JP2014030672A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】
カテーテルの先端を一方の冠動脈の入口に挿入した状態で、先端より基端方向設けられた開口部が他方の冠動脈の入口の方向に開口しているカテーテルを提供することを課題とする。
【解決手段】
カテーテル1が、先端に位置する第1の開口部300と、第1の開口部300の基端側に位置し、第1の方向に湾曲している第1の湾曲部4と、第1の湾曲部4の基端側に位置し、第2の方向に湾曲している第2の湾曲部5と、第1の湾曲部4と第2の湾曲部5との間に設けられた中間部6と、中間部6に設けられた第2の開口部7と、を備え、第1の方向と第2の方向とは、中間部6の横断面視において、同じ側の方向であって、第2の開口部7が、中間部6の横断面視において、第1の方向及び第2の方向とは反対側の方向に開口している。
【選択図】図1

Description

本発明は、カテーテルに関する。
近年、冠動脈を始めとする血管内の病変部に対する内科的な治療・検査、血管以外の脈管内の病変部に対する内科的な治療・検査、及び、腎臓の病変部に対する内科的な治療・検査の際に用いられるカテーテルが様々提案されている。
例えば、引用文献1には、冠状静脈洞に配置される為のカテーテルであって、カテーテルの先端シャフトが、第1直線部と、第1直線部の先端側に続く第1曲線部と、第1曲線部の先端側に続いて、第1曲線部とは反対側の方向に屈曲する第2曲線部と、第2曲線部の先端側に続く第2直線部と、第2直線部の先端に続いて、第2曲線部と反対側の方向に屈曲する第3曲線部と、第3曲線部の先端側に続き第3直線部とを、有し、第2曲線部の頂点より先端側に直径1.8mm以上の開口部を少なくとも1つ以上設けられたカテーテルが記載されている。
また、引用文献2には、冠状動脈を造影する為のカテーテルであって、カテーテルが、メインチューブと、メインチューブの先端にアングル部を介して設けられたピッグテール形のループ部とを有し、メインチューブに複数の側孔を設けたカテーテルが記載されている。
また、引用文献3には、腎盂に挿入されるカテーテルであって、カテーテルの先端部に曲線部を有し、この曲線部の先端側に側孔を設けたカテーテルが記載されている。
再公表特許WO2007/111244 特開2002−186670 米国特許第4405314号明細書
特に、カテーテルを用いた内科的治療の内、冠動脈の閉塞部の治療が増加しつつある。また、最近では、医療技術の進歩によって、血管内が完全に閉塞した慢性完全閉塞病変(CTO)を治療できるようになった。
CTOとは、例えば、左冠動脈の血管が長年に亘って徐々に閉塞されることにより左冠動脈内の血管が完全に閉塞した病変である。左冠動脈内にCTOを発症した場合には、CTOによって完全に閉塞した血管よりも末梢方向の血管内に血液を送り込む為、右冠動脈等から血管が新生して左冠動脈の末梢とつながり側副血行路を形成していることが多い。
このような左冠動脈のCTOを治療する為には、左冠動脈のCTOを治療する際に用いられる左冠動脈用のカテーテルと、右冠動脈から造影剤を注入して、側副血行路を通じて、CTOによりも末梢方向の左冠動脈を造影(以下、対側造影と記す。)する目的で使用される右冠動脈用のカテーテルの計2本のカテーテルが使用されている。
ところが、2本のカテーテルをそれぞれの冠動脈の入口に同時に挿入する場合、お互いのカテーテルが干渉しあって、それぞれのカテーテルを安定的に配置することが困難であり、この為、CTOの治療時間が長期化する要因にもなっていた。このような背景から、医療現場からは、一方の冠動脈内のCTOの治療と、他方の血管を用いた対側造影とを効率的に行うことのできる1本のカテーテルが切望されている。
引用文献1〜引用文献3に記載されたカテーテルは、先端に開口部を備え、この開口部の基端方向に側孔を有した構造ではあるものの、開口部を一方の冠動脈の入口に挿入したとしても、側孔が他方の冠動脈の入口の方向とは異なる方向に開口している為、上記したCTOの治療に用いることが出来なかった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、カテーテルの先端を一方の冠動脈の入口に挿入した状態で、先端より基端側に設けられた開口部が他方の冠動脈の入口の方向に開口しているカテーテルを提供することを課題とする。
<1>本願請求項1に係る発明は、先端に位置する第1の開口部と、前記第1の開口部の基端側に位置し、第1の方向に湾曲している第1の湾曲部と、前記第1の湾曲部の基端側に位置し、第2の方向に湾曲している第2の湾曲部と、前記第1の湾曲部と前記第2の湾曲部との間に設けられた中間部と、前記中間部に設けられた第2の開口部と、を備え、前記第1の方向と前記第2の方向とは、前記中間部の横断面視において、同じ側の方向であって、前記第2の開口部が、前記中間部の横断面視において、前記第1の方向及び前記第2の方向とは反対側の方向に開口している、カテーテルを特徴としている。
<2>請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、前記中間部の横断面視において、前記第1の方向の反対方向に向って延長した線と前記第2の方向の反対方向に向って延長した線との間に配置されている、カテーテルを特徴とする。
<3>請求項3に係る発明は、請求項1に記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、前記中間部の横断面視において、前記第1の方向と前記第2の方向との間の中心を通る線を、前記第1の方向及び前記第2の方向とは反対側の方向に向って延長した線上に配置されている、カテーテルを特徴とする。
<4>請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、表面側の面積が裏面側の面積よりも大きい形態を有している、カテーテルを特徴とする。
<5>請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、前記表面側の面積及び前記裏面側の面積よりも小さい面積であって、表面と裏面との間に位置する縁部を有している、カテーテルを特徴とする。
<6>請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、前記中間部の長軸方向において、前記中間部の中間位置よりも基端側に配置されている、カテーテルを特徴とする。
<7>請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、楕円形状である、カテーテルを特徴とする。
<8>請求項8に係る発明は、請求項7に記載のカテーテルにおいて、前記第2の開口部は、前記中間部の長軸方向と交差する方向に沿った長軸の楕円形状である、カテーテルを特徴とする。
なお、本明細書において、第1の方向とは、中間部の横断面視を基準にして、第1の湾曲部が向いている方向である。また、第2の方向とは、中間部の横断面視を基準にして、第2の湾曲部が向いている方向である。
また、第1の方向と第2の方向とが同じ側の方向とは、中間部の横断面視を基準にして、第1の方向と第2の方向とが、中間部の横断面視の上側に向いている方向、または、下側に向いている方向である。
また、第1の方向及び第2の方向とは反対側の方向とは、中間部の横断面視を基準にして、第1の方向及び第2の方向とが中間部の横断面視の上側に向いている場合には、下側に向く方向、または、第1の方向及び第2の方向とが中間部の横断面視の下側に向いている場合には、上側に向く方向である。
上述した第1の方向、第2の方向、同じ側の方向、反対側の方向については、後述の段落にて、図を用いて詳細に説明を行う。
<1>請求項1に記載のカテーテルは、カテーテルが、先端に位置する第1の開口部と、第1の開口部の基端側に位置している第1の方向に湾曲している第1の湾曲部と、第1の湾曲部の基端側に位置し、第2の方向に湾曲している第2の湾曲部と、第1の湾曲部と第2の湾曲部の間に設けられ中間部と、中間部に設けられた第2の開口部とを備え、第1の方向と第2の方向とは、中間部の横断面視において同じ側の方向であり、第2の開口部が、中間部の横断面視において、第1の方向及び第2の方向とは反対側の方向に開口していることから、第1の開口部を一方の冠動脈の入口に挿入した状態においても、第2の開口部が他方の冠動脈の入口方向に開口しているので、第2の開口部を通じて、マイクロカテーテルを他方の冠動脈内に配置することによって、一方の冠動脈の病変部の治療と他方の冠動脈の対側造影とを1本のカテーテルで行うことができ、PCIの手技の効率を高めることができる。
<2>請求項2に記載のカテーテルは、第2の開口部が、中間部の横断面視において、第1の方向の反対方向に延長した線と第2の方向の反対方向に延長した線との間に設けられているので、第2の開口部の開口方向を第1の方向及び第2の方向に対して、反対側の方向に向けることが容易になることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルを第2の開口部から他方の冠動脈に挿通することが容易になると共に、大動脈内のカテーテルに付加される力をガイドワイヤやマイクロカテーテルを通じて一方の冠動脈と他方の冠動脈に分散することで、PCIの手技を効率よく行うことができる共に、カテーテルの配置形態を安定化することができる。
<3>請求項3に記載のカテーテルは、第2の開口部が、中間部の横断面視において、第1の方向と第2の方向との間の中心を通る線を、第1の方向及び第2の方向とは反対側の方向に向って延長した線上に配置されていることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルを第2の開口部から他方の冠動脈に挿通することがより容易になると共に、大動脈内のカテーテルに付加される力をガイドワイヤやマイクロカテーテルを通じて一方の冠動脈と他方の冠動脈に分散することで、PCIの手技を効率よく行うことができる共に、カテーテルの配置形態をさらに安定化することができる。
<4>請求項4に記載のカテーテルは、第2の開口部が、表面側の面積が裏面側の面積よりも大きくなっていることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルの医療機器を第2の開口部から他方の冠動脈の入口に向って進める際の操作範囲が広がるので、医療機器を他方の冠動脈にさらに挿入し易くなり、延いては、PCIの手技の効率をさらに高めることができる。
<5>請求項5に記載のカテーテルは、第2の開口部が、表面側の面積及び裏面側の面積よりも小さい面積であって、表面と裏面との間に位置する縁部を有していることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルの医療機器をカテーテルから第2の開口部を通じて出し易くなると共に、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性も向上することから、PCIの手技の効率を大幅に高めることができる。
<6>請求項6に記載のカテーテルは、第2の開口部が、中間部の長軸方向において、中間部の中間位置よりも基端側に配置されていることから、第2の開口部を他方の冠動脈の入口側により近づけることができるので、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性も向上することから、PCIの手技の効率を大幅に高めることができる。
<7>請求項7に記載のカテーテルは、第2の開口部が、楕円形状であることから、第2の開口部からガイドワイヤやマイクロカテーテル等の医療機器をさらに出し易くすると共に、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性がさらに向上するので、PCIの手技の効率をさらに高めることができる。
<8>請求項8に記載のカテーテルは、第2の開口部が、中間部の長軸方向と交差する方向に沿った長軸の楕円形状であることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルの操作範囲を中間部の長軸方向に対して交差する方向に設けることができるので、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性がさらに向上し、PCIの手技の効率をさらに高めることができる。
本発明の第1実施形態を示すカテーテルの構成図であり、(a)はカテーテルの全体図であり、(b)は(a)の平面図であり、(c)は(a)のA−A断面におけるカテーテルの横断面図である。 本発明の第1実施形態を示すカテーテルの使用状態を示した説明図である。 本発明の第2実施形態を示すカテーテルの第2の開口部における横断面図である。 本発明の第3実施形態を示すカテーテルの第2の開口部における横断面図である。 本発明の第4実施形態を示すカテーテルの構成図であり、(a)はカテーテルの全体図であり、(b)は(a)の平面図であり、(c)は(a)のA−A断面におけるカテーテルの横断面図である。 本発明の第5実施形態を示すカテーテルの構成図であり、(a)はカテーテルの全体図であり、(b)は(a)のA−A断面におけるカテーテルの横断面図である。 本発明の第5実施形態を示すカテーテルの使用状態を示した説明図である。 本発明の変形例を示すカテーテルの縦断面図及び平面図であり、(a)は第2の開口部の変形例を示した縦断面図であり、(b)は(a)の平面図であり、(c)は他の変形例を示した縦断面図であり、(d)は(c)の平面図である。 本発明の第2の開口部の変形例を示すカテーテルの平面図であり、(a)は変形例の一例を示す平面図であり、(b)は別の変形例を示した平面図である。
以下、本発明のカテーテルを図面に示す好適実施形態に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態を示すカテーテルの構成図であり、(a)はカテーテルの全体図であり、(b)は(a)の平面図であり、(c)は(a)のA−A断面におけるカテーテルの横断面図である。
また、図1(a)や(b)では、理解を容易にするため、カテーテル1の長さ方向を短縮し、カテーテル1の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図1(a)及び(b)において、カテーテル1は、基端側(図面の右側)から順に、コネクタ9と、コネクタ9の先端側に位置するカテーテル本体2とから構成されている。また、カテーテル1は、その内部に、コネクタ9の基端からカテーテル本体2の最先端部に位置する先端チップ3の第1の開口部300に亘って連通するルーメン204(図1(c)参照)を備えている。
尚、特に断りが無い限り、先端チップ3が配置されている側をカテーテルの先端側、コネクタ9が設けられている側をカテーテルの基端側として定義して、これ以降の説明を行う。
カテーテル本体2は、その全長に亘って内部を連通するルーメン204と、カテーテル本体2の最先端部を形成し、且つ、ルーメン204の最先端に位置する第1の開口部300を有する先端チップ3と、第1の開口部300の基端側に位置する第1の湾曲部4と、第1の湾曲部4の基端側に位置する第2の湾曲部5と、第1の湾曲部4と第2の湾曲部5との間に設けられた中間部6と、中間部6に設けられた第2の開口部7と、を有しており、カテーテル1の全長は800〜1500mm、外径は1.3〜3.0mm、内径は1.0〜2.5mmの範囲である。
また、図1(b)には、理解を容易にする為、便宜上、第1の湾曲部4の一部の中心を通る線分Lb、カテーテル1の中間部6の中心線Lc、コネクタ9に接続されたカテーテル本体2の基端部の中心線Ldをそれぞれ示している。
図1(a)、(b)において、第1の湾曲部4は、中間部6に対して、第1の湾曲部4の線分Lbと中間部6の中心線Lcとの成す角度θ1を有するように形成されている。さらに、第2の湾曲部5は、中間部6に対して中間部6の中心線Lcとカテーテル本体2の中心線Ldとが成す角度θ2を有するように形成されている。
次に、カテーテル本体2の構成について図1(c)を用いて説明する。図1(c)は、図1(a)のA−A断面における第2の開口部7が設けられている中間部6の横断面図である。カテーテル本体2は、樹脂から形成された内層201と、内層201を覆い、カテーテル本体2の剛性を与える補強体202と、内層201と補強体202とを覆い、樹脂から形成された外層203とを備えている。なお、このカテーテル本体2の構成は、第1の湾曲部4の先端から基端方向にかけて同じ構成となっている。
また、カテーテル本体2の最先端部を形成する先端チップ3はカテーテル本体2の外層203を形成する樹脂よりも柔軟な樹脂によって形成された筒状の形態を有している。
次に、第1の湾曲部4の第1の方向と第2の湾曲部5の第2の方向、及び、これらの方向と第2の開口部7の位置関係について図1(c)を用いて説明を行う。尚、本実施形態において、第1の湾曲部4の第1の方向とは、中間部6の横断面視を基準にして、第1の湾曲部4が湾曲している方向を意味する。また、第2の湾曲部5の第2の方向とは、中間部6の横断面視を基準にして、第2の湾曲部5が湾曲している方向を意味する。
図1(c)には、中間部6の横断面視において、カテーテル本体2の中心点CPを通り、この横断面を上方向(AR1側)と下方向(AR2側)とに二分する線分Laが記載されている。図1(c)において、第1の湾曲部4は、その両端がカテーテル1の中間部6の横断面視に対して、破線DL1と破線DL2に位置するように湾曲しているので、第1の湾曲部4の第1の方向は、中間部6の横断面視において、AR2側の左斜め方向(矢印Aの方向)に向いている。
また、第2の湾曲部5は、その両端が破線DL3と破線DL4に位置するように湾曲しているので、第2の湾曲部5の第2の方向は、中間部6の横断面視において、AR2側の右斜め方向(矢印Bの方向)に向いている。
すなわち、第1の方向と第2の方向とは、同じ側(AR2側)に向いていることになる。
また、図1(c)において、第2の開口部7は、カテーテル1の中間部6の横断面視に対して、AR1側の左斜め方向(矢印Cの方向)に向くように設けられており、カテーテル1のルーメン204と連通している。第2の開口部7の開口方向(AR1側:矢印C)は、第1の方向(AR2側:矢印A)及び第2の方向(AR2側:矢印B)とは、反対側の方向に向いている。
次に、カテーテル1の使用形態と、本実施形態のカテーテル1を用いた際の効果について、図2を用いて説明する。
図2は、左冠動脈101内に閉塞病変(図示せず)が存在すると仮定した状態で、カテーテル1の先端(第1の開口部300)を左冠動脈101内に挿入した図である。カテーテル1は患者の大腿動脈から挿入され、大動脈100を通ってカテーテル1の先端(第1の開口部300)が左冠動脈101内に挿入されており、第1の開口部300を介してガイドワイヤ等の第1の医療機器10が、左冠動脈101内に挿入されている。
この状態で、第2の開口部7を介して、マイクロカテーテル等の第2の医療機器20が右冠動脈102内に挿入され、マイクロカテーテルを通じて右冠動脈102内に造影剤を流しこむことで、対側造影を行うことができる。
このように、本実施形態のカテーテル1は、第1の湾曲部4と第2の湾曲部5との間に配置された中間部6と、中間部6に設けられた第2の開口部7を備え、且つ、第2の開口部7は、上述した様に、中間部6の横断面視において、第1の湾曲部4の第1の方向及び第2の湾曲部5の第2の方向とは反対側の方向に開口していることから、第1の開口部300を一方の冠動脈(図2では左冠動脈101)の入口に挿入した状態においても、第2の開口部7が他方の冠動脈(図2では右冠動脈102)の入口方向に開口しているので、第2の開口部7を通じてマイクロカテーテルを他方の冠動脈内に配置することによって、一方の冠動脈の病変部の治療と他方の冠動脈の対側造影とを1本のカテーテルで行うことができる。
また、1本のカテーテルでこのような治療を行えることから、治療中及び治療後における患者への負担低減を図ることができ、且つ、2本のカテーテルを同時に使用する必要がないので、手技にかかる時間も低減することができ、PCIの手技の効率を高めることができる。
さらに、カテーテル1内を通じて、左冠動脈101内にバルーンカテーテルやステントといった医療機器を挿入する場合、カテーテル1は基端側から先端側に向って押されるような力を受けることがあるが、このようなカテーテル1が受ける力を、第1の開口部300から挿入された第1の医療機器、及び、第2の開口部7から挿入された第2の医療機器20を通じて、左冠動脈101内、及び右冠動脈102内に分散させることができるので、カテーテル1の左冠動脈101内への挿入形態を安定化することができる。
第2の開口部7のカテーテル本体2の長軸方向に対する配置位置については、特に制限されるものではないが、マイクロカテーテル等の医療機器を第2の開口部7を介して他方の冠動脈の入口に挿入する際の挿入性を考慮すれば、第2の開口部7の配置位置は、図1(a)や図2に記載されているように中間部6の長軸方向における中間部6の中間位置(図示せず)よりも基端側、即ち、第2の湾曲部5側に位置するように配置されることが好ましい。このような位置に第2の開口部7を設けることで、マイクロカテーテル等の医療機器を他方の冠動脈内へ挿入し易くなり、他方の冠動脈の対側造影がより行いやすくなる。
また、第2の開口部7の形状としては、特に制限されるものではないが、マイクロカテーテル等の医療機器を第2の開口部7を介して他方の冠動脈の入口に挿入する際の挿入性を考慮すれば、円形の形状が望ましく、その大きさは、第2の開口部7におけるマイクロカテーテル等の医療機器の通過性を考慮すれば、直径の長さは、1mm以上が望ましい。大きさの上限は、特に限定されないが第2の開口部7の近傍におけるカテーテル1の機械的強度を考慮して設定する必要がある。
また、図1(c)において、第2の開口部7は、AR1側の矢印Cの方向に開口しているが、これに限定されることなく、AR1側で開口していれば、どの方向に開口していても良い。
カテーテル1を構成する各構成要素の材質について、以下に記載する。
内層201の材質としては、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)等のフッ素系樹脂や、HDPE(高密度ポリエチレン)等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。これらの樹脂からなる内層201は、摩擦抵抗が低い為、マイクロカテーテル等の医療機器がカテーテル1のルーメン204内をスムーズに通過しやすくなるので好ましい。
また、補強体202の材質としては、オーステナイト系やマルテンサイト系等のステンレス鋼線、Ni−Ti合金線、Cu−Al−Ni合金又はCu−Zn−Al合金等の超弾性合金線、ピアノ線、タングステン線といった材質が挙げられる。
また、外層203の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等のポリオレフィン、軟質又は硬質ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シクロオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン12やナイロン66等のポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリエーテルブロックアミド、ポリエステルポリアミド、ABS樹脂、AS樹脂、フッ素系樹脂、形状記憶樹脂等の各種樹脂材質やスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー樹脂、シリコン樹脂、加硫ゴム等の熱硬化性エラストマー樹脂、さらには、これらのうちの2種以上を組合せたポリマーアロイが挙げられる。
また、先端チップ3の材質としては、外層203を形成する樹脂よりは柔軟な樹脂を用いて形成されることが好ましく、例えば、軟質グレードのポリウレタンエラストマー等が挙げられる。
また、コネクタ9の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、上述したエラストマー系の樹脂が挙げられる。
(本発明の実施形態に係るカテーテルの製造方法)
本実施形態のカテーテル1は、例えば、下記の工程(1)〜(5)を経ることにより好適に製造することができる。
(1)カテーテル本体2の製造工程
まず、カテーテル用の芯材にフッ素系樹脂をディッピング方式や押出し方式にて被覆し、カテーテル用の芯材の外周に内層201を形成し、この形成された内層201をナフタレン−ナトリウム錯体を用いて内層201の表面を処理する。
次に、内層201を形成したカテーテル用の芯材の外周を複数本のステンレス鋼線を編み組んで、内層201の表面に補強体202を設ける。
次に、押出し装置を用いて内層201と補強体202との表面にポリアミドエラストマー樹脂を被覆して、外層203を形成する。
外層203を形成した後、カテーテル用の芯材の両端を引っ張ることで、カテーテル用の芯材が内層201の内部から抜き取られ、カテーテル用の芯材が抜き取られた箇所がルーメン204を形成して、カテーテル本体2を作製することができる。
(2)先端チップ3の形成工程
カテーテル本体2の外層203よりも柔軟なポリウレタンエラストマーを先端チップ用の芯線に押出し成形し、芯線を引抜いた後、先端チップ3の長さに切断しておく。
次に、カテーテル本体2の先端に先端チップ3を形成する為の芯金を挿入する。
次に、この芯金に先端チップ3を通して先端チップ3の基端の端面とカテーテル本体2の先端の端面とが接触した状態にして、これらの端部を覆う様に熱収縮チューブを被覆する。
次に、熱収縮チューブを加熱することで、熱収縮チューブが収縮し、この収縮力と加熱とを利用して、先端チップ3をカテーテル本体2に溶着させる。その後、芯金を抜き取り、カテーテル本体2の先端に溶着された先端チップ3を作製することができる。
(3)カテーテル本体2の第1の湾曲部4と第2の湾曲部5との形成工程
同じ側の方向に湾曲している第1の湾曲部4と第2の湾曲部5と、第1の湾曲部4と第2の湾曲部5との間に位置する中間部6とを有する金型を用意して、この金型に先端チップ3が設けられたカテーテル本体2をセットし、この金型を加熱することで、第1の湾曲部4と、第2の湾曲部5と、中間部6とを有したカテーテル本体2を形成することができる。
(4)コネクタの接着工程
カテーテル本体2とコネクタ9とを接着する前に、予め射出成形法や押出し成形法を用いてコネクタ9を形成しておく。コネクタ9は、1種類の材質から形成してもよいが、コネクタ9の各部に求められる剛性や柔軟性を考慮して、複数の材質から形成しても良い。
カテーテル本体2の基端部とコネクタ9の先端部とをシアノアクリレート系等の一般的な接着剤によって接着することで、カテーテル本体1を作製することができる。尚、カテーテル本体2とコネクタ9とを接着する際は、お互いのルーメン204が接着剤によって塞がれないように配慮する必要がある。
(5)第2の開口部の形成工程
中間部6の内、第1の湾曲部4の第1の方向及び第2の湾曲部5の第2の方向とは反対側の方向において、YAGレーザー等による穴あけ加工やセンターポンチ等の機械的な穴あけ加工を行うことによって、中間部6に第2の開口部7を設けることで、第2の開口部7を有したカテーテル1を作製することができる。
また、上述した方法に限定されることなく、公知の方法によりカテーテル1を作製することができる。例えば、外径が先端に向って減少するステンレス鋼線を用いて補強体203を形成するか、または、編み込まれて形成された補強体203のピッチを先端に向って減少させる等して、カテーテル本体2の剛性が先端に向って減少するカテーテル本体2を作製しても良い。
また、外層203を形成する樹脂についても、基端側に剛性の高いグレードの樹脂を用いて、先端側に向うほど剛性の低いグレードの樹脂を用いることで、カテーテル本体2の剛性が先端に向って減少するカテーテル本体2を作製しても良い。ただし、この場合において、先端チップ3を形成する樹脂の剛性は、カテーテル本体2の最先端部を形成する樹脂の剛性よりも低くなるように、樹脂のグレードを調整しておくことが好ましい。
また、先端チップ3とカテーテル本体2とを溶着する場合には、上述したように端面同士を接触させても良いが、一部の端部が他方の端部を覆うように配置した状態での溶着であっても良く、それぞれの要求に応じた中で公知の方法を採用することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のカテーテル11について、以下に説明する。図3に記載されたカテーテル11は、カテーテル11の中間部6の横断面視を示した図である。図3において、カテーテル11は、カテーテル11の第2の開口部17が設けられている位置が第1実施形態のカテーテル1の第2の開口部7が設けられている位置と異なっている点を除いて、第1実施形態のカテーテル1と同じ形態を有しており、第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
図3において、第1の湾曲部4は中間部6の横断面視を基準にすると、その両端が破線DL1と破線DL2との間に位置するように湾曲しているので、第1の湾曲部4の湾曲方向(以下、本実施形態において第1の湾曲方向とする。)は、AR2側の線分CL1上の矢印Aの方向である。なお、線分CL1は、この中間部6の横断面視における第1の方向の中心線を示している。
また、第2の湾曲部5は中間部6の横断面視を基準にすると、その両端が破線DL3と破線DL4との間に位置するように湾曲しているので、第2の湾曲部5の湾曲方向(以下、本実施形態において第2の湾曲方向とする。)は、AR2側の線分CL2上の矢印Bの方向である。なお、線分CL2は、この中間部6の横断面視における第2の方向の中心線を示している。
また、線分CL1と線分CL2は、AR2側からAR1側に向って延長されている。
図3において、第2の開口部17は、第1の湾曲部4の第1の方向の反対側の方向に向って直線的に延長した線(AR1側の線分CL1)と第2の湾曲部5の第2の方向の反対側の方向に向って直線的に延長した線(AR1側の線分CL2)との間(A1の範囲)に配置されている。また、第2の開口部17の開口方向は、AR1側の矢印Dの方向である。
図3から明らかな様に、第2の開口部17の開口方向(AR1側:矢印D)は第1の方向(AR2側:矢印A)及び第2の方向(AR2側:矢印B)とは、反対側の方向である。
なお、本実施形態で言う、第2の開口部17が線分CL1と線分CL2との間(A1の範囲)に配置されている状態とは、第2の開口部17の少なくとも一部が線分CL1と線分CL2との間(A1の範囲)に配置されている状態を意味する。
このように、カテーテル11の第2の開口部17が、中間部6の横断面視において、第1の方向の反対側の方向に直線的に延長した線(AR1側の線分CL1)と第2の方向の反対側の方向に直線的に延長した線(AR1側の線分CL2)との間(A1の範囲)に設けられていることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルを第2の開口部17から他方の冠動脈に挿通することがより容易になると共に、カテーテル11内に医療機器を挿入する際に発生するカテーテル11に付加される力をガイドワイヤやマイクロカテーテルを通じて一方の冠動脈と他方の冠動脈に分散させ易くなるので、PCIの手技を効率よく行うことができ、延いては、カテーテル11の配置形態を安定化することができる。
また、図3において、第2の開口部17が、他方の冠動脈の入口に向って確実に対向する位置を考慮すれば、第2の開口部17は、第2の開口部17の中心点(図示せず)がA1の範囲に位置するように配置されることが望ましい。
このように、第2の開口部17の中心点(図示せず)が線分CL1と線分CL2との間(A1の範囲)に配置されることで、第2の開口部17が、他方の冠動脈の入口に向ってさらに対向することになり、延いては、第2の開口部17を通じて、マイクロカテーテル等の医療機器を他方の冠動脈に入口に挿入することがさらに容易となる。
<第3実施形態>
次に、図4を用いて、第3実施形態のカテーテル21について、以下、説明する。図4に記載されたカテーテル21は、カテーテル21の中間部6の横断面視を示した図である。図4において、カテーテル21は、カテーテル21の第2の開口部27が設けられている位置が第1実施形態のカテーテル1の第2の開口部7が設けられている位置と異なっている点を除いて、第1実施形態のカテーテル1と同じ形態を有しており、第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
図4において、第1の湾曲部4は中間部6の横断面視を基準にすると、その両端が破線DL1と破線DL2との間に位置するように湾曲しているので、第1の湾曲部4の湾曲方向(以下、本実施形態において第1の湾曲方向とする。)は、AR2側の線分CL1上の矢印Aの方向である。なお、線分CL1は、この中間部6の横断面視における第1の方向の中心線を示している。
また、第2の湾曲部5は中間部6の横断面視を基準にすると、その両端が破線DL3と破線DL4との間に位置するように湾曲しているので、第2の湾曲部5の湾曲方向(以下、本実施形態において第2の湾曲方向とする。)は、AR2側の線分CL2上の矢印Bの方向である。なお、線分CL2は、この中間部6の横断面視における第2の方向の中心線を示している。
図4において、第2の開口部27は、中間部6の横断面視を基準にして、第1の湾曲部4の第1の方向と第2の湾曲部5の第2の方向との中心を通る線分CL3を、第1の湾曲部4の第1の方向及び第2の湾曲部5の第2の方向とは反対側の方向に向って延長した線(AR1側)上に配置されている。また、第2の開口部27の開口方向は、AR1側の線分CL上に記載された矢印Eの方向である。
図4から明らかな様に、第2の開口部27の開口方向(AR1側:矢印E)は第1の方向(AR2側:矢印A)及び第2の方向(AR2側:矢印B)とは、反対側の方向である。
なお、本実施形態で言う、第2の開口部27が、線分CL3上に配置されている状態とは、第2の開口部27の少なくとも一部が線分CL3上に配置されている状態を指している。
このように、第2の開口部27が、中間部6の横断面視において、第1の湾曲部4の第1の方向と第1の湾曲部5の第2の方向との間の中心を通る線を、第1の方向及び第2の方向とは反対側の方向に向って延長した線上に配置されていることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルを第2の開口部27から他方の冠動脈に挿通することがさらに容易になると共に、カテーテル21内に医療機器を挿入する際に発生するカテーテル21に付加される力をガイドワイヤやマイクロカテーテルを通じて一方の冠動脈と他方の冠動脈に分散し易くすることで、PCIの手技を効率よく行うことができ、延いては、カテーテルの配置形態をさらに安定化することができる。
図4において、第2の開口部27が、他方の冠動脈の入口に向ってより確実に対向するようになることを考慮すれば、第2の開口部27は、第2の開口部27の中心点(図示せず)が線分CL3の線上、または、その近傍に配置されることが望ましい。
このように、開口部27の中心点(図示せず)が線分CL3上に配置されることで、第2の開口部27が、他方の冠動脈の入口に向ってさらに対向することになり、延いては、マイクロカテーテル等の医療機器を第2の開口部27を通じ他方の冠動脈に入口に挿入することがさらに容易となる。
<第4実施形態>
次に第4実施形態のカテーテル31について、図5を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施例と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
図5は、本実施形態を示すカテーテル31の構成図であり、(a)はカテーテル31の全体図であり、(b)は(a)の平面図であり、(c)は(a)のA−A断面におけるカテーテル31の横断面図である。
図5(b)において、カテーテル31の第1の湾曲部14、中間部6、及び第2の湾曲部15は、カテーテル31の同じ長軸線上に位置する様に設けられている。
図5(c)において、第1の湾曲部14と第2の湾曲部15とは中間部6の横断面視を基準にすると、破線DL5と破線DL6との間に位置するように湾曲しているので、第1の湾曲部14の湾曲方向(以下、本実施形態において第1の湾曲方向とする。)及び第2の湾曲部15の湾曲方向(以下、本実施形態において第2の湾曲方向とする。)は、中間部6の横断面視を基準にすると、AR2側の矢印Fの方向である。
図5(c)において、第2の開口部37は、中間部6の横断面視を基準にして、第1の湾曲部14の第1の方向(AR2側:矢印F)及び第2の湾曲部15の第2の方向(AR2側:矢印F)に対して、反対側の方向(AR1側:矢印G)に向って開口するように設けられている。
このように、第2の開口部37は、中間部6の横断面視において、第1の湾曲部14の第1の方向及び第2の湾曲部15の第2の方向とは反対側の方向に開口していることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルを第2の開口部37から他方の冠動脈に対する挿通性が大幅に向上すると共に、カテーテル31内に医療機器を挿入する際に発生するカテーテル31に付加される力をガイドワイヤやマイクロカテーテルを通じて一方の冠動脈と他方の冠動脈に確実に分散し易くするので、PCIの手技の効率を向上させ、延いては、カテーテルの配置形態を大幅に安定化することができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態のカテーテル41について、図6を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
図6は、本実施形態を示すカテーテル41の構成図であり、(a)はカテーテル41の全体図であり、(b)は(a)のA−A断面におけるカテーテル41の横断面図である。 なお、図6(a)は、理解を容易にするため、カテーテル41の長さ方向を短縮し、カテーテル41の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図6(a)において、カテーテル41は、第1実施形態とは異なる先端形状を有したカテーテルであり、基端側から順に、コネクタ9、コネクタ9の先端側に位置するカテーテル本体12と、から構成されている。カテーテル本体12は、その最先端側から第1の開口部300を有する先端チップ3と、先端チップ3の基端方向に位置する第1の湾曲部24と、第1の湾曲部24の基端方向に位置する第2の湾曲部25と、第1の湾曲部24と第2の湾曲部25との間に位置する中間部16と、中間部16に設けられた第2の開口部47とを有している。なお、図示していないが、図5(b)のように、カテーテル41の第1の湾曲部24、中間部16、及び第2の湾曲部25は、カテーテル41の同じ長軸線上に位置する様に設けられている。
図6(b)において、第1の湾曲部24と第2の湾曲部25とは中間部16の横断面視を基準にすると、それらの両端が破線DL7と破線DL8との間に位置するように湾曲しているので、第1の湾曲部24の湾曲方向(以下、本実施形態において第1の湾曲方向とする。)及び第2の湾曲部25の湾曲方向(以下、本実施形態において第2の湾曲方向とする。)は、中間部16の横断面視を基準にすると、AR2側の矢印Hの方向である。
また、図6(b)において、第2の開口部47は、中間部16の横断面視を基準にして、第1の湾曲部24の第1の方向(AR2側:矢印H)及び第2の湾曲部25の第2の方向(AR2側:矢印H)に対して、反対側の方向(AR1側:矢印J)に向って開口するように設けられている。
次に、カテーテル41の使用形態と、本実施形態のカテーテル41を用いた際の効果について、図7を用いて説明する。
図7は、右冠動脈102内に閉塞病変(図示せず)が存在すると仮定した状態で、カテーテル41の先端(第1の開口部300)を右冠動脈102内に挿入した図である。カテーテル41は患者の大腿動脈から挿入され、大動脈100を通ってカテーテル31の先端(第1の開口部300)が右冠動脈102内に挿入されており、第1の開口部300を介してガイドワイヤ等の第1の医療機器10が、右冠動脈102内に配置されている。
この状態で、第2の開口部47を介して、マイクロカテーテル等の第2の医療機器20が左冠動脈101内に挿入され、マイクロカテーテルを通じて左冠動脈101内に造影剤を流しこむことで、対側造影を行うことができる。
このように、第1実施形態のカテーテル1とは異なる先端形状を有した第5実施形態のカテーテル41であっても、第1の湾曲部24と第2の湾曲部25との間に配置された中間部16と、中間部16に設けられた第2の開口部47と、を備え、且つ、第2の開口部47は、上述したように第1の湾曲部24の第1の方向及び第2の湾曲部25の第2の方向とは、中間部16の横断面視に対して反対側の方向に開口していることから、第1の開口部300を一方の冠動脈(図7では右冠動脈102)の入口に挿入した状態においても、第2の開口部7が他方の冠動脈(図7では左冠動脈101)の入口方向に開口しているので、第2の開口部47を通じてマイクロカテーテル20を他方の冠動脈内に配置することによって、一方の冠動脈の病変部の治療と他方の冠動脈の対側造影とを1本のカテーテルで行うことができる。また、これによりPCIの効率も向上し、さらには、カテーテル41の右冠動脈102内への挿入形態も安定化することもできる。
次に、図8を用いて第2の開口部に関する変形例を以下に説明する。
図8(a)又は(c)は、第2の開口部57、67が設けられた中間部6における縦断面視の拡大図である。また、図8(b)又は(d)は、図8(a)又は(c)の平面図である。
図8(a)及び(b)において、第2の開口部57は、カテーテル本体2の表面側の面積が、カテーテル本体2の裏面側(ルーメン204側)の面積よりも大きくなるように、第1の傾斜部210を有している。
このように、第2の開口部57が、表面側の面積が裏面側の面積よりも大きくなっていることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルの医療機器を第2の開口部57から他方の冠動脈の入口に向って進める際の操作範囲が広がるので、医療機器を他方の冠動脈にさらに挿入し易くなり、延いては、PCIの手技の効率をさらに高めることができる。
また、図8(c)及び(d)において、第2の開口部67は、第2の開口部67の表面側の面積よりも小さい面積となるように、裏面側に向って傾斜している第1の傾斜部210と、第2の開口部67の裏面側(ルーメン204側)の面積よりも小さい面積となるように、表面側に向って傾斜している第2の傾斜部230と、第1の傾斜部210と第2の傾斜部230とが接する部分であって、第2の開口部67の最小面積を形成する縁部220と、を有している。即ち、第2の開口部67は、カテーテル本体2の表面側の及び裏面側(ルーメン204側)の面積よりも小さい面積となるように、第2の開口部67の表面と裏面との間に位置する縁部220を有している。
このように、第2の開口部67が、表面側の面積及び裏面側の面積よりも小さい面積であって、表面と裏面との間に位置する縁部220を有していることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルの医療機器をカテーテルから第2の開口部67を通じて出し易くすると共に、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性も向上することから、PCIの手技の効率を大幅に高めることができる。
なお、このような第2の開口部57、67は、YAGレーザーをカテーテル本体2に対して斜めに照射することで、作製される。
また、第2の開口部67は、カテーテル本体2の表面側の面積が、裏面側(ルーメン204側)の面積よりも大きくなるように、第1の傾斜部210と第2の傾斜部230とをそれぞれ設定することが好ましい。
このように、カテーテル本体2の表面側の面積が、裏面側(ルーメン204側)の面積よりも大きいので、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性をさらに向上させることができるので、PCIの手技の効率を大幅に高めることができる。
次に、図9を用いて第2の開口部に関する他の変形例を以下に説明する。
図9(a)において、第2の開口部77は楕円形状であり、第2の開口部77は、第2の開口部77の長軸方向を通る中心線(図示せず)がカテーテル本体2の中間部6の長軸方向における中心線Leと重なるように、中間部6上に配置されている。
また、図9(b)において、第2の開口部87は、カテーテル本体2の中間部6の長軸方向(線分Le)と交差する方向(線分Lf)に沿った長軸の楕円形状となっている。
このように、第2の開口部77が、カテーテル本体2の長軸方向に沿った楕円形状である為、カテーテル内に挿入された医療機器を第2の開口部77から円滑に送り出すことができる。また、第2の開口部87が、中間部6の長軸方向(線分Le)と交差する方向(線分Lf)に沿った長軸の楕円形状であることから、ガイドワイヤやマイクロカテーテルの操作範囲を中間部6の長軸方向に対して交差する方向に設けることができるので、他方の冠動脈の入口に対する医療機器の挿入性がさらに向上し、PCIの手技の効率をさらに高めることができる。
特に、この楕円形状を有する第2の開口部77、87は、図8に記載した変形例と組み合わせることが好ましい。
この楕円形状を有する第2の開口部77、87を図8の変形例と組み合わせることによって、マイクロカテーテル等の医療機器を他方の冠動脈に対する際の挿入性が著しく向上することから、PCIの手技の効率を大幅に高めることができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想内において、当業者による種々の変更が可能である。
例えば、本発明は、第1実施形態のカテーテル1や第5実施形態のカテーテル41のみに限定されるものではなく、第1の開口部と、第1の開口部の基端方向に位置し、第1の方向に湾曲している第1の湾曲部と、第1の湾曲部の基端方向に位置し、第2の方向に湾曲している第2の湾曲部とを備え、第1の方向と第2の方向とが同じ側の方向に湾曲した先端形状を有しているカテーテルであれば、本発明を好適に適用することができる。また、本発明の実施形態のカテーテルは、体内に挿入された状態を説明する為の図(図2や図7)として、カテーテルを大腿動脈から挿入した状態を示しているが、これに限定されることなく、上腕動脈や橈骨動脈から挿入されたカテーテルであっても好適に適用することができる。
また、第1実施形態のカテーテル1や第5実施形態のカテーテル41の中間部6、16は、長軸方向に対して十分な長さを備えているが、これに限定されることなく、中間部6、16の長軸方向の長さは、第1の湾曲部4、24や第2の湾曲部5、25の長軸方向の長さに対して短くても良い。
また、本発明の実施形態を説明する図には、中間部6、16が直線的な形態を有しているように示しているが、これに限定されることなく、本発明のカテーテルが、第1の湾曲部から第2の湾曲部にかけて連続的に緩やかに湾曲した形態を有した中間部を備えた場合であっても本発明の範囲に含まれる。
また、第2の開口部におけるマイクロカテーテル等の医療機器の操作性や他方の冠動脈の入口への挿入性を向上させる為に、第2の開口部の縁に外層203の樹脂材料よりも潤滑性を有する材料を塗布して、おけるマイクロカテーテル等の医療機器と第2の開口部との摩擦抵抗を低減させても良い。
このような潤滑性を有する材料としては、特に限定されるものではないが、シリコーンオイルやフッ素樹脂等の疎水性のコーティング材料、又は、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、ヒアルロン酸等の親水性のコーティング材料を使用することができる。
1、11、21、31、41、 カテーテル
2 カテーテル本体
201 内層
202 補強体
203 外層
204 ルーメン
3 先端チップ
300 第1の開口部
4、14、24 第1の湾曲部
5、15、25 第2の湾曲部
6、16 中間部
7、17、27、37、47、57、
67、77、87 第2の開口部
9 コネクタ
10 第1の医療機器
20 第2の医療機器
100 大動脈
101 左冠動脈
102 右冠動脈

Claims (8)

  1. 先端に位置する第1の開口部と、
    前記第1の開口部の基端側に位置し、第1の方向に湾曲している第1の湾曲部と、
    前記第1の湾曲部の基端側に位置し、第2の方向に湾曲している第2の湾曲部と、
    前記第1の湾曲部と前記第2の湾曲部との間に設けられた中間部と、
    前記中間部に設けられた第2の開口部と、を備え、
    前記第1の方向と前記第2の方向とは、前記中間部の横断面視において、同じ側の方向であって、
    前記第2の開口部が、前記中間部の横断面視において、前記第1の方向及び前記第2の方向とは反対側の方向に開口している、カテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、前記中間部の横断面視において、前記第1の方向の反対方向に向って延長した線と前記第2の方向の反対方向に向って延長した線との間に配置されている、カテーテル。
  3. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、前記中間部の横断面視において、前記第1の方向と前記第2の方向との間の中心を通る線を、前記第1の方向及び前記第2の方向とは反対側の方向に向って延長した線上に配置されている、カテーテル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、表面側の面積が裏面側の面積よりも大きい形態を有している、カテーテル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、前記表面側の面積及び前記裏面側の面積よりも小さい面積であって、表面と裏面との間に位置する縁部を有している、カテーテル。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、前記中間部の長軸方向において、前記中間部の中間位置よりも基端側に配置されている、カテーテル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、楕円形状である、カテーテル。
  8. 請求項7に記載のカテーテルにおいて、
    前記第2の開口部は、前記中間部の長軸方向と交差する方向に沿った長軸の楕円形状である、カテーテル。
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