JP7300367B2 - 電縫鋼管の溶接部の溶接面段差検出方法及び溶接面段差検出装置 - Google Patents
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Description
ただし、電縫鋼管の製管速度は極めて高速(標準的には60~120m/min)であるし、外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差は一般的に微小であるため、作業者の目視では精度良く溶接面段差を検出することが極めて困難である。また、製管速度が高速である場合、触感試験を実施することができない。
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、直接的に溶接面段差を測定する方法ではないため、十分な精度で溶接面段差を検出できない。特に、外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差は、溶接部のシーム位置が凹んだ凹状の段差となり、溶接部の境界近傍では高低差が殆ど生じない場合もある。また、外面ビード切削後には、切削バイトの曲率半径と溶接管の外半径との差に起因して、溶接部の縁部に溶接面段差とは別の段差(外削段差)が生じる場合がある。したがい、溶接部両側の境界近傍までの距離検出値の差を利用する特許文献1に記載の方法では、溶接面段差を精度良く検出することができない。
しかしながら、特許文献2に記載の方法も特許文献1に記載の方法と同様に、直接的に溶接面段差を測定する方法ではないため、十分な精度で溶接面段差を検出できない。特に、外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差は、溶接部のシーム位置が凹んだ凹状の段差となり、溶接部の境界近傍では高低差が殆ど生じない場合もある。また、外面ビード切削後には、切削バイトの曲率半径と溶接管の外半径との差に起因して、溶接部の縁部に溶接面段差とは別の段差(外削段差)が生じる場合がある。したがい、溶接部両側の被測定物外周面のプロフィールの溶接部中心位置に相当する位置における差を利用する特許文献2に記載の方法では、溶接面段差を精度良く検出することができない。
プローブコイルを上記のように回転走査した場合、電縫鋼管の外面の曲率に起因するリフトオフの変化も生じることになる。しかしながら、外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差に起因するリフトオフの変化と、電縫鋼管の外面の曲率に起因するリフトオフの変化とでは、その周波数が異なる。具体的には、溶接面段差に起因するリフトオフの変化の周波数は、電縫鋼管の外面の曲率に起因するリフトオフの変化の周波数よりも高いのが一般的である。したがい、プローブコイルの差動距離を調整することで、差動出力信号において、電縫鋼管の外面の曲率に起因するリフトオフの変化に応じた信号成分が低減し、溶接面段差に起因するリフトオフの変化に応じた信号成分のみが含まれ易い状態にできることを知見した。
なお、電縫鋼管の外面の曲率に起因するリフトオフの変化に応じた信号成分を低減するには、プローブコイルを電縫鋼管の周方向に沿って回転走査する(すなわち、電縫鋼管の軸心周りにプローブコイルを回転走査する)ことも考えられる。しかしながら、電縫鋼管は、一般的に、先行コイルから巻き出された薄板の後端部と、後行コイルから巻き出された薄板の先端部とを溶接して、順次繋ぎ合わせて製造されるため、この繋ぎ合わせた部位(中継ぎ部と称する)が存在する。したがい、この中継ぎ部がプローブコイルを電縫鋼管の周方向に沿って回転走査する機構に干渉するおそれがある。このため、プローブコイルを電縫鋼管の周方向に沿って回転走査する方法を電縫鋼管の製造工程に実際に適用することは極めて困難である。
すなわち、前記課題を解決するため、本発明は、外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差を検出する方法であって、前記電縫鋼管の軸心に対向し且つ前記溶接部の外面に対向する位置にある回転中心周りに、回転走査方向の差動出力が得られるプローブコイルを回転走査して前記電縫鋼管に誘起された渦電流を検出する走査ステップと、前記走査ステップで前記渦電流を検出することで前記プローブコイルから出力された差動出力信号の大きさに基づき、前記溶接面段差を検出する検出ステップと、を含み、前記走査ステップにおいて、前記回転中心を挟んで一直線上に配置された一対の前記プローブコイルを前記回転中心周りに回転走査し、前記検出ステップにおいて、前記一対のプローブコイルからそれぞれ出力された前記差動出力信号を差動演算して検出信号を生成し、前記検出信号の大きさに基づき、前記溶接面段差を検出する、ことを特徴とする電縫鋼管の溶接部の溶接面段差検出方法を提供する。
本発明では、プローブコイルとして、例えば、励磁コイルと、プローブコイルの回転走査方向に並置された一対の検出コイルと、を具備する相互誘導型の差動コイルを用いることができる。プローブコイルが上記の差動コイルである場合、プローブコイルの差動距離は、一対の検出コイルの中心間距離、すなわち、一対の検出コイルの離間距離(隙間)と検出コイル1個分の幅との和に等しい。プローブコイルの差動距離は、溶接面段差の幅(電縫鋼管の周方向に沿った寸法)の1/2程度に設定することが好ましい。溶接面段差の幅は、例えば、予め種々の溶接部に残存する溶接面段差について幅を調査して、その最小値や平均値をプローブコイルの差動距離を決定する上での溶接面段差の幅として用いればよい。
上記の外削段差は、溶接面段差に起因するプローブコイルのリフトオフの変化と同等の大きさで同等の周波数を含むプローブコイルのリフトオフの変化を生じさせる場合がある。この場合には、走査ステップで得られた差動出力信号には、溶接面段差に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分に加え、外削段差に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分が含まれてしまう。このため、検出ステップにおいて、差動出力信号の大きさに基づき、溶接面段差を精度良く検出できない(外削段差を過検出する)おそれがある。
このため、一方の縁部に生じている外削段差の方が高い場合(一方の縁部のみに外削段差が生じている場合も含む)、一方のプローブコイルから出力された差動出力信号のうち溶接部の一方の縁部に生じている外削段差に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分のピーク点の位置と、他方のプローブコイルから出力された差動出力信号のうち溶接部の一方の縁部に生じている外削段差に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分のピーク点の位置とがずれることになる。なお、上記2つの信号成分の位相はほぼ反転することになる。したがい、検出ステップにおいて、一対のプローブコイルからそれぞれ出力された差動出力信号を差動演算して検出信号を生成すれば、検出信号における外削段差(一方の縁部に生じている外削段差)に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分を相対的に小さくすることが可能である。
なお、前述のように、検出ステップにおいて、一対のプローブコイルからそれぞれ出力された差動出力信号の所定範囲の周波数成分を抽出し、この抽出した周波数成分を差動演算して検出信号を生成し、この検出信号の大きさに基づき、溶接面段差を検出することが好ましい。
なお、外削段差が両縁部に同等の高さで生じている場合には、検出信号における溶接部の両縁部に生じている外削段差に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分の正のピーク点の大きさ及び負のピーク点の大きさが小さいため、演算信号における外削段差に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分も相対的に小さくなり、問題とならない。
なお、シーム位置検出手段としては、例えば、光学的にシーム位置を検出する手段や、電磁気的にシーム位置を検出する手段など、種々の公知の手段を適用可能である。
なお、図1及び図2に示す構成要素の寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。後述の図4についても同様である。
図1又は図2に示すように、本実施形態に係る溶接面段差検出装置100は、プローブコイル11及び回転板12を具備する回転プローブ1と、渦流測定器2と、検出手段3と、を備えている。また、本実施形態に係る段差検出装置100は、シーム位置検出手段4と、追従機構5と、を備えている。
図2(a)に示すように、回転板12は、上記の駆動源により、電縫鋼管Pの軸心CLに対向し且つ溶接部Wの外面に対向する位置にある回転中心C周りに回転する。回転板12が回転することにより、回転板12に取り付けられたプローブコイル11は、回転中心C周りに回転走査されることになる。なお、本実施形態の回転板12は、平面視円形であり、一定の回転速度で安定して回転させ易い点では好ましい。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、プローブコイル11を取り付けることができ、回転中心C周りに回転することができる限りにおいて、平面視矩形など、種々の形状の回転板を採用することが可能である。
各プローブコイル11は、回転走査方向の差動出力が得られるプローブコイルである。具体的には、図2(b)に示すように、各プローブコイル11は、平面視円形の励磁コイル111と、励磁コイル111内に配置され、プローブコイル11の回転走査方向(図2(b)に示す状態ではY方向)に並置された平面視矩形の一対の検出コイル112、113と、を有する相互誘導型の差動コイルである。各プローブコイル11は、プローブコイル11の回転走査方向(図2(b)に示す矢符ωの方向)下流側に位置する検出コイル112の出力信号から、プローブコイル11の回転走査方向上流側に位置する検出コイル113の出力信号を減算したものを差動出力信号として出力するように構成されている。各プローブコイル11の差動距離(一対の検出コイル112、113の離間距離)は、溶接面段差WLの幅LW(図2(c)参照)の1/2程度に設定することが好ましい。
本実施形態では、励磁コイル111が平面視円形であり、検出コイル112、113が平面視矩形であるが、本発明はこれに限るものではなく、励磁コイル111及び検出コイル112、113の双方が平面視円形であったり、励磁コイル111及び検出コイル112、113の双方が平面視矩形であったり、励磁コイル111が平面視矩形であり、検出コイル112、113が平面視円形であるなど、種々の形状の励磁コイル111及び検出コイル112、113を採用することが可能である。また、プローブコイル11としては、相互誘導型の差動コイルに限るものではなく、検出コイルが励磁コイルとしての機能も奏する自己誘導型の差動コイルなど、回転走査方向の差動出力が得られる限りにおいて、種々の形式のプローブコイルを採用することが可能である。
なお、渦流測定器2は、検出コイル112、113の差動出力信号(具体的には、検出コイル112、113の差動出力信号に同期検波等の各種信号処理が施された信号)の所定範囲の周波数成分を抽出する抽出手段(例えば、ハイパスフィルタやバンドパスフィルタ等の周波数フィルタ)を備えることも可能である。
渦流測定器2のより具体的な構成については、公知の渦流探傷用の渦流探傷器と同様の標準的な機器構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態では、検出手段3を構成するコンピュータが、後述の画像処理手段42としての機能も果たすように構成されている。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、検出手段3と画像処理手段42とを別のコンピュータ等で構成することも可能である。
図1に示すように、本実施形態の追従機構5は、ドット状のハッチングを施した支持部51と、追従ローラ52と、移動部53と、固定部54と、を具備する。支持部51は、撮像手段41、回転プローブ1及び追従ローラ52を上方から支持している。また、支持部51は、移動部53に対して鉛直方向(Z方向)に移動可能に、移動部53に取り付けられている。追従ローラ52は、電縫鋼管Pの外面に接触し、電縫鋼管Pの外面の位置が鉛直方向に変化すると、これに応じて鉛直方向に移動する。追従ローラ52が鉛直方向に移動すると、追従ローラ52を支持する支持部51も移動部53に対して鉛直方向に移動する。支持部51が鉛直方向に移動すると、支持部51によって支持されている撮像手段41及び回転プローブ1も鉛直方向に移動する。これにより、回転プローブ1と電縫鋼管Pの外面との距離、ひいてはプローブコイル11と電縫鋼管Pの外面との距離が一定に保たれ、溶接面段差WLの検出精度を安定させることができる。また、撮像手段41と電縫鋼管Pの外面との距離が一定に保たれ、溶接部Wのシーム位置の検出精度を安定させることができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る溶接面段差検出方法の概略手順を示すフロー図である。
図3に示すように、本実施形態に係る溶接面段差検出方法は、走査ステップS1と、検出ステップS2と、を含んでいる。以下、各ステップS1、S2について順に説明する。
走査ステップS1では、電縫鋼管Pが軸心CL方向に搬送される。具体的には、シーム位置検出手段4の撮像手段41が配置されている側が搬送方向下流側となるように、図1(a)に矢符Vで示す方向に電縫鋼管Pが搬送される。電縫鋼管Pが搬送されている状態で、シーム位置検出手段4が電縫鋼管Pの溶接部Wのシーム位置を検出し、追従機構5が、シーム位置検出手段4で検出されたシーム位置に回転中心Cが正対するように、回転板12を電縫鋼管Pの周方向に沿って追従移動させる。
上記の状態において、走査ステップS1では、回転板12を回転中心C周りに回転することで、回転板12に取り付けられた各プローブコイル11(11a、11b)を回転走査する。この際、渦流測定器2が、各プローブコイル11が有する励磁コイル111に交流電流を通電するため、電縫鋼管Pに渦電流が誘起される。そして、各プローブコイル11が有する検出コイル112、113によって、誘起された渦電流を検出する。
図4(a)、(d)は、一対のプローブコイル11a、11bが電縫鋼管Pの軸心CLに対向し且つ溶接部Wの外面に対向する位置(溶接面段差WLに対向する位置)をほぼ同時に通過する状態を示している。図4(b)は、電縫鋼管Pの一方の縁部のみに外削段差W1が生じている場合において、白抜き矢符の基端側に示す位置で、一対のプローブコイル11a、11bのうち、プローブコイル11bが外削段差W1に対向する位置を通過した後、回転板12が反時計回りに回転して、白抜き矢符の基端側に示す位置で、プローブコイル11aが外削段差W1に対向する位置を通過する状態を示している。図4(e)は、図4(b)の白抜き矢符の先端側に示す位置でのプローブコイル11を軸心CL方向(X方向)から見た拡大正面図である。図4(d)は、電縫鋼管Pの両縁部に外削段差W1、W2が生じている場合において、白抜き矢符の基端側に示す位置で、プローブコイル11a及びプローブコイル11bがそれぞれ外削段差W2、W1に対向する位置を通過した後、回転板12が反時計回りに回転して、白抜き矢符の基端側に示す位置で、プローブコイル11a及びプローブコイル11bがそれぞれ外削段差W1、W2に対向する位置を通過する状態を示している。図4(f)は、図4(c)の白抜き矢符の先端側に示す位置でのプローブコイル11を軸心CL方向(X方向)から見た拡大正面図である。
図4(a)~(f)に示す各状態でも、各プローブコイル11が有する検出コイル112、113によって、誘起された渦電流が検出され、各プローブコイル11から差動出力信号が出力されることになる。
本実施形態の検出ステップS2では、好ましい態様として、一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力された差動出力信号を差動演算して検出信号を生成する。具体的には、検出手段3が、一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力された差動出力信号を差動演算して検出信号を生成する。
図5は、走査ステップS2で得られた差動出力信号及び検出ステップS2で生成した検出信号の一例を示す図である。
図5(a)は、一対のプローブコイル11a、11bが図4(d)に示す状態近傍に位置するときに一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力される差動出力信号の一例を示す図である。図5(b)は、一対のプローブコイル11a、11bが図4(e)に示す状態近傍に位置するときに一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力される差動出力信号の一例を示す図である。図5(c)は、一対のプローブコイル11a、11bが図4(f)に示す状態近傍に位置するときに一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力される差動出力信号の一例を示す図である。
なお、図5(a)に示す差動出力信号は、溶接面段差の深さLH(図2(c)参照)が50μmであるときに得られた差動出力信号である。また、図5(a)~図5(c)では、プローブコイル11aで渦電流を検出して出力された差動出力信号(図5(a)~図5(c)において実線で示す信号)と、プローブコイル11bで渦電流を検出して出力された差動出力信号(図5(a)~図5(c)において破線で示す信号)とを、時間軸(回転板12の回転位置)を揃えて重ねて図示している。
したがい、検出ステップS2において、一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力された差動出力信号を差動演算して検出信号を生成すれば、図5(d)に示すように、検出信号における溶接面段差WLに起因するリフトオフ変化に応じた信号成分(図5(d)では、単に「溶接面段差の信号成分」と記載)を大きくすることが可能である。
したがい、検出ステップS2において、一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力された差動出力を差動演算して検出信号を生成すれば、図5(e)に示すように、検出信号における外削段差W1に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分(図5(e)では、単に「外削段差の信号成分」と記載)を相対的に小さくすることが可能である。
したがい、検出ステップS2において、一対のプローブコイル11a、11bからそれぞれ出力された差動出力を差動演算して検出信号を生成すれば、図5(f)に示すように、検出信号における外削段差W1、W2に起因するリフトオフ変化に応じた信号成分(図5(f)では、単に「外削段差の信号成分」と記載)を小さくすることが可能である。
図6(a)と図5(d)とを比較すれば分かるように、図6(a)に示す演算信号における溶接面段差WLに起因するリフトオフ変化に応じた信号成分(図6(a)では、単に「溶接面段差の信号成分」と記載)の大きさは、図5(d)に示す検出信号における溶接面段差WLに起因するリフトオフ変化に応じた信号成分の大きさ(絶対値AB1及び絶対値AB2のうち大きい方の値)よりも大きくなる。
そして、図6(b)に示すように、所定領域ARの範囲を適切に設定(図6(b)に示す例では、データ点数20に設定)することで、深さH=50μmの溶接面段差WLについて良好な検出能(S/N比=3)を得ることができている。
2・・・渦流測定器
3・・・検出手段
4・・・シーム位置検出手段
5・・・追従機構
11、11a、11b・・・プローブコイル
12・・・回転板
41・・・撮像手段
42・・・画像処理手段
51・・・支持部
52・・・追従ローラ
53・・・移動部
54・・・固定部
100・・・溶接面段差検出装置
C・・・回転中心
CL・・・軸心
P・・・電縫鋼管
W・・・溶接部
W1、W2・・・外削段差
WL・・・溶接面段差
Claims (4)
- 外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差を検出する方法であって、
前記電縫鋼管の軸心に対向し且つ前記溶接部の外面に対向する位置にある回転中心周りに、回転走査方向の差動出力が得られるプローブコイルを回転走査して前記電縫鋼管に誘起された渦電流を検出する走査ステップと、
前記走査ステップで前記渦電流を検出することで前記プローブコイルから出力された差動出力信号の大きさに基づき、前記溶接面段差を検出する検出ステップと、
を含み、
前記走査ステップにおいて、前記回転中心を挟んで一直線上に配置された一対の前記プローブコイルを前記回転中心周りに回転走査し、
前記検出ステップにおいて、前記一対のプローブコイルからそれぞれ出力された前記差動出力信号を差動演算して検出信号を生成し、前記検出信号の大きさに基づき、前記溶接面段差を検出する、
ことを特徴とする電縫鋼管の溶接部の溶接面段差検出方法。 - 前記検出ステップにおいて、前記検出信号の所定領域毎に、前記所定領域内の前記検出信号の最大値と最小値との差を演算して演算信号を生成し、前記演算信号の大きさに基づき、前記溶接面段差を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電縫鋼管の溶接部の溶接面段差検出方法。 - 外面ビード切削後の電縫鋼管の溶接部に残存する溶接面段差を検出する装置であって、
前記電縫鋼管の軸心に対向し且つ前記溶接部の外面に対向する位置にある回転中心周りに回転走査され、前記電縫鋼管に誘起された渦電流を検出して、回転走査方向の差動出力が得られる、前記回転中心を挟んで一直線上に配置された一対のプローブコイルと、
前記渦電流を検出することで前記一対のプローブコイルからそれぞれ出力された差動出力信号を差動演算して検出信号を生成し、前記検出信号の大きさに基づき、前記溶接面段差を検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする電縫鋼管の溶接部の溶接面段差検出装置。 - 前記プローブコイルが取り付けられ、前記回転中心周りに回転する回転板と、
前記溶接部のシーム位置を検出するシーム位置検出手段と、
前記シーム位置検出手段で検出された前記シーム位置に前記回転中心が正対するように、前記回転板を前記電縫鋼管の周方向に沿って追従移動させる追従機構と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の電縫鋼管の溶接部の溶接面段差検出装置。
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