JPH01196212A - 移植苗の植付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テープ状苗を用いてＩ！Ｉ草苗等の移植苗を
圃場に植付ける移植苗の植付は装置に関するものである
。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点］従来、
この種藺草苗等の移植苗（植付は苗）を圃場に植付ける
に際し、例えばこれが藺草苗である場合に苗床で養成し
た苗株を掘り取り、ここから新芽が３〜１０本程度付い
た植付は苗に株分は選別したものをいちいち手植えして
いたが作業に手間がかかり、また重労働を強いられるも
のであった。

ところでこの様な植付は苗において、新芽が全くないも
のやあっても僅かしかないもの、あるいは新芽が何らか
の原因で障害を受けたとき、植付は苗は枯死して欠株と
なる。そこで適正本数の新芽を持つ植付は苗となるよう
細心の注意を払って植付は苗を株分けする作業が特に大
切である。そしてこの植付苗の株分は作業は、収量、品
質に密接な関係があるので、新芽を基準として丁寧にし
かも合理的に株分けすることが良質な藺草栽培に必要で
増収につながる第一歩であり極めて重要である。

一方従来、この植付は苗の株分は作業も含めた作業を機
械的に行おうとしたものが例えば特開昭６１−１５６１
０号公報において知られている。このものは、苗タンク
に載置した苗株から分離爪によって植付は苗を強制的に
裂き取り、これを植付爪に移し変えて圃場に植付けるよ
うにしている。しかしながらこのものは、新芽が発芽し
ている塊状の菌株から分離爪によって植付苗を強制的に
裂き取るものであるから、裂き取る際に新芽が損傷を受
けてしまったり、新芽の全くない部分を裂き取ってしま
うようなことがしばしばあり、そしてこのようなものは
前述した如く活着するものではなく、実質的にはそのま
ま欠株となって著しい減収−を招来するという欠点があ
り問題となる。

［問題を解決する手段］ 本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる移植苗の植付は装置を提供することを
目的として創案されたものであり、植付は苗が所定の苗
ピッチを存して連続状に配されたテープ状苗を苗ピッチ
に対応して苗掻取り部側に順次送る苗送り手段と、該送
られた最先の植付は苗と次の植付は苗との間のテープを
カットするテープカット手段と、テープカットされた最
先の植付は苗を掻取って植付ける植付は手段とを設けて
構成すると共に、前記苗送り手段は、苗ピッチと略同ピ
ッチに送り爪を突出せしめた櫛歯状のものを用いて構成
し、植付は苗の苗掻取り側への送りを複数本の植付は苗
で行うように構成したことを特徴とするものである。

そして本発明は、この構成によって、効率良く、しかも
活着率の優れた移植苗の植付けを行うことができるよう
にしたものである。

［実施例］ 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、１は水田走行用の乗用型移動機体であって
、該移動機体１の後方に本発明が実施された移植部２が
上下昇降動自在に取付けられている。この移植部２は、
八条植えのちのであるが、その移植部フレームから後方
に延びる三組のギアケース３には左右両側に植付は爪４
が設けられている。一方、移植部フレームには苗載台５
が設けられているが、該苗載台５には各植付は爪４に対
応して支軸６が互い違いに上下位置ずれした状態で突出
しており、ここに後述するテープ状苗１０が巻装された
巻取りドラム７が回動自在に軸支できるようになってい
る。この場合に、巻取りドラム７と苗載台５との接触部
にはゴム等の部材によって形成される摩擦板８がそれぞ
れ設けられていて、巻取りドラム７の不用意な回動を規
制してテープ状苗１０が無駄に繰出されて弛んでしまう
のを防止するようになっている。

ここで前記テープ状苗ｌＯは次のように形成されたもの
である。つまり苗床から所定の大きさに切り出し、根洗
いをすると共に根部と茎部とを必要な長さに裁断処理し
た塊状の苗株から適宜摘み取った新芽の有る単位植付は
株宛の苗Ｐが所定の苗ピッチを存して連続するよう植付
は苗Ｐの略中央部を左右両側から粘看テープ等のテープ
ｌＯａで挟持保持させて一連状に形成されるものである
。そしてこのものは手作業でも良いが、機械的に製造で
きるものである。

１１は植付は爪４に対応するよう苗載台５の上部位に設
けたテープガイドであって、該テープガイド１１は、前
記取付けられた巻取りドラム７からガイドローラｌｌａ
を経由して引出されたテープ状苗のテープ１０ａを左右
から挾む状態で苗載台５の傾斜下方の苗掻取り側に向け
てガイドするものであるが、このテープガイド１１の一
側（実施例では何れも左側）に苗送り装置が設けられて
いる。つまりテープガイド１１の一側には一対のカムロ
ーラ１２が上下に配されているが、該カムローラ１２の
回転軸１２ｂから偏心した位置にクランクアーム１３の
基端ボス部１３ａが自由回動自在に設けられている。

この上下クランクアーム１３の先端部にブラケット１４
ａが一体的に固着されているが、ブラケット１４ａには
、テープ１０ａを上下から挾む位置に、テープ状苗１０
の苗ピッチに略合わせて櫛歯状となるよう複数（実施例
では都合６本）の送り爪１４がそれぞれ突出している。

しかも送り爪１４は、先端側はど上下対向間隔が広くな
るよう外側に向けて折曲されていてテープ１０ａの入り
込みを確実にするよう配慮されている。そして後述する
ようにカムローラ１ｚが回動することにより送り爪１４
は弧状のクランク揺動をして植付は苗Ｐを順次苗ピッチ
分ずつ縦送りするようになっている。

一方、１５はカッターであって、該カッター１５は送り
爪１４によって送られたテープ状苗１０のうち最先の植
え爪苗Ｐと次の植付は苗Ｐとの間のテープ１０ａを切断
するものである。つまりカッター１５の基部に設けたピ
ン１５ａは苗載台５に支軸１６ｃに揺動自在に枢支した
作動腕１６の先端部に形成の係合溝１６ａに係合してい
る。また前記カムローラ１２のうち下側のものの外周面
にカム１２ａが突設されている。そしてこのカム１２ａ
が作動腕１６に設けたピン１６ｂに接当するカム作動に
よってカッター１５は右方向に移動し、テープ１０ａを
切断するようになっている。

次に植付は爪４、送り爪１４、カッター１５の作動タイ
ミングについて説明するが、これらの伝動経路は、機体
エンジンＥ側から入力した動力がチェン伝動による手段
で第７図、第８図に示す如く各植付は条に応じて上下に
配した伝動軸２３．２４に動力伝動されるようになって
おり、そして上側の伝動軸２３はカムローラ１２を回動
させて送り爪１４、カッター１５の作動をし、また下側
の伝動軸２４は植付は爪４の作動を行うための伝動軸に
なっている。

そしてその作動タイミングの設定は第１０図から第１４
図に示す如く構成されている。つまり第１Ｏ図に示す如
く植付は爪４が上死点に近い位置を上昇する行程では後
述するよう既に最先（下）端とそのすぐ上の植付は苗Ｐ
間のテープＬｏａは切断されているが、この状態で植付
は爪４が上死点に移動してから少し下降する段階で、植
付は爪４は前記カット分離された植付は苗Ｐを掻取り保
持する（第１１図）。一方このとき送り爪１４はテープ
状苗１０の移動軌跡から退避しながら上昇する。そして
植付は爪４が下死点近くまで下降して前記掻取った植付
は苗Ｐを圃場に植付ける一方、送り爪１４は各植付は苗
Ｐの間に侵入する（第１２図）。ついで植付は爪４が下
死点を越え、上方に移動することにタイミングを合わせ
るようにして送り爪１４が下降することになるが、この
とき送り爪１４が植付は苗Ｐのテープ１０ａを挾んだ上
下両側に接当して植付は苗Ｐを苗ピッチ分に応じて下降
させて最先の植付は苗Ｐが前記掻取り位置に位置するよ
う強制移送せしめる（第１３図）、シかる後、植付は爪
４が上昇することになるが、その上昇行程にタイミング
を合わせてカム作動を受けたカッター１５が横方向に移
動して最先端とその上の植付は苗Ｐ間のテープ１０ａを
切断する（第１４図）ことになり、この様なタイミング
により苗送り、テープカット、苗掻取りが成されてタイ
ミングの採れた連続的な植付けを行うようになっている
。

尚、図中、１７は植付は爪４による植付は苗の掻取り部
に設けた弾性板材によって形成される苗ガイドであって
、前記テープカットされた植付は苗Ｐが植付は爪４に掻
取られるまでの間に不用意に落下するのを規制し、そし
てこのものが植付は爪４に掻取られて下方に押圧される
ことに応じて弾性変形して観音開き状に開口し、植付は
苗Ｐの姿勢を整えながら下方に送り出すものである。ま
た１８は安全用のカッターカバー、１９．２０は株元ガ
イド、２１は苗押さえガイドであり、これらによってテ
ープ状苗の倒れ防止と苗保護を成すものであり、また２
２はカッター１５の復帰弾機である。

叙述の如く構成された本発明の実施例において、適当量
のテープ状苗が巻装された巻取りドラム７を苗載台Ｓに
組付け、そしてテープ状苗１０を、テープ部１０ａがテ
ープガイド１１に挟持されるよう通して苗セットする。

この様にしてセットされた状態で機体走行をすると共に
植付はクラッチ（図示せず）を続状態にすると、前述し
たように送り爪１４による苗ピッチ毎の送り作動、カッ
ター１５によるテープカット作動、さらにテープカット
された植付は苗Ｐを掻取って植付ける植付は爪４の植付
は作動がタイミング良く行われ、而して藺草苗の連続的
な植付は作業が自動的に成されることになる。

この様に本発明においては、藺草苗を機械的に植付ける
ものであるが、藺草苗は従来のように塊状の苗株から直
接植付は苗を裂き取って植付けるものではなく、予め製
造されたテープ状苗を用いて連続的な植付けができるこ
とになる。従って新芽の無いものや痛め付けられて活着
力のないものが植付けられてしまうような不具合を未然
に防止できて、活着性に優れ、整然とした藺草苗の植付
けを効率良く行うことができる。この結果１作業性が著
しく向上し、従来、新芽の善し悪しによって活着率が左
右されてしまうという問題から機械植えはどうしても無
理であると考えられていた藺草苗の植付は作業が機械植
えで可能となり、作業の大幅な改善が計れることになる
と共に増収に結び付くことになる。

しかもこのものは、送り爪１４による苗送り作用が、−
本の植付は苗Ｐの送りでなく、実施例の如く六本という
複数本の櫛歯状となったものにより都合五本の植付は苗
を同時に送るものであるため、苗送りする際の負荷が分
散され、これによって植付は苗Ｐが曲がって傷んでしま
う不具合を効果的に防止できることになる。しかも左右
対向する送り爪１４は、先端側が広く開いているため、
左右送り爪１４の間へのテープ１０ａの所定姿勢での進
入が確実化され、この結果、植付は苗Ｐの掻取り姿勢を
整えることができ、掻取り、および植付は性の向上が計
れることになる。

また植付は苗の植付はタイミングが、テープ状苗のテー
プカットした直後に、該テープカットされた植付は苗を
掻取って圃場に植付けるタイミングとなっているため、
テープカットされた植付は苗がそのまま暫く放置されて
倒れたりして姿勢が乱れ、掻取りミスや植付はミスが生
じる不具合を確実に防止できることになる。しかもこの
ものはテープカットされた植付は苗Ｐは、苗ガイド１７
によって不用意な落下が防止されているので都合が良い
。そのうえ植付は爪４の苗掻取り位置がテープ部のやや
下方でかつ根側の新芽部の上方となっているので、新芽
が傷ついてしまうことを防止できて活着性の良いものと
なる。

また巻取りドラム７は摩擦板８によって不用意な回転が
規制されているので、テープ状苗が必要以上に送出され
て弛んでしまう不具合を有効に防止できる。因に本発明
においては、巻取りドラムを用いないで、テープ状苗を
苗載台５にジグザグ状に収容したものを用いても良いも
のである。さらに苗載台５は、各パイプの如き部材を用
いて枠組みし、表面にプラスチフス製の板材を取付ける
簡便なものとすることも出来るので、低コスト化に寄与
できることになる。

［作用効果］ 以上要するに、本発明は、叙述の如く構成されたもので
あるから、藺草苗を機械的に植付けるものであるが、藺
草苗は従来のように塊状の苗株から直接植付は苗を裂き
取って植付けるものではなく、予め製造されたテープ状
苗を用いて連続的な植付けができることになる。従って
新芽の無いものや痛め付けられて活着力のないものが植
付けられてしまうような不具合を未然に防止できて、活
着性に優れ、整然とした藺草苗の植付けを効率良く行う
ことができる。この結果、作業性が著しく向上し、従来
、新芽の善し悪しによって活着率が左右されてしまうと
いう問題から機械植えはどうしても無理であると考えら
れていた藺草苗の植付は作業が機械植えで可能となり、
作業の大幅な改善が計れることになると共に増収に結び
付くことになる。

しかも前記苗送り手段は、苗ピッチと略同ピッチに送り
爪を突出せしめた櫛歯状のものを用いて構成されている
ため、植付は苗の苗掻取り側への送りを複数本の植付は
苗で行うようにしておけば、苗送りする際に一本の植付
は苗に働く負荷が分散され、これによって植付は苗が曲
がって傷んでしまう不具合を効果的に防止できることに
なる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る移植苗の植付は装置の実施例を示
したものであって、第１図は植付は機の全体側面図、第
２図は植付は部の正面図、第３図は植付は作動部の正面
図、第４図は同上底面図、第５図は同上側面図、第６図
は同上斜視図、第７図は動力伝動機構の概略図、第８図
は同上配置図、第９図は苗ガイド部の作用説明図、第１
０図Ａ、Ｂから第１４図Ａ、Ｂは植付はタイミングを経
時的に示した作用説明図である。 図中、２は植付は部、４は植付は爪、５は苗載台、１０
はテープ状苗、１０ａはテープ、１４は送り爪、１５は
カッターである。 特　許　出　願　人　三菱農機株式会社第３図 第６図 第１１図 第１２図 第１３図 用１４図 手続補正書（、ヵ 昭和６３年１１月２８日 持顕昭６３−２１２，２４１号 ２、発明の名称 移植苗の植付は装置 ３、補正をする者 事件との関係：特許出願人 住所　島根県へ束郡東出雲町大字揖屋町６６７番地１名
称　三菱農機株式会社 代表者　淵　　１）　敬　　太 ４、代理人〒１０１費０３−２３９−３５１１　ｈ０３
−２３９−３５１０明！＠告Ｕ）ｌ’ｌｅ明の評棚な肌
明」の憫　　　　　＼ミコ７、補正の内容 明細書の第８頁第３行目から同頁第５行目に「動軸２３
は一一一一一になっている。」とあるを「動軸２３は上
側のカムローラ１２を回動させて送り爪１４の作動をし
、また下側の伝動軸２４は下側のカムローラ１２を回動
させて送り爪１４、カッター１５の作動を行うための伝
動軸になっている。」と補正する。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 植付け苗が所定の苗ピッチを存して連続状に配されたテ
   ープ状苗を苗ピッチに対応して苗掻取り部側に順次送る
   苗送り手段と、該送られた最先の植付け苗と次の植付け
   苗との間のテープをカットするテープカット手段と、テ
   ープカットされた最先の植付け苗を掻取つて植付ける植
   付け手段とを設けて構成すると共に、前記苗送り手段は
   、苗ピッチと略同ピッチに送り爪を突出せしめた櫛歯状
   のものを用いて構成し、植付け苗の苗掻取り側への送り
   を複数本の植付け苗で行うようにしたことを特徴とする
   移植苗の植付け装置。