WO2022070540A1 - カテーテル - Google Patents

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Abstract

カテーテルは、中空シャフトと、中空シャフトの外周に線状に設けられる線状部材と、中空シャフトの外周と線状部材の間に形成される金属膜であって、中空シャフトの外周と線状部材のそれぞれに接合している金属膜と、を有する。

Description

カテーテル
 本発明は、カテーテルに関する。
 従来から、樹脂からなる内層と、内層の外側に、金属の線材からなるコイル層と、を有するカテーテルが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、樹脂からなる内管と、内管の外側に、複数の金属線からなる編組体と、を有するカテーテルが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5075632号 特開平5-84303
 しかしながら、上記技術によっても、内層の外側に補強体が形成されたカテーテルにおいて、トルク伝達性を改善する余地があった。
 本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、カテーテルのトルク伝達性を向上させることを目的とする。
 本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
 (1)本発明の一形態によれば、カテーテルが提供される。カテーテルは、中空シャフトと、中空シャフトの外周に線状に設けられる線状部材と、中空シャフトの外周と線状部材の間に形成される金属膜であって、中空シャフトの外周と線状部材のそれぞれに接合している金属膜と、を有する。
 この構成によれば、中空シャフト、金属膜及び線状部材が接合されていることにより、カテーテルのトルク伝達性を向上させることができる。
 (2)上記形態のカテーテルにおいて、線状部材は、中空シャフトの外周に螺旋状に巻き回されていてもよい。この構成によれば、線状部材がコイル形状であるため、カテーテルの、柔軟性とトルク伝達性を向上させることができる。
 (3)上記形態のカテーテルにおいて、線状部材は、横断面において、高さが横幅よりも大きくてもよい。この構成によれば、線状部材の横断面において、線状部材の高さが横幅よりも小さい場合と比べて、カテーテルの耐圧性を向上させることができる。
 (4)上記形態のカテーテルにおいて、線状部材は、横断面において、金属膜と接合している内側から外側に向かって、線状部材の横幅が小さくなっていてもよい。この構成によれば、線状部材の高さを維持しつつ、中空シャフトの表面近くの線状部材の体積を減少させることができる。これにより、中空シャフトの耐圧性を維持しながらも、中空シャフトの表面近くの柔軟性を向上させることで、患者の体内にカテーテルが挿入された場合に、カテーテルが血管や内臓を損傷させる可能性を低減することができる。
 (5)上記形態のカテーテルにおいて、金属膜は、ステンレス鋼からなり、線状部材は、ニッケル‐コバルト合金からなっていてもよい。この構成によれば、ステンレス鋼による金属膜を導電膜として、電解めっきにより金属膜の外周面にニッケル‐コバルト合金による線状部材を形成することができる。線状部材をニッケル‐コバルト合金とすることで、カテーテルのトルク伝達性を向上させることができる。
 (6)上記形態のカテーテルにおいて、中空シャフトは、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)によって形成される第1中空シャフトと、第1中空シャフトの外周に配置され、PAE(ポリアミド系熱可塑性エラストマー)によって形成される第2中空シャフトと、を含んでもよい。この構成によれば、例えば、第1中空シャフトがカテーテルのルーメンを規定し、第1中空シャフトがPTFEにより形成されることで、カテーテルの内周面と、カテーテルの内部に挿入されるデバイスとの摩擦抵抗を低減することができる。また、第2中空シャフトにPAEを有することで、カテーテルの柔軟性と、カテーテルが湾曲した場合の復元性を向上させることができる。
 (7)上記形態のカテーテルにおいて、線状部材は、中空シャフトの外周に格子状に形成されていてもよい。この構成によれば、金属線を用いることなく、金属製の補強体を有するカテーテルを作製することができる。これにより、金属線同士が重なる部分において、金属線同士が干渉してカテーテルの柔軟性を阻害することがないため、カテーテルの柔軟性を向上させることができる。
 なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、ガイドワイヤ、ガイドワイヤの製造方法、内視鏡、ダイレータ、などの形態で実現することができる。
第1実施形態のカテーテルの全体構成を例示した説明図である。 第1実施形態のカテーテルの一部を透過して全体構成を例示した説明図である。 図2の領域X1を拡大した説明図である。 図2の領域Y1を拡大した説明図である。 第1実施形態のカテーテルの断面構成を例示した説明図である。 図5の領域Zを拡大した説明図である。 第1実施形態のカテーテルの第1の製造方法を例示した説明図である。 第2実施形態の一部を透過して全体構成を例示した説明図である。 図8の領域X2を拡大した説明図である。 図8の領域Y2を拡大した説明図である。
<第1実施形態> 
 開示の実施形態に係るカテーテルについて図面を参照して説明する。本開示は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。
 図1は、第1実施形態のカテーテル1の全体構成を例示した説明図である。図2は、カテーテル1の一部を透過して全体構成を例示した説明図である。図2は、カテーテル1の一部を透過し、カテーテル1の全体における線状部材30の態様を説明した図である。図2において、領域X1は、中空シャフト10の先端部の一部を示し、領域Y1は、中空シャフト10の後端部の一部を示している。
 図1において、左側はカテーテル1及びカテーテル1の各構成部材の先端側であり、右側はカテーテル1及びカテーテル1の各構成部材の後端側である。カテーテル1の先端側は、体内に挿入される側(遠位側)であり、カテーテル1の基端側は、医師等の手技者によって操作される側(近位側)である。図1の左右方向をカテーテル1および各構成部材の軸線方向と呼ぶ。軸線方向に直交する方向をカテーテル1および各構成部材の径方向と呼ぶ。
 また、カテーテル1及びカテーテル1の各構成部材の、先端側に位置する端部を「先端」と記載し、「先端」を含み先端から後端側に向かって中途まで延びる部位を「先端部」と記載する。同様に、カテーテル1及びカテーテル1の各構成部材の、後端側に位置する端部を「後端」と記載し、「後端」を含み後端から先端側に向かって中途まで延びる部位を「後端部」と記載する。
 図1は、説明の便宜上、各構成部材の大きさの相対比を実際とは異なる相対比で記載している部分を含んでいる。これらの点は、図2から図10において示される、各説明図についても同様である。
 カテーテル1は、血管や消化器官に挿入され、治療や検査に用いられる医療器具である。カテーテル1は、中空シャフト10と、先端チップ40と、把持部60と、を備えている。
中空シャフト10は、カテーテル1の軸線方向に延びる長尺の管状体である。先端チップ40は、中空シャフト10の先端部に接合される管状体である。把持部60は、中空シャフト10の後端部に接合され、医師等の手技者によってカテーテル1の操作のために把持される管状体である。
 先端チップ40は、中空シャフト10の先端部に接合され、カテーテル1のルーメン50の先端部の一部を形成する管状体である。先端チップ40は、柔軟性を有する樹脂材料で形成することができる。例えば、TPU(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)が選択できる。先端チップ40は、樹脂材料に限定されず、金属材料で形成することができる。
 把持部60は、中空シャフト10の後端部に接合され、カテーテル1のルーメン50の後端部の一部を形成する管状体である。把持部60は、プロテクタ61と、本体部62と、コネクタ63と、を有する。プロテクタ61は、プロテクタ61の後端側に向かって外径が増大するテーパ形状を有している。本体部62は、医師等の手技者が把持することを容易にするために、外周に突起部を有している。コネクタ部63は、内周側にねじ加工がされており、例えばシリンジ(不図示)などの他の医療用機器と接続することができる。把持部60は、耐久性を有し、滅菌処理に適している材料により形成することができる。例えば、金属、射出成形された樹脂、又はそれらの組み合わせであってもよい。
 図3は、図2の領域X1を拡大した説明図である。図3は、中空シャフト10の先端部の一部を拡大し、一部を透過して金属膜20及び線状部材30の態様を説明した図である。図4は、図2の領域Y1を拡大した説明図である。図4は、中空シャフト10の後端部の一部を拡大し、一部を透過して金属膜20及び線状部材30の態様を説明した図である。
 中空シャフト10は、内層11と、中間層12と、外層13と、金属膜20と、線状部材30を有している。
 内層11は、中空シャフト10の内側に設けられる長尺の管状体である。内層11は、カテーテル1のルーメン50を規定する。中間層12は、内層11の外周を被覆する長尺の管状体である。外層13は、中空シャフト10の外側に設けられ、中間層12の外周を被覆する長尺の管状体である。内層11、中間層12、外層13のそれぞれの先端部は先端チップ40と接合している。内層11、中間層12、外層13のそれぞれの後端部は、把持部60に接合している。
 内層11は、内層11の内部にガイドワイヤ等(不図示)の医療機器が挿入されるため、滑り性に優れた樹脂材料で形成されることができる。例えば、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)又はFEP(テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体)といったフッ素系の樹脂やポリエチレン等を選択することができる。内層11は、上記以外の公知の材料によって形成されていてもよい。
 中間層12及び外層13は、特に限定されるものではないが、エラストマー系の樹脂材料で形成されることができる。例えば、PAE(ポリアミド系熱可塑性エラストマー)、TPU(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)又はTPEE(ポリエステルエラストマー)等で形成することができる。中間層12及び外層13は、上記以外の公知の材料によって形成されていてもよい。
 図5は、第1実施形態のカテーテルの断面構成を例示した説明図である。図5は、カテーテル1の縦断面における断面図である。図5において、領域Zは、中空シャフト10の一部を示している。図6は、図5の領域Zを拡大した説明図である。図6は、カテーテル1の縦断面における中空シャフトの一部を拡大し、金属膜20及び線状部材30の態様を説明した図である。
 図2から図6を用いて金属膜20について説明する。金属膜20は、中間層12の表面に、カテーテル1の軸線方向に沿って螺旋状に形成された金属製の膜状の部材である。金属膜20は、中間層12に接合されており、中間層12に対してカテーテル1の軸線方向に相対移動することはない。金属膜20のカテーテル1の軸線方向の大きさを金属膜20の横幅Wmとする。図3に示すように、領域X1に位置する金属膜20の横幅WmをWm1とし、図4に示すように、領域Y1に位置する金属膜20の横幅をWm2とする。図5に示すように、金属膜20の横幅Wmは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっている。言い換えると、カテーテル1の後端部に位置する金属膜20の横幅Wm2よりも、先端側に位置する金属膜20の横幅Wm1の方が小さい。金属膜20の高さをHmとする。金属膜20の高さHmは、例えば、1Åから100Åに設定することができる。金属膜20は、例えばステンレス等で形成することができる。また、銀、銅などによっても形成することができる。銀、銅は導電率が高いため、様々なパターンの条件検討が比較的容易である。特に銀は、導電率が高く、また、生体適合性の視点からも実績が高いため血液接触を要する箇所への被膜としては有効である。
 図2から図6を用いて線状部材30について説明する。図2に示すように、線状部材30は、金属膜20の表面に、カテーテル1の軸線方向に沿って螺旋状に形成された金属製の線状の部材である。線状部材30は、金属膜20に接合されており、金属膜20に対してカテーテル1の軸方向に相対移動することはない。線状部材30は、カテーテル1の軸線方向に平行な面(縦断面)からカテーテル1を観察した場合に、カテーテル1の軸線を横断するように繰り返し現れる。繰り返し現れる線状部材30において、隣り合うそれぞれの線状部材30の間隔を、線状部材30のピッチP、それぞれの線状部材30のカテーテル1の仮想の軸線51に対する角度を傾斜角αとする。線状部材30のピッチPは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっている。線状部材30の傾斜角αは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっている。
 図3に示すように、領域X1に位置する線状部材30のピッチPをP1とし、図4に示すように、領域Y1に位置する線状部材30のピッチPをP2とする。カテーテル1の後端部に位置する線状部材30のピッチP2よりも、先端側に位置する線状部材30のピッチP1の方が小さい。線状部材30は、金属膜20に接合されており、金属膜20は中間層12に接合されているため、中間層12が湾曲するなどにより変形しない限り、ピッチPが変化することはない。領域X1に位置する線状部材30の傾斜角αをα1とし、領域Y1に位置する線状部材30の傾斜角αをα2とする。カテーテル1の後端部に位置する線状部材30の傾斜角α2よりも、先端側に位置する線状部材30の傾斜角α1の方が小さい。
 図5と図6に示すように、線状部材30は、カテーテル1の縦断面において台形形状である。線状部材30は、金属膜20に接する部分の横幅Wiと、カテーテル1の外周面に近い部分の横幅Woを有する。横幅Wiは、横幅Woよりも大きい。横幅Wi及び横幅Woは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっている。図3に示すように、領域X1に位置する線状部材30の横幅WiをWi1、横幅WoをWo1とし、図4に示すように、領域Y1に位置する線状部材30の横幅WiをWi2、横幅WoをWo2とする。線状部材30は、高さHを有する。高さHは、横幅Wiよりも大きく、例えば、高さHと横幅Wiの比率を3対1になるように設定することができる。線状部材30の高さHは、例えば、10μmから、100μmに設定することができる。高さHは、カテーテル1の軸線方向において略一定である。線状部材30は、例えばニッケル‐コバルト合金等で形成することができる。
<効果例>
 本構成によれば、中空シャフト10、金属膜20及び線状部材30が接合されていることにより、カテーテル1のトルク伝達性、耐圧性、耐伸性などを向上させることができる。医師等の手技者が把持部60を回転させることによりカテーテル1に発生するトルクが、カテーテル1の後端部から先端部に至るまでに減衰する割合を低減することができる。また、線状部材30が中空シャフト10に螺旋状に巻回されるのみで、複数の線状部材30と中空シャフト10とが接合されていない場合、線状部材30の端部は、自身の弾性力によって、径方向に拡がろうとする。本構成によれば、金属膜20及び線状部材30が中空シャフト10に接合されているため、線状部材30の端部が径方向に拡がる可能性を低減することができる。
 また、カテーテルの中空シャフトに、中空シャフトの内部と外部を連通し、造影剤などの薬液を噴射するためのサイドホールを設ける場合がある。この場合において、補強体として、中空シャフトに金属線を螺旋状に巻くことにより形成されるコイル体や、複数の金属線を編むことにより形成される編組体を用いると、コイル体や編組体の金属線が直線形状に戻ろうとする復元力が中空シャフトに加わる。これにより、サイドホール周辺を基点に中空シャフトが破損することがあった。本構成は金属線を有しておらず、中間層12に、線状体30が金属膜20を介して接合されているため、線状部材30から中空シャフト10に圧力が加わることがない。これにより、カテーテル1にサイドホールを設けたとしても、サイドホールを基点に中空シャフト10が破損する可能性を低減することができる。
 また、金属膜20の横幅Wm、線状部材30の横幅Wi及び横幅Woは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっていることにより、カテーテル1は、先端方向に向かって柔軟性が増大する構造を有する。患者の体内にカテーテル1が挿入され、カテーテル1と患者の血管や内臓などが接触したときに、患者の血管や内臓を傷つける可能性が低減される。また、カテーテル1が湾曲する血管などに挿入された場合に、カテーテル1が血管の湾曲形状に従って変形することで、カテーテル1が血管内を進むことができる。
 線状部材30の横断面において、高さHが横幅Wiよりも大きいことにより、高さHが横幅Wiよりも小さい場合と比べて、中空シャフト10の径方向に加わる圧力に対する耐久性が向上する。また、横幅Wiが高さHよりも小さいことにより、カテーテル1の軸方向における線状部材30同士の隙間が相対的に大きくなる。これにより、その隙間に設けられる、内層11、中間層12、外層13などの樹脂層の体積が相対的に大きくなる。従って、カテーテル1が湾曲した場合、カテーテル1の外周面に加わる、カテーテル1の軸方向の圧縮力または引張力を、樹脂層により緩和することができる。また、線状部材30の高さHが大きいことにより、カテーテル1の径方向に加わる力に対する抵抗力が大きいため、変形が抑制される。以上のことにより、操作中のカテーテル1の真円性を保持することができる。また、線状部材30の横断面において、横幅Woよりも、横幅Wiの方が大きいことにより、中空シャフト10の表面部の線状部材の体積を減少させることができる。これにより、中空シャフト10の耐圧性を維持しつつ、中空シャフト10の表面近くの柔軟性を向上させることができる。これにより、カテーテル1と患者の血管や内臓などが接触したときに、カテーテル1が、患者の血管や内臓を傷つける可能性が低減される。
 金属膜20をステンレス鋼にし、線状部材30をニッケル‐コバルト合金とすることで、金属膜20を導電膜として、電解めっきにより金属膜20の外周面に線状部材30を形成することができる。線状部材30をニッケル‐コバルト合金とすることで、トルク伝達性に優れたカテーテル1を作製することができる。また、内層11をPTFEにすることで、カテーテル1の内周面と、カテーテル1の内部に挿入されるデバイスとの摩擦抵抗を低減することができる。中間層12または外層13をPAEにすることで、カテーテル1の柔軟性と、湾曲した場合の復元性を向上させることができる。
 線状部材30の傾斜角αを、カテーテル1の先端方向に向かって小さくし、ピッチPを、カテーテル1の先端方向に向かって小さくすることで、カテーテル1の先端方向に向かって線状部材30を密に形成することができる。これにより、カテーテル1の先端へのトルク伝達性が向上する。
<製造方法>
 図7は、第1実施形態のカテーテル1の第1の製造方法を例示した説明図である。
 まず、図7の(A)に示すように、芯材120に、内層11及び中間層12を、押出し成形などにより被覆し、中空シャフト200を作製する。次に、中間層12の外周に、金属膜20を、無電解めっきやスパッタリングなどにより被覆し、金属膜20の外周に、金属層100を電解めっきなどにより被覆する。次に、エッチング耐性を有する樹脂からなるエッチングレジスト110を、金属層100の外周に塗布する。以上の工程により、母材300を作製する。次に、例えば、母材300を、母材300の軸線方向を中心に回転しつつ、軸線方向に移動させながら、母材300の外周にレーザー130を照射する。これによりエッチングレジスト110を螺旋状に除去する。次に、図7の(B)に示すように、エッチングレジスト110が除去されたことにより、外部に螺旋状に露出した金属層100と、その内側にある金属膜20を、エッチング液140により溶融する。このとき、金属層100は、金属層100の径方向外側に位置する部分から溶融し始める。このため、金属層100の径方向外側に位置する部分ほど溶融量が多く、径方向内側に位置する部分ほど溶融量が少ない。これにより、溶融された金属層100は、カテーテル1の縦断面において、径方向外側から径方向内側に向かって横幅が大きくなる台形形状となる。次に、図7の(C)に示すように、前工程においてレーザー130により除去されず、螺旋状に形成された金属層100の外周に残留しているエッチングレジスト110を除去する。以上の工程により、芯材120の外周に内層11及び中間層12が被覆され、中間層12の外周に螺旋状に形成された金属膜20及び金属層100を有する母材300を作製することができる。母材300には、外層13(図1から図6参照)が被覆されてもよい。
<効果例>
 本構成によれば、金属線を用いることなく、金属からなる補強体を有するカテーテル1を製造することができる。金属膜20は、無電解めっきやスパッタリングなどにより中空シャフトの外表に形成されており、金属層100は金属膜20の外表に電解めっきなどにより形成されている。これにより、金属層100は、金属膜20を介して、第1中空シャフト201に接合されている。このため、例えば、外層13を形成するための樹脂チューブを、金属層100の外周に被覆する場合に、中空シャフト200に対して金属層100の位置が移動することがない。これにより、カテーテル1の製造効率が向上する。
<第2実施形態>
 図8は、第2実施形態のカテーテル2の一部を透過して全体構成を例示した説明図である。図8は、カテーテル2の一部を透過し、カテーテル2の全体における線状部材31の態様を説明した図である。第2実施形態のカテーテル2は、第1実施形態のカテーテル1の中空シャフト10に替えて、中空シャフト70を有している。中空シャフト70は、カテーテル1における金属膜20に替えて金属膜21を、線状部材30に替えて線状部材31を有している。カテーテル2は、カテーテル1と比較して、中空シャフト70以外の部分は同一である。そのため、中空シャフト70以外の部材についての説明は省略する。領域X2は、中空シャフト70の先端部の一部を示し、領域Y2は、中空シャフト70の後端部の一部を示している。
 図9は、図8の領域X2を拡大した説明図である。図9は、中空シャフト70の先端部の一部を拡大し、一部を透過して金属膜21及び線状部材31の態様を説明した図である。図10は、図8の領域Y2を拡大した説明図である。図10は、中空シャフト70の後端部の一部を拡大し、一部を透過して金属膜21及び線状部材31の態様を説明した図である。
 図8に示すように、金属膜21は、中間層12の外周に、カテーテル2の軸線方向に沿って格子状に形成された金属製の膜状の部材である。金属膜21は、中間層12に接合されており、中間層12に対してカテーテル2の軸線方向に相対移動することはない。図9に示すように、領域X2に位置する金属膜21の横幅WmをWm3とし、図10に示すように、領域Y2に位置する金属膜21の横幅をWm4とする。このとき、Wm3とWm4との関係は、第1実施形態のWm1とWm2との関係と同様となっている。
 図8に示すように、線状部材31は、金属膜21の外周に、カテーテル2の軸線方向に沿って格子状に形成された金属製の線状の部材である。線状部材31は、金属膜21に接合されており、金属膜21に対してカテーテル2の軸方向に相対移動することはない。カテーテル2の軸線方向に平行な面(縦断面)からカテーテル2を観察した場合に、カテーテル2の軸線を横断するX形状の線状部材31が繰り返し現れる。カテーテル2の縦断面において、線状部材31のうち、カテーテル2の軸線に対して先端側に傾斜する部分を線状部材31の要素31a、後端側に傾斜する部分を要素31bとする。要素31aと要素31bは、別々の部材ではなく、線状部材31は全長に亘って一体的に作製されている。そのため、医師等の手技者によってカテーテル2が操作された場合に、要素31aと要素31bがそれぞれ独立して動くことはなく、カテーテル2の操作中においても、要素31aと要素31bがなすX形状は保持される。
 図9に示すように、領域X2に位置する線状部材31の要素31aの、カテーテル2の仮想の軸線51に対する傾斜角αaをα3a、領域X2に位置する線状部材31の要素31bのカテーテル2の仮想の軸線51に対する傾斜角αbをα3bとする。図10に示すように、領域Y2に位置する線状部材31の要素31aのカテーテル2の仮想の軸線51に対する傾斜角αaをα4a、領域Y2に位置する線状部材31の要素31bのカテーテル2の仮想の軸線51に対する傾斜角αbをα4bとする。それぞれの線状部材31において、傾斜角αaと傾斜角αbの大きさは、略同一である。図9においては、傾斜角α3a及び傾斜角α3bの大きさは略同一である。図10においては、傾斜角α4a及び傾斜角α4bの大きさは略同一である。
 図9に示すように、領域X2に位置する線状部材31の隣り合う要素31aのピッチPaをP3a、領域X2に位置する線状部材31の隣り合う要素31bのピッチPbをP3bとする。図10に示すように、領域Y2に位置する線状部材31の隣り合う要素31aのピッチPをP4a、領域Y2に位置する線状部材31の隣り合う要素31bのピッチPbをP4bとする。それぞれの線状部材31において、ピッチPaとピッチPbの大きさは、略同一である。図9においては、ピッチP3a及びピッチP3bの大きさは略同一である。図10においては、ピッチP4a及びピッチP4bの大きさは略同一である。
 図9に示すように、領域X2に位置する線状部材31の横幅WiをWi3、横幅WoをWo3とする。図10に示すように、領域Y2に位置する線状部材31の横幅WiをWi4、横幅WoをWo4とする。このとき、Wi3とWi4との関係は、第1実施形態のWi1とWi2との関係と同様となっている。また、Wo3とWo4との関係は、第1実施形態のWo1とWo2との関係と同様となっている。
<効果例>
 カテーテルが複数の金属線を編むことによって形成された編組体を有する場合、カテーテルを湾曲させると、複数の金属線同士の交点において金属線同士が干渉し合う。これにより編組体が楕円形状に変形することで、トルク伝達性、押し引き操作性及び柔軟性を低減させるということがあった。しかし、線状部材31は、一体的に作製された格子状の部材であり、複数の金属線を有さない。そのため、金属線同士が干渉することはなく、カテーテル2が湾曲された場合においても、線状部材31は真円に近い形状を保つことができる。これにより、トルク伝達性、押し引き性、及び柔軟性を向上させることができる。また、複数の金属線を用いる場合と比較して、カテーテルの外径を小さくすることができる。これにより、内径の小さな抹消血管などへカテーテル2を挿入することが容易となる。また、複数の線状部材31が編むように中空シャフト70に巻回されるのみで、複数の線状部材31と中空シャフト70とが接合されていない場合、線状部材31の端部は、自身の弾性力によって、径方向に拡がろうとする。本構成によれば、金属膜21及び線状部材31が中空シャフト70に接合されているため、線状部材31の端部が径方向に拡がる可能性を低減することができる。
 線状部材31の要素31aの傾斜角αaと、要素31bの傾斜角αbを略同一にし、また、要素31aのピッチPaと要素31bのピッチPbを略同一にすることで、カテーテル2の回転方向によらず、トルク伝達性を向上させることができる。
<本実施形態の変形例>
 本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において
種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
 第1実施形態のカテーテル1において、金属膜20は、中間層12の表面に接合されているとした。しかし、カテーテル1は中間層12を有さず、内層11及び外層13のみを有し、内層11の表面に金属膜20が接合されていてもよい。また、金属膜20の横幅Wmは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっているとした。しかし、金属膜20の横幅Wmは、カテーテル1の先端方向に向かって大きくなってもよい。この場合、カテーテル1の先端部の剛性を大きくすることができる。
[変形例2]
 第1実施形態のカテーテル1において、線状部材30のピッチPは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっているとした。しかし、線状部材30のピッチPは、カテーテル1の先端方向に向かって大きくなっていてもよい。これにより、カテーテル1の先端部の柔軟性をより向上させることができる。また、線状部材30の傾斜角αは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっているとした。しかし、線状部材30の傾斜角αは、カテーテル1の先端方向に向かって大きくなっていてもよい。
[変形例3]
 第1実施形態のカテーテル1において、線状部材30は、カテーテル1の縦断面において台形形状であるとした。しかし、線状部材30は、カテーテル1の縦断面において台形形状ではなく、正方形または長方形、または径方向外側に向かって凸状の半円形状でもよく、種々の形態に形成可能である。また、横幅Woよりも、横幅Wiの方が大きいとしたが、横幅Woよりも、横幅Wiの方が小さくてもよい。
[変形例4]
 第1実施形態のカテーテル1において、線状部材30の横幅Wi及び横幅Woは、カテーテル1の先端方向に向かって小さくなっているとした。しかし、線状部材30の横幅Wi及び横幅Woは、カテーテル1の先端方向に向かって大きくなっていてもよい。これにより、カテーテル1の先端部の剛性を大きくすることができる。また、線状部材30の高さHは、横幅Wiよりも大きいとした。しかし、線状部材30の高さHは、横幅Wiよりも小さくてもよい。この場合、高さHが横幅Wiよりも大きい場合と比較して、カテーテル1の外径を小さくすることができる。また、線状部材30の高さHは、カテーテル1の軸線方向において略一定であるとした、しかし、線状部材30の高さHは、カテーテル1の軸線方向において略一定でなくてもよい。例えば、カテーテル1の先端方向に向かって高さHが小さくなってもよい。この場合、カテーテル1の先端部の柔軟性をより向上させることができる。
 上記の第1実施形態のカテーテル1の変形例は、適用可能な範囲において、第2実施形態にも適用することができる。
[変形例5]
 第2実施形態のカテーテル2において、それぞれの線状部材31の、傾斜角αaと傾斜角αbの大きさは、略同一であるとした。しかし、傾斜角αa及び傾斜角αbの大きさは略同一でなくてもよい。この場合、線状部材31は、カテーテル2の軸線方向に平行な面(縦断面)からカテーテル2を観察した場合に、線対称ではないX形状となる。
[変形例6]
 第2実施形態のカテーテル2において、それぞれの線状部材31の、ピッチPaとピッチPbの大きさは、略同一であるとした。しかし、ピッチPa及びピッチPbの大きさは略同一でなくてもよい。この場合、線状部材31は、カテーテル2の軸線方向に平行な面(縦断面)からカテーテル2を観察した場合に、線対称ではないX形状となる。
 以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施
の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない
。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると
共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なも
のとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
  1…第1実施形態のカテーテル
  2…第2実施形態のカテーテル
  10…第1実施形態の中空シャフト
  11…内層
  12…中間層
  13…外層
  20…第1実施形態の金属膜
  21…第2実施形態の金属膜
  30…第1実施形態の線状部材
  31…第2実施形態の線状部材
  31a…第2実施形態の線状部材の先端側に傾斜する部分
  31b…第2実施形態の線状部材の後端側に傾斜する部分
  40…先端チップ
  50…ルーメン
  51…カテーテルの仮想の軸線
  60…把持部
  61…プロテクタ
  62…本体部
  63…コネクタ
  70…第2実施形態の中空シャフト
  100…金属層
  120…芯材
  130…レーザー
  140…エッチング液
  200…中空シャフト
  300…母材
  Wm…金属膜の横幅
  Hm…金属膜の高さ
  Wi…線状部材の金属膜20に接する部分の横幅
  Wo…線状部材の外側の横幅
  H…線状部材の高さ
  P…線状部材のピッチ
  Pa…第2実施形態の線状部材の先端側に傾斜する部分のピッチ
  Pb…第2実施形態の線状部材の後端側に傾斜する部分のピッチ
  α…線状部材の傾斜角
  αa…第2実施形態の線状部材の先端側に傾斜する部分の傾斜角
  αb…第2実施形態の線状部材の後端側に傾斜する部分の傾斜角

 

Claims (7)

  1.  カテーテルであって、
     中空シャフトと、
     前記中空シャフトの外周に線状に設けられる線状部材と、
     前記中空シャフトの外周と前記線状部材の間に形成される金属膜であって、前記中空シャフトの外周と前記線状部材のそれぞれに接合している金属膜と、を有する、
     カテーテル。
  2.  請求項1に記載のカテーテルであって、
     前記線状部材は、前記中空シャフトの外周に螺旋状に巻き回されている、
     カテーテル。
  3.  請求項1または請求項2に記載のカテーテルであって、
     前記線状部材は、横断面において、高さが横幅よりも大きい、
     カテーテル。
  4.  請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のカテーテルであって、
     前記線状部材は、横断面において、前記金属膜と接合している内側から外側に向かって、前記線状部材の横幅が小さくなっている。
     カテーテル。
  5.  請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のカテーテルであって、
     前記金属膜は、ステンレス鋼からなり、前記線状部材は、ニッケル‐コバルト合金からなる、
     カテーテル。
  6.  請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のカテーテルであって、
     前記中空シャフトは、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)によって形成される第1中空シャフトと、前記第1中空シャフトの外周に配置され、PAE(ポリアミド系熱可塑性エラストマー)によって形成される第2中空シャフトと、を含む、
     カテーテル。
  7.  請求項1に記載のカテーテルであって、
     前記線状部材は、前記中空シャフトの外周に格子状に形成されている、
     カテーテル。
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