図1は、例示的な実施形態におけるタワーシグナルモジュールの分解斜視図である。
図1に示す例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュール100は、ディフューザ102と、回路構成要素104と、レンズ106と、を備える。例示的な実施形態では、回路構成要素104は、たとえば回路基板104である。ディフューザ102は、回路基板104を受け入れるようになっている。ディフューザ102は、レンズ106と協働することができる。ディフューザ102はさらに、レンズ106に係合するようになっており、それによって、ディフューザ102とレンズ106とは互いに自由に回転することができる。たとえば、ディフューザ102は、回転を生じさせるように外力が加えられた場合にレンズ106とは独立して軸Aの周りを回転してもよい。軸Aは、ディフューザ102およびレンズ106を通過する中心軸に平行でかつ中心軸と一致する軸である。回路基板104は、限定はしないが、プリント基板アセンブリの形をしている。例示的な実施形態では、レンズ106は、発光を生じさせるための半透明または透明な外面を備えてもよい。他の例示的な実施形態では、レンズ106は不透明であってもよい。レンズ106は、ディフューザ102に係合しディフューザ102を保持するために設けられる。
例示的な実施形態では、ディフューザ102およびレンズ106は、限定はしないが、プラスチック材料で形成されてもよい。ディフューザ102およびレンズ106は、限定はしないが、プラスチック成形品を使用して形成されてもよい。
例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュール100は、その頂部および/またはその底部において別のタワーシグナルモジュール100に接合または接続されてもよい。
図2Aは、ディフューザに取り付けられる前の例示的な実施形態における回路基板の概略図である。図2Bは、例示的な実施形態における回路基板の上面図である。図2Cは、例示的な実施形態における回路基板の底面図である。図2Dは、図2Aの方向Xから見たときの回路基板の側面図である。図2Eは、図2Aの方向Yから見たときの回路基板の側面図である。
例示的な実施形態では、回路基板200は、図1の回路基板104と実質的に同様である。
図2A~図2Eに示すような例示的な実施形態では、回路基板200は、ディフューザ(図示せず)に接続されるように構成される。回路基板200は、ディフューザのドッキングコネクタ(図示せず)に嵌め込まれるかまたは接続されるようになっている接続部、たとえば202を備える。接続部、たとえば202は、ディフューザのドッキングコネクタと相補的な形状およびサイズを有する。接続部、たとえば202は、スロットまたは開口であってもよい。たとえば、回路基板200は、ディフューザに接合/接続されるようにスナップ嵌めされてもよい。回路基板200はさらに、一方の端部に第1の電気コネクタ204を備え、反対側の端部に第2の電気コネクタ206を備える。
一例として、第1の電気コネクタ204は、突出部またはいわゆる雄コネクタを備え、第2の電気コネクタ206は雌合せくぼみを備える。回路基板の突出部は、隣接する対応する回路基板の雌合せくぼみに受け入れられて互いに隣接する回路基板間の電気的接触を可能にするように構成される。
図3Aは、回路基板に取り付けられる前でかつレンズに取り付けられる前の例示的な実施形態におけるディフューザの概略図である。図3Bは、例示的な実施形態におけるディフューザの上面図である。図3Cは、例示的な実施形態におけるディフューザの底面図である。図3Dは、例示的な実施形態におけるディフューザの側面図である。図3Eは、例示的な実施形態におけるディフューザの別の側面図である。
例示的な実施形態では、ディフューザ300は、図1において説明するようなディフューザ102と実質的に同様である。ディフューザ300は、レンズ(図示せず)と協働することができる。
ディフューザ300は、実質的に円筒上の本体302などのディフューザハウジングと、回路基板(図1の回路基板104、図2A~図2Eの回路基板200と比較されたい)を受け入れるためのドッキング部308と、を備える。ドッキング部308は、本体302内に配設される基板内の貫通スロットまたはくぼみ310を備える。
ディフューザハウジングは、第1の端部304と第2の端部306とを備え、第1の端部304は、第2の端部306の反対側に配設される。本体302の第1の端部304は、本体302の反対側の第2の端部306と比較して異なる直径を有する。たとえば、第1の端部304は頂端部であってもよく、第2の端部306は本体302の底端部であってもよい。ディフューザ300の第2の端部306が隣接する対応するディフューザの第1の端部に当接する場合、ディフューザ300の第2の端部306は隣接する対応するディフューザの第1の端部に嵌め合わされてもよく、第1の端部の直径と第2の端部の直径とが異なることに起因して2つのディフューザ間の穴軸嵌合せを実現する。一例として、図3A、図3D、および図3Eに示すように、第1の端部304の直径は第2の端部306の直径よりも大きい。
ドッキング部308は、回路基板を受け入れるための貫通スロットまたはくぼみ310と、少なくとも1つのドッキングコネクタ、たとえば312と、を備える。少なくとも1つのドッキングコネクタ、たとえば312は、限定はしないが、回路基板へのスナップ嵌め接続を可能にするためのスナップ嵌めコネクタであってもよい。少なくとも1つのドッキングコネクタ、たとえば312の位置は、位置決め部、たとえば324(以下で説明する)の位置に対して固定される。
例示的な実施形態では、ディフューザ300は、少なくとも1つのレンズ止め部材と協働してディフューザ300とレンズ(図示せず)との間に摩擦係合を生じさせることができるディフューザ止め部材を備える。ディフューザ止め部材は、ディフューザ300がレンズに対して自由に回転するのを妨げるために設けられる。ディフューザ300は、ディフューザ300とレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力が加えられたときにレンズに対して回転することができる。ディフューザ止め部材はまた、ディフューザ300のレンズに対する軸Aに沿った移動を最小限に抑えるかまたは妨げてもよい。図3Eを参照するとわかるように、軸Aは、ディフューザ300およびレンズ(図示せず)を通過する中心軸に平行でかつ中心軸と一致する軸である。
例示的な実施形態では、ディフューザ止め部材は、ディフューザ300をレンズに固定して摩擦係合または機械的結合を生じさせ、ディフューザ300のレンズに対する軸Aに沿った移動を最小限に抑えるかまたは防止するための固定コネクタを備えてもよい。固定コネクタは、ディフューザ300をレンズに固定し、しかもディフューザ300とレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力が加えられたときにディフューザ300とレンズとの間の回転運動を可能にするための任意の形のコネクタであってもよい。例示的な実施形態では、固定コネクタ331は、少なくとも1つの固定部材、たとえば318と、フランジ330と、を備え、またはより詳細には少なくとも1つの固定部材、たとえば318の突出部320と、フランジ330と、を備えるように例示されている。
例示的な実施形態では、フランジ330は、本体302の第1の端部304に近接する本体302の外周面上に設けられる。少なくとも1つの心合せ部材、たとえば314が、第1の端部304に向かってフランジ330上/フランジ330の上方に設けられる。少なくとも1つの心合せ部材、たとえば314は、レンズ(図示せず)の心合せ内側/内部面に摩擦係合するようになっている。たとえば、レンズの心合せ内側/内部面は、少なくとも1つの心合せ部材、たとえば314が軸Aに沿った方向において当接するフランジであってもよい。少なくとも1つの心合せ部材、たとえば314がレンズの心合せ内側/内部面に摩擦係合すると、ディフューザ300の中心軸Aがレンズの中心軸と揃い、ディフューザ300とレンズが互いに位置合せされる。
一例として、ディフューザ300は、図3Cに示すように3つの心合せ部材314を備える。心合せ部材314は、ディフューザ300をレンズに心合せするために等間隔に離隔されている。心合せ部材314は心合せリブと呼ばれることがある。
フランジ330の長さは、少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318を備える少なくとも1つのセグメントによって中断される。少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318は、ディフューザ300がレンズに挿入されるときに本体302をレンズ(たとえば、図1における106)に摩擦係合するために本体302の第1の端部304に近接して設けられる。少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318およびフランジ330がレンズに摩擦係合すると、ディフューザ300がレンズに嵌め合わされる。
少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318は、軸Aの周りまたは本体302の周面/円周面の周りを旋回可能である。少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318は、所定の位置に保持されるかまたは剛性を有するベースと、ベースの周りを旋回可能である可動端部319と、を備える。図3Aを参照されたい。たとえば、ベースは、光拡散要素326(以下で説明する)に固定されるように設けられる。可動端部/旋回可能端部319は、軸Aに向かってまたは軸Aから離れる方向に旋回可能であり、レンズへのスナップ嵌めを可能にしてもよい。
例示的な実施形態では、少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318は突出部320を備える。突出部320上に、ニプル321と呼ばれるさらなる突起が設けられる。ニプル321は、突出部320を越えて延びている。他の例示的な実施形態では、ニプル321は少なくともフランジ330の円周面に揃うまで延びてもよい。複数の嵌め部材、たとえば318が設けられる場合、複数の突出部、たとえば320が設けられてもよい。突出部、たとえば320の各々が、ニプル、たとえば321を備えてもよい。
少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318は、限定はしないが、レンズへのスナップ嵌め接続を可能にするためのスナップ嵌めコネクタであってもよい。突出部320は、少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318に沿って配設され、それによって、可撓性を有するスナップ嵌めコネクタは、レンズの心合せ内側/内部面、たとえば、レンズ(図示せず)のフランジの上方に移動し/上方に留まり(以下で説明する)、レンズ(図示せず)の波形領域内に留まる(以下で説明する)ことができ、この場合、ニプル321は、レンズの波形領域に摩擦係合するようになっている。ディフューザ300の(少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318の)突出部320およびフランジ330は、レンズのフランジを挟み込み、ディフューザ300のレンズに対する軸Aに沿った横方向移動を妨げる。ディフューザ300とレンズとの間に(軸Aの周りの)回転自由度が許容され/もたらされ、たとえば、ニプル321とレンズの波形領域との間の摩擦係合を解除するのに十分な回転力が加えられたときに回転が生じてもよい。すなわち、少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318の可撓性のスナップ嵌めコネクタが突出部320とニプル321とを備える場合、十分な回転力が加えられたときに、ニプル321がレンズの波形領域に接触して移動し得る。したがって、ニプル321は、ディフューザ300をレンズに対して回転させたときに音を発生させるようになっている。ニプル321は、クリック音リブと呼ばれることがある。
したがって、例示的な実施形態では、少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318の突出部320およびフランジ330は、少なくとも1つのレンズ止め部材の一部、たとえば、レンズの心合せ内側/内部面またはフランジを突出部320とフランジ330との間に挟み込むことができる。レンズの心合せ内側/内部面を間に挟み込む突出部320とフランジ330とを備える固定コネクタ331はまた、ディフューザ300が横方向、すなわち、レンズ内の軸Aに沿った方向に移動するのを妨げる。すなわち、固定コネクタ331は、ディフューザが横方向に移動するのを妨げる。この配置では、ディフューザ300とレンズとは分離されることが防止される。少なくとも1つのレンズ止め部材は、波形領域である別の部分を備えてもよい。ディフューザ300とレンズとの間に(軸Aの周りの)回転自由度が許容され/もたらされ、たとえば、少なくとも1つの嵌め部材、たとえば318のニプル321と少なくとも1つのレンズ止め部材との両方の間の摩擦係合を解除するのに十分な回転力が加えられたときに回転が生じてもよい。
例示的な実施形態では、本体302から最も長い距離にわたって延びるフランジ330が設けられる。フランジ330は、ディフューザ300の最大幅/円周を形成する。フランジ330の幅/円周は、レンズの幅/円周と相補的である。
例示的な実施形態では、ディフューザ止め部材は、レンズの少なくとも1つのレンズ止め部材と協働するための固定コネクタ331を備える。レンズ内でのディフューザ300の(軸Aの周りでの)自由な回転は、固定コネクタ331とレンズとの間の摩擦係合を解除するのに十分な力が加えられるまで妨げられてもよい。たとえば、この回転力は、ニプル321とレンズの波形領域との間の摩擦係合を解除する。
ディフューザ300の第1の端部304は、少なくとも1つの位置合せ部、たとえば322を備える。ディフューザ300の第2の端部306は、少なくとも1つの位置決め部、たとえば324を備える。位置合せ部、たとえば322の数は、位置決め部、たとえば324の数に対応する。少なくとも1つの位置合せ部、たとえば322および少なくとも1つの位置決め部、たとえば324は、相補的な形状およびサイズを有するように構成され、それによって、ディフューザ300の少なくとも1つの位置合せ部、たとえば322は、別の隣接する対応するディフューザの1つの位置決め部324と嵌め合い係合してディフューザの中心軸を隣接する対応するディフューザの中心軸に位置合せするのを可能にし、かつディフューザのそれぞれの回路基板が位置合せされ接続される。たとえば、ディフューザ300の位置合せ部、たとえば322を別の隣接する対応するディフューザの位置決め部、たとえば324に係合する場合、ドッキング部308を隣接する対応するディフューザのドッキング部と位置合せしてもよい。回路基板、たとえば312とのスナップ嵌め接続部を隣接する対応するディフューザの回路基板とのスナップ嵌め接続部と位置合せしてもよく、次いで、2枚の回路基板をその後正しい電気的接続方向で互いに電気的に接触するように結合してもよい。
一例として、ディフューザ300は、図3Aに示すような3つの位置合せ部322と図3Bに示すような3つの位置決め部324とを備える。位置合せ部322は位置合せリブと呼ばれることがあり、位置決め部324は位置合せ部スロットと呼ばれることがある。
この例示的な実施形態では、少なくとも1つの位置合せ部、たとえば322は、第1の端部304の内周面上に配設された第1のリブを備える。このリブは、本体302から内側に軸Aの方へ延びる。別の例示的な実施形態(図示せず)では、少なくとも1つの位置合せ部322は、第1の端部の外周面上に配設された第1のリブを備えてもよい。
少なくとも1つの位置決め部、たとえば324は、少なくとも1つの位置合せ部、たとえば322を受けるための係合面を備える。たとえば、係合面は第1のリブと相補的な形状およびサイズを有する。たとえば、係合面は、隣接する対応するディフューザを挿入するためのスロットまたは段状くぼみまたは開口を備えてもよく、挿入は軸Aに沿って行われる。
別の例示的な実施形態(図示せず)では、ディフューザ300の第1の端部304は、少なくとも1つの位置決め部を備え、ディフューザの第2の端部306は、少なくとも1つの位置合せ部を備える。そのような例示的な実施形態における位置決め部および位置合せ部の構成要素および機能は、上述の構成要素および機能と実質的に同様であってもよい。
例示的な実施形態では、本体302は、光を分散させるための光拡散要素326を備えてもよい。光拡散要素326は、本体302の外周面の一部上に形成される。例示的な実施形態では、図3A、図3D、および図3Eに示すように、光拡散要素326がフランジ330の下方に第2の端部306に向かって形成され、かつ少なくとも1つの位置決め部324の上方に形成される。たとえば、光拡散要素326の位置は、タワー光/シグナルモジュールからの所望の光出力または最適化された光出力を実現するようにディフューザがレンズに取り付けられるときのレンズの光拡散要素の位置と相補的であってもよい。
図7Aは、例示的な実施形態における回路基板のディフューザへの挿入/取付けを示す概略図である。図7Bは、回路基板をディフューザに挿入する/取り付けることができないようになっていることを示すための比較例を示す概略図である。
例示的な実施形態では、ドッキング部716は、回路基板712を受け入れるための貫通穴スロットまたはくぼみ704と少なくとも1つのドッキングコネクタ718とを備える。それぞれ図3Bおよび図3Cの310および312と比較されたい。回路基板712については、図2A~図2Eの200と比較されたい。貫通穴スロットまたはくぼみ704は、ディフューザ700の本体702内に配設される基板に形成される。たとえば、基板は、本体702の円周に囲まれる領域全体にわたって配設される。基板に貫通穴スロットまたはくぼみ704が形成される場合、基板から第1の基板706および第2の基板708が形成される。第1の基板706は案内縁部710を備え、それによって、第1の基板706は第2の基板708に対して突出して、回路基板712のディフューザ700への誤った挿入/取付けを防止する。案内縁部710によって、回路基板712は確実に、一方向(図7A参照)、すなわち正しい方向/構成にのみ配置され得る。一例として、回路基板712上に電気的構成要素714が配設されるように示されている。案内縁部710は、回路基板712の平坦なベースの位置合せを可能にするように設けられる。一方、第2の基板708は、回路基板712の構成要素714を収容するための空間隙間を形成する。回路基板712の構成要素714は、回路基板712が誤った方向/構成(図7B参照)においてディフューザ700に挿入され/取り付けられた場合に案内縁部710によって妨害される。したがって、回路基板712は、それぞれに異なるタワーシグナルモジュールの回路基板を良好に電気的に位置合せし接続するように設計された機械的ポカヨケ(エラー防止)を使用して一方向においてのみ挿入/取付けおよびスナップ嵌めが可能になっている。
図4Aは、ディフューザに取り付けられる前の例示的な実施形態におけるレンズの概略図である。図4Bは、例示的な実施形態におけるレンズの上面図である。図4Cは、例示的な実施形態におけるレンズの別の概略図である。図4Dは、例示的な実施形態におけるレンズの底面図である。図4Eは、例示的な実施形態におけるレンズの正面図である。図4Fは、例示的な実施形態におけるレンズの側面図である。
例示的な実施形態では、レンズ400は、図1において説明するようにレンズ106と実質的に同様である。レンズ400は、ディフューザ(図示せず)と協働することができる。
レンズ400は、実質的に円筒形のカバー402などのレンズハウジングを備える。レンズハウジングは、第1の開口部404と第2の開口部406とを備え、第1の開口部404は、第2の開口部406の反対側に配設される。カバー402の第1の開口部404は、カバー402の対向する第2の開口部406と比較して異なる直径を有する。たとえば、第1の開口部404は、カバー402の頂部開口部であってもよく、第2の開口部406は、カバー402の底部開口部であってもよい。
一例として、図4A、図4C、図4E、および図4Fに示すように、第1の開口部404の直径は第2の開口部406の直径よりも小さい。
レンズ400は、少なくとも1つのディフューザ止め部材と協働してディフューザ(図示せず)とレンズとの間の摩擦係合を生じさせることができるレンズ止め部材を備える。レンズ止め部材は、ディフューザがレンズ400に対して自由に回転するのを妨げるように設けられる。レンズ400は、ディフューザとレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力が加えられたときにディフューザに対して回転することができる。レンズ止め部材はまた、ディフューザのレンズ400に対する軸Aに沿った移動を最小限に抑えるかまたは防止してもよい。例示的な実施形態では、レンズ止め部材は、摩擦係合を生じさせるための心合せ内側/内部面を備えてもよい。レンズ止め部材はまた、波形領域または波形418を備えてもよい。
例示的な実施形態では、心合せ内側/内部面416は、カバー402の内周面上にカバー402の第1の開口部404に近接して設けられる。心合せ内側/内部面416は、限定はしないが、フランジの形態の平滑な連続した表面の形をしている。心合せ内側/内部面416は、ディフューザ(たとえば、図3Aの331と比較されたい)の固定コネクタなどの少なくとも1つのディフューザ止め部材に摩擦係合するようになっている。心合せ内側/内部面416がディフューザ(たとえば、図1の102、図3Aの300と比較されたい)の固定コネクタ(たとえば、図3Aの331と比較されたい)に摩擦係合すると、レンズの中心軸がディフューザの中心軸に揃い、レンズ400とディフューザとが互いに位置合せされる。ディフューザ(たとえば、図1の102、図3Aの300と比較されたい)とレンズ400との互いに対する横方向への移動は最小限に抑えられるかまたは妨げられる。また、ディフューザとレンズ400との間に(軸Aの周りの)回転自由度が許容され/もたらされ、たとえば、心合せ内側/内部面416と少なくともディフューザ止め部材との間の摩擦係合を解除するのに十分な回転力が加えられたときに回転が生じてもよい。
例示的な実施形態では、レンズ400の波形418は、ディフューザのニプル(たとえば、図3Bの321と比較されたい)に摩擦係合してもよい。ニプルは、固定コネクタに備えられたディフューザ止め部材の一部であってもよい。ディフューザとレンズ400との間に(軸Aの周りの)回転自由度が許容され/もたらされ、たとえば、波形418とディフューザのニプルとの間の摩擦係合を解除するのに十分な回転力が加えられたときに回転が生じてもよい。
波形418は、第1の開口部404に近接して心合せ内側/内部面416の上方に/心合せ内側/内部面416に隣接して設けられる。波形418は、カバー402の内周面に沿って連続的に起伏して途切れなしに設けられ/そのような表面として設けられる。ディフューザ(たとえば、図1の102、図3A~図3Eの300と比較されたい)の少なくとも1つの心合せ部材(たとえば、図3A、図3C、図3D、および図3Eの314と比較されたい)が心合せ内側/内部面416に摩擦係合すると、ディフューザ(たとえば、図1の102、図3A~図3Eの300と比較されたい)のニプル(たとえば、図3Bおよび図3Cの321と比較されたい)を備える少なくとも1つの嵌め部材(たとえば、図3Aおよび図3Dの318と比較されたい)が波形418と揃う。波形418は、ディフューザがレンズ400に挿入されるときにディフューザのニプル(たとえば、図3Bおよび図3Cの321と比較されたい)に摩擦係合するようになっている。波形418はさらに、ディフューザ(たとえば、図1の102、図3A~図3Eの300と比較されたい)がレンズ400に対して回転するときにディフューザのニプル(たとえば、図3Bおよび図3Cの321と比較されたい)が起伏のある波形418の山部および谷部に摩擦接触する際に音を発生させるようになっている。
カバー402は、光を分散させるためにレンズ光拡散要素426をさらに備えてもよい。レンズ光拡散要素426は、カバー402の円周面の一部上に形成される。図4Aに示すように、レンズ光拡散要素426は心合せ内側/内部面416の下方に形成される。
レンズ400は、第1の開口部404に近接する少なくとも1つの第1のロッキング部408と、第2の開口部406に近接する対応する数の第2のロッキング部410と、をさらに備える。レンズ400は、カバー402の第2の開口部406の周囲に配設されたガスケット圧縮溝(図示せず)をさらに備えてもよい。少なくとも1つの第1のロッキング部408と第2のロッキング部410とは互いに相補的に設けられる。第1のロッキング部408は、隣接する対応するレンズの第2のロッキング部410と相互作用し嵌め合い係合して、あるレンズを隣接するレンズに固定/ロックするようになっている。たとえば、第1のロッキング部408は、2つの走行縁部407、409を有する構成要素であってもよい。走行縁部407は、上部走行縁部と呼ばれることがあり、走行縁部409は、下部走行縁部と呼ばれることがある。下部走行縁部409は垂直ストッパ壁411に結合される。図4Eを参照されたい。たとえば、第2のロッキング部410は、たとえばカバー402から軸Aに向かって延びるカバー402の周面上に配設されたリブの形であってもよい。例示的な実施形態では、密封を目的として下部走行縁部409に隣接してガスケットが設けられてもよい。第2のロッキング部410は、ロック時に、下部走行縁部409の下方に位置することも、または下部走行縁部409に沿って位置することもできないことが諒解されよう。
図8は、例示的な実施形態において組み立てられた2つのタワーシグナルモジュールの分解断面図の一部を示す概略図である。図8を参照するとわかるように、第1のタワーシグナルモジュール802を第2のタワーシグナルモジュール804に接続すると、第1のタワーシグナルモジュール802の第1のレンズ806の第2のロッキング部(図4Cの410と比較されたい)は、第2のタワーシグナルモジュール804の第2のレンズ808の上部走行縁部(図4Eの407と比較されたい)上を走行する。第1のレンズ806を第2のレンズ808に向かって移動させ、たとえば下降させると、第1のレンズ806のガスケット圧縮溝810が第2のレンズ808のガスケット812の頂面に接触する。第1のレンズ806と第2のレンズ808とをさらに回転させると、第1のレンズ806の第2のロッキング部(図4Cの410と比較されたい)が第2のレンズ808の垂直ストッパ壁(図4Eの411と比較されたい)に当接する。別の例示的な実施形態では、第1のレンズ806の第2のロッキング部は、ガスケット812の形状および圧縮、ならびに1つまたは複数のガスケット圧縮溝の形状に応じて、ガスケット812に接触しない場合がある。
図4Eに戻って、例示的な実施形態では、第1のロッキング部のうちの少なくとも1つは、垂直ストッパ壁411に隣接して/垂直ストッパ壁411のそばに配設されたストッパロッキングリブ428をさらに備えてもよい。隣接するレンズの第2のロッキング部410のうちの少なくとも1つは、ストッパロッキングリブ428を収納するように構成されたストッパ溝またはくぼみ(図示せず)を備えてもよい。そのような例示的な実施形態では、ストッパ溝またはくぼみは、第2のロッキング部410のうちの少なくとも1つの頂面上に設けられ、すなわち、第1の開口部404に向かって露出される。レンズのストッパロッキングリブ428は、隣接するレンズの第2のロッキング部410のうちの1つのストッパ溝にスナップ嵌めされ/係合するように配置される。このストッパロッキングリブ接続は、隣接するレンズ同士の互いに対するさらなる時計回りまたは反時計回りの回転を妨げる。ロックは、レンズ400の第2のロッキング部410が隣接するレンズの垂直ストッパ壁411に当接し、隣接するレンズのストッパロッキングリブ428がレンズ400の第2のロッキング部410の対応するストッパ溝またはくぼみに係合されるまで、レンズ400を隣接するレンズに対して回転させたときに行われてもよい。レンズのストッパロッキングリブ428と隣接するレンズの第2のロッキング部410のうちの1つのストッパ溝が係合された後、ユーザが引き続きレンズを回転させようとした場合、垂直ストッパ壁411が対応する第2のロッキング部410に当接し/対応する第2のロッキング部410を妨害する。上記の配置によってロック位置が確立される。これによって、ユーザが引き続きレンズをロック位置を越えて時計回りに回転させることはできなくなる。そのような時計回りの回転が生じると、ロッキング機構が損傷を受けるかまたは外れることがある。この例では、レンズ同士を互いに対する反時計回りの回転によって切り離すことができ、それによって、ストッパロッキングリブ428と隣接するレンズの第2のロッキング部410の対応するストッパ溝との間のストッパロッキングリブ接続が解除され/外れる。
図5Aは、例示的な実施形態におけるタワーシグナルモジュールの斜視図である。図5Bは、例示的な実施形態におけるタワーシグナルモジュールの底面図である。図5Cは、例示的な実施形態におけるタワーシグナルモジュールの上面図である。図5Dは、例示的な実施形態におけるタワーシグナルモジュールの側面図である。図5Eは、図5Dの線AAに沿ったタワーシグナルモジュールの断面図である。
例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュール500は、図1において説明したようなタワーシグナルモジュール100と実質的に同様である。タワーシグナルモジュール500の構成要素は、同じ用語を使用して参照される。
タワーシグナルモジュール500は、ディフューザ502と、回路基板504と、レンズ506と、を備える。ディフューザ502は、図3A~図3Eのディフューザ300と実質的に同様である。ディフューザ502の構成要素は、同じ用語を使用して参照される。回路基板504は、図2A~図2Eの回路基板200と実質的に同様である。回路基板504の構成要素は、同じ用語を使用して参照される。レンズ506は、図4A~図4Eのレンズ400と実質的に同様である。レンズ506の構成要素は、同じ用語を使用して参照される。
タワーシグナルモジュール500を構築し、嵌め合わせ、または組み立てるには、回路基板504をディフューザ502のドッキング部508に挿入する。ドッキング部508は、回路基板504を受け入れるためのくぼみ510と少なくとも1つのドッキングコネクタ512とを備える。少なくとも1つのドッキングコネクタ512は、限定はしないが、回路基板504へのスナップ嵌め接続を可能にするためのスナップ嵌めコネクタであってもよい。したがって、回路基板504は、少なくとも1つのスナップ嵌めコネクタ512によってディフューザ502に接続されてもよい。
ディフューザ502は、回路基板504に接続され、レンズ506に挿入される。ディフューザ502の少なくとも1つの心合せ部材514は、ディフューザのフランジ(図示せず、図3A、図3D、および図3Eの330と比較されたい)上またはフランジの上方に設けられ、レンズ506の心合せ内側/内部面516に摩擦係合する。少なくとも1つの心合せ部材514を心合せ内側/内部面516に係合させると、ディフューザ502の中心軸とレンズ506の中心軸とが位置合せされる。ディフューザ502の少なくとも1つの嵌め部材518はディフューザ502をレンズ506と摩擦係合させ、ディフューザ502をレンズ506に嵌め合わせる。たとえば、ディフューザ502は、突出部、たとえば520を含む旋回可能な少なくとも1つの嵌め部材518を使用してレンズ506にスナップ嵌めされてもよい。たとえば、ディフューザ502の突出部、たとえば520とフランジ(図3A、図3D、および図3Eの330と比較されたい)とがレンズ506の心合せ内側/内部面516を挟み込む。ディフューザ502はレンズ506に移動可能に係合される。ディフューザ502とレンズ506との間に(線AAに平行な軸の周りの)回転自由度がもたらされる。たとえば、レンズ506に十分な回転力が加えられると、この力がディフューザ502とレンズ506との間の摩擦力を打ち消す場合があり、それによって、レンズ506はディフューザ502とは独立して回転し得る。
あるレンズと隣接する対応するレンズとの間の嵌合い接続を可能にするためにレンズ506上に溝522に沿ってガスケット(図示せず)が嵌め合わされてもよい。ガスケットは、イングレスプロテクションのための密封を可能にしてもよい。溝522は、レンズ506の第1の開口部(たとえば、図4Aの404と比較されたい)と第2の開口部(たとえば、図4Cの406と比較されたい)との直径の差524を含む。
図5Cに示すような例示的な実施形態では、嵌め部材518のうちの1つは、ディフューザ502の突出部520を越えて延びるニプル521を備える。たとえば、突出部520を図3Bの突出部320と比較されたい。ニプル521を図3Bのニプル321と比較されたい。ニプル521は、ディフューザ502をレンズ506に対して回転させたときにレンズ506の内面に摩擦係合して音を発生させることができる。図3Bの音発生リブ321および図4Aの波形418と比較されたい。
図5A、図5D、および図5Eに示すような例示的な実施形態では、ディフューザ502の第1の端部(たとえば、図3Aの304と比較されたい)がディフューザの第2の端部(図3Aの306と比較されたい)と相補的であり、それによって、ディフューザ502の後に、回路基板504とレンズ506とが複数のタワーシグナルモジュール500を形成するように組み立てられ、第1のディフューザの第2の端部が第2のディフューザの第1の端部に嵌め込まれて第1のディフューザと第2のディフューザとの間に嵌合い機械的接触をもたらす。
図6A~図6Eは、例示的な実施形態において2つのタワーシグナルモジュールを組み立てるステップを示すための概略図である。
図6A(i)~図6A(v)は、例示的な実施形態において2つのタワーシグナルモジュールを組み立てる考えられる第1のステップにおける様々な図を示す。
図6A(i)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの斜視図である。図6A(ii)は、図6A(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの斜視図の断面である。図6A(iii)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの正面図である。図6A(iv)は、図6A(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの右断面図である。図6A(v)は、図6A(i)に示すそれぞれのタワーシグナルモジュール内部/内に配設されたディフューザのそれぞれの位置を示す2つのタワーシグナルモジュールのディフューザの右側面図である。
例示的な実施形態では、図6Aに示すように、第1のディフューザ602と、第1の回路基板604と、第1のレンズ606と、を備える第1のタワーシグナルモジュール600が組み立てられる。第2のディフューザ642と、第2の回路基板644と、第2のレンズ646と、を備える第2のタワーシグナルモジュール640が組み立てられる。第1のタワーシグナルモジュール600は第2のタワーシグナルモジュール640と実質的に同様である。第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とはどちらも、図5A~図5Eで説明したようなタワーシグナルモジュール500と実質的に同様である。タワーシグナルモジュール600および640の構成要素は、同じ用語を使用して参照される。
第1のディフューザ602の第1の端部616は、第1のディフューザ602の対向する第2の端部617と比較して異なる直径を有する。第2のディフューザ642の第3の端部656は、第2のディフューザの対向する第4の端部657と比較して異なる直径を有する。
第1のタワーシグナルモジュール600を対応する第2のタワーシグナルモジュール640に隣接させて一方のタワーシグナルモジュール(600)が他方(640)に重ね合わせられるように配置される。
例示的な実施形態では、第1のディフューザ602と第2のディフューザ642とは、第1のディフューザ602の第2の端部617が第2のディフューザ642の第3の端部656に嵌め込まれ得るように位置決めされ寸法付けされる。第2の端部617および第3の端部656の寸法および位置は、第1のタワーシグナルモジュール600が、第2のタワーシグナルモジュール640の上方に配置されるときに、2つのモジュール600、640を組み立てる開始ステップにおいて第2のタワーシグナルモジュール640上に配置し/位置させることを可能にする寸法および位置であってもよい。
図6A(iii)に示すように、第1のタワーシグナルモジュール600の中心軸はXとして示されており、第2のタワーシグナルモジュール640の中心軸はYとして示されている。第1のタワーシグナルモジュール600および第2のタワーシグナルモジュール640は、軸Xと軸Yとが一致して2つのタワーシグナルモジュール600、640の間に接合軸Zを形成するように位置合せされる。したがって、第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とは接合軸Zに沿って位置合せされる。
図6A(ii)および図6A(iv)に示すように、第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とが接合軸Zに沿って位置合せされるにもかかわらず第1の回路基板604と第2の回路基板644とが互いに位置合せされることはない。したがって、第1の回路基板604と第2の回路基板644とは電気的に接続されなくてもよい。
図6A(v)に示すように、第1のディフューザ602の中心軸X1と第2のディフューザ642の中心軸Y1とが互いに位置合せされるにもかかわらず第1のディフューザ602と第2のディフューザ642とは互いに対してランダムな位置にあってもよい。
図6(B)i~図6B(v)は、例示的な実施形態において2つのタワーシグナルモジュールを組み立てる考えられる第2のステップにおける様々な図を示す。
図6B(i)は、例示的な実施形態におけるスタック内の2つのタワーシグナルモジュールの斜視図である。図6B(ii)は、図6B(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの斜視図の断面である。図6B(iii)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの正面図である。図6B(iv)は、図6B(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの右断面図である。図6B(v)は、2つのタワーシグナルモジュールにおけるディフューザのそれぞれの位置を示すディフューザの右側面図である。
例示的な実施形態では、第1のタワーシグナルモジュール600が第2のタワーシグナルモジュール640に結合される場合、タワーシグナルインディケータへの付加がタワーシグナルインディケータの頂部から上下方向に行われ得るので、回転力および/または押圧力は1番上のタワーシグナルモジュール、たとえばモジュール600に加えられる。
例示的な実施形態では、第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640との嵌合せを実現するために、接合軸Zに沿って(図6B(iii)に示すような)下向きの力Fを加えて第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とを一緒に押す。第1のタワーシグナルモジュール600が第2のタワーシグナルモジュール640に当接し、それによって、第1のディフューザ602の第2の端部617が第2のディフューザ642の第3の端部656に嵌め合わされ、第1のディフューザ602と第2のディフューザ642との間に穴軸嵌合せ(hole and shaft mating fit)を実現する。第1のディフューザ602は、そのディフューザ止め部材が第1のタワーシグナルモジュール600のレンズ止め部材と協働し、たとえば、第1のレンズ606に力Fが加えられたときに第1のタワーシグナルモジュール600とともに接合軸Zに沿って移動する。
一例として、第2のディフューザ642の第3の端部656の直径が第1のディフューザ602の第2の端部617の直径よりも大きいとき、シャフト部を形成する第2の端部617が、穴部を形成する第3の端部656に嵌め合わされる。
図6B(iv)に示すように、第1の回路基板604と第2の回路基板644とはまだ互いに位置合せされていない。第1の回路基板604と第2の回路基板644とは電気的に接触していない。
例示的な実施形態では、使用される原則は、自己位置合せ、押回し方法(self-aligning, push and rotate methodology)に基づく。第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とは、(上記で説明したような)位置合せの前にまず互いに嵌め合わされる。嵌合せと位置合せとは異なる。以下に図6C(i)からより詳しく例示的に説明するように、第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とは次いで、第1のタワーシグナルモジュール600の第1のディフューザ602と第2のタワーシグナルモジュール640の第2のディフューザ642とが接合されたディフューザ部材として係合され得るように位置合せされる。単一の接合されたディフューザ部材を形成するときは(図6D(v)により詳細に示す)、次に第1のタワーシグナルモジュール600の第1の回路基板604と第2のタワーシグナルモジュール640の第2の回路基板644とが電気的に結合される。その場合、第2のディフューザ642と第2のレンズ646との間の摩擦力を打ち消すのに十分な回転力が第1のレンズ606に加えられるとき、第1のディフューザ602が第2のディフューザ642に結合されている間に、第1のタワーシグナルモジュール600の第1のレンズ606を第2のタワーシグナルモジュール640の第2のレンズ646に対して回転させてもよい。すなわち、第1のレンズ606を接合されたディフューザ部材とともに回転させてもよい。その場合、第1のレンズ606を回転させると、第1のレンズ606が第2のタワーシグナルモジュール640の第2のレンズ646に係合し得る。
図6C(i)~図6C(vi)は、例示的な実施形態において2つのタワーシグナルモジュールを組み立てる考えられる第3のステップにおける様々な図を示す。
図6C(i)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの斜視図である。図6C(ii)は、図6C(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの斜視図の断面である。図6C(iii)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの正面図である。図6C(iv)は、図6C(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの右断面図である。図6C(v)は、2つのタワーシグナルモジュールにおけるディフューザのそれぞれの位置を示すディフューザの斜視図である。図6C(vi)は、タワーシグナルモジュール600の上面図である。
第1のタワーシグナルモジュール600を第2のタワーシグナルモジュール640に対して接合軸Zの周りを時計回りに回転させる。同時に、接合軸Zに沿って(図6C(iii)に示すような)下向きの力F1を加えて第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とを一緒に押す。たとえば、ディフューザ止め部材の一部としての第1のディフューザ602の嵌め部材618を第1のレンズ606に摩擦係合させる。たとえば、第1のディフューザ602の嵌め部材618の突出部620(たとえば、図3Bにおける320と比較されたい)と第1のディフューザ602のフランジ(たとえば、図3Aにおける330と比較されたい)とが、ディフューザ止め部材の一部としてもしくはディフューザ止め部材としての第1のレンズ606(たとえば、図4Aにおける416と比較されたい)の心合せ内側/内部面に摩擦係合されるか、または心合せ内側/内部面を間に挟み込む。第1のディフューザ602は第1のレンズ606とともに回転する。
第1のディフューザ602のニプル621は第1のレンズ606の波形628と接触する。第1のディフューザ602と第1のレンズ606とがともに単一のユニットとして回転するので、第1のタワーシグナルモジュール600が回転したときにクリック音は発生しない。
図6C(iv)に示すように、第1の回路基板604と第2の回路基板644とはまだ互いに位置合せされていない。第1の回路基板604と第2の回路基板644とは電気的に接触していない。
図6D(i)~図6D(vi)は、例示的な実施形態において図6C(i)~図6C(vi)に示すように2つのタワーシグナルモジュールを組み立てる第3のステップの後の様々な図を示す。
図6D(i)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの斜視図である。図6D(ii)は、図6D(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの斜視図の断面である。図6D(iii)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの正面図である。図6D(iv)は、図6D(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの右断面図である。図6D(v)は、2つのタワーシグナルモジュールにおけるディフューザのそれぞれの位置を示すディフューザの斜視図である。図6D(vi)は、図6D(iii)の線BBに沿った2つのタワーシグナルモジュールの底面断面図である。
第2のディフューザの少なくとも1つの位置合せ部(図示せず)が第1のディフューザ602の少なくとも1つの位置決め部624(図6C(v)に示す)に係合されるまで第1のタワーシグナルモジュール600を接合軸Zの周りを時計回りに回転させる。また、図3Aの位置合せ部322および図3Aの位置決め部324と比較されたい。いくつかの例示的な実施形態では、第2のディフューザの少なくとも1つの位置合せ部(図示せず)が第1のディフューザ602の少なくとも1つの位置決め部624(図6C(v)に示す)に係合されるまで第1のタワーシグナルモジュール600を接合軸Zの周りを反時計回りに回転させてもよい。第1のディフューザ602の位置決め部624(図6C(v)に示す)と第2のディフューザ642の位置合せ部とを位置合せすると、回路基板604、644も接続できるように位置合せされる。その後、第1のディフューザ602と第2のディフューザ642とを軸Zに沿って一緒に押し、2つの回路基板604、644を電気的に接続する。
第2のディフューザ642の少なくとも1つの位置合せ部(図示せず)が第1のディフューザ602の位置決め部624(図6C(v)に示す)に位置合せ/係合された後、さらなる押圧動作/下向きの力F3によって第1のディフューザ602および第2のディフューザ642が互いに接続され/摩擦係合される。第1のディフューザ602の位置決め部(図3Aの324と比較されたい)は第2のディフューザ642に向かって移動することができる。したがって、第2のディフューザ642の少なくとも1つの位置合せ部は、係合までの当接および回転運動において第1のディフューザ602の少なくとも1つの位置決め部624(図6C(v)に示す)と嵌め合い係合してもよい。同時に、第1の回路基板604と第2の回路基板644とを一緒に押す。図6D(v)に示すように、第1のディフューザ602と第2のディフューザ642とは、垂直方向において完全に係合される前に、互いに対して係合され、たとえば接合されたディフューザ部材になる。たとえば、図3Aのディフューザ300が、軸Zに沿って横方向に図3Aの隣接する対応するディフューザ300まで移動することと比較されたい。第2のタワーシグナルモジュール640が、たとえば、ユーザが第2のレンズ646を保持することによって所定の位置に保持され、第1のレンズ606が第2のレンズ646に対して引き続き回転することによって、第2のロッキング部(たとえば、図4Cの410と比較されたい)を有する第1のレンズ606は、第2のレンズ646の頂部走行縁部(たとえば、図4Eの407と比較されたい)上を走行してもよい。その後、第1のレンズ606は、第2のレンズ646に向かって下降してもよく、第2のロッキング部が少なくとも底部走行縁部(たとえば、図4Eの409と比較されたい)の上方の実質的に水平面に沿って走行してもよい。このような第1のレンズ606の第2のレンズ646に向かう下降は、第1のディフューザ602と第2のディフューザ642とをさらに垂直方向に係合/接続する。第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とは接合軸Zに沿って互いに近付けられる。第1の回路基板604と第2の回路基板644との接続については、第2の回路基板644の第1の電気コネクタ648が第1の回路基板604の第2の電気コネクタ608に電気的に接触する(たとえば、第2の回路基板の図2Aにおける第1の電気コネクタ204が第1の回路基板の図2Aにおける第2の電気コネクタ206に電気的に接触することと比較されたい)。第1のレンズ606の第2の開口部と第2のレンズ646の第3の開口部に近接する溝(たとえば、図5Aにおける溝522と比較されたい)との間の隙間が小さくなる。その後、レンズロッキングの次のステップが開始する。
図6E(i)~図6E(vi)は、例示的な実施形態において2つのタワーシグナルモジュールを組み立てる考えられる第4のステップにおける様々な図を示す。
図6E(i)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの斜視図である。図6E(ii)は、図6E(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの斜視図の断面である。図6E(iii)は、例示的な実施形態における2つのタワーシグナルモジュールの正面図である。図6E(iv)は、図6E(iii)の線AAに沿った2つのタワーシグナルモジュールの右断面図である。図6E(v)は、2つのタワーシグナルモジュールにおけるディフューザのそれぞれの位置を示すディフューザの斜視図である。図6E(vi)は、図6E(iii)の線BBに沿った2つのタワーシグナルモジュールの底面断面図である。
図6E(i)~図6E(vi)では、上記で説明したように、第1のタワーシグナルモジュール600および第2のタワーシグナルモジュール640が引き続き、図6E(iii)に示すような力F4によって接合軸Zに沿って一緒に押される。第1のタワーシグナルモジュール600は、第2のタワーシグナルモジュール640に対して接合軸Zの周りを時計回りに回転する。第2のディフューザ642の位置合せ部(図示せず)がすでに第1のディフューザ602の位置決め部624(図6C(v)に示す)に固定係合されているので、たとえば、第1のディフューザ602と第2のディフューザ642とは、上記で説明したように、接合して接合されたディフューザ部材になっており、第2のディフューザは、第1のレンズ606と摩擦係合している第1のディフューザ602によって所定の位置に保持されている。一例として、第1のタワーシグナルモジュール600を回転させると、接合されたディフューザ部材は、第2のレンズ646がオペレータ/ユーザによって所定の位置に保持されている間第1のタワーシグナルモジュールとともに回転し、したがって、接合されたディフューザ部材は第2のレンズ646に対して回転する。第1のレンズ606と接合されたディフューザ部材は、第2のタワーシグナルモジュール640のディフューザ止め部材と第2のレンズ646との間、たとえば、第2のディフューザのニプル(図3Bの321と比較されたい)と第2のレンズ646のレンズ止め部材の一部、たとえばレンズの波形領域(たとえば、図4Aのレンズの例418と比較されたい)との間の摩擦力を打ち消すのに十分な回転力を第1のレンズ606に加えたときに接合軸Zの周りを一緒に回転する。第1のレンズ606と接合されたディフューザ部材は一緒に接合軸Zの周りを回転する。この回転時には、第2のディフューザ642のニプル(図3Bの321と比較されたい)は第2のレンズ646の波形(図示せず)に接触し/波形を通過するかまたは摩擦する。ニプルは、波形領域の2つの上端部間、またはたとえば谷部内に位置する。2つの上端部間に位置決めすることによって、第2のディフューザ642のそれぞれのレンズに対する回転運動が制限/限定される。すなわち、第2のディフューザ642のニプルは、2つの上端部によって所定の位置に維持される。ニプルは、第2のディフューザ642の少なくとも1つの嵌め部材における少なくとも1つの突出部(図3Bの320と比較されたい)上に位置する。説明したように、少なくとも1つの嵌め部材は、所定の位置に保持されるかまたは剛性を有するベースと、ベースの周りを旋回可能な可動端部(たとえば、図3Aの319と比較されたい)と、を備える。可動/旋回可能端部はスナップ嵌めを可能にする。十分な回転力が加えられると、ニプルは、波形の上端部に押し付けられ、レンズの波形領域に沿って走行することができるので、可撓性のスナップ嵌め部を有する少なくとも1つの嵌め部材を、たとえば軸Aに向かってまたは波形から離れる方向に屈曲させる。一方、十分な回転力が加えられない場合、ニプルは波形の上端部に打ち勝つことはできない。第2のディフューザ642が回転する間、ニプルは、少なくとも1つの嵌め部材のスナップ嵌め部に起因して波形領域、たとえば上端部および谷部に当たって音を発生させる。すなわち、少なくとも1つの嵌め部材のスナップ嵌め部は、ニプルを備える嵌め部材をレンズの波形領域に対して偏向させる。図3Bのクリック音リブ321および図4Aの波形418と比較されたい。摩擦接触によって音が発生する。この音は、第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640との間でロッキングプロセスが開始したことを示してもよい。第1のレンズ606の回転作用によって、第2のレンズ646の第1のロッキング部が第1のレンズ606の第2のロッキング部と位置合せされる。図4Cの第1のロッキング部408および第2のロッキング部410と比較されたい。上述のように、第1のレンズ606の第2のロッキング部(図4Cの410と比較されたい)は、第2のレンズ646の少なくとも下部走行縁部(図4Eの409と比較されたい)の上方の水平面に沿って走行する。第2のレンズ646の第1のロッキング部と第1のレンズ606の第2のロッキング部とが位置合せされると、さらなる押圧動作または力F4によって第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640とが接合軸Zに沿って完全に接合される。
タワーシグナルモジュール600を時計回り方向にさらに回転させると、第2のレンズ646の第1のロッキング部が第1のレンズ606の第2のロッキング部と相互作用し、第1のレンズ606と第2のレンズ646とを互いにロックさせて第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640との完全な接合を実現する。第1のレンズ606の第2のロッキング部が第2のレンズ646の垂直ストッパ壁(図4Eの411と比較されたい)に当接すると完全な接合が実現され、第1のレンズ606と第2のレンズ646とは、互いに対するさらなる時計回りの回転を防止される。第1のレンズ606の第2のロッキング部は第2のレンズ646の第1のロッキング部に係合される。図6E(vi)の650を参照されたい。したがって、第1のレンズの第2のロッキング部は、係合までの当接および回転運動において第2のレンズの第1のロッキング部と嵌め合い係合してもよい。例示的な実施形態では、図8および図4Eに関して説明したのと同様に、第1のロッキング部のうちの1つは、垂直ストッパ壁のそばにストッパロッキングリブ(たとえば、図4Eの428と比較されたい)を備える。第2のレンズ646のストッパロッキングリブは、第1のレンズ606の第2のロッキング部のうちの1つのストッパ溝にスナップ嵌めされ/係合される。第2のレンズ646の垂直ストッパ壁はさらなる時計回り回転を防止するが、このストッパロッキングリブ接続は、第1のレンズ606と第2のレンズ646との互いに対する反時計回り回転を防止する。この音は、第1のレンズ606と第2のレンズ646とがロックすると発生しなくなる。
上記の説明では、2つのタワーシグナルモジュールを組み立てる1つの方法について例示的に説明した。他の方法も可能であることが諒解されよう。たとえば、第1のディフューザ(第1のレンズに嵌め合わせられない)はまず、第2のレンズに嵌め合わされた第2のディフューザを備えるタワーシグナルモジュールに嵌め合わされてもよい。第1のディフューザを第2のディフューザに押し付けて第2のディフューザに対して回転させ、第1のディフューザを第2のディフューザに位置合せしてもよい。次いで、第1のディフューザと第2のディフューザとを嵌め合い係合させて接合されたディフューザ部材を形成してもよい。次いで、第1のレンズを(第1のディフューザを覆うように)接合されたディフューザ部材に嵌め合わせてもよい。次いで、第1のレンズを第2のレンズに押し付けて第2のレンズに対して回転させ、第1のレンズを第2のレンズに位置合せしてもよい。第1のレンズと第2のレンズとを次いで嵌め合い係合させて組立てを完成してもよい。
例示的な実施形態では、第1のタワーシグナルモジュール600と第2のタワーシグナルモジュール640との分離または切断は、第1のタワーシグナルモジュール600を第2のタワーシグナルモジュール640に対して接合軸Zの周りを反時計回りに(または接合に使用される回転方向と逆に)回転させることによって実現される。第1のタワーシグナルモジュール600と第2のシグナルモジュール640とは次いで、分離軸でもある接合軸Zに沿って引き離される。これによって、第1のタワーシグナルモジュール600および第2のタワーシグナルモジュール640が互いに分離/切断される。
例示的な実施形態で設けられる光拡散要素(図3Aにおける326および図4Aにおける426と比較されたい)の場合、たとえば、ディフューザ(たとえば、図7Aの第1の基板706および第2の基板708)の底面上の特定の領域にラベルまたは紙を貼るかまたは張り付けて光源からの光がディフューザ、たとえば300および/またはレンズ、たとえば400の一部を通して放出されるのを妨げてもよい。ラベルまたは紙は実質的に不透明であってもよい。たとえば、あるタワーシグナルモジュールは、タワーシグナルインディケータの他の下部タワーシグナルモジュールの光出力への干渉を避けるためにタワーシグナルモジュールの底部から光を放出し得ないことが望ましい場合がある。例示的な実施形態において、第1の基板および第2の基板(図7Aの706および708と比較されたい)上に貼られたラベルまたは紙は、ディフューザ内部の光源からの光出力の大部分またはすべてを制限し、光出力が下方に取り付けられた他のタワーシグナルモジュールに漏れるのを妨げる。各タワーシグナルモジュールからの発光をこのようにより明確に分離することは、各タワーシグナルモジュールからの光信号がより特徴的で明確な信号になるのでオペレータ/ユーザにとって有利である。
例示的な実施形態では、レンズと協働することができるタワーシグナルモジュール用ディフューザが提供されてもよい。このディフューザは、第1の端部と第2の端部とを有するディフューザハウジングを備え、第1の端部は第2の端部の反対側に配設される。第1の端部は、少なくとも1つの位置合せ部を備え、第2の端部は、少なくとも1つの位置決め部を備える。少なくとも1つの位置合せ部と少なくとも1つの位置決め部とは互いに相補的であり、少なくとも1つの位置合せ部は、隣接する対応するディフューザの少なくとも1つの位置決め部と嵌め合い係合することができる。ディフューザは、回路構成要素を受け入れるためにディフューザハウジング内に配設されたドッキング部をさらに備える。ディフューザは、少なくとも1つのレンズ止め部材と協働してディフューザとレンズとの間に摩擦係合を生じさせることができるディフューザ止め部材をさらに備える。例示的な実施形態では、ディフューザは、ディフューザとレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力が加えられたときにレンズに対して回転することができる。
例示的な実施形態では、ディフューザ止め部材は、ディフューザをレンズに固定して摩擦係合を生じさせるための固定コネクタを備えてもよい。固定コネクタは、フランジと、嵌め部材上に配設された突出部と、を備えてもよく、フランジと突出部とは、少なくとも1つのレンズ止め部材の一部を間に挟み込むことができる。フランジは、突出部から距離を置いて配設される。突出部は、少なくとも1つのレンズ止め部材の別の部分を形成し得るレンズの第1の内面に接触するように突出部から延びるニプルを備えてもよく、ニプルは、ディフューザをレンズに対して回転させたときに音を発生させることができる。
例示的な実施形態では、ディフューザハウジングの第1の端部は、ディフューザハウジングの第2の端部と異なる寸法を有してもよく、第1の端部は、隣接する対応するディフューザの第2の端部と嵌め合うことができてもよい。少なくとも1つの位置合せ部は、ディフューザハウジングの周面上、たとえば、ディフューザハウジングの内側または外側に配設された第1のリブを備えてもよい。少なくとも1つの位置決め部は、少なくとも1つの位置合せ部を受けるための係合面を備えてもよい。たとえば、少なくとも1つの位置合せ部は、互いに対する当接および回転運動を介して少なくとも1つの位置決め部と嵌め合い係合してもよい。
例示的な実施形態では、ディフューザと協働することができるタワーシグナルモジュール用レンズが提供されてもよい。レンズは、第1の開口部と第2の開口部とを有するレンズを備え、第1の開口部は第2の開口部の反対側に配設される。レンズはまた、第1の開口部に近接する少なくとも1つの第1のロッキング部と、第2の開口部に近接する少なくとも1つの第2のロッキング部と、を備える。少なくとも1つの第1のロッキング部と少なくとも1つの第2のロッキング部とは互いに相補的であり、少なくとも1つの第1のロッキング部は、隣接する対応するレンズの少なくとも1つの第2のロッキング部と嵌め合い係合することができる。レンズは、少なくとも1つのディフューザ止め部材と協働してディフューザとレンズとの間に摩擦係合を生じさせることができるレンズ止め部材を備える。例示的な実施形態では、レンズは、ディフューザとレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力が加えられたときにディフューザに対して回転することができる。
例示的な実施形態では、レンズ止め部材は、少なくとも1つのディフューザ止め部材に摩擦係合するための心合せ内部面を備えてもよい。たとえば、心合せ内部面は、フランジと少なくとも1つのディフューザ止め部材の突出部との間に挟み込まれ得るレンズのフランジであってもよい。レンズ止め部材はまた、少なくとも1つのディフューザ止め部材の突出部のニプルに摩擦係合するための波形領域または波形をさらに備えてもよい。波形領域は、ディフューザをレンズに対して回転させたときにディフューザのニプルに接触して音を発生させるための起伏面の形であってもよい。
例示的な実施形態では、レンズハウジングの第1の開口部は、レンズハウジングの第2の開口部とは異なる寸法を有してもよい。
説明した例示的な実施形態では、各力は、たとえば、F1、F4などと異なるように呼ばれるが、力は、組立てまたは分解時に加えられる同じ力または一定の力であってもよい。
説明した例示的な実施形態では、「嵌め合い係合された」または「嵌合い係合」などの用語は、たとえば、ディフューザが、ディフューザ同士が互いに対して回転できないように別のディフューザと嵌め合わされ、すなわち、接合されたディフューザ部材を形成することを指す。
説明した例示的な実施形態では、互いに隣接するタワーシグナルモジュールがばねなしバヨネット嵌合せと同様に互いに接続/接合される。隣接するタワーシグナルモジュール同士が互いに位置合せされた後、押圧力によって隣接するタワーシグナルモジュール同士を接合軸に沿って完全に接合させる。
説明した例示的な実施形態では、例示的に説明したようなディフューザと例示的に説明したようなレンズとを備えるタワーシグナルモジュールを提供してもよい。ディフューザとレンズとは、別々に設けられてもまたは代替的に設けられてもよく、摩擦係合するように設けられてもよい。理解されるように、ディフューザとレンズとが摩擦係合するように設けられる場合、この構成はタワーシグナルモジュール(すなわち、「キット」の代替実施形態)と呼ばれることもある。
説明した例示的な実施形態では、自己位置合せ、押回し接合原則/機構によって、タワーシグナルモジュールの容易で、高速で、直感的で、かつ安定的な接合が可能になる。ユーザはもはや、タワーシグナルモジュール同士を接合するためのタワーシグナルモジュールの表面マークを視覚的に位置合せする必要がない。その代わり、タワーシグナルモジュール同士は接合軸に沿って位置合せされ、次いで回転しながら接合軸に沿って押され、たとえば、クリック音が聞こえなくなるまで、頂部タワーシグナルモジュールを底部タワーシグナルモジュールに対して接合軸の周りを時計回りに回転させてもよい。説明した例示的な実施形態はまた、隣接するタワーシグナルモジュールの間の良好な防塵および防水密封(モジュール同士の良好な嵌合せおよびたとえばガスケットの使用に起因する)をもたらし、良好な光拡散を行い/良好な拡散要素を設けるための空間を広くし、タワーシグナルモジュールの位置合せのための表面マークが不要になることに起因してコスト削減を可能にしてもよい。
例示的な実施形態は、自己位置合せおよび回転ロッキングを通じて接合され得る2つの同様/同一の構成要素間の特別に位置合せされた電気接続部に望ましい場合に任意のシステムに適用されてもよい。
説明した例示的な実施形態では、互いに隣接するタワーシグナルモジュールを接合/接続するときにタワーシグナルモジュールを視覚的に位置合せする必要がないので、タワーシグナルモジュールを組み立てる速度および容易さが向上することがある。タワーシグナルモジュールは、機械的および電気的接続に関して、上記で説明した機構を通じて自己位置合せされる。たとえば、互いに隣接するタワーシグナルモジュールは、一方のタワーシグナルモジュールのディフューザの位置合せ部が隣接するタワーシグナルモジュールの別のディフューザの位置決め部に係合された後自己位置合せされる。説明した例示的な実施形態は、タワーシグナルモジュール同士の視覚的な位置合せを不要にする場合があり、この視覚的な位置合せは、視覚マークが、好ましくない照明条件、およびたとえばタワーシグナルインディケータの頂部における組立て時または工業/工場環境における高さに起因して容易に見えない場合があるのでユーザに不都合であることがある。
さらに、タワーシグナルモジュールの外面上に位置合せマークを設ける必要がないので、外面マークを付加するプロセスを不要にし得ることに起因して製造コストが削減される場合がある。位置合せマークがなくなるので、タワーシグナルモジュールの見た目が向上する場合がある。
説明した例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュールが互いに位置合せされ接合/接続されるときに互いに隣接するタワーシグナルモジュール間の機械的および電気的接続が実現されてもよい。互いに隣接するタワーシグナルモジュールのロッキング/接続要素は、タワーシグナルモジュール間の機械的および電気的接続を向上させる場合がある。たとえば、それぞれ互いに隣接するディフューザの位置合せ部と位置決め部との間の相互作用と、それぞれ互いに隣接するレンズの第1のロッキング部と第2のロッキング部との間の相互作用と、によってタワーシグナルモジュール同士を所定の位置にロックする頑丈で強固な機械的接続部がある。電気的コネクタは、電気的構成要素が設計されたように機能するうえで正しい方向にリンク/結合される。
説明した例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュールを作製するための別個の構成要素/部品の数が削減されることがあるので、タワーシグナルモジュールを作製/製造するコストが低減する場合がある。たとえば、隣接するタワーシグナルモジュール同士は実質的に同様であってもよく、隣接するモジュール同士で別個の異なる部品を使用する必要がなくなる場合がある。タワーシグナルモジュールについて別個の構成要素/部品を作製する複雑さも低下する。たとえば、各タワーシグナルモジュールについてディフューザ、回路基板、およびレンズのみが設けられればよい。たとえば、金属反射器、ねじ、それぞれに異なるタワーシグナルモジュール用の別個の電気接点などの構成要素/部品を作製することが不要になる。これによって、タワーシグナルモジュールの生産者/製造業者についてはよりコストが節約され、消費者/ユーザにはより優位性のある低価格がもたらされることがある。
説明した例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュールの光分散性能が向上する場合がある。発光に使用されるタワーシグナルモジュールの場合、レンズおよびディフューザ上のライトガイドまたは光拡散要素用の空間が広くなり、より良好にかつ十分に分散された光出力が得られ、場合によっては光出力を遮るディフューザまたはレンズの内部構造によって生じる死角が低減するかまたはなくなる。これによって、タワーシグナルモジュールにおける光源からの光出力が最大限に使用され、より明確でより一様な光出力がユーザに与えられる場合がある。たとえば、光出力の制御を向上させるために、光出力を異なる範囲のリングとして生成するかまたは光出力を均質の光として生成することが可能である。タワーシグナルモジュールは、ユーザに対する信号として明るくならびに/または澄んだ光を生成することが望ましい。光源は、回路基板上の発光ダイオード(LED)であってもよい。
説明した例示的な実施形態では、一例として、ディフューザおよび/またはレンズの特定の位置に貼る/張り付ける製品ラベル用の適切な空間が存在してもよい。製品ラベルを設けると、製品情報がユーザに与えられる場合があり、また、不透明なライトブロッカーとして働き、たとえば、タワーシグナルモジュール間の光オーバフローを防止することがある。そのような光オーバフローは、点灯された1つのタワーシグナルモジュールが、近傍のタワーシグナルモジュールをわずかに照明することがあるのでユーザを混乱させることがある。これによって、ユーザに対する視覚光信号出力が不明確になることがある。光のオーバフローを防止するためにタワーシグナルモジュールに追加の機械的遮光部を設けることが不要になることがあり、タワーシグナルモジュールの製造コストが低減する場合がある。たとえば、製品ラベルを使用すると、近傍のタワーシグナルモジュールからの干渉なしに特定のタワーシグナルモジュールからユーザに明確で特徴的な視覚信号出力を与え得る。
説明した例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュール同士を回転させて互いに完全にロックすると、互いに隣接するタワーシグナルモジュールが互いに完全にロックされて回転が不可能になるまで、ロッキングプロセスの間クリック音が発生し得る。これによって、ユーザがタワーシグナルモジュール同士をより直感的にかつ単純に完全にロックすることが可能になる場合がある。タワーシグナルモジュール同士の組立てやすさおよびタワーシグナルモジュールの使用上の安全性が向上する場合がある。聴覚キューによって、ユーザは、互いに隣接するタワーシグナルモジュールの完全なロッキングが実現されたことを直感的に理解することが可能になる場合がある。このことは、タワーシグナルモジュール同士の間の機械的および電気的接続を用いた、安全なタワーシグナルモジュールの組立ておよび使用にとって重要である場合がある。
説明した例示的な実施形態では、レンズに嵌め込まれたガスケットがたとえば、防塵および防水のためのタワーシグナルモジュール同士の密封レベルを向上させる場合がある。タワーシグナルモジュールは、レンズ内の回路基板および/または電気的エンクロージャがたとえば、異物、塵、偶然の接触、および水から保護されるのでより高い侵入/国際保護(IP)等級を実現することがある。このことは、タワーシグナルモジュールの性能を向上させることがある。
この説明で使用される「結合された」または「接続された」という用語は、特に明記しない限り直接接続されることと1つまたは複数の中間手段を通して接続されることとの両方を対象とするものである。
さらに、いくつかの実施形態について説明する際、本開示は方法および/またはプロセスをステップの特定のシーケンスとして開示する場合があった。しかし、別段の定めがある場合を除き、方法またはプロセスが開示されたステップの特定のシーケンスに限定されないことが諒解されよう。ステップの他のシーケンスが可能であってもよい。本明細書で開示されるステップの特定の順序を不当な制限と解釈すべきではない。別段の定めがある場合を除き、本明細書で開示する方法および/またはプロセスは、記載された順序で実施されるステップに限定すべきではない。ステップのシーケンスは、変更されてもよく、依然として本開示の範囲内であってもよい。
さらに、本明細書の説明では、「実質的に」という語が使用されるときはいつでも、限定はしないが、「全体的に」または「完全に」などを含むものと理解される。さらに、「備える」、「含む」などの用語が使用されるときはいつでも、そのような用語の後に記載される要素/構成要素を、明示的に記載されない他の構成要素に加えて広く含むという点で非制限的な記述言語であることが意図される。たとえば、「備える」が使用されるとき、「1つの」要素の参照はまた、その要素の「少なくとも1つ」の参照であることが意図される。「からなる」、「構成される」などの用語は、適切な文脈において、「備える」、「含む」などの用語のサブセットと見なされてもよい。したがって、「備える」、「含む」などの用語を使用して本明細書で開示する実施形態では、これらの実施形態が「からなる」、「構成される」などの用語を使用する対応する実施形態についての教示を与えることが諒解されよう。さらに、「約」、「概ね」などの用語が使用されるときはいつでも、一般に、合理的なばらつきを意味し、たとえば、開示された値の+/-5%のばらつき、または開示された値の+/-4%のばらつき、開示された値の+/-3%のばらつき、または開示された値の+/-2%のばらつき、または開示された値の+/-1%のばらつきを意味する。
説明した例示的な実施形態では、タワーシグナルモジュールは発光に使用されるものと説明されている。しかし、使用はそのようなことに限定されない。たとえば、タワーシグナルモジュールは、音の放出および/または電源入力および/または電力変換など向けに修正されてもよい。
説明した例示的な実施形態では、回路基板は、一方の端部に第1の電気コネクタ(たとえば、図2Aにおける204と比較されたい)を備え、対向する端部に第2の電気コネクタ(たとえば、図2Aにおける206と比較されたい)を備えるものとして説明されている。しかし、例示的な実施形態はそのような構成に限定されないことを了解されたい。複数の第1の電気コネクタおよび/または複数の第2の電気コネクタが存在してもよい。第1の電気コネクタの数と第2の電気コネクタの数とは互いに相補的であり、たとえば、2枚の回路基板が第1の電気コネクタおよび第2の電気コネクタを介して電気的に接続されてもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザのニプルまたはクリック音リブ(たとえば、図3Bの321と比較されたい)は、嵌め部材(たとえば、図3Aの318と比較されたい)のある突出部(たとえば、図3Bの320と比較されたい)上に配設されるものとして説明されている。しかし、例示的な実施形態はそのような構成に限定されない。ニプルまたはクリック音リブは、ディフューザの任意の部分上に配設されてもよい。代替として、ニプルまたはクリック音リブはいくつかの他の例示的な実施形態では省略可能であってもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザ上に1つのニプル、たとえば321が存在する。しかし、例示的な実施形態はそのような構成に限定されず、任意の数のニプルが設けられてもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザの頂部の直径はディフューザの底部の直径とは異なり、頂端部が底端部よりも大きい直径を有することについてさらに説明した。例示的な実施形態はそのような構成に限定されない。たとえば、底端部は頂端部よりも大きい直径を有してもよい。
説明した例示的な実施形態では、レンズの頂部の直径はレンズの底部の直径とは異なり、底端部が頂端部よりも大きい直径を有することについてさらに説明した。例示的な実施形態はそのような構成に限定されない。たとえば、頂端部は底端部よりも大きい直径を有してもよい。
説明した例示的な実施形態では、位置合せ部のリブは本体から内側に軸Aに向かって延び、第2のロッキング部はカバーから内側に軸Aに向かって延びる。例示的な実施形態はそのような構成に限定されない。たとえば、位置合せ部のリブは、本体から外側に軸Aから離れる方向へ延びてもよく、第2のロッキング部のリブは、カバーから外側に軸Aから離れる方向へ延びてもよい。
説明した例示的な実施形態では、心合せ部材、たとえば314は、ディフューザの本体、たとえば302の円周に沿って離隔されている。任意の数の心合せ部材が存在してもよい。たとえば、いくつかの他の例示的な実施形態では、1つの心合せ部材のみが存在してもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザ上に任意の数の位置合せ部、たとえば322が存在してもよい。たとえば、いくつかの他の例示的な実施形態では、1つの位置合せ部のみが存在してもよい。
説明した例示的な実施形態では、レンズ上に任意の数の第1のロッキング部、たとえば408が存在してもよい。たとえば、いくつかの他の例示的な実施形態では、1つの第1のロッキング部のみが存在してもよい。
説明した例示的な実施形態では、レンズ上に任意の数の第2のロッキング部、たとえば410が存在してもよい。たとえば、いくつかの他の例示的な実施形態では、1つの第2のロッキング部のみが存在してもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザはディフューザハウジングから延びるフランジを備えるものとして説明されており、フランジは、ディフューザハウジングの円周もしくは外周または距離と同様な円周もしくは外周または距離を有するように示されている。フランジはそのような構成に限定されないことが諒解されよう。たとえば、フランジは、ディフューザハウジングの円周もしくは外周または距離と比較して著しく短い円周もしくは外周または距離を有してもよい。説明した例示的な実施形態では、レンズの心合せ内側/内部面はフランジの形であってもよい。そのようなフランジもまた、レンズの内部の円周もしくは外周または距離と同様の円周もしくは外周または距離を有することに限定されないことが諒解されよう。たとえば、フランジは、レンズの内部の円周もしくは外周または距離と比較して著しく短い円周もしくは外周または距離を有してもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザの第1の端部と第2の端部とが異なる直径を有するものとして説明されている。例示的な実施形態がそのような構成に限定されないことが諒解されよう。たとえば、ディフューザの第1の端部と第2の端部とは、第1の端部と第2の端部とが嵌め合い係合するように設けられ得る限り実質的に同様の直径を有することが可能であってもよい。説明した例示的な実質的では、レンズの第1の開口部と第2の開口部とがそれぞれに異なる直径を有するものとして説明されている。例示的な実施形態がそのような構成に限定されないことが諒解されよう。たとえば、レンズの第1の開口部と第2の開口部とは、第1の開口部と第2の開口部とが嵌め合い係合するように設けられ得る限り実質的に同様の直径を有することが可能であってもよい。
説明した例示的な実施形態では、ディフューザは、ディフューザおよびレンズの中心を通過する軸Aに沿ってレンズと嵌め合わされるものとして説明されている。ディフューザのレンズへの嵌合せを他の形態にすることができることが諒解されよう。一例として、レンズは、フリップケースのように動作するレンズハウジングを備えてもよく、たとえば、レンズハウジングは、レンズの内部が見えるように軸Aの周りに開くことが可能であってもよい。ディフューザは、軸Aに垂直な平面に沿った方向においてレンズハウジングに嵌め込まれてもよい。たとえば、レンズ止め部材は、レンズハウジング内の2つの隆起した土手部を有するくぼみまたは谷部として設けられてもよく、ディフューザ止め部材は、ディフューザハウジングの外周面から延びるフランジであってもよい。ディフューザ止め部材は、レンズのくぼみに結合されてもよく、レンズハウジングはフリップケースのように閉じられてもよい。このように、ディフューザ止め部材は、レンズ止め部材との摩擦係合を生じさせてもよい。ディフューザは、ディフューザとレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力を加えられたときにレンズに対して回転してもよい。この変形に従って、タワーシグナルモジュールのさらに別の例が設けられてもよい。たとえば、ディフューザは、レンズと一体化されてもよく、それによって、ディフューザ止め部材は、少なくとも1つのレンズ止め部材と協働してディフューザとレンズとの間に摩擦係合を生じさせることができ、ディフューザは、ディフューザとレンズとの間の摩擦係合を打ち消すための力を加えられたときにレンズに対して回転することができる。
説明した例示的な実施形態では、回路基板を受け入れるためのディフューザのドッキング部は、回路基板のある方向を収容するためのある構成を有するものとして説明されている。たとえば、電気的構成要素(たとえば、図7Aおよび図7Bの714と比較されたい)が配設された回路基板(たとえば、図7Aおよび図7Bの712と比較されたい)の平坦なベースの位置合せを可能にし得るような案内縁部(たとえば、図7Aおよび図7Bの710と比較されたい)について説明した。例示的な実施形態がそのような構成に限定されないことが諒解されよう。ドッキング部は、任意の形状およびサイズを有する第1の基板と第2の基板とを備えてもよく、電気的構成要素は、対応するポカヨケ(またはエラー防止)設計が電気的構成要素の形状およびサイズと相補的になる限り任意の形状およびサイズを有してもよい。
当業者には、広義に説明した本発明の範囲から逸脱せずに特定の実施形態に他の変形および/または修正を施してもよいことが諒解されよい。たとえば、本明細書の説明では、それぞれに異なる例示的な実施形態にわたって、異なる例示的な実施形態の特徴の混合、組合せ、置換え、組込み、適合、修正、包含などを行ってもよい。したがって、本実施形態は、すべての点で例示的なものであり、制限的なものではないと見なされるべきである。