WO2014188812A1 - センサ基板 - Google Patents

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剛志 土生
和志 市川
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Abstract

 センサ基板は、ベース絶縁層と、集積回路に電気的に接続されるための導体パターンとを有する配線回路基板を備える。ベース絶縁層は、配線形成領域と端子形成領域とを有する。導体パターンは、配線形成領域においてベース絶縁層の厚み方向一方側に形成され、第1方向に延びる第1配線と、配線形成領域においてベース絶縁層の厚み方向他方側に形成され、第1方向と交差する第2方向に延び、厚み方向に投影したときに第1配線と交差する第2配線と、端子形成領域に形成され、第1配線、および、端子形成領域に搭載される集積回路に電気的に接続される第1端子と、端子形成領域に形成され、第2配線および集積回路に電気的に接続される第2端子とを備える。

Description

センサ基板
 本発明は、センサ基板、詳しくは、位置検出装置などに用いるセンサ基板に関する。
 ペン型の位置指示器を位置検出平面上で移動させて位置を検出する、座標入力装置などの位置検出装置は、携帯型端末(タブレット型パソコン、スマートフォン)、デジタイザなどのコンピュータの入力装置として普及している。この位置検出装置は、位置検出平面板と、その下に配置され、ループコイルが基板の表面に形成されたセンサ基板(センス部)とを備えている。そして、位置指示器とループコイルとによって発生する電磁誘導を利用することにより、位置指示器の位置を検出する(例えば、下記特許文献1参照。)。
 下記特許文献1では、複数のループコイル配線の端子を基板の一部分に集約させた端子部が形成されており、そして、コントロール回線基板およびフラットケーブルが、折り曲げられた状態で、その端子部に接続されている座標入力装置が提案されている。
 下記特許文献1に記載の座標入力装置では、コントロール回線基板とループコイル配線の端子部との接続を容易にし、小型化が図られている。
特開2005-165432号公報
 しかるに、位置検出装置には、薄型化を図りたいという要求があり、近年、特にその要求が厳しく求められている。
 しかしながら、上記特許文献1の座標入力装置では、コントロール回線基板およびフラットケーブルが、センス部の裏面に折り返して取り付けられている。特に、コントロール回線基板では、リジッド基板に集積回路が搭載されている。そのため、折り返し部分の厚みが増加しているという不具合が生じている。
 一方、上記特許文献1の座標入力装置では、フラットケーブルおよびコントロール回線基板を折り返さずに、センス部の端部に取り付けることも可能である。
 しかしながら、その場合では、フラットケーブルおよびコントロール回線基板が、センス部の端部から大きく突出するため、小型化が図れないという不具合が生じる。
 本発明の目的は、薄型化および小型化を図ることのできるセンサ基板を提供することにある。
 本発明のセンサ基板は、ベース絶縁層、および、集積回路に電気的に接続されるための導体パターンを有する配線回路基板を備え、前記ベース絶縁層は、配線形成領域と端子形成領域とを有し、導体パターンは、前記配線形成領域において前記ベース絶縁層の厚み方向一方側に形成され、第1方向に延びる第1配線と、前記配線形成領域において前記ベース絶縁層の厚み方向他方側に形成され、前記第1方向と交差する第2方向に延び、前記厚み方向に投影したときに前記第1配線と交差する第2配線と、前記端子形成領域に形成され、前記第1配線、および、前記端子形成領域に搭載される前記集積回路に電気的に接続される第1端子と、前記端子形成領域に形成され、前記第2配線および前記集積回路に電気的に接続される第2端子とを備えることを特徴としている。
 このセンサ基板では、第1配線および端子形成領域に接続される集積回路に電気的に接続される第1端子、ならびに、第2配線および集積回路に電気的に接続される第2端子がベース絶縁層の端子形成領域に形成されている。そのため、フラットケーブルおよび集積回路を形成するためのリジッド基板が不要となり、小型化が図れる。また、フラットケーブルや集積回路をセンサ基板の厚み方向一方側に折り返す必要がないため、薄膜化が図れる。
 また、本発明のセンサ基板では、前記配線回路基板は、前記ベース絶縁層の厚み方向一方側に配置される磁性層をさらに備えることが好適である。
 このセンサ基板では、磁性層により、配線回路基板の第1配線および第2配線に生じる磁束を磁性層内に収束し、第1配線および第2配線によるセンシングを効率的に行うことができる。
 また、本発明のセンサ基板では、前記配線回路基板は、前記磁性層の厚み方向一方側に配置される金属層をさらに備えることが好適である。
 このセンサ基板では、金属層によって、磁性層からわずかに漏れてしまった磁束を消失させることができ、位置検出の装置を高めることができる。
 また、本発明のセンサ基板では、前記配線回路基板は、前記ベース絶縁層と前記磁性層との間に配置される絶縁層をさらに備えることが好適である。
 このセンサ基板では、センサ基板の厚みの増大を抑えつつ、磁性層を介して生じる第1配線の短絡を防止することができる。
 本発明のセンサ基板では、薄膜化および小型化が図られている。
図1は、本発明のセンサ基板の一実施形態を示す概略平面図を示す。 図2は、図1に示すセンサ基板のA-A線に沿う断面図を示す。 図3Aは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、ベース樹脂基板を用意する工程、図3Bは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図3Aに続いて、ベース樹脂基板の下面に、導体パターンを形成する工程、図3Cは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図3Bに続いて、ベース樹脂基板にスルーホールを形成する工程、図3Dは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図3Cに続いて、ベース樹脂基板の上面に、導体パターンを形成する工程、図3Eは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図3Dに続いて、ベース樹脂基板の上面に、接着剤層を形成する工程、図3Fは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図3Eに続いて、接着剤層の上面に、カバー層を積層する工程を示す。 図4Gは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図3Fに続いて、ベース樹脂基板の下面に、第2絶縁層を形成する工程、図4Hは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図4Gに続いて、第2絶縁層の下面に、磁性層を積層する工程、図4Iは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図4Hに続いて、磁性層の下面に、金属層を積層する工程、図4Jは、図1に示すセンサ基板の製造工程のA-A線に沿う一部断面図であって、図4Iに続いて、集積回路を搭載する工程を示す。 図5は、本発明のセンサ基板の他の実施形態(端子形成領域が平面視略L字型状)を示す。
 図1において、紙面上側を「前側」(第1方向一方側)とし、紙面下側を「後側」(第1方向他方側)とし、紙面左側を「左側」(第2方向一方側)とし、紙面右側を「右側」(第2方向他方側)とし、紙厚方向奥側を「下側」(第3方向一方側または後述するベース樹脂基板4の厚み方向一方側)とし、紙厚方向手前側を「上側」(第3方向他方側または後述するベース樹脂基板4の厚み方向他方側)とし、具体的には、図1に記載の方向矢印に準拠する。図1以外の図面についても、図1の方向を基準とする。なお、図1において、導体パターン5の配置を明確にするため、カバー層6および接着剤層25を省略している。
 図1において、このセンサ基板1は、配線回路基板2と、集積回路3とを備えている。
 配線回路基板2は、図1および図2に示すように、ベース絶縁層としてのベース樹脂基板4と、ベース樹脂基板4に接触して形成される導体パターン5と、ベース樹脂基板4の上側に形成される、導体パターン5を被覆するように配置されるカバー層6と、ベース樹脂基板4の下側に形成される、導体パターン5を被覆するように配置される磁性層7と、磁性層7の下側に配置される金属層8とを備えている。
 ベース樹脂基板4は、平面視において、センサ基板1の外形をなし、略矩形状に形成され、その前端部の左右方向中央部が凸状に突出するように形成されている。
 ベース樹脂基板4は、例えば、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルムなどの樹脂フィルムから形成されている。
 ベース樹脂基板4は、配線形成領域9と端子形成領域10とを有する。
 配線形成領域9は、図1に示すように、平面視において略矩形状に区画されている。
 配線形成領域9の前後方向長さおよび左右方向長さは、センサ基板1の目的、用途などによって適宜決定される。
 配線形成領域9には、第1ループコイル用導通部28に対応する第1ループコイル用スルーホール27(図2参照)、および、第2ループコイル用導通部に対応する第2ループコイル用スルーホール(図示せず)が、ベース樹脂基板4の厚み方向を貫通するように、形成されている。
 端子形成領域10は、ベース樹脂基板4において、配線形成領域9の前端部に区画され、左右方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。すなわち、端子形成領域10は、平面視において、ベース樹脂基板4の前端部の左右方向中央部から突出している凸部に相当する。
 端子形成領域10は、配線形成領域9と連続するように形成されている。そして、端子形成領域10は、ベース樹脂基板4の厚み方向に投影したときに、配線形成領域9と重複しないように形成されている。また、端子形成領域10は、配線形成領域9と同一平面上にある。より具体的には、左右方向に投影したときに、端子形成領域10と配線形成領域9とは、直線状に形成されている、すなわち、ベース樹脂基板4は、配線形成領域9と端子形成領域10との境界部分で折れ曲がらないように形成されている。
 端子形成領域10には、第1導通部17に対応する第1端子用スルーホール19(図2参照)、および、第2導通部22に対応する第2端子用スルーホール24(図2参照)が、ベース樹脂基板4の厚み方向を貫通するように、形成されている。
 端子形成領域10の左右方向長さおよび前後方向長さのそれぞれは、配線形成領域9の左右方向長さおよび前後方向長さのそれぞれよりも短くなるように、形成されている。具体的には、端子形成領域10の前後方向長さおよび左右方向長さは、搭載する集積回路3の種類、大きさなどに応じて適宜決定されるが、例えば、配線形成領域9の前後方向長さおよび左右方向長さを100%としたときに、5%以上、好ましくは、10%以上であり、また、例えば、50%以下、好ましくは、30%以下である。
 ベース樹脂基板4の厚みは、例えば、6μm以上、好ましくは、12μm以上であり、また、例えば、50μm以下、好ましくは、35μm以下である。
 導体パターン5は、複数(4つ)の第1方向(前後方向)に延びる第1ループコイル11と、複数対(4対)の第1端子12と、複数(3つ)の第2方向(左右方向)に延びる第2ループコイル13と、複数対(3対)の第2端子14とを備えている。
 複数の第1ループコイル11は、配線形成領域9の中央部において、左右方向に、互いに間隔を隔てて配置されている。
 複数の第1ループコイル11のそれぞれは、前後方向に延び、左右方向に互いに間隔を隔てて配置される、第1配線としての1対の第1長配線15と、1対の第1長配線15の前後方向両端部を接続する、1対の第1短配線16とを一体的に備えている。
 第1長配線15は、図2に示すように、配線形成領域9において、ベース樹脂基板4の厚み方向一方側の表面(下面)に直接形成されている。
 第1短配線16は、図1に示すように、左右方向に延び、互いに間隔を隔てて配置され、その長さ(左右方向長さ)が第1長配線15の長さ(前後方向長さ)より短くなるように形成されている。第1短配線16は、図2に示すように、配線形成領域9においてベース樹脂基板4の厚み方向他方側の表面(上面)に直接形成されている。そして、前側の第1短配線16は、図2に示すように、1対の第1ループコイル用導通部28を介して、1対の第1長配線15の前端部に接続され、後側の第1短配線16は、1対の第1ループコイル用導通部28を介して、1対の第1長配線15の後端部に接続されている。
 複数対の第1端子12のそれぞれが、複数の第1ループコイル11のそれぞれに対応するように、端子形成領域10に形成されている。第1端子12は、端子形成領域10において、集積回路3と厚み方向に重複するように、形成されている。すなわち、1対の第1端子12は、端子形成領域10において、前後方向に互いに間隔を隔てて対向配置されており、複数対の第1端子12は、端子形成領域10において、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
 図1および図2に示すように、複数の第1端子12のそれぞれは、ベース樹脂基板4の上面に、平面視略矩形状に形成されている。第1端子12は、第1導通部17および第1接続配線18(図1において図示せず)を介して、第1ループコイル11と電気的に接続されている。
 第1導通部17は、第1端子用スルーホール19に充填されるように、形成されている。これにより、第1導通部17は、第1端子12と第1接続配線18とを導通させている。
 第1接続配線18は、配線形成領域9および端子形成領域10に跨って、ベース樹脂基板4の下面に直接形成されている。第1接続配線18の一端(後端)は、第1ループコイル11に電気的に接続され、他端(前端)は、第1導通部17を介して1対の第1端子12に電気的に接続されている。なお、図1において、第1接続配線18を省略しているが、公知のパターンにより、第1ループコイル11と第1端子12とを電気的に接続することができる。
 複数の第2ループコイル13は、配線形成領域9の中央部において、前後方向に、互いに間隔を隔てて配置されている。
 複数の第2ループコイル13のそれぞれは、左右方向に延び、前後方向に互いに間隔を隔てて配置される、第2配線としての1対の第2長配線20と、1対の第2長配線20の左右方向両端部を接続する、1対の第2短配線21とを一体的に備えている。
 第2長配線20は、配線形成領域9において、ベース樹脂基板4の上面に直接形成されている。
 第2長配線20は、ベース樹脂基板4の厚み方向に投影したときに、第1長配線15と交差する。詳しくは、複数の第2長配線20の全ては、ベース樹脂基板4の厚み方向に投影したときに、複数の第1長配線15の全てと交差している。第1長配線15と第2長配線20のなす角度は、例えば、45~135度であり、好ましくは、75~105度であり、より好ましくは、直角である。
 第2短配線21は、前後方向に延び、互いに間隔を隔てて配置され、その長さ(前後方向長さ)が第2長配線20の長さ(左右方向長さ)より短くなるように形成され、配線形成領域9においてベース樹脂基板4の下面に直接形成されている。そして、左側の第2短配線21は、1対の第2ループコイル用導通部(図示せず)を介して、1対の第2長配線20の左端部に接続され、右側の第2短配線21は、1対の第2ループコイル用導通部を介して、1対の第2長配線20の右端部に接続されている。
 複数対の第2端子14のそれぞれが、複数の第2ループコイル13のそれぞれに対応するように、端子形成領域10に形成されている。第2端子14は、端子形成領域10において、集積回路3と厚み方向に重複するように、形成されている。すなわち、1対の第2端子14は、端子形成領域10において、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されており、複数対の第2端子14は、端子形成領域10において、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
 図2に示すように、複数の第2端子14のそれぞれは、ベース樹脂基板4の上面に、平面視略矩形状に形成されている。第2端子14は、第2導通部22および第2接続配線23(図1において図示せず)を介して、第2ループコイル13と電気的に接続されている。
 第2導通部22は、第2端子用スルーホール24に充填されるように、形成されている。これにより、第2導通部22は、第2端子14と第2接続配線23とを導通させている。
 第2接続配線23は、配線形成領域9および端子形成領域10に跨って、ベース樹脂基板4の下面に直接形成されている。第2接続配線23の一端(後端)は、第2ループコイル13に電気的に接続され、他端(前端)は、第2導通部22を介して1対の第2端子14に電気的に接続されている。なお、図1において、第2接続配線23を省略しているが、公知のパターンにより、第2ループコイル13と第2端子14とを電気的に接続することができる。
 導体パターン5の各部材は、同一の導体材料から形成される。具体的には、第1ループコイル11、第1端子12、第1導通部17、第1接続配線18、第1ループコイル用導通部28、第2ループコイル13、第2端子14、第2導通部22、第2接続配線23および第2ループコイル用導通部は、同一の導体材料から形成されている。導体材料としては、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、または、これらの合金などが挙げられる。
 第1ループコイル11および第2ループコイル13の厚みは、例えば、6μm以上、好ましくは、9μm以上であり、また、例えば、50μm以下、好ましくは、35μm以下である。また、第1ループコイル11の1対の第1長配線15の間隔および第2ループコイル13の1対の第2長配線20の間隔は、例えば、50μm以上、好ましくは、80μm以上であり、例えば、3mm以下、好ましくは、2mm以下である。第1ループコイル11および第2ループコイル13の配線の幅は、例えば、6μm以上、好ましくは、9μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、75μm以下である。
 第1端子12および第2端子14の幅は、例えば、0.25mm以上、好ましくは、0.5mm以上であり、また、例えば、3.0mm以下、好ましくは、2.0mm以下である。第1端子12および第2端子14の厚みは、例えば、0.25μm以上、好ましくは、0.5μm以上であり、また、例えば、3.0μm以下、好ましくは、2.0μm以下である。
 カバー層6は、公知の接着剤からなる接着剤層25を介して、配線形成領域9におけるベース樹脂基板4の上面を被覆するように配置されている。より具体的には、カバー層6は、第2ループコイル13の第2長配線20の上面、前面および後面、第1ループコイルの第1短配線16の上面、前面および後面、ならびに、ベース樹脂基板4の上面を被覆する。カバー層6は、ベース樹脂基板4の厚み方向に投影したときに、配線形成領域9と重複するように積層されている。
 カバー層6は、ベース樹脂基板4と同様の樹脂フィルムから形成されている。カバー層6の厚みは、例えば、6μm以上、好ましくは、9μm以上であり、また、例えば、25μm以下、好ましくは、20μm以下である。
 接着剤層25の厚み、具体的には、ベース樹脂基板4の上面からカバー層6の下面までの距離(接着剤層25の最大厚み)は、例えば、20μm以上、好ましくは、35μm以上であり、また、例えば、70μm以下、好ましくは、50μm以下である。
 磁性層7は、ベース樹脂基板4に対して集積回路3の厚み方向一方側(下側)に配置されている。より具体的には、磁性層7は、第2絶縁層26を介して、配線形成領域9および端子形成領域10の全領域において、ベース樹脂基板4の下面を被覆するように形成されている。すなわち、第1ループコイル11の第1長配線15の下面、左面および右面、第2ループコイルの第2短配線21の下面、左面および右面、第1接続配線18、第2接続配線23、ならびに、ベース樹脂基板4の下面を被覆する。磁性層7は、ベース樹脂基板4の厚み方向に投影したときに、配線形成領域9および端子形成領域10と重複するように形成されている。換言すると、磁性層7は、平面視において、ベース樹脂基板4と同一形状となるように形成されている。
 磁性層7は、磁性体粒子および樹脂成分を含有する磁性組成物から形成されている。
 磁性体粒子を形成する磁性体としては、例えば、強磁性体、反磁性体などが挙げられ、好ましくは、強磁性体が挙げられる。
 強磁性体は、磁場によりその方向に強く磁化し、磁場を取り除いても残留磁化を残す磁性体であり、そのような強磁性体として、例えば、軟磁性体、硬磁性体が挙げられる。好ましくは、軟磁性体が挙げられる。
 軟磁性体としては、例えば、磁性ステンレス(Fe-Cr-Al-Si合金)、センダスト(Fe-Si-Al合金)、パーマロイ(Fe-Ni合金)、ケイ素銅(Fe-Cu-Si合金)、Fe-Si合金、Fe-Si―B(-Cu-Nb)合金、Fe-Si-Cr-Ni合金、Fe-Si-Cr合金、Fe-Si-Al-Ni-Cr合金、フェライトなどが挙げられる。これらの中でも、磁気特性の点から、好ましくは、センダスト(Fe-Si-Al合金)が挙げられる。
 磁性体粒子の形状としては、例えば、扁平状(板状)が挙げられる。
 樹脂成分としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体など)、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド(ナイロン(登録商標))、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリルスルホン、熱可塑性ポリイミド、熱可塑性ウレタン樹脂、ポリアミノビスマレイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ビスマレイミドトリアジン樹脂、ポリメチルペンテン、フッ化樹脂、液晶ポリマー、オレフィン-ビニルアルコール共重合体、アイオノマー、ポリアリレート、アクリロニトリル-エチレン-スチレン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体、アクリロニトリル-スチレン共重合体などの熱可塑性樹脂が挙げられる。また、樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリイミド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂などが挙げられる。
 好ましくは、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびフェノール樹脂からなる熱硬化性樹脂成分が挙げられる。
 また、磁性組成物は、必要に応じて、熱硬化触媒、無機添加剤、架橋剤などの添加剤を含有することもできる。
 磁性層7は、磁性組成物を溶媒に溶解または分散させた磁性組成物溶液を、基材に塗布し、乾燥(必要に応じて加熱)することにより得られる。そして、磁性層7は、第2絶縁層26を介して、ベース樹脂基板4の下面に貼着される。
 磁性層7の厚みとしては、例えば、5μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、250μm以下である。
 第2絶縁層26は、平面視において、ベース樹脂基板4と同一形状となるように形成されている。
 第2絶縁層は、絶縁性、および、ベース樹脂基板4と磁性層7とを接着させる接着性を備える層から形成されている。
 第2絶縁層26の材料としては、樹脂成分を含有し、磁性体粒子を含有しない組成物が挙げられる。樹脂成分としては、磁性層7で例示した樹脂成分が挙げられ、好ましくは、熱硬化性樹脂成分、より具体的には、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびフェノール樹脂からなる熱硬化性樹脂成分が挙げられる。
 第2絶縁層26の厚み、具体的には、ベース樹脂基板4の下面から磁性層7の上面までの距離(第2絶縁層の最大厚み)は、例えば、7μm以上、好ましくは、11μm以上であり、また、例えば、55μm以下、好ましくは、40μm以下である。
 金属層8は、磁性層7の厚み方向一方側(下側)に配置されている。より具体的には、金属層8は、配線形成領域9および端子形成領域10の全領域において、磁性層7の下面を被覆するように形成されている。金属層8は、磁性層7の下面全面に形成されている。金属層8は、厚み方向に投影したときに、ベース樹脂基板4の配線形成領域9および端子形成領域10と重複するように形成されている。換言すると、金属層8は、平面視において、ベース樹脂基板4と同一形状となるように形成されている。
 金属層8は、例えば、ステンレス、42アロイ、アルミニウム、銅-ベリリウム、りん青銅などの金属材料から形成されている。金属層8の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
 集積回路3は、第1ループコイル11および第2ループコイル13に対して給電および信号送出を実施し、第1ループコイル11および第2ループコイル13からの信号を処理する制御回路である。集積回路3は、平面視略矩形状に形成され、図示しない端子、半導体層、および、可撓性の絶縁層を備えている。一方、集積回路3は、ガラスエポキシなどの材料から形成される剛性のリジッド基板を備えていない。
 集積回路3は、端子形成領域10に搭載されている。より具体的には、集積回路3は、集積回路3の下面に形成される端子(集積回路端子、図示せず)と、第1端子12および第2端子14の上面とが接触するように、端子形成領域10に配置されている。集積回路3の前後方向長さおよび左右方向長さのそれぞれは、端子形成領域10の前後方向長さおよび左右方向長さのそれぞれよりも、短くなるように構成されており、集積回路3は、端子形成領域10の前後方向略中央および左右方向略中央に配置されている。
 次に、センサ基板1の製造方法について図3A~図3Fおよび図4G~図4Jを参照して、説明する。
 まず、この方法では、図3Aに示すように、ベース樹脂基板4を用意する。ベース樹脂基板4は、配線形成領域9および端子形成領域10が画定するように、外形加工されている。
 次いで、図3Bに示すように、ベース樹脂基板4の下面に、導体パターン5のうち下面側のパターン(下面側導体パターン)を形成する。より具体的には、ベース樹脂基板4の下面に、第1長配線15、第2短配線21、第1接続配線18および第2接続配線23を形成する。
 導体パターン5は、例えば、例えば、アディティブ法、サブトラクティブ法などの公知のパターニング法、好ましくは、アディティブ法によって、上記の導体パターンを、上記したパターンとして形成する。
 アディティブ法では、まず、ベース樹脂基板4の下面に、導体薄膜(種膜)を形成する。導体薄膜は、スパッタリング、好ましくは、クロムスパッタリングおよび銅スパッタリングにより、クロム薄膜と銅薄膜とを順次積層する。
 次いで、この導体薄膜の下面に、下面側導体パターンのパターンと逆パターンでめっきレジストを形成した後、めっきレジストから露出する導体薄膜の下面に、電解めっきにより、下面側導体パターンを形成する。その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の導体薄膜を除去する。
 次いで、図3Cに示すように、ベース樹脂基板4にスルーホールを形成する。すなわち、ベース樹脂基板4に、第1端子用スルーホール19と、第2端子用スルーホール24と、第1ループコイル用スルーホール27と、第2ループコイル用スルーホール(図示せず)とを形成する。
 スルーホールの形成は、例えば、エッチングにより実施することができる。エッチングとしては、エッチング液、レーザーなどの公知のエッチング方法が挙げられる。 
 次いで、図3Dに示すように、スルーホールに導通部を充填するとともに、ベース樹脂基板4の上面に、導体パターン5のうちの上面側の導体パターン(上面側導体パターン)を形成する。より具体的には、第1端子用スルーホール19、第2端子用スルーホール24、第1ループコイル用スルーホール27および第2ループコイル用スルーホールのそれぞれに導通部(第1導通部17、第2導通部22、第1ループコイル用導通部28および第2ループコイル用導通部(図示せず))のそれぞれを充填するとともに、ベース樹脂基板4の上面に、第1短配線16、第2長配線20、第1端子12および第2端子14を形成する。
 導通部の充填および上面側導体パターンの形成は、図3Bにおけるパターンの形成と同様の方法にて実施する。
 次いで、図3Eに示すように、配線形成領域9におけるベース樹脂基板4の上面に、接着剤層25を形成する。より具体的には、第1短配線16および第2長配線20を被覆するように接着剤層25を形成する。
 接着剤層25は、例えば、公知の接着剤を、ベース樹脂基板4の上面に、例えば、ロールコート法、グラビアコート法、スピンコート法、バーコート法など公知の塗布方法により、均一に塗布することにより形成される。
 次いで、図3Fに示すように、接着剤層25の上面にカバー層6を配置する。より具体的には、接着剤層25の上面および側面を被覆するように、カバー層6を直接積層する。
 次いで、図4Gに示すように、配線形成領域9および端子形成領域10におけるベース樹脂基板4の下面に、第2絶縁層26を形成する。より具体的には、ベース樹脂基板4下面の第1長配線15、第2短配線21(図1参照)、第1接続配線18および第2接続配線23を被覆するように第2絶縁層26を形成する。 
 第2絶縁層26は、上記樹脂成分を含有する組成物を溶媒に溶解または分散させた組成物溶液を調製し、その組成物溶液をベース樹脂基板4の下面に、例えば、ロールコート法、グラビアコート法、スピンコート法、バーコート法など公知の塗布方法により、均一に塗布および乾燥することにより、第2絶縁層26を形成する。なお、樹脂成分が熱硬化性樹脂成分である場合は、半硬化(Bステージ)状態の第2絶縁層26が形成される。
 次いで、図4Hに示すように、第2絶縁層26の下面に、磁性層7を配置する。より具体的には、第2絶縁層26の下面全面を被覆するように、磁性層7を直接積層する。
 なお、第2絶縁層26の樹脂成分が熱硬化性樹脂成分である場合は、磁性層7が積層された半硬化状態の第2絶縁層26を加熱することにより、硬化(Cステージ)状態の第2絶縁層26を形成し、磁性層7をベース樹脂基板4の下側に確実に固定する。
 また、磁性層7の樹脂成分が熱硬化性樹脂成分である場合は、硬化状態である磁性層7を第2絶縁層26に積層させてもよく、半硬化状態である磁性層7を第2絶縁層26に積層させてもよい。半硬化状態の磁性層7を第2絶縁層26に積層させる場合は、積層後に、例えば、半硬化状態の磁性層7を半硬化状態の第2絶縁層26とともに加熱し、磁性層7および第2絶縁層26を硬化状態とする。
 次いで、図4Iに示すように、磁性層7の下面に、金属層8を配置する。より具体的には、磁性層7の下面全面を被覆するように、金属層8を直接積層する。
 これにより、集積回路3が搭載される前のセンサ基板1を得る。
 その後、図4Jに示すように、集積回路3を端子形成領域10に搭載する。より具体的には、集積回路3の端子(図示せず)を、第1端子12および第2端子14に接触させ、固定する。これにより、集積回路3が、第1端子12および第2端子14と電気的に接続される。
 このセンサ基板1は、例えば、位置検出装置用のセンサ基板として好適に用いることができる。位置検出装置の用途としては、例えば、スマートフォン、タブレット型パソコンなどの携帯型端末、例えば、デジタイザなどが挙げられる。
 そして、このセンサ基板1では、ベース樹脂基板4、および、集積回路3に電気的に接続されるための導体パターン5を有する配線回路基板2を備えており、ベース樹脂基板4が、配線形成領域9と端子形成領域10とを有している。また、導体パターン5は、配線形成領域9においてベース樹脂基板4の下面に形成され、前後方向に延びる第1長配線15と、配線形成領域9においてベース樹脂基板4の上面に形成され、左右方向に延び、厚み方向に投影したときに第1長配線15と交差する第2長配線20とを備えている。また、端子形成領域10に形成され、第1長配線15および集積回路3に電気的に接続される第1端子12と、端子形成領域10に形成され、第2長配線20および集積回路3に電気的に接続される第2端子14とを備えている。
 このセンサ基板1では、第1長配線15および第2長配線20が配線形成領域9に形成され、第1長配線15および集積回路3に電気的に接続される第1端子12、ならびに、第2長配線20および集積回路3に電気的に接続される第2端子14が、ベース樹脂基板4の端子形成領域10に形成されている。そのため、フラットケーブルおよび集積回路3を形成するためのリジッド基板が不要となり、小型化が図れる。特に、配線形成領域9の周囲にある端子形成領域10を小型化できる。そのため、開口部と開口部を形成する額縁とを備える位置検出装置用筐体に、配線形成領域9が開口部から露出させ端子形成領域10が額縁に被覆されるように、センサ基板1を収容する際に、額縁の面積を小さくでき、額縁の幅を狭くすることができる。
 また、配線回路基板2に集積回路3を搭載する際に、フラットケーブルおよびリジッド基板などの接続部材を必要としない。さらに、端子形成領域10をセンサ基板1の下面に折り返す必要がない、すなわち、端子形成領域10を、配線形成領域9と厚み方向に重複するように、センサ基板1を折り畳む必要がない。従って、センサ基板1の薄膜化、ひいては、センサ基板1を備える位置検出装置の薄膜化を図ることができる。
 また、このセンサ基板1では、配線回路基板2は、ベース樹脂基板4の下面に配置される磁性層7をさらに備えている。
 そのため、このセンサ基板では、磁性層7により、配線回路基板2の第1長配線15および第2長配線20に生じる磁束を磁性層7内部に収束し、第1長配線15および第2長配線20によるセンシングを効率的に行うことができる。
 また、このセンサ基板1では、配線回路基板2は、磁性層7の下面に配置される金属層8をさらに備えている。
 そのため、このセンサ基板1では、金属層8によって、磁性層7からわずかに漏れてしまった磁束を消失させることができ、位置検出の装置を高めることができる。
 また、このセンサ基板1では、配線回路基板2は、ベース樹脂基板4と磁性層7との間に配置される第2絶縁層26をさらに備える。
 磁性層7をベース樹脂基板4および第1長配線15の下面に確実に固定する観点から、接着剤層を、ベース樹脂基板4と磁性層7との間に配置する形態が考えられる。この形態では、磁性層7をベース樹脂基板4および第1長配線15の下面に直接配置することによる第1長配線15の短絡が生じるおそれがある。また、この短絡を改善するため、カバー層およびその両面に付着される接着剤層からなる接着カバー層を、ベース樹脂基板4と磁性層7との間に配置する形態が考えられる。この形態では、2層の接着剤層を必要とし、センサ基板1の厚みが増大する。これに対し、ベース樹脂基板4と磁性層7との間に配置される第2絶縁層26をさらに備える実施形態によれば、第2絶縁層26が、ベース樹脂基板4および磁性層7に直接接触し、それらを固定している。そのため、第1長配線15の短絡を防止しながら、2層の接着剤層を要せず、部材の厚みを薄くすることができる。その結果、センサ基板1の厚みの増大を抑えることができる。
 また、図2の実施形態では、端子形成領域10は、平面視略矩形状に形成され、配線形成領域9の前端部の左右方向中央部に配置されているが、例えば、図5に示すように、平面視略L字状に形成し、配線形成領域9の前端部および左端部に配置することもできる。
 図5の実施形態では、配線形成領域9および端子形成領域10からなるベース樹脂基板4は、平面視において、凸部を有しない略矩形状に形成されている。また、集積回路3は、平面視において、略L字型に形成されている。第1端子12は、厚み方向に投影したときに集積回路3の右側の後端部と重複するように、端子形成領域10におけるベース樹脂基板4の上面に形成されており、第2端子14は、厚み方向に投影したときに集積回路3の下側の右端部と重複するように、端子形成領域10におけるベース樹脂基板4の上面に形成されている。
 好ましくは、図1の実施形態のように、端子形成領域10は、平面視略矩形状に形成され、配線形成領域9の前端部の左右方向中央部に配置する。このため、センサ基板を収容する筐体の額縁をより一層小型化することができる。
 また、図2の実施形態では、ベース樹脂基板4の下面に金属層8が配置されているが、例えば、図示しないが、ベース樹脂基板4の下面に金属層8を配置せずに、磁性層7を露出することができる。
 また、図1および2の実施形態では、カバー層6が上面から露出しているが、例えば、図示しないが、カバー層6の上面に、画像表示装置を配置することもできる。
 なお、上記発明は、本発明の例示の実施形態として提供したが、これは単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。当該技術分野の当業者によって明らかな本発明の変形例は、後記特許請求の範囲に含まれるものである。
 本発明のセンサ基板は、各種の工業製品に適用することができ、具体的には、位置検出装置用のセンサ基板に好適に用いることができる。位置検出装置としては、例えば、スマートフォン、タブレット型パソコンなどの携帯型端末、例えば、デジタイザなどが挙げられる。
1 センサ基板 
2 配線回路基板
3 集積回路
4 ベース樹脂基板
5 導体パターン
7 磁性層
8 金属層
9 配線形成領域
10 端子形成領域
12 第1端子
14 第2端子
15 第1長配線
20 第2長配線

Claims (4)

  1.  ベース絶縁層、および、集積回路に電気的に接続されるための導体パターンを有する配線回路基板を備え、
     前記ベース絶縁層は、配線形成領域と端子形成領域とを有し、
     導体パターンは、
      前記配線形成領域において前記ベース絶縁層の厚み方向一方側に形成され、第1方向に延びる第1配線と、
      前記配線形成領域において前記ベース絶縁層の厚み方向他方側に形成され、前記第1方向と交差する第2方向に延び、前記厚み方向に投影したときに前記第1配線と交差する第2配線と、
      前記端子形成領域に形成され、前記第1配線、および、前記端子形成領域に搭載される前記集積回路に電気的に接続される第1端子と、
      前記端子形成領域に形成され、前記第2配線および前記集積回路に電気的に接続される第2端子と
    を備える
    ことを特徴とする、センサ基板。
  2.  前記配線回路基板は、前記ベース絶縁層の厚み方向一方側に配置される磁性層をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のセンサ基板。
  3.  前記配線回路基板は、前記磁性層の厚み方向一方側に配置される金属層をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項2に記載のセンサ基板。
  4.  前記配線回路基板は、前記ベース絶縁層と前記磁性層との間に配置される絶縁層をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項3に記載のセンサ基板。
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