JP4483078B2 - 苗挿し機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、イグサの苗・野菜の苗・菊やサツキ等の花木の挿し木等を育苗用の苗床に挿し込む苗挿し機に関する。
【0002】
【従来の技術】
イグサの栽培に際しては、苗圃場での育苗と苗箱での育苗を交互に複数回繰り返して、分蘖による増株を行う。そして、元の親株に対し約20倍程度に分蘖させてから、適正時期(通常11月頃)に本田に移植する。そして、苗を苗箱の苗床に挿し込む作業を、従来はすべて人手で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、苗箱の苗床に苗を正確に挿し込むのは難しく、作業能率が悪かった。そこで、正確かつ能率よく苗挿し作業が行える苗挿し機の開発が待望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、苗Nを一株づつ収容する苗収容部61を循環移動して苗挿し位置Aへ搬送する苗供給装置2と、苗箱7を苗挿し位置Aへ供給する苗箱供給装置3と、苗挿し位置Aで苗供給装置2の苗収容部61から苗Nを取って苗箱7の苗床に苗Nを挿し込む苗挿し装置4を設けた苗挿し機において、苗収容部61はその上端に苗Nを一株づつ入れる開口部が設けられ、複数の作業者により前記苗供給装置2の該苗収容部61へ苗を供給可能に構成すると共に、苗挿し装置4の把持ハンド41は苗収容部61から苗Nを下方に取り出して、苗箱供給装置3で搬送される苗箱7の上面よりも少しだけ上位となる高さまで下降し、苗箱搬送上手側から下手側へ移動した後に下動して把持している苗Nを苗箱7の苗床に挿し込む構成とし、前記苗供給装置2の苗供給速度を変更可能な速度変更手段100を設けたことを特徴とする苗挿し機とした。
請求項2記載の発明は、苗箱供給装置3は、苗挿し位置Aにおいて苗供給装置2の下側で平面視において交わるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の苗挿し機とした。
請求項3記載の発明は、把持ハンド41に左右フィンガアーム47L・47Rとその下側位置に苗把持時に苗Nの姿勢を固定する後ガイドプレート51を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の苗挿し機とした。
請求項4記載の発明は、苗供給装置2は、苗収容部61を複数設けた苗収容体62を備えた苗カートリッジ6が供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12の搬送路を循環移動して苗Nを一株づつ収容する苗収容部61を苗挿し位置Aへ搬送する構成とし、該供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12に沿って平坦な上面を有する作業台90を設け、該作業台90に各々供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12を止める非常停止スイッチ13・14を設け、2人の作業者が各々この作業台90に向かって立って、作業台90上に載せた苗Nを一株づつ苗カートリッジ6の苗収容部61に入れる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の苗挿し機とした。
請求項5記載の発明は、戻しコンベヤ12に沿って設けた作業台90の苗挿し装置4側の端部に速度変更手段100を設けたことを特徴とする請求項4記載の苗挿し機とした。
請求項6記載の発明は、苗収容部61を上部が広くなった漏斗状に形成し、その上端開口部を各苗収容部61ごとに交互に苗収容部61の例L1・L2を挟んで反対側に偏位させると共に、偏位方向が前記列L1・L2に対し斜めになる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の苗挿し機とした。
請求項7記載の発明は、苗収容部61に収容された苗Nの下端を下側から支える下端位置決め体66を苗収容体62の下方に軸65にて回動自在に設け、苗挿し位置Aの上方に苗頭部押えシリンダ55にて上下動する苗頭部押え板56を設けたことを特徴とする請求項4から請求項6の何れか1項に記載の苗挿し機とした。
【0005】
【発明の作用効果】
この発明の苗挿し機は、作業者が苗供給装置2の苗挿し位置Aへ循環移動する苗収容部61へその上端に設けられた開口部から一株づつ苗Nを供給すると、苗挿し位置Aで苗供給装置2の苗収容部61から苗挿し装置4の把持ハンド41が苗Nを下方に取り出して、苗箱供給装置3で搬送される苗箱7の上面よりも少しだけ上位となる高さまで下降し、苗箱搬送上手側から下手側へ移動した後に下動して把持している苗Nを苗箱供給装置3により苗挿し位置Aへ供給された苗箱7の苗床に挿し込むので、把持ハンド41が既に挿苗されている苗Nと干渉せず、苗挿し作業を正確に且つ容易に行うことができる。また、複数の作業者により前記苗供給装置2の該苗収容部61へ苗を供給可能に構成しているので、必要に応じて作業者を増やすことにより、苗供給装置2への苗供給の能率を向上させて苗挿し作業の能率を向上させることができる。また、苗供給装置2の苗供給速度を変更可能な速度変更手段100を設けているので、該速度変更手段100により作業者の人数や作業者の熟練度に合わせて苗供給装置2の苗供給速度を変更することができ、所望の能率で苗挿し作業を行うことができる。
また、把持ハンド41に左右フィンガアーム47L・47Rとその下側位置に苗把持時に苗Nの姿勢を固定する後ガイドプレート51を設けたので、苗Nの姿勢が乱れないように固定された状態で、左右フィンガアーム47L・47Rで苗Nを把持することができる。
また、苗供給装置2は、苗収容部61を複数設けた苗収容体62を備えた苗カートリッジ6が供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12の搬送路を循環移動して苗Nを一株づつ収容する苗収容部61を苗挿し位置Aへ搬送する構成とし、該供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12に沿って平坦な上面を有する作業台90を設け、該作業台90に各々供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12を止める非常停止スイッチ13・14を設け、2人の作業者が各々この作業台90に向かって立って、作業台90上に載せた苗Nを一株づつ苗カートリッジ6の苗収容部61に入れる構成としたので、2人の作業者が各々この作業台90に向かって立ち、作業台90に苗Nを載せておき、供給コンベヤ11や戻しコンベヤ12で搬送される苗カートリッジ6が苗挿し位置Aまで搬送される間に、順次、作業台90上に載せた苗Nを一株づつ苗カートリッジ6の苗収容部61に入れることができる。また、各作業台90に設けた非常停止スイッチ13・14にて供給コンベヤ11と戻しコンベヤ12を共に止めることができる。
また、作業者は、苗カートリッジ6への苗供給においてミスがあったり行えなかったりして苗挿し装置4による苗挿しにおいて苗の姿勢が不適正となったり欠株が生じたりしないようにするため、苗供給作業に余裕をもたせるべく、できるだけ苗供給装置2における苗カートリッジ6の搬送路の搬送上手側で苗供給作業をするのが好ましい。従って、戻しコンベヤ12の搬送上手側に作業者が位置するのが好ましいため1人作業でもこの位置で作業者が作業をすることとなるが、速度変更手段100を戻しコンベヤ12に沿って設けた作業台90の苗挿し装置4側の端部に設けたので、戻しコンベヤ12の搬送上手側の位置から作業者が速度変更手段100を操作することができる。従って、作業者の苗供給作業が追いつかないときに即座に速度変更手段100を操作して作業能率を低下させて苗供給を行なうことができるので、苗挿し作業において苗の姿勢が不適正となったり欠株が生じたりするのを防止することができる。
また、苗収容部61を上部が広くなった漏斗状に形成し、その上端開口部を各苗収容部61ごとに交互に苗収容部61の例L1・L2を挟んで反対側に偏位させると共に、偏位方向が前記列L1・L2に対し斜めになる構成としたので、苗収容体62に形成される各苗収容部61の上端開口部を広くすることができ、該苗収容部61への苗Nの供給が容易になる。
また、苗収容部61に収容された苗Nの下端を下側から支える下端位置決め体66を苗収容体62の下方に軸65にて回動自在に設け、苗挿し位置Aの上方に苗頭部押えシリンダ55にて上下動する苗頭部押え板56を設けたので、供給コンベヤ11によって搬送される苗カートリッジ6が苗挿し位置Aまで移動してくると、苗頭部押え板56が苗カートリッジ6の上面に当接もしくは当接する寸前まで下降する。これにより、葉が曲がっていたり、横に伸びた地下茎が存在する等の理由により苗Nが苗収容部61の途中に引っかかっている場合、当該苗Nの上端を苗頭部押え板56が上から押え、苗Nを下端が下端位置決め体66に当接するまで押し込むことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、イグサの苗Nを苗箱7の各育苗ポット71…に挿す作業について、図面に表された本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1乃至図4に示す苗挿し機1は、苗Nを保持した苗カートリッジ6を所定の苗挿し位置Aへ供給する苗供給装置2と、苗床としての苗箱7を前記苗挿し位置Aへ供給する苗箱供給装置(苗床供給装置)3と、前記苗挿し位置Aで苗カートリッジ6から苗Nを取り出して苗箱7の育苗ポット71内に挿し込む苗挿し装置4とを備えている。
【0007】
この苗挿し機1に使用される苗カートリッジ6は、図5に示すように、苗Nを一株づつ収容することのできる8つの苗収容部61…が苗箱7の育苗ポット71の間隔に対応する間隔で左右方向に並べて配置された苗収容体62を備えている。苗収容部61…は交互に前後に位置をずらしてある。各苗収容部61は上部が広くなった漏斗状で、その上端開口部は、各苗収容部61ごと交互に苗収容部の例L1・L2を挟んで反対側に偏位していると共に、偏位方向が前記列L1・L2に対し斜めになっている。苗収容部61…の形状を上記のようにすることにより、同じ大きさの苗収容体62に形成される苗収容部61…の上端開口部を広くすることができ、該苗収容部への苗Nの補給が容易になる。苗収容体62の上端部前後両側には、後記チエーンコンベヤ11・12のチエーンに支持される支持部63・63が形成されている。また、その前後内側には、後記吊下げ体15・21が下側から係合する係合部64・64が形成されている。
【0008】
苗収容体62の下方には、左右方向の軸65・65に回動自在に支持された下端位置決め体66が設けられている。この下端位置決め体66は、スプリング67によって付勢されて常態では苗収容体62の直下に位置しているが、後逑する退避アクチュエータ57がピン68を押すことにより、図5(c)で鎖線で示す位置まで退避させられるようになっている。
【0009】
次に、この苗挿し機1に使用される苗箱7を図6及び図7に示す。苗箱7は、プラスチック製の可撓性を有するもので、複数の育苗ポット71…が縦横に所定の間隔で並び、各ポット71同士を開口部側で互いに連結している。苗箱7の左右中央部にはポット71とポット71の間隔が広い広間隔部72が設けられ、この広間隔部を挟んで各ポット71は同数づつの2郡に分かれている。育苗ポット71の底部には、切れ目73が形成されており、この切れ目73により育苗時には余分な水が抜けると共に、苗Nの根がポット71から地面に延び出して地面から養分を吸って良好な成育をし、また、本田への機械による移植時にはこの切れ目73から苗押し出し体が入ってポット71内の苗Nを取り出せれるようになっている。符号75の角孔は、苗移植機で間欠送りする時に使用されるもので、ポット71…の長手方向の間隔に合わせて設けられている。
【0010】
そして、この苗箱7は、図8乃至図14に示すようなアンダートレー76に載置されて、各育苗ポット71…内に床土が詰められる。そして、灌水されてアンダートレー76に載置した苗箱7の各育苗ポット71…内の床土は少し硬めの泥状になった状態で、下記の苗挿し機1にて一株分のイグサ苗Nが各育苗ポット71…内の床土に挿される。
【0011】
ここで、アンダートレー76の構成について詳述すると、底77と左右側壁78・78と前後壁79・79とで平面視で長方形の箱状に合成樹脂にて一体形成されており、底77には平面視で前後壁79・79に向かう方向に長い長円の貫通孔80…が多数設けられている。この貫通孔80…は、アンダートレー76に苗箱7を載置した時に、ちょうど苗箱7の各育苗ポット71…の底部が一致するように底77に整列配置されて設けられている(図12及び図13参照)。そして、この貫通孔80は育苗ポット71の底部よりも若干大きく形成されているので、アンダートレー76に苗箱7を載置して各育苗ポット71…の底部が各貫通孔80…に一致していても、育苗ポット71底部の外壁よりも貫通孔80の方が平面視で出ているので、育苗時に灌水した時、アンダートレー76内の各育苗ポット71…外側の余分な水は各貫通孔80を通って良好に排水され、水がアンダートレー76内に長時間溜ることによる根腐れ等が防止でき、良好な育苗が行える。
【0012】
81は底77の上面に左右側壁78・78にその両端が連結して設けられた突条であって、この突条81に苗箱7の左右中央部の広間隔部72の底面が嵌合するようにしてアンダートレー76に苗箱7を載置すると、アンダートレー76に苗箱7は安定良く載置され、また、苗箱7の位置決めも確実となり、前記各育苗ポット71…の底部が各貫通孔80…に確実に一致する。
【0013】
また、アンダートレー76に載置されて各育苗ポット71…内に床土が詰められて、灌水されてアンダートレー76に載置した苗箱7の各育苗ポット71…内の床土が少し硬めの泥状になった状態で、苗挿し機1にて一株分のイグサ苗Nが各育苗ポット71…内の床土に挿されたものを、アンダートレー76に苗箱7を載置したそのままで地面に置いて育苗する。この時、先ず地面にナイロン製の網83を敷いて、その上にアンダートレー76を置く(アンダートレー76の底面が少し地面に入り込むように、地面に対してアンダートレー76を押し込んで置いた方が、苗Nの根が地中に早く延びて成育が良い)。そして、灌水時には、各育苗ポット71…の切れ目73から余分な水が抜けると共に、前記のようにアンダートレー76の水も各貫通孔80…を通って良好に排水され、アンダートレー76内に長時間溜ることによる根腐れ等が防止できる。更に、各育苗ポット71…の切れ目73からアンダートレー76の各貫通孔80を通って、各育苗ポット71…の苗Nの根が各々網83を通過して地面に延び出し地面から養分を吸って良好な成育をする。アンダートレー76の各貫通孔80…と各育苗ポット71…の底部とは位置が一致しているので、この各育苗ポット71…の苗Nの根は各々適確に地面に延び出すことができ、その成育は非常に良好である。
【0014】
そして、成育を終えて、アンダートレー76を地面から剥がし取る時に、この地面に延びた根を切断する。この方法としては、アンダートレー76の左右側壁78の一側の網83とアンダートレー76底面との間にワイヤ84等を挿し入れて左右側壁78の他側方に向けてこのワイヤ84等を移動させて切断作業を行うのであるが、アンダートレー76の各貫通孔80…は平面視で前後壁79・79に向かう方向に長い長円であるから、この貫通孔80を通っている根郡も前後壁79・79に向かう方向に長い長円形状になっているので、左右側壁78・78方向にワイヤ84等を移動させる時に根の切断が容易に行えて、作業性がとても良く効率よく作業が行える。(ワイヤ84の代りに根切り用の刃を用いても同様である。また、網83は、特に敷かなくても良い。)
尚、左右側壁78・78には、図に示すように、切欠き部82が設けられており、アンダートレー76に載置した苗箱7を取り出すときに、この切欠き部82にて苗箱7の左右側部が剥き出しになっているので、容易に苗箱7の左右側部を持つことができて、アンダートレー76から苗箱7を用に取り出すことができる。従って、育苗後に移植機に苗箱7を装填する際のアンダートレー76からの苗箱7取出し作業が効率良く行えるので、移植作業の能率も良くなる。一方、アンダートレー76の撓み防止の為に、長手方向である前後壁79・79には切欠きを設けていない。また、この切欠きを設けていない前後壁79・79と左右側壁78・78にその両端が連結して設けられた突条81とが、アンダートレー76を型成形する際の撓みや歪み防止の効果をなし、撓みや歪みの少ないアンダートレー76が成形できる。
【0015】
苗供給装置2は、一対のチエーンで前記支持部63・63を下から支持する状態で苗カートリッジ6を搬送するチエーンコンベヤ11・12が前後並列に2組設けられている。一方は供給コンベヤ11で、苗カートリッジ6を図1及び図2における右方向に搬送する。他方は戻しコンベヤ12で、苗カートリッジ6を図1及び図2における左方向に搬送する。両コンベヤ11・12に沿って平坦な上面を有する作業台90・90が設けられており、該作業台90・90には、それぞれのコンベヤ11・12を共に止める非常停止スイッチ13・14が設けられている。そして、2人の作業者が各々この作業台90・90に向かって立ち、作業台90・90にイグサの苗Nを載せておき、順次、作業台90上に載せたイグサの苗Nを一株づつ苗カートリッジ6の苗収容部61…に入れる。
【0016】
供給コンベヤ11の搬送終端部から戻しコンベヤ12の搬送始端部へ、苗カートリッジ6の係合部64・64に下側から係合して苗カートリッジ6を吊り下げることのできる第一吊下げ体15によって苗カートリッジ6を移載するようになっている。この第一吊下げ体15は、昇降アクチュエータ16により昇降、及び前後移動アクチュエータ17により前後移動させられる。
【0017】
また、戻しコンベヤ12の搬送終端部から供給コンベヤ11の搬送始端部へ、前記第一吊下げ体15と同様の第二吊下げ体21によって苗カートリッジ6を移載するようになっている。この第二吊下げ体21は、昇降アクチュエータ22により昇降、及び前後移動アクチュエータ23により左右移動させられる。
【0018】
供給コンベヤ11及び戻しコンベヤ12によって複数の苗カートリッジ6…が連なる状態で搬送されている。供給コンベヤ11によって搬送される苗カートリッジ6が該コンベヤの搬送終端部に到達すると、その苗カートリッジ6の係合部64・64が供給コンベヤ11の搬送終端部で待機している第一吊下げ体15に嵌り込む。その状態で第一吊下げ体15が少し上昇し、苗カートリッジ6を吊下げる。次いで、第一吊下げ体15が後進するとともに下降して、苗カートリッジ6を戻しコンベヤ12の搬送始端部に移載する。
【0019】
戻しコンベヤ12の搬送始端部に載置された苗カートリッジ6は、当該コンベヤの搬送終端部まで搬送される。ここで、苗カートリッジ6の係合部64・64が戻しコンベヤ12の搬送終端部で待機している第二吊下げ体21に嵌り込む。その状態で第二吊下げ体21が少し上昇し、苗カートリッジ6を吊り下げる。そして、吊下げ体21が前進するとともに下降して、苗カートリッジ6を供給コンベヤ11の搬送始端部に移載する。
【0020】
上記動作を繰り返すことにより、苗カートリッジ6は供給コンベヤ11の搬送路と戻しコンベヤ12の搬送路を循環移動する。そして、供給コンベヤ11により苗カートリッジ6が苗挿し位置Aまで搬送される間に、人手により苗カートリッジ6の各苗収容部61…に苗Nが一株づつ補給される。苗収容部61は上側に漏斗状であるので、苗補給を行いやすい。戻しコンベヤ12で搬送される苗カートリッジ6に苗Nを補給してもよい。苗Nの入った苗カートリッジ6が苗挿し位置Aまで移動すると、苗挿し装置4が後述する方法で苗カートリッジ6の各苗収容部61…から苗Nを取り出す。
【0021】
尚、戻しコンベヤ12側の作業台90の苗挿し装置側の端部には、供給コンベヤ11及び戻しコンベヤ12の搬送速度を変更するための速度変更手段である速度変更ダイヤル100が設けられている。尚、該速度変更ダイヤル100の操作による前記供給コンベヤ11及び戻しコンベヤ12の搬送速度の変更に連動して、第一吊下げ体15及び第二吊下げ体21の作動周期ならびに作動速度ひいては苗箱供給装置(苗床供給装置)3及び苗挿し装置4の作動速度を変更し、苗挿し作業の作業速度を変更できる構成となっている。尚、苗供給装置2、苗箱供給装置3及び苗挿し装置4は、速度変更ダイヤル100を操作すると図示しない制御装置により作動速度あるいは作動周期が変更されるようになっている。前記速度変更ダイヤル100は、1時間当たり2000株の苗挿し作業を行える「低速」位置と1時間当たり4000株の苗挿し作業を行える「中速」位置と1時間当たり5500株の苗挿し作業を行える「高速」位置との3位置に切り替えるようになっている。
【0022】
苗箱供給装置3は、長手方向が前後を向く状態にアンダートレー76に載置された苗箱7を載せ、育苗ポット71のピッチ分づつ間欠的にアンダートレー76に載置された苗箱7を搬送するようになっている。苗箱供給装置3は、苗挿し位置Aにおいて苗供給装置2の下側で、これと平面視で直角に交わるように設けられている。必要に応じて、空のアンダートレー76に載置された苗箱7を苗箱供給装置3に搬入する搬入コンベヤ31と、苗挿しされたアンダートレー76に載置された苗箱7を苗箱供給装置3から搬出する搬出コンベヤ32とが設置される。尚、アンダートレー76に載置された苗箱7の各育苗ポット71…内には床土が詰められ灌水されて少し硬めの泥状になっている。尚、前記搬入コンベヤ31及び搬出コンベヤ32は、ロ−ラコンベアで構成されているので、苗挿しにより苗箱7から土が落下しても該コンベア31,32の下方に落下し、苗挿しにより苗箱7から落下する土が苗箱7の搬送に悪影響を与えるのを防止できる。
【0023】
苗挿し装置4は、苗カートリッジ6に収容されている苗Nを苗箱7に苗Nを挿すための把持ハンド41を備えている。この把持ハンド41は、苗挿し位置Aの後側にあり、全体が昇降アクチュエータ43により昇降、かつ前後移動アクチュエータ45により前後移動させられるようになっている。
【0024】
把持ハンド41には、苗Nを把持するための左右一対で1組のフィンガアーム47L・47R…が苗カートリッジ6の苗収容部61と同数組設けられている。各フィンガアームの内面部にはゴム等のクッション材48が取り付けられている。左側のフィンガアーム47L…を支持する支持体、及び右側のフィンガアーム47R…と支持する支持体はそれぞれ別の開閉アクチュエータ49L・49Rに取り付けられており、両開閉アクチュエータが互いに逆向きに作動することでフィンガアームが開閉するようになっている。
【0025】
また、把持ハンド41には、フィンガアーム47L・47R…の下側位置に、把持ハンド41とは別に設けた前ガイドプレート52と対になって苗把持時に苗Nの姿勢を固定する後ガイドプレート51が設けられている。この前ガイドプレート51は、一対のフィンガアーム47L・47Rの間に苗Nを導くように先端が平面視で鋸刃状になっている。前ガイドプレート52は上下2枚で1組となっており、前後移動アクチュエータ54により前後移動可能に設けられている。
【0026】
また、苗挿し位置Aの上方には、苗頭部押えシリンダ55によって上下動させる苗頭部押え板56が設けられている。さらに、苗挿し位置A近傍の適正位置に、苗カートリッジ6の下端位置決め体66を退避位置へ退避させるための前記退避アクチュエータ57が設けられている。
【0027】
次に、苗挿し装置4の動作について説明する(図8、図9参照)。
供給コンベヤ11によって搬送される苗カートリッジ6が苗挿し位置Aまで移動してくると、苗頭部押え板56が苗カートリッジ6の上面に当接もしくは当接する寸前まで下降する(図8a)。これにより、葉が曲がっていたり、横に伸びた地下茎が存在する等の理由により苗Nが苗収容部61の途中に引っかかっている場合、当該苗Nの上端を苗頭部押え板56が上から押え、苗Nを下端が下端位置決め体66に当接するまで押し込む。
【0028】
次いで、苗カートリッジ6に対応する所定の高さで待機していた把持ハンド41が突出すると共に、前ガイドプレート52が突出し、把持ハンド41の後ガイドプレート51と前ガイドプレート52とで苗N…の苗収容部61…から下方に出ている部分を把持する(図8b)。このとき、後ガイドプレート51の鋸刃状の谷の部分に各苗Nが嵌合し、苗Nの前後位置及び左右位置が位置決めされる。また、後ガイドプレート51の上下に2枚の前ガイドプレート52が位置し、苗Nの姿勢が乱れないように固定される。この状態で、フィンガアーム47L・47R…が閉じ、各苗Nを把持する。
【0029】
さらに、前ガイドプレート52が後退した後、退避アクチュエータ57が作動して、下端位置決め体66を苗Nの下端を下側から支えない位置(図3において鎖線で示す)へ退避させる(図15c)。そして、昇降アクチュエータ43が作動して把持ハンド41が下降し、苗カートリッジ6の各苗収容部61から苗Nを下方に取り出す(図15d)。このように、苗Nの葉茎の伸長方向に沿って苗Nを取り出すので、苗Nに無理な力がかからず苗Nが傷まない。
【0030】
苗Nを把持した把持ハンド41は、苗Nの下端が苗箱供給装置3で搬送されるアンダートレー76に載置された苗箱7の上面よりも少しだけ上位となる高さまで下降する(図16a)。次いで、把持ハンド41が前進(図16b)した後、少し下動して把持している苗N…を苗箱7の左右一列の育苗ポット71…内の泥状の床土に挿し込む(図16c)。このとき、苗の下端が育苗ポット71…の底面から1〜2mm隙間が開くように挿し込むので、前記底面に当たって苗の姿勢が悪化することがなく且つ苗を深く挿し込むことができて苗の姿勢を安定させることができる。把持ハンド41は苗箱搬送上手側から下手側へ移動するので、把持ハンド41が既に挿苗されている苗Nと干渉しない。フィンガアーム47L・47R…が開いて苗N…を開放した後、把持ハンド41は後退してから(図16d)、初期位置へ戻る。
【0031】
以上の各動作は図示しない制御装置で制御されている。
そして、特に、苗供給装置2を苗挿し装置4の一側方に長く設けたので、苗挿し作業を行う場合に、作業者は楽な姿勢で長く設けた苗供給装置2に対して苗Nを供給することができて、苗挿し作業を正確かつ能率よく行える。また、苗供給装置2の長手方向に2人の作業者が並んで作業できる長さに設定し、両側から各々2人すなわち計4人の作業者が苗供給装置2に対して苗Nを供給することができる。
【0032】
尚、速度変更ダイヤル100の操作により苗供給装置2の苗の搬送速度を3段階に切り替えることができるので、例えば、1人作業のときには、速度変更ダイヤル100を「低速」にして苗挿し作業を1時間当たり2000株の能率で行うことができ、作業者の苗供給作業が追いつかなくならないようにしている。また、2人作業のときには、速度変更ダイヤル100を「中速」にして苗挿し作業を「低速」の場合の2倍の能率である1時間当たり4000株の能率で行うことができ、不要に作業能率を低下させずに且つ作業者が苗供給作業を可能な能率に設定することができる。また、3人又は4人作業のときには、速度変更ダイヤル100を「高速」にして苗挿し作業を1時間当たり5500株の能率で行うことができ、苗挿し装置4による苗挿しが適正に且つ正確に行える最大限の能率で作業が行え、苗挿し作業の作業能率を向上させることができる。従って、作業者の人数に合わせて苗供給装置2の苗供給速度を変更することができ、所望の能率で苗挿し作業を行うことができる。
【0033】
尚、作業者の熟練度、疲労度等に応じて、速度変更ダイヤル100の操作により苗挿し作業の作業能率を変更し、所望の能率で苗挿し作業を行うようにしてもよい。
作業者は、苗カートリッジ6への苗供給においてミスがあったり行えなかったりして苗挿し装置4による苗挿しにおいて苗の姿勢が不適正となったり欠株が生じたりしないようにするため、苗供給作業に余裕をもたせるべく、できるだけ苗供給装置2における苗カートリッジ6の搬送路の搬送上手側で苗供給作業をするのが好ましい。従って、戻しコンベヤ12の搬送上手側に作業者が位置するのが好ましいため1人作業でもこの位置で作業者が作業をすることとなるが、速度変更ダイヤル100を戻しコンベヤ12側の作業台90の苗挿し装置側の端部に設けているので、戻しコンベヤ12の搬送上手側の位置から作業者が速度変更ダイヤル100を操作することができる。従って、作業者が苗供給作業が追いつかないときに即座に速度変更ダイヤル100を操作して作業能率を低下させて苗供給を行なうことができるので、苗挿し作業において苗の姿勢が不適正となったり欠株が生じたりするのを防止することができる。
【0034】
尚、図2において、苗箱供給装置3へアンダートレー76に載置した苗箱7を供給する搬入コンベヤ31の前側に灌水装置付き床土詰め装置を連結すれば、作業者がアンダートレー76に載置した苗箱7を灌水装置付き床土詰め装置に供給するのみで、アンダートレー76に載置した苗箱7の各育苗ポット71…内に床土が詰められて灌水されて、各育苗ポット71…内の床土が少し硬めの泥状になった状態で、苗箱供給装置3にアンダートレー76に載置した苗箱7が供給されるので、作業能率が良い。
【0035】
そして、イグサの栽培に際しては、12月から3月まで苗圃場で育苗した苗から作業台90・90上で株分けを行って苗供給装置2に苗(子株)を供給し、この苗挿し機で苗箱7に苗挿しし、苗箱7で4月から5月まで育苗した後、移植機により苗圃場に移植して6月から8月まで再度育苗し、その苗を再度株分けして苗挿し機で苗箱7に苗挿しし、苗箱7で9月から10月まで育苗した後、移植機により本圃場(本田)に移植し、本圃場で12月から翌年の6月まで栽培した後、収穫するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 苗挿し機の正面図である。
【図2】 苗挿し機の平面図である。
【図3】 苗挿し機の側面図である。
【図4】 苗挿し装置の平面図である
【図5】 苗カートリッジの(a)正面図、(b)平面図、及び(c)側面図である。
【図6】 苗箱の平面図である。
【図7】 図6の(a)A1矢視図、及び(b)A2矢視図である。
【図8】 アンダートレーの平面図である。
【図9】 アンダートレーの正面図である。
【図10】 アンダートレーの底面図である。
【図11】 アンダートレーの側面図である。
【図12】 アンダートレーに苗箱を載置した状態の拡大側断面図である。
【図13】 アンダートレーに苗箱を載置した状態の拡大底面図である。
【図14】 成育後の根切り作業を示す作用説明用の正断面図である。
【図15】 苗カートリッジから苗を取り出す工程を示す説明図その1である。
【図16】 苗カートリッジから苗を取り出す工程を示す説明図その2である。
【符号の説明】
A 苗挿し位置
L1 苗収容部61の例
L2 苗収容部61の例
N 苗
1 苗挿し機
2 苗供給装置
3 苗箱供給装置
4 苗挿し装置
6 苗カートリッジ
7 苗箱
11 供給コンベヤ
12 戻しコンベヤ
13 非常停止スイッチ
14 非常停止スイッチ
41 把持ハンド
47L 左フィンガアーム
47R 右フィンガアーム
51 後ガイドプレート
55 苗頭部押えシリンダ
56 苗頭部押え板
61 苗収容部
62 苗収容体
65 軸
66 下端位置決め体
90 作業台
100 速度変更ダイヤル
Claims (7)
- 苗(N)を一株づつ収容する苗収容部(61)を循環移動して苗挿し位置(A)へ搬送する苗供給装置(2)と、苗箱(7)を苗挿し位置(A)へ供給する苗箱供給装置(3)と、苗挿し位置(A)で苗供給装置(2)の苗収容部(61)から苗(N)を取って苗箱(7)の苗床に苗(N)を挿し込む苗挿し装置(4)を設けた苗挿し機において、苗収容部(61)はその上端に苗(N)を一株づつ入れる開口部が設けられ、複数の作業者により前記苗供給装置(2)の該苗収容部(61)へ苗を供給可能に構成すると共に、苗挿し装置(4)の把持ハンド(41)は苗収容部(61)から苗(N)を下方に取り出して、苗箱供給装置(3)で搬送される苗箱(7)の上面よりも少しだけ上位となる高さまで下降し、苗箱搬送上手側から下手側へ移動した後に下動して把持している苗(N)を苗箱(7)の苗床に挿し込む構成とし、前記苗供給装置(2)の苗供給速度を変更可能な速度変更手段(100)を設けたことを特徴とする苗挿し機。
- 苗箱供給装置(3)は、苗挿し位置(A)において苗供給装置(2)の下側で平面視において交わるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の苗挿し機。
- 把持ハンド(41)に左右フィンガアーム(47L・47R)とその下側位置に苗把持時に苗(N)の姿勢を固定する後ガイドプレート(51)を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の苗挿し機。
- 苗供給装置(2)は、苗収容部(61)を複数設けた苗収容体(62)を備えた苗カートリッジ(6)が供給コンベヤ(11)と戻しコンベヤ(12)の搬送路を循環移動して苗(N)を一株づつ収容する苗収容部(61)を苗挿し位置(A)へ搬送する構成とし、該供給コンベヤ(11)と戻しコンベヤ(12)に沿って平坦な上面を有する作業台(90)を設け、該作業台(90)に各々供給コンベヤ(11)と戻しコンベヤ(12)を止める非常停止スイッチ(13・14)を設け、2人の作業者が各々この作業台(90)に向かって立って、作業台(90)上に載せた苗(N)を一株づつ苗カートリッジ(6)の苗収容部(61)に入れる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の苗挿し機。
- 戻しコンベヤ(12)に沿って設けた作業台(90)の苗挿し装置(4)側の端部に速度変更手段(100)を設けたことを特徴とする請求項4記載の苗挿し機。
- 苗収容部(61)を上部が広くなった漏斗状に形成し、その上端開口部を各苗収容部(61)ごとに交互に苗収容部(61)の例(L1・L2)を挟んで反対側に偏位させると共に、偏位方向が前記列(L1・L2)に対し斜めになる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の苗挿し機。
- 苗収容部(61)に収容された苗(N)の下端を下側から支える下端位置決め体(66)を苗収容体(62)の下方に軸(65)にて回動自在に設け、苗挿し位置(A)の上方に苗頭部押えシリンダ(55)にて上下動する苗頭部押え板(56)を設けたことを特徴とする請求項4から請求項6の何れか1項に記載の苗挿し機。
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