JP6127281B1 - 熱電変換材料 - Google Patents
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Abstract
本発明は、Mg3+mAaBbD2−eEeにより表される熱電変換材料を提供する。ここで、元素Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表し、元素Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表し、mの値は−0.39以上0.42以下であり、aの値は0以上0.12以下であり、bの値は0以上0.48以下であり、元素Dは、SbおよびBiからなる群から選択される少なくとも1種を表し、元素Eは、SeおよびTeからなる群から選択される少なくとも1種を表し、eの値は、0.001以上0.06以下であり、前記熱電変換材料は、La2O3型の結晶構造を有し、かつ前記熱電変換材料は、n型である。
Description
本発明は熱電変換材料に関する。
非特許文献1は、化学式Mg3Bi2−xPnx(Pn=PおよびSb)により表される熱電変換材料を開示している。
非特許文献2は、化学式Mg3Sb2−xBix(0≦x≦0.4)により表される熱電変換材料を開示している。
非特許文献3は、化学式Mg3−xMnxSb2(0≦x≦0.4)により表される熱電変換材料を開示している。
非特許文献2は、化学式Mg3Sb2−xBix(0≦x≦0.4)により表される熱電変換材料を開示している。
非特許文献3は、化学式Mg3−xMnxSb2(0≦x≦0.4)により表される熱電変換材料を開示している。
V. Ponnambalam et. al., "On the Thermoelectric Properties of Zintl Compounds Mg3Bi2-xPnx(Pn = P and Sb)", Journal of Electronic Materials, Vol. 42, No. 7, 2013, pp. 1307-1312
A. Bhardwaj et. al., "Mg3Sb2-based Zintl compound: a non-toxic, inexpensive and abundant thermoelectric material for power generation", RSC Advances, 2013, Vol.3, pp. 8504-8516
Soohyun Kim et. al, "Thermoelectric properties of Mn-doped Mg-Sb single crystals", Journal of Materials Chemistry, 2014, Vol. 2, pp. 12311-12316
本発明の目的は、新規な熱電変換材料を提供することにある。
本発明は、以下の化学式(I)により表される熱電変換材料を提供する。
Mg3+mAaBbD2−eEe (I)
ここで、
元素Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
mの値は−0.39以上0.42以下であり、
aの値は0以上0.12以下であり、
bの値は0以上0.48以下であり、
元素Dは、SbおよびBiからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Eは、SeおよびTeからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
eの値は、0.001以上0.06以下であり、
前記熱電変換材料は、La2O3型の結晶構造を有し、かつ
前記熱電変換材料は、n型である。
Mg3+mAaBbD2−eEe (I)
ここで、
元素Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
mの値は−0.39以上0.42以下であり、
aの値は0以上0.12以下であり、
bの値は0以上0.48以下であり、
元素Dは、SbおよびBiからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Eは、SeおよびTeからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
eの値は、0.001以上0.06以下であり、
前記熱電変換材料は、La2O3型の結晶構造を有し、かつ
前記熱電変換材料は、n型である。
本発明は、新規な熱電変換材料を提供する。
以下、本発明が詳細に説明される。
本発明による熱電変換材料は、以下の化学式(I)により表される。
Mg3+mAaBbD2−eEe (I)
元素Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
mの値は−0.39以上0.21以下であり、
aの値は0以上0.12以下であり、
bの値は0以上0.48以下であり、
元素Dは、SbおよびBiからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Eは、SeおよびTeからなる群から選択される少なくとも1種を表し、かつ
eの値は、0.001以上0.06以下である。
本発明による熱電変換材料は、La2O3型の結晶構造を有し、かつn型である。
本発明による熱電変換材料は、以下の化学式(I)により表される。
Mg3+mAaBbD2−eEe (I)
元素Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
mの値は−0.39以上0.21以下であり、
aの値は0以上0.12以下であり、
bの値は0以上0.48以下であり、
元素Dは、SbおよびBiからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Eは、SeおよびTeからなる群から選択される少なくとも1種を表し、かつ
eの値は、0.001以上0.06以下である。
本発明による熱電変換材料は、La2O3型の結晶構造を有し、かつn型である。
aの値は0であり得る。従って、本発明による熱電変換材料は、元素Aを含むとは限らない。同様に、bの値は0であり得る。従って、本発明による熱電変換材料は、元素Bを含むとは限らない。さらに、以下の数式(III)が充足され得る。
a=b=0 (III)
a=b=0 (III)
一方、本発明による熱電変換材料は、元素Mg、元素D、および元素Eを含有しなければならない。
本発明による熱電変換材料は、元素Eを含有すること、およびeの値が0.001以上0.06以下であることの両者によって特徴づけられる。
熱電変換材料の技術分野においてよく知られているように、熱電変換材料の性能は、熱電変換性能指数ZTおよびゼーベック係数Sにより表される。後述される実施例1〜実施例4および比較例1〜比較例2において実証されているように、eの値が0.001以上0.06以下である場合、熱電変換材料の性能が飛躍的に向上する。表3を参照せよ。さらに、そのような熱電変換材料は、n型である。一方、比較例1において実証されているように、eの値が0に等しい場合、熱電変換材料は低い性能を有し、かつp型である。eの値が0.06を超える場合もまた、熱電変換材料の性能は低い。望ましくは、eの値は0.004以上0.020以下である。
本発明による熱電変換材料は、La2O3型結晶構造を有する。図1は、La2O3型結晶構造の模式図を示す。本発明による熱電変換材料は、単結晶性であってもよく、多結晶性であってもよい。
mの値は、−0.39以上0.42以下である。後述される実施例26および実施例29を参照せよ。mの値は−0.39以上0.21以下であり得る。aおよびbの値の少なくともいずれか一方が0よりも大きい場合、m、a、およびbの値の間では、以下の数式(II)が充足されることが望ましい。
m=m’−a−b (II)
ここで、
m’は、0以上0.42以下である。
m’の値が0に等しい場合については、実施例26を参照せよ。m’ の値が0.42に等しい場合は、実施例29を参照せよ。
m=m’−a−b (II)
ここで、
m’は、0以上0.42以下である。
m’の値が0に等しい場合については、実施例26を参照せよ。m’ の値が0.42に等しい場合は、実施例29を参照せよ。
(製造方法)
本発明による熱電変換材料の製造方法の一例が、以下、説明される。まず、アンチモン−ビスマス合金が、摂氏1000度〜摂氏1500度の温度でアンチモンおよびビスマスをアーク溶解法に溶解させることにより得られる。次に、アンチモン−ビスマス合金、マグネシウム粉末、およびセレン粉末がるつぼに投入される。るつぼが摂氏800度〜摂氏1500度の温度に加熱され、MgSbBiSe合金が得られる。
本発明による熱電変換材料の製造方法の一例が、以下、説明される。まず、アンチモン−ビスマス合金が、摂氏1000度〜摂氏1500度の温度でアンチモンおよびビスマスをアーク溶解法に溶解させることにより得られる。次に、アンチモン−ビスマス合金、マグネシウム粉末、およびセレン粉末がるつぼに投入される。るつぼが摂氏800度〜摂氏1500度の温度に加熱され、MgSbBiSe合金が得られる。
つるぼでの加熱時に元素がつるぼから飛び出す。従って、得られた熱電変換材料のモル比は、出発物質のモル比にめったに一致しないことに留意せよ。
MgSbBiSe合金は、スパークプラズマ焼結に供され、MgSbBiSeの結晶を得る。このようにして、MgSbBiSeの結晶から形成される熱電変換材料が得られる。
以下の実験例を参照しながら、本発明がより詳細に説明される。
(実施例1)
(製造方法)
実施例1では、化学式Mg3.08Sb1.49Bi0.49Se0.02により表され、かつLa2O3結晶構造を有する熱電変換材料が以下のように製造された。
(実施例1)
(製造方法)
実施例1では、化学式Mg3.08Sb1.49Bi0.49Se0.02により表され、かつLa2O3結晶構造を有する熱電変換材料が以下のように製造された。
まず、粒状アンチモン(5.48グラム、0.045モル)および粒状ビスマス(3.01グラム、0.0144モル)がアーク熔解法により、摂氏1000〜1500度の温度下で溶解され、アンチモンおよびビスマスの合金を得た。合金は乳鉢中で粉砕され、Sb−Biの粉末が得られた。
次に、Sb−Biの粉末に、マグネシウム粉末(2.33グラム、0.096モル)およびセレン粉末(0.0474グラム、0.0006モル)が添加された。これらの粉末は、十分に混合された。実施例1においては、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比は、0.096:0.045:0.0144:0.0006、すなわち、3.2:1.5:0.48:0.02であった。
混合された粉末は打錠機に供され、タブレットを得た。タブレットは、カーボンるつぼに投入された。カーボンるつぼはアルゴンガスにより満たされた。タブレットは、摂氏800〜1000度の温度下で10秒間の間、加熱された。このようにして、タブレットは溶融され、インゴットを得た。
インゴットは、アルゴンにより満たされたグローブボックス中に置かれた乳鉢中に投入された。インゴットは、グローブボックス中で粉砕され、MgSbBiSeの粉末を得た。各粉末は、100μm以下の粒径を有していた。
粉末は、以下のようなスパークプラズマ焼結法(以下、「SPS法」という)により、焼結された。まず、粉末は、グラファイトから形成された円筒形のダイに充填された。円筒形のダイは、50ミリメートルの外径および10ミリメートルの内径を有していた。アルゴンガスを円筒形のダイに供給した。円筒形のダイに充填された材料に50MPaの圧力が印加されながら、材料にパルス電流が流された。このようにして、およそ摂氏20度/分の速度で、円筒形のダイに充填された材料の温度が上昇された。材料の温度は、摂氏600度で30分間維持された。次いで、材料の温度を室温まで低下させて、緻密な焼結体が得られた。このようにして、実施例1による熱電変換材料が得られた。
(組成比の特定)
実施例1による熱電変換材料の化学組成が、エネルギー分散型X線分光法(以下、「EDX」という)により分析された。具体的には、実施例1による熱電変換材料は、X線分光器(Bruker社製、商品名:XFlash6|10)に供された。図5は、実施例1におけるEDXの結果を示すグラフである。図5より、実施例1による熱電変換材料は、Mg3.08Sb1.49Bi0.49Se0.02の組成を有していることが明らかとなった。
実施例1による熱電変換材料の化学組成が、エネルギー分散型X線分光法(以下、「EDX」という)により分析された。具体的には、実施例1による熱電変換材料は、X線分光器(Bruker社製、商品名:XFlash6|10)に供された。図5は、実施例1におけるEDXの結果を示すグラフである。図5より、実施例1による熱電変換材料は、Mg3.08Sb1.49Bi0.49Se0.02の組成を有していることが明らかとなった。
(結晶構造の観察)
実施例1による熱電変換材料は、X線回折分析に供された。図2Bは、その結果を示す。図2Aは、0.460ナノメートルのa軸方向格子定数、0.460ナノメートルのb軸方向格子定数、および0.729ナノメートルのc軸方向格子定数を有するLa2O3型結晶構造(またはCaAl2Si2型構造)のX線回折スペクトルを示すグラフである。実施例1における回折スペクトルに含まれるピークは、図2Aにおける回折ピークと一致する。従って、図2Bより、実施例1による熱電変換材料は、La2O3型結晶構造を有していることが明らかとなった。
実施例1による熱電変換材料は、X線回折分析に供された。図2Bは、その結果を示す。図2Aは、0.460ナノメートルのa軸方向格子定数、0.460ナノメートルのb軸方向格子定数、および0.729ナノメートルのc軸方向格子定数を有するLa2O3型結晶構造(またはCaAl2Si2型構造)のX線回折スペクトルを示すグラフである。実施例1における回折スペクトルに含まれるピークは、図2Aにおける回折ピークと一致する。従って、図2Bより、実施例1による熱電変換材料は、La2O3型結晶構造を有していることが明らかとなった。
図6は、実施例1による熱電変換材料の透過型電子顕微鏡像を示す。上記の3つの格子定数を有するLa2O3型結晶構造に含まれる結晶粒の原子配列周期は、図6に示された配向方向に沿って規定される原子配列周期と一致した。言い換えれば、図6より、実施例1による熱電変換材料は、La2O3型構造を有する多結晶体であることが明らかとなった。
以下の表1は、実施例1による熱電変換材料のゼーベック係数Sおよび熱電変換性能指数ZTを示す。ゼーベック係数Sおよび熱電変換性能指数ZTの算出方法の詳細については、米国特許出願番号14/847,321(国際出願番号:PCT/JP2014/001882)、米国特許出願番号14/847,362(国際出願番号:PCT/JP2014/001883)、および米国特許出願番号14/718,491(国際出願番号:PCT/JP2014/001885)を参照せよ。これら3つの特許出願は、いずれも本願に援用される。
表1から明らかなように、ゼーベック係数Sは負の値である。これは、実施例1による熱電変換材料がn型であることを意味する。
実施例1による熱電変換材料は、331Kの温度下でも、0.58という高い熱電変換性能指数ZTを有する。同様に、実施例1による熱電変換材料は、713Kの温度下で1.49という高い熱電変換性能指数ZTを有する。
実施例1による熱電変換材料は、331Kの温度下でも、0.58という高い熱電変換性能指数ZTを有する。同様に、実施例1による熱電変換材料は、713Kの温度下で1.49という高い熱電変換性能指数ZTを有する。
(比較例1)
粒状アンチモン、粒状ビスマス、マグネシウム粉末、およびセレン粉末の重さがそれぞれ5.48グラム(すなわち、0.045モル)、3.13グラム(すなわち、0.015モル)、2.33グラム(すなわち、0.096モル)、および0グラム(すなわち、0モル)であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。比較例1ではセレンが用いられなかったことに留意せよ。比較例1では、化学式Mg3.07Sb1.47Bi0.53により表される熱電変換材料が得られた。比較例1において、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比は、0.096:0.045:0.015:0、すなわち、3.2:1.5:0.5:0であった。
粒状アンチモン、粒状ビスマス、マグネシウム粉末、およびセレン粉末の重さがそれぞれ5.48グラム(すなわち、0.045モル)、3.13グラム(すなわち、0.015モル)、2.33グラム(すなわち、0.096モル)、および0グラム(すなわち、0モル)であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。比較例1ではセレンが用いられなかったことに留意せよ。比較例1では、化学式Mg3.07Sb1.47Bi0.53により表される熱電変換材料が得られた。比較例1において、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比は、0.096:0.045:0.015:0、すなわち、3.2:1.5:0.5:0であった。
以下の表2は、比較例1による熱電変換材料のゼーベック係数Sおよび熱電変換性能指数ZTを示す。
表1および表2の比較から明らかなように、Seを含まないMgDの合金から形成される熱電変換材料はp型である。MgDの合金へのSeの添加は、熱電変換性能指数ZTを飛躍的に向上させる。また、MgDの合金へのSeの添加は、ゼーベック係数Sの値を負の値にさせる。このことは、MgDの合金へのSeの添加は熱電変換材料をn型にさせることを意味する。
(実施例2〜実施例4および比較例2)
実施例2〜実施例4および比較例2においては、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比が、表3に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
実施例2〜実施例4および比較例2においては、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比が、表3に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
表3から明らかなように、高い熱電変換性能指数ZTおよび負のゼーベック係数Sのためには、e(すなわち、熱電変換材料に含まれるSeのモル比)の値は、0.001以上0.06以下であることが必要とされる。比較例1から明らかなように、eの値が0に等しい場合には、熱電変換材料はp型である。比較例2から明らかなように、eの値が0.08に等しい場合には、ZTmaxの値、ZT330Kの値、およびS330Kの値はいずれも低い。これは、比較例2に係る熱電変換材料は、低い性能を有することを意味する。
(実施例5〜実施例8および比較例3)
実施例5〜実施例8および比較例3においては、Seに代えて、Teが用いられた。出発物質のMg:Sb:Bi:Teのモル比が、表4に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。実施例6による熱電変換材料は、X線回折分析に供された。図2Cは、その結果を示す。図2B(すなわち、実施例1)の場合と同様、図2Cより、実施例6による熱電変換材料もまた、La2O3型結晶構造を有していることが明らかとなった。言い換えれば、図2Cにより、Seに代えてTeを含有する熱電変換材料もまた、La2O3型結晶構造を有していることが明らかとなった。
実施例5〜実施例8および比較例3においては、Seに代えて、Teが用いられた。出発物質のMg:Sb:Bi:Teのモル比が、表4に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。実施例6による熱電変換材料は、X線回折分析に供された。図2Cは、その結果を示す。図2B(すなわち、実施例1)の場合と同様、図2Cより、実施例6による熱電変換材料もまた、La2O3型結晶構造を有していることが明らかとなった。言い換えれば、図2Cにより、Seに代えてTeを含有する熱電変換材料もまた、La2O3型結晶構造を有していることが明らかとなった。
表4から明らかなように、eの値(すなわち、熱電変換材料に含まれるTeのモル比)は、0.001以上0.04以下が望ましい。表3を考慮すれば、Seに代えてTeが用いられる場合においても、eの値が0.06以下であれば、熱電変換材料は、高い性能を有するであろう。比較例3から明らかなように、eの値が0.09に等しい場合には、ZTmaxの値、ZT330Kの値、およびS330Kの値はいずれも低い。これは、比較例3に係る熱電変換材料は、低い性能を有することを意味する。
(実施例9〜実施例12)
実施例9〜実施例12では、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比が、表5に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
実施例9〜実施例12では、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比が、表5に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
表5から明らかなように、SbまたはBiのいずれか一方が含有されない場合であっても、本発明による熱電変換材料は、高い性能を有する。
(実施例13〜実施例20および比較例4)
実施例13〜実施例20および比較例4による熱電変換材料は、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有していた。言い換えれば、実施例13〜実施例20および比較例4においては、出発物質のMg:A:Sb:Bi:Seのモル比(Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表す)が、表6に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。Ca粉末、Sr粉末、Ba粉末、およびYb粉末は、粒状Biおよび粒状Sbと共にアーク溶解法により溶解された。
実施例13〜実施例20および比較例4による熱電変換材料は、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有していた。言い換えれば、実施例13〜実施例20および比較例4においては、出発物質のMg:A:Sb:Bi:Seのモル比(Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表す)が、表6に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。Ca粉末、Sr粉末、Ba粉末、およびYb粉末は、粒状Biおよび粒状Sbと共にアーク溶解法により溶解された。
表6から明らかなように、本発明による熱電変換材料は、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有することができる。
(実施例21〜実施例26および比較例5〜比較例6)
実施例21〜実施例26および比較例5〜比較例6による熱電変換材料は、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有していた。言い換えれば、実施例21〜実施例26および比較例5〜比較例6においては、出発物質のMg:B:Sb:Bi:Seのモル比(Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表す)が、表7に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。Mn粉末は、粒状Biおよび粒状Sbと共にアーク熔解法により溶解された。Zn粉末は、タブレットと共にカーボンるつぼに導入された。
実施例21〜実施例26および比較例5〜比較例6による熱電変換材料は、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有していた。言い換えれば、実施例21〜実施例26および比較例5〜比較例6においては、出発物質のMg:B:Sb:Bi:Seのモル比(Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表す)が、表7に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。Mn粉末は、粒状Biおよび粒状Sbと共にアーク熔解法により溶解された。Zn粉末は、タブレットと共にカーボンるつぼに導入された。
表7から明らかなように、本発明による熱電変換材料は、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有することができる。
(実施例27〜実施例29)
実施例27〜実施例29では、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比が、表8に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
実施例27〜実施例29では、出発物質のMg:Sb:Bi:Seのモル比が、表8に示されるモル比であったこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
表8から明らかなように、実施例27〜実施例29による熱電変換材料もまた、高い熱電変換性能指数ZT を有する。
図3は、温度および実施例1、実施例6、および比較例1による熱電変換材料の熱電変換性能指数ZTの間の関係を示すグラフである。
図4は、温度および実施例1、実施例6、および比較例1による熱電変換材料のゼーベック係数Sの関係を示すグラフである。
図3および図4から明らかなように、MgDの合金へのSeの添加は、熱電変換性能指数ZTを飛躍的に向上させる。また、MgDの合金へのSeの添加は、ゼーベック係数Sの値を負の値にさせる。このことは、MgDの合金へのSeの添加は熱電変換材料をn型にさせることを意味する。
本発明による熱電変換材料は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置に用いられ得る。
Claims (5)
- 以下の化学式(I)により表される熱電変換材料。
Mg3+mAaBbD2−eEe (I)
ここで、
元素Aは、Ca、Sr、Ba、およびYbからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Bは、MnおよびZnからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
mの値は−0.39以上0.42以下であり、
aの値は0以上0.12以下であり、
bの値は0以上0.48以下であり、
元素Dは、SbおよびBiからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
元素Eは、SeおよびTeからなる群から選択される少なくとも1種を表し、
eの値は、0.001以上0.06以下であり、
前記熱電変換材料は、La2O3型の結晶構造を有し、かつ
前記熱電変換材料は、n型である。 - 請求項1に記載の熱電変換材料であって、
以下の数式(II)が充足される
m=m’−a−b (II)
ここで、
aおよびbの値の少なくとも一方が0よりも大きく、かつ
m’の値は、0以上0.21以下である。 - 請求項1に記載の熱電変換材料であって、
eの値が、0.004以上0.020以下である。 - 請求項2に記載の熱電変換材料であって、
eの値が、0.004以上0.020以下である。 - 請求項1に記載の熱電変換材料であって、
以下の数式(III)が充足される。
a=b=0 (III)
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