JP2000004651A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2000004651A
JP2000004651A JP17125998A JP17125998A JP2000004651A JP 2000004651 A JP2000004651 A JP 2000004651A JP 17125998 A JP17125998 A JP 17125998A JP 17125998 A JP17125998 A JP 17125998A JP 2000004651 A JP2000004651 A JP 2000004651A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインの機体前部の刈取装置の後方に脱
穀装置と選別装置とを配設し、その側方に配設するフィ
ードチェーンによる穀稈の刈取装置からの受け継ぎ性能
が各収穫作業状態において悪くなることがないようにす
る。 【解決手段】 前記フィードチェーン7を駆動する駆動
ケース90内に遊星ギア機構91を内装し、刈取装置の
入力軸50の終端位置より走行駆動と同調させた同調回
転駆動と、エンジン側の一定回転駆動力とを遊星ギア機
構に入力してフィードチェーンを駆動させる構成とし、
前記エンジン側の一定回転駆動力を分岐して同調回転駆
動の駆動経路上に流し込み可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバインの刈取装
置で刈り取った穀稈を受け継いで脱穀装置に搬送するフ
ィードチェーンを有するコンバインの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から扱室の外側側方にフィードチェ
ーンを配して、刈取装置によって刈り取られた穀稈を受
け継いで、穀稈の穂先側を脱穀装置の扱胴の上方若しく
は下方を通過させて脱穀していた。この脱穀された穀粒
は、選別室で一番物と二番物とに選別され、二番物を選
別室で再選別し、一番物をグレンタンク内に貯留してい
た。前記フィードチェーンを駆動する構成としては、フ
ィードチェーン後部に駆動スプロケットを配置し、エン
ジンの駆動力を脱穀装置や選別装置を介して前記駆動ス
プロケットに伝達し、フィードチェーンに一定回転駆動
力を伝達する技術は公知である。また、エンジンの動力
を走行駆動用の変速装置に伝達し、走行駆動に同調した
動力を刈取装置に伝達するとともに、刈取装置の入力軸
(刈取一軸)を介してフィードチェーン前部の駆動スプ
ロケットに伝達して、刈取装置とフィードチェーンの駆
動を走行駆動と同調させて、刈り取られた穀稈量に合わ
せてフィードチェーンを駆動して、刈取穀稈を確実に受
け継ぐ技術も公知となっていた。更に、機体を圃場の隅
で方向転回用のスペースを刈り広げるために、機体を前
後往復作業を繰り返す等の収穫作業を行う際には、機体
を微速で前進させて未刈穀稈を傷めないように慎重に操
作していた。この時、刈取装置への駆動伝達として、走
行駆動に同調させた動力を伝達させる一方、この刈取装
置にエンジンの一定回転の駆動力をクラッチを介して伝
達するように構成し、機体を微速で前進させても刈取装
置に前記クラッチを介してエンジンの一定回転の駆動力
を伝達して刈取装置の最低駆動力を一定以上に保つよう
にていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の機体の
微速で前進させて収穫を行う低速作業等において、エン
ジン側の一定回転の駆動力をクラッチを介して刈取装置
に伝達するとともに、さらにフィードチェーンに伝達す
る構成においては、駆動力が限られており収穫作業の終
了時に刈取装置側に残った穀稈を搬送させたために十分
な駆動力を伝達するものではなく、時間がかかるもので
あった。また、手扱作業を行う際には、走行駆動の副変
速を中立に保ち機体を停止させて走行駆動の主変速機構
を介して刈取装置とフィードチェーンとを駆動させてい
るが、操作が煩雑であり尚且つ刈取装置が駆動されてい
るのでコンバインの駆動全体として動力的に無駄が大き
いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、機体前部の刈取装置の後方に脱穀
装置と選別装置とを配設し、その側方にフィードチェー
ンを配設して駆動する構成において、刈取装置の入力軸
の終端位置より走行駆動と同調させた同調回転駆動と、
エンジン側の一定回転駆動力とを遊星ギア機構に入力し
てフィードチェーンを駆動させるともに、前記エンジン
側の一定回転駆動力を分岐した駆動力を手動操作手段に
連動する増速用のクラッチ機構を介して同調回転駆動の
駆動経路上に伝達可能としたものである。また、前記手
動操作手段の操作を走行変速を行う主変速レバーの操作
と連動させて、該主変速レバーの高速操作位置で手動操
作手段の操作を規制したものである。また、前記刈取装
置の入力軸の終端側に第二刈取クラッチを介装したもの
である。また、前記刈取クラッチと、第二刈取クラッチ
を「入」とし、増速用のクラッチを「切」として、走行
速度に同調させてフィードチェーン及び刈取装置を駆動
するようにしたものである。また、前記刈取クラッチ
と、第二刈取クラッチを「入」とし、増速用のクラッチ
を「入」としてフィードチェーンのみを増速駆動して、
穀稈の流し込みを行えるようにし、また、前記第二刈取
クラッチを「切」とし、増速用のクラッチを「入」とし
てフィードチェーンを増速駆動して手扱作業を行えるよ
うにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明が解決しようとする課題及
び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。図1はコンバイ
ン全体側面図、図2はコンバインの全体平面図、図3は
コンバインの動力伝達構成を示すスケルトン図、図4は
フィードチェーンの駆動伝達構成を示す側面図、図5は
同じく後面断面図、図6はフィードチェーンを回動した
状態の動力伝達構成を示す平面図、図7は同じく側面
図、図8は刈取装置からの動力伝達部に一定回転駆動力
を流し込む構成の平面図、図9は同じく側面断面図、図
10はフィードチェーン駆動ケースの側面図、図11は
同じくフィードチェーン駆動ケースの断面図、図12は
一定回転の駆動力の流し込むクラッチ機構の側面図、図
13は走行速度とフィードチェーンの駆動速度との関係
を示す図、図14は走行速度とエンジン側の一定回転駆
動力及び刈取駆動速度との関係を示す図、図15は低速
作業時にフィードチェーンを増速させるフローチャート
図、図16は手扱作業におけるフィードチェーンを増速
させるフローチャート図、図17はフィードチェーンの
支持枠体を示す側面図、図18はフィードチェーンの支
持枠体と水平シャフトとの位置関係を示す正面図であ
る。
【0006】図1、図2においてコンバインの全体構成
から説明すると、クローラ式走行装置1上に機体フレー
ム2を載置し、該機体フレーム2前端に引起し・刈取装
置8を昇降可能に配設し、引起し・刈取装置8は前端に
分草板3を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケ
ース4を立設して該引起しケース4より突出したタイン
の回転により穀稈を引き起こして、分草板3後部に配設
した刈刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬
送装置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、この縦搬送装
置6の上端から株元がフィードチェーン7に受け継がれ
て脱穀装置9内に穀稈を搬送し、該フィードチェーン7
後端には排藁搬送装置16が配設され、排藁搬送装置1
6後部下方に配設した排藁カッター装置17にて、搬送
されてきた排藁を切断して圃場に放出している。前記脱
穀装置9の側部には選別後の精粒を貯留するグレンタン
ク12が配設され、該グレンタンク12前部には運転部
19が配設されている。
【0007】前記機体フレーム2に機枠40が立設さ
れ、機枠40内上部の前後方向に軸芯を有する扱胴20
と送塵口処理胴21とが横架され脱穀装置9が構成さ
れ、この下方に揺動選別装置10が配設されている。
尚、前記扱胴20及び送塵口処理胴21の上方は脱穀カ
バー41によって被装され、該脱穀カバー41のグレン
タンク12側端部が機枠40に枢支され、脱穀カバー4
1の外側を上方に回動させて扱胴20内部のメンテナン
ス作業を行うようにしている。
【0008】また、図4に示すように、前記揺動選別装
置10の進行方向の左側側方の機枠40である下部側壁
40bに沿ってプーリ、ベルト等より成る動力伝達部4
2が配設され、揺動選別装置10を構成する揺動本体5
1、唐箕25、一番コンベア22、二番コンベア23等
に動力を伝達し、この動力伝達部42は側部カバー43
によって被装されている。
【0009】そして、前記扱胴20の進行方向に対して
左側方にフィードチェーン7が配置され、前部を刈取装
置8後部の側方に配置して前記排藁搬送装置16の前側
方に延出して穀稈を受け継ぐようにしている。該フィー
ドチェーン7を支持する支持枠体120は、機体側に枢
支されている。即ち、図4、図6、図7、図17に示す
ように、排藁カッター装置17の側前部に支持柱121
が立設され、該支持柱121より前方に支持ステー12
2・122を突設し、該支持ステー122・122に支
持枠体120を枢支されている。
【0010】また、図18に示すように、前記支持枠体
120の内側には網押さえ板150が固設され、該網押
さえ板150を扱胴20の回動軌跡に沿って内側下降に
延出し、扱胴20のクリンプ網151端部に当接されて
いる。更に、前記網押さえ板150の側面に、図17、
図18に示すように、チェーンガイド152・153・
154が固設され、該チェーンガイド152・153・
154によってフィードチェーン7途中部がガイドされ
ており、支持枠隊120とともにフィードチェーン7が
外側にが回動され、脱穀装置9等の内部のメンテナンス
を可能としている。尚、前記フィードチェーン7はチェ
ーンカバー155で被装されている。
【0011】次に、コンバインの前記刈取装置8、脱穀
装置9、揺動選別装置10及びフィードチェーン7への
動力伝達構成について図3を用いて説明する。エンジン
33からの出力の一方は、クラッチを介してグレンタン
ク8内の下部コンベア26に動力を伝達し、次いで縦コ
ンベア27、排出オーガ28内のスクリューを駆動可能
としている。また、エンジン33からの他方の出力は、
動力分岐用の脱穀側ミッションケース34内に入力され
ている。該脱穀側ミッションケース34内には、走行ミ
ッションケース54のHST式無段変速装置35に動力
を伝達する走行用駆動軸60、脱穀装置9及び選別装置
10に動力伝達する定回転駆動軸55を軸支している。
そして、エンジン33の出力は、カウンタ軸等を介して
走行用駆動軸60と定回転駆動軸55に動力伝達され
る。
【0012】一方、前記刈取装置8の上下回動支点とな
る図8に示す回動基部フレーム71内には刈取駆動軸5
0を回転自在に支持している。該刈取駆動軸50の右側
端部に第一入力プーリ51を取り付けている。該第一入
力プーリ51には、前記走行ミッションケース54より
側方に突出する刈取同調駆動軸53よりワンウエイクラ
ッチ63、刈取クラッチ61を介して動力が伝達されて
いる。前記刈取同調駆動軸53は、HST式無段変速装
置35で無段変速され、機体の走行速度に同調させた動
力を刈取駆動軸50に伝達するようにしている。
【0013】次に、脱穀・選別装置Bへの動力伝達につ
いて説明する。脱穀側ミッションケース34に伝達され
たエンジン33の動力は、定回転駆動軸55に伝達さ
れ、該定回転駆動軸55の途中部からベベルギアを介し
て脱穀駆動軸57を駆動し、更にベルト、プーリーを介
して送塵口処理胴21と扱胴20に動力を伝達してい
る。また、前記定回転駆動軸55の左端にプーリ56を
固設し、該プーリ56よりベルト68を介して唐箕2
5、プレファン24、選別本体、一番コンベア22、二
番コンベア23等の各駆動プーリー25a・24a・2
2a・23a等に駆動力を伝達し、これらにエンジン3
3の出力を減速した一定回転の駆動力を伝達する動力伝
達部42を形成している。
【0014】次に、フィードチェーン7への動力伝達構
成について説明する。前記フィードチェーン7への動力
伝達は、刈取装置8の駆動と同調した駆動力と、エンジ
ン33側の一定回転駆動力との両駆動力が伝達可能に構
成されている。即ち、図8、図9に示すように、前記刈
取装置8の刈取駆動軸50は、刈取装置8の筒状の回動
基部フレーム71内に軸支され、刈取駆動軸50途中部
にクラッチ機構72を介装し、該クラッチ機構72を介
して刈取駆動軸50端部に固設した伝達プーリー70に
駆動力を伝達している。該伝達プーリー70の後方の前
記機枠40側壁に動力取込ケース73が固設されてい
る。該動力取込ケース73に前記刈取駆動軸50と平行
状に連動軸74が軸支され、該連動軸74端部に二連プ
ーリー75が固設され、該二連プーリー75の内プーリ
ー75aと伝達プーリー70とがベルト76を介して連
動連結されている。前記二連プーリー75の外プーリー
75bには、ベルト77が巻回され、後述する如くにク
ラッチ機構を介してエンジン33側の一定回転駆動力が
伝達されている。
【0015】また、前記動力取込ケース73の連動軸7
4の内端部の後方には前後方向に取出軸78が軸支さ
れ、該取出軸78前部と連動軸74内端部とに固設した
ベベルギア79・80を介して取出軸78が連動させて
いる。該取出軸78後部を動力取込ケース73より後方
に突出させて、連結ボス81を介して同調回転を水平方
向に伝達する水平シャフィト82前部と連結し、走行駆
動と連動した同調回転を伝達する駆動経路を形成しい
る。
【0016】前記水平シャフト82は、図4、図6、図
7に示すように、下部外側の機枠40である下部側壁4
0bの外側に沿って前後に延出するドライブシャフトで
あり、機枠40の略前後長さに渡って配置され、水平シ
ャフト82後部を下部側壁40b後部まで延出されてい
る。また、該水平シャフト82は、図5に示す後面視で
前記動力伝達部42より内側(機枠40側壁より)に配
置され、フィードチェーン7より内側に配され、動力伝
達部42とともに水平シャフト82が側部カバー43に
被装され、フィードチェーン7で搬送される穀稈より落
下する藁屑が堆積されることのない位置となっている。
【0017】更に、前記水平シャフト82は、フィード
チェーン7及びその支持枠体120より下方に配置され
ている。具体的には、図18に示すように、支持枠体1
20下部の内側側方であり、網押さえ板150の下方に
配置されており、支持枠体120とともにフィードチェ
ーン7及び網押さえ板150を外側に回動させても、水
平シャフト82とフィードチェーン7側とが干渉される
こがない。
【0018】前記水平シャフト82後部は、下部側壁4
0bの後部に固設した立上伝動ケース83内に軸支され
ている。図10に示すように、該立上伝動ケース83後
部には、上方に突出する垂直状のシャフトである同調回
転入力軸84下部が軸支され、該同調回転入力軸84下
部と水平シャフト82後部とがベベルギア85・86を
介して連動連結されている。前記同調回転入力軸84上
部は、機枠40側壁の後上部の後上部側壁40aに固設
したフィードチェーン駆動ケース90下部内に挿入さ
れ、同調回転を伝達している。
【0019】次に、前記フィードチェーン駆動ケース9
0の内部構成について説明する。図11に示すように、
前記フィードチェーン駆動ケース90内には、遊星ギア
機構91と、該遊星ギア機構91で変速された動力を出
力する左右に軸芯を有するチェーン駆動軸92とファン
駆動軸93とが軸支されている。さらにフィードチェー
ン駆動ケース90には、前記遊星ギア機構91のサンギ
ア94を駆動する一定回転入力軸95が左右向きに軸支
されている。前記一定回転入力軸95の外端部にプーリ
ー96が固設され、一番コンベア22を駆動するプーリ
ー22aとの間にベルト97を巻回して、一定回転駆動
力を入力するようにしている。
【0020】前記遊星ギア機構91は、前記一定回転入
力軸95の途中部に固設したサンギア94と、該サンギ
ア94外周面に噛合するプラネタリアギア98・98・
98と、該プラネタリアギア98・98・98に内周面
で噛合するインタナルギア99より構成されている。前
記インタナルギア99側面にベベルギア100を固設
し、該ベベルギア100に同調回転入力軸84上部に固
設したベベルギア101とが噛合され、刈取装置8や走
行駆動と同調した駆動力が伝達されている。また、前記
サンギア94側方の一定回転入力軸95にアームギア1
02をベアリング108を介して相対回動自在に枢支
し、該アームギア102に枢支ピン109・109・1
09を介してプラネタリアギア98・98・98を一体
的に枢支するとともに、アームギア102外周面の噛合
歯が成形され、変速した動力を取り出し可能としてい
る。
【0021】また、前記一定回転入力軸95とチェーン
駆動軸92との間位置には、これらの軸と平行状に中間
軸103が軸支され、該中間軸103に前記アームギア
102と噛合する中間ギア104と、従動スプロケット
110とが固設されてる。該従動スプロケット110と
チェーン駆動軸92上に固設したスプロケット111と
の間にチェーン112が巻回されて、遊星ギア機構91
で変速された動力が伝達され、チェーン駆動軸92外端
部のフィードチェーン駆動スプロケット113を介して
フィードチェーン7を駆動している。前記中間軸103
とチェーン駆動軸92との間をチェーン112を用いて
連動連結したことによって、チェーン駆動軸92の軸支
位置をフィードチェーン7形状に合わせることができ、
フィードチェーン駆動ケース90の形状等の設計の自由
度を大きくしている。
【0022】従って、前記フィードチェーン7の駆動力
を、走行速度に同調した駆動力と脱穀装置9等を駆動す
る一定回転の駆動力との両駆動力が伝達されており、走
行が停止された場合に、エンジン33の一定回転がプー
リー96を介して一定回転入力軸95よりサンギア94
を回転する。続いて、このサンギア94に噛合される各
プラネタリアギア98・98・98がインタナルギア9
9に内歯に噛合されながら一定回転入力軸95を中心と
して回転(公転)し、この回転が一定回転入力軸95上
に枢支したアームギア102に伝達され、中間ギア10
4、中間軸103、チェーン112を介してチェーン駆
動軸92を駆動するので、一定回転の駆動力を用いてフ
ィードチェーン7が駆動されるのである。
【0023】そして、この状態において、作業速度が増
速されると、走行駆動と同調した動力がフィードチェー
ン駆動ケース90内に伝達される。該フィードチェーン
駆動ケース90内では、同調回転入力軸84よりベベル
ギア101・102を介してインタナルギア99が回転
される。このインタナルギア99が回転することによっ
て、このインタナルギア99の内歯に噛合されながら回
転しているプラネタリアギア98・98・98をさらに
高速で一定回転入力軸95を中心として回転している。
即ち、前記プラネタリアギア98・98・98は、サン
ギア94の回転によってインタナルギア99内に噛合し
ながら公転しており、このインタナルギア99が回転す
ることによってサンギア94の公転がさらに増速される
のである。この増速されたプラネタリアギア98・98
・98の公転が前述したように、アームギア102、中
間ギア104、中間軸103、チェーン112を介して
チェーン駆動軸92を駆動され、走行速度と同調して増
速された駆動力をフィードチェーン7に伝達することが
できるのである。よって、フィードチェーン7が停止状
態から増速されることがなく、一定速度で駆動された状
態から走行速度に合わせるように増速されるので、フィ
ードチェーン7に大きな負荷を急激にかけることがな
い。
【0024】尚、前記同調回転入力軸84とサンギア9
4とを連動し、インタナルギア99をエンジン側の一定
回転駆動力を伝達しても、同様にプラネタリアギア98
・98・98を介してチェーン駆動軸92を増速させる
構成とすることもできる。
【0025】また、前記一定回転入力軸95を軸支した
位置のフィードチェーン駆動ケース90の左右幅は、チ
ェーン駆動軸92を軸支した位置の幅より狭くしてお
り、一定回転入力軸95端部に固設したプーリー96の
位置をフィードチェーン駆動スプロケット113より内
側に配置でき、前述した駆動伝達部42と同一平面上に
配置することができ、フィードチェーン7より下方位置
に駆動伝達部42等が配置されずに、フィードチェーン
7から藁屑が落下しても堆積することがなく安定した駆
動力が伝達されるのである。尚、前記プーリー96の外
側の一定回転入力軸95上に別のプーリー148を固設
してさらに後方の排藁カッター装置17等に動力を伝達
することもできる。
【0026】また、前記一定回転入力軸95の内端部に
ファン駆動ギア105が固設され、該ファン駆動ギア1
05とファン駆動軸93に固設したファン従動ギア10
6とを噛合して、ファン駆動軸93を介して吸引ファン
30を一定回転で駆動している。前記フィードチェーン
駆動ケース90を用いて吸引ファン30を駆動すること
ができ機能的な駆動ケースが構成されている。尚、図6
に示すように、前記吸引ファン30の駆動軸を筒軸30
aとして、該筒軸30a端部内にファン駆動軸93端部
が抜脱自在に嵌入し、フィードチェーン7を外側に回動
させる際にファン駆動軸93を吸引ファン30側より離
脱させることができる。また、吸引ファン30側に駆動
軸に軸芯方向に進退自在に爪クラッチを配し、ファン駆
動軸93端部を係合爪として、フィードチェーン7側の
回動と合わせて係脱自在とすることもできる。
【0027】また、前記フィードチェーン7を支持する
支持枠体120は、図6に示す平面視のように、この支
持枠体120の枢支位置を前記同調回転入力軸84と同
一軸芯上に配置しており、フィードチェーン7を側方に
回動する際に、同調回転を伝達する駆動伝達部の連動機
構を取り外す必要がないのである。
【0028】また、図5、図6に示すように、前記フィ
ードチェーン駆動ケース90を固設した後上部側壁40
aを、機枠40の下部側壁40bと別体に構成されてお
り、フィードチェーン7の支持枠体120と後上部側壁
40aとを図示せぬステーを介して固設して、フィード
チェーン7を外側に回動させる際に、図6に示すよう
に、フィードチェーン7の支持枠体120にともなわれ
て、後上部側壁40aとフィードチェーン駆動ケース9
0とが一体的に回動される。このフィードチェーン7の
回動とともに後上部側壁40aが回動されるので、揺動
選別装置10の全長に渡って開放され、メンテナンスを
より行い易くしている。
【0029】次に、前述したエンジン33側の一定回転
駆動力を二連プーリー75の外プーリー75bを介して
同調回転駆動力の動力伝達経路上に取り入れる構成につ
いて説明する。図3、図9、図12に示すように、前記
定回転駆動軸55上のプーリ56より更に左側(外側)
に流し込み用の流込用プーリー69が固設され、該流込
用プーリー69と外側のプーリーにベルト77が巻回さ
れ、エンジン側の一定回転の駆動力が伝達されている。
このベルト77の外周面には、図12に示すテンション
ローラー126がテンションアーム128を介して回動
操作され、ベルト77にテンションを与える流込用クラ
ッチ(増速用のクラッチ)127が構成されている。
【0030】前記流込用クラッチ127は、運転部19
に配置する手動操作手段としての増速用フットペダル1
30に連動されている。即ち、図12に示す増速用フッ
トペダル130の回動支点には、アーム131が固設さ
れ、該アーム131端部にインナーワイヤー132の一
端が締結されている。該インナーワイヤー132の他端
を前記テンションアーム131の端部に締結させてい
る。よって、前記増速用フットペダル130を踏み込み
操作すると、インナーワイヤー132を介してテンショ
ンアーム131とともにテンションローラー126が回
動し、ベルト77にテンションを与えている。
【0031】そして、前記ベルト77を介して定回転駆
動軸55側の一定回転駆動力が二連プーリー75に伝達
され、連動軸74を介して水平シャフト82を増速し、
さらには同調回転入力軸84を介してフィードチェーン
駆動ケース90内の遊星ギア機構91に伝達されてい
る。また、前記二連プーリー75にエンジン側の一定回
転が伝達されると、図15に示す矢印のように、この一
定回転が刈取装置8側から伝えられると、ベルト76等
を介して刈取装置8に一定回転が伝達され、刈取装置8
を一定回転で駆動し、走行速度が遅くても刈刃装置等を
一定の駆動力を用いて確実に駆動するのである。さら
に、刈取装置側が一定回転の駆動力が伝達されたとして
も、刈取装置8とHST式無段変速装置35との間には
前記ワンウエイクラッチ63が介装されており、この一
定回転駆動がHST式無段変速装置35側に戻されるこ
とがないので、走行速度が変化するといった不具合を生
じることがない。
【0032】即ち、図15に示す矢印のように、この一
定回転駆動力を用いて遊星ギア機構91のインタナルギ
ア99が回転され、フィードチェーン7を増速されると
ともに、刈取装置8も一定回転駆動が伝達されるのであ
る。例えば、機体を微速で前進駆動し図13中のフィー
ドチェーン7の駆動速度がAである場合に、この増速用
フットペダル130を踏み込み操作すると、フィードチ
ェーン7の駆動速度がA’まで増速されるのである。こ
のために、機体を慎重に走行させて収穫作業を行ってい
ても、フィードチェーン7は十分な駆動力が保たれるの
である。また、収穫作業の終了時に刈取装置8及びフィ
ードチェーン7に残された穀稈を流しだす際に、前記増
速用フットペダル130を踏み込み操作することで、穀
稈の受け継ぎがスムースとなるとともに、この作業時間
を短縮することができる。
【0033】また、前記HST式無段変速装置35を変
速操作する主変速レバー140の高速操作位置におい
て、前記流込用クラッチ127を「入」として、エンジ
ン33側の一定回転駆動力を二連プーリー75等を介し
て同調回転入力軸84側に伝達すると、図14に示す斜
線に示す範囲B(逆転ゾーン)のように、エンジン33
側より伝えられる一定回転数より刈取装置側から伝えら
れる同調回転数の方が速くなるといった逆転した状態と
なる。即ち、この逆転した状態(逆転ゾーン)では、エ
ンジン側の一定回転駆動力によって二連プーリー75を
駆動させる回転数より、刈取装置8側の刈取駆動軸50
より二連プーリー75に伝達される回転数の方が高回転
となっており、刈取駆動軸50に負荷がかかったり、フ
ィードチェーン7を減速させて刈取装置8での搬送速度
に比べて遅くなり、穀稈の受け継ぎ性能が悪くなるとい
った不具合が生じる。
【0034】その為に、前記二連プーリー75の外プー
リー75bに対して、流込用プーリー69との径を大径
とすることで、できるだけ前記逆転ゾーンの生じる範囲
を少なくすることができる。
【0035】そして、この逆転ゾーンにおいては、ベル
ト77を空転させることによって、刈取駆動軸50に負
荷をかけたり、フィードチェーン7の駆動速度が遅くな
るといった不具合を解消することができる。
【0036】また、図15に示すように流込用プーリー
69と定回転駆動軸55との間にワンウエイクラッチ1
29を介装し、刈取駆動軸50の回転数が高くて二連プ
ーリー75が定回転駆動軸55の流込用プーリー69の
回転数より高回転である場合には、ワンウエイクラッチ
129を用いて流込用プーリー69を空転させて定回転
駆動軸55側より駆動力が伝達されることのないように
することもできる。
【0037】また、この逆転ゾーンにおいて強制的に前
記増速用フットペダル130の操作を規制することもで
きる。図12に示すように、主変速レバー140の回動
基部を構成する支点プレート141下部に棒状の規制体
142の一端を枢支し、該規制体142の他端を前記増
速用フットペダル130の前方まで延出し、端部を上方
に屈曲させている。主変速レバー140の中立操作位置
において規制体142端部が増速用フットペダル130
の前方に位置し、前記の逆転ゾーンとなる主変速レバー
140の増速位置まで回動すると、規制体142が後方
に移動し、増速用フットペダル130の下方に位置し、
この主変速レバー140位置より増速側に傾倒操作して
いる間は、増速用フットペダル130に踏み込み操作を
規制するようにしている。従って、逆転ゾーンにおいて
はエンジン側の一定回転を流し込みことができないよう
に規制しているのである。
【0038】また、機体を停止させたり微速で前進させ
たりした状態で手扱作業を行う場合にも、前記流し込み
構成を用いてフィードチェーン7の駆動力を十分に大き
く保つこともできる。手扱作業を行う場合には、先ず、
刈取クラッチレバー163を切り操作して、刈取クラッ
チ160を「切」側に切り替えている。図2に示すよう
に前記刈取クラッチレバー163の切り操作位置にスイ
ッチ164を設け、図3に示すように、前記スイッチ1
64のONに連動して前記第二刈取クラッチ機構72を
切替駆動するアクチュエータ165を駆動して、第二刈
取クラッチ機構72を「切」としている。
【0039】そして、前記増速用フットペダル130を
踏み込み操作して流込用クラッチ127を「入」として
エンジン33の一定回転駆動力を前記二連プーリー75
に伝えている。図16に示す矢印のように、この動力が
前記水平シャフト82、さらには同調回転入力軸84を
介してフィードチェーン駆動ケース90内に伝達され、
遊星ギア機構91のインタナルギア99を駆動し、サン
ギア94には絶えず一定回転が伝達されており、この両
駆動力によってフィードチェーン7を増速させて手扱作
業を確実に行うようにしている。この時、前記二連プー
リー75に伝えられた動力がベルト76を介して刈取装
置8側に伝達されても、第二刈取クラッチ機構72が
「切」となっており、刈取装置8が駆動されることはな
く、その分フィードチェーン側に駆動力を伝達でき増速
させるのである。
【0040】従って、手扱作業を行う際には、通常の主
変速レバー140を手扱作業に必要な操作位置に合わ
せ、刈取クラッチレバー163の切り操作を行い、そし
てフィードチェーン7を増速させるための増速用フット
ペダル130の踏み込み操作をするのみで手扱作業を行
うことができ、走行用の副変速を中立とする操作が不必
要となり操作性を向上することができる。
【0041】また、通常の収穫作業を行う際には、刈取
クラッチ61を「入」とし、第二刈取クラッチ機構72
を「入」とし、流込用クラッチ127を「切」として、
主変速レバー140の操作による走行速度に同調させて
フィードチェーン7を駆動させており、刈取装置8から
穀稈を確実に受け継ぐことができる。
【0042】尚、前記エンジン側の一定回転駆動力を走
行駆動と同調させる構成としては定回転駆動軸55上の
プーリ56より二連プーリー75に伝える構成に限定す
るものでなく、プレファン24や唐箕25等の駆動軸よ
り一定回転の駆動力を取り出して、刈取駆動軸50の終
端位置より同調回転入力軸84までの同調駆動力の伝達
経路上であれば何れの箇所にも動力を伝える構成として
も、同様の効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記載
のように、機体前部の刈取装置の後方に脱穀装置と選別
装置とを配設し、その側方にフィードチェーンを配設し
て駆動する構成において、刈取装置の入力軸の終端位置
より走行駆動と同調させた同調回転駆動と、エンジン側
の一定回転駆動力とを遊星ギア機構に入力してフィード
チェーンを駆動させるともに、前記エンジン側の一定回
転駆動力を分岐した駆動力を手動操作手段に連動する増
速用のクラッチ機構を介して同調回転駆動の駆動経路上
に伝達可能としたので、この操作手段を収穫作業の終了
時に操作することで、刈取装置及びフィードチェーンに
残された穀稈は、前記手動操作手段を操作することで増
速駆動することができ、作業時間を短縮することができ
る。また、圃場の隅において機体を慎重に走行させて収
穫作業を行う際にも、操作手段を手動で操作して、フィ
ードチェーンは十分な駆動力が保たれるので、フィード
チェーンへの受け継ぎ性能が悪くなることがなくなる。
従って、作業に応じて操作手段を操作することでフィー
ドチェーンを走行速度にかかわらず増速駆動させること
ができ作業性を向上している。
【0044】また、請求項2記載のように、前記手動操
作手段の操作を走行変速を行う主変速レバーの操作と連
動させて、該主変速レバーの高速操作位置で手動操作手
段の操作を規制するように構成したことによって、誤操
作によってエンジン側より伝えられる一定回転数より刈
取装置側から伝えられる同調回転数の方が速くなるとい
った逆転した状態においては、手動操作手段の操作を規
制することができ、刈取装置側の駆動軸に負荷がかかっ
たり、フィードチェーンを減速させて刈取装置の搬送速
度に比べて遅くなり、穀稈の受け継ぎ性能が悪くなると
いった不具合が生じることがないようにしている。
【0045】また、請求項3記載のように、前記刈取装
置の入力軸の終端側に第二刈取クラッチを介装したこに
よって、手扱作業においてこの第二刈取クラッチを
「切」とすることで、前記の一定回転駆動力が刈取装置
側に伝達されることがなく、手扱作業時に刈取装置を停
止させて無駄な動力が消費することを防ぐことができ
る。また、分岐された一定回転駆動力が刈取装置に伝達
されないので、フィードチェーンにその分の駆動力を伝
達できフィードチェーンを十分に増速することができ、
手扱作業を効率良く行うことができる。
【0046】また、請求項4記載のように、前記刈取ク
ラッチと、第二刈取クラッチを「入」とし、増速用のク
ラッチを「切」として、走行速度に同調させてフィード
チェーンを駆動するようにしたので、フィードチェーン
を二系列の駆動力を合成する複雑な構成としても、収穫
作業において通常の主変速レバーの操作のみで、フィー
ドチェーンを走行速度に同調させて駆動させることがで
き、刈取精度を向上できて操作を複雑することがないの
である。
【0047】また、請求項5記載のように、前記刈取ク
ラッチと、第二刈取クラッチを「入」とし、増速用のク
ラッチを「入」としてフィードチェーン及び刈取装置を
増速駆動して、穀稈の流し込みを行えるようにしたの
で、収穫作業の終了時に刈取装置や脱穀装置(フィード
チェーン)に穀稈が残されていた場合に、機体を停止し
た状態や微速で前進させていても、刈取装置とフィード
チェーンとに一定回転駆動力を伝達することができ、穀
稈の脱穀作業を短時間で終了させることができ、その操
作は収穫作業において「切」であった増速用のクラッチ
を「入」に操作するだけてあるので、操作が単純であ
り、例えばペダルの踏み込み操作のみで行うことがで
き、操作が煩雑となるものではない構成を実現したもの
である。
【0048】また、請求項6記載のように、前記第二刈
取クラッチを「切」とし、増速用のクラッチを「入」と
してフィードチェーンのみを増速駆動して手扱作業を行
えるようにしたので、通常の収穫作業の途中や終了時に
走行速度を減速若しくは停止操作して手扱作業に移行し
ているが、前記増速用のクラッチの「入」操作と第二刈
取クラッチの「切」操作の二つの操作のみで行うことが
でき、操作が単純である。また、前記第二刈取クラッチ
の「切」操作を刈取クラッチレバーの操作に連動させた
り、前記増速用のクラッチの「入」操作に連動させるこ
とで一つの動作で行うことたでき操作性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】コンバインの全体平面図である。
【図3】コンバインの動力伝達構成を示すスケルトン図
である。
【図4】フィードチェーンの駆動伝達構成を示す側面図
である。
【図5】同じく後面断面図である。
【図6】フィードチェーンを回動した状態の動力伝達構
成を示す平面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】刈取装置からの動力伝達部に一定回転駆動力を
流し込む構成の平面図である。
【図9】同じく側面断面図である。
【図10】フィードチェーン駆動ケースの側面図であ
る。
【図11】同じくフィードチェーン駆動ケースの断面図
である。
【図12】一定回転の駆動力の流し込むクラッチ機構の
側面図である。
【図13】走行速度とフィードチェーンの駆動速度との
関係を示す図である。
【図14】走行速度とエンジン側の一定回転駆動力及び
刈取駆動速度との関係を示す図である。
【図15】低速作業時にフィードチェーンを増速させる
フローチャート図である。
【図16】手扱作業におけるフィードチェーンを増速さ
せるフローチャート図である。
【図17】フィードチェーンの支持枠体を示す側面図で
ある。
【図18】フィードチェーンの支持枠体と水平シャフト
との位置関係を示す正面図である。
【符号の説明】
7 フィードチェーン 8 刈取装置 9 脱穀装置 10 揺動選別装置 73 動力取込ケース 75 二連プーリー 84 同調回転入力軸 90 フィードチェーン駆動ケース 91 遊星ギア機構 94 サンギア 93 ファン駆動軸 95 一定回転入力軸 98 プラネタリアギア 99 インタナルギア 113 フィードチェーン駆動スプロケット 120 支持枠体 127 流込用クラッチ 140 主変速レバー 142 規制体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部の刈取装置の後方に脱穀装置と
    選別装置とを配設し、その側方にフィードチェーンを配
    設して駆動する構成において、刈取装置の入力軸の終端
    位置より走行駆動と同調させた同調回転駆動と、エンジ
    ン側の一定回転駆動力とを遊星ギア機構に入力してフィ
    ードチェーンを駆動させるともに、前記エンジン側の一
    定回転駆動力を分岐した駆動力を手動操作手段に連動す
    る増速用のクラッチ機構を介して同調回転駆動の駆動経
    路上に伝達可能としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記手動操作手段の操作を走行変速を行
    う主変速レバーの操作と連動させて、該主変速レバーの
    高速操作位置で手動操作手段の操作を規制したことを特
    徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記刈取装置の入力軸の終端側に第二刈
    取クラッチを介装したことを特徴とする請求項1若しく
    は請求項2記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記刈取クラッチと、第二刈取クラッチ
    を「入」とし、増速用のクラッチを「切」として、走行
    速度に同調させてフィードチェーンを駆動することを特
    徴とする請求項3記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記刈取クラッチと、第二刈取クラッチ
    を「入」とし、増速用のクラッチを「入」としてフィー
    ドチェーン及び刈取装置を増速駆動して、穀稈の流し込
    みを行えるようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    コンバイン。
  6. 【請求項6】 前記第二刈取クラッチを「切」とし、増
    速用のクラッチを「入」としてフィードチェーンのみを
    増速駆動して手扱作業を行えるようにしたことを特徴と
    する請求項3記載のコンバイン。
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