JPH11304211A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH11304211A
JPH11304211A JP10108329A JP10832998A JPH11304211A JP H11304211 A JPH11304211 A JP H11304211A JP 10108329 A JP10108329 A JP 10108329A JP 10832998 A JP10832998 A JP 10832998A JP H11304211 A JPH11304211 A JP H11304211A
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JP
Japan
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filter
cleaning liquid
flowing down
air
purification device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10108329A
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English (en)
Inventor
Hideaki Fukui
秀明 福井
Norihide Arakane
仙英 荒金
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタへ供給される洗浄液が飛散し難くて
浄化運転時の運転音も小さく、また、洗浄液を確実にそ
の表面に拡散させ被膜を形成出来る空気浄化装置を提供
すること。 【解決手段】 フード本体11内の通気経路Aにフィル
タ2を立設しその上部に洗浄液供給用の樋部材3、その
下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積槽4を設
け、洗浄液蓄積槽4から循環部6を介して樋部材3に向
け洗浄液を循環させる循環ポンプ5を配設する。被浄化
空気を吸気ファン12にて通気経路Aを介して吸引通気
し空気浄化する運転中又は運転後にフィルタ2へ洗浄液
を供給する。フィルタ2は、縦方向に長い長孔21a、
22aを多数横方向に並べて形成した複数枚多孔板2
1、22を、通気経路A前後に略平行に、隣り合う多孔
板21、22の一方の長孔21a、22aと他方の非孔
部21b、22bとを対向並設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おもに厨房の調理
機器上に設置され、調理時に発生する油煙等の被浄化空
気を吸引して浄化し排気する空気浄化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭においても、厨房などにて調
理時に発生する油煙等の被浄化空気を吸引して浄化し排
気する換気装置が普及している。この種の換気装置は、
厨房などの室内空気を浄化して排気する空気浄化装置
で、一般にレンジフードと呼ばれており、厨房に設けら
れた調理機器であるレンジ台上方に設置されている。
【0003】上記の空気浄化装置においては、例えば、
特開平9−105544として、図13に示す如く、フ
ード本体11内の通気経路Aにフィルタ2を立設すると
ともに同フィルタ2上部に洗浄液流下供給手段である洗
浄液散布樋3を設け、同フィルタ2下部に流下洗浄液を
受け蓄積する洗浄液受け皿41、この洗浄液受け皿41
下方に洗浄液蓄積槽4を設け、同洗浄液蓄積槽4から循
環部6を介して洗浄液散布樋3に向けて洗浄液を循環さ
せる循環ポンプ5を配設具備して浄化部を形成し、被浄
化空気を吸気ファン(図示せず)にて通気経路Aを介し
て吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は浄化運転後
にフィルタ2へ洗浄液を供給するものが提案されてい
る。
【0004】したがって、この空気浄化装置によると、
浄化運転中又は浄化運転後に、フィルタ2へ供給された
洗浄液にてフィルタ2表面に被膜が形成され、フィルタ
2へ付着する油分、水蒸気がフィルタ2に沿って流れ落
ちる洗浄液によって洗浄され、フィルタ2を人手によら
ず清掃できて洗浄液が洗浄液受け皿41にて受けられ
て、フィルタ2より下方へ落下することが無くレンジフ
ードの下方を洗浄液にて汚すことが無い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、洗浄液がフィルタ2へ供給されて
フィルタ2表面へ形成された洗浄液被膜が、上記吸気フ
ァンに向け水滴となって飛散することがあった。その結
果、吸気ファン駆動用のモータが漏電することが懸念さ
れ、この飛散防止用の水切り板をフード本体11内に設
けるとともに該水切り板の圧損による吸気能力低下を補
うため、吸気ファンの吸気能力をより大きくする必要が
あった。したがって、空気浄化装置の大型化とともに空
気浄化運転の際の運転音が大きくなるという問題があっ
た。
【0006】また、洗浄液蓄積槽4に蓄積され循環され
る洗浄液をフィルタ2面上に滴下させた場合、表面張力
にて洗浄液がフィルタ2表面を粒状、あるいは帯状に流
下してフィルタ表面に被膜が確実に形成されないことが
あり、さらに、洗浄液の汚濁が著しい場合には、フィル
タ上部の洗浄液流下供給手段における液流下口が目詰ま
りすることにて洗浄能力が低下するということも懸念さ
れた。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、フィルタへ供給される洗
浄液が飛散し難くて浄化運転時の運転音も小さく、ま
た、フィルタ表面に洗浄液を確実に拡散させ被膜を確実
に形成出来て、以て、小型でフィルタ洗浄能力を良好に
維持できる空気浄化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の空気浄化装置は、フード本体内の通
気経路にフィルタを立設するとともに同フィルタ上部に
洗浄液流下供給手段、同フィルタ下部に流下洗浄液を受
け蓄積する洗浄液蓄積槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循
環部を介して洗浄液流下供給手段に向け洗浄液を循環さ
せる循環ポンプを配設して浄化部を形成し、被浄化空気
を吸気ファンにて通気経路を介して吸引通気し空気浄化
する、浄化運転中又は浄化運転後にフィルタへ洗浄液を
供給する空気浄化装置において、フィルタは、縦方向に
長い長孔を多数横方向に並べて形成した複数枚多孔板
を、通気経路前後に略平行に、隣り合う多孔板の一方の
長孔と他方の非孔部とを対向させ並設して成る。
【0009】したがって、この場合、縦方向に長い長孔
を多数横方向に並べて形成した複数枚多孔板の隣り合う
多孔板の一方の長孔と他方の非孔部とを対向させ通気経
路前後に略平行に並設されてフィルタが形成される。
【0010】また、請求項2記載の空気浄化装置は、フ
ード本体内の通気経路にフィルタを立設するとともに同
フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、同フィルタ下部に
流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積槽を設け、同洗浄
液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流下供給手段に向け
洗浄液を循環させる循環ポンプを配設して浄化部を形成
し、被浄化空気を吸気ファンにて通気経路を介して吸引
通気し空気浄化する、浄化運転中又は浄化運転後にフィ
ルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置において、フィル
タを、その表面に親水性塗料を塗布して成る。
【0011】したがって、この場合、フィルタの表面に
親水性塗料が塗布される。
【0012】また、請求項3記載の空気浄化装置は、請
求項1又は2記載の洗浄液に界面活性剤を混入する界面
活性剤混入部を設けている。
【0013】したがって、この場合、界面活性剤混入部
から、洗浄液に界面活性剤が混入される。
【0014】また、請求項4記載の空気浄化装置は、請
求項1乃至3のいずれか一つの請求項記載の洗浄液流下
供給手段を底板に液流下口を有する樋部材とし、該液流
下口の下方に洗浄液のフィルタへの流下ガイド部を設
け、同流下ガイド部を介してフィルタへ洗浄液を供給さ
せて成る。
【0015】したがって、この場合、底板に液流下口を
有する樋部材の液流下口下方にフィルタへの流下ガイド
部が配設されて、洗浄液がフィルタへ流下供給される。
【0016】また、請求項5記載の空気浄化装置は、請
求項1乃至3のいずれか一つの請求項記載の洗浄液流下
供給手段を底板に液流下口を有する樋部材とし、該液流
下口にフィルタ上端を挿入して成る。
【0017】したがって、この場合、底板に液流下口を
有する樋部材の液流下口にフィルタ上端が挿入されて、
洗浄液が流下供給される。
【0018】また、請求項6記載の空気浄化装置は、請
求項1乃至5のいずれか一つの請求項記載のフィルタ
は、その上部の洗浄液流下経路のフィルタ面上に、洗浄
液を拡散流下させる凸部を有して成る。
【0019】したがって、この場合、流下された洗浄液
がフィルタの上部面上の洗浄液流下経路の凸部にて拡散
される。
【0020】また、請求項7記載の空気浄化装置は、請
求項4乃至6のいずれか一つの請求項記載の液流下口
を、洗浄液循環部の出口から遠い位置のものの単位面積
が出口位置のものより大きくなるよう形成している。
【0021】したがって、この場合、底板に液流下口を
有する樋部材の液流下口が、洗浄液循環部の出口から遠
い位置のものの単位面積が出口位置のものより大きくな
るよう形成される。
【0022】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は、本発明の請求項
1、2、3、4全てに対応する第1の実施の形態を示
し、図8乃至10は、本発明の請求項5、6に対応する
第2の実施の形態を示し、図11、12は、本発明の請
求項7に対応する第3の実施の形態を示している。
【0023】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の空気浄化装置を示す概略構成図である。図2
は、同空気浄化装置のフィルタを示す分解斜視図であ
る。図3は、同空気浄化装置のフィルタの説明図であ
る。図4は、同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段の説
明図である。図5は、同空気浄化装置のフィルタの説明
図である。図6は、同空気浄化装置を示すブロック図で
ある。図7は、同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段の
他実施例の説明図である。
【0024】この実施の形態の空気浄化装置1は、フー
ド本体11内の通気経路Aにフィルタ2を立設するとと
もに同フィルタ2上部に洗浄液流下供給手段、同フィル
タ2下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積槽4を
設け、同洗浄液蓄積槽4から循環部6を介して洗浄液流
下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプ5を配
設して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファン12に
て通気経路Aを介して吸引通気し空気浄化する、浄化運
転中又は浄化運転後にフィルタ2へ洗浄液を供給する空
気浄化装置1において、フィルタ2は、縦方向に長い長
孔21a、22aを多数横方向に並べて形成した複数枚
多孔板21、22を、通気経路A前後に略平行に、隣り
合う多孔板21、22の一方の長孔21a、22aと他
方の非孔部21b、22bとを対向させ並設して成る。
【0025】又、該実施の形態の空気浄化装置1におい
ては、フィルタ2を、その表面に親水性塗料を塗布して
もいる。又、該実施の形態の空気浄化装置1において
は、洗浄液流下供給手段を底板に液流下口31を有する
樋部材3とし、該液流下口31の下方に洗浄液のフィル
タへの流下ガイド部21c、22cを設け、同流下ガイ
ド部21c、22cを介してフィルタ2へ洗浄液を供給
させてもいる。
【0026】詳しくは、空気浄化装置1は、例えば住宅
などの厨房に設置され、図1に示すように、レンジ14
にて調理中に発生した油煙等を、通気経路Aの入り口で
あるフード本体11下面側の開口11aから同フード本
体11の内部へ吸引して、浄化部のフィルタ2にて空気
浄化し、空気ダクト13を介して室外へ排気するもの
で、浄化部を構成するフィルタ2、樋部材3、洗浄液蓄
積槽4、循環ポンプ5、循環部6と、制御部9を構成す
るもので、例えばマイクロコンピュータ等を有する制御
回路92が設けられた制御本体91と、吸気ファン12
とを備え、これらは何れもフード本体11内に配設され
ている。
【0027】フィルタ2は、例えばステンレス材等の金
属板材料にて形成され、この場合、図2に示すように、
通気経路A前面側の多孔板21とこの多孔板21後側の
多孔板22とによって構成されている。すなわち、この
フィルタ2は、長孔21a、22aを多数横方向に並べ
た多孔板21、22を前後に2枚平行に重ねた2重構造
のもので、図3に示すように、最前面である一方の多孔
板21の長孔21aと、他方の多孔板22の非孔部22
bとが対向するよう立設されている。この場合、多孔板
21、22の長孔21a、22aは上部から下部に連通
する1本の長孔で、また、多孔板21、22の立設され
たときの上方縁端部に、洗浄液のフィルタ2への流下ガ
イド部21c、22cが設けられている。この流下ガイ
ド部21c、22cは、ステンレス材等の金属板材料に
て折曲形成され、その下方に僅かなすき間を有するよう
上方にて多孔板21、22に固着され、図4に示すよう
に、図示していない上方開口の上部から流下される洗浄
液を、多孔板21、22裏面に沿って流下するようガイ
ドする。
【0028】また、このフィルタ2は、多孔板21、2
2表面に親水性塗料として、例えば関西ペイント株式会
社製の商品名コスマーK9811を塗布され、図5に示
すように、フィルタ2面上の洗浄液Bとの接触角θが小
さくなるように形成されている。したがって、フィルタ
2の非孔部21b、22b上は濡れやすくなって、多く
の数の長孔21a、22aを設けてもこの長孔間に洗浄
液の流路を確実に形成出来る。
【0029】樋部材3は、フィルタ2上部に設けられる
洗浄液流下供給手段に相当するもので、この場合、ステ
ンレス材等の金属板材料にて形成された、フィルタ2の
多孔板21、22の横幅と略同一巾寸法をもった上面開
口の長尺箱体で、フィルタ2上方に、その前面側の側板
上端をフード本体11上部内面に固着されて配設されて
いる。この場合、樋部材3底板には、後述する循環部6
から供給される洗浄液をフィルタ2へ向けて流下させる
液流下口31が、フィルタ2の多孔板21、22前後に
わたって位置するよう列設されている。
【0030】洗浄液蓄積槽4は、樋部材3からフィルタ
2へ流下供給された洗浄液を受け蓄積するもので、この
場合、ステンレス材等の金属板材料にて形成された、フ
ィルタ2の多孔板21、22の横幅と略同一巾寸法をも
った上面開口の長尺箱体で、、フード本体11下部の仕
切片11b前端にその後端が固着された洗浄液受け皿4
1下方に、着脱自在に設けられている。なお、洗浄液受
け皿41は、フィルタ2を伝って流下する洗浄液及び上
記樋部材3から直接滴下する一部洗浄液を確実に受水し
得る巾を有し、洗浄液蓄積槽4へ洗浄液を導く。
【0031】また、洗浄液蓄積槽4には、この洗浄液蓄
積槽4から後述する循環部6を介して前記樋部材3に向
け洗浄液を循環させる循環ポンプ5とともに、この場
合、洗浄液蓄積槽4に蓄積された洗浄液を加熱するため
の加熱部7である電熱ヒータ、及び同洗浄液を微振動さ
せる超音波振動子8が配設され、さらに洗浄液温度を検
出するための液温検出部94、洗浄液量を検出するため
の液量検出部95が配設具備されている。
【0032】循環ポンプ5は、洗浄液蓄積槽4から樋部
材3に向け洗浄液を循環させる小型の電動ポンプで、こ
の場合、後述する制御部9にて駆動制御されて、空気浄
化装置1の浄化運転中及び浄化運転後に、洗浄液蓄積槽
4内にその先端が設けられた吸引パイプから洗浄液を吸
引し、循環部6及び樋部材3を介してフィルタ2へ洗浄
液を供給するよう動作する。なお、この場合、上記吸引
パイプ下端には洗浄液に含まれているほこりや固形油等
を除去して循環させるための細かいメッシュ状濾過部材
であるストレーナが設けられている。
【0033】循環部6は、この場合、洗浄液蓄積槽4か
ら樋部材3へ向けての洗浄液揚水用のパイプで、このパ
イプ下端が循環ポンプ5に、上端が樋部材3の上方に位
置するよう配設されている。
【0034】上記の、洗浄液蓄積槽4から樋部材3、フ
ィルタ2を循環して洗浄液蓄積槽4に蓄積された洗浄液
には、ほこりや固形油であるラード油等が含まれるが、
洗浄液蓄積槽4に設けられた加熱部7にて例えば大略5
0度に加熱されるとともに、該洗浄液蓄積槽4底部に設
けられた超音波振動子8にて微振動され、ほこりや固形
油であるラード油等が遊離されて、該ストレーナにて目
詰まりすることなく濾過されて良好に循環される。
【0035】制御部9は、詳しくは、信号入力部であ
る、空気浄化装置1の起動、停止操作用の操作スイッチ
93、例えばサーミスタ素子にて形成された液温検出部
94及び液量検出部95が接続されて、上記の循環ポン
プ5、加熱部7、超音波振動子8、吸気ファン12、液
量報知手段である、例えば液量表示部9AのLED素子
及び液量報知部9Bのブザーを駆動制御する制御回路9
2が、フード本体11内に配設されている制御本体91
に収容され構成されている。この制御本体91内には、
他に、超音波振動子8を駆動する超音波駆動部97、液
量表示部9AのLED素子駆動回路、液量報知部9Bの
ブザーの駆動回路である報知出力部98、吸気ファン1
2のモータ制御を行うモータ駆動部99、及び制御部9
全体への電源供給用の電源部9Fが設けられている。
【0036】液量検出部95は、この場合、フロート式
水位センサにて形成され、洗浄液蓄積槽4の内面側に取
り付けられている。このフロート式水位センサは、例え
ば内部が空洞化され洗浄液より軽いフロート部が洗浄液
の増減によって上下動し、このフロート部に設けられた
永久磁石にて洗浄液の液面上方に設けられたセンサ部で
あるリードスイッチの開閉部が操作されて、洗浄液の所
定水位を検知する。したがって、洗浄液が油等の凝固性
物質を含むものであっても、センサ部が固着することが
無く安定して水位を検知できる。
【0037】吸気ファン12は、例えばシロッコファン
のようなファンが用いられ、この場合、前端部に吸い込
み口が設けられており、フード本体11の開口11aか
ら通気経路A前側のフィルタ2を介して浄化空気を吸引
する。そして、浄化部のフィルタ2にて浄化された空気
を空気ダクト13を介して室外へ排気するようになって
いる。
【0038】上記の空気浄化装置1による空気浄化運転
の例としては、洗浄液蓄積槽4内には、例えば洗浄液と
して乳化分散型の洗剤の濃縮液が設けられており、ま
た、この洗浄液が、制御部9の操作スイッチ93が操作
されて吸気ファン12が起動されるのに伴い、液温検出
部94からの洗浄液温度検知結果に基づいて、加熱部7
の電熱ヒータに電源供給されて大略50度となるよう加
熱される。そして、フード本体11内に設けられた吸気
ファン12を作動させ、油煙等を含んだ被浄化空気が、
同フード本体11の下面側の開口11aから入って通気
経路Aに沿ってフィルタ2へ送られ、油煙中の油分や粉
塵等がフィルタ2にて分離除去される。
【0039】すなわち、フィルタ2の多孔板21、22
が、各々の長孔21a、22aと非孔部21b、22b
とが相対向するように並設されているので、被浄化空気
中の油成分が1枚目の多孔板21の長孔21aにて加速
され、2枚目の多孔板22の非孔部22bへ衝突して捕
捉されて分離除去され空気浄化がなされる。この場合、
吸気ファン12が起動して空気浄化運転が行われている
間、例えば、循環ポンプ5が大略3分間隔にて大略10
秒程度間欠駆動され、この加熱された洗浄液を洗浄液蓄
積槽4から循環部6の洗浄液揚水用のパイプを介して樋
部材3へ循環され、樋部材3からフィルタ2表面へ供給
されて流下される。
【0040】したがって、フィルタ2へ供給された洗浄
液にてフィルタ2表面に被膜が形成され、常温では洗浄
出来ないフィルタへ付着するラード油等の油分あるいは
水蒸気等がフィルタ2に沿って流れ落ちる洗浄液によっ
て洗浄される。なお、この場合、上記の洗浄液によるフ
ィルタ洗浄は、制御部9の操作スイッチ93が操作され
て吸気ファン12が停止された以降も、例えば大略3分
程度の間、循環ポンプ5が連続駆動されて、上記洗浄液
が洗浄液蓄積槽4から循環部6の洗浄液揚水用のパイプ
を介して樋部材3へ循環されてフィルタ2表面へ供給さ
れて流下される。したがって、フィルタ2へ供給された
洗浄液にてフィルタ2表面に付着する油分、水蒸気等が
確実に洗浄されるのである。
【0041】上記の洗浄液によるフィルタ洗浄において
は、縦方向に長い長孔21a、22aを多数横方向に並
べて形成した2枚の多孔板21、22の隣り合う多孔板
の一方の長孔21a、22aと他方の非孔部22b、2
1bとが対向するように通気経路A前後に略平行に並設
されてフィルタ2が形成されているので、洗浄液が滑ら
かに流下してフィルタ2における保持量が少ない。した
がって、洗浄液による洗浄性を高めることが出来るとと
もに、水滴となって飛散する量を少なくできて、水滴飛
散防止用の水切り板をフード本体11内に設けなくと
も、吸気ファン12駆動用のモータを漏電迄至らしめる
ことが無い。
【0042】また、上記フィルタ2は、塗布された親水
性塗料の作用にてその非孔部21b、22b上は濡れや
すくなっているので洗浄液の流路が確実に形成されて洗
浄性をより高められており、少ない洗浄液供給にて洗浄
可能であり水滴となって飛散する量をより少なくでき
る。さらに、フィルタ2上方縁端部の流下ガイド部21
c、22cにてこの流下ガイド部21c、22c上方の
開口から流下される洗浄液が、図4に示すように、多孔
板21、22裏面に沿って流下するので、液流下口31
から無駄なくフィルタ2の多孔板21、22へ供給され
て水滴となって飛散する量をより少なくできる。
【0043】なお、樋部材3の液流下口31下方のフィ
ルタ2への流下ガイド部は、上記によるものの他、図7
に示す如く、多孔板21、22の前後に流下ガイド部2
1c、21c、22c、22cをそれぞれ設けて、同流
下ガイド部を介してフィルタ2の多孔板21、22の前
後両面にわたって洗浄液を供給させても良く、この場
合、樋部材3の液流下口31下方のフィルタ2へ、洗浄
液がより無駄なくフィルタ2の多孔板21、22へ流下
供給される。
【0044】また、フィルタ2へ供給されてフィルタ表
面へ付着した洗浄液被膜が、僅かに水滴となって飛散し
て洗浄液の量が減少した場合には、フード本体11内の
フィルタ下部洗浄液蓄積槽4の洗浄液の液量不足が、液
量検出部95にて洗浄液蓄積量が検出され、同液量検出
部95の検出信号に基づいて報知出力部98を駆動し液
量表示部9AのLED素子を点灯し、液量報知部9Bの
ブザーを鳴動する。したがって、使用者は容易に洗浄液
蓄積槽4の洗浄液の液量不足を知ることが出来て、所定
量の水を洗浄液蓄積槽4に給水するすることが出来て、
例えば、洗浄液を循環させる循環ポンプ5を洗浄液の無
い状態にて空運転させて循環ポンプ5を破損することも
防止できる。
【0045】したがって、以上説明した空気浄化装置1
によると、縦方向に長い長孔21a、22aを多数横方
向に並べて形成した複数枚多孔板21、22の隣り合う
多孔板の一方の長孔21a、22aと他方の非孔部21
b、22bとを対向させ通気経路A前後に略平行に並設
されてフィルタ2が形成されるので、フィルタ2へ供給
される洗浄液の飛散を少なくして、フィルタ洗浄能力を
良好に維持できる。
【0046】また、フィルタ2の表面に親水性塗料が塗
布されるので、多くの数の長孔21a、22aを設けて
もこの長孔間に洗浄液の流路を確実に形成出来、以て、
洗浄性をより向上できる。また、底板に液流下口31を
有する樋部材3の液流下口31下方にフィルタ2への流
下ガイド部21c、22cが配設されて、洗浄液がフィ
ルタ2へ流下供給されるので、液流下口31から無駄な
くフィルタ2の多孔板21、22へ供給され、以て、水
滴となって飛散する量をより少なくできる。
【0047】また、上記のフィルタ2の表面に親水性塗
料を塗布する以外に、洗浄性をより向上するため、例え
ば、上記循環部6に、洗浄液に界面活性剤を混入する、
例えば、中空容器内に所定量の界面活性剤をもった界面
活性剤混入部を設けても良い。この場合、この界面活性
剤混入部から洗浄液に界面活性剤が混入されるので、上
記同様、多くの数の長孔21a、22aを設けてもこの
長孔間に洗浄液の流路を確実に形成出来、以て、洗浄性
をより向上させることができる。しかも、界面活性剤の
補充によって、フィルタ2表面の濡れ性を長期にわたっ
て維持させることができる。
【0048】[第2の実施の形態]図8は、第2の実施
の形態の空気浄化装置の部分図で、樋部材及びフィルタ
を示す。図9は、同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段
の説明図である。図10は、同空気浄化装置の樋部材及
びフィルタの他実施例を示す。
【0049】この実施の形態の空気浄化装置1は、樋部
材3及びフィルタ2の構成のみが第1の実施の形態と異
なるもので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと
同一であり、該実施の形態の空気浄化装置1は、洗浄液
流下供給手段を底板に液流下口32を有する樋部材3と
し、該液流下口32にフィルタ2上端を挿入して成る。
また、該実施の形態の空気浄化装置1は、フィルタ2
は、その上部の洗浄液流下経路Cのフィルタ面上に、洗
浄液を拡散流下させる凸部21eを有してもいる。
【0050】詳しくは、このもののフィルタ2も、ステ
ンレス材等の金属板材料にて形成され、図8に示すよう
に、通気経路A前面側の多孔板21とこの多孔板21後
側の多孔板22とによって構成されて、長孔21a、2
2aを多数横方向に並べた多孔板21、22を前後に2
枚平行に重ねた2重構造のもので、第1の実施の形態の
ものと同じく、最前面である一方の多孔板21の上部か
ら下部に連通する1本の長孔21aと、他方の多孔板2
2の非孔部22bとがそれぞれ対向するよう立設されて
いる。また、このフィルタ2の場合、上部の洗浄液流下
経路Cである、多孔板21、22の立設されたときの上
方縁端部面上に、洗浄液を拡散流下させる複数の凸部2
1eが設けられている。なお、この複数の凸部21e上
方端部は、後述する樋部材3の液流下口32に僅かなす
き間を有するよう挿入される。
【0051】また、このものの樋部材3もステンレス材
等の金属板材料にて形成され、フィルタ2上方に、その
前面側の側板上端をフード本体11上部内面に固着され
て配設される。この場合、樋部材3は、図8に示す如
く、フィルタ2の多孔板21、22の横幅より大きい巾
寸法をもった上面開口の長尺箱体で、樋部材3底板に
は、前述の循環部6から供給される洗浄液をフィルタ2
へ向けて流下させる、フィルタ2の多孔板21、22の
横幅より僅かに大きい巾寸法をもって樋部材3長手方向
に沿った長尺角状の液流下口32、32が、樋部材3短
手方向前後にわたって多孔板21、22間の間隔と略同
一の所定間隔寸法をもって並設されている。
【0052】上記の、フィルタ2及び樋部材3は、図9
に示す如く、底板に液流下口を有する樋部材3の液流下
口32にフィルタ2上端が挿入されて、洗浄液が、液流
下口32、32から直接、立設されたフィルタ2多孔板
21、22へ無駄なく供給される。したがって、水滴と
なって飛散する量をより少なくして洗浄液を流下供給さ
せることができる構造を、単純な形状にて形成できる。
また、流下された洗浄液は、フィルタの上部面上の洗浄
液流下経路Cの凸部21eにて拡散され、多孔板21、
22表面に均一に分散される。
【0053】したがって、以上説明した空気浄化装置1
によると、底板に液流下口32、32を有する樋部材3
の液流下口32、32にフィルタ2上端が挿入されて、
洗浄液が流下供給されるので、単純な形状にて、水滴と
なって飛散する量をより少なくして洗浄液を流下供給で
きる。また、流下された洗浄液がフィルタ2の上部面上
の洗浄液流下経路Cの凸部21eにて拡散されるので、
フィルタ2の長孔21a、22aの数を多くしても同フ
ィルタ2表面に均一な濡れ面を形成できる。
【0054】なお、上記の実施の形態の説明にて、その
底板に液流下口32、32を有する樋部材3の該液流下
口32、32に、その上部の洗浄液流下経路Cのフィル
タ2面上に、洗浄液を拡散流下させる凸部2eを有する
フィルタ2上端を挿入た実施例を例示して説明したが、
本発明はそのもののみに限定するものでなく、図10に
示すように、フィルタ2面上に該凸部2eを有しないも
のも含むことは勿論である。
【0055】[第3の実施の形態]図11は、第3の実
施の形態の空気浄化装置の部分図で、樋部材及びフィル
タを示す。図12は、同空気浄化装置の樋部材及びフィ
ルタの他実施例を示す。
【0056】この実施の形態の空気浄化装置1は、樋部
材3及びフィルタ2の構成のみが第1の実施の形態と異
なるもので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと
同一であり、該実施の形態の空気浄化装置1は、液流下
口33を、洗浄液循環部6の出口61から遠い位置のも
のの単位面積が出口位置のものより大きくなるよう形成
している。
【0057】詳しくは、このもののフィルタ2も、ステ
ンレス材等の金属板材料にて形成された2枚の多孔板2
1、22によって構成され、長孔21a、22aを多数
横方向に並べた多孔板21、22を前後に2枚平行に重
ねた2重構造のものであり、通気経路Aに立設される。
そして、前記の流下ガイド部等の要否については、特に
限定はしていない。
【0058】このものの樋部材3もステンレス材等の金
属板材料にて形成され、フィルタ2上方に、その前面側
の側板上端をフード本体11上部内面に固着されて配設
される。この場合、樋部材3は、図11に示す如く、フ
ィルタ2の多孔板21、22の横幅より大きい巾寸法を
もった上面開口の長尺箱体で、樋部材3底板には、前述
の循環部6から供給される洗浄液をフィルタ2へ向けて
流下させる、フィルタ2の多孔板21、22の横幅と略
同一の巾寸法をもって樋部材3長手方向に沿った長尺状
の液流下口33が1つ形成されている。そして、液流下
口33の長尺状の巾が、樋部材3略中央に設けられた洗
浄液循環部6の出口61から両側それぞれの遠い位置
が、その出口位置より巾広に形成されている。
【0059】上記の、樋部材3によれば、樋部材3内部
にて、特に洗浄液出口より離れた位置での洗浄液の滞留
が解消され、液流下口33に長期間にわたって油の固形
物やほこりが蓄積され、流下口33を塞ぐことが無い。
なお、樋部材3の液流下口形状は、上記によるものの
他、例えば図12に示すように、樋部材3略中央のもの
の内径が小さく、洗浄液循環部6の出口61から両側そ
れぞれの遠いものの内径が大きい透孔34を列設して形
成する等、各種形状のものであっても良い。
【0060】したがって、以上説明した空気浄化装置1
によると、底板に液流下口33を有する樋部材3の液流
下口33が、洗浄液循環部6の出口61から遠い位置の
ものの単位面積が出口位置のものより大きくなるよう形
成されるので、液流下口33に長期間にわたって油の固
形物やほこりが蓄積されて流下口33を塞ぐことが無
い。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の空
気浄化装置は、縦方向に長い長孔を多数横方向に並べて
形成した複数枚多孔板の隣り合う多孔板の一方の長孔と
他方の非孔部とを対向させ通気経路前後に略平行に並設
されてフィルタが形成されるので、フィルタへ供給され
る洗浄液の飛散を少なくして、フィルタ洗浄能力を良好
に維持できる。
【0062】また、請求項2記載の空気浄化装置は、フ
ィルタの表面に親水性塗料が塗布されるので、多くの数
の長孔を設けてもこの長孔間に洗浄液の流路を確実に形
成出来、以て、洗浄性をより向上できる。
【0063】また、請求項3記載の空気浄化装置は、請
求項1又は2記載のものの効果に加え、界面活性剤混入
部から、洗浄液に界面活性剤が混入されるので、多くの
数の長孔を設けてもこの長孔間に洗浄液の流路を確実に
形成出来、以て、洗浄性をより向上させることができ
る。しかも、界面活性剤の補充によって、フィルタ表面
の濡れ性を長期にわたって維持させることができる。
【0064】また、請求項4記載の空気浄化装置は、請
求項1乃至3のいずれか一つの請求項記載のものの効果
に加え、底板に液流下口を有する樋部材の液流下口下方
にフィルタへの流下ガイド部が配設されて、洗浄液がフ
ィルタへ流下供給されるので、液流下口から無駄なくフ
ィルタの多孔板へ供給され、以て、水滴となって飛散す
る量をより少なくできる。
【0065】また、請求項5記載の空気浄化装置は、請
求項1乃至3のいずれか一つの請求項記載のものの効果
に加え、底板に液流下口を有する樋部材の液流下口にフ
ィルタ上端が挿入されて、洗浄液が流下供給されるの
で、単純な形状にて、水滴となって飛散する量をより少
なくして洗浄液を流下供給できる。
【0066】また、請求項6記載の空気浄化装置は、請
求項1乃至5のいずれか一つの請求項記載のものの効果
に加え、流下された洗浄液がフィルタの上部面上の洗浄
液流下経路の凸部にて拡散されるので、フィルタの長孔
の数を多くしても同フィルタ表面に均一な濡れ面を形成
できる。
【0067】また、請求項7記載の空気浄化装置は、請
求項4乃至6のいずれか一つの請求項記載のものの効果
に加え、底板に液流下口を有する樋部材の液流下口が、
洗浄液循環部の出口から遠い位置のものの単位面積が出
口位置のものより大きくなるよう形成されるので、液流
下口に長期間にわたって油の固形物やほこりが蓄積され
て流下口を塞ぐことが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の空気浄化装置を示
す概略構成図である。
【図2】同空気浄化装置のフィルタを示す分解斜視図で
ある。
【図3】同空気浄化装置のフィルタの説明図である。
【図4】同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段の説明図
である。
【図5】同空気浄化装置のフィルタの説明図である。
【図6】同空気浄化装置を示すブロック図である。
【図7】同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段の他実施
例の説明図である。
【図8】第2の実施の形態の空気浄化装置の部分図で、
樋部材及びフィルタを示す。
【図9】同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段の説明図
である。
【図10】同空気浄化装置の樋部材及びフィルタの他実
施例を示す。
【図11】第3の実施の形態の空気浄化装置の部分図
で、樋部材及びフィルタを示す。
【図12】同空気浄化装置の樋部材及びフィルタの他実
施例を示す。
【図13】本発明の従来例である空気浄化装置の浄化部
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 空気浄化装置 2 フィルタ 21a、22a 長孔 21b、22b 非孔部 21c、22c 流下ガイド部 21e 凸部 3 樋部材(洗浄液流下供給手段) 31、32、33 液流下口 4 洗浄液蓄積槽 5 循環ポンプ 6 循環部 61 出口 92 制御回路(回数カウント手段) 9C 液交換表示部(液交換報知手段) 9D 液交換報知部(液交換報知手段) 11 フード本体 12 吸気ファン A 通気経路 C 洗浄液流下経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード本体内の通気経路にフィルタを立
    設するとともに同フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、
    同フィルタ下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積
    槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流
    下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプを配設
    して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファンにて通気
    経路を介して吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は
    浄化運転後にフィルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置
    において、 フィルタは、縦方向に長い長孔を多数横方向に並べて形
    成した複数枚多孔板を、通気経路前後に略平行に、隣り
    合う多孔板の一方の長孔と他方の非孔部とを対向させ並
    設して成ることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 フード本体内の通気経路にフィルタを立
    設するとともに同フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、
    同フィルタ下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積
    槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流
    下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプを配設
    して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファンにて通気
    経路を介して吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は
    浄化運転後にフィルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置
    において、 フィルタを、その表面に親水性塗料を塗布して成ること
    を特徴とする空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 洗浄液に界面活性剤を混入する界面活性
    剤混入部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 洗浄液流下供給手段を底板に液流下口を
    有する樋部材とし、該液流下口の下方に洗浄液のフィル
    タへの流下ガイド部を設け、同流下ガイド部を介してフ
    ィルタへ洗浄液を供給させて成ることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか一つの請求項記載の空気浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 洗浄液流下供給手段を底板に液流下口を
    有する樋部材とし、該液流下口にフィルタ上端を挿入し
    て成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つ
    の請求項記載の空気浄化装置。
  6. 【請求項6】 フィルタは、その上部の洗浄液流下経路
    のフィルタ面上に、洗浄液を拡散流下させる凸部を有し
    て成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つ
    の請求項記載の空気浄化装置。
  7. 【請求項7】 液流下口を、洗浄液循環部の出口から遠
    い位置のものの単位面積が出口位置のものより大きくな
    るよう形成したことを特徴とする請求項4乃至6のいず
    れか一つの請求項記載の空気浄化装置。
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