WO2022168220A1 - 半導体素子を用いたメモリ装置 - Google Patents

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Abstract

基板Sub上に、垂直方向に立つか、または水平方向に伸延し、且つ、断面形状が円形、または長方形状の半導体母体(Si柱)10の両端にある第1の不純物層3aと、第2の不純物層3bとの間の、半導体母体10を囲んだ第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4bと、第1のゲート導体層5aと、第2のゲート導体層5bと、半導体母体10が第1のゲート絶縁層4aと、第2のゲート絶縁層4bとで覆われたチャネル半導体層7と、とがある。そして、第1の不純物層3aと、第2の不純物層3bと、第1のゲート導体層4aと、第2のゲート導体層4bに電圧を印加して、第1の不純物層3aとチャネル半導体層7との第1の境界領域、または、第2の不純物層3bとチャネル半導体層7との第2の境界領域で、ゲート誘起ドレインリーク電流により、チャネル半導体層7の内部に、発生させた電子群と正孔群の内、電子群をチャネル領域7から除去して正孔群の一部をチャネル領域7に保持するメモリ書き込み動作と、このチャネル領域7に保持した正孔群を、第1の不純物層3aと、第2の不純物層3bのいずれか一方、または両者より除去してメモリ消去動作を行う。

Description

半導体素子を用いたメモリ装置
 本発明は、半導体素子を用いたメモリ装置に関する。
 近年、LSI(Large Scale Integration) 技術開発において、メモリ素子の高集積化と高性能化が求められている。
 通常のプレナー型MOSトランジスタでは、チャネルが半導体基板の上表面に沿う水平方向に延在する。これに対して、SGTのチャネルは、半導体基板の上表面に対して垂直な方向に延在する(例えば、特許文献1、非特許文献1を参照)。このため、SGTはプレナー型MOSトランジスタと比べ、半導体装置の高密度化が可能である。このSGTを選択トランジスタとして用いて、キャパシタを接続したDRAM(Dynamic Random Access Memory、例えば、非特許文献2を参照)、抵抗変化素子を接続したPCM(Phase Change Memory、例えば、非特許文献3を参照)、RRAM(Resistive Random Access Memory、例えば、非特許文献4を参照)、電流により磁気スピンの向きを変化させて抵抗を変化させるMRAM(Magneto-resistive Random Access Memory、例えば、非特許文献5を参照)などの高集積化を行うことができる。また、キャパシタを有しない、1個のMOSトランジスタで構成された、DRAMメモリセル(非特許文献7を参照)などがある。本願は、抵抗変化素子やキャパシタを有しない、MOSトランジスタのみで構成可能な、ダイナミック フラッシュ メモリに関する。
 図6(a)~(d)に、前述したキャパシタを有しない、1個のMOSトランジスタで構成された、DRAMメモリセルの書込み動作と、図7(a)と(b)に、動作上の問題点と、図8(a)~(c)に、読出し動作を示す(例えば、非特許文献7~10を参照)。図6(a)は、“1”書込み状態を示している。ここで、メモリセルは、SOI基板100に形成され、ソース線SLが接続されるソースN+層103(以下、ドナー不純物を高濃度で含む半導体領域を「N+層」と称する。)、ビット線BLが接続されるドレインN+層104、ワード線WLが接続されるゲート導電層105、MOSトランジスタ110のフローティングボディ(Floating Body)102により構成され、キャパシタを有さず、MOSトランジスタ110が1個でDRAMのメモリセルが構成されている。なお、フローティングボディ102直下には、SOI基板のSiO2層101が接している。このMOSトランジスタ110、1個で構成されたメモリセルの“1”書込みを行う際には、MOSトランジスタ110を飽和領域で動作させる。すなわち、ソースN+層103から延びる電子のチャネル107には、ピンチオフ点108があり、ビット線が接続しているドレインN+層104までには、到達していない。このようにドレインN+層に接続されたビット線BLとゲート導電層105に接続されたワード線WLを共に高電圧にして、ゲート電圧をドレイン電圧の約1/2程度で、MOSトランジスタ110を動作させると、ドレインN+層104近傍のピンチオフ点108において、電界強度が最大となる。この結果、ソースN+層103からドレインN+層104に向かって流れる加速された電子は、Siの格子に衝突して、その時に失う運動エネルギーによって、電子・正孔対が生成される。発生した大部分の電子(図示せず)は、ドレインN+層104に到達する。また、ごく一部のとても熱い電子は、ゲート酸化膜109を飛び越えて、ゲート導電層105に到達する。そして、同時に発生した正孔106は、フローティングボディ102を充電する。この場合、発生した正孔は、フローティングボディ102がP型Siのため、多数キャリアの増分として、寄与する。フローティングボディ102は、生成された正孔106で満たされ、フローティングボディ102の電圧がソースN+層103よりもVb以上に高くなると、さらに生成された正孔は、ソースN+層103に放電する。ここで、Vbは、ソースN+層103とP層のフローティングボディ102との間のPN接合のビルトイン電圧であり、約0.7Vである。図6(b)には、生成された正孔106でフローティングボディ102が飽和充電された様子を示している。
 次に、図6(c)を用いて、メモリセル110の“0”書込み動作を説明する。共通な選択ワード線WLに対して、ランダムに“1”書込みのメモリセル110と“0”書込みのメモリセル110が存在する。図6(c)では、“1”書込み状態から“0”書込み状態に書き換わる様子を示している。“0”書込み時には、ビット線BLの電圧を負バイアスにして、ドレインN+層104とP層のフローティングボディ102との間のPN接合を順バイアスにする。この結果、フローティングボディ102に予め前サイクルで生成された正孔106は、ビット線BLに接続されたドレインN+層104に流れる。書込み動作が終了すると、生成された正孔106で満たされたメモリセル110(図6(b))と、生成された正孔が吐き出されたメモリセル110(図6(c))の2つのメモリセルの状態が得られる。正孔106で満たされたメモリセル110のフローティングボディ102の電位は、生成された正孔がいないフローティングボディ102よりも高くなる。したがって、“1”書込みのメモリセル110のしきい値電圧は、“0”書込みのメモリセル110のしきい値電圧よりも低くなる。その様子を図6(d)に示している。
 次に、この1個のMOSトランジスタ110で構成されたメモリセルの動作上の問題点を図7(a)と(b)を用いて、説明する。図7(a)に示すように、フローティングボディの容量CFBは、ワード線の接続されたゲートとフローティングボディとの間の容量CWLと、ソース線の接続されたソースN+層103とフローティングボディ102との間のPN接合の接合容量CSLと、ビット線の接続されたドレインN+層104とフローティングボディ102との間のPN接合の接合容量CBLとの総和で、
CFB = CWL + CBL + CSL (7)
で表される。また、ワード線の接続されたゲートとフローティングボディとの間の容量結合比βWLは、
βWL=CWL/(CWL + CBL + CSL) (8)
で表される。したがって、読出し時または書込み時にワード線電圧VWLが振幅すると、メモリセルの記憶ノード(接点)となるフローティングボディ102の電圧も、その影響を受ける。その様子を図7(b)に示している。読出し時、または、書込み時にワード線電圧VWLが0VからVWLHに上昇すると、フローティングボディ102の電圧VFBは、ワード線電圧が変化する前の初期状態の電圧VFB1からVFB2へのワード線との容量結合によって上昇する。その電圧変化量ΔVFBは、
ΔVFB = VFB2 - VFB1
       = βWL ×VWLH (9)
で表される。
ここで、式(8)のβWLにおいて、CWLの寄与率が大きく、例えば、CWL:CBL:CSL=8:1:1である。この場合、β=0.8となる。ワード線が、例えば、書込み時の5Vから、書込み終了後に0Vになると、ワード線WLとフローティングボディ102との容量結合によって、フローティングボディ102が、5V×βWL=4Vも振幅ノイズを受ける。このため、書込み時のフローティングボディ102の“1”電位と“0”電位との電位差マージンを十分に取れない問題点があった。
 図8(a)~(c)は読出し動作を示しており、図8(a)は、“1”書込み状態を、図8(b)は、“0”書込み状態を示している。しかし、実際には、“1”書込みでフローティングボディ102にVbが書き込まれていても、書込み終了でワード線が0Vに戻ると、フローティングボディ102は、負バイアスに引き下げられる。“0”が書かれる際には、さらに深く負バイアスになってしまうため、図11(c)に示すように、書込みの際に“1”と“0”との電位差マージンを十分に大きく出来ないため、実際にキャパシタを有しない、DRAMメモリセルの製品化が困難な状況にあった。
特開平2-188966号公報 特開平3-171768号公報 特許第3957774号公報
Hiroshi Takato, Kazumasa Sunouchi, Naoko Okabe, Akihiro Nitayama, Katsuhiko Hieda, Fumio Horiguchi, and Fujio Masuoka: IEEE Transaction on Electron Devices, Vol.38, No.3, pp.573-578 (1991) H. Chung, H. Kim, H. Kim, K. Kim, S. Kim, K. Dong, J. Kim, Y.C. Oh, Y. Hwang, H. Hong, G. Jin, and C. Chung: "4F2 DRAM Cell with Vertical Pillar Transistor (VPT)," 2011 Proceeding of the European Solid-State Device Research Conference, (2011) H. S. Philip Wong, S. Raoux, S. Kim, Jiale Liang, J. R. Reifenberg, B. Rajendran, M. Asheghi and K. E. Goodson: "Phase Change Memory," Proceeding of IEEE, Vol.98, No 12, December, pp.2201-2227 (2010) T. Tsunoda, K. Kinoshita, H. Noshiro, Y. Yamazaki, T. Iizuka, Y. Ito, A. Takahashi, A. Okano, Y. Sato, T. Fukano, M. Aoki, and Y. Sugiyama: "Low Power and High Speed Switching of Ti-doped NiO ReRAM under the Unipolar Voltage Source of less than 3V," IEDM (2007) W. Kang, L. Zhang, J. Klein, Y. Zhang, D. Ravelosona, and W. Zhao: "Reconfigurable Codesign of STT-MRAM Under Process Variations in Deeply Scaled Technology," IEEE Transaction on Electron Devices, pp.1-9 (2015) M. G. Ertosum, K. Lim, C. Park, J. Oh, P. Kirsch, and K. C. Saraswat: "Novel Capacitorless Single-Transistor Charge-Trap DRAM (1T CT DRAM) Utilizing Electron," IEEE Electron Device Letter, Vol. 31, No.5, pp.405-407 (2010) J. Wan, L. Rojer, A. Zaslavsky, and S. Critoloveanu: "A Compact Capacitor-Less High-Speed DRAM Using Field Effect-Controlled Charge Regeneration," Electron Device Letters, Vol. 35, No.2, pp.179-181 (2012) T. Ohsawa, K. Fujita, T. Higashi, Y. Iwata, T. Kajiyama, Y. Asao, and K. Sunouchi: "Memory design using a one-transistor gain cell on SOI," IEEE JSSC, vol.37, No.11, pp1510-1522 (2002). T. Shino, N. Kusunoki, T. Higashi, T. Ohsawa, K. Fujita, K. Hatsuda, N. Ikumi, F. Matsuoka, Y. Kajitani, R. Fukuda, Y. Watanabe, Y. Minami, A. Sakamoto, J. Nishimura, H. Nakajima, M. Morikado, K. Inoh, T. Hamamoto, A. Nitayama: "Floating Body RAM Technology and its Scalability to 32nm Node and Beyond," IEEE IEDM (2006). E. Yoshida: "A Capacitorless 1T-DRAM Technology Using Gate-Induced Drain-Leakage (GIDL) Current for Low-Power and High-Speed Embedded Memory," IEEE IEDM (2006). J. Y. Song, W. Y. Choi, J. H. Park, J. D. Lee, and B-G. Park: "Design Optimization of Gate-All-Around (GAA) MOSFETs," IEEE Trans. Electron Devices, vol. 5, no. 3, pp.186-191, May 2006. N. Loubet, et al.: "Stacked Nanosheet Gate-All-Around Transistor to Enable Scaling Beyond FinFET," 2017 IEEE Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers, T17-5, T230-T231, June 2017. H. Jiang, N. Xu, B. Chen, L. Zeng1, Y. He, G. Du, X. Liu and X. Zhang: "Experimental investigation of self-heating effect (SHE) in multiple-fin SOI FinFETs," Semicond. Sci. Technol. 29 (2014) 115021 (7pp). E. Yoshida, and T. Tanaka: "A Capacitorless 1T-DRAM Technology Using Gate-Induced Drain-Leakage (GIDL) Current for Low-Power and High-Speed Embedded Memory," IEEE Transactions on Electron Devices, Vol. 53, No. 4, pp. 692-69, Apr. 2006.
 SGTを用いたメモリ装置でキャパシタを無くした、1個のトランジス型のDRAM(ゲインセル)では、ワード線とフローティング状態のSGTのボディとの容量結合カップリングが大きく、データ読み出し時や書き込み時にワード線の電位を振幅させると、直接SGTボディへのノイズとして、伝達されてしまう問題点があった。この結果、誤読み出しや記憶データの誤った書き換えの問題を引き起こし、キャパシタを無くした1トランジス型のDRAM(ゲインセル)の実用化が困難となっていた。
 上記の課題を解決するために、本発明に係る半導体メモリ装置は、
 基板上に、前記基板に対して、垂直方向に立つか、または水平方向に伸延する半導体母体と、
 前記半導体母体の両端にある第1の不純物層と、第2の不純物層と、
 前記第1の不純物層と前記第2の不純物層の間の前記半導体母体の側面の一部または全てを囲こみ、前記第1の不純物層に接するか、または、近接した第1のゲート絶縁層と、
 前記半導体母体の側面の一部または全てを囲み、前記第1のゲート絶縁層に繋がり、且つ前記第2の不純物層に接するか、または、近接した第2のゲート絶縁層と、
 前記第1のゲート絶縁層を覆う第1のゲート導体層と、
 前記第2のゲート絶縁層を覆う第2のゲート導体層と、
 前記半導体母体が、前記第1のゲート絶縁層で覆われた第1のチャネル半導体層と、前記第2のゲート絶縁層で覆われた第2のチャネル半導体層と、からなるチャネル半導体層と、を有し、
 前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート導体層と、前記第1の不純物領域と、前記第2の不純物領域と、に印加する電圧を制御して、前記第1の不純物層と前記チャネル半導体層との間の第1の境界領域、または、前記第2の不純物層と前記チャネル半導体層との間の第2の境界領域で、前記チャネル半導体層の内部に、ゲート誘起ドレインリーク電流により、発生させた電子群と正孔群の内、前記電子群を、前記第1の不純物層、または前記第2の不純物層から、除去する動作と、前記正孔群の一部または全てを、前記チャネル半導体層に残存させる動作とを行って、メモリ書き込み動作を行い、
 前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート導体層と、前記第1の不純物領域と、前記第2の不純物領域と、に印加する電圧を制御して、前記第1の不純物層と、前記第2の不純物層との、片方、もしくは、両方から、前記正孔群を抜きとり、メモリ消去動作を行う、
 ことを特徴とする(第1発明)。
 上記の第1発明において、前記メモリ消去動作時に、前記第1の不純物層と前記チャネル半導体層との間の、第1のPN接合と、前記第2の不純物層と、前記チャネル半導体層との間の、第2のPN接合とを、逆バイアス状態に保持することを特徴とする(第2発明)。
 上記の第1発明において、前記第1の不純物層にソース線が接続し、前記第2の不純物層にビット線が接続し、前記第1のゲート導体層及び前記第2のゲート導体層の一方にワード線が接続するときに他方に第1の駆動制御線が接続し、前記ソース線と、前記ビット線と、前記第1の駆動制御線と、前記ワード線とに印加する電圧により、選択的に前記メモリ消去動作および前記メモリ書き込み動作を行うことを特徴とする(第3発明)。
 上記の第3発明において、平面視において、前記ビット線は、前記ワード線に直交していることを特徴とする(第4発明)。
 上記の第1発明において、前記第1のゲート導体層と前記チャネル半導体層との間の第1のゲート容量は、前記第2のゲート導体層と前記チャネル半導体層との間の第2のゲート容量よりも大きいことを特徴とする(第5発明)。
 上記の第5発明におおいて、前記第1のゲート導体層の第1のチャネル長が、前記第2のゲート導体層の第2のチャネル長よりも長いか、前記第1のゲート絶縁層が、前記第2のゲート絶縁層よりも薄いか、前記第1のゲート絶縁層の比誘電率が、前記第2のゲート絶縁層の比誘電率よりも大きいか、の内いずれか、又はこれらを組み合わせて、前記第1のゲート容量を、前記第2のゲート容量よりも大きくしたことを特徴とする(第6発明)。
 上記の第1発明において、前記第1の不純物層と前記第2の不純物層は、N型半導体層であり、前記チャネル半導体層は、P型半導体層、または中性半導体層であり、前記メモリ消去動作が開始されると、前記第1の不純物層を前記チャネル半導体層よりも低電圧とし、前記第1の不純物層と、前記チャネル半導体層との間の第1のPN接合が順バイアスとなり、前記正孔群を前記チャネル半導体層から前記第1の不純物層へ引き去る正孔群除去動作と、続いて、前記第1の不純物層を前記チャネル半導体層よりも高電圧とし、前記第1のPN接合が逆バイアスとなり、前記正孔群の除去が停止する除去正孔群除去停止動作とを行って、前記メモリ消去動作が行われる、ことを特徴とする(第7発明)。
 上記の第1発明において、前記半導体母体が基板に対して垂直に形成され、前記半導体母体の前記基板近傍に形成された前記第1の不純物層と、前記半導体母体の前記第1の不純物層の上に形成され前記第1のチャネル半導体層と、前記半導体母体の前記第1のチャネル半導体層の上に形成された前記第2のチャネル半導体層と、前記半導体母体の前記第2のチャネル半導体層の上に形成された前記第2の不純物層と、前記第1のチャネル半導体層を囲んだ前記第1のゲート絶縁層と、前記第2のチャネル半導体層を囲んだ前記第2のゲート絶縁層と、前記第1のゲート絶縁層を囲んだ前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート絶縁層を囲んだ前記第2のゲート導体層と、前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート導体層との間にある前記第1の絶縁層と、を有することを特徴とする(第8発明)。
第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置の構造図である。 第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置のプレート線PLに接続された第1のゲート導体層5aのゲート容量が、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるようにした場合の効果を説明する図である。 第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置の書込み動作メカニズムを説明するための図である。 第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置の書込み動作メカニズムを説明するための図である。 第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置の消去動作メカニズムを説明するための図である。 第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置の消去動作メカニズムを説明するための図である。 第1実施形態に係るSGTを有するメモリ装置の読出し動作メカニズムを説明するための図である。 従来例のキャパシタを有しない、DRAMメモリセルの書込み動作を説明するための図である。 従来例のキャパシタを有しない、DRAMメモリセルの動作上の問題点を説明するための図である。 従来例のキャパシタを有しない、DRAMメモリセルの読出し動作を示す図である。
 以下、本発明に係る、半導体素子を用いたメモリ装置(以後、ダイナミック フラッシュ メモリと呼ぶ)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
 図1、図2、図3A、図3B、図4と図5を用いて、本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルの構造と動作メカニズムを説明する。図1を用いて、ダイナミック フラッシュ メモリセルの構造を説明する。そして、図2を用いて、プレート線PLに接続された第1のゲート導体層5aのゲート容量が、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるようにした場合の効果を説明する。そして、図3Aと図3Bを用いてデータ書込み動作メカニズムを、図4Aと図4Bを用いてデータ消去動作メカニズムを、図5を用いてデータ読出し動作メカニズムを説明する。
 図1に、本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルの構造を示す。基板1(特許請求の範囲の「基板」の一例である)上に形成した、P型又はi型(真性型)の導電型を有するシリコン半導体柱2(以下、シリコン半導体柱を「Si柱」と称する。)(特許請求の範囲の「半導体母体」の一例である)内の上下の位置に、一方がソースとなる場合に、他方がドレインとなるN+層3a、3b(特許請求の範囲の「第1の不純物層」、「第2の不純物層」の一例である)が形成されている。このソース、ドレインとなるN+層3a、3b間のSi柱2の部分がチャネル領域7(特許請求の範囲の「チャネル半導体層」の一例である)となる。このチャネル領域7を囲むように第1のゲート絶縁層4a(特許請求の範囲の「第1のゲート絶縁層」の一例である)、第2のゲート絶縁層4b(特許請求の範囲の「第2のゲート絶縁層」の一例である)が形成されている。この第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4bは、このソース、ドレインとなるN+層3a、3bに、それぞれ接する、または近接している。第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4bを囲むように第1のゲート導体層5a(特許請求の範囲の「第1のゲート導体層」の一例である)、第2のゲート導体層5b(特許請求の範囲の「第2のゲート導体層」の一例である)がそれぞれ形成されている。そして、第1のゲート導体層5a、第2のゲート導体層5bは絶縁層6(特許請求の範囲の「第1の絶縁層」の一例である)により分離されている。そして、N+層3a、3b間のSi柱2の部分がチャネル領域7は、第1のゲート絶縁層4aで囲まれた第1のチャネルSi層7a(特許請求の範囲の「第1のチャネル半導体層」の一例である)と、第2のゲート絶縁層4bで囲まれた第2のチャネルSi層7b(特許請求の範囲の「第2のチャネル半導体層」の一例である)と、よりなる。これによりソース、ドレインとなるN+層3a、3b、チャネル領域7、第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4b、第1のゲート導体層5a、第2のゲート導体層5bからなるダイナミック フラッシュ メモリセル10が形成される。そして、ソースとなるN+層3aはソース線SL(特許請求の範囲の「ソース線」の一例である)に、ドレインとなるN+層3bはビット線BL(特許請求の範囲の「ビット線」の一例である)に、第1のゲート導体層5aは第1の駆動制御線(特許請求の範囲の「第1の駆動制御線」の一例である)であるプレート線PLに、第2のゲート導体層5bはワード線WL(特許請求の範囲の「ワード線」の一例である)に、それぞれ接続している。プレート線PLが接続された、第1のゲート導体層5aのゲート容量は、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるような構造を有することが望ましい。
 なお、図1では、プレート線PLに接続された第1のゲート導体層5aのゲート容量が、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるように第1のゲート導体層5aのゲート長を、第2のゲート導体層5bのゲート長よりも長くしている。しかし、その他にも、第1のゲート導体層5aのゲート長を、第2のゲート導体層5bのゲート長よりも長くせずに、それぞれのゲート絶縁層の膜厚を変えて、第1のゲート絶縁層4aのゲート絶縁膜の膜厚を、第2のゲート絶縁層4bのゲート絶縁膜の膜厚よりも薄くしてもよい。また、それぞれのゲート絶縁層の材料の誘電率を変えて、第1のゲート絶縁層4aのゲート絶縁膜の誘電率を、第2のゲート絶縁層4bのゲート絶縁膜の誘電率よりも高くしてもよい。また、ゲート導体層、5a、5bの長さ、ゲート絶縁層4a、4bの膜厚、誘電率のいずれかを組み合わせて、プレート線PLに接続された第1のゲート導体層5aのゲート容量が、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくしてもよい。
 図2(a)~(c)は、プレート線PLに接続された第1のゲート導体層5aのゲート容量が、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるようにした場合の効果を説明する図である。
 図2(a)は、本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルの構造図を主要部分のみを簡略化して示している。ダイナミック フラッシュ メモリセルには、ビット線BL、ワード線WL、プレート線PL、ソース線SLが接続されており、その電圧状態によって、チャネル領域7の電位状態が決まる。
 図2(b)は、それぞれの容量関係を説明するための図である。チャネル領域7の容量CFBは、ワード線WLの接続されたゲート5bとチャネル領域7との間の容量CWLと、プレート線PLの接続されたゲート5aとチャネル領域7との間の容量CPLと、ソース線SLの接続されたソースN+層3aとチャネル領域7との間のPN接合の接合容量CSLと、ビット線BLの接続されたドレインN+層3bとチャネル領域7との間のPN接合の接合容量CBLとの総和で、
CFB = CWL + CPL + CBL + CSL (1)
で表される。
したがって、ワード線WLとチャネル領域7との間のカップリング率βWL、プレート線PLとチャネル領域7との間のカップリング率βPL、ビット線BLとチャネル領域7との間のカップリング率βBL、ソース線SLとチャネル領域7間のカップリング率βSLは、以下でそれぞれ表される。
βWL= CWL / (CWL + CPL+ CBL + CSL) (2)
βPL= CPL / (CWL + CPL+ CBL + CSL) (3)
βBL= CBL / (CWL + CPL+ CBL + CSL) (4)
βSL= CSL / (CWL + CPL+ CBL + CSL) (5)
ここで、CPL >CWL であるため、βPL>βWLとなる。
 図2(c)は、ワード線WLの電圧VWLが、読出し動作と書込み動作で、上昇し、その後に下降する時のチャネル領域7の電圧VFBの変化を説明するための図である。ここで、ワード線WLの電圧VWLが、0Vから高電圧状態VWLHに上がった時に、チャネル領域7の電圧VFBが、低電圧状態VFBLから高出圧状態VFBHになったときの電位差ΔVFBは、以下となる。
ΔVFB=VFBH-VFBL
    =βWL×VWLH (6)
ワード線WLとチャネル領域7との間のカップリング率βWLが小さく、プレート線PLとチャネル領域7との間のカップリング率βPLが大きいため、ΔVFBは、小さく、ワード線WLの電圧VWLが、読出し動作と書込み動作で、上下しても、チャネル領域7の電圧VFBは、殆ど変化しない。
 図3Aと図3Bに、本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルの書込み動作を示す。
 図3A(a)と(b)を用いて、書込み動作のメカニズムを説明する。図3A(a)は、ゲート誘起ドレインリーク電流(特許請求の範囲の「ゲート誘起ドレインリーク電流」の一例である)の発生メカニズムを説明するためのバンド図である。ワード線WLの接続する第2のゲート導体層5bの印加電圧よりも、ビット線BLの接続する第2の不純物層3bの印加電圧を高くすると、ゲート誘起ドレインリーク電流(GIDL Current: Gate Induced Drain Leakage Current)が流れる。これは、第2のゲート導体層5bと第2の不純物層3bとの間の強電界によって、第2のチャネル半導体層7bと第2の不純物層3bとの間の第2の境界領域(特許請求の範囲の「第2の境界領域」の一例である)の価電子帯22bと伝導帯21bのバンドが曲げられ、バンド間トンネリング23b(Band-to-band tunneling)による電子群9b(特許請求の範囲の「電子群」の一例である)が価電子帯22bと伝導帯21bへとトンネルし、第2の不純物層3bへ流れる。この時に生成された正孔群9(特許請求の範囲の「正孔群」の一例である)は、フローティングボディFBであるチャネル半導体層7に流れる。その様子を図3A(b)に符号23で示している。そして、図3A(c)に示すように、生成された正孔群9は、チャネル領域7の多数キャリアであり、チャネル領域7を正バイアスに充電する。
 図3Bに“1”書込み動作時の主要ノードの印加電圧を示す。図3Bでは、“1”書込み動作を行うメモリセルの場合と、“1”書込み動作を行わず、“0”消去状態を維持するメモリセルの場合と、とを2通り示している。最初に“1”書込み動作を行うメモリセルの場合、ビット線BLに“1”書込みビット線電圧VBL1が、ソース線SLに書込みソース線電圧VSLHが、プレート線PLにプレート線定電圧VPLLが、ワード線WLに“1”書込みワード線電圧VWL1が、印加する。ここで、例えば、VBL1は3.5V、VSLHは2.5V、VPLLは1V、VWL1は0Vであり、ワード線WLの電圧は、ビット線BLの電圧よりも、3.5Vも低く、十分にゲート誘起ドレインリーク電流が流れる状態にある。
 一方、図3Bに示す“0”消去状態を維持するメモリセルの場合、ビット線BLに“0”消去ビット線電圧VBL0を、ソース線SLに書込みソース線電圧VSLHを、プレート線PLにプレート線定電圧VPLLを、ワード線WLに“0”消去ワード線電圧VWL0を、印加する。ここで、例えば、VBL0は2.5V、VSLHは2.5V、VPLLは1V、VWL0は2.5Vであり、ワード線WLの電圧は、ビット線BLの電圧と同電圧であり、ゲート誘起ドレインリーク電流が流れない。その結果、このメモリセルには、“1”書込み動作は起こらず、“0”消去状態が維持される。
 次に“1”書込み動作が終了すると、ビット線BL、ソース線SL、ワード線WLは、それぞれのリセット電圧Vssに戻る。ここで、Vssは、例えば、0Vである。プレート線PLは、プレート線定電圧VPLLを維持する。この時、図3A(c)に示すように、生成された正孔群9は、チャネル領域7の多数キャリアであり、チャネル領域7を正バイアスに充電する。ソース線SLの接続されたN+層3aと、ビット線BLの接続されたN+層3bは、0Vであるため、チャネル領域7は、ソース線SLの接続されたN+層3aとチャネル領域7との間の第1のPN接合(特許請求の範囲の「第1のPN接合」の一例である)と、ビット線BLの接続されたN+層3bとチャネル領域7との間の第2のPN接合(特許請求の範囲の「第2のPN接合」の一例である)により、ビルトイン電圧Vb(約0.7V)になる。チャネル領域7が正バイアスに充電されると、第1のNチャネルMOSトランジスタと第2のNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧は、基板バイアス効果によって、低くなる。
 これにより、図3A(d)で示すように、ワード線WLの接続された第2のチャネル領域7bの第2のNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧は、低くなる。このチャネル領域7の“1”書込み状態を第1のデータ保持電圧(特許請求の範囲の「第1のデータ保持電圧」の一例である)とする、メモリ書込み動作(特許請求の範囲の「メモリ書込み動作」の一例である)を行い、論理記憶データ“1”に割り当てる。
 なお、上記のビット線BL、ソース線SL、ワード線WL、プレート線PLに印加する電圧条件は、書き込み動作を行うための一例であり、書き込み動作ができる他の動作条件であってもよい。
 図4A(a)~(c)と図4Bを用いて、メモリ消去動作(特許請求の範囲の「メモリ消去動作」の一例である)メカニズムを説明する。N+層3a、3b間のチャネル領域7は、電気的に基板から分離され、フローティングボディとなっている。図4A(a)に消去動作前に、前のサイクルでゲート誘起ドレインリーク電流により生成された正孔群9がチャネル領域7に蓄えられている状態を示す。そして、図4A(b)に示すように、消去動作時には、ソース線SLの電圧を、負電圧VERAにする。ここで、VERAは、例えば、-3Vである。その結果、チャネル領域7の初期電位の値に関係なく、ソース線SLが接続されているソースとなるN+層3aとチャネル領域7のPN接合が順バイアスとなる。その結果、前のサイクルでゲート誘起ドレインリーク電流により生成された、チャネル領域7に蓄えられていた、正孔群9が、ソース部のN+層3aに吸い込まれ、チャネル領域7の電位VFBは、VFB=VERA+Vbとなり、この電圧値が、第2のデータ保持電圧(特許請求の範囲の「第2のデータ保持電圧」の一例である)となる。ここで、VbはPN接合のビルトイン電圧であり、約0.7Vである。したがって、VERA=-3Vの場合、チャネル領域7の電位は、-2.3Vになる。この値が、消去状態のチャネル領域7の電位状態となる。このため、フローティングボディのチャネル領域7の電位が負の電圧になると、NチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧は、基板バイアス効果によって、高くなる。
 これにより、図4A(c)に示すように、このワード線WLが接続された第2のゲート導体層5bのしきい値電圧は高くなる。このチャネル領域7の消去状態は論理記憶データ“0”となる。なお、図4Bに上記消去動作時の各主要ノード接点の電圧条件例を示す。メモリ消去動作が終了すると、ソース線SLは、0Vに戻る。この結果、第1のPN接合と、第2のPN接合は、共に逆バイアスとなり、チャネル領域7の電位VFBは、保持される。
 なお、上記のビット線BL、ソース線SL、ワード線WL、プレート線PLに印加する電圧条件は、消去動作を行うための一例であり、消去動作ができる他の動作条件であってもよい。
 図5(a)~(c)は、本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルの読出し動作を説明するための図である。図5(a)に示すように、チャネル領域7がビルトイン電圧Vb(約0.7V)まで充電されると、ワード線WLの接続された第2のゲート導体層5bを有する第2のNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧が基板バイアス効果によって、低下する。この状態を論理記憶データ“1”に割り当てる。図5(b)に示すように、書込みを行う前に選択するメモリブロックは、予め消去状態“0”になっており、チャネル領域7の電圧VFBはVFB“0”となっている。書込み動作によってランダムに書込み状態“1”が記憶される。この結果、ワード線WLに対して、論理“0”と“1”の論理記憶データが作成される。図5(c)に示すように、このワード線WLに対する2つのしきい値電圧の高低差を利用して、センスアンプで読出しが行われる。
 なお、上記のビット線BL、ソース線SL、ワード線WL、プレート線PLに印加する電圧条件は、読み出し動作を行うための一例であり、読み出し動作ができる他の動作条件であってもよい。
 なお、図1において、プレート線PLの接続する第1のゲート導体層5aの垂直方向の長さを、ワード線WLの接続する第1のゲート導体層5bの垂直方向の長さより更に長くし、CPL>CWLとすることが、望ましい。しかし、プレート線PLを付加することだけで、ワード線WLのチャネル領域7に対する、容量結合のカップリング比(CWL/(CPL+CWL+CBL+CSL))が小さくなる。その結果、フローティングボディのチャネル領域7の電位変動ΔVFBは、小さくなる。
 また、プレート線PLの電圧VPLLは、例えば、2Vの固定電圧を印加しても良い。
 また、図1において、Si柱2の水平断面形状は、円形状、楕円状、長方形状であっても、本実施形態で説明したダイナミック フラッシュ メモリ動作ができる。また、同一チップ上に、円形状、楕円状、長方形状のダイナミック フラッシュ メモリセルを混在させてもよい。
 また、図1では、基板1上に垂直方向に立ったSi柱2の側面全体を囲んだ第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4bを設け、第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4bの全体を囲んで第1のゲート導体層5a、第2のゲート導体層5bを有するSGTを例にダイナミック フラッシュ メモリ素子を説明した。本実施形態の説明で示したように、本ダイナミック フラッシュ メモリ素子は、ゲート誘起ドレインリーク電流により発生した正孔群9がチャネル領域7に保持される条件を満たす構造であればよい。このためには、チャネル領域7は基板1と分離されたフローティング・ボディ構造であればよい。これより、例えばSGTの1つであるGAA(Gate All Around : 例えば非特許文献10を参照)技術、Nanosheet技術(例えば、非特許文献11を参照)を用いて、チャネル領域の半導体母体を基板1に対して水平に形成されていても、前述のダイナミック フラッシュ メモリ動作ができる。また、SOI(Silicon On Insulator)を用いたデバイス構造(例えば、非特許文献7~10を参照)であってもよい。このデバイス構造ではチャネル領域の底部がSOI基板の絶縁層に接しており、且つ他のチャネル領域を囲んでゲート絶縁層、及び素子分離絶縁層で囲まれている。この構造においても、チャネル領域はフローティング・ボディ構造となる。このように、本実施形態が提供するダイナミック フラッシュ メモリ素子では、チャネル領域がフローティング・ボディ構造である条件を満足すればよい。また、Finトランジスタ(例えば非特許文献13を参照)をSOI基板上に形成した構造であっても、チャネル領域がフローティング・ボディ構造であれば、本ダイナミック フラッシュ動作が出来る。
 また、本明細書及び図面の式(1)~(9)は、現象を定性的に説明するために用いた式であり、現象がそれらの式でよって限定されるものではない。
 なお、図3Aと図3Bの説明において、ワード線WL、ビット線BL、ソース線SLのリセット電圧をVssと記載しているが、それぞれを異なる電圧にしても良い。
 また、図4Bで消去動作条件の一例を示した。これに対して、チャネル領域7にある正孔群9を、N+層3a、N+層3bのいずれか、または両方から除去する状態が実現できれば、ソース線SL、プレート線PL、ビット線BL、ワード線WLに印加する電圧を変えてもよい。また、ブロック消去動作において、選択されたブロックのソース線SLに消去電圧を印加し、ビット線BLはフローティング状態にしても良い。
 また、図1において、垂直方向において、第1の絶縁層である絶縁層6で囲まれた部分のチャネル領域7では、第1のチャネル領域7a、第2のチャネル領域7bの電位分布が繋がって形成されている。これにより、第1のチャネル領域7a、第2のチャネル領域7bのチャネル領域7が、垂直方向において、第1の絶縁層である絶縁層6で囲まれた領域で繋がっている。
 本実施形態は、下記の特徴を供する。
(特徴1)
 本実施形態のダイナミック フラッシュ メモリセルでは、ソース、ドレインとなるN+層3a、3b、チャネル領域7、第1のゲート絶縁層4a、第2のゲート絶縁層4b、第1のゲート導体層5a、第2のゲート導体層5bが、全体として柱状に形成される。また、ソースとなるN+層3aはソース線SLに、ドレインとなるN+層3bはビット線BLに、第1のゲート導体層5aはプレート線PLに、第2のゲート導体層5bはワード線WLに、それぞれ接続している。プレート線PLが接続された、第1のゲート導体層5aのゲート容量は、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるような構造を特徴としている。本ダイナミック フラッシュ メモリセルでは、垂直方向に第1のゲート導体層5aと、第2のゲート導体層5bが、積層されている。このため、プレート線PLが接続された、第1のゲート導体層5aのゲート容量が、ワード線WLが接続された、第2のゲート導体層5bのゲート容量よりも、大きくなるような構造にしても、平面視において、メモリセル面積を大きくさせない。これによりダイナミック フラッシュ メモリセルの高性能化と高集積化が同時に実現できる。
(特徴2)
 本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルは、メモリ書込み動作時にゲート誘起ドレインリーク電流により、正孔群9を生成し、チャネル半導体層7を充電している。したがって、ビット線BLからソース線SLに電流を流すことによるインパクトイオン化現象で正孔群9を生成することに比べて、消費電流を著しく減少させることができる。
(特徴3)
 本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルは、消去時にソース線SLを負電圧に印加するが、ビット線BLは特定のDC電圧を印加せずに、フローティング状態にしておける。この結果、ビット線BLからソース線SLへの電流は流れない。また、ソース線SLが消去電圧VERAに印加され、チャネル領域7の電位VFBは、VFB=VERA+Vbとなっているため、P層のチャネル領域7と、ビット線BLのN+層との間のPN接合は、逆バイアス状態になる。したがって、ビット線BLにも例えば、消去電圧VERAの負電圧を印加する必要がなくなる。この結果、ビット線BLに接続する回路、例えば、センスアンプ回路とビット線BLとの間に負電圧をブロックして、センスアンプ回路をプロテクトするバッファ回路が要らなくなり、回路設計が非常に容易にできる。また、バッファ回路が無くなることで、チップ面積もその分、縮小でき、ダイナミック フラッシュ メモリを安価に提供可能となる。さらに、バッファ回路が無いために、センスアンプ回路の高速なセンス動作が可能となる。
(特徴4)
 本発明の第1実施形態に係るダイナミック フラッシュ メモリセルのプレート線PLの接続する第1のゲート導体層5aの役割に注目すると、ダイナミック フラッシュ メモリセルが書込み、読出し動作をする際に、ワード線WLの電圧が上下に振幅する。この際に、プレート線PLは、ワード線WLとチャネル領域7との間の容量結合比を低減させる役目を担う。この結果、ワード線WLの電圧が上下に振幅する際の、チャネル領域7の電圧変化の影響を著しく抑えることができる。これにより、論理“0”と“1”を示すワード線WLのSGTトランジスタのしきい値電圧差を大きくすることが出来る。これは、ダイナミック フラッシュ メモリセルの動作マージンの拡大に繋がる。
(その他の実施形態)
 なお、本発明では、Si柱を形成したが、Si以外の半導体材料よりなる半導体柱であってもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
 また、縦型NAND型フラッシュメモリ回路では、半導体柱をチャネルにして、この半導体柱を囲んだトンネル酸化層、電荷蓄積層、層間絶縁層、制御導体層から構成されるメモリセルが複数段、垂直方向に形成される。これらメモリセルの両端の半導体柱には、ソースに対応するソース線不純物層と、ドレインに対応するビット線不純物層がある。また、1つのメモリセルに対して、その両側のメモリセルの一方がソースならば、他方がドレインの役割を行う。このように、縦型NAND型フラッシュメモリ回路はSGT回路の1つである。従って、本発明はNAND型フラッシュメモリ回路との混在回路に対しても適用することができる。
 また、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した各実施形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。上記実施例及び変形例は任意に組み合わせることができる。さらに、必要に応じて上記実施形態の構成要件の一部を除いても本発明の技術思想の範囲内となる。
 本発明に係る、SGTを用いたメモリ装置によれば、高密度で、かつ高性能のSGTを用いたメモリ装置であるダイナミック フラッシュ メモリが得られる。
10:ダイナミック フラッシュ メモリセル
2:P型又はi型(真性型)の導電型を有するSi柱
3a、3b:N+
7:チャネル領域
4a、4b:ゲート絶縁層
5a、5b:ゲート導体層
6:2層のゲート導体層を分離するための絶縁層
BL:ビット線
SL:ソース線
PL:プレート線
WL:ワード線
FB:フローティングボディ

21a、21b:伝導帯
22a、22b:価電子帯
23:チャネル半導体層7に流れる正孔群9
23b:バンド間トンネリング電子電流
9:正孔群
9b:電子群

110:キャパシタを有しない、DRAMメモリセル
100:SOI基板
101:SOI基板のSiO2
102:フローティングボディ(Floating Body)
103:ソースN+
104:ドレインN+
105:ゲート導電層
106:正孔
107:反転層、電子のチャネル
108:ピンチオフ点
109:ゲート酸化膜

Claims (8)

  1.  基板上に、前記基板に対して、垂直方向に立つか、または水平方向に伸延する半導体母体と、
     前記半導体母体の両端にある第1の不純物層と、第2の不純物層と、
     前記第1の不純物層と前記第2の不純物層の間の前記半導体母体の側面の一部または全てを囲こみ、前記第1の不純物層に接するか、または、近接した第1のゲート絶縁層と、
     前記半導体母体の側面の一部または全てを囲み、前記第1のゲート絶縁層に繋がり、且つ前記第2の不純物層に接するか、または、近接した第2のゲート絶縁層と、
     前記第1のゲート絶縁層を覆う第1のゲート導体層と、
     前記第2のゲート絶縁層を覆う第2のゲート導体層と、
     前記半導体母体が、前記第1のゲート絶縁層で覆われた第1のチャネル半導体層と、前記第2のゲート絶縁層で覆われた第2のチャネル半導体層と、からなるチャネル半導体層と、を有し、
     前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート導体層と、前記第1の不純物領域と、前記第2の不純物領域と、に印加する電圧を制御して、前記第1の不純物層と前記チャネル半導体層との間の第1の境界領域、または、前記第2の不純物層と前記チャネル半導体層との間の第2の境界領域で、前記チャネル半導体層の内部に、ゲート誘起ドレインリーク電流により、発生させた電子群と正孔群の内、前記電子群を、前記第1の不純物層、または前記第2の不純物層から、除去する動作と、前記正孔群の一部または全てを、前記チャネル半導体層に残存させる動作とを行って、メモリ書き込み動作を行い、
     前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート導体層と、前記第1の不純物領域と、前記第2の不純物領域と、に印加する電圧を制御して、前記第1の不純物層と、前記第2の不純物層との、片方、もしくは、両方から、前記正孔群を抜きとり、メモリ消去動作を行う、
     ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  2.  前記メモリ消去動作時において、前記第1の不純物層と前記チャネル半導体層との間の、第1のPN接合と、前記第2の不純物層と、前記チャネル半導体層との間の、第2のPN接合とを、逆バイアス状態に保持する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3.  前記第1の不純物層にソース線が接続し、前記第2の不純物層にビット線が接続し、前記第1のゲート導体層及び前記第2のゲート導体層の一方にワード線が接続するときに他方に第1の駆動制御線が接続し、
     前記ソース線と、前記ビット線と、前記第1の駆動制御線と、前記ワード線とに印加する電圧により、選択的に前記メモリ消去動作および前記メモリ書き込み動作を行う、
     ことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  4.  平面視において、前記ビット線は、前記ワード線に直交している、
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体メモリ装置。
  5.  前記第1のゲート導体層と前記チャネル半導体層との間の第1のゲート容量は、前記第2のゲート導体層と前記チャネル半導体層との間の第2のゲート容量よりも大きい、
     ことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  6.  前記第1のゲート導体層の第1のチャネル長が、前記第2のゲート導体層の第2のチャネル長よりも長いか、前記第1のゲート絶縁層が、前記第2のゲート絶縁層よりも薄いか、前記第1のゲート絶縁層の比誘電率が、前記第2のゲート絶縁層の比誘電率よりも大きいか、の内いずれか、又はこれらを組み合わせて、
     前記第1のゲート容量を、前記第2のゲート容量よりも大きくした、
     ことを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ装置。
  7.  前記第1の不純物層と前記第2の不純物層は、N型半導体層であり、前記チャネル半導体層は、P型半導体層、または中性半導体層であり、
     前記メモリ消去動作が開始されると、前記第1の不純物層を前記チャネル半導体層よりも低電圧とし、前記第1の不純物層と、前記チャネル半導体層との間の第1のPN接合が順バイアスとなり、前記正孔群を前記チャネル半導体層から前記第1の不純物層へ引き去る正孔群除去動作と、
     続いて、前記第1の不純物層を前記チャネル半導体層よりも高電圧とし、前記第1のPN接合が逆バイアスとなり、前記正孔群の除去が停止する除去正孔群除去停止動作とを行って、前記メモリ消去動作が行われる、
     ことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  8.  前記半導体母体が基板に対して垂直に形成され、
     前記半導体母体の前記基板近傍に形成された前記第1の不純物層と、
     前記半導体母体の前記第1の不純物層の上に形成され前記第1のチャネル半導体層と、
     前記半導体母体の前記第1のチャネル半導体層の上に形成された前記第2のチャネル半導体層と、
     前記半導体母体の前記第2のチャネル半導体層の上に形成された前記第2の不純物層と、
     前記第1のチャネル半導体層を囲んだ前記第1のゲート絶縁層と、
     前記第2のチャネル半導体層を囲んだ前記第2のゲート絶縁層と、
     前記第1のゲート絶縁層を囲んだ前記第1のゲート導体層と、
     前記第2のゲート絶縁層を囲んだ前記第2のゲート導体層と、
     前記第1のゲート導体層と、前記第2のゲート導体層との間にある前記第1の絶縁層と、を有する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
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