WO2010053099A1 - スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法 - Google Patents

スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法 Download PDF

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Abstract

 主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を高めることで、主体金具を小径化しても振動等による溶接部での破断を回避することができるスパークプラグを提供する。スパークプラグ100は、主体金具11と接地電極14との溶接部のうち、主体金具11の先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、接地電極14のうち、接地電極14と溶接部との境界のうち最も軸方向先端を通り軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、S2≧Sの関係を満足している。

Description

スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法
 本発明は、スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法に関し、より詳細には、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接部分の改良に関する。
 従来のスパークプラグは、軸方向に延びると共に、外周部にねじ部が形成された筒状の主体金具と、この主体金具に嵌め込まれて保持された筒状の絶縁体と、この絶縁体内に配置された円柱状の中心電極と、がそれぞれの軸がその径方向で略同心円状となるように配置されている。また、柱状の接地電極が、その中間部で曲げられて略L字形状に形成され、且つ主体金具の先端部にその基端部が溶接接合されると共にその先端部が中心電極の先端部に対向配置されている構造を有している。そして、このとき、所定の火花放電ギャップが中心電極の先端部と接地電極の先端部との間に形成されている。このような構造のスパークプラグは、例えばエンジン等の内燃機関のシリンダヘッド等に取り付けられ、燃焼室に供給される混合気への着火源として使用される。
 ところで、近年のエンジンの複雑化に伴ってスパークプラグの小型化が一層要求される中、主体金具のねじ部のねじ径の小径化が求められている。このため、接地電極の基端部が溶接される主体金具の先端部の肉厚の薄肉化が進み、接地電極の基端部の肉厚を薄肉にせざるをえず、接地電極の消耗や温度上昇による耐久性の低下、及び振動による破損等の問題が生じている。
 そこで、この対策の1つとして接地電極の厚さを従来に比較して拡大すると共に、断面積も十分に確保するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2003-7423号公報
 ここで、前述の特許文献1のように、このような問題を解決するために、従来、接地電極の基端部の断面積をあえて大きくして主体金具の先端部に溶接することが行われており、この問題に対し、ある一定の効果を得ることができるが、更に厳しい使用条件においては溶接強度が不足するおそれがあり、更なる改善を行う余地があった。
 本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を高めることで、主体金具を小径化しても振動等による溶接部での破断をより確実に回避することができるスパークプラグ及びスパークプラグの製造方法を提供することにある。
 本発明の前述した目的は、下記構成により達成される。
(1) 軸方向に延びるように形成された筒状の主体金具と、
 当該主体金具に保持され、当該主体金具の先端部から自身の先端部が露出された筒状の絶縁体と、
 当該絶縁体の前記先端部から自身の先端部が露出されるように当該絶縁体内に配置された中心電極と、
 前記主体金具の前記先端部から延出されるように前記主体金具の先端面に自身の基端部が溶接され、且つ先端部と前記中心電極の前記先端部との間に火花放電ギャップが形成された接地電極と、
を備えるスパークプラグであって、
 前記接地電極の前記基端部は、前記主体金具の前記先端部の外周側面よりも径方向外側又は内周側面よりも径方向内側の少なくとも一方にはみ出した状態で前記主体金具の前記先端面に溶接されており、
 前記主体金具と前記接地電極との溶接部のうち、前記主体金具の前記先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、
 前記接地電極のうち、前記接地電極と前記溶接部との境界のうち最も前記軸方向先端を通り前記軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、
   S2≧S
の関係式を満足する
スパークプラグ。
(2) S2≧1.1Sの関係を満足する
ことを特徴とする上記(2)に記載のスパークプラグ。
(3) 前記溶接部は、前記主体金具と前記接地電極との溶接の際に、前記主体金具の前記先端部が径方向に膨出した部分を含む
上記(1)又は(2)に記載のスパークプラグ。
(4) 前記主体金具の前記先端部の径方向肉厚tと前記接地電極の前記基端部の肉厚Tとの関係が
   t<T
である
上記(1)~(3)のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
(5) 前記溶接部における、前記接地電極よりも外側にはみ出した溶接はみ出し部位であって、前記接地電極の構成成分を50質量%以上含む部位の前記軸方向における平均厚みWが
   W≧0.1mm
である
上記(1)~(4)のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
(6) 前記溶接はみ出し部位は、前記接地電極の横断面における長辺の少なくとも一辺に形成されている
上記(1)~(5)のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
(7) 前記主体金具は、相手部材に取り付けるために自身の外周部に形成された取付け用のねじ部を有し、該ねじ部のねじ径は、M10以下である
上記(1)~(6)のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
(8) 軸方向に延びるように形成された筒状の主体金具と、
 当該主体金具に保持され、当該主体金具の先端部から自身の先端部が露出された筒状の絶縁体と、
 当該絶縁体の前記先端部から自身の先端部が露出されるように当該絶縁体内に配置された中心電極と、
 前記主体金具の前記先端部から延出されるように前記主体金具の先端面に自身の基端部が抵抗溶接され、且つ先端部と前記中心電極の前記先端部との間に火花放電ギャップが形成された接地電極と、
を備え、
 前記主体金具の前記先端部の径方向肉厚tと前記接地電極の前記基端部の肉厚Tとの関係がt>Tとされたスパークプラグの製造方法であって、
 前記主体金具の前記先端面に前記接地電極の前記基端部を前記抵抗溶接する際には、該接地電極に外嵌されるように筒状に形成されて、且つその内周面の、前記抵抗溶接時に前記接地電極の基端側に位置する縁部に、溶融金属の逃げ部が設けられた溶接チャックを用いて当該抵抗溶接が行われ、これにより
 前記主体金具と前記接地電極との溶接部のうち、前記主体金具の前記先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、
 前記接地電極のうち、前記接地電極と前記溶接部との境界のうち最も前記軸方向先端を通り前記軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、
   S2≧S
の関係を満足する
スパークプラグの製造方法。
(9) 前記主体金具は、相手部材に取り付けるために自身の外周部に形成された取付け用のねじ部を有し、該ねじ部のねじ径は、M10以下である
上記(8)に記載のスパークプラグの製造方法。
 上記(1)の構成によれば、接地電極の肉厚を大きくするがために、接地電極の基端部が主体金具の先端部からはみ出した状態で溶接されても、前記主体金具と前記接地電極との溶接部のうち、前記主体金具の前記先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、前記接地電極のうち、前記接地電極と前記溶接部との境界のうち最も前記軸方向先端を通り前記軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、S2≧Sの関係を満足するので、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接部の断面積を接地電極の基端部の断面積に比べて大きくすることができる。これにより、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を高めることができ、主体金具を小径化しても振動等による溶接部での破断をより確実に回避することができる。
 上記(2)の構成によれば、S2≧1.1Sの関係を満足するので、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接部の断面積を接地電極の基端部の断面積に比べてより大きくすることができ、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度をさらに高めることができる。
 上記(3)の構成によれば、溶接部は、主体金具と接地電極との溶接の際に、主体金具の先端部が径方向に膨出した部分を含むとよい。この場合には、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を効果的に高めることができる。
 上記(4)の構成によれば、主体金具の先端部の径方向肉厚tと接地電極の基端部の肉厚(厚さ)Tとの関係がt<Tである場合においても、本発明を適用すれば、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度をより効果的に高めることができる。
 上記(5)の構成によれば、溶接部における、接地電極よりも外側にはみ出した溶接はみ出し部位であって、接地電極の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における平均厚みWがW≧0.1mmであることにより、溶接部にクラックが発生するおそれがなく、溶接強度をさらに向上させることができる。
 上記(6)の構成によれば、接地電極のより大きな応力がかかる部分である横断面における長辺部分に溶接はみ出し部位が存在することで、溶接強度をさらに効果的に高めることができる。
 上記(7)の構成によれば、主体金具のねじ部のねじ径がM10以下と著しく小さい場合においても、本発明を適用すれば、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を効果的に高めることができる。
 上記(8)の構成によれば、主体金具の先端面に接地電極の基端部を抵抗溶接する際に、S2≧Sの関係を満足するように、接地電極に外嵌される筒状の溶接チャックの内周面の、抵抗溶接時に接地電極の基端側に位置する縁部に、溶融金属の逃げ部を設けて、これにより積極的に主体金具と接地電極との溶接部を大きくすることができるので、主体金具の先端部の径方向肉厚tと接地電極の基端部の肉厚Tとの関係がt>Tとなる場合においても、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を効果的に高めることができる。
 上記(9)の構成によれば、主体金具のねじ部のねじ径がM10以下と著しく小さい場合においても、本発明を適用すれば、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を効果的に高めることができる。
 本発明によれば、主体金具の先端部と接地電極の基端部との溶接強度を高めることで、主体金具を小径化しても振動等による溶接部での破断をより確実に回避することができるスパークプラグ及びスパークプラグの製造方法を提供することができる。
本発明に係るスパークプラグの実施形態を示す断面図である。 図1における要部拡大図である。 図2におけるX部の拡大断面図である。 (a)は図3におけるA-A線断面図であり、(b)は図3におけるB-B線断面図である。 溶接部における、接地電極よりも外側にはみ出した溶接はみ出し部位であって、接地電極の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における平均厚みWを示す側面図である。 (a)は溶接部における溶接はみ出し部位が接地電極の横断面における内側の長辺にある状態の溶接部の模式断面図、(b)は溶接部における溶接はみ出し部位が接地電極の横断面における外側の長辺にある状態の溶接部の模式断面図、(c)は接地電極の2つの短辺が内側と外側に位置するように溶接したときの、溶接部における溶接はみ出し部位が接地電極の横断面における2つの長辺にある状態の溶接部の模式断面図である。 本発明に係るスパークプラグの製造方法の実施形態を説明するための工程図である。 本発明に係るスパークプラグの製造方法の実施形態の第1変形例を説明するための工程図である。 本発明に係るスパークプラグの製造方法の実施形態の第2変形例を説明するための工程図である。
 以下、本発明に係るスパークプラグ及びスパークプラグの製造方法の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
 図1は本発明に係るスパークプラグの実施形態を示す断面図であり、図2は図1における要部拡大図であり、図3は図2におけるX部の拡大断面図であり、図4(a)は図3におけるA-A線断面図であり、図4(b)は図3におけるB-B線断面図である。
 図1に示すように、本実施形態のスパークプラグ100は、軸方向に延びるように筒状に形成された主体金具11と、この主体金具11に嵌め込まれて保持され、この主体金具11の先端部11aから自身の先端部12aが露出された筒状の絶縁体12と、この絶縁体12の先端部12aから自身の先端部13aが露出されるようにこの絶縁体12内に配置された中心電極13と、主体金具11の先端部11aから延出されるようにこの先端部11aに自身の基端部14aが溶接により接合され、且つ先端部14bが中心電極13の先端部13aに軸方向に対向配置された接地電極14等を主に備えて構成されている。
 なお、以下の説明において、主体金具11の軸方向において中心電極13が配置される側を前方側、これと反対側(端子金具17が配置される側)を後方側として説明する。
 主体金具11は炭素鋼等で形成されており、主体金具11の外周面には、例えば内燃機関のシリンダヘッド(相手部材)に取り付けられるための取付け用のねじ部15が形成されている。そして、アルミナ等のセラミックス焼成体からなる絶縁体12には、軸方向に形成された貫通孔16の後方側(図中上方)の端部に端子金具17がその先端部17aが露出された状態で挿入・固定されており、前方側(図中下方)の端部に中心電極13がその先端部13aが露出された状態で挿入・固定されている。
 なお、本実施形態では、ねじ部15のねじ径はM10以下とされている。
 また、貫通孔16内において端子金具17と中心電極13との中間部には、抵抗体18が配置されており、そしてこの抵抗体18の軸方向両端部には、導電性ガラスシール層19,20が配置されている。即ち、この抵抗体18及び導電性ガラスシール層19,20を介して中心電極13と端子金具17とは電気的に接続されていることになる。これら導電性ガラスシール層19,20及び抵抗体18は、導電性結合層を形成するものである。
 中心電極13は、インコネル(Inconel:商標名)等の耐熱性及び耐食性に優れたNi合金により円柱状に形成されており、この中心電極13の先端部13aには、例えば、イリジウムを主成分として5質量%の白金を含有する合金(Ir-5Pt)からなる円柱状の貴金属チップ21がレーザ溶接等により固着されている。
 接地電極14は、耐熱性及び耐食性に優れたNi合金により角柱状に形成されており、基端部14aが主体金具11の先端部11aに溶接により接合され、先端部14bが中心電極13に軸方向に対向するようにその中間部に曲部14cを有して略L字型に屈曲している。この接地電極14の、中心電極13の貴金属チップ21と軸方向に対向する位置に、例えば、白金を主成分として20質量%のロジウムを含有する合金(Pt-20Rh)からなる円柱状の貴金属チップ22が、レーザ溶接等により固着されている。
 これにより、中心電極13の貴金属チップ21と、接地電極14の貴金属チップ22との間には、火花放電ギャップgが形成されることになる。火花放電ギャップgの距離は、例えば、略0.9mm程度として設定される。そして、この状態で接地電極14の貴金属チップ22と中心電極13の貴金属チップ21との間に高電圧が印加されることにより、火花放電ギャップgに火花放電させて、本実施形態のスパークプラグ100がエンジンの着火源として機能することになる。
 また、スパークプラグ100のこれらチップ21,22に使用される貴金属としては、イリジウム(Ir)を主成分として、Pt,Rh,Ni,W,Pd,Ru,Re,Al,Al,Y,Y等の添加物を少なくとも1種含有した合金や、白金(Pt)を主成分として、Ir,Rh,Ni,W,Pd,Ru,Re等の添加物を少なくとも1種含有した合金等、耐酸化性が高く、且つ耐火花消耗性の優れた材料が使用される。
 通常、スパークプラグ100は、中心電極13に負の高電圧を印加して火花放電させて使用されるので、中心電極13側のチップ21は、火花消耗が大きい。このため、中心電極13側のチップ21としては、耐火花消耗性の高いイリジウム系の合金からなる貴金属チップが使用されることが多い。
 一方、接地電極14は、燃焼室内に最も突き出して取り付けられて高温になり易いので、接地電極14側のチップ22には、耐酸化性(詳細には、高温での耐酸化揮発性)が要求される。このため、接地電極14側のチップ22としては、耐酸化性の高い白金系の合金からなる貴金属チップが主に使用される。
 ここで、本実施形態では、図2及び図3に示すように、主体金具11の先端部11aの径方向肉厚(ただし、先端部11aに面取り加工が施されている場合は、面取り部を除いた部分の肉厚)tと接地電極14の基端部14aの肉厚Tとの関係がt<Tとされ、そして主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接部(溶接の熱影響を受けて金属組織が変化した部分)は、主体金具11と接地電極14との溶接の際に、主体金具11の先端部11aが径方向に膨出した部分(主体金具側溶接部)11bと接地電極14の基端部14aが膨出した部分(接地電極側溶接部)14dとを含んでいる。
 なお、図2及び図3においては、主体金具11及び接地電極14共に、溶接部11b,14dが形成されるが、t<Tとされる場合には主体金具11にこの溶接部11bが形成されていることが、溶接強度を高める点において好ましい。
 そして、図3及び図4(a)に示すように、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接部のうち主体金具11の先端面を含む平面で切り取られる断面積(図3のA-A断面の面積)をS2とし、そして図3及び図4(b)に示すように、接地電極14のうち接地電極14と溶接部(接地電極側溶接部14d)との境界のうち最も軸方向先端を通り軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積(図3のB-B断面の面積)をSとしたとき、S2≧S(好ましくはS2≧1.1S)の関係を満足している。
 また、軸方向から見たとき、接地電極14の基端部14aは、溶接部の外周線よりも内側に配置されている。
 また、主体金具11の先端部11aの径方向肉厚tと接地電極14の基端部14aの肉厚Tとの関係がt<Tの場合、横飛火を抑制する点から、接地電極14の基端部14aが主体金具11の先端部11aの内周側面よりも径方向内側にはみ出す内側はみ出し量よりも、外周側面よりも径方向外側にはみ出す外側はみ出し量が大となるように、主体金具11と接地電極14とを溶接するのが好ましく、更には、接地電極14の基端部14aが主体金具11の先端部11aの内周側面よりも径方向内側にはみ出さず外周側面よりも径方向外側のみにはみ出すように溶接するのが好ましい。
 ここで、図5に示すように、溶接部における、接地電極14よりも外側にはみ出した溶接はみ出し部位14eであって、接地電極14の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における平均厚みWが、W≧0.1mmであることが好ましい。
 ここで、平均厚みWとは、接地電極14の異なる周囲位置(例えば、互いに異なる10箇所)にて測定された、溶接はみ出し部位14eであって接地電極14の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における厚みの平均である。
 また、図6(a)、(b)、(c)に示すように、溶接はみ出し部位14eは、接地電極14の横断面における長辺の少なくとも一辺に形成されていることが好ましい。図6(a)は溶接部における溶接はみ出し部位14eが接地電極14の横断面における内側の長辺にある例である。図6(b)は溶接部における溶接はみ出し部位14eが接地電極14の横断面における外側の長辺にある例である。図6(c)は接地電極14の2つの短辺が内側と外側に位置するように溶接したときの、溶接部におけるはみ出し部位14eが接地電極14の横断面における2つの長辺にある例である。
 以上説明したように、本実施形態のスパークプラグ100によれば、主体金具11と接地電極14との溶接部のうち、主体金具11の先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、接地電極14のうち、接地電極14と溶接部との境界のうち最も軸方向先端を通り軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、S2≧Sの関係を満足するので、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接部の断面積を接地電極14の基端部14aの断面積に比べて大きくすることができる。これにより、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度を高めることができ、主体金具11のねじ部15のねじ径を小径化、より具体的にはM10以下にした場合においても、振動等による溶接部での破断をより確実に回避することができる。
 また、S2≧1.1Sの関係を満足することにより、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接部の断面積を接地電極14の基端部14aの断面積に比べてより大きくすることができ、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度をさらに高めることができる。
 さらに、溶接部は、主体金具11と接地電極14との溶接の際に、主体金具11の先端部11aが径方向に膨出した部分を含むとよい。この場合には、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度を効果的に高めることができる。
 また、主体金具11の先端部11aの径方向肉厚tと接地電極14の基端部14aの肉厚(厚さ)Tとの関係がt<Tである場合においても、本実施形態によれば、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度をより効果的に高めることができる。
 また、溶接部における、接地電極14よりも外側にはみ出した溶接はみ出し部位14eであって、接地電極14の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における平均厚みWが、W≧0.1mmであると、溶接部にクラックが発生するおそれがなく、溶接強度をさらに向上させることができる。
 また、溶接はみ出し部位14eが、接地電極14の横断面における長辺の少なくとも一辺に形成されていることにより、溶接強度をさらに効果的に高めることができる。
 また、主体金具11のねじ部15のねじ径がM10以下と著しく小さい場合においても、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度を効果的に高めることができる。
 次に、図7~図9を参照して、本発明に係るスパークプラグ100の製造方法の実施形態を説明する。
 図7は本発明に係るスパークプラグの製造方法の実施形態を説明するための工程図であり、図8は本発明に係るスパークプラグの製造方法の実施形態の第1変形例を説明するための工程図であり、図9は本発明に係るスパークプラグの製造方法の実施形態の第2変形例を説明するための工程図である。なお、スパークプラグの基本構造については、図1と同様であるため、同じ符号を附して説明する。
 本実施形態では、主体金具11の先端部11aの径方向肉厚tと接地電極14の基端部14aの肉厚Tとの関係がt>Tとされている。また、主体金具11の先端部11aに接地電極14の基端部14aを抵抗溶接により接合する際に、接地電極14に外嵌される筒状の溶接チャック30を用いて溶接を行う。
 この溶接チャック30には、その内周面の、その抵抗溶接時に接地電極14の基端14a側に位置する縁部に、抵抗溶接時に溶融した金属を所定の箇所に逃がすための溶融金属の逃げ部(溶融金属の逃げ部)31が設けられている。この逃げ部31は、抵抗溶接完了後において、溶接時の熱影響により主体金具11の径方向外側及び内側に膨出するような形状の接地電極側溶接部14dの形成に対応するものであり、本実施形態では、主体金具11に向けて次第に拡径するテーパ形状としているが、これに限定されず、例えば、逃げ部31の断面形状を、図8に示すように、矩形状にしたり、図9に示すように、円弧形状としたり、種々の形状を採用することができる。
 そして、このように形成された溶接チャック30を用いて抵抗溶接したとき、その抵抗溶接完了後の主体金具11と接地電極14との溶接部のうち、主体金具11の先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、接地電極14のうち、接地電極14と溶接部との境界のうち最も軸方向先端を通り軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、S2≧Sの関係を満足する。
 以上説明したように、本実施形態のスパークプラグ100の製造方法によれば、主体金具11の先端面に接地電極14の基端部14aを抵抗溶接する際に、S2≧Sの関係を満足するように、接地電極14に外嵌される筒状の溶接チャック30の内周面の、抵抗溶接時に接地電極14の基端側に位置する縁部に、溶融金属の逃げ部31を設けて、これにより積極的に主体金具11と接地電極14との溶接部を大きくすることができるので、主体金具11のねじ部15のねじ径が著しく小さく、主体金具11の先端部11aの径方向肉厚tと接地電極14の基端部14aの肉厚Tとの関係がt>Tとなる場合においても、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度を効果的に高めることができる。
 また、主体金具11のねじ部15のねじ径がM10以下と著しく小さい場合においても、本実施形態によれば、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度を効果的に高めることができる。
 次に、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度を高めるための、断面積S2と断面積Sとの関係について、評価試験結果を示す表を用いて、さらに詳細に説明する。
 なお、本評価試験は、前述した実施形態のスパークプラグ100と基本的構造が同一のスパークプラグを用いて実施した。
 まず、接地電極14の断面積Sを3.49mm、長手方向長さLを9.6mmとし、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接部の断面積S2を変えることで、S2≧Sを満足しない比較例1~3のスパークプラグ及びS2≧Sを満足する本発明の実施例1~9のスパークプラグを用意した。
 なお、実施例4~9のスパークプラグについては、S2≧1.1Sを満足している。
 そして、JIS型衝撃試験機に取り付けたスパークプラグの発火部を、衝撃試験を停止した状態で接地電極14の先端部14bの温度が800°Cになるようにブラストバーナーを用いて加熱し、JISB8031(2006)の衝撃条件で、比較例1~3及び実施例1~9について衝撃試験を120分でN=10回実施した。評価は、接地電極14が破断する部位が、接地電極14の溶接部である場合は不合格とし、その他の場合は合格とした。評価結果を表1に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1から判るように、S2≧Sを満足しない比較例1~3のスパークプラグは、合格数が5以下であるのに対し、S2≧Sを満足する本発明の実施例1~9は、いずれも合格数が10となり、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度が高いことが確認できた。
 次に、JIS型衝撃試験機に取り付けたスパークプラグの発火部を、衝撃試験を停止した状態で接地電極14の先端部14bの温度が800°Cになるようにブラストバーナーを用いて加熱し、JIS B8031(2006)の衝撃条件で、比較例1~3及び実施例1~9について衝撃試験を前述の試験より長い180分でN=10回実施した。評価は、接地電極14が破断する部位が、接地電極14の溶接部である場合は不合格とし、その他の場合は合格とした。評価結果を表2に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2から判るように、S2≧Sを満足しない比較例1~3のスパークプラグは、いずれも合格数が0であった。これに対し、S2≧Sを満足する本発明の実施例1~3は、合格数が2~7となり、特に、S2≧1.1Sを満足する本発明の実施例4~9は、合格数がいずれも10となり、主体金具11の先端部11aと接地電極14の基端部14aとの溶接強度が高いことが確認できた。
 次に、JIS型衝撃試験機に取り付けたスパークプラグの発火部を、衝撃試験を停止した状態で接地電極14の先端部14bの温度が800°Cになるようにブラストバーナーを用いて加熱し、JISB8031(2006)の衝撃条件で、実施例4、13、14について衝撃試験を120分でN=10回実施した。評価は、接地電極からはみ出た部分の溶接部にクラックが生じているかを確認した。
 実施例4は、接地電極14からはみ出た溶接はみ出し部位14eであって、接地電極の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における平均厚みWが0.05mm≦W<0.1mmである。実施例13は、接地電極からはみ出た溶接はみ出し部位14eの上記平均厚みWが0.1mm≦W<0.15mmである。実施例14は、接地電極からはみ出た溶接はみ出し部位14eの上記平均厚みWが0.15mm≦W<0.25mmである。なお、実施例4、13、14のS2/Sは1.0である。評価結果を表3に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 表3から判るように、接地電極14からはみ出た溶接はみ出し部位14eであって、接地電極の構成成分を50質量%以上含む部位の軸方向における平均厚みWが0.1mm未満の実施例4は、衝撃試験にて溶接部が剥がれるまでには至らないものの、溶接部分にクラックが発生し、強度的に弱い部分が見られた。これに対し、平均厚みWが0.1mm以上の実施例13、14は、溶接部でのクラックの発生がなく、溶接強度がさらに向上することが確認された。
 なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、前述した実施形態では、接地電極14において、中心電極13の貴金属チップ21に対して軸方向に対向する位置に貴金属チップ22を配置した場合を例示したが、これに限定されず、中心電極13の貴金属チップ21に対して径方向に離間する位置に貴金属チップ22が配置された接地電極を有するスパークプラグに本発明を適用してもよい。
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2008年11月4日出願の日本特許出願(特願2008-282751)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
 11   主体金具
 11a  主体金具の先端部
 11b  主体金具側溶接部
 12   絶縁体
 12a  絶縁体の先端部
 13   中心電極
 13a  中心電極の先端部
 14   接地電極
 14a  接地電極の基端部
 14d  接地電極側溶接部
 14e  溶接はみ出し部位
 22   貴金属チップ
 30   溶接チャック
 31   逃げ部
 100  スパークプラグ
 g    火花放電ギャップ

Claims (9)

  1.  軸方向に延びるように形成された筒状の主体金具と、
     当該主体金具に保持され、当該主体金具の先端部から自身の先端部が露出された筒状の絶縁体と、
     当該絶縁体の前記先端部から自身の先端部が露出されるように当該絶縁体内に配置された中心電極と、
     前記主体金具の前記先端部から延出されるように前記主体金具の先端面に自身の基端部が溶接され、且つ先端部と前記中心電極の前記先端部との間に火花放電ギャップが形成された接地電極と、
    を備えるスパークプラグであって、
     前記接地電極の前記基端部は、前記主体金具の前記先端部の外周側面よりも径方向外側又は内周側面よりも径方向内側の少なくとも一方にはみ出した状態で前記主体金具の前記先端面に溶接されており、
     前記主体金具と前記接地電極との溶接部のうち、前記主体金具の前記先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、
     前記接地電極のうち、前記接地電極と前記溶接部との境界のうち最も前記軸方向先端を通り前記軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、
       S2≧S
    の関係式を満足する
    スパークプラグ。
  2.    S2≧1.1Sの関係を満足する
    請求項1に記載のスパークプラグ。
  3.  前記溶接部は、前記主体金具と前記接地電極との溶接の際に、前記主体金具の前記先端部が径方向に膨出した部分を含む
    請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4.  前記主体金具の前記先端部の径方向肉厚tと前記接地電極の前記基端部の肉厚Tとの関係が
       t<T
    である
    請求項1~3のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  5.  前記溶接部における、前記接地電極よりも外側にはみ出した溶接はみ出し部位であって、前記接地電極の構成成分を50質量%以上含む部位の前記軸方向における平均厚みWが
       W≧0.1mm
    である
    請求項1~4のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  6.  前記溶接はみ出し部位は、前記接地電極の横断面における長辺の少なくとも一辺に形成されている
    請求項1~5のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  7.  前記主体金具は、相手部材に取り付けるために自身の外周部に形成された取付け用のねじ部を有し、該ねじ部のねじ径は、M10以下である
    請求項1~6のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  8.  軸方向に延びるように形成された筒状の主体金具と、
     当該主体金具に保持され、当該主体金具の先端部から自身の先端部が露出された筒状の絶縁体と、
     当該絶縁体の前記先端部から自身の先端部が露出されるように当該絶縁体内に配置された中心電極と、
     前記主体金具の前記先端部から延出されるように前記主体金具の先端面に自身の基端部が抵抗溶接され、且つ先端部と前記中心電極の前記先端部との間に火花放電ギャップが形成された接地電極と、
    を備え、
     前記主体金具の前記先端部の径方向肉厚tと前記接地電極の前記基端部の肉厚Tとの関係がt>Tとされたスパークプラグの製造方法であって、
     前記主体金具の前記先端面に前記接地電極の前記基端部を前記抵抗溶接する際には、該接地電極に外嵌されるように筒状に形成されて、且つその内周面の、前記抵抗溶接時に前記接地電極の基端側に位置する縁部に、溶融金属の逃げ部が設けられた溶接チャックを用いて当該抵抗溶接が行われ、これにより
     前記主体金具と前記接地電極との溶接部のうち、前記主体金具の前記先端面を含む平面によって切り取られる断面積をS2とし、
     前記接地電極のうち、前記接地電極と前記溶接部との境界のうち最も前記軸方向先端を通り前記軸方向と直交する平面によって切り取られる断面積をSとしたとき、
       S2≧S
    の関係を満足する
    スパークプラグの製造方法。
  9.  前記主体金具は、相手部材に取り付けるために自身の外周部に形成された取付け用のねじ部を有し、該ねじ部のねじ径は、M10以下である
    請求項8に記載のスパークプラグの製造方法。
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