WO2017109879A1 - 自動走行式芝刈機 - Google Patents

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隆弘 山本
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Abstract

 走行フレーム(11)を覆う可動カバー(13)が、水平方向と上下方向とに変位可能に、複数の保持装置(20A,20B,20C)によって保持された自動走行式芝刈機(10)である。該複数の保持装置は、保持軸(30)と軸保持部(50)とを含む。該保持軸は、上下方向へ延びており、下半部分(32)と上半部分(33)とからなる。該軸保持部は、該走行フレームの収納部(40)に収納された該下半部分を、水平方向にのみスライド可能に保持する。該上半部分は、該走行フレームから上に延びて該可動カバーの貫通孔(13a)を貫通することにより、該可動カバーを上下変位可能に保持する。圧縮コイルバネ(81)は、該上半部分の上端に有したバネ受け部(82)と該可動カバーの上壁(72)との間に介在している。該1つの保持装置は、該下半部分のスライド変位量を検出する軸変位量検出装置(90)を備える。

Description

自動走行式芝刈機
 本発明は、自動走行式芝刈機の改良技術に関する。
 芝刈機のなかには、作業者が操縦することなく、自主的に走行可能な自動走行式芝刈機がある。この自動走行式芝刈機は、走行輪によって芝地を自動的に走行しつつ、略水平に回転するカッタブレードによって芝草を刈ることが可能であり、いわゆるロボット芝刈機として知られている。このような自動走行式芝刈機は、特許文献1から知られている。
 特許文献1で知られている自動走行式芝刈機は、走行輪を有した走行フレームと、この走行フレームの上部及び側部を覆った可動カバーとを有する。可動カバーは、走行フレームに対して水平方向と上下方向とに変位可能に、複数の保持装置によって保持されている。走行フレームに対する変位量は、変位量検出装置によって検出される。この変位量検出装置は、複数の保持装置から分離し且つ独立している。
 複数の保持装置は、それぞれ、収納室と垂直軸とバッファと圧縮コイルバネとからなる。収納室は、走行フレームに形成されている。垂直軸は、走行フレームに対し軸線が上下方向へ延びており、収納室に上下スライド可能に収納されている。垂直軸の上端は、収納室から露出している。バッファは、下端を垂直軸の上端に固定されるとともに、上端を可動カバーの下端面に固定された、ゴム製品である。このバッファの高さ方向の中間部は、水平方向に弾性変形可能である。圧縮コイルバネは、垂直軸を下方へ付勢することにより、バッファを介して可動カバーを走行フレームの上面に引き寄せている。自動走行式芝刈機の走行中に、可動カバーの側面が障害物に当たることによって、バッファは水平方向に弾性変形する。この結果、可動カバーは水平方向に変位する。変位量検出装置は、可動カバーの変位量を検出する。
 変位量検出装置によって、可動カバーの変位量を正確に検出できるためには、バッファの変形許容量が大きく、しかも、水平方向の荷重に対するバッファの変形抵抗が一定であることが求められる。しかしながら、バッファは単なるゴム製品であるから、水平方向へ弾性変形をすることが可能な変形許容量が小さい。バッファの変形許容量を増すには、バッファの中間部の上下方向の長さを大きくする必要がある。これでは、自動走行式芝刈機の高さが大きくなるので、得策ではない。また、ゴム製のバッファでは、水平方向の荷重に対して変形抵抗が変化する。
 さらに、走行フレームに対する可動カバーの水平方向の変位量を、大きく設定できるように改良するにあたって、次の点を考慮する必要がある。つまり、自動走行式芝刈機の走行時には、路面から走行輪を介して走行フレームへ走行振動が伝わる。この走行振動によって、可動カバーと、この可動カバーを保持する部分とが互いに当たると、騒音が発生する要因となり得る。
欧州特許出願公開第2687077号明細書
 本発明は、走行フレームに対する可動カバーの水平方向の変位量を大きく設定できるとともに、自動走行式芝刈機の走行時の騒音を抑制することができる技術を提供することを課題とする。
 本発明によれば、走行輪を有した走行フレームの上部及び側部を覆う可動カバーが、前記走行フレームに対して水平方向と上下方向とに変位可能に複数の保持装置によって保持された、自動走行式芝刈機が提供される。
 前記複数の保持装置は、それぞれ、前記走行フレームに対し軸線が上下方向へ延びた単一の棒状の部材からなり、上半部分を前記走行フレームから上方へ露出している保持軸と、この保持軸の下半部分を収納可能に、前記走行フレームに形成されている収納部と、この収納部に収納された前記下半部分を、前記保持軸の軸線に対し実質的に直交する方向にのみ、スライド可能に保持する軸保持部とを含む。
 前記軸保持部は、前記下半部分に設けられたスライダと、このスライダを前記保持軸の軸線に対し直交する方向にスライド可能に案内するガイド部とからなる。前記可動カバーは、前記保持軸の上半部分を上下に貫通可能な貫通孔を有する。この貫通孔の大きさは、前記上半部分に対して、前記可動カバーを実質的に上下にのみ変位可能な大きさである。前記上半部分は、前記貫通孔を貫通した状態で前記可動カバーの上方へ延びているとともに、上端又は上端近傍に、圧縮コイルバネの一端を受けるバネ受け部を有する。前記圧縮コイルバネは、前記バネ受け部と前記可動カバーの上壁との間に介在している。前記複数の保持装置の少なくとも1つは、前記走行フレームに対する前記保持軸の下半部分の水平方向のスライド変位量を検出可能な軸変位量検出装置を備えている。
 このように、軸保持部は、保持軸の下半部分に設けられたスライダと、このスライダを保持軸の軸線に対して直交する方向にスライド可能に案内するガイド部とからなる、スライド構造である。軸保持部がスライド構造なので、保持軸の下半部分が水平方向へ変位する変位量を、大きく設定することができる。このため、走行フレームに対して、可動カバーが水平方向にのみ変位する変位量を、大きく設定することができる。しかも、可動カバーの変位量の大きさにかかわらず、軸保持部のスライド抵抗は、実質的に一定である。従って、可動カバーの変位量を、軸変位量検出装置によって正確に検出することができる。
 また、軸保持部が水平方向のスライド構造なので、軸保持部の高さ方向の寸法は小さくてすむ。つまり、軸保持部を薄型にできる。その分、自動走行式芝刈機の高さを抑制することができる。また、可動カバーが水平方向に変位する変位量を、大きく設定できるにもかかわらず、保持軸を単一の棒状の部材によって構成することができる。このため、保持軸をシンプルな構成にできる。
 さらには、保持軸の上半部分は、上端又は上端近傍にバネ受け部を有する。圧縮コイルバネは、バネ受け部と可動カバーの上壁との間に介在している。この結果、圧縮コイルバネは、可動カバーを走行フレームの上面へ向かって付勢している。可動カバーは、圧縮コイルバネの付勢力によって、走行フレームの上面に押し付けられている。また、保持軸は、圧縮コイルバネによって、走行フレームの上面から上方へ離れる方向へ付勢されている。このため、スライダの上面は、圧縮コイルバネの付勢力によって、上側ガイド部に押し付けられている。
 このため、自動走行式芝刈機の走行時に、路面から走行輪を介して走行フレームへ伝わった走行振動による、可動カバーやスライダの上下振動の発生を、極力抑制することができる。従って、走行フレームの上面に対する可動カバーの衝突音と、ガイド部に対するスライダの衝突音の発生を、極力抑制することができる。この結果、自動走行式芝刈機の走行時の騒音を抑制することができる。
 以上の説明から明らかなように、本発明では、次の2つのことを同時に達成することができる。第1に、スライド構造の軸保持部を採用したことによって、走行フレームに対する可動カバーの水平方向の変位量を、大きく設定することができる。第2に、走行フレームの上面に対する可動カバーの衝突音と、ガイド部に対するスライダの衝突音の、両方の発生を圧縮コイルバネだけによって極力抑制することができる。しかも、衝突音の発生を抑制するのに、保持軸の上半部分の上端又は上端近傍に設けられたバネ受け部と、可動カバーの上壁との間に、単一の圧縮コイルバネを介在させるだけの、簡単な構成ですむ。
 好ましくは、前記バネ受け部は、前記保持軸の上半部の上端面にボルト結合してなる。このため、上半部に対する圧縮コイルバネを組み付け、取り外し作業が容易である。
 さらに、好ましくは、前記走行フレームの上面と前記可動カバーの下面との間には、弾性部材が介在している。この弾性部材は、前記保持軸を中心に位置した環状の平板からなる。このため、可動カバーが、上下振動により、圧縮コイルバネの付勢力に抗して一旦浮き上がった後に、下がった場合に、弾性部材は可動カバーを受ける緩衝材となる。従って、可動カバーが走行フレームの上面に当たる衝突音を、抑制することができる。
 さらに、好ましくは、前記弾性部材の下面は、前記保持軸を貫通した状態の平板状のワッシャを介して、間接的に前記走行フレームの上面に重ねられている。このため、走行フレームに対して、保持軸が可動カバーと共に水平方向へ変位した場合に、ワッシャは走行フレームの上面をスライド可能である。一般に、平板状のワッシャと走行フレームの上面との間の摩擦抵抗は、弾性部材と走行フレームの上面との間の摩擦抵抗よりも小さい。しかも、前記走行フレームの上面には、前記保持軸を中心に平面視放射状に配列された複数のリブが形成されている。従って、走行フレームの上面に対するワッシャのスライド抵抗は小さい。保持軸を、水平方向へ一層円滑に変位させることができる。
 好ましくは、前記可動カバーは、前記保持軸を中心に位置した膨出部を有している。この膨出部は、前記可動カバーの下面から前記弾性部材の上面へ向かって膨出するとともに、この弾性部材の上面に接触可能な平坦な底板を有した、略カップ状に形成されている。前記可動カバーの前記貫通孔は、前記底板に位置している。このため、弾性部材の上面には、可動カバーのなかの膨出部の底板だけが、接触可能である。従って、上下振動をした可動カバーの下面が、走行フレームの上面に直接に当たらないように、防止することができる。
 さらに、好ましくは、前記膨出部の前記底板は、前記圧縮コイルバネの下端面を受けている。このため、圧縮コイルバネにより、膨出部の底板を介して弾性部材の上面を、より確実に且つ効率よく付勢することができる。
 さらに、好ましくは、自動走行式芝刈機は前記可動カバーの上を覆う化粧カバーを、更に備えている。この化粧カバーは、前記可動カバーに対して取り外し可能に取り付けられており、前記保持軸の上半部と前記圧縮コイルバネを覆っている。このため、圧縮コイルバネは外部から見えない。自動走行式芝刈機の外観性を高めることができる。
 本発明では、走行フレームに対する可動カバーの水平方向の変位量を大きく設定できるとともに、自動走行式芝刈機の走行時の騒音を抑制することができる。
本発明による自動走行式芝刈機を側方から見た断面図である。 図1に示される自動走行式芝刈機から可動カバーと化粧カバーとを外した構成の平面図である。 図1に示される第1の保持装置を拡大した図である。 図1に示されるアッパフレームと第1の保持装置の分解図である。
 本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
 実施例に係る自動走行式芝刈機について、図面に基づき説明する。なお、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側を示す。
 図1に示されるように、自動走行式芝刈機10は、作業者が操縦することなく自主的に走行可能な形式の作業機の一種である。この自動走行式芝刈機10は、4つの走行輪15,16(右側のみを示す。)によって芝地GLを自動的に走行しつつ、略水平方向に回転するカッタブレード12によって芝草を刈ることが可能であり、いわゆるロボット芝刈機として知られている。以下、この自動走行式芝刈機10のことを、単に「芝刈機10」と略称する。この芝刈機10は、走行フレーム11とカッタブレード12と可動カバー13と化粧カバー14とを含む。
 走行フレーム11は、4つの走行輪15,16を備える。この走行フレーム11は、4つの走行輪15,16を備えたアンダフレーム11Aと、このアンダフレーム11Aの上面全体を実質的に覆うように設けられたアッパフレーム11Bとからなる。このアッパフレーム11Bは、アンダフレーム11Aから上方へ所定の間隔を有して位置するとともに、このアンダフレーム11Aに対して取り外し可能に取り付けられている。
 4つの走行輪15,16の内訳は、走行フレーム11の前部に備えた左右の前輪15と、走行フレーム11の後部に備えた左右の後輪16とである。左右の後輪16は、左右の走行用電動モータ17によって、個別に駆動される。左右の走行用電動モータ17が互いに等速で正転、または互いに等速で逆転することによって、芝刈機10は前後方向に直進走行をする。また、左右の走行用電動モータ17のいずれか一方だけが逆転することによって、この芝刈機10は旋回する。
 カッタブレード12(芝刈り作業部12)は、走行フレーム11の中央の下方に位置しており、カッタブレード用電動モータ18によって駆動される。このカッタブレード用電動モータ18は、下端から下方の芝地GLへ向かって走行フレーム11の下方へ延びた、出力軸18aを有する。この出力軸18aは、走行フレーム11の上下方向に延びており、水平な芝地GL、つまり地面GLに対して略垂直になる。
 可動カバー13は、走行フレーム11の上部及び側部を覆っている。より具体的に述べると、この可動カバー13は、走行フレーム11の上面及び側面を実質的に覆っている。この可動カバー13は、走行フレーム11に対して水平方向と上下方向とに変位可能に、複数の保持装置20A,20B,20C(図2も参照)によって保持されている。図2に示されるように、好ましくは、複数の保持装置20A,20B,20Cは走行フレーム11に対して3つ設けられる。第1の保持装置20Aは、走行フレーム11の幅方向の中心線CL(フレーム幅中心線CL)に、且つこの走行フレーム11の前部に位置している。第2の保持装置20Bと第3の保持装置20Cとは、フレーム幅中心線CLに対し左右に、且つこの走行フレーム11の後部に位置している。
 複数の保持装置20A,20B,20Cの構成は、全て同じ構成であり、それぞれ、図3に示される保持軸30と収納部40と軸保持部50と中立復帰部60と圧縮コイルバネ81とを含む。但し、複数の保持装置20A,20B,20Cの少なくとも1つ、例えば第1の保持装置20Aは、軸変位量検出装置90(図3参照)を備えている。好ましくは、全ての保持装置20A,20B,20Cが軸変位量検出装置90を備える。
 以下、図3及び図4を参照しつつ、第1の保持装置20Aについて詳しく説明する。第2及び第3保持装置20B,20Cの説明については、説明を省略する。
 第1の保持装置20Aの保持軸30は、単一の棒状の部材によって構成されている。この保持軸30の軸線31は、走行フレーム11に対し上下方向へ延びている。この保持軸30は、走行フレーム11の収納部40に収納された下半部分32と、走行フレーム11から上方へ露出した上半部分33とからなる。下半部分32は、走行フレーム11に対して水平方向へのみ、つまり保持軸30の軸直角方向へのみ、スライド可能に軸保持部50によって保持されている。上半部分33は、可動カバー13の貫通孔13aを貫通した状態で、この可動カバー13よりも上方へ延びていることにより、この可動カバー13を上下変位可能に保持している。
 収納部40は、保持軸30の下半部分32を収納可能に、走行フレーム11に形成されている。詳しく述べると、この収納部40は、走行フレーム11のなかの、アンダフレーム11Aの上面に一体に形成されるとともに、上端を開放されている。つまり、この収納部40は、平坦な平板状の底板41と、この底板41を囲うようにこの底板41の周縁から起立した周壁42とからなる。収納部40の上端は、平坦な平板状のリッド43によって塞がれている。このリッド43は、複数のボルト44によって、収納部40の上端面に取り外し可能に取り付けられている。このように、収納部40の内部には、底板41と周壁42とリッド43とによって囲まれた収納空間45が形成されている。
 保持軸30の下半部分32は、この収納空間45に収納されることになる。リッド43の中央には、上下に貫通した真円状の貫通孔43aが形成されている。保持軸30は、貫通孔43aを通って上下に延びている。
 上述のように、収納部40は走行フレーム11に形成されている。リッド43は収納部40にボルト止めによって取り付けられている。このため、収納部40とリッド43は、実質的に走行フレーム11の一部であると、とらえることができる。
 リッド43の上面43b、つまり走行フレーム11の上面43bには複数のリブ43cが形成されている。この複数のリブ43cは、上面43bから上方へ小さく突出するとともに、この上面43bに沿って細長く延びた凸条に形成されている。この複数のリブ43cのことを、以下「複数のフレーム側リブ43c」という。この複数のフレーム側リブ43cは、貫通孔43a(保持軸30)を中心に平面視放射状に配列されている。
 軸保持部50は、収納部40に収納された下半部分32を、保持軸30の軸線31に対し実質的に直交する方向にのみ、スライド可能に保持している。この軸保持部50は、収納部40に収納されており、スライダ51とガイド部52とからなる。
 スライダ51は、保持軸30の下半部分32に設けられている。このスライダ51は、保持軸30の軸線31を中心とした、平坦な板状の円板によって構成されており、下半部分32のなかの長手方向略中央に一体的に設けられている。
 ガイド部52は、保持軸30の軸線31に対して、直交する方向にスライド可能に案内する。このガイド部52は、上側ガイド部53と下側ガイド部54とからなる。
 上側ガイド部53は、スライダ51の上面51aを保持軸30の軸線31に対して直交する方向にスライド可能に案内する。この上側ガイド部53は、リッド43の裏面43d(下面43d)によって構成されており、スライダ51の板面に対して平行である。上側ガイド部53、つまりリッド43の裏面43dには複数のリブ53aが形成されている。この複数のリブ53aは、裏面43dから下方へ小さく突出するとともに、この裏面43dに沿って細長く延びた凸条に形成されている。この複数のリブ53aのことを、以下「複数の上ガイド側リブ53a」という。この複数の上ガイド側リブ53aは、前記複数のフレーム側リブ43cと実質的に同じ構成であって、貫通孔43a(保持軸30)を中心に平面視放射状に配列されている。
 下側ガイド部54は、スライダ51の下面51bを保持軸30の軸線31に対して直交する方向にスライド可能に案内する。この下側ガイド部54は、平坦な板状の円板によって構成されており、スライダ51の板面に対して平行に位置している。この下側ガイド部54は、収納部40の底板41よりも上位に位置するとともに、この底板41から起立した複数のボス46に取り外し可能に取り付けられている。この下側ガイド部54の中央には、上下に貫通した真円状の貫通孔54aが形成されている。保持軸30の下半部分32は、貫通孔54aを通って上下に延びている。
 下側ガイド部54の上面には複数のリブ54bが形成されている。この複数のリブ54bは、下側ガイド部54の上面から上方へ小さく突出するとともに、この上面に沿って細長く延びた凸条に形成されている。この複数のリブ54bのことを、以下「複数の下ガイド側リブ54b」という。この複数の下ガイド側リブ54bは、前記複数のフレーム側リブ43cと実質的に同じ構成であって、貫通孔43a(保持軸30)を中心に平面視放射状に配列されている。
 複数の上ガイド側リブ53aと複数の下ガイド側リブ54bとの間の間隔Diは、この上側及び下側ガイド部53,54によって、スライダ51を保持軸30の軸線31に対し実質的に直交する方向にのみ、円滑にスライド可能且つ保持可能な大きさに設定される。複数の上ガイド側リブ53aと複数の下ガイド側リブ54bとによって、スライダ51を保持するので、ガイド部52に対するスライダ51のスライド抵抗は小さい。保持軸30を、水平方向へ一層円滑に変位させることができる。
 以上の説明から明らかなように、軸保持部50は、保持軸30の下半部分32を、走行フレーム11に対して水平方向へのみ変位可能に保持している。しかも、保持軸30の軸線31が鉛直方向に起立した姿勢は、軸保持部50によって保持される。
 中立復帰部60は、保持軸30の下半部分32を図3に示される水平方向の中立位置Neに自己復帰させる。この中立復帰部60は、収納部40に収納されており、収納部40の底板41と下側ガイド部54との間に位置している。この中立復帰部60は、下半部分32に固定された中央リング部61と、収納部40に固定されたバネ掛け部62と、中央リング部61とバネ掛け部62との間に掛けられた複数(好ましくは3個)の引張りコイルバネ63とからなる。
 中央リング部61とバネ掛け部62とは、保持軸30の軸線31方向の、実質的に同一高さに位置している。中央リング部61は、下半部分32の下部に設けられた平板状のリングによって構成されている。バネ掛け部62は、中央リング部61よりも大径の平板状のリングによって構成されており、底板41に複数のビス64によって取り付けられている。
 複数の引張りコイルバネ63は、保持軸30の軸線31に対して放射状に位置しており、それぞれ、一端を中央リング部61に掛けられるとともに、他端をバネ掛け部62に掛けられている。
 可動カバー13は、保持軸30を中心に位置した膨出部71を有する。この膨出部71は、可動カバー13の上壁72の下面72aから下方へ向かって膨出した略カップ状に形成されている。この膨出部71の下端は、平坦な底板73に形成されている。この底板73には、上下に貫通した貫通孔43aが形成されている。この貫通孔43aは、保持軸30の上半部分33を上下に貫通可能である。この貫通孔43aの大きさは、上半部分33に対して、可動カバー13を実質的に上下にのみ変位可能な大きさである。このように、可動カバー13は、保持軸30の上半部分33を上下に貫通可能な貫通孔43aを有する。
 保持軸30の上半部分33は、貫通孔43aを貫通した状態で可動カバー13の上方へ延びているとともに、上端又は上端近傍に、圧縮コイルバネ81の一端を受けるバネ受け部82を有する。このバネ受け部82は、好ましくは保持軸30の上半部分33の上端面に、ボルト結合してなる。このため、上半部分33に対する圧縮コイルバネ81を組み付け、取り外し作業が容易である。より詳しく述べると、バネ受け部82は、上半部分33に嵌め込まれた環状且つ平板状の受け板83と、上半部分33の上端面にボルト84によって結合された平ワッシャ85とからなる。
 圧縮コイルバネ81は、バネ受け部82と可動カバー13の上壁72(膨出部71の底板73)との間に介在することによって、可動カバー13を下方へ付勢している。つまり、膨出部71の底板73は、圧縮コイルバネ81の下端面を受けている。好ましくは、圧縮コイルバネ81は保持軸30の上半部分33に巻かれている。
 走行フレーム11の上面43bと、可動カバー13の下面72a(可動カバー13のなかの膨出部71の底板73)との間には、弾性部材86が介在している。この弾性部材86は、保持軸30を中心に位置した環状の平板からなる。この弾性部材86の下面86bは、保持軸30を貫通した状態の平板状のワッシャ87を介して、間接的に走行フレーム11の上面43b、つまりリッド43の上面43bに重ねられている。このため、可動カバー13が、上下振動により、圧縮コイルバネ81の付勢力に抗して一旦浮き上がった後に、下がった場合に、弾性部材86は可動カバー13を受ける緩衝材となる。従って、可動カバー13が走行フレーム11の上面43bに当たる衝突音を、抑制することができる。
 弾性部材86の上面86aには、可動カバー13のなかの膨出部71の底板73だけが、接触可能である。従って、上下振動をした可動カバー13の下面72aが、走行フレーム11の上面43bに直接に当たらないように、防止することができる。
 さらに、膨出部71の底板73は、圧縮コイルバネ81の下端面を受けている。このため、圧縮コイルバネ81により、膨出部71の底板73を介して弾性部材86の上面を、より確実に且つ効率よく付勢することができる。
 走行フレーム11に対して、保持軸30が可動カバー13と共に水平方向へ変位した場合に、ワッシャ87は走行フレーム11の上面43bをスライド可能である。一般に、平板状のワッシャ87と走行フレーム11の上面43bとの間の摩擦抵抗は、弾性部材86と走行フレーム11の上面43bとの間の摩擦抵抗よりも小さい。しかも、走行フレーム11の上面43bには、保持軸30を中心に平面視放射状に配列された複数のリブ43c(フレーム側リブ43c)が形成されている。従って、走行フレーム11の上面に対するワッシャ87のスライド抵抗は小さい。保持軸30を、水平方向へ一層円滑に変位させることができる。
 化粧カバー14は、可動カバー13の上を覆っており、この可動カバー13に対して取り外し可能に取り付けられている。この結果、この化粧カバー14は、保持軸30の上半部分33と圧縮コイルバネ81とを覆っている。このため、圧縮コイルバネ81は外部から見えない。芝刈機10の外観性を高めることができる。
 軸変位量検出装置90は、走行フレーム11に対する、下半部分32の水平方向のスライド変位量を検出可能である。下半部分32の下端面は、収納部40の底板41に近接している。この軸変位量検出装置90は、保持軸30の下端に設けられた永久磁石91と、収納部40の底板41の下面に設けられた磁気センサ92とからなる。磁気センサ92は、例えばホール効果センサによって構成される。保持軸30が図3に示される中立位置Neに位置しているときに、磁気センサ92と磁気センサ92は中立位置Neに位置する。制御部95は、軸変位量検出装置90の検出信号に従って、左右の走行用電動モータ17(図1参照)を制御することにより、芝刈機10の走行方向を転換制御する。
 保持軸30が、可動カバー13と共に走行フレーム11に対して水平方向にスライドしたときに、永久磁石91も同方向へ変位する。この結果、可動カバー13が水平方向へ変位した変位量を、走行フレーム11に設けられた磁気センサ92によって検出することができる。軸変位量検出装置90が第1の保持装置20Aに組み込まれているので、軸変位量検出装置90が第1の保持装置20Aから分離、独立した構成に比べて、芝刈機10の構成が簡単である。
 以上の説明をまとめると、次の通りである。軸保持部50は、保持軸30の下半部分32に設けられたスライダ51と、このスライダ51を保持軸30の軸線31に対して直交する方向にスライド可能に案内するガイド部52とからなる、スライド構造である。軸保持部50がスライド構造なので、保持軸30の下半部分32が水平方向へ変位する変位量を、大きく設定することができる。このため、走行フレーム11に対して、可動カバー13が水平方向にのみ変位する変位量を、大きく設定することができる。しかも、可動カバー13の変位量の大きさにかかわらず、軸保持部50のスライド抵抗は、実質的に一定である。従って、可動カバー13の変位量を、軸変位量検出装置90によって正確に検出することができる。
 また、軸保持部50が水平方向のスライド構造なので、軸保持部50の高さ方向の寸法は小さくてすむ。つまり、軸保持部50を薄型にできる。その分、芝刈機10の高さを抑制することができる。また、可動カバー13が水平方向に変位する変位量を、大きく設定できるにもかかわらず、保持軸30を単一の棒状の部材によって構成することができる。このため、保持軸30をシンプルな構成にできる。
 さらには、保持軸30の上半部分33は、上端又は上端近傍にバネ受け部82を有する。圧縮コイルバネ81は、バネ受け部82と可動カバー13の上壁72との間に介在している。この結果、圧縮コイルバネ81は、可動カバー13を走行フレーム11の上面43bへ向かって付勢している。可動カバー13は、圧縮コイルバネ81の付勢力によって、走行フレーム11の上面43bに押し付けられている。また、保持軸30は、圧縮コイルバネ81によって、走行フレーム11の上面43bから上方へ離れる方向へ付勢されている。このため、スライダ51の上面51aは、圧縮コイルバネ81の付勢力によって、上側ガイド部53に押し付けられている。
 このため、芝刈機10の走行時に、路面から走行輪15,16(図1参照)を介して走行フレーム11へ伝わった走行振動による、可動カバー13やスライダ51の上下振動の発生を、極力抑制することができる。従って、走行フレーム11の上面43bに対する可動カバー13の衝突音と、ガイド部52に対するスライダ51の衝突音の発生を、極力抑制することができる。この結果、芝刈機10の走行時の騒音を抑制することができる。
 以上の説明から明らかなように、本実施例では、次の2つのことを同時に達成することができる。第1に、スライド構造の軸保持部50を採用したことによって、走行フレーム11に対する可動カバー13の水平方向の変位量を、大きく設定することができる。第2に、走行フレーム11の上面43bに対する可動カバー13の衝突音と、ガイド部52に対するスライダ51の衝突音の、両方の発生を圧縮コイルバネ81だけによって極力抑制することができる。しかも、衝突音の発生を抑制するのに、保持軸30の上半部分33の上端又は上端近傍に設けられたバネ受け部82と、可動カバー13の上壁72との間に、単一の圧縮コイルバネ81を介在させるだけの、簡単な構成ですむ。
 図3に示されるように、芝刈機10は、可動カバー13の上下方向の変位量を検出する上下検出部100を備えている。可動カバー13が走行フレーム11に対して持ち上がったときに、上下検出部100は持ち上がり動作を検出して検出信号を発する。制御部95は、上下検出部100の検出信号に従って、左右の走行用電動モータ17(図1参照)を停止させるとともに、カッタブレード用電動モータ18(図1参照)を停止させる。この結果、芝刈機10が走行を停止するとともに、カッタブレード12が回転を停止する。
 本発明の自動走行式芝刈機10は、自主的に走行可能な無人走行式芝刈機に採用するのに好適である。
 10  自動走行式芝刈機
 11  走行フレーム
 11A アンダフレーム
 11B アッパフレーム
 12  カッタブレード
 13  可動カバー
 13a 貫通孔
 14  化粧カバー
 15  前輪(走行輪)
 16  後輪(走行輪)
 20A 第1の保持装置
 20B 第2の保持装置
 20C 第3の保持装置
 30  保持軸
 31  軸線
 32  下半部分
 33  上半部分
 40  収納部
 43  リッド
 43a 貫通孔
 43b 上面(走行フレームの上面)
 43c フレーム側リブ
 43d 裏面
 50  軸保持部
 51  スライダ
 51a 上面
 51b 下面
 52  ガイド部
 71  膨出部
 72  可動カバーの上壁
 72a 上壁の下面(可動カバーの下面)
 73  膨出部の底板
 81  圧縮コイルバネ
 82  バネ受け部
 86  弾性部材
 86a 弾性部材の上面
 86b 弾性部材の下面
 87  ワッシャ
 90  軸変位量検出装置

Claims (7)

  1.  走行輪を有した走行フレームの上部及び側部を覆う可動カバーが、前記走行フレームに対して水平方向と上下方向とに変位可能に、複数の保持装置によって保持された自動走行式芝刈機において、
     前記複数の保持装置は、それぞれ、
     前記走行フレームに対し軸線が上下方向へ延びた単一の棒状の部材からなり、上半部分を前記走行フレームから上方へ露出している保持軸と、
     この保持軸の下半部分を収納可能に、前記走行フレームに形成されている収納部と、
     この収納部に収納された前記下半部分を、前記保持軸の軸線に対し実質的に直交する方向にのみ、スライド可能に保持する軸保持部とを含み、
     この軸保持部は、前記下半部分に設けられたスライダと、このスライダを前記保持軸の軸線に対し直交する方向にスライド可能に案内するガイド部とからなり、
     前記可動カバーは、前記保持軸の上半部分を上下に貫通可能な貫通孔を有し、
     この貫通孔の大きさは、前記上半部分に対して、前記可動カバーを実質的に上下にのみ変位可能な大きさであり、
     前記上半部分は、前記貫通孔を貫通した状態で前記可動カバーの上方へ延びているとともに、上端又は上端近傍に、圧縮コイルバネの一端を受けるバネ受け部を有し、
     前記圧縮コイルバネは、前記バネ受け部と前記可動カバーの上壁との間に介在し、
     前記複数の保持装置の少なくとも1つは、前記走行フレームに対する前記保持軸の下半部分の水平方向のスライド変位量を検出可能な軸変位量検出装置を備えていることを特徴とする自動走行式芝刈機。
  2.  前記バネ受け部は、前記保持軸の上半部分の上端面にボルト結合してなる、請求項1記載の自動走行式芝刈機。
  3.  前記走行フレームの上面と前記可動カバーの下面との間には、弾性部材が介在し、
     この弾性部材は、前記保持軸を中心に位置した環状の平板からなる、請求項1又は請求項2記載の自動走行式芝刈機。
  4.  前記弾性部材の下面は、前記保持軸を貫通した状態の平板状のワッシャを介して、間接的に前記走行フレームの上面に重ねられており、
     この走行フレームの上面には、前記保持軸を中心に平面視放射状に配列された複数のリブが形成されている、請求項3記載の自動走行式芝刈機。
  5.  前記可動カバーは、前記保持軸を中心に位置した膨出部を有しており、
     この膨出部は、前記可動カバーの下面から前記弾性部材の上面へ向かって膨出するとともに、この弾性部材の上面に接触可能な平坦な底板を有した、略カップ状に形成されており、
     前記貫通孔は、前記底板に位置している、請求項3又は請求項4記載の自動走行式芝刈機。
  6.  前記膨出部の前記底板は、前記圧縮コイルバネの下端面を受けている、請求項5記載の自動走行式芝刈機。
  7.  前記可動カバーの上を覆う化粧カバーを、更に備え、
     この化粧カバーは、前記可動カバーに対して取り外し可能に取り付けられており、前記保持軸の上半部分と前記圧縮コイルバネを覆っている、請求項1乃至6のいずれか1項記載の自動走行式芝刈機。
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