JP4247723B2 - 渦流探傷方法及び渦流探傷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管や棒鋼等の円柱状又は円筒状の被探傷材に存在する欠陥を検出する渦流探傷方法及び渦流探傷装置に関する。特に、本発明は、円柱状又は円筒状の被探傷材に存在する何れの方向に延びる欠陥をも同じプローブコイルを用いて精度良く検出することが可能な渦流探傷方法及び渦流探傷装置に関する。
鋼管や棒鋼には種々の欠陥が存在し、これら欠陥を検出するために従来より渦流探傷方法等の非破壊検査手法が適用されている。素材起因の欠陥である場合には、圧延によって欠陥が鋼管や棒鋼の軸方向に延ばされるため、軸方向に延びる欠陥となるのが一般的である。一方、圧延工程で生じる欠陥の場合、圧延時の応力の方向やメタルフローに起因した方向に延びる欠陥となる。このように、鋼管や棒鋼には種々の方向に延びる欠陥が存在し得るため、何れの方向に延びる欠陥をも精度良く検出することが望まれている。
従来、種々の方向に延びる欠陥を検出する渦流探傷法として、例えば、特許文献1に記載の方法が提案されている。具体的には、特許文献1には、被検査材と該被検査材面に対して垂直磁場を形成するセンサコイルとを相対移動させつつ欠陥を検出する渦流探傷方法において、前記センサコイルを回転板に配設し、該回転板を回転させることにより、センサコイルを前記相対移動の移動方向に対して略45°の角度で走査することを特徴とする渦流探傷方法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の欄等)。
特許文献1に記載の方法によれば、相対移動の移動方向(被検査材の軸方向)に対して45°の角度でセンサコイルを走査するため、この走査方向に直交する方向(被検査材の軸方向に対して135°の方向)に延びる欠陥の検出能は良好であるといえる。しかしながら、軸方向に延びる欠陥(以下、適宜「軸方向欠陥」という)や周方向に延びる欠陥(以下、適宜「周方向欠陥」という)については共に、欠陥の検出感度(欠陥におけるセンサコイルの出力信号の最大振幅)が低下して、これら欠陥を見逃す虞がある。
以上のように、従来の渦流探傷方法では、同じセンサコイル(プローブコイル)を用いて、軸方向欠陥及び周方向欠陥の双方、さらにはその中間の方向に延びる欠陥を同時に精度良く検出することはできないという問題があった。
特開平2−173560号公報
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、円柱状又は円筒状の被探傷材に存在する何れの方向に延びる欠陥をも同じプローブコイルを用いて精度良く検出することが可能な渦流探傷方法及び渦流探傷装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明の発明者らは鋭意検討した結果、以下の(1)〜(3)の知見を得た。
(1)回転走査するプローブコイルとして、被探傷材に誘起された渦電流を検出した検出信号の走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルを用いることにより、プローブコイルと被探傷材とのリフトオフ変動に起因したノイズ信号の振幅を抑制可能である。
(2)プローブコイルを回転走査する際の回転半径を被探傷材の外半径以下に設定すると共に、プローブコイルの回転中心を被探傷材の軸心に正対させることにより、被探傷材に存在する何れの方向に延びる欠陥に対しても、欠陥の延びる方向と直交する方向にプローブコイルを走査することが可能となる結果、直交する方向にプローブコイルを走査しない場合に比べて欠陥の検出感度(差動出力の最大振幅)を高めることができる。
(3)ただし、回転半径を大きく設定し過ぎると、一回転の間にプローブコイルと被探傷材とのリフトオフが大きく変動し、各方向に延びる欠陥の検出感度の差が増大する。具体的には、軸方向欠陥と直交する方向にプローブコイルが走査される状態のときに最もリフトオフが小さくなるため、各方向に延びる欠陥の内、軸方向欠陥の検出感度が最も高くなる。一方、周方向欠陥と直交する方向にプローブコイルが走査される状態のときに最もリフトオフが大きくなるため、各方向に延びる欠陥の内、周方向欠陥の検出感度が最も低くなる。そして、プローブコイルの回転半径が大きくなればなるほど、上記のリフトオフの差が大きくなるため、軸方向欠陥と周方向欠陥の検出感度の差が増大する。従って、軸方向欠陥及び周方向欠陥の双方、さらにはその中間の方向に延びる欠陥の何れをも精度良く検出するには、軸方向欠陥と周方向欠陥の検出感度の差が許容範囲内となるように回転半径を設定することが肝要である。
本発明は、上記発明者らの知見に基づき完成されたものである。すなわち、本発明は、円柱状又は円筒状の被探傷材に対向配置されたプローブコイルを前記被探傷材に対して回転走査することにより前記被探傷材に存在する欠陥を検出する渦流探傷方法であって、前記プローブコイルとして、前記被探傷材に誘起された渦電流を検出した検出信号の前記走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルを用い、前記プローブコイルの回転中心を前記被探傷材の軸心に正対させると共に、前記被探傷材に設けた軸方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅と前記被探傷材に設けた周方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅との差が予め定めた許容範囲内となるように、前記プローブコイルの回転中心と前記プローブコイルの中心との距離を設定することを特徴とする渦流探傷方法を提供するものである。
なお、本発明における「プローブコイル」には、検出コイルが被探傷材に交流磁界を作用させる励磁コイルの機能を兼ねる自己誘導型コイル、及び、検出コイルと励磁コイルとが別体とされた相互誘導型コイルの双方が含まれる。また、本発明における「被探傷材に誘起された渦電流を検出した検出信号の走査方向についての差動出力が得られるプローブコイル」としては、プローブコイルの走査方向に沿って並設された一対の検出コイルを具備し、被探傷材に対向配置された各検出コイルでの検出信号の差(差動出力)を出力するように構成された、いわゆる自己比較方式のプローブコイルを例示することができる。なお、前記一対の検出コイルの並設方向をプローブコイルの走査方向と完全に一致させることは必ずしも必要ではなく、プローブコイルの走査方向に直交する方向に延びる人工きずでの差動出力が得られる(人工きずでの差動出力がノイズ信号と識別可能となる)限りにおいて、プローブコイルの走査方向に対して傾斜する方向に一対の検出コイルを並設することも可能である。また、円環状の励磁コイルと、該励磁コイル内に設置されプローブコイルの走査方向の磁界を検出するように構成された(走査方向周りに導線が巻回された)矩形の検出コイルとを具備する、いわゆる一様渦流コイルと称されるプローブコイルを用いることも可能である。なお、前記矩形の検出コイルの軸心方向(磁界検出方向)をプローブコイルの走査方向と完全に一致させることは必ずしも必要ではなく、プローブコイルの走査方向に直交する方向に延びる人工きずでの差動出力が得られる(人工きずでの差動出力がノイズ信号と識別可能となる)限りにおいて、プローブコイルの走査方向に対して矩形の検出コイルの軸心を傾けて設置することも可能である。さらに、本発明における「プローブコイルの回転中心を被探傷材の軸心に正対させる」とは、プローブコイルの回転中心を通る直線と被探傷材の軸心とが互いに直角に交差する状態であることを意味する。
また、前記課題を解決するべく、本発明は、回転板と、該回転板に設置されたプローブコイルとを備え、円柱状又は円筒状の被探傷材に対向配置された前記回転板を前記被探傷材に対して回転させて前記プローブコイルを回転走査することにより前記被探傷材に存在する欠陥を検出する渦流探傷装置であって、前記プローブコイルは、前記被探傷材に誘起された渦電流を検出した検出信号の前記走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルとされ、前記回転板は、該回転板の回転中心が前記被探傷材の軸心に正対する位置に配置され、前記回転板の回転中心と前記プローブコイルの中心との距離は、前記被探傷材に設けた軸方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅と前記被探傷材に設けた周方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅との差が予め定めた許容範囲内となるように設定されていることを特徴とする渦流探傷装置としても提供される。
本発明によれば、円柱状又は円筒状の被探傷材に存在する何れの方向に延びる欠陥に対しても、欠陥の延びる方向と直交する方向にプローブコイルを走査することができるため、欠陥の検出感度(差動出力の最大振幅)を高めることが可能である。また、最も検出感度の差が大きくなる軸方向欠陥(軸方向に延びる人工きず)と周方向欠陥(周方向に延びる人工きず)の検出感度の差(差動出力の最大振幅の差)が予め定めた許容範囲内となるようにプローブコイルの回転中心とプローブコイルの中心との距離を設定するため、何れの方向に延びる欠陥に対してもその検出感度の差を許容範囲内とすることが可能である。従って、本発明によれば、被探傷材に存在する何れの方向に延びる欠陥をも同じプローブコイルを用いて精度良く検出することが可能である。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態について、被探傷材が鋼管である場合を例に挙げて説明する。
<渦流探傷装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る渦流探傷装置の概略構成を示す図であり、図1(a)は正面図を、図1(b)は図1(a)に示すプローブコイルの平面図を示す。図2は、図1に示すプローブコイルを回転走査した状態を示す説明図であり、図2(a)は軸方向欠陥と直交する方向にプローブコイルが走査されている状態を、図2(b)は周方向欠陥と直交する方向にプローブコイルが走査されている状態を示す。図1に示すように、本実施形態に係る渦流探傷装置100は、回転板1と、回転板1に設置されたプローブコイル2とを備え、鋼管Pに対向配置された回転板1を鋼管Pに対して回転(図1(a)に示す矢符θの方向に回転)させてプローブコイル2を回転走査することにより鋼管Pに存在する欠陥を検出する装置である。回転板1は、モータ等の回転駆動源3によって回転する。プローブコイル2には公知の渦流探傷器(図示せず)が接続されている。この渦流探傷器は、プローブコイル2に交流電流を通電すると共に、プローブコイル2から出力された差動出力に基づいて、鋼管Pに存在する欠陥を検出するように構成されている。なお、鋼管Pと回転板1とは、鋼管Pの周方向に相対回転(例えば、鋼管Pが図1(a)の矢符φの方向に回転)すると共に、鋼管Pの軸方向に相対移動(例えば、鋼管Pが図1(b)の矢符Xの方向に移動)し、これにより鋼管Pの外表面全体が探傷されることになる。
プローブコイル2は、上記の渦流探傷器から通電された交流電流により鋼管Pに交流磁界を作用させて渦電流を誘起すると共に、鋼管Pに誘起された渦電流を検出するように構成されている。そして、プローブコイル2は、鋼管Pに誘起された渦電流を検出した検出信号の前記走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルとされている。具体的に説明すれば、本実施形態に係るプローブコイル2は、鋼管Pに交流磁界を作用させる励磁コイル(図示せず)と渦電流を検出するための検出コイルとが別体とされた相互誘導型コイルであると共に、走査方向に沿って並設された一対の検出コイル21、22を具備し、各検出コイル21、22での検出信号の差(差動出力)を出力するように構成された、いわゆる自己比較方式のコイルとして機能する。プローブコイル2の励磁コイルは、鋼管Pの外面に垂直な方向に交流磁界を作用させる一方、検出コイル21、22は、渦電流によって生じる鋼管Pの外面に垂直な方向の交流磁界の変化を検出する。各検出コイル21、22は前述のように走査方向に沿って並設されており、プローブコイル2を鋼管Pに対して回転走査することにより、プローブコイル2からは各検出コイル21、22に対向する鋼管Pの部位についての検出信号の差(差動出力)が出力される。従って、プローブコイル2(特に検出コイル21、22)と鋼管Pとのリフトオフ変動に起因したノイズ信号の振幅を抑制可能である。
回転板1は、該回転板1の回転中心RC(プローブコイル2の回転中心に相当)が鋼管の軸心PCに正対する位置に配置されている。すなわち、回転板1の回転中心RCを通る直線と鋼管Pの軸心PCとが互いに直角に交差する状態とされている。そして、回転板1の回転中心RCとプローブコイル2の中心との距離R(プローブコイル2の回転半径に相当)は、鋼管Pの外半径以下に設定されている。このため、鋼管Pに存在する何れの方向に延びる欠陥に対しても、欠陥の延びる方向と直交する方向にプローブコイル2を走査することが可能となる結果、直交する方向にプローブコイル2を走査しない場合に比べて欠陥の検出感度(プローブコイル2の差動出力の最大振幅)を高めることができる。
ただし、プローブコイル2の回転半径Rを大きく設定し過ぎると、一回転の間にプローブコイル2と鋼管Pとのリフトオフが大きく変動し、各方向に延びる欠陥の検出感度(差動出力の最大振幅)の差が増大する。図2(a)に示すように、鋼管Pに存在する軸方向欠陥F1での差動出力の振幅は、プローブコイル2が鋼管Pの軸方向と直交する方向(図2(a)に示す矢符A又はBの方向)に走査されるときに最大となり、このときに軸方向欠陥F1の検出感度は最も高まる。そして、軸方向欠陥F1と直交する方向にプローブコイル2が走査される状態のときに最もリフトオフが小さくなる(この状態でのリフトオフは、図1(a)に示すLとなる)ため、各方向に延びる欠陥の内、軸方向欠陥F1の検出感度が最も高くなる。一方、図2(b)に示すように、鋼管Pに存在する周方向欠陥F2での差動出力の振幅は、プローブコイル2が鋼管Pの周方向と直交する方向(図2(b)に示す矢符C又はDの方向)に走査されるときに最大となり、このときに周方向欠陥F2の検出感度は最も高まる。しかしながら、周方向欠陥F2と直交する方向にプローブコイル2が走査される状態のときに最もリフトオフが大きくなる(この状態でのリフトオフは、図1(a)に示すL+ΔLとなる)ため、各方向に延びる欠陥の内、周方向欠陥F2の検出感度が最も低くなる。そして、プローブコイル2の回転半径Rが大きくなればなるほど、上記のリフトオフの差が大きくなるため、軸方向欠陥F1と周方向欠陥F2の検出感度の差が増大する。従って、軸方向欠陥F1及び周方向欠陥F2の双方、さらにはその中間の方向に延びる欠陥の何れをも精度良く検出するには、軸方向欠陥F1と周方向欠陥F2の検出感度の差が許容範囲内となるように回転半径Rを設定することが肝要である。
このため、回転板1の回転中心RCとプローブコイル2の中心との距離(プローブコイル2の回転半径)Rは、鋼管Pに設けた軸方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅(図2(a)に示す状態のときに得られる差動出力の最大振幅)と鋼管Pに設けた周方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅(図2(b)に示す状態のときに得られる差動出力の最大振幅)との差が予め定めた許容範囲内となるように設定されている。このように、最も検出感度の差が大きくなる軸方向欠陥(軸方向に延びる人工きず)と周方向欠陥(周方向に延びる人工きず)の検出感度の差(差動出力の最大振幅の差)が予め定めた許容範囲内となるようにプローブコイル2の回転中心RCとプローブコイル2の中心との距離Rを設定するため、何れの方向に延びる欠陥に対してもその検出感度の差を許容範囲内とすることが可能である。従って、本実施形態に係る渦流探傷装置100によれば、鋼管Pに存在する何れの方向に延びる欠陥をも同じプローブコイル2を用いて精度良く検出することが可能である。
プローブコイル2が回転走査によって一回転する間のリフトオフ変動は、たとえプローブコイル2の回転半径Rが一定であっても、鋼管Pの外半径に応じて変動する(鋼管Pの外半径が大きければリフトオフ変動は小さくなる)。また、たとえリフトオフ変動が一定であっても、鋼管Pに設けた軸方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅と鋼管Pに設けた周方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅との差は、鋼管Pの材質に応じて変動する。従って、上記の差動出力の最大振幅の差が許容範囲内となるようなプローブコイル2の回転半径Rは、被探傷材である鋼管Pの外半径や材質に応じて設定する必要がある。回転半径Rの具体的な設定方法については後述する。
なお、本実施形態では、プローブコイル2として、一対の検出コイル21、22の並設方向とプローブコイル2の走査方向とが完全に一致する構成について例示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、図3に示すように、プローブコイル2の走査方向(図3に示す状態では、矢符Aの方向)に直交する方向に延びる欠陥(図3に示す例では軸方向欠陥F1)での差動出力が得られる(差動出力がノイズ信号と識別可能となる)限りにおいて、プローブコイル2の走査方向Aに対して傾斜する方向(図3(a)の矢符A1で示す方向や、図3(b)の矢符A2で示す方向等)に一対の検出コイル21、22を並設することも可能である。
また、本実施形態では、プローブコイル2として、走査方向に沿って並設された一対の検出コイル21、22を具備し、各検出コイル21、22での検出信号の差(差動出力)を出力するように構成された、いわゆる自己比較方式のコイルを例示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明における、被探傷材(鋼管P)に誘起された渦電流を検出した検出信号の走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルとしては、図4に示すように、円環状の励磁コイル23と、励磁コイル23内に設置されプローブコイルの走査方向(図3に示す状態では、矢符Eの方向)の磁界を検出するように構成された(走査方向周りに導線が巻回された)矩形の検出コイル24とを具備する、いわゆる一様渦流コイルと称されるプローブコイル2’を用いることも可能である。
図4では、プローブコイル2’として、矩形の検出コイル24の軸心方向とプローブコイル2’の走査方向Eとが完全に一致する構成について例示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、図5に示すように、プローブコイル2’の走査方向Eに直交する方向に延びる欠陥(図5に示す例では周方向欠陥F2)での差動出力が得られる(差動出力がノイズ信号と識別可能となる)限りにおいて、プローブコイル2’の走査方向Eに対して矩形の検出コイル24の軸心を傾けて(図5(a)の矢符E1で示す方向や、図5(b)の矢符E2で示す方向等に傾けて)設置することも可能である。
以下、プローブコイル2又は2’の回転半径Rの具体的な設定方法について説明する。
プローブコイル2又は2’の回転半径Rの設定に際しては、まず最初に、実際に探傷を行う鋼管と同じ材質の鋼管Pを用いて、欠陥の検出感度に対するプローブコイル2又は2’のリフトオフの影響を調査する試験を行う。具体的には、図6に示すように、軸方向に延びる人工きずFを鋼管Pに設けると共に、プローブコイル2又は2’を、鋼管Pの軸心PCに正対する位置であって、且つ、リフトオフLだけ鋼管Pから離間した位置に対向配置し、鋼管Pを周方向に回転させて人工きずFの検出感度(人工きずFにおける差動出力の最大振幅)を評価する。
この際、自己比較方式のプローブコイル2を用いるのであれば、その一対の検出コイル21、22の並設方向は、実際にプローブコイル2を回転走査して探傷を行う際の並設方向と一致させる。つまり、前述した図2に示すように、実際の探傷時に一対の検出コイル21、22の並設方向をプローブコイル2の走査方向と完全に一致させるのであれば、本試験におけるプローブコイル2の走査方向は鋼管Pの周方向であるため、本試験における一対の検出コイル21、22は、その並設方向を鋼管Pの周方向に一致させて配置する。また、前述した図3に示すように、実際の探傷時に一対の検出コイル21、22をプローブコイル2の走査方向に対して傾斜する方向に並設するのであれば、本試験における一対の検出コイル21、22も、その並設方向を鋼管Pの周方向に対して同じように傾斜させて配置する。
また、いわゆる一様渦流コイルと称されるプローブコイル2’を用いるのであれば、その矩形の検出コイル24の軸心方向(磁界検出方向)は、実際にプローブコイル2’を回転走査して探傷を行う際の軸心方向と一致させる。つまり、前述した図4に示すように、実際の探傷時に矩形の検出コイル24の軸心方向をプローブコイル2’の走査方向と完全に一致させるのであれば、本試験におけるプローブコイル2’の走査方向は鋼管Pの周方向であるため、本試験における矩形の検出コイル24は、その軸心方向を鋼管Pの周方向に一致させて配置する。また、前述した図5に示すように、実際の探傷時に矩形の検出コイル24の軸心をプローブコイル2’の走査方向に対して傾けて設置するのであれば、本試験における矩形の検出コイル24も、その軸心を鋼管Pの周方向に対して同じように傾けて配置する。
以上に説明した評価を、鋼管Pとプローブコイル2又は2’とのリフトオフLを所定範囲内で変更して繰り返すことにより、欠陥の検出感度に対するプローブコイル2又は2’のリフトオフの影響を調査する。
図7は、低合金鋼(磁性材)からなる鋼管Pについて、上記のようにして、欠陥の検出感度に対する自己比較方式のプローブコイル2のリフトオフの影響を調査した試験結果の一例を示すグラフである。具体的には、低合金鋼からなり、外径140mm、肉厚6mmの鋼管Pに、人工きずFとして軸方向に延びる5%ノッチ(深さ0.3mm)を設け、プローブコイル2のリフトオフLを1mm〜3mmの間で変更して試験を行った。図7に示す結果より、例えば、リフトオフL=2mmを基準とする(L=2mmのときの欠陥検出感度を100%とする)と、この基準リフトオフに設定したときの欠陥検出感度よりも欠陥検出感度が2dB低下する(約80%となる)リフトオフは、約2.35mmとなる。なお、一様渦流コイルと称されるプローブコイル2’についても、同様の試験を行ったところ、図7に示すグラフと同様の結果が得られた。
従って、軸方向欠陥(軸方向に延びる人工きず)と周方向欠陥(周方向に延びる人工きず)の検出感度の差の許容範囲を例えば2dBとすれば(周方向欠陥の検出感度が軸方向欠陥の検出感度よりも2dBまで低下することを許容するとすれば)、図7に示す例の場合、プローブコイル2又は2’の回転走査に伴うリフトオフ変動の許容範囲は、約0.35mm(=2.35mm−2mm)となる。すなわち、図1(a)に示すΔLが0.35mm以下となるように、プローブコイル2又は2’の回転半径Rを設定すればよい。この回転半径Rは、鋼管Pの外径を2rとすると、幾何学的に、下記の式(1)によって算出可能である。
R=r・sin[cos−1{(r−ΔL)/r}] ・・・ (1)
例えば、ΔL=0.35mmとすると、上記式(1)により、外径140mm(すなわち、r=70mm)の鋼管Pに対して設定すべき回転半径Rは約7mmとなる。
以上に説明したように、プローブコイル2又は2’の回転半径Rは、概略以下の(a)〜(c)の手順で設定することが可能である。
(a)実際に探傷を行う鋼管と同じ材質の鋼管Pを用いて、欠陥の検出感度に対するプローブコイル2又は2’のリフトオフの影響を調査する(上記の例では、図7に示す試験結果を得る)。
(b)上記(a)で調査した結果に基づき、予め定めた軸方向欠陥と周方向欠陥の検出感度の差の許容範囲(上記の例では、2dB)内に収まる検出感度差となるようなリフトオフ変動の許容範囲(上記の例では、約0.35mm)を算出する。
(c)上記(b)で算出したリフトオフ変動の許容範囲内でΔLを設定し(上記の例では、ΔL=0.35mm)、式(1)に基づき、プローブコイル2又は2’の回転半径R(上記の例では、R=7mm)を設定する。
なお、前述のように、被探傷材に設けた軸方向欠陥と周方向欠陥の検出感度の差は、被探傷材の材質に応じて変動する。換言すれば、図7に示すような欠陥の検出感度に対するプローブコイル2又は2’のリフトオフの影響は、被探傷材の材質に応じて異なる。
図8は、オーステナイト系ステンレス鋼(非磁性材)からなる鋼管及びフェライト系ステンレス鋼(磁性材)からなる鋼管のそれぞれについて、図7に示す場合と同様の方法で、欠陥の検出感度に対する自己比較方式のプローブコイル2のリフトオフの影響を調査した試験結果の一例を示すグラフである。具体的には、外径178mm、肉厚8mmの鋼管(オーステナイト系ステンレス鋼及びフェライト系ステンレス鋼)Pに、人工きずFとして軸方向に延びる5%ノッチ(深さ0.4mm)を設け、プローブコイル2のリフトオフLを1mm〜3mmの間で変更して試験を行った。なお、一様渦流コイルと称されるプローブコイル2’についても、同様の試験を行ったところ、図8に示すグラフと同様の結果が得られた。
図8に示す結果より、例えば、リフトオフL=2mmを基準とする(L=2mmのときの欠陥検出感度を100%とする)と、この基準リフトオフに設定したときの欠陥検出感度よりも欠陥検出感度が2dB低下する(約80%となる)リフトオフは、オーステナイト系ステンレス鋼の場合には約2.25mmとなり、フェライト系ステンレス鋼の場合には約2.4mmとなる。従って、プローブコイル2又は2’の回転走査に伴うリフトオフ変動の許容範囲は、オーステナイト系ステンレス鋼の場合には約0.25mm(=2.25mm−2mm)となり、フェライト系ステンレス鋼の場合には約0.4mm(=2.4mm−2mm)となる。
上記のように、欠陥の検出感度に対するプローブコイル2又は2’のリフトオフの影響(リフトオフ変動の許容範囲)は、被探傷材の材質に応じて異なる。従って、被探傷材の材質毎にプローブコイル2又は2’のリフトオフの影響を調査する試験を行い、その試験結果に基づき、被探傷材の材質毎にプローブコイル2又は2’の回転半径Rを設定することが好ましい。
表1は、以上に説明した方法により設定した回転半径Rで、実際にプローブコイル2又は2’を回転走査し、軸方向欠陥(軸方向に延びる人工きず)及び周方向欠陥(周方向に延びる人工きず)を設けた鋼管(低合金鋼)を探傷した結果の一例を示す。
Figure 0004247723
表1に示すように、実際にプローブコイル2又は2’を回転走査した場合にも、軸方向欠陥(軸方向5%ノッチ)の検出感度を100%としたときの周方向欠陥(周方向5%ノッチ)の検出感度は80%以上となり、予め定めた軸方向欠陥と周方向欠陥の検出感度の差の許容範囲(2dB)内となることが実証できた。
図1は、本発明の一実施形態に係る渦流探傷装置の概略構成を示す図であり、図1(a)は正面図を、図1(b)は図1(a)に示すプローブコイルの平面図を示す。 図2は、図1に示すプローブコイルを回転走査した状態を示す説明図であり、図2(a)は軸方向欠陥と直交する方向にプローブコイルが走査されている状態を、図2(b)は周方向欠陥と直交する方向にプローブコイルが走査されている状態を示す。 図3は、図1に示すプローブコイルの変形例を示す説明図である。 図4は、本発明に係る渦流探傷装置を構成するプローブコイルの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図5は、図4に示すプローブコイルの変形例を示す説明図である。 図6は、本発明に係る渦流探傷装置を構成するプローブコイルの回転半径を設定する際に行う試験の概要を示す説明図であり、図6(a)は斜視図を、図6(b)は正面図を示す。 図7は、図6に示す試験結果の一例を示すグラフである。 図8は、図6に示す試験結果の他の例を示すグラフである。
符号の説明
1・・・回転板
2、2’・・・プローブコイル
3・・・回転駆動源
21、22、24・・・検出コイル
23・・・励磁コイル
P・・・鋼管(被探傷材)
PC・・・鋼管(被探傷材)の軸心
RC・・・回転板の回転中心(プローブコイルの回転中心)

Claims (2)

  1. 円柱状又は円筒状の被探傷材に対向配置されたプローブコイルを前記被探傷材に対して回転走査することにより前記被探傷材に存在する欠陥を検出する渦流探傷方法であって、
    前記プローブコイルとして、前記被探傷材に誘起された渦電流を検出した検出信号の前記走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルを用い、
    前記プローブコイルの回転中心を前記被探傷材の軸心に正対させると共に、
    前記被探傷材に設けた軸方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅と前記被探傷材に設けた周方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅との差が予め定めた許容範囲内となるように、前記プローブコイルの回転中心と前記プローブコイルの中心との距離を設定することを特徴とする渦流探傷方法。
  2. 回転板と、該回転板に設置されたプローブコイルとを備え、円柱状又は円筒状の被探傷材に対向配置された前記回転板を前記被探傷材に対して回転させて前記プローブコイルを回転走査することにより前記被探傷材に存在する欠陥を検出する渦流探傷装置であって、
    前記プローブコイルは、前記被探傷材に誘起された渦電流を検出した検出信号の前記走査方向についての差動出力が得られるプローブコイルとされ、
    前記回転板は、該回転板の回転中心が前記被探傷材の軸心に正対する位置に配置され、
    前記回転板の回転中心と前記プローブコイルの中心との距離は、前記被探傷材に設けた軸方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅と前記被探傷材に設けた周方向に延びる人工きずでの差動出力の最大振幅との差が予め定めた許容範囲内となるように設定されていることを特徴とする渦流探傷装置。
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