WO2007086482A1 - 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、及び集積回路 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、及び集積回路 Download PDF

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Jun Kikuchi
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Abstract

 安定した偏芯補正動作を行うことができる光ディスク装置等を提供する。  光ディスク1を回転駆動させるディスクモータ20と、その回転位相を検出する回転位相検出器21と、光ビームを集光させる集光レンズ13を有する光ヘッド10と、集光レンズ13の光ヘッド10内における位置を位置信号として検出する光検出器16及びLE信号生成器30と、回転位相検出器21が検出する回転位相に同期して、LE信号生成器30からの位置信号を記憶するLE信号メモリ記録器31及びLE信号メモリ33と、検出する回転位相に同期して、既に検出した位置信号を、補正信号として出力するLE信号メモリ再生器32と、減算器35と、減算器35からの信号を用いて集光レンズ13を移動させるLE信号フィルタ37、駆動回路73及びTkアクチュエータ15と、補正信号における高周波成分を低減するローパスフィルタ36とを備えた。

Description

明 細 書
光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、及び集積回路
技術分野
[0001] 本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体 (以下光ディスクと呼ぶ)に対 して情報の記録又は再生を行う際に、トラックの偏芯に光ビームを追従させる光ディ スク装置等に関するものである。
背景技術
[0002] 従来の光ディスク装置では、信号を再生する場合、比較的弱!、一定の光量の光ビ ームを情報担体である光ディスクの上に照射し、光ディスクの情報記録面によって光 量の強弱として変調された反射光を検出して行う。又、信号を記録する場合は記録 する信号に応じて光量の強弱として光ビームを変調して光ディスクの上の記録材料 膜に情報を書き込む。
[0003] 光ディスクに情報を記録する、又は記録された情報を再生するためには、光ビーム が記録材料膜上で常に所定の収束状態となるように、光ディスク 1の面の法線方向( 以下フォーカス方向と呼ぶ)に制御するフォーカス制御及び光ビームが常に所定のト ラック上に位置するように光ディスクの半径方向(以下トラッキング方向と呼ぶ)に制御 するトラッキング制御が必要となる。このうちトラッキング制御は、光ディスクの、トラック を含む情報記録面からの反射光を光ディスク力 の反射光の強弱をトラッキングエラ 一信号として検出し、これに基づき、光ビームを光ディスクに集光するための対物レ ンズをトラッキング方向に移動させることにより行うものである。
[0004] ところで、光ディスクのトラックは情報記録面上にてスパイラル状に形成されている。
再生専用ディスクである場合は、ピットの列力 Sスパイラル状に形成されている。又、光 ディスク 1が記録又は再生可能なディスクである場合は案内溝がスパイラル状に形成 されており、案内溝によって凹凸が形成された基材表面に、更に光学的に記録、再 生可能な材料膜が蒸着等の手法で形成されて ヽる。
[0005] 一般に光ディスクの製造においては、光ヘッド 10からの光の反射面にトラック情報 を含むピット又は案内溝をプレス加工等で作製する工程と、その後に行われるクラン プ用の中心孔の加工を行う工程とが独立している。
[0006] このため、トラックのスパイラルの中心と光ディスクの中心孔の中心とは完全に一致 せず、これが光ディスクのクランプ時の偏芯原因となっている。
[0007] このような偏芯は光ディスク装置の主要な周期的外乱成分として作用して、トラック に対する追従性能を大きく低下させる。
[0008] 特に、近年においては、映像情報を含む大量な情報を記録するため高密度記録が 可能な光ディスク 1の使用と共に、力かる光ディスク力 情報を高速で記録又は再生 可能な光ディスク装置、即ち、高倍速ィ匕が著しい。光ディスクの再生速度が高くなる ほど偏芯の影響はさらに大きくなるので、高倍速でトラックを正確に追従するために は、このような偏芯を効果的に補償しなければならな 、。
[0009] そこで、通常のトラッキング制御とは独立に、ディスクの偏芯を補償することを目的と した、トラッキング方向における対物レンズの移動の制御が行われている(例えば、特 許文献 1を参照)。
[0010] 図 16 (a)は、そのような制御を行う光ディスク装置のブロック構成図である。
[0011] 以下、図 16 (a)を参照して従来の光ディスク装置の構成及び動作を説明する。図 1 6に示すように、光ヘッド 10には半導体レーザ 11及び集光レンズ 13、ビームスプリツ タ 12、 Fcァクチユエータ 14、 Tkァクチユエータ 15、光検出器 16が取り付けられてい る。半導体レーザ 11より発生した光ビームはビームスプリッタ 12を通過し、集光レン ズ 13で円盤状の光ディスク 1の上に収束される。
[0012] 光ディスク 1で反射した光ビームは集光レンズ 13を再び通過してビームスプリッタ 1 2で反射されて、光検出器 16に照射される。集光レンズ 13は弾性体(図示せず)で 支持されており、 Fcァクチユエータ 14に電流を流すと電磁気力によりフォーカス方向 に移動する。 Tkァクチユエータ 15に電流を流すと電磁気力によりトラッキング方向に 移動する。光検出器 16は検出された光量に応じた信号を生成する。
[0013] 光検出器 16は信号を LE信号生成器 30へ送る。 LE信号生成器 30は光検出器 16 の光量信号を用いて、集光レンズ 13の光ヘッド 10に対する位置信号 (レンズシフト 誤差 (lens shift error)信号。以下 LE信号と呼ぶ)を演算し、減算器 35を介して L E信号フィルタ 37へ送る。 [0014] LE信号の検出方法としては、光ディスク 1からの反射光から取得した、プッシュプル トラッキング誤差検出信号をサンプルホールドする等して生成することができる。
[0015] ここでは LE信号生成器 30はトップホールドプッシュプル法を用いており、互いに減 算処理されることによりプッシュプル方式のトラッキングエラー信号が得られる信号の それぞれのピークホールド信号を求め、これらピークホールド信号を互 、に減算処理 している。このように構成することで、トラックからの反射光の影響が除去されている。 ( 例えば、特許文献 2を参照)。
[0016] LE信号フィルタ 37は LE信号生成器 30からの信号に応じてレンズ制御を行うため の信号を生成し、駆動回路 73に送り、駆動回路 73は Tkァクチユエータ 15を駆動す る。ディスクモータ 20は光ディスク 1を回転させ、 1回転の間に所定パルス信号 (以下 FG信号と呼ぶ)を生成し回転位相検出器 21へ送る。
[0017] 回転位相検出器 21はディスクモータ 20からの FG信号をカウントすることにより光デ イスク 1の回転位相を生成し、 LE信号メモリ再生器 32及び LE信号メモリ記録器 31へ 送る。
[0018] LE信号メモリ記録器 31は、偏芯補正記録動作をする際に回転位相検出器 21から の回転位相情報が変化するたび、その回転位相毎の LE信号生成器 30からの LE信 号を LE信号メモリ 33に記録する。
[0019] LE信号メモリ 33は回転位相毎の LE信号レベルを保持する。 LE信号メモリ再生器 32は、偏芯補正再生動作をする際に回転位相検出器 21からの回転位相情報が変 化するたび、その変化に同期して、 LE信号メモリ 33から回転位相に対応した LE信 号レベルを選択し減算器 35へ送る。減算器 35は LE信号生成器 30からの信号から LE信号メモリ再生器 32からの信号を減算して LE信号フィルタ 37へ送る。
[0020] LE信号フィルタ 37は、減算器 35の信号を受けると、蓄えられた LE信号メモリ 33の 情報を目標値とする駆動信号を生成し、駆動回路 73はこれを受けて Tkァクチユエ一 タ 15に電流を流し、 Tkァクチユエータ 15をトラッキング方向に移動させる。これにより 、光ビームは光ディスク 1の偏芯に追従される。
[0021] 以上のように、図 16 (a)の光ディスク装置は、 LE信号生成器 30からのレンズシフト 量を用いたフィードバックでレンズ制御されて 、るため、安定した偏芯補正を行うこと ができる。
[0022] なお、上述したレンズシフト量を用いたフィードバックによるレンズ制御は、主に光へ ッド 10が複数のトラック間を一度に跨ぐ大きなシークを行う場合に必要とされ、切替ス イッチ 72の動作により、駆動回路 73へ入力する駆動信号を切り替えることにより行わ れる。通常のトラッキング制御は以下のように行われる。すなわち、光検出器 16が、 光ディスク 1の情報記録面上に形成されたピット列等力 の反射光を検出し、 TE信号 生成器 70が、光検出器 16が検出した信号に基づきトラッキングエラー信号 (以下、 T E信号)を生成する。 TE信号フィルタ 71は TE信号を受けると、これに基づき駆動信 号を生成し駆動回路 73へ送る。駆動回路 73は駆動信号に応じた電流を流し、 Tkァ クチユエータ 15を移動させる。
特許文献 1 :特開 2005— 182968号公報
特許文献 2:特開平 9 - 274726号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0023] し力しながら、本願発明者は、上記従来の技術による光ディスク装置においては、 以下のような課題を見いだした。図 16 (a)に示す光ディスク装置においては、 LE信 号メモリ 33の容量や偏芯補正全体の処理速度に制限があるため、光ディスク 1の回 転は連続量であるのに対し、回転位相検出器 21からの回転位相情報は、 FG信号の カウント値 (サンプリング周波数)によりサンプリングされた離散値として与えられる。
[0024] 以下、図 17 (a)〜(c)を用いて説明する。ただし各図において、グラフの縦軸は集 光レンズ 13の位置の変化を示し、横軸はディスクモータ 20の回転位相を示す。
[0025] 図 16 (a)に示すように、光ディスク 1の偏芯に基づく集光レンズ 13の位置の変化を 示す LE信号は、図 17 (a)に示すように連続した正弦波状であるのに対し、 LE信号メ モリ再生器 32からの信号は、図 17 (b)に示すように、 FG信号のカウント値 tに対応し た階段状である。このとき、 LE信号メモリ再生器 32からの信号の、階段状波形の段 差の立ち上力 ^部分又は立ち下がり部分には、高周波帯域の信号成分が含まれて いる。したがって減算器 35によって両方の信号の差分を取った場合も、差分の信号 波形は階段状となる。 [0026] 一方、レンズ制御を行うための LE信号フィルタ 37は、図 16 (b)に示すように、入力 信号に対して、比例フィルタ 37a、積分フィルタ 37b、微分フィルタ 37cが比例演算、 積分演算、及び微分演算をそれぞれ並列的に行う PIDフィルタとして構成されている
[0027] このような PIDフィルタに、階段状波形の信号の成分を含む減算器 35からの信号 が入力すると、処理後生成される駆動信号も階段状波形を有するが、 LE信号フィル タ 37の微分フィルタ 37cの微分演算の影響により、図 17 (c)に示すようにノイズ増幅 された波形を有する信号として駆動回路 73に出力されることとなる。このとき駆動ノィ ズは、信号波形の波形の段差の立ち上がり、立ち下がりの歪みとして現れる。
[0028] 特に、光ディスク 1の偏芯に対して精度よく追従させるため LE信号フィルタ 37のゲ インが大きくすると、駆動ノイズは大きくなり、駆動回路 73に設定された図中閾値を超 える恐れがある。閾値を超えると駆動回路 73は飽和したり、無効電力が大きくなる。 駆動回路 73の飽和によって、実際に Tkァクチユエータ 15へ流れる駆動電流の波形 は本来のものと大きく異なることとなり、安定した偏芯補正動作の妨げとなる。
[0029] 又、レンズ制御を行うために、 LE信号生成器 30からの信号を用いてフィードバック 制御を動作させている力 LE信号生成器 30がレンズシフト量検出にトップホールド プッシュプル法を用いた場合には、以下のような不具合があった。すなわち、光ディ スクのトラック間を横断するとき、光ビームの光ディスク 1のトラックに対する横断速度、 すなわちトラッキング方向の移動速度が遅いと、トラックからの反射光の影響を除去し きれず LE信号生成器 30からの LE信号に誤差が生じる。その誤差により、レンズ制 御が乱れ、偏芯に対する追従精度が悪化する。追従精度の悪化は安定した偏芯補 正動作の妨げとなってしまう。
[0030] 本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、安定した偏芯補正動 作を行う光ディスク装置等を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0031] 上記の目的を達成するために、第 1の本発明は、情報担体を回転駆動させる回転 駆動部と、
前記情報担体の回転位相を検出する回転位相検出部と、 光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッドと、 前記集光部の前記光ヘッド内における位置を位置信号として検出するレンズ位置 検出部と、
前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検出する回転位相に 応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号を記憶するレンズ位置記憶部と、 前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レンズ位置記憶部が 記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、補正信号として出 力する出力部と、
前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記補正信号を用いて補正するレン ズ位置補正部と、
前記レンズ位置補正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記 集光部を前記情報担体の半径方向に移動させる偏芯補正部と、
前記補正信号、前記レンズ位置補正部の出力信号又は前記駆動信号のいずれか における高周波成分を低減する高周波成分低減部とを備えた、光ディスク装置であ る。
[0032] また、第 2の本発明は、前記高周波成分低減部は、ローパスフィルタを有する、第 1 の本発明の光ディスク装置である。
[0033] また、第 3の本発明は、前記高周波成分低減部は、入力した信号を微分し、所定レ ベルで最大値又は最小値の少なくとも一方を制限する、第 1の本発明の光ディスク装 置である。
[0034] また、第 4の本発明は、前記高周波成分低減部は、入力した信号に対して線形補 完を行う、第 1の本発明の光ディスク装置である。
[0035] また、第 5の本発明は、前記出力部は、高周波成分低減部の遅延時間に応じた位 相差をもって前記補正信号を出力する、第 1の本発明の光ディスク装置である。
[0036] また、第 6の本発明は、情報担体を回転駆動させる回転駆動部と、
前記情報担体の回転位相を検出する回転位相検出部と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッドと、
前記集光部の前記光ヘッド内における位置を位置信号として検出するレンズ位置 検出部と、
前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検出する回転位相に 応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号を記憶するレンズ位置記憶部と、 前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レンズ位置記憶部が 記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、補正信号として出 力する出力部と、
前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記補正信号を用いて補正するレン ズ位置補正部と、
前記レンズ位置補正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記 集光部を前記情報担体の半径方向に移動させる偏芯補正部とを備え、
前記偏芯補正部は、前記レンズ位置補正部から出力した信号に対して微分演算を 行わなわず、前記駆動信号を生成する、光ディスク装置である。
[0037] また、第 7の本発明は、前記偏芯補正部は、
前記位置信号に対し微分演算を行う微分フィルタと、
前記レンズ位置補正部力 出力した信号に対し比例演算及び積分演算の少なくと も一方を行う積分比例フィルタと、
前記微分フィルタ及び前記積分比例フィルタの出力を加算する加算器とを有する、 第 6の本発明の光ディスク装置である。
[0038] また、第 8の本発明は、情報担体を回転駆動させる回転駆動部と、
前記情報担体の回転位相を検出する回転位相検出部と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッドと、
前記集光部の前記光ヘッド内における位置を位置信号として検出するレンズ位置 検出部と、
前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検出する回転位相に 応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号を記憶するレンズ位置記憶部と、 前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レンズ位置記憶部が 記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、補正信号として出 力する出力部と、 前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記補正信号を用いて補正するレン ズ位置補正部と、
前記レンズ位置補正部からの信号に基づいて前記集光部を前記情報担体の半径 方向に移動させる偏芯補正部と、
前記集光部の速度を検出するレンズ速度検出部と、
前記レンズ速度検出部からの速度情報が所定レベル以下の場合は前記偏芯補正 部の動作を停止させる偏芯補正動作停止部とを備えた、光ディスク装置である。
[0039] また、第 9の本発明は、前記レンズ速度検出部は前記情報担体のトラックを横断す る集光部の速度を検出する、第 8の本発明の光ディスク装置である。
[0040] また、第 10の本発明は、前記レンズ速度検出部は、光ビームが前記情報担体の前 記トラックを横断したことを検出し 2値ィ匕信号のエッジとして出力するトラッククロス検 出部を有し、
前記トラッククロス検出部力 の信号の周期を計測することにより、前記集光部の速 度を検出する、第 9の本発明の光ディスク装置である。
[0041] また、第 11の本発明は、前記レンズ速度検出部は、前記集光部を含む光ヘッドの 移動速度を検出する光ヘッド速度検出部を有し、
前記光ヘッド速度検出部からの信号に基づいて前記集光部の速度を推定する、第
8の本発明の光ディスク装置である。
[0042] また、第 12の本発明は、前記光ヘッド速度検出部は、前記情報担体のトラック検索 時における前記光ヘッドを移動させるための駆動信号に基づいて前記光ヘッドの移 動速度を推定する、第 11の本発明の光ディスク装置である。
[0043] また、第 13の本発明は、前記レンズ速度検出部は、前記情報担体のトラック検索時 における光ヘッド移動目標速度プロフィールを保持する光ヘッド移動目標保持部を 有し、
前記光ヘッド移動目標保持部からの信号に基づ!、て前記光ヘッドの移動速度を推 定する、第 8の本発明の光ディスク装置である。
[0044] また、第 14の本発明は、前記レンズ速度検出部は、前記集光部の速度を、前記情 報担体のトラック検索動作開始時又は終了時の所定期間における速度、及び、前記 所定期間以外の期間における前記速度より速い速度の 2値で推定する、第 8の本発 明の光ディスク装置である。
[0045] また、第 15の本発明は、前記レンズ位置検出部からの信号はトップホールドプッシ ュプル信号である、第 8の本発明の光ディスク装置である。
[0046] また、第 16の本発明は、前記偏芯補正部は、偏芯補正動作停止部からの停止の 制御を受けると、前記集光部を移動させるための駆動信号の DCレベルをホールドす る、第 8の本発明の光ディスク装置である。
[0047] また、第 17の本発明は、前記光ディスクの記録トラック力もの反射信号をトラツキン グエラー信号として検出するトラッキングエラー信号検出部と、
前記トラッキングエラー信号に基づ!、て前記集光部を前記情報担体の半径方向に 移動させるトラッキング制御部とを備え、
前記トラッキング制御部は、その動作を行わない場合、前記集光部を移動させるた めの駆動信号の DCレベルをホールドする、第 8の本発明の光ディスク装置である。
[0048] また、第 18の本発明は、第 1の本発明の光ディスク装置の、前記情報担体の回転 位相を検出する回転位相検出部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同 期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号 を記憶するレンズ位置記憶部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期し て、前記レンズ位置記憶部が記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位 置信号を、補正信号として出力する出力部、前記レンズ位置検出部が検出した位置 信号を前記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部、前記レンズ位置補正部 からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報担体の 半径方向に移動させる偏芯補正部、及び前記補正信号、前記レンズ位置補正部の 出力信号又は前記駆動信号のいずれかにおける高周波成分を低減する高周波成 分低減部の各機能を備えた、集積回路である。
[0049] また、第 19の本発明は、第 6の本発明の光ディスク装置の、前記情報担体の回転 位相を検出する回転位相検出部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同 期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号 を記憶するレンズ位置記憶部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期し て、前記レンズ位置記憶部が記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位 置信号を、補正信号として出力する出力部、前記レンズ位置検出部が検出した位置 信号を前記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部、及び前記レンズ位置補 正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報 担体の半径方向に移動させる偏芯補正部の各機能を備えた、集積回路である。
[0050] また、第 20の本発明は、第 8の本発明の光ディスク装置の、前記情報担体の回転 位相を検出する回転位相検出部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同 期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号 を記憶するレンズ位置記憶部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期し て、前記レンズ位置記憶部が記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位 置信号を、補正信号として出力する出力部、前記レンズ位置検出部が検出した位置 信号を前記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部、前記レンズ位置補正部 からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報担体の 半径方向に移動させる偏芯補正部、前記集光部の速度を検出するレンズ速度検出 部、及び前記レンズ速度検出部からの速度情報が所定レベル以下の場合は前記偏 芯補正部の動作を停止させる偏芯補正動作停止部の各機能を備えた、集積回路で ある。
[0051] また、第 21の本発明は、情報担体を回転駆動させる工程と、
前記情報担体の回転位相を検出する工程と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッド内における、前 記集光部の位置を位置信号として検出する工程と、
検出された回転位相に同期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置 検出部からの前記位置信号を記憶する工程と、
検出された回転位相に同期して、記憶している、既に検出した位置信号を、補正信 号として出力する工程と、
検出した前記位置信号を前記補正信号を用いて補正する工程と、
補正された前記位置信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を 前記情報担体の半径方向に移動させる工程とを備え、 前記補正信号、前記レンズ位置補正部の出力信号又は前記駆動信号のいずれか における高周波成分を低減する工程を有する、光ディスク装置の制御方法である。
[0052] また、第 22の本発明は、情報担体を回転駆動させる工程と、
前記情報担体の回転位相を検出する工程と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッド内における、前 記集光部の位置を位置信号として検出する工程と、
検出された回転位相に同期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置 検出部からの前記位置信号を記憶する工程と、
検出された回転位相に同期して、記憶している、既に検出した位置信号を、補正信 号として出力する工程と、
検出した前記位置信号を前記補正信号を用いて補正する工程と、
補正された前記位置信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を 前記情報担体の半径方向に移動させる工程とを備え、
前記駆動信号を、補正された前記位置信号に対して微分演算を行わなわずに生 成する、光ディスク装置の制御方法である。
[0053] また、第 23の本発明は、情報担体を回転駆動させる工程と、
前記情報担体の回転位相を検出する工程と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッド内における、前 記集光部の位置を位置信号として検出する工程と、
検出された回転位相に同期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置 検出部からの前記位置信号を記憶する工程と、
検出された回転位相に同期して、記憶している、既に検出した位置信号を、補正信 号として出力する工程と、
検出した前記位置信号を前記補正信号を用いて補正する工程と、
補正された前記位置信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を 前記情報担体の半径方向に移動させる工程と、
前記集光部の速度を検出する工程と、
検出した前記速度情報が所定レベル以下の場合は前記偏芯補正部の動作を停止 させる工程とを備えた、光ディスク装置の制御方法である。
[0054] また、第 24の本発明は、第 1の本発明の光ディスク装置の、前記情報担体の回転 位相を検出する回転位相検出部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同 期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号 を記憶するレンズ位置記憶部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期 して、前記レンズ位置記憶部が記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した 位置信号を、補正信号として出力する出力部と、前記レンズ位置検出部が検出した 位置信号を前記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部と、前記レンズ位置補 正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報 担体の半径方向に移動させる偏芯補正部と、前記補正信号、前記レンズ位置補正 部の出力信号又は前記駆動信号のいずれかにおける高周波成分を低減する高周 波成分低減部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
[0055] また、第 25の本発明は、第 6の本発明の光ディスク装置の、前記情報担体の回転 位相を検出する回転位相検出部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同 期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号 を記憶するレンズ位置記憶部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期 して、前記レンズ位置記憶部が記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した 位置信号を、補正信号として出力する出力部と、前記レンズ位置検出部が検出した 位置信号を前記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部と、前記レンズ位置補 正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報 担体の半径方向に移動させる偏芯補正部としてコンピュータを機能させるためのプロ グラムである。
[0056] また、第 26の本発明は、第 8の本発明の光ディスク装置の、前記情報担体の回転 位相を検出する回転位相検出部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同 期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号 を記憶するレンズ位置記憶部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期 して、前記レンズ位置記憶部が記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した 位置信号を、補正信号として出力する出力部と、前記レンズ位置検出部が検出した 位置信号を前記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部と、前記レンズ位置補 正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報 担体の半径方向に移動させる偏芯補正部と、前記集光部の速度を検出するレンズ 速度検出部と、前記レンズ速度検出部からの速度情報が所定レベル以下の場合は 前記偏芯補正部の動作を停止させる偏芯補正動作停止部としてコンピュータを機能 させるためのプログラムである。
[0057] また、第 27の本発明は、第 24から第 26のいずれかの本発明のプログラムを記録し た記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
発明の効果
[0058] 以上のような本発明によれば、安定した偏芯補正動作を行うことが可能となる。
図面の簡単な説明
[0059] [図 1]実施の形態 1の光ディスク装置のブロック構成を示す図
[図 2] (a)実施の形態 1における LE信号生成器 30からの信号の出力の一例を示す 図(b)実施の形態 1における LE信号メモリ再生器 32からの信号の出力の一例を示 す図(c)実施の形態 1における LE信号フィルタ 37からの信号の出力の一例を示す 図
[図 3] (a)実施の形態 1におけるローパスフィルタ 36通過後の信号の一例を示す図(b )実施の形態 1における LE信号生成器 30からの信号の出力の一例を示す図
[図 4]実施の形態 1の光ディスク装置の他の例のブロック構成を示す図
[図 5]実施の形態 1の光ディスク装置の他の例における LE信号フィルタ 37のブロック 構成を示す図
[図 6]実施の形態 1の光ディスク装置の他の例における要部のブロック構成を示す図 [図 7]実施の形態 1光ディスク装置の他の例における LE信号フィルタ 37からの信号 の出力の一例を示す図
[図 8]実施の形態 1の光ディスク装置のブロック構成を示す図
[図 9] (a)実施の形態 2における LE信号メモリ再生器 32からの信号の出力の一例を 示す図(b)実施の形態 2における加算器 40からの信号の出力の一例を示す図
[図 10]実施の形態 3の光ディスク装置のブロック構成を示す図 [図 11] (a)実施の形態 3における光検出器 16からの信号の出力の一例を示す図(b) 実施の形態 3における LE信号生成器 30からの信号の出力の一例を示す図(c)実施 の形態 3における TKC生成器 52からの信号の出力の一例を示す図(d)実施の形態 3におけるセレクタ 51の動作状態の一例を示す図(e)実施の形態 3におけるセレクタ 51の動作状態の他の例を示す図
[図 12]実施の形態 3の光ディスク装置の他の例のブロック構成を示す図
[図 13]実施の形態 3の光ディスク装置の他の例のブロック構成を示す図
[図 14]実施の形態 4のブロック構成を示す図
[図 15]実施の形態 4における検索全体を示すフローチャートの一例を示す図
[図 16] (a)背景技術の光ディスク装置のブロック構成を示す図 (b)背景技術の光ディ スク装置における LE信号フィルタ 37の構成を示す図
圆 17] (a)背景技術における LE信号生成器 30からの信号の出力の一例を示す図( b)背景技術における LE信号メモリ再生器 32からの信号の出力の一例を示す図(c) 背景技術における LE信号フィルタ 37からの信号の出力の一例を示す図
符号の説明
1 光ディスク
10 光ヘッド
11 半導体レーザ
12 ビームスプリッタ
13 集光レンズ
14 Fcァクチユエータ
15 Tkァクチユエータ
16 光検出器
20 ディスクモータ
21 回転位相検出器
30 LE信号生成器
31 LE信号メモリ記録器
32 LE信号メモリ再生器 LE信号メモリ
回転位相シフト器
減算器
ローパスフィルタ
LE信号フィルタ
a 比例フィルタ
b 積分フィルタ
c 積分フィルタ
d 制限器
積分比例フィルタ
微分フィルタ
加算器
レンズ速度検出器 セレクタ
TKC生成器
ヘッド、移動: πマンド、 パラメータ設定コマンド 検索指令器
トラッキング制御無効コマンド レンズ制御有効コマンド トラッキング制御有効コマンド レンズ制御無効コマンド 移動駆動生成器
TK信号生成器
TK信号フィルタ
切替スィッチ
駆動回路
線形補間器 75 駆動信号生成部
80 モータ
81 シャフト
82 速度制御部
発明を実施するための最良の形態
[0061] 以下、本発明の実施の形態について説明する。
[0062] (実施の形態 1)
本実施の形態 1である光ディスク装置の動作について図 1を参照して説明する。図 1に本実施の形態 1である光ディスク装置のブロック構成を示す。ただし、図 1におい て背景技術である図 9 (a)及び (b)の構成要素と同じものには同一の番号を付して説 明を省略する。又、ローノ スフィルタ 36は、 LE信号メモリ再生器 32と減算器 35との 間に設けられ、 LE信号メモリ再生器 32からの出力信号の高周波成分をカットして減 算器 35へ出力する手段である。
[0063] なお、上記の構成において、回転位相検出器 21は本発明の回転位相検出部に相 当し、集光レンズ 13は本発明の集光部に相当する。又、 LE信号生成器 30は本発明 のレンズ位置検出部に相当し、 LE信号メモリ 33及び LE信号メモリ記録器 31は本発 明のレンズ位置記憶部に相当し、回転位相シフト器 34及び LE信号メモリ再生器 32 は本発明の出力部に相当する。又、減算器 35は本発明のレンズ位置補正部に相当 し、 LE信号フィルタ 37、駆動回路 73及び Tkァクチユエータ 15は本発明の偏芯補正 部に相当し、ローパスフィルタ 36は本発明の高周波成分低減部及びローパスフィル タに相当する。
[0064] 以上のような構成を有する、本発明の実施の形態 1による光ディスク装置の動作を 説明すると共に、これにより、本発明の光ディスク装置の制御方法の動作の一実施の 形態を説明する。
[0065] 基本的なレンズ制御の動作は、図 16 (a)に示す背景技術と同様である。すなわち、 回転位相検出器 21はディスクモータ 20からの FG信号をカウントし、離散値としての 光ディスク 1の回転位相を生成し、これを回転位相情報として回転位相シフト器 34及 び LE信号メモリ記録器 31へ送る。 [0066] 次に、回転位相シフト器 34は、回転位相検出器 21から回転位相情報の入力をうけ ると、これを所定量遅延又は先行するようシフトさせた補正回転位相情報として、 LE 信号メモリ再生器 32へ送る。
[0067] LE信号メモリ再生器 32は、回転位相シフト器 34からの補正回転位相情報の変化 に同期して、 LE信号メモリ 33から、回転位相に対応したレベルの LE信号を、ローバ スフィルタ 36へ送る。
[0068] ローパスフィルタ 36は LE信号メモリ再生器 32からの信号の入力を受けると、高域 成分を低減させて、減算器 35へ送る。
[0069] 減算器 35より後段の動作は、背景技術と同様に行われる。すなわち、 LE信号フィ ルタ 37は、減算器 35の信号を受けると、蓄えられた LE信号メモリ 33の情報を目標 値とする駆動信号を生成し、駆動回路 73はこれを受けて Tkァクチユエータ 15に電 流を流し、 Tkァクチユエータ 15をトラッキング方向に移動させる。これにより、光ビー ムは光ディスク 1の偏芯に追従して動作する。
[0070] 以上の動作にお!、て、本実施の形態の光ディスク装置は、 LE信号メモリ再生器 32 と減算器 35との間にローパスフィルタ 36を設けることにより、 LE信号メモリ再生器 32 からの信号の高域成分を減衰させて!/、る。
[0071] これは、以下の理由による。すなわち、背景技術で説明したように、減算器 35から の出力信号は、離散値で与えられる LE信号メモリ再生器 32からの信号を含むことに より高周波帯域の信号成分を含むこととなり、これが PIDフィルタを用いた LE信号フ ィルタ 37の微分処理によって増幅され、駆動信号に駆動ノイズとして混入して!/、た。
[0072] これに対し、本実施の形態では減算器 35からの出力をローパスフィルタ 36に通過 させることにより、予め高周波帯域の信号成分を減衰させている。
[0073] 背景技術にて説明したように、図 2 (a)に示す LE信号が連続量であるのに対し、図 2 (b)に示す LE信号メモリ再生器 32からの信号は離散値であるため、これら信号の 差分である減算器 35の出力信号も階段状波形を有する。これが LE信号フィルタ 37 による駆動信号の生成において高周波成分がノイズとして増幅される原因となってい た。
[0074] ローパスフィルタ 36を通過させることによって、減算器 35から出力される信号に含 まれる高周波帯域の成分を予め低減することで、微分フィルタ 37cの微分演算によつ て増幅される駆動ノイズも低減される。そのため、 LE信号フィルタ 37からの信号は図 2 (c)で示すように、駆動回路 73に設定した閾値を下回る程度にまでノイズが低減さ れた駆動波形となる。
[0075] 一方、ローパスフィルタ 36を用いることで、減算器 35以降の信号に含まれる高周波 数帯域の成分は低減する力 時間遅延が生ずる。図 3 (a)に示すローパスフィルタ 36 通過後の信号は、図 3 (b)に示す LE信号生成器 30からの LE信号に対して、位相差 Pが生じている。
[0076] 回転位相シフト器 34はこれに対応すべく設けられており、回転位相検出器 21から 回転位相情報を受けると、これを位相差 Pだけ進めた補正回転位相情報として LE信 号メモリ発生器 32へ出力する。 LE信号メモリ発生器 32は補正回転位相情報に同期 して LE信号メモリから信号を出力する。この出力信号は図 3 (b)に示す LE信号に対 して位相差 Pだけ進んでいる力 ローパスフィルタ 36の遅延により、減算器 35への入 力時点で位相差 0となる。このように、回転位相シフト器 34は、ローパスフィルタ 36に おける遅延時間に応じて、入力する回転位相を進める向きの位相差を与える。これ によってローパスフィルタ 36通過後の信号は、正確な同期を保つことができる。
[0077] 以上のように、本実施の形態の光ディスク装置によれば、 LE信号フィルタ 37を通す 前に高周波帯域成分を低減することで、偏芯補正の駆動ノイズを低減して、駆動回 路 73の飽和を防ぎ、偏芯補正動作を安定させることができる。
[0078] なお、本実施の形態 1では、高周波帯域成分の低減のためのローパスフィルタ 36 を減算器 35の前に設けた構成としていた力 図 4に示す構成例のように、減算器 35 と LE信号フィルタ 37との間に設けてもよい。
[0079] 又、ローパスフィルタ 36は、本発明の高周波成分低減部の一例であるが、本発明 の高周波成分低減部の構成は上記の構成に限定されるものはない。
[0080] 図 5は、高周波成分低減部の他の構成例を示す図である。図 5に示す構成は、 LE 信号フィルタ 37の内部であって、微分フィルタ 37cの後段に制限器 37dを備えたこと を特徴とする。
[0081] 上記の構成とすることによって、 LE信号フィルタ 37においては、 LE信号メモリ再生 器 32からの信号は、微分フィルタ 37cにて微分演算された後、制限器 37dを通過さ せることにより信号の最大値又は最小値の少なくとも一方が制限される。この場合、 微分演算後に生じた駆動信号の階段状の立ち上がり部分又は立ち下がり部分に現 れる駆動ノイズはカットされる。カットの基準を駆動回路 73の閾値以下となるように設 計することにより、駆動信号のノイズを一定以下に保つことができる。この場合、光デ イスク装置にぉ 、て、図 1のローパスフィルタ 36は省 、た構成とする。
[0082] なお、図 5においては LE信号フィルタ 37は、比例フィルタ 37a、積分フィルタ 37b 及び微分フィルタ 37cがそれぞれ並列動作する構成として説明を行ったが、微分フィ ルタ 37cの後段に積分フィルタ 37bを直列接続した構成としてもよい。この場合、制 限器 37dは微分フィルタ 37cと積分フィルタ 37bとの間に設けるようにする。要するに 、制限器 37dは、微分フィルタ 37cによる演算直後の出力に制限を行うことができれ ば、 LE信号フィルタ 37内の各フィルタの配置によって限定されるものではない。更に 、制限器 37dは、 LE信号フィルタ 37と切替スィッチ 72との間に設けるようにしてもよ い。
[0083] 又、図 6は、高周波成分低減部の他の構成例を示す図である。図 6に示す構成は、 本実施の形態の光ディスク装置の要部を示す図であって、減算器 35と LE信号フィ ルタ 37との間に線形補間器 74を設けた構成である。なお、図 5の構成例と同様、口 一パスフィルタ 36は省略した構成とする。
[0084] 線形補間器 74は、回転位相シフト器 34から補正回転位相情報を取得すると、これ を遁倍して細分化する。この細分ィ匕された補正回転位相情報毎に演算器 35から出 力された信号の階段状の波形を線形補完する。図 7に、線形補間器 74の出力の一 例として、 FG信号のカウント値 tの 1 / 10の値である tZ 10で遁倍して線形補完した 場合の、 LE信号を示す。図 7に示すように線形補間により階段状波形の段差が無視 できる程度に滑らかになっていることにより、演算器 35以降の信号においても信号波 形の段差が滑らかとなり、 LE信号フィルタ 37によって微分演算処理された場合でも、 立ち上がり又は立ち下がりの駆動ノイズは低減される。なお、遁倍の値については、 図 7に示す例に限定されず、微分演算後の駆動ノイズを駆動回路 73に設定した閾 値以下にできるように、階段状波形を整形できる値であればよい。 [0085] なお、上記の説明にお 、ては、光ディスク装置を対象として説明を行ったが、本発 明は、回転位相検出器 21、 LE信号メモリ 33及び LE信号メモリ記録器 31、回転位相 シフト器 34及び LE信号メモリ再生器 32、減算器 35、 LE信号フィルタ 37、及びロー パスフィルタ 36 (又は制限器 37d若しくは線形補間器 74)の各部が同一の半導体基 板に一体的に形成されるとともに、それぞれの機能を備えた集積回路として実現して ちょい。
[0086] (実施の形態 2)
本発明の実施の形態 2である光ディスク装置の動作について図 8を参照して説明す る。図 8に本実施の形態 2である光ディスク装置のブロック構成を示す。ただし図 8に おいて背景技術である図 9の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省 略する。
[0087] 本実施の形態の光ディスク装置は、実施の形態 1の LE信号フィルタ 37の代わり〖こ 、微分フィルタ 39、積分比例フィルタ 38及び加算器 40からなる駆動信号生成部 75 を備えた。
[0088] 駆動信号生成部 75は、 LE信号フィルタ 37と同様の機能を有するが、 LE信号生成 器 30からの LE信号を直接微分フィルタ 39に入力し、又減算器 35からの補正信号は 直接積分比例フィルタ 38に入力し、各フィルタにおいて微分演算と、積分演算及び 比例演算とを、それぞれ行うものである。
[0089] なお、駆動信号生成部 75、駆動回路 73、及び Tkァクチユエータ 15は本発明の偏 芯補正部を構成する。又、微分フィルタ 39は本発明の微分フィルタに、積分比例フィ ルタ 38は本発明の積分比例フィルタに、加算器 40は本発明の加算器にそれぞれ相 当する。
[0090] このような構成を有する、実施の形態 2の光ディスク装置の基本的なレンズ制御の 動作は、実施の形態 1と同様であるが、駆動信号生成部 75において、微分フィルタ 3 9には LE信号生成器 30からの LE信号のみを入力させている点を特徴とする。
[0091] 背景技術にて説明したように、駆動信号における駆動ノイズは、離散量であって、 立ち上がり及び立ち下がりを含む階段状の波形を有する信号である LE信号メモリ再 生器 32からの信号に基づく信号に対し、微分演算を行うことにより生ずるものであつ た。
[0092] これに対し、本実施の形態では、上記のように、微分フィルタ 39は LE信号生成器 3 0からの LE信号に対して微分演算を行うが、この LE信号は連続量であって滑らかな 波形を有し、高周波成分を含まない。したがって微分演算しても波形の立ち上がり、 立ち下がりが歪むことはない。
[0093] 一方、減算器 35からの出力信号は、離散値で与えられる LE信号メモリ再生器 32 力 の信号を含むことにより高周波帯域の信号成分を有し、階段状の波形となるが、 積分演算及び比例演算は高周波帯域の信号成分に対して影響を与えないため、積 分比例フィルタ 38の出力信号の形状は歪むことがない。
[0094] したがって、図 9 (a)に示す LE信号メモリ再生器 32からの信号波形に対し、図 9 (b) に示す加算器 40からの駆動信号として歪みが抑えられた波形を得ることができる。
[0095] 以上のように、本実施の形態の光ディスク装置によれば、 LE信号メモリ再生器 32に 基づく信号に対しては微分演算を行わない構成としたことにより、偏芯補正の駆動ノ ィズを低減することができる。
[0096] なお、上記の説明にお 、ては、駆動信号生成部 75として、微分フィルタ 39、積分 比例フィルタ 38及び加算器 40を備えた構成としたが、微分フィルタ 39は削除した構 成としてもよい。この場合、駆動信号生成部 75を小型化して、後述する集積回路とし て本発明を実施するときに全体を小型化できる利点がある。又、加算器 40の後段に 、実施の形態 1の制限器 37dと同機能の制限器を備え、駆動信号の立ち上がり又は 立ち下がりをカットする構成としてもよい。微分フィルタ 39の微分演算により歪みが生 じた場合でも、歪みを低減することが可能となる。
[0097] なお、上記の説明にお 、ては、光ディスク装置を対象として説明を行ったが、本発 明は、回転位相検出器 21、 LE信号メモリ 33及び LE信号メモリ記録器 31、回転位相 シフト器 34及び LE信号メモリ再生器 32、減算器 35、及び駆動信号生成部 75の各 部が、同一の半導体基板に一体的に形成されるとともにそれぞれの機能を備えた集 積回路として実現してもよい。
[0098] (実施の形態 3)
本発明の実施の形態 3の光ディスク装置は、光ヘッドのトラッキング方向の移動速 度が低下したときも、レンズ制御を安定して行わせるものである。以下、図 10を参照し て説明する。
[0099] 図 10に本実施の形態 3である光ディスク装置のブロック構成を示す。ただし、図 10 において背景技術である図 9の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を 省略する。モータ 80はシャフト 81に沿って光ヘッド 10を光ディスク 1のトラッキング方 向に移動させる手段である。又、 TKC生成器 52は光検出器 16の受光信号に基づき 、集光レンズ 13からの光ビームが光ディスク 1のトラックを横断する際に生ずる TKC ( track cross:トラッククロス)信号を生成する手段、レンズ速度検出器 50は TKC信 号に基づき集光レンズ 13の速度を検出する手段、セレクタ 51はレンズ速度検出器 5 0の検出結果に基づき、 LE信号フィルタ 37からの出力信号を駆動回路 73側に出力 するか否かを選択する手段である。なお、モータ 80及びシャフト 81は周知の技術的 手段であって、図 16に示す背景技術及び他の実施の形態においても明示していな V、が備えられて 、ることは言うまでもな!/、。
[0100] なお、上記の構成において、 TKC生成器 52及びレンズ速度検出器 50は本発明の レンズ速度検出部に相当し、セレクタ 51は本発明の偏芯補正動作停止部に相当す る。又、 TKC生成器 52は本発明のトラッククロス検出部に相当する。
[0101] 以上のような構成を有する、本発明の実施の形態 3による光ディスク装置の動作を 説明すると共に、これにより、本発明の光ディスク装置の制御方法の動作の一実施の 形態を説明する。
[0102] TE信号生成器 70等の動作に基づくトラッキングエラー信号を用いたトラッキング制 御を解除して、モータ 80の駆動により光ヘッド 10がトラッキング方向に移動を開始す ると、 TKC生成器 52は光検出器 16からの信号を用いて、光ビームが光ディスク 1の トラックのエッジを通過したことを検出し、 2値ィ匕信号のエッジとした TKC信号を生成 し、レンズ速度検出器 50へ送る。
[0103] レンズ速度検出器 50は TKC生成器 52からの TKC信号の周期を測定し、これに基 づきレンズ速度を検出してセレクタ 51へ送る。
[0104] セレクタ 51においては、動作判断の基準となる所定レベルの値が設定されており、 レンズ速度検出器 50からレンズ速度の入力を受けると、これを設定された速度値と 比較する 2値判断を行う。レンズ速度が所定レベルの値以下である場合は、駆動電 流として電圧値零の直流電流を Tkァクチユエータ 15へ送る。れにより LE信号フィル タ 37からの駆動信号は遮断され、駆動信号は DCレベル 0でホールドされることにな るので、 Tkァクチユエータ 15は動作しない。レンズ速度検出器 50からのレンズ速度 が所定レベルの値より速 、場合は、 LE信号フィルタ 37からの駆動信号をそのまま Tk ァクチユエータ 15へ送る。
[0105] 以上の動作により、 LE信号に基づくレンズ制御は、レンズ速度が所定レベルより速 いときのみ実行されることとなる。これにより、以下の効果を奏する。
[0106] 図 11 (a)〜(d)は、同一時間軸における本実施の形態の光ディスク装置の各部の 信号出力の変化の一例を示す図である。図 11 (a)は光検出器 16からの信号の出力 を示し、図 11 (b)は LE信号生成器 30からの信号の出力を示し、図 11 (c)は TKC生 成器 52からの信号の出力を示す。図 6 (a)はセレクタ 51の接続状態を示す。
[0107] 光ビームが光ディスク 1のトラックに対して横断することにより、光検出器 16からの信 号は図 11 (a)に示すように横断速度に応じた正弦波状の波形となる。
[0108] 集光レンズ 13の光ヘッド 10に対するレンズシフト量は図 11 (a)の DCレベルの変化 として現れるため、 LE信号生成器 30はトップホールドプッシュプル法により図 11 (b) に示すような波形となる。
[0109] ここで、光ビームの光ディスク 1のトラックに対する横断速度が遅い場合は、トップホ 一ルド回路のドループによって検出がずれる。 TKC生成器 52からの信号は図 11 (c )に示すような波形となり、光ビームの光ディスク 1のトラックに対する横断によってエツ ジが出現する。
[0110] レンズ速度検出器 50は図 11 (c)のエッジ間時間を測定することで光ビームの光デ イスク 1のトラックに対する横断速度を検出し、所定レベル以下である場合に LE信号 フィルタ 37からの信号を遮断して!/、る。
[Oil 1] 背景技術にて説明したように、トップホールドプッシュプル法を用いて LE信号生成 器 30から得られる LE信号の精度は、光ビームのトラッキング方向の移動速度に依存 し、速度が遅い場合は誤差を含みやすい。したがって力かる誤差を含む LE信号に 基づくレンズ制御は追従精度が劣化し、安定した動作の妨げとなっていた。 [0112] これに対し、本実施の形態においては、光ビームのトラッキング方向の移動速度が 遅 、場合はレンズ制御を停止することで、追従精度を高めて 、る。
[0113] 図 11 (a)〜(d)に示す例とは反対に、実際のトラッキング制御においては、光デイス クにおける光ビームのトラッキング方向の移動速度は、(1)移動開始時(2)移動中(3 )移動終了時に分けたとき、 (1) (3)における場合が遅くなり、(2)における場合が速 くなる。
[0114] このうち、(1)の期間は所定のトラックを離れて目標のトラックへ移動を開始する期 間であるから偏芯補正の精度はさほど重要視されない。又、(3)の期間は目標のトラ ック上に到達後はレンズ制御よりも確実な TE信号を用いたトラッキング制御下に置か れるため、偏芯補正動作はレンズ制御に依存することなく達せられる。
[0115] したがって、図 11 (e)に示すように、レンズ制御は期間(1) (3)で無効にし、期間(2 )で有効にすることにより、(2)のトラック間移動中におけるレンズ制御の精度を高め、 偏芯補正動作の安定を確保できることになる。
[0116] 以上のように、本実施の形態によれば、光ディスク 1のトラックに対する光ビームの 速度が遅い場合には、 LE信号を用いたレンズ制御を停止することで、レンズ揺れを 低減することができる。
[0117] なお、上記の説明では、 TKC生成器 52及びレンズ速度検出器 50を用いて、光デ イスク 1のトラックに対する光ビームの速度を検出したが、本発明のレンズ速度検出部 の構成は、これに限定されるものではない。
[0118] 図 12は、本実施の形態 3の光ディスク装置の他の構成例を示す。図 12は、 TKC生 成器 52を省き、レンズ速度検出器 50は、光ヘッド 10を移動させるモータ 80の駆動 電流を取得して、これに基づき光ヘッド 10の移動速度を、集光レンズ 13の速度とし て検出するようにしたものである。又、レンズ速度検出器 50は速度センサとして、光 ヘッド 10の移動速度を直接するものとしてもよい。このときレンズ速度検出器 50は本 発明の光ヘッド速度検出部に相当することとなる。
[0119] 又、図 13は、本実施の形態 3の光ディスク装置の更なる他の構成例を示す。図 13 は、レンズ速度検出器 50は、光ヘッド 10を移動させるモータ 80を所定速度で駆動さ せるための速度制御部 82から、光ヘッドの移動目標速度を定めるパラメータである 光ヘッド移動目標プロフィールを取得して、これに基づき光ヘッド 10の移動速度を、 集光レンズ 13の速度として検出するようにしたものである。ここで速度制御部 82は、 本発明の光ヘッド移動目標保持部に相当する。
[0120] 要するに、本発明のレンズ速度検出部は、集光レンズ 13のトラッキング方向の移動 速度を、光ヘッド 10の移動として推定するようにしてもよいし、集光レンズ 13自体の 移動から直接的に測定するようにしてもよぐその具体的な構成によって限定されるも のではない。
[0121] 又、上記の説明においては、レンズ制御を行わない場合、 Tkァクチユエータ 15は DCレベル 0でホールドされるものとした力 任意の電圧値でホールドするようにしても よい。
[0122] なお、上記の説明にお 、ては、光ディスク装置を対象として説明を行ったが、本発 明は、回転位相検出器 21、 LE信号メモリ 33及び LE信号メモリ記録器 31、 LE信号 メモリ再生器 32、減算器 35、 TKC生成器 52 (又は速度制御部 82)、レンズ速度検 出器 50、及びセレクタ 51の各部が、同一の半導体基板に一体的に形成されるととも にそれぞれの機能を備えた集積回路として実現してもよ ヽ。
[0123] (実施の形態 4)
本発明の実施の形態 4の光ディスク装置の動作について図 14を参照して説明する 。図 14に本実施の形態 4である光ディスク装置のブロック構成を示す。なお、図 14に おいて背景技術、及び本実施の形態 1、 3である図 16、 1、 10の構成要素と同じもの には同一の番号を付し、これら実施の形態と同様の動作については説明を省略する
[0124] 又、 LE信号フィルタ 37はレンズ位置が光ヘッド 10に対して所定の位置に追従する よう Tkァクチユエータ 15を駆動させる駆動信号を生成する手段である。 TK信号フィ ルタ 71は光ビームが光ディスク 1のトラックに追従するよう Tkァクチユエータ 15を駆動 させる駆動信号を生成する手段である。移動駆動生成器 68は検索時に光ヘッド 10 を移動させるための駆動信号を生成する手段である。レンズ制御無効コマンド 66は コマンド後に LE信号フィルタ 37からの駆動信号を無効として零を生成させるコマンド である。レンズ制御有効コマンド 64はコマンド後に LE信号フィルタ 37からの駆動信 号を有効とさせるコマンドである。トラッキング制御無効コマンド 63はコマンド後に TK 信号フィルタ 71からの駆動信号を無効として零を生成させるコマンドである。トラツキ ング制御有効コマンド 65はコマンド後に TK信号フィルタ 71からの駆動信号を有効と させるコマンドである。ヘッド移動コマンド 60は移動駆動生成器 68に光ヘッド 10が光 ディスク 1の半径方向に指定量移動するための駆動信号を生成させるコマンドである 。パラメータ設定コマンド 61は LE信号フィルタ 37及び TK信号フィルタ 71及び移動 駆動生成器 68の内部パラメータを設定するコマンドである。検索指令器 62は図 15 に示すフローチャートに従い検索動作を実行させる手段である。
[0125] なお、上記の構成において、トラッキング制御無効コマンド 63及びレンズ制御有効 コマンド 64は後述する本願発明者による発明のレンズ制御切替コマンドに相当する 。以下、同様に、ヘッド移動コマンド 60は移動コマンドに相当する。トラッキング制御 有効コマンド 65及びレンズ制御無効コマンド 66はトラッキング制御切替コマンドに相 当する。パラメータ設定コマンド 61はパラメータ設定コマンドに相当する。検索指令 器 62は検索指令部に相当する。トラッキング制御有効コマンド 65はトラッキング制御 有効コマンドに相当する。トラッキング制御無効コマンド 63はトラッキング制御無効コ マンドに相当する。レンズ制御有効コマンド 64はレンズ制御有効コマンドに相当する 。レンズ制御無効コマンド 66はレンズ制御無効コマンドに相当する。
[0126] 以上のような構成を有する、本実施の形態による光ディスク装置における検索動作 の概略を図 15の、検索全体を示すフローチャートの一例を参照して、ステップごとに 説明する。
[0127] ステップ S101 : DC駆動を残すような指定でトラッキング制御無効コマンド 63を実 行させる。
[0128] ステップ S102 : LE信号フィルタ 37のゲインをパラメータ設定コマンド 61を用いて 設定する。
[0129] ステップ S103 : レンズ制御有効コマンド 64を実行させる。
[0130] ステップ S104 : 移動駆動生成器 68の目標プロフィールをパラメータ設定コマンド
61を用いて設定する。
[0131] ステップ S105 : ヘッド移動コマンド 60を実行させ、光ヘッド 10を所望の位置へ移 動する。
[0132] ステップ S106 : LE信号フィルタ 37のゲインをパラメータ設定コマンド 61を用いて 設定する。
[0133] ステップ S107 : DC駆動を残すような指定でレンズ制御無効コマンド 66を実行さ せる。
[0134] ステップ S108 : TK信号フィルタ 71のゲインをパラメータ設定コマンド 61を用いて 設定する。
[0135] ステップ S109 : トラッキング制御有効コマンド 65を実行させる。
[0136] LE信号フィルタ 37、 TK信号フィルタ 71、移動駆動生成器 68、トラッキング制御有 効コマンド 65、トラッキング制御無効コマンド 63、レンズ制御有効コマンド 64、レンズ 制御無効コマンド 66、ヘッド移動コマンド 60及びパラメータ設定コマンド 61は本発明 の集積回路としての光ディスク装置用半導体の中で書き換え不可能なソフト又はハ ードにより実行される。なお、検索指令器 62は書き換え可能な外部 CPU内に構成さ れる。
[0137] 以上のようなコマンドを実行する指令を行う検索指令器 62は、各制御動作毎にコマ ンドを独立させて、外部 CPUが順に指令することで検索動作を実現している。又、各 コマンドの間にゲイン等のパラメータ設定を行うことができる。
[0138] これを実施の形態 3の光ディスク装置の動作制御に用いることにより、 LE信号を用 Vヽたレンズ制御を無効にする際に、さらには TK信号を用 、たトラッキング制御を無効 にする際、それまでの駆動 DCレベルをクリアせずホールドすることで、トラッキング制 御からレンズ制御への移行、又はその逆にレンズ制御からトラッキング制御への移行 を高速に行う必要がない。したがって移行を高速にすることに伴い生ずる制御乱れ 等の性能悪ィ匕を防ぐことができる。
[0139] このようにして、高速タイミングを必要としないタイミングで区切り、コマンドの単機能 化を行うことで、性能劣化なく検索時に光ヘッド 10を移動させる間のフォーカス制御 ゲイン等のノ メータを簡易な構成で CPU力も自由に変更することができる。
[0140] なお、本実施の形態 4において、図 14に示したパラメータ設定内容は一例であり、 任意のパラメータを設定してもよい。又、実施の形態 1、 2の光ディスク装置に用いて もよ 、し、従来の光ディスク装置の制御に用いるものとしてもよ 、。
[0141] 以上のような本実施の形態 4は、その一例として、書き換え不可能なソフト又はハー ドで構成された光ディスク装置の検索司令部であって、外部 CPUコア力 指令を受 けて、光ビームを情報担体のトラックに追従させる制御を無効にして、光ビームを光 学ヘッドに対し所定の位置にする制御を有効にするレンズ制御切替コマンドと、外部 CPUコア力 指令を受けて、光学ヘッドを移動させる移動コマンドと、外部 CPUコア 力も指令を受けて、光ビームを情報担体のトラックに追従させる制御を有効にして、 光ビームを光学ヘッドに対し所定の位置にする制御を無効にするトラッキング制御切 替コマンドと、外部 CPUコア力 指令を受けて、任意の RAMに値を設定できるパラメ ータ設定コマンドとを発行可能であって、前記レンズ制御切替コマンド、前記パラメ一 タ設定コマンド、前記移動コマンド、前記パラメータ設定コマンド、及び前記トラッキン グ制御切替コマンドをこの順で出力する、検索司令部である。
[0142] なお、上記の各実施の形態においては、実施の形態 1〜4の各構成は別個に実施 するものとしたが、各構成を組み合わせても実施してもよい。すなわち、実施の形態 1 、 2による LE信号における高周波成分の処理を行う構成と、実施の形態 3による光ビ ームのトラックキング方向における移動速度に基づくレンズ制御の実行を制御する構 成と、実施の形態 4の検索司令部による各コマンドによる制御の構成とは、同一の光 ディスク装置内にぉ 、て実施してょ 、。
[0143] なお、本発明に力かるプログラムは、上述した本発明の光ディスク装置を構成する 全部又は一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであつ て、コンピュータと協働して動作するプログラムであってもよ 、。
[0144] 又、本発明は、上述した本発明の光ディスク装置を構成する全部又は一部の手段 の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した 記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラム が前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体であってもよい。
[0145] なお、本発明の上記「一部の手段」とは、それらの複数の手段の内の幾つかの手段 を意味し、又は、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
[0146] 又、本発明のプログラムを記録した、コンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発 明に含まれる。
[0147] 又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録 媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
[0148] 又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより 読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
[0149] 又、記録媒体としては、 ROM等も含まれる。
[0150] 又、上述した本発明のコンピュータは、 CPU等の純然たるハードウェアに限らず、 ファームウェアや、 OS、更に周辺機器を含むものであってもよい。
[0151] なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハ 一ドウエア的に実現してもよい。
産業上の利用可能性
[0152] 本発明にかかる光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、集積回路は、安定し た偏芯補正動作を行うことが可能な効果を有し、光ディスク装置、光ディスク装置の 制御方法、集積回路等として有用である。

Claims

請求の範囲
[1] 情報担体を回転駆動させる回転駆動部と、
前記情報担体の回転位相を検出する回転位相検出部と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッドと、
前記集光部の前記光ヘッド内における位置を位置信号として検出するレンズ位置 検出部と、
前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検出する回転位相に 応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号を記憶するレンズ位置記憶部と、 前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レンズ位置記憶部が 記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、補正信号として出 力する出力部と、
前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記補正信号を用いて補正するレン ズ位置補正部と、
前記レンズ位置補正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記 集光部を前記情報担体の半径方向に移動させる偏芯補正部と、
前記補正信号、前記レンズ位置補正部の出力信号又は前記駆動信号のいずれか における高周波成分を低減する高周波成分低減部とを備えた、光ディスク装置。
[2] 前記高周波成分低減部は、ローパスフィルタを有する、請求の範囲第 1項に記載の 光ディスク装置。
[3] 前記高周波成分低減部は、入力した信号を微分し、所定レベルで最大値又は最 小値の少なくとも一方を制限し、積分して出力する、請求の範囲第 1項に記載の光デ イスク装置。
[4] 前記高周波成分低減部は、入力した信号に対して線形補完を行う、請求の範囲第
1項に記載の光ディスク装置。
[5] 前記出力部は、高周波成分低減部の遅延時間に応じた位相差をもって前記補正 信号を出力する、請求の範囲第 1項に記載の光ディスク装置。
[6] 情報担体を回転駆動させる回転駆動部と、
前記情報担体の回転位相を検出する回転位相検出部と、 光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッドと、 前記集光部の前記光ヘッド内における位置を位置信号として検出するレンズ位置 検出部と、
前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検出する回転位相に 応じた前記レンズ位置検出部からの前記位置信号を記憶するレンズ位置記憶部と、 前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レンズ位置記憶部が 記憶している、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、補正信号として出 力する出力部と、
前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記補正信号を用いて補正するレン ズ位置補正部と、
前記レンズ位置補正部からの信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記 集光部を前記情報担体の半径方向に移動させる偏芯補正部とを備え、
前記偏芯補正部は、前記レンズ位置補正部から出力した信号に対して微分演算を 行わなわず、前記駆動信号を生成する、光ディスク装置。
[7] 前記偏芯補正部は、
前記位置信号に対し微分演算を行う微分フィルタと、
前記レンズ位置補正部力 出力した信号に対し比例演算及び積分演算の少なくと も一方を行う積分比例フィルタと、
前記微分フィルタ及び前記積分比例フィルタの出力を加算する加算器とを有する、 請求の範囲第 6項に記載の光ディスク装置。
[8] 前記集光部の速度を検出するレンズ速度検出部と、
前記レンズ速度検出部からの速度情報が所定レベル以下の場合は前記偏芯補正 部の動作を停止させる偏芯補正動作停止部と更に備えた、請求の範囲第 1又は第 6 項に記載の光ディスク装置。
[9] 前記レンズ速度検出部は前記情報担体のトラックを横断する集光部の速度を検出 する、請求の範囲第 8項に記載の光ディスク装置。
[10] 前記レンズ速度検出部は、光ビームが前記情報担体の前記トラックを横断したこと を検出し 2値ィ匕信号のエッジとして出力するトラッククロス検出部を有し、 前記トラッククロス検出部力 の信号の周期を計測することにより、前記集光部の速 度を検出する、請求の範囲第 9項に記載の光ディスク装置。
[11] 前記レンズ速度検出部は、前記集光部を含む光ヘッドの移動速度を検出する光へ ッド速度検出部を有し、
前記光ヘッド速度検出部からの信号に基づいて前記集光部の速度を推定する、請 求の範囲第 8項に記載の光ディスク装置。
[12] 前記光ヘッド速度検出部は、前記情報担体のトラック検索時における前記光ヘッド を移動させるための駆動信号に基づ 、て前記光ヘッドの移動速度を推定する、請求 の範囲第 11項に記載の光ディスク装置。
[13] 前記レンズ速度検出部は、前記情報担体のトラック検索時における光ヘッド移動目 標速度プロフィールを保持する光ヘッド移動目標保持部を有し、
前記光ヘッド移動目標保持部からの信号に基づ!、て前記光ヘッドの移動速度を推 定する、請求の範囲第 8項に記載の光ディスク装置。
[14] 前記レンズ速度検出部は、前記集光部の速度を、前記情報担体のトラック検索動 作開始時又は終了時の所定期間における速度、及び、前記所定期間以外の期間に おける前記速度より速 、速度の 2値で推定する、請求の範囲第 8項に記載の光ディ スク装置。
[15] 前記レンズ位置検出部力 の信号はトップホールドプッシュプル信号である、請求 の範囲第 8項に記載の光ディスク装置。
[16] 前記偏芯補正部は、偏芯補正動作停止部からの停止の制御を受けると、前記集光 部を移動させるための駆動信号の DCレベルをホールドする、請求の範囲第 8項に記 載の光ディスク装置。
[17] 前記光ディスクの記録トラック力 の反射信号をトラッキングエラー信号として検出 するトラッキングエラー信号検出部と、
前記トラッキングエラー信号に基づ!、て前記集光部を前記情報担体の半径方向に 移動させるトラッキング制御部とを備え、
前記トラッキング制御部は、その動作を行わない場合、前記集光部を移動させるた めの駆動信号の DCレベルをホールドする、請求の範囲第 8項に記載の光ディスク装 置。
[18] 請求の範囲第 1項に記載の光ディスク装置の、前記情報担体の回転位相を検出す る回転位相検出部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検 出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部力ゝらの前記位置信号を記憶するレ ンズ位置記憶部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レン ズ位置記憶部が記憶して!/ヽる、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、 補正信号として出力する出力部、前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記 補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部、前記レンズ位置補正部からの信号を 用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報担体の半径方向に 移動させる偏芯補正部、及び前記補正信号、前記レンズ位置補正部の出力信号又 は前記駆動信号のいずれかにおける高周波成分を低減する高周波成分低減部の 各機能を備えた、集積回路。
[19] 請求の範囲第 6項に記載の光ディスク装置の、前記情報担体の回転位相を検出す る回転位相検出部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その検 出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部力ゝらの前記位置信号を記憶するレ ンズ位置記憶部、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レン ズ位置記憶部が記憶して!/ヽる、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、 補正信号として出力する出力部、前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前記 補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部、及び前記レンズ位置補正部からの 信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報担体の半径 方向に移動させる偏芯補正部の各機能を備えた、集積回路。
[20] 情報担体を回転駆動させる工程と、
前記情報担体の回転位相を検出する工程と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッド内における、前 記集光部の位置を位置信号として検出する工程と、
検出された回転位相に同期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置 検出部からの前記位置信号を記憶する工程と、
検出された回転位相に同期して、記憶している、既に検出した位置信号を、補正信 号として出力する工程と、
検出した前記位置信号を前記補正信号を用いて補正する工程と、
補正された前記位置信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を 前記情報担体の半径方向に移動させる工程とを備え、
前記補正信号、前記レンズ位置補正部の出力信号又は前記駆動信号のいずれか における高周波成分を低減する工程を有する、光ディスク装置の制御方法。
[21] 情報担体を回転駆動させる工程と、
前記情報担体の回転位相を検出する工程と、
光ビームを前記情報担体上に集光させる集光部を有する光ヘッド内における、前 記集光部の位置を位置信号として検出する工程と、
検出された回転位相に同期して、その検出する回転位相に応じた前記レンズ位置 検出部からの前記位置信号を記憶する工程と、
検出された回転位相に同期して、記憶している、既に検出した位置信号を、補正信 号として出力する工程と、
検出した前記位置信号を前記補正信号を用いて補正する工程と、
補正された前記位置信号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を 前記情報担体の半径方向に移動させる工程とを備え、
前記駆動信号を、補正された前記位置信号に対して微分演算を行わなわずに生 成する、光ディスク装置の制御方法。
[22] 請求の範囲第 1項に記載の光ディスク装置の、前記情報担体の回転位相を検出す る回転位相検出部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その 検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部力ゝらの前記位置信号を記憶する レンズ位置記憶部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レ ンズ位置記憶部が記憶して!/、る、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、 補正信号として出力する出力部と、前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前 記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部と、前記レンズ位置補正部からの信 号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報担体の半径方 向に移動させる偏芯補正部と、前記補正信号、前記レンズ位置補正部の出力信号 又は前記駆動信号のいずれかにおける高周波成分を低減する高周波成分低減部と してコンピュータを機能させるためのプログラム。
[23] 請求の範囲第 6項に記載の光ディスク装置の、前記情報担体の回転位相を検出す る回転位相検出部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、その 検出する回転位相に応じた前記レンズ位置検出部力ゝらの前記位置信号を記憶する レンズ位置記憶部と、前記回転位相検出部が検出する回転位相に同期して、前記レ ンズ位置記憶部が記憶して!/、る、前記回転位相検出部が既に検出した位置信号を、 補正信号として出力する出力部と、前記レンズ位置検出部が検出した位置信号を前 記補正信号を用いて補正するレンズ位置補正部と、前記レンズ位置補正部からの信 号を用いて駆動信号を生成し、これに基づき前記集光部を前記情報担体の半径方 向に移動させる偏芯補正部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
[24] 請求の範囲第 22又は第 23項に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コ ンピュータにより処理可能な記録媒体。
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