WO2008047826A1

WO2008047826A1 - Hotte de cuisinière

Info

Publication number: WO2008047826A1
Application number: PCT/JP2007/070237
Authority: WO
Inventors: Kinji Isaka; Takahiro Honda
Original assignee: Panasonic Corporation
Priority date: 2006-10-18
Filing date: 2007-10-17
Publication date: 2008-04-24
Also published as: CN101495814A; CN101495814B

Description

明細書

レンジフード

技術分野

[0001] 本発明は、空気の汚れである微小物を除去するフィルターを備えたレンジフードに関する。

背景技術

[0002] 従来のレンジフードには調理で発生する油煙や埃等を捕集する目的としてフィルタ一が取り付けられている場合がある。このフィルタ一は使用とともに汚れが堆積して吸い込む空気の量が低下し、または油垂れが生じるので、定期的に掃除する必要があ

[0003] 図 19は特許文献 1に開示されている従来のレンジフード 5001の構成図である。油等の汚れを含む空気 101は、吸込口 102を通過して排気装置 103の前方に配置されたフィルター 104を通過する。センサー 106がフィルター 104の汚れを検知すると、駆動装置 105がフィルター 104を回転させて、汚れを遠心力で除去する。

[0004] 従来のレンジフード 5001では、汚れがフィルター 104に堆積して乾燥すると、遠心力だけでは十分に除去するのが困難である。したがって、しだいにフィルター 104が目詰まりを起こし、汚れを除去する性能が低下する。

[0005] 図 20は特許文献 2に開示されている他の従来のレンジフード 5002の構成図である。レンジフード 5002は、吸込口 601とファン 602との間に設けられるフイノレター 603を備える。フィルター 603は略水平に延びる回転軸 604で回転できる。フィルター 603 の回転軸 604より下方の部分力洗浄タンク 606に収容された洗浄液 605に浸漬される。フィルター 603の回転軸 604より上方の部分には油、埃等の汚れを含む空気が通過してその汚れが付着して!/、る。フィルター 603を回転軸 604で回転させることで、汚れが付着した部分を回転軸 604より下方に位置させて洗浄液 605に浸漬させて洗浄する。

[0006] 従来のレンジフード 5002では、フィルター 603の洗浄後に洗浄液 605内に汚れが浮遊する。浮遊している汚れはフィルター 603に再付着し、次第にフィルター 603が汚れて目詰まりを起こし、レンジフード 5002の性能が低下する。

特許文献 1：特開平 3— 164639号公報

特許文献 2：特開平 6— 137630号公報

発明の開示

[0007] レンジフードは、通風路を有するフードと、通風路に設けられた排気ファンと、通風路に設けられたフィルターと、フィルターの外周端を覆って囲む洗浄ケーシングと、フィルターに対向する複数の噴射口を有するノズルと、ノズルに水を供給する給水部と、洗浄ケーシング内に飛散した水を回収する回収部とを備える。フィルタ一は中心軸について回転して外周端を有する。フィルタ一は空気を通して微小物を捕らえる有効域を有する。その有効域は中心軸を囲む内周端を有する。複数の噴射口は、フィノレターの有効域の内周端から外周端まで所定の線上に配列されている。

[0008] このレンジフードは、フィルターを取り外すことなくフィルターに付着した汚れを除去でき、排気性能の劣化を防止できる。

図面の簡単な説明

[0009] [図 1]図 1は本発明の実施の形態 1におけるレンジフードの構成図である。

[図 2]図 2は実施の形態 1におけるレンジフードの部分斜視図である。

[図 3]図 3は実施の形態 1におけるレンジフードのノズルの正面図である。

[図 4]図 4は本発明の実施の形態 2におけるレンジフードのノズルの正面図である。

[図 5]図 5は本発明の実施の形態 3におけるレンジフードのノズルの正面図である。

[図 6]図 6は本発明の実施の形態 4におけるレンジフードのノズルの正面図である。

[図 7]図 7は本発明の実施の形態 5におけるレンジフードのノズルの上面図である。

[図 8]図 8は本発明の実施の形態 6におけるレンジフードのノズルの上面図である。

[図 9]図 9は本発明の実施の形態 7におけるレンジフードの要部構成図である。

[図 10]図 10は実施の形態 7におけるレンジフードのノズルの正面図である。

[図 11]図 11は実施の形態 7におけるレンジフードの他のノズルの正面図である。

[図 12]図 12は実施の形態 7におけるレンジフードのさらに他のノズルの正面図である

[図 13]図 13は実施の形態 7におけるレンジフードのさらに他のノズルの正面図である [図 14A]図 14Aは実施の形態 7におけるレンジフードのさらに他のノズルの正面図である。

[図 14B]図 14Bは図 14Aに示すノズルの拡大図である。

[図 15]図 15は本発明の実施の形態 8におけるレンジフードの構成図である。

[図 16]図 16は実施の形態 8におけるレンジフードの要部構成図である。

[図 17]図 17は本発明の実施の形態 9におけるレンジフードの要部構成図である。

[図 18]図 18は実施の形態 9における他のレンジフードの要部構成図である。

[図 19]図 19は従来のレンジフードの構成図である。

[図 20]図 20は他の従来のレンジフードの構成図である。

符号の説明

1 吸込口

2 フード

4 吐出口

5 排気ファン

7 通風路

9A 中心軸

10 フィルタ-

10C 有効域

11 洗浄ケー

12 噴射口

12 A 噴射口

12B 噴射口

12C 噴射口

12D 噴射口

13 内周端

14 外周端

15 ノズノレ A ノズノレ

B ノズノレ

C ノズノレ

給水部

回収部

1A 円

1B 円

2 噴射口（第 1の噴射口）2A 噴射口（第 3の噴射口）2B 噴射口（第 4の噴射口）3 噴射口（第 2の噴射口）3A 噴射口（第 5の噴射口）1 吸込口

2 フード

4 吐出口

6 排気ファン

7 通風路

0 洗浄ケーシング

1 フィルター

7 ノズノレ

2 洗浄タンク

7 ノズノレ

7A ノズル

9 給水部

0 添加装置

1 加熱装置

0 噴射口

0A 噴射口 540 制御部

発明を実施するための最良の形態

[0011] (実施の形態 1)

図 1は本発明の実施の形態 1におけるレンジフード 1001の構成図である。図 2はレンジフード 1001の部分斜視図である。フード 2は調理器 701の上方に設置され、調理器から調理で発生した油煙や周囲に浮遊する埃を捕集する吸込口 1を有する。フード 2は、屋外と連通したダクト 3を介して天面に連通する吐出口 4を有する。フード 2 の内部には排気ファン 5を収容する送風ケーシング 6が配設され、排気ファン 5を介して吸込口 1と吐出口 4を結ぶ通風路 7を形成している。フード 2内の吸込口 1近傍には平坦な整流板 8が設けられている。排気ファン 5の前面には油や埃を捕集して空気を通す複数の穴 10Bを有するフィルター 10が配置されている。フィルター 10には駆動部 9が連結されている。筒形状の洗浄ケーシング 11はフィルター 10の円形の外周端 14を覆って囲む。実質的に円筒状のノズル 15がフィルター 10の表面 10Aに所定の一定の距離で平行に対向し、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13からフィルター 10の外周端 14に水平に延びている。内周端 13は中心軸 9Aを囲み、中心軸 9Aを中心とする円周である。ノズル 15は貯水装置 16と給水ポンプ 17に接続されて給水部 18を形成している。洗浄ケーシング 11の下端部には孔 19が設けられている。洗浄ケーシング 11内に散乱した汚れた水が孔 19から排出され、回収部 20に回収される。フィルター 10は表面 10Aに直角な中心軸 9Aについて回転可能であり、円盤形状を有するが、形状はこれに限定されない。

[0012] 図 3はフィルター 10から見たノズル 15の正面図である。フィルター 10は、空気を通して微小物を捕らえるフィルタ一として機能する有効域 10Cを有する。有効域 10Cは中心軸 9Aを囲む内周端 13を有する。ノズル 15には所定の線である直線上に一列に配列されてフィルター 10の表面 10Aに対向している複数の噴射口 12が設けられている。ノズル 15は実質的に水平に延び、複数の噴射口 12は実質的に水平に配置されている。

[0013] 調理時に調理器 701から発生した油や室内の埃などの汚れである微小物は、排気ファン 5を運転することで整流板 8の周囲の吸込口 1からフード 2内に空気と共に吸い込まれて、フィルター 10の表面 10Aに当たる。吸い込まれた微小物は通風路 7内に設置されたフィルター 10にて捕集'蓄積される。微小物の除かれた空気は排気ファン 5によって吐出口 4よりダクト 3を通じ屋外に排出される。フィルター 10に付着した微小物のうちの特に埃は、フィルター 10の穴 10Bに入り込み互いに複雑に絡み合うことで非常に除去しにくい。この埃は油のフィルター 10への付着を促進し、フィルター 10の穴 10Bを塞いで、排出される空気の量を低下させる。

[0014] レンジフード 1001では、以下のようにフィルター 10を洗浄する。まず、駆動部 9によりフィルター 10を回転させながら、給水ポンプ 17により貯水装置 16に貯めた水をくみ上げノズル 15に供給する。供給された水はノズル 15の噴射口 12より勢いよく噴射され、フィルター 10の表面 10Aに衝突しながら微小物を剥がす、噴射された水は、フィルター 10の穴を通過する際に絡み合い蓄積された埃も合わせて除去し、フィルター 10の回転による遠心力によりフィルター 10から飛散する。飛散した水はフィルター 10 の外周端 14を覆う洗浄ケーシング 11に当たって捕集される、捕集された水は孔 19 力も排出されて回収部 20で回収される。したがって、フィルター 10に付着したよごれである微小物を、各部品を取り外すことなく除去することができる。

[0015] 複数の噴射口 12がー列に配列されており、噴射口 12から噴射された高速の水がフィルター 10に当って汚れを除去する。複数の噴射口 12はフィルター 10の有効域 1 0Cの内周端 13から外周端 14まで配列されて同時に高速の水を噴射するので、フィルター 10に付着した微小物を単にフィルター 10上を移動させるのではなぐフィルタ一 10から剥離して容易にフィルター 10をきれいに洗浄できる。

[0016] フィルター 10の穴 10Bはパンチングで形成されており円形状を有する力これに限らず、網形状や長穴形状であっても同様の効果を有する。

[0017] ノズル 15はフィルター 10の表面 10Aに所定の距離で対応して水平方向に延びている。ノズル 15は水平方向に限らず垂直方向や斜め方向に延びていてもよい。ノズノレ 15は、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向かって外周端 1 4まで、フィルター 10の表面 10A力も所定の距離離れて対向して延びている。

[0018] (実施の形態 2)

図 4は本発明の実施の形態 2におけるレンジフードのノズル 15Aの正面図である。図 4において、図 1〜図 3に示す実施の形態 1によるレンジフード 1001と同じ部分には同じ参照符号を付してその説明を省略する。実施の形態 2によるレンジフードは、実施の形態 1によるレンジフード 1001のノズル 15の代りにノズル 15Aを備える。

[0019] ノズル 15Aは、フィルター 10に所定の距離だけ離れて対向してかつフィルター 10 の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向かって外周端 14まで波線上に配列された複数の噴射口 12Aが設けられている。フィルター 10を洗浄する時には、ノズル 1 5Aに供給された水が波線上に配列された複数の噴射口 12Aから波線の振幅が大きくなる方向に高速で噴射される。噴射された水は衝突の勢いと波線の振幅が大きくなる方向への流れでフィルター 10を洗浄する。複数の噴射口 12Aはノズル 15Aに波線上に配列されているので、直線上に配置されるより噴射口 12Aの間隔が大きくなる。これにより、複数の噴射口 12Aから噴射された水を、その勢いを互いに打ち消すことなぐかつ互いに邪魔することなく拡大させてフィルター 10の表面 10Aに衝突させること力 Sできる。したがって、実施の形態 2によるレンジフードではフィルター 10をより少量の水でより短い時間で効率的に洗浄することができる。

[0020] (実施の形態 3)

図 5は本発明の実施の形態 3におけるレンジフードのノズル 15Bの正面図である。図 5において、図 1〜図 3に示す実施の形態 1によるレンジフード 1001と同じ部分には同じ参照符号を付してその説明を省略する。実施の形態 3によるレンジフードは、実施の形態 1によるレンジフード 1001のノズル 15の代りにノズル 15Bを備える。

[0021] ノズル 15Bには、フィルター 10の表面 10Aに所定の距離だけ離れて対向してかつフィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向かって外周端 14まで直線上に配列された複数の噴射口 12Bが設けられている。複数の噴射口 12Bの面積はフィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向力、うほど大きい。すなわち、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に近くに位置する噴射口 12Bほど大きい面積を有する。

[0022] フィルター 10の外周端 14の近傍の面積は、有効域 10Cの内周端 13の近傍の面積より非常に大きい。複数の噴射口 12Bの面積はフィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向力、うほど大きくすることで、噴射口 12Bからフィルター 10の外周端 14の近傍の部分に噴射される水の量を有効域 IOCの内周端 13の近傍の部分に噴射される水の量より多くすることができ、フィルター 10の外周端 14を十分洗浄でき、フィルター 10を均一に洗浄できる。したがって、実施の形態 3におけるレンジフードでは、フィルター 10の外周端 14の洗い残しを発生させることなぐ何度も洗浄を繰り返すことなく短い時間でフィルター 10を洗浄できる。

[0023] なお、複数の噴射口 12Bは、図 4に示す実施の形態 2における複数の噴射口 12A と同様に、波線上に配列されていてもよい。

[0024] (実施の形態 4)

図 6は本発明の実施の形態 4におけるレンジフードのノズル 15Cの正面図である。図 6において、図 1〜図 3に示す実施の形態 1によるレンジフード 1001と同じ部分には同じ参照符号を付してその説明を省略する。実施の形態 4によるレンジフードは、実施の形態 1によるレンジフード 1001のノズル 15の代りにノズル 15Cを備える。

[0025] ノズノレ 15Bには、フィルター 10の表面 10Aに所定の距離離れて対向してかつフィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向かって外周端 14まで直線上に配列された複数の噴射口 12Cが設けられている。複数の噴射口 12Cの互いに隣り合う噴射口の間隔力フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14に向かつて狭くなつている。すなわち、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 1 4に近くに位置する噴射口 12Cほど互いに隣り合う噴射口 12Cの間隔が狭くなる。

[0026] 複数の噴射口 12Cのこの配置により、フィルター 10の外周端 14の近傍の部分には有効域 10Cの内周端 13の近傍の部分より集中して水が噴射口 12Cから噴射される。集中して噴射された水により、水の量を増加させること無くフィルター 10の外周端 1 4の近傍の部分を確実に洗浄することができる。したがって、ノズル 15Cへ水を供給する給水ポンプ 17やホースを大きくすること無くフィルター 10を確実に洗浄できるので、レンジフードを低コストにでき、かつフィルター 10を大きくすることができて排気効串を大さくすること力 Sでさる。

[0027] なお、複数の噴射口 12Cは、図 4に示す実施の形態 2における複数の噴射口 12A と同様に、波線上に配列されていてもよい。また、複数の噴射口 12Cは、図 5に示す実施の形態 3における複数の噴射口 12Bと同様に、面積が互いに異なっていてもよい。

[0028] (実施の形態 5)

図 7は本発明の実施の形態 5におけるレンジフードの上面図である。図 7において、図 1〜図 6に示す実施の形態 1〜4によるレンジフードと同じ部分には同じ参照符号を付してその説明を省略する。実施の形態 5によるレンジフードは、実施の形態;!〜 4 ίこよるノズノレ 15、 15A、 15B、 15Cのうちの 1っを備免る。

[0029] ノス、ノレ 15 (15A、 15B、 15C)の複数の噴射口 12 (12A、 12B、 12C)力、らフイノレタ一 10の表面 10Aに噴射される水の速さ 30を、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13力も外周端 14に向かって小さくしている。すなわち、フィルター 10の有効域 10C の内周端 13から外周端 14に近くに位置する噴射口 12 (12A、 12B、 12C)ほど噴射される水の速さが小さくなる。

[0030] フィルター 10の穴 10Bをパンチングで形成するために、フイノレター 10は容易にカロェできるアルミ板や鉄板等の薄!/、金属板より形成されてレ、る。駆動部 9と接続されているフィルター 10の有効域 10Cの内周端 13に比べて外周端 14は、表面 10Aに向かって加えられる力でより歪み変形しやすい。複数の噴射口 12 (12A、 12B、 12C) からフィルター 10の表面 10Αに噴射される水の速さ 30を、フィルター 10の有効域 10 Cの内周端 13から外周端 14に向かって小さくすることで、フィルター 10の洗浄の効果を低下させること無くフィルター 10の変形を防止している。したがって、フィルター 1 0の変形による振動や音が抑えられて、フィルター 10の破壊や振動による駆動部 9へかかる過負荷を防止できる。

[0031] (実施の形態 6)

図 8は本発明の実施の形態 6におけるレンジフードの上面図である。図 8において、図 1〜図 7に示す実施の形態 1〜5によるレンジフードと同じ部分には同じ参照符号を付してその説明を省略する。実施の形態 6によるレンジフードは、実施の形態;!〜 4 によるノス、ノレ 15、 15A、 15B、 15Cの代わりにノス、ノレ 15Eを備える。ノス、ノレ 15Eには、フィルター 10の表面 10Aから所定の距離だけ離れて表面 10Aに対向する噴射口 12 (12A, 12B, 12C)力 S設けられている。

[0032] 図 8に示すように、ノズル 15Eは、フィルター 10の表面 10Aに平行な辺 41と、辺 41 についてフィルター 10の反対側に位置する頂点 40を有する実質的に三角形状の断面を有する。この断面はフィルター 10の表面 10Aに直角である。その三角形状の頂点 40での内角は好ましくは鋭角である。辺 41に複数の噴射口 12 (12A、 12B、 12C )が設けられている。

[0033] ノズル 15Eは、汚れすなわち微小物を含む空気が通る通風路 7内に設置されているので、レンジフードを使用している際には、微小物がノズル 15Eに当たる。ノズル 1 5Eは実質的に三角形状の断面を有するので通風路 7での空気の流れを妨げず、ノズル 15Eに微小物が付着しにくいので、ノズル 15Eを清掃する必要がない。このような形状の断面を有するので、ノズル 15Eは通風路 7を流れる空気を整流して通過させるので、通気抵抗を抑えることができ、通風路 7を通過する空気の量を低下させない。

[0034] 複数の噴射口 12 (12A、 12B、 12C)力噴射される水の速さを実施の形態 5におけるレンジフードと同様に設定してもよい。

[0035] (実施の形態 7)

図 9は実施の形態 7によるレンジフード 1002の要部構成図である。図 10はレンジフード 1002のノズル 115の正面図である。図 9と図 10において、図 1〜図 3に示す実施の形態 1におけるレンジフード 1001と同じ部分には同じ参照番号をその説明を省略する。図 10に示すレンジフード 1002は図 1〜図 3に示すレンジフード 1001のノズル 15の代わりにノズノレ 115を備える。図 10はフィルター 10から見たノズノレ 115の正面図である。ノス、ノレ 115は、図 3に示すノス、ノレ 15と同様に、フィルター 10の有効域 10 Cの内周端 13から外周端 14まで所定の線である直線上に一列に配置された複数の噴射口 12を有する。ノズル 115は中心軸 9Aから下方に位置し、実質的に水平に延びている。複数の噴射口 12は実質的に水平に配列されている。これにより、ノズル 1 15は図 3に示す実施の形態 1によるノズル 15と同様の効果を有する。

[0036] 図 11は実施の形態 7によるレンジフードの他のノズル 115Aの正面図である。図 11 において、図 4に示す実施の形態 2におけるンジフードと同じ部分には同じ参照番号をその説明を省略する。図 11に示すレンジフードは図 4に示すレンジフードのノズノレ 15Aの代わりにノズノレ 115Aを備える。図 11はフィルター 10から見たノズノレ 115Aの正面図である。ノズル 115Aは、図 4に示すノズル 15Aと同様に、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14まで所定の線である波線上に一列に配置された複数の噴射口 12Aを有する。ノズル 115Aは中心軸 9Aから下方に位置し、実質的に水平に延びている。これにより、ノズル 115Aは図 4に示す実施の形態 2によるノズル 15Aと同様の効果を有する。

[0037] 図 12は実施の形態 7によるレンジフードのさらに他のノズル 115Bの正面図である。

図 12において、図 5に示す実施の形態 3におけるンジフードと同じ部分には同じ参照番号をその説明を省略する。図 12に示すレンジフードは図 5に示すレンジフードのノズノレ 15Bの代わりにノズノレ 115Bを備える。図 12はフィルター 10から見たノズノレ 1 15Bの正面図である。ノズル 115Bは、図 5に示すノズル 15Bと同様に複数の噴射口 12Bの面積が設定されている。ノズル 115Bは中心軸 9Aから下方に位置し、実質的に水平に延びている。これにより、ノズル 115Bは図 5に示す実施の形態 3によるノズル 15Bと同様の効果を有する。

[0038] 図 13は実施の形態 7によるレンジフードのさらに他のノズル 115Cの正面図である。

図 13において、図 6に示す実施の形態 4におけるンジフードと同じ部分には同じ参照番号をその説明を省略する。図 13に示すレンジフードは図 6に示すレンジフードのノズノレ 15Cの代わりにノズノレ 115Cを備える。図 13はフィルター 10から見たノズル 115Cの正面図である。ノズル 115Cは、図 6に示すノズル 15Cと同様に複数の噴射口 12B間の距離が設定されている。ノズル 115Cは中心軸 9Aから下方に位置し、実質的に水平に延びている。これにより、ノズル 115Cは図 6に示す実施の形態 4によるノズル 15Cと同様の効果を有する。

[0039] 図 14Aは実施の形態 7におけるレンジフードのさらに他のノズル 115Dの正面図である。図 14Aにおいて、図 9と図 10に示すレンジフード 1002と同じ部分には同じ参照番号をその説明を省略する。図 14Aに示すレンジフードは、レンジフード 1002のノズノレ 115の代わりにノズノレ 115Dを備える。図 14Aはフィルター 10から見たノズノレ 1 15Dの正面図である。

[0040] ノス、ノレ 115Dは、図 3に示すノス、ノレ 15と同様に、フィルター 10の有効域 10Cの内周端 13から外周端 14まで配列された複数の噴射口 12Dを有する。複数の噴射口 12D は、フィルター 10の有効域 IOCの内周端 13から外周端 14まで配列された所定の線である直線上に一列に配置された複数の噴射口 212、 213を含む。ノズル 115Dは中心軸 9Aから下方に位置し、実質的に水平に延びている。複数の噴射口 212、 21 3は実質的に水平に配列されている。複数の噴射口 212は実質的に水平に延びる直線 214上に配置されている。複数の噴射口 213は、直線 214に実質的に平行に水平に延びる直線 215上に配置されている。

[0041] 複数の噴射口 212、 213の配置について説明する。図 14Bは図 14Aに示すノズル

115Dの拡大図である。噴射口 213は、互いに隣り合う噴射口 212の内側にそれぞれ接して中心軸 9Aを中心とする同心円の間に位置している。

[0042] 複数の噴射口 212、 213の配置について詳細に説明する。図 14Bに示すように、複数の噴射口 212は互いに隣り合う噴射口 212A、 212Bを含み、複数の噴射口 21 3は噴射口 213Aを含む。円 201A、 201Bはともに中心軸 9Aを中心とする同心円である。円 201Α、 201Βίま噴射口 212A、 212Bの互!/、 ίこ対向するき分 1212A、 121 2Bにそれぞれ接する。すなわち、噴射口 212Aは円 201Aに内接し、噴射口 212B は円 201Bに外接する。噴射口 213Aは円 201A、 201Bの間に位置する。また、噴射口 212Α、 212Βίまフイノレター 10の表面 10A上 ίこ位置する円 202A、 202C(こそれぞれ対向し、噴射口 213Aはフィルター 10の表面 10A上に位置する円 202Bに対向する。円 202A、 202B、 202Cは中心軸 9Aを中心とする同心円である。円 202Bは円 202Aと円 202Cとの間に位置する。複数の噴射口 212の噴射口 212C、 212A、 212Bは連続しており、噴射口 212C、 212Aは互いに隣り合つている。複数の噴射口 213のうちの噴射口 213Α、 213Βίま互!/、 ίこ隣り合って! /、る。噴射口 212A、 212C と噴射口 213Bとは、噴射口 212A、 212B、 213Aの上記の位置関係と同様に位置する。

[0043] 直線 214上に配列された複数の噴射口 212は互いに接しては配置できない。上記構成のように直線 214と異なる直線 215上に配列された複数の噴射口 213をさらに設けることで、フィルター 10の表面 10A上において噴射口 212、 213力も隙間なく水を噴射して、噴射される部分の密度を上げることができ、フィルター 10に付着した汚れ等の微小物を確実に落とすことができる。 [0044] 図 10力、ら図 14Bに示す実施の形 t!7によるノズノレ 115、 115A, 115B, 115C, 11 5Dの複数の噴射口 12、 12A、 12B, 12C、 12D力、ら噴射される水の速さを、図 7に示す実施の形態 5によるレンジフードと同様に設定してもよい。これにより図 7に示す実施の形態 5によるレンジフードと同様の効果が得られる。

[0045] 図 10力、ら図 14Bに示す実施の形 t!7によるノズノレ 115、 115A, 115B, 115C, 11 5Dの断面の形状を、図 8に示す実施の形態 6によるレンジフードと同様に設定してもよい。これにより図 8に示す実施の形態 6によるレンジフードと同様の効果が得られる

〇

[0046] (実施の形態 8)

図 15は本発明の実施の形態 8におけるレンジフード 1003の構成図である。図 16 はレンジフード 1003の要部構成図である。

[0047] 調理器 801の上方にフード 502が位置する。フード 502の下面には、調理器 801 力、ら発生する油煙や周囲に浮遊する埃等の微小物を捕集する吸込口 501が設けられている。フード 502の天面に屋外と連通したダクト 503を介して連通する吐出口 50 4が設けられている。フード 502は送風ケーシング 505を収容し、送風ケーシング 50 5は駆動モーター 508に係合された排気ファン 506を収容している。排気ファン 506 を介して吸込口 501と吐出口 504を結ぶ通風路 507が形成されて!/、る。フード 502 内の吸込口 501近傍には整流板 509が配設されている。通風路 507内には親水性を有する洗浄ケーシング 510が配置されている。洗浄ケーシング 510内には、親水性を有する洗浄タンク 512と、親水性を有するフィルター 511が収容されている。洗浄タンク 512は移動可能である。フィルター 511は排気ファン 506の前方に配置され、駆動モーター 513の回転軸に固着されている。フィルター 511は通風路 507を通る空気中に含まれる油煙や埃等の汚れである微小物を捕集する。洗浄ケーシング 510 と洗浄タンク 512とフィルター 511は親水処理が施されている。給水部 519は、給水装置 514と、ノズル 517と、ノズル 517を給水装置 514に接続する給水パイプ 515より構成されている。給水装置 514は油を分解させる洗剤を水に添加する添加装置 520 と、その水を加熱する加熱装置 521とを備える。洗浄ケーシング 510の下端部には孔 510Aが形成されている。送風ケーシング 505の下端部には孔 505Aが形成されている。孔 505A、 510Aの下方には容器 518が設けられている。

[0048] 調理器 801で調理を行って発生する油煙や埃等の汚れである微小物は、駆動モ一ター 508を運転して排気ファン 506を駆動することによりフード 502の吸込口 501 力、らフード 502内に吸い込まれて、フィルター 511で捕集される。このとき、フィルター 511は洗浄タンク 512に貯留している水に接触していない。洗浄液排気ファン 506を停止させて、以下のようにフィルター 511を洗浄して捕集された微小物をフィルター 5 11から剥離させる。洗浄タンク 512を上の方向 D1へ移動させ、添加装置 520により中性洗剤を水に添加し、加熱装置 521によりその水を 50°Cの温度に加熱する。中性洗剤を含む加熱された水を給水装置 514により給水口 516から洗浄タンク 512に供給して洗浄タンク 512に貯留させる。フィルター 511を洗浄タンク 512に貯留する水に浸漬させた状態で、駆動モーター 513によってフィルター 511を回転させる。

[0049] 洗浄タンク 512を移動させることにより、洗浄タンク 512による通気量の低下と騒音の上昇を低減できる。さらに、洗浄タンク 512を通風路の外に位置させることで、洗浄タンク 512に汚れである微小物を付着させることを防止することができる。

[0050] フィルターに付着した汚れである微小物は動物性油を含んで!/、る。動物性油は融点が高いもので 50°C程度である。したがって、 50°Cの水をフィルター 511に噴射することで動物性油を溶かすことができ、気温の低い冬を含んで一年を通してフィルタ一 511をより良く洗浄できる。フィルター 511に付着した微小物は、フィルター 511の親水性によりフィルター 511から容易に剥がれる。フィルター 511を所定の時間だけ中性洗剤を含む 50°Cの水に浸漬させてかつ回転させてフィルター 511を洗浄する。その後、洗浄タンク 512が下方へ移動し、洗浄タンク 512に貯留した水が洗浄ケーシング 510の下端部の孔 510Aより排出される。排気ファン 506を駆動して発生する空気の流れにより、洗浄タンク 512の内部を乾燥させることができて清潔に保つことができ、洗浄タンク 512の掃除を不要にすることができる。水を排出している時と洗浄タンク 512を乾燥させている時に、一旦剥離した微小物がフィルター 511に再び付着する場合がある。

[0051] 再び付着した微小物は以下のようにフィルター 511から取り除かれる。添加装置 52 0により洗剤を添加して加熱装置 521により 50°Cに加熱された水は、給水装置 514 力もノズル 517に供給される。ノズル 517はフィルター 511に対向する複数の噴射口 530を有し、ノズノレ 517に供給された水は噴射口 530力、らフィルター 511に噴射される。駆動モーター 513によってフィルター 511を回転させると、噴射された水の力と及び遠心力により、フィルター 511に再び付着した微小物はフィルター 511力、ら剥がされ、水と共に洗浄ケーシング 510内に回収される。洗浄ケーシング 510の内面は親水性を有するので、剥がされた微小物は水と共に下方に流れ、孔 510Aを経由して回収部である容器 518に滴下して回収される。フィルター 511に付着しなかった汚れである微小物は排気ファン 506に付着し、排気ファン 506の回転による遠心力で送風ケーシング 505の内面に回収されて下方に流れ、孔 505Aを経由して容器 518に滴下して回収される。

[0052] 制御部 540は、フィルター 511に付着した汚れである微小物の量や前回のフィルタ -511の洗浄からの時間により、給水部 519が洗浄タンク 512やノズル 517に供給する水の量や時間、フィルター 511や排気ファンの回転速度や回転時間、洗浄タンク 512の移動を制御する。これにより、水の量や駆動部の回転時間を最適化できるので、ランニングコストを抑えることができるレンジフード 1003が得られる。

[0053] 洗浄タンク 512の移動方向は垂直方向に限定されるものでなぐ用途や要求される捕集性能に応じて、水平方向や斜め方向に移動してもよい。

[0054] 洗浄タンク 512が移動してフィルター 511が移動しないのではなぐフィルター 511 を移動可能とした場合でも同様の効果を有する。

[0055] 洗浄ケーシング 510、フィルター 511、洗浄タンク 512は撥水処理により撥水性を有していてもよい。排気ファン 506を停止させた後、駆動モーター 513によりフィルタ一 511を回転させる。フィルター 511は撥水性を有するので、フィルター 511に付着した微小物は水と共に飛散し、フィルター 511へこびりつくことを防ぐことができる。洗剤を含んで 50°Cに加熱された水を給水装置 514から給水口 516を経て洗浄タンク 5 12に貯留させる。洗浄タンク 512を上方へと移動させてフィルタ一 511を洗浄タンク 5 12に貯留する水に浸漬させた状態で、駆動モーター 513によってフィルター 511を回転させることで、容易にフィルター 511から微小物を剥離させることができる。その後、洗浄タンク 512が下方へ移動し、貯留する水が洗浄ケーシング 510の下端部の孔 510Aより排出される。その後、排気ファン 506を駆動して発生する空気の流れにより、洗浄タンク 512の内部を乾燥させることができる。水を排出している時と洗浄タンク 512を乾燥させている時に、一旦剥離した微小物がフィルター 511に再び付着する場合がある。

[0056] 再び付着した微小物は以下のようにフィルター 511から取り除かれる。洗剤を含む 50°Cに加熱された水を給水装置 514により噴射ノズル 517からフィルター 511に噴射させるとともに、駆動モーター 513によってフィルター 511を回転させる。噴射された水の圧力と回転による遠心力により、フィルター 511に再び付着した微小物はフィルター 511から剥がされて水と共に洗浄ケーシング 510内に回収される。洗浄ケーシング 510の内面は撥水性を有するので、回収された微小物は水と共に下方に流れ、下端部の孔 505A、 51 OAを経由して容器 518に滴下する。フィルター 511に付着しな力、つた汚れである微小物は排気ファン 506に付着する。排気ファン 506に付着した微小物は排気ファン 506自身の回転による遠心力で送風ケーシング 505内に回収されて下方に流れ、孔 505Aを経由して容器 518に滴下し、回収される。

[0057] また、ノズノレ 517の複数の噴射口 530を、図 1〜図 14Bに示す実施の形態;!〜 7におけるレンジフードの複数の噴射口 12、 12A、 12B、 12Cまたは 12Dと同様に配置することにより、実施の形態 1〜7と同様の効果が得られてより効率的にフィルター 51 1を洗浄できる。

[0058] (実施の形態 9)

図 17は本発明の実施の形態 9におけるレンジフード 1003の要部構成図である。図 17において、図 15と図 16に示す実施の形態 8におけるレンジフード 1003と同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。実施の形態 9におけるレンジフード 1003は、実施の形態 8におけるレンジフード 1003のノズノレ 517の代りにノズノレ 51 7Aを備える。ノズノレ 517Aは洗浄タンク 512内に配設され、フイノレター 511に対向する複数の噴射口 530Aを有する。

[0059] レンジフード 1003では、洗剤を含み 50°Cに加熱された水が給水部 519から給水パイプ 515を経てノズル 517Aからフィルター 511へ噴射された水が洗浄タンク 512 に貯留される。すなわち、ノズル 517Aからの水の噴射により洗浄タンク 512への水の供給を実施でき、簡素な構造を有して小型で低コストのレンジフード 1003が得られる

〇

[0060] ノズル 517Aは親水性を有しているので、フィルター 511を洗浄する時に付着した汚れである微小物は水と共に下方に流れて排出され、ノズル 517Aをきれいな状態に保つことができる。

[0061] 図 18は実施の形態 9による他のレンジフード 1004の要部構成図である。図 18において、図 9〜； 14Bに示す実施の形態 7によるレンジフード 1002と同じ部分には同じ参照番号を付してその説明を省略する。図 17に示すレンジフード 1003では、ノズル 517Aはフィルター 511の一部を覆う洗浄タンクの 512内に縦に配置している。図 18 に示すレンジフード 1004では、洗浄ケーシング 11の下側にフィルター 10の中心軸 9 Aより下側の部分を浸漬させるように洗浄タンク 512Aが設けられている。洗浄タンク 5 12Aは図 17に示す洗浄タンク 512の同様の構造と機能を有する。ノズル 115 (115 A、 115B、 115C、 115D)は実質的に水平に延び、洗浄タンク 512の上端の内側の縁部に設けられている。これにより、実施の形態 7によるレンジフード 1002や図 17に示すレンジフード 1003と同様の効果が得られ、さらに、ノズノレ 115 (115A、 115B、 1 15C、 115D)を容易に点検することができる。

産業上の利用可能性

[0062] 本発明によるレンジフードは、フィルターを取り外すことなくフィルターに付着した汚れを除去でき、排気性能の劣化を防止でき、フィルターのメンテナンス ·保守が困難な場所に設置する換気装置に適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 微小物を含む空気を吸込む吸込口から吐出口まで形成された通風路を有するフードと、

前記通風路に設けられた排気ファンと、

前記通風路に設けられ、中心軸について回転して外周端を有するフィルターであつて、前記空気を通して前記微小物を捕らえる有効域を有して、前記有効域は前記中心軸を囲む内周端を有する、フィルターと、

前記フィルターの前記外周端を覆って囲む洗浄ケーシングと、

前記フィルターに対向する複数の噴射口を有するノズルと、

前記ノズルに水を供給する給水部と、

前記洗浄ケーシング内に飛散した水を回収する回収部と、

を備え、前記複数の噴射口は、前記フィルターの前記有効域の前記内周端から前記外周端まで所定の線上に配列された、レンジフ一ド。

[2] 前記複数の噴射口は直線上に配列された、請求項 1に記載のレンジフード。

[3] 前記複数の噴射口は波線上に配列された、請求項 1記載のレンジフード。

[4] 前記複数の噴射口のうちの前記フィルターの前記内周端から前記外周端に近くに位置する噴射口ほど大きい面積を有する、請求項 1に記載のレンジフード。

[5] 前記複数の噴射口のうちの前記フィルターの前記内周端から前記外周端に近くに位置する噴射口ほど前記複数の噴射口のうちの互いに隣り合う噴射口の間隔が狭くなる、請求項 1に記載のレンジフード。

[6] 前記複数の噴射口のうちの前記フィルターの前記内周端から前記外周端に近くに位置する噴射口ほど前記複数の噴射口から噴射される水の速さが小さくなる、請求項 1 に記載のレンジフード。

[7] 前記ノズルの断面は、前記フィルターに平行な辺と前記辺について前記フィルターの反対側に位置する頂点とを有する三角形状を実質的に有する、請求項 1から 6の V、ずれか一項に記載のレンジフード。

[8] 前記三角形状の前記頂点の内角は鋭角である、請求項 7に記載のレンジフード。

[9] 前記複数の噴射口は、前記フィルターの前記有効域の前記内周端から前記外周端まで、第 1の直線上に配列された複数の第 1の噴射口と、

前記フィルターの前記有効域の前記内周端から前記外周端まで、前記第 1の直線と平行な第 2の直線上に配列された複数の第 2の噴射口と、

を含み、

前記複数の第 1の噴射口は、互いに隣り合う第 3の噴射口と第 4の噴射口とを含み、前記複数の第 2の噴射口は第 5の噴射口を含み、

前記第 3の噴射口と前記第 4の噴射口は、互いに対向する前記第 3の噴射口の部分と前記第 4の噴射口の部分とで前記中心軸を中心とする同心円にそれぞれ接し、前記第 5の噴射口は、前記同心円の間に位置する、請求項 1に記載のレンジフード。

[10] 水を貯留しかつ前記貯留した水を排出でき、前記貯留した水に前記フィルターの一部を浸漬させる洗浄タンクと、

前記ノズルと前記洗浄タンクに水を供給する給水部と、

をさらに備えた、請求項 1に記載のレンジフード。

[11] 微小物を含む空気を吸込む吸込口から吐出口まで形成された通風路を有するフードと、

前記通風路に設けられた排気ファンと、

前記通風路に設けられ、中心軸について回転して外周端を有するフィルターと、前記フィルターの前記外周端を覆って囲む洗浄ケーシングと、

水を貯留しかつ前記貯留した水を排出でき、前記貯留した水に前記フィルターの一部を浸漬させる洗浄タンクと、

前記ノズルと前記洗浄タンクに水を供給する給水部と、

を 1庙えたレンジフ一ド。

[12] 前記フィルタ一は親水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

[13] 前記洗浄タンクは親水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

[14] 前記洗浄タンクは撥水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

[15] 前記洗浄ケーシングは親水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。前記洗浄ケーシングは撥水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

前記ノズルは親水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

前記ノズルは撥水性を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

前記ノズルから水を噴射して前記洗浄タンクへ水を供給する、請求項 11に記載のレンジフード。

前記洗浄タンクは移動できる、請求項 11に記載のレンジフード。

前記フィルタ一は移動できる、請求項 11に記載のレンジフード。

前記ノズルは前記洗浄タンク内に位置する、請求項 11に記載のレンジフード。

前記給水部は、油を分解させる洗剤を前記水に添加する添加装置を有する、請求項

11に記載のレンジフード。

前記給水部は、前記水を加熱する加熱装置をさらに有する、請求項 23に記載のレンジフード。

前記給水部は、前記水を加熱する加熱装置を有する、請求項 11に記載のレンジフード。

前記給水部が供給する水の量と時間と、前記フィルターの回転速度と回転時間とを制御する制御部をさらに備えた、請求項 11に記載のレンジフード。