WO2021176756A1 - 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置 - Google Patents

電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
WO2021176756A1
WO2021176756A1 PCT/JP2020/037032 JP2020037032W WO2021176756A1 WO 2021176756 A1 WO2021176756 A1 WO 2021176756A1 JP 2020037032 W JP2020037032 W JP 2020037032W WO 2021176756 A1 WO2021176756 A1 WO 2021176756A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
face
end portion
honeycomb structure
electrode
electrode terminals
Prior art date
Application number
PCT/JP2020/037032
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
九鬼 達行
義幸 笠井
幸春 森田
達士 市川
Original Assignee
日本碍子株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本碍子株式会社 filed Critical 日本碍子株式会社
Priority to JP2022504963A priority Critical patent/JP7330359B2/ja
Publication of WO2021176756A1 publication Critical patent/WO2021176756A1/ja

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • F01N3/20Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control specially adapted for catalytic conversion ; Methods of operation or control of catalytic converters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/24Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by constructional aspects of converting apparatus

Abstract

外周壁と、外周壁の内側に配設され、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁と、を有するセラミックス製の柱状ハニカム構造体と、柱状ハニカム構造体の外周面に対して起立するように設けられた、セラミックスまたはカーボンで構成された電極端子とを備え、電極端子は、柱状ハニカム構造体側に位置する第1端部の端面の面積が、第1端部の反対側に位置する第2端部の端面の面積より小さい電気加熱式担体。

Description

電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
 本発明は、電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置に関する。
 電気加熱触媒(EHC)には、一般的に、電気が均一に流れるように、担体の外周壁上に、対向配置するように設けられた一対の電極層と、当該電極層に外部電源からの電気を印加するための電極端子とが設けられている。
 ここで、特許文献1には、電極端子として、セラミックス製の柱状の電極端子を電極層と接合することが開示されている。
特許第5862630号公報
 本発明者らの検討の結果、電極端子の形状が柱状であると、車両の走行やエンジンからの振動によって、外部電源との電気的接続のための金属電極と電極端子との接合性において、ズレまたは外れの可能性があり、接合安定性に改善の余地があることが分かった。
 本発明は、以上の問題を勘案してなされたものであり、振動による電極端子のズレまたは外れを抑制し、接合安定性を調整可能とする電極端子を有する電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置を提供することを課題とする。
 上記課題は、以下の本発明によって解決されるものである。本発明は以下のように特定される。
(1)外周壁と、前記外周壁の内側に配設され、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁と、を有するセラミックス製の柱状ハニカム構造体と、
 前記柱状ハニカム構造体の外周面に対して起立するように設けられた、セラミックスまたはカーボンで構成された電極端子と、
を備え、
 前記電極端子は、前記柱状ハニカム構造体側に位置する第1端部の端面の面積が、前記第1端部の反対側に位置する第2端部の端面の面積より小さい電気加熱式担体。
(2)外周壁と、前記外周壁の内側に配設され、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁と、を有するセラミックス製の柱状ハニカム構造体と、
 前記柱状ハニカム構造体の外周面に対して起立するように設けられた、セラミックスまたはカーボンで構成された電極端子と、
を備え、
 前記電極端子は、前記柱状ハニカム構造体側に位置する第1端部の端面、前記第1端部の反対側に位置する第2端部の端面、及び、側面を有し、
 前記側面の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部または突出部を有する電気加熱式担体。

(3)(1)または(2)に記載の電気加熱式担体と、
 前記電極端子と接合する金属電極と、
 前記電気加熱式担体を保持するための金属製の筒状部材と、
を有する排気ガス浄化装置。
 本発明によれば、振動による電極端子のズレまたは外れを抑制し、接合安定性を調整可能とする電極端子を有する電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置を提供することができる。
本発明の実施形態における電気加熱式担体の柱状ハニカム構造体の外観模式図である。 本発明の実施形態における電気加熱式担体の柱状ハニカム構造体上に設けられた電極層及び電極層上に設けられた電極端子の、セルの延伸方向に垂直な断面模式図である。 図3(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図3(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の下面模式図である。 図4(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図4(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の下面模式図である。 図5(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図5(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の下面模式図である。 本発明の実施形態における電気加熱式担体の柱状ハニカム構造体上に設けられた電極層及び電極層上に設けられた電極端子の、セルの延伸方向に垂直な断面模式図である。 図7(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図7(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の上面模式図である。 図8(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図8(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の上面模式図である。 図9(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図9(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の上面模式図である。 図10(A)、(C)は本発明の実施形態に係る電極端子の側面模式図であり、図10(B)、(D)は本発明の実施形態に係る電極端子の上面模式図である。
 以下、図面を参照して、本発明の電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置の実施の形態について説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
<電気加熱式担体>
 図1は、本発明の実施形態における電気加熱式担体20の柱状ハニカム構造体10の外観模式図を示すものである。図2は、本発明の実施形態における電気加熱式担体20の柱状ハニカム構造体10上に設けられた電極層14a、14b、及び、電極層14a、14b上に設けられた電極端子15a、15bの、セルの延伸方向に垂直な断面模式図を示すものである。
(1.柱状ハニカム構造体)
 柱状ハニカム構造体10は、外周壁12と、外周壁12の内側に配設され、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセル16を区画形成する隔壁13とを有する。
 柱状ハニカム構造体10は、セラミックスで構成されており、当該セラミックスとしては、アルカリ系原子を含むホウケイ酸塩を用いることができる。当該アルカリ系原子としては、例えば、Na、Mg、K、Ca、Li、Be、Sr、Cs、およびBaなどが挙げられる。ホウケイ酸塩は、アルカリ金属原子を1種または2種以上含んでいてもよく、アルカリ土類金属原子を1種または2種以上含んでいてもよく、これらの組み合わせを含んでいてもよい。アルカリ系原子として、より好ましくは、Na、Mg、K、またはCaである。
 詳細は後述するが、柱状ハニカム構造体10の外周壁12と隔壁13は、上述のアルカリ系原子を含むホウケイ酸塩から構成されるマトリックスと、導電性フィラーから構成されるドメインとを有してもよい。マトリックスは、柱状ハニカム構造体10の母材となる部位である。なお、マトリックスは、非晶質であってもよいし、結晶質であってもよい。このような構成によれば、EHCへの通電加熱時に電気抵抗を支配する領域が、母材であるマトリックスとなる。マトリックスは、SiC材質に比べて電気抵抗率の温度依存性が小さく、かつ、電気抵抗率がPTC特性(温度が高くなるにつれて電気抵抗が上昇する特性)を示す。
 ホウケイ酸塩において、アルカリ系原子の合計含有量は、10質量%以下であってもよい。より好ましくは5質量%以下であってもよく、2質量%以下であってもよい。このような構成によれば、マトリックスを低電気抵抗化させやすくなり、マトリックスの電気抵抗率が、よりPTC特性を示すようになる。また、酸化雰囲気での焼成時における柱状ハニカム構造体10の表面側へのアルカリ系原子の偏析による絶縁性ガラス被膜の形成を抑制することができる。下限については、特に限定はないが、アルカリ系原子の合計含有量は、0.01質量%以上であってもよく、0.2質量%以上であってもよい。アルカリ系原子は、導電性フィラーの酸化抑制のために、意図的に添加されてもよい。また、柱状ハニカム構造体10の原料から比較的混入しやすい元素であるため、完全に除去するには製造工程を複雑化してしまうため、通常は、上記の範囲内で含まれる。なお、柱状ハニカム構造体10において、原料として、アルカリ系原子を含むホウケイ酸ガラスを使用せずに、ホウ酸を用いることで、アルカリ系原子を低減することも可能である。
 ここで、「アルカリ系原子の合計含有量」とは、ホウケイ酸塩がアルカリ系原子を1種含む場合には、その1種のアルカリ系原子の質量%を示す。また、ホウケイ酸塩がアルカリ系原子を複数種含む場合には、その複数の各アルカリ系原子の各含有量(質量%)との合計の含有量(質量%)を示す。
 ホウケイ酸塩を構成する、B(ホウ素)原子、Si(シリコン)原子、O(酸素)原子のぞれぞれの含有量としては、例えば、以下の範囲であることが好ましい。ホウケイ酸塩におけるB原子の含有量は、0.1質量%以上5質量%以下である。ホウケイ酸塩におけるSi原子の含有量は、5質量%以上40質量%以下である。ホウケイ酸塩におけるO原子の含有量は、40質量%以上85質量%以下である。このような構成によれば、柱状ハニカム構造体10において、PTC特性を示しやすくすることができる。
 ホウケイ酸塩としては、アルミノホウケイ酸塩などを用いることができる。このような構成によれば、電気抵抗率の温度依存性が小さく、かつ、電気抵抗率がPTC特性を示す、または、電気抵抗率の温度依存性が抑制された柱状ハニカム構造体10を得ることができる。アルミノホウケイ酸塩におけるAl原子の含有量は、例えば、0.5質量%以上10質量%以下であってよい。
 上述したホウケイ酸塩における各原子の他にマトリックスを構成するホウケイ酸塩に含まれる原子としては、例えば、Fe、Cなどが挙げられる。
 上述した各原子のうち、アルカリ系原子、Si、O、Alの含有量については、電子線マイクロアナライザ(EPMA)分析装置を用いて測定することができる。上述した各原子のうち、Bの含有量については、誘導結合プラズマ(ICP)分析装置を用いて測定することができる。ICP分析によると、柱状ハニカム構造体10全体におけるB含有量が測定されるため、得られた測定結果は、ホウケイ酸塩におけるB含有量に換算される。
 柱状ハニカム構造体10が、マトリックスと導電性フィラーとを有していると、マトリックスの電気抵抗率と導電性フィラーの電気抵抗率との足し合わせによって柱状ハニカム構造体10全体の電気抵抗率が決定される。このため、導電性フィラーの導電性、導電性フィラーの含有量を調整することで、柱状ハニカム構造体10の電気抵抗率の制御が可能になる。導電性フィラーの電気抵抗率は、PTC特性、NTC特性(温度が高くなるにつれて電気抵抗が小さくなる特性)のいずれを示してもよいし、電気抵抗率の温度依存性がなくてもよい。
 導電性フィラーは、Si原子を含んでいてもよい。このような構成によれば、柱状ハニカム構造体10の形状安定性を向上させることが可能である。
 Si原子を含む導電性フィラーとしては、例えば、Si粒子、Fe-Si系粒子、Si-W系粒子、Si-C系粒子、Si-Mo系粒子、Si-Ti系粒子などが挙げられる。これらは1種または2種以上を併用することができる。
 Si粒子は、ドーパントによりドープされているSi粒子であってもよい。ドーパントとしては、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、窒素(N)、リン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)等が挙げられる。ドーパント濃度としては、1×1016~5×1020個/cm3という範囲でケイ素粒子中にドーパントとして含まれてもよい。ここで、一般に、Si粒子中のドーパントの濃度が高くなると柱状ハニカム構造体10の体積抵抗率が下がり、Si粒子中のドーパントの濃度が低くなると柱状ハニカム構造体10の体積抵抗率が上がる。柱状ハニカム構造体10に含まれるケイ素粒子におけるドーパント量は、5×1016~5×1020個/cm3であるのが好ましく、5×1017~5×1020個/cm3であるのがより好ましい。
 柱状ハニカム構造体10に含まれるSi粒子中のドーパントは同族元素であれば、カウンタードーピングの影響を受けずに導電性を発現できるため、複数の種類の元素を含んでいてもよい。また、ドーパントが、B及びAlからなる群から選択される一種または二種であるのがより好ましい。また、N及びPからなる群から選択される一種または二種であるのも好ましい。
 柱状ハニカム構造体10がマトリックスと導電性フィラーとを有する場合、柱状ハニカム構造体10は、マトリックスと導電性フィラーとを合計で50vol%以上含有する構成であってもよい。
 柱状ハニカム構造体10の電気抵抗上昇率は、1×10-8~5×10-4/Kであるのが好ましい。柱状ハニカム構造体10の電気抵抗上昇率が1×10-8/K以上であると、通電加熱時の温度分布の抑制がしやすくなる。柱状ハニカム構造体10の電気抵抗上昇率が5×10-4/K以下であると、通電加熱時の抵抗変化を小さくすることができる。柱状ハニカム構造体10の電気抵抗上昇率が5×10-8~1×10-4/Kであるのがより好ましく、1×10-7~1×10-4/Kであるのが更により好ましい。柱状ハニカム構造体10の電気抵抗上昇率は、まず、四端子法により、50℃及び400℃での2点の電気抵抗率を測定し、400℃の電気抵抗率から50℃の電気抵抗率を引き算して導出した値を、400℃と50℃の温度差350℃で割り算して電気抵抗上昇率を算出することで求めることができる。
 柱状ハニカム構造体10の外形は特に限定されず、例えば、底面が円形の柱状(円柱形状)、底面がオーバル形状の柱状、底面が多角形(四角形、五角形、六角形、七角形、八角形等)の柱状等の形状とすることができる。また、柱状ハニカム構造体10の大きさは、耐熱性を高める(外周壁の周方向に入るクラックを抑制する)という理由により、底面の面積が2000~20000mm2であることが好ましく、5000~17000mm2であることが更に好ましい。なお、本発明の実施形態では、柱状ハニカム構造体10を用いているが、ハニカム構造体の外径は柱状に限定されない。
 柱状ハニカム構造体10は、導電性を有する。柱状ハニカム構造体10は、通電してジュール熱により発熱可能である限り、電気抵抗率については特に制限はないが、1×10-5~2Ω・mであることが好ましく、5×10-5~1Ω・mであることが更に好ましく、1×10-4~0.5Ω・mであることが更により好ましい。本発明において、柱状ハニカム構造体10の電気抵抗率は、四端子法により25℃で測定した値とする。
 セル16の延伸方向に垂直な断面におけるセルの形状に制限はないが、四角形、六角形、八角形、又はこれらの組み合わせであることが好ましい。これ等のなかでも、四角形及び六角形が好ましい。セル形状をこのようにすることにより、柱状ハニカム構造体10に排気ガスを流したときの圧力損失が小さくなり、触媒の浄化性能が優れたものとなる。構造強度及び加熱均一性を両立させやすいという観点からは、四角形が特に好ましい。
 セル16を区画形成する隔壁13の厚みは、0.1~0.3mmであることが好ましく、0.1~0.2mmであることがより好ましい。隔壁13の厚みが0.1mm以上であることで、柱状ハニカム構造体10の強度が低下するのを抑制可能である。隔壁13の厚みが0.3mm以下であることで、柱状ハニカム構造体10を触媒担体として用いて、触媒を担持した場合に、排気ガスを流したときの圧力損失が大きくなるのを抑制できる。本発明において、隔壁13の厚みは、セル16の延伸方向に垂直な断面において、隣接するセル16の重心同士を結ぶ線分のうち、隔壁13を通過する部分の長さとして定義される。
 柱状ハニカム構造体10は、セル16の流路方向に垂直な断面において、セル密度が40~150セル/cm2であることが好ましく、70~100セル/cm2であることが更に好ましい。セル密度をこのような範囲にすることにより、排気ガスを流したときの圧力損失を小さくした状態で、触媒の浄化性能を高くすることができる。セル密度が40セル/cm2以上であると、触媒担持面積が十分に確保される。セル密度が150セル/cm2以下であると柱状ハニカム構造体10を触媒担体として用いて、触媒を担持した場合に、排気ガスを流したときの圧力損失が大きくなりすぎることが抑制される。セル密度は、外周壁12部分を除く柱状ハニカム構造体10の一つの底面部分の面積でセル数を除して得られる値である。
 柱状ハニカム構造体10の外周壁12を設けることは、柱状ハニカム構造体10の構造強度を確保し、また、セル16を流れる流体が外周壁12から漏洩するのを抑制する観点で有用である。具体的には、外周壁12の厚みは好ましくは0.1mm以上であり、より好ましくは0.15mm以上、更により好ましくは0.2mm以上である。但し、外周壁12を厚くしすぎると高強度になりすぎてしまい、隔壁13との強度バランスが崩れて耐熱衝撃性が低下することから、外周壁12の厚みは好ましくは1.0mm以下であり、より好ましくは0.7mm以下であり、更により好ましくは0.5mm以下である。ここで、外周壁12の厚みは、厚みを測定しようとする外周壁12の箇所をセルの延伸方向に垂直な断面で観察したときに、当該測定箇所における外周壁12の接線に対する法線方向の厚みとして定義される。
 隔壁13は、気孔率が0.1~20%であることが好ましい。隔壁13の気孔率が0.1%以上であると、触媒を担持しやすくすることができる。隔壁13の気孔率が20%以下であると、キャニング時に破損する恐れが低減される。隔壁13の気孔率は1~15%であることがより好ましく、5~15%であるのが更により好ましい。気孔率は、隔壁13のSEM観察画像を気孔と気孔以外(具体的にはセラミックス材料部分)とを二値化して算出した値である。
(2.電極層)
 柱状ハニカム構造体10には、外周壁12の表面に、電極層14a、14bが設けられている。電極層14a、14bは、柱状ハニカム構造体10の中心軸を挟んで対向するように配設された、一対の電極層14a、14bであってもよい。なお、電極層14a、14bは設けなくてもよい。
 電極層14a、14bは導電性を有する材料で形成される。電極層14a、14bは、酸化物セラミック、金属若しくは金属化合物と酸化物セラミックとの混合物、又はカーボンであることが好ましい。金属として、単体金属又は合金のいずれでもよく、例えばシリコン、アルミニウム、鉄、ステンレス、チタン、タングステン、Ni-Cr合金などを好適に用いることができる。金属化合物として、酸化物セラミック以外の物であって、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属珪化物、金属ホウ化物、複合酸化物等が挙げられ、例えばFeSi2、CrSi2、アルミナ、シリカ、酸化チタンなどを好適に用いることができる。金属と金属化合物は、いずれも、単独一種でもよく、二種以上を併用しても良い。酸化物セラミックとしては、具体的には、ガラス、コージェライト、ムライトなどがある。ガラスは、B、Mg、Al、Si、P、Ti及びZrからなる群から選択される少なくとも一種の成分からなる酸化物を更に含んでも良い。上記群より選択される少なくとも一種を更に含んでいると、電極層14a、14bの強度がより向上する点で更に好ましい。
 電極層14a、14bの形成領域に特段の制約はないが、柱状ハニカム構造体10の均一発熱性を高めるという観点からは、各電極層14a、14bは外周壁12の外面上で外周壁12の周方向及びセルの延伸方向に帯状に延設することが好ましい。具体的には、各電極層14a、14bは、柱状ハニカム構造体10の両底面間の80%以上の長さに亘って、好ましくは90%以上の長さに亘って、より好ましくは全長に亘って延びていることが、電極層14a、14bの軸方向へ電流が広がりやすいという観点から望ましい。
 各電極層14a、14bの厚みは、0.01~5mmであることが好ましく、0.01~3mmであることが更に好ましい。このような範囲とすることにより均一発熱性を高めることができる。各電極層14a、14bの厚みが0.01mm以上であると、電気抵抗が適切に制御され、より均一に発熱することができる。5mm以下であると、キャニング時に破損する恐れが低減される。各電極層14a、14bの厚みは、厚みを測定しようとする電極層の箇所をセルの延伸方向に垂直な断面で観察したときに、各電極層14a、14bの外面の当該測定箇所における接線に対する法線方向の厚みとして定義される。
 電極層14a、14bの電気抵抗率については特に制限はないが、1×10-7~5×10-1Ω・mであることが好ましい。電極層14a、14bの電気抵抗が5×10-1Ω・m以下であると、通電加熱時の抵抗を小さくすることができる。電極層14a、14bの電気抵抗は、5×10-7~2.5×10-1Ω・mであることが更に好ましく、1×10-6~1.25×10-1Ω・mであることが更により好ましい。本発明において、電極層14a、14bの電気抵抗率は、四端子法により25℃で測定した値とする。
(3.電極端子)
 電極端子15a、15bは、電極層14a、14bの表面から起立するように設けられており、電気的に接合されている。これにより、電極端子15a、15bに電圧を印加すると通電してジュール熱により柱状ハニカム構造体10を発熱させることが可能である。このため、柱状ハニカム構造体10はヒーターとしても好適に用いることができる。印加する電圧は12~900Vが好ましく、48~600Vが更に好ましいが、印加する電圧は適宜変更可能である。なお、電極層14a、14bを設けない場合は、電極端子15a、15bは、柱状ハニカム構造体10の外周面に対して起立するように設ける。電極端子15a、15bの大きさは、限定的ではないが、例えば、底面積が10~800mm2であり、電極端子が起立する方向の長さが10~100mmの柱状に形成することができる。
 電極端子15a、15bの材質は、セラミックスまたはカーボンで構成されている。より好ましくは、セラミックスであってよい。電極端子15a、15bの材質がセラミックスであると、柱状ハニカム構造体10への電気的な接続が可能となる。また、電極端子15a、15bの先端に金属端子がそれぞれ接合されていてもよい。セラミックスまたはカーボン製の電極端子と金属端子との接合は、かしめ加工、溶接、導電性接着剤等により行うことができる。金属端子の材質としては、鉄合金やニッケル合金等の導電性金属を採用することができる。
 電極端子15a、15bを構成するセラミックスとしては、限定的ではないが、炭化珪素(SiC)が挙げられ、珪化タンタル(TaSi2)及び珪化クロム(CrSi2)等の金属珪化物等の金属化合物が挙げられ、更には、一種以上の金属を含む複合材(サーメット)を挙げることができる。サーメットの具体例としては、金属珪素と炭化珪素の複合材、珪化タンタルや珪化クロム等の金属珪化物と金属珪素と炭化珪素の複合材、更には上記の一種又は二種以上の金属に熱膨張低減の観点から、アルミナ、ムライト、ジルコニア、コージェライト、窒化珪素及び窒化アルミ等の絶縁性セラミックスを一種又は二種以上添加した複合材が挙げられる。電極端子15a、15bを構成するカーボンとしては、カーボンを主成分とすることが好ましい。カーボンを主成分とするとは、電極端子15a、15bを構成する全成分に対してカーボンの含有量が50質量%以上であることを意味する。カーボンの含有量は、より好ましくは、80質量%以上であり、さらに好ましくは90質量%以上である。電極端子の材質は、電極層の材質と同質のものを用いてもよい。
 電極端子15a、15bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部の端面の面積が、第1端部の反対側に位置する第2端部の端面の面積より小さい。このような構成によれば、外部電源との電気的接続のために、金属電極を電極端子15a、15bに接合させる際に、金属電極と電極端子15a、15bとを良好に係合させることができる。このため、振動による電極端子15a、15bのズレまたは外れを抑制することができ、電極端子15a、15bと金属電極との接合安定性を調整することが可能となる。特に、金属電極がキャップ状に形成されており、電極端子15a、15bを嵌め込むような形状を有している場合に、電極端子15a、15bが上述の構成を有していると、金属電極と電極端子15a、15bとを、より良好に係合させることができる。以下、電極端子15a、15bの種々の形態について詳述する。
 図3(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子25a、25bの側面模式図を示す。図3(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子25a、25bの下面模式図を示す。電極端子25a、25bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部27の端面の面積が、第1端部27の反対側に位置する第2端部28の端面の面積より小さい。また、電極端子25a、25bは、第2端部28の端面から、第2端部28の端面と第1端部27の端面との間までの、電極端子25a、25bが起立する方向と垂直な断面の面積が、第1端部27の端面の面積より大きい形状を有する。
 より具体的には、電極端子25a、25bは、第2端部28の端面から第1端部27へ向かって延びる円柱状の柱状部21と、第2端部28の端面と第1端部27の端面との間から、第1端部27の端面まで、より断面の面積が小さい円柱状の柱状部22とで構成されている。電極端子25a、25bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部27の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部28の端面の面積は10~800mm2、柱状部21の起立する方向の長さは1~99mm、柱状部22の起立する方向の長さは1~99mmに形成することができる。
 図3(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子35a、35bの側面模式図を示す。図3(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子35a、35bの下面模式図を示す。電極端子35a、35bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部37の端面の面積が、第1端部37の反対側に位置する第2端部38の端面の面積より小さい。また、電極端子35a、35bは、第2端部38の端面から、第2端部38の端面と第1端部37の端面との間までの、電極端子35a、35bが起立する方向と垂直な断面の面積が、第1端部37の端面の面積より大きい形状を有する。
 より具体的には、電極端子35a、35bは、第2端部38の端面から第1端部37へ向かって延びる四角柱状の柱状部31と、第2端部38の端面と第1端部37の端面との間から、第1端部37の端面まで、より断面の面積が小さい四角柱状の柱状部32とで構成されている。電極端子35a、35bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部37の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部38の端面の面積は10~800mm2、柱状部31の起立する方向の長さは1~99mm、柱状部32の起立する方向の長さは1~99mmに形成することができる。
 図3(A)、(B)に示す電極端子25a、25bは、柱状部21と柱状部22とが互いに同形状に形成されており、図3(C)、(D)に示す電極端子35a、35bにおいても、柱状部31と柱状部32とが互いに同形状に形成されているが、これに限られず、互いに異なる形状であってもよい。例えば、図3(A)、(B)に示す電極端子25a、25bは、柱状部21が三角柱や四角柱などの角柱状であってもよく、柱状部22が三角柱や四角柱などの角柱状であってもよい。また、図3(C)、(D)に示す電極端子35a、35bは、柱状部31が円柱状であってもよく、柱状部32が円柱状であってもよい。
 図4(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子45a、45bの側面模式図を示す。図4(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子45a、45bの下面模式図を示す。電極端子45a、45bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部47の端面の面積が、第1端部47の反対側に位置する第2端部48の端面の面積より小さい。また、電極端子45a、45bは、第2端部48の端面から、第1端部47の端面にかけて、電極端子45a、45bが起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状を有する。電極端子45a、45bは、第2端部48の端面が円形であり、第1端部47の端面が、第2端部48の端面より面積の小さい円形に形成されている。
 電極端子45a、45bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部47の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部48の端面の面積は10~800mm2、電極端子45a、45bの起立する方向の長さは10~100mmに形成することができる。
 図4(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子55a、55bの側面模式図を示す。図4(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子55a、55bの下面模式図を示す。電極端子55a、55bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部57の端面の面積が、第1端部57の反対側に位置する第2端部58の端面の面積より小さい。また、電極端子55a、55bは、第2端部58の端面から、第1端部57の端面にかけて、電極端子55a、55bが起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状を有する。電極端子55a、55bは、第2端部58の端面が四角形であり、第1端部57の端面が、第2端部58の端面より面積の小さい四角形に形成されている。第1端部57の端面及び第2端部58の端面の形状は、それぞれ四角形に限られず、三角形、五角形などのその他の矩形であってもよい。
 電極端子55a、55bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部57の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部58の端面の面積は10~800mm2、電極端子55a、55bの起立する方向の長さは10~100mmに形成することができる。
 図5(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子65a、65bの側面模式図を示す。図5(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子65a、65bの下面模式図を示す。電極端子65a、65bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部67の端面の面積が、第1端部67の反対側に位置する第2端部68の端面の面積より小さい。また、電極端子65a、65bは、第2端部68の端面から、第2端部68の端面と第1端部67の端面との間にかけて、電極端子65a、65bが起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状を有する。
 より具体的には、電極端子65a、65bは、第2端部68の端面から、第2端部68の端面と第1端部67の端面との間にかけて、電極端子65a、65bが起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状の柱状部61と、柱状部61から第1端部67へ向かって延びる円柱状の柱状部62とで構成されている。第1端部67の端面と第2端部68の端面とは、それぞれ円形に形成されている。電極端子65a、65bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部67の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部68の端面の面積は10~800mm2、柱状部61の起立する方向の長さは1~99mm、柱状部62の起立する方向の長さは1~99mmに形成することができる。
 図5(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子75a、75bの側面模式図を示す。図5(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子75a、75bの下面模式図を示す。電極端子75a、75bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部77の端面の面積が、第1端部77の反対側に位置する第2端部78の端面の面積より小さい。また、電極端子75a、75bは、第2端部78の端面から、第2端部78の端面と第1端部77の端面との間にかけて、電極端子75a、75bが起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状を有する。
 より具体的には、電極端子75a、75bは、第2端部78の端面から、第2端部78の端面と第1端部77の端面との間にかけて、電極端子75a、75bが起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状の柱状部71と、柱状部71から第1端部77へ向かって延びる四角柱状の柱状部72とで構成されている。第1端部77の端面と第2端部78の端面とは、それぞれ四角形に形成されている。電極端子75a、75bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部77の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部78の端面の面積は10~800mm2、柱状部71の起立する方向の長さは1~99mm、柱状部72の起立する方向の長さは1~99mmに形成することができる。
 図5(A)、(B)に示す電極端子65a、65bは、第1端部67の端面及び第2端部68の端面が互いに同形状に形成されており、図5(C)、(D)に示す電極端子75a、75bにおいても、第1端部77の端面及び第2端部78の端面が互いに同形状に形成されているが、これに限られず、互いに異なる形状であってもよい。例えば、図5(A)、(B)に示す電極端子65a、65bは、第1端部67の端面及び第2端部68の端面の一方が三角形や四角形などの多角形状であってもよい。また、図5(C)、(D)に示す電極端子75a、75bは、第1端部77の端面及び第2端部78の端面の一方が円形状であってもよい。
 電極端子15a、15bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部の端面の面積が、第1端部の反対側に位置する第2端部の端面の面積より小さい構成を有しているが、当該電極端子15a、15bの代わりに、以下の電極端子115a、115bを用いてもよい。すなわち、図6に示す電気加熱式担体20において、電極端子115a、115bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部の端面、第1端部の反対側に位置する第2端部の端面、及び、側面を備え、当該側面の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部または突出部を有している。このような構成によれば、外部電源との電気的接続のために、金属電極を電極端子115a、115bに接合させる際に、金属電極と電極端子115a、115bとを良好に係合させることができる。このため、振動による電極端子115a、115bのズレまたは外れを抑制することができ、電極端子115a、115bと金属電極との接合安定性を調整することが可能となる。特に、金属電極がキャップ状に形成されており、電極端子115a、115bを嵌め込むような形状を有している場合に、電極端子115a、115bが上述の構成を有していると、金属電極と電極端子115a、115bとを、より良好に係合させることができる。以下、電極端子115a、115bの種々の形態について詳述する。
 図7(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子125a、125bの側面模式図を示す。図7(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子125a、125bの上面模式図を示す。電極端子125a、125bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部127の端面、第1端部127の反対側に位置する第2端部128の端面、及び、側面121を備え、当該側面121の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された突出部122を有している。
 より具体的には、電極端子125a、125bは、第1端部127の端面から第2端部128の端面まで起立するような円柱状の柱状部126を有し、当該柱状部126の側面121において、周方向に亘って連続的に突出部122が設けられている。突出部122は、電極端子125a、125bの柱状部126の側面121から突出するような円形のリング状に構成されている。電極端子125a、125bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部127の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部128の端面の面積は2.5~450mm2、柱状部126の起立する方向の長さは1~99mm、突出部122の起立する方向の長さは1~50mm、突出部122の側面121から突出する方向の長さは1~15mmに形成することができる。
 図7(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子135a、135bの側面模式図を示す。図7(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子135a、135bの上面模式図を示す。電極端子135a、135bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部137の端面、第1端部137の反対側に位置する第2端部138の端面、及び、側面131を備え、当該側面131の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された突出部132を有している。
 より具体的には、電極端子135a、135bは、第1端部137の端面から第2端部138の端面まで起立するような四角柱状の柱状部136を有し、柱状部136の側面131において、周方向に亘って連続的に突出部132が設けられている。突出部132は、電極端子135a、135bの柱状部136の側面131から突出するような四角形のリング状に構成されている。電極端子135a、135bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部137の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部138の端面の面積は2.5~450mm2、柱状部136の起立する方向の長さは1~99mm、突出部132の起立する方向の長さは1~50mm、突出部132の側面131から突出する方向の長さは1~15mmに形成することができる。
 図8(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子145a、145bの側面模式図を示す。図8(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子145a、145bの上面模式図を示す。電極端子145a、145bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部147の端面、第1端部147の反対側に位置する第2端部148の端面、及び、側面141を備え、当該側面141の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された突出部142を有している。
 より具体的には、電極端子145a、145bは、第1端部147の端面から第2端部148の端面まで起立するような円柱状の柱状部146を有し、柱状部146の側面141において、一対の突出部142が、電極端子145a、145bの外周表面において、電極端子145a、145bの中心軸を挟んで対向するように設けられている。突出部142は、直方体状を有している。電極端子145a、145bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部147の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部148の端面の面積は2.5~450mm2、柱状部146の起立する方向の長さは1~99mm、突出部142の起立する方向の長さは1~50mm、突出部142の側面141から突出する方向の長さは1~15mmに形成することができる。突出部142は、1つ設けられていてもよく、2つ設けられていてもよく、3つ以上設けられていてもよい。突出部142は、半球状を有していてもよい。
 図8(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子155a、155bの側面模式図を示す。図8(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子155a、155bの上面模式図を示す。電極端子155a、155bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部157の端面、第1端部157の反対側に位置する第2端部158の端面、及び、側面151を備え、当該側面151の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された突出部152を有している。
 より具体的には、電極端子155a、155bは、第1端部157の端面から第2端部158の端面まで起立するような四角柱状の柱状部156を有し、柱状部156の側面151において、一対の突出部152が、電極端子155a、155bの外周表面において、電極端子155a、155bの中心軸を挟んで対向するように設けられている。突出部152は、半球状を有している。電極端子155a、155bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部157の端面の面積は2.5~450mm2、第2端部158の端面の面積は2.5~450mm2、柱状部156の起立する方向の長さは1~99mm、突出部152の起立する方向の長さは1~50mm、突出部152の側面151から突出する方向の長さは1~15mmに形成することができる。突出部152は、1つ設けられていてもよく、2つ設けられていてもよく、3つ以上設けられていてもよい。突出部152は、直方体状を有していてもよい。
 図9(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子165a、165bの側面模式図を示す。図9(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子165a、165bの上面模式図を示す。電極端子165a、165bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部167の端面、第1端部167の反対側に位置する第2端部168の端面、及び、側面161を備え、当該側面161の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部162を有している。
 より具体的には、電極端子165a、165bは、第1端部167の端面から第2端部168の端面まで起立するような円柱状の柱状部166を有し、当該柱状部166の側面161において、周方向に亘って連続的に窪み部162が設けられている。窪み部162は、電極端子165a、165bの柱状部166の側面161から陥没するような円形のリング状に構成されている。電極端子165a、165bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部167の端面の面積は10~800mm2、第2端部168の端面の面積は10~800mm2、柱状部166の起立する方向の長さは1~99mm、窪み部162の起立する方向の長さは1~50mm、窪み部162の側面161から陥没する方向の長さは1~9mmに形成することができる。
 図9(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子175a、175bの側面模式図を示す。図9(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子175a、175bの上面模式図を示す。電極端子175a、175bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部177の端面、第1端部177の反対側に位置する第2端部178の端面、及び、側面171を備え、当該側面171の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部172を有している。
 より具体的には、電極端子175a、175bは、第1端部177の端面から第2端部178の端面まで起立するような四角柱状の柱状部176を有し、柱状部176の側面171において、周方向に亘って連続的に窪み部172が設けられている。窪み部172は、電極端子175a、175bの柱状部176の側面171から陥没するような四角形のリング状に構成されている。電極端子175a、175bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部177の端面の面積は10~800mm2、第2端部178の端面の面積は10~800mm2、柱状部176の起立する方向の長さは1~99mm、窪み部172の起立する方向の長さは1~50mm、窪み部172の側面171から陥没する方向の長さは1~9mmに形成することができる。
 図10(A)に、本発明の実施形態に係る電極端子185a、185bの側面模式図を示す。図10(B)に、本発明の実施形態に係る電極端子185a、185bの上面模式図を示す。電極端子185a、185bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部187の端面、第1端部187の反対側に位置する第2端部188の端面、及び、側面181を備え、当該側面181の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部182を有している。
 より具体的には、電極端子185a、185bは、第1端部187の端面から第2端部188の端面まで起立するような円柱状の柱状部186を有し、柱状部186の側面181において、一対の窪み部182が、電極端子185a、185bの外周表面において、電極端子185a、185bの中心軸を挟んで対向するように設けられている。窪み部182は、直方体状を有している。電極端子185a、185bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部187の端面の面積は10~800mm2、第2端部188の端面の面積は10~800mm2、柱状部186の起立する方向の長さは1~99mm、窪み部182の起立する方向の長さは1~50mm、窪み部182の側面181から陥没する方向の長さは1~9mmに形成することができる。窪み部182は、1つ設けられていてもよく、2つ設けられていてもよく、3つ以上設けられていてもよい。窪み部182は、半球状を有していてもよい。
 図10(C)に、本発明の実施形態に係る電極端子195a、195bの側面模式図を示す。図10(D)に、本発明の実施形態に係る電極端子195a、195bの上面模式図を示す。電極端子195a、195bは、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部197の端面、第1端部197の反対側に位置する第2端部198の端面、及び、側面191を備え、当該側面191の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部192を有している。
 より具体的には、電極端子195a、195bは、第1端部197の端面から第2端部198の端面まで起立するような四角柱状の柱状部196を有し、柱状部196の側面191において、一対の窪み部192が、電極端子195a、195bの外周表面において、電極端子195a、195bの中心軸を挟んで対向するように設けられている。窪み部192は、半球状を有している。電極端子195a、195bの大きさは特に限定されないが、例えば、第1端部197の端面の面積は10~800mm2、第2端部198の端面の面積は10~800mm2、柱状部196の起立する方向の長さは1~99mm、窪み部192の側面191から見たときの直径は1~50mm、窪み部192の側面191から陥没する方向の長さは1~9mmに形成することができる。窪み部192は、1つ設けられていてもよく、2つ設けられていてもよく、3つ以上設けられていてもよい。窪み部192は、直方体状を有していてもよい。
 図6~10を用いて、電極端子115a、115bの種々の形態について説明したが、電極端子115a、115bの外形は、柱状ハニカム構造体10側に位置する第1端部の端面、第1端部の反対側に位置する第2端部の端面、及び、側面を備え、当該側面の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部または突出部を有している限り、特に限定されない。第1端部の端面及び第2端部の端面の形状は、それぞれ、円形、オーバル形、多角形(四角形、五角形、六角形、七角形、八角形等)等、種々の形状とすることができる。第1端部の端面の面積と、第2端部の端面の面積とは異なっていてもよい。第1端部の端面の形状と、第2端部の端面の形状とは異なっていてもよい。また、電極端子115a、115bの形状は、係合させる金属電極の形状に合わせて適宜調整することができる。
<触媒体>
 電気加熱式担体20に触媒を担持することにより、電気加熱式担体20を触媒体として使用することができる。複数のセル16の流路には、例えば、自動車排気ガス等の流体を流すことができる。触媒としては、例えば、貴金属系触媒又はこれら以外の触媒が挙げられる。貴金属系触媒としては、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)といった貴金属をアルミナ細孔表面に担持し、セリア、ジルコニア等の助触媒を含む三元触媒や酸化触媒、又は、アルカリ土類金属と白金を窒素酸化物(NOx)の吸蔵成分として含むNOx吸蔵還元触媒(LNT触媒)が例示される。貴金属を用いない触媒として、銅置換又は鉄置換ゼオライトを含むNOx選択還元触媒(SCR触媒)等が例示される。また、これらの触媒からなる群から選択される2種以上の触媒を用いてもよい。なお、触媒の担持方法についても特に制限はなく、従来、ハニカム構造体に触媒を担持する担持方法に準じて行うことができる。
<電気加熱式担体の製造方法>
 次に、本発明に係る電気加熱式担体を製造する方法について例示的に説明する。本発明の電気加熱式担体の製造方法は一実施形態において、電極端子形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を得る工程A1と、電極端子形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を焼成して電極端子付き柱状ハニカム構造体を得る工程A2とを含む。また、他の実施形態としては、電極層形成ペースト、電極端子形成ペーストを仮焼成後に、ハニカム構造体に貼り付けてもよい。また、カーボンで構成された電極端子については、カーボン製の電極端子をハニカム構造体に貼り付けてもよい。
 工程A1は、柱状ハニカム構造体の前駆体である柱状ハニカム成形体を作製し、柱状ハニカム成形体の側面に電極層形成ペーストを塗布して、電極層形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を得た後、電極層形成ペースト上に電極端子形成ぺーストを設けて電極端子形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を得る工程である。
 柱状ハニカム成形体の作製としては、まず、ホウ酸と、Si原子を含む導電性フィラーと、カオリンとを混合する。あるいは、アルカリ系原子を含むホウケイ酸塩と、Si原子を含む導電性フィラーと、カオリンとを混合する。ホウケイ酸塩は、繊維状、粒子状などの形状を有してもよく、混合物の押し出し性が向上するため、繊維状であるのが好ましい。当該混合物において、電気抵抗率の温度依存性が小さい柱状ハニカム構造体10を得やすくするために、ホウ酸の質量比を、4以上8以下とするのが好ましい。ホウケイ酸塩に含まれるホウ素の含有量は、後述する焼成温度を高くすることで増加させることができる。ケイ酸塩にドープされるホウ素量を多くするほど、柱状ハニカム構造体10の電気抵抗をより低下させることができる。
 次に、当該混合物に、バインダ及び水を加える。バインダとしては、例えば、メチルセルロール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロポキシルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。また、バインダの含有量は、例えば、2質量%程度とすることができる。
 次に、得られた成形原料を混練して坏土を形成した後、坏土を押出成形して柱状ハニカム成形体を作製する。押出成形に際しては、所望の全体形状、セル形状、隔壁厚み、セル密度等を有する口金を用いることができる。次に、得られた柱状ハニカム成形体について、乾燥を行うことが好ましい。柱状ハニカム成形体の中心軸方向長さが、所望の長さではない場合は、柱状ハニカム成形体の両底部を切断して所望の長さとすることができる。乾燥後の柱状ハニカム成形体を柱状ハニカム乾燥体と呼ぶ。
 次に、電極層を形成するための電極層形成ペーストを調合する。電極層形成ペーストは、炭化珪素及びシリコンを、質量比20:80で混合し、バインダ及び水と混合することで作製することができる。電極層形成原料に含まれる炭化珪素粉末として、平均粒子径が3~50μmの粉末を用いることが好ましい。炭化珪素粉末の平均粒子径が、3μm未満であると、界面が多くなり高抵抗となる傾向にある。また、炭化珪素粉末の平均粒子径が、50μm超であると、低強度となり、耐熱衝撃性に劣る傾向にある。
 次に、得られた電極層形成ペーストを、柱状ハニカム成形体(典型的には柱状ハニカム乾燥体)の側面に塗布し、電極層形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を得る。電極層形成ペーストを柱状ハニカム成形体に塗布する方法については、公知の柱状ハニカム構造体の製造方法に準じて行うことができる。
 柱状ハニカム構造体の製造方法の変更例として、工程A1において、電極層形成ペーストを塗布する前に、柱状ハニカム成形体を一旦焼成してもよい。すなわち、この変更例では、柱状ハニカム成形体を焼成して柱状ハニカム焼成体を作製し、当該柱状ハニカム焼成体に、電極層形成ペーストを塗布する。
 次に、電極端子を形成するための電極端子形成ペーストを調合する。電極端子形成ペーストは、電極端子の要求特性に応じて配合したセラミックス粉末に各種添加剤を適宜添加して混練することで形成することができる。次に、調合した電極端子形成ペーストを、柱状ハニカム構造体上の電極層の表面から起立するように、所定形状に設ける。
 工程A2では、電極端子形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を焼成して、電極端子付き柱状ハニカム構造体を得る。焼成条件は、不活性ガス雰囲気下または大気雰囲気下、大気圧以下、焼成温度1150~1350℃、焼成時間0.1~50時間とすることができる。なお、焼成雰囲気は、例えば、不活性ガス雰囲気、焼成時圧力は、常圧などとすることができる。柱状ハニカム構造体10の電気抵抗を低下させるためには、酸化防止の観点から残存酸素を低減することが好ましく、焼成時の雰囲気内を1.0×10-4Pa以上の高真空にした後に不活性ガスをパージして焼成することが好ましい。不活性ガス雰囲気としては、N2ガス雰囲気、ヘリウムガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気などが挙げられる。焼成を行う前に、電極端子形成ペースト付き未焼成柱状ハニカム構造体を乾燥してもよい。また、焼成の前に、バインダ等を除去するため、脱脂を行ってもよい。このようにして、電極端子が電極層に電気的に接続された電気加熱式担体が得られる。
<排気ガス浄化装置>
 上述した本発明の実施形態に係る電気加熱式担体は、排気ガス浄化装置に用いることができる。当該排気ガス浄化装置は、電気加熱式担体と、電極端子と接合する金属電極と、電気加熱式担体を保持するための金属製の筒状部材とを有する。排気ガス浄化装置において、電気加熱式担体は、エンジンからの排気ガスを流すための排気ガス流路の途中に設置される。
10 柱状ハニカム構造体
12 外周壁
13 隔壁
14a、14b 電極層
15a、15b、25a、25b、35a、35b、45a、45b、55a、55b、65a、65b、75a、75b、115a、115b、125a、125b、135a、135b、145a、145b、155a、155b、165a、165b、175a、175b、185a、185b、195a、195b 電極端子
16 セル
21、22、31、32、61、62、71、72、126、136、146、156、166、176、186、196 柱状部
27、37、47、57、67、77、127、137、147、157、167、177、187、197 第1端部
28、38、48、58、68、78、128、138、148、158、168、178、188、198 第2端部
20 電気加熱式担体
121、131、141、151、161、171、181、191 側面
122、132、142、152 突出部
162、172、182、192 窪み部

Claims (12)

  1.  外周壁と、前記外周壁の内側に配設され、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁と、を有するセラミックス製の柱状ハニカム構造体と、
     前記柱状ハニカム構造体の外周面に対して起立するように設けられた、セラミックスまたはカーボンで構成された電極端子と、
    を備え、
     前記電極端子は、前記柱状ハニカム構造体側に位置する第1端部の端面の面積が、前記第1端部の反対側に位置する第2端部の端面の面積より小さい電気加熱式担体。
  2.  前記電極端子は、前記第2端部の端面から、前記第2端部の端面と前記第1端部の端面との間までの、前記電極端子が起立する方向と垂直な断面の面積が、前記第1端部の端面の面積より大きい形状を有する請求項1に記載の電気加熱式担体。
  3.  前記電極端子は、前記第2端部の端面から、前記第1端部の端面にかけて、前記電極端子が起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状を有する請求項1に記載の電気加熱式担体。
  4.  前記電極端子は、前記第2端部の端面から、前記第2端部の端面と前記第1端部の端面との間にかけて、前記電極端子が起立する方向と垂直な断面の面積が、徐々に小さくなるテーパー形状を有する請求項1に記載の電気加熱式担体。
  5.  外周壁と、前記外周壁の内側に配設され、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁と、を有するセラミックス製の柱状ハニカム構造体と、
     前記柱状ハニカム構造体の外周面に対して起立するように設けられた、セラミックスまたはカーボンで構成された電極端子と、
    を備え、
     前記電極端子は、前記柱状ハニカム構造体側に位置する第1端部の端面、前記第1端部の反対側に位置する第2端部の端面、及び、側面を有し、
     前記側面の少なくとも一部に、金属電極と係止可能に構成された窪み部または突出部を有する電気加熱式担体。
  6.  前記窪み部または前記突出部が、前記電極端子の側面において、周方向に亘って連続的に設けられている請求項5に記載の電気加熱式担体。
  7.  前記窪み部または前記突出部が、前記電極端子の外周表面において、前記電極端子の中心軸を挟んで対向するように一対以上設けられている請求項5に記載の電気加熱式担体。
  8.  前記窪み部及び前記突出部が、半球状または直方体状を有する請求項5~7のいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  9.  前記柱状ハニカム構造体の前記外周壁と前記隔壁とが、アルカリ系原子を含むホウケイ酸塩から構成されるマトリックスと、導電性フィラーから構成されるドメインと、を有する請求項1~8のいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  10.  前記柱状ハニカム構造体は、前記外周壁上に、電極層を備え、
     前記電極端子は、前記電極層の表面に設けられている請求項1~9のいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  11.  前記電極層が、前記柱状ハニカム構造体の中心軸を挟んで対向するように設けられた一対の電極層である請求項10に記載の電気加熱式担体。
  12.  請求項1~11のいずれか一項に記載の電気加熱式担体と、
     前記電極端子と接合する金属電極と、
     前記電気加熱式担体を保持するための金属製の筒状部材と、
    を有する排気ガス浄化装置。
PCT/JP2020/037032 2020-03-03 2020-09-29 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置 WO2021176756A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022504963A JP7330359B2 (ja) 2020-03-03 2020-09-29 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020-036173 2020-03-03
JP2020036173 2020-03-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2021176756A1 true WO2021176756A1 (ja) 2021-09-10

Family

ID=77614486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2020/037032 WO2021176756A1 (ja) 2020-03-03 2020-09-29 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7330359B2 (ja)
WO (1) WO2021176756A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0932533A (ja) * 1995-07-12 1997-02-04 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP2000223203A (ja) * 1994-12-07 2000-08-11 Ngk Insulators Ltd 電極構造および通電発熱式ヒ―タ―
JP2011171140A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Ngk Insulators Ltd 電極接続構造
JP2019063719A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社デンソー 電気加熱式触媒
JP2019171344A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 日本碍子株式会社 導電性ハニカム構造体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000223203A (ja) * 1994-12-07 2000-08-11 Ngk Insulators Ltd 電極構造および通電発熱式ヒ―タ―
JPH0932533A (ja) * 1995-07-12 1997-02-04 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP2011171140A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Ngk Insulators Ltd 電極接続構造
JP2019063719A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社デンソー 電気加熱式触媒
JP2019171344A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 日本碍子株式会社 導電性ハニカム構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP7330359B2 (ja) 2023-08-21
JPWO2021176756A1 (ja) 2021-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7184707B2 (ja) ハニカム構造体、電気加熱式ハニカム構造体、電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP6743796B2 (ja) 電気加熱式触媒
US11865529B2 (en) Honeycomb structure and electrically heating support
US20220240352A1 (en) Electrically heating support and exhaust gas purifying device
JP2020151632A (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP6743795B2 (ja) 電気加熱式触媒
WO2021176756A1 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
US20220287154A1 (en) Honeycomb structure, electrically heating support and exhaust gas purifying device
WO2019124183A1 (ja) 電気抵抗体、ハニカム構造体、および、電気加熱式触媒装置
JP7261934B2 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
WO2021166309A1 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP7335836B2 (ja) 電気加熱型担体、排気ガス浄化装置及び電気加熱型担体の製造方法
JP7455957B2 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP7250996B2 (ja) ハニカム構造体及び電気加熱式担体
JP7313589B1 (ja) ハニカム構造体の製造方法
JP7320154B1 (ja) ハニカム構造体、電気加熱型担体及び排ガス浄化装置
WO2021187281A1 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
US20230313721A1 (en) Honeycomb structure, electrically heated carrier, and exhaust gas purification device
JP2022135885A (ja) ハニカム構造体、電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
WO2021106261A1 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
US20230311110A1 (en) Honeycomb structure, electrically heated carrier and exhaust gas purification device
JP2022145121A (ja) ハニカム構造体、電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP2022158927A (ja) 電気加熱型担体及び排ガス浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 20923065

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2022504963

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 20923065

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1