WO2017022143A1 - レンズ部品および発光装置 - Google Patents

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Abstract

レンズ部品(7)は、光軸(21)から離れるに従って光度が減少する配光特性を有する光源(6)からの光を分散する。レンズ部品(7)は、光源位置Pに配置された光源(6)からの光が入射する光入射部(23)と、光入射部(23)から分岐し光源位置Pから放射状に延びた複数の導光部(24A~24I)とを含む。各導光部(24A~24I)が、光入射部(23)に結合された基端部と、光源(6)から離れる外方へ光を出射する出射端部と、基端部に入射した光を内面反射しながら導く導光反射面とを含む。光入射部(23)および複数の導光部(24A~24I)が、光分散構造を構成する。光分散構造は、当該光分散構造から出射する光における、光軸(21)に沿う方向の光度に対する光軸(21)に対して所定の角度をなす所定方向の光度の比が、光源(6)の配光特性における対応する比よりも大きくなるように構成されている。

Description

レンズ部品および発光装置
 本発明は、レンズ部品、およびこれを用いた発光装置に関する。
 従来から、工場で用いられる機械設備などには、信号表示灯が設けられている。信号表示灯は、機械設備などの状態を報知するための発光信号を周囲に放光する発光装置である。信号表示灯は、例えば、光源と、光源からの光を周囲に向けて導くためのレンズ部品とを有している(例えば、特許文献1,2参照。)。
 特許文献1の信号表示灯のレンズ部品は、略円柱形状の外形をなし、放射状に配置された多数の板状の導光体を有している。レンズ部品の軸方向の一端に、基板が取り付けられ、この基板に光源としての発光ダイオード(LED)が実装されている。LEDの光は、レンズ部品を通して周囲に発せられる。
 特許文献2の信号表示灯のレンズ部品は、略円筒形状をなしている。レンズ部品の中央孔に、基板が縦置きで配置され、この基板の両面に光源としてのLEDが実装されている。
特許第4089692号公報 特開2014-225480号公報
 特許文献1の信号表示灯では、基板への給電等のための導電部材がレンズ部品の周囲に配置されている。この導電部材は、当該信号表示灯のために特別に設計および製造される専用部品であるので、製造コストが高くなる。
 また、特許文献2の信号表示灯では、一般的に指向性のあるLEDを縦置きの基板に実装しているので、周囲から見るときの視認性にムラが生じ易い。
 このような課題は、信号表示灯に限らず、周囲に光を放光する発光装置に共通の課題である。
 そこで、本発明の目的は、安価な構成で周囲からの視認性を向上できる発光装置およびこれに用いるレンズ部品を提供することである。
 この発明は、光軸から離れるに従って光度が減少する配光特性を有する光源からの光を分散するレンズ部品を提供する。このレンズ部品は、所定の光源位置に配置された光源からの光が入射する入射面を有する光入射部と、前記光入射部から分岐して、前記光源位置から放射状に延びた複数の導光部とを含む。各導光部は、前記光入射部に結合された基端部と、前記光源から離れる外方へ光を出射する出射端部と、前記光入射部から前記基端部に入射した光を内面反射しながら前記出射端部へ導く導光反射面とを含む。前記光入射部および前記複数の導光部は、光分散構造を構成している。この光分散構造は、当該光分散構造から出射する光における、前記光軸に沿う方向の光度に対する前記光軸に対して所定の角度をなす所定方向の光度の比が、前記光源の前記配光特性における対応する比よりも大きくなるように構成されている。
 このレンズ部品は、光源位置に光源、例えば、発光ダイオード(LED)を配置して用いることができる。光源が、光軸から離れるに従って光度が減少する配光特性を有していても、レンズ部品を透過した光は、光軸から離れた方向の光の光度の低下が抑制された配光特性を有することができる。すなわち、レンズ部品によって光源の配光特性が補正されるので、光軸から離れた方向においても、大きな光度を確保できる。したがって、このレンズ部品を用いる発光装置の視認性を高くできる。しかも、光源の配光特性にかかわらず視認性を高くできるので、光源の配置の自由度を高めることができ、ひいては、このレンズ部品を用いた発光装置の製造コストの低減が可能となる。より具体的には、電気的接続のために汎用品を利用できるように光源の配置を定めることができるので、製造コストを低減できる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記複数の導光部は、第1導光部と、前記第1導光部よりも前記光軸から離れて配置され、前記第1導光部への入射光量と等しい光量の光が前記光源から入射する第2導光部とを含む。この場合、互いに異なる位置にある第1導光部と第2導光部とをそれぞれ通る光の光量を、互いに等しくできるので、視認性をより一層高めることができる。
 この構成において、前記第1導光部および前記第2導光部は、それぞれ、一対の導光反射面を有しており、前記一対の導光反射面間の間隔が、前記第1導光部よりも前記第2導光部の方が大きくてもよい。この構成により、第1導光部と第2導光部とに入射する光の光量を容易に等しくできる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記入射面は、前記複数の導光部の前記基端部にそれぞれ対向して配置され、前記光源からの光を集光し又は平行光に変換して対応する前記導光部に入射する複数の入射領域を含む。この場合、光源からの光は、光源から発せられる向きに応じた部分ごとに、対応する入射領域を通り、その後の広がりを抑制しながら対応する導光部に導かれる。これにより、各入射領域に入射した光を、確実に、対応する導光部に入射させることができる。すなわち、複数の導光部へと確実に光を分配することができる。また、入射領域によって、対応する導光部に向けて光が集光または平行光に変換されるので、導光部の基端部を大きくしなくても、入射領域に入射した光を導光部に確実に導くことができる。したがって、導光部の基端部の大型化を抑制でき、それに応じて、導光部、ひいてはレンズ部品の設計の自由度を高くできるので、視認性の向上および製造コストの低減に寄与できる。
 この構成において、前記複数の入射領域は、第1入射領域と、前記第1入射領域よりも前記光軸から離れて配置され、前記第1入射領域よりも広い第2入射領域とを含んでもよい。光源の配光特性のために、第2入射領域では、第1入射領域と比べて単位面積当たりの光量が低下する。そこで、第2入射領域を広くしておくことにより、第2入射領域への入射光量を多くしておく。その結果、対応する第2導光部を通る光の光量を多くできる。したがって、視認性をより一層高めることができる。
 より具体的には、前記光軸を含み前記複数の導光部を横断する切断面において、前記光源位置から臨む前記第2入射領域の角度範囲を、前記光源位置から臨む前記第1入射領域の角度範囲よりも広くしてもよい。この構成により、第2入射領域を第1入射領域よりも広くする設計が容易になる。それにより、視認性の向上および製造コストの低減に寄与できる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記複数の導光部は、前記出射端部から出射する光が前記光軸に対してなす角度が、当該光が前記光入射部に入射するときに前記光軸に対してなす角度よりも大きい少なくとも一つの導光部を含む。この場合、当該導光部を通る前後で、光の向きが光軸から離れるように変化する。したがって、光軸に対して大きな角度を成す方向へと光を効率的に導くことができるので、光分散構造の実現に好ましい。
 また、この発明の一実施形態においては、前記複数の導光部の前記出射端部は、前記光源位置を中心とし前記光軸を含む平面に沿った周方向に関して所定の角度範囲を均等に分割するように互いに離れて設定された複数の出射領域にそれぞれ配置されている。この場合、レンズ部品の周方向についての視認性のムラを小さく抑制でき、視認性をより一層高めることができる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記複数の導光部の前記出射端部は、互いに等しい光量で光を出射する。この場合、レンズ部品の周方向についての視認性のムラを小さく抑制でき、視認性をより一層高めることができる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記複数の導光部の前記出射端部は、前記光源位置を中心とし前記光軸を含む平面に沿った周方向に関して所定の角度範囲を均等に分割する複数の出射方向にそれぞれ光を出射する。この場合、レンズ部品の周方向についての視認性のムラを小さく抑制でき、視認性をより一層高めることができる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記複数の導光部は、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線に平行に延びる板状であり、前記出射端部は、前記光源位置から離れる方向に突出するように凸湾曲した湾曲部を有している。この場合、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線を含む断面で見たときに、出射端部が外方に突出する凸湾曲線を形成しており、それによって、出射端部は、集光機能を有している。それにより、当該断面において光源から出射する光の向きが放射状に広がっていても、導光部を通ることで、その広がりが抑制される。その結果、特定の方向に向けて光を放射させることができるので、視認性の向上に寄与する。
 また、この発明の一実施形態においては、前記出射端部は、前記光軸を含み前記複数の導光部を横断する切断面において、平行光を出射するように構成されている。この場合、出射端部から出射する光の向きを一定にできる。例えば、レンズ部品の外側に光拡散機能を有する光学部品を設ける場合に、各導光部から光学部品に入射する光の向きを一定にすることができるため、光学部品の設計が容易になる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記出射端部は、前記光軸を含み前記複数の導光部を横断する切断面において、非平行光を出射するように構成されている。この場合、出射端部から出射された光を拡散できるので、周囲から見るときの視認性をより一層向上できる。
 また、この発明は、前記レンズ部品と、前記レンズ部品の前記光源位置に配置されている光源とを含む、発光装置を提供する。この発光装置では、レンズ部品に関連して前述した作用効果を得ることができる。
 発光装置は、前記レンズ部品の外方に配置され、前記レンズ部品から入射される光を拡散する拡散部を有する透光性のカバーをさらに含んでもよい。この構成により、レンズ部品から出射された光は、カバーを透過して、拡散して周囲に発せられる。したがって、周囲から発光装置を見るときの視認性のムラを小さく抑制できる。
 さらに、この構成において、前記光入射部、前記複数の導光部および前記拡散部が、光分散構造を構成しており、この光分散構造は、当該光分散構造から出射する光における、前記光軸に沿う方向の光度に対する前記光軸に対して所定の角度をなす所定方向の光度の比が、前記光源の前記配光特性における対応する比よりも大きくなるように構成されていてもよい。この構成により、光源が、光軸から離れるに従って光度が減少する配光特性を有しているにもかかわらず、この配光特性と比較して、レンズ部品およびカバーを透過する光について、光軸から離れた方向の光の光度の低下が抑制される。また、前述のとおり、光源配置の自由度が高まるので、電気的接続のために汎用品を利用できるように光源の配置を定めることができ、それに応じて、製造コストを低減できる。したがって、発光装置の視認性を高くでき、しかも、発光装置の製造コストの低減が可能となる。
 また、この構成において、前記拡散部は、前記複数の導光部の前記出射端部から出射される光がそれぞれ入射する複数の拡散レンズ部を含んでもよい。この構成により、拡散レンズ部の設計変数を調整することで、拡散具合や周囲からの見え方を調整できる。したがって、視認性をより一層高めることができる。
 この構成において、前記拡散レンズ部は、対応する前記出射端部に向かって凸状の凸レンズ面、または対応する前記出射端部に対して凹状の凹レンズ面を含んでもよい。この構成により、簡単な構成で光を拡散させることができる。
 この構成において、各出射端部は、一つの前記拡散レンズ部と対応してもよい。この構成により、出射端部と拡散レンズ部は一対一で対応するので、視認性を高めるための発光装置の設計が容易である。
 また、前記の構成において、各出射端部は、連続する複数の前記拡散レンズ部と対応してもよい。この構成により、一つの出射端部からの光を、カバーの複数の拡散レンズ部を通して広範囲に拡散させることができる。その結果、視認性をより一層向上させることができる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記光源は、前記光軸を共有し、互いに正反対の方向に発光する一対の光源を含む。この場合、全周からの視認性を高めることができる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記一対の光源をそれぞれ実装した一対の主面を有する基板をさらに含む。この場合に、前記レンズ部品は、前記一対の光源に対応した一対の前記光源位置を有し、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線に平行に延びる筒形状の外形を有するとともに、前記一対の光源を前記基板を介して一対の前記光源位置にそれぞれ配置するように収容する光源収容部を有することが好ましい。そして、前記複数の導光部は、各光源に対して複数個ずつが取り囲むように設けられていることが好ましい。この場合、発光装置を実用的な構造で実現できる。例えば、前記筒形状の軸線に沿って基板を縦置きにすることも可能なので、基板への給電のための構造を簡素化し易い。
 この構成において、前記レンズ部品は、前記筒形状の外形を周方向に複数個に分割した分割体を含み、複数個の分割体が前記周方向に互いに結合されることにより筒形状の外形を形成してもよい。この構成により、レンズ部品の分割体は、分割しない場合に比べて、形状が簡素化されるので、製造しやすい。例えば、発光装置の或る切断面において、光源のまわりの半周程度(180度程度)の領域をそれぞれ構成する一対のレンズ部品を組み合わせて、光源のまわりのほぼ全周(360度程度)の領域を取り囲むレンズ部品を構成できる。また、少ない種類の基本レンズ部品を用いて、様々な角度範囲に対応できるレンズ部品を構成できる。
 また、この発明の一実施形態においては、前記レンズ部品は、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線に平行な中心軸線に沿って延びる筒形状を周方向に部分的に切り欠いた外形を有し、この外形は、前記中心軸線の周りに180度を超える中心角を有する。この場合、切り欠いた部分を除いた180度を超える広い範囲の周囲からの高い視認性を実現することができる。切り欠かれたスペースは、発光装置の取り付けのために利用してもよい。
 また、この発明の一実施形態においては、前記レンズ部品は、前記筒形状の軸線に沿って複数個連結可能であり、複数の前記基板が、複数の前記レンズ部品の前記光源収容部にそれぞれ配置されており、隣接する前記レンズ部品の前記光源収容部にそれぞれ配置された前記基板同士を電気的に接続するコネクタをさらに含む。この場合、複数のレンズ部品を連結して利用することができる。このとき、基板をコネクタで互いに電気的に容易に接続できる。より具体的には、レンズ部品が筒形状の軸線に沿って連結されるので、連結される一対のレンズ部品にそれぞれ備えられる基板の端縁同士を対向させることができる。したがって、一対の基板の対向する端縁に互いに嵌合可能な一対のコネクタをそれぞれ配置することによって、それらの一対の基板を電気的に接続することができる。このような、基板同士の接続のためのコネクタには、汎用品を用いることができるので、発光装置の製造コストを低減できる。
 この発明の一実施形態では、前記基板が、前記レンズ部品の前記筒形状の軸線が延びる方向に前記一対の主面を沿わせ、かつ前記軸線からオフセットされて配置されており、前記コネクタが、前記一対の主面のうち前記軸線に近い側の第1主面に実装されている。これにより、前記第1主面に実装された前記光源から前記入射面までの距離が、前記一対の主面のうち前記軸線から遠い側の第2主面に実装された前記光源から前記入射面までの距離よりも長くなる。したがって、基板の第1主面側には、第2主面側よりも大きなスペースを確保でき、この大きなスペースにコネクタを配置できる。したがって、コネクタの大きさに対する制限が少なくなるから、コネクタの選択自由度が高まるから、汎用品のコネクタを採用しやすくなる。それによって、一層のコストダウンを図ることができる。
 なお、本明細書中において、「等しい」の表現は、同じであることと、ほぼ同じであることの両方の意味を含むものである。また、「均等」の表現についても同様である。ここで、同じであることには、製造上の誤差や公差の範囲内での相違がある場合を含むものであり、通例同じものとして扱われる場合である。また、ほぼ同じであることには、前述した同じである場合に加えて、値が許容できる誤差の範囲内で相違する場合を含むものである。この場合、値が許容できる誤差の範囲内にあれば、大差ない効果を得ることができるとされる場合である。許容できる誤差の範囲は、±3%,±5%,±10%の何れかであり、発光装置の設計により異なる。例えば、レンズ部品の出射端部とカバーの拡散部とが離れているほど、レンズ部品の出射端部から出射する光の向きについての誤差の要件は厳しくなる。
図1は、本発明の一実施形態の積層信号灯の概略構成の斜視図である。 図2は、前記積層信号灯に備えられた表示ユニットの分解斜視図である。 図3は、前記表示ユニットの横断面図である。 図4は、前記表示ユニットの縦断面図である。 図5A~図5Eは、前記表示ユニットに備えられたレンズ部品の光の配光特性を示す横断面図である。 図6は、レンズ部品の要部を拡大した横断面図である。 図7Aおよび図7Bは、光源としてのLEDの配光特性の例を示す特性図である。 図8は、カバーの変形例を示す表示ユニットの要部を拡大した断面図である。 図9Aおよび図9Bは、レンズ部品の出射端部の変形例を示すレンズ部品の要部の横断面図であり、導光部を拡大して示す。 図10は、レンズ部品の導光部の出射端部とカバーとの対応関係の変形例を示す表示ユニットの要部の横断面図である。 図11は、表示ユニットのレンズ部品とカバーとが一体化された変形例を示す表示ユニットの横断面図である。 図12は、表示ユニットのレンズ部品が断面半円形の場合の変形例を示す表示ユニットの横断面図である。 図13は、表示ユニットのレンズ部品が断面半円形の場合の別の変形例を示す表示ユニットの横断面図である。 図14は、表示ユニットの他の変形例を示す横断面図である。 図15は、部分的に切り欠いた形状の表示ユニットを含む積層信号灯の斜視図である。 図16は、レンズ部品のさらに他の変形例を示す横断面図である。 図17は、さらに他の変形例に係るレンズ部品を含む表示ユニットの横断面図である。 図18は、さらに他の変形例に係るレンズ部品を含む表示ユニットの横断面図である。
 以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、発光装置としての積層信号灯、およびそれに用いられるレンズ部品に則して説明するが、レンズ部品は、警告灯をはじめとした様々な形態の発光装置に広く適用可能である。警告灯としては、積層信号灯、表示灯、散光式警光灯、回転灯等を例示できる。
 図1は、本発明の一実施形態の積層信号灯1の概略構成の斜視図である。また、図2は、積層信号灯1に備えられた表示ユニット2の分解斜視図であり、図3はその横断面図、図4はその縦断面図である。さらに、図5A~図5Eは、表示ユニット2に備えられたレンズ部品7の要部の光の配光特性を示す横断面図である。さらに、図6は、レンズ部品7の要部と光源6等を拡大した横断面図である。
 図1を参照して、積層信号灯1は、一方向に長い柱状形状をなしていて、その長手方向を例えば上下方向に沿わせた状態で設置される。積層信号灯1は、その長手方向を上下方向以外の方向に沿わせて設置してもよい。
 積層信号灯1は、光信号を発する複数の表示ユニット2と、複数の表示ユニット2に電力を供給するために当該積層信号灯1の基部に配置される基部ユニット3と、当該積層信号灯1の頂部に配置される頂部カバー4とを有している。表示ユニット2は、少なくとも一つあればよいが、本実施形態では、2つの表示ユニット2がある場合に則して説明する。
 積層信号灯1は、その長手方向に沿って、頂部カバー4と複数の表示ユニット2と基部ユニット3とを積層状態で互いに連結してなる。基部ユニット3の下側の端部は、積層信号灯1を、直接に、または支柱等の取付部材(図示せず)を介して、所定の取付箇所(例えば、自動機械の本体部)に取り付けられるように構成されている。
 複数の表示ユニット2は、互いに同様に構成され、図示しない制御装置からの指令信号に応答して、光信号を表示する。光信号は、周囲全周にわたって放射状に発せられる。制御装置は、基部ユニット3に収容されていてもよいし、積層信号灯1の外部に設けられてもよい。
 図2および図3を参照して、表示ユニット2は、光を発する複数の光源6と、複数の光源6からの光を周囲外方へ導くための筒状のレンズ部品7と、複数の光源6を支持する基板8と、レンズ部品7を取り囲む透光性の断面円形の筒状のカバー9とを有している。
 表示ユニット2の外形は、カバー9により規定されており、断面円形の筒形状をなしている。カバー9の内側に、レンズ部品7が入れ子状に同心に配置されている。レンズ部品7とカバー9とは、互いに別体で形成されており、互いに位置合わせされている。レンズ部品7の内部には、光源収容部11が形成されており、ここに、基板8が縦置きに配置されている。「縦置き」とは、ここでは、表示ユニット2の軸線2aに平行に基板8の主面を配置することをいう。基板8は、互いに平行な一対の主面12を有している。基板8の主面12は、長手のほぼ矩形をなしており、その長手がカバー9の軸線9aに平行になるようにして配置される。カバー9の軸線9aは、表示ユニット2の軸線2aと一致している。また、基板8の重心は、レンズ部品7の軸線7a(またはカバー9の軸線9a)上またはその近傍に配置されている。
 図2および図4を参照して、表示ユニット2は、軸線2aに沿って、他の表示ユニット2と連結可能に構成されている。また、表示ユニット2は、基部ユニット3と連結可能に構成されている。また、表示ユニット2は、頂部カバー4と連結可能に構成されている。以下では、表示ユニット2同士を連結する場合に則して説明する。
 カバー9は、軸線9aに関する両端部に連結部14,15をそれぞれ有している。レンズ部品7は、このレンズ部品7の軸線7aに関する両端部に連結部16,17をそれぞれ有している。これにより、レンズ部品7は、軸線7aに沿って複数個連結可能に構成されている。すなわち、連結部16,17は、軸線7aに沿って隣接して配置された2つのレンズ部品7を、互いに連結することができる。また、隣接するレンズ部品7の光源収容部11にそれぞれ配置された基板8同士を電気的に接続する一対のコネクタ18,19が設けられている。
 基板8は、光源6へ給電する回路の一部を形成する配線パターンが主面に印刷されたプリント配線板であり、基板8の長手方向がレンズ部品7の連結方向に平行になるように配置されている。基板8上に形成された回路に、一対のコネクタ18,19が接続されている。
 コネクタ18は、長手方向に関する基板8の一方の端部に固定されており、この端部に隣接するユニットに備えられた基板(図示せず)の対応するコネクタ(図示せず)と電気的に接続することができる。コネクタ19は、長手方向に関する基板8の他方の端部に固定されており、この端部に隣接するユニットに備えられた基板(図示せず)の対応するコネクタ(図示せず)と電気的に接続することができる。
 基板8の一方の主面12には、複数、例えば、2つの光源6が実装されている。また、基板8の反対側の他方の主面12にも、複数、例えば、2つの光源6が実装されている(図4参照)。基板8の両面の光源6が、互いに正反対の向き(基板8の両側)に向けて発光する。
 光源6は、具体的には、発光ダイオード(以下「LED」ともいう。)である。LEDは、発光素子チップからなる。光源6は、所定の配光特性と、この配光特性の中心軸に相当する光軸21とを有している。光源6の光軸21は、基板8の対応する主面12に垂直である。基板8の裏表にある一方の一対の光源6(例えば、図4で上側に図示された2つの光源6)の光軸21は一致、すなわち、同一直線状にある。この対とは離れて配置された他方の一対の光源6の光軸21も、互いに一致している。
 光源6の配光特性の一例を図7Aに示す。この配光特性では、光軸21に沿う一方の向き(「主発光方向」ともいう)における光度が最高であり、主発光方向から離れるに従って光度が減少し、主発光方向に直交する方向や主発光方向に対して90度以上の角度をなす方向の光度は実質的に零である。
 この実施形態のレンズ部品7は、このような光源6の配光特性を補うことで、光源6からの光をより広い範囲に分散し、周囲全周から見たときに均等な視認性が得られるようにしている。
 以下では、光源6および基板8の構成については、前述の例に則して説明するが、これには限定されない。例えば、基板8の裏表の一対の光源6の光軸21を一致させない配置であってもよいし、光源6が基板8の主面12に対して垂直以外の向きに発光する配置であってもよいし、光源6を片面のみに実装した複数の基板8を用いてもよいし、コネクタ18,19の少なくとも一方を廃止する構成であってもよい。また、基板8の一方の表面に実装する光源6の数は少なくとも一つあればよい。
 また、レンズ部品7に適用可能な光源6としては、図7Aのような、光軸21(放射角度が0°の方向)から離れるに従って光度が単調に減少する配光特性を有するLEDを例に説明するが、これには限定されない。例えば、図7Bに示すように、主発光方向(光軸21に沿う方向。放射角度0°の方向)に対して或る角度を有する方向に最高光度を有する配光特性のLEDを光源6として用いてもよい。光源6としては、光軸21から離れるに従って光度が減少する配光特性を有していればよく、より具体的には、光軸21の方向(主発光方向)の光度よりも光軸21に対して所定角度(たとえば90度)の方向の光度の方が小さい配光特性を有していればよい。図7Aおよび図7Bは、いずれもこのような配光特性の例である。
 図3を参照して、レンズ部品7は、光源6を配置する所定の光源位置Pと、この光源位置Pに対向する入射面22を形成する光入射部23と、光入射部23から分岐して光源位置Pから放射状に延びており光源位置Pを取り囲むように配置された複数の導光部24A~24Iとを含んでいる。この実施形態では、光源位置Pは4つあり、光源位置Pごとに、一つの光入射部23と、複数、例えば、9つの導光部24A~24Iとが設けられている。ただし、この実施形態では、基板8の共通の主面12上に実装された2つの光源6に対応する2つの光源位置Pに対応する入射部23は一体化しており、かつ、それらの2つの光源位置Pに対応する複数の導光部24A~24Iはそれぞれ一体化している。
 複数の導光部24A~24Iはそれぞれ、板状をなしている。より具体的には、導光部24A~24Iは、光軸21と直交し光源位置Pを通る直線35に平行に延びる板状をなしている。直線35は、レンズ部品7の軸線7aに平行な直線に相当し、図3の紙面垂直方向に延びている。複数の導光部24A~24Iは、全体としては、光源位置Pを中心とした放射状に配置されている。複数の導光部24A~24Iは、レンズ部品7を横切る断面(図3に表れた断面)において、光源位置Pを中心とした周方向Rに沿って、光軸21を挟んだ両側に対称形をなすように、配置されている。
 導光部24Aは光軸21に沿うように配置されている。導光部24Aに対して光軸21から遠ざかるように、導光部24B,24D,24F,24Hが順に配置されており、これらとは光軸21を挟んだ反対側において、導光部24Aに対して光軸21から遠ざかるように、導光部24C,24E,24G,24Iが順に配置されている。導光部24Bと導光部24Cとは、光軸21を挟んで互いに対称の形状および配置を有している。導光部24Dおよび導光部24Eは、光軸21を挟んで互いに対称の形状および配置を有している。導光部24Fおよび導光部24Gは、光軸21を挟んで互いに対称の形状および配置を有している。導光部24Hおよび導光部24Iは、光軸21を挟んで互いに対称の形状および配置を有している。これらの対称形の関係にある一対の導光部24B~24Iについては、一方について主に説明する。
 図5A~図5Eを参照して、各導光部24A~24Iは、光入射部23に結合された基端部25と、光源6から離れる外方へ光を出射する出射端部26と、光入射部23から基端部25に入射した光を内面反射しながら出射端部26へ導く一対の導光反射面27とを有している。これらの符号は、図5A~図5Eにおいては、導光部24A~24Iのうちの一部についてのみ付記した。
 複数の導光部24A~24Iは、それぞれ以下のように設計されている。すなわち、光源6から発せられる光のうちで、光軸21に対する角度が所定の光源出射角度範囲28A~28Iにある光は、それぞれの光源出射角度範囲28A~28Iに対応して決められた所定の導光部24A~24Iをそれぞれ透過するようになっている。複数の導光部24A~24Iのそれぞれの形状や大きさは、光源出射角度範囲28A~28Iに応じて決められている。以下では、光源出射角度範囲28A~28Iの範囲の各中央値を「光源出射角度」という場合がある。
 具体的には、導光部24Aには、光源出射角度範囲28Aの光が通る。光源出射角度範囲28Aは、光軸21を含み、光軸21に対して対称に設定された角度範囲であって、これに対応する光源出射角度は0度である。
 導光部24B,24Cには、光源出射角度範囲28B,28Cの光がそれぞれ通る。光源出射角度範囲28B,28Cは、それぞれ光源出射角度範囲28Aに隣接して光源出射角度範囲28Aを挟んで互いに反対側に配置された等しい大きさの角度範囲であり、その大きさは光源出射角度範囲28Aよりも大きい。角度範囲の大きさをその角度範囲の符号で示すと、28B=28C>28Aの関係である。光源出射角度範囲28B,28Cに対応する光源出射角度は、互いに等しく、相対的に小さな鋭角(0度は含まない)である。
 導光部24D,24Eには、光源出射角度範囲28D,28Eの光がそれぞれ通る。光源出射角度範囲28D,28Eは、光軸21よりも遠い側で光源出射角度範囲28B,28Cにそれぞれ隣接して配置された等しい大きさの角度範囲であり、その大きさは光源出射角度範囲28B,28Cよりも大きい。角度範囲の大きさをその角度範囲の符号で示すと、28D=28E>28B=28Cの関係がある。光源出射角度範囲28D,28Eに対応する光源出射角度は、互いに等しく、光源出射角度範囲28B,28Cの光源出射角度よりも大きな相対的に中程度の鋭角である。
 導光部24F,24Gには、光源出射角度範囲28F,28Gの光がそれぞれ通る。光源出射角度範囲28F,28Gは、光軸21よりも遠い側で光源出射角度範囲28D,28Eにそれぞれ隣接して配置された等しい大きさの角度範囲であり、その大きさは光源出射角度範囲28D,28Eよりも大きい。角度範囲の大きさをその角度範囲の符号で示すと、28F=28G>28D=28Eの関係がある。光源出射角度範囲28F,28Gに対応する光源出射角度は互いに等しく、光源出射角度範囲28D,28Eの光源出射角度よりも大きな相対的に大きな鋭角である
 光源出射角度範囲28A~28Gおよびこれらに対応する光源出射角度は、これらの光源出射角度範囲28A~28Gに向けて光源6から出射される光の光量が互いに等しくなるように設定されている。
 導光部24H,24Iには、光源出射角度範囲28H,28Iの光がそれぞれ通る。光源出射角度範囲28H,28Iは、光軸21よりも遠い側で光源出射角度範囲28F,28Gにそれぞれ隣接して配置された等しい大きさの角度範囲である。角度範囲の大きさをその角度範囲の符号で示すと、28H=28Iの関係がある。光源出射角度範囲28H,28Iに対応する光源出射角度は互いに等しく、光源出射角度範囲28F,28Gの光源出射角度よりも大きな相対的に大きな鋭角である。
 また、光源出射角度範囲28H,28Iの大きさは、光源出射角度範囲28F,28Gの大きさの半分よりも大きくなるように設定されている。詳細には、導光部24H,24Iを通る光量が導光部24F,24Gを通る光量の約半分になるように、光源出射角度範囲28H,28Iの大きさが設定されている。光源出射角度範囲28H(または光源出射角度範囲28I)に対応する導光部24H(または導光部24I)は、基板8の反対側の導光部24H(または導光部24I)と隣接している。これらの互いに隣接する2つの導光部24H同士(または2つの導光部24I同士)は、互いに協同して、同じ向きに光を発するようにされている。従って、これらの互いに隣接する2つの導光部24Hを通る光の光量の合計が、他の各導光部24A~24Gを通る光の光量と等しくなる。
 光源位置Pは、複数の光源6にそれぞれ対応して設けられ、この実施形態では、4つ設けられている。各光源位置Pに対応して、光入射部23と複数の導光部24A~24Iとの組が、合計4組設けられており、互いに同様に構成されている。これらは、複数の光源位置Pの中心位置P0を含む平面であって基板8の主面12と平行な平面30(図3および図4参照)と、複数の光源位置Pの中心位置P0を含み基板8の主面12およびレンズ部品7の軸線7aと直交する平面31(図4参照)とで区画されるレンズ部品7の4つの部分に、それぞれ対称形になるように形成されている。
 また、レンズ部品7は、基板8を介して複数の光源位置Pにそれぞれ配置される複数の光源6を収容する光源収容部11を有している。
 光源収容部11は、4つの光入射部23と、基板8に対して反対側に位置する光入射部23の縁部を互いに接続する一対の接続部32とで区画されている。接続部32は、基板8の長手縁部を保持する保持部としての溝を有している。光源収容部11は、レンズ部品7の軸線7aについての両側に開放されており、光源収容部11内に基板8を入れることができるとともに、コネクタ18,19を隣接する別の表示ユニットの対応するコネクタと接続できるようになっている。基板8が光源収容部11に収容されて保持されたときに、この基板8の各光源6は、レンズ部品7の対応する光源位置Pに、光軸21が導光部24Aを通る所定の向きに向くように配置される。
 複数の光源位置Pに対応する4組の光入射部23と複数の導光部24A~24Iとは、透光性部材により一体に形成されている。透光性部材としては、例えば、メタクリル樹脂、ガラス等を利用することができる。さらに、これと一対の連結部16,17と一対の接続部30とが、同材料で一体に形成されている。このように形成されたレンズ部品7は、その外形の概略形状である基本外形が、光軸21と直交し光源位置Pを通る直線に平行に延びる断面円形の筒形状である。
 以下では、4つのうちの1つの光源位置Pに基づいてレンズ部品7を説明する。
 図5および図6を参照して、光入射部23は、光源位置Pに対向する断面ほぼ半円筒形状をなしている。光入射部23は、光源位置P側に対向して凹む入射面22を有している。この入射面22には、光源位置Pに配置された光源6からの光が入射する。
 入射面22は、複数、例えば、9個の入射領域34A~34Iで構成されている。これら9個の入射領域34A~34Iは、互いに隣り合うもの同士で連続してつながっており、9つの導光部24A~24Iに対応して、導光部24A~24Iの数と同数で設けられている。複数の入射領域34A~34Iのそれぞれは、光源位置Pに向けて突出する凸湾曲形に形成されている。複数の入射領域34A~34Iが互いにつながった入射面22は、全体として、光源位置Pから後退するように凹んだ凹湾曲形をなしている。
 入射領域34Aは光軸21が通るように配置されている。入射領域34Aに対して光軸21から遠ざかるように、入射領域34B,34D,34F,34Hが順に配置されている。これらとは反対側において、入射領域34Aに対して光軸21から遠ざかるように、入射領域34C,34E,34G,34Iが順に配置されている。
 入射領域34A~34Iは、対応する導光部24A~24Iの基端部25にそれぞれ対向して配置され、光源6の対応する光源出射角度範囲28A~28Iの光を通して、平行光に変換して、対応する導光部24A~24Iに入射させる。
 例えば、入射領域34A~34Gは、光軸21から遠くなるに従って、広くなっている。入射領域34H,34Iは、光軸21から最も遠く離れているが、光軸21に近い側に隣接する入射領域34F,34Gよりも小さくされている。
 入射領域34A~34Iの大きさは、光軸21を含み複数の導光部24A~24Iを横断する切断面(図5に相当)において、光源位置Pから臨む入射領域34の角度範囲(「中心角」ともいう。)として表すことができる。入射領域34A~34Iの中心角は、具体的には、前述した光源出射角度範囲28A~28Iと一致する。以下では、中心角には、対応する光源出射角度範囲28A~28Iと同じ符号を付して説明する。
 複数の入射領域34A~34Iは、レンズ部品7の軸線7aが延びる方向については同じ大きさであるが、対応する中心角28A~28Iが異なっている。例えば、入射領域34Aの中心角28A<入射領域34Bの中心角28B=入射領域34Cの中心角28C<入射領域34Dの中心角28D=入射領域34Eの中心角28E<入射領域34Fの中心角28F=入射領域34Gの中心角28G、の関係がある。
 導光部24A~24Gは、対応する入射領域34A~34Gからの入射光量が互いに等しくされており、それによって、当該導光部24A~24Gを通る光の光量が互いに等しくなるようにされている。
 導光部24A~24Iの一対の導光反射面27は、導光部24A~24Iの板形状の相対向する一対の主面により形成されており、導光部24A~24Iの基端部25から出射端部26まで延びている。導光部24A~24Gにおいては、光軸21から遠く離れた導光部24A~24Gほど、基端部25の一対の導光反射面27間の間隔L1(図6参照)が広くされている。したがって、導光部24Aの当該間隔L1よりも導光部24Bの当該間隔L1が大きく、さらにこの間隔L1よりも導光部24Dの当該間隔L1が大きく、さらに、この間隔L1よりも導光部24Fの当該間隔L1が大きくされている。
 また、導光部24H,24Iについては、以下のように設定されている。互いに反対側に向けて光を発する一対の光源6のそれぞれに対応するレンズ部品7の導光部24H(または導光部24I)は互いに隣接している。これらの互いに隣接する2つの導光部24H同士(または2つの導光部24I同士)は、互いに協同して、同じ向きに光を発するようにされている。互いに隣接する2つの導光部24H(または導光部24I)を通る光の光量の合計が、他の各導光部24A~24Gを通る光の光量と等しくされている。互いに隣接する2つの導光部24H(または導光部24I)への入射光量の合計が、他の各導光部24A~24Gへの入射光量と等しくされている。
 複数の導光部24A~24Iの出射端部26は、光軸21を含む平面(レンズ部品7の横断面に相当する)において、光源位置Pを中心とした周方向に関して所定の角度範囲を均等に分割するように互いに離れて設定された複数の出射領域にそれぞれ配置されている。例えば、所定の角度範囲は、光軸21に沿う方向が中央にある180度の角度範囲である。この角度範囲を、両端を含めて導光部24A~24Iの数に応じて均等に分割して、互いに離れて9個の出射領域が設定されている。これらの出射領域のそれぞれの所定位置、例えば、中央角度位置に対応する導光部24A~24Iの出射端部26が配置されている。
 複数の導光部24A~24Gの出射端部26は、互いに等しい光量で光を出射する。
 また、導光部24H,24Iについては、前述したように、互いに反対側に向けて光を発する一対の光源6のそれぞれに対応するレンズ部品7の2つの導光部24H,24Iの出射端部26からの光量の合計が、他の各導光部24A~24Gの出射端部26からの光の光量と等しくされている。
 複数の導光部24A~24Iの出射端部26は、光軸21を含み複数の導光部24A~24Iを横断する切断面において、直線をなしており、平行光を出射する(図5A~図5Eの二点鎖線参照)。この平行光の向きは、以下のように設定されている。
 複数の導光部24A~24Iの出射端部26は、光軸21を含む平面(レンズ部品7の横断面に相当)において、光源位置Pを中心とした周方向Rに関して所定の角度範囲を均等に分割する複数の出射方向A2にそれぞれ光を出射する。例えば、所定の角度範囲は、光軸21に沿う方向が中央にある180度の角度範囲である。この角度範囲を、両端を含めて導光部24A~24Iの数に応じて均等に分割して、複数の導光部24A~24Iの出射方向A2が設定されている。出射方向A2は、光軸21に沿う方向(0度方向)と、この0度方向の両側に当該0度方向に対して22.5度、45度、67.5度、90度の角度をなす複数の方向である。
 複数の導光部24B~24Iの出射方向A2が光軸21に対してなす角度D2は、当該導光部24A~24Iを通る光が対応する光入射部23に入射する方向A1が光軸21に対してなす角度D1(対応する光源出射角度範囲28A~28Iに対応する光源出射角度に相当)よりも大きい。図6に、方向A1,A2および導光部24Bについての角度D1,D2を図示した。また、図5B~図5Eに、導光部24B,24D,24F,24Hについての角度D1,D2を図示した。
 図4を参照して、複数の導光部24A~24Iについて、出射端部26は、光軸21と直交し光源位置Pを通る直線35が延びる方向((レンズ部品7の軸線7aが延びる方向。図4の紙面上下方向に相当する。)に関して、中間部36と両端部37,38とを有している。なお、図4では、導光部24Aについてのみ図示してある。一方の端部37は、レンズ部品7の軸線方向の端部にある。他方の端部38は、レンズ部品7の軸線方向の中央位置にあり、同じ向きに出射するもう一方の光源6に対応するレンズ部品7の導光部24A~24Iの出射端部26の端部38と隣接している。出射端部26は、端部38においてはレンズ部品7の軸線7aに沿う直線状の輪郭の部分を有しており、端部37から中間部36にかかる領域においては、光源位置Pから離れる方向に突出した凸湾曲線状の輪郭の湾曲部39を有している。出射端部26のこのような形状は、光源6からの光を水平方向(レンズ部品7の軸線7aに直交する方向)に沿う平行光に変換する機能を有する。
 図4に示す縦断面において、光源6の光軸21は、水平方向(レンズ部品7の軸線7aに直交する方向)に沿っている。光源6からの光は、光源位置Pを中心として上下に広がる扇状をなすように放射状に発せられる。光は、導光部24A~24Iを通り、導光部24A~24Iの出射端部26を通ることによって、水平方向に沿う平行光とされる(図4の二点鎖線参照)。この平行光は、その後、カバー9を透過する。
 図3および図4を参照して、カバー9は、断面円形の筒形状をなし、レンズ部品7の外方に配置され、グローブとして機能する。カバー9は、レンズ部品7の導光部24A~24Iの出射端部26から入射される光を拡散する拡散部としての複数の拡散レンズ部40を有している。
 拡散レンズ部40は、対応する導光部24A~24Iの出射端部26に対して、一対一の関係で設けられたレンズ部を有していてもよい。すなわち、導光部24A~24Iの出射端部26からの平行光は、それぞれ対応する特定の1つの拡散レンズ部40に入射するようになっていてもよい。
 具体的には、拡散レンズ部40は、対応する出射端部26に向かう凸状の凸レンズ面41を有している。この凸レンズ面41は、この実施形態では、カバー9の内周面に形成された断面半円形の突条の表面に形成され、この突条は、カバー9の軸線9aに平行に、カバー9の軸方向の所定範囲にわたって延びている。
 図8は、カバー9の変形例を示す表示ユニット2の要部を拡大した断面図である。
 拡散レンズ部40としては、凸レンズ面41に代えて、対応する出射端部26に対して凹状の凹レンズ面42により構成してもよい。凹レンズ面42は、例えば、カバー9の内周面に形成された断面半円形の凹条の表面であってもよい。また、凸レンズ面および凹レンズ面としては、突条および凹条の表面に限らず、例えば、ドット状の突起または窪み形状の表面であってもよい。さらに、これらの凸レンズ面および凹レンズ面の両方がカバー9に形成されてもよい。
 カバー9の拡散部は、拡散レンズ部40に代えて、内部で光を乱反射させる拡散材(図示せず)を有してもよいし、光を拡散可能な梨子地表面(図示せず)を有していてもよい。
 図3に示す例では、カバー9の内面に設けられた突条の数は、出射端部26の数よりも多くある。出射端部26に対応しない突条は、拡散レンズ部40と同様の構成を有してはいるが、拡散レンズ部40としては機能せず、ダミーの拡散レンズ部である。ダミーの拡散レンズ部は、レンズ部品7において発光に関与しない部分の内部を見えにくくでき、表示ユニット2の見栄えをよくできる。
 図3~図5Eを参照して、この実施形態では、4つの光源6から水平方向に沿って互いに逆向きに光が放射状に発せられる。光は、レンズ部品7に入射し、複数の導光部24A~24Iに分かれて導かれる。それにより、光は、互いに等しい光量となるように、光源位置Pのまわりに均等な角度範囲で設定された複数の方向に分配され、複数の導光部24A~24Iの出射端部26から平行光で出射される。より具体的には、導光部24A~24Gから出射される光量は互いに等しく、2つの導光部24H、24Iの出射端部26から同じ方向に向けて出射される光量の和は、他の各導光部24A~24Gから出射される光量に等しい。レンズ部品7から出射された光は、カバー9の拡散レンズ部40で拡散されて周囲に発せられる。このような表示ユニット2は、周囲のどの方向から見ても、発光部分が均等な明るさで見えるので、高い視認性を実現できる。
 このように本実施形態では、レンズ部品7の光入射部23、およびレンズ部品7の複数の導光部24A~24Iが、光分散構造を構成している。また、レンズ部品7の光入射部23、レンズ部品7の複数の導光部24A~24I、およびカバー9の拡散部が、光分散構造を構成している。この光分散構造は、当該光分散構造から出射する光における、光軸21に沿う方向の光度に対する光軸21に対して所定の角度をなす所定方向の光度の比が、光源6の配光特性における対応する比よりも大きくなるように構成されている。
 具体的に、一つの光源6から発せられレンズ部品7から出射する光について説明する。導光部24Aを通る光が、光軸21に沿う方向の光であり、この方向の光度を「1」とする。次に、導光部24H(導光部24Iでもよい)を通る光は、光軸21に対して所定の角度としての90度をなす方向の光であるが、導光部24Aと比べて光量が半分で出射端部26の面積はほぼ等しい。したがって、光軸21に対して90度をなす方向の光度は「0.5」である。光分散構造から出射される光における、光軸21に沿う方向の光度「1」に対する、光軸21に対して90度をなす方向の光度「0.5」の比は、0.5である。
 これに対して、光源6の配光特性(図7A参照)においては、光軸21に沿う方向の光度「1」に対する、光軸21に対して90度をなす方向の光度「0」の比は、0である。
 したがって、光分散構造(導光部24A,24H)から出射する光における、光軸21に沿う方向の光度に対する光軸21に対して90度をなす所定方向の光度の比(0.5)は、光源6の配光特性における対応する比(0)よりも大きい。
 また、レンズ部品7全体(4つの光源6)についても、同様である。すなわち、光分散構造について、光軸21に沿う方向の光は、2つの光源6から導光部24Aを通る光である。光軸21に対して90度をなす方向の光は、4つの光源6から4つの導光部24Hを通る光である。
 したがって、4つの光源6から光分散構造(導光部24A,24H)から出射する光における、光軸21に沿う方向の光度「2」に対する光軸21に対して90度をなす所定方向の光度「2」の比(1)は、4つの光源6の配光特性における対応する比(0)よりも大きい。
 また、カバー9の拡散部は、カバー9への光の入射方向を、均等に分散させた方向に光を出射する。したがって、カバー9の拡散部を含めた場合の光分散構造(導光部24A,24H)から出射する光における、光軸21に沿う方向の光度に対する光軸21に対して90度をなす所定方向の光度の比は、カバー9の拡散部を含めない場合と同じであり、前述と同様の結果となる。
 なお、導光部24H,24Iの出射端部26からの光の出射方向に代えて、光軸21に対して鋭角をなす方向に沿った他の導光部24B~24Gの導光方向(導光反射面27と平行な方向)の光について考察しても、光源6の配光特性との間で前述の比の関係が成り立っている。ただし、光軸21に対して最も大きな角度をなしている導光部24H,24I(その出射端部26からの出射方向、または導光方向)の光において、前述の比の関係が成り立てば、もっとも効果的である。
 このように、光源6が、光軸21から離れるに従って光度が減少する配光特性を有するにもかかわらず、この配光特性と比較して、レンズ部品7を透過する光について、光軸21から離れた方向の光の光度の低下が抑制される。したがって、積層信号灯1の表示ユニット2の視認性のムラを抑制でき、視認性を高くできる。しかも、光源6の配光特性にかかわらず視認性を高くできるので、光源6の配置の自由度を高めることができ、ひいては、表示ユニット2の製造コストの低減が可能となる。例えば、光源6を実装した基板8を縦置きにすることで、基板8間の電気的な接続に汎用的なコネクタ18,19を用いることができ、コストの低減を図ることができる。
 また、光軸21からの距離が互いに異なる複数の導光部24A~24G(例えば、導光部24Aと導光部24B~24G)のそれぞれへの入射光量を互いに等しくしている。これにより、これらの導光部24A~24Gを通る光の光量を、互いに等しくできるので、視認性をより一層高めることができる。
 このように入射光量を等しくするために、光軸21に近い導光部24A~24E(第1導光部)の一対の導光反射面27間の間隔L1よりも、光軸21から遠い導光部24B~24G(第2導光部)の一対の導光反射面27間の間隔L1を大きくしている(図6参照)。これにより、これらの導光部24A~24Gに入射する光の光量を容易に等しくできる。
 また、入射面22は、複数の導光部24A~24Iの基端部25にそれぞれ対向して配置され、光源6からの光を平行光に変換して対応する導光部24A~24Iに入射する複数の入射領域34A~34Iで構成されるようにしている。これにより、光源6からの光は、光源6から発せられる向きに応じた部分ごとに、対応する入射領域34A~34Iを通り、その後の広がりを抑制しながら対応する導光部24A~24Iに導かれる。
 これにより、各入射領域34A~34Iに入射した光を、確実に、対応する導光部24A~24Iに入射させることができる。すなわち、複数の導光部24A~24Iへと確実に光を分配することができる。また、入射領域34A~34Iによって、対応する導光部24A~24Iに向けて光が平行光に変換されるので、導光部24A~24Iの基端部25を大きくしなくても、入射領域34A~34Iに入射した光を導光部24A~24Iに確実に導くことができる。したがって、導光部24A~24Iの基端部25の大型化を抑制でき、それに応じて、導光部24A~24I、ひいてはレンズ部品7の設計の自由度を高くできるので、視認性の向上および製造コストの低減に寄与できる。
 なお、前述の図3に示す実施形態では、入射面22の全体が、入射する光を平行光に変換しているが、これには限定されない。例えば、入射面22の一部が、入射する光を平行光に変換するようにしても、前述の効果を得ることが可能である。また、入射面22の少なくとも一部が、入射する光を集光するようにしてもよい。
 また、この実施形態では、光軸21からの距離が異なる2つの入射領域34A~34Gを比較した場合に、光軸21に近い入射領域34A~34E(第1入射領域)よりも、光軸21から遠くに離れた入射領域34B~34G(第2入射領域)を広くしている。これにより、光源6の配光特性に起因して光軸21に近い入射領域34A~34Eと比べて単位面積当たりの光量が低下する光軸21から離れた入射領域34B~34Gへ、より多くの光量の光を導入できる。その結果、光軸21から遠い入射領域34B~34Gに対応する導光部24B~24Gを通る光の光量を多くできる。したがって、高い視認性を得ることができる。
 さらに、この実施形態では、光源位置Pから臨む入射領域34A~34Gの角度範囲28A~28Gについては、光軸21から離れた入射領域(第2入射領域)の角度範囲を、光軸21により近い入射領域(第1入射領域)の角度範囲と比べて広くしている。これにより、光軸21から遠い入射領域34B~34Gを光軸21に近い入射領域34A~34Eよりも広くする設計が容易になる。それにより、視認性の向上および製造コストの低減に寄与できる。
 また、複数の導光部24B~24Iは、出射端部26から出射する光が光軸21に対してなす角度D2が、当該光が光入射部23に入射するときに光軸21に対してなす角度D1よりも大きくなるように設計されている。これにより、当該導光部24A~24Iを通る前後で、光の向きが光軸21から離れるように変化する。したがって、光軸21に対して大きな角度を成す方向へと光を効率的に導くことができるので、光分散構造の実現に好ましい。
 また、複数の導光部24A~24Iの出射端部26は、光源位置Pを中心とし光軸21を含む平面(横断面)に沿った周方向Rに関して所定の角度範囲を均等に分割するように配置されている。これにより、レンズ部品7の周方向Rについての視認性のムラを抑制でき、視認性をより一層高めることができる。
 また、複数の導光部24A~24Gの出射端部26は、互いに等しい光量で光を出射するように設計されている。これにより、レンズ部品7の周方向Rについての視認性のムラを抑制でき、視認性をより一層高めることができる。
 また、複数の導光部24A~24Iの出射端部26からの出射方向A2は、光源位置Pを中心とし光軸21を含む平面(レンズ部品7の横断面)に沿った周方向Rに関して所定の角度範囲を均等に分割する方向に設定されている。これにより、レンズ部品7の周方向Rについての視認性のムラを抑制でき、視認性をより一層高めることができる。
 また、板状の複数の導光部24A~24Iは、レンズ部品7の縦断面において、凸湾曲した出射端部26を有し、それによって、集光機能を有している。それにより、当該縦断面において光源6から出射する光の向きが放射状に広がっていても、導光部24A~24Iを通ることで、その広がりが抑制される。その結果、特定の方向に向けて光を放射させることができるので、視認性を向上できる。
 また、出射端部26は、レンズ部品7の横断面で見たときに平行光を出射する。これにより、出射端部26から出射する光の向きを一定にできる。例えば、拡散機能を有する光学部品であるカバー9の設計が容易になる。
 また、レンズ部品7からの光を拡散する拡散部を有する透光性のカバー9を設けることにより、周囲から表示ユニット2を見るときの視認性のムラを抑制できる。
 また、拡散部として拡散レンズ部40を設けている。これにより、拡散レンズ部40の設計変数を調整することで、拡散具合や周囲からの見え方を調整できる。したがって、視認性をより一層高めることができる。
 この拡散レンズ部40を、凸レンズ面41または凹レンズ面42とすることで、簡単な構成で光を拡散させることができる。
 また、出射端部26と拡散レンズ部40とを一対一で対応するようにしているので、視認性を高めるための表示ユニット2の設計が容易である。
 また、光軸21を共有し互いに正反対の方向に発光する一対の光源6を設けている。これにより、全周からの視認性を高めることができる。
 また、これら一対の光源6を基板8の両面にそれぞれ実装し、この基板8を筒形状のレンズ部品7の光源収容部11に配置することで、導光部24A~24Iで取り囲まれた光源位置Pに光源6を配置できる。これにより、光分散構造を有する表示ユニット2を実用的な構造で実現できる。例えば、基板8を縦置きにすることが可能なので、基板8への給電のための構造を簡素化し易い。
 また、レンズ部品7は、その軸線7aに沿って複数個連結可能であり、複数の基板8が、複数のレンズ部品7の光源収容部11にそれぞれ配置されている。そして、隣接するレンズ部品7の光源収容部11にそれぞれ配置された基板8同士をコネクタ18,19で電気的に接続するようにしている。これにより、複数のレンズ部品7を連結して利用することができて、しかも、基板8を汎用品のコネクタ18,19で互いに電気的に容易に接続できる。
 また、本実施形態について、以下のような変形が可能である。以下の説明では、前述の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、他の構成については、前述の実施形態と同様である。
 図9Aおよび図9Bは、レンズ部品7の出射端部26の変形例を示すレンズ部品7の要部の横断面図であり、導光部24A,24B,24D,24Hを拡大して示す。
 前述の実施形態では、光軸21を含み複数の導光部24A~24Iを横断する切断面において、出射端部26は、直線をなしているが(図3参照)、これには限定されない。例えば、図9Aに示すように、出射端部26Aは、外方に向けて突出する凸状の曲線をなすレンズ面を形成していてもよい。または、図9Bに示すように、出射端部26Bは、外方に向けて窪む凹状の曲線をなすレンズ面を形成していてもよい。これらの場合には、出射端部26A,26Bは、拡散部を構成する。光は、出射端部26A,26Bを透過することによって、非平行な拡散光となって出射される。
 図10は、レンズ部品7の導光部24A~24Iの出射端部26Cとカバー9との対応関係の変形例を示す表示ユニット2の要部の横断面図である。
 前述した図3の実施形態では、出射端部26からの光は、平行光であり、出射端部26とカバー9の拡散レンズ部40とは一対一で対応していたが、これには限定されない。例えば、図10に示すように、出射端部26Cは、光軸21を含み複数の導光部24A~24Iを横断する切断面において、非平行光を出射するようにしてもよい。この場合、出射端部26Cは光を拡散できるので、視認性をより一層向上できる。具体的には、出射端部26Cは、拡散部としての、多数の微小な起伏部を有する梨子地状の表面を有していてもよい。
 また、出射端部26から拡散した光は、近接する複数(例えば3つ)の拡散レンズ部40、例えば、出射端部26に最も近いカバー9の内面の拡散レンズ部40と、この拡散レンズ部40の両側に隣接する拡散レンズ部40にも入射する。拡散した光が入射する拡散レンズ部40は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
 このように、出射端部26Cが、連続する複数の拡散レンズ部40と対応することにより、一つの出射端部26Cからの光を、カバー9の複数の拡散レンズ部40を通して広範囲に拡散させることができる。その結果、視認性をより一層向上させることができる。
 また、拡散部としては、梨子地状の表面の他、例えば、図9Aおよび図9Bのいずれかに示すようなレンズ面であってもよい。
 この他、以下の変形例も考えられる。すなわち、拡散部を有する出射端部が、連続する複数の拡散レンズ部40と対応することに代えて、一つの拡散レンズ部40と対応してもよい。また、拡散部を有していない出射端部26が、連続する複数の拡散レンズ部40と対応してもよい。
 図11は、表示ユニット2のレンズ部品7とカバー9とが一体化された変形例を示す表示ユニット2の横断面図である。
 前述の図3に示す実施形態では、レンズ部品7とカバー9とは、互いに別部品として、互いに別体で形成されているが、これには限定されない。例えば、図11に示すように、レンズ部品7とカバー9とが単一部材で一体に形成されてなる一体成形品43を用いてもよい。この場合、部品点数を削減できるので、組立の手間を低減でき、製造コストの低減に寄与する。
 例えば、レンズ部品7とカバー9とを、接続部32を介して互いに接続する一対の接続部44が設けられている。接続部32,44と、レンズ部品7と、カバー9とが、一体に形成されている。
 図12は、表示ユニット2のレンズ部品7が断面半円形の場合の変形例を示す表示ユニット2の横断面図である。
 レンズ部品7およびカバー9の外形は断面半円形に形成されている。また、レンズ部品7とカバー9とを互いに接続する一対の接続部45が設けられている。一体成形品46は、一対の接続部45と、レンズ部品7と、カバー9とが一体に形成されてなる。
 また、基板8は、板状の取付部材47に取り付けられている。基板8と取付部材47はレンズ部品7の光源収容部11に収容されて固定されている。
 また、図12に二点鎖線で図示したように、一体成形品46を2つ準備し、これらの接続部45同士を互いに沿わせて、互いに結合することで、断面円形の表示ユニットを構成できる。
 図13は、表示ユニット2のレンズ部品7が断面半円形の場合の別の変形例を示す表示ユニット2の横断面図である。
 レンズ部品7およびカバー9の外形は断面半円形に形成されており、互いに別体で形成されている。また、基板8は、板状の取付部材47に取り付けられている。基板8は、レンズ部品7の光源収容部11に収容された状態で、取付部材47を介してレンズ部品7に固定されている。レンズ部品7とカバー9とは、取付部材47を介して互いに固定されている。
 また、図13に二点鎖線で図示したように、取付部材47とレンズ部品7とカバー9とが互いに固定された組立品48を2つ準備し、これら2つの組立品48の取付部材47同士を互いに沿わせて、互いに結合することで、断面円形の表示ユニットを構成できる。
 図12および図13に二点鎖線で図示したように、レンズ部品7が、筒形状の外形を周方向に複数個に分割した分割体を構成し、複数個の分割体が周方向Rに互いに結合されることにより筒形状の外形を形成してもよい。この構成により、レンズ部品の分割体は、分割しない場合に比べて、形状が簡素化されるので、製造しやすい。例えば、表示ユニットの或る切断面において、光源のまわりの半周程度(180度程度)の領域をそれぞれ構成する一対のレンズ部品を組み合わせて、光源のまわりのほぼ全周(360度程度)の領域を取り囲むレンズ部品を構成できる。また、少ない種類の基本レンズ部品を用いて、様々な角度範囲に対応できるレンズ部品を構成できる。
 図14は、表示ユニット2の他の変形例を示す横断面図である。
 レンズ部品7およびカバー9の形状は、断面円形および半円形に限らず、他の形状としてもよく、例えば、断面矩形の筒形状の外形を有していてもよい。この筒形状の角部は、凸湾曲面で形成されている。また、カバー9の内面には、レンズ部品7の複数の導光部24A~24Iに対応して拡散レンズ部40(一部のみ図示)が形成されている。なお、レンズ部品7は、図3に示す表示ユニット2で用いられたものと同じ構成である。
 図15は、表示ユニット2のさらに他の変形例としての部分的に切り欠いた形状の表示ユニット2を含む積層信号灯1の斜視図である。
 この積層信号灯1、表示ユニット2、レンズ部品7およびカバー9は、光軸と直交し光源位置を通る直線に平行な中心軸線2aに沿って延びる筒形状を周方向Rに部分的に切り欠いた外形を有し、この外形は、中心軸線2aの周りに180度を超える中心角D3を有してもよい。このような切り欠いた部分は、取り付けのために利用できる。例えば、中心角D3は270度であり、外形において切り欠かれた部分は90度をなす部分を例示できる。このような外形のレンズ部品7や表示ユニット2であれば、壁面60が90度で互いに接続する角部に切り欠かれた部分を沿わせて設置可能な積層信号灯1を構成できる。
 図16は、レンズ部品7のさらに他の変形例を示す横断面図である。
 図16に示す表示ユニット2のレンズ部品7は、図3に示すレンズ部品7とは以下の点で異なっており、それ以外の説明しない事項については、図3に示すレンズ部品7と同様に構成されている。また、図16に示す光源6および基板8は、図3に示すものと同様に構成されている。また、図16にカバー9は図示していないが、同様に図3に示すものが利用される。
 レンズ部品7は、断面円形の筒形状の外形を有している。レンズ部品7は、この外形を周方向Rに複数個、例えば、2個に分割した2つの第1半部51および第2半部52(分割体の一例)を有しており、これら2つの半部51,52が一対の接続部32によって周方向に互いに結合されることにより、断面ほぼ円形の筒形状の外形を形成している。すなわち、レンズ部品7は、基板8の一方の主面12側に配置された第1半部51と、基板8の他方の主面12側に配置された第2半部72と、これらを基板8の両側部の外方において結合する一対の接続部32とを含み、この実施形態では、これらが一体に成形されている。
 第1半部51は、基板8の一方の主面12に実装された2つの光源6に対向し、第2半部52は、基板8の他方の主面12に実装された2つの光源6に対向している。
 基板8は、横断面図において、レンズ部品7の軸線7aから当該基板8に実装された光源6の光軸21に沿う方向に所定距離L2でオフセットされて配置されている。これに応じて、2つの第1および第2半部51,52の形状は互いに異なっている。
 基板8をオフセットして配置することにより、基板8の一方の主面12(例えば、図16で上側に図示された主面12)とこれに対向するレンズ部品7の一方の分割体である第1半部51の入射面22との間のスペースを、オフセットしない場合と比べて広くすることができる。そこで、この実施形態では、基板8の一方の主面12にコネクタ18,19が配置されている。換言すれば、基板8の一対の主面12のうち、軸線7aに近い側の主面12(第1主面)に、コネクタ18,19が実装されている。この第1主面12に実装された光源6から、それに対向する入射面22までの距離は、反対側の主面12(軸線7aから遠い側の第2主面)から、それに対向する入射面22までの距離よりも長い。それにより、コネクタ18,19の配置のために広いスペースが確保されているので、第1主面12に配置可能なコネクタ18,19の選択の自由度が高くなる。その結果、コネクタ18,19に汎用品を適用しやすくなるので、表示ユニット2の製造コストの低減に寄与する。
 また、図3の実施例では、入射面22の全体が、光源6からの光を平行光に変換しているが、これに対して、図16の2つの第1および第2半部51,52の入射面22では、一部の入射領域34B~34Gが、光源6からの光を集光して、対応する導光部24B~24Gに導くようにしており、残りの入射領域34A,34H,34Iは、平行光に変換して、対応する導光部24A,24H,24Iに導くようにしている。
 また、第1半部51における入射面22の複数の入射領域34A~34Iについての光源位置Pからの距離と、第2半部52における入射面22の対応する複数の入射領域34A~34Iについての光源位置Pからの距離とは、互いに異なっているが、光源出射角度範囲28A~28I(図5A~図5E参照)および対応する光源出射角度は、第1および第2半部51,52同士で等しく設定されている。
 また、図3の実施例では、光軸21から最も遠い導光部24H,24Iは、光軸21と直交する方向に沿って延びているが、図16の2つの第1および第2半部51,52では、光軸21から最も遠い導光部24H,24Iは、光軸21と直交しない方向、具体的には、光軸21と鋭角を成す方向に延びており、この方向に光を導いている。導光部24H,24Iの出射端部26は、光軸21と垂直をなす方向に光を出射する。
 図16に示すレンズ部品7の光入射部23および導光部24A~24Iは、前述の光分散構造を構成している。光軸21から最も大きな角度をなしている導光板24H,24Iにおいて、出射端部26の出射方向A2の光に加えて、光軸21に対して鋭角をなす導光方向の光についても、光分散構造についての前述の比の関係が成り立っている。
 また、カバー9の拡散部を廃止した構成(図示せず)や、カバー9そのものを廃止した構成(図示せず)も考えられる。これらの場合でも、レンズ部品7の光入射部23、およびレンズ部品7の複数の導光部24A~24Iが、前述の光分散構造を構成しており、周囲全周にわたる高い視認性を得ることができる。
 図17は、さらに他の変形例に係るレンズ部品を含む表示ユニット2の構成を示す横断面図である。図17において、図16に示された各部の対応部分に同一参照符号を付す。この変形例に係るレンズ部品は、図16に示されたレンズ部品と比較すると、第1半部51に一対の導光部24J,24Kが追加されており、かつ第2半部52に備えられた導光部24H,24Iの突出方向が変更されている。第1半部51に追加された一対の導光部24J,24Kは、基板12の主面にほぼ平行に延びており、一対の導光部24H,24Iよりも基板12の主面に近い位置に配置されている。光入射部23の入射面22には、追加された導光部24J,24Kに対応する入射領域34J,34Kが設けられている。光源6から入射領域34J,34Kに入射した光は、それらの領域の入射面22で平行光に変換されて、対応する導光部24J,24Kに入射し、それらの導光部24J,24Kの出射端部26から出射する。導光部24J,24Kの出射端部26は、基板8の主面12に平行な方向に平行光を出射するように設計されており、図17の構成では、平坦な出射端面を有している。
 第2半部52の導光部24H,24Iは、図17の構成では、基板8の主面12に平行な方向に延びている。これらの導光部24H,24Iには、光入射部23の入射面22における入射領域34H,34Iに入射した光が導かれる。導光部24H,24Iの内部を導光された光は、それらの出射端部26から出射される。出射端部26は、基板8の主面に平行な方向に光を出射するように設計されており、この構成例では、平坦面からなる出射端面を有している。
 この構成例は、基板8の両側部には、基板8の主面に平行な方向に光を出射する3個ずつの導光部24H,24J,24H;24I,24K,24Iが設けられている。基板8の両主面12の対応する位置に実装された2つの光源6から発して各3つの導光部24H,24J,24H;24I,24K,24Iに入射する光量の総和は、その他の導光部24A~24Gの一つずつに入射される光量に等しい。換言すれば、入射光量に関してこのような条件が充足されるように、入射領域34A~34Kが設計されている。
 図16の構成例では、基板8に対して反対側に配置されて基板8の主面12に平行な方向に光を出射する一対の導光部24H,24Hの間隔が比較的広いので、基板8の主面12に平行な方向から見たときに光度の低い領域が生じるおそれがある。これに対して、図17の構成例では、基板8の主面に平行な方向に光を出射する3つの導光部24H,24J,24H;24I,24K,24Iは、出射端部26の間隔が狭いので、基板8の主面12に平行な方向から見たときに暗い領域が生じ難く、その方向からの視認性を向上できる。
 図17に示した構成例では、光軸21上に配置される導光部24Aは、光入射部23に結合された基部から出射端部26に向かうに従って幅(厚さ)が狭くなるテーパ形状に成形されている。これにより、レンズ部品7を樹脂成型で作製するときに、金型から離型しやすくなる。また、樹脂成型時のヒケを回避するために、第2半部52において基板8の主面12に対向する位置には、凹所55が形成されている。凹所55は、軸線7aに沿って延びた凹条(溝)であり、軸線7aに直交する断面が長方形である。凹所55は、入射面22の入射領域34Hと導光部24Hとの間に位置している。光源6から入射領域34Hに入射した光は、光入射部23を通過するときに、凹所55を通る。凹所55の側面は、入射領域34Hからの光の経路に直交する平坦面とされており、その光に対して実質的な影響を及ぼさない。
 図18は、さらに他の変形例を示す断面図である。図18において、前述の図17の各部の対応部分に同一参照符号を付す。この構成例は、図17の構成例に比較して、カバー9の径が大きい、大径の表示ユニットである。光源6、基板8およびコネクタ18,19の構成は、図17の構成例と共通である。したがって、光入射部22の構成は、図17の構成例と共通である。一方、導光部24A~24Kは、図17の構成例に比較して長く形成されている。それによって、導光部の出射端部26がカバー9の内面に近づけられている。これにより、カバー9の軸線方向両端から漏れ出る光を少なくして、出射端部26から出射した光の大部分をカバー9に入射させることができる。それにより、隣接する表示ユニット2へと漏れ出る光量を少なくできるので、明瞭な表示を実現できる。その一方で、光源6、基板8およびコネクタ18,19等の部品は、表示ユニット2の径の大小によらずに共用できるので、製造コストを削減することができる。
 なお、前述した複数の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
 その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 積層信号灯(発光装置)
2 表示ユニット(発光装置)
6 光源
7 レンズ部品
8 基板
9 カバー
11 光源収容部
12 主面
18,19 コネクタ
22 入射面
23 光入射部(光分散構造)
24A~24K 導光部(光分散構造)
25 基端部
26 出射端部
27 導光反射面
28A~28I 角度範囲
34A~34K 入射領域
39 湾曲部
40 拡散レンズ部(光分散構造,拡散部)
41 凸レンズ面
42 凹レンズ面
51 第1半部(分割体)
52 第2半部(分割体)
A1,A2 方向
D1,D2 角度  
L1 間隔
P 光源位置
 

Claims (27)

  1.  光軸から離れるに従って光度が減少する配光特性を有する光源からの光を分散するレンズ部品であって、
     所定の光源位置に配置された光源からの光が入射する入射面を有する光入射部と、
     前記光入射部から分岐して、前記光源位置から放射状に延びた複数の導光部とを含み、
     各導光部が、前記光入射部に結合された基端部と、前記光源から離れる外方へ光を出射する出射端部と、前記光入射部から前記基端部に入射した光を内面反射しながら前記出射端部へ導く導光反射面とを含み、
     前記光入射部および前記複数の導光部が、光分散構造を構成しており、この光分散構造は、当該光分散構造から出射する光における、前記光軸に沿う方向の光度に対する前記光軸に対して所定の角度をなす所定方向の光度の比が、前記光源の前記配光特性における対応する比よりも大きくなるように構成されている、レンズ部品。
  2.  前記複数の導光部は、第1導光部と、前記第1導光部よりも前記光軸から離れて配置され、前記第1導光部への入射光量と等しい光量の光が前記光源から入射する第2導光部とを含む、請求項1に記載のレンズ部品。
  3.  前記第1導光部および前記第2導光部は、それぞれ、一対の導光反射面を有しており、前記一対の導光反射面間の間隔が、前記第1導光部よりも前記第2導光部の方が大きい、請求項2に記載のレンズ部品。
  4.  前記入射面は、前記複数の導光部の前記基端部にそれぞれ対向して配置され、前記光源からの光を集光し又は平行光に変換して対応する前記導光部に入射する複数の入射領域を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  5.  前記複数の入射領域は、第1入射領域と、前記第1入射領域よりも前記光軸から離れて配置され、前記第1入射領域よりも広い第2入射領域とを含む、請求項4に記載のレンズ部品。
  6.  前記光軸を含み前記複数の導光部を横断する切断面において、前記光源位置から臨む前記第2入射領域の角度範囲が、前記光源位置から臨む前記第1入射領域の角度範囲よりも広い、請求項5に記載のレンズ部品。
  7.  前記複数の導光部は、前記出射端部から出射する光が前記光軸に対してなす角度が、当該光が前記光入射部に入射するときに前記光軸に対してなす角度よりも大きい少なくとも一つの導光部を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  8.  前記複数の導光部の前記出射端部は、前記光源位置を中心とし前記光軸を含む平面に沿った周方向に関して所定の角度範囲を均等に分割するように互いに離れて設定された複数の出射領域にそれぞれ配置されている、請求項1~7のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  9.  前記複数の導光部の前記出射端部は、互いに等しい光量で光を出射する、請求項1~8のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  10.  前記複数の導光部の前記出射端部は、前記光源位置を中心とし前記光軸を含む平面に沿った周方向に関して所定の角度範囲を均等に分割する複数の出射方向にそれぞれ光を出射する、請求項1~9のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  11.  前記複数の導光部は、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線に平行に延びる板状であり、前記出射端部は、前記光源位置から離れる方向に突出するように凸湾曲した湾曲部を有している、請求項1~10のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  12.  前記出射端部は、前記光軸を含み前記複数の導光部を横断する切断面において、平行光を出射する、請求項1~11のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  13.  前記出射端部は、前記光軸を含み前記複数の導光部を横断する切断面において、非平行光を出射する、請求項1~11のいずれか一項に記載のレンズ部品。
  14.  前記請求項1~13のいずれか一項に記載のレンズ部品と、
     前記レンズ部品の前記光源位置に配置されている光源とを含む、発光装置。
  15.  前記レンズ部品の外方に配置され、前記レンズ部品から入射される光を拡散する拡散部を有する透光性のカバーをさらに含む、請求項14に記載の発光装置。
  16.  前記光入射部、前記複数の導光部および前記拡散部が、光分散構造を構成しており、この光分散構造は、当該光分散構造から出射する光における、前記光軸に沿う方向の光度に対する前記光軸に対して所定の角度をなす所定方向の光度の比が、前記光源の前記配光特性における対応する比よりも大きくなるように構成されている、請求項15に記載の発光装置。
  17.  前記拡散部は、前記複数の導光部の前記出射端部から出射される光がそれぞれ入射する複数の拡散レンズ部を含む、請求項15または16に記載の発光装置。
  18.  前記拡散レンズ部は、対応する前記出射端部に向かって凸状の凸レンズ面、または対応する前記出射端部に対して凹状の凹レンズ面を含む、請求項17に記載の発光装置。
  19.  各出射端部は、一つの前記拡散レンズ部と対応している、請求項17または18に記載の発光装置。
  20.  各出射端部は、連続する複数の前記拡散レンズ部と対応している、請求項17または18に記載の発光装置。
  21.  前記光源は、前記光軸を共有し、互いに正反対の方向に発光する一対の光源を含む、請求項14~20のいずれか一項に記載の発光装置。
  22.  前記一対の光源をそれぞれ実装した一対の主面を有する基板をさらに含み、
     前記レンズ部品は、前記一対の光源に対応した一対の前記光源位置を有し、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線に平行に延びる筒形状の外形を有するとともに、前記一対の光源を前記基板を介して一対の前記光源位置にそれぞれ配置するように収容する光源収容部を有し、前記複数の導光部は、各光源に対して複数個ずつが取り囲むように設けられている、請求項14~21のいずれか一項に記載の発光装置。
  23.  前記レンズ部品は、前記筒形状の軸線に沿って複数個連結可能であり、
     複数の前記基板が、複数の前記レンズ部品の前記光源収容部にそれぞれ配置されており、
     隣接する前記レンズ部品の前記光源収容部にそれぞれ配置された前記基板同士を電気的に接続するコネクタをさらに含む、請求項22に記載の発光装置。
  24.  前記基板が、前記レンズ部品の前記筒形状の軸線が延びる方向に前記一対の主面を沿わせ、かつ前記軸線からオフセットされて配置されており、
     前記コネクタが、前記一対の主面のうち前記軸線に近い側の第1主面に実装されている、請求項23に記載の発光装置。
  25.  前記第1主面に実装された前記光源から前記入射面までの距離が、前記一対の主面のうち前記軸線から遠い側の第2主面に実装された前記光源から前記入射面までの距離よりも長い、請求項24に記載の発光装置。
  26.  前記レンズ部品は、前記筒形状の外形を周方向に複数個に分割した分割体を含み、複数個の分割体が前記周方向に互いに結合されることにより筒形状の外形を形成している、請求項22に記載の発光装置。
  27.  前記レンズ部品は、前記光軸と直交し前記光源位置を通る直線に平行な中心軸線に沿って延びる筒形状を周方向に部分的に切り欠いた外形を有し、この外形は、前記中心軸線の周りに180度を超える中心角を有する、請求項14~21のいずれか一項に記載の発光装置。
     
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