WO2010018622A1 - 電子ペーパ端末装置、画像表示制御プログラム、および画像表示制御方法 - Google Patents

電子ペーパ端末装置、画像表示制御プログラム、および画像表示制御方法 Download PDF

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  • the new / old pixel comparison unit 123l calculates a color difference with the corresponding pixel of the old image for each pixel included in each line, and sums the color difference of each pixel for each line. Specifically, the new and old pixel comparison unit 123l acquires the image in the VRAM 103 via the VRAM control unit 123a after the drawing process of the image stored in the VRAM 103 on the electronic paper 107 is completed, and the old image storage unit Store at 123m.

Abstract

 画面全体の把握を迅速に行うことができるようにする。  描画順決定手段(4)は、表示対象画像(2)を解析し、ラインごとに優先度を決定する。優先度記憶手段(5)は、描画順決定手段(4)で決定されたラインそれぞれの優先度を記憶する。描画手段(6)は、優先度記憶手段(5)に記憶された優先度の高い順にラインを選択し、表示対象画像(2)から選択したラインの画像データを取得し、取得した画像データに基づいて表示装置(7)の選択したラインに描画する。

Description

電子ペーパ端末装置、画像表示制御プログラム、および画像表示制御方法
 本発明は表示装置に画像を表示する電子ペーパ端末装置、画像表示制御プログラム、および画像表示制御方法に関し、特に画面を複数のラインに分割して、ライン単位で描画可能な表示装置に画像を表示する電子ペーパ端末装置、画像表示制御プログラム、および画像表示制御方法に関する。
 コンピュータなどで画面を更新する場合、上下または左右から順番に画像表示の走査を行う。すると、走査された走査線から順に画像が表示される。一般的な用途に用いられるコンピュータでは、1秒間に数十回の画像更新を行う。1秒間の画像更新の回数はリフレッシュレートと呼ばれる。例えばリフレッシュレートが60Hzであれば、1秒間に60回の画像更新が行われる。
 このように、1秒間に数十回の画像更新を行う表示装置に変化のある画像をリアルタイムに表示する場合、表示装置の画像更新と同じ速度で画像の描画を行う。ただし、1つの画面分の画像を描画するのに要する時間は、表示される図形の数などに応じて異なってくる。すなわち、細かな図形を多数描画するとき、所定の時間内に画像を描画できないこともあり得る。アニメーション表示であれば描画が間に合わない場合、一部の図形の描画処理を取りやめることでリアルタイムな表示を行うことができる(特許文献1参照)。
 ところで、表示装置を備えたコンピュータ制御機器の1つとして電子ペーパ端末装置がある。電子ペーパ端末装置では、例えばコレステリック液晶を利用した表示技術が用いられる。このような電子ペーパ端末装置に用いられるコレステリック液晶などの表示技術は、電源の供給を遮断しても表示内容を維持できるという利点がある。また、従来の電子ペーパ端末装置は、本などの文章を電子媒体で読むことを目的としている。そのため、1秒間に数十回といった頻度で表示画像を更新する必要はない。そこで、電子ペーパ端末装置では所定周期で画像更新を行うのではなく、表示対象の画像データが変更された場合に、表示画像の更新を行う。
 図20は、従来の電子ペーパ端末装置における画像更新の様子を示す図である。図20の例では、家を表す図形を含む画像データ91を表示している状態から、家と木とを表す画像データ92に表示画像を更新する場合を示している。
 第1の状態(ST91)は、更新前の画面93を示している。この画面93には、家を表す図形のみが表示されている。第2の状態(ST92)は、画像更新の指示が入力された直後の画面93を示している。画面更新の指示が入力されると、画面93に表示されていた画像がすべて消去される。第3の状態(ST93)は、画像データ92に基づく画像の描画開始直後の画面93を示している。この例では、画面93の左側から順に画像が表示される。第4の状態(ST94)は、画像が半分まで表示された画面93を示している。この時点で、新たに追加された木の図形の描画が開始されている。第5の状態(ST95)は、さらに画像描画が進んだ状態を示している。第6の状態(ST96)は、表示画像の更新完了後の状態を示している。
 なお、図20の例では、左側から順に右方向に画像を表示しているが、逆に右側から順に左方向に画像を表示していくこともできる。さらに、上側から順に下方向に画像を表示したり、下側から順に上方向に画像を表示したりすることも可能である。
 このように、電子ペーパ端末装置では、表示すべき画像データが変更された場合に、上下または左右から順番に表示画像の更新が行われる。
特開平11-296157号公報
 しかし、電子ペーパ端末装置に利用される表示技術は、電源の供給が無くても画像を維持できる一方で画面更新速度が遅い。そのため、画面を更新すると更新画面の全体像を把握するまでに長時間を要する。なお、電子ペーパ端末装置の用途が小説のような一連の文章の通読に特化しているのであれば、文章の先頭方向から順に画面を表示させることで、画面更新の遅延によるユーザの不便を解消できる。ただし、電子ペーパ端末装置の用途の拡大に伴い、様々なコンテンツを表示する必要が生じる。その結果、画面更新の遅延により、電子ペーパ端末装置の利便性が損なわれてしまう。このように、従来の電子ペーパ端末装置は、多目的で利用する場合において、ユーザが不満を感じずに使用するのに十分な操作性が実現できていなかった。
 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、画面全体の把握を迅速に行うことができる電子ペーパ端末装置、画像表示制御プログラム、および画像表示制御方法を提供することを目的とする。
 上記課題を解決するために、以下の機能を有する電子ペーパ端末装置が提供される。この電子ペーパ端末装置は、画面を複数のラインに分割して、ライン単位で描画可能な表示装置に画像を表示するために、画像記憶手段、描画順決定手段、優先度記憶手段、および描画手段を有する。画像記憶手段は、表示対象画像を記憶する。描画順決定手段は、表示対象画像を解析し、ラインごとに優先度を決定する。優先度記憶手段は、描画順決定手段で決定されたラインそれぞれの優先度を記憶する。描画手段は、優先度記憶手段に記憶された優先度の高い順にラインを選択し、表示対象画像から選択したラインの画像データを取得し、取得した画像データに基づいて表示装置の選択したラインに描画する。
 また、上記電子ペーパ端末装置における画像表示制御機能をコンピュータで実現するための画像表示制御プログラムが提供される。さらに、上記電子ペーパ端末装置と同様の処理により画像表示を行うための画像表示制御方法が提供される。
 上記の電子ペーパ端末装置では、表示対象画像に応じた優先度の高いラインから順に描画することができ、描画途中であっても表示対象画像の内容を容易に把握できる。
 本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
実施の形態の概要を示す図である。 電子ペーパ端末装置の外観図である。 電子ペーパ端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 電子ペーパ端末装置のソフトウェア構成を示す図である。 画素濃度方式を説明する図である。 隣接画素比較方式を説明する図である。 新旧画素比較方式を説明する図である。 ビデオドライバの機能を示すブロック図である。 更新範囲記憶部内のデータ構造例を示す図である。 API呼び出し回数カウンタ群の例を示す図である。 描画処理の手順を示すフローチャートである。 描画範囲と描画方向の決定手順を示す図である。 描画範囲記憶部のデータ構造例を示す図である。 画素濃度算出処理の手順を示すフローチャートである。 隣接画素比較処理の手順を示すフローチャートである。 新旧画素比較処理の手順を示すフローチャートである。 優先度記憶部のデータ構造例を示す図である。 縦方向のラインを描画したときの画面遷移を示す図である。 横方向のラインを描画したときの画面遷移を示す図である。 従来の電子ペーパ端末装置における画像更新の様子を示す図である。
 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
 図1は、実施の形態の概要を示す図である。電子ペーパ端末装置は、画面を複数のラインに分割して、ライン単位で描画可能な表示装置7を有している。この表示装置7に表示対象画像2を表示させるため、電子ペーパ端末装置には、描画方向決定手段3、描画順決定手段4、優先度記憶手段5、および描画手段6が設けられている。
 描画方向決定手段3は、変更前の旧画像1と表示対象画像2との相違する部分を判断し、表示対象画像2のうち相違する部分を、再描画の対象とする更新範囲に決定する。さらに、描画方向決定手段3は、更新範囲を横ラインで描画した場合のライン数と、縦ラインで描画した場合のライン数とを比較し、ライン数が少なくなる方向を更新範囲の描画方向に決定する。
 描画順決定手段4は、表示対象画像2を解析し、ラインごとに優先度を決定する。例えば、描画順決定手段4は、縦方向に並ぶ複数の横ラインと、横方向に並ぶ複数の縦ラインとを混在させた複数のラインそれぞれに対して優先度を決定する。その場合、個々の更新範囲について、描画方向決定手段3で決定された方向のラインで描画する場合の各ラインについて優先度を決定する。
 優先度記憶手段5は、描画順決定手段4で決定されたラインそれぞれの優先度を記憶する。
 描画手段6は、優先度記憶手段5に記憶された優先度の高い順にラインを選択する。そして、描画手段6は、表示対象画像2から選択したラインの画像データを取得し、取得した画像データに基づいて表示装置の選択したラインに描画する。
 なお、描画順決定手段4により、優先度の決定方法としては、例えば、濃度が高い画素を多く含むラインの優先度を高くすることができる。この場合、濃い色の文字の文字列が属するラインを優先的に表示できる。また、隣接画素との間の濃度差が大きい画素を多く含むラインの優先度を高くすることができる。この場合、オブジェクトの輪郭部分が先に表示され、表示されるオブジェクトの形状を迅速に把握することができる。さらに、旧画像1と表示対象画像2との間の各画素の濃度差を比較し、濃度差が大きい画素を多く含むラインの優先度を高くすることができる。この場合、大きな変更があったオブジェクトが優先的に表示され、旧画像1からの変更内容を迅速に把握することができる。
 このような機能を有する電子ペーパ端末装置によって、表示対象画像2の内容を迅速に把握できるように画像描画が行われる。
 例えば、図1の例では、建物のオブジェクトのみを含む旧画像1から、木のオブジェクトと飛行機のオブジェクトとを追加した表示対象画像2に更新されている。この場合、描画方向決定手段3は、木のオブジェクトについては、更新範囲が縦長であることから、縦方向のライン(縦ライン)によって描画することを決定する。また、描画方向決定手段3は、飛行機のオブジェクトについては、更新範囲が横長であることから、横方向のライン(横ライン)によって描画することを決定する。
 すると、描画順決定手段4は、木のオブジェクトを含む縦ラインと、飛行機のオブジェクトを含む横ラインとに関して、優先度を決定する。そして、決定された優先度が優先度記憶手段5に格納される。
 次に描画手段6によって、優先度の高い順に表示装置7に対して、更新範囲を含むラインの描画が行われる。例えば、描画手段6は、まず、更新範囲を含む描画方向のラインの画像を消去する。次に、描画手段6は、優先度の高いラインから順に、表示対象画像2の画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、表示装置7のラインに画像を描画する。すると、描画途中の段階で、木のオブジェクトや飛行機のオブジェクトの存在が認識可能となる。
 このようにして、描画速度が遅い表示装置であっても、更新された画像の把握を迅速に行うことが可能となる。
 以下、本実施の形態を具体的に説明する。
 図2は、電子ペーパ端末装置の外観図である。電子ペーパ端末装置100には、コレステリック液晶を用いた表示装置の画面110と多数のキーが設けられている。画面110は、タッチパネルとなっており、タッチペン202などで画面110に接触することで、ボタン選択などの操作入力が可能となっている。
 キーには、複数のファンクションキー104a~104f、スクロールキー104g、および決定キー104hがある。ファンクションキー104a~104fには、予めアプリケーションプログラムが割り当てられている。そして、ファンクションキー104a~104fのいずれかが押下されると、押下されたファンクションキーに対応するアプリプログラムが電子ペーパ端末装置100で実行される。
 スクロールキー104gは、画面をスクロールさせるために使用される。スクロールキー104gは、上下左右の4方向に押下することができ、押下した方向に画面110内の画像がスクロールする。また、スクロールキー104gは、画面110中の選択項目を切り替えるのにも使用される。すなわち、スクロールキー104gが上下左右のいずれかの方向に押下されると、選択中の項目から押下した方向に隣接する他の項目に、選択対象が遷移する。例えば、スクロールキー104gの下側が押下されると、選択中の項目よりも下側の次の項目に選択対象が遷移する。
 決定キー104hは、画面110に表示された選択中の項目を、実行対象として決定する際に使用される。決定キー104hが押下されると、画面110内で選択されている項目に対応する機能が実行される。
 また、電子ペーパ端末装置100には、メモリカード201を挿入することができる。メモリカード201に様々なコンテンツを記憶させておき電子ペーパ端末装置100にメモリカード201を挿入すれば、そのコンテンツを電子ペーパ端末装置100の画面110に表示させることができる。
 図3は、電子ペーパ端末装置のハードウェア構成例を示す図である。電子ペーパ端末装置100は、MPU(Micro Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。MPU101には、バス108を介してメモリ102、VRAM(Video Random Access Memory)103、操作部104、メモリカードインタフェース105、およびEP(Electronic Paper)制御部106が接続されている。
 メモリ102は、電子ペーパ端末装置100の主記憶装置として使用される。メモリ102には、MPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、MPU101による処理に必要な各種データが格納される。VRAM103には、表示対象の画像が格納される。操作部104は、ファンクションキー104a~104fなどの各種キーを有しており、押下されたキーに応じた信号をMPU101に伝える。メモリカードインタフェース105は、挿入されたメモリカード201に対してデータの入出力を行う。
 EP制御部106には電子ペーパ107が接続されている。電子ペーパ107は、コレステリック液晶を用いた表示装置である。EP制御部106は、MPU101からの指示に従って、電子ペーパ107への画像の描画、削除などの制御を行う。
 このようなハードウェア構成によって、ユーザからの操作入力に応答して、電子ペーパ端末装置100における画像の表示、および表示された画像の切り替えが行われる。なお、電子ペーパ端末装置100の動作は、メモリ102に格納されたプログラムに基づいて実行される。
 図4は、電子ペーパ端末装置のソフトウェア構成を示す図である。なお、図4には、画像の表示および更新に関する機能に関するソフトウェア構成のみを示している。
 アプリケーション121は、描画インタフェース部122を介してビデオドライバ123に対して画像生成指示を行う。描画インタフェース部122は、API(Application Programming Interface)層であり、画像処理のための関数を実行する。アプリケーション121は、予め用意された画像処理用の関数を呼び出して、所定のパラメータを設定することで、画像生成指示を行うことができる。描画インタフェース部122は、呼び出された関数に対応するプログラムによって、画像生成指示をビデオドライバ123に伝える。
 ビデオドライバ123は、画像生成指示に従って画像を生成し、生成した画像の縦方向または横方向の1ラインごとに、描画指示をEP制御部106に対して行う。具体的には、ビデオドライバ123は、アプリケーション121からの指示に従って図形を作成する。そして、ビデオドライバ123内のVRAM制御部123aが、作成した図形をVRAM103内に書き込む。1画面分の図形のVRAM103への書き込みが終了すると、ビデオドライバ123内の電子ペーパ転送部123bが、各ラインの優先度の順に1ライン分ずつの画像データをVRAM103から読み出し、EP制御部106に転送する。
 EP制御部106は、ビデオドライバ123から1ライン分の画像データを受け取るごとに、1ラインの画像を電子ペーパに表示する。
 以上のような構成により、画面110のラインごとに優先度を計算し、優先度の高い順に描画することができる。なお、本実施の形態では、画面の縦方向および横方向のそれぞれのラインの優先度を計算し、優先度の高いラインから描画を行う。優先度の計算手法(優先度計算方式)としては、画素濃度方式、隣接画素比較方式、および新旧画素比較方式が考えられる。
 図5は、画素濃度方式を説明する図である。画素濃度方式は、描画する領域の各ラインの合計濃度を求め、合計濃度が高いラインから描画を行うものである。この際、濃度0の箇所は描画を省略する。
 図5の例では、画像10に縦書きの文章が表されている。縦書きの場合、文章の文字が表された行部分11~13、余白部分14,17、および行間部分15,16がある。縦のラインそれぞれについて画素の合計を計算すると、行部分11~13の値は、余白部分14,17および行間部分15,16より高い値となる。その結果、行部分11~13の優先度が高くなる。また、余白部分14,17および行間部分15,16は濃度が0であり、描画対象外となる。この例では、文章部分の描画は、全体を描画する場合の約半分の時間で完了する。
 なお、画像10では、ページ番号が行部分12に表示されている。例えば、このページ番号が画像10の右下に表示された場合、余白部分17にページ番号が表示されることとなる。すると、余白部分17中のページ番号が表示される縦の数ラインは、画素の濃度の合計が0ではなくなる。しかし、該当する縦のラインの濃度合計は、行部分11~13の各ラインの濃度合計よりも低い値となる。従って、ページ番号が表示されるラインの優先順位は低くなり、文字が含まれるラインが優先的に表示される。
 図6は、隣接画素比較方式を説明する図である。隣接画素比較方式では、上下左右の隣接画素との色差を画素ごとに求める。そして、各ラインで各画素の式差を合計し、色差が最も大きいラインから描画を行う。隣接画素との間の色差が大きい画素は、コントラストの高い部分に現れる。隣接画素比較方式では、コントラストの高い部分から優先的に描画され、全体的な特徴をいち早く掴むことができる。
 図6には、エラーメッセージをフレームで囲んだ画像20が示されている。画像20では、フレームの線を含む部分21,23,27,28,29において、隣接画素との色差の合計が大きくなる。また、画像20内のフレームは横長であるため、フレームの上下の辺に沿った横のラインで構成される部分21,23,27の方が、左右の辺に沿った縦のラインで構成される部分28,29よりも隣接画素との色差の合計が大きくなる。
 また、フレーム内の文字や図形が表示される部分25は、フレーム内のそれ以外の部分22,24,26よりも隣接画素との色差の合計が大きくなる。
 そこで、最初は、フレームの上下の辺を含む部分21,23,27に属するラインが描画される。次に、フレームの左右の辺を含む部分28,29に属するラインが描画される。次に、フレーム内の文字や図形を含む部分25に属するラインが描画され、文字や図形が表示される。最後に、フレーム内の残された部分22,24,26に属するラインが描画され、フレーム内が塗りつぶされる。
 この例では、全体を描画する場合の1/4程度の時間で、注目箇所(フレームおよびフレーム内の文字や図形)の描画が完了する。
 図7は、新旧画素比較方式を説明する図である。新旧画像比較方式では、旧画像と新画像の2つのバッファを持ち、各画素の新旧の色差を求める。各ラインで各画素の式差を合計して、色差が最も大きいラインから順に描画を行う。この新旧画像比較方式では、旧画像からの変化の大きいラインから描画を行うため、変更箇所の大まかな特徴をいち早く掴むことができる。
 図7には、メニューを示す旧画像30において、メールのボタンが選択されることにより、メールのボタンを強調表示した新画像31に遷移する例が示されている。この場合、旧画像30と新画像31とで比較したときに画素の色差が発生するのは、メールのボタンを含む部分31aのみである。そこで、該当する部分31aを構成するラインの描画が行われる。なお、他の部分は、旧画像30の内容を消去せずに残しておくことにより、再描画をせずにすむ。その結果この例では、選択したボタンを強調表示する描画を、全体を描画する場合の1/6程度の時間で完了できる。
 以上のようないずれかの優先度計算方式で、縦方向および横方向のラインごとの優先度を計算できる。そして、優先度の高いラインから順に描画される。優先度を計算する場合、いずれか1つの優先度計算方式を選択して優先度を計算する方法と、複数の優先度計算方式を組み合わせて優先度を計算する方法とが考えられる。いずれか1つの優先度計算方式を選択する場合、選択方法として以下の3通りの方法がある。
 第1の選択方法は、アプリケーションからの指示により描画方式を選択する方法である。アプリケーションは、表示データの種類が予め限定されており、どのような表示方式が望ましいかを分かっている場合が多い。このような場合に最適な表示方式を指定するために、ビデオドライバ123はアプリケーションから表示方式の指示を受け付ける機能を持つ。
 第2の選択方法は、アプリケーションのAPIコール比率に応じて優先度計算方式を選択する方法である。最近のディスプレイ付きデバイスにおいては、アプリケーション121は直接VRAM103を制御せず、OSで用意されたAPIを介して描画することが一般的である。これらAPIでは、直線、矩形、多角形、ビットマップ転送、文字、3Dオブジェクトなどの描画用APIを用意している。ビデオドライバ123は、このAPIコール(関数)の呼び出し比率(全APIコールの呼び出し回数中の、個々のAPIコールが占める割合)に基づき、最適な表示方式を選択する。例えば、直線/矩形/文字列描画APIの比率の合計が50%以上であれば、文字などの高コントラストの画像と判断し、画素濃度計算方式で優先度を計算する。また、3Dオブジェクトの描画APIの比率の合計が50%以上であれば、グラデーションのかかった画像になる可能性が高いので隣接画素比較方式で優先度を計算する。
 第3の選択方法は、書き換え面積率に応じて優先度計算方式を選択する方法である。ビデオドライバ123は前回の画面から書き換えを行った領域を記録しておき、画面全体に対する書き換えた領域の比率に応じて、最適な描画方式を選択する。例えば、書き換え面積が30%未満の場合、大きく変更された箇所を優先して描画するために、新旧画素比較方式で優先度を計算する。また、書き換え面積が50%以上の場合、半数以上の領域が書き換わるため、画素濃度比較式で優先度を計算する。
 このようにアプリケーションからの指示または画像の内容に応じて1つの優先度計算方式を選択して、各ラインの優先度を計算することができる。一方、複数の優先度計算方式を組み合わせて、各ラインの優先度を計算することもできる。その場合、表示される画像の内容に応じた重みを各優先度計算方式に設定することで、画像の内容に応じた適切な優先度の計算が可能となる。例えば、書き換え面積が大きければ、濃度計算方式と隣接画素比較方式とのそれぞれで計算された優先度の重みを高くする。また、文字列描画APIと矩形描画APIの比率が高い場合、濃度計算方式で計算された優先度の重みを高くする。ビットマップ転送APIの比率が高い場合、隣接画素比較方式で計算された優先度の重みを高くする。書き換え面積比率が低い場合、新旧画素比較方式の重みを高くする。
 ビデオドライバ123は、このようにして画像に応じて計算した重みを、各優先度計算方式で計算されたラインごとの優先度に乗算する。これにより、各優先度計算方式による優先度の計算結果が表示対象の画像に応じて補正される。そして、ビデオドライバ123は、重みを乗算した優先度計算方式ごとの優先度をラインごとに合計し、各ラインの優先度とする。そして、ビデオドライバ123は、優先度の高いラインから順に描画指示を行う。
 以下の実施の形態では、重み付けを用いた複数の優先度計算方式の組み合わせにより優先度を計算するものとする。
 次に、ビデオドライバ123の機能を詳細に説明する。
 図8は、ビデオドライバの機能を示すブロック図である。ビデオドライバ123には、図4に示したVRAM制御部123aと電子ペーパ転送部123b以外に、画像生成部123c、更新範囲記憶部123d、API呼び出し回数カウンタ群123e、描画方向決定部123f、描画方向判定記憶部123g、描画範囲記憶部123h、描画順決定部i、画素濃度算出部123j、隣接画素比較部123k、新旧画素比較部123l、旧画像記憶部123m、および優先度記憶部123nを有している。
 画像生成部123cは、アプリケーション121が出力した画像生成指示を描画インタフェース部122経由で受け取る。そして、画像生成部123cは、VRAM制御部123aを介して、画像生成指示に応じた描画オブジェクト(図形や文字)をVRAM103に書き込む。その際、画像生成部123cは、図形などを書き込んだ領域(更新範囲)を示す情報を、更新範囲記憶部123dに格納する。また、画像生成部123cは、画像生成指示に用いられた関数の種別により、作成する描画オブジェクトの種別を識別する。そして、画像生成部123cは、作成した描画オブジェクトの種別に対応するAPI呼び出し回数カウンタ群123e内のカウンタの値をカウントアップする。1画面分の画像の生成処理が完了すると、画像生成部123cは、新画像の生成が完了したことを描画方向決定部123fに伝える。
 更新範囲記憶部123dは、図形や文字の描画オブジェクトそれぞれが書き込まれた範囲(更新範囲)を記憶する記憶機能である。例えば、メモリ102の記憶領域の一部が更新範囲記憶部123dとして使用される。
 API呼び出し回数カウンタ群123eは、描画オブジェクトの種別ごとに、描画された回数を示すカウンタの集合である。例えば、直線の描画回数、矩形の描画回数、文字の描画回数などがカウントされる。なお、API呼び出し回数カウンタ群123eは、メモリ102の記憶領域の一部を使用してカウントされた値を記憶する。
 描画方向決定部123fは、1画面分の画像の生成処理が完了すると、更新範囲記憶部123dを参照し、描画範囲とその描画範囲の描画方向とを決定する。具体的には、描画方向決定部123fは、更新範囲に示されたすべての領域を再描画する際に、最も描画するライン数が少なくなる描画範囲および描画方向を決定する。例えば、複数の更新範囲が縦に並んでいれば、描画方向決定部123fは、その更新範囲を含む領域を1つの描画範囲とし、縦のラインを横方向に順次描画する(描画方向は「横」)ように決定する。逆に、複数の更新範囲が横に並んでいれば、描画方向決定部123fは、その更新範囲を含む領域を1つの描画範囲とし、横のラインを縦方向に順次描画する(描画方向は「縦」)ように決定する。なお、1つの画面における描画範囲は、1つとは限らず複数生成されることもある。描画方向決定部123fは、描画範囲と描画方向を決定すると、その決定結果を描画範囲記憶部123hに格納する。
 描画範囲記憶部123hは、描画範囲と描画方向とを記憶する記憶機能である。例えば、メモリ102の記憶領域の一部が描画範囲記憶部123hとして使用される。
 描画順決定部123iは、行および列のラインごとに優先度を計算し、優先度に応じたラインごとの描画順を決定する。具体的には、描画順決定部123iは、描画範囲記憶部123hとAPI呼び出し回数カウンタ群123eとを参照し、優先度計算方式ごとの重みを算出する。次に、描画順決定部123iは、画素濃度算出部123jに対して描画範囲に関する濃度比較による各ラインの優先度の計算を依頼する。また、描画順決定部123iは、隣接画素比較部123kに対して描画範囲に関する隣接画素比較による各ラインの優先度の計算を依頼する。さらに、描画順決定部123iは、新旧画素比較部123lに対して描画範囲に関する新旧画素比較による各ラインの優先度の計算を依頼する。そして、描画順決定部123iは、画素濃度算出部123j、隣接画素比較部123k、および新旧画素比較部123lそれぞれから計算結果を受け取り、各計算結果に優先度計算方式ごとの重みを乗算し、各ラインの優先度とする。描画順決定部123iは、決定した優先度を優先度記憶部123nに格納する。
 画素濃度算出部123jは、描画順決定部123iからの依頼に応じて、各ラインに含まれる画素の濃度をラインごとに合計する。具体的には、画素濃度算出部123jは、VRAM制御部123aを介してVRAM103に格納されている画像の描画範囲内の各ラインの画素データ(RGB)を取得する。次に、画素濃度算出部123jは、画素データから濃度を算出する。濃度は、暗い色ほど大きな値となるような計算式で算出される。さらに、画素濃度算出部123jは、各画素の濃度を示す数値をラインごとに合計する。そして、画素濃度算出部123jは、合計した結果を、各ラインの濃度値として描画順決定部123iに渡す。
 隣接画素比較部123kは、描画順決定部123iからの依頼に応じて、各ラインに含まれる各画素に関して隣接画素との色差を計算し、各画素の色差をラインごとに合計する。具体的には、隣接画素比較部123kは、VRAM制御部123aを介してVRAM103に格納されている画像の描画範囲内およびその周囲の各ラインの画素データを取得する。次に、隣接画素比較部123kは、各画素の画素データを、その画素の隣接画素(上下左右の画素)の画素データと比較し、色差を求める。さらに、隣接画素比較部123kは、各画素の色差を示す数値をラインごとに合計する。そして、隣接画素比較部123kは、合計した結果を、各ラインの色差値として描画順決定部123iに渡す。
 新旧画素比較部123lは、描画順決定部123iからの依頼に応じて、各ラインに含まれる各画素に関して旧画像の対応画素との色差を計算し、各画素の色差をラインごとに合計する。具体的には、新旧画素比較部123lは、VRAM103に格納された画像の電子ペーパ107への描画処理が完了した後、VRAM制御部123aを介してVRAM103内の画像を取得し、旧画像記憶部123mに格納する。その後、新旧画素比較部123lは、VRAM103内の画像が更新され、描画順決定部123iから新旧画素比較処理の依頼が入力されると、VRAM103内の更新後の画像(新画像)のうち描画範囲内の画像を取得する。次に、新旧画素比較部123lは、描画範囲の各画素について、旧画像と新画像とにおける色差を計算し、各画素の色差をラインごとに合計する。そして、新旧画素比較部123lは、合計した結果を、各ラインの色差値として描画順決定部123iに渡す。
 旧画像記憶部123mは、古い画像を記憶するための記憶機能である。例えば、メモリ102の記憶領域の一部が旧画像記憶部123mとして使用される。
 優先度記憶部123nは、行および列の各ラインの優先度を記憶する記憶機能である。例えば、メモリ102の記憶領域の一部が優先度記憶部123nとして使用される。
 このような構成により、画像生成指示に応じたVRAM103への画像の書き込み、およびライン単位での表示順制御を行った電子ペーパ107への描画処理が行われる。VRAM103への画像の書き込みが行われると、画像生成部123cによって更新範囲記憶部123dに更新範囲が格納されると共に、API呼び出し回数カウンタ群123e内の各カウンタに、描画オブジェクトの種別ごとの描画回数が設定される。
 図9は、更新範囲記憶部内のデータ構造例を示す図である。更新範囲記憶部123dには更新範囲テーブル123daが格納されている。更新範囲テーブル123daには、領域番号、左上座標、および右下座標の欄が設けられている。
 領域番号の欄には、描画オブジェクトが描画された更新領域の識別番号が設定される。左上座標の欄には、更新領域を矩形に切り取ったときの左上の座標(x軸座標値とy軸座標値)が設定される。右下座標の欄には、更新領域を矩形に切り取ったときの座標が設定される。
 図10は、API呼び出し回数カウンタ群の例を示す図である。API呼び出し回数カウンタ群123eは、複数のAPI呼び出し回数カウンタ123ea~123egで構成される。API呼び出し回数カウンタ123ea~123egは、それぞれ画像処理用のAPIを用いた描画指示の関数に対応付けられている。図10の例では、API呼び出し回数カウンタ123ea~123egは、それぞれ直線、矩形、多角形、ビットマップ、文字、3Dオブジェクトの描画指示の関数に対応付けられている。そして、API呼び出し回数カウンタ123ea~123egは、画像を生成する際に対応する関数が呼び出されるごとに、1から順に数値がカウントアップされる。その結果、画像生成部123cにより1画面分の画像が生成された時点でのAPI呼び出し回数カウンタ123ea~123egそれぞれの値が、API呼び出し回数カウンタ123ea~123egに対応する関数の呼び出し回数となる。
 画像生成部123cにより1画面分の画像生成が完了すると、VRAM103内の画像の電子ペーパ107への描画処理が開始される。
 図11は、描画処理の手順を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
 [ステップS11]描画方向決定部123fは、更新範囲テーブル123daを参照し、図形などの書き込みが行われた更新範囲を抽出する。
 [ステップS12]描画方向決定部123fは、各更新範囲について、縦方向と横方向との幅(ライン数)を計算する。
 [ステップS13]描画方向決定部123fは、更新範囲それぞれの描画方向の組み合わせから、最も合計ラインが少なくなる組み合わせを求める。描画方向決定部123fは、ここで求めた組み合わせの描画方向を、各更新範囲の描画方向に決定する。また、描画方向決定部123fは、更新範囲を通過する描画方向の全ラインを描画範囲とする。そして、描画方向決定部123fは、描画範囲と描画方向とを描画範囲記憶部123hに格納する。
 [ステップS14]描画順決定部123iは、各優先度決定方式の重みを決定する。具体的には、描画順決定部123iは、アプリケーションのAPIコール比率と、書き換え面積率とを用いて重みを決定する。
 アプリケーションのAPIコール比率を算出するために、描画順決定部123iは、API呼び出し回数カウンタ群123eから、描画オブジェクトの種別ごとのAPI呼び出し回数(該当種別の描画オブジェクトが作成された数に相当)を取得する。そして、描画順決定部123iは、描画APIごとの全体に対する呼び出し比率を計算する。すなわち、すべてのAPI呼び出しカウンタの値を合計し、その合計値でそれぞれのAPI呼び出し回数を除算する。
 また、描画順決定部123iは、書き換え面積率を算出するために、更新範囲記憶部123dから、更新範囲の情報を抽出する。そして、描画順決定部123iは、画像全体の面積のうち、更新範囲の占める割合を算出する。本実施の形態では、画像のサイズが1024(縦方向の画素数)×768(横方向の画素数)であるものとする。この場合、更新範囲に含まれる全画素数を、画像全体の画素数(1024×768)で除算することで、書き換え面積率が得られる。
 描画順決定部123iは、各描画APIの呼び出し比率と、書き換え面積率とから、優先度計算方式ごとの重みを計算する。具体的には、以下の計算を行う。
画素濃度方式の重み=書き換え面積率×(文字列描画API呼び出し比率+矩形描画API呼び出し比率)
隣接画素比較方式の重み=書き換え面積率×ビットマップ転送API呼び出し比率
新旧画素比較方式の重み=1-書き換え面積比率
 このような計算により、優先度算出方式ごとの重みが計算される。例えば、書き換え面積率:40%、文字列描画API呼び出し比率:60%、矩形描画API呼び出し比率:30%、ビットマップ転送API呼び出し比率:10%の場合、画素濃度方式の重みは、0.36(=0.4×(0.6+0.3))となる。隣接画素比較方式の重みは、0.04(=0.4×0.1)となる。新旧画素比較方式の重みは、0.60(=1-0.4)となる。
 [ステップS15]描画順決定部123iは、優先度記憶部123nに格納されている優先度テーブルを初期化する。すなわち、描画順決定部123iは、行のライン[0]~[1023]と列のライン[0]~[767]のすべてのライン(合計1792ライン)の優先度の値を0に設定する。
 [ステップS16]描画順決定部123iは、画素濃度方式の重みが0より大きいか否かを判断する。重みが0より大きければ、処理がステップS17に進められる。重みが0であれば、処理がステップS18に進められる。
 [ステップS17]描画順決定部123iは、画素濃度算出処理を実行する。この処理の詳細は後述する。その後、処理がステップS22に進められる。
 [ステップS18]描画順決定部123iは、隣接画素比較方式の重みが0より大きいか否かを判断する。重みが0より大きければ、処理がステップS19に進められる。重みが0であれば、処理がステップS20に進められる。
 [ステップS19]描画順決定部123iは、隣接画素比較処理を実行する。この処理の詳細は後述する。その後、処理がステップS22に進められる。
 [ステップS20]描画順決定部123iは、新旧画素比較方式の重みが0より大きいか否かを判断する。重みが0より大きければ、処理がステップS21に進められる。重みが0であれば、処理がステップS22に進められる。
 [ステップS21]描画順決定部123iは、新旧隣接画素比較処理を実行する。この処理の詳細は後述する。
 [ステップS22]描画順決定部123iは、優先度記憶部123n内の優先度テーブルに登録された各ラインのレコードを、優先度でソートする。
 [ステップS23]電子ペーパ転送部123bは、優先度記憶部123n内の優先度テーブルの各ラインを上位から順に選択し、選択したラインの画像データをVRAM103からEP制御部106へ転送する。
 このようにして、画像の内容に応じてラインごとの優先度が決定され、優先度の高い順に電子ペーパ107に描画される。
 ここで、ステップS11~S13の処理を、具体例を用いて説明する。
 図12は、描画範囲と描画方向の決定手順を示す図である。描画範囲と描画方向の決定には、描画方向判定記憶部123g内の描画方向判定テーブル123gaが使用される。描画方向判定テーブル123gaは、更新範囲テーブル123daを用いて作成される。
 例えば、A,B,Cの3つの図形が描かれた画像40が生成されたものとする。このとき、更新範囲テーブル123daには、各図形を矩形で囲む更新範囲41,42,43が登録される。そこで、描画方向決定部123fは、更新範囲テーブル123daを参照して、描画方向判定記憶部123gに描画方向判定テーブル123gaを生成する。
 描画方向判定テーブル123gaには、組み合わせ番号、ライン方向、ライン合計、および判定結果の欄が設けられている。組み合わせ番号の欄には、各描画オブジェクトを描画する際のライン方向の組み合わせの識別番号が設定される。
 ライン方向の欄には、各描画オブジェクトを描画する場合のラインの方向が設定される。「縦」は、縦のライン(列)の描画を行うことを示す。「横」は、横のライン(行)の描画を行うことを示す。
 ライン合計の欄には、各描画オブジェクトをライン方向で示されるラインで描画する場合に描画処理が必要なラインの総数が設定される。判定結果の欄は、最もライン合計が少なくなる組み合わせにフラグ(図12では丸印)が設定される。
 図12の例では、Bの図形とCの図形とを横のラインで描画するときにラインの重複が多くなっている。そのため、Aの図形(若干縦に長い楕円形)を縦のラインで描画し、Bの図形とCの図形を横のラインで描画する場合に最もライン合計が少なくなる。その結果、縦のラインを描画する描画範囲44と、横のラインを描画する描画範囲45とが決定される。
 描画範囲が決定されると、その描画範囲と描画方向が描画範囲記憶部123hに設定される。
 図13は、描画範囲記憶部のデータ構造例を示す図である。描画範囲記憶部123hには、描画範囲テーブル123haが設けられている。描画範囲テーブル123haには、描画範囲番号、ライン方向、および描画範囲の欄が設けられている。
 描画範囲番号の欄には、描画範囲を識別するための識別番号が設定される。ライン方向の欄には、描画するラインの方向が設定される。「横」は行のラインであり、「縦」は列のラインである。
 描画範囲の欄は始点ライン番号と終点ライン番号との欄に細分化されている。始点ライン番号の欄には、描画範囲の始点位置となるラインのライン番号が設定される。終点ライン番号の欄には、描画範囲の終点位置となるラインのライン番号が設定される。
 この描画範囲テーブル123haに示された描画範囲の各ラインについて、優先度が計算されることとなる。
 次に、各優先度計算方式の詳細な手順について説明する。まず、画素濃度算出処理について説明する。
 図14は、画素濃度算出処理の手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
 [ステップS31]描画順決定部123iは、描画範囲記憶部123hから未処理の描画範囲を1つ選択する。その際、描画範囲テーブル123haから、選択した描画範囲の始点位置のライン番号、終点位置のライン番号、および描画するライン方向を取得する。そして、描画順決定部123iは、選択した描画範囲の情報を画素濃度算出部123jに渡し、画素濃度の算出を依頼する。
 [ステップS32]画素濃度算出部123jは、変数nに描画範囲の始点となるラインのライン番号をセットする。
 [ステップS33]画素濃度算出部123jは、描画方向が横方向のラインか否かを判断する。横方向のライン(行ライン)であれば、処理がステップS34に進められる。縦方向のライン(列ライン)であれば、処理がステップS37に進められる。
 [ステップS34]画素濃度算出部123jは、ライン番号がnのラインの画素の濃度を合計する。具体的には、画素濃度算出部123jは、VRAM制御部123aを介して、指定されたライン番号の行ラインの画像データ(RGB)をVRAM103から取得する。次に、画素濃度算出部123jは、取得したラインの各画素について濃度を計算する。ここで、画素の列番号をc(cは、0~767の整数)とし、列番号cの画素の濃度をYcとする。この場合、Ycは以下の式で表される。
Yc=10000-2989×R+5866×G+1145×B
 ここで、Rは画素の赤色の輝度値である。Gは画素の緑色の輝度値である。Bは画素の青色の輝度値である。また、R,G,Bに乗算している値は、輝度を得るための係数である。ガンマ補正とは、R,G,Bの値を最大としたときに画面の表示色が白となるように、輝度を調整する処理である。
 そして、画素濃度算出部123jは、選択したラインの各画素の濃度Ycを合計し、変数sumに設定する。
 [ステップS35]描画順決定部123iは、合計値(変数sum)を10000で除算し、除算結果に画素濃度方式の重みを乗算し、選択したラインの画素濃度による優先度とする。すなわち、以下の計算が行われる。
画素濃度による優先度=(sum/10000)×画素濃度方式の重み
 [ステップS36]描画順決定部123iは、選択しているラインのライン番号に対応付けて優先度記憶部123nに設定されている優先度に、画素濃度による優先度を加算する。その後、処理がステップS40に進められる。
 [ステップS37]画素濃度算出部123jは、ライン番号がnのラインの画素の濃度を合計する。具体的には、画素濃度算出部123jは、VRAM制御部123aを介して、指定されたライン番号の行ラインの画像データ(RGB)をVRAM103から取得する。次に、画素濃度算出部123jは、取得したラインの各画素について濃度を計算する。ここで、画素の行番号をr(rは、0~1023の整数)とし、行番号rの画素の濃度をYrとする。この場合、Yrは以下の式で表される。
Yr=10000-2989×R+5866×G+1145×B
 そして、画素濃度算出部123jは、選択したラインの各画素の濃度Yrを合計し、変数sumに設定する。
 [ステップS38]描画順決定部123iは、合計値(変数sum)を10000で除算し、除算結果に画素濃度方式の重みを乗算し、選択したラインの画素濃度による優先度とする。すなわち、以下の計算が行われる。
画素濃度による優先度=(sum/10000)×画素濃度方式の重み
 [ステップS39]描画順決定部123iは、選択しているラインのライン番号に対応付けて優先度記憶部123nに設定されている優先度に、画素濃度による優先度を加算する。
 [ステップS40]描画順決定部123iは、変数nの値を1だけカウントアップ(インクリメント)する。
 [ステップS41]描画順決定部123iは、変数nが描画範囲の終点のライン番号か否かを判断する。終点のライン番号であれば、処理がステップS42に進められる。終点のライン番号でなければ、処理がステップS33に進められる。
 [ステップS42]描画順決定部123iは、描画範囲テーブル123haに未処理の描画範囲があるか否かを判断する。未処理の描画範囲があれば、処理がステップS31に進められる。すべての描画範囲に対する処理が終了していれば、画素濃度算出処理が終了する。
 次に、隣接画素比較方式について説明する。
 図15は、隣接画素比較処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
 [ステップS51]描画順決定部123iは、描画範囲記憶部123hから未処理の描画範囲を1つ選択する。その際、描画範囲テーブル123haから、選択した描画範囲の始点位置のライン番号、終点位置のライン番号、および描画するライン方向を取得する。そして、描画順決定部123iは、選択した描画範囲の情報を隣接画素比較部123kに渡し、画素濃度の算出を依頼する。
 [ステップS52]隣接画素比較部123kは、描画範囲のすべての画素について、隣接画素との変化量を計算する。具体的には、隣接画素比較部123kは、VRAM制御部123aを介して、画像をVRAM103から取得する。次に、隣接画素比較部123kは、描画範囲の左上の座標(x0,y0)と右下の座標(x1、y1)に基づいて、x座標がx0-x1の範囲内であり、且つy座標がy0-y1の範囲内であるすべての座標の画素を計算対象とする。そして、隣接画素比較部123kは、計算対象のすべての画素について、ラプラシアンフィルタにより変化量D(x、y)を計算する。ここで、ラプラシアンフィルタとは、空間の2次微分を計算し、輪郭を検出する画像処理である。画像に対してラプラシアンフィルタを施すと、隣接画素との濃度差が大きい画素ほど、変化量D(x、y)の値が大きくなる。
 [ステップS53]隣接画素比較部123kは、変数nに描画範囲の始点となるラインのライン番号をセットする。
 [ステップS54]隣接画素比較部123kは、描画方向が横方向のラインか否かを判断する。横方向のライン(行ライン)であれば、処理がステップS55に進められる。縦方向のライン(列ライン)であれば、処理がステップS58に進められる。
 [ステップS55]隣接画素比較部123kは、横方向(行)のライン番号がnのラインの画素の変化量を合計する。具体的には、画素の列番号cを0~767のそれぞれの値とした場合の変化量D(c,n)を合計し、変数sumに設定する。
 [ステップS56]描画順決定部123iは、合計値(変数sum)に隣接画素比較方式の重みを乗算し、選択したラインの隣接画素比較による優先度とする。すなわち、以下の計算が行われる。
隣接画素比較による優先度=sum×隣接画素比較方式の重み
 [ステップS57]描画順決定部123iは、選択しているラインのライン番号に対応付けて優先度記憶部123nに設定されている優先度に、隣接画素比較による優先度を加算する。その後、処理がステップS61に進められる。
 [ステップS58]隣接画素比較部123kは、縦方向(列)のライン番号がnのラインの画素の変化量を合計する。具体的には、画素の行番号rを0~1023のそれぞれの値とした場合の変化量D(n,r)を合計し、変数sumに設定する。
 [ステップS59]描画順決定部123iは、合計値(変数sum)に隣接画素比較方式の重みを乗算し、選択したラインの隣接画素比較による優先度とする。すなわち、以下の計算が行われる。
隣接画素比較による優先度=sum×隣接画素比較方式の重み
 [ステップS60]描画順決定部123iは、選択しているラインのライン番号に対応付けて優先度記憶部123nに設定されている優先度に、隣接画素比較による優先度を加算する。
 [ステップS61]描画順決定部123iは、変数nの値を1だけカウントアップ(インクリメント)する。
 [ステップS62]描画順決定部123iは、変数nが描画範囲の終点のライン番号か否かを判断する。終点のライン番号であれば、処理がステップS63に進められる。終点のライン番号でなければ、処理がステップS54に進められる。
 [ステップS63]描画順決定部123iは、描画範囲テーブル123haに未処理の描画範囲があるか否かを判断する。未処理の描画範囲があれば、処理がステップS51に進められる。すべての描画範囲に対する処理が終了していれば、隣接画素比較処理が終了する。
 次に、新旧画素比較方式について説明する。
 図16は、新旧画素比較処理の手順を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
 [ステップS71]描画順決定部123iは、描画範囲記憶部123hから未処理の描画範囲を1つ選択する。その際、描画範囲テーブル123haから、選択した描画範囲の始点位置のライン番号、終点位置のライン番号、および描画するライン方向を取得する。そして、描画順決定部123iは、選択した描画範囲の情報を新旧画素比較部123lに渡し、画素濃度の算出を依頼する。
 [ステップS72]新旧画素比較部123lは、変数nに描画範囲の始点となるラインのライン番号をセットする。
 [ステップS73]新旧画素比較部123lは、描画方向が横方向のラインか否かを判断する。横方向のライン(行ライン)であれば、処理がステップS74に進められる。縦方向のライン(列ライン)であれば、処理がステップS77に進められる。
 [ステップS74]新旧画素比較部123lは、ライン番号がnのラインの画素の濃度を合計する。具体的には、新旧画素比較部123lは、VRAM制御部123aを介して、指定されたライン番号の行ラインの画像データ(RGB)をVRAM103から取得する。また、新旧画素比較部123lは、指定されたライン番号の行ラインの画像データ(RGB)を旧画像記憶部123mから取得する。
 次に、新旧画素比較部123lは、取得したラインの各画素について、新旧画素間の濃度差dを計算する。ここで、列番号cの濃度差dcとする。この場合、dcは以下の式で表される。
dc=2989×|pre_Rc-cur_Rc|+5866×|pre_Gc-cur_Gc|+1145×|pre_Bc-cur_Bc|
 ここで、pre_Rは、旧画面のn番目の列ラインのc番目の画素(旧画素)の赤色の輝度値である。cur_Rは、新画面のn番目の列ラインのc番目の画素(新画素)の赤色の輝度値である。pre_Gは、n番目の列ラインのc番目の旧画素の緑色の輝度値である。cur_Gは、n番目の列ラインのc番目の新画素の緑色の輝度値である。pre_Bは、n番目の列ラインのc番目の旧画素の青色の輝度値である。cur_Bは、n番目の列ラインのc番目の新画素の青色の輝度値である。また、新旧画素間の差分に乗算している値は、輝度を得るための係数である。
 そして、新旧画素比較部123lは、選択したラインの各画素の濃度差dcを合計し、変数sumに設定する。
 [ステップS75]描画順決定部123iは、合計値(変数sum)を10000で除算し、除算結果に新旧画素比較方式の重みを乗算し、選択したラインの画素濃度による優先度とする。すなわち、以下の計算が行われる。
新旧画素比較による優先度=(sum/10000)×画素濃度方式の重み
 [ステップS76]描画順決定部123iは、選択しているラインのライン番号に対応付けて優先度記憶部123nに設定されている優先度に、新旧画素比較による優先度を加算する。その後、処理がステップS80に進められる。
 [ステップS77]新旧画素比較部123lは、ライン番号がnのラインの画素の濃度を合計する。具体的には、新旧画素比較部123lは、VRAM制御部123aを介して、指定されたライン番号の列ラインの画像データ(RGB)をVRAM103から取得する。また、新旧画素比較部123lは、指定されたライン番号の列ラインの画像データ(RGB)を旧画像記憶部123mから取得する。
 次に、新旧画素比較部123lは、取得したラインの各画素について、新旧画素間の濃度差dを計算する。ここで、行番号rの濃度差drとする。この場合、drは以下の式で表される。
dr=2989×|pre_Rr-cur_Rr|+5866×|pre_Gr-cur_Gr|+1145×|pre_Br-cur_Br|
 ここで、pre_Rrは、n番目の列ラインのr番目の旧画素の赤色の輝度値である。cur_Rrは、n番目の列ラインのr番目の新画素の赤色の輝度値である。pre_Gは、n番目の列ラインのr番目の旧画素の緑色の輝度値である。cur_Gは、n番目の列ラインのr番目の新画素の緑色の輝度値である。pre_Bは、n番目の列ラインのr番目の旧画素の青色の輝度値である。cur_Bは、n番目の列ラインのr番目の新画素の青色の輝度値である。また、新旧画素間の差分に乗算している値は、輝度を得るための係数である。
 そして、新旧画素比較部123lは、選択したラインの各画素の濃度差drを合計し、変数sumに設定する。
 [ステップS78]描画順決定部123iは、合計値(変数sum)を10000で除算し、除算結果に新旧画素比較方式の重みを乗算し、選択したラインの画素濃度による優先度とする。すなわち、以下の計算が行われる。
新旧画素比較による優先度=(sum/10000)×画素濃度方式の重み
 [ステップS79]描画順決定部123iは、選択しているラインのライン番号に対応付けて優先度記憶部123nに設定されている優先度に、新旧画素比較による優先度を加算する。
 [ステップS80]描画順決定部123iは、変数nの値を1だけカウントアップ(インクリメント)する。
 [ステップS81]描画順決定部123iは、変数nが描画範囲の終点のライン番号か否かを判断する。終点のライン番号であれば、処理がステップS82に進められる。終点のライン番号でなければ、処理がステップS73に進められる。
 [ステップS82]描画順決定部123iは、描画範囲テーブル123haに未処理の描画範囲があるか否かを判断する。未処理の描画範囲があれば、処理がステップS71に進められる。すべての描画範囲に対する処理が終了していれば、画素濃度算出処理が終了する。
 以上のようにして、描画範囲内の各ラインについて、優先度計算方式それぞれによる優先度が補正値によって補正された後合算される。そして、合算後の値が優先度記憶部123n内に設定される。
 図17は、優先度記憶部のデータ構造例を示す図である。優先度記憶部123nには、優先度テーブル123naが記憶されている。優先度テーブル123naには、方向、ライン番号、および優先度の欄が設けられている。
 方向の欄には、ラインの方向が、横方向のライン(行)か縦方向のライン(列)かによって示される。ライン番号の欄には、各ラインの行または列方向における識別番号が設定される。優先度の欄には、各ラインの優先度が設定される。なお、描画範囲外のラインは、初期化時の優先度「0」のままである。
 このような優先度テーブル123naにおいて各ラインに対して優先度が設定された後、各レコードが優先度によってソートされる(優先度が高い程上位となる)。その結果、横方向のラインと縦方向のラインとが混在した配列で、優先度順にレコードが上から並べられる。
 電子ペーパ転送部123bは、このような優先度テーブル123naを参照して、VRAM103からEP制御部106へ画像データをラインごとに転送する。具体的には、電子ペーパ転送部123bは、優先度が0より大きいライン(更新対象のライン)の削除をEP制御部106に指示する。次に、電子ペーパ転送部123bは、優先度が高い順にラインを選択し、VRAM103内の該当するラインの画像データをEP制御部106に順次転送して描画を指示する。更新対象のすべてのラインの画像データの転送が1回ずつ完了すると、電子ペーパ転送部123bは、もう一度、優先度が高い順にラインを選択し、VRAM103内の該当するラインの画像データをEP制御部106に順次転送して描画を指示する。これにより、電子ペーパ107には、優先度が高いラインから順に2回の重ね書きで描画される。
 図18は、縦方向のラインを描画したときの画面遷移を示す図である。図18の例は、家が描かれた旧画像51に木が追加され、新画像52が生成された場合である。木の図形は縦長である。そのため、縦のラインを再描画した方がライン数が少なくて済む。その結果、縦のラインの再描画が行われる。
 なお、この例では、2度の重ね書きを行っている。その際、1回目の描画は電圧印可時間を短くして全体を描画する。2回目の描画では、明瞭に発色するようにさらに電圧印可を行う。
 第1の状態(ST1)は、旧画像51が表示された画面110を示している。この状態において画面更新の指示が入力されると、再描画すべき部分のみ消去される。第2の状態(ST2)は、変更部分を消去後の画面110を示している。この例では、木を描く部分の縦のラインが消去されている。
 次に、各ラインの優先度に沿ってラインごとに描画が行われる。第3の状態(ST3)は、半分程度のラインが描画された状態を示している。この例では、優先度の値が同程度の場合には、インターレースまたはランダムにラインを選択して描画する。例えば、優先度を示す数値の上位数桁のみを比較して同じ値であれば、優先度が同程度であると判断する。
 第4の状態(ST4)は、1回目の描画が完了した状態を示している。第5の状態(ST5)は、2度目のラインの描画を半分程度行った状態を示している。第6の状態(ST6)は、すべてのラインについて2回の重ね書きが完了した状態を示している。
 図19は、横方向のラインを描画したときの画面遷移を示す図である。図19の例は、家が描かれた旧画像51に葉の模様が追加され、新画像53が生成された場合である。図19に示す葉の図形は横長である。そのため、横のラインを再描画した方がライン数が少なくて済む。その結果、横のラインの再描画が行われる。
 第11の状態(ST11)は、旧画像51が表示された画面110を示している。この状態において画面更新の指示が入力されると、再描画すべき部分のみ消去される。第12の状態(ST12)は、変更部分を消去後の画面110を示している。この例では、葉を描く部分の横のラインが消去されている。
 次に、各ラインの優先度に沿ってラインごとに描画が行われる。第13の状態(ST13)は、半分程度のラインが描画された状態を示している。第14の状態(ST14)は、1回目の描画が完了した状態を示している。第15の状態(ST15)は、2度目のラインの描画を半分程度行った状態を示している。第16の状態(ST16)は、すべてのラインについて2回の重ね書きが完了した状態を示している。
 以上のようにして、表示すべき画像に応じて適切な順番で、描画範囲内のラインごとに描画を行うことができる。例えば、図5に示すような文字列の描画の場合、文字列描画APIの比率が高くなり、濃度計算方式による優先度の重みが大きくなる。その結果、仮に文字列以外のイラストなどが画面の一角に表示されていたとしても、文字列部分が優先的に表示される。また、図6に示すようなエラーメッセージのポップアップ表示の場合、ビットマップ転送APIの比率が高くなり、隣接画素比較方式による優先度の重みが大きくなる。すると、フレームや文字部分が優先的に表示される。さらに、図7に示すような、操作入力で選択されたオブジェクトの強調表示の場合、書き換え面積率が小さくなり、新旧画素比較方式による重みが大きくなる。すると、仮に選択されていないボタンについても文字表示色のグレイアウト(文字の色を灰色に変更すること)といった小さな変更があったとしても、ボタン全体の色が変更された強調表示対象のオブジェクトの優先度が高くなる。その結果、選択されたオブジェクトが優先的に表示される。
 なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、ビデオドライバ123が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD-RAM、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disc)などがある。
 プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD-ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
 プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
 なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
 上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
 1 旧画像
 2 表示対象画像
 3 描画方向決定手段
 4 描画順決定手段
 5 優先度記憶手段
 6 描画手段
 7 表示装置

Claims (19)

  1.  画面を複数のラインに分割して、前記ライン単位で描画可能な表示装置に画像を表示する電子ペーパ端末装置において、
     表示対象画像を記憶する画像記憶手段と、
     前記表示対象画像を解析し、前記ラインごとに優先度を決定する描画順決定手段と、
     前記描画順決定手段で決定された前記ラインそれぞれの優先度を記憶する優先度記憶手段と、
     前記優先度記憶手段に記憶された優先度の高い順に前記ラインを選択し、前記表示対象画像から選択した前記ラインの画像データを取得し、取得した前記画像データに基づいて前記表示装置の選択した前記ラインに描画する描画手段と、
     を有する電子ペーパ端末装置。
  2.  前記表示対象画像を構成する各画素の濃度を計算し、前記ラインを構成する前記画素の濃度を前記ラインごとに合計する画素濃度算出手段をさらに有し、
     前記描画順決定手段は、前記濃度の合計値が大きい前記ラインほど前記優先度を高くすることを特徴とする請求の範囲第1項記載の電子ペーパ端末装置。
  3.  前記画面を構成する各画素について、隣接画素との間の濃度差を計算し、前記ラインを構成する前記画像について計算された前記濃度差を前記ラインごとに合計する隣接画素比較手段をさらに有し、
     前記描画順決定手段は、前記濃度差の合計値が大きい前記ラインほど前記優先度を高く設定することを特徴とする請求の範囲第1項記載の電子ペーパ端末装置。
  4.  前記画面を構成する各画素について、更新前の旧画像と前記表示対象画像との濃度差を計算し、前記ラインを構成する前記画像について計算された前記濃度差を前記ラインごとに合計する新旧画素比較手段をさらに有し、
     前記描画順決定手段は、前記濃度差の合計値が大きい前記ラインほど前記優先度を高く設定することを特徴とする請求の範囲第1項記載の電子ペーパ端末装置。
  5.  前記表示対象画像を構成する各画素の濃度を計算し、前記ラインを構成する前記画素の濃度を前記ラインごとに合計して濃度算出結果とする画素濃度算出手段と、
     前記画面を構成する各画素について、隣接画素との間の濃度差を計算し、前記ラインを構成する前記画像について計算された前記濃度差を前記ラインごとに合計する隣接画素比較手段と、
     前記画面を構成する各画素について、更新前の旧画像と前記表示対象画像との濃度差を計算し、前記ラインを構成する前記画像について計算された前記濃度差を前記ラインごとに合計して新旧画素比較結果とする新旧画素比較手段とをさらに有し、
     前記描画順決定手段は、前記ラインごとに、前記濃度算出結果、隣接画素比較結果、および前記新旧画素比較結果を合計して、合計値が大きい前記ラインほど前記優先度を高く設定することを特徴とする請求の範囲第1項記載の電子ペーパ端末装置。
  6.  前記描画順決定手段は、前記表示対象画像の内容に応じて、前記濃度算出結果、前記隣接画素比較結果、および前記新旧画素比較結果それぞれの重みを決定し、重みによって補正した値の合計値が大きい前記ラインほど前記優先度を高く設定することを特徴とする請求の範囲第5項記載の電子ペーパ端末装置。
  7.  変更前の画像と前記表示対象画像との相違する部分を判断し、前記表示対象画像のうち前記相違する部分を、再描画の対象とする更新範囲に決定する更新範囲決定手段をさらに有し、
     前記描画順決定手段は、前記表示対象画像内の前記更新範囲の占める割合に応じて、前記濃度算出結果、前記隣接画素比較結果、および前記新旧画素比較結果それぞれの重みを決定することを特徴とする請求の範囲第6項記載の電子ペーパ端末装置。
  8.  前記描画順決定手段は、前記更新範囲の占める割合が大きい程、前記濃度算出結果と前記隣接画素比較結果との重みを大きくすることを特徴とする請求の範囲第7項記載の電子ペーパ端末装置。
  9.  前記描画順決定手段は、前記表示対象画像を作成したときのオブジェクト種別ごとのオブジェクト作成比率に応じて、前記濃度算出結果、前記隣接画素比較結果、および前記新旧画素比較結果それぞれの重みを決定することを特徴とする請求の範囲第6項記載の電子ペーパ端末装置。
  10.  前記描画順決定手段は、文字列のオブジェクトの作成比率が多いほど、前記濃度算出結果の重みを大きくすることを特徴とする請求の範囲第9項記載の電子ペーパ端末装置。
  11.  前記描画順決定手段は、矩形のオブジェクトの作成比率が多いほど、前記濃度算出結果の重みを大きくすることを特徴とする請求の範囲第9項記載の電子ペーパ端末装置。
  12.  前記描画順決定手段は、前記表示対象画像へのビットマップデータの書き込み回数が多いほど、前記隣接画素比較結果の重みを大きくすることを特徴とする請求の範囲第9項記載の電子ペーパ端末装置。
  13.  前記描画順決定手段は、縦方向に並ぶ複数の横ラインと、横方向に並ぶ複数の縦ラインとを混在させた複数の前記ラインそれぞれに対して優先度を決定することを特徴とする請求の範囲第1項記載の電子ペーパ端末装置。
  14.  変更前の画像と前記表示対象画像との相違する部分を判断し、前記表示対象画像のうち前記相違する部分を、再描画の対象とする更新範囲に決定し、前記更新範囲を前記横ラインで描画した場合のライン数と、前記縦ラインで描画した場合のライン数とを比較し、ライン数が少なくなる方向を前記更新範囲の描画方向に決定する描画方向決定手段をさらに有し、
     前記描画手段は、前記描画方向決定手段で決定された方向の前記ラインについてのみ、前記表示対象画像から選択したラインの画像データを取得し、取得した画像データに基づいて前記表示装置の前記選択したラインに描画する、
     ことを特徴とする請求の範囲第13項記載の電子ペーパ端末装置。
  15.  前記描画方向決定手段は、前記更新範囲が複数ある場合、前記更新範囲それぞれについて横ラインで描画した場合と縦ラインで描画した場合との2つの描画方向候補を定義し、複数の前記更新範囲による描画方向候補の組み合わせそれぞれに対して、前記描画方向候補で描画した場合のライン合計を計算し、最もライン合計が少なくなる前記描画方向候補の組み合わせを、前記更新範囲それぞれの描画方向に決定することを特徴とする請求の範囲第14項記載の電子ペーパ端末装置。
  16.  変更前の画像と前記表示対象画像との相違する部分を判断し、前記表示対象画像のうち前記相違する部分を、再描画の対象とする更新範囲に決定する更新範囲決定手段をさらに有し、
     前記描画手段は、前記更新範囲決定手段で決定された前記更新範囲を含む前記ラインについてのみ、前記表示対象画像から選択したラインの画像データを取得し、取得した画像データに基づいて前記表示装置の前記選択したラインに描画する、
     ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の電子ペーパ端末装置。
  17.  前記描画手段は、前記表示装置における前記更新範囲を含む前記ラインの画像を消去し、その後、前記表示対象画像から選択したラインの画像データを取得し、取得した画像データに基づいて前記表示装置の前記選択したラインに描画する、
     ことを特徴とする請求の範囲第16項記載の電子ペーパ端末装置。
  18.  画面を複数のラインに分割して、前記ライン単位で描画可能な表示装置に接続されたコンピュータに、画像を前記表示装置に表示する処理を実行させる画像表示制御プログラムにおいて、
     前記コンピュータを、
     表示対象画像を記憶する画像記憶手段、
     前記表示対象画像を解析し、前記ラインごとに優先度を決定する描画順決定手段、
     前記描画順決定手段で決定された前記ラインそれぞれの優先度を記憶する優先度記憶手段、
     前記優先度記憶手段に記憶された優先度の高い順に前記ラインを選択し、前記表示対象画像から選択した前記ラインの画像データを取得し、取得した前記画像データに基づいて前記表示装置の選択した前記ラインに描画する描画手段、
     として機能させることを特徴とする画像表示制御プログラム。
  19.  画面を複数のラインに分割して、前記ライン単位で描画可能な表示装置に画像を表示するための画像表示制御方法において、
     画像記憶手段に記憶された表示対象画像を解析し、前記ラインごとに優先度を決定し、前記ラインそれぞれの優先度を優先度記憶手段に格納し、
     前記優先度記憶手段に記憶された優先度の高い順に前記ラインを選択し、前記表示対象画像から選択した前記ラインの画像データを取得し、取得した前記画像データに基づいて前記表示装置の選択した前記ラインに描画する、
     ことを特徴とする画像表示制御方法。
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