JPH0638630A - 連続接木装置 - Google Patents

連続接木装置

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JPH0638630A
JPH0638630A JP4216582A JP21658292A JPH0638630A JP H0638630 A JPH0638630 A JP H0638630A JP 4216582 A JP4216582 A JP 4216582A JP 21658292 A JP21658292 A JP 21658292A JP H0638630 A JPH0638630 A JP H0638630A
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conveyor
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scion
stock
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Yoshitane Ishino
好胤 石野
Masakimi Sei
將公 瀬井
Tatsuya Mori
達也 森
Yasuo Kojima
康男 小島
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TECHNO GURAFUTEINGU KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台木11と穂木12を1本1本接木でき、ま
た良好に育った苗だけを接木でき、歩留りの良い接木作
業を連続的に行なう。 【構成】 台木トレーコンベヤ2及び穂木トレーコンベ
ヤ3と、これらから台木セル、穂木セルを台木用のセル
コンベヤ5、穂木用のセルコンベヤ6に取出すセル取出
しアーム装置16,17と、各セルコンベヤ5,6上に
取出された台木セル13の台木11の下部を挾持して上
部を切断する台木切断装置24と、穂木セル14の穂木
12の上部を挾持して下部を切断すると共に、この穂木
12の切断面を上記台木11の切断面に接木する穂木切
断装置25と、この接木部にクリップ56を嵌合するク
リップ嵌合装置55と、クリップ56を嵌合した接木苗
を台木用のセルコンベヤ5の下流側で排出トレーコンベ
ヤ4上に取出すセル取出し装置80と、セルコンベヤ
5,6のセルの苗木の有無等を検出する苗木検出器90
a,90bとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接ぎ苗生産を機械技術
で対応するもので、トレー上にて育苗された多数の穂木
と台木とをそれぞれ1本ずつ連続して接木するようにし
た連続接木装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の接木手段としては、作物によって
異なるが、一般には農家の手作業によって行なわれてた
が、近年機械化、省力化のための研究開発が行なわれて
いる。そして省力化のためには全農(全国農業組合連合
会)が普及活動を行なっている簡易接木法があり、また
機械化では特開平2−190118号公報及び特開平2
−211810号に示されているように複数本の穂木と
台木を同時に接木するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記種々の接木手段に
おいて、上記両公開公報に示された接木装置では多数本
の苗木を同時に接木するようになっているため、接木能
率が高いように見えるが、多数本の苗木を一律に接木す
るため、苗木が育だっていない株でも一連の作業が行な
われてしまい、歩留りが悪かった。
【0004】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、1本1本接木することができ、また良好に育った
苗だけを接木することができ、歩留りの良い接木作業を
連続的に行なうことができるようにした連続接木装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る連続接木装置は、台木トレーコンベヤ
2と穂木トレーコンベヤ3とを平行に設けると共に、台
木トレーコンベヤ2の送り方向下流側に離間して排出ト
レーコンベヤ4を設け、上記台木トレーコンベヤ2と穂
木トレーコンベヤ3の間に、台木用のセルコンベヤ5と
穂木用のセルコンベン6とを台木トレーコンベヤ2、穂
木トレーコンベヤ3のそれぞれに沿わせて設け、台木用
のセルコンベヤ5の上流側に、台木トレーコンベヤ2上
に載置された台木セル13を台木用のセルコンベヤ5に
取出す台木用のセル取出しアーム装置16を設け、また
穂木用のセルコンベヤ6の上流側に穂木トレーコンベヤ
3上に載置された穂木セル14を穂木用のセルコンベヤ
6に取出す穂木用のセル取出しアーム装置17を設け、
上記台木用のセルコンベヤ5の側方部に、台木用のセル
コンベヤ5にて1個ずつ送られてきた台木セル13の台
木11の基部を台木セルコンベヤ5の所定の位置01
挟持してその上側を切断する台木切断装置24を、また
穂木用のセルコンベヤ6の側方部に、穂木用のセルコン
ベヤ6にて1個ずつ送られてきた穂木セル14の穂木1
2の先端部を挟持してその下側を切断すると共に、その
穂木12を上記台木切断装置24にて上部を切断された
台木11の切断部に接木する穂木切断装置25を、それ
ぞれ対向して設け、また上記両切断装置24,25より
下流側に、両切断装置24,25にて同心状に接木され
た台木11と穂木12の接木部にクリップ56を嵌合す
るクリップ嵌合装置55を設け、台木用のセルコンベヤ
5の下流部の側方に、台木11に穂木12を接木された
セルを排出トレーコンベヤ4上へ取出す取出し装置80
を設け、さらに、上記各セルコンベヤ5,6の側方で、
かつ各切断装置24,25の上流側に各セルコンベヤ
5,6にて送られるセル13,14の苗木の有無及び大
きさを検出する苗木検出器90a,90bを設けた構成
となっている。
【0006】
【作 用】台木セル13及び穂木セル14はそれぞれ台
木トレーコンベヤ2、穂木トレーコンベヤ3にて送られ
る。そしてこの各トレーコンベヤ2,3上の台木セル1
3、穂木セル14はそれぞれのセル取出しアーム装置1
6,17にて台木用、穂木用の各セルコンベヤ5,6上
に取出され、それぞれの送り途中で、台木11は台木切
断装置24にてその上端部が切断され、また穂木12は
穂木切断装置25にてその下部が切断される。そして穂
木12はそのまま台木11の切断部に接木され、この接
木部にクリップ嵌合装置55にてクリップ56が嵌合さ
れる。クリップ56が嵌合された苗木は台木セルコンベ
ヤ5の下流部から取出し装置80にて排出トレーコンベ
ヤ4上に取出される。また台木用、穂木用のセルコンベ
ヤ5,6上の台木セル13及び穂木セル14の各苗木は
苗木検出器90a,90bにてその有無及び苗の大きさ
が検出される。
【0007】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図中1は作業テーブルであり、この作業テーブル1
には台木トレーコンベヤ2と穂木トレーコンベヤ3とが
前後方向に離間し、かつ平行に設けてある。また上記台
木トレーコンベヤ2の下流側に、これを離間する位置に
排出トレーコンベヤ4が同一方向に設けられている。上
記台木トレーコンベヤ2と穂木トレーコンベヤ3との間
に各トレーコンベヤ2,3に沿うようにして台木用、穂
木用のセルコンベヤ5,6が平行に設けてある。そして
台木用のセルコンベヤ5は、台木トレーコンベヤ2の中
間部から排出トレーコンベヤ4の中間部にわたる長さに
なっており、また穂木用のセルコンベヤ6は、穂木トレ
ーコンベヤ6の中間部から穂木トレーコンベヤ3を所定
長さだけ越えた位置にわたる長さになっている。そして
両セルコンベヤ5,6の終端部は作業テーブル1に設け
た落下穴7,8に対向されている。
【0008】9,10は台木トレーと穂木トレーであ
り、これらは同一形状になっており、それぞれには台木
11及び穂木12を育苗した台木セル13、穂木セル1
4を例えば5列×6列にわたって整然と状納できる収納
穴15が設けてある。そして上記各セル13,14は角
錐状になっていて図3に示すように各トレー9,10の
収納穴15に嵌合されている。
【0009】上記両セルコンベヤ5,6のそれぞれの上
流端側に取出しアーム装置16,17が、各セルコンベ
ヤ5,6の上方に沿う位置から各トレーコンベヤ2,3
と直角姿勢となる90°の範囲にわたって旋回可能に、
また所定ストロークにわたって昇降可能にして設けられ
ている。上記両取出しアーム装置16,17は上記した
ように旋回方向が異なるだけで同一の構成となってお
り、以下にその一方、例えば台木トレーコンベヤ2に沿
う取出しアーム装置16の構成で説明する。18は作業
テーブル1に対して垂直状に、かつ回転及び昇降自在に
支持された支持軸であり、この支持軸18の下部にモー
タ等の旋回装置19と、ロッドレスシリンダ等の昇降装
置20が連結されている。またこの支持軸18の上端部
には基台21が固着してあり、この基台21に2本のア
ーム22a,22bの基端部が対向方向に平行に摺動自
在に係合してあり、かつ伸縮アクチュエータ23にて対
向方向にクランプ、アンクランプ作動するようになって
いる。
【0010】上記台木用のセルコンベヤ5の側方部に台
木切断装置24が、また穂木用のセルコンベヤ6の側方
部に穂木切断装置25が同一位置で対向して設けられて
いる。上記台木切断装置24は図1,図4,図6に示す
ようになっていて、下側に挾持装置26が、上側に切断
装置27があり、挾持装置26はブラケット28に対し
て前後方向に摺動自在に支持された摺動枠29に、左右
の挾持爪30a,30bが対向方向に摺動自在に支持さ
れており、かつ摺動アクチュエータ31,31に連結さ
れている。また切断装置27は上記ブラケット28に対
して前後方向に摺動自在に支持された摺動枠32に、カ
ッタ33aを固着したカッタ台33と、まな板部材34
とが対向方向に摺動自在に支持されており、かつ摺動ア
クチュエータ35,35に連結されている。
【0011】上記挾持装置26の両挾持爪30a,30
bの一方は断面コ字状になっており、他方がこれの内側
に嵌合するようになっている。また双方の対向部に平面
形状がV字状に形成された挾持部36a,36bが設け
てある。また上記切断装置27のまな板部材34の対向
面34aは斜面が上方へ向くようにして傾斜されている
と共に、この対向面34aに台木11が嵌合する溝37
が設けてある。一方カッタ台33に固着したカッタ33
aは弾性を有しており、まな板部材34とカッタ台33
とが近づく方向に移動したときに、上記カッタ33aの
先端はまな板部材34の対向面34aの斜面に沿って上
方へ移動するようになっている。
【0012】上記挾持装置26と切断装置27のそれぞ
れの摺動枠29,32はブラケット28に取付けられた
摺動アクチュエータ38a,38bに連結されていて、
挾持装置26がこれの挾持爪30a,30bの先端が台
木用のセルコンベヤ5より手前側にはずれる位置から、
挾持部36a,36bがセルコンベヤ5の幅方向中心部
1 の上方に位置する範囲にわたって摺動し、また切断
装置27も同様に、その先端が台木用のセルコンベヤ5
より手前側にはずれる位置から、切断部がセルコンベヤ
5の幅方向中心部01 の上方に位置する範囲にわたって
摺動するようになっている。これらの摺動は各摺動アク
チュエータ38a,38bによりそれぞれが個々に行な
われるようになっている。
【0013】上記穂木切断装置25は図1,図5,図7
に示すようになっていて、下側に切断装置40が上側に
挾持装置41があり、切断装置40はブラケット42に
対して前後方向に摺動自在に支持された摺動枠43に、
カッタ45aを固着したカッタ台45と、まな板部材4
6とが対向方向に摺動自在に支持されており、かつ摺動
アクチュエータ47,47に連結されている。また挾持
装置41は上記ブラケット42に対して前後方向に摺動
自在に支持された摺動枠48に、左右の挾持爪49a,
49bが対向方向に摺動自在に支持されており、かつ摺
動アクチュエータ50,50に連結されている。そして
この挾持装置41は上記台木側の挾持装置26と同様
に、両挾持爪49a,49bの一方は断面コ字状になっ
ており、他方がこれの内側に嵌合するようになってい
る。また双方の対向部に平面形状がV字状に形成された
挾持部51a,51bが設けてある。また上記切断装置
40のまな板部材46の対向面46aは斜面が下方へ向
くようにして、かつ上記台木切断装置24の切断装置2
7のまな板部材34の対向面34aの傾斜と同一角度で
傾斜されていると共に、この対向面46aに穂木12が
嵌合する溝52が設けてある。一方カッタ台45に固着
したカッタ45aは弾性を有しており、まな板部材46
とカッタ台45が近づく方向に移動したときに、上記カ
ッタ45aの斜面に沿って下方へ移動するようになって
いる。
【0014】上記穂木切断装置25の切断装置40と挾
持装置41のそれぞれの摺動枠43,48はブラケット
42に取付けられた摺動アクチュエータ53a,53b
に連結されていて、切断装置40は、その先端が穂木用
のセルコンベヤ6より手前側にはずれる位置から、切断
部がセルコンベヤ6の幅方向中心部02 の上方に位置す
る範囲にわたって摺動するようになっている。また挾持
装置41は、その先端部が上記穂木用のセルコンベヤ6
の手前側にはずれる位置から、挾持部がセルコンベヤ6
の幅方向中心部02 の上方に位置する位置と、さらに移
動して挾持部が台木用のセルコンベヤ5の幅方向中心部
1 の上方に位置する位置の2段階に移動するようにな
っている。
【0015】上記台木切断装置24と穂木切断装置25
は上記したように台木用と穂木用の両セルコンベヤ5,
6をはさんで同一位置に対向配置されているが、それぞ
れの高さ方向の位置は、それぞれの装置24,25での
切断装置27,40は同一位置となっている。
【0016】図1において55は台木11と穂木12の
接木部に図12(b)に示すように、クリップ56を嵌
合するクリップ嵌合装置である。このクリップ56は図
9(a)に示すような形状、すなわち、接木部に嵌合す
る溝部57と、背面部両側に突設したフランジ部58
a,58bとを有しており、かつ弾性を有する材料にて
紐状に構成されており、必要長さに切断して用いられる
ようになっている。上記クリップ嵌合装置55は図8に
示すようになっていて、先端部にクリップ保持機構59
を設けたレバー60が、これのクリップ保持機構59が
台木用のセルコンベヤ5の中心部01 と、これから退避
する位置で、かつクリップ供給装置61に対向する位置
にわたって回動可能に設けられている。61aはその回
動駆動機構である。
【0017】上記クリップ保持機構59はクリップ56
の背面に当接する支持台62と、両フランジ58a,5
8bに係合する左右の爪部材63a,63bと、この両
爪部材63a,63bを回動駆動するアクチュエータ6
4とからなっている。支持台62はクリップ56の背面
中央部のみに当接するようになっており、また左右の爪
部材63a,63bはそれぞれの基端部が、レバー60
の上面に前後方向に摺動自在に設けた摺動片65に設け
た枢支ピン66に枢支され、かつばね65aにて対向方
向に付勢されて取付けてある。またこの両爪部材63
a,63bの内側に当接するガイドピン67a,67b
がレバー60に突設してあり、上記摺動片65をアクチ
ュエータ64にて押すことにより、両爪部材63a,6
3bが図9(d)に示すように枢支ピン66と左右のガ
イドピン67a,67bの位置関係で両爪部材63a,
63bが開動作し、またアクチュエータ68にて摺動片
65を引くことにより図9(c)に示すように、両爪部
材63a,63bは両ガイドピン67a,67bに案内
されて平行に手前側に移動されるようになっている。そ
してこの動作により、爪部材63a,63bの先端でク
リップ56の両フランジ58a,58bが引っぱられて
クリップ56の溝部57が開くように変形されるように
なっている。
【0018】クリップ供給装置61はクリップ送り部7
0と、カッタ71とクリップロール72を支持するロー
ル支持部73とからなっている。クリップ送り部70は
紐状のクリップ56を送る送りローラ74a,74b
と、これを支持するブラケット75及び上記ローラ74
a,74bを回転駆動するアクチュエータ75とからな
っている。カッタ71はアクチュエータ77にて出没動
作して突出することによりクリップ嵌合装置55のクリ
ップ保持機構59の上側でクリップ56を切断するよう
になっている。
【0019】上記台木用のセルコンベヤ5の終端部の側
方には、ここまで送られてきた台木セル13を1個ずつ
排出トレーコンベヤ4側へ取出すセル取出し装置80が
設けてある。このセル取出し装置80は作業テーブル1
に対して昇降するように設けた昇降台81に支持された
本体82と、この本体82に対して水平方向に移動自在
に支持された基台83と、この基台83に基端を対向方
向に平行に摺動自在に係合した一対のアーム84a,8
4bとからなっている。そして上記基台83を移動する
アクチュエータ85は上記本体82内に収納されてお
り、また一対のアーム84a,84bはこれらの間に介
装したアクチュエータ86にて駆動されるようになって
いる。上記基台83を移動するアクチュエータ85は、
アーム84a,85bを、台木用のセルコンベヤ6より
手前側の位置と、このセルコンベヤ6の上と、排出トレ
ーコンベヤ4上の排出トレー87の各収納穴15の上に
停止するように作動するようになっている。
【0020】上記両セルコンベヤ5,6の側方で、かつ
両切断装置24,25の対向位置より上流側に、セルコ
ンベヤ5,6にて送られてくる台木セル13、穂木セル
14の各苗の有無及び著しく小さいことを検出するアイ
トレーサ等の苗木検出器90a,90bが配設してあ
る。
【0021】上記構成における作用を以下に説明する。
台木セル13を各収納穴15に収納した台木トレー9を
台木トレーコンベヤ2上に、また穂木セル14を各収納
穴15に収納した穂木トレー10を穂木トレーコンベヤ
3上にそれぞれ載せてこれを所定の速度で平行に送る。
上記台木セル13及び穂木セル14のそれぞれには台木
11、穂木12が所定の大きさに育苗されているが、こ
れらは各トレー9,10に収納した状態で温室等で育成
される。各トレーコンベヤ2,3上の各トレー9,10
は同一位相で、かつトレー9,10の収納穴15の送り
方向のピッチごとに間欠送りされる。
【0022】上記両トレーコンベヤ2,3の送りに同期
して、台木用と穂木用のセル取出しアーム装置16,1
7が作動して、トレー上の横一列の5個のセル各セルコ
ンベヤ5,6上に取出す。この取出し動作は取出しアー
ム装置16,17の旋回、昇降及びアーム22a,22
bによるクランプ、アンクランプ作動により行なわれ
る。各セルコンベヤ5,6もこの上に載置された各セル
の間隔ごとに間欠作動し、セルを順次移動し、この送り
動作に同期し、かつ各セルコンベヤ5,6の停止状態で
台木切断装置24及び穂木切断装置25さらにクリップ
嵌合装置55が作動する。
【0023】台木切断装置24では、まず挾持装置26
が両挾持爪30a,30bを開状態で前進されてこれ
を、台木用のセルコンベヤ5の幅方向中心01 にあるセ
ルの台木11の両側に位置され、ついでこれを閉じ、こ
れの挾持部36a,36bにて台木11の基部を挾持す
る。ついで、切断装置27がカッタ台33とまな板部材
34を開状態で前進させてこれを上記挾持装置26にて
挾持された台木の両側に位置させ、ついでカッタ台33
とまな板部材34を閉動作することにより、上記台木1
1の上部がカッタ33aにて切断される。図10はこの
状態を示すもので、台木11は挾持装置26の両挾持部
36a,36bにてしっかり挾持されており、切断装置
27では、台木11はまな板部材34の溝37に嵌合し
た状態でカッタ33aがまな板部材34の対向面34a
の斜面に沿って撓みながら上方へ移動し、この動作によ
り台木11は上記対向面34aの斜面に沿う傾斜で切断
される。
【0024】この台木切断装置24において上記動作の
終了後、切断装置27だけが開動作すると共に後退して
待機状態になる。
【0025】一方この台木切断装置24の作動と同期し
て穂木切断装置25が作動される。この穂木切断装置2
5では、上記台木切断装置24と同じように、まず挾持
装置41が両挾持爪49a,49bを開状態で前進させ
てこれを、穂木用のセルコンベヤ6上の幅方向中心02
にあるセルの穂木12の両側に位置させ、ついでこれを
閉じ、これの挾持部51a,51bにて穂木12の上部
を挾持する。ついで、切断装置40がカッタ台45とま
な板部材46を開状態で前進させてこれを上記挾持装置
41にて挾持した穂木12の両側に位置させ、ついでカ
ッタ台45とまな板部材46を閉動作することにより、
上記穂木12の下部がカッタ45aにて切断される。図
11はこの状態を示すもので、穂木12は挾持装置41
にてしっかり挾持されており、切断装置40では、穂木
12はまな板部材46の溝52に嵌合した状態でカッタ
45aがまな板部材46の対向面46aの斜面に沿って
撓みながら下方へ移動し、この動作により穂木12は上
記対向面46aの斜面に沿う傾斜で切断される。
【0026】上記動作が終了した穂木切断装置25はそ
の後、切断装置40は開動作すると共に後退して待機状
態になるが、挾持装置41は挾持状態のままで、切断し
た穂木12が台木用のセルコンベヤ5の幅方向中心01
まで前進させる。かくすることにより、図12(a)に
示すようになり、台木11と穂木12はそれぞれの切断
部が対接した状態で同一軸心状に配置される。
【0027】この状態でクリップ嵌合装置55が作動す
る。すなわち、クリップ嵌合装置55はレバー60の回
動にてこれのクリップ保持機構59をクリップ供給装置
61に対向させて、図9(b)に示すように支持台62
及び左右の爪部材63a,63bにてクリップ56を把
持する。ついでカッタ71にて上記把持部の上側で切断
する。ついで両爪部材63a,63bを引っぱり、図9
(c)に示すようにクリップ56の溝部57を開くよう
に変形させる。
【0028】この動作は上記台木、穂木の切断装置2
4,25の作動中に行なわれて待機状態となっている。
そして台木11と穂木12が図12(a)のように配置
された状態でレバー60が台木セルコンベヤ5側へ、こ
れに把持されたクリップ56の溝部57の中心がセルコ
ンベヤ5の幅方向中心01 と一致するように回動する。
これにより、台木11と穂木12の接木部にクリップ5
6が嵌合される。そしてこの状態で両爪部材63a,6
3bを押動することにより、この両部材63a,63b
が図9(d)に示すようにクリップ56からはずれ、こ
のクリップ56は図12(b)に示すように台木11と
穂木12の接木部に密に嵌合される。クリップ挿入装置
55は再び待機位置に戻り、クリップ把持動作を行な
う。
【0029】上記した一連の動作により1本の苗木の接
木作業が終了し、この状態で台木用及び穂木用のセルコ
ンベヤ5,6がセル1個分だけ移動し、次のセルの接木
作動が位置01 ,02 にて行なわれる。接木が終了した
台木セル13はセル取出し装置80にて排出トレーコン
ベヤ4上の排出トレー87の各収納穴15に1個ずつ収
納されていく。
【0030】上記接木作動において、各セルコンベヤ
5,6上の台木セル13、穂木セル14の苗木はそれぞ
れ接木位置に至る前に、苗木検出器90a,90bにて
苗木の有無及び苗木の大きさが検出される。そして同期
して送られている一方あるいは双方のセルの苗木が無か
ったり、あるいは著しく小さかった場合にはこれを検出
し、この対となる台木セルと穂木セルが接木位置に移動
されてきても上記した一連の接木作動は行なわれず、穂
木セルコンベヤ6上ではそのまま終端まで送られ落下穴
8より捨てられる。一方台木セルコンベヤ5上でもセル
取出し装置80が作動せず、そのまま終端の落下穴7よ
り捨てられる。なお上記作用において、接木には小さい
と検出された苗のセルは、上記のように捨てないで、回
収して再び育苗して接木に用いるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、台木11と穂木12を
1本1本接木することができ、また良好に育った苗だけ
を接木することができ、歩留りの良い接木作業を連続的
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図3】トレーとセルとの関係を示す断面図である。
【図4】台木切断装置を示す一部破断斜視図である。
【図5】穂木切断装置を示す一部破断斜視図である。
【図6】図4のA矢視図である。
【図7】図5のB矢視図である。
【図8】クリップ嵌合装置及びクリップ供給装置を示す
斜視図である。
【図9】(a)はクリップの断面図である。(b),
(c),(d)はクリップ保持機構の作用説明図であ
る。
【図10】台木の切断状態を示す作用説明図である。
【図11】穂木の切断状態を示す作用説明図である。
【図12】(a),(b)は台木と穂木の接木状態を示
す作用説明図である。
【符号の説明】
1…作業テーブル、2…台木トレーコンベヤ、3…穂木
トレーコンベヤ、4…排トレーコンベヤ、5,6…セル
コンベヤ、7,8…落下穴、9,10,87…トレー、
11…台木、12…穂木、13,14…セル、15…収
納穴、16,17…セル取出しアーム装置、24…台木
切断装置、25…穂木切断装置、55…クリップ嵌合装
置、55…クリップ、59…クリップ保持機構、61…
クリップ供給装置、80…セル取出し装置、90a,9
0b…苗木検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 達也 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 小島 康男 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木トレーコンベヤ2と穂木トレーコン
    ベヤ3とを平行に設けると共に、台木トレーコンベヤ2
    の送り方向下流側に離間して排出トレーコンベヤ4を設
    け、上記台木トレーコンベヤ2と穂木トレーコンベヤ3
    の間に、台木用のセルコンベヤ5と穂木用のセルコンベ
    ン6とを台木トレーコンベヤ2、穂木トレーコンベヤ3
    のそれぞれに沿わせて設け、台木用のセルコンベヤ5の
    上流側に、台木トレーコンベヤ2上に載置された台木セ
    ル13を台木用のセルコンベヤ5に取出す台木用のセル
    取出しアーム装置16を設け、また穂木用のセルコンベ
    ヤ6の上流側に穂木トレーコンベヤ3上に載置された穂
    木セル14を穂木用のセルコンベヤ6に取出す穂木用の
    セル取出しアーム装置17を設け、上記台木用のセルコ
    ンベヤ5の側方部に、台木用のセルコンベヤ5にて1個
    ずつ送られてきた台木セル13の台木11の基部を台木
    セルコンベヤ5の所定の位置01 で挟持してその上側を
    切断する台木切断装置24を、また穂木用のセルコンベ
    ヤ6の側方部に、穂木用のセルコンベヤ6にて1個ずつ
    送られてきた穂木セル14の穂木12の先端部を挟持し
    てその下側を切断すると共に、その穂木12を上記台木
    切断装置24にて上部を切断された台木11の切断部に
    接木する穂木切断装置25を、それぞれ対向して設け、
    また上記両切断装置24,25より下流側に、両切断装
    置24,25にて同心状に接木された台木11と穂木1
    2の接木部にクリップ56を嵌合するクリップ嵌合装置
    55を設け、台木用のセルコンベヤ5の下流部の側方
    に、台木11に穂木12を接木されたセルを排出トレー
    コンベヤ4上へ取出す取出し装置80を設け、さらに、
    上記各セルコンベヤ5,6の側方で、かつ各切断装置2
    4,25の上流側に各セルコンベヤ5,6にて送られる
    セル13,14の苗木の有無及び大きさを検出する苗木
    検出器90a,90bを設けたことを特徴とする連続接
    木装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0613039A3 (en) * 1989-11-29 1995-01-11 Donnelly Corp Process for at least partially filling an electrochemichromic device.
CN101779576A (zh) * 2010-03-19 2010-07-21 中国农业大学 一种桑树苗袋式自动嫁接装置及嫁接方法
JP2014073090A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Mikuni Agri Techno:Kk 接木用台木処理装置およびそれを用いる接木装置

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