JP2008292280A - 渦流探傷方法、挿入型プローブ該挿入型プローブを用いた渦流探傷装置 - Google Patents
渦流探傷方法、挿入型プローブ該挿入型プローブを用いた渦流探傷装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】長尺の引抜管の内面に生ずる縦傷を検出できる渦流探傷方法、挿入型プローブ及び該挿入型プローブを用いた渦流探傷装置を提供する。
【解決手段】検査対象管3の内面周方向に渦電流を発生させ、検査対象管3の内面側において周方向に所定の間隔を離して一対の検出コイル19a,19bを配置し、検査対象管3を管軸回りに回転させると共に一対の検出コイル19a,19bを管軸方向に移動させ、一対の検出コイル19a,19bで検出される信号を比較して前記管内面の縦傷を検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】検査対象管3の内面周方向に渦電流を発生させ、検査対象管3の内面側において周方向に所定の間隔を離して一対の検出コイル19a,19bを配置し、検査対象管3を管軸回りに回転させると共に一対の検出コイル19a,19bを管軸方向に移動させ、一対の検出コイル19a,19bで検出される信号を比較して前記管内面の縦傷を検出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば引抜管内面に生ずる縦傷を検出する渦流探傷方法、挿入型プローブ該挿入型プローブを用いた渦流探傷装置に関する。
引抜管は、例えば引抜きダイスと引抜きプラグの組み合わせからなる引抜き加工装置を用いて、引抜きダイスと引抜きプラグとの間に通した素管を引抜くことにより製造される。
このとき、プラグと素管内面に例えば微細な切子が介在した場合には、引抜管の内面に微細な縦傷が生ずる場合がある。
このとき、プラグと素管内面に例えば微細な切子が介在した場合には、引抜管の内面に微細な縦傷が生ずる場合がある。
このような縦傷は、引抜管を曲げ加工する際などに管の割れの原因となることがある。このため、引抜管の製造過程において、一定の深さの傷を有する引抜管については不良品として製品としての出荷対象から除外する必要があり、引抜管を傷の有無およびその深さによって選別することが必要となる。
管内面に生ずる傷を検知する探傷に関しては、例えば熱交換器チューブの内面傷の検査を行なうものとして以下のものが提案されている。
試験すべき管内面表層部を磁石によって、最大透磁率を示す磁束密度以下に局部的に弱磁化するとともに、該磁石の周囲に巻回した検査コイルに交流電流を加え、前記磁石および検査コイルを管内で移動させながら探傷コイルのインピーダンス変化を測定して管内面表層部を探傷することを特徴とする管内面表層部の渦流探傷試験方法(特許文献1参照)。
特開平8−136509号公報
試験すべき管内面表層部を磁石によって、最大透磁率を示す磁束密度以下に局部的に弱磁化するとともに、該磁石の周囲に巻回した検査コイルに交流電流を加え、前記磁石および検査コイルを管内で移動させながら探傷コイルのインピーダンス変化を測定して管内面表層部を探傷することを特徴とする管内面表層部の渦流探傷試験方法(特許文献1参照)。
特許文献1に示されたような従来の渦流探傷装置を用いた欠陥検査方法は、検査対象である管内にプローブを挿入し、管内面に渦電流を発生させ、プローブを管軸方向に移動して、管軸方向での健全部と傷部における渦電流の変化を検出することによって傷の有無を検出するものである。
ところが、引抜管の内面には、上述したように管の全長に亘る縦傷が発生することがあり、このような縦傷が発生した場合においては、管軸方向で変化がなく、従来の管軸方向での変化を検出する方法では検出ができない。
ところが、引抜管の内面には、上述したように管の全長に亘る縦傷が発生することがあり、このような縦傷が発生した場合においては、管軸方向で変化がなく、従来の管軸方向での変化を検出する方法では検出ができない。
上記のように、従来の渦流探傷方法では引抜管の内面縦傷を検出することができない。また、渦流探傷方法ではなく、光学的に縦傷を検出することも考えられるが、この場合、管の長さが短い場合には可能であるが、例えば数メートルに及ぶような長尺の引抜管については、現実的でない。
このため、現状では数メートルに及ぶ引抜管の内面縦傷については、管を切断して断面を目視検査するという方法が採られている。
しかし、目視検査では時間と手間がかかる。そこで、長尺の引抜管の内面に生ずる縦傷を検出する方法、装置の開発が望まれていた。
しかし、目視検査では時間と手間がかかる。そこで、長尺の引抜管の内面に生ずる縦傷を検出する方法、装置の開発が望まれていた。
本発明は係る課題を解決するためになされたものであり、長尺の引抜管の内面に生ずる縦傷を検出できる渦流探傷方法、挿入型プローブ及び該挿入型プローブを用いた渦流探傷装置を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る管内面の縦傷検出方法は、検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させ、前記検査対象管の内面側において周方向に所定の間隔を離して一対の検出コイルを配置し、前記検査対象管を管軸回りに回転させると共に前記一対の検出コイルを管軸方向に移動させ、前記一対の検出コイルで検出される信号を比較して前記管内面の縦傷を検出することを特徴とするものである。
(2)また、本発明に係る挿入型プローブは、検査対象管の管内に挿入して渦流探傷を行なう挿入型プローブであって、前記検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させる励磁コイルと前記渦電流の変化を検出する一対の検出コイルを備えてなるセンサ部と、該センサ部を保持すると共に前記検査対象管の内面に沿うように外周部が形成されたホルダ部とを有し、前記励磁コイルは前記検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させるように構成され、前記一対の検出コイルは前記ホルダ部を前記管内に挿入した状態で前記管内面の周方向に所定間隔を離して配置されるように設置されていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、外径がホルダ部よりも大径に形成されて前記ホルダ部に着脱可能に構成された適用径用ホルダを備えてなることを特徴とするものである。
(4)また、上記(2)又は(3)に記載のものにおいて、検出コイルは、ホルダ部を検査対象管に挿入した状態においてコイル軸が検査対象管の管軸方向に向くように設置されていることを特徴とするものである。
(5)また、上記(2)又は(3)に記載のものにおいて、検出コイルは、ホルダ部を検査対象管に挿入した状態においてコイル端面が検査対象管の内面に対向するように設置されていることを特徴とするものである。
(6)本発明に係る渦流探傷装置は、上記(2)〜(5)のいずれかに記載のプローブを用いた渦流探傷装置であって、一対の検出コイルから得られる検出信号を比較して、比較して得られる信号が予め定めた閾値を超えたときに傷有りと判定する判定手段を備えてなることを特徴とするものである。
本発明においては、検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させ、内周面の周方向に所定の間隔を離して一対の検出コイルを配置し、前記検査対象管を管軸回りに回転させると共に前記検出コイルを管軸方向に移動させ、前記一対の検出コイルで検出される信号を比較して前記管内面の縦傷を検出するようにしたので、管内面の軸方向に延びる縦傷であっても確実に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る渦流探傷装置の構成を説明する説明図である。
本実施の形態に係る渦流探傷装置は、センサ部1が設けられて検査対象管3内に挿入される挿入型プローブ5と、挿入型プローブ5を管内に挿入するための挿入治具7と、前記センサ部1からの信号を入力して縦傷の検出を行う探傷器9と、を備えている。以下、各構成を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る渦流探傷装置の構成を説明する説明図である。
本実施の形態に係る渦流探傷装置は、センサ部1が設けられて検査対象管3内に挿入される挿入型プローブ5と、挿入型プローブ5を管内に挿入するための挿入治具7と、前記センサ部1からの信号を入力して縦傷の検出を行う探傷器9と、を備えている。以下、各構成を詳細に説明する。
<挿入型プローブ>
図2は挿入型プローブ5の説明図、図3は図2の矢視A−A断面図である。
挿入型プローブ5は、検査対象管3の内面周方向に渦電流を発生させこの渦電流の変化を検出するセンサ部1と、該センサ部1を保持すると共に検査対象管3の内面に沿うように外周部が形成されたホルダ部11とを備えている。
図2は挿入型プローブ5の説明図、図3は図2の矢視A−A断面図である。
挿入型プローブ5は、検査対象管3の内面周方向に渦電流を発生させこの渦電流の変化を検出するセンサ部1と、該センサ部1を保持すると共に検査対象管3の内面に沿うように外周部が形成されたホルダ部11とを備えている。
(ホルダ部)
ホルダ部11は、図2、図3に示すように、検査対象管3の内周面に沿うように円柱形に形成されている。そして、ホルダ部11は、ホルダ部11を検査対象管3に挿入したときに、センサ部1が管内面に対向するようにセンサ部1を保持している。
ホルダ部11を検査対象管3に沿うように円柱形にすることにより、走査時においてセンサ部1と管内面との距離を一定に保持することができ、距離の変化の影響を防止できる。
ホルダ部11は、図2、図3に示すように、検査対象管3の内周面に沿うように円柱形に形成されている。そして、ホルダ部11は、ホルダ部11を検査対象管3に挿入したときに、センサ部1が管内面に対向するようにセンサ部1を保持している。
ホルダ部11を検査対象管3に沿うように円柱形にすることにより、走査時においてセンサ部1と管内面との距離を一定に保持することができ、距離の変化の影響を防止できる。
ホルダ部11には挿入治具7が取り付けられており、その基端側(ホルダ部11と反対側)には、不合格と判定されたときに点灯する合否ランプ13が設けられている。また、データ取込の開始と停止を指示するためのスイッチ15が設けられている。
(センサ部)
図4、図5はセンサ部1の説明図であり、ホルダ部11の一部を拡大して示している。図4が図3と同じ方向から見た図であり、図5が図4の矢視B−B図である。センサ部1は、検査対象となる管に渦電流を発生させる励磁コイル17と、発生した渦電流の変化を検出する一対の検出コイル19a,19bを備えている。
励磁コイル17は、ホルダ部11を管内に挿入した状態でコイル軸が管軸方向と平行になるように配置されており(図6参照)、電流が流れると、管内面の周方向(図7の矢印で示す方向)の渦電流を発生させる。
図4、図5はセンサ部1の説明図であり、ホルダ部11の一部を拡大して示している。図4が図3と同じ方向から見た図であり、図5が図4の矢視B−B図である。センサ部1は、検査対象となる管に渦電流を発生させる励磁コイル17と、発生した渦電流の変化を検出する一対の検出コイル19a,19bを備えている。
励磁コイル17は、ホルダ部11を管内に挿入した状態でコイル軸が管軸方向と平行になるように配置されており(図6参照)、電流が流れると、管内面の周方向(図7の矢印で示す方向)の渦電流を発生させる。
一対の検出コイル19a,19bは、図4に示されるように、ホルダ部11を検査対象管3に挿入した状態において検査対象管3の内面周方向に所定の間隔を離して配置される。一対の検出コイル19a,19bは、これら一対のコイルと図示しない2つの抵抗とによって、ブリッジ回路を構成しており、一対の検出コイル19a,19bは、生ずる磁界が逆相になるように差動接続されている。すなわち、一対の検出コイル19a,19bを備えて構成されるブリッジ回路によって、自己比較方式によって縦傷を検出するように構成されている。
検出コイルを配置する方向としては2つの方向が考えられる。一つは、図8に示すように、ホルダ部11を検査対象管3に挿入した状態においてコイル軸が検査対象管3の半径方向になる方向である。この方向に配置すると、検出コイルと管内面との距離に変化が生じた場合にも、その変化の影響を受けることが少ない。
なお、上記のような配置は、コイル軸が検査対象管3の半径方向と一致していなくても、コイル端面が検査対象管3の内面に対向するように配置することで同様の効果が得られる。
また、他の配置方向としては、図9に示すように、ホルダ部11を検査対象管3に挿入した状態において検出コイルのコイル軸が検査対象管3の管軸方向と平行になる方向である。この方向に配置すると、渦電流の変化に対する感度が向上する。
なお、上記のような配置は、コイル軸が検査対象管3の半径方向と一致していなくても、コイル端面が検査対象管3の内面に対向するように配置することで同様の効果が得られる。
また、他の配置方向としては、図9に示すように、ホルダ部11を検査対象管3に挿入した状態において検出コイルのコイル軸が検査対象管3の管軸方向と平行になる方向である。この方向に配置すると、渦電流の変化に対する感度が向上する。
また、励磁コイル17と一対の検出コイル19a,19bの配置関係は、図4、図5に示すように、検出コイルが励磁コイル17のコイル内に位置するように配置されている。このように配置することで、励磁コイル17を検査対象管3の内面に近接して配置できるため、検査対象管3の内面に強い渦電流を発生させることができ、精度の高い傷検出ができる。
<探傷器>
探傷器9は、発振器、ブリッジ回路、増幅器を備えた探傷器ボード21と、探傷器ボートの信号処理を行うCPU23と、信号の波形を表示する液晶画面25と、励磁コイル17に交流電流を流すための電源27とを備えている。また、探傷器9にはデータ入力部29を介してノート型のPC31(パーソナルコンピュータ)が接続されており、探傷器9で検出されたデータがPC31に送られてデータの記録ができるようになっている。
探傷器9は、発振器、ブリッジ回路、増幅器を備えた探傷器ボード21と、探傷器ボートの信号処理を行うCPU23と、信号の波形を表示する液晶画面25と、励磁コイル17に交流電流を流すための電源27とを備えている。また、探傷器9にはデータ入力部29を介してノート型のPC31(パーソナルコンピュータ)が接続されており、探傷器9で検出されたデータがPC31に送られてデータの記録ができるようになっている。
CPU23が所定のプログラムを実行することで、検出された傷に対する合否の判定を行う判定手段、液晶画面25にリサージュ波形を表示するための信号処理を行う信号処理手段が構成される。判定手段は、ブリッジ回路からの差動信号が予め定めた値よりも大きいときに不合格との判定を行う。判定手段によって不合格と判定された場合には、合否ランプ13が点灯するように構成されている。なお、合否ランプ13の点灯に代えて、不合格のときにブザーを鳴らすようにしてもよい。
次に上記のように構成された本実施の形態の動作を説明する。図10〜図14は動作説明図であり、管内面に生じた縦傷32と検出コイルとの位置関係((a)図)および当該位置関係にあるときに生ずる信号波形((b)図)を示している。図10(a)〜図14(a)において、図中の矢印の方向は、検査対象管3の回転方向を示している。
検査に際しては、検査対象となる管を、管軸回りに検査対象管3を回転できる検査台に載置する。この状態で、挿入型プローブ5を管内に挿入し、検査対象管3を所定の速度で回転させ、スイッチ15をオンにして、挿入型プローブ5を管軸方向に移動させて検査を行う。
一対の検出コイル19a,19bが共に傷のない健全部にあるときには(図10(a)参照)、モニタには波形が現れない(図10(b)参照)。検査対象管3が回転して、検出コイル19bが縦傷32の位置に来ると(図11(a))、縦傷32による渦電流の変化が検知され、モニタには8の字のリサージュ波形が現れる(図11(b)参照)。また、このとき検出された信号が予め定めた値よりも大きい場合には、判定手段によって不合格との判定が行われ、合否ランプ13が点灯する。
なお、本実施の形態では、自己比較方式を採用しているので、センサ部1と検査対象管3との距離の変化によるノイズの影響を受けにくく、縦傷32を精度よく検出できる。
なお、本実施の形態では、自己比較方式を採用しているので、センサ部1と検査対象管3との距離の変化によるノイズの影響を受けにくく、縦傷32を精度よく検出できる。
さらに検査対象管3が回転して、縦傷32が一対の検出コイル19a,19bの間に位置したときには(図12(a)参照)、渦電流が中央にある縦傷32の影響を受けるためモニタに小さな波形が現れる(図12(b)参照)。検査対象管3がさらに回転して、検出コイル19aが縦傷32の位置に来ると(図13(a))、縦傷32による渦電流の変化が検出され、モニタには8字のリサージュ波形が現れる(図13(b)参照)。検査対象管3がさらに回転して、一対の検出コイル19a,19bが共に健全部に位置したときには(図14(a)参照)、モニタには波形が現れない(図14(b)参照)。
以上のように、本実施の形態においては、検査対象管3の内面に周方向に渦電流を発生させ、管内面の周方向に所定の間隔を離して配置した一対の検査コイルによって、渦電流の変化を検知するようにしたので、引抜管の内面に生ずる縦傷のように、管軸方向全長に亘って生ずる縦傷を確実に検出することができる。
また、検査対象管3の内面に沿うような円柱状のホルダ部11にセンサ部1を設置した挿入型プローブ5を採用したので、センサ部1と管内面との距離の変化の影響を少なくして、精度よく縦傷32の検出ができる。
また、検査対象管3の内面に沿うような円柱状のホルダ部11にセンサ部1を設置した挿入型プローブ5を採用したので、センサ部1と管内面との距離の変化の影響を少なくして、精度よく縦傷32の検出ができる。
なお、検査対象管径が大きくなった場合には、図15に示すように、ホルダ部11に外径が大径の管に適用できるように形成された適用径用ホルダ33を設けるようにすればよい。
適用径用ホルダ33は、ホルダ部11を挿入できる円柱状の孔35を有している。そして、ホルダ部11を挿入した状態で、図15、図16に示すように、センサ部1が覆われることがないように、孔35の上部に開口部37が設けられている。
適用径用ホルダ33は、ホルダ部11を挿入できる円柱状の孔35を有している。そして、ホルダ部11を挿入した状態で、図15、図16に示すように、センサ部1が覆われることがないように、孔35の上部に開口部37が設けられている。
また、適用径用ホルダ33の内面両側には軸方向に延びる凸条39が形成されている。一方、ホルダ部11の外周面の両側には、適用径用ホルダ33を連結するための凹溝41が形成されている。適用径用ホルダ33は、凸条39をホルダ部11の凹溝41に挿入することで、ホルダ部11に回転方向の動きを規制した状態で取り付けられる。適用径用ホルダ33を取り付けた状態では、図16に示すように、センサ部1が適用径用ホルダ33で覆われることなく検査対象管3の内面に対向配置されており、適用径用ホルダ33を取り付けていない状態と同様に、検査対象管3の管内面との距離を一定に保持して縦傷の検査ができる。
このような適用径用ホルダ33を設けることにより、検査対象管3の内径が大きくなった場合にも同一の挿入型プローブ5を使用することができる。
このような適用径用ホルダ33を設けることにより、検査対象管3の内径が大きくなった場合にも同一の挿入型プローブ5を使用することができる。
1 センサ部
3 検査対象管
5 挿入型プローブ
7 挿入治具
9 探傷器
11 ホルダ部
13 合否ランプ
15 スイッチ
17 励磁コイル
19a,19b 検出コイル
21 探傷器ボード
23 CPU
25 液晶画面
27 電源
29 データ入力部
31 PC
32 縦傷
33 適用径ホルダ
35 孔
37 開口部
39 凸条
41 凹溝
3 検査対象管
5 挿入型プローブ
7 挿入治具
9 探傷器
11 ホルダ部
13 合否ランプ
15 スイッチ
17 励磁コイル
19a,19b 検出コイル
21 探傷器ボード
23 CPU
25 液晶画面
27 電源
29 データ入力部
31 PC
32 縦傷
33 適用径ホルダ
35 孔
37 開口部
39 凸条
41 凹溝
Claims (6)
- 検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させ、前記検査対象管の内面側において周方向に所定の間隔を離して一対の検出コイルを配置し、前記検査対象管を管軸回りに回転させると共に前記一対の検出コイルを管軸方向に移動させ、前記一対の検出コイルで検出される信号を比較して前記管内面の縦傷を検出することを特徴とする渦流探傷方法。
- 検査対象管の管内に挿入して渦流探傷を行なう挿入型プローブであって、
前記検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させる励磁コイルと前記渦電流の変化を検出する一対の検出コイルを備えてなるセンサ部と、該センサ部を保持すると共に前記検査対象管の内面に沿うように外周部が形成されたホルダ部とを有し、前記励磁コイルは前記検査対象管の内面周方向に渦電流を発生させるように構成され、前記一対の検出コイルは前記ホルダ部を前記管内に挿入した状態で前記管内面の周方向に所定間隔を離して配置されるように設置されていることを特徴とする挿入型プローブ。 - 外径がホルダ部よりも大径に形成されて前記ホルダ部に着脱可能に構成された適用径用ホルダを備えてなることを特徴とする請求項2に記載の挿入型プローブ。
- 検出コイルは、ホルダ部を検査対象管に挿入した状態においてコイル軸が検査対象管の管軸方向に向くように設置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の挿入型プローブ。
- 検出コイルは、ホルダ部を検査対象管に挿入した状態においてコイル端面が検査対象管の内面に対向するように設置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の挿入型プローブ。
- 請求項2〜5のいずれかに記載のプローブを用いた渦流探傷装置であって、一対の検出コイルから得られる検出信号を比較して、比較して得られる信号が予め定めた閾値を超えたときに傷有りと判定する判定手段を備えてなることを特徴とする渦流探傷装置。
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JP2007137834A JP2008292280A (ja) | 2007-05-24 | 2007-05-24 | 渦流探傷方法、挿入型プローブ該挿入型プローブを用いた渦流探傷装置 |
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---|---|---|---|---|
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2007
- 2007-05-24 JP JP2007137834A patent/JP2008292280A/ja active Pending
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