JP2000003022A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP2000003022A
JP2000003022A JP16550798A JP16550798A JP2000003022A JP 2000003022 A JP2000003022 A JP 2000003022A JP 16550798 A JP16550798 A JP 16550798A JP 16550798 A JP16550798 A JP 16550798A JP 2000003022 A JP2000003022 A JP 2000003022A
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JP
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drying unit
cover
processing apparatus
main body
photographic processing
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JP16550798A
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Hiroaki Wada
浩明 和田
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥ユニットが着脱可能な写真処理装置にお
いて、乾燥ユニットの感光材料搬送機構に駆動力を伝達
するためのギヤの係合部に、外部からの塵埃等が付着す
るのを防止する。 【解決手段】 乾燥ユニット100を略垂直に持ち上
げ、駆動ギヤであるウォーム202と従動ギヤであるウ
ォームホィール102との係合を解除し、その高さで乾
燥ユニット100をさらに略水平方向に移動させ、ウォ
ームホィール102によりカバー250を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像所等において
用いられる写真処理装置、特に現像処理された印画紙を
乾燥させるための乾燥ユニットの着脱部分に関する。
【0002】
【従来の技術】写真処理装置では、ロール状に巻回され
た感光材料(印画紙)は、カッタにより所定の大きさに
切断され、所定の大きさに引き伸ばされたネガフィルム
上の画像が露光された後、現像処理ユニットに搬送さ
れ、現像、漂白、定着及び安定化処理(全体を現像処理
と称する)を受ける。現像処理された感光材料は乾燥ユ
ニットに搬送され、乾燥された後、装置外部に排出され
る。
【0003】写真処理装置では、処理液の交換や処理液
槽の洗浄、乾燥ユニットの清掃等のため、現像処理ユニ
ットの各処理液槽及び各処理液槽に浸設された感光材料
搬送機構、乾燥ユニット等が写真処理装置本体から取り
外し可能なように構成されている。
【0004】従来の写真処理装置における乾燥ユニット
装着部の構造を図5に示す。乾燥ユニット100の内部
には、感光材料を一定の速度で搬送するための搬送ロー
ラ、搬送ベルト及びそれらに駆動力を伝達するためのギ
ヤ列等が設けられている(公知につき図示せず)。ま
た、乾燥ユニット100の外部から上記ギヤ列に駆動力
を伝達するために、乾燥ユニット100の筐体101か
ら外部に突出するようにウォームホイール102が設け
られている。
【0005】一方、写真処理装置本体200の筐体20
1の端部には、乾燥ユニット100の筐体101を装着
するための乾燥ユニット装着部210が形成されてい
る。また、乾燥ユニット装着部210の近傍には、乾燥
ユニット100に設けられたウォームホイール102と
係合し、搬送ローラや搬送ベルトに駆動力を伝達するた
めのウォーム(駆動ギヤ)202及びモータ203等が
設けられている。写真処理装置本体200の筐体201
には、乾燥ユニット100を装着する際、その筐体10
1から外部に突出したウォームホイール102が通過す
るための開口部211が設けられている。また、乾燥ユ
ニット100の感光材料導入口(図示せず)に対向する
ように、スクイズローラ212が設けられている。スク
イズローラ212は現像処理ユニットの最終段に設けら
れており、現像処理された感光材料の表面に付着した処
理液を拭い取るためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5から明らかなよう
に、従来の写真処理装置では、写真処理装置本体200
に乾燥ユニット100を装着した状態において、筐体2
01に設けられた開口部211からウォームホイール1
02とウォーム202の係合部分が外部に露出されてい
る。そのため、開口部211から侵入した塵埃等がウォ
ームホイール102とウォーム202の係合部分に付着
したり、ウォームホイール102やウォーム202の軸
に糸くず等が巻き付く可能性がある。ウォームホイール
102やウォーム202に異物が付着すると、乾燥ユニ
ット100内部の搬送ローラや搬送ベルトに駆動力が伝
達されず、乾燥不良や紙詰まりが生じるおそれがある。
また、乾燥ユニット100におけるトラブルは、現像ユ
ニットにおける現像むら等の原因となる。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、写真処理装置における乾燥
ユニット着脱部分における塵埃の侵入防止を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の写真処理装置は、筐体内部に設けられ感光
材料を搬送する搬送機構及び搬送機構に駆動力を伝達す
るための筐体外部に突出した従動ギヤとを有し、写真処
理装置本体に対して着脱可能な乾燥ユニットと、写真処
理装置本体に設けられ、乾燥ユニットを装着するための
乾燥ユニット装着部と、写真処理装置本体の乾燥ユニッ
ト装着部近傍に設けられ、乾燥ユニットの従動ギヤと係
合し、搬送機構に駆動力を伝達するための駆動ギヤと、
乾燥ユニットの従動ギヤと写真処理装置本体側の駆動ギ
ヤとを係合させるための開口部が設けられた写真処理装
置本体の筐体と、写真処理装置本体の筐体の開口部近傍
に設けられ、乾燥ユニットの着脱動作に伴って開閉さ
れ、前記開口部を塞ぐためのカバーとを具備する。
【0009】この構成によれば、乾燥ユニットが写真処
理装置本体に装着されている状態では、写真処理装置本
体の筐体の開口部がカバーにより塞がれ、駆動ギヤと従
動ギヤの係合部は外部には露出されない。その結果、開
口部から塵埃等が写真処理装置本体内部に侵入する可能
性が低くなり、駆動ギヤや従動ギヤの係合部分に塵埃等
が付着することによるトラブルの可能性を小さくするこ
とが可能となる。
【0010】上記構成において、乾燥ユニットの従動ギ
ヤはウォームホィールであり、写真処理装置本体側の駆
動ギヤはウォームであるように構成しても良い。ウォー
ムギヤを用いることにより、少ない歯車数で大きな減速
比を得ることができると共に、動作音を小さくすること
が可能となる。
【0011】また、上記各構成において、従動ギヤと駆
動ギヤとが係合した状態から、乾燥ユニットを略垂直上
方に所定高さだけ持ち上げ、略水平方向の第1の方向に
所定距離以上移動させることにより、乾燥ユニットを写
真処理装置本体から取り外し、その逆の動作により乾燥
ユニットを写真処理装置本体に装着するように構成して
も良い。このように、乾燥ユニットの着脱をいわゆるツ
ーアクションとすることにより、例えば乾燥ユニットを
略垂直下方に下降させる際に乾燥ユニットと写真処理装
置本体との係合を行うことが可能となり、また乾燥ユニ
ットを略水平方向に移動させる際にカバーを開閉させる
ことが可能となる。
【0012】また、上記構成において、乾燥ユニットを
取り外す際、乾燥ユニットの略水平方向の第1の方向の
移動により、乾燥ユニットの従動ギヤがカバーの内面に
当接し、カバーを開くように構成しても良い。また、乾
燥ユニットを装着する際、乾燥ユニットの略水平方向の
第1の方向とは逆方向の移動により、乾燥ユニットの従
動ギヤがカバーに設けられた突起に当接し、カバーを閉
じるように構成しても良い。従動ギヤの外周面は略円筒
状であり、かつ外力が作用すると容易に回転するので、
このような構成により、従動ギヤ及びカバーの損傷を最
小限にすることが可能となる。
【0013】また、上記各構成において、カバーはばね
により付勢されており、カバーが閉じた状態では、カバ
ーを閉じる方向に回転させるようにばねの付勢力がカバ
ーに作用し、また、カバーが開いた状態では、カバーを
開く方向に回転させるようにばねの付勢力がカバーに作
用するように構成しても良い。このような構成により、
ばねの付勢力によりカバーは閉じた状態か開いた状態の
いずれかの状態をとり、中途半端に開いたり閉じたりす
ることがない。その結果、一旦取り外した乾燥ユニット
を写真処理装置に再装着する動作が非常に容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の写真処理装置の一実施形
態について、図面を参照しつつ説明する。図1(a)は
本実施形態の写真処理装置の外観構成を示す正面図、
(b)はその側面図である。
【0015】図1に示すように、写真処理装置本体20
0は、ロール状に巻回された感光材料(印画紙)を所定
の大きさに切断し、ネガフィルム上の画像を拡大投影し
て感光材料を露光する露光ユニット300と、露光され
た感光材料を現像処理する現像ユニット400と、現像
処理された感光材料を乾燥させる乾燥ユニット100等
で構成されている。
【0016】露光ユニット300は、ロール状に巻回さ
れた感光材料1(巻回部を1aとする)を収納したマガ
ジン301を、感光材料1が略垂直上方に引き出される
ように装填するマガジン装填部302と、略垂直上方に
引き出された感光材料1を略水平方向に搬送するための
駆動ローラ303と、引き出された感光材料1を所定の
大きさに切断するカッタ304と、切断された感光材料
1bを吸着保持すると共に、略水平方向に搬送するベル
ト状の露光台305と、露光された感光材料1bの裏面
に文字や記号等を印字するプリンタ306と、露光され
た感光材料1bの紙面に垂直な方向の幅が狭い場合に、
感光材料1bを紙面に垂直な方向に配列された複数の感
光材料搬送路に振り分けると共に、現像ユニット400
に搬送するための振りわけ装置307と、露光台305
の上方に設けられた光源、カラーフィルタ、シャッタ、
引き伸ばしレンズ等で構成された露光装置310を具備
する。
【0017】現像処理ユニット400は、前述のように
露光された感光材料1bを現像、漂白、定着及び安定化
処理(又は水洗)するものであるが、少なくとも全現像
工程と定着工程の初期では、外部からの迷光による感光
があってはならない。そのため、現像処理ユニット40
0の内部401は、暗室に構成されている。また、現像
処理ユニット400の内部401には、例えば現像処理
槽402,403、漂白処理槽404、定着処理槽40
5及び安定化処理槽406〜408の順に配列されてお
り、各処理液槽402から408を順に感光材料を一定
速度で搬送するために、搬送ローラや搬送ベルト等で構
成された感光材料搬送機構409が設けられている。最
後の安定化処理液槽408から出た感光材料1cは、ス
クイズローラ212により表面に付着している処理液を
拭い取られた後、乾燥ユニット100に搬送される。乾
燥ユニット100の下方には、乾燥ユニット100の内
部に温風を吹き込むためのブロワ220が設けられてい
る。乾燥ユニット100の詳細は後述する。
【0018】乾燥ユニット100に搬送され、乾燥され
た感光材料1dは、乾燥ユニット100の上部の排出口
103から排出され、第1搬送ベルト230上に順次落
下され、搬送方向を90度向きを変えられた後、第2搬
送ベルト240上に、例えば1本のフィルムに撮影され
ているコマ数分だけ積み重ねられる。フィルム1本分の
処理が終わると、第2搬送ベルト240が移動され、第
2搬送ベルト240上の別の部分に、次のフィルムによ
る写真が積み重ねられる。第2搬送ベルト240上に
は、複数本分の写真を保持することができる。
【0019】次に、乾燥ユニット100の詳細な構成を
図2に示す。現像処理された感光材料1cは、スクイズ
ローラ212により処理液を拭い取られた後、ガイド板
111に当接し、ほぼ垂直下向きに搬送方向を変えら
れ、搬送ベルト112及び複数の搬送ローラ113によ
り挟持された状態で搬送される。搬送ベルト112は、
垂直方向に配置された1組の第1駆動プーリ114及び
第2駆動プーリ115、複数のガイドプーリ116及び
117、テンションプーリ118等により張架されてい
る。第1駆動プーリ114及び第2駆動プーリ115
は、図示しないギヤ機構又はタイミングベルト機構等に
より、同期して回転される。また、張架された搬送ベル
ト112が形成するループの外側の面は用紙搬送面を形
成し、感光材料1cの乳剤面とは反対側の樹脂コーティ
ングされた面と接する。
【0020】下側に設けられた第1駆動プーリ114の
周囲には、搬送ベルト112を挟んで複数のガイドロー
ラ119が、ほぼ隙間なく配置されている。搬送ベルト
112及び搬送ローラ113によりほぼ垂直下方に搬送
されてきた感光材料1cは、搬送ベルト112を介し
て、第1駆動プーリ114とガイドローラ119により
挟持され、第1駆動プーリ114の外周に沿って搬送方
向を略180度反転される。
【0021】第1駆動プーリ114及び第2駆動プーリ
115に張架された搬送ベルト112のうち、図中右側
の領域Aは、現像処理された感光材料1cを乾燥させる
ための領域であり、この領域Aにはガイドプーリや搬送
ローラ等は設けられていない。搬送ベルト112の領域
Aに対向する部分には、所定の間隔を隔てて、ダクト1
20が設けられている。ダクト120の搬送ベルト11
2の領域Aに対向する面121には、所定の間隔(必ず
しも均一ではない)で複数のノズル122(紙面に垂直
な方向にスリットが設けられている)が設けられてい
る。ダクト120はブロワ220に連結され、ダクト1
20の底部124から導入された温風は、ノズル122
から搬送ベルト112の領域A側に噴射される。
【0022】第1駆動プーリ114及びガイドローラ1
19等により搬送方向を反転された感光材料1cは、搬
送ベルト112の領域Aではほぼ垂直上方に搬送され
る。ここで、前述のように、搬送ベルト112の領域A
には搬送ローラ等が設けられていないため、感光材料1
cはダクト120のノズル122から噴射される温風に
より乾燥されると共に、搬送ベルト112に押し付けら
れ、搬送ベルト112の移動と共にほぼ垂直上方に搬送
される。上側に設けられた第2駆動プーリ115の近傍
には搬送ベルト112に密着する排出ベルト130及び
その駆動を行うローラ131が設けられており、乾燥さ
れた感光材料1dは搬送ベルト112及びは移出ベルト
130により挟持され、乾燥ユニット100の排出口1
03から排出され、第1搬送ベルト230上に順次落下
される。
【0023】次に、写真処理装置本体200における乾
燥ユニット100の装着部の構造を図3に示す。乾燥ユ
ニット100の内部には、前述のように感光材料1cを
一定の速度で搬送するための搬送ローラ113、搬送ベ
ルト112及びそれらに駆動力を伝達するためのギヤ列
等が設けられている(図示せず)。また、乾燥ユニット
100の外部から上記ギヤ列に駆動力を伝達するため
に、乾燥ユニット100の筐体101から外部に突出す
るようにウォームホイール(従動ギヤ)102が設けら
れている。
【0024】写真処理装置本体200の筐体201の端
部には、乾燥ユニット100の筐体101を装着するた
めの乾燥ユニット装着部210が形成されている。ま
た、乾燥ユニット装着部210の近傍には、乾燥ユニッ
ト100に設けられたウォームホイール102と係合
し、搬送ローラ113や搬送ベルト112に駆動力を伝
達するためのウォーム(駆動ギヤ)202及びモータ2
03等が設けられている。写真処理装置本体200の筐
体201には、乾燥ユニット100を装着する際、その
筐体101から外部に突出したウォームホイール102
が通過するための開口部211及び開口部211を塞ぐ
ためのカバー250が設けられている。
【0025】次に、乾燥ユニット100の着脱動作及び
カバー250の開閉動作を図4に示す。(a)は乾燥ユ
ニット100が写真処理装置本体200に装着され、カ
バー250が閉じている状態を示し、(b)は乾燥ユニ
ット100を写真処理装置本体200から取り外す途中
の状態を示し、(c)は乾燥ユニット100を写真処理
装置本体200から取り外し、再装着する状態を示す図
である。
【0026】各図に示すように、カバー250は写真処
理装置本体200の筐体201に軸251を中心として
回転自在に軸支されており、ばね掛け253と254と
の間に、例えば引っ張りコイルばね252が設けられて
いる。
【0027】図4(a)に示す乾燥ユニット100を写
真処理装置本体200に装着した状態では、乾燥ユニッ
ト100の筐体101から外部に突出しているウォーム
ホィール102は、実線102Aで示すようにウォーム
202と係合しており、乾燥ユニット100内部の搬送
ローラ113や搬送ベルト112に駆動力が伝達されう
る状態にある。また、ばね252の付勢力は、カバー2
50を軸251を中心として時計方向に回転させる方向
に作用し、カバー250は閉じられた状態で安定してい
る。乾燥ユニット100を写真処理装置本体200から
取り外すための第1段階として、矢印Xで示すように乾
燥ユニット100を略垂直上方に持ち上げると、ウォー
ムホィール102は2点差線102Bで示す位置に移動
し、ウォーム202から離れる。
【0028】次に、図4(b)に示すように、乾燥ユニ
ット100を写真処理装置本体200から取り外すため
の第2段階として、図中矢印Yで示すように乾燥ユニッ
ト100を図中右側に略水平に移動させると、実線10
2Cで示すように、ウォームホィール102がカバー2
50の内側に当接し、ばね252の付勢力に逆らってカ
バー250を反時計方向に回転させる。
【0029】さらに、図4(c)に示すように、ウォー
ムホィール102を実線102Dで示す位置まで移動さ
せ、乾燥ユニット100を写真処理装置本体200から
完全に取り外した状態では、カバー250はばね252
により反時計方向に付勢され、カバー250がストッパ
ーに当接した状態で静止し、安定する。なお、長時間乾
燥ユニット100を取り外しておく場合、手動操作によ
りカバー250を閉じることにより、写真処理装置本体
200の内部への塵埃等の侵入を防止することができ
る。
【0030】次に、乾燥ユニット100を写真処理装置
本体200に再装着する場合、図4(c)において矢印
Zで示すように、乾燥ユニット100を図中左側に移動
させる。そうすると、2点差線102Eで示す位置でウ
ォームホィール102がカバー250に設けられた突起
255に当接し、ばね252の付勢力に逆らって、カバ
ー250を時計方向、すなわち閉じる方向に回転させ
る。その結果、図4(a)に示すように、乾燥ユニット
100を写真処理装置本体200に再装着すると同時
に、ばね252の付勢力によりカバー250が自動的に
閉じられる。
【0031】このように、作業者が特にカバー250の
開閉動作を行うことなく、従来と同様に乾燥ユニット1
00の着脱動作を行うだけで、自動的にカバー250が
開閉され、カバー250の閉め忘れ等を防止することが
可能になる。
【0032】なお、上記実施形態では、写真処理装置本
体200側に設けられた駆動ギヤとしてウォーム202
を用い、乾燥ラック100側の従動ギヤとしてウォーム
ホィール102を用い、駆動ギヤと従動ギヤの回転軸を
直交させるように構成したが、これに限定されるもので
はなく、例えばスパーギヤやヘリカルギヤ等を用いて、
駆動ギヤと従動ギヤの回転軸が互いに平行となるように
構成しても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真処理
装置によれば、筐体内部に設けられ感光材料を搬送する
搬送機構及び搬送機構に駆動力を伝達するための筐体外
部に突出した従動ギヤとを有し、写真処理装置本体に対
して着脱可能な乾燥ユニットと、写真処理装置本体に設
けられ、乾燥ユニットを装着するための乾燥ユニット装
着部と、写真処理装置本体の乾燥ユニット装着部近傍に
設けられ、乾燥ユニットの従動ギヤと係合し、搬送機構
に駆動力を伝達するための駆動ギヤと、乾燥ユニットの
従動ギヤと写真処理装置本体側の駆動ギヤとを係合させ
るための開口部が設けられた写真処理装置本体の筐体
と、写真処理装置本体の筐体の開口部近傍に設けられ、
乾燥ユニットの着脱動作に伴って開閉され、前記開口部
を塞ぐためのカバーとを具備するので、乾燥ユニットが
写真処理装置本体に装着されている状態では、写真処理
装置本体の筐体の開口部がカバーにより塞がれ、駆動ギ
ヤと従動ギヤの係合部は外部には露出されない。その結
果、開口部から塵埃等が写真処理装置本体内部に侵入す
る可能性が低くなり、駆動ギヤや従動ギヤの係合部分に
塵埃等が付着することによるトラブルの可能性を小さく
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の写真処理装置の一実施形態の構成を
示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】 上記一実施形態における乾燥ユニットの詳細
な構成を示す図である。
【図3】 上記一実施形態における写真処理装置本体の
乾燥ユニット装着部の構造を示す図である。
【図4】 上記一実施形態において、(a)は乾燥ユニ
ットが写真処理装置本体に装着され、カバーが閉じてい
る状態、(b)は乾燥ユニットを写真処理装置本体から
取り外す途中の状態、(c)は乾燥ユニットを写真処理
装置本体から取り外し、再装着する状態を示す図であ
る。
【図5】 従来の写真処理装置における乾燥ユニットの
着脱部分の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 :乾燥ユニット 101 :(乾燥ユニットの)筐体 102 :ウォームホィール(従動ギヤ) 200 :写真処理装置本体 201 :(写真処理装置本体の)筐体 202 :ウォーム(駆動ギヤ) 203 :モータ 210 :乾燥ユニット装着部 211 :開口部 250 :カバー 251 :軸 252 :ばね 255 :突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に設けられ感光材料を搬送する
    搬送機構及び搬送機構に駆動力を伝達するための筐体外
    部に突出した従動ギヤとを有し、写真処理装置本体に対
    して着脱可能な乾燥ユニットと、 写真処理装置本体に設けられ、乾燥ユニットを装着する
    ための乾燥ユニット装着部と、 写真処理装置本体の乾燥ユニット装着部近傍に設けら
    れ、乾燥ユニットの従動ギヤと係合し、搬送機構に駆動
    力を伝達するための駆動ギヤと、 乾燥ユニットの従動ギヤと写真処理装置本体側の駆動ギ
    ヤとを係合させるための開口部が設けられた写真処理装
    置本体の筐体と、 写真処理装置本体の筐体の開口部近傍に設けられ、乾燥
    ユニットの着脱動作に伴って開閉され、前記開口部を塞
    ぐためのカバーとを具備する写真処理装置。
  2. 【請求項2】 乾燥ユニットの従動ギヤはウォームホィ
    ールであり、写真処理装置本体側の駆動ギヤはウォーム
    であることを特徴とする請求項1記載の写真処理装置。
  3. 【請求項3】 従動ギヤと駆動ギヤとが係合した状態か
    ら、乾燥ユニットを略垂直上方に所定高さだけ持ち上
    げ、略水平方向の第1の方向に所定距離以上移動させる
    ことにより、乾燥ユニットを写真処理装置本体から取り
    外し、その逆の動作により乾燥ユニットを写真処理装置
    本体に装着することを特徴とする請求項1又は2記載の
    写真処理装置。
  4. 【請求項4】 乾燥ユニットを取り外す際、乾燥ユニッ
    トの略水平方向の第1の方向の移動により、乾燥ユニッ
    トの従動ギヤがカバーの内面に当接し、カバーを開くこ
    とを特徴とする請求項3記載の写真処理装置。
  5. 【請求項5】 乾燥ユニットを装着する際、乾燥ユニッ
    トの略水平方向の第1の方向とは逆方向の移動により、
    乾燥ユニットの従動ギヤがカバーに設けられた突起に当
    接し、カバーを閉じることを特徴とする請求項4記載の
    写真処理装置。
  6. 【請求項6】 カバーはばねにより付勢されており、カ
    バーが閉じた状態では、カバーを閉じる方向に回転させ
    るようにばねの付勢力がカバーに作用し、また、カバー
    が開いた状態では、カバーを開く方向に回転させるよう
    にばねの付勢力がカバーに作用することを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の写真処理装置。
JP16550798A 1998-06-12 1998-06-12 写真処理装置 Withdrawn JP2000003022A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286450A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Kyocera Mita Corp ドラムユニット及びこれを備えた画像形成装置

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JP2007286450A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Kyocera Mita Corp ドラムユニット及びこれを備えた画像形成装置

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