JP2014212013A - ショートアーク型フラッシュランプおよびフラッシュランプ装置 - Google Patents

ショートアーク型フラッシュランプおよびフラッシュランプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光管に複雑な封止構造を形成することが不要で、良好な始動性が得られるショートアーク型フラッシュランプおよびフラッシュランプ装置を提供する。
【解決手段】略球状の発光部の両端に管軸方向に沿って外方に伸びる封止部が形成されてなる発光管と、この発光部内に管軸方向に沿って互いに対向するよう配置された一対の放電電極と、これらの一対の放電電極の間に先端が位置するよう配置されたトリガー電極とを有し、前記発光管内に発光ガスが封入されたショートアーク型フラッシュランプであって、前記発光管の外部に、前記一対の放電電極の一方に電気的に接続された第1の電極と、当該第1の電極と放電ギャップを介して配置された第2の電極とを有してなる始動補助電極が配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ショートアーク型フラッシュランプおよびこのショートアーク型フラッシュランプを備えたフラッシュランプ装置に関する。
例えば紫外線硬化性樹脂を短時間で硬化処理するための光源として、ショートアーク型フラッシュランプが用いられている。このショートアーク型フラッシュランプにおいては、良好な始動性が得られることが肝要である。このため、発光管内において一対の放電電極間に先端が位置するよう配置されたトリガー電極と、発光管内において一対の放電電極の一方に電気的に接続された第1の電極および第2の電極よりなる始動補助電極(スパーカ電極)とを備えてなるショートアーク型フラッシュランプが提案されている(特許文献1参照。)。このショートアーク型フラッシュランプにおいて、始動補助電極は、第1の電極および第2の電極間の放電によって生じる光を陰極に照射することによって、陰極に光電子を発生させ、これにより、ショートアーク型フラッシュランプを安定に始動させるものである。
しかしながら、上記のショートアーク型フラッシュランプにおいては、発光管に、放電電極用の封止部以外に、トリガー電極用の封止部および始動補助電極用の封止部を設けることが必要である。そのため、発光管には、複雑な封止構造を形成することが必要となり、その結果、高い生産性が得られない、という問題がある。
また、トリガー電極は、その先端が一対の放電電極間に位置するよう位置合わせして配置される。ここで、一対の放電電極における電極間距離は例えば1〜10mmである。そのため、トリガー電極の位置合わせ作業においては、高い精度が要求される。しかしながら、発光管に複雑な封止構造を形成する場合には、トリガー電極の位置合わせを高い精度で行うことが困難となる、という問題がある。
特開2012−94362号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、発光管に複雑な封止構造を形成することが不要で、良好な始動性が得られるショートアーク型フラッシュランプおよびフラッシュランプ装置を提供することにある。
本発明のショートアーク型フラッシュランプは、略球状の発光部の両端に管軸方向に沿って外方に伸びる封止部が形成されてなる発光管と、この発光部内に管軸方向に沿って互いに対向するよう配置された一対の放電電極と、これらの一対の放電電極の間に先端が位置するよう配置されたトリガー電極とを有し、前記発光管内に発光ガスが封入されたショートアーク型フラッシュランプであって、
前記発光管の外部に、前記一対の放電電極の一方に電気的に接続された第1の電極と、当該第1の電極と放電ギャップを介して配置された第2の電極とを有してなる始動補助電極が配置されていることを特徴とする。
本発明のショートアーク型フラッシュランプにおいては、前記第1の電極と第2の電極との放電ギャップが0.01〜1mmであることが好ましい。
本発明のフラッシュランプ装置は、密閉された内部空間を有する筐体と、この筐体の内部空間に配置された、上記のショートアーク型フラッシュランプとを備えてなり、
前記筐体の内部空間内における雰囲気ガスのガス圧が1×100 〜1×106 Paであることを特徴とする。
本発明のフラッシュランプ装置においては、前記ショートアーク型フラッシュランプにおける発光ガスの封入圧が1×104 〜3×106 Paであり、
前記筐体の内部空間内における雰囲気ガスが不活性ガスであることが好ましい。
本発明のショートアーク型フラッシュランプによれば、トリガー電極および始動補助電極が設けられているため、良好な始動性が得られる。また、始動補助電極は発光管の外部に設けられているため、発光管に始動補助電極用の封止部を形成することが不要である。従って、発光管に複雑な封止構造を形成することが不要である。
本発明のショートアーク型フラッシュランプの一例における構成を示す説明用断面図である。 始動補助電極の一例における構成を示す説明図である。 本発明のフラッシュランプ装置の一例における構成を示す説明用断面図である。 本発明のショートアーク型フラッシュランプの他の例における構成を示す説明用断面図である。 始動補助電極の他の例における構成を示す説明図である。 始動補助電極の更に他の例における構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明のショートアーク型フラッシュランプの一例における構成を示す説明用断面図である。このショートアーク型フラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」ともいう。)10は、例えば石英ガラスよりなる略球状の発光部12を有する発光管11を備えてなる。この発光管11においては、発光部12の両端に、それぞれ管軸方向に沿って外方に伸びるロッド状の一方の封止部13および他方の封止部14が当該発光部12に一体に形成されている。また、発光部12には、その周面から外方に突出するトリガー電極用封止部15が当該発光部12に一体に形成されている。
発光管11における一方の封止部13および他方の封止部14の各々は、段継ガラスによって形成されている。具体的に説明すると、一方の封止部13および他方の封止部14の各々における発光部12に接続される部分(以下、「内端部分」という。)は、当該発光部12と同質の材料例えば石英ガラスによって形成され、一方の封止部13および他方の封止部14の各々におけるリード棒25,26が貫通する部分(以下、「外端部分」という。)は、石英ガラスの線熱膨張係数とリード棒25,26を構成するタングステンの線熱膨張係数との略中間の線熱膨張係数を有する材料例えばホウケイ酸ガラス(GE社製のNo.1ガラスなど)によって形成されている。
発光管11における発光部12内には、陽極20および陰極21よりなる一対の放電電極が、当該発光部12の管軸方向に沿って互いに離間して対向するよう配置されている。また、発光部12内には、トリガー電極22が、その先端が陽極20および陰極21の間に位置するよう配置されている。
陽極20は、例えばタングステンなどの高融点金属によって構成されている。また、陰極21は、各種酸化物ドープタングステン、エミッター含浸タングステンなどの高融点金属によって構成されている。また、トリガー電極22は、例えばタングステンなどの高融点金属によって構成されている。
陽極20と陰極21との間の電極間距離は、例えば1〜10mmである。
また、トリガー電極22は、その先端が陽極20と陰極21との中間点位置より陰極21側に位置するよう配置されていることが好ましい。陰極21の先端とトリガー電極22の先端との離間距離は、例えば0.5〜1mmである。
発光管11における一方の封止部13には、その管軸方向に気密に貫通して伸びる例えばタングステンよりなるリード棒25が、当該一方の封止部13に保持された状態で設けられている。このリード棒25の先端には、陽極20が電気的に接続されて保持されている。
また、発光管11における他方の封止部14には、その管軸方向に気密に貫通して伸びる例えばタングステンよりなるリード棒26が、当該他方の封止部14に保持された状態で設けられている。このリード棒26の先端には、陰極21が電気的に接続されて保持されている。
また、発光管11におけるトリガー電極用封止部15内には、例えばモリブデンよりなる金属箔23が埋設されている。この金属箔23の内端部には、トリガー電極22の基端部が電気的に接続されている。一方、金属箔23の外端部には、トリガー電極用封止部15の外端から外方に突出して伸びるタングステンよりなるリード線27が電気的に接続されている。
発光管11の一方の封止部13における内端部分には、始動補助電極30が設けられている。この例の始動補助電極30は、図2にも拡大して示すように、円柱状の第1の電極31と、この第1の電極31に対して電位差を生じさせる円筒状の第2の電極32と、第1の電極31および第2の電極32を電気的に絶縁する円筒状の絶縁体33とにより構成されている。具体的に説明すると、絶縁体33は,第1の電極31の径に適合する内径を有すると共に、第2の電極32の内径に適合する外径を有する。そして、絶縁体33は、第2の電極32の筒孔内に挿入されて固定され、第1の電極31は、絶縁体33の筒孔内に挿入されて固定されている。これにより、第1の電極31と第2の電極32とは、絶縁体33によって互いに電気的に絶縁されている。
この始動補助電極30は、当該始動補助電極30から放射される光が陰極21に照射されるよう配置されていれば、発光管11に接していても接していなくてもよい。
第1の電極31と第2の電極32との放電ギャップ(図示の例では、絶縁体33の厚み)dは、0.01〜1mmであることが好ましい。放電ギャップdが0.01mm未満である場合には、放電によって生成する金属電極へのひげ状析出物や、微小な導電性のごみが電極間へ入り込むことにより、ショートする危険性が格段に高まる。一方、放電ギャップdが1mmを超える場合には、放電が困難となり、ジッタが大きくなる不具合が発生する。
第1の電極31および第2の電極32を構成する材料としては、ニッケル、銅、コバール、モリブデン、タングステン、チタン、タンタル、ニオブなどを用いることができる。 絶縁体33を構成する材料としては、SiO2 、Al2 3 、ZrO2 、Y2 3 などの耐熱性材料を用いることができる。
第1の電極31は、発光管11の外部においてリード線35によってリード棒25に電気的に接続されている。これにより、第1の電極31は、リード線35およびリード棒25を介して陽極20に電気的に接続されている。一方、第2の電極32は、リード線36を介してトリガー回路(図示省略)に接続されている。
発光管11における発光部12内には、発光ガスが封入されている。発光ガスとしては、キセノンガス、クリプトンガス、アルゴンガス、またはこれらの混合ガスなどの希ガスを用いることができる。
発光ガスの封入圧は、例えば真空紫外線を放射する場合には、1×104 〜3×106 Paであることが好ましい。発光ガスの封入圧が過小である場合には、高出力の紫外線を出射することが困難となる。一方、発光ガスの封入圧が過大である場合には、フラッシュランプ10が点灯しにくくなるため好ましくない。
上記のフラッシュランプ10によれば、トリガー電極22および始動補助電極30が設けられているため、良好な始動性が得られる。また、始動補助電極30は発光管11の外部に設けられているため、発光管11に始動補助電極用の封止部を形成することが不要である。従って、発光管11に複雑な封止構造を形成することが不要である。
図3は、本発明のフラッシュランプ装置の一例における構成を示す説明用断面図である。このフラッシュランプ装置は、密閉された内部空間Sを有する筐体50と、この筐体50の内部空間Sに上下方向に伸びるよう配置された、図1に示す構成のフラッシュランプ10と、このフラッシュランプ10からの紫外線を反射する光反射部41を有する凹面反射鏡40とにより構成されている。凹面反射鏡40は、光反射部41が下方を向いた姿勢で発光管11における発光部12を取り囲むよう配置されている。
この例の凹面反射鏡40において、光反射部41は回転楕円面状の光反射面42を有する。光反射部41の中央底部には、当該光反射部41の背面から当該凹面反射鏡40の軸方向に沿って突出して伸びる、発光管11における他方の封止部14の外径より大きい内径を有する円筒状の頸部43が一体的に設けられている。この凹面反射鏡40は、基体がガラスにより構成され、光反射部41における光反射面42が、アルミニウム金属膜によって形成されている。
そして、フラッシュランプ10は、凹面反射鏡40における光反射部41側から頸部43の筒孔内に発光管11における他方の封止部14が挿入されて、当該フラッシュランプ10の輝点が当該凹面反射鏡40の第1焦点に位置するよう配置されている。この状態で、発光管11における他方の封止部14の外面と凹面反射鏡40における頸部43の内面とが接着材45によって固定されている。
筐体50の底壁50aには、フラッシュランプ10からの光が照射される被照射物Wを載置するための載置台51が設けられている。筐体50における一側壁50bには、内部空間S内に雰囲気ガスを導入する、バルブ53を有するガス導入部52が設けられている。筐体50における一側壁50bに対向する他側壁50cには、内部空間S内のガスを排出する、バルブ55を有するガス排出部54が設けられている。
筐体50の内部空間S内に導入される雰囲気ガスとしては、空気や、窒素ガスおよび希ガスなどの不活性ガスを用いることができる。フラッシュランプ10から放射される光が真空紫外線である場合、具体的には、フラッシュランプ10における発光ガスの封入圧が1×104 〜3×106 Paである場合には、雰囲気ガスによる真空紫外線の吸収を防止する観点から、雰囲気ガスとして不活性ガスを用いることが好ましい。
また、筐体50の内部空間S内における雰囲気ガスのガス圧は、1×100 〜1×106 Paとされる。雰囲気ガスのガス圧が1×100 Pa未満である場合には、ガス密度が低くなりすぎて、始動補助電極30における第1の電極31および第2の電極32間の放電が困難となる。一方、雰囲気ガスのガス圧が1×106 Paを超える場合には、始動補助電極30における第1の電極31および第2の電極32間の放電が、発光管11の内部のトリガー電極22の放電より時間的に遅くなる不具合が生じる。
上記のフラッシュランプ装置によれば、筐体50の内部空間Sにおける雰囲気ガスのガス圧が特定の範囲にあるため、発光管11の外部に設けられた始動補助電極30を確実に作動させることができる。従って、フラッシュランプ10を安定して始動させることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下のように、種々の変更を加えることができる。
図4に示すように、フラッシュランプ10における発光管11の発光部12内には、2つ以上のトリガー電極22が、それぞれの先端が陽極20および陰極21の間に位置するよう互いに離間して配置されていてもよい。
また、始動補助電極は、一対の放電電極の一方に電気的に接続された第1の電極と、この第1の電極に対して電位差を生じさせる第2の電極とを有するものであれば、種々の構成のものを用いることができる。
例えば図5に示すように、始動補助電極30は、発光管の一方の封止部13における内端部分の表面に、それぞれ膜状の第1の電極31および第2の電極32が互いに離間して配置されてなるものであってもよい。また、図5に示す始動補助電極30において、第1の電極31および第2の電極32の各々の表面には、絶縁膜が形成されていてもよい。このような始動補助電極30においては、第1の電極31および第2の電極32の離間距離が放電ギャップdとなる。
また、図6に示すように、始動補助電極30は、発光管の一方の封止部13における内端部分の表面に密着して配置された、板状の第1の電極31と、この第1の電極31の表面にシート状の絶縁体33を介して配置された、板状の第2の電極とよりなるものであってもよい。このような始動補助電極30においては、絶縁体33の厚みが放電ギャップdとなる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
〈実施例1〉
図1および図2に示す構成に従い、下記の仕様のフラッシュランプを作製した。
〈発光管(11)〉
発光部(12)の材質:石英ガラス,発光部(12)における管軸方向の長さ:20mm,発光部(12)の最大内径:15mm
一方の封止部(13)および他方の封止部(14)の内端部分の材質:石英ガラス,一方の封止部(13)および他方の封止部(14)の外端部分の材質:ホウケイ酸ガラス(GE社製のNo.1ガラス),一方の封止部(13)の寸法:長さ=25mm(内端部分20mm、外端部分5mm),外径=8mm,他方の封止部(14)の寸法:長さ=25mm(内端部分20mm、外端部分5mm),外径=8mm
〈電極〉
陽極(20)の材質:タングステン,陽極(20)の寸法:外径=4mm、長さ=5mm
陰極(21)の材質:BaO系酸化物含浸タングステン,陰極(21)の寸法:外径=4mm、長さ=5mm
トリガー電極(22)の材質:タングステン,トリガー電極(22)の径:0.8mm 陽極(20)および陰極(21)の電極間距離=3mm
陰極(21)およびトリガー電極(22)の離間距離=0.7mm
〈金属箔(23)〉
材質:モリブデン
〈リード棒(25,26)〉
材質:タングステン,外径=2mm
〈リード線(27)〉
材質:タングステン,外径=2mm
〈始動補助電極(30)〉
第1の電極(31)の材質:タングステン,第1の電極(31)の寸法:直径=0.4mm、長さ=7mm,第2の電極(32)の材質:ニッケル,第2の電極(32)の寸法:外径=1.2mm、内径=1.0mm、長さ=2mm,絶縁体(33)の材質:アルミナ,絶縁体(33)の寸法:外径=1mm、内径=0.5mm、長さ=3mm
〈不活性ガス〉
ガス種:キセノンガス,封入圧=3×105 Pa
〈実施例2〉
キセノンガスの封入圧を3×105 Paから5×105 Paに変更したこと以外は、実施例1と同様の構成のフラッシュランプを作製した。
〈比較例1〉
始動補助電極を設けなかったこと以外は、実施例1と同様の構成のフラッシュランプを作製した。
〈比較例2〉
キセノンガスの封入圧を3×105 Paから5×105 Paに変更し、始動補助電極を設けなかったこと以外は、実施例1と同様の構成のフラッシュランプを作製した。
〈参考例1〉
始動補助電極を発光管の発光部内に配置したこと以外は、実施例1と同様の構成のフラッシュランプを作製した。
〈参考例2〉
キセノンガスの封入圧を3×105 Paから5×105 Paに変更し、始動補助電極を発光管の発光部内に配置したこと以外は、実施例1と同様の構成のフラッシュランプを作製した。
〈始動性の評価〉
実施例1〜2、比較例1〜2および参考例1〜2に係るフラッシュランプの各々を、点灯装置の充電電圧が500Vおよび1000Vの条件で、それぞれ1000回点灯させた。そして、各点灯動作において、フラッシュランプに点灯信号が入力されてから陽極および陰極間に放電が生じるまでの時間(以下、「始動時間」という。)を測定し、始動時間の変動幅(ジッタ)を標準偏差値σから求めた。具体的には、始動時間の変動幅(%)は、トリガー信号から本放電に至るまでの遅れ時間を連続100サンプル測定し、下記式によって算出した。
始動時間の変動幅(%)=3×(遅れ時間の標準偏差/遅れ時間の平均値)×100
結果を下記表1に示す。

Figure 2014212013
表1の結果から明らかなように、実施例1〜2に係るフラッシュランプによれば、始動補助電極が発光管の内部に配置された参考例1〜2に係るフラッシュランプと同等の良好な始動性が得られることが確認された。
10 ショートアーク型フラッシュランプ
11 発光管
12 発光部
13 一方の封止部
14 他方の封止部
15 トリガー電極用封止部
20 陽極
21 陰極
22 トリガー電極
23 金属箔
25,26 リード棒
27 リード線
30 始動補助電極
31 第1の電極
32 第2の電極
33 絶縁体
35 リード線
36 リード線
40 凹面反射鏡
41 光反射部
42 光反射面
43 頸部
45 接着材
50 筐体
50a 底壁
50b 一側壁
50c 他側壁
51 載置台
52 ガス導入部
53 バルブ
54 ガス排出部
55 バルブ
S 内部空間
W 被照射物

Claims (4)

  1. 略球状の発光部の両端に管軸方向に沿って外方に伸びる封止部が形成されてなる発光管と、この発光部内に管軸方向に沿って互いに対向するよう配置された一対の放電電極と、これらの一対の放電電極の間に先端が位置するよう配置されたトリガー電極とを有し、前記発光管内に発光ガスが封入されたショートアーク型フラッシュランプであって、
    前記発光管の外部に、前記一対の放電電極の一方に電気的に接続された第1の電極と、当該第1の電極と放電ギャップを介して配置された第2の電極とを有してなる始動補助電極が配置されていることを特徴とするショートアーク型フラッシュランプ。
  2. 前記第1の電極と第2の電極との放電ギャップが0.01〜1mmであることを特徴とする請求項1に記載のショートアーク型フラッシュランプ。
  3. 密閉された内部空間を有する筐体と、この筐体の内部空間に配置された、請求項1または請求項2に記載のショートアーク型フラッシュランプとを備えてなり、
    前記筐体の内部空間内における雰囲気ガスのガス圧が1×100 〜1×106 Paであることを特徴とするフラッシュランプ装置。
  4. 前記ショートアーク型フラッシュランプにおける発光ガスの封入圧が1×104 〜3×106 Paであり、
    前記筐体の内部空間内における雰囲気ガスが不活性ガスであることを特徴とする請求項3に記載のフラッシュランプ装置。
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