JP2005077634A - 表示駆動回路、表示装置及び表示駆動プログラム - Google Patents

表示駆動回路、表示装置及び表示駆動プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 1画面分の画像を表示するための電力消費量を小さくするのに好適な表示駆動回路を提供すること。
【解決手段】 表示装置の選択された行に対して1行分の画像である行イメージを順次表示させることにより1画面分の画像を表示させる表示駆動回路において、各行に表示させる行イメージに対応するビットパターン間のハミング距離を検出し(ステップS2)、それらのハミング距離に基づいて行の選択順序を設定し(ステップS4)、その選択順序に基づいて行を選択するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、表示装置の選択された行に対して1行分の画像を順次表示させることにより1画面分の画像を表示させる表示駆動回路に関する。
従来、このような表示駆動回路としては、行方向に延びている複数の走査電極と、列方向に延びている複数の信号電極と、それら複数の走査電極及び複数の信号電極の交点に対応して設けられた複数の画素とを有する表示装置を備え、その表示装置の1行目から順番に各行を選択し、各行に対応する走査電極を走査電圧とし、その走査電極に対応した画素に、1行分の画像が順次表示されるように各信号電極をそれぞれ所定電位とすることによって、1画面分の画像を表示するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平06−18843号公報
しかしながら、上記従来の表示駆動回路にあっては、表示させる行イメージに関係なく、単に、予め決められた順番で各行を選択するようになっているため、例えば、罫線を含む表の画像を表示するときに、1つの行に対応する全ての画素に黒色の罫線の画像を表示させたのちに、白色の空白部の画像を表示させると、全ての信号電極で電位の変化が生じ、その電位変化によって信号電極の寄生容量で電力が消費され、その結果、1画面分の画像を表示するための電力消費量が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記従来の表示駆動回路の未解決の問題点を解決することを目的とするものであって、1画面分の画像を表示するための電力消費量を小さくするのに好適な表示駆動回路、表示装置及び表示駆動プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、第1の発明である表示駆動回路は、表示装置の選択された行に対して1行分の画像である行イメージを順次表示させることにより1画面分の画像を表示させる表示駆動回路において、各行に表示させる行イメージ間の相違を検出する検出手段と、それらの相違に基づいて行の選択順序を設定する設定手段と、その選択順序に基づいて行を選択する選択手段とを備えたことを特徴とするものである。
一方、第2の発明である表示駆動回路は、前記請求項1乃至前記請求項4のいずれかに記載の表示駆動回路を備えたことを特徴とするものである。
また一方、第3の発明である表示駆動プログラムは、表示装置の選択された行に対して1行分の画像である行イメージを順次表示させることにより1画面分の画像を表示させる表示駆動プログラムにおいて、各行に表示させる行イメージ間の相違を検出する検出機能と、それらの相違に基づいて行の選択順序を設定する設定機能と、その選択順序に基づいて行を選択する選択機能とをコンピュータに実行させるためのものである。
これら第1〜第3の発明によれば、1つ前の順番に設定された行に表示させる行イメージに対し、表示させる行イメージの相違点が少ない、つまり明度や彩度、色相等の差が小さい未選択行が続いて選択されるように行の選択順序を設定することができる。
また、第4の発明である表示駆動回路は、前記検出手段は、各行に表示させる行イメージに対応するビットパターン間のハミング距離を検出し、前記設定手段は、i番目に選択される行に対応するビットパターンとのハミング距離が最も小さいビットパターンに対応した未選択行がi+1番目に選択されるように前記行の選択順序を設定することを特徴とするものである。
この第4の発明によれば、1つ前の順番に設定された行に表示させる行イメージに対応するビットパターンとのハミング距離が最も小さい、つまり表示させる行イメージのデータの列成分に相違点が少ない未選択行が続いて選択されるように行の選択順序を設定することができる。
さらに、第5の発明である表示駆動回路は、前記表示装置は、行方向に延びている複数の走査電極と、列方向に延びている複数の信号電極と、前記複数の走査電極及び前記複数の信号電極の交点に対応して設けられ且つ前記走査電極及び前記信号電極の電位状態に応じて状態が変化する複数の画素とを備え、前記選択手段は、前記選択順序に基づいて所定の行に対応する走査電極を走査電圧とし、且つ、その走査電極に対応する行に、対応する画像が表示されるように各信号電極それぞれを所定電位とすることを特徴とするものである。
この第5の発明によれば、画像を表示させるときに電位が変化する信号電極の数を少なくし、その電位変化によって信号電極の寄生容量で消費される電力を小さくすることができ、その結果、1画面分の画像を表示するための電力消費量を小さくすることができる。
また、第4の発明である表示駆動回路は、前記設定手段は、表示させる行イメージ間に相違のない行が同時に選択されるように前記行の選択順序を設定することを特徴とするものである。
この第5の発明によれば、複数の行を同時に選択し、それらの行に、対応する行イメージを同時に表示させることができ、その結果、1画面分の画像の表示に要する時間を小さくすることができる。
以下、本発明の表示駆動回路の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における情報表示装置1の概略構成を示すブロック図である。この図1に示すように、情報表示装置1は、CPU(Central Processing Unit )2、RAM(Random Access Memory)3、ROM4、キーボード5が接続されたI/O6、グラフィックアクセラレータ7、VRAM(Video Ram)8、ディスプレイコントローラ9、及び表示装置10で構成され、キーボード5及び表示装置10を除く各部はバス11で互いに接続されている。
これらのうちCPU2は、ROM4に格納された基本制御プログラム等の各種プログラム及びデータを読み込み、それら各種プログラム及びデータをRAM3内に設けられるワークエリアに展開実行して、情報表示装置1が備える各部の制御を実行する。また、CPU2は、キーボード5から出力されるキー押下信号に従って、キーボード5で指定された文字や数字を表示するための画像データを生成し、その画像データをグラフィックアクセラレータ7に出力する。
さらに、CPU2は、グラフィックアクセラレータ7がラスタデータをVRAM8に書き込むたびに後述する画像表示処理を実行し、VRAM8に格納されているラスタデータを読み出して、後述するゲートドライバ13及びソースドライバ14を駆動するためのゲートドライバ駆動用データ及びソースドライバ駆動用データを生成し、それらゲートドライバ駆動用データ及びソースドライバ駆動用データをディスプレイコントローラ9に出力する。ここでラスタデータは、表示装置10の各画素19の表示状態を「0」又は「1」の数値で示し、「0」は、対応する画素19に白色を表示させることを示し、「1」は、対応する画素19に黒色を表示させることを示す。
また、RAM3は、CPU2が各種プログラムに従って上記処理を実行するときに、各種プログラムを展開するワークエリアを形成するとともに、CPU2により実行される各種処理に係るデータを展開するためのメモリ領域を形成する。
さらに、ROM4は、CPU2により実行される基本制御プログラム、OLE_LINK1各種アプリケーションOLE_LINK1プログラム及びこれら各プログラムに係るデータ等を格納する。そして、ROM4は、CPU2からの読み出し要求に従って、それら各種プログラムやデータをCPU2に出力する。なお、ROM4内の各種プログラム及びデータは、いずれもCPU2により 読み取り及び実行可能な形式で格納されている。
また、I/O6は、文字キー、数字キー及び各種機能キーを備えたキーボード5等が接続されている。そして、キーボード5のキーが押下操作されると、押下操作されたキーに対応するキー押下信号をCPU2に出力する。
さらに、グラフィックアクセラレータ7は、CPU2から出力される画像データをラスタデータに展開し、そのラスタデータをVRAM8に書き込む。
また、VRAM8は、グラフィックアクセラレータ7からの書き込み要求に従って、ラスタデータを格納するとともに、CPU2からの読み出し要求に従って、そのラスタデータをCPU2に出力する。
さらに、ディスプレイコントローラ9は、CPU2から出力されるゲートドライバ駆動用データ及びソースドライバ駆動用データを後述するゲートドライバ13及びソースドライバ14のそれぞれに分配出力する。
また、表示装置10は、複数の画素19がアレイ状に形成された電気泳動パネル12を中央に有し、その電気泳動パネル12の平面視左側には、ゲートドライバ13が配され、平面視上側には、ソースドライバ14が配されている。
これらのうち電気泳動パネル12には、図1のA−A線断面図である図2に示すように、黒色の帯電粒子15aと白色の分散媒15bとからなる電気泳動分散液15を内包する複数のマイクロカプセル16が中央の層に配され、それらのマイクロカプセル16が配された層の上面に、ゲートドライバ13から平面視横方向に延びている透明の走査電極17が配され、下面に、ソースドライバ14から平面視縦方向に延びている不透明の信号電極18が配されて、それら走査電極17及び信号電極18の交点に複数の画素19が設けられている。
また、ゲートドライバ13は、ディスプレイコントローラ9からゲートドライバ駆動用データが出力されると、そのゲートドライバ駆動用データに従って走査電極17を所定電位とする。ここでゲートドライバ駆動用データは、各走査電極17の電位を「0」又は「1」の数値で表した数列であり、例えば、k番目の数値が「0」であるときには平面視上側からk番目の走査電極17の電位をローレベルとし、k番目の数値が「1」であるときには平面視上側からk番目の走査電極17の電位をハイレベル(走査電圧)とする。
さらに、ソースドライバ14は、ディスプレイコントローラ9からソースドライバ駆動用データが出力されると、そのソースドライバ駆動用データに従って信号電極18を所定電位とする。ここでソースドライバ駆動用データは、各信号電極18の電位を「0」又は「1」の数値で表した数列であり、例えば、k番目の数値が「0」であるときには平面視左側からk番目の信号電極18の電位をハイレベルとし、k番目の数値が「1」であるときには平面視左側からk番目の信号電極18の電位をローレベルとする。
そして、ディスプレイコントローラ9から出力されるゲートドライバ駆動用データ及びソースドライバ駆動用データに従って、ゲートドライバ13及びソースドライバ14が、所定の走査電極17の電位をハイレベルとし且つ所定の信号電極18の電位をローレベルとすると、それら所定の走査電極17及び所定の信号電極18の交点に形成されている画素19に対応したマイクロカプセル16の黒色の帯電粒子15aが前面側(走査電極17側)に吸着され、それらの帯電粒子15aが前面側から認識されるようになる。なお、電気泳動パネルには表示内容を記憶する性質があり、新たな電位差を加えない限り、表示内容が保持される。つまり、電気泳動パネル3をオフ状態とし、エネルギーを供給していない状態とすると、帯電粒子15aが吸着した状態が保持され、前面側に画像が表示され続ける。
図3は、CPU2で実行される画面表示処理のフローチャートである。この図3に示すように、まず、そのステップS1では、VRAM8に格納されているラスタデータのうち各走査電極17に対応する各画素19に対応したビットパターン、つまり表示装置1の各行に表示させる1行分の画像である行イメージに対応するビットパターンとその行イメージに対応した画像が表示される行に対応した走査電極17の情報(以下、ゲート信号とも呼ぶ。)とを検出する。ここで行イメージに対応するビットパターンは、各走査電極17に対応する各画素19の状態を「0」又は「1」の数値で表した数値列であり、例えば、その数値列のk番目の数値が「0」であるときには平面視左側からk番目の画素19に白色を表示させることを示し、k番目の数値が「1」であるときには平面視左側からk番目の画素19に黒色を表示させることを示す。また、ゲート信号は、対応する行イメージに対応した画像が表示される画素19に対応した走査電極17の情報を「0」又は「1」の数値で表した数値列であり、例えば、その数値列のk番目の数値が「0」であるときには平面視上側からk番目の走査電極17に対応する画素19に、対応する行イメージに対応した画像が表示されないことを示し、k番目の数値が「1」であるときには平面視上側からk番目の走査電極17に対応する画素19に、対応する行イメージに対応した画像が表示されることを示す。
次にステップS2に移行して、前記ステップS1で検出された行イメージに基づき、下記(1)式に従って各行イメージ間のハミング距離dHを互いに算出する。
dH=d(a、b)=Σ(ai(XOR)bi) ………(1)
但し、a、bは行イメージであり、ai、bi(i=1〜n、nは信号電極の数)は行イメージa、bの構成要素であり、(XOR)は排他的論理和を表し、Σ(・)はi=1からi=nまで括弧内の演算を順次行い、それら演算結果を加算する関数である。
次にステップS3に移行して、前記ステップS1で検出された行イメージのうち構成要素に「1」が最も少ない行イメージを検出し、その行イメージを最初にディスプレイコントローラ9に出力する第1出力データとする。
次にステップS4に移行して、前記ステップS2の算出結果に基づいて、未選択状態である行イメージデータから前記ステップS3で第1出力データに設定された行イメージとのハミング距離が最も小さい行イメージデータを検出し、その行イメージデータを2番目にディスプレイコントローラ9に出力する第2出力データとする。また、未選択状態である行イメージデータから第2出力データとのハミング距離が最も小さい行イメージデータを検出し、その行イメージデータを第3出力データとするというように、未選択状態であるイメージデータから1つ前に選択された第(j−1)出力データとのハミング距離が最も小さい行イメージデータを検出し、その行イメージデータをj(j=1〜m、mは行イメージデータの数)番目にディスプレイコントローラ9に出力する第j出力データとする。
次にステップS5に移行して、前記ステップS3及びS4で設定された第1〜第m出力データ及び、それら第1〜第m出力データに対応するゲート信号をそれぞれゲートドライバ駆動用データ及びソースドライバ駆動用データとして順次ディスプレイコントローラ9に出力してから、この演算処理を終了する。
次に、本実施形態の情報表示装置1の動作を具体的状況に基づいて説明する。なお、ここでは説明の簡単のため、走査電極17及び信号電極18をそれぞれ7本ずつとした、7×7画素19の電気泳動パネル12を用いるものとする。
まず、利用者がキーボード5の数字キー「1」及び「2」を押下操作したとする。すると、キーボード5から数字キー「1」及び「2」に対応するキー押下信号がCPU2に出力され、CPU2で、そのキー押下信号に従って、図4に示すように、数字「12」を表示するための画像データが生成され、その画像データがグラフィックアクセラレータ7に出力され、グラフィックアクセラレータ7で、図5に示すように、その画像がラスタデータに展開され、そのラスタデータがVRAM8に書き込まれる。
また、グラフィックアクセラレータ7がラスタデータをVRAM8に書き込むと、CPU2で、画像表示処理が実行され、そのステップS1で、VRAM8に格納されているラスタデータに基づいて、図6に示すように、4つの行イメージ(No.1〜No.4)とそれらの行イメージに対応したゲート信号とが検出され、ステップS2で、図7に示すように、各行イメージ間のハミング距離が互いに算出され、ステップS3で、それらの行イメージのうち構成要素に「1」が最も少ない行イメージ(No.1、「0000000」)が検出され、その行イメージが最初にディスプレイコントローラ9に出力する第1出力データとされ、ステップS4で、図8に示すように、その他の行イメージデータから第1出力データに設定された行イメージとのハミング距離が最も小さい行イメージデータ(No.3、「0100010」、ハミング距離「2」)が検出され、その行イメージデータが2番目にディスプレイコントローラ9に出力する第2出力データとされ、また同様に、残りの行イメージデータから第2出力データに設定された行イメージとのハミング距離が最も小さい行イメージデータ(No.4、「0101000」、ハミング距離「1」)が検出され、その行イメージデータが3番目にディスプレイコントローラ9に出力する第3出力データとされ、最後に残った行イメージデータ(No.2、「0101110」)が4番目にディスプレイコントローラ9に出力する第4出力データとされ、ステップS5で、図9に示すように、第1〜第4出力データ及び、それらに対応するゲート信号がそれぞれソースドライバ駆動用信号及びゲートドライバ駆動用信号として順次ディスプレイコントローラ9に出力され、この演算処理が終了される。
また、第1〜第4出力データ及びそれらに対応するゲート信号が出力されると、ディスプレイコントローラ9で、それらがゲートドライバ13及びソースドライバ14のそれぞれに分配出力される。そして、第1出力データ及びそれに対応するゲート信号が出力されると、ゲートドライバ13で、平面視上側から1番目及び7番目の走査電極17がハイレベルとされ、ソースドライバ14で、全ての信号電極18の電位がハイレベルとされ、1行目及び7行目にある画素19に対応する画像が表示される。
また、第2出力データ及びそれに対応するゲート信号が出力されると、ゲートドライバ13で、平面視上側から3番目の走査電極17がハイレベルとされ、ソースドライバ14で、平面視左側から2番目及び6番目の信号電極18の電位がローレベルとされ、2つの信号電極18の電位が変化し、3行目にある画素19に対応する画像が表示される。
さらに、第3出力データ及びそれに対応するゲート信号が出力されると、ゲートドライバ13で、平面視上側から5番目の走査電極17がハイレベルとされ、ソースドライバ14で、平面視左側から2番目及び4番目の信号電極18の電位がローレベルとされ、1つの信号電極18の電位が変化し、5行目にある画素19に対応する画像が表示される。
また、第4出力データ及びそれに対応するゲート信号が出力されると、ゲートドライバ13で、平面視上側から2番目、4番目及び6番目の走査電極17がハイレベルとされ、ソースドライバ14で、平面視左側から2番目、4番目、5番目及び6番目の信号電極18の電位がローレベルとされ、2つの信号電極18の電位が変化し、2行目、4行目及び6行目にある画素19に対応する画像が表示され、表示装置10に1画面分の画像が表示される。
このように本実施形態における情報表示装置1によれば、1つ前の順番に設定された行に表示させる行イメージに対応するビットパターンとのハミング距離が最も小さい、つまり表示させる行イメージの列成分に相違点が少ない未選択行が続いて選択されるように行の選択順序を設定することができ、画像を表示させるときに電位が変化する信号電極18の数を5つとし、つまり少なくし、その電位変化によって信号電極18の寄生容量で消費される電力を小さくすることができ、その結果、1画面分の画像を表示するための電力消費量を小さくすることができる。
ちなみに、単に、表示装置10の1行目から順番に各行に対応する走査電極17を走査電圧とし、その走査電極17に対応した画素19に、対応する画像が表示されるように各信号電極18をそれぞれ所定電位とする従来の方法にあっては、画像を表示させるときに電位が変化する信号電極18の数が7つと多くなり、その電位変化によって信号電極18の寄生容量で電力が消費され、その結果、1画面分の画像を表示するための電力消費量が大きくなってしまう。
また、複数の走査電極17を同時に走査電圧とし、それらの走査電極17に対応した画素19からなる行に、対応する画像を同時に表示させることができ、例えば、1回の行の選択に要する時間が10msec.であるとすると、1画面分の画像を表示するための所要時間を40msec.とする、つまり小さくすることができる。
ちなみに、単に、1行目から順番に各行に対応する走査電極17を走査電圧とする従来の方法にあっては、例えば、1回の行の選択に要する時間が10msec.であるとすると、1画面分の画像を表示するための所要時間が70msec.と大きくなってしまう。
なお、上記実施形態では、図3のステップS1が検出手段を構成し、以下同様に、図3のステップS5が設定手段を構成し、図1のゲートドライバ13及びソースドライバ14が選択手段を構成する。
また、上記実施形態は、本発明に係る表示駆動回路の一例を示したものであり、その構成等を限定するものではない。
例えば、上記実施形態では、電気泳動パネル12の駆動方式として、電気泳動パネル12を走査電極17及び信号電極18で挟んでなるパッシブマトリクス駆動方式を用いる例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、TFT(Thin Film Transistor)やTFD(Thin Film Diode)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリックス駆動方式を用いるようにしてもよい。また、その構造としては、所謂COF(Chip on Film)タイプの構造であってもよく、またICチップを直接実装する構造を有する構造であってもよい。
また、電気泳動パネル12を用いる例を示したが、これに限られるものではなく、信号電極と走査電極の組み合わせで表示を行う表示装置であれば適用可能である。例えば、TN(Twisted Nematic)液晶ディスプレイ、STN(Super TN)液晶ディスプレイ、強誘電性液晶ディスプレイ、コレステリック液晶ディスプレイ、トナーディスプレイ、ツイストボールディスプレイなどの表示装置を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、CPU2で画像表示処理を実行する例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、グラフィックスアクセラレータ7やディスプレイコントローラ9、VRAM8内蔵型のソースドライバ14で実行するようにしてもよい。なお、ソースドライバ14で実行する場合には、ソースドライバ14とゲートドライバ14とを接続する信号線を設ける必要がある。
また、上記実施形態では、行イメージを構成する数値に「0」があるときには対応する画素19に白色を表示させることを示し、「1」があるときには対応する画素19に黒色を表示させることを示す例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、行イメージを構成する数値に「0」があるときには対応する画素19に白色を表示させることを示し、「9」があるときには対応する画素19に黒色を表示させることを示し、それら「0」から「9」の間の数値があるときには対応する画素19に対しその数値に応じた明度の灰色を表示させることを示すようにしてもよい。
また、「0」から「9」の間の数値を用いるようにしたときには、それらの数値に応じた大きさの電位をソースドライバ14で出力するようにすると共に、下記(2)式に従ってハミング距離に相当する距離を算出するようにしてもよい。その際、信号電極18の電位変化による電力消費量が電位の変化の大きさのみでは定まらず、所定関数pの影響を受けるときには、下記(3)式に従ってハミング距離に相当する距離を算出するようにしてもよい。
dH=Σ|ai―bi| ………(2)
dH=Σp(ai,bi) ………(3)
さらに、行イメージのうち構成要素に「1」が最も少ない行イメージを検出し、その行イメージを最初にディスプレイコントローラ9に出力する第1出力データとする例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、構成要素が全て「0」である行イメージを第1出力データとしたり、構成要素が全て「1」である行イメージを第1出力データとしたり、構成要素に「0」の数が最も少ない行イメージを第1出力データとしたり、無作為に選出した行イメージを第1出力データとしたり、画面表示処理が前回実行されたときに最後にディスプレイコントローラ9に出力された行イメージとのハミング距離が最も小さい行イメージを第1出力データとしたりしてもよい。
また、常に、1つ前の順番に設定された行に表示させる行イメージとのハミング距離が最も小さい未選択行を選択する例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、画面の上側にある行又は下側にある行ばかりが連続して選択されるときには、ハミング距離と関係なく、それまでとは異なる側にある未選択行を選択するようにしてもよく、また所定数の順番を設定するたびに無作為に選んだ未選択行を選択するようにしてもよい。
本発明の表示駆動回路の一実施形態を示す構成図である。 図1のA−A線断面図である。 CPUで実行される画像表示処理のフローチャートである。 CPUで生成された画像を説明するための説明図である。 ラスタデータを説明するための説明図である。 行イメージ及びゲート信号を説明するための説明図である。 各行イメージ間のハミング距離を説明するための説明図である。 設定方法を説明するための説明図である。 ソースドライバ駆動用信号等を説明するための説明図である。
符号の説明
1は表示駆動回路、2はCPU、3はRAM、4はROM、5はキーボード、6はI/O、7はグラフィックアクセラレータ、8はVRAM、9はディスプレイコントローラ、10は表示装置、11はバス、12は電気泳動パネル、13はゲートドライバ、14はソースドライバ、15aは帯電粒子、15bは電気泳動分散液、16はマイクロカプセル、17は走査電極、18は信号電極

Claims (6)

  1. 表示装置の選択された行に対して1行分の画像である行イメージを順次表示させることにより1画面分の画像を表示させる表示駆動回路において、各行に表示させる行イメージ間の相違を検出する検出手段と、それらの相違に基づいて行の選択順序を設定する設定手段と、その選択順序に基づいて行を選択する選択手段とを備えたことを特徴とする表示駆動回路。
  2. 前記検出手段は、各行に表示させる行イメージに対応するビットパターン間のハミング距離を検出し、前記設定手段は、i番目に選択される行に対応するビットパターンとのハミング距離が最も小さいビットパターンに対応した未選択行がi+1番目に選択されるように前記行の選択順序を設定することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動回路。
  3. 前記表示装置は、行方向に延びている複数の走査電極と、列方向に延びている複数の信号電極と、前記複数の走査電極及び前記複数の信号電極の交点に対応して設けられ且つ前記走査電極及び前記信号電極の電位状態に応じて状態が変化する複数の画素とを備え、前記選択手段は、前記選択順序に基づいて所定の行に対応する走査電極を走査電圧とし、且つ、その走査電極に対応する行に、対応する画像が表示されるように各信号電極それぞれを所定電位とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示駆動回路。
  4. 前記設定手段は、表示させる行イメージ間に相違のない行が同時に選択されるように前記行の選択順序を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示駆動回路。
  5. 前記請求項1乃至前記請求項4のいずれかに記載の表示駆動回路を備えたことを特徴とする表示装置。
  6. 表示装置の選択された行に対して1行分の画像である行イメージを順次表示させることにより1画面分の画像を表示させる表示駆動プログラムにおいて、各行に表示させる行イメージ間の相違を検出する検出機能と、それらの相違に基づいて行の選択順序を設定する設定機能と、その選択順序に基づいて行を選択する選択機能とをコンピュータに実行させるための表示駆動プログラム。
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