WO2022259758A1 - 熱電変換材料、熱電変換材料用組成物、熱電変換素子、熱電変換モジュール、及び熱電変換材料の製造方法 - Google Patents

熱電変換材料、熱電変換材料用組成物、熱電変換素子、熱電変換モジュール、及び熱電変換材料の製造方法 Download PDF

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Abstract

本開示の熱電変換材料は、Mg及びBiを含有する合金を主相とし、炭素を含むp型の熱電変換材料である。熱電変換材料は、例えば、Mg3(Sb,Bi)2系の合金を主相とする熱電変換材料であって、当該主相に含有されるBiの原子百分率は、当該主相に含有されるSbの原子百分率以上である。熱電変換材料は、例えば、数式(M1)0.01at%≦CC≦1.2at%を満たす。ここで、CCは、熱電変換材料における炭素の含有割合を表す。

Description

熱電変換材料、熱電変換材料用組成物、熱電変換素子、熱電変換モジュール、及び熱電変換材料の製造方法
 本開示は熱電変換材料、熱電変換材料用組成物、熱電変換素子、熱電変換モジュール、及び熱電変換材料の製造方法に関する。
 熱電変換材料が知られている。熱電変換材料は、熱エネルギーの流入により生じた温度差に基づく発電が可能となる。
 特許文献1は、Mg(Sb,Bi)系合金を主相とし、炭素を含有するn型の熱電変換材料を開示している。
 特許文献2は、多結晶性マグネシウムシリサイド系合金を主相とし、炭素を含有する熱電変換材料を開示している。
 非特許文献1は、SbリッチなMg(Sb,Bi)系合金を主相とし、グラフェンナノシートを含有するp型の熱電変換材料を開示している。
特開2019-207983号公報 特開2020-80417号公報
A. Bhardwaj et.al., "Graphene boosts thermoelectric performance of a Zintl phase compound", RSC Advances, 2015, 5, 11058
 本開示の目的は、新規な熱電変換材料を提供することである。
 本開示は、
 Mg及びBiを含有する合金を主相とし、
 炭素を含み、かつ、p型である、
 熱電変換材料を提供する。
 本開示によれば、新規な熱電変換材料を提供できる。
図1は、La型結晶構造の模式図である。 図2は、本開示の熱電変換材料のラマン分光スペクトルを示す図である。 図3は、本開示の熱電変換材料を製造する方法の一例を示す工程図である。 図4は、本開示の熱電変換素子及び熱電変換モジュールの一例を示す模式図である。 図5は、実施例1で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。 図6は、比較例1で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。 図7は、比較例2で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。 図8は、比較例3で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。
 (本開示の基礎となった知見)
 熱電変換材料は、材料の種類又は組成などによって、耐久性の上限温度が異なる。また、耐久性の上限温度を上げることにより、当該熱電変換材料の使用可能な温度域が広がる。
 Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、400℃程度まで高い熱電変換特性がある。一方で、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、527℃以上になると化合物の分解によって劣化し、熱電変換特性が下がる。
 すなわち、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、高い熱電変換特性を実現するために400℃以上で使用されること、かつ、分解に対する耐久性がある520℃以下の温度で使用されることが望ましい。
 しかしながら、本発明者らは、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料が、当該熱電変換材料に含有されるSbの原子百分率とBiの原子百分率とに依存して、527℃未満でも分解することを見出した。より具体的には、Biの原子百分率がSbの原子百分率以上である場合には、大気中450℃の条件下において、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料が分解することを本発明者らは見出した。
 発明者らの更なる検討によれば、分解により生じる生成物は酸化ビスマスであることが明らかとなった。すなわち、分解は酸化の影響であると考えられ、当該酸化を抑える工夫が必要である。
 特許文献1は、炭素を含有するn型のMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料を開示しているが、炭素を含有するp型のMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料については、何ら報告がない。
 特許文献2は、多結晶性マグネシウムシリサイド系合金を主相とし、炭素を含有する熱電変換材料を開示している。特許文献2では、炭素を含有することにより、密度が高く歩留まりのよい焼結体を得ることができることを開示しているが、熱電変換材料が分解することについては、何ら報告がない。
 非特許文献1は、グラフェンナノシートを含有するp型のSbリッチなMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料を開示している。より具体的には、非特許文献1では、MgSb2-xBi(x≦0.2)の組成を有するp型のMg(Sb,Bi)系合金を主相とする熱電変換材料に、炭素を混合することによって、熱電性能が上がることが開示されている。非特許文献1では、Biの原子百分率がSbの原子百分率以上であるp型のMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料については、何ら報告がない。また、熱電変換材料が分解することについても、何ら報告がない。
 これらの検討に基づき、還元作用が期待される炭素を含有し、かつ、Biの原子百分率がSbの原子百分率以上であるp型のMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、分解を抑制できることが分かった。その結果、Biの原子百分率がSbの原子百分率以上であるp型のMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料が、400℃以上520℃以下のような高温度の条件下であっても、安定に得られる。
 (本開示の実施形態)
 以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。
 [熱電変換材料]
 本開示の熱電変換材料は、Mg及びBiを含有する合金を主相とし、炭素を含む熱電変換材料である。本開示の熱電変換材料は、p型である。熱電変換材料におけるMg及びBiの含有量は、例えば、X線回折法(XRD)又は走査型電子顕微鏡(SEM)とエネルギー分散型X線分光法(EDX)とを組み合わせたSEM-EDX等に従って決定できる。
 なお、本開示の熱電変換材料は、Mg及びBiを含有する合金を主相とする熱電変換材料であればよく、他の合金から構成される副相を有していてもよい。
 熱電変換材料は、例えば、Sbを更に含む。また、本開示の熱電変換材料は、当該熱電変換材料に含有されるBiの原子百分率が、当該熱電変換材料に含有されるSbの原子百分率以上である限り特定の組成に限定されない。
 熱電変換材料は、例えば、更にNa、Li、及びAgからなる群から選択される少なくとも1つの元素種を含む。
 本開示の熱電変換材料は、例えば、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料である。本開示の熱電変換材料は、炭素を含有し、かつ、p型である。また、本開示の熱電変換材料は、当該熱電変換材料に含有されるBiの原子百分率が、当該熱電変換材料に含有されるSbの原子百分率以上である限り特定の組成に限定されない。より具体的には、本開示の熱電変換材料は、主相であるMg(Sb,Bi)系の合金に含有されるBiの原子百分率が、当該主相に含有されるSbの原子百分率以上である限り特定の組成に限定されない。すなわち、本開示の熱電変換材料は、例えば、BiリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料である。
 熱電変換材料がMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料である場合、他の合金から構成される副相を有していてもよい。
 Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、Mg(Sb,Bi)及びMg(Sb,Bi)の一部の元素が他の元素に置換された材料を含む。Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料が、Mg(Sb,Bi)の一部の元素が他の元素に置換された材料である場合、他の元素の含有量は、物質量基準で、Mgの含有量より少なく、かつ、Sbの含有量及びBiの含有量の和より少ない。
 本開示のMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料は、分解に対する耐久性がある520℃以下の温度で使用されることが望ましい。
 Sbの含有量がBiの含有量よりも多い(すなわち、Sbリッチ)Mg(Sb,Bi)系の熱電変換材料は、400℃以上の温度域で高い熱電特性が期待される。したがって、SbリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料の使用温度域は、好ましくは300℃以上520℃以下であり、より好ましくは350℃以上520℃以下であり、更に好ましくは400℃以上520℃以下である。言い換えれば、SbリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料の使用温度域t1は、好ましくは300℃≦t1≦520℃の条件を満たし、より好ましくは350℃≦t1≦520℃の条件を満たし、更に好ましくは400℃≦t1≦520℃の条件を満たす。
 本開示のBiの含有量がSbの含有量よりも多い(すなわち、Biリッチ)Mg(Sb,Bi)系の熱電変換材料は、例えば、400℃未満の温度域であっても高い熱電性能が期待される。したがって、BiリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料の使用温度域は、好ましくは200℃以上520℃以下であり、より好ましくは300℃以上520℃以下であり、更に好ましくは300℃以上500℃以下である。言い換えれば、BiリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料の使用温度域t2は、好ましくは200℃≦t2≦520℃の条件を満たし、より好ましくは300℃≦t2≦520℃の条件を満たし、更に好ましくは300℃≦t2≦500℃の条件を満たす。
 したがって、本開示のBiリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料は、SbリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料に比べて、400℃より低い温度域での冷却又は発電にも適している。
 本開示のMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料の組成は、例えば、式(1)Mg3-mSb2-ZBiで表される。
 式(1)におけるAは、Na、Li、及びAgからなる群から選択される少なくとも1つの元素種を含む。
 式(1)におけるmの値は、好ましくは、-0.39以上0.42以下である。より好ましくは、-0.39以上0.30以下の範囲である。さらに好ましくは、-0.30以上0.20以下の範囲である。言い換えれば、mの値は、好ましくは、数式-0.39≦m≦0.42が充足される。より好ましくは、数式-0.39≦m≦0.30が充足される。さらに好ましくは、数式-0.30≦m≦0.20が充足される。
 式(1)におけるxの値は、好ましくは、0を超えて0.12以下である。より好ましくは、0を超えて0.10以下である。さらに好ましくは、0.001以上0.05以下である。言い換えれば、xの値は、好ましくは、数式0<x≦0.12が充足される。より好ましくは、数式0<x≦0.10が充足される。さらに好ましくは、数式0.001≦x≦0.05が充足される。
 式(1)におけるzの値は、好ましくは、1.0以上2.0以下である。より好ましくは、1.0以上2.0未満である。さらに好ましくは、1.0以上1.9以下である。言い換えれば、zの値は、好ましくは、数式1.0≦z≦2.0が充足される。より好ましくは、数式1.0≦z<2.0が充足される。さらに好ましくは、数式1.0≦z≦1.9が充足される。
 熱電変換材料がこのような組成を有することにより、400℃以上520℃以下のような高温度の条件下であっても、分解することなく安定に得られる。このため、この熱電変換材料を用いると、熱電変換素子、ひいては熱電変換モジュールの歩留まりが高くなりやすい。加えて、熱電変換素子、ひいては熱電変換モジュールの使用において、熱電変換材料を含む焼結体の分解を防止しやすい。その結果、熱電変換素子及び熱電変換モジュールの耐久性が高くなりやすい。熱電変換材料における元素の組成は、例えば、X線回折法(XRD)又は走査型電子顕微鏡(SEM)とエネルギー分散型X線分光法(EDX)とを組み合わせたSEM-EDX等に従って決定できる。
 なお、仕込みの都合により、元素ごとに仕込み組成から10%程度の誤差は許容される。
 本開示の熱電変換材料は、例えば、La型の結晶構造を有する。
 図1はLa型結晶構造の模式図である。本開示による熱電変換材料は、単結晶性であっても、多結晶性であってもよい。本開示による熱電変換材料は、例えば、複数の結晶粒から構成される。熱電変換材料を構成する各々の結晶粒は、La型結晶構造を有する。本開示の熱電変換材料におけるLa型結晶構造は、X線回折測定により明らかになった。X線回折測定の結果によると、図1に示されるように、C1サイトにMgが、C2サイトにSb及びBiの少なくとも1つの元素が、それぞれ位置している。C1サイトとC2サイトは図1の点線で示されるような結合を形成している。
 [含有炭素の同定]
 本開示の熱電変換材料に含有される炭素は、好ましくは、グラフェン又はグラファイト等の同素体の少なくとも1つを具備する炭素材料である。より好ましくは、同素体であるグラファイトを主成分とする炭素材料である。炭素は、一例として、本開示の熱電変換材料を構成する各々の結晶粒の粒内又は粒界などに含有される。
 なお、本開示の熱電変換材料が、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とし、他の合金から構成される副相を有する場合には、炭素が主相と副相との間の相界に含有されていてもよい。すなわち、本開示の熱電変換材料は、例えば、BiリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料である。
 本開示の熱電変換材料に含有される炭素は、好ましくは、0.01at%以上1.2at%以下である。より好ましくは、0.1at%以上1.0at%以下である。さらに好ましくは、0.1at%以上0.8at%以下である。言い換えれば、本開示の熱電変換材料は、好ましくは、数式0.01at%≦CC≦1.2at%が充足される。ここで、CCは、本開示の熱電変換材料における炭素の含有割合を表す。より好ましくは、数式0.10at%≦CC≦1.0at%が充足される。さらに好ましくは、数式0.10at%≦CC≦0.8at%が充足される。
 すなわち、好ましくは、炭素の質量比1に対して、熱電変換材料の質量比が100以下である。より好ましくは、炭素と熱電変換材料との質量比が、1:80以下である。
 本開示の熱電変換材料に含有される炭素は、ラマン分光法によって同定される。図2は、本開示の熱電変換材料のラマン分光の結果を示すスペクトルである。ラマン分光法で用いた光源の波長は、488nmである。ラマン分光法によると、図2に示される180(cm-1)付近のピークが、Mg(Sb、Bi)合金を表すピークである。また、図2に示される1300~1650(cm-1)付近の2本のピークがそれぞれ炭素を表すピークである。
 図2では、本開示の熱電変換材料が実線で示される(凡例:実線)。図2に示されるように、本開示の熱電変換材料は、Mg(Sb、Bi)系の合金のピーク強度を1000とした場合に、2本の炭素のピーク強度のうち、少なくとも一方が500以上になる場合に、炭素が含有されると判断される。言い換えれば、本開示の熱電変換材料は、数式(M2)0.5≦IC/IMが充足される。ここで、ICは、ラマンスペクトルにおける、前記炭素のピーク強度を表し、IMは、ラマンスペクトルにおける、Mg(Sb,Bi)系の合金のピーク強度を表す。
 図2では、炭素を含有しない熱電変換材料が破線で示される(凡例:破線)。なお、炭素を含有しない熱電変換材料においても、炭素製の焼結型を用いることにより、炭素によるピークが観測される場合がある。この場合は、Mg(Sb,Bi)系合金のピーク強度を1000とすると、炭素のピーク強度が500未満で示される。言い換えれば、炭素を含有しないMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料は、数式(M3)0.5>IC/IMが充足される。
 そのため、炭素を含有しない熱電変換材料と本開示の炭素が含有されている熱電変換材料とを区別することができる。
 (製造方法)
 熱電変換材料を製造する方法は、特定の方法に限定されない。熱電変換材料は、例えば、Mg、Bi、及び炭素を含有する合金粉末にスパークプラズマ焼結法(SPS)によって通電し、500℃以上の温度でその合金粉末を焼結することを含む製造方法によって製造される。熱電変換材料は、Mg及びBiを含有する合金を主相とし、炭素を含有し、かつ、p型である。より具体的には、熱電変換材料は、例えば、Mg(Sb,Bi)系の合金を主相とし、炭素を含有し、かつ、p型である。合金粉末は、例えば、多結晶体の粉末である。SPSにおいて、合金粉末は、例えばカーボン製のダイに充填される。焼結において合金粉末には所定の圧力が印加される。その圧力の大きさは、例えば10MPaから100MPaである。焼結における合金粉末の焼結温度は、例えば合金の溶融温度未満であり、例えば700℃以下である。焼結における合金粉末への通電時間は、特定の値に限定されない。その通電時間は、例えば、2分間から1時間である。
 合金粉末は、例えば、熱電変換材料用組成物として得られる。
 熱電変換材料用組成物は、Mg及びBiを含有する合金と、炭素と、Na、Li、及びAgからなる群より選択される少なくとも1つとを含有する。より具体的には、熱電変換材料用組成物は、例えば、Mg(Sb,Bi)系の合金と、炭素と、Na、Li、及びAgからなる群より選択される少なくとも1つとを含有する。Mg(Sb,Bi)系の合金に含有されるBiの原子百分率は、当該合金に含有されるSbの原子百分率以上である。
 図3は、本開示の熱電変換材料を製造する方法の一例を示す工程図である。
 図3は、本開示の熱電変換材料を製造する方法の一例をより詳細に示す。ただし、本開示の熱電変換材料を製造する方法は、以下の例に限定されない。
 図3のステップS1において、原材料であるMg粒子、Sb粒子、Bi粒子及びドープ材料A粉末の固相反応により、粉末のMgSbBiAの合金を得る。固相反応の手法は、一例として、メカニカルアロイング法である。なお、固相反応の手法として、溶融法等の別の手法を採用しても良い。
 次に、ステップS2において、粉末MgSbBiAの合金と炭素とを混合する。混合手法の一例としては、メカニカルアロイング法である。なお、混合手法として、ボールミル法等の別の手法を採用しても良い。
 最後に、ステップS3において、MgSbBiAと炭素との混合物である前駆体粉末は焼結に供されて、MgSbBiA及び炭素の単結晶体又は多結晶体が得られる。焼結には、例えば、スパークプラズマ焼結法又はホットプレス法が採用可能である。得られた焼結体は、そのまま熱電変換材料として使用されてもよい。また、得られた焼結体に対して熱処理が実施されても良い。この場合、熱処理後の焼結体は、熱電変換材料としても使用可能である。
 [焼結後の熱電変換材料の組成分析評価]
 焼結後の熱電変換材料の組成分析評価をすることができる。この組成分析評価の手法は、例えば、エネルギー分散型X線分光法(以下、「EDX」と記載される)、X線光電子分光法、及び誘電結合プラズマ発光分光法である。これらの手法は、製造後の熱電変換モジュールについても適用できる。これらの手法は、後述する本開示の熱電変換材料を備えた熱電変換素子又は熱電変換モジュールについても適用できる。
 EDX装置の一例としては、Bruker社製のSEM用エネルギー分散型X線分光器XFlash6|10があげられる。上記分光器と組み合わせるSEMとしては、日立ハイテクノロジーズ社製の電界放出型SEM(FE-SEM) SU8220があげられる。
 [熱電変換素子]
 本開示の熱電変換材料を備えた熱電変換素子を提供できる。この熱電変換素子は、p型熱電変換素子として機能しうる。
 [熱電変換モジュール]
 本開示の熱電変換材料を備えたp型熱電変換素子と、n型熱電変換素子と、が電気的に接続された熱電変換モジュールを提供できる。
 図4は、本開示の熱電変換素子及び熱電変換モジュールの一例を示す模式図である。図4に示す通り、熱電変換モジュール100は、一例として、p型熱電変換素子10と、n型熱電変換素子20と、第一電極31と、第二電極32と、第三電極33と、を具備する。p型熱電変換素子10とn型熱電変換素子20とは、電気的に直列接続されている。第一電極31はp型熱電変換素子10の第一端部とn型熱電変換素子20の第一端部とを電気的に接続している。第二電極32は、p型熱電変換素子10の第二端部に電気的に接続されている。第三電極33は、n型熱電変換素子20の第二端部に電気的に接続されている。
 本開示におけるp型熱電変換素子10は、本開示の熱電変換材料を具備する。
 本開示におけるn型熱電変換素子20は、例えば、Mg(Sb,Bi)系合金を主相とするn型の熱電変換材料を具備する。このとき、熱電変換モジュール100において、対となるp型熱電変換材料及びn型熱電変換材料に含有されるSb及びBiの原子数の割合は、一致していてもよいし、異なっていてもよい。その原子数の割合が一致している場合、p型熱電変換材料及びn型熱電変換材料の熱膨張量の差が小さくなりやすい。このため、熱電変換モジュールにおいて発生する熱応力が低減されやすい。
 なお、本開示におけるn型熱電変換素子20は、これに限定されるものではなく、公知の熱電変換材料を具備するものであってもよいし、公知のn型熱電変換素子であってもよい。
 本開示の熱電変換材料の用途は限定されない。本開示の熱電変換材料は、例えば従来の熱電変換材料の用途を含む種々の用途に使用できる。
 (実施例1)
 [熱電変換材料の作製]
 固相反応で作製されたMg2.99Na0.01Sb1.0Bi1.0 4g及び炭素粉末 0.05g(高純度化学製 20μm粉末)をグローブボックスの内部で秤量した。グローブボックス内部は熱電変換材料を得るまでの間、アルゴン雰囲気に制御されていた。次に秤量された各材料を、グローブボックス内にてメカニカルアロイング用のステンレス容器にステンレス球とともに封入した。その後、常温粉砕機(SPEX社製 型式:8000D型)によって混合粉末にした。次に、混合粉末を、カーボン製のダイの焼結空間に充填し、カーボン製のパンチを用いて圧粉した。ダイは、10mmの直径を有する焼結型であった。
 次に、スパークプラズマ焼結装置(富士電波工機株式会社製 型式:SPS515S)のチャンバーにダイを収容した。チャンバーはアルゴン雰囲気に制御した。次に、ダイの充填物に50MPaの圧力が印加されながら、焼結装置によってダイに電流が印加された。電流の印加により、ダイの温度が焼結温度である680度に到達した後、当該温度が10分間維持された。その後、徐々に電流を少なくすることで加熱が停止された。ダイの温度が室温まで低下したのを確認後、焼結体をダイから取り出した。熱電変換材料である焼結体の焼結型と接していた面をなす表面酸化層を研磨し、その後アセトンで洗浄を行った。焼結体の厚さは約5mmであった。
 [熱電変換材料の切削加工]
 作製された熱電変換材料である焼結体を切削し、3mm×3mm×5mmに加工した。切削後の熱電変換材料の加工表面を研磨した後、アセトンで洗浄を行った。KEITHLEY製ソースメータ(型番:3400)を用いて、4端子測定法に従って、熱電変換材料の電気抵抗値を測定した。その結果、41mΩであった。
 [耐久性テスト]
 耐久性テストとして、熱電変換材料の使用温度上限に近い450℃の大気中で2時間、熱電変換材料の加熱を行った。加熱により、再表面が酸化していたため、研磨により酸化層を除去した。図5は、実施例1で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後に表面研磨を行ったものの観察図である。その後電気抵抗値を測定した。その結果、耐久性テスト後の熱電変換材料の電気抵抗値は、40mΩであった。すなわち、耐久性テスト前後で、ほとんど抵抗変化はなかった。
 (比較例1)
 [熱電変換材料の作製]
 固相反応で作製されたMg2.99Na0.01Sb1.0Bi1.0 4gをグローブボックスの内部で秤量したこと以外は、実施例1と同様にして、熱電変換材料を作製した。
 [熱電変換材料の切削加工]
 実施例1と同様に、作製された熱電変換材料を切削し、3mm×3mm×4mmに加工した。また、実施例1と同様に抵抗を測定したところ、30mΩであった。
 [耐久性テスト]
 実施例1と同様に、耐久性テストとして、熱電変換材料の使用温度上限に近い450℃の大気中で2時間、熱電変換材料の加熱を行ったところ、熱電変換材料は分解した。図6は、比較例1で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。すなわち、図6に示されるように、材料全体が黄色及び黒色の粉状になっており、抵抗を測定することができなかった。分解した黄色の粉をX線回折で解析したところ、酸化ビスマスと思われるピークが観測された。
 (比較例2)
 [熱電変換材料の作製]
 固相反応で作製されたMg2.99Na0.01Sb1.25Bi0.75 4gをグローブボックスの内部で秤量したこと以外は、実施例1と同様にして、熱電変換材料を作製した。
 [熱電変換材料の切削加工]
 実施例1及び比較例1と同様に、作製された熱電変換材料を切削し、3mm×3mm×4mmに加工した。電気抵抗値は、37mΩであった。
 [耐久性テスト]
 実施例1及び比較例1と同様に、耐久性テストを実施したところ、熱電変換材料は分解しなかった。図7は、比較例2で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。耐久性テスト後の熱電変換材料の電気抵抗値は、46mΩであった。すなわち、耐久性テスト後に、抵抗が少し大きくなった。
 (比較例3)
 [熱電変換材料の作製]
 固相反応で作製されたMg2.9875Na0.0125Sb1.5Bi0.5 4gをグローブボックスの内部で秤量したこと以外は、実施例1と同様にして、熱電変換材料を作製した。
 [熱電変換材料の切削加工]
 実施例1、比較例1及び比較例2と同様に、作製された熱電変換材料を切削し、3mm×3mm×4mmに加工した。電気抵抗値は、61mΩであった。
 [耐久性テスト]
 実施例1、比較例1及び比較例2と同様に、耐久性テストを実施したところ、熱電変換材料は分解しなかった。図8は、比較例3で作製された熱電変換材料の耐久性テスト後の観察図である。耐久性テスト後の熱電変換材料の電気抵抗値は、2997mΩであった。すなわち、耐久性テスト後に、抵抗が大幅に大きくなった。
 (実施例1及び比較例1~3のまとめ)
 実施例1に示されるように、炭素を含有し、Biの原子百分率がSbの原子百分率以上であるMg3(Sb,Bi)2系合金を主相とする熱電変換材料は、450℃大気中で加熱しても、熱電変換材料は分解しなかった。言い換えれば、炭素を含有するBiリッチなMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、450℃大気中で加熱しても、熱電変換材料は分解しなかった。また、耐久性テスト前後での、電気抵抗値の変化も小さかった。
 一方、比較例1に示されるように、Biの原子百分率がSbの原子百分率以上であるMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料であって、炭素を含有しない熱電変換材料については、450℃大気中で加熱すると熱電変換材料は分解した。言い換えれば、炭素を含有しないBiリッチなMg(Sb,Bi)系の熱電変換材料は、450℃大気中で加熱すると熱電変換材料は分解した。
 比較例2及び比較例3に示されるように、Biの原子百分率が、Sbの原子百分率未満であるMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、450℃大気中で加熱した場合であっても、熱電変換材料は分解しなかった。言い換えれば、炭素を含有しないSbリッチなMg(Sb,Bi)系の合金を主相とする熱電変換材料は、450℃大気中で加熱しても、熱電変換材料は分解しなかった。一方で、耐久性テスト後に、電気抵抗値が大きくなった。
 本開示の熱電変換材料は、従来の熱電変換材料の用途を含む様々な用途に使用できる。
 10  p型熱電変換素子
 20  n型熱電変換素子
 31  第一電極
 32  第二電極
 33  第三電極
 100 熱電変換モジュール

Claims (12)

  1.  Mg及びBiを含有する合金を主相とし、
     炭素を含み、かつ、p型である、
     熱電変換材料。
  2.  Sbを更に含み、
     前記熱電変換材料に含有されるBiの原子百分率は、前記熱電変換材料に含有されるSbの原子百分率以上である、
     請求項1に記載の熱電変換材料。
  3.  前記Na、Li、及びAgからなる群より選択される少なくとも1つを更に含む、
     請求項1又は2に記載の熱電変換材料。
  4.  前記主相は、Mg(Sb,Bi)系の合金であり、
     前記主相に含有されるBiの原子百分率は、前記主相に含有されるSbの原子百分率以上である、
     請求項1から3のいずれか一項に記載の熱電変換材料。
  5.  前記熱電変換材料において、
     前記主相は、式(1)Mg3―mSb2-zBiで表され、
     ここで、
     Aは、Na、Li、及びAgからなる群より選択される少なくとも1つを含み、
     -0.39 ≦ m ≦ 0.42
     0 < x ≦ 0.12、
     1.0 ≦ z ≦ 2.0、
     によって表される組成を有する、
     請求項4に記載の熱電変換材料。
  6.  0.001 ≦ x ≦ 0.05
     である、
     請求項5に記載の熱電変換材料。
  7.  前記熱電変換材料は、下記数式(M2)を満たし、
     0.5≦IC/IM 数式(M2)
     ICは、ラマンスペクトルにおける、前記炭素のピーク強度を表し、
     IMは、ラマンスペクトルにおける、Mg(Sb,Bi)系の前記合金のピーク強度を表す、
     請求項4から6のいずれか一項に記載の熱電変換材料。
  8.  前記熱電変換材料は、下記数式(M1)を満たし、
     0.01at%≦CC≦1.2at% 数式(M1)
     ここで、
     CCは、前記熱電変換材料における前記炭素の含有割合を表す、
     請求項1から7のいずれか一項に記載の熱電変換材料。
  9.  Mg及びBiを含有する合金と、
     炭素と、
     Na、Li、及びAgからなる群より選択される少なくとも1つとを含有する、
     熱電変換材料用組成物。
  10.  請求項1から8のいずれか1項に記載の熱電変換材料を備えた、
     熱電変換素子。
  11.  請求項10に記載の熱電変換素子であるp型熱電変換素子と、
     n型熱電変換素子と、が電気的に接続された、
     熱電変換モジュール。
  12.  熱電変換材料の製造方法であって、
     Mg、Bi、及び炭素を含有する合金粉末にスパークプラズマ焼結法によって通電し、500℃以上の温度で前記合金粉末を焼結することを含む、
     製造方法。
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