動的に上記センサ
の作用により機械は運転が再開されて作業上有益であ
る。
【0070】(3) 簡単に構成して円滑適切に作用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す水耕苗の自動定植機
の側断面図である。
【図2】同上要部の拡大側断面図である。
【図3】その水耕苗床及び定植パネルの搬送部の正断面
図である。
【図4】その苗床搬送コンベヤ部の側面図である。
【図5】同上平面図である。
【図6】同上正面図である。
【図7】その水耕苗床押え部の一部の分解斜視図であ
る。
【図8】床片移送部の正面図で、一部を切欠して示す。
【図9】その床片移送具の底面図である。
【図10】床片挿入部の正面図である。
【図11】水耕苗床の一部の平面図で、一部を切断して
示す。
【図12】同上側断面図である。
【図13】定植パネルの平面図である。
【図14】苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前端部を苗
床押え具によって下圧した状態の要部の側断面図であ
る。
【図15】次いで、苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の前
端列の床片を移送開閉挟み具によって挟持した状態の要
部の側断面図である。
【図16】次いで、上記床片を前方へ移送して挿入開閉
挟み具に供給した状態の要部の側断面図である。
【図17】次いで、上記床片を下方へ移送して定植パネ
ルの穴内に挿入した状態の要部の側断面図である。
【符号の説明】 a 水耕苗床 b 定植パネル c 苗床搬送コンベヤ d 定植パネル搬送コンベヤ e 苗床押え具 f 床片移送具 g 移送開閉挟み具 h 床片挿入具 i 挿入開閉挟み具 1 播種床 2 縦切目 3 横切目 4 連結片 5 床片 6 発芽 7 発泡合成樹脂板 8 穴 9 機枠 10 キャスタ 11 案内杆 12 コンベヤ台 13 支持ロール 14 駆動ロール 15 案内ロール 16 搬送ベルト 17 ロール軸 18 減速第1モータ 19 前位置決めシリンダ 20 後ろ位置決めシリンダ 21 ピストンロッド 22 磁石センサ 23 磁石センサ 24 磁石センサ 25 案内片 26 仕切板 27 当て片 28 開口 29 回転軸 30 羽根付きチエンコンベヤ 31 減速第2モータ 32 定植パネル案内杆 33 規制スイッチ 34 昇降杆 35 側シリンダ 36 ピストンロッド 37 上ストッパ 38 下ストッパ 39 台板 40 L形押え杆 41 止め杆 42 上シリンダ 43 上案内体 44 後ろ昇降台 45 ピストンロッド 46 上ストッパ 47 下ストッパ 48 下シリンダ 49 軸受 50 下案内体 51 横杆 52 ピストンロッド 53 挟み片 54 前ストッパ 55 後ろストッパ 56 前シリンダ 57 前案内体 58 前昇降台 59 ピストンロッド 60 挟み片 61 上ストッパ 62 下ストッパ 63 受台 64 センサ 65 鏡 66 給水管 67 コック 68 定植パネル自動供給機 69 電気制御箱 70 コンプレッサ 71 空気制御箱
フロントページの続き Fターム(参考) 2B027 NC05 NC25 NC42 NC43 ND15 SA16 TC07 TC10 TC14 TC15 TC25 VA11 2B060 AA01 AB01 AC01 AC02 AD09 AE05 BA09 CA06 CB06 CB18 CB23 CB29 CC06 CC15 DA02 DA08 DA09 2B314 PC09 PC24 PC32 PD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠回転及び左右往復移動をする苗床搬
    送コンベヤと、間欠回転する定植パネル搬送コンベヤと
    を上下に並設してその苗床搬送コンベヤにより水耕苗床
    を、定植パネル搬送コンベヤにより定植パネルをそれぞ
    れ前方へ移送し、上記苗床搬送コンベヤ及び上記定植パ
    ネル搬送コンベヤの停止中に、上記苗床搬送コンベヤ上
    の水耕苗床の前端列の数個置きの床片をそれぞれ移送開
    閉挟み具により挟持して切離し前方へ移送して挿入開閉
    挟み具に供給し、次いで、上記供給床片を上記挿入開閉
    挟み具により挟持して下方へ移送し上記定植パネル搬送
    コンベヤ上の定植パネルの穴内に挿入して植付けると共
    に、上記苗床搬送コンベヤが上記水耕苗床の床片の幅だ
    け左方または右方へ移動して上記作用を行い、上記苗床
    搬送コンベヤ上の水耕苗床の前端列の床片の植付けが終
    ると上記苗床搬送コンベヤにより上記水耕苗床をその床
    片の長さだけ前方へ移送し、自動的に順次、上記作用を
    繰返して上記苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床の床片を上
    記定植パネル搬送コンベヤ上の定植パネルの穴内にそれ
    ぞれ植付けることを特徴とする水耕苗の自動定植方法。
  2. 【請求項2】 間欠回転及び左右往復移動をして水耕苗
    床を移送する苗床搬送コンベヤと、その苗床搬送コンベ
    ヤの下方に並設し間欠回転して定植パネルを移送する定
    植パネル搬送コンベヤと、上記苗床搬送コンベヤの前端
    部の上方に位置してその苗床搬送コンベヤ上の水耕苗床
    の前端列の数個置きの床片をそれぞれ挟持し切離して前
    方へ移送する数個の移送開閉挟み具と、上記数個の移送
    開閉挟み具の前方に位置してその移送開閉挟み具により
    移送した床片を挟持して下降し上記定植パネル搬送コン
    ベヤ上の定植パネルの穴内に挿入して植付ける数個の挿
    入開閉挟み具と、上記苗床搬送コンベヤに連結してその
    苗床搬送コンベヤを上記水耕苗床の床片の幅づつ左右方
    向に間欠的に往復移動させる作動機構とより成ることを
    特徴とする水耕苗の自動定植装置。
  3. 【請求項3】 水耕苗床を移送する苗床搬送コンベヤの
    前端部上方に、上下作動して上記苗床搬送コンベヤ上の
    水耕苗床の前端部を下圧する苗床押え具を設けたことを
    特徴とする請求項2記載の水耕苗の自動定植装置。
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