JPH086417Y2 - 苗移植機における植付け苗の待機装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、テープ状になつた蘭草苗等の植付け苗を圃
場に移植するための苗移植機における植付け苗の待機装
置に関するものである。

［従来技術及び考案が解決しようとする課題］ 従来、この種蘭草苗等の植付け苗（移植苗）を圃場に
植付けるに際し、例えばこれが蘭草苗である場合、苗床
で育成した苗株を掘取り、ここから新芽が略10本程度付
いた植付け苗に株分け選別したものをいちいち手植えし
ていたが、作業に手間がかかり、また重労働が強いられ
るものであつた。

そこで植付け苗の株分けを含めてこれら作業を機械的
に行おうとした物が例えば特開昭61-15610号公報におい
て知られている。このものは、苗載台に載置した苗株か
ら分離爪によつて植付け苗を強制的に裂き取り、これを
植付け爪に移し換えて圃場に植付ける様にしている。し
かしながらこのものは、塊状の苗株から植付け苗を強制
的にしかも機械的に裂き取るものであるから、新芽が損
傷を受けたり新芽の無い部分を裂き取つてしまうことが
あり、この様な不良の植付け苗では活着することなく枯
死してしまうが、植付け苗が不良であるか否かの判別
は、植付け直後ではできず、前述したように植付け後、
暫くして新芽の成長が認められない時点で漸く判別され
ることになる。しかるにこの時点では既に植付け時期を
逸しているため補植もできず、欠株状態のままとなつて
著しい減収を招くという結果に成る。

このため予め選定した新芽のある植付け苗をテープ材
に支持させ、このテープ状苗を用いて植付けることも考
えられるが、この場合、テープ状苗からテープカツトさ
れた植付け苗を苗繰出し口に待機させ、これを植付け爪
手段側に挟持供給せしめて植付けることになる。しかる
にこの待機中、植付け苗の姿勢乱れが生じてしまい、適
正な植付け姿勢での苗植付けができない等の問題があ
り、これらを解決する必要がある。

［課題を解決するための手段］ 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる苗移植機における植付け苗の待機装
置を提供することを目的として創案されたものであつ
て、苗繰出し口側が低くなるよう傾斜した苗載台に載置
して縦送りされるテープ状苗からテープカツトせしめた
植付け苗を、苗繰出し口から植付け爪手段側に供給する
様に構成して成る苗移植機において、前記テープカセツ
トされた植付け苗を、植付け爪手段に供給されるまでの
あいだ苗繰出し口部に仮保持するための仮保持手段を設
けるにあたり、該仮保持手段は、苗繰出し口に配され、
植付け爪手段の苗挟持位置より上方位置での苗の仮保持
をする保持部が形成された上部仮保持部材と、植付け爪
手段の苗挟持位置より下方位置での苗の仮保持をする保
持部が形成された下部仮保持部材とで構成したことを特
徴とするものである。

そして本考案は、この構成によつて、苗繰出し口部で
待機している植付け苗の姿勢乱れを無くすことができる
ようにしたものである。

［実施例］ 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、１は水田作業用の乗用型走行機体であつ
て、該走行機体１の後部に本考案が実施された六条植え
の蘭草苗用の移植装置２が上下昇降自在に取付けられて
いる。この移植装置２は六条植えのものであるが、移植
装置２の入力軸３は、伝動軸４を介して走行機体１側の
動力取出し軸５に連動連結されており、そして入力軸３
に入力した動力は、一部がギアケース６から引き出さ
れ、伝動軸７を介して苗載台８に設けた入力軸９に動力
伝動する構成になつている。

前記苗載台８は、下半部に苗縦送り部10が形成され、
上半部にテープ状苗22が収容された苗箱11を載置するよ
うになつている。ここでテープ状苗22は、新芽を有する
よう予め選定された単位植付け株宛の植付け苗Ｐを所定
間隔を表裏テープ材22aを用いて両側から貼着して支持
して形成したものであり、しかもこのものは、一方の直
線状態になつたテープ材22aと、植付け苗Ｐに倣つて凹
凸状になつた他方のテープ材22aとが用いられ、かつテ
ープ材22aには、隣接する植付け苗Ｐ間の略中央部に孔2
2bが穿設されたものになつている。そしてこのテープ状
苗22が苗箱11にジグザグ状に収容されている。

そして上記苗箱11は、苗載台８の上半部に形成した載
置部に載置されるものであるが、上縁部並びに正面部が
開放した形状をしている。12は載置された左右苗箱11の
側面板11a間に形成される苗縦送り経路であつて、テー
プ状苗22は、苗箱11から上方に繰出されたものが、苗載
台８の上端部に設けたガイドローラ13に折り返し状に懸
回されたものが苗縦送り経路12に繰出されて傾斜下方の
苗縦送り部10側にガイドされる構成になつているが、こ
のものでは側面板11aを背高のものにしてテープ状苗22
の縦送りガイドと倒伏防止をする構成になつている。ま
たガイドローラ13には、テープ材22aを挟むようにして
テープ状苗22の隣接する植付け苗Ｐ間に入り込んでテー
プ状苗22の送りガイドをする突起部13aが設けられてい
るが、さらにガイドローラ13は、その支軸13bに対して
摩擦リング13cを介する状態で軸支されており、これに
よつてガイドローラ13が不用意に回転してテープ状苗22
を苗送り経路12側に過剰供給されることを回避すると共
に、該供給されたテープ状苗22が弛んでしまうことがな
いよう配慮されている。

一方、苗縦送り部10は、苗縦送り経路12の下端部を挟
んで左右両側に形成されている。つまり苗載台８の背面
には、苗縦送り経路12を挟んだ位置に互いに噛合する左
右一対のギア14、15が配されていて反転回動する構成に
なつているが、さらにこれらギア14、15は隣接の苗縦送
り経路12に設けたギア14、15にも対応するものが噛合し
ており、そしてこれらギア14、15のうちの一つのギア14
のギア軸14aが前記ギアケース６から引き出された動力
の入力をする入力軸となつており、而して各植付け条で
の苗送り機構の駆動はギア伝動によつてタイミング合わ
せされた状態で成される構成になつている。

また前記一対のギア14、15のうち、一方（実施例では
苗縦送り経路12に対して左側）のギアのギア軸14aに設
けたスプロケツト14bはチエン17を介してその上方に配
したスプロケツト18に連動連結していて両者は同期回転
するようになつており、そしてギア軸14aおよびスプロ
ケツト軸18aにローラ19、20がそれぞれ一体的に設けら
れている。一方、21は苗縦送り経路12のギア14側に配さ
れる駆動体であつて、該駆動体21の上下両端部は、前記
ローラ19、20に偏心軸19a、20aを介して軸支されてお
り、機体走行にタイミングを合わせたギア14の回動によ
り駆動体21に設けた縦送り爪21aが円弧状の軌跡Ａを描
いて作動することになり、この円弧状軌跡Ａに従うと、
縦送り爪21aは、テープ状苗22に近接する側に移動し、
孔部22bに没入した接触干渉状態となりながら縦送り終
端側（傾斜下端側）に移動し、そしてテープ状苗22を一
縦送りピツチ（植付け苗Ｐのピツチ）分だけ移動させた
後、縦送り爪21aが孔部22bから抜け出て離間し、そして
縦送り始端側に復帰することになり、これによつてテー
プ状苗の間欠縦送りを行う構成になつている。さらに上
記駆動体21の下端部には一対の受け刃23が一体的に設け
られていて、縦送り爪21aと同様の円弧状軌跡Ａで移動
するようになつている。

一方、苗縦送り経路12の他側に配されたギア15のギア
軸15aには一対のスプロケツト15b、15cが設けられてい
るが、一方のスプロケツト15bはチエン24を介して上方
に配したスプロケツト25に連動連結しており、またスプ
ロケツト15cはチエン26を介して下方に配したスプロケ
ツト27に連動連結している。そしてこれらスプロケツト
は何れも同期回転する構成になつているが、ギア軸15a
と上側スプロケツト軸25aとにそれぞれ設けたローラ2
8、29間に、偏心軸28a、29aを介して駆動体30が取付け
られていて、駆動体21とは逆回りの円弧状軌跡Ｂを描い
て作動することになるが、駆動体30の下端部には前記受
け刃23と対向するようカツター31が一体的に設けられて
いる。そしてカツター31と受け刃23は、前記縦送り爪21
aが孔部22bに没入すべくテープ状苗22側に移動すること
に連動して互いに近接し、そしてテープ状苗22が縦送り
されている途中の段階で、カツター31は、先端中央の切
つ先が受け刃23によつて受け支持された状態のテープ材
の孔部22bに突入する状態でテープ材22aを切断し、受け
刃23間に入り込む構成になつており、これによつて、テ
ープ状苗22は、縦送り作用を受けながらテープ材のカツ
ト作用を受けるよう設定されている。

また前記下側スプロケツト軸27aには回動アーム33が
設けられている。一方、34は苗載台８に枢支したクラン
クアームであるが、該クランクアーム34の先端部に苗送
りアーム35の基端部が枢支されている。そしてこの苗送
りアーム35は、中間部が連結プレート33aを介して前記
回動アーム33に連動連結されており、先端部は前記カツ
ター31よりも下側に位置するよう配されている。そして
苗送りアーム35は、前記ギア駆動を受けて略楕円状の軌
跡Ｃを描いて移動することになるが、前記カツター31に
よつて切断分離された植付け苗Ｐを、苗載台８の下端部
に開設した苗繰出し口8a側にタイミングを合わせて送る
よう構成されている。そして該送られた植付け苗は、下
半側が苗繰出し口8aを塞ぐよう両側から突出した髭状体
によつて形成される可撓性を有した苗受け体36に脱落し
ないよう保持されるが、さらにこのとき植付け苗Ｐの上
部側は苗ガイド37によつて保持されているが、この苗ガ
イド37は、苗の縦送り方向始端側が開口した略Ｕ字形に
なつていて、縦送りされる植付け苗Ｐの支持ガイドをす
ることになるが、その開口端は、カツター31の位置より
も縦送り始端側にあつて切断処理される以前の早い段階
から植付け苗Ｐのガイドを行う構成になつている。そし
て苗送りアーム35によつて苗送りされた植付け苗Ｐは、
苗繰出し口8aに、根部側は苗受け体36によつて、先端側
は苗ガイド37によつて仮保持状に保持され、この姿勢で
待機し後述する植付けピーク43側に供給される構成にな
つている。因みにこの苗送りアーム35は上下二段の送り
アームが突出して形成されていて、テープ材22aを挟ん
で植付け苗Ｐの上下両側についての送り作用をすること
になるが、下側（根部側）の送りアームは短くなつてい
て、後述する植付けピーク43との干渉を回避するよう配
慮されている。

尚、図中、38は苗縦送り部10の位置よりも上側からテ
ープ状苗22を左右両側から挟持状にガイドするガイド板
であるが、該ガイド板38には、縦送り爪21aが貫通する
貫通孔38a、貫通溝38bとが形成されている。さらに左側
ガイド板38には弾性板によつて形成される苗押さえ38c
の基端部固着されているが、該苗押さえ38cは、前記テ
ープ状苗22が縦送り作用を受けることにつられて必要以
上に移送されたり姿勢乱れが生じたりしないよう弾性的
に押さえて支持するものである。

40は前記各苗繰出し口8aに対応するようギアケース６
に設けた植付け爪装置であつて、該植付け爪装置40は、
汎用田植機の場合と同様の構成で設定されるプランタケ
ース41を用いて形成されるものであるが、プランタケー
ス41の先端部には平面視において略コ字形をしたブラケ
ツト42が一体的に設けられており、しかもこのブラケツ
ト42の下端左右両側には挿通溝42aが開設されている。
一方、43は植付け苗Ｐを両側から把持する一対の植付け
ピークであるが、該植付けピーク43は先端が板状になつ
ており、互いに対向する内面（把持面）にはスポンジ材
44が貼着されている。この植付けピーク43の基端部には
ボス部43aと作動プレート43bとが一体形成されている。
そして一対の植付けピーク43は、作動プレート43bを対
応する何れか一方の挿通孔42aに内側から貫通せしめた
状態で、両ボス部43bを前後ピン43cによつて揺動自在に
ブラケツト42に枢支されている。

一方、プランタケース41には、その植付け循環移動に
連繋するカム動作によつて出没するよう設定された作動
ロツド45が設けられているが、該作動ロツド45の下端
に、板状をしたガイドピーク46の上端部が一体的に取付
けられている。ガイドピーク46の上端部には、前記貫通
した作動プレート43bの先端部が係止する係止部46aが形
成されている。そして植付け爪装置40は、植付けピーク
43が下死点を越え上死点側に移動する軌跡では、作動ロ
ツド45がプランタケース41から突出しており、これによ
つて左右植付けピーク43はピン43cを支点として拡開揺
動した状態になつているが、上死点に達する少し前のＤ
位置から上死点を越えたＥ位置に至るときのカム作動
で、作動ロツド45がプランタケース41に没入して作動プ
レート43bを上側に揺動させ、これによつて植付けピー
ク43は対抗間隔が狭くなるよう揺動して、前記苗繰出し
口8aに仮保持されている植付け苗Ｐのテープ材22aを把
持し、植付け苗Ｐを苗繰出し口8aから持ち出して下死点
に向けて下動する。そしてガイドピーク46と共に植付け
苗Ｐの根部が泥土中に没入し、下死点に達する少し前の
Ｆ位置からこれを僅かに過ぎたＧ位置に達する過程で作
動ロツド45がカム作動により突出して植付けビーク43が
拡開し、把持している植付け苗Ｐを解放する様ことにな
るが、この植付けビーク43は、下死点に達した段階でも
泥土内に没入することが無いよう位置設定されている。
一方、ガイドビーク46については、下死点位置より泥土
内を抜け出るランニング軌跡において、泥土内に没入し
た植付け苗を植付け孔の前壁に押しつけて確りとした植
付けをし倒伏が無いよう、下死点位置よりも機体進行方
向前側に変位させている。

叙述のごとく構成された本考案の実施例において、テ
ープ状苗22は、機体走行にタイミングを合わせた縦送り
爪21aの縦送り作動によつて一ピツチ毎に間欠的に縦送
りされ、そしてテープ材22aがカツトされた植付け苗Ｐ
植付け爪装置40に把持されたものが圃場に植付けられる
ことになる。

そしてこのものにおいて、間欠的に縦送りされるテー
プ状苗22の縦送り最先端の植付け苗Ｐは、この縦送り作
動にタイミングを合わせて進退動をするカツター31およ
びその受け刃23によつて、隣接植付け苗Ｐとの間のテー
プ材22aがカツトされることになり、そしてこのテープ
カツトされた植付け苗Ｐは、苗送りアーム35によつて送
り作用を受け、苗受け体36と苗ガイド37とによつて苗繰
出し口8a位置に仮保持状に保持されることになる。そし
てこの姿勢で待機する植付け苗Ｐが植付けビーク43に把
持され、苗繰出し口8aから繰出して植付けることにな
る。

この様に、本考案が実施されたものにおいては、テー
プカツトされた植付け苗Ｐは、苗繰出し口8aにおいて繰
出されるまで待機することになるが、この場合、植付け
ビーク43による把持位置を避けた上下両側方を苗ガイド
37と苗受け体36にそれぞれ仮保持状に保持されている。
従つて待機中、機体振動等があつたとしても、植付け苗
Ｐの姿勢が乱れてしまうようなことがなく、適正姿勢を
維持したままとなつて、この適正姿勢状態で植付けピー
ク43に把持されて苗繰出し口8aから繰出されることにな
り、従つて植付け精度が向上し、整然とした苗植付けを
行えることになる。

しかもこのものは、テープカツトされた植付け苗Ｐ
は、苗送りアーム35によつて苗繰出し口8a側に送られる
場合、先端部は既に苗ガイド37に保持状にガイドされた
状態で送られることに成つて、苗姿勢が乱れてしまうこ
とをより一層回避する配慮がなされている。

さらに苗送りアーム35は、カツター31がテープ材22a
をカツトする以前の段階で既にテープカツト位置よりも
苗繰出し上手側にセツトされ、そしてテープカツト作動
時には、既に植付け苗Ｐの苗繰出し上手側に当てがわれ
た状態になつており、この結果、苗送りアーム35による
送り作動が確実で、送りミスを生じてしまうような不具
合も確実に回避されることになる。

しかもこのものは苗ガイド37が苗受け体36に対して縦
送り方向上手側に退避した配置になつており、そして前
記待機する植付け苗Ｐは、植付けビーク43の軌跡に対し
て把持部位が剥き出しになる姿勢になつているため、把
持作用が確実になるという利点も有る。

［作用効果］ 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、テープカツトされた植付け苗は、植付け爪手
段による挟持部位を避けた上下両側方が一対の保持部材
によつてそれぞれ仮保持された状態で待機することに成
り、従つてこの待機中に、機体振動等があつたとしても
姿勢乱れが生じてしまうことが無く、適正姿勢を維持し
たままで待機し、そして植付け爪手段側に供給されるこ
とになる。この結果、植付け苗が、姿勢が乱れた状態で
植付け爪手段側に供給されることを防止できて、整然と
した苗植付けを、効率良く確実に行うことができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案に係る苗移植機における植付け苗の待機
装置の実施例を示したものであつて、第１図は移植機の
要部側面図、第２図は移植作業部の要部側面図、第３図
は移植作業部の平面図、第４図は搬送リカツター部の要
部平面図、第５図は同上要部底面図、第６図はテープ状
苗の要部斜視図、第７図はガイドローラの要部断面図、
第８図は植付け装置の側面図、第９図は植付け爪部の分
解斜視図、第10図は植付け爪部の作用説明図、第11図Ｕ
〜Ｚは作用説明図である。 図中、２は移植作業部、８は苗載台、12は苗縦送り経
路、22はテープ状苗、22aはテープ材、23は受け刃、31
はカツター、36は苗受け体、37は苗ガイドである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】苗繰出し口側が低くなるよう傾斜した苗載
   台に載置して縦送りされるテープ状苗からテープカツト
   せしめた植付け苗を、苗繰出し口から植付け爪手段側に
   供給する様に構成して成る苗移植機において、前記テー
   プカツトされた植付け苗を、植付け爪手段に供給される
   までのあいだ苗繰出し口部に仮保持するための仮保持手
   段を設けるにあたり、該仮保持手段は、苗繰出し口に配
   され、植付け爪手段の苗挟持位置より上方位置での苗の
   仮保持をする保持部が形成された上部仮保持部材と、植
   付け爪手段の苗挟持位置より下方位置での苗の仮保持を
   する保持部が形成された下部仮保持部材とで構成したこ
   とを特徴とする苗移植機における植付け苗の待機装置。