WO2020196620A1 - 微細凹凸パターンフィルムおよびヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜のクラック発生が抑制される微細凹凸パターンフィルムを提供する。本発明の微細凹凸パターンフィルムは、少なくとも一部の表面に微細凹凸パターン(P)を有する基材フィルム(10)と、微細凹凸パターン(P)の少なくとも一部の表面上に形成された、無機膜よりなる反射防止膜(3)とを備える。
Description
本発明は、表面に反射防止膜を有する微細凹凸パターンフィルム、およびこれを用いたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
近年、様々な分野で使用される光学機器において、コストダウン、軽量化、および小型化のニーズから、レンズ等の光学部品の材料として、プラスチックが使用されるようになってきている。それに伴い、プラスチック製光学部品に設けられる反射防止膜への要求特性も次第に厳しくなっている。
一般的に、光学部材の表面に設けられる反射防止膜としては、単層構造または積層構造の無機酸化膜が用いられ、その成膜には真空蒸着技術またはスパッタ技術が利用される。反射防止膜の最も一般的な構成は、高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積み重ねた構成である。積層数を低減するために中屈折率材料を用いる場合もある。高屈折率材料にはTiO2、ZrO2、およびNb2O5等が用いられ、低屈折率材料にはSiO2、およびMgF2等が用いられる。中屈折率材料にはAl2O3、およびY2O3等が用いられる。
一般的に、光学部材の表面に設けられる反射防止膜としては、単層構造または積層構造の無機酸化膜が用いられ、その成膜には真空蒸着技術またはスパッタ技術が利用される。反射防止膜の最も一般的な構成は、高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積み重ねた構成である。積層数を低減するために中屈折率材料を用いる場合もある。高屈折率材料にはTiO2、ZrO2、およびNb2O5等が用いられ、低屈折率材料にはSiO2、およびMgF2等が用いられる。中屈折率材料にはAl2O3、およびY2O3等が用いられる。
プラスチック製光学部品の表面に形成される反射防止膜においては、反射防止特性が優れることに加えて、強度、密着性、および耐熱性等に関する信頼性も重要である。特にプラスチックは熱に弱く熱膨張または熱変形を起こしやすいため、これらの性質に起因した品質の劣化が問題になる場合がある。真空成膜技術等で形成される無機酸化膜を用いた反射防止膜は、熱膨張率がプラスチックに比べ極めて小さいことから、基材プラスチックの熱膨張変形に起因して反射防止膜のクラックが発生しやすい傾向がある。特に、自動車等の用途では、高温環境での使用が想定され、反射防止膜にはより高い耐熱性が要求される。
上記問題の解決を目的とする従来技術として、特許文献1、2が挙げられる。
特許文献1には、レンズ表面に光学性能に悪影響を与えない高さまたは深さの微細な凸部または凹部からなるクラック誘発線を形成し、このクラック誘発線を含むレンズ表面に反射防止膜を形成した、反射防止膜を有するレンズが開示されている(請求項1)。
特許文献2には、マイクロレンズ上に蒸着により反射防止膜を形成する工程において、反射防止膜を形成する蒸気化した材料に電子ビームを照射する方法が開示されている(請求項1)。
特許文献1には、レンズ表面に光学性能に悪影響を与えない高さまたは深さの微細な凸部または凹部からなるクラック誘発線を形成し、このクラック誘発線を含むレンズ表面に反射防止膜を形成した、反射防止膜を有するレンズが開示されている(請求項1)。
特許文献2には、マイクロレンズ上に蒸着により反射防止膜を形成する工程において、反射防止膜を形成する蒸気化した材料に電子ビームを照射する方法が開示されている(請求項1)。
特許文献1に記載の技術では、クラック誘発線の寸法は、周期200nm、高さ100nm程度であるため、光学部品が大面積になるとクラック誘発線の作製に時間がかかる。
特許文献2に記載の技術では、蒸着材料が活性化されるため反射防止膜の付着力が向上し、反射防止膜の内部に残留する応力が緩和することで、クラックの発生が抑制される。しかし、専用設備を用意する必要があるため、コスト増となる。
特許文献2に記載の技術では、蒸着材料が活性化されるため反射防止膜の付着力が向上し、反射防止膜の内部に残留する応力が緩和することで、クラックの発生が抑制される。しかし、専用設備を用意する必要があるため、コスト増となる。
本発明の目的は、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜のクラック発生が抑制される微細凹凸パターンフィルムを提供することである。
本発明の微細凹凸パターンフィルムは、
少なくとも一部の表面に微細凹凸パターンを有する基材フィルムと、前記微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成された、無機膜よりなる反射防止膜とを備える。
少なくとも一部の表面に微細凹凸パターンを有する基材フィルムと、前記微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成された、無機膜よりなる反射防止膜とを備える。
前記基材フィルムの一部の表面に前記微細凹凸パターンが形成され、前記基材フィルムの表面において、前記微細凹凸パターンの形成領域の周囲は前記微細凹凸パターンが形成されていない平坦部であってもよい。この場合、前記反射防止膜は、前記微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成され、前記平坦部上には形成されていないことが好ましい。
前記微細凹凸パターンは、複数の微細な凸部または凹部が配列したパターンであり、互いに隣接する前記凸部または前記凹部の中心間距離が5~500μmであり、前記凸部の高さまたは前記凹部の深さが1~100μmであることが好ましい。
さらに、前記微細凹凸パターンは、互いに隣接する前記凸部の境界部分または互いに隣接する前記凹部の境界部分が非平坦なマイクロレンズアレイパターンであることが好ましい。
前記反射防止膜は、金属酸化膜の単層構造または積層構造であることが好ましい。
本発明の微細凹凸パターンフィルムは、画像表示装置のスクリーン用として好適である。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、上記の微細凹凸パターンフィルムを中間スクリーンとして備える。
さらに、前記微細凹凸パターンは、互いに隣接する前記凸部の境界部分または互いに隣接する前記凹部の境界部分が非平坦なマイクロレンズアレイパターンであることが好ましい。
前記反射防止膜は、金属酸化膜の単層構造または積層構造であることが好ましい。
本発明の微細凹凸パターンフィルムは、画像表示装置のスクリーン用として好適である。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、上記の微細凹凸パターンフィルムを中間スクリーンとして備える。
本発明によれば、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜のクラック発生が抑制される微細凹凸パターンフィルムを提供することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の微細凹凸パターンフィルムは、表面に微細凹凸パターンを有する基材フィルムと、この基材フィルムの微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成された無機膜よりなる反射防止膜とを有する積層フィルムである。図1に、本発明に係る一実施形態の微細凹凸パターンフィルムの模式断面図を示す。図中、符号10は基材フィルム、符号3は反射防止膜である。
本発明の微細凹凸パターンフィルムは、表面に微細凹凸パターンを有する基材フィルムと、この基材フィルムの微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成された無機膜よりなる反射防止膜とを有する積層フィルムである。図1に、本発明に係る一実施形態の微細凹凸パターンフィルムの模式断面図を示す。図中、符号10は基材フィルム、符号3は反射防止膜である。
基材フィルム10としては、表面に微細凹凸パターンを有する透明なプラスチックフィルムであれば何でもよく、単層構造でも積層構造でもよい。
図1に示す例では、基材フィルム10は、平坦なフィルム本体1の上に、表面に微細凹凸パターンPを有する樹脂層2が形成された積層フィルムである。
基材フィルム10は、表面に微細凹凸パターンPを有する単層フィルムであってもよい。この場合の構成は、図1の符号1と符号2を一体化した構成となる。
積層フィルムの平坦なフィルム本体1および表面に微細凹凸パターンPを有する単層フィルムの材料としては、熱膨張率が1×10-5~20×10-5/℃であるプラスチックが好ましく、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、およびポリメタクリル酸メチル(PMMA)等が望ましい。
積層フィルムの樹脂層2としては例えば、熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂を用いて形成された硬化樹脂層が挙げられる。
図1に示す例では、基材フィルム10は、平坦なフィルム本体1の上に、表面に微細凹凸パターンPを有する樹脂層2が形成された積層フィルムである。
基材フィルム10は、表面に微細凹凸パターンPを有する単層フィルムであってもよい。この場合の構成は、図1の符号1と符号2を一体化した構成となる。
積層フィルムの平坦なフィルム本体1および表面に微細凹凸パターンPを有する単層フィルムの材料としては、熱膨張率が1×10-5~20×10-5/℃であるプラスチックが好ましく、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、およびポリメタクリル酸メチル(PMMA)等が望ましい。
積層フィルムの樹脂層2としては例えば、熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂を用いて形成された硬化樹脂層が挙げられる。
微細凹凸パターンPによって、マイクロレンズアレイ、回折素子、およびプリズムなどの光学素子を形成することができる。
微細凹凸パターンPは、複数の微細な凸部または凹部が配列したパターンである。互いに隣接する凸部または凹部の中心間距離は特に制限されず、例えば5~500μmであるのが好ましい。凸部の高さまたは凹部の深さは特に制限されず、例えば1~100μmであるのが好ましい。
本発明の微細凹凸パターンフィルムが、ヘッドアップディスプレイなどの画像表示装置の中間スクリーン用である場合、微細凹凸パターンPは、互いに隣接する凸部または凹部の中心間距離が10~200μm、凸部の高さまたは凹部の深さが5~50μmのマイクロレンズアレイパターンであるのが望ましい。
微細凹凸パターンPは、互いに隣接する凸部の境界部分または互いに隣接する凹部の境界部分が非平坦なマイクロレンズアレイパターンであることが好ましい。
微細凹凸パターンPは、互いに隣接する凸部の境界部分または互いに隣接する凹部の境界部分が非平坦なマイクロレンズアレイパターンであることが好ましい。
反射防止膜3は、金属酸化物からなる単層構造または積層構造の無機膜である。
反射防止膜3は、微細凹凸パターンPよりも低い屈折率からなる1種類の材料で構成されていてもよい。反射防止膜3を複数種の材料で構成する場合は、微細凹凸パターンPよりも屈折率が高い材料(高屈折率材料)と微細凹凸パターンPよりも低い材料(低屈折率材料)とを積層することが好ましく、高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積層することが好ましい。積層数を低減するために中屈折率材料を用いる場合もある。
高屈折率材料にはTiO2、ZrO2、およびNb2O5等が用いられ、低屈折率材料にはSiO2、およびMgF2等が用いられる。中屈折率材料にはAl2O3、およびY2O3等が用いられる。
単層構造または積層構造の無機膜は、真空蒸着技術およびスパッタリング技術などの公知技術によって製造することができる。
反射防止膜3は、微細凹凸パターンPよりも低い屈折率からなる1種類の材料で構成されていてもよい。反射防止膜3を複数種の材料で構成する場合は、微細凹凸パターンPよりも屈折率が高い材料(高屈折率材料)と微細凹凸パターンPよりも低い材料(低屈折率材料)とを積層することが好ましく、高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積層することが好ましい。積層数を低減するために中屈折率材料を用いる場合もある。
高屈折率材料にはTiO2、ZrO2、およびNb2O5等が用いられ、低屈折率材料にはSiO2、およびMgF2等が用いられる。中屈折率材料にはAl2O3、およびY2O3等が用いられる。
単層構造または積層構造の無機膜は、真空蒸着技術およびスパッタリング技術などの公知技術によって製造することができる。
微細凹凸パターンPの設けられた領域(「微細凹凸パターンの形成領域」とも言う。)は、基材フィルム10の表面全部であってもよいし、基材フィルム10の表面の一部であってもよい。反射防止膜3は微細凹凸パターンPの表面の全部または一部の上に形成することができる。
基材フィルム10の一部の表面に微細凹凸パターンPが形成され、基材フィルム10の表面において微細凹凸パターンの形成領域の周囲に微細凹凸パターンが形成されていない平坦部がある場合、反射防止膜3は平坦部上に形成してはならない。例えば、後記実施例3(図2C)のように、平坦部上に反射防止膜を形成しないのはよいが、後記比較例1(図3)のように、平坦部上に反射防止膜を形成するのはよくない。図2C、図3中、符号4は、微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域であり、符号6は平坦部である。
基材フィルム10の一部の表面に微細凹凸パターンPが形成され、基材フィルム10の表面において微細凹凸パターンの形成領域の周囲に微細凹凸パターンが形成されていない平坦部がある場合、反射防止膜3は平坦部上に形成してはならない。例えば、後記実施例3(図2C)のように、平坦部上に反射防止膜を形成しないのはよいが、後記比較例1(図3)のように、平坦部上に反射防止膜を形成するのはよくない。図2C、図3中、符号4は、微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域であり、符号6は平坦部である。
基材フィルム10の平坦部上に反射防止膜3が設けられた場合、以下のような不都合が生じる。微細凹凸パターンフィルムが高温環境に曝されると、基材フィルム10が面内方向で熱膨張する。このとき、基材フィルム10の平坦部上に形成された反射防止膜3も同様に熱膨張するが、無機膜よりなる反射防止膜3は、通常基材フィルム10と比べて線膨張係数が小さいため、基材フィルム10の熱膨張に追従できず、基材フィルム10の平坦部上に形成された反射防止膜3にクラックが発生する恐れがある。さらに、そのクラックを起点にして、微細凹凸パターンPの上に形成された反射防止膜3にまでクラックが拡がる恐れがある。このような理由により、基材フィルム10の平坦部上には反射防止膜3を形成してはならない。
反射防止膜3を微細凹凸パターンP上にのみ形成する場合、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜3のクラックが効果的に抑制される。
微細凹凸パターンP上に形成された反射防止膜3にはクラックの起点が形成されない理由は、現時点では必ずしも明確ではないが下記のように考えられる。
・微細凹凸表面上の変形は、面内方向だけの2次元的な変形ではなく厚さ方向を加えた3次元的な変形となるため、結果として変形量が少なくなる。
・微細凹凸表面が3次元的な複雑な形状であるため、微細凹凸パターンフィルムが高温環境に曝されたときに、引張応力だけでなく曲げ応力または圧縮応力も発生して、クラックが発生するような大きな応力が発生しにくい。
微細凹凸パターンP上に形成された反射防止膜3にはクラックの起点が形成されない理由は、現時点では必ずしも明確ではないが下記のように考えられる。
・微細凹凸表面上の変形は、面内方向だけの2次元的な変形ではなく厚さ方向を加えた3次元的な変形となるため、結果として変形量が少なくなる。
・微細凹凸表面が3次元的な複雑な形状であるため、微細凹凸パターンフィルムが高温環境に曝されたときに、引張応力だけでなく曲げ応力または圧縮応力も発生して、クラックが発生するような大きな応力が発生しにくい。
反射防止膜3の成膜の都合上、基材フィルム10の平坦部上に反射防止膜3を形成する必要がある場合は、反射防止膜3を形成した後に外形加工などの追加工をして、基材フィルム10の平坦部を除去してもよい。
平坦部を除去できない場合は、平坦部上にダミーの微細凹凸パターン(例えば、製品の要求特性とは異なる光学特性を持つ微細凹凸パターン)を形成し、その上に反射防止膜3を形成してもよい。
平坦部を除去できない場合は、平坦部上にダミーの微細凹凸パターン(例えば、製品の要求特性とは異なる光学特性を持つ微細凹凸パターン)を形成し、その上に反射防止膜3を形成してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜のクラック発生が抑制される微細凹凸パターンフィルムを提供することができる。
本発明の微細凹凸パターンフィルムの用途は特に制限されない。本発明の微細凹凸パターンフィルムは例えば、ヘッドアップディスプレイ装置等の画像表示装置のスクリーン用として好適である。本発明によれば、画像表示装置のスクリーン用として必要な性能を有し、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜のクラック発生が抑制される微細凹凸パターンフィルムを提供することができる。
本発明によれば、本発明の微細凹凸パターンフィルムを中間スクリーンとして備え、車載用途等で想定される高温使用環境においても、中間スクリーンのクラック発生が抑制されるヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜設計変更が可能である。
本発明の微細凹凸パターンフィルムの用途は特に制限されない。本発明の微細凹凸パターンフィルムは例えば、ヘッドアップディスプレイ装置等の画像表示装置のスクリーン用として好適である。本発明によれば、画像表示装置のスクリーン用として必要な性能を有し、車載用途等で想定される高温使用環境においても、反射防止膜のクラック発生が抑制される微細凹凸パターンフィルムを提供することができる。
本発明によれば、本発明の微細凹凸パターンフィルムを中間スクリーンとして備え、車載用途等で想定される高温使用環境においても、中間スクリーンのクラック発生が抑制されるヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜設計変更が可能である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例により限定されるものではない。
[実施例1~3、比較例1]
実施例1~3、比較例1の各例において、以下のようにして、微細凹凸パターンフィルムを製造した。これらの例においては、微細凹凸パターンの形成領域の範囲および反射防止膜の形成領域の範囲の条件を変更し、その他の条件は共通条件とした。
実施例1~3、比較例1の各例において、以下のようにして、微細凹凸パターンフィルムを製造した。これらの例においては、微細凹凸パターンの形成領域の範囲および反射防止膜の形成領域の範囲の条件を変更し、その他の条件は共通条件とした。
(基材フィルムの製造)
市販の300μm厚のポリカーボネート(PC)フィルムを用意し、このフィルムを切断して、長さ110mm×幅47mmのサイズのフィルム本体を得た。このフィルム本体上に、市販のアクリル系の紫外線硬化性樹脂を使用して、表面に微細凹凸パターンとして周期30μmで正方格子配列をしたマイクロレンズアレイパターンを有する樹脂層を形成して、基材フィルムを得た。フィルム本体の長さ方向(110mm方向)をX方向、幅方向(47mm方向)をY方向としたとき、個々のマイクロレンズは、X方向が曲率半径73μmの球面形状、Y方向が曲率半径47μmの球面形状であるアナモルフィックレンズとした。
市販の300μm厚のポリカーボネート(PC)フィルムを用意し、このフィルムを切断して、長さ110mm×幅47mmのサイズのフィルム本体を得た。このフィルム本体上に、市販のアクリル系の紫外線硬化性樹脂を使用して、表面に微細凹凸パターンとして周期30μmで正方格子配列をしたマイクロレンズアレイパターンを有する樹脂層を形成して、基材フィルムを得た。フィルム本体の長さ方向(110mm方向)をX方向、幅方向(47mm方向)をY方向としたとき、個々のマイクロレンズは、X方向が曲率半径73μmの球面形状、Y方向が曲率半径47μmの球面形状であるアナモルフィックレンズとした。
(反射防止膜の形成)
マイクロレンズアレイパターンの表面上に、蒸着法により、SiO2とTiO2とを交互に成膜し、5層構造の反射防止膜を形成した。各層の材料と膜厚は、以下の通りとした。なお、マイクロレンズアレイパターンに最も近い層を1層目とした。
1層目:SiO2、10.9nm厚、
2層目:TiO2、13.6nm厚、
3層目:SiO2、34.3nm厚、
4層目:TiO2、113.8nm厚、
5層目:SiO2、87.0nm厚。
マイクロレンズアレイパターンの表面上に、蒸着法により、SiO2とTiO2とを交互に成膜し、5層構造の反射防止膜を形成した。各層の材料と膜厚は、以下の通りとした。なお、マイクロレンズアレイパターンに最も近い層を1層目とした。
1層目:SiO2、10.9nm厚、
2層目:TiO2、13.6nm厚、
3層目:SiO2、34.3nm厚、
4層目:TiO2、113.8nm厚、
5層目:SiO2、87.0nm厚。
(耐熱試験)
反射防止膜を形成した後に得られた微細凹凸パターンフィルムを、125℃のオーブンに投入し、200時間経過後に取り出し、光学顕微鏡としてキーエンス製マイクロスコープを用いて外観観察をした。比較例1では、この外観観察後に再度、微細凹凸パターンフィルムを125℃のオーブンに投入し、200時間経過後に取り出し、再度キーエンス製マイクロスコープを用いて外観観察をした。
なお、125℃は、車載用途等で想定される高温使用環境の温度よりも過酷な温度条件である。
反射防止膜を形成した後に得られた微細凹凸パターンフィルムを、125℃のオーブンに投入し、200時間経過後に取り出し、光学顕微鏡としてキーエンス製マイクロスコープを用いて外観観察をした。比較例1では、この外観観察後に再度、微細凹凸パターンフィルムを125℃のオーブンに投入し、200時間経過後に取り出し、再度キーエンス製マイクロスコープを用いて外観観察をした。
なお、125℃は、車載用途等で想定される高温使用環境の温度よりも過酷な温度条件である。
<実施例1>
実施例1では、基材フィルムの表面全部に微細凹凸パターンとしてマイクロレンズアレイパターンを形成し、その表面上の全部に反射防止膜を形成した。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図2Aに示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域である。この例では、基材フィルムの周縁部には平坦部がなく、基材フィルムのフィルム全面と、微細凹凸パターンの形成領域と、反射防止膜の形成領域とを完全一致させた。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置した後にも、反射防止膜にクラックが発生しなかった。
実施例1では、基材フィルムの表面全部に微細凹凸パターンとしてマイクロレンズアレイパターンを形成し、その表面上の全部に反射防止膜を形成した。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図2Aに示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域である。この例では、基材フィルムの周縁部には平坦部がなく、基材フィルムのフィルム全面と、微細凹凸パターンの形成領域と、反射防止膜の形成領域とを完全一致させた。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置した後にも、反射防止膜にクラックが発生しなかった。
<実施例2>
実施例2では、基材フィルムの表面全部に微細凹凸パターンとしてマイクロレンズアレイパターンを形成し、この基材フィルムの外周端から3mm内側の領域に反射防止膜を形成した。この例では、基材フィルムの周縁部には平坦部がなく、基材フィルムのフィルム全面と微細凹凸パターンの形成領域とを完全一致させたが、反射防止膜はこれらより小さいサイズで形成し、微細凹凸パターンの周縁部上には反射防止膜を形成しなかった。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図2Bに示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域である。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置した後にも、反射防止膜にクラックが発生しなかった。
実施例2では、基材フィルムの表面全部に微細凹凸パターンとしてマイクロレンズアレイパターンを形成し、この基材フィルムの外周端から3mm内側の領域に反射防止膜を形成した。この例では、基材フィルムの周縁部には平坦部がなく、基材フィルムのフィルム全面と微細凹凸パターンの形成領域とを完全一致させたが、反射防止膜はこれらより小さいサイズで形成し、微細凹凸パターンの周縁部上には反射防止膜を形成しなかった。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図2Bに示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域である。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置した後にも、反射防止膜にクラックが発生しなかった。
<実施例3>
実施例3では、基材フィルムの表面の周縁部に6mm幅の平坦部を残し、それより内側の領域にマイクロレンズアレイパターンを形成した。この基材フィルムの外周端から10mm内側の領域に反射防止膜を形成した。この例では、基材フィルムの周縁部に平坦部を残し、微細凹凸パターンを基材フィルムより小さいサイズで形成し、反射防止膜を微細凹凸パターンより小さいサイズで形成し、微細凹凸パターンの周縁部上には反射防止膜を形成しなかった。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図2Cに示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域であり、符号6は平坦部である。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置した後にも、反射防止膜にクラックが発生しなかった。
実施例3では、基材フィルムの表面の周縁部に6mm幅の平坦部を残し、それより内側の領域にマイクロレンズアレイパターンを形成した。この基材フィルムの外周端から10mm内側の領域に反射防止膜を形成した。この例では、基材フィルムの周縁部に平坦部を残し、微細凹凸パターンを基材フィルムより小さいサイズで形成し、反射防止膜を微細凹凸パターンより小さいサイズで形成し、微細凹凸パターンの周縁部上には反射防止膜を形成しなかった。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図2Cに示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域であり、符号6は平坦部である。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置した後にも、反射防止膜にクラックが発生しなかった。
<比較例1>
比較例1では、基材フィルムの外周端から3mm内側の領域に反射防止膜を形成した以外は実施例3と同様にして、微細凹凸パターンフィルムを製造した。この例では、基材フィルムの周縁部に平坦部を残し、微細凹凸パターンを基材フィルムより小さいサイズで形成し、反射防止膜を基材フィルムより小さく微細凹凸パターンより大きいサイズで形成し、微細凹凸パターン上と平坦部上に反射防止膜を形成した。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図3に示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域であり、符号6は平坦部である。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間経過した後、基材フィルムの平坦部上に形成された反射防止膜にクラックが発生した。さらに微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置すると、平坦部上の反射防止膜に発生したクラックが拡がり、マイクロレンズアレイ上の反射防止膜にまでクラックが拡がった。
比較例1では、基材フィルムの外周端から3mm内側の領域に反射防止膜を形成した以外は実施例3と同様にして、微細凹凸パターンフィルムを製造した。この例では、基材フィルムの周縁部に平坦部を残し、微細凹凸パターンを基材フィルムより小さいサイズで形成し、反射防止膜を基材フィルムより小さく微細凹凸パターンより大きいサイズで形成し、微細凹凸パターン上と平坦部上に反射防止膜を形成した。この例で製造した微細凹凸パターンフィルムの模式平面図を図3に示す。図中、符号4は微細凹凸パターンの形成領域であり、符号5は反射防止膜の形成領域であり、符号6は平坦部である。
この例では、微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間経過した後、基材フィルムの平坦部上に形成された反射防止膜にクラックが発生した。さらに微細凹凸パターンフィルムを125℃の温度で200時間放置すると、平坦部上の反射防止膜に発生したクラックが拡がり、マイクロレンズアレイ上の反射防止膜にまでクラックが拡がった。
計400時間の耐熱試験後のサンプルの光学顕微鏡写真を図4に示す。図中、符号7は紫外線硬化性樹脂を用いて作製した樹脂層の平坦部、符号8はマイクロレンズアレイパターン、符号9は平坦部に発生したクラック、符号10はマイクロレンズの形成領域に発生したクラックである。図4に示す写真には、平坦部上の反射防止膜からマイクロレンズアレイパターン上の反射防止膜にまでクラックが拡がっている様子が示されている。
この出願は、2019年3月27日に出願された日本出願特願特願2019-060207号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 フィルム本体、2 樹脂層、3 反射防止膜、4 微細凹凸パターンの形成領域、5 反射防止膜の形成領域、6 平坦部、10 基材フィルム、P 微細凹凸パターン
Claims (7)
- 少なくとも一部の表面に微細凹凸パターンを有する基材フィルムと、
前記微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成された、無機膜よりなる反射防止膜とを備えた、微細凹凸パターンフィルム。 - 前記基材フィルムの一部の表面に前記微細凹凸パターンが形成され、
前記基材フィルムの表面において、前記微細凹凸パターンの形成領域の周囲は前記微細凹凸パターンが形成されていない平坦部であり、
前記反射防止膜は、前記微細凹凸パターンの少なくとも一部の表面上に形成され、前記平坦部上には形成されていない、請求項1に記載の微細凹凸パターンフィルム。 - 前記微細凹凸パターンは、複数の微細な凸部または凹部が配列したパターンであり、互いに隣接する前記凸部または前記凹部の中心間距離が5~500μmであり、前記凸部の高さまたは前記凹部の深さが1~100μmである、請求項1または2に記載の微細凹凸パターンフィルム。
- 前記微細凹凸パターンは、互いに隣接する前記凸部の境界部分または互いに隣接する前記凹部の境界部分が非平坦なマイクロレンズアレイパターンである、請求項3に記載の微細凹凸パターンフィルム。
- 前記反射防止膜は、金属酸化膜の単層構造または積層構造である、請求項1~4のいずれか一項に記載の微細凹凸パターンフィルム。
- 画像表示装置のスクリーン用である、請求項1~5のいずれか一項に記載の微細凹凸パターンフィルム。
- 請求項6に記載の微細凹凸パターンフィルムを中間スクリーンとして備える、ヘッドアップディスプレイ装置。
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