JPH11304210A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH11304210A
JPH11304210A JP10108328A JP10832898A JPH11304210A JP H11304210 A JPH11304210 A JP H11304210A JP 10108328 A JP10108328 A JP 10108328A JP 10832898 A JP10832898 A JP 10832898A JP H11304210 A JPH11304210 A JP H11304210A
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JP
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cleaning liquid
filter
cleaning
air
purifying
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Application number
JP10108328A
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English (en)
Inventor
Hideaki Fukui
秀明 福井
Norihide Arakane
仙英 荒金
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環させる洗浄液の汚濁状態、あるいは周囲
温度が低い場合に対応して洗浄能力を確保できる空気浄
化装置を提供すること。 【解決手段】 フード本体11内の通気経路Aにフィル
タ2を立設するとともにフィルタ2上部に洗浄液供給用
樋部材3、フィルタ2下部に流下洗浄液を受け蓄積する
洗浄液蓄積槽4を設け、洗浄液蓄積槽4から循環部6を
介して樋部材3に向け洗浄液を循環させる循環ポンプ5
を配設する。被浄化空気を吸気ファン12にて通気経路
Aを介して吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は浄
化運転後にフィルタ2へ洗浄液を供給する。浄化運転回
数をカウントする回数カウント手段を設けるとともに同
回数カウント手段のカウント出力値に基づいて洗浄液の
交換時期を報知する液交換表示部9C、液交換報知部9
Dを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おもに厨房の調理
機器上に設置され、調理時に発生する油煙等の被浄化空
気を吸引して浄化し排気する空気浄化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭においても、厨房などにて調
理時に発生する油煙等の被浄化空気を吸引して浄化し排
気する換気装置が普及している。この種の換気装置は、
厨房などの室内空気を浄化して排気する空気浄化装置
で、一般にレンジフードと呼ばれており、厨房に設けら
れた調理機器であるレンジ台上方に設置されている。
【0003】上記の空気浄化装置においては、例えば、
特開平9−105544として、図7に示す如く、フー
ド本体11内の通気経路Aにフィルタ2を立設するとと
もに同フィルタ2上部に洗浄液流下供給手段である洗浄
液散布樋3を設け、同フィルタ2下部に流下洗浄液を受
け蓄積する洗浄液受け皿41、この洗浄液受け皿41下
方に洗浄液蓄積槽4を設け、同洗浄液蓄積槽4から循環
部6を介して洗浄液散布樋3に向けて洗浄液を循環させ
る循環ポンプ5を配設具備して浄化部を形成し、被浄化
空気を吸気ファン(図示せず)にて通気経路Aを介して
吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は浄化運転後に
フィルタ2へ洗浄液を供給するものが提案されている。
【0004】したがって、この空気浄化装置によると、
浄化運転中又は浄化運転後に、フィルタ2へ供給された
洗浄液にてフィルタ2表面に被膜が形成され、フィルタ
2へ付着する油分、水蒸気がフィルタ2に沿って流れ落
ちる洗浄液によって洗浄され、フィルタ2を人手によら
ず清掃できて洗浄液が洗浄液受け皿41にて受けられ
て、フィルタ2より下方へ落下することが無くレンジフ
ードの下方を洗浄液にて汚すことが無い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、洗浄液がフィルタ2へ供給されて
フィルタ2表面へ形成された洗浄液被膜が、吸気ファン
に向け水滴となって飛散することがあり、その結果、洗
浄液の量が減少し洗浄液量が不足することが懸念され
た。また、上記の洗浄液の飛散以外に蒸発によって洗浄
液量が少なくなって、その上、洗浄液蓄積槽に蓄積され
循環される洗浄液の汚濁が著しい場合、あるいは周囲温
度が低い冬場においては、洗浄能力が低下するというこ
とも懸念された。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、循環させる洗浄液の汚濁
状態、あるいは周囲温度が低い場合に対応して洗浄能力
を確保できる空気浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の空気浄化装置は、フード本体内の通
気経路にフィルタを立設するとともに同フィルタ上部に
洗浄液流下供給手段、同フィルタ下部に流下洗浄液を受
け蓄積する洗浄液蓄積槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循
環部を介して洗浄液流下供給手段に向け洗浄液を循環さ
せる循環ポンプを配設して浄化部を形成し、被浄化空気
を吸気ファンにて通気経路を介して吸引通気し空気浄化
する、浄化運転中又は浄化運転後にフィルタへ洗浄液を
供給する空気浄化装置において、浄化運転回数をカウン
トする回数カウント手段を設けるとともに同回数カウン
ト手段のカウント出力値に基づいて洗浄液の交換時期を
報知する液交換報知手段を設けている。
【0008】したがって、この場合、洗浄液の交換時期
が、液交換報知手段によって浄化運転回数をカウントす
る回数カウント手段のカウント出力値に基づいて報知さ
れる。
【0009】また、請求項2記載の空気浄化装置は、フ
ード本体内の通気経路にフィルタを立設するとともに同
フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、同フィルタ下部に
流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積槽を設け、同洗浄
液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流下供給手段に向け
洗浄液を循環させる循環ポンプを配設して浄化部を形成
し、被浄化空気を吸気ファンにて通気経路を介して吸引
通気し空気浄化する、浄化運転中又は浄化運転後にフィ
ルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置において、浄化運
転回数をカウントする回数カウント手段を設け、洗浄液
交換時以降の所定の浄化運転回数の間においてはフィル
タへ洗浄液を供給する液供給時間を所定の浄化運転回数
以降より長くするよう成している。
【0010】したがって、この場合、フィルタへ洗浄液
を供給する液供給時間が、浄化運転回数をカウントする
回数カウント手段による洗浄液交換時以降の所定の浄化
運転回数の間は同所定の浄化運転回数以降より長くされ
る。
【0011】また、請求項3記載の空気浄化装置は、フ
ード本体内の通気経路にフィルタを立設するとともに同
フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、同フィルタ下部に
流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積槽を設け、同洗浄
液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流下供給手段に向け
洗浄液を循環させる循環ポンプを配設して浄化部を形成
し、被浄化空気を吸気ファンにて通気経路を介して吸引
通気し空気浄化する、浄化運転中又は浄化運転後にフィ
ルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置において、洗浄液
温度が所定の洗浄液温度以下においてはフィルタへ洗浄
液を供給する液供給時間を所定の洗浄液温度以上の場合
より長くするよう成している。
【0012】したがって、この場合、洗浄液温度の所定
温度以下のときのフィルタへ洗浄液を供給する液供給時
間が所定の洗浄液温度以上の場合より長くされる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は、本発明の請求項
1乃至3全てに対応する一実施の形態を示し、図1は、
本発明の一実施の形態の空気浄化装置を示す概略構成図
である。図2は、同空気浄化装置のフィルタを示す分解
斜視図である。図3は、同空気浄化装置のフィルタの説
明図である。図4は、同空気浄化装置の洗浄液流下供給
手段の説明図である。図5は、同空気浄化装置を示すブ
ロック図である。図6は、同空気浄化装置の動作フロー
を示すフローチャートである。
【0014】この実施の形態の空気浄化装置1は、フー
ド本体11内の通気経路Aにフィルタ2を立設するとと
もに同フィルタ2上部に洗浄液流下供給手段、同フィル
タ2下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積槽4を
設け、同洗浄液蓄積槽4から循環部6を介して洗浄液流
下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプ5を配
設して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファン12に
て通気経路Aを介して吸引通気し空気浄化する、浄化運
転中又は浄化運転後にフィルタ2へ洗浄液を供給する空
気浄化装置1において、浄化運転回数をカウントする回
数カウント手段を設けるとともに同回数カウント手段の
カウント出力値に基づいて洗浄液の交換時期を報知する
液交換報知手段を設けてなる。
【0015】又、該実施の形態の空気浄化装置1におい
ては、浄化運転回数をカウントする回数カウント手段に
よる、洗浄液交換時以降の所定の浄化運転回数の間にお
いてはフィルタへ洗浄液を供給する液供給時間を所定の
浄化運転回数以降より長くするよう成してもいる。又、
該実施の形態の空気浄化装置1においては、洗浄液温度
が所定の洗浄液温度以下においてはフィルタへ洗浄液を
供給する液供給時間を所定の洗浄液温度以上の場合より
長くするよう成してもいる。
【0016】詳しくは、空気浄化装置1は、例えば住宅
などの厨房に設置され、図1に示すように、レンジ14
にて調理中に発生した油煙等を、通気経路Aの入り口で
あるフード本体11下面側の開口11aから同フード本
体11の内部へ吸引して、浄化部のフィルタ2にて空気
浄化し、空気ダクト13を介して室外へ排気するもの
で、浄化部を構成するフィルタ2、樋部材3、洗浄液蓄
積槽4、循環ポンプ5、循環部6と、制御部9を構成す
るもので、例えばマイクロコンピュータ等を有する制御
回路92が設けられた制御本体91と、吸気ファン12
とを備え、これらは何れもフード本体11内に配設され
ている。
【0017】フィルタ2は、例えばステンレス材等の金
属板材料にて形成され、この場合、図2に示すように、
通気経路A前面側の多孔板21とこの多孔板21後側の
多孔板22とによって構成されている。すなわち、この
フィルタ2は、長孔を多数横方向に並べた多孔板21、
22を前後に2枚平行に重ねた2重構造のもので、図3
に示すように、最前面である一方の多孔板21の長孔2
1aと、他方の多孔板22の非孔部22bとが対向する
よう立設されている。この場合、多孔板21、22の長
孔21a、22aは上部から下部に連通する1本の長孔
で、また、多孔板21、22の立設されたときの上方縁
端部に、洗浄液のフィルタ2への流下ガイド部21c、
22cが設けられている。この流下ガイド部21c、2
2cは、ステンレス材等の金属板材料にて折曲形成さ
れ、その下方に僅かなすき間を有するよう上方にて多孔
板21、22に固着され、図4に示すように、図示して
いない上方開口の上部から流下される洗浄液を、多孔板
21、22裏面に沿って流下するようガイドする。
【0018】樋部材3は、フィルタ2上部に設けられる
洗浄液流下供給手段に相当するもので、この場合、ステ
ンレス材等の金属板材料にて形成された、フィルタ2の
多孔板21、22の横幅と略同一巾寸法をもった上面開
口の長尺箱体で、フィルタ2上方に、その前面側の側板
上端をフード本体11上部内面に固着されて配設されて
いる。この場合、樋部材3底板には、後述する循環部6
から供給される洗浄液をフィルタ2へ向けて流下させる
液流下口31が、フィルタ2の多孔板21、22前後に
わたって位置するよう列設されている。
【0019】洗浄液蓄積槽4は、樋部材3からフィルタ
2へ流下供給された洗浄液を受け蓄積するもので、この
場合、ステンレス材等の金属板材料にて形成された、フ
ィルタ2の多孔板21、22の横幅と略同一巾寸法をも
った上面開口の長尺箱体で、、フード本体11下部の仕
切片11b前端にその後端が固着された洗浄液受け皿4
1下方に、着脱自在に設けられている。なお、洗浄液受
け皿41は、フィルタ2を伝って流下する洗浄液及び上
記樋部材3から直接滴下する一部洗浄液を確実に受水し
得る巾を有し、洗浄液蓄積槽4へ洗浄液を導く。
【0020】また、洗浄液蓄積槽4には、この洗浄液蓄
積槽4から後述する循環部6を介して前記樋部材3に向
け洗浄液を循環させる循環ポンプ5とともに、この場
合、加熱部7を形成する、洗浄液蓄積槽4に蓄積された
洗浄液を加熱するための電熱ヒータ、及び同洗浄液を微
振動させる超音波振動子8が配設され、さらに洗浄液温
度を検出するための液温検出部94、洗浄液量を検出す
るための液量検出部95、及びこの洗浄液蓄積槽4の着
脱にて、使用者によって洗浄液交換が成された旨情報入
力するための、液交換入力部96を形成するマイクロス
イッチが配設具備されている。
【0021】循環ポンプ5は、洗浄液蓄積槽4から樋部
材3に向け洗浄液を循環させる小型の電動ポンプで、こ
の場合、後述する制御部9にて駆動制御されて、空気浄
化装置1の浄化運転中及び浄化運転後に、洗浄液蓄積槽
4内にその先端が設けられた吸引パイプから洗浄液を吸
引し、循環部6及び樋部材3を介してフィルタ2へ洗浄
液を供給するよう動作する。なお、この場合、上記吸引
パイプ下端には洗浄液に含まれているほこりや固形油等
を除去して循環させるための細かいメッシュ状濾過部材
であるストレーナが設けられている。
【0022】循環部6は、この場合、洗浄液蓄積槽4か
ら樋部材3へ向けての洗浄液揚水用のパイプで、このパ
イプ下端が循環ポンプ5に、上端が樋部材3の上方に位
置するよう配設されている。
【0023】上記の、洗浄液蓄積槽4から樋部材3、フ
ィルタ2を循環して洗浄液蓄積槽4に蓄積された洗浄液
には、ほこりや固形油であるラード油等が含まれるが、
洗浄液蓄積槽4に設けられた加熱部7にて例えば大略5
0度に加熱されるとともに、該洗浄液蓄積槽4底部に設
けられた超音波振動子8にて微振動され、ほこりや固形
油であるラード油等が遊離されて、該ストレーナにて目
詰まりすることなく濾過されて良好に循環される。
【0024】制御部9は、詳しくは、信号入力部であ
る、空気浄化装置1の起動、停止操作用の操作スイッチ
93、例えばサーミスタ素子にて形成された液温検出部
94、液量検出部95及び液交換入力部96を形成する
マイクロスイッチが接続されて、上記の循環ポンプ5、
加熱部7、超音波振動子8、吸気ファン12、液量報知
手段である、例えば液量表示部9AのLED素子及び液
量報知部9Bのブザー、液交換報知手段である、例えば
液交換表示部9CのLED素子及び液交換報知部9Dの
ブザーを駆動制御する制御回路92が、フード本体11
内に配設されている制御本体91に収容され構成されて
いる。この制御本体91内には、他に、超音波振動子8
を駆動する超音波駆動部97、液量表示部9A、液交換
表示部9CのLED素子駆動回路、液量報知部9B、液
交換報知部9Dのブザーの駆動回路である報知出力部9
8、吸気ファン12のモータ制御を行うモータ駆動部9
9、及び制御部9全体への電源供給用の電源部9Fが設
けられている。
【0025】浄化運転回数をカウントする回数カウント
手段は、この場合、後述する、制御回路92を形成する
マイクロコンピュータの制御プログラムにて形成され、
上記液交換表示部9C及び液交換報知部9Dを駆動した
り、フィルタ2へ洗浄液を供給する液供給時間を長く制
御したりしている。
【0026】液量検出部95は、この場合、フロート式
水位センサにて形成され、洗浄液蓄積槽4の内面側に取
り付けられている。このフロート式水位センサは、例え
ば内部が空洞化され洗浄液より軽いフロート部が洗浄液
の増減によって上下動し、このフロート部に設けられた
永久磁石にて洗浄液の液面上方に設けられたセンサ部で
あるリードスイッチの開閉部が操作されて、洗浄液の所
定水位を検知する。したがって、洗浄液が油等の凝固性
物質を含むものであっても、センサ部が固着することが
無く安定して水位を検知できる。
【0027】吸気ファン12は、例えばシロッコファン
のようなファンが用いられ、この場合、前端部に吸い込
み口が設けられており、フード本体11の開口11aか
ら通気経路A前側のフィルタ2を介して浄化空気を吸引
する。そして、浄化部のフィルタ2にて浄化された空気
を空気ダクト13を介して室外へ排気するようになって
いる。
【0028】上記の空気浄化装置1による空気浄化運転
の例としては、洗浄液蓄積槽4内には、例えば洗浄液と
して乳化分散型の洗剤の濃縮液が設けられており、ま
た、この洗浄液が、制御部9の操作スイッチ93が操作
されて吸気ファン12が起動されるのに伴い、液温検出
部94からの洗浄液温度検知結果に基づいて、加熱部7
の電熱ヒータに電源供給されて大略50度となるよう加
熱される。そして、フード本体11内に設けられた吸気
ファン12を作動させ、油煙等を含んだ被浄化空気が、
同フード本体11の下面側の開口11aから入って通気
経路Aに沿ってフィルタ2へ送られ、油煙中の油分や粉
塵等がフィルタ2にて分離除去される。
【0029】すなわち、フィルタ2の多孔板21、22
が、各々の長孔21a、22aと非孔部21b、22b
とが相対向するように並設されているので、被浄化空気
中の油成分が1枚目の多孔板21の長孔21aにて加速
され、2枚目の多孔板22の非孔部22bへ衝突して捕
捉されて分離除去され空気浄化がなされる。この場合、
吸気ファン12が起動して空気浄化運転が行われている
間、例えば、循環ポンプ5が大略3分間隔にて大略10
秒程度間欠駆動され、この加熱された洗浄液を洗浄液蓄
積槽4から循環部6の洗浄液揚水用のパイプを介して樋
部材3へ循環され、樋部材3からフィルタ2表面へ供給
されて流下される。
【0030】したがって、フィルタ2へ供給された洗浄
液にてフィルタ2表面に被膜が形成され、常温では洗浄
出来ないフィルタへ付着するラード油等の油分あるいは
水蒸気等がフィルタ2に沿って流れ落ちる洗浄液によっ
て洗浄される。なお、この場合、上記の洗浄液によるフ
ィルタ洗浄は、制御部9の操作スイッチ93が操作され
て吸気ファン12が停止された以降も、例えば大略3分
程度の間、循環ポンプ5が連続駆動されて、上記洗浄液
が洗浄液蓄積槽4から循環部6の洗浄液揚水用のパイプ
を介して樋部材3へ循環されてフィルタ2表面へ供給さ
れて流下される。したがって、フィルタ2へ供給された
洗浄液にてフィルタ2表面に付着する油分、水蒸気等が
確実に洗浄されるのである。
【0031】上記の洗浄液によるフィルタ洗浄において
は、フィルタ2へ供給されてフィルタ表面へ付着した洗
浄液被膜が、吸気ファン12に向け水滴となって飛散し
て洗浄液の量が減少した場合、フード本体11内のフィ
ルタ下部洗浄液蓄積槽4の洗浄液の液量不足が、液量検
出部95にて洗浄液蓄積量が検出され、同液量検出部9
5の検出信号に基づいて報知出力部98を駆動し液量表
示部9AのLED素子を点灯し、液量報知部9Bのブザ
ーを鳴動する。したがって、使用者は容易に洗浄液蓄積
槽4の洗浄液の液量不足を知ることが出来て、所定量の
水を洗浄液蓄積槽4に給水するすることが出来、洗浄液
を循環させる循環ポンプ5を洗浄液の無い状態にて空運
転させて循環ポンプ5を破損することが無くなる。
【0032】また、この場合、洗浄液の交換時期を、空
気浄化装置1の起動、停止操作用の操作スイッチ93の
操作が制御回路92のマイクロコンピュータにてカウン
トされ、所定の浄化運転回数に達したときに報知出力部
98を駆動し液交換表示部9CのLED素子を点灯し、
液交換報知部9Dのブザーを鳴動して報知される。例え
ば、上記洗浄液としての洗剤濃縮液の蓄積量を50gと
し、1回の浄化運転における平均油処理量を0.2gと
した場合、250回の運転回数に達したときに報知を行
い、使用者に洗浄液の交換を促せば、洗浄液の洗浄能力
を良好に維持してフィルタ2の洗浄を行うことが可能と
なる。
【0033】また、この場合、制御回路92のマイクロ
コンピュータに対しては、液交換入力部96を形成する
マイクロスイッチから、洗浄液交換した旨の情報が入力
され、この洗浄液交換後、例えば10回の浄化運転回数
の間においては、制御部9の操作スイッチ93が操作さ
れて吸気ファン12が停止された以降のフィルタ洗浄
が、例えば大略6分程度の間、循環ポンプ5が連続駆動
されて洗浄液が供給される。すなわち、長い期間使用さ
れて洗浄能力の低い洗浄液による洗浄にてフィルタ2表
面に僅かに残存する油分、水蒸気等が、このときフィル
タ2へ供給される、洗浄液交換後の洗浄能力の高い洗浄
液にて平常時より長い時間かけて確実に洗浄されるので
ある。
【0034】また、この場合、制御回路92のマイクロ
コンピュータに対しては、例えば、液温検出部94から
洗浄液温度情報が常時入力され、例えば冬場等の所定の
洗浄液温度以下において、加熱部7にて洗浄液が十分加
熱されない場合においては、制御部9の操作スイッチ9
3が操作されて吸気ファン12が停止された以降のフィ
ルタ洗浄が例えば大略6分間程度とされ、循環ポンプ5
は6分間連続駆動されて洗浄液供給が通常より長い時間
継続される。
【0035】一般に、上記洗浄液としての洗剤濃縮液の
洗浄能力は、大略10度の温度差を2倍の洗浄時間にて
カバーすることが出来る。すなわち、例えば、常温とし
ての25度と同等の洗浄能力を5度の温度下にて得よう
とすれば、常温時の4倍の洗浄時間をかければ良い。し
たがって、例えば、加熱部7を設けない場合において
も、洗浄能力の低い低温度洗浄液にて平常時より長い時
間かけることによって確実に洗浄されるのである。な
お、上記の循環ポンプ5の連続駆動の時間変更は、使用
者による手動操作によるものであっても良い。
【0036】次に、上記の空気浄化装置1の動作フロー
の一例を、図6に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0037】この空気浄化装置1は、図示していない、
制御部全体に電源供給するための主スイッチが入状態に
て継続使用され、制御回路92に設けられているマイク
ロコンピュータは、常時、液量検出部95のフロート式
水位センサからの信号入力にて洗浄液蓄積槽4内の洗浄
液が所定量か否かを判定している(ステップ1)。そし
て、洗浄液が所定量でないときには、液量表示部9A及
び液量報知部9Bを駆動するための信号出力を報知出力
部98へ出力する(ステップ2)。洗浄液が所定量のと
きは、次いで、液交換入力部96のマイクロスイッチか
らの入力の有無にて、洗浄液蓄積槽4が取り外しされた
か否かを判定し(ステップ3)、洗浄液蓄積槽4の取り
外しがあった場合、洗浄液交換時以降の所定の浄化運転
回数の間は同所定の浄化運転回数以降より長くするた
め、後述するステップ14における循環ポンプ5の連続
稼働の時間条件変更を行う(ステップ5)。そして、液
温検出部94のサーミスタ素子等から洗浄液温度情報を
入力して所定の洗浄液温度以下か否かを判定し(ステッ
プ4)、洗浄液温度が所定値以下(例えば、10度以
下)のときは、後述するステップ14における循環ポン
プ5の連続稼働の時間条件変更を行う(ステップ5)。
次いで、操作スイッチ93からの浄化運転開始のための
操作入力有無を検出している(ステップ6)。そして、
操作入力の無いときには、再び同様のステップを繰り返
すため、上記のステップ1へ移行する。
【0038】上記ステップ6にて操作入力のあった場合
は、回数カウント手段である、マイクロコンピュータ内
に設けられた浄化運転回数カウンタのカウント値を1つ
増加させる(ステップ7)。次いで、浄化運転回数カウ
ンタからのカウント出力値にて、洗浄液蓄積槽4の取り
外しの成された以降の運転回数が規定の回数以下か否か
が判定され(ステップ8)、そうでない場合は、液交換
表示部9C及び液交換報知部9Dを駆動するための信号
出力を報知出力部98へ出力する(ステップ9)。その
後、この場合、7リットル/分の洗浄液の供給量となる
よう、まず、循環ポンプ5を10秒間連続運転した後、
浄化運転中においては大略3分間隔にて略10秒程度の
間揚水する間欠駆動する制御出力を循環ポンプ5へ行い
(ステップ10)、さらに、加熱部7の電熱ヒータに電
源供給を行う(ステップ11)とともに、モータ駆動部
99に出力して吸気ファン12を起動させて空気浄化運
転を開始する(ステップ12)。次いで、操作スイッチ
93からの浄化運転停止のための操作入力有無を検出し
ている(ステップ13)。そして、操作入力の無いとき
には、ステップ10、11、12、13の操作継続のた
め、上記のステップ10へ移行する。
【0039】上記ステップ13にて操作入力のあったと
きは、吸気ファン12を稼働停止させるとともにマイク
ロコンピュータ内に設けられたタイマーをスタートさ
せ、通常は、所定時間として3分間連続駆動する制御出
力を循環ポンプ5へ行い(ステップ14)、さらに、超
音波駆動部97に同様時間駆動出力し超音波振動子8を
駆動する(ステップ15)。そして、上記所定時間が経
過するまでステップ14、15の駆動を継続してフィル
タ2へ洗浄液を供給させる(ステップ16)。なお、こ
のとき、上記ステップ5にて時間条件変更が成されたと
きにはその変更条件に基づいて、洗浄液交換時以降の所
定の浄化運転回数の間は、通常状態即ち、所定の浄化運
転回数以降の3分より長い、例えば6分等の所定時間計
時を行う。そして、上記の所定時間経過後、循環ポンプ
5、加熱部7、超音波振動子の駆動停止させ(ステップ
17)、ステップ1乃至6の通常待機状態の処理へ再び
移行する。
【0040】したがって、以上説明した空気浄化装置1
によると、洗浄液の交換時期が、液交換表示部9CのL
ED素子及び液交換報知部9Dのブザーによって浄化運
転回数をカウントする回数カウント手段のカウント出力
値に基づいて報知されるので、使用者が容易に洗浄液の
使用状態に合わせて洗浄液交換を行うことが出来、以
て、循環させる洗浄液の汚濁状態に対応して洗浄能力を
確保できる。
【0041】また、フィルタ2へ洗浄液を供給する液供
給時間が、浄化運転回数をカウントする回数カウント手
段による洗浄液交換時以降の所定の浄化運転回数の間は
同所定の浄化運転回数以降より長くされるので、長い期
間使用されて洗浄能力の低い洗浄液による洗浄にてフィ
ルタ2表面に僅かに残存する油分、水蒸気等が洗浄液交
換後の洗浄能力の高い洗浄液にて平常時より長い時間か
けて確実に洗浄され、以て、長期間の使用においてもフ
ィルタ2に汚れが堆積することが無い。また、洗浄液温
度の所定温度以下のときのフィルタ2へ洗浄液を供給す
る液供給時間が所定の洗浄液温度以上の場合より長くさ
れるので、周囲温度が低い場合に対応して洗浄能力を確
保できて、洗浄性が向上する。
【0042】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の空
気浄化装置は、洗浄液の交換時期が、液交換報知手段に
よって浄化運転回数をカウントする回数カウント手段の
カウント出力値に基づいて報知されるので、使用者が容
易に洗浄液の使用状態に合わせて洗浄液交換を行うこと
が出来、以て、循環させる洗浄液の汚濁状態に対応して
洗浄能力を確保できる。
【0043】また、請求項2記載の空気浄化装置は、フ
ィルタへ洗浄液を供給する液供給時間が、浄化運転回数
をカウントする回数カウント手段による洗浄液交換時以
降の所定の浄化運転回数の間は同所定の浄化運転回数以
降より長くされるので、長い期間使用されて洗浄能力の
低い洗浄液による洗浄にてフィルタ表面に僅かに残存す
る油分、水蒸気等が洗浄液交換後の洗浄能力の高い洗浄
液にて平常時より長い時間かけて確実に洗浄され、以
て、長期間の使用においてもフィルタに汚れが堆積する
ことが無い。
【0044】また、請求項3記載の空気浄化装置は、洗
浄液温度の所定温度以下のときのフィルタへ洗浄液を供
給する液供給時間が所定の洗浄液温度以上の場合より長
くされるので、周囲温度が低い場合に対応して洗浄能力
を確保できて、洗浄性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の空気浄化装置を示す概
略構成図である。
【図2】同空気浄化装置のフィルタを示す分解斜視図で
ある。
【図3】同空気浄化装置のフィルタの説明図である。
【図4】同空気浄化装置の洗浄液流下供給手段の説明図
である。
【図5】同空気浄化装置を示すブロック図である。
【図6】同空気浄化装置の動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の従来例である空気浄化装置の浄化部を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 空気浄化装置 2 フィルタ 3 樋部材(洗浄液流下供給手段) 4 洗浄液蓄積槽 5 循環ポンプ 6 循環部 92 制御回路(回数カウント手段) 9C 液交換表示部(液交換報知手段) 9D 液交換報知部(液交換報知手段) 11 フード本体 12 吸気ファン A 通気経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード本体内の通気経路にフィルタを立
    設するとともに同フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、
    同フィルタ下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積
    槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流
    下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプを配設
    して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファンにて通気
    経路を介して吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は
    浄化運転後にフィルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置
    において、 浄化運転回数をカウントする回数カウント手段を設ける
    とともに同回数カウント手段のカウント出力値に基づい
    て洗浄液の交換時期を報知する液交換報知手段を設けた
    ことを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 フード本体内の通気経路にフィルタを立
    設するとともに同フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、
    同フィルタ下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積
    槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流
    下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプを配設
    して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファンにて通気
    経路を介して吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は
    浄化運転後にフィルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置
    において、 浄化運転回数をカウントする回数カウント手段を設け、
    洗浄液交換時以降の所定の浄化運転回数の間においては
    フィルタへ洗浄液を供給する液供給時間を所定の浄化運
    転回数以降より長くするよう成したことを特徴とする空
    気浄化装置。
  3. 【請求項3】 フード本体内の通気経路にフィルタを立
    設するとともに同フィルタ上部に洗浄液流下供給手段、
    同フィルタ下部に流下洗浄液を受け蓄積する洗浄液蓄積
    槽を設け、同洗浄液蓄積槽から循環部を介して洗浄液流
    下供給手段に向け洗浄液を循環させる循環ポンプを配設
    して浄化部を形成し、被浄化空気を吸気ファンにて通気
    経路を介して吸引通気し空気浄化する、浄化運転中又は
    浄化運転後にフィルタへ洗浄液を供給する空気浄化装置
    において、 洗浄液温度が所定の洗浄液温度以下においてはフィルタ
    へ洗浄液を供給する液供給時間を所定の洗浄液温度以上
    の場合より長くするよう成したことを特徴とする空気浄
    化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002089922A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Fuji Industrial Co Ltd レンジフードファン
JP2014173828A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Panasonic Corp 洗浄機能付きレンジフード
CN107224795A (zh) * 2017-06-19 2017-10-03 珠海格力电器股份有限公司 自动清洗装置

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