WO2010073926A1 - 渦電流探傷方法と渦電流探傷装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図6により従来の渦電流探傷プローブを説明する。
渦電流探傷プローブは、図6(a)のように、パンケーキ状の励磁コイルECと、四角形(ロ字型)の検出コイルDCとを備え、両コイルは、コイル面が直交するように配置してある。検出コイルDCは、モータ(図示せず)により、図6(b)の励磁コイルECの中心軸Pを中心に矢印方向へ回転する。また励磁コイルECは、コイル面が被検査体Tの検査面に対向するように配置してある。
図7により従来の検出コイルを回転させながら移動させる渦電流探傷プローブについて説明する。
渦電流探傷プローブは、図7(a)のように励磁コイルEC1および検出コイルDC1を具備するプローブと、励磁コイルEC2および検出コイルDC2を具備するプローブとを、2個ディスク(図示せず)上に並置して取付けた構成である。ディスクは、中心軸P1を中心に回転しながらY方向へ移動する。
渦電流探傷プローブがY方向へ移動したときの検出コイルDC1,DC2の軌跡は、図7(c-1)~(c-4)のようになる。具体的には、検出コイルDC1,DC2が一回転する間に渦電流探傷プローブがY方向へ移動する距離をSとすると、図7(c-1)は、S=0.75×W2、図7(c-2)は、S=1.0×W2、図7(c-3)は、S=1.5×W2、図7(c-4)は、S=2.0×W2のときの軌跡を示す。図7において、実線は、検出コイルDC1の軌跡を示し、破線は、検出コイルDC2の軌跡を示す。またW1は、図7(b)のように検出コイルDC1,DC2の幅に相当し、W2は、その2倍の幅に相当する。
図7(c-4)の場合、即ち、移動距離S=2.0×W2の場合、領域E2では、検出コイルの軌跡が粗になり、軌跡が密の領域よりもキズの検出精度は低くなる。したがって、領域E2を含まない上半分の領域を探傷に利用するのが望ましい。なお、領域E1には、検出コイルの軌跡が表記されていないが、これは検出コイルの回転開始時期に相当する領域であるため、検出コイルが通過しないからである。検出コイルが回転を開始してから半回転した以降は、領域E2のようになる。また、図7(c-4)において、領域E3は、検出コイルDC2が通る領域であり、領域E4は、検出コイルDC1が通る領域である。また、領域E3と領域E4は、位置がY方向へ互いに2分の1回転分(180度)ずれている。
図8によりその検出感度の相違を説明する。
図8(a)は、円筒状の被検査体Tの周面に渦電流探傷プローブを設置した状態の平面図であり、図8(b)は、図8(a)のX1-X1矢視断面図であり、図8(c)は、図8(a)のX2-X2矢視断面図である。
図8(b)の検出コイルDC1,DC2の底面と被検査体Tの検査面との距離(リフトオフ)は、HX1であり、図8(c)の検出コイルDC1,DC2の底面中央部と被検査体Tの検査面との距離(リフトオフ)は、HX2であるとすると、HX1<HX2となる。即ち、検出コイルDC1,DC2が、図8(a)のAの状態にあるとき、リフトオフは一番小さく、図8(a)のBの状態にあるとき、リフトオフは一番大きくなる。リフトオフが小さいと検出コイルDC1,DC2のキズ信号の検出感度は高くなるから、検出されるキズ信号の振幅は大きくなる。一方、リフトオフが大きいと検出コイルDC1,DC2のキズ信号の検出感度は低くなるから、検出されるキズ信号の振幅は小さくなる。
本発明は、検出コイルを回転させながら探傷する渦電流探傷プローブの前記問題点に鑑み、検出コイルのリフトオフによるキズ信号の検出感度偏差の小さい渦電流探傷方法及び渦電流探傷装置を提供することを目的する。
請求項2に記載の渦電流探傷方法は、励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した渦電流探傷プローブを回転して、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷方法において、検出コイルの回転位置におけるリフトオフに応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整することを特徴とする。
請求項3に記載の渦電流探傷方法は、請求項1又は請求項2に記載の渦電流探傷方法において、前記被検査体は、円筒体又は円柱体であることを特徴とする。
請求項4に記載の渦電流探傷装置は、励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した回転可能な渦電流探傷プローブを備え、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷装置において、検出コイルの回転位置を検出する回転位置検出部と、該回転位置検出部によって検出した回転位置に応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整する検出感度調整部とを備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の渦電流探傷装置は、励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した回転可能な渦電流探傷プローブを備え、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷装置において、検出コイルの回転位置におけるリフトオフを検出するリフトオフ検出部と、該リフトオフ検出部によって検出したリフトに応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整する検出感度調整部を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の渦電流探傷装置は、請求項4又は請求項5に記載の渦電流探傷装置において、前記被検査体は、円筒体又は円柱体であることを特徴とする。
本発明によれば、検出コイルの回転位置又はその回転位置のリフトオフを検出してキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整できるから、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面とのリフトオフが変化する被検査体を、略一定の検出感度で探傷できる。したがって、探傷の際、キズ信号を誤認することがなく、またキズ信号の処理もし易くなる。
本発明によれば、検出コイルの回転位置を検出することによってリフトオフを間接的に検出(推定)できるから、リフトオフの検出が容易で、その検出装置が簡単になる。
本発明によれば、検出コイルの回転位置におけるリフトオフを直接計測し、そのリフトオフに応じて検出感度を調整するから、検出感度を精密に調整できる。
本発明によれば、被検査体が円筒体であっても、略一定の検出感度で探傷できる。
図1(a)は、渦電流探傷プローブの平面図、図1(b)は、図1(a)のX4-X4矢視断面図、図1(c)は、図1(a)のX3-X3矢視断面図である。なお、励磁コイルと検出コイルの構成および配置は、図6、図7、図8の渦電流探傷プローブと同じである。
図1の渦電流探傷プローブは、励磁コイルEC1および検出コイルDC1を具備するプローブと、励磁コイルEC2および検出コイルDC2を具備するプローブとを、2個ディスクDS上に取付けて1個の渦電流探傷プローブを構成している。励磁コイルEC1,EC2の形状は、パンケーキ状(円形)であり、検出コイルDC1,DC2の形状は、開口を有する四角形(ロ字状)である。励磁コイルEC1と検出コイルDC1は、両コイルのコイル面が直交するように(コイル軸も直交するように)配置し、励磁コイルEC1内に検出コイルDC1を配置してある。同様に、励磁コイルEC2と検出コイルDC2は、両コイル面が直交するように(コイル軸も直交するように)配置し、励磁コイルEC2内に検出コイルDC2を配置してある。
なお、励磁コイルEC1,EC2の形状は、パンケーキ状に限らず、楕円形、四角形であってもよい。また、検出コイルDC1,DC2の形状は、四角形に限らず三角形、楕円形、円形であってもよい。また、励磁コイルEC1,EC2は、楕円形や長方形の励磁コイル1個で形成し、その1個の励磁コイル内に検出コイルDC1,DC2を配置してもよい。その場合には、渦電流探傷プローブは、構成が簡単になる。また、検出コイルDC1,DC2は、両コイルのコイル軸が交差するように配置してもよい。
図2(a)のA~Eは、検出コイルDC1,DC2の回転位置(回転角度)を示し、被検査体Tの中心軸L1方向に対する検出コイルDC1,DC2のコイル面の角度θが、θ=0度、45度、90度、135度、180度のときの回転位置をそれぞれ示す。また、図2(b)は、図2(a)のX5方向の回転位置A~Eにおける側面図とリフトオフHを示し、図2(c)は、それらの回転位置におけるリフトオフとキズ信号の検出感度の大きさを示す。
また、リフトオフは、検出コイルDC1,DC2と被検査体Tの検査面との距離であるから、被検査体Tの曲率によって変わる。
なお、角度θは、検出コイルDC1,DC2の回転角度であり、検出コイルDC1及び励磁コイルEC1を具備するプローブと、検出コイルDC2及び励磁コイルEC2を具備するプローブとからなる一組のプローブの回転角度であり、それらのプローブを取付けたディスクDSの回転角度でもある。
試験の各種条件は、次の通りである。
渦電流探傷プローブの励磁コイルとしては、線径0.16mm、巻数180ターン、内径2.5mmのパンケーキ状のコイルを、検出コイルとしては、線径0.05mm、巻数120ターン、幅(励磁コイルの直径方向の幅)1.5mmの四角形(ロ字状)のコイルを用いた。2個の検出コイルの間隔(底部中央部の距離)は、8.4mmと14mmに設定して試験した。被試験体Tは、直径73mmの鋼管に長さ25mm、幅0.3mm、深さ0.5mmのキズを図2(a)の回転位置A~Dの方向に形成したものを用いた。また、ディスクDSを5000rpmで回転させ、被試験体Tを管軸L1を中心に30rpmで回転させて、被試験体Tの表面を周方向に探傷した。
上記例では、検出感度の基準値が最大検出感度又は最小検出感度である場合について説明したが、それら以外の検出感度基準値、例えば回転位置B(θ=45度)での検出感度を基準値としてもよい。その場合には、回転位置A(θ=0度)での検出感度は、低くなるように調整し、回転位置C(θ=90度)での検出感度は、高くなるように調整する。
図3(a-1),(b-1)は、平面図であり、図3(a-2),(b-2)は、それぞれ図3(a-1),(b-1)のX6方向の側面図である。
まず、図3(a-1),(a-2)について説明する。
図3(a-1),(a-2)は、検出コイルの回転位置(回転角度)を検出する装置例を示す。なお、図3(a-1)では、光検出器MD1~MD4を省略している。
ディスクDSには、検出コイルDC1,DC2のコイル面の並びの延長に反射鏡M1を取付けてあり、ディスクDSは、中心軸P1を中心に回転する。ディスクDSが回転すると、反射鏡M1もディスクDSとともに回転する。また、ディスクDSと別体の取付部材(図示しせず)には、4個の光検出器MD1~MD4(MD4は図示せず)を、反射鏡M1の軌跡に沿って90度間隔で配置してある。光検出器MD1~MD4の位置は、図2のθが0度、90度、180度、270度の位置にそれぞれ相当する。光検出器MD1~MD4は、反射鏡M1が通過する度に位置信号を発生する。光検出器MD1~MD4の位置信号により、例えば被検査体Tの中心軸方向(図2のθ=0度)の基準位置からの検出コイルDC1,DC2の回転位置或いは回転角度を検出することができる。
具体的には、光検出器MD1~MD4には、それぞれ光源及び光検出素子が内蔵されている。光検出器MD1~MD4の下方に反射鏡M1が位置するとき、光検出器MD1~MD4の光源から出射した光は、反射鏡M1によって反射され、光検出器MD1~MD4の光検出素子によって検出される。一方、光検出器MD1~MD4の下方に反射鏡M1が位置しないとき、光検出器MD1~MD4の光源から出射した光は、ディスクDSの上面に照射される。ディスクDSの少なくとも上面を反射率の低い材料から形成しておけば、ディスクDSの上面に照射された光の反射光は、光検出器MD1~MD4の光検出素子でほとんど検出されなくなる。そして、光検出器MD1~MD4の光検出素子の受光量が大きくなったときに、光検出器MD1~MD4が所定の電気信号(位置信号)を発生する構成とすれば、光検出器MD1~MD4の下方に反射鏡M1が位置しているか否かを識別できる。
図3(a-1),(a-2)の装置の場合、反射鏡M1の代わりに発光ダイオード等の光源を用いてもよい。反射鏡M1の代わりに発光ダイオード等の光源を用いる場合、光検出器MD1~MD4は、前述した光源及び光検出素子の内、光源を内蔵する必要がなく、光検出素子のみを内蔵すればよい。
図3(a-1),(a-2)の装置の光検出器MD1~MD4は、4個に限らず、例えば45度間隔で配置して個数を多くすることもできる。その場合には、検出コイルDC1,DC2の回転位置をより精密に検出することができる。また、検出コイルDC1,DC2の回転位置をさらに精密に検出したい場合は、ディスクDSの回転軸に回転角センサ(ロータリーエンコーダ)を取付けてもよい。
図3(a-1),(a-2)の装置は、ディスクDSに取付けた反射鏡、光源等が光検出器を通過するときの位置信号を検出するのみで検出コイルの回転位置(回転角度)を検出できるから、装置が簡単になる。
図3(b-1),(b-2)は、検出コイルDC1,DC2の底面の中央部と被検査体Tの検査面との距離(リフトオフ)Hを直接計測する装置例を示す。
ディスクDSには、検出コイルDC1のコイル軸方向に沿った励磁コイルEC1の両外側にそれぞれ透光部(透過孔)LH11,LH12を形成し、検出コイルDC2のコイル軸方向に沿った励磁コイルEC2の両外側に透光部LH21,LH22を形成してある。ディスクDSは、中心軸P1を中心に回転する。透光部LH11,LH12には、レーザ距離計LD11,LD12(LD12のみ図示)がそれぞれ対向し、透光部LH21,LH22には、レーザ距離計LD21,LD22(LD22のみ図示)がそれぞれ対向している。4個のレーザ距離計LD11~LD22は、透光部LH11~LH22に対向した状態でディスクDSとともに回転する。
図4(a)は、ディスクDSを中心軸P1を中心に矢印方向(時計方向)へ回転しながら、渦電流探傷プローブをY1方向へ移動して探傷する例である。図4(b)は、ディスクDSを時計方向へ回転させながら、渦電流探傷プローブをY1方向へ移動させ、被検査体Tをその中心軸を中心にY2方向へ回転させて探傷する例である。図4(b)の場合、被検査体Tを回転させる代わりに渦電流探傷プローブを被検査体Tの周方向に回転させてもよい。
図5(a)は、被検査体Tに設置した渦電流探傷プローブの平面図(図5(b)のX7-X7矢視平面図(一部断面図))と渦電流探傷装置のブロック図を示し、図5(b)は、渦電流探傷プローブの側面図を示す。
ディスクDSには、直列接続した励磁コイルEC1,EC2と、直列接続した検出コイルDC1,DC2と、反射鏡M1とを取付けており、ディスクDSは、回転軸21に取付けている。回転軸21は、モータ23によって回転する。光検出器MD1,MD2,MD3,MD4は、取付部材22に取付けられており、90度間隔で配置している。光検出器の配置間隔は、90度に限らず、45度或いはさらに小さい角度に設定すれば回転位置をより精密に検出できる。
具体的には、回転位置検出部14は、例えば光検出器MD1から位置信号が供給された時刻からの経過時間をカウントする。そして、このカウントした経過時間に予め入力されたディスクDSの回転速度設定値を乗算することにより、反射鏡M1が光検出器MD1に対向した回転位置(即ち、光検出器MD1から位置信号が供給された時刻での回転位置)を起算点とする回転位置の変化量を算出する。次に、回転検出部14は、光検出器MD2から位置信号が供給されると同時に前記カウントした経過時間をゼロクリアし、光検出器MD2から位置信号が供給された時刻からの経過時間を新たにカウントする。そして、このカウントした経過時間にディスクDSの回転速度設定値を乗算することにより、反射鏡M1が光検出器MD2に対向した回転位置(即ち、光検出器MD2から位置信号が供給された時刻での回転位置)を起算点とする回転位置の変化量を算出する。以下、回転位置検出部14は、同様の手順を繰り返すことにより、コイルDC1,DC2の回転位置(例えば図2のθ=0度を基準位置とした回転位置)を検出する。
振幅調整部13のキズ信号は、キズ信号表示記憶部16に表示される。また必要に応じてキズ信号をメモリー等に記憶して保存する。
図5の渦電流探傷装置は、反射鏡と光検出器に代えて検出コイルの各回転位置におけるリフトオフを直接計測する装置(例えば図3(b-1),(b-2))を用いることもできる。その場合は、計測したリフトオフを回転位置検出部14に取込むように構成すればよい。
Claims (6)
- 励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した渦電流探傷プローブを回転して、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷方法において、検出コイルの回転位置に応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整することを特徴とする渦電流探傷方法。
- 励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した渦電流探傷プローブを回転して、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷方法において、検出コイルの回転位置におけるリフトオフに応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整することを特徴とする渦電流探傷方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の渦電流探傷方法において、前記被検査体は、円筒体又は円柱体であることを特徴とする渦電流探傷方法。
- 励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した回転可能な渦電流探傷プローブを備え、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷装置において、
検出コイルの回転位置を検出する回転位置検出部と、該回転位置検出部によって検出した回転位置に応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整する検出感度調整部とを備えていることを特徴とする渦電流探傷装置。 - 励磁コイル内に検出コイルを両コイルのコイル面が直交するように配置した回転可能な渦電流探傷プローブを備え、検出コイルの回転位置により検出コイルと検査面のリフトオフが変化する被検査体を探傷する渦電流探傷装置において、
検出コイルの回転位置におけるリフトオフを検出するリフトオフ検出部と、該リフトオフ検出部によって検出したリフトに応じてキズ信号の検出感度を検出感度基準値に調整する検出感度調整部とを備えていることを特徴とする渦電流探傷装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の渦電流探傷装置において、前記被検査体は、円筒体又は円柱体であることを特徴とする渦電流探傷装置。
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