WO2012137467A1 - ストロボ装置 - Google Patents

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Abstract

 本発明のストロボ装置は、両端にアノード電極およびカソード電極を有する閃光放電管と、閃光放電管の外周面に当接して閃光放電管の一部を内部に収納し、トリガ外部電極として機能する導電性の反射傘と、を備え、反射傘は、少なくともアノード電極およびカソード電極間ならびにカソード電極の焼結金属体を被覆する閃光放電管の外周面に当接する底部を有する。これにより、閃光放電管の発光ごとの放電路のばらつきを抑制できる。その結果、ストロボ装置から照射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑えることができる。

Description

ストロボ装置
 本発明は、例えば写真撮影に用いられるストロボ装置に関し、詳しくは、反射傘を利用して閃光放電管の光を被写体側に配光するストロボ装置に関する。
 従来、この種のストロボ装置は、光を放射する閃光放電管と、閃光放電管から放射された光を被写体側に反射させる反射傘と、で構成されている。
 通常、上記閃光放電管には、点灯を容易にするために、閃光放電管の外周面の周囲に、トリガ外部電極を構成する導電性薄膜が設けられている。
 そして、トリガ外部電極である導電性薄膜に、例えば外部回路からトリガ電圧を印加することにより、閃光放電管の内部に放電路が形成され、閃光放電管から光が放射する。
 しかし、上記構成のストロボ装置は、導電性薄膜が閃光放電管から放射された光を吸収するという問題があった。また、閃光放電管内での発光ごとの放電路の移動(変動)が大きく、放電路が安定しないため、閃光放電管から放射される光の光量ばらつきや配光ばらつきが発生するという問題があった。
 そこで、上記問題を解決するために、以下に示す閃光放電管が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
 特許文献1に記載の閃光放電管は、閃光放電管の外周表面を反射傘(導電性リフレクタ)に密着させて、反射傘にトリガリード線を接続することにより、反射傘をトリガ外部電極として用いる構成である。これにより、従来、閃光放電管の外周表面に形成されていた導電性薄膜を省略して、閃光放電管から放射された光が吸収されるという課題を解決している。
 一方、最近では、閃光放電管を短時間の間、発光させて、少光量で発光できるストロボ装置に対する需要が増えている。このとき、閃光放電管を少光量で発光する場合、発光ごとの放電路の移動を抑えて放電路をより安定させ、閃光放電管から放射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑える必要がある。
 しかしながら、特許文献1に記載の閃光放電管は、閃光放電管と導電性リフレクタとの密着状態は開示されていない。そのため、閃光放電管を、少光量で発光させる場合、導電性リフレクタの形状によっては、無視できない程度の放電路のばらつきが発生する場合がある。その結果、閃光放電管から放射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを充分に抑制できないという課題があった。
実開昭62-142152号公報
 上記課題を解決するために、本発明のストロボ装置は、両端にアノード電極およびカソード電極を有する閃光放電管と、閃光放電管の外周面に当接して閃光放電管の一部を内部に収納し、トリガ外部電極として機能する導電性の反射傘と、を備え、反射傘は、少なくともアノード電極およびカソード電極間ならびにカソード電極の焼結金属体を被覆する閃光放電管の外周面に当接する底部を有する。
 これにより、閃光放電管の発光ごとの放電路のばらつきを抑制できる。その結果、ストロボ装置から照射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑えることができる。
図1Aは、本発明の実施の形態におけるストロボ装置の断面図である。 図1Bは、同実施の形態におけるストロボ装置の側面図である。 図2は、同実施の形態における反射傘の展開図である。 図3Aは、本発明の実施の形態のストロボ装置において導電性薄膜を利用しない場合における発光量のばらつきを示す図である。 図3Bは、従来のストロボ装置において導電性薄膜を利用しない場合における発光量のばらつきを示す図である。 図4Aは、本発明の実施の形態のストロボ装置において導電性薄膜を利用する場合における発光量のばらつきを示す図である。 図4Bは、従来のストロボ装置において導電性薄膜を利用する場合における発光量のばらつきを示す図である。
 本発明の実施の形態におけるストロボ装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
 (実施の形態)
 以下、本発明の実施の形態におけるストロボ装置について、図1Aから図2を用いて説明する。
 図1Aは、本発明の実施の形態におけるストロボ装置の断面図である。図1Bは、同実施の形態におけるストロボ装置の側面図である。図2は、同実施の形態における反射傘の展開図である。
 図1Aと図1Bに示すように、本実施の形態のストロボ装置1は、少なくとも光を放射する閃光放電管2と、開口部3aを有する導電性の反射傘3とを備え、閃光放電管2の長手方向の外周表面と反射傘3の一部とが当接するように構成されている。そして、ストロボ装置1は、閃光放電管2から放射された光を反射傘の開口部3a方向に配光して被写体(図示せず)を照射する。なお、ガラスバルブ4の外周表面に、少なくともアノード電極5およびカソード電極6間を覆うように導電性薄膜を設け、導電性薄膜を介して反射傘3とガラスバルブ4の外周表面とを当接させる構成でもよい。
 閃光放電管2は、例えば硼珪酸ガラスなどの管状の硬質ガラスで形成されたガラスバルブ4と、ガラスバルブ4の両端に設けられる棒状電極からなるアノード電極5およびカソード電極6と、から構成されている。ガラスバルブ4の内部には、例えばキセノンなどの希ガスが所定の圧力で封入されている。
 そして、閃光放電管2は、アノード電極5とカソード電極6との間に外部回路(図示せず)から印加された電圧により放出される電子が、ガラスバルブ4内に封入されている希ガスと衝突して励起し、光を発生する。これにより、閃光放電管2から外部に向かって、光が被写体に放射される。
 アノード電極5は、図1Aに示すように、ガラスバルブ4の長手方向の一端部側にガラスビード(図示しない)を介して、ガラスバルブ4の内部に挿通した状態で固定して設けられている。つまり、アノード電極5は、ガラスバルブ4の一端部にガラスビードを介して溶着されて、ガラスバルブ4の一端部において挿通した状態で固定されている。
 具体的には、アノード電極5は、図示していないが、例えばタングステン棒の端部にニッケル棒の端部を突き合わせて接合することにより構成されている。このとき、ニッケル棒がガラスバルブ4の外部側に配置され、タングステン棒がガラスビードに挿通されてガラスバルブ4の内部側に配置される。
 一方、図1Aに示すように、カソード電極6は、ガラスバルブ4の長手方向の他端部側にガラスビード(図示しない)を介して、ガラスバルブ4の内部に挿通した状態で固定して設けられている。つまり、カソード電極6は、ガラスバルブ4の他端部にガラスビードを介して溶着されて、ガラスバルブ4の他端部において挿通した状態で固定されている。
 具体的には、カソード電極6は、棒状電極7と、棒状電極7の先端側に取り付けられた焼結金属体8とから構成されている。そして、棒状電極7は、例えば、タングステン棒の端部にニッケル棒の端部を突き合わせて接合することにより構成されている。このとき、アノード電極と同様に、ニッケル棒がガラスバルブ4の外部側に配置され、タングステン棒がガラスビードに挿通されてガラスバルブ4の内部側に配置される。
 さらに、カソード電極6の焼結金属体8は、例えばタングステンとタンタルの金属微粉末の混合物や、タンタルとニッケルの金属微粉末の混合物などから形成されている。そして、焼結金属体8は、棒状電極7のガラスバルブ4内のタングステン棒の端部に、例えばかしめなどにより取り付けられた後、約600℃の温度に加熱することにより、焼結されて棒状電極7と一体化して形成される。
 また、反射傘3は、図2に示すように、閃光放電管2の外周面の少なくとも一部と当接する底部9と、閃光放電管2から放射された光を開口部方向に反射する側面反射部12と、閃光放電管2を挿通して側面反射部12内部に収納する装着孔部13とを有する。そして、反射傘3は、図1Aと図1Bに示す開口部3a方向断面(図1B方向から見た断面)で凹形状を有し、反射傘3の開口部3a方向に、閃光放電管2から放射された光を反射して被写体を照射する。さらに、反射傘3は、例えばアルミニウムなどの導電性材料から構成され、反射傘3の凹形状内部の表面は、例えば鏡面加工により形成されている。これにより、反射傘3の内部に収納されている閃光放電管2から放射される光を開口部3a方向に向かって、効率的に反射して、被写体を照射する。
 このとき、反射傘3の凹形状の内面を形成する底部9は、少なくともアノード電極5およびカソード電極6間の閃光放電管2の外周面を覆うように当接する基部10と、基部10から閃光放電管2の長手方向に延設される延長部11とから構成される。そして、図1Aに示すように、反射傘3の底部9に延設して設けた延長部11により、カソード電極6の焼結金属体8からガラスバルブ4内部におけるアノード電極5の全体、またはほぼ全体を覆うように閃光放電管2の外周面の少なくとも、外周面の径方向の一部の領域と当接する。これにより、反射傘3は、閃光放電管2のトリガ外部電極として機能する。
 なお、反射傘3の底部9のみでも、閃光放電管2の外周面の一部の領域と当接することによりトリガ外部電極として機能するが、さらにガラスバルブ4の外周表面に導電性薄膜が形成されている場合には、反射傘3の底部9と導電性薄膜とにより閃光放電管2に対するトリガ外部電極として機能する。
 また、反射傘3の基部10は、図1Aと図1Bに示すように、円弧形状に形成されて、アノード電極5およびカソード電極6間を覆うようにしてガラスバルブ4の外周面の少なくとも径方向の一部の領域と面接触する。このとき、反射傘3の基部10の内周面は、ガラスバルブ4の外周面の少なくとも径方向の一部の領域と面接触するように、ガラスバルブ4の外周面の少なくとも径方向の一部の領域の半径と同一半径を有する円弧形状で形成される。そして、反射傘3の基部10は、閃光放電管2から放射された光を反射する反射板として機能するとともに、閃光放電管2のトリガ外部電極としても機能する。
 また、図2に示すように、反射傘3の延長部11は、基部10と同一半径を有する円弧形状に形成され、反射傘3の基部10の端部からガラスバルブ4の長手方向に延設して設けられる。このとき、反射傘3の延長部11の内周面は、反射傘3の基部10と同一半径で基部10から延設して設けられているため、反射傘3の基部10の内周面と同様に、ガラスバルブ4の外周面の少なくとも一部の領域と面接触する。そして、反射傘3の基部10と延長部11は、反射傘3の基部10の両端部から、ガラスバルブ4内部におけるアノード電極5の全体、またはほぼ全体およびカソード電極6の焼結金属体8を覆うようにしてガラスバルブ4の外周面の少なくとも径方向の一部の領域まで延設される。これにより、反射傘3の延長部11の内周面も、ガラスバルブ4の外周面の少なくとも径方向の一部の領域と面接触する。その結果、反射傘3の延長部11も、反射傘3の基部10と同様に、閃光放電管2のトリガ外部電極として機能する。
 また、反射傘3の長手方向の側面反射部12は、開口部3a方向における断面凹形状の反射傘3の側壁を構成するように、例えば長筒形状で形成される。一方、図1Aの断面図に示すように、反射傘3の開口部3a方向の側面反射部12は、反射傘3の基部10から開口部3a方向に向けて、矩形形状の開口が広がるように形成される。このとき、反射傘3の側面反射部12の側壁の内面は、閃光放電管2から放射される光が照射範囲外の方向(所望の照射範囲から外れる方向)へ反射することを防止するために、図1Bに示すように、例えば略放物線(放物線を含む)のような所定の曲線で設計される。
 また、反射傘3の装着孔部13は、図2に示すように、反射傘3の長筒形状に形成される側面反射部12の両端面の一部が開口するように、反射傘3の基部10に隣接して設けられる。このとき、反射傘3の装着孔部13は、筒状の閃光放電管2の軸心方向を開口部3a方向に対して垂直な方向に向ける位置に設けられる。そして、反射傘3の装着孔部13は、閃光放電管2と同じ半径を有するように設けられ、閃光放電管2の外周面の径方向の一部の領域と密着する。これにより、反射傘3の装着孔部13に挿通される閃光放電管2の外周面の一部と、反射傘3の底部9とを当接させる。なお、反射傘3の装着孔部13は、挿通される閃光放電管2との間に図示しないブッシングを設けて、閃光放電管2の外周面を反射傘3の底部9と当接させる構成としてもよい。
 以上で説明したように、本実施の形態のストロボ装置1が構成される。
 以下に、本発明の実施の形態におけるストロボ装置1の作用・効果について説明する。
 なお、本実施の形態のストロボ装置1の閃光放電管2は、外径1.50mmのガラスバルブ4を用い、図1Bに示すように、反射傘3の底部9は、ガラスバルブ4の周方向(径方向)において、例えば約100°の範囲で、ガラスバルブ4の外周面の一部の領域と面接触する構成を有している。この構成の場合、ガラスバルブ4に面接触する底部9の幅は、約1.31mmとなる。
 上記構成の閃光放電管2を用いて、少光量の発光をする場合について説明する。 まず、反射傘3の底部9に、必要な光量を発生させるトリガパルスを、例えば外部回路(図示せず)から印加する。このとき、反射傘3の底部9に印加されたトリガパルスにより、反射傘3の底部9と当接するガラスバルブ4の外周面付近でガラスバルブ4に封入されている希ガスが活性化されて電離する。より詳しく説明すると、トリガパルスの印加により、反射傘3の底部9を構成する基部10および延長部11に当接するガラスバルブ4の内周付近で、ガラスバルブ4に封入されている希ガスが活性化されて電離する。なお、ガラスバルブ4の外周面に導電性薄膜が設けられている場合、導電性薄膜にも反射傘3の底部9を介してトリガパルスが印加される。その結果、導電性薄膜にもトリガパルスが印加されることにより、アノード電極5およびカソード電極6間を覆うガラスバルブ4の内周付近の希ガスも活性化されて電離する。
 このとき、閃光放電管2のアノード電極5とカソード電極6間に電圧が印加されると、ガラスバルブ4内で電子の流れが起きる。そして、ガラスバルブ4内を流れる電子と希ガスとの衝突により、希ガスが励起されて光を発生する。発生した光は、閃光放電管2のガラスバルブ4から外部に放射される。外部に放射された光は、閃光放電管2の反射傘3により反射され、図1Aに示す開口部3a方向に放射されて、被写体を照射する。
 また、トリガパルスが反射傘3の延長部11に印加されると、延長部11と当接する閃光放電管2の、例えばカソード電極の外周付近でガラスバルブ4に封入されている希ガスが活性化される。このとき、カソード電極近傍は、他の箇所よりも電子の放出が容易で、発光しやすくなるため、閃光放電管2を発光させるための印加電圧を下げることができる。つまり、カソード電極6から放出される電子は、カソード電極6の近傍から放電路を形成しやすくなる。これにより、カソード電極6の近傍から安定して放電路を形成できるため、発光ごとに形成される放電路の位置を安定させて、放電路の、例えば形成位置のばらつきを防止できる。その結果、ストロボ装置の閃光放電管から照射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑えることができる。
 以上で説明したように、本実施の形態のストロボ装置1によれば、少光量で発光する場合においても、放電路のばらつきを防止することにより、光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑制することができる。
 また、本実施の形態のストロボ装置1によれば、閃光放電管のカソード電極の位置に反射傘の底部の延長部を設けることにより、反射傘自体の長手方向の幅を拡張せずに反射傘を小型化できる。その結果、従来のストロボ装置に用いられる反射傘の光の照射方向における開口サイズを維持しながら、反射傘を小型化できるとともに、光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑制できる。
 また、本実施の形態のストロボ装置1によれば、反射傘の延長部を、反射傘から突出する閃光放電管の外周面と当接させることにより、トリガパルスを発生する外部回路のトリガコイルなどとの接続を容易にできる。これにより、従来、閃光放電管と反射傘との浮きなどによる接続不良を防止するために、反射傘の底部の数箇所に設けていた凸部を設ける必要がなくなる。その結果、ストロボ装置の製作コストを低減できる。
 なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更できることは言うまでもない。
 つまり、本実施の形態では、反射傘3は、ガラスバルブ4の一部を内部に収納する例で説明したが、これに限られない。例えば、ガラスバルブ4の全体を反射傘3の内部に収納する構成でもよい。また、ガラスバルブ4のカソード電極6側の端部から、アノード電極5およびカソード電極6間を覆うようにしてガラスバルブ4までを反射傘の内部に収納する構成でもよい。これにより、閃光放電管2から放射される光を、より有効に開口部方向に向けて照射する、ストロボ装置1を実現できる。
 また、本実施の形態では、反射傘3の底部9(延長部11と基部10)は、ガラスバルブ4の外周面において、軸心から100°で当接した例で説明したが、これに限られず、軸心から120°以下の範囲でガラスバルブ4の外周面と当接させてもよい。この場合、反射傘3の底部9(延長部11と基部10)は、軸心からより鋭角の範囲でガラスバルブ4の外周面と当接するため、閃光放電管2の点灯がしにくくなる。しかし、ガラスバルブ4内の放電路が安定するため、光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑制できる。
 また、本実施の形態では、反射傘3の底部9(延長部11と基部10)の全体が、ガラスバルブ4の長手方向の外周面に沿ってガラスバルブ4と当接する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、反射傘3の底部9(延長部11と基部10)を、平板形状またはガラスバルブ4の長手方向の外周面に湾曲させて、反射傘3の一部をガラスバルブ4の外周面に当接する形状でもよい。これにより、反射傘3の底部9(延長部11と基部10)の全体を、ガラスバルブ4と当接させる工程を、簡略化または省略できる。その結果、ストロボ装置1の製作コストを低減できる。
 また、本実施の形態では、反射傘3の延長部11を、アノード電極5およびカソード電極6と対向する位置まで設けた例で説明したが、これに限られない。例えば、反射傘3の延長部11を、カソード電極6側にのみ設けてもよい。これにより、アノード電極5と対向する延長部11を設ける必要がないので、ストロボ装置1の製作コストを低減できる。
 以下、本発明のストロボ装置の発光量のばらつきについて、具体的な実施例を用いて、比較例と比較して図3Aから図4Bを参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない限りにおいて、用いる材料などを変更して実施することが可能である。
 図3Aは、本発明の実施の形態のストロボ装置において導電性薄膜を利用しない場合における発光量のばらつきを示す図である。図3Bは、従来のストロボ装置において導電性薄膜を利用しない場合における発光量のばらつきを示す図である。図4Aは、本発明の実施の形態のストロボ装置において導電性薄膜を利用する場合における発光量のばらつきを示す図である。図4Bは、従来のストロボ装置において導電性薄膜を利用する場合における発光量のばらつきを示す図である。
 つまり、図3Aは、実施例1から実施例3として、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けたストロボ装置の発光量のばらつきを示している。一方、図3Bは、比較例1から比較例3として、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けないストロボ装置の発光量のばらつきを示している。
 また、図4Aは、実施例4から実施例6として、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けたストロボ装置の発光量のばらつきを示している。一方、図4Bは、比較例4から比較例6として、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けないストロボ装置の発光量のばらつきを示している。
 (実施例1)
 実施例1として、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けてストロボ装置(No.1)を作製した。
 つぎに、作製したストロボ装置の反射傘の底部9に、5μsecのトリガパルスを印加してストロボ装置を発光させ、光量を、例えば光量測定器などを用いて測定した。このとき、実施例1のストロボ装置の発光量と、ストロボ装置に期待される光量を示すGN(ガイドナンバー)に対する比を算出した。
 つぎに、上記の状態で実施例1のストロボ装置に、順次、10回のトリガパルスを印加し、10回発光させて、各発光量を測定した。
 そして、測定された10回の光量と、上記GNとの比を算出して、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図3Aのストロボ装置(No.1)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.4%から最大1.9%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させたストロボ装置(No.1)の標準偏差σは、1.2%であった。
 (実施例2)
 実施例2として、実施例1と同様に、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けて、実施例1と異なるストロボ装置(No.2)を作製した。
 そして、実施例1と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図3Aのストロボ装置(No.2)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.1%から最大1.7%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させたストロボ装置(No.2)の標準偏差σは、1.2%であった。
 (実施例3)
 実施例3として、実施例1と同様に、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けて、実施例1と異なるストロボ装置(No.3)を作製した。
 そして、実施例1と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図3Aのストロボ装置(No.3)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.1%から最大2.0%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させたストロボ装置(No.3)の標準偏差σは、1.1%であった。
 (比較例1)
 比較例1として、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けない従来のストロボ装置(No.1)を作製した。
 そして、実施例1と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図3Bの従来のストロボ装置(No.1)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.3%から最大2.4%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させた従来のストロボ装置(No.1)の標準偏差σは、1.5%であった。
 (比較例2)
 比較例2として、比較例1と同様に、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けない従来のストロボ装置(No.2)を作製した。
 そして、実施例1および比較例1と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図3Bの従来のストロボ装置(No.2)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.2%から最大4.6%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させた従来のストロボ装置(No.2)の標準偏差σは、3.0%であった。
 (比較例3)
 比較例3として、比較例1と同様に、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成せず、反射傘に延長部11を設けない従来のストロボ装置(No.3)を作製した。
 そして、実施例1および比較例1と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図3Bの従来のストロボ装置(No.3)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.1%から最大3.2%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させた従来のストロボ装置(No.3)の標準偏差σは、1.7%であった。
 以上で説明したように、図3Aに示す実施例1から実施例3の結果と、図3Bに示す比較例1から比較例3の結果から、本発明のストロボ装置は、従来のストロボ装置に比べて、発光量のばらつきが抑制され、標準偏差が小さくなることがわかった。
 また、ストロボ装置の発光量のばらつきの抑制は、閃光放電管2内の安定した位置から光が放射されることに起因するため、結果的に放電路のばらつきが抑制されていることがわかる。その結果、本発明のストロボ装置の構成により、ストロボ装置が放射する光の配光ばらつきも抑制できることがわかる。
 一方、実施例1から比較例3までの各ストロボ装置では、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成しなかったが、一般的に、導電性薄膜を設けると閃光放電管2の点灯が容易になるという効果がある。しかしながら、導電性薄膜を設けると、ガラスバルブ4内の放電路が安定せず、閃光放電管2から放射される光を遮るため、ストロボ装置から放射される光量が低下するという問題がある。そのため、通常は、導電性薄膜をガラスバルブの外周面に設けない方が好ましいが、導電性薄膜の有無における効果についても、以下で同様に評価した。
 以下に、本発明のストロボ装置に導電性薄膜を設けた場合の発光量のばらつきを評価した結果について、具体的な実施例を用いて、比較例と比較して図4Aと図4Bを参照しながら以下で説明する。
 このとき、図4Aは、実施例4から実施例6として、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けたストロボ装置の発光量のばらつきを示している。一方、図4Bは、比較例4から比較例6として、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けないストロボ装置の発光量のばらつきを示している。
 (実施例4)
 実施例4として、閃光放電管のガラスバルブの外周面に、例えばスズからなる導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けてストロボ装置(No.4)を作製した。
 つぎに、作製したストロボ装置の反射傘の底部9に、15μsecのトリガパルスを印加してストロボ装置を発光させ、光量を、例えば光量測定器などを用いて測定した。このとき、実施例4のストロボ装置の発光量を、ストロボ装置に期待される光量を示すGN(ガイドナンバー)に対する比として算出した。
 つぎに、上記の状態で実施例4のストロボ装置に、順次、10回のトリガパルスを印加し、10回発光させて、各発光量を測定した。
 そして、測定された10回の光量と、上記GNとの比を算出して、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図4Aのストロボ装置(No.4)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.1%から最大5.0%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させたストロボ装置(No.4)の標準偏差σは、2.4%であった。
 (実施例5)
 実施例5として、実施例4と同様に、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けて、実施例4と異なるストロボ装置(No.5)を作製した。
 そして、実施例4と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図4Aのストロボ装置(No.5)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.1%から最大8.3%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させたストロボ装置(No.5)の標準偏差σは、4.5%であった。
 (実施例6)
 実施例6として、実施例4と同様に、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けて、実施例4と異なるストロボ装置(No.6)を作製した。
 そして、実施例4と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図4Aのストロボ装置(No.6)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.5%から最大3.2%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させたストロボ装置(No.6)の標準偏差σは、2.2%であった。
 (比較例4)
 比較例4として、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けない従来のストロボ装置(No.4)を作製した。
 そして、実施例4と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図4Bの従来のストロボ装置(No.4)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.2%から最大6.6%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させた従来のストロボ装置(No.1)の標準偏差σは、3.9%であった。
 (比較例5)
 比較例5として、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けない従来のストロボ装置(No.5)を作製した。
 そして、実施例4および比較例4と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図4Bの従来のストロボ装置(No.5)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.1%から最大6.2%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させた従来のストロボ装置(No.5)の標準偏差σは、4.2%であった。
 (比較例6)
 比較例6として、閃光放電管のガラスバルブの外周面に導電性薄膜を形成し、反射傘に延長部11を設けない従来のストロボ装置(No.6)を作製した。
 そして、実施例4および比較例4と同じ測定条件で、発光量のばらつきを評価した。
 その結果、図4Bの従来のストロボ装置(No.6)に示すように、基準となるGNに対して、絶対値で、最小0.2%から最大8.2%の発光量のばらつきが得られた。
 このとき、10回発光させた従来のストロボ装置(No.5)の標準偏差σは、4.9%であった。
 以上で説明したように、図4Aに示す実施例4から実施例6の結果と、図4Bに示す比較例4から比較例6の結果から、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を設けた場合でも、本発明のストロボ装置は、ガラスバルブの外周面に導電性薄膜を設けた従来のストロボ装置に比べて、発光量のばらつきが抑制され、標準偏差が小さくなることがわかった。
 また、ストロボ装置の発光量のばらつきの抑制は、閃光放電管2内の安定した位置から光が放射されることに起因するため、結果的に放電路のばらつきが抑制されていることがわかる。その結果、本発明のストロボ装置において、導電性薄膜を形成した構成でも、ストロボ装置が放射する光の配光ばらつきを抑制できることがわかる。
 また、図3Aに示す実施例1から実施例3の結果と、図4Aに示す実施例4から実施例6の結果から、導電性薄膜を形成しないストロボ装置は、導電性薄膜を形成したストロボ装置1に比べて、発光量のばらつきがより抑制され、標準偏差を小さくできることがわかった。そして、ストロボ装置の発光量のばらつきの抑制は、閃光放電管2内の安定した位置から光が放射されることに起因するため、結果的に放電路のばらつきが抑制されていることがわかる。その結果、本発明の導電性薄膜を形成しないストロボ装置の構成により、ストロボ装置が放射する光の配光ばらつきも、より効果的に抑制できることがわかる。
 以上、実施例および比較例を用いて説明したように、本発明のストロボ装置は、導電性薄膜を設けず、反射傘3の底部9に閃光放電管2を当接させることにより、光量ばらつきおよび配光ばらつきを効果的に抑制して、高い安定性を備えたストロボ装置を実現できることがわかった。
 上述したように、本発明のストロボ装置は、両端にアノード電極およびカソード電極を有する閃光放電管と、閃光放電管の外周面に当接して閃光放電管の一部を内部に収納し、トリガ外部電極として機能する導電性の反射傘と、を備え、反射傘は、少なくともアノード電極およびカソード電極間ならびにカソード電極の焼結金属体を被覆する閃光放電管の外周面に当接する底部を有する。
 この構成によれば、反射傘の底部は、閃光放電管の外周面の少なくとも一部に当接する。これにより、反射傘の底部は、閃光放電管を発光させるトリガ外部電極として作用する。また、反射傘の底部は、カソード電極の焼結金属体を覆うように閃光放電管の外周面に当接している。そして、トリガ外部電極として作用する反射傘にトリガ電圧を印加すると、カソード電極の焼結金属体の近傍で、閃光放電管内に封入された希ガスが励起される。これにより、発光電圧を下げることができるとともに、閃光放電管の発光ごとの放電路のばらつきを抑制できる。その結果、ストロボ装置から照射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑えることができる。
 また、本発明のストロボ装置は、反射傘の底部が、アノード電極およびカソード電極間を被覆するようにして閃光放電管の外周面に当接する基部と、基部から閃光放電管の長手方向に延設され、少なくともカソード電極の焼結金属体を被覆する閃光放電管の外周面に当接する延長部とを有する。
 この構成によれば、閃光放電管のカソード電極の位置に合わせて反射傘自体の長手方向の幅を拡張せずに、反射傘の底部の延長部のみでカソード電極の焼結金属体を被覆できる。これにより、反射傘の寸法形状が大きくなるのを防止して、ストロボ装置を小型化できる。
 また、本発明のストロボ装置は、反射傘の底部が、閃光放電管の外周面に沿うようにして湾曲している。
 この構成によれば、閃光放電管の外周面に当接する反射傘の底部の面積を広くできる。その結果、閃光放電管の点灯が、より容易になる。
 本発明は、閃光放電管の発光ごとの放電路のばらつきを抑制してストロボ装置から照射される光の光量ばらつきおよび配光ばらつきを抑えることができるため、写真撮影時に使用されるストロボ装置などに有用である。
 1  ストロボ装置
 2  閃光放電管
 3  反射傘
 3a  開口部
 4  ガラスバルブ
 5  アノード電極
 6  カソード電極
 7  棒状電極
 8  焼結金属体
 9  底部
 10  基部
 11  延長部
 12  側面反射部
 13  装着孔部

Claims (4)

  1. 両端にアノード電極およびカソード電極を有する閃光放電管と、前記閃光放電管の外周面に当接して前記閃光放電管の一部を内部に収納して、トリガ外部電極として機能する導電性の反射傘と、を備え、
    前記反射傘は、少なくとも前記アノード電極および前記カソード電極間ならびに前記カソード電極の焼結金属体を被覆する前記閃光放電管の外周面に当接する底部を有するストロボ装置。
  2. 前記反射傘の前記底部は、前記アノード電極および前記カソード電極間を被覆するようにして前記閃光放電管の外周面に当接する基部と、前記基部から前記閃光放電管の長手方向に延設され、少なくとも前記カソード電極の前記焼結金属体を被覆する前記閃光放電管の外周面に当接する延長部とを有する請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記反射傘の前記底部は、前記閃光放電管の外周面に沿うようにして湾曲している請求項1に記載のストロボ装置。
  4. 前記反射傘の前記底部は、前記閃光放電管の外周面に沿うようにして湾曲している請求項2に記載のストロボ装置。
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