WO2012141175A1 - タイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加硫用モールド - Google Patents

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Abstract

 排気機構を備えたモールドを、簡便に製造できるタイヤ加硫用モールドの製造方法およびこの製造方法により製造されるタイヤ加流用モールドを提供する。一端にアンカー部7aを突設したブレード7を、アンカー部7aのみを石膏鋳型12に埋設して石膏鋳型12の表面12a上に載置し、ブレード7の石膏鋳型12の表面12a上に載置されている部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層10で被覆した状態にして、この状態の石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込んで表面12aの形状を転写するとともにブレード7を鋳込んだモールドを鋳造した後、モールド表面から突出しているアンカー部7aを除去し、被覆層10を除去することによりブレード7の周囲にスリットを形成し、排気孔形成部材11Aを除去することによりモールドの外部に通じる排気孔を形成して、スリットと排気孔とを連通させる。

Description

タイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加硫用モールド
 本発明は、タイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加流用モールドに関し、さらに詳しくは、排気機構を備えたモールドを簡便に製造できるタイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加流用モールドに関するものである。
 タイヤ加硫用モールドには、グリーンタイヤとモールドとの間に残留したエアや加硫の際に発生するガスを、モールド外部に排出させる排気機構が設けられている。従来、スピューが発生しない排気機構が種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
 特許文献1では、十分な排気を確保するために、薄板を折り曲げて一端部を重ね合わせ、他端部に大きな隙間を確保した積層ブレードが用いた排気機構が提案されている。この積層ブレードはブロックで保持され、このブロックをモールドのタイヤ成形面の凹状のポケットに嵌入させることにより、ポケットとブロックとで囲まれた排気室を形成している。エアやガスは、積層ブレードの一端部の微小隙間および他端部の大きな隙間を通じて排気室に排出される。しかしながら、この排気機構では、鋳造したモールドのタイヤ成形面にポケットを形成する工程、ブロックに積層ブレードを保持させた組立体を製造する工程、この組立体をポケットに嵌入させる工程が必要になるので、加工工程が多くなり製造に要する時間が長くなるという問題があった。
 特許文献2の提案では、モールドを構成するピースを鋳造する際に、溶融金属を複数回に分けてショットする。鋳造したピースには、ショット間の鋳継ぎ部に溶融金属の凝固収縮による微細なすき間が形成され、このすき間が排気通路になる。しかしながら、この提案では、溶融金属を複数回に分けてショットしなければならないため、加工工程が多くなり製造に要する時間が長くなるという問題があった。
日本国特開2008-260135号公報 日本国特開2000-229322号公報
 本発明の目的は、排気機構を備えたモールドを、簡便に製造することができるタイヤ加硫用モールドの製造方法およびこの製造方法により製造されるタイヤ加流用モールドを提供することにある。
 上記目的を達成するため本発明のタイヤ加硫用モールドの製造方法は、石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込み、この溶融金属を固化させることにより石膏鋳型の表面形状を転写したモールドを製造するタイヤ加硫用モールドの製造方法において、一端にアンカー部を突設したブレードを、そのアンカー部のみを前記石膏鋳型に埋設して石膏鋳型の表面上に載置し、このブレードの石膏鋳型の表面上に載置されている部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層で被覆した状態にして、この状態の石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで、石膏鋳型の表面の形状を転写するとともに前記ブレードを鋳込んだモールドを鋳造した後、モールド表面から突出している前記アンカー部を除去し、前記被覆層を除去することにより前記ブレードの周囲にスリットを形成し、このスリットをモールドの外部に通じる排気孔と連通させることを特徴とする。
 また、本発明の別のタイヤ加硫用モールドの製造方法は、石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込み、この溶融金属を固化させることにより石膏鋳型の表面形状を転写したモールドを製造するタイヤ加硫用モールドの製造方法において、前記石膏鋳型の表面に突設されたブレードの石膏鋳型の表面から突出している部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層で被覆した状態にするとともに、易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材を、前記ブレードに対して前記被覆層に接触させ、かつ、直立させて取り付け、この状態の石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで、石膏鋳型の表面の形状を転写するとともに、前記ブレードの石膏鋳型の表面から突出している部分および前記排気孔形成部材を鋳込んだモールドを鋳造した後、前記被覆層を除去することにより前記ブレードの周囲にスリットを形成し、前記排気孔形成部材を除去することにより前記スリットと連通してモールド背面側に延びる排気孔を形成することを特徴とする。
 本発明のタイヤ加硫用モールドは、タイヤ成形面上に突出せずにブレードが埋設され、溶融金属を固化させることにより製造されたタイヤ加硫用モールドにおいて、前記ブレードの周囲に、このブレードを被覆していた易崩壊性耐火材料からなる被覆層を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたスリットと、このスリットとモールドの外部とを連通させる排気孔と、を有することを特徴とする。
 本発明の別のタイヤ加硫用モールドは、タイヤ成形面にブレードが埋設され、溶融金属を固化させることにより製造されたタイヤ加硫用モールドにおいて、前記ブレードの周囲に形成されたスリットと、このスリットとモールドの外部とを連通させるモールド背面側に延びる排気孔とを有し、前記スリットが、前記溶融金属に鋳込まれた前記ブレードを被覆していた易崩壊性耐火材料からなる被覆層を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたものであり、前記排気孔が、前記溶融金属に鋳込まれた易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたものであることを特徴とする。
 本発明の前者のタイヤ加硫用モールドの製造方法によれば、一端にアンカー部を突設したブレードを、そのアンカー部のみを石膏鋳型に埋設して石膏鋳型の表面上に載置するので、所望の位置にブレードを固定、設置できる。そして、ブレードの石膏鋳型の表面上に載置されている部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層で被覆した状態にして、石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで、石膏鋳型の表面の形状を転写するとともに前記ブレードを鋳込んだモールドを鋳造した後、モールド表面から突出している前記アンカー部と、前記被覆層とを除去するので、簡略な作業工程で前記ブレードの周囲にスリットを形成できる。その後、形成したスリットをモールドの外部に通じる排気孔と連通させることにより、モールド表面に開口するスリットを所望の位置に備えた排気機構を構築することができる。
 この製造方法によって、排気機構を備えた本発明の前者のタイヤ加硫用モールドを簡便に得ることができる。
 本発明の後者のタイヤ加硫用モールドの製造方法によれば、石膏鋳型の表面に突設されたブレードの石膏鋳型の表面から突出している部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層で被覆した状態にするとともに、易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材を、ブレードに対して被覆層に接触させ、かつ、直立させて取り付け、この状態の石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで、石膏鋳型の表面の形状を転写するとともに、ブレードの石膏鋳型の表面から突出している部分および排気孔形成部材を鋳込んだモールドを鋳造した後、被覆層および排気孔形成部材を除去することによりブレードの周囲にスリットと、このスリットに連通してモールド背面側に延びる排気孔とを形成するので、排気機構となるスリットおよび排気孔を形成するための作業工程が簡略化される。
 この製造方法により、排気機構を備えた本発明の後者のタイヤ加硫用モールドを簡便に得ることができる。
図1は本発明のタイヤ加硫用モールドを例示する平面図である。 図2は図1のセクターを例示する平面図である。 図3は図2の正面図である。 図4は図3のピースの左半分を例示する平面図である。 図5は図4の正面図である。 図6はブレードのアンカー部が突出しているゴム型の表面に石膏を流し込む工程を例示する説明図である。 図7は図6のブレードを例示する正面図である。 図8はブレードに排気孔形成部材を取り付けた石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込む工程を、正面視で例示する説明図である。 図9は図8の工程を平面視で示す説明図である。 図10は図8のブレードと排気孔形成部材を拡大して例示する正面図である。 図11は図10のブレードの変形例を示す正面図である。 図12は鋳造したピースから、アンカー部、被覆層および排気孔形成部材を除去する工程を例示する断面図である。 図13は本発明の別のタイヤ加硫用モールドを例示する平面図である。 図14は図13のセクターを例示する平面図である。 図15は図14の正面図である。 図16は図15のセクターの左半分の一部を例示する平面図である。 図17は図16の正面図である。 図18はブレードの根元部分が突出しているゴム型の表面に石膏を流し込む工程を例示する説明図である。 図19は石膏鋳型の表面に突設されたブレードと、このブレードに取り付ける排気孔形成部材を例示する斜視図である。 図20は排気孔形成部材を取り付けたブレードが突設された石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込む工程を、正面視で例示する説明図である。 図21は図20の工程を平面視で示す説明図である。 図22は鋳造したセクターから、被覆層および排気孔形成部材を除去する工程を例示する断面図である。 図23は鋳造したセクターの背面側を切断することにより、鋳込んだ排気孔形成部材をモールド外部に露出させる工程を例示する断面図である。 図24はタイヤ加硫用モールドの別の実施形態を例示する正面図である。 図25はブレードのアンカー部が突出しているゴム型の表面に石膏を流し込む工程を例示する説明図である。 図26は排気孔形成部材を取り付けたブレードが突設された石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込む工程を、正面視で例示する説明図である。 図27は鋳造したセクターから、アンカー部、被覆層および排気孔形成部材を除去する工程を例示する断面図である。
 以下、本発明のタイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加硫用モールドを、図に示した実施形態に基づいて説明する。図面に記載されているC矢印、R矢印、W矢印は、それぞれ、加硫用モールドに挿入して加硫されるグリーンタイヤの周方向、半径方向、幅方向を示している。
 図1に例示するように、本発明のタイヤ加硫用モールド1(以下、モールド1)は、複数のセクター2を環状に組み付けて構成されるセクショナルタイプになっている。それぞれのセクター2は、図2、図3に例示するように複数のピース3とバックブロック4で構成され、隣り合うピース3どうしが密着した状態でバックブロック4に取付けられている。この実施形態では、1つのセクター2に、平面視で4個の長方形のピース3が固定されている。それぞれのピース3の内周側表面がタイヤ成形面5になる。ピース3は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属材料を溶融させた溶融金属Mを固化させることにより形成されている。
 図4、図5に例示するように、タイヤ成形面5には、タイヤの溝を形成する溝成形突起6がピース3と一体となって設けられている。また、ステンレス鋼等からなるブレード7が、タイヤ成形面5上に突出せずに鋳込まれて埋設されている。ブレード7の厚さは、0.4mm~1.2mm程度である。
 ブレード7の周囲には、スリット8が設けられている。このスリット8は、ピース3を鋳造した後に、ブレード7を被覆していた後述する被覆層10を除去することにより形成されたものである。スリット8は、ピース3(モールド1)の外部に通じる排気孔9と連通している。
 スリット8を通じて十分な排気を確保しながらスピューの発生を防止するために、スリット8のすき間は、0.02mm~0.10mmの範囲にすることが好ましい。尚、図4ではスリット8のすき間を誇張して大きく図示している。
 この実施形態の排気孔9は、ピース3を鋳造した後に、後述する紐状の排気孔形成部を除去することにより形成されたものである。排気孔9の大きさは、外径相当で1mm~10mm程度である。図4では、排気孔9が屈曲しているが、直線状の排気孔9にすることもできる。
 このピース3を組付けたモールド1を用いてグリーンタイヤを加硫すると、不要なエアやガスはスリット8を通じて排気孔9に排出され、さらにセクター2の端面等を通じてモールド1の外部に排出される。このようにして加硫中に適切な排気を確保できるので、タイヤの加硫故障が防止される。
 このピース3を製造する方法を以下に例示する。
 図6に例示するように、一端にアンカー部7aを突設したブレード7がゴム型14に埋設され、アンカー部7aのみがゴム型14の表面に突出している。ゴム型14はマスター型の表面形状を転写して形成されたものである。
 アンカー部7aは、ブレード7を石膏鋳型12の表面12a上に載置する際に、所望の位置に固定させるために設けられたものであり、後工程においてブレード7の本体部分から除去する。そのため、アンカー部7aは図7に例示するように、ブレード7の本体部分(アンカー部7a以外の部分)とは、くびれた状態で連結していることが好ましい。この実施形態では、アンカー部7aを三角形状にして、その頂点でブレード7の本体部分と連結した仕様になっている。
 ブレード7の表面は、予め被覆層10によって被覆しておくとよい。図面では被覆層10を斜線で示している。また、ブレード7(本体部分)には、貫通孔7bが設けられている。貫通孔7bの周囲部分は被覆層10で被覆せずにブレード7の素地を露出させたままの状態にすることが好ましい。被覆層10を後工程で除去することによりスリット8が形成されるので、被覆層10の厚さは0.02mm~0.10mmの範囲に設定する。
 被覆層10は、水に溶解し易い、或いは、衝撃で容易に壊れる易崩壊性耐火材料により形成されている。易崩壊性耐火材料としては、塗型材や石膏や黒鉛系離型材を含有した固形物等を例示できる。塗型材は、鋳造金型の溶湯に接触する部分に塗布されて鋳造金型の断熱材や保護材として機能するものである。塗型材の成分は、水、ケイ酸ソーダ、バーミキュライト、マイカ、ベントナイトである。また、黒鉛系離型材の成分は、黒鉛、n-ヘキサン、ジメチルエーテル等である。
 図6に例示するように、このゴム型14の表面に石膏Pを流し込んで、ゴム型14の表面形状を転写した図8に例示する石膏鋳型12を製造する。石膏鋳型12の表面12aの溝12bは、モールド1の溝成形突起6に相当する部分である。このように製造した石膏鋳型12には、アンカー部7aのみが埋設される。ブレード7の本体部分は埋設されずに載置された状態、即ち、ブレード7の本体部分は、石膏鋳型12の表面12aから突出して露出した状態になる。
 次いで、この石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込んでモールド1を鋳造する。その際、図8、図9に例示するように、鋳造用耐火材からなる紐状の排気孔形成部材11Aを、石膏鋳型12の表面12a上に載置したブレード7の本体部分に対して、被覆層10に接触するように取り付ける。この時に、排気孔形成部材11Aの端部を型枠13に接するまで延設して、溶融金属Mを流し込んでモールド1を鋳造した際に、排気孔形成部材11Aの一部がモールド1から露出するように配置する。排気孔形成部材11Aを後工程で除去することにより、排気孔9が形成されるので、排気孔形成部材11Aの太さは、外径相当で1mm~10mm程度にする。
 図10に例示するように、ブレード7の石膏鋳型12の表面12a上に載置された部分(本体部分)に突状部7cを設け、突状部7cに排気孔形成部材11Aを突き刺してブレード7に取り付けることもできる。或いは、図11に例示するように、ブレード7の石膏鋳型12の表面12a上に載置された部分(本体部分)に切欠き部7dを設け、切欠き部7dに排気孔形成部材11Aを嵌合させてブレード7に取り付けることもできる。このような突状部7cや切欠き部7dを設けることにより、簡単かつ安定して排気孔形成部材11Aをブレード7に取り付けることができるので、注湯によって排気孔形成部材11Aがずれる不具合を防止することができる。
 排気孔形成部材11Aは、鋳造用耐火材により形成されている。鋳造用耐火材は、アルミニウム溶解炉、鋳造枠表面等の溶湯と接触する部分に設置され、アルミニウム溶湯による侵食摩耗等を防止するように機能するものである。鋳造用耐火材としては、モールドシール、鋳造用断熱材を例示できる。
 モールドシールの主成分は、カオリン、ベントナイト、タルク、鉱油である。鋳造用断熱材の主成分は、アルミナ、シリカである。モールドシールは柔軟性があって、任意の形状に容易に変形させることができる。そのため、排気孔形成部材11Aとしてモールドシールを用いることにより、切削加工では形成できない屈曲した排気孔など、任意の形状の排気孔9を形成できる。
 この状態の石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込み、溶融金属Mを固化させることにより石膏鋳型12の表面12aの形状を転写したピース3が鋳造される。鋳造されたピース3には、ブレード7のアンカー部7aのみが突出して、本体部分は、ピース3の表面上に突出せずに埋設される。ブレード7の本体部分は、被覆層10で被覆されたままピース3に鋳込まれて埋設された状態になる。そして、ピース3の端面からは、排気孔形成部材11Aの一部が露出した状態になる。
 次いで、図12に例示するように、鋳造したピース3の表面から突出しているアンカー部7aを除去する。アンカー部7aは直接手を使用した手作業で、或いは、切断装置や研削装置等の工具を使用して除去する。アンカー部7aを除去することにより、ブレード7の上端はピース3の表面と同じレベルになる。
 また、ピース3に埋設された状態の被覆層10および排気孔形成部材11Aを除去する。例えば、噴射ノズル15から噴射した高圧水流を被覆層10および排気孔形成部材11Aに吹き付けることによって、被覆層10および排気孔形成部材11Aを除去する。被覆層10が除去された所がスリット8になり、排気孔形成部材11Aが除去された所が排気孔9になる。排気孔形成部材11Aの一部は、ピース3の端面から露出しているので、形成された排気孔9は、ピース3の外部に通じた状態になる。また、排気孔形成部材11Aは、被覆層10に接触させていたのでスリット8と排気孔9とは連通することになる。
 上記のとおり、溶融金属Mを石膏鋳型12の表面12aに流し込んで固化させる鋳造工程と、アンカー部7aおよび被覆層10の除去工程とにより、ピース3の表面に開口するスリット8を簡便に形成することができる。
 しかも、本発明では、ブレード7の一端に設けたアンカー部7aによって、ブレード7を石膏鋳型12の表面12a上の所望の位置に載置して固定できる。これに伴って、スリット8をピース3の表面の所望の位置に形成できる。
 例えば、ブレード7の一部を石膏鋳型12に単純に埋設し、ブレード7を石膏鋳型12の表面12aから突設した状態にして、溶融金属Mを流し込んでピース3を鋳造すると、ピース3の表面には、ブレード7の一部が突出する。そのため、このピース3を用いてタイヤを加硫すると、ブレード7の突出した部分によってタイヤの表面には意図しない凹部が形成されてしまう。そこで、加硫したタイヤに意図しない凹部を形成しないようにするためには、ブレード7を石膏鋳型12に埋設することなく、石膏鋳型12の表面12aに載置する必要がある。しかしながら、石膏鋳型12の表面12aに載置するだけではブレード7を所望の位置で固定することができない。
 このような問題を、本発明ではブレード7の一端に、後工程で除去するアンカー部7aを設けることによって解決している。
 さらに、この実施形態では、鋳造工程と、排気孔形成部材11Aの除去工程とにより、簡便に排気孔9を形成することができる。そのため、ピース3を鋳造した後に、排気孔9を形成するための切削加工が不要になる。
 排気孔形成部材11Aをブレード7に取り付けることなく、石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込んでピース3を鋳造することもできる。この場合は、ピース3を鋳造した後に、被覆層10を除去することでスリット8が形成されるが、排気孔9は別途形成する必要がある。そこで、ピース3を切削加工することにより、スリット8に連通するとともにピース3の外部に通じる排気孔9を形成する。
 図示した実施形態では、貫通孔7bの周囲部分を、ブレード7の素地を露出させたままの状態にして溶融金属Mを流し込んでピース3を鋳造している。そのため、ピース3の鋳造後に被覆層10を除去しても、貫通孔7bの周囲部分と固化した溶融金属Mとが密着接合しているので、ブレード7がピース3に強固に固定されて抜け難くなる。
 次に、本発明の別のタイヤ加硫用モールドの製造方法およびタイヤ加硫用モールドを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
 図13~図17に例示するように、このモールド1は、複数のセクター2を環状に組み付けて構成されるセクショナルタイプになっている。それぞれのセクター2の背面にはバックブロック4が取り付けられる。それぞれのセクター2の内周側表面がタイヤ成形面5になる。セクター2は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属材料を溶融させた溶融金属Mを固化させることにより形成されている。
 タイヤ成形面5には、タイヤの溝を形成する溝成形突起6がセクター2と一体となって設けられている。また、タイヤ成形面5には、ステンレス鋼等からなるブレード7が突設されている。この実施形態のブレード7は、製造するタイヤ表面にサイプを形成するサイプ用ブレードになっている。即ち、ブレード7が、根元部分7eがタイヤ成形面5に鋳込まれて突設されている。ブレード7の厚さは、0.4mm~1.2mm程度である。
 ブレード7の根元部分7eの周囲には、スリット8が設けられている。このスリット8は、根元部分7eを被覆していた後述する被覆層10を、セクター2を鋳造した後に除去することにより形成されたものである。スリット8は、セクター2(モールド1)の背面側に延びて、セクター2の外部に通じる排気孔9と連通している。
 スリット8を通じて十分な排気を確保しながらスピューの発生を防止するために、スリット8のすき間は、0.02mm~0.10mmの範囲にすることが好ましい。尚、図16ではスリット8のすき間を実際よりも大きく図示している。
 排気孔9は、ブレード7に対して被覆層10に接触させ、かつ、直立させて取り付けられていた後述する排気孔形成部材11Bを、セクター2を鋳造した後に除去することにより形成されたものである。排気孔9の大きさは、外径相当で2mm~10mm程度である。
 このセクター2を組付けたモールド1を用いてグリーンタイヤを加硫すると、不要なエアやガスはスリット8を通じて排気孔9に排出され、さらにセクター2の端面等を通じてモールド1の外部に排出される。このようにして加硫中に適切な排気を確保できるので、タイヤの加硫故障が防止される。
 このセクター2を製造する方法は以下のとおりである。
 図18に例示するように、ゴム型14にはブレード7の根元部分7eが埋設されて、ブレード7がゴム型14の表面に突設されている。ゴム型14はマスター型の表面形状を転写して形成されたものである。
 ブレード7の根元部分7eの表面は、予め被覆層10によって被覆しておくとよい。図面では被覆層10を斜線で示している。ブレード7の根元部分7eには、貫通孔7bおよび切欠き部7dが設けられている。貫通孔7bの周囲部分は被覆層10で被覆せずにブレード7の素地を露出させたままの状態にすることが好ましい。被覆層10を後工程で除去することによりスリット8が形成されるので、被覆層10の厚さは0.02mm~0.10mmの範囲に設定する。
 被覆層10は、水に溶解し易い、或いは、衝撃で容易に壊れる易崩壊性耐火材料により形成されている。易崩壊性耐火材料としては、塗型材や石膏や黒鉛系離型材を含有した固形物等を例示できる。塗型材は、鋳造金型の溶湯に接触する部分に塗布されて鋳造金型の断熱材や保護材として機能するものである。塗型材の成分は、水、ケイ酸ソーダ、バーミキュライト、マイカ、ベントナイトである。また、黒鉛系離型材の成分は、黒鉛、n-ヘキサン、ジメチルエーテル等である。
 このゴム型14の表面に石膏Pを流し込んで、ゴム型14の表面形状を転写した石膏鋳型12を製造する。このように製造した石膏鋳型12の表面12aには、図19に例示するようにブレード7が突設される。ブレード7の根元部分7eは、石膏鋳型12の表面12aから突出して露出した状態になる。
 このブレード7に対して、直立させて易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材11Bを取り付ける。その際、排気孔形成部材11Bを、石膏鋳型12の表面12aに突設したブレード7に対して、根元部分7eを被覆する被覆層10に接触させて取り付ける。排気孔形成部材11Bを形成する易崩壊性耐火材料としては石膏が好適である。
 このブレード7には切欠き部7dが設けられていて、排気孔形成部材11Bの下端部にも切欠き部11aが設けられている。これら切欠き部7d、11aどうしを嵌合させ、切欠き部7d、11aを介して排気孔形成部材11Bを直立させることにより、排気孔形成部材11Bをブレード7にしっかりと取り付けできる。そのため、溶融金属Mを流し込んだ際に、直立させた排気孔形成部材11Bのずれを防止し易くなる。
 図19の右側に記載した排気孔形成部材11Bのように、切欠き部11aを設ける下端部を他の部分よりも厚肉にすることもできる。これにより、ブレード7に取り付けて直立させた排気孔形成部材11Bが外力を受けた際に、切欠き部11aに損傷が生じ難くなる。
 この実施形態では、ブレード7および排気孔形成部材11Bに切欠き部7d、11aを設けているが、ブレード7および排気孔形成部材11Bの少なくとも一方に切欠き部を設けるようにしてもよい。また、ブレード7に対して排気孔形成部材11Bを取り付ける際に、耐火性接着剤を用いると、直立させた排気孔形成部材11Bのずれをより確実に防止することができる。
 次いで、図20、図21に例示するように、この石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込んでモールド1を鋳造する。排気孔形成部材11Bを後工程で除去することにより、排気孔9が形成されるので、排気孔形成部材11Bの太さは、外径相当で2mm~10mm程度にする。
 このように、鋳造するモールド1の背面側に延びるように排気孔形成部材11Bを取り付けた石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込む。そして、溶融金属Mを固化させることにより石膏鋳型12の表面12aの形状を転写したセクター2が鋳造される。鋳造されたセクター2の表面(タイヤ成形面5)にはブレード(サイプ用ブレード)7が突設され、セクター2の背面からは、排気孔形成部材11Bの一部が露出した状態になる。ブレード7の根元部分7eは、被覆層10で被覆されたままセクター2に鋳込まれた状態になる。排気孔形成部材11Bもセクター2に鋳込まれた状態になる。
 次いで、鋳造したセクター2に鋳込まれた被覆層10および排気孔形成部材11Bを除去する。例えば、図22に例示するように、噴射ノズル15から噴射した高圧水流を被覆層10および排気孔形成部材11Bに吹き付けることによって、被覆層10および排気孔形成部材11Bを除去する。被覆層10が除去された所がスリット8になり、排気孔形成部材11Bが除去された所が排気孔9になる。形成された排気孔9は、セクター2の外部に通じた状態になる。排気孔形成部材11Bは、被覆層10に接触させていたのでスリット8と排気孔9とは連通することになる。
 溶融金属Mを石膏鋳型12の表面12aに流し込んだ際、排気孔形成部材11Bの上端部を溶融金属Mの表面から露出させると、排気孔形成部材11Bの上端部は、セクター2の背面から露出する。そのため、この露出した部分から、すぐに排気孔形成部材11Bを除去することができる。
 溶融金属Mを石膏鋳型12の表面12aに流し込んだ際、排気孔形成部材11Bの上端まで溶融金属Mに埋没させると、この排気孔形成部材11Bが完全に鋳込まれたセクター2が鋳造される。そこで、図23に例示するように、鋳造後、このセクター2の背面側を切断線2aに沿って切断することにより、鋳込んだ排気孔形成部材11Bをセクター2の外部に露出させる。この露出した部分から、排気孔形成部材11Bを除去する。
 これにより、セクター2の背面側の加工処理と同時に排気孔形成部材11Bをセクター2の背面に露出させることができる。それ故、最終仕様の厚さ、即ち、厚さの薄いセクター2に対して、排気孔形成部材11Bの除去作業を行なうことができるので、除去すべき排気孔形成部材11Bの長さが短くなり除去作業時間を短縮できる。
 上記のとおり、溶融金属Mを石膏鋳型12の表面12aに流し込んで固化させる鋳造工程と、被覆層10および排気孔形成部材11Bの除去工程とにより、排気機構を構成するスリット8および排気孔9をセクター2に簡便に形成することができる。
 また、この発明では、セクター2を細分化したピース毎ではなく、セクター2毎で排気孔9を形成することが可能なので、加工工数、加工時間を短縮するには有利である。
 この実施形態では、貫通孔7bの周囲部分を、ブレード7の素地を露出させたままの状態にして溶融金属Mを流し込んでセクター2を鋳造している。そのため、モールド1の鋳造後に被覆層10を除去しても、貫通孔7bの周囲部分で固化した溶融金属Mとブレード7の根元部分7eとが密着接合しているので、ブレード7がモールド1に強固に固定されて抜け難くなる。
 図24に例示するセクター2(モールド1)の別の実施形態は、ブレード7がタイヤ成形面5に突出せずに埋設されていることだけが先の実施形態との相違点である。
 このセクター2を製造する方法を以下に例示する。
 図25に例示するように、一端にアンカー部7aを突設したブレード7がゴム型14に埋設され、アンカー部7aのみがゴム型14の表面に突出している。ゴム型14はマスター型の表面形状を転写して形成されたものである。
 アンカー部7aは、ブレード7を石膏鋳型12の表面12a上に載置する際に、所望の位置に固定させるために設けられたものであり、後工程においてブレード7の本体部分から除去する。そのため、アンカー部7aは、ブレード7の本体部分(アンカー部7a以外の部分)とは、くびれた状態で連結していることが好ましい。この実施形態では、アンカー部7aを三角形状にして、その頂点でブレード7の本体部分と連結した仕様になっている。
 ブレード7の表面は、予め被覆層10によって被覆しておくとよい。図面では被覆層10を斜線で示している。また、ブレード7(本体部分)には、貫通孔7bおよび切欠き部7dが設けられている。貫通孔7bの周囲部分は被覆層10で被覆せずにブレード7の素地を露出させたままの状態にすることが好ましい。
 図25に例示するように、このゴム型14の表面に石膏Pを流し込んで、ゴム型14の表面形状を転写した石膏鋳型12を製造する。石膏鋳型12の溝12bは、モールド1の溝成形突起6に相当する部分である。このように製造した石膏鋳型12には、アンカー部7aのみが埋設される。ブレード7の本体部分は埋設されずに載置された状態、即ち、ブレード7の本体部分は、石膏鋳型12の表面12aから突出して露出した状態になる。
 次いで、この石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込んでモールド1を鋳造する。その際、図26に例示するように、このブレード7に対して、被覆層10に接触させ、かつ、直立させて易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材11Bを取り付ける。その際、排気孔形成部材11Bを、石膏鋳型12の表面12aに突設したブレード7の本体部分に対して、被覆層10に接触させて取り付ける。先の実施形態のように、ブレード7の切欠き部7dと排気孔形成部材11Bの下端部の切欠き部11aどうしを嵌合させ、切欠き部7d、11aを介して排気孔形成部材11Bを直立させることにより、排気孔形成部材11Bをブレード7にしっかりと取り付けできる。
 この状態の石膏鋳型12の表面12aに溶融金属Mを流し込み、溶融金属Mを固化させることにより石膏鋳型12の表面12aの形状を転写したセクター2が鋳造される。鋳造されたセクター2には、ブレード7のアンカー部7aのみが突出して、本体部分は、セクター2の表面上に突出せずに埋設される。ブレード7の本体部分は、被覆層10で被覆されたままセクター2に鋳込まれて埋設された状態になる。
 次いで、図27に例示するように、鋳造したセクター2の表面から突出しているアンカー部7aを除去する。アンカー部7aは直接手を使用した手作業で、或いは、切断装置や研削装置等の工具を使用して除去する。アンカー部7aを除去することにより、ブレード7の上端はセクター2の表面と同じレベルになる。
 また、セクター2に鋳込まれた状態の被覆層10および排気孔形成部材11Bを、例えば、噴射ノズル15から噴射した高圧水流を吹き付けることによって除去する。これにより、セクター2には、排気機構を構成するスリット8および排気孔9が形成される。
 上記のとおり、溶融金属Mを石膏鋳型12の表面12aに流し込んで固化させる鋳造工程と、アンカー部7a、被覆層10および排気孔形成部材11Bの除去工程とにより、セクター2の表面に開口するスリット8およびセクター2の背面側に延びる排気孔9を簡便に形成することができる。
 しかも、この実施形態では、ブレード7の一端に設けたアンカー部7aによって、ブレード7を石膏鋳型12の表面12a上の所望の位置に載置して固定できる。これに伴って、スリット8をセクター2の表面の所望の位置に形成できる。
 例えば、ブレード7の一部を石膏鋳型12に単純に埋設し、ブレード7を石膏鋳型12の表面12aから突設した状態にして、溶融金属Mを流し込んでセクター2を鋳造すると、セクター2の表面には、ブレード7の一部が突出する。そのため、このセクター2を用いてタイヤを加硫すると、ブレード7の突出した部分によってタイヤの表面には意図しない凹部が形成されてしまう。そこで、加硫したタイヤに意図しない凹部を形成しないようにするためには、ブレード7を石膏鋳型12に埋設することなく、石膏鋳型12の表面12aに載置する必要がある。しかしながら、石膏鋳型12の表面12aに載置するだけではブレード7を所望の位置で固定することができない。
 このような問題を、この実施形態本ではブレード7の一端に、後工程で除去するアンカー部7aを設けることによって解決している。
1 モールド
2 セクター
2a 切断線
3 ピース
4 バックブロック
5 タイヤ成形面
6 溝成形突起
7 ブレード
7a アンカー部
7b 貫通孔
7c 突状部
7d 切欠き部
7e 根元部分
8 スリット
9 排気孔
10 被覆層
11A、11B 排気孔形成部材
11a 切欠き部
12 石膏鋳型
12a 表面
12b 表面の溝
13 型枠
14 ゴム型
15 噴射ノズル
M 溶融金属
P 石膏

Claims (13)

  1.  石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込み、この溶融金属を固化させることにより石膏鋳型の表面形状を転写したモールドを製造するタイヤ加硫用モールドの製造方法において、一端にアンカー部を突設したブレードを、そのアンカー部のみを前記石膏鋳型に埋設して石膏鋳型の表面上に載置し、このブレードの石膏鋳型の表面上に載置されている部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層で被覆した状態にして、この状態の石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで、石膏鋳型の表面の形状を転写するとともに前記ブレードを鋳込んだモールドを鋳造した後、モールド表面から突出している前記アンカー部を除去し、前記被覆層を除去することにより前記ブレードの周囲にスリットを形成し、このスリットをモールドの外部に通じる排気孔と連通させることを特徴とするタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  2.  鋳造用耐火材からなる紐状の排気孔形成部材を、前記石膏鋳型の表面上に載置したブレードに対して、前記被覆層に接触するように取り付けるとともに、前記溶融金属を流し込んでモールドを鋳造した際にモールドから一部が露出するように配置し、この状態の石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで前記モールドを鋳造した後に、前記排気孔形成部材を除去することにより前記排気孔を形成する請求項1に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  3.  前記ブレードの石膏鋳型の表面上に載置された部分に突状部を設け、この突状部に前記排気孔形成部材を突き刺してブレードに取り付けるようにした請求項1または2に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  4.  前記ブレードの石膏鋳型の表面上に載置された部分に切欠き部を設け、この切欠き部に前記排気孔形成部材を嵌合させてブレードに取り付けるようにした請求項1または2に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  5.  石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込み、この溶融金属を固化させることにより石膏鋳型の表面形状を転写したモールドを製造するタイヤ加硫用モールドの製造方法において、前記石膏鋳型の表面に突設されたブレードの石膏鋳型の表面から突出している部分を、易崩壊性耐火材料からなる被覆層で被覆した状態にするとともに、易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材を、前記ブレードに対して前記被覆層に接触させ、かつ、直立させて取り付け、この状態の石膏鋳型の表面に溶融金属を流し込んで、石膏鋳型の表面の形状を転写するとともに、前記ブレードの石膏鋳型の表面から突出している部分および前記排気孔形成部材を鋳込んだモールドを鋳造した後、前記被覆層を除去することにより前記ブレードの周囲にスリットを形成し、前記排気孔形成部材を除去することにより前記スリットと連通してモールド背面側に延びる排気孔を形成することを特徴とするタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  6.  前記ブレードおよび排気孔形成部材の少なくとも一方に切欠き部を設け、この切欠き部を介して、ブレードに対して排気孔形成部材を直立させて取り付ける請求項5に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  7.  前記溶融金属を石膏鋳型の表面に流し込んだ際、前記排気孔形成部材の上端まで溶融金属に埋没させ、この排気孔形成部材を鋳込んだモールドを鋳造した後、このモールドの背面側を切断することにより、鋳込んだ排気孔形成部材をモールド外部に露出させる請求項5または6に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  8.  前記溶融金属を石膏鋳型の表面に流し込んだ際、前記排気孔形成部材の上端部を溶融金属の表面から露出させる請求項5または6に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  9.  前記ブレードに貫通孔を設け、この貫通孔の周囲部分は前記被覆層で被覆せずにブレードの素地を露出させたままの状態にして、前記溶融金属を流し込む請求項1~8のいずれかに記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  10.  前記被覆層の厚さを0.02mm~0.10mmにする請求項1~9のいずれかに記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  11.  タイヤ成形面上に突出せずにブレードが埋設され、溶融金属を固化させることにより製造されたタイヤ加硫用モールドにおいて、前記ブレードの周囲に、このブレードを被覆していた易崩壊性耐火材料からなる被覆層を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたスリットと、このスリットとモールドの外部とを連通させる排気孔と、を有することを特徴とするタイヤ加硫用モールド。
  12.  前記排気孔が、前記溶融金属に鋳込まれた鋳造用耐火材からなる紐状の排気孔形成部材を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたものである請求項11に記載のタイヤ加硫用モールド。
  13.  タイヤ成形面にブレードが埋設され、溶融金属を固化させることにより製造されたタイヤ加硫用モールドにおいて、前記ブレードの周囲に形成されたスリットと、このスリットとモールドの外部とを連通させるモールド背面側に延びる排気孔とを有し、前記スリットが、前記溶融金属に鋳込まれた前記ブレードを被覆していた易崩壊性耐火材料からなる被覆層を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたものであり、前記排気孔が、前記溶融金属に鋳込まれた易崩壊性耐火材料からなる棒状の排気孔形成部材を、モールド鋳造後に除去することにより形成されたものであることを特徴とするタイヤ加硫用モールド。
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