JP3062946B2 - 水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置 - Google Patents

水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置

Info

Publication number
JP3062946B2
JP3062946B2 JP10226490A JP22649098A JP3062946B2 JP 3062946 B2 JP3062946 B2 JP 3062946B2 JP 10226490 A JP10226490 A JP 10226490A JP 22649098 A JP22649098 A JP 22649098A JP 3062946 B2 JP3062946 B2 JP 3062946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
seedlings
panel
automatic
seedling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10226490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11103703A (ja
Inventor
俊雄 北村
Original Assignee
株式会社キタムラ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社キタムラ filed Critical 株式会社キタムラ
Priority to JP10226490A priority Critical patent/JP3062946B2/ja
Publication of JPH11103703A publication Critical patent/JPH11103703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3062946B2 publication Critical patent/JP3062946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Landscapes

  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の穴を小ピッチで
並設する育苗パネルの穴内で水耕栽培したみつば,ねぎ
等の野菜の大苗を、多数の穴を大ピツチで並設した生育
パネルの穴内に機械的に順次移植する水耕苗の自動移植
機において、その大苗を移植するときに、上記大苗の株
元に注水しその水により上記大苗の根を垂下させて該大
苗を上記生育パネルの穴内に挿入移植する自動注水方法
及びその自動注水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水耕苗の自動移植機にお
ける自動注水方法及びその自動注水装置は、見当らな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多数の穴を小ピッチで
並設する育苗パネルの穴内で水耕栽培したみつば,ねぎ
等の野菜の大苗を、多数の穴を大ピッチで並設した生育
パネルの穴内に機械的に順次移植する水耕苗の自動移植
機において、その大苗をそのままの状態で生育パネルの
穴内に挿入移植したのでは、大苗の根が良好に生育パネ
ルの穴内を通過し垂下して大苗を生育パネルの穴内に挿
入移植することが難かしい。
【0004】そこで、大苗の株元に注水してその水によ
り大苗の根を真直ぐに垂下させ、その大苗の根が良好に
生育パネルの穴内を通過して垂下し大苗を生育パネルの
穴内に挿入移植して大苗の移植を確実に行う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の水耕苗の自動移
植機における自動注水方法は、稚苗の育苗パネルをその
穴間の小ピッチで間欠搬送する第1コンベヤと、大苗の
生育パネルをその穴間の大ピッチで間欠搬送する第2コ
ンベヤと、上記第1コンベヤと上記第2コンベヤ間で移
動する移動台と、該移動台に設けた開閉挟み具とを有
し、稚苗から生育した大苗を上記生育パネルの穴内に機
械的に順次移植する水耕苗の自動移植機において、上記
生育パネルを間欠搬送する第2コンベヤの上方に瞬間放
水ホースを配設し、開閉挟み具により大苗を挟持してい
る移動台が上記第2コンベヤの上方へ移動したときに上
瞬間放水ホースから上記大苗の株元に注水してその水
により上記大苗の根を垂下させることを特徴とする。
【0006】また、本発明の水耕苗の自動移植機におけ
る自動注水装置は、稚苗の育苗パネルをその穴間の小ピ
ッチで間欠搬送する第1コンベヤと、大苗の生育パネル
をその穴間の大ピッチで間欠搬送する第2コンベヤと、
上記第1コンベヤと上記第2コンベヤ間で移動する移動
台と、該移動台に設けた開閉挟み具とを有し、稚苗から
生育した大苗を上記生育パネルの穴内に機械的に順次移
植する水耕苗の自動移植機において、上記生育パネルを
間欠搬送する第2コンベヤの上方に、開閉挟み具により
大苗を挟持している移動台が上記第2コンベヤの上方へ
移動したときに上記大苗の株元に注水する瞬間放水ホー
スを配設したことを特徴とする
【0007】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構
成を図面について説明すれば、(1)は水耕苗の自動移
植機の台枠で、下端にはキャスタ(2)を取付ける。
(3),(5)は台枠(1)に右左に並設する育苗パネ
ル(b)搬送用の第1コンベヤ、及び生育パネル(c)
搬送用の第2コンベヤで、その第1コンベヤ(3)は両
側のチエンコンベヤ(4)により、第2コンベヤ(5)
は両側のチエンコンベヤ(6)によりそれぞれ成る。
【0008】(7)は小ピッチ(p)の間欠駆動をする
第1モータで、該第1モータ(7)の回転軸と第1コン
ベヤ(3)の駆動軸(8)をチエン伝動機構(9)によ
り連結する。(10)は上記小ピッチ(p)の2倍の大
ピッチ(P)で間欠駆動をする第2モータで、該第2モ
ータ(10)の回転軸と第2コンベヤ(5)の駆動軸
(11)をチエン伝動機構(12)により連結する。
(13)は育苗パネル(b)の当初規制スイッチで、そ
の昇降杆(14)の上端には育苗パネル(b)の前端面
に当るL形規制片(15)を取付ける。(16)は第1
規制スイッチで、育苗パネル(b)の穴(55)内に出
入する昇降杆(17)を設ける。(18)は第2規制ス
イッチで、生育パネル(c)の穴(60)内に出入する
昇降杆(19)を設ける。
【0009】(20)は台枠(1)の前端部上に立設し
た取付台で、該取付台(20)の前面に電気制御箱(2
1)を、後面の上部には台枠(1)の左右(以下、第1
及び第2コンベヤ(3),(5)と直角方向を左右と言
う。)全幅にわたるガイドケース(22)をそれぞれ固
定する。(23)はガイドケース(22)に左右移動可
能に取付けた移動台で、図示してないが、ガイドケース
(22)に内蔵したロッドレスシリンダによるエア駆動
によって移動台(23)を左右往復動させる。(2
4),(25)はガイドケース(22)の上下に連結し
たホース、(26),(27)はガイドケース(22)
内の左右にそれぞれ設けたリミットスイッチである。
【0010】(28)は移動台(23)に固定した上下
方向のシリンダで、該シリンダ(28)の上下にホース
(29),(30)を連結する。なお、図示してない
が、ホース(24),(25)及びホース(29),
(30)はそれぞれ電磁切替弁を介してコンプレッサに
連結する。(31)は移動台(23)に昇降自在に取付
けた枠状の昇降体で、該昇降体(31)の下片をシリン
ダ(28)のピストンロッド(32)に連結して上片及
び下片に上下のストッパ(33),(34)をそれぞれ
取付ける。
【0011】(35)は昇降体(31)の下端に両側へ
突出させて固定した横杆で、該横杆(35)に8個の支
持片(36)を左右方向に適当間隔で並設する。
【0012】(a)は各支持片(36)にそれぞれ若干
左右動自在に取付けた開閉挟み具を示し、(37)は開
閉挟み具(a)の本体、(38)はシリンダ、(39)
はピストン、(40)はピストンロッド、(41),
(41)は両側の鉤形挟み爪で、該鉤形挟み爪(41)
の屈曲部を本体(37)にピン(42)により枢着して
上片先端の2股部をピストンロッド(40)の先端横ピ
ン(43)の突出部に嵌合し、鉤形挟み爪(41)の下
端後方(以下、第1及び第2コンベヤ(3),(5)の
搬送方向を前方、これと反対方向を後方とそれぞれ言
う。)には挟み片(44)を突設して該挟み片(44)
は軟質合成樹脂により被覆する。(45),(46)は
シリンダ(38)の上下にそれぞれ連結したホースで、
図示してないが、ホース(45),(46)は電磁切替
弁を介してコンプレッサに連結する。
【0013】(47)は第2コンベヤ(5)の上方にお
いて左右方向に適当間隔で8個並設した後方開放のコ字
形で漏斗状の苗案内具、(48)は各苗案内具(47)
の後ろ上方にそれぞれ配設した瞬間放水ホースで、先端
部は前下方へ傾斜して苗案内具(47)の上方に向か
い、すべての瞬間放水ホース(48)を連管(49)に
連結し、図示してないが、連管(49)の一端部に連結
したホース(50)は電磁切替弁を介してポンプに連結
する。(51),(52)は第1コンベヤ(3)及び第
2コンベヤ(5)に対向して台枠(1)の前方にそれぞ
れ突設した第1受台及び第2受台である。
【0014】而して、第1モータ(7)、第2モータ
(10)、当初規制スイッチ(13)、第1規制スイッ
チ(16)、第2規制スイッチ(18)、電気制御箱
(21)内の自動制御機構、ホース(24),(25)
の電磁切替弁、左右のリミットスイッチ(26),(2
7)、ホース(29)、(30)の電磁切替弁、上下の
ストッパ(33),(34)のリミットスイッチ、ホー
ス(45),(46)の電磁切替弁、ホース(50)の
電磁切替弁等の自動制御部に適宜の電気回路を形成す
る。(53)は第2コンベヤ(5)に対向して台枠
(1)の後方他側部上に設けた生育パネル自動供給装置
である。
【0015】(b)は育苗パネルで、発泡合成樹脂板
(54)に多数の穴(55)を、前後方向には小ピッチ
(p)で、左右方向には適当間隔で前後左右に並設して
成る。(56)は弾性発泡合成樹脂より成って発泡合成
樹脂板(54)の穴(55)内に挿入した苗床片、(5
7)は苗床片(56)で生育した水耕栽培の大苗、(5
8)は大苗(57)の苗床片(56)から下方へ突出し
て伸びた根である。
【0016】(c)は生育パネルで、発泡合成樹脂板
(59)に多数の穴(60)を、前後方向には育苗パネ
ル(b)の小ピッチ(p)の2倍の大ピッチ(P)で、
左右方向には育苗パネル(b)と同じピッチで前後左右
に並設して成る。
【0017】その作用を説明する。
【0018】図1に示すように、生育パネル自動供給装
置(53)内に生育パネル(c)を重積して機械の運転
を開始すれば、第1モータ(7)及び第2モータ(1
0)に通電し、その第1モータ(7)の回転軸よりチエ
ン伝動機構(9),駆動軸(8)を経て第1コンベヤ
(3)のチエンコンベヤ(4),(4)が、第2モータ
(10)の回転軸よりチエン伝動機構(12),駆動軸
(11)を経て第2コンベヤ(5)のチエンコンベヤ
(6),(6)がそれぞれ図1の矢印方向に回転する。
【0019】そして、生育パネル自動供給装置(53)
内の生育パネル(c)が、順次、第2コンベヤ(5)の
チエンコンベヤ(6),(6)上にわたし繰出されて搬
送される。
【0020】その後、図12に示すように、生育パネル
(c)の穴(60)が第2規制スイッチ(18)の昇降
杆(19)に対向すると、センサにより第2規制スイッ
チ(18)の昇降杆(19)が上昇し生育パネル(c)
の穴(60)内に突入して生育パネル(c)の位置決め
をなすと同時に、第2モータ(10)への通電が止ま
り、第2コンベヤ(5)の回転は停止して生育パネル
(c)は上記所定位置に静止し、一方、第2規制スイッ
チ(18)の昇降杆(19)は下降し生育パネル(c)
の穴(60)内より抜け出て復帰する。
【0021】そこで、大苗(57)に生育した育苗パネ
ル(b)を、順次、第1コンベヤ(3)のチエンコンベ
ヤ(4),(4)上にわたして載置してゆくと、その育
苗パネル(b)は第1コンベヤ(3)によって搬送され
る。
【0022】育苗パネル(b)の前端が当初規制スイッ
チ(13)の上方に至れば、センサにより図13に示す
ように、当初規制スイッチ(13)の昇降杆(14)が
上昇し、その後、育苗パネル(b)の前端が昇降杆(1
4)のL形規制片(15)に当ると、育苗パネル(b)
の大苗(57)が開閉挟み具(a)の挟み片(44),
(44)間に対向して育苗パネル(b)の位置決めがな
される。それと同時に、第1モータ(7)への通電が止
まり、第1コンベヤ(3)の回転は停止して育苗パネル
(b)は上記所定位置に静止すると共に、当初規制スイ
ッチ(13)の昇降杆(14)は下降して復帰する。
【0023】それと同時に、ホース(29),(30)
の電磁切替弁が一方に切替わってそのホース(29)よ
りシリンダ(28)の上部内に圧縮空気を供給し、ピス
トンロッド(32)及び昇降体(31),横杆(3
5),開閉挟み具(a)が一体で下降してその開閉挟み
具(a)の挟み爪(41),(41)は大苗(57)の
両側に至る。
【0024】図14に示すように、開閉挟み具(a)の
挟み片(44),(44)が育苗パネル(b)の近接位
置まで下降したとき、昇降体(31)の上方ストッパ
(33)が移動台(23)に当り、そのリミットスイッ
チによってホース(29),(30)の電磁切替弁が中
立状態に切替わり、ホース(29)よりのシリンダ(2
8)の上部内への圧縮空気の供給が止まって開閉挟み具
(a)付き昇降体(31)は停止する。それと同時に、
ホース(45),(46)の電磁切替弁が一方に切替わ
り、そのホース(46)よりシリンダ(38)の下部内
に圧縮空気を供給してピストン(39)は上昇し、ピス
トンロッド(40),横ピン(43)を介して挟み爪
(41),(41)がピン(42),(42)をそれぞ
れ軸とし対向側へ回動して該挟み爪(41),(41)
の挟み片(44),(44)により大苗(57)の基部
を挟持する。
【0025】それと同時に、ホース(29),(30)
の電磁切替弁が他方に切替わってそのホース(30)よ
りシリンダ(28)の下部内に圧縮空気を供給し、図1
5に示すように、開閉挟み具(a)付き昇降体(31)
は上昇し、その開閉挟み具(a)により苗床片(56)
と一体で大苗(57)を育苗パネル(b)の穴(55)
内より抜出して持上げる。
【0026】その開閉挟み具(a)付き昇降体(31)
が所定位置まで上昇復帰すると、昇降体(31)の下方
ストッパ(34)が移動台(23)に当り、そのリミッ
トスイッチによってホース(29),(30)の電磁切
替弁が中立状態に切替わり、ホース(30)よりのシリ
ンダ(28)の下部内への圧縮空気の供給が止まって開
閉挟み具(a)付き昇降体(31)は停止する。
【0027】それと同時に、第1モータ(7)に通電し
第1コンベヤ(3)が回転して育苗パネル(b)を搬送
する。そして、その育苗パネル(b)の上記大苗(5
7)を抜取った穴(55)が第1規制スイッチ(16)
に対向すると、センサにより第1規制スイッチ(16)
の昇降杆(17)が上昇し育苗パネル(b)の上記大苗
(57)を抜取った穴(55)内に突入して育苗パネル
(b)の位置決めがなされ、上記大苗(57)を抜取っ
た穴(55)の次の列の大苗(57)が開閉挟み具
(a)の対向位置に至ると同時に、第1モータ(7)へ
の通電が止まり、第1コンベヤ(3)の回転は停止して
育苗パネル(b)は上記所定位置に静止し、一方、第1
規制スイッチ(16)の昇降杆(17)は下降し育苗パ
ネル(b)の穴(55)内より抜け出て復帰する。
【0028】それと同時に、ホース(24),(25)
の電磁切替弁が一方に切替わってそのホース(24)よ
りガイドケース(22)内の上部に圧縮空気を供給し、
移動台(23)はガイドケース(22)に沿って左方へ
移動する。そして、図5に示すように、移動台(23)
に取付けた開閉挟み具(a)が第2コンベヤ(5)に対
向したとき、左リミットスイッチ(26)によりホース
(24),(25)の電磁切替弁が中立状態に切替わ
り、そのホース(24)よりのガイドケース(22)内
の上部への圧縮空気の供給が止まって移動台(23)は
停止する。
【0029】一方、ホース(50)の電磁切替弁が一時
的に開閉作動し、図15に示すように、瞬間的に瞬間放
水ホース(48)から放水されて開閉挟み具(a)で挟
持している大苗(57)の苗床片(56)に注水し、そ
の水が大苗(57)の根(58)を伝わり落ちて該大苗
(57)の根(58)は真直ぐに垂下する。
【0030】ホース(50)の電磁切替弁が中立状態に
復帰して瞬間放水ホース(48)よりの放水が止まると
同時に、そのリミットスイッチによってホース(2
9),(30)の電磁切替弁が一方に切替わり、ホース
(29)よりシリンダ(28)の上部内に圧縮空気を供
給して開閉挟み具(a)付き昇降体(31)が下降し、
図16に示すように、大苗(57)を挟持している開閉
挟み具(a)の挟み片(44),(44)が苗案内具
(47)内を通過した後、その大苗(57)の根(5
8)が生育パネル(c)の穴(60)内を通過し開閉挟
み具(a)の挟み片(44),(44)が生育パネル
(c)の近接位置まで下降して該挟み片(44),(4
4)で挟持している大苗(57)の苗床片(56)を生
育パネル(c)の穴(60)内に挿入して大苗(57)
の移植を行う。
【0031】それと同時に昇降体(31)の上方ストッ
パ(33)が移動台(23)に当ってホース(45),
(46)の電磁切替弁が他方に切替わり、そのホース
(45)よりシリンダ(38)の上部内に圧縮空気を供
給してピストン(39)は下降し、ピストンロッド(4
0),横ピン(43)を介して挟み爪(41),(4
1)はピン(42),(42)をそれぞれ軸として上記
と反対に外側へ回動し、挟み片(44),(44)間が
開いてその挟み片(44),(44)による大苗(5
7)の挟持は解かれる。
【0032】一方、ホース(29),(30)の電磁切
替弁が他方に切替わってそのホース(30)よりシリン
ダ(28)の下部内に圧縮空気を供給し、開閉挟み具
(a)の挟み片(44),(44)が苗案内具(47)
の両外側をそれぞれ通って開閉挟み具(a)付き昇降体
(31)は上昇する。
【0033】その開閉挟み具(a)付き昇降体(31)
が所定位置に上昇復帰すると、昇降体(31)の下方ス
トッパ(34)が移動台(23)に当ってそのリミット
スイッチによりホース(29),(30)の電磁切替弁
が中立状態に切替わり、ホース(30)よりのシリンダ
(28)の下部内への圧縮空気の供給が止まって開閉挟
み具(a)付き昇降体(31)は停止する。
【0034】それと同時に、第2モータ(10)に通電
し、該第2モータ(10)の回転軸に連結した第2コン
ベヤ(5)が回転して生育パネル(c)を搬送し、その
生育パネル(c)の上記大苗(57)を植設した穴(6
0)の次の列の穴(60)が第2規制スイッチ(18)
の昇降杆(19)に対向すると、センサにより第2規制
スイッチ(18)の昇降杆(19)が上昇し生育パネル
(c)の上記穴(60)内に突入して生育パネル(c)
の位置決めをなすと同時に、第2モータ(10)への通
電が止まり、第2コンベヤ(5)の回転は停止して生育
パネル(c)は上記所定位置に静止し、一方、第2規制
スイッチ(18)の昇降杆(19)は下降し生育パネル
(c)の穴(60)内より抜け出て復帰する。
【0035】一方、ホース(24),(25)の電磁切
替弁が他方に切替わり、そのホース(25)よりガイド
ケース(22)内の下部に圧縮空気を供給し、移動台
(23)はガイドケース(22)に沿って右方へ移動す
る。そして、図3に示すように移動台(23)に取付け
た開閉挟み具(a)が第1コンベヤ(3)に対向して復
帰したとき、右リミットスイッチ(27)によりホース
(24),(25)の電磁切替弁が中立状態に切替わ
り、ホース(25)よりのガイドケース(22)内の下
部への圧縮空気の供給が止まって移動台(23)は停止
する。
【0036】それと同時に、ホース(29),(30)
の電磁切替弁が一方に切替わり、そのホース(29)よ
りシリンダ(28)の上部内に圧縮空気を供給し、再
び、開閉挟み具(a)付き昇降体(31)が下降を開始
し、以下順次、自動的に上記作動が繰返され、穴(5
5)間が小ピッチ(p)の育苗パネル(b)で生育した
大苗(57)を一列づつ、穴(60)間が大ピッチ
(P)の生育パネル(c)の穴(60)内に移植する。
【0037】而して、順次、大苗(57)を抜取った育
苗パネル(b)は第1コンベヤ(3)で搬送される後方
の育苗パネル(b)により第1受台(51)上に押出さ
れて該第1受台(51)上を前進し、大苗(57)を移
植した生育パネル(c)は第2コンベヤ(5)で搬送さ
れる後方の生育パネル(c)により第2受台(52)上
に押出されて該第2受台(52)上を前進するから、そ
の第1受け台(51)上に至った育苗パネル(b)及び
第2受台(52)上に至った生育パネル(c)を取除い
てゆく。
【0038】
【発明の効果】本発明の水耕苗の自動移植機における自
動注水方法及びその自動注水装置は、下記のような利点
がある。
【0039】(1) 注水の水が大苗の根を伝わり落ち
て常に根は真直ぐに垂下し、その大苗の根が良好に生育
パネルの穴内を通過し垂下して大苗を生育パネルの穴内
に挿入移植し、大苗の移植を確実に行って生育を阻害し
ないので、増収することができる。
【0040】(2) 簡単に構成して円滑適切に作用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の自動注水装置を施した水
耕苗の自動移植機の側面図である。
【図2】同上要部の拡大側面図で、一部を切欠して示
す。
【図3】同上後面図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】その開閉挟み具付き移動台が第2コンベヤの上
方に移動した状態の要部の後面図である。
【図6】その開閉挟み具の拡大後断面図である。
【図7】育苗パネルの平面図である。
【図8】稚苗が大苗に生長したときの育苗パネルの側面
図である。
【図9】生育パネルの平面図である。
【図10】同上側面図である。
【図11】育苗パネルの位置決め状態を示す要部の側断
面図である。
【図12】生育パネルの位置決め状態を示す要部の側断
面図である。
【図13】育苗パネルの当初規制をした状態の要部の側
断面図である。
【図14】昇降体が下降してその開閉挟み具により育苗
パネルの大苗を挟持した状態の要部の側断面図である。
【図15】大苗の挟持後、昇降体が上昇して左方へ移動
し、その開閉挟み具により挟持している大苗の株元に瞬
間放水ホースより注水する状態の要部の側断面図であ
る。
【図16】注水後、昇降体が下降して開閉挟み具により
挟持している大苗を生育パネルの穴内に移植した状態の
要部の側断面図である。
【図17】大苗の移植後、その大苗を離放して昇降体が
上昇した状態の要部の側断面図である。
【符号の説明】
a 開閉挟み具 b 育苗パネル c 生育パネル p 小ピッチ P 大ピッチ 1 台枠 2 キャスタ 3 第1コンベヤ 4 チエンコンベヤ 5 第2コンベヤ 6 チェンコンベヤ 7 第1モータ 8 駆動軸 9 チェン伝動機構 10 第2モータ 11 駆動軸 12 チェン伝動機構 13 当初規制スイッチ 14 昇降杆 15 L形規制片 16 第1規制スイッチ 17 昇降杆 18 第2規制スイッチ 19 昇降杆 20 取付台 21 電気制御箱 22 ガイドケース 23 移動台 24 上方ホース 25 下方ホース 26 左リミットスイッチ 27 右リミットスイッチ 28 シリンダ 29 上方ホース 30 下方ホース 31 昇降体 32 ピストンロッド 33 上方ストッパ 34 下方ストッパ 35 横杆 36 支持片 37 本体 38 シリンダ 39 ピストン 40 ピストンロッド 41 鉤形挟み爪 42 ピン 43 横ピン 44 挟み片 45 上方ホース 46 下方ホース 47 苗案内具 48 瞬間放水ホース 49 連管 50 ホース 51 第1受台 52 第2受台 53 生育パネル自動供給装置 54 発泡合成樹脂板 55 穴 56 苗床片 57 大苗 58 根 59 発泡合成樹脂板 60 穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稚苗の育苗パネルをその穴間の小ピッチ
    で間欠搬送する第1コンベヤと、大苗の生育パネルをそ
    の穴間の大ピッチで間欠搬送する第2コンベヤと、上記
    第1コンベヤと上記第2コンベヤ間で移動する移動台
    と、該移動台に設けた開閉挟み具とを有し、稚苗から生
    育した大苗を上記生育パネルの穴内に機械的に順次移植
    する水耕苗の自動移植機において、上記生育パネルを間
    欠搬送する第2コンベヤの上方に瞬間放水ホースを配設
    し、開閉挟み具により大苗を挟持している移動台が上記
    第2コンベヤの上方へ移動したときに上記瞬間放水ホー
    スから上記大苗の株元に注水してその水により上記大苗
    の根を垂下させることを特徴とする自動注水方法。
  2. 【請求項2】 稚苗の育苗パネルをその穴間の小ピッチ
    で間欠搬送する第1コンベヤと、大苗の生育パネルをそ
    の穴間の大ピッチで間欠搬送する第2コンベヤと、上記
    第1コンベヤと上記第2コンベヤ間で移動する移動台
    と、該移動台に設けた開閉挟み具とを有し、稚苗から生
    育した大苗を上記生育パネルの穴内に機械的に順次移植
    する水耕苗の自動移植機において、上記生育パネルを間
    欠搬送する第2コンベヤの上方に、開閉挟み具により大
    苗を挟持している移動台が上記第2コンベヤの上方へ移
    動したときに上記大苗の株元に注水する瞬間放水ホース
    を配設したことを特徴とする自動注水装置。
JP10226490A 1998-07-27 1998-07-27 水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置 Expired - Fee Related JP3062946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10226490A JP3062946B2 (ja) 1998-07-27 1998-07-27 水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10226490A JP3062946B2 (ja) 1998-07-27 1998-07-27 水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8269221A Division JP2871626B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 水耕苗の自動移植方法及びその自動移植装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11103703A JPH11103703A (ja) 1999-04-20
JP3062946B2 true JP3062946B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=16845928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10226490A Expired - Fee Related JP3062946B2 (ja) 1998-07-27 1998-07-27 水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3062946B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015181465A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 移植サポート装置
JP6421158B2 (ja) * 2016-10-27 2018-11-07 株式会社椿本チエイン 移植ハンドユニット
JP6421215B1 (ja) * 2017-06-02 2018-11-07 株式会社椿本チエイン 移植装置
WO2019230408A1 (ja) 2018-05-28 2019-12-05 有限会社アイエムエイ 苗の移植装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11103703A (ja) 1999-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5911631A (en) Seedling transplanter with easily detachable gripper
CN110521361B (zh) 一种穴盘苗自动移栽装置
JP2871626B2 (ja) 水耕苗の自動移植方法及びその自動移植装置
JP3062946B2 (ja) 水耕苗の自動移植機における自動注水方法及びその自動注水装置
JP2938044B1 (ja) 水耕苗の自動定植方法及びその自動定植装置
JP3010775B2 (ja) 接木苗製造装置
JP2002171840A (ja) 水耕苗の定植装置
JPH0947170A (ja) 植物搬送体及び植物栽培装置
JP2000166408A (ja) 移植装置の苗植え込み機構
JP3435233B2 (ja) 成形苗自動移植装置
JP3184027B2 (ja) 接ぎ木苗製造装置
JP2010263802A (ja) 自動バンド掛け機
JPH0458809A (ja) 苗植え付け装置
JP2585297Y2 (ja) 苗木切断装置
JP3491966B2 (ja) 接木装置
JPS63279725A (ja) 定植装置
JP3423969B2 (ja) 花卉植生用鉢の製造装置
JP4636237B2 (ja) 苗挿し機
JP4483078B2 (ja) 苗挿し機
JP3704791B2 (ja) 自動接木装置
JP2946024B2 (ja) 培地ピースの装填装置
JP3654995B2 (ja) 播種装置
JPH11289820A (ja) 水耕栽培用移植装置と移植方法
JP4465813B2 (ja) 苗挿し機
JPH10248402A (ja) 苗抜取ハンド

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080512

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees